佐天「C-MOONかぁ…」〔ジョジョ〕 (1000)

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佐天「ホワイトスネイクかぁ…」〔ジョジョ〕

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誰よりも早く立て乙をする勇気!

何これ?
意味不明
本当におもしろいと思ってんの?
くさいわ
帰れよ
作家病?
ひど
あー、気分わり
ゴミだね
みんなー、ゴミスレ見つけたよー♪

>>3
名前忘れてました。
ごめん

また荒らしか壊れるなぁ

荒らすのはド低脳
反応する奴はクサレ脳みそだ
触れてやるな



ボス「っていう(夢)みたんだ」

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佐天「ホワイトスネイクかぁ…」〔ジョジョ〕

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>>1です。
続きますので、みたってくださいだどー




キングクリムゾン!佐天さん家だ!


ディオ「では、この式を解いてみよう…」ピッ!


レッチリ「はい!2+2+=4だ!」ドヤ!


ディオ「…」

ディオ「これは?」


レッチリ「9-2=7だ!」


ディオ「…ふむ」

ディオ「これならば?」


レッチリ「3X3=8だ!!」


ディオ「…」

ディオ「最後にこれは?」


レッチリ「6÷2=8だ!」


ディオ「残念だが…後半二問が間違っている」


レッチリ「えぇー!!そんなぁ…全部言えたのにって…ミサカはしょんぼりする…だぜぇ…」


ディオ『おもしろいな…国語や道徳といったものはすぐ覚えたのに。算数…つまり計算が能力が弱いのか…よくて小学生低学年レベルだ…』


ガチャ!トットットッ…


フレンダ「ただいまー!」


ディオ「おかえり」

レッチリ「フレンダおかえりー!って!ミサカは笑顔でむかえる!…だぜ!



フレンダ「ふんふんふ~ん♪」テクテク…


ディオ「フレンダも帰ってきたしな…レッチリ。今日はここまでで終わりだ」

レッチリ「はい!じゃあ部屋でビートを刻むとするか!って!ミサカは特技アピール!…だぜ!」


フレンダ「あ!レッチリ!ちょっとまって!」


レッチリ「?」

フレンダ「ふふふ~♪買い物の帰りにすごく(イイ歌)を考えたってわけよ!」

レッチリ「おお!聴かせて聴かせて!」

ディオ「ほぅ…」

フレンダ「では…」




フレンダ「ピザ・モッツァレラ ピザ・モッツァレラ♪レラレラレラレラレラレラレラレラレラレラレラレラ♪ピザ・モッツァレラ ピザ・モッツァレラ♪」




レッチリ「…」

ディオ「…」


フレンダ「…ふぅ」

フレンダ「どうかな?」


レッチリ「…」

ディオ「…」



パチパチパチパチ!!


フレンダ「!」


レッチリ「すごーい!よく思いついたね!って!ミサカは興奮冷めやらず!…だぜ!」パチパチ!!

ディオ「よくできているじゃあないか」パチパチ

ディオ『ヨーロッパなら大ヒット間違い無しだな…』


フレンダ「えへへ…自信作ってわけよ」


レッチリ「気に入った!激ヤバ!ねぇ!フレンダ!」

フレンダ「ん?」

レッチリ「バンド組む?」

フレンダ「ほんと!?そんなによかった!?」

レッチリ「レッチリ嘘つかない!って!ミサカは真実を口にする!…だぜ!!」

フレンダ「うん!組む組む!」


みさきち『バンド組むのもいいけどぉ、天国についたらにしてよねぇ?』


ディオ「帰ってきたか」

レッチリ「?頭の中に声が?」

フレンダ「もちろんってわけよ!お帰り!涙子!みさきち!」

レッチリ「そっかぁ…これがみさきちのかぁ…すごい!ってミサカは感動!…だぜ!」


トットットットットッ…


佐天「ただいま~」

みさきち「なんだか、ご機嫌な曲ができたそうじゃなぁい♪」

佐天「あたし達にも聴かせてね!」

フレンダ「もちろんってわけよ!」

レッチリ「じゃ、!即興でセッションする!って!ミサカはギターを取り出す!」


キャッキャッ!!ワイワイ!!



ージャッジメント支部ー


カタカタカタカタ…


初春「今日も~♪残業~♪いいじゃないのよ~…休んだって~…」カタカタ…


がたん↑トットットッ…ススス…パカ…スィ…ちゅるん♪


初春「はぁ~♪さすが、隠れた名店。(トラサルディー)のお持ち帰りフルーツゼリーです!おいしー!」

初春「こういうのがないと…やっていけませんよね~~…お!ゼリーの中にさくらんぼ!」


ヒュン!


黒子「初春、ただいまもどりまし…」



初春「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ…♡」れろん♪ぬろん♪



黒子「…また(それ)ですの…下品だからやめろといつも言ってるでしょう…」


初春「あ、うぃわいわん、おあえいああい(あ、!白井さん、おかえりなさい)」


黒子「はぁ…おかげで緊張の糸がぷっつりと切れましたわ…もう!早く食べて!!」

初春「あいあい…ごくん!」

初春「あ~おいしかったぁ~♡」

初春「白井さんも、どうですか?まだ、ゼリーありますよ?」

初春「あ!それとも…お茶でも飲んで…お嬢様の生活とか気品についてお話しましょうよ」

黒子「遠慮しますの。そういう高貴な話題は、また今度じっくりしてあげますのよ」

黒子「ところで、頼んでおいた調査は、済んでますの?」

初春「勿論です」


カタタタタン!



カタタタタン!


初春「こーいう事件ですね」

黒子「最近、多いですわよね、おかしな強盗やら強奪やら…ん!?」

初春「あ、これ、さっきあった事件です」

黒子「」ガク↓


黒子「それを早く言いなさい…」

初春「大丈夫ですって、この時間帯じゃ、主要な道路はみんな渋滞ですから…時間はありますよ」

黒子「はぁ…初春、この黒服が持っているトランクは?」

初春「はい、ズームします…これは…二三学区のエンブレムです」カチカチ!

黒子「学区まるまる宇宙野郎が占めている飛行場 兼 発射場…そんな場所のエンブレム…」

初春「型番から調べてみたんですけど、このキャリーケース。学園都市製で間違いないです」

初春「高気密性と各種宇宙線対策が施された特殊なケースみたいです…地球上じゃ、あまり必要ないですよね?これ」

黒子「宇宙旅行でもするつもりでしたの?」

初春「さぁ…」

黒子「でも、何故こんな危険なことを?」

初春「頭にぷっつんきたんじゃないですか?」

初春「とまぁ、そういう訳で、被害届もまだなんですよ。これって、警備員の方で犯人確保に動けますかね?」

黒子「携帯ではなく無線機とは…被害者も相当怪しいですわね」

黒子「初春!犯人の逃走ルートは!」

初春「サー!」


カタカタ…!




初春「この渋滞が起こる時間に、信号機のトラブルで、さらに鈍足化…車をあきらめて、地下街に入ったみたいですね」

黒子「それは好都合ですの」

初春「やっぱり、行くんですか?」

黒子「手っ取り早く犯人をつかまえて問い質したほうが片付きそうですわ」

初春「でも、犯人グループはカメラの死角をついて地下を逃走していますよ?場所の特定がまだ…」

黒子「わたくしを誰だと思ってますの?」


初春「しらい くろこ さん」

黒子「そのとーり」


黒子「…」

黒子「そういうことじゃなくて!!!」プルプル…!

黒子「もう!いいですの!出撃しますわ!!」


ヒュン!


初春「…」


初春「もう1個食べよ♪」


ぱくん♪


初春「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ♡♡♡」ちゅぱ!ぴちゃ!


ヒュン!


黒子「さて」


黒子『地下街の出入り口は決まっている。その中で強盗犯が人目を避けて選びそうなルートといえば、さらにしぼられてきますの!』ピッ!


黒子「初春!犯人達に動きはありますの?」


初春<レロレロレロレロレロ…わ!ひあいあん!(わ!白井さん!)>


黒子「貴女という人は…帰ったらおぼえてろ!ですの!」


初春「ごくん!はい!えーっと…今、地下街(エリアセール)出口A03から地上へ出たようです!」


黒子「了解!」


ヒュン!


黒子「いた…」


ヒュン…スタン…


黒子「あれですのね…」




ダッダッダッダッダッ…!!


黒服A「はっはっはっは…くそっ…」

黒服B「がんばれ!あと少しだ!」



ヒュン!



黒服C「!?」



黒子「…」ストン…↓



黒服D「どこから!?」

黒服A「おい!邪魔だ!どけ!!」



黒子「失礼」ヒュン!



黒服C「ケースが!?」

黒服B「空間移動か!?」



黒子「こっちですわよ」



黒服 全員「!?」


黒子「ジャッジメントですの!」

黒服A「くそ!」チャ!


黒子『拳銃!?やはりただの泥棒じゃなさそうですわね…!』


黒子「てやぁ!!!」ヒュン!!



キングクリムゾン!時間は消し飛び!黒服は全員のされてしまった!



黒服A「ぐえぇ…」ガク…


黒子「ふん…こんなローテクな拳銃…やはり外部の人間ですのね」


黒子「さっき思いっきり振り回してしまいましたけどコレ…まさかデリケートな中身じゃないですわよね…?」


黒子「…」


黒子「やはり、最近多いですわ…フランス、ドイツ、イタリアも先週打ち上げてましたし…」

黒子「ま、結びつけるのは少々強引ですわね。いずれにせよ、私の仕事はここで終わりです」


とぅおるるるるるるるるる!


黒子「これは…お姉さま!!!」ピッ!



キングクリムゾン!美琴はいま!


スタスタ…


美琴「はぁ…とうま…かっこよかったなぁ…」


美琴「やれやれだぜ」


美琴「…」

美琴「キャーー!!かっこよすぎ!!」

美琴「やっぱり、とうまはとうまよね…さっきのもきっと私の思い過ごしよ」

美琴「…とうま」

美琴「あれ…?もうこんな時間かぁ…とうまの後ついて歩いてたらこんなに時間が…あっ!」


美琴「今日部屋の検査の日じゃない!!」


美琴「…寮監にとうまコレクションの入ったバッグがバレたらまずい…!!」

美琴「うーん…そうだ!黒子に頼もう!バッグごと隠してもらえば、中身もバレないし!」


美琴「では、さっそく!」ピッ!


佐天さん家ー


フレンダ「ゴルゴン・ゾーラ ゴルゴン・ゾーラ♪ゾラゾラゾラゾラゾラゾラゾラゾラ♪ ゴルゴン・ゾーラ ゴルゴン・ゾーラ♪」

レッチリ「ん~♪んんんんん~♪」ジャカジャカ!!


ギュイイイイイイイーーーーーン!…ジャン…ジャン!!


レッチリ「ふぃにっしゅぁ…」うっとり…


佐天「いやぁ、いい曲だったよ!」パチパチ!

みさきち「ぱちぱちぱちぃ☆」


フレンダ「えへへ~♪」

レッチリ「えっへん!と!ミサカは無い胸を張る!…だぜ!」


ディオ「ふふ…この家も賑やかになってきたな」

佐天「そうだねー…最初は、お兄ちゃんとあたし。2人きりだもんね」


みさきち「…」

フレンダ「…」

レッチリ「…」


佐天「みんなが来てくれて、あたし、毎日が幸せなんだ。そんなみんなと(天国)に行けたら、きっと…もっと幸せ…」


みさきち「涙子…」もわわわ~ん…

↓過去

食蜂「あなた…本気なのぉ?」

佐天「はい。あたしは、大好きな人たちと一緒に、(天国)にいきます。とても幸せな、(天国)に」

食蜂「…」

佐天「だから…食蜂さん!手伝ってください!(天国)へ行くために…お願いします!!」

食蜂「……うふ☆わかったわぁ♪わたしぃ、あなたが創った(天国)に、あなたと一緒に行ってみたくなったわぁ♪」

佐天「食蜂さん!」

みさきち「うふ♪涙子♪これからは、みさきち♪って呼んでいいんだゾ☆」ぎゅ~♪

佐天「ぁう…うん!みさきち♪」

きゃっきゃ!うふふ♪♪

↓現在


みさきち「うふふ☆あの時はドキドキが治まらなかったわぁ♪」



フレンダ「涙子との出会い…む…麦野…」もわわわ~ん


↓過去


麦野「てめぇは塵も残さず焼いてや…」


ゴッ…!!


佐天「…!!」

フレンダ「あ…アッパーカット!!」


麦野「な…なん…」ふわ…↑


ホワイトスネイク「…」ドドドドド…!!

佐天「…」ゴゴゴゴゴ…!!


麦野「あ」


ホワイトスネイク「ウショオオアアアアアッ!!」


佐天「無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄ッ!!!」


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!


麦野「ブガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア゛……!!!」


佐天「すぅ…」

佐天「無駄ァーーーーーッ!!」

ホワイトスネイク「ヌゥアアア!!」


ドッゴォ!!!!


麦野「アボッ…」


麦野「ヤッダーバァアァァァァアアアアア……!!」


ヒュ~~…ボスン!↓

   《萌えないゴミは月・水・金》


麦野「が…あぅ…」ガク…


佐天「麦野さん…また会いましょう」

フレンダ「あ…ああ…あぁ…」ぶわっ…

↓現在

フレンダ「…涙子と出会ってなかったら、今頃、私はこの世にいなかったって…わけよ…」がくぶる…!!


レッチリ「出会いかぁ…」もわんわん


↓過去


レッチリ「実は俺は!偶然の事故によって生まれた!スーパーミサカだったんだよ!」


佐 みさ フレ 「「「な、なんだってーッ!」」」


↓現実


レッチリ「…」

レッチリ「…ん」

レッチリ「あれ?なんかもっと…大切なことがあったような…ま、いいか!と!ミサカはポジティブに今を生きる!」


佐天「そうそう!みんな、大げさだよ。レッチリぐらいがちょうどいいよね~♪」

レッチリ「ね~♪」

佐天「あ、そういえば、みさきち?」

みさきち「ん?なぁに?」

佐天「初めて2人でお風呂に入った夜なんだけどね?あの夜の記憶がなんか…曖昧なんだけど?なにがあったんだっけ?」


みさきち「ぎく!」


フレンダ「お風呂?」

レッチリ「一緒に?」


ディオ「ほぅ…それは…どういうことだ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


みさきち「あ、あはは~☆なんでしょうねぇ?あっ!そういえば!明日燃えるゴミの日よねぇ!?わたし!外に用事があるから、ついでに出してきちゃうねぇ!それじゃー!」ピューッ!


ガチャ!バタン!ダダダだダダダダダー!!!


佐天「?変なみさきち?」

フレンダ「ガチ百合め…」

レッチリ「がちゆり?」

フレンダ「レッチリは知らなくていいってわけよ」なでなで

レッチリ「?…うん」


ディオ「風呂…」

ディオ「ハッ!?」

ディオ『そうだった…思い出したぞ。涙子が小学6年生になってからだ…背中を流してくれなくなったのは…』

ディオ『…ん?なんだ…?また…目が、かすむ…』ごしごし…


レッチリ「あれ?お兄ちゃんが泣いて…」

フレンダ「レッチリ…見ない見ない…あれは、心の汗ってわけよ」

レッチリ「目汗?」

佐天「なんだかよくわからないけど…」

佐天「引力って…おもしろい♪」


>>1です。訂正

↓現実じゃなくて、現在ね。

あと、総集編っぽくしてごめん。全部前スレの抜粋です。みさきちを外に出すためには、仕方なかったんだ…

とりあえず、毎日更新してるから、レスくれたら嬉しいぜよ。(20時~3時くらいまで)

メイド・イン・ヘブンまでの道はまだ遠い。

続きます。



キングクリムゾン!美琴からのTELがかかってきた黒子に戻る!



美琴<もしもし?黒子?>


黒子「お姉さま!」


美琴<ちょっと頼みたいことがあるんだけどさ…今どこ?>


黒子「ええと…」キョロキョロ…


美琴<あ、まだ仕事中か、ごめんごめん。邪魔しちゃったね>


黒子「いいえ、構いませんの。頼みごとというのは?」


美琴<今日、寮の部屋の検査があるじゃない?私の私物隠しといてくんないかなーって…>


黒子「お姉さま、まだ学外にいらっしゃいますの?」


美琴<ん…まぁ、他の子に当たってみるわ。それじゃね。アンタも早く仕事片して帰ってきなさいよ?>


黒子「え!お、お姉さま!お待ちくださいですの!!」


プツン…ツー…ツー…


黒子「…」

黒子「お姉さまが私以外の子に頼みごとだなんて!!」ムッキー!!

黒子「こうなったらテレポート〔空間移動〕で!!」


ガクン…!↓


黒子「もたれかかっていた…キャリーケースが…!?」




ドス…


黒子「あぐッ!!腕に…!?これは…まさか…」


結標「はぁ~ぁ…」

結標「まったく…使えない連中ね、使えないからキャリーケースの回収なんて雑用やらせたのに。それすらできないなんて予想外だわ」


黒子「結標…淡希…」ガタ…↑


結標「あら、私のこと、知ってるの?」


黒子「自分自身のために…偉大なるレベル5テレポーター…佐天 ディオ の研究をしている過程で…偶然見かけた一山なんぼですの…ムーブポイント〔座標移動〕!!」


結標「へぇ、そうなの…でも、一山なんぼとは…言ってくれるじゃない?しかも、ムーブポイントのことも詳しく知ってるみたいね?その様子じゃあ」


黒子「…ぐっ…」


結標「私も、あなたのこと知ってるわ…風紀委員の白井黒子さん」


黒子『く…ムーブポイントとは…!!』ズキズキ…!


黒子「どんな目的があるのか知りませんけど…私がジャッジメントと知っている上での攻撃なら…」

黒子「手加減する必要はありませんわね!」



ギャングA「そこまでだ!!」ジャキ!

ギャングB「へっへっへっ…」



黒子「!?」

結標「ん…なに?あんたら?…悪いけど、見てわからない?今取り込み中なんだけど?」


ギャングC「知るか!黙っててめーが座ってるキャリーケースをこっちへ寄越しな!!」

ギャングD「それも、ゆっくりだぜ…ちょっとでも怪しい素振りを見せたらズドン…だ!」


黒子『あ、新たな犯行グループ!?トンプソン機関銃を…!こんな時に!…うっ…負傷が…』

結標「めんどくさいわね…あぁ…あと、これは絶対渡せないわ」


ギャングA「そうかよ…けっ!ガキが!なら死に…!」


ドン!ドン!ドン!

ドサササン…!!


黒子「!?」

結標「!?」


黒子『警備員ですの!?…いや!違う!誰…?』


ギャングA「お、お前ら!?大丈夫か!?な…全員頭を…くそっ!誰だぁ!てめーは!!」


リンゴォ「…」

リンゴォ「…」ガチャ!


ギャングA「くそがぁ!!!」チャ…


ドン!


ギャングA「げ…」グラ…ドサ…↓


リンゴォ「ふぅ…」ブルブル…

リンゴォ「あくまで…命令だから殺した。感謝はできない」スチャ…

リンゴォ「…」ス…ピ!


黒子『目にもとまらぬ早撃ち…しかし…この男は…!?』

結標「…その反応じゃ、白井さんの関係者じゃないみたいね…誰よ?あなたは?」


リンゴォ「すまないが…今電話中なんだ…話すのは1人ずつにしたい…」



結標「…」

黒子「人殺しが…」


リンゴォ「ブラックモア、任務は完了した。閣下にお伝えしてくれ…」ボソ…ピッ!


リンゴォ「お待たせした…もっとも、オレがここにいる理由はもう無いんだが…」


結標『なんなの?…さっきからこの男…のろのろ動いたり…早撃ちを見せたり…しかし…』

結標『この(凄み)は!…只者じゃない…』


リンゴォ「何もないなら…帰って良いかな?忙しいので…」ペコ…


結標『どこの組織の人間かわからないし…ゴミ掃除もしてくれたみたいだし。帰ってくれるなら放っておいても…』

結標「どうぞご勝手…」

黒子「お待ちなさい!!!」


リンゴォ「ん…?」


黒子「…目の前で…殺人を見せられて!黙っていられませんのよ!私は…」


黒子「ジャッジメントですの!!!」


リンゴォ「…」じー…

リンゴォ「(対応者)に、興味は無い…」スタスタ…


黒子「待てって…ぐぅ…!」


結標「へぇ…結構根性あるじゃない…でも、状況よく見たら?今ここに、3人いて、それぞれが、味方じゃあないのよ?なら、ここは穏便に済ませるのが得策じゃない?」

結標「偶然3人の仕事場が偶然重なっただけよ?よくあることだわ…」

結標「互いに戦っても、無意味…あの男が帰ってくれてホッとしたわ。あ!にしても…残念ね、私事に後輩を巻き込む人間には思えなかったけど」

結標「御坂美琴のやつ」


黒子「なぜ!?…そこでお姉さまの名前が…」


結標「あら?知らなかったの?知らないで利用されてるとか?ま、どうでもいいけど」


黒子「く…」



結標「(レムナント)…って言ってもわからないわよね?(ツリーダイアグラム〔樹形図の設計者〕)の残骸…って言ったらわかるかしら?」

結標「朽ちてなお莫大な可能性が残されたスーパーコンピュータの演算中枢っていえば簡単よね」


黒子「ばかな…だってあれは今も衛星軌道上に浮かんでいるはずじゃあ…」


結標「はい、これ。撃墜に関する資料…レアでしょ?」パサ↓


黒子「!!」

結標「わかった?とっくに破壊されてるのよ。だから世界中がこぞってその(残骸)を欲しているの…こいつらもその一つみたいだし…」

結標「御坂美琴も大変ねぇ?ツリーダイアグラムが破壊されて、悪夢は終わっていたのに」

結標「あれが復元されたらまた(実験)が繰り返されてしまう…まぁ、悪あがきしたくなる気持ちもわからなくはないかな」


黒子「実験…?」

結標「あらー…うふふ♪」

結標「すっかり、蚊帳の外って感じね」

結標「八月二十一日」

黒子「!?」

結標「貴女がここまで辿り着ければ、お友達になってあげても良かったのだけど、ね」


黒子「この…ッ!!」ヒュン!!


結標「ふふ…」バッ!!


グシャアアアアアア!!!


黒子「…あぅ…おねぇさま…」ガク…


ー物陰ー


チラリ…きゅぴーん!

みさきち「…うふふん☆」

みさきち「偶然…銃声がきこえたから覗いてみればぁ…修羅場はっけん!」


みさきち「見たぞ、聞いたぞ、みさきちだゾ☆」


みさきち「あの(レムナント)っての…使えそうだしぃ…きゃーっ♪涙子にほめほめなでなでしてもらえるかもぉ♪」

みさきち「さっそく涙子とお兄ちゃんに報告&通報&救急車~♪」ピューッ!



>>1です。見てくれてる人、ディ・モールトグラッツェ

今夜は21時から更新します。

まだ、でてないスタンドとか、出したほうが良いと思うキャラ(禁書 ジョジョどれでも)いたら教えてください。

インなんとかさんさんに出番が無いのはご愛嬌。

正直5部スタンド贔屓しすぎたと反省してる。

もっと気高く餓えねば書けない…ッ!!

お願いします。


前スレ

佐天「ホワイトスネイクかぁ…」〔ジョジョ〕

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ー佐天さんの部屋ー


佐天「みさきち遅いなぁ、どこまでゴミ捨てに行ってるんだろう?」


ガチャン!ペラペラペラペラ!!!………ドタドタドタドタ…!!!


バタン!


みさきち「たっだいま~☆」

佐天「おかえり、みさきち。随分遅い帰りだね?」

みさきち「そうなの!でもね!あのえとね!!すっごいニュースで…!」ペラペラ!

佐天「み、みさきち!落ち着いて、ホラ…おでこ」サラッ…

みさきち「あ!…うん///」スッ…


こつん…


佐天「…」

みさきち「…」


佐天「なるほど…そんなことが…でも、やっぱり、おでこどうしっていいね。みさきちがみた光景がスゴク鮮明に頭に浮かぶし、情報伝達もあっというまだし」

みさきち「でしょぉ♪ねぇねぇ!どうする!?今すぐいかなきゃぁ!間に合わないかも!レッツ!緊急出動!」

佐天『確かに…その(レムナント)があれば…もっと確実になるかも…』

みさきち「そのとおり!じゃ、お兄ちゃんにも伝えてあるから、行きましょー!」


ガチャ…



ディオ「待て」


佐天「あ、お兄ちゃん」

みさきち「お兄ちゃん!行ってもいいよね?(レムナント)が手に入るかもだしぃ…」


ディオ「当然だ。目の前の利益を逃す手は無い…が」


佐天「?」

みさきち「?」


ディオ「今回はこのディオも行こう。あまり、表立って動きたくは無いが、そうも言っていられない」

ディオ『筋書き通りなら、〔超電磁砲〕に〔一方通行〕…おもしろくはあるがな』


佐天「本当!?」

みさきち「やた!お兄ちゃんが来れば勝ったもどーぜん!フレンダ!レッチリーッ!!」


スタ…!!


フレンダ「話は聞いてるってわけよ…戦闘準備完了!」ビシッ!

レッチリ「へへへ…いわゆる、初陣だ…って!ミサカは腕がなる!…だぜ!」ジャアアアン!!

みさきち「う~ん♪圧倒的…ッ!戦力ッ!これなら負けないわぁ」


ディオ「いつもは涙子だろうが、今回は涙子に代わり、私が指揮を執る。このメンバーを二班に分け、役割を分担する。いいかな?」


「「「「異議な~し」」」」


ディオ「よし」

ディオ「では、早速行動に移ろう…急な出撃だが、このメンバーならば余裕があるだろうからな…だが油断はするな?決してな…」


「「「「はい!!」」」」


ディオ「さて…(天国)への階段が、これでエスカレーターにでもなるか…ふふふ…」


佐天「ふふふ…」

みさきち「ふふふ…」

フレンダ「ふふふ…」

レッチリ「ふふふ…」ジャーン!


ーとある居酒屋ー


店主「へい、いらっしゃい。あぁ、アバさん!らっしゃい!」


アバッキオ「いつもすみません…」ペコペコ!


店主「はは!いいっていいって!お得意様だしさ。奥のカウンターだよ」

アバッキオ「どうも」


スタスタ…


アバッキオ「はぁ…また俺がタクシー代わりか…」


黄泉川「ん…?お、よぉーう、レオーネぇ…遅いじゃん?」


アバッキオ「黄泉川さん…カンベンしてくださいよ…一応教師なんですから」

黄泉川「なんだとぅ!先輩に口ごたえするじゃん?」

アバッキオ「しませんしません…ほら、送っていきますから…遅くならない内に帰りましょう」

アバッキオ「預かっている子たちが心配しますよ?」

黄泉川「うるへー…もうちっとのむじゃん!うぃ~…んん…ぶは~♪」

アバッキオ「うげぇッ!!」


アバッキオ『酒クサイ…酒に強い人がここまで酔うなんて…苦労も多いいんだろうが…』

アバッキオ『ここで甘やかしてはいけない!そんなことでは、学生達の鏡にならないじゃあないか!』

アバッキオ『教師が酒に呑まれている所など学生がみたら…きっと幻滅するだろう』

アバッキオ『いかん!いかんぞ!レオーネ・アバッキオ!同じ教師として見過ごすわけにはいかん!』

アバッキオ『いつものことだけど…同じ部署の先輩とあってはなおさらだ!』


アバッキオ「じゃあ、あと一杯だけですよ?早く飲んで帰りましょう」

黄泉川「あぁ~ん?女を1人で飲ませるつもりじゃん?…一杯くらい付き合えじゃんよぉ~」グイグイ

アバッキオ「ちょ、ちょ、ちょ!警備員やってる教師が飲酒運転できるわけないでしょう!!ほら!早く!いい加減怒りますよ!」パシンッ!

黄泉川「いいじゃんよぉ~一杯くらい~たまには先輩の寂しさを癒してほしぃじゃんよぉ~…」

アバッキオ「知りませんって…はぁ…もういいですよ、マスター!」


店主「あいよっ!」ドドン!

アバッキオ「…」

黄泉川「おぉ~?」

店主「はっはっはっ!そのやり取りも、もうウチの名物みたいなもんさ!!これでいいんだろ?中生とノンアルビール!」

店主「いやぁ!若いってなぁ、いいなぁ!2人ともお似合いだと思うぜ?」

アバッキオ「はぁ…また…テキトーなことを言わないでくださいよ。マスター」

黄泉川「おやじぃ!わかってるじゃん!そうなんだ~こいつが事件捜査すると必ず犯人捕まえるし、ゆくゆくは大出世する期待の星じゃんよ~」


ワイワイワイ!!!


ガララララ…


店主「まいどどーもー!アバさん!結婚前に手ぇだすんじゃあねぇぞ?その子じゃあきっと後が怖いぜ?」ゲラゲラ!


アバッキオ「はいはい、また来ますよ。マスター。ほら、黄泉川さん。肩貸しますよ」グイ

黄泉川「あんがとじゃん…う~ん…むにゃ…」


スタスタ…


黄泉川「…zzz」

アバッキオ「すぐ寝るんだよなぁ…たくっ…」


アバッキオ「黄泉川さん!!!起きて!!!!」ゴォッ!!


黄泉川「おぉう…!?もぉ…レオーネぇ…もっと丁寧に扱えじゃんよぉ…こちとら花も恥らう乙女…」


ガチャ!


アバッキオ「そうですね。はい、車乗って、はい、シートベルトして…」

黄泉川「あいよ~」トサ…シュル…カチ!


バタン!


アバッキオ「それじゃ、行きますよ」

黄泉川「頼むじゃん」


ブロロロロロロロ…


アバッキオ「…」

黄泉川「…」



黄泉川「…ねぇ?レオーネ…」



アバッキオ「なんです?」


黄泉川「何で…こんな私のわがままを聞いてくれるの?」


アバッキオ「黄泉川さんを尊敬しているからですよ」

黄泉川「別に、尊敬されるようなことはしてないじゃん」

アバッキオ「してますよ。自分なら、素性の知れない子供を2人も引き取るなんてことを、二つ返事で良い、なんて言えませんから」

黄泉川「みんな良い子たちじゃん」

アバッキオ「そうみたいですね。黄泉川さん。いつも楽しそうにその子達のこと、話してますよね」


黄泉川「手のかかる子ほど…可愛いじゃんよ」


アバッキオ「そういうところ、尊敬してるんです」

黄泉川「……うへへ~なんか照れるじゃん!このこの!」ドンドン!


アバッキオ「!?やめてくださいよ!ハンドルが!」キキ…!

黄泉川「あ、ごめん…」しょぼん…


アバッキオ「…」

黄泉川「…」


アバッキオ「でも…大丈夫なんですか?預かっている子たちが喧嘩したり…色々、苦労するでしょう?」

黄泉川「あぁ…大丈夫大丈夫!それなら心配してないじゃん」


黄泉川「あの子らは仲良しだから」


ブロロロロロロ…


ー黄泉川のマンション(風呂場)ー


一方「ここらへンかァ?」わしゃわしゃ

打ち止め「そうそう!ってミサカはミサカは気持ちよさに目を細めてみたり~」


ザバー!!


打ち止め「ぷはぁ!」

一方「今度はコンディショナーつけっから、また目ェつむってろ」わしわし…

打ち止め「はーい」



一方「おし、もォいいだろ。おら、お湯かけンぞ」

打ち止め「はいはい!」

一方「ハイは一回だろォが」

打ち止め「はい!」


ザババァー!

カポーン…ザプ…


打ち止め「ふぃ~…ってミサカはミサカは湯船で手足を伸ばしてみたり!」

一方「ん…せめェな、上乗れ。ンなら広々使えるだろ」

打ち止め「はーい!」ばしゃばしゃ!



一方「…いっい湯だっなァ」

打ち止め「あははん♪」


打ち止め「…あれ?」ザパッ!↑

一方「どォした?まだ100数えてねーぞ」

打ち止め「違うの…ミサカたちが…」

一方「あァ…?」



ー女子寮 美琴と黒子の部屋(シャワールーム)ー


シャワワー…


ザァアアアア…


黒子「はぁ…くっ…こんな矢の一本や二本…」カラン…

黒子「いつッ…まだ…倒れるわけにはいきませんのよ…!!」グルグル…ギュッ…

黒子「お姉さまのために…!」ピッ!

黒子「初春?私ですの…ん?」


初春<レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ…♪>


黒子「…」

黒子「初春!」


初春<ごッ!?ひあいあん(白井さん)!?んぐ!?げほげほ!!ん゛ん…!どうしたんですか!白井さん!連絡無いんで心配してましたよ!!>


黒子『うそつけ…』


黒子「状況を…説明しますの…よろしくて?」


初春<はい!>


………


初春<白井さん…調べましたけど…>


黒子「どうですの!」


初春<結標 淡希については、色々とわかりました。でも…>


黒子「…白人の男についてはわかりませんの?」

初春<残念ながら…どこのカメラにもそれらしい男は写っていませんし…特定は難しいです…>

黒子『あの人殺し…いや!今は結標 淡希を…!!』


黒子「うぐっ…!?」


初春<白井さん!?やっぱり無理ですよ!!他に任せたほうが…>


黒子「余計なお世話ですの!!」

初春<は、はい!では、結標 淡希についてでですが、能力は…>

黒子「能力は知ってますの…!他に情報は?」


初春<まぁ一応、聞いてください。興味深い情報ですから。えっと…資料にはテレポーターは同系統の能力者は空間移動させられない、とあります>

初春<結標 だけでなく、テレポート系能力者は一般的にそうみたいですね。案外あまり知られていない情報みたいです。白井さん、知ってました?>


黒子「…知りませんわよ、私だって同系統の能力者を空間移動させたことなんて…」

黒子「はっ!?」


↓過去


黒子「黒子は佐天さんのお兄さまのテレポートが見たいですの!」

美琴「黒子!?こんなところで能力を見せろだなんて!」


ディオ「もう見せた」ドドドドド…


美琴「え…?」

黒子「へ…?」

美琴「こ…これは!?」

黒子「何が起こったんですの!?」

美琴『あたしが立ってた位置は…エレベーターの行き先階ボタンが無いほうだった…なのに…』

美琴「あたしの立っていた位置と…」

黒子「黒子の立っていた位置が…」

美琴 黒子「「逆に!?」」


↓現在

黒子『あれは…一体!?』

いつの間にか既に何かされている…凄え恐怖だぜ…
あ、汗が噴き出すッ!なにか得体の知れないッ!ドス黒い気分になるぜッ!!

気をつけなせぇ…ッ!

だッ…ダメだッ!そんなことォーッ!

黒子の旦那がDIOのザ・ワールドの秘密に迫っちまったら…始末されてしまうかもしれねぇッ!

だがッ!それを知っていながら…俺にはどうすることもできねぇッ!…くそォッ!こんなときの自分が嫌になるぜ…俺はいつも傍観者よ…!!



初春<?白井さん?どうしました?>


黒子「い、いえ!何でもありませんの。続きを…」


黒子『きっと…佐天さんのお兄さまのテレポートは(特別)なんですの…』

黒子『私と結標の演算にもここまで差異があるのですから、加えてレベル5…きっとそうですの…』


初春<はい。結標 淡希は二年前、カリキュラムの中で能力を暴走させて大怪我を負っているみたいです>

黒子「あれほどの能力者が大能力者〔大能力者〕止まりなのは、その辺に原因があるのかもしれませんわね…」

初春<はい、あと、キャリーケースの方ですが、盗難被害者を確保しました>

初春<奪われたキャリーケースは第二十三学区から別の研究機関に送られる途中だったようです>


初春<被害者は雇われた運び屋だったことが判明>


初春<読心能力者に記憶を読ませましたが、ケースの中身については不明>


黒子「運び屋…その道のプロですの?被害届を出さなかったのも秘密裏に行動していたためできなかったと…」


初春<そうみたいですね>


初春<強奪犯の素性は、一組はアメリカの犯罪組織の構成員数名、始めに追跡していたもう一組は今のところ不明です>

初春<白井さんが目撃した武装からですがしても、どちらも外部の人間が関与していることは間違いないです。ひょっとすると学園都市の敵対組織かも…>



黒子「そんなものとつながっているなんて…結標は一体何者ですの?」

初春<それについてですが、まだ未確認ではありますが、結標は(窓もドアもないビル)までの、(案内人)だと言われています>


黒子『学園都市統括理事長の本拠地…!?』


黒子「でも、それは都市伝説でしょう?」


初春<そ、そうですけど、現に結標は在籍している(霧ヶ丘女学院)を頻繁に欠席してるんです!それも全部(特例公欠)扱いで、風紀委員でもない限り、ありえなくないですか?>

黒子「確かに…」

黒子『そのウワサが事実なら…』


ガチャ!


黒子「!?…一旦切りますわ!!」

初春<え?白井さ…>


プツン…



初春「…」

チラ…

初春「いいや♪白井さんのも食べちゃえ♪」

ピリッ…ヒョイ…パク!

初春「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ…♪」



美琴「ただいまー…黒子?なに?お風呂はいってんの?」

美琴「帰ってきたら灯りくらい点けなさいよ」


黒子「しょ…省エネというヤツですの。黒子は地球に優しい女ですの」


美琴「ふーん?でも学園都市って風力発電メインだしCo2とかって関係なくない?」


黒子「あらぁ?そうでしたっけ?」


美琴「そうよ」


黒子「んもォ…これを口実にムーディーな薄暗闇へお姉さまを誘い込もうとおもってましたのに…」


美琴「うげっ!?」


黒子「あら~?うげっ!?なんてお姉さまったら、淑女らしからぬ言葉遣いですわよ?」クスクス

黒子「…お姉さま、これまでどちらに?」


美琴「んー…バード(上条)ウォッチングってとこかしら、でもね、最近じっくりと見る機会がないのよねー」


※()内の言葉は黒子にはわかりません。


美琴「今は忘れ物取りに帰っただけだから。またちょっと出かけてくるわ」


黒子「…そうですの……一言でも言ってくだされば私もお手伝いしましたのに」


美琴「!……黒子がいると、鳥(当麻)が逃げるからだめよ」


黒子「まぁ、ヒドイ…雨…降らないと良いですわね。近頃の天気予報はアテになりませんし…雨天ではバードウォッチングも興ざめでしょうから…」


美琴「そうね…心配してくれてありがとう。黒子…」


美琴「なるべく早くに帰れるように…努力するわ」


スタスタ…ガチャ…パタン…


黒子「…」

ほとんどのスタンドは本体の分身みたいなもん。

自我持ちスタンドは貴重なんだと思ってる。暇なときの話し相手にしたり。でも、自我もってるけどバカだから会話できないのもいる。

以下、自我持ち(かもしれない?)スタンド一覧

三部

アヌビス神、エンプレス、

四部

サーフィス(性格はコピー元に依存)、エコーズACT3、シアハートアタック(キラークイーンの一部、キラークイーンには自我はないかも)、チープ・トリック

五部

ブラック・サバス、セックス・ピストルズ、パープル・ヘイズ、ベイビィ・フェイス、スパイス・ガール 、ゴールドエクスペリエンス・レクイエム

六部

ホワイトスネイク、C-MOON、フーファイターズ、ドラゴンズドリーム(ケンゾーじじいよりFFびいきだった)、取り立て人マリリン・マンソン(グッド!)てヨーヨーマッ、アンダー・ワールド(切断シテクルヨ)

七部

ヘイ・ヤー(ポコロコのスタンド)、タスクACT4(ちゅみみ?ん)

八部

今んとこなし?

以上…漏れあるかも。

中でもホワイトスネイクはかなりの高性能(チート)の部類。遠近両用、特殊攻撃等…etc

佐天さんの他人の能力を羨む気持ちが白蛇さんを発現させたのか…とにかく頑張れ!佐天さん!



ガラガラ…パタン…キュッキュ…スス…ビシッ!!


黒子『八月二十一日…あの日は確か…お姉さまが夜遅くまで帰ってこなくて、あのウニ頭が突然やって来た日ですの』


黒子『その後、原因不明の暴風が吹き荒れ、第十七学区では操車場が壊滅…』


黒子『そうですわ…それからですの。あのウワサを聞くようになったのは』

黒子『学園都市最強の超能力者が何者かによって倒された…と』


黒子「…」チャリン…


黒子「この、コイン…黒子の宝物ですのよ…お姉さま…」


黒子「そして…ごめんなさい!!」


ヒュン!!



ー夜の学園都市ー


ヒュン!……ヒュン!…!!…ヒュン!


黒子「うぐッ…」ズキッ!


黒子「…」スタ…↓


黒子「傷はまだ痛みますが…問題ありませんの…痛みを感じるなら、俄然!問題ありませんの!」


ヒュン!!

ツーー…ツー…ピッ!


黒子「初春!」

初春<はい!白井さん!>


黒子『今度はちゃんとでましたのね』


黒子「結標達犯人グループの逃走ルートはシュミレートできました?」

初春<はい!セキュリティの死角になるエリアを中心に、数パターン割り出しました!誘導します…けど、無茶しちゃ駄目ですよ!>

黒子「わかってますのよ。帰ったら、ゼリー頂きますわ…いざ!」

初春<え…えぇ!その意気です!いざいざー!!……>プツン!


ヒュン!……ヒュン!…ヒュン!


黒子『お姉さま…お姉さまは、想像もつかない深い悩みを抱え…それに私を巻き込むまいとしていますのね…』

黒子『ですから、今の内に謝っておきます…結標という悪夢に終止符を打つため…およばずながら…』


黒子『でしゃばらせて頂く事を!!』ド~ン!!


バリリィ…!!


黒子「あれは…!?」


ヒュン!



ービル工事現場ー



美琴「…」ビリビリ!

美琴「出てきなさい、卑怯者。いつまでコソコソ隠れているつもり?


…………………


結標「…」ス…

結標「別に?コソコソしているつもりはないけれど、私はここでつかまる訳にはいかないの。どんな手を使ってでも、逃げ延びさせて頂くわ」バ~ン!



ー数百メートル離れたビル(屋上)-


ひゅ~~~…


フレンダ「…」カチャ…(赤外線双眼鏡)


フレンダ「…」じー…

フレンダ「お…ノコノコでて来た…あのトランク…ターゲット発見」ズズズ…

フレンダ「…よし」ズプン!


フレンダ「ロックオン…ターゲットをロックした」ズギュウウン!


フレンダ「もう逃がさないってわけよ…」ピッ!


フレンダ「みんな?こっちは成功。現場の状況はお兄ちゃんの予定どーり!ってわけよ!」

フレンダ「私は、このまま手はず通り移動を開始する。みんなもがんばって!ってわけよ!」


<<<りょうかい!>>>


<よくやった。引き続き頼むぞ…>


プツン…


ダッダッダッダッダッダッ……!!!


フレンダ「ふふん…詰み将棋の始まりってわけよ…」クスス♪

着々と包囲網を張られているのに気付かず、下位互換相手にドヤってるあわきんマジ哀れ。

この面子で包囲網とかオーバーキルにも程があるわww


ービル工事現場ー


黒子『お、お姉さま!?…くっ…』ササ…



美琴「無理よ」

結標「…」

美琴「自分でも気づいてるでしょ…アンタの能力にはクセがある…」

美琴「仲間の体や辺りの物はバンバンムーブポイントで飛ばしてくるのに、自分は走って逃げるだけ」

美琴「アンタは自分の体を移動させない!おそらくバンクに残ってた暴走事故の件がからんでんじゃあないの!?」

結標「…」

美琴「例えばだけど、慎重になりすぎる余り、計算式を確認するのに2、3秒のタイムラグが生じる…とかね」チャリーン…!


美琴「3秒あったら…何発撃てるかしら?」


結標「…うふふ、貴女の方こそ、随分と焦っているみたいじゃない?」

美琴「…」ビリッ…

結標「そんなに…(レムナント)が組み直されるのが怖いのかしら?それとも、(実験)が再開されるのが?」

結標「ふっ…あんなもの…放っておけばいいのに。あれらは(実験)のために造られたんでしょう?だったら、本来どおりに壊してあげればいいのよ」

美琴「…外道が……ッ!」ビリリリリ!!

結標「だって、結局貴女は私と同じでしょう?自分のために戦っている…」

結標「後悔、悲嘆、そして怒り…そんなちっぽけな自己満足のために」


美琴「そうね…」


美琴「私はムカついてる…頭の血管がプッツンきそうなくらいにね…」

美琴「あの馬鹿…私が気づかないとでも思ったのかしら…」

美琴「ドア越しの声聞いただけでもわかる。あんな…あんな…っ…酷い…」プルプル…ビリリリッ!


美琴「ええ!!私はムカついてるわよ!!」ビリリリリッ!!


美琴「ウチの後輩を巻き込んだことと!目の前のクズと!…この状況を作り出した自分自身に!!」


美琴「おらぁ!!!」ビリリリリーッ!

結標「ふん!」サッ!


バシュバシュ!


美琴「そんなスッカスカな盾ー!!!」

結標「ふふ」ニヤ…

美琴「!?」


結標「さて問題。この中に無関係の一般人が何人混じっているでしょう?」


美琴「くッ…」ピタ!


ドサササ!!↓


美琴「何よ…気絶してるのは、全部あいつの仲間じゃない…くそッ!!」ダダダッ!!


黒子「…」

黒子『お姉さま…今の言葉だけで十分伝わりましたの…貴女がどれだけ私のことを思いやってくれているのか…』

黒子「ふぅ~…」

黒子「それでも、貴女の馬鹿な後輩は、戦い抜くと決めたからには引き返す訳にはいきませんの…!!」


黒子『さぁ…いきますわよ。白井 黒子…』

黒子『必ず帰るために戦場の一番奥深くへと!』


ヒュン!



ー冥土返しの病院ー


御坂妹「…」パチ…ムク↑

御坂妹「急がなければ…ツリーダイアグラムが、再び組み直されようとしている…」キュッ…

御坂妹「急がなければならない…と、ミサカは己の中の優先順位をはねあげ…」


レッチリ「なくてもいいよォーッ!っと!ミサカはーッ!!」

レッチリ「!?」

レッチリ「あ…ここ病院だった…病院では大きな音たてちゃダメ…お兄ちゃん…俺できたよ。ってミサカは心の中のお兄ちゃんに報告する…だぜ」ボソボソ…


御坂妹「…」


レッチリ「ええっと……夜分失礼。お邪魔してます。お騒がせして申し訳ありません。突然ですが、お前は行く必要はない。と、ミサカはアドバイスする…だぜ」ボソ…


御坂妹「あなたは誰ですか?と、ミサカは率直な疑問を投げかけます」

レッチリ「見たまんま。俺はお前らと同じ(妹達)の1人…心配要らない」

御坂妹「あなたのようなミサカはを私は知りません」

レッチリ「俺だってお前のことは(妹達)ってとこしか知らない」

御坂妹「…あなたは、ミサカネットワークに接続していない。つまり見かけだけのパチモンです。と、ミサカは強気に言い放ちます」

レッチリ「ひどいぜ。俺だって立派なミサカなのに…」

御坂妹「ならば、番号を答えなさい。私は10032号」

レッチリ「お安いごよう。俺はミサカ310号」

御坂妹「310号?…残念ですが、今、その番号のミサカは存在しません。やはりあなたはパチモンです」

レッチリ「いるんだな、コレが…まっ、とりあえず、おとなしくしてもらうぜ…ってミサカはジリジリ距離をつめ~る…だぜ!」ガバ!

