女「あの。隣りの部屋の者ですけど」(107)

 

男「はい」

女「煮物作ったんですけど」

男「…はい」

女「余ったんですけど」

男「はい」

女「食べてほしいんですけど」

男「…え、いいんですか?」

女「はい」ヒョイッ

男「おっ、おっとと」

女「では、また」バタン

男「…」

男(これは…)

男(俺の、時代か…!?)





グゥー

男「腹減ったー」

男「よし、いただきます」パクッ

男「…もぐもぐ…」

男「う…」

男「うめぇー…っ」

男「…もぐもぐ…」

男「…げふ」

男「…」

男「マジで、旨かったぁ…」

男「…」

男(こ、これは…)

男(な、何かお返しをするところだろ…?)

男(…何がいいかな)

男(…)

男(…まぁ、女の子だし、お菓子でいいか…)

男「…」ピンポーン

男(…安物のお菓子だが、喜んでくれるだろうか…)

「はい」

男「あ…、隣の部屋の者です」

男「さっきのお礼に、お菓子持ってきました」

「…」

「ぇ…」

男「っ…!?(まずいことをしてしまったか!?)」

「…」

「ちょっと、待っててください…」







男(長いな…)

男(何かしてたのかな…、邪魔しちゃったなぁ…)


ガチャ


女「…」

男「あ、急にすいません…」

男「あの、これ…」

女「中、どうぞ」

男「…?」

男「え…な、中!?」

男「あなたの部屋の中!?」

女「…」コク

男「…」

男(ついにきたか…)

男「じゃあ、お言葉に甘えて…」



バタン



女「…」

男「…」

男(パッと見、無機質な感じだけど、ぬいぐるみとかがちょいちょいあるな…)

男(でかいクッションもある…)

男(そして何より…すんすん…いい匂いだ…)

女「…」コトッ

男「あ…、お茶、どうも…」

男「…ずずーっ…」

男「…」コトッ

男「…」

女「…」

男「あ、あの…」

男「この前の煮物、めちゃくちゃ旨かったです」

男「そのお返しにと思って、お菓子持ってきたんですが…」

男「安物ですいません」

女「…」ジーッ

男「…あ、あの…?」

女「…」

男(ミルクレープ…女の人は喜ぶと思ったんだが…)

男「す、すいません…」

男「お気に召しませんでしたか…?」

女「…」

女「…いえ」

女「…おいしそう」

男「…あ、」

男「今食べます?」

女「…」コクコク





男「…もぐもぐ」

女「…」

男「す、すいません、なんか俺までいただいちゃって…」

女「…」

男「…」

男(本当に無口というか…、静かな人だな…)

男「…もぐもぐ」

女「…」

男「あの…」

女「?」

男「お、おいしいでしょうか…?」

女「…」

女「あの……」グイッ

男「はいっ?!」(いきなり顔近づけられた?!)

女「突然こんな事……言われたら…困るんでしょうけど…」

男「は、はい」(ビクビク)

女「その……」

男「…………」

女「裸になって……欲しいんです」

男「……え」

男(誘われた?でオーケー?イキマス)

男ヌギヌギ

女「あ、……っ!////」

男「自分から言っといて赤くなるなよ……」

男(女が脱ぐ前に真っ裸になる男は……どうなんだ?)ズボンに手をかける

男(いいか)ズル

女「///あっ……うっ……////」

男「あれ、脱がないの?」フルボッキ

女「えぐっ……うぅ……」ボトボト

男(泣き出しやがった?!!)

女「わっ、私…ひぐっ…そんな……つもりじゃ……ふっ…うぅ」携帯電話装備

110

そのボタンを押す指は、微かに震えていた。

警察「兄ちゃん、おれは長いこと警察やってるが、フルボッキで連行される奴を見たのは初めてだよ」

男「その、最近ヌいてなくて……」

婦警「先輩。さすがにフルボッキにハンカチ一枚っというのは……はみ出してますよ?」

エンド
頑張れよ>>1お前なら出来る!

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