恭介「さやかが中古だった」(117)

ほむら「彼女のソウルジェムはグリーフシードに変化した後、魔女を産んで消滅したわ」

恭介「な、何を言ってるんだい君は……」

ほむら「……わからないならそれでいいわ」

恭介「それじゃあさやかは中古だったっていうのかい!?」

ほむら「ええ……え?」

恭介「くそっ、いつの間にかさやかが種付けされていたなんて……」

恭介「なんでだよ! こんな展開聞いてないぞ! 幼馴染はないがしろにしててもハーレムはできるんじゃないのか!」

恭介「せっかくお嬢様を手に入れられる寸法だったのに……」

ほむら「あ、あの……」

恭介「誰だ! 一体誰なんだ、さやかに種付けしたあげく孕ませた不貞な輩は!?」

ほむら(どうしよう……)

―結界内―

恭介「ここにさやかを孕ませたうらやまけしからん奴がいるのか……」

ほむら「ええ、そうよ」

ほむら(もうどうにでもなーれ)

恭介「とりあえず、使用感と後学のために色々聞いておこう」キリッ

ほむら「……」

ほむら「見えて来たわ」

恭介「コンサートホール? あそこに立っているヴァイオリンを弾いてる奴かい?」

ほむら「大体あってる」

恭介「じゃあ、あそこにいる人魚姫は一体どなたかな?」キリッ

ほむら「あれがさやかが産んだ魔女よ」

恭介「なんだって!? 親子丼だと!?」

ほむら「……」

恭介「だけど今はそんなことどうでもいい、問題じゃないんだ」

ほむら「はい」

恭介「ようはあそこで演奏している奴をなんとかすればなんとかなるわけだ」

ほむら「はい」

恭介「なら話は簡単だ……」

恭介「僕の魂の音色、ソウルサウンドで彼を打ち負かしてやる」

ほむら「はい」

恭介「よし、いくぞ!」

ほむら「はい」

ホルガー<~♪

オクタ「……♪」ユラユラ

恭介「そこまでだ!」シュタッ

オクタ「!」

恭介「そんな奴より僕のヴァイオリンの音色を聞いて貰おうか」

オクタ「……」

ホルガー「……」

オクタ「……」オーケー

恭介「後悔するなよ、本物の『演奏』ってやつを見せてやる」

ほむら(まあ、あの使い魔はあなたを似せて作られたものだし)

恭介「魂をかき鳴らせえええ!!」<ジャカジャーン

ホルガー「……」フム

オクタ「……」

ほむら(ワル夜まだかなー)

恭介「……よし」

恭介「これが僕の音色だ。そこの彼とどっちが良かったか判定してもらおう」

ホルガー「……」

オクタ「……」ウーン

恭介「……」ドキドキ

ほむら(暇だなー)

オクタ「……」ホルガーカナ

ホルガー「……」グッ

恭介「なん……だと?」

QB「上条恭介、君はよく頑張ったよ」ヌッ

ほむら「! びっくりした……」

QB「だけどそこの彼は君の全盛期をコピーした姿だ」

恭介「なん…….だと……?」

QB「左手が治ったのにヒロイン攻略に力を入れて、ヴァイオリンの練習を怠っていた君に勝ち目は、ない」

恭介「馬鹿な……」ガクッ

ほむら(いい様だわ)

オクタ「……」ショケイターイム

ほむら「まずいわね、逃げるわよ」

恭介「……」

ほむら「ちょっと! 何してるの!」

恭介「……一週間……いや、」

ほむら「は?」

恭介「三日だ……三日で本物の上条恭介の演奏を完成させてやりますよ」

ホルガー「……」ホウ

恭介「だからここは……見逃して欲しい」

オクタ「……」ユラユラ

恭介「……見逃してくれるんだね」

オクタ「……」

恭介「今日のところは負けを認める」

恭介「だけど次は……こうはいかないよ」

ホルガー「……」フッ

ほむら(何かいい話になってる)

ほむら「こうして上条恭介は三日間死に物狂いでヴァイオリンを引き続けましたとさ」

QB「描写してあげようよ」

ほむら「人が変わったように弾きつづける上条恭介を心配していた志筑仁美」

ほむら「彼女は何を勘違いしたのかさやかさんが忘れられないんですのね……とか言ってさっさと身を引いたわ」

QB「ほんと君たちは人の話を聞かないで先走りするよね」

ほむら「うるさい」


―そして三日後―

恭介「……」

ホルガー「……」

QB「……ルールは簡単だ、君たちでヴァイオリンを演奏し、その良し悪しを彼女に判断してもらう」

オクタ<ハーイ

ほむら(帰りたい)

QB「それじゃあ各自準備してくれ」


QB「さて、始まったね。世紀のヴァイオリン対決が」

ほむら「はい」

QB「ところで、この勝負って何の意味があるんだい?」

ほむら「知らないわよ……」

QB「ええーっ! 上条恭介の助手なのにそんなことも知らないのかい!?」

ほむら「助手って言わないで」

QB「そうこうしている内に先攻ホルガーの演奏が始まったね」

ホルガー<~♪

QB「普通にいい音色だね」

ほむら「……」

オクタ「……♪」ユラユラ

QB「彼女もノっているね……これは手強いよ」

ほむら「……」ファァ

ほむら(つまんない……)