御坂妹「!?」


御坂妹「きゃ!…んむ…んー!」




レッチリ「ふふふ…どう?動けないだろー?と、ミサカはタフなパワーを見せつける…だぜ」


御坂妹「ふむ!むぐう!…んん゛ー!」じたばた!


レッチリ「はぁ…大人しくしてればいいのに…えい」パシュ!

御坂妹『サイレンサー!?…これは…麻…酔…』ガク…

レッチリ「…ついでに、頭にアルミホイルぐるぐる巻きにしてと…よし!」


御坂妹「…zzz」


レッチリ「このミサカ…やっぱり誰かに助けを求めに行こうとしていた…が、阻止完了!って、ミサカはガッツポーズ…だぜ」ピッ!


レッチリ「えー…こっちも片付いた。あとよろしく」


<よし。引き続き行動を続けろ…>


レッチリ「了解!っとぉ!」ガラッ!ぴょーん!…ぴゅー…スタン!↓

レッチリ「…ちょっと痛い……っと…」スク↑


タッタッタッ…

次のお前の台詞は

続きはよ、支援!…だ!


ー人気のない雑居ビルー


ヒュン!


結標「はぁ…フッ…御坂美琴め…!私が自分自身をテレポートさせられないって…タカをくくったようね…いざとなれば…これくらい…ウグッ!」

結標「げほ!おえ!…ごほごほ!!」



ホワイトスネイク「辛そうだな?ミネラルウォーターでもどうだ?」ス…(ペットボトル)



結標「あ、ありがと…」ぱし!クルクル…カパ!


グイ↑


結標「んぐ…ん…ん…ぷはぁ…ふぅ…助かったわ。少しはマシ…に…?」


結標「!?」


結標「だ…誰!?」


ホワイトスネイク「激昂するんじゃあない…落ち着け」


結標『なんなの!?この化け物は!?なんでこの場所が…』


結標「何!?答えなさいよ!あなたは誰よ!!」


ホワイトスネイク「やれやれ…少しは情報に敏感かと思いきや、詳しいのは自分に関係することばかりか…」スス…


結標「動かないで!動いたら殺すわ!!」


ホワイトスネイク「ほら」スッ…トサ…


黒子「…zzz」


結標「これは!?白井 黒子!」


ホワイトスネイク「彼女は眠っているだけだ…どうだ?少しは落ち着いたか?」

結標「…」

結標「話を聞こうじゃないの…」


ホワイトスネイク「助かる…では、自己紹介だ…私は、ホワイトスネイク〔白蛇円盤〕…」



結標「白蛇…円盤…あぁ!!!」

結標「し、知っている…新しく決まった…れ…レベル5!!」ババッ!!


ホワイトスネイク「いちいち飛び退いたりするな。騒ぐのはお前の勝手だが、外にはお前を成敗しようと、御坂 美琴が血眼になって歩き回っているんだからな」


結標「なるほど…覗き見てたって訳ね…私は…」


ホワイトスネイク「既に彼女を通して全て知っている。名前は結標 淡希(むすじめ あわき)能力はムーブポイント〔座標移動〕レベル4〔大能力者〕…過去のトラウマで自身の移動には大きな負担を伴う…かな?」


結標「へぇ…名前じゃあ想像つかなかったけど…精神操作系の能力者のようね…おまけにその体格じゃあ力にも自信あるのかしら?」


ホワイトスネイク「…ふふふふふ」


結標「何がおかしい!」


ホワイトスネイク「おかしいさ…私が、能力者?本体だと思っているのか?…ふふふ…無知とは哀れなものだ。くく…自分で言うのもなんだが…こんな学生がいるか?…ふははははは!」ゲラゲラ!!


結標「くっ…どーでもいいわ!そんなこと!白井 黒子を抑えてくれたことに関しては感謝しているわ。けど!あなたの目的は何よ!!」


ホワイトスネイク「…そのキャリーケースの中身だ」


結標「!?」




結標『こいつ…(レムナント)を!?』


結標「ダメよ!コレは死んでも渡せない!」

ホワイトスネイク「ならば死ぬか?」

結標「舐めるな!たとえレベル5が相手でも!私のムーブポイントは負けない!!」


結標「ふん!」シュン!


ホワイトスネイク「…」スッ…


結標「くそ!」シュン!


ホワイトスネイク「ふふ、次はデスクでも飛ばすか?」スカ…


結標「どうして…当たらない!?」


ホワイトスネイク「当たるものか…そんな中途半端な殺意ではな…」

結標「ぐぬ…!」

ホワイトスネイク「お前の心の声がきこえてくるようだぞ?能力が悪いのであって自分は悪くないだとか…人を傷つける能力そのものが恐ろしいだとか…」


結標「!?…うるさい!そんなんじゃない!」ヒュン!


ドゴ!


結標「はぁッ!!」


ホワイトスネイク「ぬっ…なかなか、いい蹴りじゃあないか…」グググ…!


結標「まだぁ!!」ヒュヒュヒュン!!


ホワイトスネイク「?目くらましのつもりか?椅子など飛ばしやがって、芸がないな…」


ヒュン!バカン!!


ホワイトスネイク「ごぁ…!?」バタン!↓


結標「どう?…はぁ…はぁ…お望みのデスクよ…!」


ホワイトスネイク「…このっ」ゆらり…↑…ヴォン!!


結標「速い!?」


ホワイトスネイク「ウシャアア!!!」ドドドゴン!!(ラッシュ弱)


結標「あぐっ…ぐぇ!…ぐぉ…!!」ドサ…!↓





ホワイトスネイク「手こずらせやがって…ッ!」


結標「うう…」


ホワイトスネイク「…!」グワシ!グイイ↑


結標「あぐぁ…」グイー↑


ホワイトスネイク「フゥン!」ドズ!…ズズズズズ…

結標「うぁ!…な、何を…あ、頭に…!?ゆびがぁあああ!?」ズズズ…


ズポン…


ホワイトスネイク「読んだぞ……ディスクを抜くまでもない…くだらん記憶だ…」グイ!(結標の顔を自分の顔まで近づける)


結標「…ぐぐぅ!」ギロ!




ホワイトスネイク「弱者が!オレをなめんじゃあないぞッ!!」クワッ!!




結標「ひっ…!」



ホワイトスネイク「なんも変わりはしないッ!(レムナント)をお前が手にしたところでッ!!」


ホワイトスネイク「お前はただのピエロだッ!!たとえお前がどれだけ努力しても、望んでも!お前がお前自身を救うことは絶対に出来なァァいッ!」



結標「あ…あ゛が…」



ホワイト「どォした!?移動してみろ!それとも痛みで演算できないか!?はッ!ここから逃げた所で、御坂 美琴から無事逃げられるのか?ええ!?」



ホワイトスネイク「そして!!お前がどこかで!のたれ死のうとッ!誰かがおまえの事を思い出す事さえ決してないなあーーーーーッ!!」


シーン…


結標「ひ…ひ、ひ」ぷるぷる…(※首掴まれて浮いてます)

結標「ひ…酷い…わ…私は…ただ…知りたいことのために…ただ、それだけなのに…」グスッ…(涙


コツコツコツ…


結標「ううう…ぅあ…え…?足音…?」ぐじぐじ…

ホワイトスネイク「この…ドサンピンがッ…ん?」


佐天「はい!そこまで!」


佐天「もう…ここまでやってとは…頼んでないからね。戻って、ホワイトスネイク」

ホワイトスネイク「うぬ…」フォン…

結標「あうっ…」ドサ↓

結標『あ、あの子は…誰…?でも今、ホワイトスネイクが…あの子に重なったとたん…消えた…まさか!?』


佐天「う~…さっきのはちょっと痛かったかも…あ!」

佐天「あの…大丈夫ですか?手加減しろとは言ってあったけど…怪我とかしてません?」スタスタ…


結標「わ…私のそばに近寄るなぁーーーーーッ!!!」

佐天「え!?お、落ち着いてください!ね?ほ、ほら!おいしいお水でも…!」ツイ!(ペットボトル)


結標「ふ…ふざけるなあああ!!コレは!誰にも渡さないいい!!!」


ヒュン!


佐天「あぁ!!…行っちゃった…」

佐天「ホワイトスネイク…やっぱりやりすぎたんだ…怒ると手がつけられないんだから…」ピッ!

佐天「フレンダ?ターゲットの位置は?うん…うん…って…え!?それはまずいよ!あの人の逃げ場ないじゃん!!」

佐天「どうするって…」


<失敗したのか?>


佐天「あ!…うん…説得できなかったよ…ごめんなさい…」しゅん…

<まぁまぁ、しょうがないわよぉ☆じゃあ、プランBね♪>

佐天「そっちは終わったの?」

<とーぜん♪テキトーに1人つかまえて、その子使ってミサカネットワークの火消しは完了よぉ♪(レムナント)なんてデマでぇーす!って流しといたわぁ♪>

佐天「さすがぁ!」


<…では、私も動くとしよう…現役の第一位は、どれほどのものなのか…楽しみだ…>


佐天「え…えっと…ほどほどにね…」


<わかっている…では、合流地点で会おう>

<りょーかいー♪涙子、御坂さんは任せてねぇ☆バァイ♪>


プツン…


佐天「一応、順調か…結標さん…だっけ…」

佐天「(天国)…手伝ってくれればいいけど…じゃなきゃ…」

佐天「やるっきゃないか…とことん!」



佐天「あとは…っと」


黒子「…zzz」


佐天「白井さん…ごめんなさい…あまり手荒なことはしたくなかったけど…命令のディスク!」ズププ…

佐天「(トラサルディー)のお持ち帰りゼリー…奢りますからね…」グイ


黒子「…ふにゃ…ぐー…zzz」ズズズ…ズプン…


佐天「これで、あなたが結標さんを退けて、(レムナント)を破壊したことになります…よいしょっと!」ゴトン!


佐天「む~ん…どっせい!!」ドゴォ!!(ホワイトスネイクの右腕だけを自分の右腕に重ねて具現化)


ボロッバキバキッ!


佐天「よし!…大変だったろうなぁレッチリ…同じ型のキャリーケース探すの…中に入ってるのはダミーのPCパーツだけど…ここまで粉々にすれば、判別は無理だよね…」

佐天「仕上げに!」ピッ!とぅおるるるるるるるるる!


佐天「あ!初春?」


初春<佐天さん?どうしたんですか?こんな時間に?何だか…久しぶりですねぇ?>


佐天「そう?学校ではちょくちょく…じゃなくて!大変だよ!白井さんが変な雑居ビルに入ったまま出てこないの!」


初春<ええ!?ホントですかぁ!?まさか…>


佐天「ホントだよ!すぐ救急車よんで!場所はケータイのGPSでわかるでしょ?」


初春<はい!情報提供!ありがとうございます!佐天さんも面倒ごとに巻き込まれないよう、早めに退去してくださいね!>


佐天「うん!ありがと、初春!じゃあね」


プツン



>>1です…

スイませェん…今日は23時、更新になります…いつもより遅くて…まことにスイませェん…


こないだの雨は激しかったですねェ…皆さんが無事であることを祈って…書かせていただきますゥ…





ひとつ・・・ごくつまらないスレですが…見てやってくださいィ・・・お願いしますゥ・・・




佐天「あとは…引力まかせかな…?」スク↑


ダダダーッ!!


………………


一方『あーあ…湯冷めしちまったぜ…』

一方『…』

一方『もう馬鹿らしい実験に付き合うのは御免だからなァ…』


スタスタ…


一方「とっとと終わらせて帰るかァ…」


スタスタ…ピタ…


一方「…」


ディオ「やぁ…」



一方「……なンですかァ?先輩?こンな時間に散歩ですかァ?」


ディオ「まぁね…妹と一緒に、夜の散歩というヤツかな」


一方「妹ォ?」

一方『あンとき見た白蛇のか?』


レッチリ「おいっす、俺、レッチリ、と…ミサカは慎ましく挨拶する…だぜ」ヒョイ!


一方「!?」

一方「オマエは…!?これはどういうことだァ!?」


ディオ「よく知っている顔かな?…ふふ、君と同じさ…私も厄介ごとを抱えているものでね」

ディオ「正直、君にはこれ以上この通りを進んで欲しくないというわけだ」

一方「…」

一方「(レムナント)はどォする気だァ?」

ディオ「心配することは無い。あれならもう砕いておいた…いけなかったかな?」


レッチリ『何の話してんだろ?むずかしい…』


一方「…それを証明できる物があるンですかァ?」

ディオ「…」ポイッ!


カタン!…カラン…カラン…カラカラカラ…カタン…


一方「こんなゴミで信じろってのかァ?ヘッ…せんぱァい!冗談きついんじゃあないですかァ!?」キッ!

レッチリ「うわ…怖い顔…」

一方「!?…く…ッ!」スン…

一方『なンなんだ…このギターぶら下げたクソ愉快な格好した(妹達)は…?やりづれェ…”元”第一位…何を企んでやがる…』


ディオ「ふむ…信じるか信じないかは君の勝手だが…ならばこうしよう」

一方「…ん?」

ディオ「今から、この子が一から十まで数を数える。その間に、君が私とすれ違う形で、ここを通り抜けたなら、私はもう何も言わない。好きにするといい」


レッチリ「えっへん!」ドヤァ!


一方「あァ?なンだそれ?」



ディオ「この子が一を数えた瞬間から開始だ…さぁ」


レッチリ「はい!…すぅ」


一方「オイ、ちょっと待…」


レッチリ「いーち!」


ディオ「…」


レッチリ「にーい!」


一方「はァ…アホらしいが…しょうがねェなァー…」カチ!…ヴーン…

一方『M・N・W の代理演算には何の問題もねェ…ハッ…ふざけてやがる…!』


一方「たかが10mかそこら…一秒もいらねェ…オラ!」ダァッ!!!


ドヒュウウウウウン!!!!


一方「…なンだよ?口だけのハッタリか…先輩、約束どーりすれ違ったンだ。通してもらったぜェ?」


スタスタ…


一方「ン?…」


一方「あ?…!?あァ!?何だ!?」


一方『さっき歩いてきた道に…戻ってやがる!?』



レッチリ「おーい!何反対に向かっていってんのー!お兄ちゃんとすれ違いたいならこっちだよー!と、ミサカは大声で言う!…だぜ!」



レッチリ「でもって!さーん!」

レッチリ「しーい!」



一方「こンなことが…!?」

一方「は!?」


レッチリ「ごーお!ろーく!」


一方「くそがァああああああああああ!!」


レッチリ「しーち!」

ディオ「…」

一方『抜かした!』


一方「…な!?」


一方『どォなってやがるンだ!?(反射)は演算できている…だが』


レッチリ「はーち!」


一方「オラァーーーーッ!!!」ゴオオオ!!!


レッチリ「きゅーう!」


一方「また!?」


一方『あいつらを通り越したハズだ…しかし…気づいたら…後ろに向かって進んでいる!?』


レッチリ「じゅー!」


一方「こ…これは…この俺が…何のされたのか…わけもわからねェ…!?」


ディオ「時間だ…ありがとう。君が聡明な人物で、私は安心したよ…」



一方「あァ!!先輩よォ!あンたが何かしてるっつゥのはわかってンだ!!一体俺に何をした!」


ディオ「何か?とは、なんだね?」


一方「な…!?」


ディオ「私はただ、ここから一歩も動かず、君の行動を見守っていただけだ…もちろん妨害などするはずも無い」

一方「…!まさか、コイツが…」

レッチリ「?」

ディオ「君にあらゆる物理、精神攻撃が効かないことは、周知の事実じゃあないのか?それを自覚している上で、自分が何かされた。


ディオ「…だのと、おかしいと思わないかね?」


ディオ「それとも、自信がないのか?自分の能力に?」


一方「く…こォの…!!」だらだら…


ディオ「どうした?動揺しているぞ?アクセラレーター君…」


ディオ「(動揺)する。それは(恐怖)しているということではないのかね?」


一方「………!!!」


ディオ「進まなくてはならない。と、心では思ってはいるが、あまりに恐ろしいので無意識のうちに逆に体は進んだといったところかな…」


一方「ぐ…くく…」だらだら…


ディオ「まぁ、ただの憶測だがね、なんにせよ…約束は約束だ。守ってくれるな?」


一方「……わかってらァ…約束だからなァ…」


スタスタ…


一方『なンだ…離れるほどに満ちていく…この安心感は…?最高に心地いいまでの気分は…?俺が恐れてた…?』

一方「チクショウ…約束だから?…言い訳だ…俺の…」


一方「まァ…マシか…まだ帰るところがあるンだからな…くそ……ガキになンて言い訳すっかな…」


スタスタ…



ディオ「あれが第一位か…学園都市も随分ぬるくなったものだ…」

レッチリ「お兄ちゃん!おなか空いた!って、ミサカはおねだりする…だぜ!」

ディオ「待ちなさい…家にはもう夕食の支度を済ませてあるだろう?」

レッチリ「はーい…じゃあ、次で終わり?」

ディオ「そう…終わりだ」


…………………

美琴「…どこに行った…結標!!」

みさきち「御坂さーん☆」

美琴「!?」

美琴「食蜂!アンタ、こんなとこで何してんのよ!!」

美琴「まさか…アンタも(レムナント)を…」

みさきち「なぁに?それ?まぁ、いいけどぉ?いいことおしえたげよっか?」


美琴「質問に答えなさい!何故アンタがここにいんのよ!」


みさきち「いいじゃなぁい☆そんなことどうだって…ところで、これ!見て!じゃーん!」ピラ…


美琴「はぁ!?なにを言って…あああああ!?とうまあああああああ!!!」


みさきち「どう?ほしい?かみじょーさんの生写真♪」

みさきち『本当はホワイトスネイクを変身させて撮ったものだけどね♪さすがわたしのアイディア♪』

美琴「が…あ…ううう…どこでそんなものを…まさか隠し撮り…」

みさきち「ま!失礼ねぇ!ほら!見て!どうなのぉ?こんなポーズとアングルで隠し撮りなんてできると思う?」

美琴『もう…隠し撮りかそうじゃないかなんてどうでもいい!』


(上条さんの生写真=ジョジョ立ち・セクシーポーズ・体育座り・などなど…etc)


美琴『ほ…欲しい!…喉から電撃がでるほど欲しい…が…』


黒子(お姉さま~!!)NO

上条(よ!ビリビリ!)YES!YES!YES!YES!YES!YES!


美琴『な…!?何を考えてるの!私!人に価値をつけて比べるなんて…そんなのダメよ!黒子の親友として!あるまじき行為!!………』

美琴「…」パシ…

みさきち「お?受け取るの?なら、ちょっとお願い聞いてもらうけど?」

美琴「…いや、あの…アレがナニでアレだから…アレなのよ…?」

みさきち「ふぁ?」


美琴「いや!だからね?アレがソレで…あーだから…仕方ないってか…その…」ススス…(おもむろに写真全部ポケットにしまう)


美琴「上出来だったんじゃあ…ないでしょうか?」ぷるぷる…!


美琴『あああ゛!!何やってんの!私ー!!』

みさきち「えっと…うん☆交渉成立!じゃあ帰って。いますぐ」

>>1です。

今日は20時更新です。



美琴「…は!ダメ!このまま黒子を放って置けるわけないじゃない!」


みさきち「あ~☆あのツインテの子なら、さっき救急車で運ばれたわよ~♪変なキャリーケースも壊れたとかなんとか~?」


美琴「えぇ!?」


みさきち「早く行ってあげた方がいいんじゃないの~?」

美琴「でも…」

みさきち「んもう~…かみじょーさんに写真のこと言っちゃうんだゾ?」


美琴「くぬ…!…そ…そうね!食蜂!今日のところはこれでカンベンしてあげるわ!感謝しなさいよ!!」ダダダーーーッ!!!


みさきち「…写真全部持ってって…ちゃっかりしてるわね」クス♪


みさきち「ほーんと!一途ねぇ…ま、わたしもだけどぉ☆」ピ!!


みさきち「フレンダ、ターゲットはぁ?」


フレンダ<予想地点に到着。途方にくれてさ迷ってるってわけよ>


みさきち「さすがお兄ちゃんよね~…わたしもそっちいくから。落ち合いましょ♪」


フレンダ<了解。既にみんなもターゲットを十字に囲む形で展開してるってわけよ!>


みさきち「そぉ!じゃ、わたしとフレンダが到着すれば、包囲完了ね♪」


フレンダ<そーいうわけよ!じゃあね!>


プツン!


みさきち「…」


みさきち「結標 淡希…ふふふ☆どんな顔するか…楽しみねぇ…」ニタァ~…



結標「はぁ…はぁ…」ヨロヨロ…

結標「れ…連絡を…」ピピピピピ!


結標「こ…こちらA001よりM000…符号の確認の後…状況の報告に…」


《ドガァアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーン!!!!》


結標「!?」


《うぁ…ムカつくぜ……何も知らねぇ子供をたぶらかしてよぉぉ…安全席から見物たぁ、いい身分だよなぁ…》ドロロロロ…


《う!うわああああああああああああああああああああああああ!!!!!》ガシャアアン!!!


《てめーらのやったこと…チョコラートんとこに来て全部吐いてもらうぜぇぇ!!!ムショよりこえーし!つれーだろーがなぁぁぁ!!!》ドドドドド…!!!


《オアァァァァアアアアシィィィィィスッ!!!》ドグジャアアアア!!!!


《ぎゃああああああああああああ………》ザザーーー!!!…ブツン!!!


結標「何よ?…コレ…」


結標「ま…マズイ…マズイわ…外部組織との繋がりが切れたら…(ツリーダイアグラム)の再構築が難しくなる…!!!」


結標『とにかく…逃げなければ!!学園都市から…!!!』


ダッダッダッダッダッ!!!


結標「だ…大丈夫…このケースがあれば…逃げるだけ…逃げるだけよ…」ガタガタ…


結標「これの中身が欲しい組織はいくらでもいるもの…!!!…目的!」

結標「目的があれば!私は大丈夫!!!」

カラカラカラ…


結標「くっ…重い…」


ザッ…


結標「だ…だれ!?」


佐天「あたしです。結標さん」スス…


結標「ほ…ホワイトスネイク…ッ!に、逃げ…」クルッ!


みさきち「どこにぃ?ないでしょぉ?…もう、逃げ場なんて…」


結標「!?め…メンタルアウト!?」


結標『なに?なんで!?学園都市レベル5が2人も…なんで?どうして?なぜ…!』ガクガク…!!


結標「お…お!おかしいわよ…!レベル5が2人一緒にいるなんて!?お互い恐ろしくないの!?あなたたち!!」


佐天「?」


佐天「いえ、別に。ねぇ、みさきち?」

みさきち「そうよねぇ♪」

結標「この…狂人!!…狂人どもッ!!!なんでそんな平然としてられるのよッ!!」

結標「殺せるのよ!?人を簡単に!!私達がもってるのはそういう”力”でしょ!?…それに…あなたたちの方が…化け物じゃない!!」


佐天「結標さん!…落ち着いてください。お話をしま…」

みさきち「無駄よぉ…涙子。とりあえず、ケースを…」


結標「ケース…!!むざむざやられるか!!…え?」ピタ…ビクゥゥ!!!


コツコツコツ…

ぴょんぴょん♪


結標「嘘よ…こんなこと…」ガタガタガタガタ!!!



┣”┣"┣"┣"┣"┣"┣" ・・・


結標「無理よ…レベル5が2人でも…逃げれるか…わからないのに…!」グラグラ…


結標「なんで…現れるのよ、ここに…も、もとだいいち…うぶッ…!き…気持ち悪い…ごほッ!おえッ!!…はッ…はッ…うげぇぉ…うううう゛」ヨロ…↓


ディオ「…」┣”┣"┣" ・・・

レッチリ「どーん…!」どどど…


フレンダ「はぁ…包囲完了って…こういうことってわけね…」


フレンダ「私だけ…ちょっと遠くから狙撃準備か…ま、確かに?レベル5でもないし、レールガンも打倒できないけど?」


フレンダ「みんなであいつを囲んで何喋ってるのか気になるってわけよ!」


フレンダ「でも…仕方ない…あいつがまた座標移動つかって移動したら、みんなにあいつの位置を教えるって言う大役があるもん…」


フレンダ「…」


フレンダ「何か揉めてるみたいだし…撃っちゃおうかな…」チャキ…

フレンダ「信頼と安心のボルトアクション…弾も麻酔弾ってのがまた…」


フレンダ「でも……いつか、みんなと同じ場所で戦えるようになるってわけよ!」



結標「わ…わたさない…ごほっ!こ…これがあれば…ずっと知りたかったことがわかるのよ…」

結標「それがわかれば私も…あなたたちも…化け物にならなかったかもしれないのよ?」ぶつぶつ…

結標「わたさない…」


みさきち『ムーブポイント。もういっか、壊しちゃえば』ゴゴゴゴゴ…


ディオ「必要ない」


みさきち「え!?」

佐天「お兄ちゃん、あたしが結標さんを…」

ディオ「大丈夫だ。私が彼女を説得しよう…2人は飴でも舐めて待っていなさい…」スッ…

佐天「お兄ちゃん…うん、わかった…みさきち」パク

みさきち「…はーい…2人が言うなら…運がいいわねぇ…結標…」スゥゥゥン…ひょいパク


レッチリ「うわ~ん!俺にも俺にも!お兄ちゃん!涙子とみさきちだけズルイよ~!っと、ミサカは泣き怒る…だぜ!!」

ディオ「レッチリ…もう舐めているじゃあないか、すぐ終わる。大人しくしていなさい…」なでなで…

レッチリ「れ?…わぁ~…ほんとだ!あまぁ~い♪」


ディオ「…」クルッ…スタスタ…


結標「く、来るッ!近づいてくるッ!い、移動しなくちゃ…」ガタガタ…


ディオ「…」ツカツカツカ…


結標『!?…か、体が震えて…な、何も考えられない…!?脚もすくんで…あぁぁ…』ガタガタ…


┣”┣"┣"┣"┣"┣"┣" ・・・


結標『こ…殺される!殺される…死ぬ…い、いや…来ないで…』

結標「う…うあぁ…」ズリズリ…

ディオ「…」ツカツカ…

結標「こ、来ないで…ぅぁ…」ボロボロ…(涙


じょろろろろろろ……


結標「なんで…脚がぬれて…ひッ!!」



みさきち「…あとが大変になっちゃうじゃなぁい…」

レッチリ「?…ねぇ?あれっておもら…んんむ!?」

佐天「レッチリ…しぃーっね?」ピッ!

レッチリ「?」

レッチリ「はーい」

……………………


ディオ「話しをしよう…いいかな?」

結標「は…はい…」

ディオ「ありがとう。では…人間は何のために生きるのか、考えたことがあるかね?」

結標「じ、自分の幸せのために…」

ディオ「幸せ…なら、その”幸せ”というやつの正体は知っているかな?」

結標「正体…?」

ディオ「そう…人間が感じるそういったプラスな感情…それらは総じて”安心”が形を変えているだけのことだ」

ディオ「一部の人間を除いては…」

ディオ「人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる」

結標「安心…」

ディオ「選択肢を与えよう」

結標「え?」

ディオ「このまま我々と戦うか…」


ディオ「警備員に突き出され、しかるべき処罰を受けた後、みじめに落ちていくか…」


ディオ「私の妹、涙子に運命を委ねるか…」

結標「妹…?」

ディオ「知らなかったかな?ホワイトスネイク〔白蛇円盤〕の佐天 涙子は、私の妹さ…血のつながりもある…涙子のため、一応ここでは(義妹)となっている、私自身時々忘れてしまうがね…」

結標「…そのホワイトスネイクが何だって言うの…?」

ディオ「君の考える安心次第だ…さぁ、どうする?」

結標「…ケースは…」

ディオ「それをどうするかは君が決めてかまわない…どうかな?涙子とじっくり…話をしてはくれないか…」

結標「…」

結標「はい…」こくん…

ディオ「いい返事だ…なら、ついて来たまえ」スク↑

スタスタ…

佐天「お兄ちゃん?」

ディオ「すまない…説得に失敗してしまった…しかし、涙子には興味を持ってくれたらしい。涙子と話がしたいそうだ」

佐天「え!本当!?」

結標「…」こくん…ガラガラ…

ディオ「そうだ。フレンダにも伝えなさい。全員撤収だ。彼女を、結標 淡希を我が家に招待する」

「「「はーい!」」」

ディオ『あとは…引力まかせか…ふふふ…涙子も同じことを考えていたりしてな…』



キングクリムゾン!時間は消し飛び!佐天さん家だ!


ー玄関ー


ディオ「…」ガチャ!

フレンダ「はぁ~…長い一日だった…ただいまーってわーけよー!」

結標「お…お邪魔しま…」

レッチリ「ストーーップ!て!ミサカはとうせんぼ!…だぜ!!」


結標『な…なに!?あれ…そういえばこの子…』


みさきち「ほらぁ!脱いで脱いで!」スルル!!


結標「ひゃ!」


佐天「ごめんなさい…」ヌガセヌガセ!


レッチリ「ばっちぃの!ぬげー!!!」シュルン!!


アーーーーレーーーーー!!!


結標「…ぜ、全裸にされた…」


佐天「あの、こっち!こっち、お風呂場ですから!」グイッ!

結標「あっ…!」トットットットット…


みさきち「…」

みさきち「はぁ~しょうがないわねぇ…いいわよぉ…わたしが洗濯するから…」

レッチリ「みさきち!俺も手伝う!」

みさきち「ありがと☆レッチリ」


フレンダ「じゃ、私は夕食の準備してくるってわけよ!1人分増えたし!」

みさきち「よろしく♪フレンダ」



かぽーん…


結標「…」

結標「私…さっきまで死線を彷徨っていたのに…なんで…風呂なんかに…あ…お湯、気持いい」


シャワワー…

結標「で…でも…まだ、ここが安全と決まったわけじゃ…」


ガララララ!


結標「!?」


ぺたぺた…


佐天「…んしょ…」しゃら~ん☆

結標「」


佐天「どうですか?うちのお風呂場。広くて、いいでしょう?」ストン↓


結標「……あ、どういうつもりなの?あなた…」シャワ~…


佐天「えっと…今から頭と体洗って湯船に入るつもりですけど…」キョトン?


結標「っ…!!あなたね!ペットボトルといい、今といい!!…はッ!?」

佐天「ど、どうしました!?」わたわた!


結標『違う…この子は本当に私を心配して…そういえば…ホワイトスネイクが最初にくれたペットボトルも…普通の水だった…』

結標『あの時この子が渡そうとした水も…おそらく普通の水。やろうと思えば…私を攻撃できたであろうときも…攻撃しなかった…』

結標『この子は…優しい子。なのかしら…』


結標「ご、ごめんなさい…まだ、気持ちの整理がついてなくて…」

佐天「そ、そうですよね!ごめんなさい」

結標「いいのよ!?…もとはといえば、全部私が企んだせいよ…」

佐天「…」シャワワ~…

佐天「結標さん…あたしの話…聞いてくれるんですよね?」

結標「えぇ…聞かせて…」



キングクリムゾン!時間は消し飛ぶ!


チャプン…×2


結標「引力の話は…わかったわ…私もそう思う…たぶん、これも引力がもたらした運命…いえ…」


結標「本当だったら…もっと酷い目にあっていたかもしれないわ…あなたと出会えてよかった…」

結標「だって、話していると…何故か、すごく安心できる…心臓が穏やかに動くの…」

佐天「かいかぶりすぎですよ~」

結標「ほんとのことよ。でも…(天国)。実現できるの?」

佐天「できます」

結標「…マジ?」

佐天「大マジ」キリッ!


結標「…」

佐天「…」


「「ぷっ!あはははははははは!!」」


結標「なんだか…あは!…あなたといると…今までのことが全部馬鹿らしくなってきたわ…あれ?」ぽろ…

佐天「結標さん…涙が…」

結標「なんでだろ…さっきたくさん流したばっかりなのに…涙が…とまらな…うっぅっ!!」ぷるぷる!

佐天「……安心しました?」

結標「うん…そっか、安心したから…でる涙なのね…これ…あははははは!いいものね…生きてるって…」

佐天「でしょ!…あの…すみませんけど…手伝ってくれるんですね?(天国)創り…」

結標「もちろんよ…あのケースの中身も好きにして」

佐天「え!?でも、結標さんにもしたいことがあったんじゃ…」


結標「ううん…もういいの。あなたが目指す(天国)とても素敵だわ…私も見たい。そんな世界を…」



ーチョコ医院ー


チョコ「ほぉう…では、この中に主犯はいないと?」

学生達「「「…」」」


白衣A「そうなんです!私達は命令されて!は、反省しています!」


セッコ「てめぇええええ!う、う嘘言ってっと!ぶっ殺すぞぉおお!?」


白衣B「ひぃいいいいい!」

チョコ「待て。セッコ」

セッコ「うん」ピタ!


白衣C「…ほっ。で、ですから、私達はこれらの事件は深く知らないんです!助けてください!」

白衣D「お願いしますッ!」

白衣E「どうか!御慈悲をッ!」


ペターン!(土下座)


チョコ「…」

セッコ「チョコラートぉ…」

チョコ「いいだろう」

白衣「「「ほんとうですか!?」」」


チョコ「学生達は全員助け、保護しよう。だが、お前らは1人だけだ」



学生達「「どよどよ!!」」


白衣ども「「「ええええええぇぇ!?」」」


チョコ「この中にプロジェクトリーダーがいるのはわかっている。吐け」

チョコ「吐いたやつだけ、無罪放免。1人だけ逃してやろう」

白衣A「くそ…」

白衣B「…!」

白衣B『どうせAさんは殺される…みんな死ぬぐらいなら…俺が助かってや…』

白衣C「こいつです!このAが主犯です!」

白衣A「お、お前!上司を裏切るのか!?」

白衣D「そうです!こいつです!コイツが主犯!」

白衣E「お願いです!コイツを差し出しますから!命だけは!!」

白衣A「や!やめろッ!ううが…!裏切ったな!貴様ら!」


わーわーギャー!ギャー!


チョコ「不愉快だな…そんな顔は…」ボソ…

チョコ「セッコ」

セッコ「はい」

チョコ「学生達を上の階へ連れて行け。そして暖かいものを出してお上げ。各自、病室を好きに使って休むように。とな」

セッコ「りょうかいだぁぁ…ほら、みんなついといで」ニッコリ


ぞろぞろ…バタン…


チョコ「うむ…ではそろそろ私も失礼するよ…」スタスタ…バタン!


白衣A「あれ?…出て行ったぞ…これは…げぇ!!」うじゅうじゅ…

白衣B「なんだぁ!!!体が!?」ぼろっ…

白衣C「崩れていくううううううう!」


うぎゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁ………シーン…


チョコ「グリーン・ディ…」

チョコ「もう使うまいと思ったがな…胸糞悪い…子供にあんなものは見せられんからな…」

チョコ「ゴミ掃除は済んだ。さぁて!学生達のメンタルケアをせねばな!忙しくなるぞ!!」

スタスタスタ…!!



………………………


佐天「結標さん…わかりました。(レムナント)ありがたく使わせてもらいます」

佐天「でも、使ったら無くなる物でもないですし、みんなで使えばいいじゃないですか♪」ニコ!


結標「佐天さん…私は、あなたに仕えるために生まれてきたのかも知れない…」うる…

結標「(天国)…佐天さんなら必ず実現できる…私は佐天さんをそこまで押し上げてみせるわ」


佐天「止して下さいよ、あたしそういうの嫌なんです。もっと楽でいいじゃないですか?」


結標「そんな…あなたは私を辛い運命から救い出してくれたのよ?…それは無礼というか…」ムムム…


佐天「結標さん。結構堅い人なんですね?お願いしますから、楽でいいじゃないですか~!」うりうり!

結標「あぁああ!ちょっと!背中はダメ!弱いから!んんんん…!!」ビク!


シーン…


佐天「…」ギュ~…

結標「佐天さん?」

佐天「せっかく…引き合ったんですから…仲良くしましょうよ…みんな(家族)なんですよ…?」うるるん…

結標「家族!?」ドキン!!

結標「え、えっと、そうね!佐天さんがそういうなら…」

佐天「涙子って読んでくださいよ~…みんなそう呼んでるのに…」

結標「ご、ごめんなさい!…る…涙子♪」

佐天「ありがとうございます!結標さん!」

結標「…」

結標「あの…私も…」ボソ…

佐天「はい?」

結標「あわきん…て…呼んで欲しいなぁ…って、あはは、おかしいか!ごめんなさ…」


佐天「あわきお姉ちゃん!」


結標「!?」


あわきん「お…お、お、お姉ちゃんンンンンンンンンンンンーーーーーーーッ!!!」バァーン!!!


佐天「わ!あの…気に入りませんでした?」

あわきん「いいえ…涙子。好きに呼んでくれていいわ…引力が惹き合わせた(家族)だものね…///」うっとり…

佐天「わぁぁ…うん!お姉ちゃん♪」パァ!

あわきん「涙子…私…///」

佐天「よろしくね!お姉ちゃん!」ダキッ!


ザバアアア↑×2


みさきち「お姉ちゃぁん☆」ダキッ!


フレンダ「お姉ちゃんってわけよ!」ダキッ!


佐天「あ!みさきち!フレンダ!」

あわきん「な!なんなの!」

みさきち「えへへ!ずっと2人で聞いてたんだゾ♪仲間が増えて良かったわぁ!」


佐天「みさきち…心配してくれたんだね…みさきち大好きー!!」ダキッ!

みさきち「うぇるかむ~☆」ぎゅ~!

みさきち『ふふふ…一番はわたしだもんねぇ~♪』


フレンダ「おめでとう!あわきん!雑よ…メイド仲間が増えて良かったってわけよ!」

あわきん「メイド!?」

佐天「とにかく!みんなお姉ちゃんが来てくれて嬉しいんだよ!」


あははははははははははは!!!!


ディオ「話が終わったのなら、静かにしなさい。入浴とは、静かに落ち着いてリラックスするものだ」

佐天「はーい」

フレンダ「ごめんなさい…」

あわきん「私のせいだわ…ごめん」

みさきち「そんなことないわよぉ………ん?ちょっと待って…みんな…」ゴゴゴゴゴ…

フレンダ「そういえばここは…」ズズズズ…

佐天「お風呂場…」ドドドドドドドド…

あわきん「え!?あれが日常風景なのかと…」


ディオ「レッチリ、もうちょっと強めで頼む」

レッチリ「あい!お兄ちゃん筋肉ムキムキ!」ごしごし!

ディオ「そうか?…お、ん~んん♪…なじむ、なじむぞぉ…その調子だレッチリ」

レッチリ「あーい!」ごっしごし!

ディオ「懐かしいな…昔は涙子がこうして背中を流してくれたものだ…」うる…

レッチリ「俺じゃ、やくぶそく…?」ピタ…うるうる…

ディオ「そんなことはない。レッチリは良い子さ、自身を持っていい」

レッチリ「!…お兄ちゃん!レッチリはがんばる!」ごーしごーし♪

ディオ「はっはははははは」

レッチリ「えへへへへへへ!」ごしごしごし!


「「「…………」」」

佐天「ホワイトスネイク〔白蛇円盤〕!」

みさきち「メンタルアウト〔心理掌握〕!」

フレンダ「ハイドロハンド〔水流操作〕!」シャコン!

あわきん「みんな!?ちょ、ええええ!?お兄ちゃんでしょ!?」

自分「ディオは何ちゃっかり居るんだよ!」
DIO「呼んだかね?」自分「」


なんてことあったら怖い!

>>1です。20時再開。でございますのです。




ドォオオオーーーン!バシャーッ!………


ディオ「ん~…良い湯だなぁ…」ほっこり///


あわきん「え!?いつのまに…と、となりに!?」

佐天「お兄ちゃんのえっち!!」

ホワイトスネイク「私は何も言わない…」


みさきち「もぅ…今日のお兄ちゃんアクティブすぎなんだゾ☆」

フレンダ「…ま、私は見てもしかたないだろうけど…」ぺたーん…


レッチリ「あれ?今みんながすごい形相になったと思ったら…俺とお兄ちゃんが湯船の中に?」


ディオ「今日ぐらいいいじゃあないか…私とて久しぶりに本出陣したのだからな…早く風呂にはいって眠りたかったんだ」

ディオ「それに見ろ。このディオの顔を、きちんと目隠しをしているだろう?」ちょいちょい


佐天「ほんとだ」

みさきち『目隠ししてよくわたしたちの総攻撃をよけたわねぇ…』

フレンダ「まぁ、見えてないんだし。いいじゃない」

レッチリ「俺は最初から気にしてない!って!ミサカは大らかさをアピール!」

佐天「そうだね、お兄ちゃんだもんね!杞憂だったよ」


あっははははははははははは!!!


あわきん『これが、今後の”ノリ”ってやつになるのね…慣れなくちゃ…』



ディオ「さて、冗談はさておき」ザバ↑


きゃああああああ!!!


ディオ「何を騒いでいるんだ。このディオは破廉恥なことなど断じてしない。ちゃんと水着を着ている」

レッチリ「俺もーッ!入ってくるとき、お兄ちゃんが着なさいって!」タオルの下スク水


フレンダ「にしても…す…すごい体…ボディビルダーみたいってわけよ…」じー…


みさきち「なにかしら…いつもと違うテンションだわぁ…」


佐天『もしかして…(レムナント)が手に入ったから喜んでるのかな?…お兄ちゃん』


佐天『いいことがあると、必ず少しの間(ハイ)になる癖があるし…』

みさきち『あぁ…なーる…そゆこと…』

佐天『みさきち、精神通信もほどほどにね』

みさきち『あれ?バレた?ごめんごめん』

佐天『でも、きっとお兄ちゃんなりに、あわきんに気をつかった体を張ったジョークなんだよ』

みさきち『そうよねぇ、あの厳格な人が、覗きなんて低俗なことしないと思うし』


フレンダ「ところで、お兄ちゃんがここに入ってきたのには、もっと別の理由があるんじゃ?」


ディオ「さすが、フレンダだな…その通り。私の携帯電話だが、今繋がっている。この電話に出てみろ」スッ…

佐天「う…うん」パシ

ディオ「では、私はもう上がる。十分あったまったしな。驚かせてしまってすまない」ガララララ…ピシャン!


佐天「…はい、もしもし?」


チョコ<こんばんは、涙子ちゃん。私だ>


佐天「チョコ先生!」

みさ フレ レッ「「「ええ!?」」」

あわきん「だれ?」


チョコ<その様子では、新たな仲間にめぐり会えたようだね>

佐天「あはは…おかげ様で」

チョコ<突然で悪いが、その仲間に…代わってくれないかな?>

佐天「え…いいですけど」ス…

佐天「お姉ちゃん。電話」


あわきん「私に!?…はい…」

チョコ<はじめまして。私は学園都市でひっそりと外科医をしている。チョコラータと申します。以後、お見知りおきを>

あわきん「あ、はい!結標あわ…」

チョコ<あぁ、君のことは言わなくて良い。もうディオから聞いているからね>

チョコ<取り合えず。君に伝えなくてはならないことがある>

あわきん「な、なんでしょう?」

チョコ<まずお祝いさ。君は引力とやらに選ばれた。おめでとう>

チョコ<そして、これが重要だが…君が企んだ数々…まさか1人で行ったわけはあるまい?>

あわきん「!?」

あわきん「はい…その通りです…私には、仲間が…」

チョコ<その仲間だがね。いま私の病院で全員休んでいる>

あわきん<えええ!?>

チョコ<ほとぼりがさめた後、退院させるつもりだ。もちろんどこにも突き出すつもりはない。君は何も心配しなくて良い>

あわきん「ほ…ほんとう…ですか?」

チョコ<私は嘘が嫌いでね。みんな反省しているようだし…いい子たちじゃあないか。>

チョコ<君は気兼ねなく、涙子ちゃんの(天国)創造を手伝ってあげてくれ>

あわきん「あ、ありがとうございますッ!…なんてお礼をいえば…」

チョコ<礼ならディオと涙子ちゃんに言いなさい。私はただ、過去を清算しているだけさ>

あわきん「あ、あなたは一体…?」

チョコ<君には、まだそれは必要ない。やり直せる…それだけさ>

あわきん「…はい」

チョコ<ふふふ…ディオによろしく。(妹煩悩もほどほどにな)、と伝えておいてくれ。では、アリーベデルチ(さようなら)>

プツン…



あわきん「…」ぷるぷる…うるる…


佐天「どうしたの!?」

みさきち「あわきん。涙もろいのねぇ?」

フレンダ「そうじゃないでしょ!?ね、大丈夫?しっかりするってわけよ!」ゆさゆさ


レッチリ「おふろで~♪ばしゃばしゃって~♪ミサカはバタ足!…だぜぇ!」


あわきん「ううん…嬉しいの…私が、こんなに満ち足りて…出来過ぎてるくらいに幸せでいいのかな?って…」うる…


佐天「そうだよ」

あわきん「ううぅ…うん!」

みさきち「うん☆よかったよかった!これで、今回も万事解決ね!」

フレンダ「戦力もどんどん跳ね上がってるってわけよ!」

佐天「うん!ここに揃ったのは、みんな引力で引き合った、家族なんだから!」

みさきち「そのとーりぃ!めざせ!(天国)えーいえーい☆」


「「「おー!!!」」」


レッチリ「お~!」ばしゃばしゃ!



ディオ「…」ほかほか…!


とぅおるるるるるるる!


ディオ「家電話か…」ガチャ!


ディオ「もしもし」


ディオ「…」

ディオ「アレイスター…何の用かな?」

ディオ「ふふふ…案内人?知らんな。なんのことだ?」

ディオ「そうか…うむ」

ディオ「代わりならいくらでもいるだろう?」

ディオ「…」

ディオ「この敷地だけは、お前のものじゃあない。それは同盟を結んだ際の約束だろう?」

ディオ「…ふふ、それでいい。お前が何もしなければこのディオも何もせん…」

ディオ「何を企んでいるのか知らないがな…そのときは、お前に死んでもらう」

ディオ「…」

ディオ「お互い様だな…では」


ガチャン!


ディオ「アレイスターごときが、要らぬ心配だな…」


がたがた!キャーキャー!!ドタドタ!


ディオ「ん?妹たち…上がってくるな…どれ私も行くか…」

スタスタ…


キングクリムゾン!晩御飯だ!


わいわい!


佐天「こないだまで、賑やかになったって話をしたばかりだけどね~」もきゅもきゅ

みさきち「どんどん増えるわねぇ?」パクパク

フレンダ「いい傾向ってわけよ」ズズズー…


レッチリ「むむ!フレンダ!このみそしる!味が濃い!」ズズズ…ピタ!


