姉「なにか用?」(132)
弟「か、母さんが飯だって」
姉「ふーん、今電話中だから、後で行く」
弟「あ、ああ」
バタンッ
姉「……あ、うん、ごめん。今さ、弟が。うん、うざいよねー」
弟「……」
冷たい姉がデレる感じで
夕食
母「あれ、姉は?」
弟「電話中」
母「ったく、あの子は」
弟「……」
母「さっさと食べてお風呂入りなさいよ」
弟「……うん」
風呂
弟「姉貴、まだ電話してんのか?」
弟「……」
弟「……はぁ、誰と話してんだろ」
弟「友達?」
弟「……」
弟「……彼氏とか」
弟「……」
翌日――階段前
弟「お、おはよう」
姉「……」ジッ
弟「……っ」
姉「……」トントン
弟「……」
リビング
母「あれ? 今日は早いのね」
姉「うん、今日、一限からあるから」
母「そう、お弁当作ろうか?」
姉「いらない。大学で食べる」
母「そう」
弟「……」
玄関
姉「行ってきます」
母「はい、いってらっしゃい」
バタンッ
弟「ごちそうさまっ」
母「え? もういいの?」
弟「うん、行ってきます!」タタタ
母「なに急いでるのかしら?」
通学路
姉「……」スタスタ
弟「……」スタスタ
姉「……」
弟「……」
姉「なんでついてきてんの?」
弟「べ、べつに……ついて行ってねぇよ」
姉「……」ジッ
弟「……っ」
姉「……」スタスタ
弟「……」スタスタ
姉「はぁ」
弟「……っ」
姉「あのさー」
弟「な、なに?」
姉「離れて歩いて」
弟「……」
姉「……」スタスタ
弟「……」
学校
弟「……はぁ」
友「なに、溜息ついてんだ?」
弟「いや、べつに」
友「嘘つけ。顔が死んでるぞ」
弟「……うっせ、ほっとけ」
友「まぁ、なんかあれば相談乗るぞ」
弟「あー……お前って兄弟いるっけ?」
友「あ? 俺? 妹が居るけど」
弟「妹と仲良い?」
友「はぁ? まぁ、悪くはねぇよ」
弟「マジかぁ……」
友「なんなんだよ」
弟「兄弟って普通仲悪いもんじゃねぇの?」
友「そうか? まぁ、よくケンカはするけど」
弟「……」
友「もしかしてお姉さんのことか?」
弟「うん、まぁ」
友「ふーん、仲良くないのか?」
弟「……ああ」
友「そっか、まぁ、でも無理に仲良くしなくてもいいじゃね?」
弟「……」
友「俺も妹とケンカした時、半年くらい無視ってたし」
弟「……」
友「べつに兄弟なんか仲良くなくなって問題無いし」
弟「……有るだろ」
友「そうかー?」
弟「俺は有るんだよ」
友「ふーん」
弟「……」
自宅前
弟「……姉貴帰ってるかな」
弟「……」
玄関
弟「靴あるってことは居るのか」
リビング
姉「うん、わかった。今から行くね、うん」
弟「た、ただいま」
姉「……」チラッ
姉「うん、了解。わかったからそんな何度も言わなくても。あはは」
弟「……」
姉「うん後で、じゃあ、ばいばい」ピッ
弟「どっか行くのか?」
姉「……」スタスタ
弟「早めに帰ってこないと母さんに怒られるぞ」
姉「……」ジッ
弟「……っ」
姉「あんたさ、前から思ってたんだけど、なんなの?」
弟「なにって……べ、べつに早く帰らないと母さんと父さんが心配するし……」
姉「そのこと訊いてるじゃないんだけど」
弟「え?」
姉「もういい」
弟「……」
姉「それから」スタスタ
弟「な、なんだよ」
姉「いちいちあたしの行動に難癖つけるのやめてくんない?」
弟「べ、べつに俺は」
姉「キモいから」
バタンッ
弟「……」
夜
父「姉はどうした?」