QB「さて……後攻の上条恭介の番だ」

恭介「……」フゥ

恭介「さやか(を含めたハーレム)のためにも僕は負けてられない……!」グッ

QB「すごい気迫だ……だけど……」

ほむら「……」ウツラウツラ

恭介<~♪

QB「あれじゃあ駄目だね……勝負は目に見えているよ」

オクタ「……」


恭介「……ふう」

オクタ「……」

ホルガー「……」ヤレヤレ

QB「……上条恭介、これは判定するまでもないよ」

QB「勝負は目に見えている……君の負けだよ」

ほむら「……zzz」

恭介「……ふぅぅ~」

恭介「……君たちは一つ大きな間違いをしている」


オクタ「!」

ホルガー「……?」

恭介「……これはヴァイオリンではない」ドドドドドド

QB「ま、まさか!」





恭介「チェロだ」バァァァァンッ



オクタ「!?」

ホルガー「……」

QB「そんな馬鹿な……どこからどうみてもヴァイオリンだ」

QB「まさか、音色を極限までヴァイオリンに似せることで僕らの視覚まで騙したというのか……?」

QB「なんて男だ、どれほどの練習を重ねればこれほどの技を……」

恭介「そしてこれが……僕のヴァイオリンだ……!」

ほむら「……ほみゅ……」クークー

―一方その頃―

杏子「……」

杏子「……さやか」プルプル

杏子「……さやかあ……くっ……」プルプル

まどか「見て見て杏子ちゃん! 頭にわかめを載せたら偽仁美ちゃんだよ!」

マミ「私実は仁美なんですのー(裏声)」

マミ「上条君とお付き合いしたいんですのー(裏声)」


杏子「ぶふっ……こんな奴らにおもちゃにされやがって……クッ……」

まどか「額に魚って書いておこう」


―また結界―

恭介<~♪

ホルガー「……」

QB「これは……さすが上条恭介と言ったところだね……」

QB「コピーはオリジナルに勝てない……やはりこの法則は覆せない!」

恭介「……これが、僕の演奏さ」

オクタ「……♪」パチパチパチ

QB「……判定は必要ないね」

ほむら「……ん……終わった……?」コシコシ

QB「ああ、終わったよ……感動的な演奏だったね!」

ほむら「……眠いから帰る」シュンッ

QB「えっ、あっ、ちょっ!?」


恭介「……僕の勝ちだ」

ホルガー「……」ガックシ

オクタ「……」ユラユラ

QB「それで、今からどうするんだい?」

恭介「暁美さんの話を聞いて、僕は一つの仮説をたてた」

QB「仮説?」

恭介「そう、ソウルジェムが魔女を孕むなら……」

恭介「グリーフシードを孕ませればソウルジェムを産む可能性が素粒子レベルで確実に存在するということだ」

オクタ「!?」

QB「……」

QB「えっ」

恭介「……君も協力してくれるね?」

ホルガー「……」

ホルガー「……」グッ

恭介「よし、決まりだ……」


オクタ「……」コソコソ

ホルガー「……」ガシッ

恭介「逃げないで、すぐに気持ちよくしてあげるから……」

オクタ「!」イヤンイヤン

恭介、「そんなこといって……君のここはもうすっかりエントロトロピーじゃないか……」

オクタ「……///」


QB「わ、わけがわからないんですけど……あの……」

恭介「ふふ……僕のスウルスティックをティロティロしておくれよ……」ポロン

オクタ「……///」カァァ

恭介「大丈夫さ、ほら」

オクタ「……///」ペロペロ

恭介「……くっ……なかなかだ……いいよ……そう……」

QB「いやいやいや、えっ?」

恭介「……ふう。これくらいでいいだろう」チラッ

ホルガー「……」グイッ

オクタ「!?」

恭介「ふふふ……君の中に僕の子種をティロしてフィナーレさ……」

オクタ「!?!?」ブンブン

恭介「大丈夫、痛くしないか、らっ!」ズンッ

オクタ「~~~~っっっ!!」


恭介「くっ……なんて締め付けだ……これは僕のチントロピーを遥かに凌駕している……っ!」ズチュッズチュッ

オクタ「――ッッッ!!」ビクンッ

ホルガー「……」ビンビン

恭介「……こっちが空いてるよ、兄弟」グイッ

オクタ「!? 」ダメダメ

ホルガー「……」ズブリッ

オクタ「~~~~~ッッッ」ビクンッビクンッ


恭介「どうだい! 両穴を責められる感覚はっ!」ズブッズブッ

ホルガー「……!!」ズブッズブッ

オクタ「ッッッ――ッッッ――!!///」

恭介「くっ、そろそろ出すよ! 」

オクタ「!」

恭介「孕めえええええ!!!」ドピュドピュッ

ホルガー「!!」ドピュドピュッ

オクタ「――――~~~~ッッッッ!!!///」

QB「えっ、ちょっ、ええー……」


QB「その後の出来事は見るも無残な光景だった」

QB「孕め!と連呼しながら人魚の魔女に腰を打ち付ける上条恭介と使い魔」