フレンダ「お湯入れて薄めて」

レッチリ「てーぬきー!」

フレンダ「いいじゃない!私はコレくらいが好きってわけよ!」


レッチリ「うぅぅ…」シュン…


あわきん「こらこら、喧嘩しないの。ほら、レッチリちゃん。薄めてあげるわね…」トポポポポ…


レッチリ「おねーさん!」キラキラ☆

佐天「やっぱりお姉ちゃんだね!」

みさきち「確かに姉御キャラ向いてそうだものねぇ♪」

あわきん「もう…茶化さないで。一番の新参者なんだから」テレテレ///


きゃっきゃっ!


ディオ『さすが、わが妹だな…仲間作りがうまい…ん?』ズズズ…

ディオ『うまい…この味噌汁…トマト入りだな…』


キングクリムゾン!食後だ!


ごちそーさまでした!


ディオ「ふぅ…では、今晩だけ淡希は誰かの部屋で寝かせてもらいなさい。明日、空いた部屋を淡希の部屋にすればいい…では、おやすみ」


「「「おやすみなさーい」」」


スタスタスタ…


フレンダ「じゃ、私は明日予定があるから、もう寝るってわけよ。みんな、おやすみ」バタン


佐天「おやすみ。あわきんはどこで寝る?」

あわきん「じゃあ、私は涙子と…」


みさきち「がるるるるるる…」


あわきん「…じゃなくて、廊下で寝るわ…うん。新参者だし…一日くらい…」ごろりん…↓

佐天「ええ!なんで!?」

みさきち「涙子♪しょうがないわよぉ!あわきんがそういってるんだしぃ…」

佐天「でも…」


レッチリ「俺んとこくればいいじゃん?って!ミサカは提案する…だぜ!」


佐天「あ、ごめん。レッチリ、そうしてくれる?」

レッチリ「もち!」

みさきち「はい!決まりぃ!じゃ、涙子!今日も一緒に寝ましょうねぇ~♪」

佐天「はいはい…今日だけだよ?」


みさきち『いつもそういってるくせに♪涙子ったらやさしーんだから///』


佐天「ん?待って。ならあわきんがみさきちの部屋で寝れば…」


みさきち「!?…それはダメ!!!」

佐天「なんで?」

みさきち「えっと…部屋には…見られたくないものというか…コレクションというか…とりあえずダメ!」

みさきち「それに!レッチリが泊めてくれるって言うんだから!その方が親睦も深まるとおもうわぁ!」


佐天「…それもそっか!」

みさきち「ほっ…じゃ、おやすみ~」ぐいぐい!…バタン!


あわきん「レッチリちゃん…ありがとう」

レッチリ「礼にはおよばねぇ!ってミサカはかっこいいアピール!…だぜ!」

あわきん「うふふ」

レッチリ「んで、俺の部屋ここ~♪」バタン…


………………………


あわきん「ギター…すきなのね?」

レッチリ「うん~♪」ぎゅっ!

あわきん「布団…1人分しかないの?」

レッチリ「一緒はいや?って…ミサカは聞いてみる…だぜ?」

あわきん「ううん。私と一緒じゃ、狭くないかと思って…」


レッチリ「…箱の中は…もっと冷たくて…狭かった」


あわきん「箱?」

レッチリ「俺が寝かされてたとこ…」

あわきん『やっぱり…この子…(レディオノイズ計画)の…』


レッチリ「俺は普通に生まれてこれなかったから…ずっと1人」


あわきん「普通に?えと…今は違うでしょ?私もそうだったわ」


レッチリ「うん…今は…すごく幸せ~…」スリスリ…


あわきん『こんなに…暖かくて、優しいのに…私は…』


(結標「ふっ…あんなもの…放っておけばいいのに。あれらは(実験)のために造られたんでしょう?だったら、本来どおりに壊してあげればいいのよ」)


あわきん「わた…私は…なん…!なんて…ひどッ…ぐぅっ…酷いことを…うぅっ」グスッ…

レッチリ「おねーちゃん…?」


あわきん「ごめんね…ごめんねレッチリちゃん…ごめんね、ごめんね…ごめんね…ごめんね」ぎゅううう…!!


レッチリ「むぎゅ…あったかい…」

あわきん「もう…あんなことしない…!誰かを不幸に…したくない…!」

レッチリ「…みんな涙子のおかげなんだぜ~…」

あわきん「そうね…みんなで行きましょう。(天国)に」

レッチリ「う…ん…すー…zzz」

あわきん「…おやすみ…レッチリ…すー…zzz」


キング…クリ…ムゾン…翌朝、5時だ…zzz


もぞもぞ…バサ!↑


フレンダ「今日からレッスン開始ってわけよ…ふぁ…ああ…」


ヌギヌギ…シュル!スサ!


フレンダ「よし!これで運動もバッチリ!」ジャージ!


そ~…


フレンダ『朝早くみんなを起こしたら悪いし…っと…』そろそろ…


カチャ…


フレンダ「いってきまーす…」ボソ…


パタン…




ー美琴ハイキック自販機のある公園ー


ぐーるぐるぐるぐるぐるぐるぐる…


舞夏「…」

舞夏「お?」


タッタッタッタッタッ!


フレンダ「おはようございます!ってわけよ!」


舞夏「うい。よくきたなー、今朝も早く起きれたみたいだし、えらいえらい…でもね…?」

フレンダ「へ?」



舞夏「なんで!そんな!糞ダサイ!!上下赤ジャージきてくんだよぉぉぉ!!!私を舐めてんのかぁああ!?ごらー!」クワッ!!



フレンダ「えぇ!?だって、体動かすと思ったから…」


舞夏「そりゃそうだよ。(回転)てのは、生半可なもんじゃあないんだから」


フレンダ「なら、問題な…」


舞夏「問答無用!!出直しだ!出直し!!!」


フレンダ「そ、そんな…」


舞夏「私に教えを請うからには、見も心もメイドになってもらうからなー!!」


舞夏「待っててあげるから!正装してこい!正装!」むがー!!


フレンダ「は、はーい…」スタスタ…


フレンダ『メイド服が正装…?』


舞夏「かけあーし!メイドはいつも機敏に動く!!」


フレンダ「はいー!!!」ダダダダダダー!!!


フレンダ「着替えて…ぜぇ…来ました…」

舞夏「よしよし。じゃ、さっそく。レッスン1はじめるぞー?」

フレンダ「待ってました!」


舞夏「おら」ドッゴォオ!


フレンダ「うぎゃん!」


フレンダ「…うぅ…なにすんの!」ぺたん↓

舞夏「よっと!」スタンッ…


舞夏「いけー!スローダンサー♪」


ギュウウウウウウン!キュピーン!


フレンダ「何!?そのお掃除ロボ!?」


舞夏「私がそうしてたみたいに、そのロボの上に乗っかってみー?」


フレンダ「それだけ?」

舞夏「ただし、脚使っちゃだめだぞー」

フレンダ「どゆこと!?」

舞夏「しょぉーがないなぁー…」ぺたん↓


ギュルルルルルン!!


フレンダ「危ないよ、お掃除ロボがすごい速さで回ってるし…」


舞夏「いいからみてろー?…」ピタ


ぐるるん!…しゅた!…ぐるぐるぐるるるる~


舞夏「わかった?こんな風に乗っかれってこと」

フレンダ「あ…あ…あ」あんぐり…


フレンダ『ほぼ正座の状態からちょこっとロボに触ったら…その手を軸に回転して、座ったまま乗った…』


舞夏「こないだは遅かったけど鉄球回せたしなー。コレくらいやってもいいだろー?ほら、やってみ?」ぐるぐる!


フレンダ『イカサマしなきゃよかったってわけよ…でも、やるっきゃない!』


フレンダ「うおおおおおおおお!」


舞夏「がんばってなー。夜にまた見に来るから。それまでには乗っかっとくんだぞー?」スタスタ…


フレンダ「ぎゃー!ひきずられ…!こすれるこすれる!!!うわああああああぁぁぁん!!」



フレンダ「うぐぐぐぐ…ま、負けない…この(技術)が身についたら…きっと強くなれる…」

フレンダ「私は…みさきち、レッチリ、あわきんみたいに…強くない…お兄ちゃんには勝とうとも思えない…」ズササササー!!


フレンダ「けど…涙子の足手まといにはなりたくない!!」


フレンダ「うえいりゃああああああああ!!!!」


………………………………


ー佐天さん家ー


佐天「じゃ、買い物いってくるねー」


みさ レッ あわ「「「いってらっしゃい」」」

ディオ「あぁ、気をつけてな」

佐天「はーい、夕方には戻るからね」バタン…


ディオ「…では私はしばらく自室で寝ていよう…」スタスタ…


みさきち「わたしたちは、お話しましょ~」


「「「さんせー!」」」



ーリビングー


みさきち「今日はヒマね~…ま、たまには休むのも必要かな☆」

あわきん「ところで、この服…意味あるの?」メイド服

みさきち「家事するにはぴったりじゃなぁい?」

あわきん「そうだけど…このヒラヒラが動きにくくて…」

みさきち「まぁまぁ、なんていうの?役職っての?これからも仲間は増えるだろうしぃ♪そういう見かけだけでわかるのはいいでしょぉ☆」

あわきん「役職かぁ、まぁ組織において、そういうヒエラルキー(社会的上下関係)は重要よね」

みさきち「でしょお?だからこんなん作ってみたんだゾ!」ピラ!

あわきん「おぉ!…なになに…」


(佐天組 組織図)

ボス お兄ちゃん

リーダー 涙子

副リーダー 兼 参謀 わたし☆


戦闘員 兼 諜報員 兼 家政婦 フレンダ

戦闘員 兼 タクシー 兼 家政婦 あわきん

戦闘員 兼 マスコット レッド・ホット・チリペッパー


あわきん「なるほど…こういうことなのね」

レッチリ「だいたいあってる!って!ミサカは太鼓判押しちゃう!…だぜ!」


みさ レッ「「いえーい!」」ハイタッチ!


あわきん「まぁ、わかりやすくていいかも…受け入れてもらってるわけだし…」

レッチリ「おっとぉ!そういうの涙子の前で言ったらビリビリだぁ!おねーちゃん!」

みさきち「そうよぉ?わたしたちは同じ同胞、(家族)だもの。もちろん序列はあるけど☆」

あわきん「そうよね。ありがとう」

みさきち「じゃ、あわきんに今までのこと、教えるのも兼ねて、もっとおしゃべりしましょうか?」

レッチリ「さんせー!」

あわきん「嬉しい。状況は早く知りたいものね」

みさきち「じゃ~あ~…わたしと涙子の運命の出会いから!っきゃ♪」


しりたーい!おしえて!わーわーきゃっきゃ!



佐天「いい買い物したなぁ~♪家族も増えたし、食材も多く買わなきゃだけど、買ったらその日に届けてくれるなんて」

佐天「さすが、カメユースーパー!」

佐天「ん?何…あれは…」じー…



ヒソヒソ…


絹旗「んきゅ~…zzz」ゴロン…


不良A「なぁ…これ…ちょっとめくったらパンツ…見えるんじゃないか?…パンツ…」

不良B「よよ…よし…ここは俺が…」


不良C「待て、まてまてまて、まてって…焦るな。焦るなよ?A、B」


不良A「C…どうかしたのか?」

不良B「何かいい手があるのか?」


不良C「急かすなよ…こんな可愛い子が、白昼堂々、あられもない姿でベンチで昼寝してるなんて、滅多にあることじゃあねぇ…」

不良A「あぁ…そうだな…」

不良C「くくく…単なる偶然か、神の悪戯か…見ろよ…(コイツ)を…」スッ…

不良B「それ…デジカメか!」


不良C「そうだ…その服の裾をちょろっとめくってパンツを見るのも良いかも知れねぇ…だが」


不良A「…だが?」


不良C「考えても見ろ。もし起きたらじっくり見るどこじゃないし。人間の記憶は曖昧だ。その日は良くても、3日たったらその時の興奮も冷めに冷めちまうだろうぜ」

不良C「そうなったらこの幸運もなんだったのか?目もあてられねぇ…だろ?」

不良A「ひでぇ…生殺しだ」

不良B「あぁ……撮るんだな…そいつで…」


不良C「そうよ…コイツなら、フラッシュを焚けば服の中でも明るく撮れる…」

不良C「おまけに、裾をまくる必要も無くなる。ちょいっと服の中にレンズを忍ばせればいいんだからな…」


不良A「俺達だけの…」ゴクリ…

不良B「美少女生パン写真…」だら~…


不良「そういうことよ…いざゆかん!夢の3000万画素パンツ!!」ス…


ホワイトスネイク「…行くんじゃあない」


ザザザン!!


不良A「やったぞ~!パンツだぁ…zzz」

不良B「ぐー…zzz」

不良C「ま…まだ…データが…撮れてな…うっ…」ガク…zzz



佐天「絹旗さん!大丈夫ですか!?」ゆさゆさ!

絹旗「ん…は!?…超寝てました…!!って…佐天さん!?」

佐天「お、お久しぶりです…その節は…」

絹旗「いえいえ…話は聞きましたが…あれは麦野にも…非が…ぐー…zzz」

佐天「絹旗さん!しっかり!!」ゆさゆさ!

絹旗「はぅ!…ごめんなさい…最近超寝てないもんですから…でも、アジトにいたら仕事に追われるし…ここで…ぐー…zzz」


佐天「ホワイトスネイク…絹旗さん、大丈夫かな…」


ホワイトスネイク「私は医者では無いからな…しかし、見てみろ。ヨレヨレの服…ハリを失った肌…」

ホワイトスネイク「乾いた唇。真っ青な目の下のくま。バサついた髪…あきらかに過労によるものだろうな」


佐天「も、もしかして…あたしが麦野さんを入院させたからとか…絹旗さんにそのしわ寄せが…」だらだら…


ホワイトスネイク「可能性は高いな」


佐天「ホワイトスネイク!絹旗さんを運んで!」

ホワイトスネイク「どこに行く気だ?」

佐天「困ったときの、駆け込み(トラサルディー)!!」


絹旗「…あぁ…そうか…もう…働かなくていいんだ…みんなカブト虫…いや、カタツムリだぁ~…zzz」ボソソ…


佐天「わぁ!?急いで!ホワイトスネイク!」


ダダダダダダダダーッ!!





キングクリムゾン!数十分後!


絹旗「ちょおおおおううんまぁあああああああああああああいいいいいッ!!!!」


トニオ「良かったデスね~♪アナタはかなり体調ヨロシクないようデシタから。こちらも張り合いがアリマシタよ」

佐天「ありがとう、トニオさん。たすかりました」ペコ

トニオ「いえいえ。ワタシは奥にいますから、御用があったら声をカケて下さいネ。では、ゴゆっくり…」ススス


絹旗「何だか~♪とってもいい気分!気分超最高です!」ぴょんぴょん♪

佐天「よかった~…それで、ごめんなさい!絹旗さん!」

絹旗「何がです?」

佐天「あの…さっきも話しましたが…あたしが麦野さんを…」

絹旗「あぁ…気にしないで下さい。佐天さんが気にすることは超ありませんよ」

佐天「でもですね…」

絹旗「逆にお礼を言うのはこっちです。意識が曖昧でしたが、今は超ハッキリしてます。暴漢から守ってくれましたよね?」

佐天「いえ…あれは誰が見ても止めますよ」

絹旗「まぁまぁ、何はともあれ。(アイテム)はまだ健在ですから。優秀な人材はいつでも超待ってますよ!」

佐天「あはは、考えときます」

絹旗「うふふ」

佐天「…あの、麦野さんは…」

絹旗「麦野は、あと2週間で退院ですよ?」

佐天「そうですか!…よかった」

絹旗「…!」

絹旗「…麦野が…佐天さんに敗れた理由がわかる気がします…」

佐天「え…?」



絹旗「実を言うと、麦野はもっと早く退院できるんです」


佐天「そうなんですか!?」」


絹旗「精神的なものがあるそうでして…いわゆる超不貞腐れてるんです…」

佐天「…」

絹旗「でも、いい薬だったかもしれません」

佐天「絹旗さん…」

絹旗「フレンダは元気にしていますか?」

佐天「はい…」

絹旗「そうですか!なら超よかった…佐天さんなら安心です」

絹旗「正直な話。フレンダのことを麦野から聞いて驚きました。あのマンモーニのフレンダが、自分から辞表を出すなんて…」

絹旗「それに…麦野にも驚きました…まさか、本当に殺そうとするなんて…」

佐天「…」

絹旗「私は(アイテム)のみんなが好きです。殺すなんてとてもできません…でも、麦野からしたら、仲間なんてその程度のものだったんです」

絹旗「これを機に…麦野も変わってくれると…超嬉しいんですけど」

佐天「麦野さんが…」


絹旗「いやぁ!今日は何から何まで、超ありがとうございました!いいレストランも教えてもらえたし、今日は超ラッキーです!」

佐天「いえ、たまたまですよ」

絹旗「ご謙遜なさらず。では、私は麦野の様子を見てきますので、このへんで。本当にありがとうございました」ペコ

絹旗「お金は…」

トニオ「イリマセンよ」

佐天「と、トニオさん!」

トニオ「皆サンにはお世話になっていマスから、サービスです。お代は次に頂きマスよ」ニコ!

絹旗「マジですか!?超ありがとうございます」ペコペコ

佐天「トニオさんありがとう。こんど、家族で来ますからね!」ガチャ…

トニオ「ハイ!お待ちしております」ペコ

…………………………

絹旗「佐天さん。今日はありがとうございました」

佐天「あ、いえいえ…」

絹旗「今日のことは内密に、バレたら私、大目玉ですから…では!」スタスタ…

佐天「はい…さよーならー!」


初春「ふんふんふ~ん♪新発売のゲームソフト。全部揃えちゃいました~♪今日からゲットしたり、狩ったり大忙しです!」ルンルン♪


固法「…」じー…


初春「あれ?固法先輩だ…あんなとこで何してるんだろう?」


初春「せんぱーい!」

固法「あら、奇遇ね?こんなところで」

初春「はい。あのー何見てたんですか?」

固法「あれよ」ピ!

初春「あれ?…わ!」



フレンダ「……!」ズザザザザザーー!!



初春「なんですか!?あれ!金髪のメイドさんが…お掃除ロボに引きずり回されてますよ!?どうして助けないんですか!?」

固法「それが、私も何度も声をかけているんだけど…ちょっと近づいてみなさい」

初春「?…はい」スタスタ…



フレンダ「…」ギロ…ジー……メラメラ…!!



初春「ひっ」クルッ…タタターッ!



初春「なんか…すごい形相で睨まれました…」

固法「そうなのよ…それに見たでしょ?あの瞳…」

初春「はい…目の奥が…黒く燃えているようでした…」

固法「やっぱりそう見える?私も最初はビックリしたわ…」

初春「何時間ああしているんでしょう?」

固法「さぁ?見当もつかないわ?でも、危険だし、さきほどからこうして見守っているんだけど…」

初春「一向に終わる気配が無い…と?」

固法「そういうわけなのよ…」



フレンダ「…………ぐ!!」ズリリリーッ!!

>>1です。22時に更新します。

コッチヲ見ロォオオオオ!!!



キングクリムゾン!4時間経過!


固法「…はぁ…もう7時…」


初春「せんぱーい!飲み物買って来ましたよ!」


固法「ありがと…まだ暑い時期だからいいけど、あんなに必死になって…何がしたいのかしら…?」

初春「あ…説得ダメだったんですか?」

固法「うん…ほっとけ!近づいたら舌を噛み切る!って言うものだから…」

初春「もう危ない人じゃないですか!?」

初春「先輩…もう時間が時間ですし警備員に連絡を…」



フレンダ「…あ゛…ぐぅ…ぬ…!!!」ズサササーッ!!



固法「…」

固法「いいえ、連絡はしなくていいわ」

初春「え?何故ですか?」

固法「あの子にとって…きっと重要なことなのよ…あれは」

初春「あれが…」

固法「帰りましょう…あの子の無事を祈って」

初春「…わかりました」


スタスタ…


フレンダ「回転…かいてん…」ズザザザザザザーッ!

フレンダ「…回転を…ッ!」グイ…!ズルッ!

フレンダ「うぐ!…は、離さない…!」ズルズルズル…ッ!


フレンダ『駄目だ…何度やっても…体が浮きもしない』

フレンダ『イカサマがいけない?…正々堂々?』

フレンダ『それで一歩も進めなかったら…!元も子もないってわけよ!』

フレンダ『この痛みと…時間が教えてくれた…』


フレンダ『何マジメにやってんだ!?私が…馬鹿だった…手元にスコップがあるのに…素手でトンネルを掘るような…愚行!!』


フレンダ『そうだ…昔から、のらりくらりやってきたんだ…なんの才能も無い私…』

フレンダ『涙子のためなら…何だって!』シャコン!


フレンダ「…」ズギュウウウウウン!!!




スタスタ…


舞夏「さーて、今頃ボロぞうきんかな~」

舞夏「私だって、あの訓練は1ヶ月もかかったしな~」


舞夏「餓えなきゃ勝てない…か」

舞夏「師匠…」

舞夏「おっと!今はメイドを極めるんだった!どうせ、あの子には無理だろうし…」

舞夏「これできっぱりと諦めもつくだろ~」

舞夏「お!いたいた。案の定倒れてる」


舞夏「おーい!生きてるかー?」


フレンダ「…」


舞夏「ありゃ…ちょっとまずいかな…」


タタタターッ!


舞夏「大丈夫かー!起きろー!!」ゆさゆさ!

フレンダ「んん…」パチ…

舞夏「傷だらけだなー?もう諦めたろ?…あれ?スローダンサーは?」

フレンダ「あそこ…」


グーーーーーーン…カラカラカラ…!!!


舞夏「!?」


舞夏『スローダンサーが倒れてる!?まさか…成功した!?いや、引っ掛けて倒しただけだろう。こんな子にできるわけないし…』


フレンダ「…た…よ」

舞夏「え?」

フレンダ「でき…た……よ」


舞夏「」


舞夏「なにィーッ!?」

舞夏『で、き、た、よ、って…言ったのかー!?今!?』



舞夏「嘘言うなー!!ならやってみ…」


フレンダ「…」グイ!…ゴトン!!


ギュウウウウウウウウウウウン!!


舞夏「す、スローダンサーを起こして…ほんとにやる気!?やめときなよ!できっこな…」


フレンダ「…くぁッ!」


ガシッ!ズザザザザーーーーーッ!


舞夏「ほら!まだ怪我したいのかー!!…ん!?」


フレンダ「…!」スゥ…ピト!


舞夏『あの手の向き…形…(黄金長方形)に近い!?まさか…そんな!!一日で!?』


フレンダ「はぁッ!」グルウウン!!!ストン!…ぐるぐるぐる~!


舞夏「あ…あぁ…あ…ああああああーーーーーーーッ!!」


フレンダ「できた」ぐるぐるぐる~


舞夏「うそ…ほんとの本当に…できちゃったの?」


フレンダ「これでいいでしょ…」スタン!↓


舞夏「う…うん!よくがんばったなー!私はお前なら出来ると思ってたぞー!」ニコニコ!


フレンダ「もう…帰っていい?それで…次はいつ?」

舞夏「うぇ!?えっと…!傷が治ったら!」

フレンダ「いいってわけよ…これくらい…明日はダメ?」

舞夏「あ、明日!?…も、もちろんいいぞー?いやー感心だなー!自分から願い出るなんて…」

フレンダ「そう…じゃあね…また明日…お願いしますってわけよ…」スタスタ…

舞夏「あぁ…うん。気をつけてなー!」ノシ


舞夏「…」

舞夏「もしかして…とんでもないヤツに出会ってしまったのでは…!?」


スタスタ…


フレンダ「…はぁ…はぁ…」よろ…よろ…

フレンダ「う…」バタン!


ざわざわ…!どよどよどよ!


男性「なんだあの子…突然倒れたぞ…」

女性「なに!?あのメイドは!?」


???「ん?何の騒ぎだぁ?」

???「あの子はぁぁ…えーと……あぁ!そうだぁ!」



???「すんません。ツレです…皆さんご心配おかけしましたぁ…」ひょい!

フレンダ「あう……zzz」


スタスタ…



フレンダ「ん…あれ…ここは…」ムニャムニャ…

フレンダ「んあ?」パチ!


セッコ「お?気がついたぁ?」


フレンダ「セッコさん…?」


セッコ「そぉ、んで、ここはフレンダちゃんの家だぜぇぇ…」


フレンダ「家?ってことは…」


佐 みさ レッ あわ「「「フレンダ!」」」


佐天「傷だらけだよ!大丈夫!?」

みさきち「誰にやられたの!」

レッチリ「許せねぇ…!この怒り…どう表現してやろうかぁーッ!って!ミサカは憤怒する!…だぜ!」ギュイーン!

あわきん「報復ならまかせて…」


フレンダ「いや…違う…違うから…誰かにやられたんじゃあないってわけよ」


佐 みさ レッ あわ「「「じゃあ!どうしたの!?」」」


フレンダ「修行だよ…修行…私、弱いから…ちょっとでも強くなればと思って…だから、この傷は気にしないでってわけよ…」


ディオ「おかえり…フレンダ」


フレンダ「お兄ちゃん…ただいまです…」


ディオ「そしてセッコ、フレンダの手当てをしてくれてありがとう」

セッコ「いいって…たまたまこっちに買い物にきてて、見かけただけだからさぁ。包帯とか傷薬はいつも持ってるし」

ディオ「さすが、ドクターの助手だ」

セッコ「でへへ///」

佐天「セッコさん。ありがとうございます。晩御飯食べていきませんか?」

セッコ「あぁ、ごめん。チョコラートがおなか空かせてるだろうしさぁ…わりぃけど帰るよ」

ディオ「そうか、ドクターによろしく」

セッコ「はぁい…じゃあなぁ、みんな。あとフレンダちゃん、お大事に…」ガチャ…バタン

きっとこのスレのチョコラータ先生↓

成績はトップクラス…… 14歳の時に不登校気味となりそれが2年間続き

不良扱いされた事があるがしかしその実は……
寝たきりの老人達の介護を手伝い孫のように接してみるは思い思いの大切な場所に連れて行くは
『皆があなたの事を愛し ている』などの幸福な言葉を耳元で毎日毎日囁き続け安楽死にまで至っている……

自宅の本棚にはその時の老人の思い出を記録した ビデオテープが25本並んでいた…
9人先立たれたところで医者になる事をめざしたよ うだ



フレンダ「…つかれたぁ」


ディオ「涙子。フレンダを風呂場に連れて行って、頭だけ洗ってあげなさい。ゆっくりと、丁寧にな」


佐天「はい!フレンダ、一緒にいこ!」

フレンダ「うん…」


ディオ「操祈。いつでも取り替えられるように、新しい包帯をおろしてきなさい。あと傷薬もな、物置の救急箱の中にある」


みさきち「はぁい!」タッタッタッ…


ディオ「レッチリ。フレンダの体を拭くためのお湯を沸かしてあげなさい。沸かしたものはポットに溜めてな」


レッチリ「がってんしょうちのすけ!」スタター!


ディオ「淡希。夕食は頼んだよ。今日はトマト料理がいいな」


あわきん「はい!」トットットッ…


ディオ「さて…」

ディオ「私は裁縫箱でも取って来るかな…」スタスタ…




シャワワ~…


フレンダ「そうだ…ねぇ?涙子」

佐天「なに?」わしゃわしゃ…

フレンダ「頭から能力ディスク出してくれない?なんか、だるくって…」

佐天「あれ?能力つかったの?ま、いっか。ホワイトスネイク」

ホワイトスネイク「ほら」シャ!

フレンダ「ありがとありがと、じゃ、そこもちっと強めで」

佐天「はいはい!」わしゃわしゃ!


ホワイトスネイク「ん?…涙子」


佐天「どうしたの?ホワイトスネイク」

ホワイトスネイク「この能力ディスクだが…おかしい」

フレンダ「おかしい?」

佐天「何がおかしいの?」

ホワイトスネイク「私の記憶が正しければ、フレンダに適合した5枚のディスクの中に、このディスクは無いはずだが…」

佐天「え!?うそ!」

フレンダ「そんなはずはないってわけよ。確かに使ったディスクはローリングのはず…」

ホワイトスネイク「しかし、このディスクはレベル2だ。ローリングはレベル1のはずだが?」

佐天「もしかして…能力ディスクが成長した!?」

ホワイトスネイク「そう考えるしかない…が、他人の能力を成長させるとは…余程もとの持ち主が無能だったとみえる」

佐天「こんなこと…初めて…あとでメモしておかなくちゃ!」

ホワイトスネイク「まぁいい。これは返すぞ」スッ…

フレンダ「う、うん…」


フレンダ『私が…回転を理解したから?でも…嬉しいってわけよ!』

フレンダ『こうやって、進んでいこう…一歩ずつでもいい…確実に、前に…』




ローリング〔物体回転〕


佐天さんがフレンダに渡した5枚の能力ディスクの内の一つ。レベル1

能力=触っているものを回転させる。(回るスピードは遅いわりに、体力の消耗が激しく所謂、燃費が悪い。普通なら封印安定なディスク)


【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - 0m / 持続力 - E / 精密動作性 - E / 成長性 - A】



進化↓



ハイスピード・ローリング〔高速回転〕


フレンダの5枚の能力ディスクの内の一つ、ローリング〔物体回転〕が、(回転)という技術に触れたことにより進化したもの。レベル2

能力=触っているものを回転させる。(回るスピードは速く、速さの調整も可能。体力の消耗も少し穏やかになったが、いまひとつ安定しない)


【破壊力 - D / スピード - C / 射程距離 - 0m / 持続力 - D / 精密動作性 - E / 成長性 - A】

本当に幸せを感じるって状況…… あるよな…
>>230……「幸せ」には……『2つの場合』があると思うんだ
ひとつは絶望が…希望に変わった時… 幸せだと感じる

そして幸せだと感じる『2つ目』の状況は…!!
治療が成功し家に帰っていく患者を見おろす時だあああ――ッ!!

>>1です。

20時更新。

後々に登場する中ボス予告。



〔黄色節制〕に弱点は無い。

おまえたちには計り知れない事だろうが 最後にひとつ言っておく
『カブト虫を捕食』する 名を冠するなら『黄の節制(イエロー・テンパランス)』


ディオ「…」ちくちく…

ディオ「…」ちくちく…


ディオ「……ん」しみじみ…


ディオ「よし、これで元通りだな」バッ!(メイド服)


みさきち「お兄ちゃん!任務かんりょーしました!」

レッチリ「俺も!」


ディオ「そうか、ご苦労だった。では、キッチンの淡希を手伝ってあげなさい」


みさ レッ「「はーい」」


トットットットットッ…


みさきち「あわきん~☆なにか手…伝うこ…とは…って…何この匂い!?」


む~ん…


レッチリ「うぅ!俺は…スーパーミサカ故に、嗅覚も普通のミサカよりスゴイ…けど、それが仇になるとは…」バタン↓!

みさきち「レッチリ!?」


あわきん「あら?どうしたの?二人とも?」


みさきち「どうしたもこーしたもないよぅ!なによ!この匂いは!」


あわきん「お兄ちゃんがトマト料理がいいって言ったから…ミートスパゲッティにしようと思って、今、ソースを作ってるところなんだけど」


みさきち『しまった…あわきん…(メシマズ)だったのねぇ…』


レッチリ「ぶくぶく…」


みさきち「ちょ!とりあえずレッチリは連れ出さなくちゃ!」ズリズリ!


あわきん「?なんだかわからないけど…お大事にね?さて、一気に作って…」


みさきち「一気に作る!?ああああッ!そーだ!」


あわきん「ど、どうしたの?大声出して…」

みさきち「さっき涙子がシャンプーが無いって言ってたのよぉ。悪いけど、持っていってあげてくれない?」

あわきん「なんだ、そうだったの。わかったわ、ちょっと行ってくるわね」スタスタ…


みさきち「…」


グツグツ…ドドドドドド…!


みさきち「ダメだわ…この禍々しいモノを早くどうにかしないと…!」



みさきち「だいたい…ミートソースにしても…赤すぎでしょ…これ。何入れたらこうなるのかしら?」クンクン…


佐天「みさきち!手伝うことある?」


みさきち「ひゃ!!あむ!…ごくん」

みさきち「あ」


佐天「ん?みさきち?どうしたの?」サッ…

みさきち「」ツイ…ドサ!


佐天「え?…えぇーー!?どどど、どうしたの!?みさ…きち…ってレッチリも!?」

佐天「あ…あ…この匂い!?…うわーー!!!おにーちゃーん!!」


ダダダダダダダダダーーーーーーッ!!!


ディオ「どうした!!何があった!?無事か!?涙子!!」


佐天「えぐえぐ…お鍋が…」

ディオ「鍋が…どうかしたのか?」


ディオ「これは…?なんだ?見たところ、何かのソースのようだが…」スィ…ペロ…


ディオ「……」

ディオ「」


ディオ「なんということだ…こ、このディオが…気分が悪いだと…ぬぅ…」グラ…


ディオ「」バタン!↓

……………………………


佐天「その日の夕食はあたしとフレンダとあわきんだけで食べました。それも出前…」

佐天「みさきちと、レッチリと、お兄ちゃんは…目を覚ました後、激しい腹痛と頭痛を訴えて、部屋で寝込んでしまいました」



あわきん「ミートソース…どこいったのかしら?」



佐天「その事件をきっかけに、あわきんはトニオさんのところでしばらくお料理の修業に通うよう、お兄ちゃんに課せられました」

佐天「でも、誰もあわきんを責めませんでした。愛し合い、赦しあう。それが(家族)であり、幸せなことだと、みんなしっていたから」

「ここから先に起こる事は読者であるあなたに判断していただきたい
 結末はいったい誰の罪なのか?」



キングクリムゾン!一週間後!


ドドドドドド!!!ドッゴオオオオ!!!



舞夏「ストーップ!ストップ!終わり!今日はここまで!ここまでぇー!!」ゼェゼェ…


フレンダ「はぁはぁ…はい!ありがとうございました…」ペコ


舞夏『なんだよぅ…レッスン1の時はボロボロだったのに…最近レッスンが終わってもケロっとしてる…』


舞夏「ところで!(黄金長方形)については理解できたかー?」


フレンダ「はい。それが(回転)のみなもと」


舞夏「ま、そゆこと。はい、レッスン2〔筋肉には悟られるな〕終わり…」


フレンダ「ありがとうございました!次は?」


舞夏「はいはい…次なー…あ!そうだ!」ピコーン!

舞夏「ねぇ、明日から何が始まるか。知ってるだろー?」

フレンダ「?」


舞夏「”大覇星祭”だろうがッ!!!」


フレンダ「あ!そっか!」


フレンダ『最近いろんなこともあったし…(天国)のこともあるし…家族揃ってわすれてたってわけよ…』

舞夏「まぁいいや、明日、また同じ時間にここにくるんだぞー?いいなー?」

フレンダ「はい…?わ、わかりました」

舞夏「んじゃなー」ぐるぐるぐるぐる…


フレンダ「なんか…様子がおかしかったけど…まぁいいか!」


フレンダ「早く帰って涙子にディスク抜いて確かめてもらおう!」ピュー!




フレンダ「ただいまー!」


ディオ「おかえり。フレンダ」

レッチリ「おかえりー!って!ミサカはうぇるかむ!…だぜ!」

あわきん「あら、お帰りなさい。今日も、すすだらけね?」


フレンダ「これも勲章ってわけよ!ねぇ、涙子は?」


あわきん「みさきちの部屋にいるわ」


フレンダ「サンクス!」タッタッタッタッ!


ガチャ!


フレンダ「涙子!」


佐天「フレンダ?…しぃー」

フレンダ「あ、ごめんってわけよ…二人はもうピンピンしてるのに、みさきちだけ、治りが遅いってわけね…」

佐天「あの二人は頑丈だから…あ…大丈夫?みさきち…」なで…


みさきち「うーん…う゛ーん゛…」


フレンダ「あの…涙子…ディスク抜いて欲しくて…」

佐天「うん。わかった…ホワイトスネイク」

ホワイトスネイク「これも、もう日課だな…そら」シュパ…


フレンダ「どう…?」


佐天「…」

ホワイトスネイク「…」


フレンダ『そうだよね…都合よく進化したりするわけ…』



ホワイトスネイク「驚いたな…まただ」

佐天「フレンダ…もしかして、このディスク大当たりかも」

フレンダ「うそ!?ほんとに?進化してる?」

佐天「うん。おめでとう」

フレンダ「やった…!むぐ!」

ホワイトスネイク「病人がいるのを忘れるな…」

フレンダ「ごへんふぁふぁい(ごめんなさい)」


フレンダ『あのメイドさん…やっぱり本物だ!…このまま進むってわけよ!』


みさきち「うぅぅぅ…」


佐天「みさきち!痛いの?」

みさきち「うん…頭が痛いのぉ…あ、…体温計なった…」ピーピー


フレンダ『え?今時わきに挟むやつ?』


佐天「体温計取るね…あれ?引っ掛かって…取れない…」もぞもぞ…むにゅ…もにゅ…

みさきち「ン…ふぁァ…んァ…ハァ…ハァ…」ビクン!

佐天「大丈夫!?」

みさきち「ううん…ちょっと、胸がくすぐったかっただけぇ…♪」ゴホゴホ…


フレンダ『みさきち…この状況をこんな風に楽しむなんて…さすがってわけよ…』


佐天「熱は…38.5℃かぁ…まだ高いね…早く元気になってね?みさきち…チョコ先生からもらったお薬、よく効くから」ピト…

みさきち「あ…涙子の手…冷たくて気持ちいぃ…」zzz

佐天「うふふ♪」


フレンダ『なんか…邪魔しちゃ悪いし…お邪魔虫は消えるってわけよ…』パタン…


みさきち「…そうだわぁ…明日から大覇星祭だし…(A・S・B)どうしよぉ?」

佐天「…?…ああ!あの選ばれた一部の学生がバトルするってやつ?みさきち、今回はやめといたほうが良いよ…この体調じゃあ」

みさきち「違うわよぉ?わたしが心配してるのは、涙子のほう…たぶんもう選ばれてると思うけど…」


佐天「え…あ!あたし、レベル5だった!!」



ハイスピード・ローリング〔高速回転〕


フレンダの5枚の能力ディスクの内の一つ、ローリング〔物体回転〕が、(回転)という技術に触れたことにより進化したもの。レベル2

能力=触っているものを回転させる。(回るスピードは速く、速さの調整も可能。体力の消耗も穏やかになったが、いまひとつ安定しない)


【破壊力 - C / スピード - B / 射程距離 - 0m / 持続力 - D / 精密動作性 - E / 成長性 - A】



進化↓



スティール・ボール・ロール〔鉄球回転〕


フレンダの5枚の能力ディスクの内の一つ、〔高速回転〕が、(黄金長方形)を理解したことにより進化したもの。レベル3

能力=触っているものを回転させる。

(回るスピードがさらに増した。舞夏ほどではないが、鉄球の投擲も可能となった。体力の消耗も半減。他にも応用の幅は広く、使い方は様々)

【破壊力 - B / スピード - B / 射程距離 - 0m / 持続力 - B / 精密動作性 - C / 成長性 - A】



※あくまで(能力ディスク)の成長。


  (大覇星祭)
=だいはせいさい


毎年九月。学園都市では全校参加の合同体育祭が七日間に渡って開催される

開催中は学園都市の内部が一部一般に開放され、競技模様は中継され、全世界で観戦されている。

都市中は「超能力者同士のガチバトルが見たい!」という外部見学者であふれ返り、

お祭りムード一色といった雰囲気である。

棒倒し、玉いれ、大玉転がしなどなど、見所が多いが、その中でも、模擬戦形式で行われる選ばれた能力者だけで行われる夢の対決トーナメント。


〔オールスターバトル〕略して(A・S・B)が人気を博していた。


そして(A・S・B)はただの競技ではない。

(A・S・B)で優勝する。それは何物にも変えられない栄誉であり、優勝者を輩出することが、各校の目標になるほどである。

この競技に限り、赤組、白組は関係ない。



ー窓の無いビル(最深部)-



アレイスター「確認するが…その学園都市への進入者二名は…」

アレイスター「戦闘や破壊を目的にした工作員ではないということか…」


ローラ「ええ」


大統領「横槍を入れるようで、すまないな…私だ、アレイスター」


アレイスター「これは大統領。いかがですか?大覇星祭は?」


大統領「なかなかの賑わいだ。活気があっていい」


アレイスター「それはどうも。お気に召したようで…」


ローラ「そちら…もしや、ファニー・ヴァレンタイン大統領でありけるの?」


大統領「いかにも…久しいですな。アークビショップ」


ローラ「おや、アレイスターは名前で呼びけるのに、私は名前で呼んでくださらないの?」

大統領「私には妻がいるものでね。貴女が美しいからこそ、そう呼ばせていただく」


ローラ「まぁ、お上手♪…では、大統領を交えて、お話の続きを…」サラサラ…

ローラ「彼女達の目的たるは、とある物品の取り引きと言いたる所よ」サラサラ…

アレイスター「…」

アレイスター「それは、何をしているつもりなのだ?」

大統領「奇遇だな、アレイスター。私もちょうど不思議に思っていたところだ」


ローラ「あらあら♪科学と幽波紋のトップが、これを見てわからぬの?」しゃら~ん♪


アレイスター「…」

大統領「…」



ローラ「髪を整えたる所よ、そちらはセレモニーが始まるころでしょうけど」シャ…


ローラ「イギリスは夜も更けたる此の寝室にて身を整えたる刻限ですもの」シャ…

ローラ「髪を磨きし程度は目を瞑りていただきたいわ」サラサラーン…


ローラ「十二世紀の貴婦人達は、陽や月の明かりを髪に浴びせたる事で、最良の”金髪”」

ローラ「”陽光の髪”を作りし事が美とされていたのよ?染料を用いたるより、よほど風情がありけるでしょう?」


大統領「なるほど…さすがはアークビショップ。確かに透き通るほど、美しい金髪だ」


ローラ「ありがとうござります。大統領も相変わらず素敵な巻き毛ですことよ」


アレイスター「…」

ローラ「…」じー…

ローラ「何ぞ。その沈黙は」


アレイスター「いや、前々から言おうと思っていたのだが…」


ローラ「?」


アレイスター「君の日本語は、はっきり言って変だ。それとも、我々を小馬鹿にしているのか?」


大統領「何?それは本当か?…いや、実を言うと私も気になっていたんだ。私が間違っていて、アークビショップが正しい喋り方なのではないか?とな」


アレイスター「それは誤解です。大統領。あなたの日本語は実に聞き取りやすく、どこも間違っていない」

大統領「そうか、安心した」


ローラ「ななな…」ビキーン…!

人には「使命」がある…………
肉体的な小さき「命」なぞ超越した大いなる「使命」が!!

>>1です。

22時更新

やっと大覇星祭(※おっぱいまつり)入った。キャラ連続で出まくるけど、気にしねーでくれ。


※吹寄 オリアナ…etc



ローラ「何を言うておるのやら分らぬわね!」

ローラ「主の威光を信じぬ者になど礼を尽くしたる義理もなし!」

ローラ「貴様達にかける言葉遣いなど粗雑で十分につきなのよ!…あ、大統領は別ね」


大統領「…」

アレイスター「そうか…その独自性あふれる口調に君なりの意図があったのならばそれで良い」

アレイスター「ただ、真剣に悩んでいるようならば日本語の講師をつけてやっても良いと思っただけだ」

アレイスター「私は学問の街を治める身なのでな」

ローラ「悩んでなどおらずなのよ!」

ローラ「何故にこの私が極東の一国家でしか使えぬ不便ななりし言語のために頭を働かさねばならぬというの!?」


大統領「ふっふっふ…」クス…

ローラ「大統領!」

大統領「失敬」

ローラ「…お互い時間もなかりし故、手短に用件をまとめたいのだけれど」

アレイスター「きこう」

ローラ「侵入者二名の運び屋は、(オリアナ=トムソン)」

ローラ「”追跡封じ”の異名で知られし魔術界屈指の運び屋ね。追跡を振り切るためなら何でもやるといふ…」

ローラ「雇い主の方は(リドヴィア=ロレンツェッティ)」

ローマ「ローマ正教の変り種。布教のためなら何でもやる女よ」


大統領「まて…そのリドヴィアという女、どうやらスタンド使いも雇ったようだ」


ローラ「へ?」

アレイスター「大統領…その話、詳しく教えていただきたい」

大統領「つい先日、報告があってな…私に管理されていない不届きなスタンド使いの女が、学園都市に侵入したと。その報告書の中にリドヴィアという名があったのでな」

大統領「スタンド使いの女は(マライア)スタンド能力に関しては不明だ」


アレイスター「それは…重要な報告をありがとうございます」

大統領「今回はそのことで通信した。どうする?なんなら私の方でスタンド使いも、その運び屋とやらも始末するが?」

アレイスター「お気持ちはありがたいのですが、結構です。あまり騒ぎを起こしたくは無いので…」

大統領「そうか、ならばスタンド使いも任せていいのかな?」

アレイスター「お任せを」

大統領「了解した…では、話の邪魔をしてすまなかったな。大覇星祭、精々楽しませてもらおう」

アレイスター「是非…では、また…大統領」

大統領「あぁ…さらばだ。アークビショップも、機会があれば、また」

ローラ「あ、はい」


プツン…



ローラ「えっと…」


アレイスター「運び屋が運搬している物品は?」


ローラ「あ、そうそう…」ごそごそ…


ジャキン…


アレイスター「剣、か?」

ローラ「刺突杭剣《スタブソード》…これはレプリカだけれど」

ローラ「魔術的価値・効果は絶大。渡る所へ渡れば我々は一気に窮地に立たされんとするわ」

ローラ「英国全土が戦禍に巻き込まれるやもしれんのよ」

アレイスター「そちらの世界の戦術兵器といった所か」

ローラ「最大の問題たるは、この刺突杭剣の取り引きが学園都市で行われんとしている事」

アレイスター「我々はイギリス清教の魔術師だけを例外的に敷地内へ招くことはできん」

ローラ「幽波紋使いは問題なかりしなのに?」

アレイスター「揚足を取るな。閣下は密に訪日しているだけだ。あとはその守衛としてスアンド使いを認めるのはいたしかたないことだ」

ローラ「む…こちらも、ただの旅行者なら問題なかりしでしょ!いまそちらは祭りの最中なのだから…」

ローラ「学園都市の人間と旧知のの者が休暇中に観光に訪れし事なれば」


アレイスター「ふむ…」


アレイスター「となると…旅のガイドとして…かつて無敵”だった”男を起用する他ないな…」

ローラ「…それって…あ!話はまだ…」プツン!


アレイスター「…」


アレイスター「木原数多」


ヴーン…


「はいよ…なんだい大将?」


アレイスター「コードネーム〔人口天使〕と〔完了個体〕はどうなっている?」


「順調だよ。だが、まだ使えませんねー…コレじゃあ。何?もう秘密兵器使うんすか?」


アレイスター「いや…念のためさ…ご苦労。引き続き調整を頼む」


「了解」プツン…


アレイスター「ふふふ…科学が、魔術と幽波紋を…おもしろくなってきたな」


……………………………



ー佐天さん家ー


いーーーーーやーーーーーー!!!


レッチリ「やだやだやだ!俺も涙子とお兄ちゃんと一緒にいくぅーーー!!」ジャアアン!


レッチリ「お留守番なんて嫌だぜ!って!ミサカは権利を主張する!」ギュイイイン!


あわきん「そんな、我侭言わないの…二人は呼ばれている”ゲスト”だけれど、私たちは違うんだから…」


レッチリ「どーして!?」ジャカジャン!


あわきん「そもそも、私はジャッジメントの前には出れないし、レッチリだって御坂 美琴に出くわしたら厄介事は避けられないもの」

レッチリ「でも行きたいよー!人生初お祭りー!!」ギュオオオオン!!


あわきん「ギターやめなさい。みさきちの看病はどうするの?」


レッチリ「うぐ…」


あわきん「トニオさんのおかげで、私もちょっとは料理できるようになったけど、手が足りないのよ。フレンダも朝から修行に出かけてるし」

レッチリ「ううう~…」

あわきん「…わかってくれた?」


レッチリ「でも行きたいのー!!」ぷんすか!


あわきん「困ったわね…」


ディオ「レッチリ」


レッチリ「おにーちゃん!!」

あわきん「あ、お兄ちゃん。ごめんなさい…どうしても行きたいって聞かなくて…」


ディオ「そうか…」ドドド…


レッチリ「ひっ…」ビク!

あわきん「はぅ…」ビシ!




ディオ「…」┣”┣"┣"┣"┣"┣"┣" ・・・




あわきん『なんて(凄み)…こっちを見てるだけなのに、全身が震える…ッ!』

レッチリ「あわわ…で、でも…」


レッチリ「お祭り行きたいです!お兄ちゃん!!」ど~ん!


あわきん『うそ…なんて勇気!』


ディオ「…どうしてもか?」

レッチリ「どうしても!」


ディオ「…」ジー…

レッチリ「…!」じー…


ディオ「いいだろう」

レッチリ「やったー!」


あわきん「えぇ!?な、なぜ…」



ディオ「うむ、なかなかの説得力だった。淡希、操祈のことを頼んだぞ。あとでセッコが来てくれるそうだ。それまで、1人で頑張れ」

あわきん「わ…わかりました」


レッチリ「おっまつっり!おっまつっり!うれしっいな~♪」


ディオ「ただし」


レッチリ「はい!」


ディオ「私の言うことをきちんと聞くんだ。さもないと…」ツィ…

レッチリ「さもないと…?」


ディオ「海水浴に連れて行く」ボソ…


レッチリ「は…はひ!き、気をつけますって!ミサカは冷や汗だらだら…」ガタガタ…


ガチャ……


佐天「あれ?レッチリもいっしょなんだ?お、かわくて大きな帽子だね。」

レッチリ「うん!」

ディオ「さて、行くとしよう。んん~…いい天気だ。これは大覇星祭日和だな」


スタスタ…


あわきん「いってらっしゃーい!」ノシ


ー大覇星祭ー


上パパ「おおっ母さん母さん。やはり何度見てもグレートだなぁ!、学園都市っていうのは!」

上ママ「あらあら、刀夜さんったらはしゃいじゃって、当麻さんとどっちが子供なのかしら?やれやれだわ…でも」

上ママ「会えるのは久しぶりですものね。お元気かしら?当麻さん。…あら?」

上パパ「なんだろうね?あれは?」



あ~あ~♪メイドぉ~♪メイド弁当~~♪



舞夏「学園都市名物、メイド弁当はいらんかね~♪」ぐるぐる

フレンダ「とってもおいしいってわけよ~♪」ぐるぐる


舞夏「繚乱家政女学校の~メイド弁当~♪」

フレンダ「栄養満点!愛情底なし!」


舞夏「正確には~メイド見習い弁当はいらんかね~♪」

フレンダ「学園都市で超人気のレストラン(トラサルディー)のトニオシェフ監修の絶品弁当ってわけよ~♪」


舞夏「そんなわけで~…」


舞 フレ「「メイド弁当はいらんかね~~~♪」」


上ママ「学園都市って、色々な学校があるのねぇ」

上パパ「世界中のあらゆる教育機関を凝縮させたような場所だからね…うぉ!」


ドン!


美鈴「きゃ…」

美鈴「って…すみません」

上パパ「いえっこちらこそ!」

美鈴「失礼ですけど、常盤台中学ってどの辺かご存知ですか?」

上パパ「トキワダイ…?」ぺらぺら…

上パパ「パンフレットのリストに名前が載っていませんね?もしかして一般公開されていない学校なのでは?」

美鈴「うわっ!ホントですか!?携帯も通じないし、あの子ってばどこにいるのよーーっっ」むにゅん♪

上パパ『おおっ!…オーマイゴッド…!!』




上ママ「あらあら…」┣”┣"┣"┣"┣"┣"┣" ・・・




上パパ「はッ!?」ギクリ…


美鈴「あーん…常盤台…やっぱりないよー!ぎゃ~…どうしよっ!?せっかく大学休んできたのに~…」


上ママ「”また”ですか?刀夜さん」



上パパ「ちっ違うんだ!母さん!誤解だよ!」


上ママ「偶然お知り合いになった女性と良い雰囲気になったりして…これで何度目かしら?」


上パパ「かっ母さん!なってない!なってない!」


上ママ「あらいやだ。数えるほうが馬鹿らしいのかしら?こんなに私を怒らせて…」コォオオオオ…!!


上パパ「母さん!いつだって僕は母さん一筋さ!そ、それに!うちの”家系”の男は、代々1人の女性しか愛したことはないんだから!ね?」


上ママ「さあ?どうでしょうかねぇ?」ルォオオオオオオ…!!


上パパ「か…母さん…」


上ママ「あら?あれは…」

上パパ「え?」

上ママ「当麻さんじゃあありません?」




上条「…」ペラペラ!

美琴「…」ペラペラ!



美鈴「あーーっ!美琴ちゃんみーつけた!!」



美琴「アンタって、赤組と白組どっちなの?」

上条「あん?赤だけど?お、もしかして御坂もいっしょか?」

美琴「そ、そうよ」


美琴『いよぉっしゃあああああああああああああーーーーーーッ!!!』


上条「そっか!ならお互い頑張らないとな、ほら握手」スッ…

美琴「」

美琴『とうまの手…///』

美琴「良いけど…じゃあ組合同の二人三脚とか一緒に…」ス…


上条「…だと、思ったか?」


美琴「へ?」ピタ…


上条「実は白組でしたァーーーーッ!ヘイッ!見ろよこの純白のハチマキをッ!」ワハハ!

美琴「」


美琴「はぁあああ!?」


美琴『う…嘘よ…こんなの…うっぅぅ…』


上条「貴様ら赤組の怨敵を、1人残さず葬ってやるという覚悟の証だぜ!」

上条「チューガクセーだろうがコーコーセーだろうが知ったことか!ボコボコ点を奪ってやるから覚悟せよッ!」


美琴「な…こっ…この野郎!!」

美琴「年下だと思ってナメてない!?白組の雑魚どもなんか吹っ飛ばしてやるんだから!!」


上条「やかましい!勝てばよかろうなのだァーーーーーッ!!」ハハハハハ!!



美琴「このー!」


上条「お前に負けることがあったら罰ゲーム喰らっても良いし!何でも言う事きいてやるよ!」

美琴「!…言ったわね?…今…何でもって…?」

上条「言ったとも!何でもする!賭けよう!」



美琴「グッド!その賭け、乗ったッ!!」ビシィッ!



上条「そのかわり、(A・S・B)で三位以内に入れなかったら即刻お前の負けな?」

美琴「ええぇ!?何よそれ!?ってか、なんで私が出場すること知ってんのよ!!」

上条「いや…それは誰でも知ってるだろ…なんだ?もしかして、自信無いのか?ン?」

上条「そうだよなぁ…前チャンピオンの第七位の人もいるし、他にも強敵はごろごろいるし、なにより…おっと…」

美琴「なにより…何よ?」ピクピク…!


上条「今年は期待の超新星かつ優勝候補(佐天さん)がいるもんなぁ~!そりゃあ自信もなくなるか…ま、やれやれだぜ…」


美琴「ぷっつん」


美琴『他の女の名前を口にするなんて…!!でも好き…』


美琴「どぉして!そこで!(佐天さん)の名前が出てくんのよッ!!あーいいわよ!やったろーじゃない!でも、条件の追加よ!」


上条「ほぉ?言ってみ?」


美琴「この賭け、私が(A・S・B)で三位以内に入れなかったら、その場で私の負け」

美琴「さっきの通り三位以内に入った場合は、勝敗は赤組VS白組の結果次第!」

美琴「そして逆に!私が(A・S・B)で優勝したら、その場で私の勝ち!」

美琴「どうよ!!」


上条「…」

美琴「…」ドキドキ…!



上条「グッド!!おもしろい!その条件認めるッ!」バシィッ!!



美琴「そう来なくっちゃ!!」


上条「次のお前のセリフは、(はん!後で泣き見るんじゃあないわよ!アンタ!)だ」


美琴「はん!後で泣き見るんじゃあないわよ!アンタ!」


美琴「はッ!?」



上条「こんなのに引っ掛かるようじゃあな~。この勝負もらったかな?」

美琴「う、うっさい!こんなの偶然よ偶然!」

上条「どうだかな~?」



…………………………



上ママ「あらあら…母さん、なんだか学生時代を思い出しちゃいそう」


上パパ『当麻…父さんのオハコをあんなにも使いこなして…父さんは嬉しいよ』

上パパ『でも…女子中学生に何でも言う事を聞かせる!?何を命令する気だ!?当麻!』


美鈴「ほほう…」キラン!


美鈴「美琴ちゃん。いつの間にボーイフレンドが…」


美鈴『後でママも紹介してもらおっかな…』

>>1です。

22時更新

>>1です。すまねぇ。寝落ちしてた…で、地震で目が覚めた。

ごめんなさい…みんな…それしか言葉が見つからない。

続き、書かせてもらうよ。


ー大覇星祭(運営)-


ディオ「このテントで、よかったかな?」


役員「あ、はい…あ!いやぁ~!おはようございます!佐天 ディオさん。”元”第一位に来ていただけて光栄です!」


佐天「ど、どうも…」


役員「はい!おはようございます。佐天 涙子さん!」

役員「すばらしいなぁ!今、学園都市で話題の佐天さんのお兄さんが、”元”第一位だったなんて!羨ましい限りです!レベル5の御兄妹なんて他にはありませんから!」


ディオ「それで…私は何をすればいいのかな?何分現役時代は体質が原因で一度も参加したことが無いのでね…」


役員「体質も治られたようでなによりです!はい、これから一週間。大覇星祭の特別ゲストとして、お2人を迎えようと思っております」

役員「しかし、妹さんは学校の競技がありますので、そちらを優先していただいて、
基本的にはディオさんが放送席でトークをしていただく…という流れです」


ディオ「了解した。開会式は?」

役員「開会式は決められた学校の生徒がスタジアム内で宣誓を行い終了です」

ディオ「それはもう始まるのか?」

役員「ええ、もうすぐ始まります。軽くでいいので、宣誓のあとに少し挨拶をお願いします」

ディオ「わかった…」

レッチリ「…」


役員「あの…ところで」


ディオ「なんだね?」

役員「この大きな帽子をかぶった子は一体?」

ディオ「私の妹だ」

役員「え…え!妹さんでしたか!いえいえ、失礼しました」

ディオ「見ての通り、少し病を患っていてな…私が面倒を見なければならんのだが…ここにこの子がいても問題ないだろうか?」

役員「そ、そうですね…うーん」

ディオ「…そうか。やはり、迷惑だったか、では帰るか?私は呼ばれたから来ただけだしな…」

役員「か、カンベンしてください!わかりました!OKです!ここのテントは自由に使ってください!」

ディオ「ありがとう…助かるよ」


ビー!ビー!


佐天「お兄ちゃん!」

レッチリ「ぉおおお!」


ディオ「開会式だな」

役員「では、よろしくお願いします」ペコ!

ディオ「うむ」



学生A「大変です!」

役員「どうした?」

学生A「選手宣誓をしてくれる(食蜂 操祈)さんが欠席するらしいんです!」


佐天「…」

ディオ「…」


役員「なんだって!?代役は?」

学生A「それが…代役もこれないと」

役員「そ、そんな!?どうしよう…」


ディオ「ちょっと…いいかな?」


役員「は…はい?」


ディオ「…………これでどうかな?」ボソボソ…

役員「わかりました!それで行きましょう!」


………………………………


選手!宣誓!


削板「俺たち!」

佐天「私たちは」


スポーツマンシップにのっとって本年の大覇星祭に臨み!


若人の夢と熱い血潮を力に換えて…


削板「消えることの無い絆を…あーなんだったかな?」

削板「消えることの無い絆とかのいろいろはみなぎる根性でどうにかして!」



佐天「ひ…日頃学んだことの成果を…」


削板「日頃の鍛錬と根性の成果を十分に発揮しっ!」ゴォッ!


佐天「お、己の成長した姿を見せることで父兄に感謝を…きゃっ!」


削板「この大会が根性の入った思い出になるようっ!」ゴゥゥゥゥ…!


削板「あらゆる困難障害艱難辛苦七転び八起きが立ちはだかろ…」ゴ…


削板「!?」ピタ…


ディオ「爆発でも起こすつもりかな?…こういう厳かな場では…慎みたまえ」ゴゴゴ…

削板「あんたは?」

ディオ「後は私が引き受ける」ボソ…

削板「え?」


誰だよ…今、瞬間移動してきたぞ…どよどよどよ…ざわざわ…


学生A「役員さん…これ…やばいんじゃ…」

役員「見てろ。あれがこの学園都市の生きる伝説なんだ…」




あれ…”元”第一位じゃね!?ほんとだ!現役時は確かいなかったよな?!ディオだ!本物だ!嘘!?実在したの!?

最強のディオだ!ディオ!ディオ!ディオ!ディオ!!


ワアアアーーーーーーーーッ!!!


ディーオ!ディーオ!ディーオ!ディーオ!……


ディオ「ありがとうございます」


ディーオ!ディーオ!ディーオ!ディーオ!……


ディオ「さて」


シーン…


ディオ「皆様。学園都市、レベル5による宣誓はいかがでしたでしょうか?実に元気があり、学生らしい自由なものでした」


ディオ「申し遅れました。私は 佐天 ディオと申します。恐れながら、今回の大覇星祭のゲストとしてお呼ばれいたしました」

ディオ「この七日間という長いようで短いような時間を、皆様と楽しく過ごしたいと切に思います」

ディオ「しかし、疑問な方もおいででしょう?何故ゲストがこのような演説めいたことをする必要があるのか」


ディオ「ひとえに、とあるお知らせのためです。この大覇星祭を満喫するにあたって、必ず外すことのできない競技がありますね?」


エー!エス!ビー!!


ディオ「御名答。七日間に分けて行われる夢のトーナメント…」


ざわ…ざわ…どよ…どよ…


ディオ「そのトーナメント優勝者と、このディオが、皆様の前で本気の戦いを披露することを、ここに宣言します」



ワアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーッ!!!!!!



ディオ「どうか、この満座の前で宣誓した2人にも、ささやかな拍手をお願いします」


パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!


学生A「挨拶もそこそこに…宣言だけで…す…すごい盛り上がりだ!」

役員「やっぱり、あの人はスゴイ…だめもとで声をかけてよかった…」うるうる

役員「これは、今年の大覇星祭は、来場客が測定できなくなるぞ!」

学生A「はい!」

役員「ディオさん!本当にありがとうございます!今から最終日のプログラムを一部書き換えます!」



キングクリムゾン!開会式終了!


ディオ「すまないね。勝手なことを言ってしまって」コツコツ…


役員「いいえぇ!アレで良かったんです!アレが最良!最高です!この盛り上がりなら、むしろ上も願ったり叶ったりですよ!」

学生A「役員さん!計算完了したようです!」

役員「おお!早いな、どうだ!?」

学生A「今の開会式も全世界にLIVE放送されていまして…お…おぉぉぉ!」

役員「ええい!見せろ!私にも!…おぉ!」

学生A「まだ始まったばかりで変動するとは思いますが…」


学生A「前年度の大覇星祭に比べ…宿泊、飲食…あらゆる施設等の利益85%増し、来年度の新入生70%増し、ら、来乗客数は…”計測不能”全ての値がまだ上昇する見込みです!」


役員「なに!?」

学生A「くわえて、世界中で日本行きの飛行機、高速船舶のチケットが飛ぶように売れています!」

役員「おおおおお!間違いない!学園都市に来ようとしているんだ!」

役員「そうだ!コレだ!この爆発的な話題!これこそエンターテイメントだ!」

学生A「これ大丈夫ですか!?数が多すぎて対応できなくなるんじゃ…」

役員「心配ない!ここは(学園都市)だ!対応できないことなど無い!今すぐ本部に連絡して対応”させる”んだ!」

学生A「はいぃ!!!」

役員「ディオさん~♪お疲れ様ですぅ!ささ!面倒なことは我々に任せて、どうぞ!ご自由に大覇星祭を楽しんでください!お渡しした書類の時間に、ここに戻ってきていただければ結構ですから!!」



ディオ「ん…祭りとはいいものだな」

佐天「さっすがお兄ちゃん♪」

ディオ「ふふ…半分は涙子のおかげさ」

佐天「えへへ…優しいお兄ちゃん大好き!」ギュ!

レッチリ「ひ…人があんなにたくさん…聴かせてやりたい…響かせてやりたい…」チャキ…



ディオ「レッチリ」ドドド…



レッチリ「ひゃい!違う違う!別にギター弾こうなんてしてません!って!ミサカは直立する!…だぜ!」シュ…!

ディオ「そうか、いい子だ。どれ、せっかくだ、外に出て、色々と見に行こう。涙子、レッチリ、手をはなすんじゃあないぞ?」

佐天「うん!」

レッチリ「いえっさー!DE!ごーあへっど!」



削板「待ってくれ!」プルプル…!


ディオ「ん?君は…おぉ、いつぞやの」

ディオ「すまなかったな。君の口上を潰してしまって」


削板「いや…間違えた俺が悪いんだ…だが、今の話本当か!?」


ディオ「嘘は言わない」


削板「へへ…!燃えてきたぜ…最強か…あんた!約束する!必ず(A・S・B)で俺が優勝して、あんたを倒してみせる!」


ディオ「威勢がいいな、度胸も十分。まぁ…期待せずに待っているとしよう」


ディオ「なぁ?涙子」

佐天「え?」


削板「おお!そういえば新入りじゃあないか!パーティでは会えなかったから、今日が初対面だな!」

佐天「そういえばそうですね!これ、ありがたく使わせてもらってますよ!(熱血タオル)!大きくて使いやすいです♪」

削板「そうか!喜んでくれてるなら俺も嬉しいぜ!だが、今は仲良くできないぜ!」

佐天「え?なんでですか?」



削板「俺と新入りは今はライバル同士!語るのは、リングの上で、拳で語り合うだけだ!」



佐天「は、はい!」

削板「そうと決まったらこうしちゃいられねぇ!今からでも特訓だ!じゃあな!」


ダダダダダダーーーーーーーーッ!!!



佐天「削板さん…嵐のような人だなぁ…」



ディオ「さて、改めて」

レッチリ「れっつご…わわ!」

佐天「今度はなに!?」


ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!


ここにいるんでしょ!ディオさん!?握手してぇ!サインちょーだい!…


佐天「うわ…お兄ちゃんがここにいるって皆知ってるんだ…」

レッチリ「人がゴミのようだ!と!ミサカは帽子をふかーくかぶり直す…だぜ…」むんず!

ディオ「2人とも…もう一度言うが、手をはなすな…」


佐 レッ「「うん…」」


ディオ「…」


ディオ「皆さん、申し訳ない。これから、色々と見て回りたいのでね、道を開けてくれないかな?」


サーーー…ッ!


佐天『すご…人の海がきっかり半分に割れた…』


ディオ「ありがとう。私などで良ければ、ヒマな時間ならば、いつでも話相手になろう…だが、今は見ての通り…」

ディオ「(家族)で大覇星祭を楽しんでいるのでね、ご了承を頂きたい」


なら…しょうがないわよね…あとではなそー!…競技とかぶってなかったら良いなー…ぞろぞろ


レッチリ「一言で、蜘蛛の子散らす、お兄ちゃん、(五・七・五)」


ディオ「ん?よくできたなレッチリ。いい句だな」

レッチリ「えっへん!俺っち成長してる!」


女生徒「あの…」


ディオ「ん?」クル…


レッチリ「おうおう!お話聞いてなかったのかー?ネーちゃん!って!ミサカはお説教!…だぜ!」


女性徒「すっすみません!」ペコペコ!


佐天「こーら、初対面の人にはお説教しないの」こつん!

レッチリ「あぅっ…気をつけます…」シュン…


女生徒「ディオさん。迷惑なことはわかってます!でも、どうしても今お願いしたいことがあるんです!」



ディオ「何かな?」


女生徒「私のお母さんが、いま赤ちゃんを身篭っているんですが…今週中には生まれるそうなんです!」

ディオ「ほぅ、それはおめでとう」

女生徒「それでですね…えっと…生まれてくる赤ちゃんに名前をつけて欲しいんです!」

ディオ「私でいいのかな?重要なことだ。君とご両親で決めた方が良いのでは?」

女生徒「私が決めることになっていたんですが…先ほどの開会式を見て…もしかしたら会えるかと思い、走ってきました」

ディオ「君はどんな名前を考えたのかな?」

女生徒「いいえ…それがまだ決まっていなくて…お願いです!どうか、これから生まれてくる子に、名前をつけてください!」


ディオ「だが、やはり…」


女生徒「お、お願いします!あなたにつけて欲しいんです!」


佐天「お兄ちゃん、良いじゃない、名前くらい。つけてあげなよ」


ディオ「ん…わかった…男の子かな?それとも女の子?」


女生徒「それが…検査も受けたらしいのですが…生まれてくるまで分からないらしくて…」

ディオ「ふむ…そうか」

ディオ「…」

ディオ「君の名の苗字を教えてもらえるかな?」

女生徒「あ、汐華(しおばな)です」


ディオ「…しおばな…しおばな…か……」


ディオ「…よし」



ディオ「こんな名前はどうかな?初流乃(はるの)」



佐天「わぁ!かわいい♪」

レッチリ「そう?うーん…もっとかっこいいのがいいな~」

佐天「どんな?」


レッチリ「リキエルとかウンガロとかドナテロとか!」


佐天「良い名前だとは思うけど…全部男性の名前じゃない?」

レッチリ「あ!そっか!じゃあダメ~…」

佐天「だね」




女生徒「はるの…汐華 初流乃…」

ディオ「少し、女性的だが、これなら男の子にもつけられるだろう?」

女生徒「はい!とっても、良い名前です!」

ディオ「では、もういいかな?」

女性徒「はぁい!呼び止めてしまって、すみませんでした!ありがとうございましたー!」


タッタッタ…!


ディオ「元気に生まれてくるといいな…」


佐天『お兄ちゃん…だからいつも散歩のとき以外出歩かないのかな…?』


ディオ「さぁ、もういいだろう。行こう」

佐 レッ「「はい!」」


…………………………………




ースタッフ休憩室ー


フレンダ「はぁぁ~…疲れた」ペタン↓


舞夏「お疲れさん。やっぱりパツキン、ブロンドメイドが売り子に入ると売れ行きいいな~」

フレンダ「こ…これ、ホントにレッスン3?」


舞夏「あたぼーよ~これこそレッスン3〔回転を信じろ〕だぞ~」


フレンダ「もう、回転は十分信じてるのに」

フレンダ『能力ディスクのサポートがなきゃ回せないけど…』


舞夏「フレンダはせっかち、かっちかちだな~?そんなんじゃ、レッスン3を超えられないぞ~?」


舞夏「(回転)は技術だぞ~?、能力者みたいに、パッとうまくなったりしないの」


舞夏「きっかけが必要なんだ。逆に、きっかけさえあればグングンうまくなるけどな~」


フレンダ「きっかけか…はいはい!しっかりやるってわけよ!」


舞夏「それでいいの。じゃ、あと20分休憩したら、また売りに行くぞ~?」

フレンダ「はーい…」ゴロン…




フレンダ「きっかけ…」ボゥ…!…メラメラ…!



…………………………………



ー屋台通りー


涙目のルカ「さぁー!いらっしゃい!いらっしゃい!おいしーい!アイスだよォー!!」


イン「わぁ!すごくおいしそう…」だら~

涙目のルカ「どうだい?お嬢ちゃん。良かったら一口食べてみてよ!」


イン「良いの!?ちょーだい!ちょーだい!」


涙目のルカ「ほら!スプーンですくってと…ほら、試食ってやつだ!どうぞ♪」ツイ!


イン「ありがとう!いただきまーふ!あむあむ…」もぐもぐ…


イン「おいしー!でも、何だか不思議な味かも?しょっぱくてあま~い♪」

涙目のルカ「お譲ちゃん!よく気づいたね!それは(ソルトアイス)といって、塩が使われているから、しょっぱいんだ!」

イン「すごーい!」

涙目のルカ「でしょう!(ルカのソルトアイス)って言ったら、ちょいとは名が知れてるんだぜ!」



イン『もっと食べたいかも…とうまにもらったお金は2000円…』



イン「いくらなの?」

涙目のルカ「おぉ!気に入ってくれたかい?1個400円だよ!」

イン「う…ちょっと高いかも…」



????「へいへいへーい!」



イン「?」クル…





ヌケサク「お嬢ちゃん!アイスクリームもいいが、こいつはもぉっと!うまいよン♪」


イン「なになに~?」てってって…!

涙目のルカ「あぁ゛!?お嬢ちゃん!く…くそぅ!」




ヌケサク「ひんやり冷えたヤシの実の果汁だよ♪」

イン「へぇ~!ヤシの実って食べたことないかも!でも、スポーツドリンクみたいな味って聞いたことあるんだよ?」


ヌケサク「はっはっは!そんなのは加工された質の悪いダメなヤシの実さ!」


イン「そうなの?」


ヌケサク「あのねー♪ナチュラル・ピュアテイスト100%なのよン♪」

ヌケサク「ウチで仕入れた超新鮮なやつに!ふん!」


ガンッ!


ヌケサク「と!穴をあける!すぅーるぅーとぉー?」

イン「わくわく!」


ヌケサク「アーラビックリ!こんなにきれいな果汁がタップンタップンなんだよぉ~ん!トロピカルゥ!」


イン「うわー♪はじめて見たけど、おいしそー!」


ヌケサク「そうとも!これが”スポーツドリンク”見たいな味すると思うかい?」


イン「うううん!」ぶんぶん!


ヌケサク「そうなのよ!とっても甘むぁ~くて!しかもさわやかァ~~~♪」

ヌケサク「果肉もおいしいよ~?」


イン「…」ゴクリ…




ヌケサク「ほぉら!紙コップに移したから、飲んでごらん?」


イン「ありがとー!いただきますンぐンぐ…」ゴクゴク!


イン「ぷはぁ!おいしー!!気分は南国かも~♪」


ヌケサク「さぁ!どうだい?買いたくなったでしょお?」



イン『もっと飲みたいかも…とうまにもらったお金は2000円…』



イン「いくらなの?」

ヌケサク「ありがとねぇ~!1個500円だよぉ!」


イン「うぐ!さっきより高いかも!」


ヌケサク「でも、お嬢ちゃん?さっきのちっぽけなアイスと、こっちのヤシの実をくらべてごらんよ」

イン「えっと…あっちのアイスもおいしいし、こっちのヤシの実もすっごくおいしいんだよ」

ヌケサク「なら、その大きさは?量は?」


イン「あ!たった100円の差なのに、ヤシの実の方が大きいかも!」

ヌケサク「そうなんだよぉ!こっちの方が絶対良いって!」



涙目のルカ「なんだとー!ゴラァー!この客ドロボー!」



ヌケサク「うっせー!!…ほら、お嬢ちゃん!買うならこっち…」



????「待てぇい!ちょっといいかな!?お嬢さん!」



イン「?」クル…




サンタナ「そんなお菓子の類はやめたほうがいい。イベントならばやはりこれだ!」


イン「!…なんだか……食欲をソソられる香りかもぉ…」てってって…!

ヌケサク「そんな!?お嬢ちゃん!」


涙目のルカ「へへぇーーーッ!ザマー見ろ!」


ヌケサク「だまれー!ち…チクショウ!」



イン「わああああああ!!!!サンドバッグみたいなお肉がぐるぐるまわってるー!」

サンタナ「ふふふ…それは牛肉だよ。さぁ、お嬢さん。私には小細工や説明など不要。試食してみてくれないかな?」


イン「いいの?じゃあたべるー!!!」


サンタナ「どうぞ」


イン「いただきます!あーむ!んむんむ!あむあむ…」パクパク!


イン「!!!」

サンタナ「ふふふ…」ニヤリ


イン「おっいしー!このソース!肉汁あふれるビーフ!シャキシャキの野菜が、最高にマッチしてるんだよー!!」


サンタナ「さぁ、お嬢さん。いかがです?私の(ドネル・ケバブ)は?」


涙目のルカ『けっ…流れが悪いんだ。ヤツのがここで売れてたまるかよ…』


ヌケサク『きっとあのお嬢さんはここに戻ってくるぜ…』

イン「えと…うーんと…」


イン『もっと…もぉーっと食べたいかも…とうまにもらったお金は2000円…』



イン「いくらなの?」

サンタナ「ひとつ、600円…」

イン「え!?一番高いかもぉ!!!」




涙目のルカ『このパターン!ヤツは売れない。お嬢ちゃんがフリーになった時がチャンス!』


ヌケサク『そらきた…くるぜ…』


サンタナ「なんですが、お嬢さん、可愛いからサービス。300円です」ニコ!


ルカ ヌケ『『なにィーーーーーーッ!?サービスだとォーーーッ!?』』


イン「ホント!いいの!?300円で!」

サンタナ「もちろん。二言はありません。いかがですか?」


涙目のルカ『なんてやろーだ!?このイベント中…普段の五割はボッてもいいってのに…』


ヌケサク『それを…600円から300円にプライスダウン!?まさかのサプライズ!心理的にも、これは買ってしまう!?』


サンタナ『ふん!愚かな奴等よ、欲を張るからこういうことになるのだ…利益を優先する。結構な話だが…』


イン「あ、とうま」

上条「はぐれるなっていっただろ?ほら、行くぞ」グイ!

イン「うえぇぇ!?」ズルズル…


サンタナ『何も、こんな少女までボッたくる必要は無い。むしろここはサービスが正解だ!』


サンタナ『こうすることで、子供、つまり過半数の学生からの人気を勝ち取る。ボッたくるのは、金を余分に持っている大人だけで十分よ!』


サンタナ『この七日間…もらったな…』


サンタナ「さぁ!お買いあげ…は?」


涙目のルカ「…」

ヌケサク「…」


ぽつーん……


…………………………………




イン「とぉ~…」

イン「まぁ~…」


上条「よし、言いたいことは分かった。でもまだ二時間前に朝ごはん食べたばかりだろ!?」

イン「ううううぅぅぅぅ!そこかしこから、なんとも言えない匂いが漂ってきてそれどころじゃあないんだよ!」

イン「さっきだってあとちょっとだったのに…はぁ…」


イン「日本の食文化は食という名の誘惑の塊かも…」


上条「そうだなぁ…後で適当に時間作ったらそこら辺回ってみるか」

イン「後で!?」

上条「もう最初の競技始まるから行かなきゃ駄目なんだ。ほら」パサ…

イン「なにこれ?」

上条「パンフレット。印つけてるトコが、今日俺が参加する競技場の応援席だから」

イン「うっうん…えっと…」

上条「じゃ、俺自分の学校んとこ行ってるから、あとでな」

イン「わわ!今日のとうまは、なんだか、ものすごくドライかも!!」


………………………………………


上条「やっべ…遅刻する!」ダッダッダッダッダッ!


上条「ウチのクラスの連中がお祭り好きだからなー準備期間からバカ騒ぎしてたし」

上条「今頃きっと気合入りまくってるぞー!」


IDが…



>>1です。

>>324さん。引力を信じるかな?このスレを見たことと、そのIDになったことは決して偶然じゃあない…俺はそー思う…







地震の夜は本当にスイませェん…反省してます

前スレくらい佐天さんばっかで、つまんないし飽きると思うが、見てやってください。


続きます。


我が心と行動に、一点の曇りなし………全てが”佐天さん”だ。




ーとある高校ー


だる~ん…


上条「!?」

上条「おい!みんなどうしたんだよ!?この最終日みたいなテンションは!?」


青ピ「すまへん~かみやん…」

上条「青ピ!どうしたんだよ!?この有様は!?」

青ピ「徹夜で大騒ぎし過ぎて一睡もしてまへんがなにか~?」ぐでー…


モブ男A「戦術も詰め込みすぎてクラス全員でモメまくったし…」

モブ男B「あーもぉやる気ねぇ~」


上条「お前ら本末転倒だろ!?」


姫神「学生の競技なんて…所詮そんなもの」


モブ女A「競技相手は私立のスポーツ校らしいし…」


上条「だめだ…この調子じゃ…思いっきり負ける…」


上条「あ」



↓過去
( 上条「グッド!!おもしろい!その条件認めるッ!」バシィッ!!)



上条『しまった…』



上条「うわあああああん!負けちまううう!」


ザッ…


上条「?」チラ…


吹寄「…」ドォーン!!


吹寄「上条、また貴様が無闇にだらけるから、それが皆に伝染して…」

上条「え!?いや、これ別に俺のせいじゃあないし!俺だって今来たトコだし」

吹寄「つまり、貴様が遅刻したから皆のやる気がなくなったのね?」

上条「吹寄だって、俺より遅れてきたじゃん。なにがなんでも俺のせいにする気かよ」


吹寄「私は運営委員の仕事よ!馬鹿!」ビシィッ!

上条「はぁ~…」

吹寄「ちょっと!聞いてるの!?」


姫神「上条くんは…嘘ついてない」


上条「おぉ!姫神!」


姫神「私は、上条くんの味方」


青ピ「…」

土御門「…」


吹寄「わ、私だってそうよ!上条が馬鹿にならないように、注意してるんじゃない!」

上条「さっき馬鹿って言ったじゃん…」

吹寄「はいはい!悪かったわね!これでいい!?」


上条「あーぁ…不幸だ…」こてん↓


吹寄「また…!ほら!立て!上条当麻!!」グイイ!↑



吹寄「私はね、不幸とか不運とか理由つけて人生に手を抜く輩が嫌いなの」

吹寄「貴様1人がだらけると、周りのやる気もなくなる!」ズイッ!


上条「は…はいはい」


姫神「だから、上条くんは…」ズイッ!


ゥゥゥ…


上条「ちょっと待て、これ、何の音だ?」


吹寄「?」

姫神「?」



ウヴヴヴヴヴ…ブシュアアアアアアーーーーーーーーーッ!


上条「ホース踏んじまってる!?…おわ!水が!?」


吹寄「むっ…」ザパァ!

姫神「んん…」ザパン!


上条「ひぇーつめてー…大丈夫か?2人とも…はッ!?」


吹寄「何か…文句が?」濡れスケ

姫神「大丈夫。冷たくて気持ちよかったよ」濡れスケ


上条「ご…ごめんなさぁーい!!」ピュー!


吹寄『…ジョジョ』

姫神『ジョジョの…えっち…』


吹寄「姫神さん。着替えてきましょう」

姫神「そうね、競技も近いし、急がなきゃ…」


………………………………………




上条「はぁはぁ…競技前だってのに…疲れた…」


ぺらぺら…!


上条『なんだ?誰かそこで話してんのか?』チラ!



小萌「ウチの設備や授業内容に不備があるのは認めるのです!でも!」

小萌「それは私達のせいであって、生徒さん達には何の非もないのですよー!!」


メガネ教師「はん…!設備の不足はお宅の生徒の質が低いせいでしょう?」

メガネ教師「結果を残せば統括理事会から追加資金が下りるはずなのですから」


小萌「むぅ!」


メガネ教師「あなたの所は期末能力測定もひどかったそうじゃないですか?」

メガネ教師「まったく、失敗作を抱え込むと色々と苦労しますねぇ?」


小萌「せ、生徒さんには成功も失敗もないのです!あるのは、それぞれの個性だけなのですよ!」


メガネ教師「なかなか夢のある意見ですなぁ、では…私はそれを打ち壊してみせましょうかね?」くくく…


小萌「え…」


メガネ教師「私の担当したエリートクラスで、お宅の落ちこぼれ達を…」

メガネ教師「完膚なきまでに撃破してさしあげますよ!わっはっはっはっは!」


小萌「…ッ!!」


メガネ教師「ああ、ご心配なく、一応手加減はしてあげますから…」スタスタ…



小萌「ち…違います…私のかわいい生徒さん達は…」

小萌「みんなは…落ちこぼれじゃ…うぅ…」ポロ…(涙


上条「…」


上条「テメェら…もう一度だけ聞くぞ…」


クラス一同「「「…」」」


上条「本当にやる気がねぇのか?」


クラス一同「「「…」」」


上条「打倒!!エリート校!!」


クラス一同「「「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」



ーVIP専用観戦席ー


大統領「ん~♪フットボールの中継なんかよりよっぽど面白いな」ポリポリ…


ブラック「…」

リンゴォ「…」


大統領「あー、ブラック・モア、オペラグラス」


ブラック「ハイ」スッ…


大統領「ありがとう」スチャ…


ブラック「大統領、グラスが空ですがァ…次は何を御飲みになりますかァ?」


大統領「そうだな、コーラもいいが、ワインもいい…では、どちらもだ」

大統領「ついでに、ポップコーンも頼む。バターソルト味だぞ。キャラメル味じゃあないぞ?」


ブラック「ハイ…スグにもってきますゥ…」ガチャリ…


大統領「~♪」ポリポリ…


リンゴォ「大統領、間もなくパン食い競争です」


大統領「お?そうか、いや、一度見てみたかった。手を使わずパンを食って走るなんて面白い趣向だよな」クスクス♪

リンゴォ「左様でございます」

大統領「…にしても、派手な開会式だったな?」

リンゴォ「DIOは、変わったようです」

大統領「確かに。あんな目立つことを好んでするヤツじゃあなかった」


ブラック「加えて…太陽の光を浴びても平然としていましたァ…」


大統領「戻ったか早いな、ブラック・モア。飲食物はテキトーにその辺へ置いてくれ」

ブラック「ハイ」コトン…

大統領「そうそう、ソレもブラック・モアの言う通りだな。ヤツは太陽に弱かったが、今はケロッとしてるもんな」

リンゴォ「最近、また動き出しているようですが、目的は不明です」

ブラック「分かり次第…報告しますゥ」

大統領「かまわん。捨て置け。今はヤツも隠居生活しているようなものだろう?そっとしといてやれ」

ブラック「スイませェん…大統領を御守りするのが我々の使命ですから…少しでも危険と思われることは報告しますゥ…」

リンゴォ「お許しを、大統領」


大統領「ふふふ…お前たちの忠誠心に、私は何と報いればいいのか、見当がつかんよ。どうだ?うまいワインでも?ん、お前たちは仕事中だったな…」

大統領「一緒に飲まないか?コーラ」


ブラック「いただきますゥ…」

リンゴォ「いただきます」


………………………………………



ピンポンパンポーン!


<間もなく…第七学区…高等学校部門…第一種目・「棒倒し」競技を開始します…>

<出場する選手は…校門前に…集合してください…>


パンポンパンポーン!


美琴「あいつも無謀よね、ウチの学校に勝てるはずがないと思うんだけどね…一応、見とこう…」


スタスタ…


美琴「お、席空いてる…ってわあ!?」


イン「おなか…すいた…」ペちゃん…


美琴「あんた…熱中症とかじゃあないでしょうね…水のむ…」


パシィ!!


イン「んッんんッんんんッ!!!」こくこくこく…


イン「ぷはぁ!」


美琴「…」


イン「ありがと短髪」

美琴「たん…?」ムカ…!



イン「う~…でも、飲み物だけでお腹を満たすのはちょっと荒業すぎるかも…」


美琴「心配して損したわ…ホントいつもお腹すかせてるわねー!」

美琴「朝ごはんくらいしっかり食べなさい!」


イン「食べたもんこれでも朝はガッツリ取る派だもん…」


美琴「あ、そ」


イン「…」

美琴「…」


イン「ねえ、短髪はここで何してるの?とうまの応援?」

美琴「ぐッ!?」


美琴「ばばば…馬鹿いうんじゃあないわよ!!なんで私があんなヤツの応援しなきゃなんない訳!?」

イン「あ、始まるかも!」

美琴「!?」クルッ!じー…


<棒倒し競技…両校選手の入場です!拍手を持ってお迎えください!>


ワアアアアアアアーーーーッ!!!

ぞろぞろ…


美琴『ふーん…相手はスポーツ系で有名な学校じゃない。まともにやりあったら厳しそうね』


イン「あ!とうまだ!!」

美琴「え!?どこぉ!?」



上条「いくぞ…!」ドドドドド…!



クラス一同「「「おおおおぉぉぉぉぉ!!!」」」



吹寄「クラフト・ワーク…」ボソ…

青ピ「小萌せんせー泣かせたんは許せんしなぁ…ちょこっと使うで?つっちー」ボソ…

青ピ「あれ?つっちー…?」キョロ…


姫神「土御門くんなら…仕事…」ボソ…


吹寄「あのサボり魔…」ボソボソ…

青ピ「ほんま!?…ま、結局…バレん程度に使うしかあらへんな。もちろんかみやんにも」ボソ…

吹寄「わかってるわよ…カメラの死角を突きましょう…負けるのは嫌だし」ボソボソ…

姫神「そうね…コォオオオオ…!」ボソ…



上条「てめぇら!!覚悟はいいか!?俺はできてるッ!!奴等の伸びに伸びた鼻!!へし折ってやろうぜッ!!」



クラス一同「「「うおおおおおおおおお!!!」」」


美琴『う…嘘!?何なの!?あの…(凄み)はッ!』

美琴『ま、まさか…マジに勝ちに行く覚悟な訳!?』

美琴『はッ!』

美琴『そうまでして勝ちたいってことは…きっとすごい罰ゲームを私に…!?』


美琴「え///えへへぇ///」クネクネ///


イン「短髪…気持ち悪いかも」

>>1です。

21時30分更新。で、ございます…



ブチャラティ「棒倒しとは、チーム内で棒を立てる守り役と、相手チームの棒を倒す攻め役に分かれ」


ブチャラティ「より速く相手の棒を倒した方が勝ち…という、単純明快な競技だ」


ブチャラティ「しかし、ペナルティーエリア外では、能力による攻撃が認められている…もちろん、怪我人がでない程度にセーブしなくてはならないが」


ブチャラティ「一般的な学校行事で行われるそれよりは、難易度が高いことは間違いないだろうな」



<両チーム…所定の位置について下さい…棒倒し…よーい…スタート!>



パァァァァン!!



実況「さぁ!始まりました!棒倒し!実況は私、解説は特別ゲスト!佐天 ディオさんにお願いしています!ディオさん。よろしくお願いします!」


ディオ「どうも」



ワァアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーッ!!!



実況「おおおっとぉ!?開始早々!白組ぃ!何かを作っています!ディオさん、これは?」

ディオ「はい、これは、火炎・爆発系の能力者と圧力系の能力者が加工して作り出す、一種の爆弾のようなものでしょう…見事なコンビネーションです…」



メガネ教師「くっくっく…そのとおり…!」

メガネ教師「いかがです?月詠先生」


小萌「…」


メガネ教師「貴女方の様なおちこぼれ学級には逆立ちしてもできない完ペキなコンビネーションでしょう?」

メガネ教師「ウチが本気を出せばモノの5分でカタがついてしまうでしょうからねえ」

メガネ教師「TVショー的な見せ場を演出して差し上げるのが、スポーツエリートたる我が校の努め…」




ディオ「しかし…」


どよどよどよ…!ざわわわわ!!!


実況「!?ディオさん?しかし…なんでしょうか?」




ディオ「実際の競技においては、全くの無駄でしょう」


実況「むだ…」


ディオ「あんなもの、作ったところで味方を巻き込みかねない上に、作り出すのに必ず複数人必要…」


実況「な、なるほど…では…」


ディオ「あのような作戦を立案した監督には、正直あきれますね。目立ちたいがための、ちょうちんそのもの」


実況「そ…そうですね!全くその通り…」


ディオ「うむ、これはいけない。白組の生徒が気の毒になってきました。皆、親御さんも御観戦なされているだろうに」


ディオ「あんなことをするぐらいなら、個別に能力を使い、確実に狙いを定めたほうがいい」


実況「さ、さすがです!冷静かつ的確な読みです!!」


メガネ教師「な…な、なんだとぉ…!?」ピキッ…


白組「「「うわあああああ!!!」」」


メガネ教師「はッ!?」



上条「オラァーーーーーッ!!!俺に続けぇーーーーーッ!!」


赤組「「「ウオオオオオオオオオオオオラアアアアアア!!!!!」」」


エリートA「こいつら…!?」

エリートB「なりふり構わず突っ込んでくる!?」


実況「うおおお!両チーム入り乱れる!乱戦!乱戦です!!」


メガネ教師「何を遊んでるんだ!!とっとと奴等の棒を倒してしま…へ!?」


エリートC「うわ!」ツルン!


エリートD「地面が!?凍ってる!?」ベタン!!


エリートE「おいF!お前こっちの地面を凍らせたろ!?うお!?」べチン!!


エリートF「ちっ違う!?私はやってないわよ!?」


メガネ教師「ご…誤射だと!?」


青ピ「…」ニヤ…




メガネ教師「ばっ…馬鹿もん!速く棒を倒せ!!」


エリートG「うおおおお!!巨乳ちゃんよぉ!どかねぇと怪我するぜ!!」


吹寄「やれるもんなら、やってみろ。この木偶のボー」


エリートG「ほぉ!俺と力比べするつもりか?ふぅん!!」グォ!!


ピタ…


吹寄「…」


エリートG「う…棒が…うごかねぇ…!?」


吹寄「軟弱物!私は指一本棒に触れてるだけよ?」


エリートG「うう!?女に……ま、負けた…」ズーン…↓


吹寄「当然ね…”固定”は絶対なのよ…」ボソ…


メガネ教師「そんな…!?Gは肉体強化系の能力者のはず!?」


メガネ「ええい!その棒はいい!違う棒を…はぁああああああ!?」




エリートH「うげ…」

エリートI「ひっく…」


姫神「銀色の波紋疾走〔メタルシルバー・オーバードライブ〕…!応用編…」ボソ…

姫神「棒に流した波紋は…触れる者を一時的に気絶させる…」


エリートJ「もう一本の棒がフリー!!もらったあああああ!!!」


姫神「ハイエロファント・グリーン〔法皇の緑〕…」ボソ…


シュルルルル…ぺちん!