QB「見る見るうちに魔女の子宮(?)は彼らの精液で満たされていった」

QB「そしてどれほど経っただろうか、魔女が苦しみだした」

QB「それは紛れもなく、新たな生命、いや、魂の誕生であった」

QB「苦しむ魔女とそれを応援する二人(?)」

QB「感動的な光景だったのかもしれないがわけがわからなかった」


QB「ちなみに、魔女の出産シーンを間近で見せられた僕らインキュベーターに、ある変化が訪れた」

QB「それは恐らく……恐怖といった感情だろうか」

QB「なんにせよ、この星にこれ以上長居することに一種の嫌悪感のようなものを感じてしまった」

QB「わけがわからない、早く帰りたい」

QB「……僕らは、地球人の危険さをとても甘く見ていたのかもしれない」

QB「吐き気がする……頭が痛い……この個体はもう駄目だ……」

QB「後は後続の個体に……撤退の命令を……」ガクッ


恭介「……ふう、生まれたね」

オクタ「……」ハアハア

ホルガー「……」

恭介「このソウルジェム(?)があればさやかは助かる……」

オクタ「……」

ホルガー「……」スゥゥ

恭介「! 兄弟、体が透けてるぞ……!」

ホルガー「……」フッ

恭介「……そうか、消えるんだな」

ホルガー「……」コクリ

恭介「ということは、君も……」

オクタ「……」


恭介「……僕は、どうすれば……」

ホルガー「行ってやれ、それがお前の仕事だ」

恭介「……兄弟」

ホルガー「こいつは、俺に任せろ」

オクタ「……」

恭介「……わかった」スクッ


恭介「……」

恭介「…….君達のこと、忘れないよ」

オクタ「.......」クスッ

ホルガー「…….」フッ

恭介「……」ダッ

恭介(誰かを犠牲にしないと、誰かを助けることはできない)

恭介(わかってはいても……)

恭介「辛い、な」

――上条恭介が、男として少し成長した瞬間であった


恭介「さやか……」タッタッタッ

恭介「さやかぁぁぁぁ!!!」バターン

恭介「しまった! 今実家にいないんだった!」ダッ

恭介「さやかぁぁぁぁ!!」ダッ

恭介「どこだよ!?」

恭介「さやかどこだよ!?」

QB「◯×ホテルだよ」

恭介「そうか! ありがとう!」

恭介「さやかーー!!」バターン

まどか「わっ!」

マミ「やべっ」ソソクサ

杏子「おい」

恭介「鹿目さんと何か知らない人!?」

まどか「あ、上条君……」

杏子「テメェ、今更どの面下げて……」

さやか(マミ)「そうよー、あなたのせいでわかめになっちゃったわー(裏声)」クイックイッ

杏子「ぶふぉっ! おいばかやめろ!!」

恭介「安心してくれ! さやかのソウルジェム(?)を入手したんだ!」

まどか「な」

杏子「なんだって!?」

マミ「すごーい(裏声)」

杏子「やめろ」

マミ「はい」

―一方その頃―

QB「故郷へ帰ろうと思う」

ほむら「ええー……」

QB「この星は危険すぎる」

ほむら「……」

QB「というわけで、今まで集めたグリーフシードを返してくれませんでしょうか……」

QB「魂はお返ししますので……」

ほむら「……」

QB「どうかこの通り……」

ほむら(頭がティロティロしてきたわ……)


―ホテル―

さやか「……ん」パチッ

さやか「……ここは?」キョロキョロ

杏子「……さやか」

さやか「あんた……何で……っていうかあたし魔女になったんじゃ」

まどか「さやかちゃん!」ガシッ

さやか「ま、まどか!?」

マミ「美樹さん、良かったわ……本当に良かった……」グスッ

さやか「マミさんまで……これ、どういうことですか?」

杏子「そこのぼっちゃんに聞いてみな」

恭介「……久しぶりだね、さやか」


さやか「きょ、恭介!? え、な、なんで!?」

まどか「上条くんがさやかちゃんのソウルジェムを復活させてくれたんだよ!」

さやか「ど、どうやって?」

恭介「……僕らの絆が起こした奇跡、かな」キリッ

さやか(やだ……かっこいい……///)キュン

QB「魔女に中出しした男の台詞じゃない」

さやか「えっ」


ほむら「こうしてなんやかんやあったけど平和になりましたとさ」

さやか「あれ以来恭介が獣姦にはまったんだけど」

ほむら「……」ポン

さやか「畜生」

仁美「獣姦だけに畜生ですわね」

さやか「仁美……」

おわり

長くなりましたがこのSSは終わりです、頭がティロティロがうんたらかんたら

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月18日 (金) 01:15:55   ID: Ued9Dj1G

rt,jhj,\;lp:o

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