エリートJ「あ、脚がもつれ…おぶぁ!!」どさ!


姫神「カメラの死角もバッチリ…でも…上条くんは褒めてくれないけど…」


メガネ教師「こ…こんな…夢でも見てるのか…?我がスポーツエリート達が…!?」へなへな↓


実況「すっごーい!!赤組!偶然のラッキーを呼び込みました!!勢いに乗ってこのまま畳み掛けるぅーーーー!!!!」


ディオ「勝負あったな」


小萌「み…みんな!!」



ドオオオオオオン!


上条「…」シュゥウウウウ…


白組「「「あ…」」」


メガネ教師「ま…負け…た…?」ガク…


上条「最後の棒!!討ち取ったぞォオオオオオオーーーーーーーッ!!」


赤組「よっしゃあああああああああああああ!!!」」」



ワアアアアアアアアアアアーーーーーーーッ!!!!




姫神『我スルーされる、ゆえに我在り』




ハイエロファント・グリーン〔法皇の緑〕

姫神秋沙のスタンド。遠距離、直間両攻撃型

能力=触手や触脚で敵を捕らえ破壊エネルギー『エメラルド・スプラッシュ』以下(E・S)を放つ。


いつ発現したかは不明。体を紐状にして伸ばしたり、狭い場所に潜んだり様々。

スタンドそのもののパワーは人並みで強くは無いが、多彩な能力と(E・S)がそれを補って余りある。


【破壊力 - C(E・SはB) / スピード - C / 射程距離 - 300m(E・Sは発射から50m) / 持続力 - B / 精密動作性 - B / 成長性 - D】




〔波紋〕


(吸血殺し)の異名を持つ、姫神秋沙が身に着けた。〔回転〕とは異なる〔技術〕


特別な呼吸法によって、肉体にエネルギーを生み出す。

「波紋法」「波紋呼吸法」とも呼ぶ。東洋では「仙道」と呼んでいる。

攻撃はもちろん。肉体操作術・治療法・などの様々な利用法もあり、魔術・科学・スタンド・回転との併用も一応可能。

(姫神はスタンドと波紋以外使えないのでスタンド&波紋のみ)


姫神は波紋の修行をスタンドを手に入れる前にはもう波紋法を修了おり、全ての(波紋疾走)を使用することができる。


>>1です。

訂正>>366最後の行



姫神はスタンドを手に入れる前にはもう波紋法を修了しており、全ての(波紋疾走)を使用することができる。



ね?

にしても、こんな姫神さんを一瞬で血だるまにするんだから、オリアナさんってすごいね

続きます。



実況「ゲームセットォ!!勝者!赤組ィーーーーッ!!」


イン「わー!とうまー!おめでとー!!」パチパチ!

美琴「うっそ…ホントに勝っちゃった…」///

イン「あれ?もうおしまい?とうまの勝ちだよね?それとも負け?」

美琴「勝ち」

美琴『ひょっとしてルール分かってないのに見てたのこの子は!?』

美琴「あ」

美琴「いっけない!のんびり人の試合見てる場合じゃなかったんだ!?」ダッダッダッ!!


イン「たんぱつー?どこいくのー?…行っちゃった…」



上パパ「母さん母さん!見たかい!?当麻がフィニッシュを決めたよ!!」

上ママ「そうですねぇ♪」ニコニコ♪



上条「いっやー…」


ぞろぞろ…


上条「エリートってのも…たいしたことねぇな!」


姫神「やったね」ぎゅ!


上条「…どうした、姫神?足でも痛めたのか?」

姫神「…!」


姫神「そう…だから…支えて」


上条「おう!死線をくぐり抜けた、戦友だからな!遠慮するな♪」

姫神「うん!……ぁ……うん…」

上条「?」


青ピ『本当に…そうだったんだけどな…』


吹寄「おら」ドン!


上条「おわぁ!急に後ろから押すなよ!吹寄!姫神に何かあったら…」

姫神「わ…」


吹寄「ふふん♪」ニコ!

上条「…なんだよ?」

吹寄「やったわね」

上条「…」

上条「あぁ!」

姫神「うふふ♪」


青ピ「かみやん!小萌せんせーに…な?」


上条「…ヤローども!小萌先生に戦勝報告にいくぞ!!」


クラス一同「「イエーーーーーイ!!!」」

>>1です。

22時更新。



上条「と、ゆーわけです!」


クラス一同「「「小萌先生!」」」


小萌「…」


小萌「もー!!どうしてみんなあんな無茶してまで頑張っちゃうんですかー!!」プンプン!


クラス一同「「「えええーー!?」」」


小萌「大覇星祭はみんなで楽しく参加することに意味があるのであって、勝ち負けなんてどうでも良いのです!」

小萌「先生はこんなボロボロになったみんなを見ても嬉しくなんてないのです!!」


上条「先生…」


小萌「ち…ちっとも…うれしく…なんか…」ぐすっ…


青ピ「まーまー、小萌先生の泣き顔のご褒美とは!頑張った甲斐ありましたなー!」


姫神「結果じゃあない…結果に辿り着こうとする”意志”こそが大切」


吹寄「こうなったら、連勝目指すわよ!」


クラス一同「「「おおおおーーーーーッ!」」」



吹寄「ちょっと汚れたわね…着替えてこよ」

吹寄「でも、女子更衣室まで行くのはめんどくさいし…」

吹寄「教室でいいか」スタスタ…



…………………………………………


スタスタ…


上条「ふ~…トイレ混んでたな」


上条『そーいえば…』


上条『土御門の姿が見えねーな…こういう時は青ピ達と一緒にノリノリで騒ぎそうなのに…』

上条『朝の会議の時はいたよなぁ…?』



上条「ま、いっか!教室にケータイ取りに行かなくちゃあな!!」


タッタッタッタッタッ…


ーとある高校ー


上条「みんな出払ってるな~…昼間だけど、ひとけのない学校って不気味だよな~」ガラ!


上条「さて…ケータ…い…」ピタ…


吹寄「あ…」全裸


上条「…」

吹寄「…」

上条「…」

吹寄「…」

上条「…」

吹寄「…」

上条「…」

吹寄「…」


上条「…」ジー…


吹寄「そこ、ドア閉めてくれない?」


上条「あぁ…うん」ガラララ…


吹寄「…」

上条「…」ジー…


吹寄「いつまで見てるつもりなのよ?」


上条「は!?…ち、違うんだ!?思わず見とれたというか…決してデカイとか、ナイスバディとか思ってたわけじゃあなくってだな!?」

吹寄「ふーん?」

上条「ごっ!ごめん!!そんなつもりじゃあなかったんだ!誰も居ないものと思って!許してくれ!」ペコ!


吹寄「で?どうしたの?」


上条「なんでせうか!?”で?”って!?」

吹寄「もう…そのまんまの意味よ。何か用があって来たんじゃあないの?」

上条「け、ケータイ取りに…」

吹寄「あぁ、そう。じゃあ取ればいいじゃない」

上条「な…なんか、俺が言うのもアレだけど…リアクションおかしくないか…?」ヒョイ…


吹寄「そう?もうとっくに慣れたわよ」

上条「慣れた!?マジメな吹寄がまさかそんな乱れた風紀を!?」

吹寄「なに…想像してんのよマヌケ。”あなたに肌を見られること”によ…そうでしょ?」


上条「え…?」


吹寄「偶然…だけどね」




吹寄「ほら、いつまでもいると大声だすわよ。用が済んだならとっとと出てって」


上条「あ…あぁ、すまなかった…」ガラ…ピシャン…!



上条「…」

上条「なんだ…?なんか…懐かしいような…寂しいような…」


とぅおるるるるるるるるるる!!!


上条「お!電話か…インデックスか」ピッ!

上条「はいはい!今行くよ!そこで待ってろ。じゃな…」プツン…


上条「迷子になったら大変だな」タッタッタッ…



吹寄「…っしょと」くい…パサ…

吹寄「ジョジョ…あなたの記憶は何処にいったの…?」きゅっきゅ…


姫神「頭の中じゃない?」


吹寄「あ…いたの?姫神」

姫神「最初からいた…一緒に着替えてたよ…」

吹寄「気づかなかったわ」


姫神「…」

吹寄「…」


姫神「渡さないから……この泥棒でこ」

吹寄「泥棒ネコでしょ?」


姫神「…」ゴゴゴ…

吹寄「…」ドドド…


青ピ「ふぅ~…ケータイケータイ♪…」ガラ!


吹寄「入ってくんな!!この変態!!」ブゥン!

姫神「エメラルド・スプラッシュ&緋色の波紋疾走〔スカーレット・オーバードライブ〕!!」ドシュシュシュ!!


青ピ「どわー!?何するん!?ここ更衣室やないし!2人とももう着替えおわっとーやん!?」




イン「…」


イン「あっ!」


イン「とーまー!」


上条「…」スタスタ…


イン「随分待ったんだよ!」

上条「わりぃわりぃ。じゃ、行くか?」

イン「うん!ごーはんー!!」

上条「次の(大玉転がし)まで大分時間あるし、ちょっとはゆっくりできそうだな、せっかくだし、さっきの屋台エリアまで行ってみるか?」

イン「うわーい!やったー!屋台だよー!もう誰にも邪魔されず楽しめるかも!!!」


………………………………………………………………………………………………


ガラガラ…はーい、通行止めねー?


上条「あらら…」


イン「」


アバッキオ「おや?」

アバッキオ「あぁ!こないだのシスターちゃんじゃあないか」


イン「」


アバッキオ「ごめんね。ここ、もうすぐ合同パレードが始まるんだ。だから人の流れをせき止めておかないと整備が間に合わなくてね」


上条「えーっと…あっちまで渡りたいんですけど、どこまで迂回すりゃ良いんですか?」

アバッキオ「一番近いところで西に三キロ先の地点にある地下街から横断できるけど」


イン「しゃ…しゃんきろ…?(さ、三キロ?)」ぱたん↓

上条「インデックス!?」

イン「うぅ…こんなにお腹へってるのに…おいしそーな匂いがここまで来てるのに…」


イン「手を伸ばせばそこにあるのにぃ~~…うわーん!!」


上条「昼時だしなぁ…のんびり迂回してる間になくなっちまうかも…」


イン「エロイ・エロイ・ラマ・サバクタニぃ!?(わが神、わが神、どうして私をお見棄てになったのですか!?)」



イン「うぅ…」ボロボロ(涙

上条「泣くなよ、インデックス。メシなら他のとこで…」


アバッキオ「…」


アバッキオ『はぁ…俺ってヤツは…警備員(アンチスキル)失格だな…』


アバッキオ『だが、教師としてこれを見過ごすのは最低な野郎だ!困っている学生を見捨てられるものか!!』


アバッキオ「ん!?君、どうしたんだい!?体の具合が悪いのかい!?困ったなぁ~!確か一番近い救護所があるのはあっち側だったしなぁ~!」ウィンク!



上条「!!」

イン「!!」



イン「イタタタタ!お腹痛いんだよー!!

上条「わー、大変だ。今すぐ診てもらわないと!」



アバッキオ「やむおえん、君達。向こう側まで私が同行するから、特別に横断することを許可する」


上条「はーい!」

イン「や…やさしい…おじさぁん…」


アバッキオ「お兄さん!!」


イン「お兄さん!」



とてとてとてとて…




アバッキオ「気をつけていくんだよー」ノシ


上条「ありがとうございましたー!」ペコペコ!

イン「このご恩は一生忘れないかもー!」



タッタッタッタ…!



アバッキオ「…」

アバッキオ『これでいい…これで良かったんだ…これが俺の中の…』


アバッキオ『教師ってもんだろ!!』


黄泉川「レオーネぇ~?」


アバッキオ「はッ!?黄泉川さん!?」


黄泉川「見ちゃったじゃんよぉ~…いいのかな~?警備員が規則やぶってぇ?」

アバッキオ「そ、それは!あのコ達が体調が悪いと言ったもんですから!!仕方なく!ええもう!本当に!」

黄泉川「渡ったとたんダッシュしてった様に見えたけど?」

アバッキオ「うっ!…すみませんでした…」

黄泉川「…」


黄泉川「優しいじゃん。レオーネ♪」


アバッキオ「よ、黄泉川さん…」ホっ…


黄泉川「で~も~…」

アバッキオ「!?」


黄泉川「黙っててあげるから、大覇星祭終わったら、打ち上げ、朝まで付き合うじゃん!」

アバッキオ「ぐぅっ……も、もちろん、教師仲間も呼ぶんですよね?月詠先生とか…吉良先生とか…」


黄泉川「いんや?いつもんとこで二人っきりじゃん♪」


アバッキオ「…わかりました」

アバッキオ『酒で…死ぬかも…』


黄泉川「素直なのは良いことじゃん!」ニコー!

>>1です。やむおえん。じゃあなく、止むを得ん。ね?

今はとりあえずここまで。


今夜の更新は21か22時になりそう。

ヒマなときに見たってください。

>>1です。

21時30分更新。…だぜ



イン「ぷはー!お腹いっぱいなんだよ!」


上条「あんなに飲み食いしやがって…もう今月贅沢できねーよ…」


イン「るんるん♪」


上条「おまえさぁ…いっつもそのペースでお腹一杯にしてたら、近いうちにデブになるぞ」

イン「むむ!」カチーン!

イン「余計なお世話かもぉ!むがー!」ぐわばー!


上条「おわああ!よせ!がッ!…うぉおおおお!?」


ガシィィィイイイッ!!!!ダダダダーーーーーー!!!


イン「あうっ!」ガチン!…ぽて!↓


美琴「わっはははははははははーーーーッ!!!!」


美琴「おっしゃー!つかんだぞッ!私の勝利条件!」


上条「うぎゃあああああああああああああ!!!」


ダダダダダダーーーーーーーーッ!!!


イン「…と、とーまー!」




<さあ!中学対校借り物競争!先頭の選手がトラックに姿を現しました!>


<おおっーーーと!これはやはりどの競技にもトップ争いにからんで来る常盤台中学ー!>


<御坂 美琴 選手だーーーーーーーッ!!>


ワー!キャー!


ー巨大モニター越しー


黒子「はぁあああああああ~♪」

黒子「お姉さま!嗚呼、お姉さま!お姉さま!(五・七・五)」

黒子「さすがですわ!完全なる勝利!見なさい、初春!お姉さまの勇姿を!」

初春「はいはい…でも、まだ勝ったって決まったわけじゃあないでしょう?」

黒子「何をたわけたことを言ってますの!お姉さまに近づく人影さえ無いというのに!」

初春「だって…あれ…」ピッ!

黒子「あれ?」クル!



<おおお!?否!トラックに、もう一つの姿が見えました!これはー?>


<期待の超新星!柵川中学のぉーーーー…>

<佐天 涙子 選手だぁーーーーーーッ!!>


ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーー!!!!


<おおぉっとぉ!待ってました!とばかりの会場の大熱狂!それもそのはず!>


<彼女こそ!学園都市”元”第一位!佐天・ディオさんの妹であり!新しく誕生した”8人目”のLevel5なのです!>


<お、お、お、おおおおおおおお!追い上げる追い上げるぅ!!佐天選手!スゴイ追い上げです!!>



美琴「げぇッ!佐天さん!?」ダダダーーーッ!


佐天「みーさーーかーーーさーん!!」ダッダッダッダー!!


美琴「まさか…追いつくなんて!?」


佐天「勝負です!御坂さん!」


美琴「…望むところよ!!」


<両者ぁ!並んだぁーーーーー!!お互い全力!全力です!ご覧下さい!これがLevel5同士の戦い!さぁ!直線に入りました!どうなる!?この勝負!?>


美琴「オラァーーーーーーーーーーーッ!!!!」

佐天「無駄ァーーーーーーーーーーーッ!!!!」


上条「…」ぶらーん…


美琴「佐天さん!忘れてない?これが、走者の妨害さえしなければ、能力使用OKの勝負ってことを!!」バリバリ!!

佐天「!?」

美琴「足に電気を流して!筋肉を反応させるッ!!」ダダダー!!

美琴「どうよ!!これぞ!エレクトリック加速!!」


佐天「ホワイトスネイク!」

ホワイトスネイク「ムゥウウウウン!!!」ダダダダダーッ!!


美琴「!?」


佐天「御坂さん!あたしにはホワイトスネイクがついてるんです!ホワイトスネイクが地面を蹴れば!あたしも一緒に加速する!!」


美琴「なんですって!?こんのーー!負けるかーーッ!!!!」

佐天「WRRRRRYYYYYYYYYYYYYYYYYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」

ホワイトスネイク「ウショオオオオオオオオ!!!」


バン!バーーーン!


<同時ゴーーーーーール!!!ゴールテープが二人によって宙に浮きました!!>


オオオオオオオオオオーーーーーーーーーッ!!!



<勝敗は!スロー映像で判定します!先にゴールテープに触れている方が勝ちとします!>



オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!



<さあ…緊張の瞬間です…果たして…勝利の女神はどちらに微笑んだのか?>


<モニターに、映します!>


<…>


<これは…?…ど、同時です!全くの同着であります!>


どよどよどよどよどよ!?


<この場合、一位が二名ということになります!赤組も白組も、一位のポイントを手にしたことになります!>


ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーッ!!!


<素晴らしい!なんという大健闘!>


美琴「はぁ…はぁ…やるじゃない…佐天さん…」

佐天「いえ…はぁはぁ…さすが…御坂さんです…」


<え…?マジ?…も、物言い!物言いです!>


ざわざわざわざわざわざわざわ!


<主審より、今の判定には間違いがあるとのことです!>


美琴「え!?」

佐天「どゆこと!?」


<もう一度、スロー映像を見てみましょう…>


<…>

<!?>

<今のゴールテープに同時に触れるシーンをアップで見てみましょう!!>


<…>

<こっ…これは!?>


どッwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!!


<皆さん!!神は残酷であります!あろうことか…!>

<胸です!佐天選手の胸が!確実に御坂選手のそれよりも速く到達し!ゴールテープに触れています!発育の差が!命運を分かちましたぁーーーーッ!!!>


ワハハハハハハハハハハーーーーーーッ!!


<なんということでしょう!?感動一色の会場が!いっきに笑いの渦に巻き込まれました!>


美琴「」


佐天「やったー♪」ぴょんぴょん♪



美琴「う、嘘よ!私の負け!?」


主審「はい」


美琴「ねぇ!お題は!?私は第一種目に出場した生徒ってことでコイツでOKよね!佐天さんは!?」


主審「条件を満たしていました。ですので、先にゴールした佐天選手の勝利です」


美琴「そんな…」


佐天「えへへ…すみません。あたしのお題、ハートのアクセサリーです」チャラン…

美琴「そんな簡単なものを!な、なんて運の良い!?」

佐天『お兄ちゃんが貸してくれたんだも~ん♪』


主審「確認完了。これにて、一位、二位を決定しました」


ー巨大モニター越しー


黒子「」


初春「わぁ~♪2人ともおめでとうございますぅー!」


黒子「」


初春「さーさー、風紀委員の見回りしましょうね?白井さん」カラカラ←(黒子の車椅子を押している)


黒子「」

…………………………………

>>1です。

久しぶりの早上がり。

なので、今日は20時更新。たっぷり更新できそうです。



上条「…ん」


上条「はッ!」ガバッ!

上条「えっと…何が…あったんだっけ…?」


美琴「やっと起きた。ちょっと心配しちゃったじゃない」


上条「俺…どうしたんだっけ?」

美琴「借り物競争であんたを借りたのよ。私が」

上条「借り物!?なんで俺が借り物なんだよ!?」

美琴「だから!第一種目に出場した生徒だったんだから!あんたが適任だったのよ」

上条「はぁ…不幸だ…」


美琴「…」

美琴「も…もう!こんなことでだらしないんだから!!ほら、このドリンクあげるから!元気出しなさい!」バシ!

上条「んぶ!……サンキュ…お前、勝ったのかよ?」チュー…ゴクゴク


美琴「!?…悪かったわね!私は二位よ!」


上条「へぇー!お前を負かす子なんか居たのか!?こいつは驚いたなwww」

美琴「馬鹿にしてる?」

上条「し、してないしてない!冗談だって!時の運ってやつだよ!」

美琴「どうだか?」


佐天「かみじょーさーーん!」タッタッタッ!

上条「おっ!佐天さん!」


ゆさっゆさっ…!


上条「…」じー…

美琴「この野郎…!」ピキッ…!




美琴「そんなに大きいのが好きか!?このダボがあああああ!」ビリリリリ!!


上条「うおッ!」そげぶ!

上条「いきなり何すんだよ!?

美琴「知るか!ふん!」スタスタ…


上条「何だってんだ…?」


佐天「ねぇ!上条さんってば!」


上条「おおう!?佐天さん、どうした?」

佐天「御坂さんに首ひっぱられてましたけど、大丈夫でした?」

上条「あぁ、痛みはないよ。意識はなかったけど」

上条「…って!え!?御坂に勝った子って、佐天さんだったのか!」


佐天「そーですよ!あたし、がんばっちゃいました!」


上条「よくがんばったなぁ!佐天さんのおかげで、柵川中も新入生増えるんじゃあないか?」

佐天「そんなことありませんよ!あたしは、ただ精一杯やっただけですから」

上条「偉いなぁ、佐天さんは…あれ?そのハチマキ…」

佐天「はい♪上条さんと同じ、白組ですよ!あたし、白大好き!」


ホワイトスネイク「涙子、兄上殿が待っているぞ」

上条「!?」


佐天「あ、ホントだ!じゃ、上条さん!お互い勝利目指して、頑張りましょうね!」

上条「お…おーう!がんばろーぜ!」

佐天「(A・S・B)!見に来てくださいねー!」タッタッタッタッ…

上条「あいよーーー!!」


上条「おかしいな…俺、佐天さんの能力…見えないはずだよな…今の大男はきぐるみ?」

上条「偶然か…?最近…青ピの時の症状もよく見るし…病気かな…?」


上条「まぁ…医者とかは大覇星祭終わってから考えるか…やれやれだぜ」


ディオ「…」スタスタ…



美琴「ったく!あのスケベ野郎が!見てなさい!私だっていつか…」


美琴「!?」ぞくっ!!


ディオ「おや…御坂さん。こんにちは」

美琴「こ、こんにちわ~!佐天さんのお兄さん!」

ディオ「先ほどの借り物競争、面白かったよ。お疲れ様」

美琴「あ、あははー!そうですか!ありがとうございます!あ、私、次の競技があるので!失礼します!」ダダダダダー!!!



ディオ「?」



スタスタスタ…!


クル…ピタ…


美琴「…はぁ…はぁッ!」


美琴「冷や汗が…」べっとり…


美琴「あれ以来…頭に焼き付いて離れない……」



(ザ・ワールド「…」)



美琴「あれが…!出てくるんじゃないかと思うと…」

美琴「ふぅっ…はぁ…!」ガタガタ…



上条『予想外の事で時間食っちまったなー…』


上条『インデックスを置いて来ちまったのも気にかかる…』

上条『競技の時間も迫ってるし…のんびりはしてらんねーか、バス使おうかな…ん?』



ステイル「…」ぺらぺら…



上条『ステイルじゃあねーか…オルソラの件以来だな…んん!?』



ステイル「…」ぺらぺら…

土御門「…」ぺらぺら…



上条『土御門?』


土御門「お、かみやーん!」


タッタッタ…


上条「土御門…お前こんなところでなにしてんだよ」

土御門「悪かったな~競技抜け出して、どうしても外せない用事でにゃ~」

上条「まったく…」


ステイル「当麻じゃあないか、久しぶりだね」


上条「元気そうだな、ステイル」

ステイル「そう見えるかい?僕は無茶ばかり言ってくる上のせいで疲れているよ…」

上条「大変そうだな…」


土御門「ちょっとした仕事ってやつぜよ。かみやんは参加しなくていいぜぃ?小さい問題だからにゃ」


ステイル「土御門!?」

土御門「別に、かみやんがいなきゃあできないことでもないだろ?」

ステイル「…まぁ、そうか。当麻、君はこのまま祭りを楽しむといい」

上条「待てよ!何隠してんだよ!今さらそんな隠し事する中じゃあねえだろ!?俺たち!」



上条「俺にできることがあるなら、手伝わせてくれ!」


土御門『こうなったら止まらないんだよな…』


ステイル「当麻…君ってヤツは、本当にいいヤツだな」


上条「ステイルもな♪」

ステイル「ふふふ♪」


土御門『しゃあないか…』


土御門「うし!じゃあかみやんにも、ちぃと手伝ってもらうぜよ」


上条「任せろ!」


土御門「ステイル、説明を頼む…ただし、スタンド使いのことは伏せて伝えろ…」ボソ…

ステイル「何故だい?新たな勢力の存在を彼に知らせて何がいけない?」ボソ…


土御門「いいから…かみやんを友人だと思っているのなら、そうしろ、ステイル」

ステイル「…わかった」


上条「どうした?」


ステイル「いや、何でもないさ。今回の任務の内容と僕が何故ここにいるのか、教えるよ」


上条「頼む」


土御門「かみやんは熱心だにゃー」


土御門『頼む…もうこれ以上…戦いに巻き込まれないでくれ…かみやん…いや、ジョジョ…』


>>1です。

21時更新。



ステイル「今、学園都市はこの祭りのせいで警備が緩くなっている。その隙を突いて、学園都市に魔術師達が潜入したんだ」


ステイル「潜入したのは、ローマ正教のリドヴィア=ロレンツェッテイ。そいつが雇った運び屋、オリアナ。用心棒のマライアという女達だ」


上条「女達?」

ステイル「そうだ、全員女だ。だが、甘く見るな?全員プロだ。危険な奴等であることに変わりは無い」


上条「ローマ正教が相手か…」


土御門「ま、どうにかしないといけないわけだにゃあ」

ステイル「あぁ、そいつらは、ここでとある物品の取り引きを行おうとしている」

上条「何で取り引きを学園都市でやるんだ?オカルトから一番縁が無いトコだろ?」


土御門「違うぜ。かみやん。逆に考えるんだ」


上条「逆?」


土御門「魔術側の人間は、宗派を問わず手をだしにくい場所なんだぜい。学園都市は」

土御門「警備体制の関係で、行動もかなり制限される」


ステイル「僕も、(ネセサリウス)の魔術師としてではなく、たまたま休暇を利用して観光がてら、友に会いに来た。…ということになってるんだ」


ステイル「つまり…援軍は期待出来ない。何があろうと、僕達が奴等の取り引きを阻止しなければならない。最悪、物品の破壊か、敵の抹殺も考えている」


上条「…なるほど…あ!友人だってんなら、神埼は?あいつ聖人とかいって、めちゃくちゃ強かったろ?」

ステイル「当麻…それが、出来ないんだ…」

上条「どうして?」

土御門「取り引きされる”物品”が問題なんだよ。かみやん」

上条「物品?」

ステイル「…その物品の名は、霊装、刺突杭剣《スタブソード》…あらゆる聖人を、一撃で”即死”させるものだ…だから、神埼は使えない…」


上条「!?…そんなもの取り引きして、何に使うってんだよ?」

土御門「戦争だろうな…聖人てのは、魔術世界じゃあ核兵器に等しい意味を持つ…敵軍の聖人だけを殺せたら、きっと有利になれるだろうしな」


上条「戦争……この問題、インデックスの力を借りたほうがよくないか?」


ステイル「ダメだ!!」


土御門「かみやん。それについては、俺も反対だ」

上条「土御門…」

土御門「おいおい、イジワルで言ってるんじゃあないぜい?」

土御門「禁書目録は、常にあらゆる組織が目を光らせているトップシークレット。そのトップシークレットが動いたとなりゃ、躊躇無く危ない奴等が大挙して来る」

ステイル「そーいう連中は、事件が起こるとしたら、禁書目録の周辺に違いない。と思っているのさ」


上条「迷惑な話だ…」


土御門「それだけ有名人ってこった。だから、かみやんは禁書目録が事件に感づかないよう見張ってて欲しいんだにゃあ」

上条「わかった…こんなに深刻だったとは…」

ステイル「話はまとまったね…当麻、時間はいいのかい?」

上条「時間?……次の競技の時間が!?」

土御門「いそごうぜ、かみやん」

上条「あぁ!!」


ダダダダダー!


ステイル「僕はそこら調査しているから!何かあったら連絡をくれーーー!!」

上条「わかったーーー!!」




タッタッタッタッタッ……!


上条「お!土御門!運がいいぜ!バスが停まって…」


ブロロロロロロ…!!


土御門「行っちまったな…話が思ったより長引いたからな……走るか?」

上条「それっきゃねーだろ!?ちくしょう!不幸だ!」ダッ…


ドン!


上条「あっ…ごめんなさ…吉良先生!?」

土御門「美術のか!?」


吉良「おや…誰かと思ったら…上条君に土御門君じゃあないか…何故、君達がここに?…そろそろ、競技の時間じゃあないのかね?」


土御門「いやー、それが、トイレが混んでて、遅れてしまって!」

上条「そ、そうなんすよー!」


吉良「そうか…なら、仕方ないね…競技の前に疲れてしまうのは良くないな…私が、車で送ってあげよう」


上条「本当ですか!?ありがとうございます!」

土御門「恩に着ます!」


吉良「いいってことさ…ほら、はやく乗りなさい…」


バタン…ブロロロロロロ…


吉良『今日は…気分が良いからね…今夜は、良い(手)が描けそうだ…』



吉良「到着…」


ガチャ!


上条「ありがとうございました!吉良先生!」


吉良「礼なんかいいから、早く行きなさい」


土御門「はーい!おっしゃ!いくぜい!かみやん」

上条「おう!」


ダダダダダダーーーー!!!


吉良「…たまには生徒を助けてやるのも…悪くはないな…」

吉良「どれ、せっかくの大覇星祭だしな…屋台で何か、買っていくか…」


スタスタ…


イン「ふぐむ~ん…お腹減った…zzz」


吉良「…」

吉良「シスターの格好をした少女が、ベンチで眠っている…ん!?」


スラッ…


吉良「あの手…美しい…!!」ゴソゴソ…

吉良「良い…実に良いぞッ…!小型のポラロイドカメラを持ち歩いていて良かった。これは良いモデルになる…」キョロキョロ!


カシャ!カシャ!カシャ!


吉良「やはり、いいなぁ、ポラロイドカメラ。スグ写真が出てくるもんなぁ…デジタルは味気ない」


カシャ!カシャ!


イン「う…ん…」

吉良「おっと、起きてしまうかな?本当なら、名前も知っていたほうが、創作意欲が湧くんだが…贅沢は言えないな…」ゴソ…


小萌「シスターちゃーーーん!」


吉良「!?」



吉良「…」サッ…!


小萌「あれ…?あ!吉良先生じゃないですかー!」


吉良「これは…月詠先生でしたか、こんにちは」ペコ…


イン「ん…?小萌?」


小萌「あ、起きましたか、シスターちゃん!ご飯買ってきましたから、一緒に食べましょう?」

イン「こ~もえ~!小萌は天使なんだよー!あれ?この人誰?」

小萌「?吉良先生なのですよ?知り合いじゃなかったんですか?シスターちゃん?」

イン「キラー?ううん、初対面かも」


吉良『まずい…!』


吉良「いえ、偶然通りかかって、この子がベンチで寝ていたものですから、大覇星祭で、観光客も多いですし、迷子かと思いまして…」


小萌「なぁんだ、そうだったんですか。優しいですもんね!吉良先生」

イン「見張っててくれたの?ありがとなんだよ!キラー!」



小萌「こ~ら、”吉良”ですよ?KILLERじゃあないのです!」



イン「え!?そうだったの?ごめんなさいかも…」

吉良「はは、いいんですよ。おもしろいジョークじゃあないですか」

小萌「どうですか?これからお昼なんですけど、吉良先生もいっしょに」



吉良『!このシスターの子の名前を聞くチャンスだ…』



吉良「いいんですか?では、お言葉に甘えて…!?」バッ!!



イン「ねぇ~!こもえー!ごはんー!」ぐいぐい!

小萌「はいはい♪本当にシスターちゃんは手がかかって可愛いんですから…じゃあ吉良せんせ…」クル!


小萌「あら?…居ない?」


イン「こもえー!!」

小萌「はーいはい!ご飯ですね?」

小萌『忙しかったんでしょうか?…うん、きっとそうですね!』



吉良『なんだ?…ここは…物陰らしいが…ビルとビルの隙間か?』



ギリリ…!


吉良「ぐ…」


魔術師「…動くな…動いたら殺す」


吉良「何かな…君は?」


魔術師「言い忘れたな、喋るのもダメだ」


吉良「…」

魔術師「それでいい、今から質問をしていく…正直に答えろ。嘘はすぐわかるぞ…」


魔術師「何故、禁書目録は眠っていた?」

吉良「禁書目録?何のことだ?ここは図書館じゃあないぞ?」


魔術師「とぼけるな!!ヤツに近づく人間は”上条勢力”だけかと思っていたが、お前もそうなのか?」

吉良「先程から君が何を言っているのか、まったく理解できないんだが」


魔術師「嘘に決まってる!偶然ベンチに禁書目録が眠っていて、それを間近で写真に収めるなど、通常ありえん。言え、何をしていた?何処の回し者だ!」



吉良「写真に…収める…?」┣”┣"┣"┣"┣"┣"┣" ・・・





魔術師「そうだ、しかとこの目で見たぞ。お前がカメラで撮る所を…なっ!!??」


ガシイィィィィィィッ!!!!


吉良「見たな…?他のことなど、私にはどうでも良い…問題は、君が…私が写真を撮る所を”見た”ということなんだ」

吉良「今回は、周りに誰もいなかったし、気兼ねなくモデルを撮れると思ったんだが…」


魔術師「貴様ッ!?やはり他の勢力の者かッ!?」


吉良「さあね?そんな物は知らんと言ってるのに…私を見つけたとき、そのまま知らんフリをしていれば良かったものを…」


キラークイーン「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!


魔術師「お、おまえ!?まさか!?スタンド使い!?」


吉良「君は…」

魔術師「ひっ…!!」


吉良「生かしてはおけないよ…」


魔術師「な、何をす…!?


キラークイーン「…」カチッ…


魔術師「あぎ!があばぁ…!!」ボムン…!!サラサラサラ…


吉良「…」


吉良「…清々したよ、正直、あの子の名前を聞けなかったのも、君のせいだからね…」


吉良「だが…やはり贅沢はダメだ…今夜はこの写真で、描くとしよう…」


吉良「あぁ…これで、明日も熟睡できるな」



イン「ぷふ~ぅ~~~…ごちそーさまでしたぁ♪」


小萌「元気になって良かったです。シスターちゃん、売れ残った野菜みたいにしなしなになっててビックリしましたけど…」

イン「ん~んん~♪」

小萌「お腹がすいてただけだったんですねー」

イン「ありがと、小萌。ところで、とうまは?いつ戻ってくるのかな?もうすぐお昼ご飯なのに」

小萌「お、お昼って…今…」


イン「とうま…学校ではすごく忙しいんだね…」


小萌「シスターちゃん…」


イン「私、今日はずっとこんな感じでとうまと離れ離れなのかな…」


小萌「…」


小萌「…!」ピコーン!


小萌「そんなことはありませんよ!シスターちゃんにも参加できるものはあるのですっ」


イン「ほぇ?」

小萌「大丈夫、先生にまかせて下さい!」


小萌「さー!上条ちゃんと一緒に、大覇星祭を盛り上げますよーーー!!」

>>1です。

ちょっと土日更新時間あいまいになりそう。


とりあえず今日は更新します。



ー競技場ー


上条「ローマ正教…魔術師…」ボー…


ゴシャ!


上条「うげッ!?」ベシャン!


姫神「大玉に轢かれた…」

吹寄「何をやっているのよ!貴様は!!」


<競技終了ーーー!!>


クラス一同「「「勝ったぞーーーー!!」」」


上条『そうだ…インデックス…』

青ピ「かみやん?どこに行きますのん?」

上条「ちょっと知り合い探しに…心配だから探しに行って来る!!」ピューーー!!


姫神「なんだか…落ち着きないね」

吹寄「第一種目の時のやる気はどこへ行ったのかしら?」


吹寄「また…”シスターちゃん”かしらね…チッ」

姫神「腹ペコお邪魔チビ無能シスター…」


青ピ『おお怖、見守るだけでええってんのに…この子らは…』



ー(A・S・B)特設会場・控え室ー


湾内「第一試合ですね…婚后さん…」

泡浮「が、がんばってください!」


婚后「もちろんですわ。相手が誰であろうと、私は勝って見せます」


湾内「でも…相手は…あの佐天 涙子…」

泡浮「湾内さん!」

湾内「ごめんなさい!でも…心配で…」


婚后「そんなもの必要ありません」


湾内「!?」

泡浮「!?」


婚后「たとえ、Level5であろうと、所詮は柵川の馬の骨。忘れまして?私たちは名門。常盤台でしてよ?そもそも格が違うのですわ」


泡浮「婚后さぁん!」

湾内「でも…借り物競争で御坂さんが…」

泡浮「んもぅ!湾内さんったら!!」


婚后「そういう意味では、雪辱を晴らす…ということにもなりますわ。御坂さんが一度破れ、食蜂 操祈も欠場とあっては、柵川に舐められたも同じ…それは常盤台の名折れ!」


泡浮「その通りです!」

湾内「まったくです!」


婚后「安心なさいな、私は勝ちます。聞けば、精神操作系能力者だとか、ならば、能力を発動させる前に討ち取るまでですわ!」


泡浮「頼もしいです!」

湾内「ヒューーーッ!」


婚后「もう、時間ですわね。では、行って参ります…勝利の栄光、は我がエアロハンド〔空力使い〕に!」


ガチャ!ダダダダダー!!





ディオ「涙子、今回はただの余興だ。本気を出してはいけないよ」


佐天「はい!」

レッチリ「がんばれ!と!ミサカはエールを送る!…だぜ!」

佐天「ありがと、レッチリ♪すぐ終わるからね」


わいわい…ぺらぺら…


婚后「試合直前だというのに…私を舐めていますのね…!!」


審判「それでは、ただいまより!オールスターバトル第一回戦を開始します」

審判「ルールはシンプル!己の能力だけを駆使して勝利すること!1ダウン先取、ステージから相手を落としても勝利とする。それ以外は、審判の指示に従うこと!以上!」

審判「両者!リングへ!」


婚后「…」スッ…

佐天「…」ヒュ…スタンッ!(ディオ着地)



ワアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーー!!!!!



審判「婚后 光子選手!佐天 涙子選手!」

審判「…フェアーなファイトを期待します」


佐 婚「「はい!!」」


審判「それでは…はじめッ!!」



ワアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーー!!!



婚后「うぉおおおお!!負けません!このプライドにかけてェーーーーッ!!」ゴォオオオ!!



ザンッ!



婚后「」バタン↓



審判「しょ…勝負ありッ!!勝者!佐天選手!!」


ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!


ホワイトスネイク「弱い」

佐天「まずは一勝!」


ディオ「当然だ」

レッチリ「とーぜんだ!」



<なんという!なんということでしょう!?(A・S・B)始まって以来の出来事ですッ!なんと、5秒!5秒で終わってしまいました!!>


ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーッ!!!


<スんゴイ!としか言いようがありません!さすが、エリート兄妹の佐天さんです!格の違いを見せ付けました!>


佐天「お兄ちゃん!あたし勝ったよ!」


ディオ「良くやった。次もその調子でな…」

レッチリ「ナイスファイト!って!ミサカは労う!」

佐天「えへへ///」


佐天『次の相手は誰なんだろ…?明日まで緊張するなぁ…』



ー巨大モニター越しー



上条「おー!さすが、佐天さん!やるなぁ…」


上条『ホワイトスネイク〔白蛇円盤〕…間違いない、俺に見えてる…まさか…』


上条「上条さんも成長してるってことか!」


上条「っと!そんなこと言ってる場合じゃあなかった。インデックスを探さねぇと!」



ー屋台通りー


上条「居ない…居るなら絶対屋台エリアだと思ったのになぁ…」


つんつん


上条「?」クル!


舞夏「おーす、上条当麻~」ぐるぐる


上条「なんだ、舞夏か」

舞夏「こんなとこでなーにしてるんだ~?」ぐるるる

上条「インデックスを探してんだけど…見なかったか?」

舞夏「さぁ~?見てないなぁ~」


フレンダ「ししょぉおおおお~~!!」ぐるぐる!


上条『回転メイド二号!?』


舞夏「フレンダ、遅いぞ~?」

フレンダ「ごめんなさいってわけよ~」ぐるぐる

舞夏「そうだ、フレンダ。そこらへんでシスターっぽい女の子見なかったか~?」

フレンダ「シスター?あぁ!見たってわけよ!そこの公園の方に行くのを見た」

舞夏「だそうだぞ~?」


上条「ありがとう!金髪のメイドさん!じゃあ舞夏、俺、インデックスんとこ行ってくる!」タタタターッ!!


舞夏「いってら~」ノシ


フレンダ「でも1人じゃなくて、ちっちゃなピンク髪の子に引っ張られて…あ、いっちゃったってわけよ…」

舞夏「いいや、ほっとこ~。ほうれ!商売、商売!」

フレンダ「あいあいさー!」



ー公園ー


上条「ここかな…ん?」


スフィンクス「…」ぺろぺろ…


上条「スフィンクス!お前だけか?ご主人様は?」


スフィンクス「んなぁ~お」

上条「ほら、おいで」

スフィンクス「にゃお」スクッ…


ボソボソ…ペラペラ…


上条『茂みに誰か居るのか?』


上条「インデックスー?居るなら返事してくれたら嬉しいんだけど…」ガサ…



小萌「…」着せ替え中

イン「…」着替え中


小萌「か、上条ちゃん…」

イン「と・う・ま…」ドドドドド…!!


上条「!?」ビクッ!


イン「これで何度目か数えてみるといいかもーーーッ!!」ぐわあああーーーッ!!


上条「く…喰われる!?」グルッ…!


ピタ!


イン「あれ?」


上条「うぅ……ッ!」(痛みを覚悟して目をつむっている)


吹寄「…」


ダキッ…ストン…


イン「あれ…?今…宙に浮いて??」

吹寄「大丈夫?怪我は無い?」

イン「あ、うん」


吹寄「はぁ…運営委員の仕事で、月詠先生を探してやってきてみれば…」


吹寄「”また”なの?…上条」


小萌「あうぅ…はわー…」こてん↓

イン「????……」


吹寄「何をやってんのよ…」ゴゴゴゴゴゴ…!!


上条「え!?…今何が…吹寄!?…違っ…この状況は誤解…!」


吹寄「この裏切り者がぁ!!」


クラフトワーク「グァッ!」


上条「え…それ…」


吹寄「オラァッ!」


ドゴオオオ…!


上条「がごへっ…!!」ぽて…↓



吹寄「ちょっと、借りていきますよ」グイグイ!



小萌「あう~///」ぼー…

イン「ほぇ~…」ぼー…



上条「…ちょ…引っ張るなって!うあ~…」ズリズリ…


吹寄「全く!少しは大覇星祭を成功させようという努力は出来ないの!?貴様は!」

上条「い…今ってウチの学校なんの競技やってんの?」

吹寄「それくらいなんで憶えられないのよ!」

上条「んなこと言われても…」

吹寄「そうか!脳の栄養が足りてないようだから、糖分を摂取しなさい!」ギュッ!

上条「うぉッ!?そ、そんなことしても上条さんのおバカは直りませんのことよ!?」どぎまぎ!

吹寄「はぁ…自分で言ってて悲しくないの?」

上条「スゲーなる。激ヤバかもしれない」

吹寄「もう!2年女子の綱引きと、3年男子選抜のトライアスロン、どっちの応援がいい?」

上条「えっと…」

吹寄「どうせ女子でしょ!?所詮は上条だものねぇ!?ほら!行くわよ!」スッ…!

上条「と…とりあえず襟首はもう掴まないでくれよ!」

吹寄「あ…そ、それじゃあ…ハイ、掴まんなさい」ススッ…

上条「手…?」

吹寄「引っ張り起こしてあげるってことよ!ほら!早く!」


上条「そっか…ありがとな…”制理”…」


吹寄「え…」


上条「あれ…?どうかしたか?こう呼んでなかったっけ?」


吹寄「…」


吹寄「ま…間違ってないわよ。それは、私の名前だし…いいわよ…それで」

上条「?」

吹寄「…い、行くわよ!!」グイ!

上条「お、おう!」



スタスタ…


吹寄「…」

上条「…」


吹寄「ねぇ、大覇星祭って…どう?楽しい?つまんない?」


上条「え?」


吹寄「変な意味で聞いたんじゃあないのよ?ど…どうも、あなたは浮ついているというか…」


吹寄「あと…何か、忘れていることってない?頭がもやもやするとか…」

上条「おぉ、最近多いな、そういうの」


吹寄「!!」


上条「でもさ、大覇星祭、すっごく楽しんでるぞ?俺」

吹寄「そ…そう!それは良か…」



ー巨大モニターの前ー


<もう一度!素晴らしいファイトを見せてくれた二人に!盛大な拍手をお願いします!>


パチパチパチパチパチパチ!!


婚后「晒しものですわ…ぐすん…」うるうる(涙


佐天「どうも!どうも!応援ありがとーーーーーッ!」ペコペコ

ホワイトスネイク「下らん」ボソ…


ワアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーッ!!



吹寄『DIOの…妹…』


上条「そうだ!聞いてくれよ!俺、佐天さんのホワイトスネイクが見えるようになったんだぜ!」


吹寄「!?」


上条「俺も成長したんだ、つまんないわけあるかよ!」

吹寄「見えるの!?アレが!?」

上条「見えるよ?…あれ?そういえば…吹寄、さっき吹寄に重なって…」



吹寄「待て、何で制理って呼ばないのよ?」


上条「え、いや、なんか頭の中ごっちゃになってて、やっぱ吹寄かな?って思ってたんだけど」


吹寄「…制理でいいの」

上条「そっか、わかっ…」


モブ子「あ!ごめんなさい!」ドン!タッタッタッタッ…!


上条「おっとと…」グラ…

吹寄「あっ…ジョジョ!」ガシィ…!


ツッ…(お互いの顔が急接近、その距離、わずか1cmッ!)


上条「あ…」

吹寄「…///あ!?は、離れなさいッ!上条当麻!!」ガツン!(パチキ!)


上条「おぶわぁッ!!」トットトト…



むにゅん♪


上条『なんだ…この柔らかい感触…』


オリアナ「あぁん♪」


上条「で!?ごごご!ごめんなさい!?」ババッ!ガッ!

上条「うぉ!?バランスがッ!?」ヨロ…!


むにゅぅう♪


マライア「あら♪」


上条「すみません!!わざとじゃなくて…!?あの!!」バッ!


オリアナ「ごめんねぇ?人ごみはあんまりなれてなくて」

マライア「怪我はなかったかしら?ボク?」


上条「い、いえ!何も…」

上条『と…とてつもない美女だ…それも2人…パツキン巨乳おねーさんに…褐色美脚おねーさん…』


オリアナ「あ!おでこが赤くなってる」ナデ…

マライア「本当ね、大丈夫?痛くない?」スリ…


上条「…はぅ」ポッ///


吹寄「…」ムカッ…


ズン!


上条「うぐ…!」



マライア「クス…仲がいいのね♪」

オリアナ「ウフ…そうみたい…ボク、ぶつかってしまったお詫びに、ね?」スッ…


オリアナ「日本じゃあ頭を下げるみたいだけど…」

マライア「ボクにはお姉さんたちのキスのほうがいいかしら?」


上条「ハイ!!キスの方がいっ…ぉぐ…!」


ドズン!


吹寄「…」イライラ…


マライア「あらあら…はい♪シェイクハンド」ぎゅ!

上条「どうも///」

オリアナ「私も♪」ぎゅ!


上条『あぁ///幸福だ…』


バギンッ!(そげぶ)


オリアナ「!?」

マライア「!?」


上条「?」



マライア「オリアナ…今の」

オリアナ「…そろそろお仕事に戻らなくっちゃ行ってもいいかしら?」


上条「あ…はい、どうも…」


オリアナ「じゃあね…」スタスタ…


上条「…」


吹寄『今の音は…』


吹寄「上条……あ」とぅおるるるるるるるる!


吹寄「はい、吹寄です」

吹寄「…ハイ…次の玉入れの担当者が熱中症で?…分かりました…すぐ向かいます…」

吹寄「上条、準備会の呼び出しがあったから行くけど…」


上条「あ…あぁ!お疲れ、仕事がんばってな!」

吹寄「もちろんよ!」タッタッタッ…


吹寄『また…何かが動いてる…私の知らない何かが…』



ー展望台ー


とぅおるるるるるるるるるる!!


土御門「お、かみやんか…」ピッ!


上条<土御門!>


土御門「おう、かみやん。どうかにゃー経過は?こっちは取り引きに使えそうなスポットを割り出してるんだが」

上条<聞いてくれ、俺がある人物と握手した途端に、〔幻想殺し〕が何かを壊したんだ>


土御門「…!」

上条<何かは分からないけど、そいつらは学生っぽくないというか…>


土御門「そいつら?2人組みの女か?」

上条<あぁ!1人は大きな荷物も抱えてた>


土御門「ビンゴだぜ!そいつらに間違いない!かみやん、今どこだ?」


上条<そいつらをつけてる…GPSコード送るからそっちでサーチしてくれ!>

土御門「何!?尾行してる!?よせ!そこまでしなくてい…!」


プツン!ツー…ツー…


土御門「おい!かみやん!?……くそ!なんだってそんなに戦いに巻き込まれたがるんだッ!」ダダダダダーーッ!



キングクリムゾン!その頃!佐天さん家では!


ー佐天さん家ー


みさきち「あぁ~生き返る~♪」もぐもぐ…


トニオ「ソレは良かった!」


あわきん「はぁ~♪やっぱりトニオさんのお料理最高~」んぐんぐ…


トニオ「そんな、タダの創作おかゆデスよ」


セッコ「やっぱうめぇ…トマトとチーズが絡み合って…これじゃあ医者もいらないんじゃあねえか?」バクバク…


トニオ「アハハ、ワタシの料理はあくまで人々を健康にするだけデス。怪我を治すのはお医者さんの仕事ですヨ」


チョコ「そう言ってくれるとありがたい、医者としての面目が保たれるよ」むぐむぐ…


アハハハハハハハハハハ!キャッキャ!


みさきち「っしょとぉ!まさかセッコさんが、トニオさんとチョコ先生を連れてきてくれるなんてぇ…大助かりだゾ♪」


セッコ「ぅあ…たまたま2人ともヒマだったらしいからさぁ…誘ったらOKしてくれたんだぁ」


トニオ「何だかお祭り中らしくテ…これから7日間、終日閉店なのデス…こんな休み方が出来るのも、ディオさんのおかげデス」


チョコ「私は操祈くんが心配だったのと、ディオの新たな妹君を見に来たのさ…ん!?」

チョコ「おぉ!操祈くん!今の笑顔いいぞッ!いただきッ!ほら!君も入って!」ジー…●REC


みさきち「ぴーす♪」ニコッ!

あわきん「ぴ…ぴーすぅ…」ニコ…///


チョコ「よぉ~しッ!よしよしッ!美味しいものを食べた喜びと!病気が治った喜びの!相乗作用ッ!なんて良い笑顔なんだッ!」ジー…●REC


セッコ「でぃ…でぃ…でぃ…えっとぉ…」


トニオ「ディ・モールトォ!」


セッコ「そうそれだぁ!ディ・モールト!」


チョコ「ベネッ!」


みさきち「べね~♪」

あわきん「べね…」///



ー街中ー


オリアナ「…」スタスタ…


上条『いつの間にか…1人減っている…二手に分かれたのか…?』

上条「…」スタスタ…


フッ…


上条「!?」

上条「消えた!?…違う、逃げられた!」ダダッ!


上条「もう、この辺にはいないか…そうだ、ステイルに連絡を…」ピッ!



ーとある公園ー



ステイル「こういった人気の多い場所でこそ、取り引きが行われるものだ…」キョロキョロ…

ステイル「ん…?」


ぽつーん


ステイル「なんだ?これは…木に、コンセントがついている…学園都市はこんなところにまでコンセントを…?」ピト…


バチッ!


ステイル「おわ!?…なんだ、壊れていたのか…本当にこの街は慣れないな、何がしたいのか分からないよ…」


ステイル「さ、気を取り直して、捜査の続きだ…」



オリアナ「ふふふ…雇われ用心棒は伊達じゃあないか…さてと」ビッ!…パク…(通信術式)


オリアナ「もしもし?こちら、オリアナ。聞こえてるなら返事してもらえると助かるわん」


リドヴィア<本名は慎みなさい…貴女の肉声そのものは、周囲に聞こえているのでしょう?厄介な事態を招く恐れがあります>

オリアナ「それが、もう起こっちゃったのよねー…お姉さんの使ってた術式、破られちゃった」


リドヴィア<原因は?>


オリアナ「分からないわ…でも…感じるの…なんだかコーフンしてきちゃった…」

オリアナ「この街って、超スゴイ大物がいるみたいね…ハートにビリビリきちゃう///」


リドヴィア<”卑猥”な表現は慎むように、修道女とは、皆、神の花嫁で…>くどくど…


オリアナ「はいはい、お堅いんだからもう…とりあえず、こっちで対処するわ」


リドヴィア<そうして下さい。そのために貴女達を雇ったのですから>


オリアナ「えぇ、既に…相方さんは動いてるわ。お姉さんは、時間まで逃げ回るかなー」


リドヴィア<任せましたよ。全ては我がローマ正教のためなのですから…>


オリアナ「はーい…じゃあね」ビリ…


オリアナ「…」ビクッ…///




オリアナ「やっぱり…感じちゃう…誰かしら?私を気配だけでこんなに感じさせるなんて…危険で妖しい感じがたまんなぁい…案外、この街好きになれるかもね…」


スタスタ…


ー公園ー


フレンダ「はわぁ…」ドスン↓(ベンチに座り込む)


フレンダ「あ゛~つかれた~…でも…やっと今日の分のノルマ売り切ったってわけよ~お疲れ~ヴァルキリー」


ヴァルキリー(舞夏が貸してくれたお掃除ロボ。ちなみに舞夏のはスローダンサーという)ぐるるるるる!


フレンダ「…これがあと6日続くのか…」


フレンダ「ううん!涙子のためだもん!どーってことないってわけよ!」


観光客B「見ろよ…すげーぞ…ブロンド美少女メイドさんだ…」

観光客A「マジだ!レベルたけぇな…だめもとでお願いしてみる?」

観光客B「言いだしっぺのお前が行けよ…」

観光客A「そんなのないよ!じゃあ二人ならいいだろ?」

観光客B「わかったよ…」


観光客A B「「あのー?」」


フレンダ「あい?」


観光客B「メ、メイドさん!し、写真撮っていいですか?」


フレンダ「写真?あ~…いいよいいよ…ちょっと待ってね…んっん!コホン…」スクッ!↑


フレンダ『こーいうのも修行の内っていうし…これで何回目やら…』


フレンダ「はい♪ご主人様♪」ド~ン…!!


観光客A「わぁ~!感激だなぁ!本物のメイドさんの写真撮れるなんて!」

観光客B「お前撮ったら次俺だかんな!」

観光客A「わかってるよ!じゃ…メイドさーん!はい!チーズ!」カシャ!


フレンダ「チーズ♪」


フレンダ『本当はメイド見習いですらないモグリだけどね…ま、夢は壊しちゃあいけないってわけよ…』


観光客B「つ、次はこっちに目線お願いします!」


フレンダ「あーい…もえもえきゅ~ん」


ダダダダダダダダダーーーーーーーーーッ!!!


舞夏「まてまてまてぇーーーい!!くぉの!馬鹿弟子がァーーーーーーッ!!」跳び膝蹴り!


ドゴォオッ!!


フレンダ「うげッ!」ドサンッ!↓


観光客A B「「ひえー!?暴力メイドだーーーーーー!!」」ダダダダダーーーーッ!



舞夏「…」スタンッ!

フレンダ「いつつ…な、何するのん…」

舞夏「するのん、じゃあねぇ!何?今の”もえもえきゅ~ん”は?」

フレンダ「だって…本場じゃあそうやってるって聞いたことあるから…」

舞夏「本場だぁ~?オイ…」


舞夏「フレンダ フレンダ フレンダ フレンダ フレンダよ~…アレだけ教えてもまだわかんないの?」こつん…


フレンダ「ひぅ…」


舞夏「(回転)を教わりたいなら、”メイド”になれって言ったはずだぞー?…」


舞夏「私たち”メイド”はな!」


舞夏「そこら辺のアキバストリートやメイド喫茶で”ご主人様”ご主人”って媚売って…」

舞夏「チラシやポケットティッシュ配ってる似非どもとはわけが違うんだからな」


舞夏「ご主人様が『何か欲しいな、して欲しいな』と思う前にッ!」


舞夏「その時スデに御奉仕は終わっているんだッ!」


フレンダ「は、はいッ!」

舞夏「いいか~?間違っても、メイドが”萌え”なんて言葉を口走っちゃあダメだぞー?」

舞夏「あくまで”メイド”は仕事をしているだけ、それを見てどう思おうが周りの勝手だけどね」


フレンダ「はい!師匠!」


舞夏「わかりゃあいいんだー…今日はお疲れ様。まさかこんなに早く売り切れるとは思ってなかったぞー?」


フレンダ「がんばったもん!」


舞夏「偉いぞー、明日も同じ時間ね?そうそう、レッスンも忘れるな~?もう一度言うけど、レッスン3は(回転を信じろ)なー?」


フレンダ「はい!」


舞夏「良し。じゃあまた明日なー?」

フレンダ「え?もう帰っていいの?師匠は?」


舞夏「私はまだ仕事が残ってんの」


フレンダ「そんな!?あんなに働いたのに!!」

舞夏「真のメイドには…休息はいらないんだぞ~?まったね~…」ぐるぐるぐる…


フレンダ「メ…メイド…恐るべし…」

>>1です。

22時更新。

みんな餓え足りてる?



うわーーー!俺のスマホがーーーッ!!


あたしのペンダントがーーーー!?


売り物のアクセサリーが!?


ぎゃああああ!!ピアスがーーーーー!?



ステイル「本当に騒がしい国だなぁ…当麻が高校を卒業したら、あの子と一緒にイギリスに移住しないかな?今度誘ってみよう」

ステイル「うーん…特に怪しいところは…」


とぅおるるるるるるる!


ステイル「当麻か!」ピッ!


ステイル「何!?奴等が!?」


ステイル「分かった!そちらに向かう!」


ー街中ー


トリッシュ「パパーーー!すっとろく歩いてないで、早く色んな場所を見て回りましょう!せっかくの日本よ!学園都市よ!」


ディアボロ「待ってくれ…!ハァ…ハァ…お父さん、外国って慣れてなくて…時差ボケかな」


トリッシュ「ほら!リゾットも!」


リゾット「はい、お嬢様」


ディアボロ「すまないな、リゾット…家族旅行にまで付き合ってもらって」

リゾット「いえ、ボス。これくらい…」


ディアボロ「よしてくれ、”ボス”はもうずいぶん前に返上したんだ…」


リゾット「すみません。ディアボロさん」

ディアボロ「そうしてくれ…堅苦しいのは抜きで、七日間の日本旅行を楽しもうじゃあないか」


トリッシュ「チョコとセッコ、元気にしてるかしら?」

ディアボロ「あの2人なら大丈夫だろう。こないだも手紙を送ってきたしな」

リゾット「我々がここに来ていることを知ったら、驚くでしょうね」


ディアボロ「そうだな…ディオにも久しぶりに会いたいな」


リゾット「そういえば、妹君がもう大きくなられたのでは?日本で言う”中学生”くらいに」

トリッシュ「ちょっと歳離れてるけど、仲良く出来そうね♪」

ディアボロ「あぁ…きっと仲良くなれるさ…」


ステイル「連絡では…!もうスグ近くだ!」タッタッタッ…


リゾット「ん…?」ススス…


ディアボロ「リゾット?…どうした、そっちに何かあるのか?」

リゾット「い、いえ…体が勝手に…あっちに行ってしまうんです!ひ、引っ張られている…!!」ズズズズーッ!

トリッシュ「リゾット!?」


ディアボロ「な…ッ!?掴まれ!リゾット!」

リゾット「うおおおおお!?ダメです!これは…!スタンド攻撃!?」

トリッシュ「パパ、見て!あの赤髪の大男!あいつ、背中にガラクタくっつけて、いかにも怪しいわ!」


ステイル「急がねば!」ダダダダダーッ!


リゾット『なんだ!?メ…(メタリカ)まで引っ張られている…!?』


ディアボロ「あいつか…!リゾット、少しの辛抱だ…私に恨みをもっての犯行か…」┣”┣"┣"┣"┣"┣"┣" ・・・


トリッシュ「スパイスガール!」

ディアボロ「キングクリムゾン!」



マライア「…すぅ…ぷはぁ~…」


マライア「日本のタバコっておいしいのね」


マライア「さて…赤髪くんはどうなってるかしらね…今頃ドロボー扱いされてたりして」チラ…


ステイル「なんだあなた達は!?僕はスタンド使いじゃあないぞ!?うわーーー!」ダダダダダーーーッ!

リゾット「うぉおおおお!?体が!?」ひゅー…


トリッシュ「リゾットー!」

ディアボロ「おのれ!私に手をだすならまだしも、リゾットを標的にするとは、ゲス野郎がァ!そこを動くな!」


ステイル「僕は無実だーーーーッ!!」ダダダダダーーー!


スタンド親子「「まてぇーーーッ!」」ダダダダダーーーー!


マライア「」


マライア「あららら~…ちょっと何があったのかわからないけど…追跡しなきゃね!」

マライア「私のバステト女神は…つかずはなれず、殺すスタンド…」


マライア「とりあえず…オリアナになんて連絡したらいいのかしら?」



ー自律走行バス整備場ー


オリアナ「お…マライアから…もしもーし?」ピッ!


マライア<私だけど…今どこにいる?>

オリアナ「学園都市のバスの整備場みたいなとこ。そっちはどう?」


マライア<早速、罠に飛び込んできた赤髪くんを仕留めるところなんだけど…>


オリアナ「ど?」


マライア<何か…私以外のスタンド使いに攻撃されてるのよ…赤髪くん…>


オリアナ「貴女以外?さぁ…思い当たることないわ」


マライア<そうよねぇ…どうする?赤髪くんはほっとく?>

オリアナ「そうね…貴女がそのほうがいいと思うなら、それでもいいんじゃない?」


マライア<一応オリアナを護れってことで雇われてるんだけど、私>

オリアナ「困ったわね…他の勢力といざこざが起きるとリドヴィアがうるさいだろうし…」

マライア<この際、また2人で行動する?>

オリアナ「そうね…それがいいかしら…ん?」

マライア<どうしたの?>


オリアナ「お客さんみたい…ちょっと相手して、また場所を変えるわ」


マライア<状況が変わったか…>

オリアナ「…ッ!後でね!」プツン!


ザッ…


上条「ここか…」

土御門「あぁ、自律走行バス整備場…目撃地点からして、間違いないぜぃ…いくぞ!かみやん!」

上条「おう!」


ダッ!



ステイル「くそッ!ここじゃあ戦えない!なんとか逃げながらでも、当麻達のもとへ行かなくては!」ダダダダダーーーッ!


ディアボロ「く…我がキングクリムゾンの弱点を知っているのか!?」ダダダー!


トリッシュ「逃げる相手には意味ないなんて、もう!」


リゾット「うぉおおおおおおお!…あ!」ひゅ~…


リゾット『そういえばこの男…先ほどから自分は敵じゃあないとか、スタンド使いじゃあない、と叫んでいるな…』

リゾット『待てよ…さっきも護衛のために発動させていたが…(メタリカ)を完全に解除させればどうだ?』フォン…


ふわ…


リゾット「おお!?」スタン!


トリッシュ「あれ?リゾット」

ディアボロ「スタンド攻撃が止んだのか?」


ステイル『…やっと分かってくれたか…ん!?せ、背中に…物がたくさん引っ付いている何だこれは!?』


リゾット「いえ…どうやら、スタンド攻撃を受けているのは、あの男のようです」

ディアボロ「何?…そうだったのか…」

リゾット「護衛の(メタリカ)に、何らかの力が反応したようで…」

トリッシュ「え…なんだか…悪いことしちゃったわね…」

ディアボロ「そうだな…勘違いで彼を追い回してしまった…」


ステイル「取れない…くっ…この!」ガリガリ!


ディアボロ「君ー!」


ステイル「あぁ、勘違いのことはもういい。僕が無実だとわかったなら、どっかにいってくれ。こっちは仕事中なんだ」

ディアボロ「そ、そうか。では、これで…」


ステイル「あぁ!失礼!」ダダダダダーッ!


ディアボロ「…何だか…全部私が悪いような気がしてきた…勘違いしたのは私だし、思えばこの旅行も私が言い出したんだし…」

トリッシュ「そ、そんなことないよ!私楽しんでるじゃん!」

リゾット「そうですよ!偶然の事故だったんですから!」

ディアボロ「2人とも…ありがとう…さ!気を取り直して、旅行を楽しもう!ディオには今夜会いに行こう!」



マライア『くそ~!何なのよ!?あの連中は!赤髪を始末してくれると思ったら勘違いかよ!このビチグソがぁ~!』


ステイル「ええい!こんなもの、かまうものか!待っていろ!当麻!土御門!」ダダダダダダダーーーー!


マライア『やばい!追跡せねば!』



バステト女神〔磁力女神〕


本体=マライア(音訳によっては”マライヤ”とも呼べる)


コンセント差込口型で、通常のものと見分けはつかない。本体(マライア)が直接触っても能力は有効。なお、名前の由来は古代エジプトにおける愛と恐怖の女神である。

能力=自分に触れた者に磁力を帯びさせる。


【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - 数百m(磁力は本体との距離が近いほど強い) / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - E】

>>1です。21時更新。


ー自律走行バス整備場ー


土御門「気をつけろ、かみやん…相手はプロだ…」コツコツ…


上条「あぁ…」コツコツ…


チカッ…


土御門「!?…はッ!伏せろかみやん!トラップだ!」

上条「任せろッ!」バッ!


ズギューン!


上条「オラァ!!」そげぶ!

土御門「くそ!まるでトラップの嵐だぜぃ!かみやん、奥まで走り抜けるんだ!」ダダダーーッ!

上条「よし!わかった!」ダダダー!!


ヒュ…!ビキキン!


上条「ウニが飛んできやがった…オラ!」そげぶ!


土御門「さすがだぜい!」


グググググ……


上条「次は何のトラップだ!?」ダダダーー!!

土御門「あれは…やめろ!かみやん!それはかわすんだァーーーッ!!」

上条「え…!?」


ガオン!



ステイル「危ないッ!」ドンッ!

上条「うお!?」ドサ!↓


土御門「ステイル…間に合ったか!」


ステイル「何とかね…当麻、大丈夫か?」

上条「おぉ…サンキュ…今のは…一体?」

土御門「空間そのものを消しちまう魔術を、トラップ化したものだろう。いかに、かみやんの”右手”でも、あれだけはどうにもならねぇにゃあ」

ステイル「そうみたいだね…当麻、今後、ああいう攻撃には注意するんだ…」


上条「わかった…!?ステイル!?お前!どうしたんだ、その背中!?」


土御門『スタンド攻撃か…厄介だな…魔術ほど応用が利かないが、その限られた中の能力は絶大だ…』


ステイル「…やられたよ…今僕の体は磁石になっているらしい…敵の攻撃でな」

上条「今解除してやるから…!」そげぶ!


ステイル「おぉ…」カラン…カラン…

上条「良し!解けた!」パッ…


ヒュッ!カチカチカチカチ!


上条「そんな!?」

ステイル「くっ…ダメか!」


土御門「恐らく、かみやんの”右手”が触れている時だけは、一時的に解除されるようだにゃあ…だが、離れれば即座に再始動するってわけか…」



土御門「しかし、こんな時間稼ぎをするってことは、追い詰めてるぜぃ!オリアナとマライアを!」


ステイル「そうだ、いちいちかまっていられない。急ごう!」

上条「わかったぜ!」


オリアナ「…!」ダダダダダダーーーーーッ!!


上条「いたっ!」

土御門「ヤツだ!」


ゾゾゾゾゾゾゾゾゾ!!!


上条「石の津波!?」

土御門「かみやん!今度は”右手”で問題なく吹っ飛ばせるぜい!」

上条「分かった!オラァァァッ!」そげぶ!


ボゾボゾボゾボゾ…


上条「ふー…運び屋は!?」


土御門「今のが…最後の囮だったみてぇだな…まんまと逃げられた。ご丁寧にどのルートで逃走したか特定できなくされてるぜよ…」ビッ!(速記原点を剥がす)



土御門「〔追跡封じ〕のオリアナ=トムソンか…ふざけやがって!」ガンッ!



バチッ!(殴った壁にコンセント)


土御門「ぐわッ…なんだ!?」


ステイル「そ…それは!」


佐天「やめろォオオオオオ!知った風な口をきいてんじゃあないぞォオオオオオ!」

佐天「このちっぽけな小僧があああああああがあああああああぐあああばああああああああああ……」


ってならないことを祈るばかりだ

>>1です。21時更新。

ボス大好きですよ。ジョジョキャラならアレッシー以外、大体みんな好き。

もちろん佐天さんが一番ですが。



土御門『しまった!?…これがヤツのスタンドだったのか…!』


ステイル「な…体が!?」

土御門「うぉわ!」


ビタァアアア!


上条「ステイル!土御門!?」


土御門『俺としたことが…これじゃあ八方塞がりだ…こうなったら…』


ステイル「土御門…どうする?このままでは…」

土御門「マライアを直接叩くしかないぜい…ついでにオリアナの居場所もヤツに吐かせる!」

上条「相手はプロだろ?マライアがそう簡単に口を割るのか?」


土御門「なぁに…所詮あいつらは雇われ者さ…自分の身に危険が迫れば簡単にゲロするはずだぜ…」

ステイル「そうだな…僕もそう思う…というより、もうそれしか方法が無いよ…」


上条「だけどよ!マライアの居場所が分かるのかよ!?」


土御門「あぁ…俺に考えがある…」

上 ステ「「考え?」」


土御門『かみやん…いや、ジョジョ…得意技を一個借りるぜい!』



マライア「すぅ…ぷはぁ~…」


固法「すみません」

マライア「あら?なにかしら?」


固法「ジャッジメントです。ここは、喫煙が禁止されているエリアなので、喫煙は所定の場所でお願いします」ペコ…


マライア「あ!そうなの?ごめんなさぁい。旅行者なものでぇ…気をつけるわね」スッ…パカ…(ポケット灰皿)


固法「どうも、ご協力ありがとうございます」スタスタ…


マライア「…」


マライア「せっかくタバコおいしいのに…まぁいいわ、後でたっぷり吸うから…さぁて…」


マライア「かかった2人は、もう終わりね…残りははあの坊やか…ん?誰かが建物から出てきた…?」ジー…(双眼鏡)


上 土 ステ「「「…」」」ザッ…



マライア「?」



上 土 ステ「「「逃ぃげるんだよォオオオオーーーーーッ!!」」」




ダダダダダダダダダダダーーーーーーーッ!!



マライア「はぁ!?」



マライア「な…何あれ!?男3人が手を繋いで…走っている!?あの坊やはともかく…ど、どうしてあの2人が平然と走っていられるの!?」



上 土 ステ「「「ううううううおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」」」



マライア「まさか…射程距離外まで逃げる気!?それとも…オリアナの場所に向かってる!?」


マライア『私の(バステト女神)は…一度射程距離外に逃げられたら再度標的に触れなくちゃあならない…おそらくあいつらは二度と引っ掛からない!?』


マライア「はッ!…くっそぉおおおお!また走るのぉおお!?」


ダダダダダダダダダーーーーーーーッ!!




ー街中ー


佐天「はぁあ~~…競技は楽しい…けど、他の学校の勧誘とか、野次馬の人たちが疲れるな~…」スタスタ…

佐天「今日の分の競技は終わったし…お兄ちゃんは呼ばれてっちゃったし、レッチリはそれに着いて行ったし…あたしはどうしよ…?」


佐天「…」


佐天「あ…」


佐天「1人って…久しぶりだなぁ…」


ホワイトスネイク「涙子は1人じゃあないぞ。いつだって私が傍にいる」


佐天「そう?あの”矢”に触るまで、あたしレベル0〔無能力者〕だったんだよ?」


ホワイトスネイク「形としてはな、だが、私は涙子が生まれた時から一緒にいた。だからいつだって涙子は1人じゃあない」


佐天「ありがと♪そういえば、みさきち達が来る前は、よくこんな会話したね」


ホワイトスネイク「そうだな。私と涙子だけで、様々な情報やディスクを集めたものだ」


佐天「そうそう、ホワイトスネイクが何度も助けてくれて…」


ホワイトスネイク「私は涙子の味方だ」


佐天「好~き!…ホワイトスネイク♪」


ホワイトスネイク「ふふふ…涙子が想ってくれるから、私も力を発揮できる」


ホワイトスネイク「私は涙子…」

佐天「涙子は私だ…って言うんでしょ?」


ホワイトスネイク「これは、一本取られたな」



佐天「あは♪やりぃ~!…ん?あれは……ホワイトスネイク。見える?」


ホワイトスネイク「…」ジー…カシャ…カシャ…カシャ…


ホワイトスネイク「あぁ…見えたぞ。上条 当麻。土御門 元春。ステイル=マグヌス。だな」


佐天「やっぱり?何してるんだろ?」


ホワイトスネイク「その3人が手を繋いでキチガイのように走っている」


佐天『”手”を繋いで…?』


佐天「……後方に追っ手は?」


ホワイトスネイク「…いたぞ…女が1人…これは情報に無いな」

佐天「そう…これといってやることもないし…」

ホワイトスネイク「行くか?」


佐天「…もしかしたら、あたらしいDISCが手に入るかもしれないしね…」ゴゴゴゴゴ…


ホワイトスネイク「久しぶりの単独出撃と言った所か…足を引っぱる輩が居なくてやり易い」


佐天「そーいうこと言わないの……行こッ!」

ホワイトスネイク「ムゥウウンッ!!」ッターーーーン!↑

>>1です。21時更新。



ートンネル内ー


ダダダダダダダーーー!!


マライア「くそ…!あいつら…以外に速い!」


マライア「…まさか…見失った…!?」


ザッ…


上条「こっちだ!」


マライア「はッ…」

上条「やっと近づけたぜ!」

マライア「坊や…正直、見くびってたわ」

上条「そりゃあどーも」


マライア「でも…仲良くお手々繋いで戦えるかしら?」


土御門「…」

ステイル「…」


上条「こうしなきゃあ、くっついちまうんでな…」



マライア「すっかり…騙されたわ…私もまだまだね…」




上条「で…」ボソ…


ステイル「どうするんだい…土御門…」ボソ…


上条「お前の作戦通り、何とかマライアを引っ張り出してこれたが…」

ステイル「体の自由が利かないんじゃあ戦えない…」


土御門「かみやん…合図を送ったら…手を離せ」

上条「な…!?そんなことしちまったらお前らまたくっ付くだろ」

ステイル「いや…いい作戦かもしれない…何とか3人で協力して、僕と土御門がヤツを挟めれば…」

上条「そうか!引き合って、挟み撃ちできるのか!」

土御門「あぁ…だが、チャンスは一回だけだ…」



マライア「何話してるか知らないけど、私はあなた達に近づくような馬鹿な真似はしないわ」



上 土 ステ「「「え?」」」



マライア「バァイ」チャキ!ドンドンドン!


上条「銃!?」

ステイル『迂闊だった…!スタンド使いは武器にこだわらないのか…!!』

土御門「伏せろ!」



サッ!



マライア「もう…しぶといわね…いい加減ちょいと怪我して引っ込んでてよね。こっちは仕事なのよ」


シュパン…!


ホワイトスネイク「ウジュ…」

上条「ぐ…や、やばい…」




マライア「……あら?当たり所悪かったかしら?それじゃあ、追ってこれないように足も潰させてもらうわ…もちろん全員ね…」


上条「も…もうダメだ…まさか銃を使ってくるなんて…」


マライア「どうしたの、弱気になっちゃって?さっきまでの強気はどこいっちゃったの?」


上条「俺が手を離したら、土御門もステイルも戦えない…おまけにおねーさんはプロだ…たぶん逃がしちゃあくれないんだろ…?」


マライア「…私だって、こんなことしたくないのよ?でも、仕事なの…ま、坊やはチャーミングな顔してるから、あんまり痛くならないようにしてあげる」


上条「俺が?チャーミング?」


マライア「えぇ…なかなか好みなタイプよ。違うとこで知り合えてたら、お友達になってあげても良かったかもね」チャキッ…


上条「い…いまからでも遅くないんじゃあないかな…」


マライア「はぁ?」


上条「だから…友達になってくれないかなぁ…って」


マライア「あのね…遊びじゃあないのよ。わかる?お金がかかってんのよ」


上条「いや…ほら、お恥ずかしながら…俺もおねーさんみたいな年上の人。スゲー好みなんだ…」


マライア「…」


マライア「だめ、撃つ」チャキッ…

上条「今ちょっと考えてなかった?」


マライア「考えてないわ」

上条「逃がしてくんない?」

マライア「だめ」


上条「これほど頼んでも?」

マライア「しつこいわよ。だめったらだめ」




土御門「かみやん、うらやましいにゃあ…俺ももうちっと顔に自信あればなぁ…」

ステイル「顔をよく見たら、エミリア・クラーク(イギリス一の美人女優のこと)にそっくり…いや、それ以上の美貌だ」

上条「お前ら、勝手なこというなよ。先に声かけたのは俺だぞ」


マライア「…」


上条「あれ?…おねーさん?」


マライア「てめーら…心の底から言ってないわね!!やっぱ再起不能じゃなく、殺す!」チャキッ!ドン!ドン!


上条「うおぉッ!?」ババッ!


上条「やべッ!?手ぇ離しちまった!」

土御門「!?……大丈夫だ、かみやん!何故かは知らんが、磁石化が解けている!」

ステイル「きっと激怒したんで、精神の集中が切れたんだ!」

土御門「畳み掛けるぞ!!」


マライア『な…銃の狙いが…うまくつけられない…バ…バステト女神も発動しない!?』


マライア「はッ!?」


上条「オラァ!」ゴォ!


バキッ!


マライア「ぐぇ…!」ドサ…!↓




ホワイトスネイク『うまくいったな…』ズズズ…↓



ー広場ー


佐天「イベントっていったら、やっぱりケバブだよね~」モグモグ…


佐天「…終わった?」


ホワイトスネイク「完了だ…誰にも見られていない」スゥ…↑


佐天「さすが♪」

ホワイトスネイク「この”トンネルの真上”に位置する場所ならば、わざわざ涙子がトンネル内に入るまでもない」


佐天「壁抜けなんて余裕だもんね、ホワイトスネイク」


ホワイトスネイク「ふふふ…さしずめ地面抜けといったところか?」


佐天「天井抜けかもよ?」

ホワイトスネイク「両方当たりだな」


佐天「言えてるね、あはははは!」


ホワイトスネイク「…能力DISCは手に入れたぞ。もちろんDISCを抜かれたあの女でさえ、気づかなかったろうがな…ホラ」チャ…


佐天「精神操作もお手の物…お疲れ様。上条さん達はどうだった?みんな無事?」パシ…


ホワイトスネイク「無事だ。能力を奪うついでに、あの女に土産の命令DISCをくれてやったからな」


佐天「うふふ…♪じゃあ、あの女の人が学園都市に来た目的は?記憶は抜いてないよね?」

ホワイトスネイク「あぁ…記憶DISCを抜くのは、後々気づかれる可能性があったからな…耳を…」こしょこしょ…


佐天「うんうん…ほうほう…なぁるほど…う~ん、これはあたしには関係ないかな」



ホワイトスネイク「しかし、オリアナとリドヴィアという女達はどうする?このまま放っておくのは危険じゃあないか?」

佐天「確かにね~」


ホワイトスネイク「どうする?行って、まずオリアナとやらを始末するか?」

佐天「それもいいけど…今はあんまり魔術サイドに関わりたくないんだよね」


ホワイトスネイク「では、捨て置くか?このままあの青二才どもに任せるのは不安だが」


佐天「あたしがこーいう裏事情に関わったら、(天国)のことまでバレちゃいそうだし」


ホワイトスネイク「バレたら命令してやればいい」


佐天「まぁね…でも、これから先、上条さんはどうにかしないとね…」

ホワイトスネイク「……やはり涙子は優しいな」


佐天「さて、バレないよーに…サポートサポート!暗躍しよっか!」


ホワイトスネイク「蛇の得意技だ…」



上条「本当にオリアナはそこに居るんだな?」


マライア「うぅ…そうよぉ、オリアナは夕方の飛行場に来る手筈に…リドヴィアがどこにいるかは本当に知らないのよ…」


ステイル「君。真実を言った方が身のためだよ…」ボォウ!

土御門「その綺麗な顔と脚がこんがり焼けちまうぜぃ」


マライア「わ、私はただの金で雇われたスタン…!」


土御門「!」


土御門「危ない!」ドゴ!


マライア「あぐッ!?……」ガク↓


上条「土御門!?何故殴った!」


ステイル『土御門…』


土御門「いや…こいつがまた不穏な動きを見せたから、念のために気絶させただけだにゃあ…」

上条「そ…そうだったのか、悪かった。土御門」

ステイル「それより、オリアナの居場所がわかった以上、こちらも用意したほうがいいな。夕方まで、まだ時間がある」

土御門「そうだにゃあ。かみやんはとりあえず、インデックスに勘付かれないように、競技に戻ってくれ。時間になったらこっちからまた連絡する」

上条「インデックス…やべえ!すっかり忘れてた!わかった行って来る!」ダダダダダーーーッ!


土御門「…」

ステイル「土御門…何故、当麻に隠し事をする?」

土御門「聞くなって…コイツのこと考えなくちゃあな」

ステイル「…そうだね…では、この女は(ネセサリウス)がどうにかしよう。イギリスの独房は居心地がいいだろうからね」

土御門「メシなんか特に旨そうだ」

ステイル「皮肉かい?」

土御門「まさか」


ステイル「…冗談はさておき、準備をしておこう。僕はルーンカードをまとめておく」


土御門「わかった…オリアナはマライアほど甘い相手じゃあないからな…」


ステイル「ショートハンド〔速記原典〕か…厄介な相手だ…」

>>1です。23時更新…できたらいいな



ー競技場付近ー


佐天「んも~…魔術師って、めんどくさいなー」タッタッタッタッ!


ホワイトスネイク「あのマライアとか言う女は、事実は言ったが、罠の存在までは教えなかったようだな」


佐天「本当よ。ってのは嘘じゃあ無いけどね…さすがプロってとこかな」

ホワイトスネイク「あぁ、競技中の学生に罠を仕掛け、騒ぎを起こし、青二才どもの注意を逸らして時間稼ぎをするつもりなのだろう」


佐天「酷いこと考えるよね。あたしそういうの嫌い」


ホワイトスネイク「だから、止めにいくのだろう?」


佐天「そう。誰にも気付かれずに…お願いね。ホワイトスネイク」


ホワイトスネイク「容易いことだ…」


佐天「ではでは…」


佐天「あー、ころんだー、これからキョーギなのにやってしまったー。体操着がどろんこだらけだー」ステン♪↓



ー競技場選手用入場ゲートー



佐天「すいませーん!あたし、これから競技なんですけど…やっぱり体操着じゃなきゃだめですか?」


警備員「そうだよ。規則だからね」


佐天「どうしよ~家族も見てるのに~カメラもあるのに~こんなどろんこじゃあ競技したくないよ~!」


警備員「困ったな…代えの体操着は無いのかね?」

佐天「あぁ!ありますあります!ロッカーに!」


警備員「なら、直ぐ着替えてきなさい。途中参加は認められないから、急ぐように。では、これも規則だから、IDを確かめさせてもらうよ」カシャコン…ウーン


佐天「はーい!」ぺタ!


警備員「ん…?君!IDが違うよ!…あ!そういえば君は選手宣誓してた…!」


佐天「え~!?そんな馬鹿な~…きっと、何かの間違いですよ…」


警備員「しかし確かに…」


ホワイトスネイク「これが…私のIDだ」ザン!ズププ…!


警備員「あ…」ズプン…


佐天「命令する…といっても、警備員さんには…」


ホワイトスネイク「私の声はおろか、姿さえも見えんだろうがな…ついでに警備情報も読み取った。警備員の動きはこれから予測できるぞ」

佐天「ご苦労様、ホワイトスネイク♪…あのー、通っていいですか?」


警備員「えっと…うん。君のIDは正しいね。行ってよろしい…急ぐように…」


佐天「どーもー♪以後気をつけまーす!」タタターッ!


ホワイトスネイク「涙子。保健室だ」


佐天「わかってるって♪あそこならスペアの体操着置いてあるしね」タタター…


>>1です。21時更新。


ー競技場ー


ワアアアアアアアアアアアアアアーーーーッ!!


実況「さぁ!始まります!紅白玉いれ合戦!それでは、開始の合図を、吉良先生。よろしくお願いします!」


吉良「はい」


吉良『毎年のことだが…やはり、こういう役は慣れないな。早く終わらないかな…』


吉良「えー…両陣営とも、スポーツマンシップにのっとって、フェアーな勝負をするように…」


学生A「やってらんねーよ…」

学生B「勝てるわけ無いもの…」



佐天『へぇ~…相手は常盤台かぁ~…ってことは御坂さんも?』

ホワイトスネイク『いるようだな…常盤台はこの連中を舐めているのか、少数だな、これは都合がいい』

佐天『ホワイトスネイク…内側から、力を貸して』

ホワイトスネイク『了解した。私は外には出ない』

佐天「ありがと♪」



美琴「ななな…なんでこんなところに…佐天さんがいるのよ!わ!婚后さん!?」


婚后「ほ…本当ですの!?…あ…あの小娘…!私に対する度重なる狼藉!もう許しませんわ!」

美琴「お、落ち着いて!たぶん…間違えて紛れ込んじゃって、逃げるに逃げれなくなったのかも…」

婚后「いいえ!試合は続行ですわ!あれは間違いなく挑発です!こうまで侮辱されて、受けて立たないわけにはまいりません!」

美琴「ちょ!…ダメだわ…怒りに我を忘れてる…」



ホワイトスネイク『気付かれた様だな』

佐天「大丈夫大丈夫。御坂さんならきっと信じてくれるよ。あたし、迷い込んじゃったって」

ホワイトスネイク『隣の空力使いが喚いているようだが?』

佐天「気にしない、気にしない♪」



吉良「では…よーい…ん?」

吉良『あの少女……』


佐天「~♪」


吉良『美しい…ッ!なんて美しいんだ!?まるでミケランジェロの彫刻が生きているようだ!!』


吉良「…」ボー…


実況「あ…あの…先生!速く!合図を…!」ボソ!


吉良「は!?すまない…よーい!始め!!」パン!



美琴「始まっちゃった!?黒子は怪我で来てないし…どうしよう!?」わたわた!


婚后「佐天 涙子!覚悟ーーーッ!!」ダダダーーー!


美琴「婚后さん!……止めなきゃ!」


エリートA「御坂さん!行きましょう!」

エリートB「あの格下達を懲らしめてやりましょう!」


ガシッ!ダダダダダーーーッ!


美琴「やっ!ちが!ああああああーーーーー!?」ズルズル!



佐天「ねぇねぇ、何でみんな攻めて行かないの?」つんつん


学生C「あ?決まってんじゃん。勝てるわけ無いのに痛い目見ることな…って、き…君だれ!?」

学生C『こんな子ウチのクラスに…いや、学校に居たっけ!?す…すごく可愛い子だ!』ドキドキ!


佐天「あたし?あたしは……蛇だったりして♪」ニコ!


学生C「え?」


ザン!ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザンンン!!!


佐天「みんなー!いっくぞー!」ダダダダダーーーーーッ!!


学生達「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」



ホワイトスネイク『こんなものだな』


佐天『さすがに全員に命令するのは無理だけどね、みさきちなら全員できるんだろうけど』

ホワイトスネイク『いや、集団心理なんて簡単だ。たかが十数人でも、一部に火がつけば…』

佐天『燃え移るってね♪』



学生D「何だか誰にも負けねぇ気がしてきた!常盤台がなんだ!」

学生E「お高くとまりやがって!やってやろうぜ!」


学生F「お…おー!そうだな!」

学生G「なんだか…皆がそういうなら俺も…勇気が出てきた!」


学生H「みんなー!行くぜ!人数はこっちが勝ってんだ!投げまくれー!」



学生達「「「だああああああああああああああああああ!!」」」


チュドーン!ドバーン!ゴシャーン!


エリートC「こ…こいつら!」

エリートD「攻撃されてるのに…!?突っ込んでくる!」


婚后「怯んではいけませんわ!私に続けーーーーー!!」



ワアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーッ!!



佐天「さてと、両軍入り乱れた所で、罠探ししよ」

ホワイトスネイク『玉入れのカゴが怪しいな、柱の部分を調べてみよう…涙子、しゃがめ、次に左へ二歩』


佐天「はいはい」ス↓…タタ←



ボオオー!……スカッ!



エリートE「な!?避けた!?後ろに目がついてるの!?」


佐天「そうなんです。便利で良いですよ?」くるりん♪


エリートE「くっ……あれ?貴女………どこかで…」


ザン!


佐天「ごめんなさい…今は競技に集中しててくださいね?」

エリートE「…そうね、競技中に…私語するなんて…いけなかったわ…」クル!タタター!



ホワイトスネイク『涙子、あまり時間はないぞ。誰かが触れて罠を発動させてからでは遅い』


佐天「わかった、急ごう!」ダダダー!


佐天「これは…違う」


佐天「これも…違う」


佐天「こっちも…罠は無い…っと」


佐天「ってことは…残りの三本のどれか…あ!」



学生達「「「どりゃあああああああああああああああああああ!!!!」」」



ズズズズン!!グラ…!


佐天「カゴが!」


ホワイトスネイク『馬鹿どもめ……涙子、カゴが倒れるぞ!』


佐天「あれは…下に逃げ遅れた人が!」ダダダーーッ!


グラー!


エリートF「あ…」


佐天「命令する!(時速70kmで後方に10mふっとぶ)!」ブン!


ヒュー!……ズププン!


エリートF「わぁ!?……きゃ!」ビュン!…ドサ!


ズシーン!!


エリートF「あ…あれ?私…どうして…?」きょとん?




佐天「まったくもう!押したら倒れるカゴとか、そんなん競技に使うな!」


ホワイトスネイク『まったくだ』

>>1です。22時更新。

それは、まぎれもなく、佐天さんさ



実況「ポールが倒れても誰もお構いなし!さすが能力者同士の戦いです!ここいらはまだまだ地獄の一丁目!まさに乱戦です!!」



ワアアアアアアアアアアアアアアアアーーーッ!!



佐天「えっほえっほ…」タッタッタッ…


佐天「お、これかな?何かよくわからない文字が書かれた単語カードがカゴのポールに貼り付いてる」


ホワイトスネイク『それだな…涙子、私の右腕だけ外に出すぞ?』


佐天「うん。お願い」


ホワイトスネイク『…フシュッ!』ベリ!


佐天「大丈夫だった?」


ホワイトスネイク『無論だ。この程度の魔術など、私には通用しない』くしゃくしゃ!


佐天「罠はこれだけかな?」


ホワイトスネイク『そのようだ。奴等も無関係な人間を巻き込むのは気が引けたのだろう…』


佐天「1人巻き込もうとした時点で、もうおかしいのにね」

ホワイトスネイク『ローマ正教は矛盾が好きなのだろう』

佐天「そうかもね。さってと、用は済んだし、こんなところに長居は無用!バレたらお兄ちゃんに迷惑かかりそうだし」


ホワイトスネイク『脱出の方法はたくさんあるが、どれにする?』


佐天「心配しないで♪一番確実なの選んでるから♪」




ワー!ワァーーーーーーーッ!!!



美琴「しまった!?婚后さんや佐天さんに気を取られて全然玉入れに集中してなかった!?このままじゃ赤組が…」


↓過去

(上条「言ったとも!何でもする!賭けよう!」

美琴「グッド!その賭け、乗ったッ!!」ビシィッ! )

↓現在


美琴『負けられない…今年の大覇星祭は…絶対に負けられないんだから!!』


つんつん…


美琴「何?………佐天さん!?…何でこんな所にいるの?」ボソ…

佐天「それが…御坂さんの応援に来たんですけど…入場ゲートの警備員の人に誤解されちゃって…なし崩しにこんなことに…」


美琴「やっぱり…ここまで来てくれて良かった。佐天さん、今逃がしてあげる」


佐天「え!?でも…御坂さん…競技は…」


美琴「平気。私は大丈夫だから、これから、私が土煙を起こすから、その隙にゲートまで逃げて」


佐天「わぁ…御坂さん。ありがとうございます…!」ボソ…

美琴「いいってこと…でも、(A・S・B)じゃあ、お互い本気よ!」

佐天「はい!御坂さん!決勝で会いましょう!」


美琴「OK!じゃ…でぇい!」ドン!ボシュウウウ!!


ボワ~…


美琴「見つからないように、走り抜けて!その体操着もすぐ着替えるのよ!」


佐天「御坂さん!このお礼はいつか必ずします!では!」ダダダダダーーーッ!!

>>1です。21時更新

>>1です。みなさんスイませェん…ちょっとしたつまらないトラブルがありまして…今から再開します。




美琴「ふっ…友達のためだもん…これぐらい…ね…」

美琴『今は細かいことは気にせず、大覇星祭に集中しないとね!』


ピーッ!ピーーッ!ピイイイイイーーーッ!


吉良「試合終了。コンピュータの集計の結果…勝者、白組!」



ワアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーッ!!


実況「なんということでしょう!!常盤台中学!まさかの敗北!これは初日から赤組の雲行きが怪しくなってまいりました!白組、絶好調です!」


美琴「」


美琴「あああんんんまああああありいいいいいだあああああああああああ!!」ボロボロ!(涙


婚后「きゅ~…」←(既に佐天さんによって無力化)


美琴『もう……赤組だの何だのに頼っていられない…ッ!(A・S・B)で必ず優勝して、とうまのお嫁さんにしてもらう!駄目ならお婿に来てもらうもん!!』


美琴『そのためには…準決勝に必ず上がってくる”削板”と…決勝に上がってくるであろう”佐天さん”に勝たなきゃ…ッ!』


美琴「来るべき時までとっておこうと思ったけど…あの”無敵の必殺技”を使わざるを得ないようね…ッ!(A・S・B)で!!」ド~ン!



吉良『あの少女はどこだ!?あの少女だけは写真じゃあなく実物を見ながら描きたい!どこに居るんだ!?』きょろきょろ!


ゾロゾロ…つかれたなー…本当に常盤台に勝てると思わなかったよ…オレ、勝利の女神を見た気がする!…オレも見た!…私も!…ガヤガヤ…!


吉良「居ない…」


吉良『いや…私は諦めないぞ!必ず探し出して、モデルになってもらわねば!』



佐天「ふぃ~…御坂さんが良い人でよかった」


ホワイトスネイク『まさか、あれが確実な脱出方法とは…涙子には驚かされる』


佐天「えへへ♪さてと、これであたしは御役ごめんかな?」


ホワイトスネイク『そうだな、ここまでやったんだ。後は青二才どもにまかせてもいいだろう』


佐天「そうしよっか、バレてもめんどくさいし。でもね、ホワイトスネイク。”青二才”って言うのはやめて。みんながんばってるんだから」

ホワイトスネイク「ウジュ…」ショボン…



>>1です。>>353の棒倒しですが、誤植がありました。上条さん達が白組、メガネ教師率いるエリート達が赤組です。


つまり、赤組と白組が逆になってしまったのです。…他にもミスはたくさんありますが、!「へぇ~、そーなの、どこかな?」とかいって、わざわざ探したりしないでください。


長くかきつづけると、そこにヒズミやキズができてくるということでしょうか…。



これは>>1の不注意が招いたことです。 「おとなはウソつきだ」 と思った少年少女のみなさん、 どうもすみませんでした。

おとなはウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです……





続きます。



ー公園ー



スタスタ…


上ママ「当麻さん…全然見てない気がしますね…」

上パパ「まぁ、仕方がないさ。あれだけの人数なんだから、見えないときもあるよ」


美鈴「あーーーーーッ!」


上パパ「ん?」クル…

上ママ「あら?」クルリ…

美鈴「こんにちは!また会いましたね♪」


上パパ「あぁ!朝お会いした!」

美鈴「はい、今朝はどうもありがとうございました。おかげでこの通り」


美琴「あ…ども…………ママ、この人達だれ?知ってる人?」ボソ…

美鈴「んふ~~♪美琴ちゃんの…気になる男の子の親御さんだよ…」ボソ…


美琴「」


美琴「ええぇぇ!?」


上パパ「初めまして、上条です」

上ママ「こんにちは」ニコ!


美琴「…」


美鈴『もう!この子ったら奥手なんだから…どれ!ここはいっちょ、お母さんが一肌脱いで…』


美琴「こちらこそ、初めまして。御坂 美琴です。学校は違いますが、当麻先輩とは大の仲良しで、いつも可愛がって貰ってます」ペコ…


美鈴「へ…?」


美琴「そんな当麻先輩のお父さんとお母さんに会うことができて、とっても嬉しいです」ペコォーーーーッ!!


上パパ「いやいや、こちらこそ、当麻と仲良くしてくれてありがとう」

上ママ「礼儀正しい子ですねぇ~♪」ニコ♪


美鈴「そ、そうなんですよ~、自慢の娘で…」

美琴「恐縮です。そういえば、お昼はもう御済みですか?」


上ママ「いいえ?」


美琴「よろしければ、私たちと御一緒しませんか?良い場所があるんです。ね?ママ」

美鈴「え…あ、うん!そうね!」


上パパ「本当ですか!?それはありがたい!」



ーレストランー


上条「だから、悪かったって言ってるだろ。俺も忙しいんだよ」

イン「だけど!勝手にどっかに行っちゃうとうまの方が悪いんだよ!!」

上条「ごめんって…インデックス、そのチアの服、スゲー可愛いぞ。俺を応援するためにきてくれたんだろ?本当に感謝してるからさ」

イン「むぅ~…今回だけなんだよ///」


上パパ「おぉーい!当麻!こっちだこっちー!!」ノシ



上パパ「ご苦労さん!父さん達は先に頂いてる所だ、当麻も好きなものを注文しなさい」

上条「こんなところよく見つかったな…」


上パパ「こちらの方に、教えていただいたんだ」


美鈴「御坂でっす!」


上条「そうですか、どうもありがとうございました」


上条「はぁあ~おなかぺこぺこだぁ~…ん?みさか…?」

上条『御坂って…まさか…』クル…



上ママ「まぁまぁ、それが当麻さんとの出会いだったの~」

美琴「はい…冷たい雨の降る日に…私が雨止みをまって雨宿りしていると…当麻先輩がそっと…傘をさしだして、走り去って行ってしまったんです…」

上ママ「きゃ~♪ロマンチックね!刀夜さんの若い頃にそっくり~やっぱり親子ね~」


上条「おい待て!俺はお前とそんな、メモリアルな出会いをした覚えはねぇぞ!」

イン『さっきはお水くれたし…良い人とおもったけど…今は忌々しいクソたんぱつなんだよ…!』


美琴『やっぱ来たか…腹ッ減らしアホチビシスター…!』





美琴「せんぱーい♪冗談ですよ~いつもこんな流れじゃあないですか」



上条「こんなってなんだよ!…なッ!?」

イン「そうだよ!とうまは、たんぱつなんかとそんなやり取りしないんだよ!」ギュ!


美琴「あッ!?ちょっと!何くっ付いてんのよ!てか、なんであんたはいつも当麻先輩といっしょなのよ?どこに住んでる誰なのよ!」


イン「むッ…」ムカ!


上条「誰って…そりゃあ…」あたふた!


上ママ「あらあら…♪」


上パパ「そうだぞ、当麻。言われてみれば、その子は誰なんだ?」


美琴『良し!思惑通り!ナイス!お義父さま!』


イン「うぐ…かく言うたんぱつだって、どこに住んでる誰なの!とうまのガールフレンドか何か?」


美琴「ぬぅっ…あんた!黙りなさいよね!」ガタ↑


美鈴「まーまー!2人とも抑えて抑えて…ね?今はご飯時じゃない?えっとー…上条 当麻君で、いいのかな?」


上条「そうですけど…あの、御坂の”お姉さん”か何かで…?」


美鈴「姉?うううん!私は御坂 美鈴。美琴の母です!よろしくね!」


上 イン「「母ーーーーーーーッ!?」」



ー街中ー


スタスタ…


オリアナ「もしもし?」


リドヴィア<聞こえています。何があったのですか?必要以上の連絡は取るなとあれほど…>


オリアナ「用心棒さん、やられちゃったみたなのよね~」

リドヴィア<!?…あの腕利きのスタンド使いが?>


オリアナ「えぇ…さっきから何度も連絡してるけど、応答が無いのよ」

リドヴィア<なんということでしょう…>


オリアナ「どうする?予定には変更なし?」

リドヴィア<…もちろんです。私達は、迷える子羊達を正しき道に導く義務があるのですから…>


オリアナ「…」


オリアナ「本当に…クローチェディピエトロ〔使徒十字〕で、みんな幸せになれるのね?そこに(天国)を創れるのね?」


リドヴィア<貴女の疑念も、〔使徒十字〕は拭い去ってくれることでしょう…>


オリアナ「わかったわよ…言われたとおりにするわ…所定の時間に飛行場で決着ね…」プツン…


ドン!


オリアナ「!?」



小萌「きゃ!」バシャ!


姫神「あ…小萌先生…よくもやってくれた…」濡れスケ


小萌「わぁああ!?姫神ちゃんがぬれぬれのスケスケになっているのです!?」わたわた!


オリアナ「…ふぅ」ホッ…


オリアナ「ごめんなさいね、ぶつかっちゃって…お姉さん、この街に慣れてなくて、だいじょうぶ……はっ!?」


オリアナ『あれは!?ケルト十字架!?…やられた!(ネセサリウス)か!』


オリアナ「くッ!!」ザッ…!!


姫神「…」キッ!

姫神『殺気…!』


オリアナ「フン!」ピッ!〔速記原典〕


ハイエロファント「!!」バシ!バシッ!!

姫神「当たらない…」ササッ!


オリアナ『この黒髪…スタンドを!?…まさかこの小さいほうも!』


小萌「え?」


姫神「な!?小萌先生を!やめて!!」


オリアナ「爆ぜなさい!」ピッ!


小萌「ふぇ…?」


姫神「ハイエロファント!小萌先生を守れ!くッ!!」ガバッ!!ドン!!


小萌「きゃあ!?」ドサ!↓


ドグン……!


姫神「ぐ…あ…ああ…ぐぁッが…」ビキビキッ…!


姫神「あ゛あ゛ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ブシュウウーッ!!


小萌「ひ…ひめ…がみ…ちゃん!…血が…あ…あぁ…!?」ガタガタ…!


オリアナ『…………もう手が回ったというわけね…チッ!』ダダダダダーーーッ!!




姫神『やられた…こ…呼吸を…〔波紋〕の呼吸で…体を…』



姫神「は…かはッ!…ごほ!ごほ!!」ガクガク…


小萌「ひ…姫神ちゃん!しっかりして!どうしてこんなことに…!?女の人とぶつかっただけなのに…」


姫神『だ…だめ…呼吸が…出来ない…あ…あぁ』


姫神「ジョ…ジョ…」ガク…


小萌「姫神ちゃあん!?しっかりして下さい!!目を瞑っちゃだめです!起きて!」ゆさゆさ!

小萌「だ、誰かー!?助けてくださーい!!お願い…誰か…誰かたすけてーーー!!!」


小萌「お願いです!助けて…」


通行人A「し、知らないよ!!さ、さいなら!」ピュー!!

通行人B「関わりたくないわ!」ピュー!

通行人C「ヤベえよ…人がいきなり…うわああああーーーッ!!」ダダダーーーーッ!


小萌「まって…待ってください…助けて…誰か姫神ちゃんを…私の生徒をーーッ!!」


??「ちょっと」


小萌「へ…?」ぷるぷる…!


??「どきなよ、その子、ヒデー怪我してんじゃあねぇか」


小萌「あ、あなたは…?」


??「とーりすがりのコーコーセーっすよ…ホラ、ちっちゃい子が血なんか見るもんじゃあないぜ?」ヒョイ…ストン…


小萌「あう…」ちょこん↓


??「ひでぇことすんなぁ…こんな女の子によぉ~」


小萌「あの…」


??「いいからいいから!子供はそこで座って待ってなって!」


小萌「ひぅ!」


姫神「…カ…は…」ピクピク…


??「ん……問題無し…生きてんなら…」


??「直す」



姫神「ん…」パチ…


小萌「あ!姫神ちゃん!」


姫神「こもえ…せんせい…はッ!?」ババッ!↑


姫神「傷が…ない?」


小萌「はい!かっこいい髪型の高校生さんが、姫神ちゃんを助けてくれたんですよ!」

姫神「かっこいい髪型?……その人はどこに?」


小萌「お仕事があるとかで…行っちゃいました…」


姫神「そう…ですか…」


小萌「姫神ちゃん、一応、先生といっしょに、救護所に行きましょうね?…さぁ!」グイ!

姫神「あ…はい」


姫神『…助けてくれたのは…ジョジョじゃあ無かったんだ…でも、確かに…あの時…ジョジョを感じたのに…』



ー街中ー



??「ったくよぉ~!恐ろしい場面に遭遇しちまったぜ。学園都市ってなぁ通り魔が居んのかよ」

??「バイトだっつってもな~…露伴のヤロー…何が新しい漫画のためだ…超能力者の何を調べて取材しろってんだよぉ~…」



億泰「お~~い!!仗助ぇ~!!」タッタッタッ…!


仗助「おぉ!億泰!なんかいい情報掴めたか?漫画に使えそうな情報なんて、ホント自分で集めりゃあいいのによぉ」


億泰「ちょい聞けって!それがよ~!さっきそこで超可愛い子見かけたんだよ!キレーな黒髪でよ~!ボンキュッボンのグンバツ超絶美少女だったぜぇ!」


仗助「女の子がどうしたんだよ?杜王町にだって、可愛い子は居んだろ」


億康「だけどよ!その可愛い子が、なんと”学園都市のレベル5”っつーからよぉ~!屋台でなんか奢るから話聞かせて!って頼んでみたんだよ!そしたらどうなったと思う!?」


仗助「わかったぜ!”いやあ!チカン”って言われて、トンヅラこいてきたんだろ?」


億康「ちげぇって!その子がさぁ、”奢らなくていいですよ。何が聞きたいんですか?”って…優しく俺に言ってくれたんだよぉ!」


仗助「へぇー、マジかよ!」


億康「俺…あんな可愛い子と長く話するの初めてだったからよぉ…緊張したけど、料理の話題で盛り上がって、超能力と学園都市について色々聞いてメモしてきたぜ!」


仗助「さすがだぜ、億康!じゃあもう帰ろうぜ?レベル5ってのに会えるまで、七日間ここに滞在してろって言われたけどよぉ、これで任務完了ってやつじゃあねーか!」


億康「そーだなぁ!マジ、ラッキーマンだぜ、俺ェ!!」


スタスタ…!!

冨樫様万歳!!!

     ̄ _  ̄._,,r'" _,ノ .,>─---、.   ゙ヽ  ゙l、_.   _,ィ
      /~ ,-'"  ,r‐'' ̄`H"      .l ヾ、_  )    ゙ー'´  /
     v'  (  __,l =・= ノ゙i、 =・=,/  ト、 ̄         (
.     ゙l   ゙ー"/゙ト、_,/▼ ゙ー─'"   l  丶.         {
.       ゙j    |   ∵∴ | ∴∵∴   ノ.    ヽ      i、
     /    人  ∵∴ |  ∵∴_,,..-"      ゙i、      (
    ノ /"⌒゙ト、゙'ー─┬┼─┬'"             >   ,l~
   _}  l    ゙)゙l:..:.:.: : l ,!  ノ              / ゙l   {
    )   l,,   ,)-'::.:.:.: : :゙ー‐'"           . .::v"     ゙i  ,i
天才漫画家冨樫義博が華麗に>>2get! お前ら俺の漫画読めよ!!

冨樫は偉い!!落書き掲載が許されるのは冨樫だけ!!TOGASHI is god!! TOGASHI is god!!

荒木比呂ひ>>5 ジョジョ?売上はハンタの足元にも及ばない(プ
尾田栄>>1郎 コミックス売れててもアニメの視聴率は低すぎ(ププ
澤井>>4しお お前は絵が下手すぎ(ゲラ
>>8吹健太朗 パクリは死ねよ(^^)
秋も>>10治 老害は死ねよ(ププ
許斐たけ>>4 お前の漫画キャラ爬虫類みたいだぞww
>>9保帯>>人 オサレは度がすぎると嫌われるぞwwww
島袋 >>3年 援交やって捕まった犯罪者がまだ漫画描いてるのかよ世も末だなww

>>1です。24時更新。

心配しないでくれ。私は約束は守る。必ず完結させる。


”約束する”



ー競技場ー


とぅおるるるるるるるん!るるるん!


吹寄「あ、電話」ピ!


吹寄「はい、吹寄です…お疲れ様です。小萌先生…え!?」


吹寄「姫神が!?…はい!…え?無事?…どういうことなんですか?」

吹寄「は?かっこいい髪型の高校生?…ちょっと!小萌先生!」プツン!


吹寄「…何が起こっているというの………?」


ー街中ー


仗助「あのよぉ~…お礼とかいいからさぁ…離してくんねーかな~…」


小萌「だめですぅ~!あなたは姫神ちゃんを助けてくれたんです~!正式に発表して、表彰されるべきですー!」ズルズル…


億康「仗助ぇ~お前マジにモてるなぁ…なんでお前ばっかり…」


仗助「冗談だろ!?こんな子供だぜ!それこそ犯罪じゃあねぇか!」


小萌「とまってください~!」グィィ!…ズルズル…


億康「いいよな…仗助はそういうこと言えて…俺もまたあのカワイコちゃんとお話してぇ~な~…」

仗助「なら、(学園都市)の生徒になりゃあいいじゃねぇか」

億康「ダボ!兄貴が許してくれっかよ!…あれ…?おい仗助…!あいつ!」ピッ!



イン「当麻~♪あのレストランすっごく良かったかも~!」

上条「まぁ、御坂のお母さんの紹介だからな。はずれなわけないな」



仗助「あ?…あぁーーーーーッ!!」

億康「やっぱそうかぁ!おーーーい!当麻ーーーッ!」



イン「?」



イン「とうま、なんかあそこの人たちが呼んでるんだよ…あ、こっちに来た」


上条「誰が?…小萌先生もいるじゃあねぇか」



仗助「よぉ!久しぶりじゃあねぇか!当麻!」

億康「元気してたか?」

小萌「あれ?…上条ちゃん!」



上条「あ、…よう!久しぶり!仗助と億康じゃあねぇか!!どうして小萌先生まで?」


小萌「それが、突然姫神ちゃんが何者かに襲われて、大怪我をしてしまったんです」


上条「姫神が!?」

イン「あいさが!?」


小萌「…でも、それをこの子が、助けてくれたんですぅ~!」


仗助「あ、あのよぉ~?さっきから”あなた”とか、”この子”とか、”リーゼントちゃん”とか言うのやめてくんねーかなぁ…俺は、東方 仗助っていう名前が…」


小萌「仗助ちゃん!」


億康「だーっはっはっはっは!”仗助ちゃん”だとよ!よかったじゃあねーか!」


上条「ははは…ところで仗助、今日は一体どうしたんだ?なんでわざわざ(学園都市)くんだりまで来て?」


仗助「あぁ、バイトだよ、バイト。でも、それも終わって、今帰るトコなんだけどよぉ…」

億康「そのちびっ子が引っ付いて離れなくて困ってんのよぉ、力ずくで引っぺがすわけにもいかねぇしよぉ」


小萌「だから、正式に感謝状と表彰を…」


上条「小萌先生、こいつらはそんなことには興味ない奴等なんです。だから、そろそろ離してやってください…あと…」ヒョイ↑


イン「ふぇ?」ストン↓


上条「また、インデックスを預かってくれませんか?」


イン『えええええぇぇぇぇーーーーッ!?』


小萌「…わかりました、でも、私はこのご恩は一生忘れません。……上条ちゃんは、これから競技なのですか?」


上条「えぇ、助っ人を頼まれてまして…じゃあインデックス、ちゃんと良い子にしてまってるんだぞ?」


イン「……うん」


スタスタ…


仗助「助かったぜ、当麻」


億康「いいよなぁ~仗助は女にモテてこんなに良い親戚もいてよぉ~」


上条「何言ってんだよ、億康だって俺のマブダチじゃあねぇか!」


億康「ホント良いやつだなぁ…当麻はよぉ~」


仗助「当麻、何か競技だか助っ人だかがあるんじゃあねぇの?俺たちのことはほっといていいからよぉ、早く行ったほうがいいんじゃあねーのか?」


上条「いや、久しぶりに会えたんだ。途中まで一緒に行くよ」


仗助「おう!」


ヒソヒソ…ヒソヒソ…


チャラ男「おい~見ろよぉ!今時古くせぇ頭のが二匹居るぜ~!」

ビッチ「ほんとだぁ~ちょーウケルー!」ケラケラ!


億康「…けっ!どこにでも居るんだなぁ…あーいうムカつくやつよぉ…」


上条「…」ぷっつ~ん

仗助「…」ぷっつ~ん


億康「あ!?待てよ!2人とも…おっ…おい!」


チャラ男「バフン頭とウニ頭だから…バフンウニ!ってか!」ゲラゲラ!

ビッチ「何それ~?よくなくなーい?」




上条「てめー…」┣”┣"┣"┣"┣"┣"┣" ・・・


仗助「俺たちの髪の毛が…」┣”┣"┣"┣"┣"┣"┣" ・・・



上 仗「「どーしたとこらぁ!!」」



億康「俺…しーらね…あーなったら止める俺の方が死んじまうぜ…」ボソ…




上条「オラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!」


仗助「ドラララララララララララララララァッ!!」




ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!


チャラ男「あげごべ!?だばだぁああああああああああああああああああああああああああ!?」



ー街中ー



土御門「じゃあ、犯人はわからず。なんだな?」


吹寄<そうよ。私だって、小萌先生から聞いたばかりなんだから!>


土御門「報告ご苦労さん。後は俺に任せるぜよ」


吹寄<却下。あんたが絡んだ事なら、どうせ(魔術サイド)でしょ?>


土御門「ほうー?さすが吹寄、鋭いな。だが、今回も大人しくしててもらうにゃあ」

吹寄<ふざけないで!”仲間”がやられたのよ!?だのに、黙ってろっていうの!?>



土御門「そうだ」



吹寄<なんで!?>


土御門「何度も言わせるな…お前は何がしたいんだ?今のジョジョの生活をぶっ壊したいのか?」


吹寄<…そんなわけないじゃない!!>


土御門「なら、黙ってろ!姫神も!青ピだって!本当は”ジョジョ”としての記憶を取り戻して欲しいんだよ!」


吹寄<……ぅ…>



土御門「確かに!ジョジョ…いや!かみやんは昔の”力”を(記憶)と共に忘れちまった!なのに、未だに危険なことに巻き込まれてる…」


吹寄<なら!記憶を取り戻させれば…!>


土御門「全てを取り戻したかみやんは、恐らく……”死ぬ”だろうな」


吹寄<!?>


土御門「吹寄も忘れちゃあいないだろ…かつての…《JOJO》VS《DIO》の戦いを!!!」


吹寄<はッ…!?>ビクッ…!


土御門「…あれは……もはや、俺たちが入り込む隙など全く無い、恐ろしいモノだった…」


吹寄<でも…今はもうDIOは大人しくしているじゃない!!義妹がどうので…それに!戦いの後遺症で、力が衰えたのかも…>


土御門「甘い!…開会式…見たよな?あの(凄み)はどこも衰えちゃあいない!むしろ、今日まで大人しくしてきたのが、不思議なくらいなんだ!!」


土御門「…それに、記憶を取り戻したとして、記憶があの時のままだったらどうする気だ?もしあの時のままなら、きっとDIOを探して、決着をつけようとするだろう!」

土御門「そんなこと、起きちゃあいけないんだ!だから、現状維持、これに尽きる…いや、逆だ!それしか出来ないんだよ!俺たちには!!DIO以外の脅威もこの学園都市に集まっちまったからな!」


吹寄<土御門…>


土御門「わかってくれたか…?俺だってつらいん…」


吹寄<エラソーに説教たれてんじゃあないわよ!!そんなこと私だって百も承知よ、このマヌケ!>ブツン!


土御門「…じゃじゃ馬め……」


ステイル「電話は終わったかい?」


土御門「あぁ、終わった」


ステイル「では、当麻と合流して、飛行場とやらに行こう」


土御門「知り合いからの連絡だ。一般人が、急に血だらけになって倒れたらしい…おそらく、オリアナの仕業だ」


ステイル「胸が痛むことだ…」


土御門「あぁ…今すぐにでもオリアナと馬鹿な取り引きを止めなくちゃあなんねぇぜよ!」




ダッダッダッダッダッ!!!



土御門「いたぜ!かみやんだ!」


ステイル「…土御門、何か、様子がおかしくないか?誰かと一緒にいるようだが…」


土御門『あれは…仗助と億康か…?何故こんなところに…』


ドララーーーッ!!オラオラオラーーーッ!!


土御門「なぁッ!?」

ステイル「な、何をやっているんだ!?」


土御門『馬鹿な!?何故かみやんと仗助が一般人を殴っているんだ!?』


土御門『”スタンド使い”だからと、記憶喪失がバレる前に俺から伝えて、仗助と億康はかみやんの事情を全て知っているはずだが…?』



チャラ男「あ…あがが…おりぇのかおがぁ!?」グニャグニャ!

ビッチ「ぎゃああああー!?なにあんた!?きも!」ダダダダダー!!

ブ男「まっとぇえよぉおお!!」ダダダーーーーッ!!



仗助「ふー…!」ゴゴゴゴゴ!

上条「ぐ…!」ドドドドド!



億康「つっちー!…こっちだこっち…」

土御門「おっくー…何でお前らがここに居るのかは聞かない…だが、なんでこんなことになっちまったんだ?」


億康「いやぁ、これから俺たち帰るトコだったんだけどよぉ…突然チャラい男が冗談半分に仗助と当麻の髪型を馬鹿にしたんだよ」


土御門「何!?2人の髪型を!?」


土御門『なんてこった!これからオリアナを止めに行くってのに…!仕方がねぇ、当初の予定通り、俺とステイルだけで…』




ブチャラティ「突然だが、今は本筋とは関係ない」



ブチャラティ「説明するつもりはなかったが、このままでは何かしら遺恨が残りそうだからな、俺から説明しよう」


ブチャラティ「東方 仗助 と 上条 当麻 の関係は、近縁の親戚だ」


ブチャラティ「上条の記憶喪失前に、2人には既に面識があったようだ。まぁ”親戚”なのだから当然だな」


ブチャラティ「記憶喪失後は、御使堕し(エンゼルフォール) 事件の旅行にて、”竜神 乙姫”と共に再会。その際に億康もついてきたようだな」


ブチャラティ「後は、”スタンド使い”である仗助と億康が、上条の記憶に何らかの影響を与えてしまうと懸念した土御門が、事の本末を説明したというわけだ」


ブチャラティ「余談だが…(スタンド)は遺伝、もしくは、その血脈に共鳴する。血縁関係のある者同士なら、(スタンド)が発現しても…」


ブチャラティ「おかしくはないんだ。では、本筋に戻そう」


億泰が億康になっとるで


>>1です。>>702さん、タイプミスを教えてくれてありがとうございます。

29…31…37…41…43…47…素数を数えろ、素数は誰にも割ることはできない。

これは試練だ。○ 億泰 を × 億康 と書き間違えたのは、間違っても重大なミスなんかではない…このスレは、まだ終わっていないのだ。

この試練は、物語の完結をもってして乗り越えるッ!



タッタッタッタッタッ…!!



…やすさーーーーん………おーくやぁーすさぁーーーん!!!



億泰「あ…あの声は!!ま・さ・か♪♪」


佐天「やっと追いついた…億泰さーん!「$」みたいなアクセサリー!落としていきましたよー!」しゃら~ん☆


億泰「わーお!!佐天さん!……えっ!?マジ?…おーっ!?ホントだ!俺のお気に入りのが無くなってるぜ!ありがとう佐天さん!」パシ!


佐天「いえいえ、当然のことをしたまでで……って、あれ?上条さんじゃあないですか?」


土御門「!?」


土御門『こ…こいつは…DIOの妹!?ややこしくなっちまうなぁ!もう!』


ステイル『この少女…何者だ…?一見ただの少女に見えるが…この存在感は一体…』


佐天「相変わらず、ツンツンがカッコいいですね!」


上条「…え?…そう?やっぱそー思う!?」パァ!


佐天「えぇ!モチロンです!…わぁ!そっちの人!上条さんの知り合いさんですか!?」


仗助「あ?だったらなん…」


佐天「とっても…イカした髪型ですね!セットするの、時間かかるんだろうなぁ…カッコいいなぁ!なんていうか、すごく男性的って感じ!」キラキラ!


仗助「!」

仗助「…とーぜんだぜ!これが正しい反応ってヤツだよな!」



ワイワイ!アハハハハハ!



土御門『…なんてこった……あの澱んだ空気を一瞬にして…これがDIOの妹だってのか?…まるで逆…真逆な人間だ…』


土御門『っと…んなこと考えてる暇はねーな!』


土御門「かみやん!何やってんだ!行くぞ!」


ステイル「急ごう!時間が迫ってきている!」


上条「!?…はっ!わ、わかった!わりぃ!急用で…!…またな、仗助、億泰、こんど連絡するよ!」



億泰「お、おう!またな!」

仗助「またな~♪」ノシ


佐天「いってらっしゃーい!」



……………………………………………………


仗助「さっき悪かったな、億泰、ちっと熱くなっちまった…」


億泰「まったくだぜ!!……あ、あのよぉ…佐天さん!」


億泰『考えんのはやめだ!駄目でもともとだぜ!!』


佐天「はい?なんでしょう?」


億泰「さっき、聞きそびれちまったんだけどよぉ…メアド…交換してくれねぇかな…ってさ…」


佐天「メアド…?」


億泰『あ、こりゃあ…駄目か…今日が初対面だもんな…ちくしょう…なんで康一や仗助ばっか…』


佐天「いいですよ、ハイ、赤外線あります?」


億泰「…」


億泰「え!?いいの!?」


佐天「えぇ!?…えっと…だめなんですか?」きょとん?


億泰「いやいやいやいや!!全っ然!だめじゃあないぜ!うい、赤外線…」ピコーン!


佐天「はい、完了です!お2人はもう帰っちゃうんですか?」


仗助「あぁ、用は済んだしな…じゃ、またな…えっと…」


佐天「佐天です!佐天 涙子!」


仗助「おう!俺は東方 仗助!またな、佐天さん!よっし!帰るぜ、億泰!」ガシッ!


億泰「ま…またねぇええええ!…メ…メールおくるからよぉおお!」ズルズル…


佐天「さよーならー!」ノシ


スタスタ…


仗助「なんつーか、すっげー爽やかな気分だぜ。最近珍しい気持ちのいい子だったな」

億泰「おいこら!何、反芻してんだ!やめろ!佐天さんにメルアド聞いたのは俺だぞ!」

仗助「わぁーってるって…(学園都市)か、また来てみたくなったぜ」


億泰「俺は住みたくなった」

>>1だど、22時半更新するど。


(天国)とは・・・佐天さんが感じる《幸福》に基づいていた(世界)です。

ごめんごめん、”基づいていた”じゃあ、意味が変わっちまうな。


”基づいた” ね?

驚かしてごめんね!



ー街中ー



オリアナ「…そろそろ時間ね……移動しなきゃ…」スタスタ…


オリアナ『リドヴィアの知らないスタンド使いが居るなんて…科学サイドと幽波紋サイドはトップの仲が良いとは聞いてたけど、まさか…』


オリアナ「ううん…みんなが、幸せになるためだものね…私も…いつか、幸せになれるかな…」



ドン!



オリアナ「きゃ!」ドサ!↓


???「む?」


オリアナ「すみませ……!?」



オリアナ『な…何なの!?この男…この桁違いの存在感、圧倒的な(凄み)は!?』ビクッ!



???「こちらこそ、すまない。怪我は無いかな?」スッ…(手を差し伸べる)



オリアナ「あ…ありがとう…ございます……あ…」


???「何か?」


オリアナ「あなたは…誰なの!?」


???「誰…とは?」


オリアナ『一般人…?いや!そんなわけない!この感覚は…この”妖しい”雰囲気を持つ男は何なの!?』


ディオ『今時の若い女性は…こんな格好をするのか?理解できんな…涙子には絶対こうなって欲しくないな…』


レッチリ「お兄ちゃん、俺、お腹減った~って、ミサカは報告する…だぜ!」ヒョコ!



ディオ「そうだな、今日の役目は果たしたしな。では、涙子を探して帰るとするか」


レッチリ「うん!」


オリアナ「子供…」


オリアナ『”妖しい”と感じたのは、気のせい……だったのかしら…いや…』


ディオ「申し訳ないが、もういいかな?暇じゃあないのでね」


オリアナ「え!?あ…ごめんなさい!人違いだったみたいです!さよなら!」ダダダーッ!


ディオ「…」


ディオ「レッチリ」


レッチリ「はい?」

ディオ「今の女…追いかけてくれるか?決して気付かれないようにな」

レッチリ「わかりました!チリペッパー!」


チリペッパー「イヤフーーッ!」バリバリ!


レッチリ「色んな電源を経由して…ごー!」


チリペッパー「フィーーーーッ!」バビュン…!!


ディオ「行ったか?」


レッチリ「うん…チリペッパーに追跡させてる…こっちに全然気付いてないみたい」


ディオ「いかにも不審な女だったからな。いいか?レッチリ。ああいう手合いは、決まって魔術師だ。覚えておきなさい」


レッチリ「はーい!」


ディオ『また、十字教どもが騒ぎ出したか…珍しいことじゃあないが、涙子の(天国)の邪魔になるようなら掃除せねばな…』

ディオ『しかし…あの女には見覚えがあったな…確か、オリアナ=トムソンといったかな』

ディオ『腕利きの運び屋…大方、雇うとしたらローマ正教のリドヴィア=ロレンツェッティあたりか…』


ディオ「ん…?待てよ…」


ディオ『この時期に(学園都市)で何らかの取り引き…(使徒十字)でも使うつもりか?…無駄なことを……』


ディオ「レッチリ、夕飯はもう一仕事した後だ。あの女の後を追うぞ」

レッチリ「えー!?しっぺするならチリペッパーだけでいいのに…晩御飯がぁ…」

ディオ「ふふふ…涙子に連絡して、晩御飯の用意をしてもらいなさい…それくらい早く終わることだからな…」

レッチリ「ホント?わーい!えっと…ケータイ…ケータイ」がさごそ…


ディオ『アレイスターに任せるのは楽だが…ヤツの思い通りに事が進むのは気に食わんからな…』



佐天「ふんふんふ~ん♪なんだか、今日は競技だけじゃなくっていろんなことがあったから楽しかったな~♪」



佐天「そだ!ホワイトスネイク!」


ホワイトスネイク「呼んだか?」


佐天「久しぶりに、あれやって!」


ホワイトスネイク「あぁ、”あれ”か、いいぞ」


……………………………………………………


フレンダ「疲れた…けど、メイドって奥が深いんだなぁ…将来は、涙子の…ううん!佐天家の正式なメイドになろうかな…」


フレンダ「あれ?…あ!涙子だ!今帰るところかな?おぉーーーい!るーいこーーー!一緒に帰ろうってわけよー!……わぁ!?」


佐天「ん…?あ、フレンダ!今日の修行はもういいの?」


フレンダ「う…うん…あのさ、何やってんの?」


ホワイトスネイク「見てわからないのか?私が両腕で涙子の両足を支え、互い違いに前後させながら、下の私が歩いているだけだ」


フレンダ「何で…そんなことを…」


佐天「えへへ…///空中歩行~♪」


フレンダ「…あ!そっか!ホワイトスネイクは一般人には見えないもんね?」


佐天「そうだよ~!これね、あたしが考えた1人遊びなんだ~♪」ぽんぽん♪


フレンダ「いいなぁ…ねぇ!私もやりたいってわけよ!」


佐天「いいよ!代わりばんこしながら帰ろー!」

フレンダ「おー!」


ホワイトスネイク「ふふ…♪」




キングクリムゾン!飛行場だ、戦闘は既に始まっている!


ー飛行場ー


オリアナ「…っ!なかなか、やるじゃない…でも、まだまだお姉さんは…満足しないわよ?」



上条「強い…!」


土御門「同じ魔術を二度と使ってこないのせいで…かなり行動を読みづらいぜぃ…」グググ…↑


上条「寝てろ、土御門!」


ステイル「考えられないね…まるで曲芸師だ…」


オリアナ「その曲芸に殺されちゃったら、それこそ笑いものね?」クスクス


上条「言ってろ!!」ダッ!


オリアナ「ふっ!」ピリ!


ドォ大オオオオオオオ!!


上条「そんな風がなんだ!」そげぶ!


オリアナ「やっぱり…厄介よね、その右手…」


ステイル「(使徒十字)はどこで行われる!?言え!!」ボオウ!


オリアナ「あなたは、炎ばっかりでつまらないわ…」スカ…シュ!!(蹴り)


ステイル「ぐぶわ!?」


上条「オラアッ!」


オリアナ「魔術さえどうにかすれば勝てると思った?」スカ!…シュ!ブゥン!!


上条「うぐぅ…!?」


オリアナ「もう倒れちゃうの?あなたたち速すぎよ♪」


上条『やべぇ…今度こそ…やられるかも…しんねえな…』

上条『あ、まただ…この感じ…なんか…』


上条「倒れるかよ…んな蹴りで」スクッ↑


オリアナ「!?」



上条『負ける気がしねえ…!!』┣”┣"┣"┣"┣"┣"┣" ・・・



ティナー・サックス(幻を見せる)
クヌム神(変装できる)
デス・サーティーン(夢を操作)
ボーイツーマン(スタンドを奪う)
ヘブンズ・ドアー(精神操作)

↑の能力を実質併せ持ち、射程も20mでパワーもスピードも強くて、

一撃必殺技も持ってるホワイトスネイクが来てくれれば全部解決さ。

さすが佐天さん。

どっかのなんとかチャリオッツみたいなクソスタンド持ってる奴が可哀想だ




土御門「あれは…くそ…倒れてる場合じゃあねぇ…」


ステイル「動くな、土御門!傷は深いんだろう!?」


土御門「駄目だ…これ以上、戦っちゃあ!」


ステイル「土御門!?…あ、あれは!?」

土御門「ステイル!当麻を守れ!!」

ステイル「任せろ!!」ダッ!


上条「…」ゴゴゴゴゴゴ…


土御門『まずい…イマジンブレイカーが…!!』


オリアナ「へぇ…そんな顔も出来るのね…なかなかかっこいいじゃない…」ピリ!


ステイル「させるか!」ボウ!!


オリアナ「当たらないわ……つぁッ!?」スカ…!


ヒュッ………ドスス!!!


オリアナ『痛っ…左脚が……どこから…!?これは…ボルトとナット!?何故こんな物が!?』



ー物陰ー


クラフト・ワーク「…」フォン…


吹寄「…」ササッ…


吹寄『ごめんね…これぐらいしか…してあげられない』


青ピ「ええな~飛び道具があって。あったら僕もこっそり援護したんに」


吹寄「青ピ…あんたも来てたのね」


青ピ「あれだけ慌しく動いとったら、さすがに気づくわ…」

吹寄「加勢してくれば?」


青ピ「冗談はやめぇ、今かみやんがスタンドの存在を深く知ったら、思い出してしまうかもしれん」

吹寄「…はいはい、じゃあ私は帰るわ」


青ピ「おや、最後まで見んの?」


吹寄「…勝つって分かってるからよ。見る必要ないわ」スタスタ…


青ピ「まったく…言ってることとやってることが真逆だな…」

青ピ「勝つって分かってるなら…なんでわざわざ援護したんやろか…ま、いいか」


青ピ「勝つと分かった以上、ここに長居は無用。帰って、お見舞いの果物でも用意しとくか…」スタスタ…

>>1です。最近立て込んでたけど、落ち着いた。心配してた方、ごめんなさい。

22時更新です。

このペースだと、次スレはまだMIHではなく、佐天「C-MOONかぁ…」〔ジョジョ〕Part2になりそう・・・



土御門『俺としたことが!…この程度のダメージで…クソォ!!』



ステイル「くらえ!吸血殺しの紅十字!!」ゴオオオ!!


オリアナ「はぐっ…!うああああああ゛!?」

オリアナ『左脚の自由が…これじゃ…長期戦は不利になる!』


上条「オリアナ!お前の負けだ!さっさと、(使徒十字)ってのが何処で行われるのか言え!!」


オリアナ「お断りよ!!」


上条「なら、言わせる!!」


オリアナ「やれるものならね!!」ピリリィ!


上条「また!それか、当たるか!」スカ!


バシュシュ!


上条「!?」


ステイル「…く…あ…あぁ…ぐっ…」バタン↓


上条「ス…ステイル!?」


オリアナ「誰もあなたを狙ったなんて言ってないわ…これでもう邪魔者はいない…一対一ね…!」


上条「てめぇ…もう許さんッ!オリアナ=トムソン!!」ドドドドド…!!




オリアナ『この気迫…!』


オリアナ「お姉さん、あなたに色々話してあげよう思ったけど…やめたわ」パラパラパラパラ…


オリアナ「フフフ…これで決着をつける…」ピン!(単語カードの留め金を外す)


上条「はッ!?」



オリアナ「我が身に宿る全ての才能に告げる…」キュゥオオオオオオ……


オリアナ「その全霊を解放し目の前の敵を討て!!」 ズオオオオオオオオ!!!



上条「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」バッ!!



バギン!!(そげぶ)



オリアナ「…」ニヤリ…


上条「こ…これは!?…光弾の中に…!?もうひとつの爆弾…!?」


オリアナ「勝った…」


……カッ!チュドーーーーーーーーーン!!




シュウウウウウウ……



オリアナ「あの爆発をもろに受けて…生きているわけが無い…」


オリアナ「坊や達…今後は戦う相手をよく選びなさいね…?お姉さん、そんなに安い女じゃあないわ…」


ヒュー…(土煙が風で消える)


オリアナ「ちょっと…苦戦しちゃった…痛たたた……帰るのがしんどいわぁ…追って来れない様に、2人も始末させてもらうね…」ヨロヨロ…スッ…


ザッ…


オリアナ「え!?」クル!


オリアナ『そんな…嘘でしょ…』



上条「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…



オリアナ「あなた、どうして!?」


上条「一瞬だ…」


オリアナ「はぁ!?」


上条「一瞬だけ…止まって見えた…だから、こうしてギリギリ回避できたのかな…」


オリアナ「何を言ってるの!?」


上条「自分でもわからねぇ…ただ、てめぇの魔術も、大したことねぇってことだ…」


オリアナ「くっ…ガキが!!」スッ!



ドッゴォ……!!


オリアナ「げほっ…うあ゛!?」


上条「もう単語カードは切らせねぇ。観念しな」ドドドドド…!

オリアナ『い…今…殴られたの…?まったく動きが見えなかった…!?』


オリアナ「ごほ!えほ!!…何が、どうなってるの!?」


ゲシィッ!!


オリアナ「うぅんッ!?」ドサ!↓


上条「さんざん人を傷つけやがって…てめぇは自分と傷つけた人たちに言い訳をしているだけだ」

上条「誰かのために、別の誰かを踏み台にしていいなんて理屈、俺は許さねぇ…」


上条「絶対にだ」ゴゴゴゴゴゴ…



オリアナ「あなたは…聞いたことが無いから…ただ、”悔しい”という一言を聞いたことがないから!!」ガバッ!!↑



上条「知ったことか、だが、てめぇが人を傷つけた事実に変わりわねぇ…てめぇは、俺が裁く…!」


オリアナ「………カードは…あれで全部じゃあないのよ!まだここに………ぶッ!?」


メギョ…ッ!!


オリアナ「がッ…速…」メリメリメリ…!


上条「オォォォラァァァ!!!!」


上条「オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラ オラァ!!」


ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!


オリアナ「あがぁあああああああああ゛ぐぁあああああああああああああ…!!!」


上条「オラァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」ブゥン!!


ドゴォン!!


オリアナ「ぎぁっばああああああ゛わあああああああああああぁぁぁ…」ヒューーーーー!!(飛行機の格納庫まで殴り飛ばされる)


ゴシャーーーン!!(格納庫のシャッターを突き抜ける)


オリアナ「あ…が…うっ…」ガク…


上条「ふぅ……」


上条「やれやれだぜ」ド~ン!!

>>1です。誤字あってすみません。


次の更新は今日の22時くらいになるかな…


※C-MOONへの進化条件は原作六部と異なってます。でも、”14の言葉”は言うし、合体もします。何と合体するかは…楽しみにしててくださいよぉ!大分先だけどね・・・

あぁ、お休み、サンタマリア



ステイル「…当麻」


上条「ステイル!大丈夫か?今、手当てできるところに…」


ステイル「ぼ…僕のことはいい…オリアナを…」


土御門「そうだ…かみやん…オリアナから、(使徒十字)の行われる場所を…聞き出せ…」


上条「あぁ、わかった!待ってろよ!」タッタッタッタッ…



ー格納庫ー



上条「な…どういうことだ?」


上条「オリアナが…居ない!?」


上条「逃げられた…俺のせいだ…くそ!土御門ぉ!ステイル!!ヤツが…オリアナがいねぇ!!」



ダダダダダダダダダーーーーーッ!!



シーン………バヂヂヂヂ…!…ヒョコ!



チリペッパー「ふぃ~…バレるかと思った~!」


オリアナ「…うぅ…ごほっ…げほっ!!」


チリペッパー「けど…どうしよ?こっちに飛んできたから、思わず隠しちゃったけど…お兄ちゃんになんて言おう…って、ミサカは葛藤しちゃったり…だぜぇ…」



ー飛行場ー


ディオ「どうした、レッチリ?何があった?」


レッチリ「いや…それがその…あのね…えっとね…!!」あたふた!


ぽす…なでなで…


レッチリ「あ……んふぅ~♪」


ディオ「大丈夫だ。何があろうと、私は叱ったりはしないよ…レッチリがあの場で見たこと、聞いたこと、あるいは…したことを教えてくれ」


レッチリ「…はい!」



レッチリ「かくかくじかじか……というわけです!って、ミサカは説明した…だぜ!」


ディオ「わかった…とりあえず、チリペッパーを戻すんだ」


レッチリ「はい…ん~…」


ヂヂヂヂ…ヒュン!


チリペッパー「…」フォン…トサ↓…


ディオ「すごいものだな、レッチリ。まさか人間まで電気化して運べるとはな」


レッチリ「えへへ///これぐらい朝飯前!でも、外に出る前に解いちゃったら、その人ビリビリしちゃうから、集中が必要なのです!って、ミサカは説明する…だぜ!」


ディオ「なるほど、感電してはひとたまりも無いだろうからな…さて」


オリアナ「うぅ…えほっ…ぐ…ぁ…」ピクピク…


レッチリ「わぁ!?あわわ……血がさっきよりもでてる…」わたわた!


ディオ「…仕方ないな」


ディオ「レッチリ、この人をチョコ先生のところまで連れて行くぞ」


ディオ『学園都市の病院につれていくわけにもいかないしな…あそこなら治療も出来、この女も妙な動きはできんだろう』


レッチリ「はーい!これで安心安心!」


ディオ「ん」グイ!↑


オリアナ「ぅ…」


スタスタ…


ディオ『しかし、ジョジョ…やはり…お前は…』

>>1です。22時半更新。

(使徒十字)はどうなった!?


誕生直前? マーベラス・カップル!! / 美琴のアプローチ…


さぁ!学園都市(A・S・B)の結末やいかに!!


ー飛行場ー


上条「土御門!どうすればいい!?」


土御門「焦るな…かみやん。あいつだって、手負いなんだ…そう遠くにはいけないはずだぜ…」

ステイル「土御門…」

土御門「あぁ…分かってる…これから俺がおおよその位置を掴む…すまねえ、かみやん位置がわかったら、オリアナを…」


ステイル「あの霊装の発動を…食い止めて…」


上条「バカ野郎!今その体で魔術使ったら、お前ら…!!」


?????「心配する必要は無いかと…」


上条「!?」


?????「もう直ぐ総てが終わりますので」


上条『誰だ…?』キョロキョロ!


ステイル「リドヴィア…ロレンツェッティ…」



上条「この声…どこから…!?あれは…オリアナの単語カード!!」



ーとある飛行場(外部)ー



リドヴィア「まもなく、”クローチェディピエトロ(使徒十字)”は…その効果を発動し…」



ー飛行場ー


リドヴィア<学園都市は、我々ローマ正教のもとに改変されます>


上条「くっ…!俺たちみたいな邪魔者は、皆ここで排除するってのか!!」


リドヴィア<我々は、そちらの傷をも慈しみ…治してみせる。と告げているだけ…勿論、それがローマ正教にとって有益だと判断できればですが>


上条「何だと…!?」キッ!


ステイル「まともに取り合うな…当麻…リドヴィアは…この近くに居る筈だ…霊装もそこに…」


リドヴィア<誤解無きよう…告げておきますが、”クローチェディピエトロ(使徒十字)”は、現在学園都市にはありませんので>


上条「!?」


リドヴィア<”クローチェディピエトロ(使徒十字)”によって創り出されたローマ教皇領は、最盛期には…>



リドヴィア<4万7千 平方km>ド~ン…!!


   
上条「よ…4万…」


リドヴィア<学園都市の外から放ったとしても、余裕で街の全域をカバーできるかと…>


土御門「ぐ…やられた…」


ステイル「マライアとオリアナは囮だったのか…!?」


リドヴィア<彼女達が撃破されてしまったのは残念ですが…それすらも!!>


リドヴィア<”クローチェディピエトロ(使徒十字)”が、都合の良い方向へ改変してくれるでしょう…!>


>>1です。スイませぇん

23時更新。遅くて申し訳ないデスぅ…



リドヴィア<うふふふふ…>



リドヴィア<こちらにとって重要なのは、科学が宗教に屈するという一点のみ>



リドヴィア<科学を否定し、我々の力を示すことで、主の権威は取り戻せる…かと>



土御門「すっかり嵌められたってことか…!」


上条「どうすりゃあいいんだよ!!」


ステイル「…やるしかない…土御門!」

土御門「わかってるって…ぐぬ…!!」


上条「!?」


ステイル「大丈夫さ…当麻。土御門がリドヴィアの場所を割り出し、僕の通信術式を使って外の部隊に任せれば…」


リドヴィア<無駄ですので…>


上条「………無駄?」ピク…ッ!


リドヴィア<”クローチェディピエトロ(使徒十字)”発動まで…残り107秒……チェックメイトです…ッ!>




ー街中ー



佐天「今日が初日だと思うと、残りの6日間が長く感じちゃうよね~」


フレンダ「そうね~でも、案外直ぐ終わっちゃうってわけよ」


佐天「だといいんだけどね」


スタスタ…


フレンダ「涙子」


佐天「ん~?」


フレンダ「……あー…ち、ちょっちっね!」


佐天「何それ~♪変なフレンダ」


フレンダ「あ、あはは…!あのね、あのね、あのね?」


佐天「?」


フレンダ「これから、パレードじゃない?それ帰る前に……一緒に見ようってわけよ!」


佐天「おー!いいね!いこいこ!!」


フレンダ「うん!」



ー佐天さん家ー


ワイワイ!キャッキャ!


みさきち「あー☆セッコさぁん!交通事故で入院して治療費20万えーん♪」


セッコ「ありゃぁ…やられたぁ…」ガックリ…


チョコ「油断したな!セッコ!」


トニオ「まぁまぁ、気を落とサズに。人生デスから!」


あわきん「人生ゲームってやっぱりおもしろいのね」


みさきち「このルーレットがまたにくいのよね~」


アハハハハハハハハハッ!!


とぅおるるるるるるるるん…


チョコ「おや?携帯が…ちょっと失礼」スク↑



ガチャ…バタン…

ピッ!


チョコ「やあ、ディオ。どうした?…私か?今、君の家にてみんなで人生ゲームに興じていたところだが……何!?」


チョコ「急患だと!?わかった、今すぐ戻ろう。君はそのまま医院まで向かってくれ!…あぁ、気にするな!では後ほど!!」ピッ!…プツン!


ドタドタドターッ!…ドアバーンッ!!


チョコ「セッコぉ!急患だ!大至急、医院まで戻るぞ!!」


セッコ「!…わかったあああ!!」スク↑


チョコ「すまない!急に仕事ができてしまってね!この続きは、また今度!では、失礼する!!」ダダダダダーーーーー!

セッコ「うぅおおお!うお!」ダダダダダーーーー!


ガチャリ!バタン!!………シーン…


みさきち「ほぇ~…」

あわきん「素早い…」

トニオ「彼らも、”プロ”なのデスね…」

>>1です。

楽しんで頂けているでしょうか?

23時更新です。


ーパレード会場ー


ざわざわざわ…!


佐天「イルミネーション綺麗だね~~♪」


フレンダ「うん。そう思う…」


フレンダ『涙子…私を救ってくれた…私の護るべきひと…愛しいひと…えへ!これじゃあ、みさきちに何も言えないってわけよ♪』


佐天「あ、フレンダ!そろそろ花火上がるみたいだよ!!」


フレンダ「ほんと!?楽しみ~♪」


………………………………………………………………


アバッキオ「はいはーい!!それ以上入ってこないでくださいねー!!危険ですよ!!」


アバッキオ「はーーーい!そこの人!ゴミはゴミ箱へ!街を汚さない!!」ピーーーッ!


アバッキオ「ふぅ…後は花火だけか…」


ササッ!!


アバッキオ「!?」


黄泉川「だーれだ?」


アバッキオ「……黄泉川さん」

黄泉川「おぉ!当たりじゃん!!うんうん♪さすが私の後輩じゃんよ!」

アバッキオ「もう…子供じゃあないんですから…まだ仕事中でしょう?」

黄泉川「今日の花火は今日しか見れないじゃん?」

アバッキオ「だからってなんで勤務中に”だーれだ?”するんですか」

黄泉川「いいじゃん~!別に~♪」

アバッキオ「はぁ…黄泉川さんにはかないませんよ…ほら、もういいでしょう?花火はどこからでも見れますから、戻ってください」

黄泉川「ちぇ~!厳しい後輩じゃん」


アバッキオ「当然のことですよ」


黄泉川「ねぇ……?レオーネ」

アバッキオ「はい?」

黄泉川「学生、シスター、屋台、規則違反」


アバッキオ「うっ…」ギク!


黄泉川「ふふふ…大覇星祭終わってからって言ったけど、今夜だけは呑むじゃん!」

アバッキオ「えぇ!そんな!?」


黄泉川「き・そ・く・い・は・ん」


アバッキオ「お供します」


黄泉川「あっははは!聞き分けの良い後輩は大好きじゃん!」



ー競技場ー


おつかれーーーっす!!おつかれーっす!……


吉良『結局…あの少女はどこにも居なかった…あの競技に出場した全ての生徒を調べても駄目とは…』


吉良「確か…こんな顔だったな…」サラサラ…テキパキ…





吹寄「はい、お疲れ様です。明日もよろしくお願いします………あ、吉良先生」スタスタ…ピタ





吉良「ん…やぁ、吹寄さん。実行委員の仕事、お疲れ様。気をつけて帰りたまえ」サラサラ…


吹寄「吉良先生…それは?」


吹寄『これは…DIOの妹!?』


吉良「……?あぁ、これかね?真剣に競技に取り組む学生を見ていたら、つい…ね」


吹寄『なんだ…良かったわ。そうよね、吉良先生のような人が、裏の世界に関わるわけないものね』


吉良「そうだ、君はこの少女を見たことはあるか?」ピラ…


吹寄「えっと…その、吉良先生。彼女は新しく生まれた学園都市レベル5の、佐天 涙子さんですよ。開会式でもその子が代役で選手宣誓していましたが…」


吉良「何!?」


吉良『そうだったのか!?こんな行事、全く興味が無いので知らなかった!』


吉良「あ…あー!そうだったな!私もうっかりしていたようだ。教えてくれてありがとう。うん、明日に備えて、今日はもう早く帰りなさい」


吹寄「はい。では、失礼します」


吉良「じっくり休みたまえ…」


吉良『私は運が良い…あの少女、今すぐにでも…絵のモデルになって欲しいが…今は駄目だ…少なくとも大覇星祭が終わってからだな…』


吉良「初めてだ…手だけじゃあなく、全身を描きたいと思ったのは…」ボソ…

>>1です。

21時更新。


ーチョコ外科医院ー



ディオ「どうだ?ドクター」


チョコ「一応精密検査は終えたが…あまり時間が無い。酷いもんだな…まるで人相が分からないほど…全身がメチャクチャだ…出血も酷いし、折れていない骨の方が少ない」


セッコ「うぉ……かわいそう…」


レッチリ「チョコ先生…おねーさん、治る?」


チョコ「あぁ!治るとも。君が助けてあげたんだろう?良いことをしたね。あとは、私とセッコに任せなさい!」


レッチリ「わぁ…かっこいい!って!ミサカは感激する!…だぜ!」ぴょんぴょん♪


チョコ「ははは!待っていたまえ!……セッコ!行くぞ!ディオ。結果は追って伝えるから、今日はもう大丈夫だぞ」

セッコ「おおおっすぅ!」


ディオ「そうか、では頼んだ」


ガチャ…バタン!



レッチリ「お兄ちゃん…」


ディオ「大丈夫だ…さ、帰るぞ、レッチリ」


レッチリ「あ、はい!!」



スタスタ……ひゅ~~どーーーーん!!どどどどどーーーーーん!!!!



レッチリ「ひゃあ!?」ビク!


ディオ「花火か、初日のパレード開始というわけだ…」


レッチリ「は…はなび?」


ディオ「そうか、レッチリは花火を見るのは初めてだったか?」


レッチリ「う…ごめんなさい…俺…ずっと寝てたから…他の妹達みたいに頭良くないもん…」しゅん…


ディオ「…」


ディオ「そら」グッ…↑


レッチリ「?」ひょい…ぽす↓


レッチリ「かたぐるま?」


ディオ「これならよく見えるだろう…ごらん。あれが花火だ、少しやかましいが、綺麗なものだ」


どどどどどーーーーーん!!!


レッチリ「わぁああ…」キラキラ☆


ディオ「ふふふ…さて、涙子に連絡するか」ピッ!


ディオ『結局、今回はアレイスターの思惑通りに事が進んだか…が、収穫もあったな…今日はこれでよしとしよう』


レッチリ「イエーイ!!痺れるぜぇ!ヒャッハーーッ!!」ギュアアイイイイーーーーーーーン!!


ディオ『そして…今後のレッチリの教育は”空気を読む”勉強を中心にしよう…』


ー飛行場ー



どどどどーーーーん!!ひゅーーーーー!


上条「パレードと花火の光量で星空は塗りつぶされた…

上条「ってわけだ…どうする?リドヴィア=ロレンツェッティ。その(使徒十字)ってのを破壊して、もう二度とこの街にちょっかい出さないってんなら、俺はそれでいいと思ってる」


リドヴィア<くっ…私が厳格なローマ正教徒だということをお忘れなく!!この屈辱は必ずッ!>プツン!


ステイル「はぁ…終わったか…肝が冷えた…僕はしばらく休みたいよ…」


土御門「とりあえず…終わったしにゃ~…医者いくか」


上条「おぉ…なんだか…疲れてきちまった」






ー冥土返しの病院ー



イン「それで?」


上条「…」※正座


イン「とうまは私には一言も言わずに、世界と学園都市の命運をかけた魔術戦に参加した挙句…」

上条「…」

イン「ボコボコにされて病院に運ばれてきたってわけなんだね?」

上条「…」

イン「何とか言ったら?」


ガラ!


吹寄「…」


イン「誰?…あー!公園でとうまを引っぱってった人だ!…がるるる…」



ツカツカ…


吹寄「大丈夫、上条?」


イン『あれ…口が動かない…!?わぁ!足も…!?』


上条「吹寄…お前が来てくれるなんて…意外だなぁ!」


吹寄「まぁね…ほら、果物持ってきたから、食べなさい」ズイ!


上条「いいよ、皮剥くのめんどいし…吹寄、剥いてくれよ」


吹寄「甘えるな。それくらいペラペラ喋れるなら、自分でも出来るでしょ?じゃ、私はもう行くから」


上条「おう、じゃあな…実行委員、がんばれよ!」


吹寄「…ふふっ♪」ボソ…


吹寄「当然じゃない。私はやると決めたら最後まで全力なのよ!じゃあね」


ガラ…バタン!


イン「ぷはぁ!?え?え?何がどうなったの!?」


上条「は?インデックス。お前何言ってんだ?」


イン「む!そもそもとうまが…」



ガラ!



美琴「ちぃっす、まったく、なんでお祭りの真っ最中に入院してんのよ。あんたは」


イン「もう!何で邪魔するの!」


美琴『うわ…居たのか…このお邪魔チビ…!』


美琴「はぁ!?何がよ!このチビ!いきなり何よ!」


イン「今、とうまとお話してるのは私なの!邪魔しないでほしいかも!」


美琴「何よそれ!あんたはとうまの何でも無いんでしょ?だったら誰がお見舞いに来てもいいじゃない!」

イン「うぐ…」


上条「お、よーう!御坂。御坂も来てくれたのか」


美琴「そうよ。例の如くかわいそうな怪我人に差し入れよ!」ズイ!


上条「また…フルーツか…」


美琴『”また”!?まさか…他の女に先を越された!?(この”チビシスター”以外で)』

ープライベートジェットー


リドヴィア「あぁ…なんて可哀想なオリアナとマライア…くっふふふ…」

リドヴィア「救わなければ…はぁん…あそこに捕らえられたる、迷える罪人をこの手で!」


リドヴィア「あっはははははははははははははははははは!!」


???<あー、あー…アテンションプリーズ?>


リドヴィア「…」


ローラ<イギリス聖教、アークビショップ。ローラ=スチュアート♪って…>

ローラ<名乗らねば解らずなんて、冷たきことは言わぬでしょうね?…リドヴィアお嬢ちゃん?>


リドヴィア「何故…この自家用機が?」


ローラ<ふっふっふ~ん♪羽田に止まりし機体のカベに、ペタリと貼らせて頂きましたぁ~♪>


リドヴィア「ふふっ…」ニヤ…


ローラ<…相変わらず気味が悪しことね。追い詰められれば追い詰められるほど、ケタケタ笑いしその性格…>

ローラ<どうにかならぬものなのかしら?>


リドヴィア「困難な局面ほど、打開したときの喜びは大きくなるものですから」ニッヤァ~…


リドヴィア「私は”主”に感謝しなければなりません…あっははははははははははは!」


ローラ<うふふ…♪>


リドヴィア「…何か?」キッ…


ローラ<カベが高ければ高いほど、それを越えた瞬間の喜びが大きくなりける…か>


ローラ<確かに…それも一理あるなと思っただけよ…この断崖絶壁野郎…!!>


ボォオオン!!……シーン………


ローラ<ん…?これは…!?>


リドヴィア「…ふっはははははははは!もとより,この程度の罠は想定済み!防御術式を張っておくなど容易いことでした…くくく…」


ローラ<…おのれ…小娘…!>


リドヴィア「ふふふ…あぁぁぁ…この感覚がたまりません!私は、困難を…カベを乗り越えた…ッ!」


???「果たして…次の壁は乗り越えられるか?」


リドヴィア「!?」クルッ!


???「どじゃぁあああん」


リドヴィア「お、お前…は!?まさか…どうしてここに…!?」ガタガタガタ…!



                 ''';;';';;'';;;,.,                  ザッ
                  ''';;';'';';''';;'';;;,.,   ザッ
     ザッ            ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;          角砂糖はあるかい
                    ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;

     角砂糖はあるかい    ,.~^,.~^,.~^..~^      ザッ    うおおう!
                   ⌒vv⌒yv⌒vv⌒yv⌒vv、
 うおおう!         , '´ ̄`ヽ -^, '´ ̄`ヽ -^, '´ ̄`ヽ         角砂糖はあるかい

ザッ           ,‐ '´ ̄`ヽ ,‐ '´ ̄`ヽ ,‐ '´ ̄`ヽ ,‐ '´ ̄`ヽ
           ,‐ '´ ̄ ̄`ヽ__‐ '´ ̄ ̄`ヽ _‐ '´ ̄ ̄`ヽ    ザッ

       , -―  ――-、        , -―  ――-、        , -―  ――-、
.      /に    (ニ==\    /に    (ニ==\    /に    (ニ==\
    //')      に二) (ヽ //')      に二) (ヽ. //')     に二) (ヽ
    〃____,r^)__,r、(ニユ| 〃____,r^)__,r、(ニユ| 〃____,r^)__,r、(ニユ|
    i!   ● / /●  ヾヽヽ,! i!   ● / /●  ヾヽヽ,! i!   ● / /●  ヾヽヽ,!
     ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi  ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi  ヽニ⊃,// ⊂⊃}:}ソi
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>>1です。

20時更新。やっと大覇星祭編終わりそう…もっと楽しんでいただけるよう…書かせて頂きます!うぉおおおッ!



ローラ<大統領!いらしてあったのですか!>


大統領「アークビショップ。こんなに早くまた貴女の声が聞けるとは、私は幸福なようだ」


ローラ<あらあら、大統領ったら!お上手ですことね♪>


大統領「事実さ…貴女が美しいことは」


ローラ<うふふ…!奥方がありけるのに、いけない人♪>


大統領「真実を包み隠すことこそ罪だ…私は嘘は言わない」


ローラ<まぁまぁ!ふふふふふふふ♪>


リドヴィア「くっ……何時まで茶番をなさってるおつもりで!!私は何故あなたがここにいるのかと…!」


大統領「黙れ」┣”┣"┣"┣"┣"┣"┣" ・・・


リドヴィア「…ひっ」ビク!


大統領「貴様ごとき格下が”聖なるモノ”を穢すんじゃあない」


リドヴィア「ふ…ふふふふふ!!私は乗り越える!どんな壁も!たとえそれが、幽波紋の頂点であろうと……」


大統領「アークビショップ」


リドヴィア「!?」


ローラ<はい?>

大統領「申し訳ないが、席を外して頂きたい。貴女にこういった場面を見られるのを私は好まないので」

ローラ<!……わかりました…大統領。次、御目にかかる時は、おいしい紅茶でもご一緒にいかがかしら?>

大統領「ありがとう、その時を楽しみにしている…では」

ローラ<はい、では…ヴァレンタイン大統領>プツン


大統領「…」


大統領「さて…」ザシュ!

大統領「!?」



リドヴィア「ふ…ふふふふふッ!あまり舐めてかからぬ方がよろしいかと…もっとも…」グチャ!スパ!


大統領「がはっ!?」ドサ!↓


リドヴィア「もう急所を突きました…天に召されるのも時間の問題!…かと!」


リドヴィア「あーっははははははははははははは!!乗り越えた!乗り越えた!の・り・こ・え・たーー!!」

リドヴィア「格下だからと、油断したのが運のつ…き……」


大統領「がっ…ごはっ!」ズルズル…シュル!


パサ…ユラユラ…↓


リドヴィア『なに?…この布は、星条旗?』


リドヴィア「ぷっ!はははは!なるほど!最期は愛する国旗を背負い逝くというわけですか!なんという愛国心でしょう?あっははは!」


バサッ!↑


リドヴィア「はぁ!?」


D4C「・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴ…


大統領「どじゃぁああああん」



大統領「いともたやすく…」



大統領「行われる…」



大統領「えげつない行為」



リドヴィア「こっ…これは!?」


大統領「「見ての通り…」」



大統領「「全員…」」



大統領「「「「私だ」」」」ド~~ンッ!!



Dirty deeds done dirt cheap〔いともたやすく行われるえげつない行為〕

略して、D4C


本体:ファニー・ヴァレンタイン (職業から大統領と呼ばれることが多い)

タイプ=近距離パワー型


能力=《隣の世界》との間を行き来する。この能力には謎が多い。



【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - 2m / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - A】






ブチャラティ「一応、今後の線引きのために、説明しておこう。しかし長い上に、理解するのも難しいので全部読むことは無い」


ブチャラティ「重要な項目には、「※」をつけておいた。それらを参考にして欲しい」



※ 「隣の世界」とは「基本世界」とは似て非なる異次元世界、いわゆる並行世界(パラレルワールド)で、無限に存在る。


※ 「隣の世界」には「基本世界」と「同じ」生物や物質が基本的にほぼそのまま同じ状態で存在する。(例外は後述)


※「何かに挟まった状態」になるとそこを世界間の出入り口にできる。この「何か」とは固体、液体、生物、スタンド像等様々である。

(例:ドアと壁の間、折り畳った布の間、線路と車輪の間、背にした壁と正面から受けた拳の間、地面と頭上からこぼれた水の間etc)


本体やこのスタンドの身体だけの間に挟まっても「出入り口」は成立しない。

「出入り口」の通じる先は「移動先の世界における元の世界と(ほぼ)同じ場所、またはその世界の本体の付近」である。また、時刻は世界間で共通である。

このスタンドと本体は「出入り口」があれば任意で世界間を移動できる。

世界間を移動する際、身に付けたものや手にしたもの(生物含む)も一緒に移動できる。


※ 自分が移動せずに、他のもの(生物含む)だけを他世界に送る事もできる。(GHAである)



※※※ 世界間移動時、対象に作用する”重力”も一緒に移動しており、それが対象の存在を保っている。



他世界に運ばれたもの(本体以外)は、何かに挟まると自動的に「元の世界」に戻る。その際、「他のものの持ち込み」も可能。


※ このスタンドと本体(および身に付けたもの)以外が世界間移動で「同じ世界の同じ場所で2つ(2人)以上揃った」場合、両方とも無数の小さな立方体状に砕け散って消滅する。


「揃ったもの」は一定距離(数十cm程度?)以内に接近すると互いに引き寄せ合って一体化した後、砕け散って消滅する。

「揃ったもの」の一方が完全にその世界に入っていない場合、そのまま互いに砕け始め、やがて消滅する。(ただし消滅以前に「元の世界」に戻れば元の状態に戻る)

「揃ったもの」が生物であれば、身体が砕けた事が物理的な致命傷となって完全消滅以前に死亡する事もある。


他世界に運ばれたものは、この能力が消滅すると「元の世界」に戻れなくなる。ただし「2つ以上揃うと消滅」という法則は変わらない。

本体は他世界にいる間、そちらの「自分」と一体化したまま行動できる。また、分離も自在である。

射程内に「他世界の本体」がいる場合、転憑して「新しい本体」にできる。その際、「元の本体」の記憶を「新しい本体」にコピーする。


※ 本体は、死亡する場合でも、絶命前にスタンドを他世界の本体に転憑させれば、自分の記憶や能力を受け継がせる事ができる。


※※※ 本体転憑時、スタンド像の損傷も回復する。ただし”重力”や空間に作用する攻撃で受けたダメージは治らない。


転憑は自動ではなく「その時点での本体」の意思によるため、転憑完了前に本体が死亡すればこのスタンドは消滅する。

複数の世界で起きている事象を1箇所で重ね合わせる事ができる。その内容は各世界の他者の記憶にも反映される。(謎多し)


※※※ このスタンドは「基本世界」の1体だけで、他世界には存在しない。




(つまり、他世界には”スタンドを使う大統領・魔術を使う大統領・超能力を使う大統領・技術を習得した大統領”も存在する。

もちろん、”無能力な大統領”も存在する。ただし、D4C憑依後は以前の”能力”は消滅する)



(しかし、他世界に行ったからといって、自分の欲しい能力をもった、人物(大統領含め)に都合良く会えるわけではない。

当然、自力で他世界間を探す必要がある。探し当てるまでは、俗に言う(マラソン)をすることになる)


ブチャラティ「目が痛くなりそうだな…すまなかった。さぁ、本編に戻そう」


リドヴィア「大統領が…4人!?…ごほ!?」


ドゴ!


大統領「正直…私が学園都市に居るのにも関わらず、こんなものを使おうとしたことに…最もムカついている。だから私が来た」


ゲシッ!


リドヴィア「ぐえ!?」ドサ↓


大統領「先ほどの不意打ちも腹が立つな」スッ…(全員足を上げ、そして踏みつける。何度も)


リドヴィア「ま…待っ…!ゲェ!?」


ドガ!バキ!ドス!…


リドヴィア「あがあああああああああ゛!?」


大統領「これで幾分か気分が紛れたな。私たちよ、来てくれてありがとう。後は私一人で良い」




大統領「わかった。我が国の幸福のために、がんばってくれ」スゥ…


大統領「私は私の味方なのだから…」スゥ…


大統領「いつでも駆けつけよう」」スゥ…




大統領「…どれ……(使徒十字)などは、我々には無用の長物…D4C!」


D4C「…!!」グ…バカァンッ!!サラサラサラ…


リドヴィア「ク…クローチェディピエトロがぁああああ!!!」


大統領「貴様は、我が国の平和のために…尊い犠牲になる…良かったじゃあないか。殉教者としてこの世を旅立てるぞ」


リドヴィア「き…きっさまあああああああああああああああ!!」


D4C「…!」ドズン!


リドヴィア「なっ何を…!?機に穴を開けるなんて…!?わぁあああ!」(気圧の変化で抵抗むなしく、外に放りだされる)


大統領「ふぅううん」(特に抵抗するでもなく、自然に放り出される)


リドヴィア「わああああああああああああああああ…」↓


大統領「おぉ、外はなかなか寒いな。これはたまったもんじゃあないぞ」↓


機長「うぎゃあああああああああ…」↓


大統領「ん?あの機の機長か、まぁ、運が悪かったと思って…諦めてくれ。それに、知らなかったじゃあ済まされないしな。これも、尊い犠牲だ」ゴソゴソ…シュル!シュパ!


大統領「では…ごきげんよう」(マントとマントの間に体が入る)


シュ…パサアアアアアアアア…


機長「きえたああああああああああ!?」


リドヴィア「し…主よ…私が、悪うございました…もう、大それたことはいたしません…お願いです…私を…この困難から救ってくださいぃいいい!」


機長「…」


機長「ったくよぉ…めんどくせえことになったな」


リドヴィア「!?」




機長「あんた。ホントに俺を雇っといて良かったよなぁ~じゃなきゃあここで死んでるもんな~」


リドヴィア「お…おぉおおお!!…あなたは!」


機長「あの女共だけじゃあ必ずヘマすると思ったんでね…黙って着いて来させてもらったぜ…お咎めはあるか?」


リドヴィア「滅相も無い!ありません!微塵も!!」


機長「そうかい…じゃあ、ボーナスも弾んでくれよな」


リドヴィア「はいいいいいい!仰せのままに!だから速くぅうううううう!」


機長「ケッ…こうなったら罪人も聖職者も何も変わらねぇなあ…」ドロロロ…



???「イエロー・テンパランス〔黄色節制〕」



リドヴィア「わぶ…んんんー!」ドルルルルル!


???「それぐらい我慢してな。そら、もう直ぐ地面とキッスだ…」



ドシャアアアアアア!!……ドロドロドロドロ…



リドヴィア「はぁ…はぁ…!い…生きてる!乗り越えた…!のりこえたああああああああああああああああ!!」ぽろぽろ(涙


???「ったりめえだ。俺のイエロー・テンパランスが、こんな衝撃を防げないはずがねえ」


リドヴィア「た…助かりました…あなたの活躍は、私から上へ伝えて…」


???「いらねぇよ、そんなカビが生えたもん。それより金だ…いいな?」


リドヴィア「…はい」


???「それでいいんだ。あくまでビジネスだからな…さて、俺の仕事はもう少し機会を見てからだな…」


リドヴィア「はい…かまいません。では、一旦帰還したほうが、よろしいかと…」


???「あぁ…」


???『…恨みも晴らせて、金も得られるとは…オイシイ話だぜ…なあ?』




???「上条先輩ッ!!」ド~ン!!



ーとある飛行場(外部)ー



ブロロロロロロ…キキィ…!


バカン…


ブラック「…」スタスタ…


ブラック「お…」


ヒラヒラヒラヒラ…パサ……バサン!↑


大統領「ふう」


ブラック「大統領。お疲れ様ですゥ…」


大統領「わざわざすまんな。ブラックモア」


ブラック「いえ…どうぞ御車に…」パカ…


大統領「うむ」


バタン!ブロロロロロロロ…!


ブラック「…」


大統領「ブラックモア、電話を使いたい。アレイスターに繋げ」


ブラック「ハイ…」シャッシャ!テキパキ!


大統領「ん…ご苦労」パシ…


とぅるるるるるるるる…ピ!


大統領「やぁ、アレイスター…やはり知っていたか?…ふふふ、いや、私もそうだろうと思っていた」


大統領「いいさ、私が勝手にやった事だからな。むしろ謝るのは私のほうだ。話し合いに無い行動をしたのだからな……ん?祭りか?」


大統領「……実に綺麗じゃあないか。今、学園都市外だが、綺麗に見えている。私は日本の花火が好きだ」


大統領「……アークビショップが?…ははははは!そうか、肩を落とされていたと?御気になさらず。と、伝えておいてくれ」


大統領「……なに、まだ帰るつもりは無い。もうしばらく滞在させてもらおう…あぁ、ありがとう」



大統領「我が親愛なる友よ」


プツン…

大統領イケメンだからなぁ

アレイスターもスタンド使いじゃないよね


>>1です。

>>911さんが…バオーだッ!!


そろそろ次スレ立てときますね。


ちょこっとでいいんだ…佐天さんの魅力が伝われば、それで私は幸せなんだ…

>>1です。

サービス兼イメージし易いよう、戯れに作ってみました。

クオリティが低いのはご愛嬌!


http://uploda.cc/img/img529ba03793f49.jpg


続きます。


ー冥土返しの病院ー


上条「散々な目にあった…」


イン「…」プイ!

美琴「…」プイ!


上条「あ~ぁ…不幸だ」


ガラ…


青ピ「う~っす!」


上条「おおお!今度は青ピか!来てくれたのか!」パァ!


イン「あ!青髪だ!」

美琴「だれ!?」



青ピ「当ったり前やーん!かみやんが怪我したって聞いて、すっ飛んで来たんやで!」


姫神「私も」


上条「あ…姫神。お前…」

姫神「平気。なんか絶好調」


上条『仗助には…お礼してもしきれねぇな…今度連絡しとこう』


青ピ「ほい!かっみやん!お見舞いやで~!」カチコチ…


上条「おまっ!シャーベットって!病人に冷たいもん食わしていいと思ってんのか!?」

姫神「おお、上条君のツッコミ…」


上条「ったく…お前ら、本当にマイペースだよな」

青ピ「ええやん!いつもと同じやし!」


上条「…ははっ!そうだな」


イン「ねぇ!青髪!アイスちょーだい!ちょーだい!」

青ピ「もちろんええよ~!たーんとお食べ!」


ワイワイワイワイ!……


美琴『何なの…この…和気藹々とした空気は…はぁ…せっかく2人きりになるチャンスかと思ったのに…』

美琴『あ、そういえば…このまま白組勢いが続けば…ポイントで赤組負ける…!?』


美琴「あ~…私!帰る!」ガラ!…ピシャン!


全員「「「「???」」」

上条「いきなりどうしたんだろう…?ビリビリ…」きょとん?



………………………………………………………………


美琴「何故なの!?何故…こんなに一生懸命がんばってるのに…私だけが…いつも”ヘタ”を掴むの!?…うっ…うぅううう…」


美琴「ああああああああああああんんんんんまあああああああああああああありぃいいいいいいいいだああああああああああああああああ!!!」ぼろぼろ(号泣


美琴「…ひくっ…うっ…ううん!」


美琴「負けない…絶対に勝つんだから!私だけの力で!(A・S・B)で優勝すれば!何の問題もなぁい!!」


美琴「そうよ…私には、あの”必殺技”があるもの…!


美琴「まってなさい、とうま!私が賭けに勝って→付き合って→3年経った暁には→その誕生日に!籍を入れてやるから!!」



美琴「でぃやあああああああ!!ファイト!私!」メラメラ!


スタスタ…


ディオ『今日はなかなか面白い日だったな…が、明日からは涙子ももっと活躍するだろう…カメラのバッテリーを確認せねばな…』


レッチリ「とっとるるる~ふふふ~ん♪」



ー佐天さん家ー


ガチャ!


ディオ「ただいま」

レッチリ「たっだいまー!!」


佐天「お兄ちゃん。レッチリ。おかえりなさい。晩御飯、もう出来てるからね!」


レッチリ「ヒューッ!連絡しといてよかったなぁ~!」


あわきん「チョコ先生とセッコさんは帰っちゃったけど、トニオさんが残っててくれて、ご飯の支度手伝ってくれたんです!」


フレンダ「絶品料理ってわけよー!!」


トニオ「お帰りナサイ!ディオさん。お邪魔してまス」ペコ…


ディオ「トニオ、止してくれ。私たちは親友じゃあないか…ありがとう。君がキッチンに立ってくれたのなら、これほど胸が踊ることは無い」


トニオ「光栄でス!」


レッチリ「わおー!トニオさんのりょっうりー!」ぴょん!ぴょん!


ディオ「…となると当然、操祈は…」


みさきち「はぁ~い☆見事に全快でぇっす!!」キラッ☆


佐天「はぁ~良かった良かった!これで皆元通り!」


ピンポーン!


あわきん「あら?こんな時間に…誰かしら?」


佐天「あたし、見てくるね」


トットットットット…

ちょっと休憩






         /  . :          . :`ヽ     `ヽ
         / . : : /      . : :}  . : : : : : }      ハ
       / . : : : : / : / . . : : : : :ハ: : : : : : : }   トヘ  .ィハ
        / . : : : : / : /. : : : :./!: : : :ト、: : : : : :!  人 Y フハ
      ' !: : : : /i: /: : : : :./ j: :.八:! ヽ: : : :,′ <⌒ o く : ハ
     / : : : : :/ j:ハ: : : :/,,-ァァ¬ト ハハ/   `7 ト、 ヽ∧
.    /  .ハ : : :レ'「`ヽ: :i :{ / /´ァテ示ミV/     いノ: :`^′: \
   / . :/∧: : { _」二ヽ|八  〃 いし:「》 . : : : : : : :.:i: :i : : : : : :\

   ,′. :// ∧ハ〃んハ       r'.::ツ/. : : : i| : : ト、ノ:八: : : : ト、: : \
   . : : : : : : :ゝ:}ハ r'::ツ      ´ ̄ //!: : :||: : ノく Y: : :\: 八 \: : :ヽ
  i : i : : : i : : : :.:} ^´ 〈        /(  |: :ノj/) } ハ : : : iト、: ヽ  ー-=ミ
  |:i i: : : :ハ/|: i    ____,     |'´〃^   イ: : : : : 八: : : : \     `ヽ
  |:! i: /   j从    Y^ ⌒^'|        r‐< : |: : : : :/: : \: : : : \
.  从 !'    /. :.:.\   V  丿      |: : : :.从: : :/: : : : : \: : : : `: ー--‐==
        / . : : : :.:\  `こ´      .イ  ├‐-=ミノ : /: : : : : : : :`ヽ: : : : : : : : : : : : :
        , '. : : : : : : : : \            ∨ .:/: : /三二><: : : }ヽ: : : : : : : : : : :
      /. :/. : /!: : : : : : :` ¬!          / /. : : /:::::::://⌒>x   ): : : : : : : : : :
    / . :.:/. : / j: : : : : : :_/:::|        /.: : : : : :/::::://  ´   寸ニニニニニ==ミ
.   / : :.:/: : / r┬一'´.::::::/j      /. : :/} : :/:://  /      \::::::::::::::::::>>::ヽ




新スレ立てときました

佐天「C-MOONかぁ…」〔ジョジョ〕Part2

佐天「C-MOONかぁ…」〔ジョジョ〕Part2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385990528/)



佐天「はーい!どなたですか?」


ガチャ!


ディアボロ「ごめんください」


佐天「はい、何でしょう?」


佐天『わぁあ…派手な人だなぁ…髪の毛がピンク色だ!』


ディアボロ「えーと…(サテン)さんのお宅はここで間違いないでしょうか?」


佐天「はい!そうですよ」


ディアボロ「おお!よかった!では、ディオはここに?」


佐天「あぁー!お兄ちゃんのお客様ですか!待っててください、今呼んできますから!」


ディオ「その必要は無い」


佐天「あ、お兄ちゃん。この人、知り合い?」


ディオ「…」

ディアボロ「…」


佐天「?」


ガシッ!(握手)


ディオ「よく来てくれた。友よ」

ディアボロ「ディオ!!」


佐天「…あ、こんばんは!」


トリッシュ「あはは…こんばんは」

リゾット「こんばんは」ペコ…

>>1です。

今日は仕事が終わり次第書きます。

>>521にて、ボスは最初から佐天さんちに行く予定でしたが…わかりづらかったようですね。

今後はもっと気をつけて書くようにします。

では、後ほど。

>>1です。23時半更新。



ー佐天さん家(リビング)ー



フレンダ「どうぞ」スッ…(お茶)


ディアボロ「あ…おかまいなく」ペコペコ…!


あわきん「はい、お兄ちゃん」スッ…(トマトジュース)


ディオ「ありがとう……」ゴクゴク…!


ディオ「ぷは……驚いたよ。まさか、学園都市に来ていたとはな」


ディアボロ「観光でね。家族旅行さ、イタリアの友人が、旅行ならば日本がいいというもので、聞けばこの時期に学園都市で大きなイベントがあるというじゃあないか」

ディオ「なるほど、大覇星祭を観戦しに来たというわけか」


ディアボロ「そういうことになる…すまなかった。連絡してから来ようとは思っていたのだが…娘が…」ボソ…




トリッシュ「良いじゃない!こういうのって、アポ無しの方がサプライズになるでしょ!…あ、でね~さっきの話なんだけど~?」ペラペラ!

佐天「うんうん!!」

みさきち「あはぁ☆おもしろーい!」



ディアボロ「というわけなんだ…」


ディオ「気にすることは無い。私は嬉しいよ」



レッチリ「…」じとー…


リゾット「な…何か?」

レッチリ「おじさん。黒目大きいね」

リゾット「…生まれつきです」


レッチリ「…」じーー…

リゾット「…」


レッチリ「ねぇ、おじさん。一曲聴かない?」じー

リゾット「いえ…音楽は苦手で…」

レッチリ「イィィヤッハアーッ!!」ギュイイイイイン!

リゾット「…」



ディアボロ「そういってくれると、こちらも救われる…ん?もうこんな時間か、そろそろ予約したホテルに行くか…」

ディオ「もう行くのか?」


ディアボロ「あぁ、明日は早くからここらを見て回ったり、競技を観戦したいそうだ」

ディオ「そうか。いや、わざわざ来てくれてありがとう。残りの六日間、楽しんでいってくれ」



ディアボロ「こちらこそ…そういえば」

ディオ「?」


ディアボロ「チョコラータとセッコは元気かな?」


ディオ「もちろんさ。そして、私は感謝している。彼らには何度も助けられているのでね」


ディアボロ「そうか…よかった…じゃあ、行くよ。トリッシュ」スク↑スタスタ…


レッチリ「どうだった?おじさん!」

リゾット「…えぇ。良かったです。とても、すごく。では、失礼…」

レッチリ「しーゆーあげいん!!」


トリッシュ「は~い!じゃあね皆。またお話しましょ!!」


佐天「うん!ぜひぜひ!」

みさきち「波長が合うのかしらねぇ☆」

フレンダ「またおいでくださいませ。ってわけよ!」

あわきん「またね」


ガチャ!…スッ…


トリッシュ「バイバーイ!」


パタン…



佐天「それから、大覇星祭は大いに盛り上がり、3日が過ぎました」


佐天「つまり、今は大覇星祭4日目。ディアボロさんも、お付きのリゾットさんも、あたしのことを応援してくれています。あ!トリッシュとは、あっという間に打ち解けたの!」


佐天「メアドも交換して、新しい友達が出来てルンルンでした♪でも…」


佐天「イタリア語って難しい。でも、あたしにはホワイトスネイクがいるので、(イタリア語を熟知する)命令DISCを自分に入れたら、イタリア語ペラペラになっちゃった!さっすがホワイトスネイク!」


佐天「そうそう、メアドで思い出した!億泰さんって、すっごくいい人!」

佐天「あれから、ちょくちょくメールしてくれて、おもしろいエピソードや、お料理のお話でいつも楽しませてもらっちゃってます」


佐天「ちなみに、みさきちは体調が良くなったので、常盤台中のレベル5として競技に出場してるんです!」



佐天「あとはあんまり変わらないかな?競技中に、観客席のお兄ちゃんとチョコ先生と目が合ったぐらい」


↓過去


佐天(?)タッタッタッ!


チョコ(…)ジー…●REC ※いい笑顔を撮りたい

ディオ(…)ジー…●REC ※妹を撮りたい


↓現在


佐天「さってと!4日目もがんばんなきゃ!今日のあたしの出場競技は、(カラオケ大会)と(A・S・B)!」



ー(A・S・B)特設会場ー


ワーーーーーーーーーッ!!


<勝負ありッ!!>


エリートZ「ぐへぇ!」バタン↓


ホワイトスネイク「弱すぎるな…」フォン…


佐天「四回戦目も勝ちぃ♪」


<圧倒的です!佐天選手!初日の第一試合から、本日の第四試合まで、全て5秒以内に終了させています!もはや、誰にも止められないのか!?>


ワアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーッ!!


レッチリ「おつかれ、涙子!って!ミサカは労をねぎらう…だぜ!」


佐天「ありがとう。レッチリ…あれ?お兄ちゃんは?」

レッチリ「違う場所で”かいせつ”ってのをしてるんだって」

佐天「忙しいんだな~あ、次の競技行かなくちゃ!レッチリ、一緒に来る?」


レッチリ「うん!行く!で、なにやんの?」


佐天「カラオケたいかーい!」



ーカラオケ大会会場ー




~★幼女-そっちの運命《さだめ》★~




青ピ「そォっちィ!のォ!さ・だ・め!!………よぉおおおおおおおおおおおおおおううう!じょぉおおおおおおおおお!!」




ヨウジョ!…ヨウジョ!…テレテッテレテッテレテンッ!…デデデン!!



パチパチパチパチ!!



<さあ!得点は…85点!これはやりました!高得点!>


ワーワーッ!


<はい!エントリーナンバー308番。青髪ピアスさんでした!>


美琴「くっ!やるじゃない…もう赤組は劣勢だわ…」


美琴「しかし…私はここでバッチリ決める!なぜなら!」


美琴「…」


美琴「とうまに…私の歌、聴いて欲しいから……!」


美琴『ファイト!私!ファイト私!』


<えー、それでは、次の歌自慢さんです!エントリーナンバー309番!ぴかちゅうさんです!どうぞ!!>


ワーワーワーッ!!


美琴『深呼吸…ッ!』

>>1です。

最近忙しくて、遅くなりがちでスイませェん。

1時くらいに更新します。



美琴「どうも!ぴかちゅうです!ぴっぴかちゅう♪」ビリビリ!(ピカチュウスーツ)



<おぉー!ぴかちゅうさん。とても可愛らしい衣装です!これは、歌声にも期待が高まるッ!>



審査員A「ユニークですね。期待しています」


審査員B「いやあ、いいですねえ」


審査員C「よく似合っていらっしゃいますね。さて、歌はいかがな物か」


美琴『よし、掴みはOK!』


<さぁて、歌っていただきましょう!  超電磁少女Days !>



ワアアアアアアアアアアアアアーーーーッ!!


美琴『見ててね…とうま!』


………………………………………………………


ヒューヒューッ!


美琴「間にあーうーはずーよー♪」


美琴『今だ!ポーズを決めつつ…』


美琴「フィニッシュ!!」ピーン…ドシュンッ!!(空にレールガン)



ゴォォー…ボンッ!…キラキラキラ☆



チャンチャカチャチャーン……デンデン!デデン!!



オォオオオオオオオオオ~~!!スゲー!…キレイネー!…


<素晴らしい!振り付けといい、歌声といい、ラストの能力パフォーマンスといい!全てが完璧と言っても過言では無いでしょう!さぁ…得点は…!!>


ざわざわざわ……


<でましたッ!94点!今大会の最高得点!!93点です!!>


ワアアアアアアアアーーーーーッ!!

>>1です



ごめんなさい。大人は何故か、年末が近くなると疲れが…すみませんでした

訂正です。↓


美琴「どうも!ぴかちゅうです!ぴっぴかちゅう♪」ビリビリ!(ピカチュウスーツ)


キャーー!ミサカサーン!オネーサマー!!


<おぉー!ぴかちゅうさん。とても可愛らしい衣装です!これは、歌声にも期待が高まるッ!>



審査員A「ユニークですね。期待しています」


審査員B「いやあ、いいですねえ」


審査員C「よく似合っていらっしゃいますね。さて、歌はいかがな物か」



<さぁて、歌っていただきましょう! 超電磁少女Days!>



ワアアアアアアアアアアアアアーーーーッ!!


美琴『見ててね…とうま!』


………………………………………………………



美琴「間にあーうーはずーよー♪」


美琴『今だ!ポーズを決めつつ…』


美琴「フィニッシュ!!」ピーン…ドシュンッ!!(空にレールガン)



ゴゥゥー…ボンッ!…キラキラキラ☆



チャンチャカチャチャーン……デンデン!デデン!!



オォオオオオオオオオオ~~!!スゲー!…キレイネー!…


<素晴らしい!振り付けといい、歌声といい、全てが完璧と言っても過言ではありません!さぁ…得点は…!!>


ざわざわざわ……


<でましたッ!94点!今大会の最高得点!!94点です!!>



美琴「やったー!ありがとうございました!」


<はい!エントリーナンバー309番!ぴかちゅうさんでした!>


パチパチパチパチパチ!!!!!!!


美琴『この大会…もらったわね…』スタスタ…



<では、次の方…おぉ!これは!!>


美琴「!?」クルッ!



<みなさん!…お待たせしました!エントリーナンバー310番!しろくろすねーくさんです!どうぞ!>


どよどよどよ…!?


美琴「スネイク…まさか!?」


佐天「みなさーーーん!しろくろすねーくでーすっ!応援よろしくねー!!」

佐天(白)「…」ニコッ!



ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーッ!!



<あーっとぉ!これは分身か?はたまた桃源郷か!?すねーくさんが2人に!?さっそく能力のパフォーマンスぅ!これは否が応でも盛り上がる!では、お願いします! カンペキWill >

>>1です。

残り7。

お好きなキャラで埋めてあげてください。

登場、未登場問わず。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年02月07日 (金) 23:54:10   ID: vo0KFMOt

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