母「友達と遊びに行ってるみたいよ」
父「こんな時間までか?」
母「いいじゃない。大学生なんだから」
父「そうは言ってもな……もう8時だぞ」
母「サークルの付き合いとかもあるんだから仕方ないでしょ」
父「母さんはあいつに甘くないか?」
母「お父さんが厳しいのよ。これくらいまだ遅くないでしょ」
弟「……いや、遅いよ」
父「だろ?」
母「弟まで」
弟「ちょっと電話してくる」
廊下
弟「……」ドキドキ
弟「……」ピッ
弟「……」
弟「糞っ……出ない」
リビング
父「どうだった?」
弟「出ない」
父「なにやってるんだ、あいつは」
弟「母さんが電話してみてよ」
母「ん? あんたが電話して出なかったんでしょ?」
弟「いいから」
母「? わかった。本当、ウチの男どもは心配症なんだから」
母「……」ピッ
母「あ、もしもし? 姉?」
母「うん、そろそろ帰ってきなさい。お父さんが心配してるわよ」
母「うん。弟も心配してさっきあんたに電話かけたけど、なんで出なかったの?」
弟「……っ」
母「そう。気付かなかったの。うん、わかった。早めに帰りなさいよ」
母「うん。気をつけてね」ピッ
父「なんて言っていた?」
母「帰るって」
父「そうか、うん、ならいい」
母「全くうちの男ふたりは」
弟「……」
弟の部屋
弟「俺の電話に出なかった癖に母さんのには……」
弟「……」
弟「……まだ帰って来ねぇのかよ」
リビング
母「あら寝たんじゃなかったの? って、なにその格好」
弟「……姉貴迎えに行く」
母「はぁ……べつにもうすぐ帰ってくるでしょ」
弟「……行ってくる」
母「ちょっ、弟」
弟「……」スタスタ
バタンッ
母「全く……あの子、シスコンかしら」
駅
弟「……さむっ」
弟「もっと着こんでくりゃ良かった」
弟「……」
弟「……まだかよ」
弟「電車着たな、これに乗ってるのか」
弟「……あれか?」
姉友「――――」
姉「――――」
弟「……近付いてみるか」
女A「このままあたしん家来ればいいじゃん」
姉「んー、でも、お母さんから帰ってこいって電話着たからさ」
女A「そっかー。だよねー」
男A「んだよー。姉ちゃん帰っちゃうの?」
姉「すみません、先輩」
男B「しゃーねーよ。送ろうか?」
姉「いえ、大丈夫です」
女C「男B先輩はこっちです!」ギュッ
男B「っつてもな。姉ひとりで帰らすわけにも」
男A「なんだよ。男Bお前、姉ちゃんのこと……もしかして」
女C「えーうそー。違いますよねー?」
男B「違うって」
姉友「私も帰るんで。心配しなくていいですよ」
姉「え? いいの?」
姉友「うん、私疲れたし」
男A「えー姉友ちゃんも帰っちゃうのー」
姉友「すみません」
男B「そっか。まぁ、気をつけて」
姉「はい。失礼します」
姉友「……」ペコ
男A「またあそぼーねー」
女C「ばいばーい」
弟「やべ……こっち来てる」サササ
夜道
姉友「疲れたー」
姉「そうだね」
姉友「ごめん、なんか急に付き合わせちゃって」
姉「べつにいいよ」
姉友「でも、姉、つまんなさそうな顔してた」
姉「え? べ、べつに」
姉友「うーん、私もつまんなかったし」
姉「そうなんだ」
姉友「あーゆーの苦手なんだよねー私」
姉「あー、姉友はそんな感じだよね」
姉友「姉もじゃない?」
姉「うーん、どうだろ。わかんない」
姉達の後方
弟「……なにやってんだよ、俺」
弟「迎えに来たんじゃねぇのかよ」
弟「はぁ……」
姉友「ねぇ、男B先輩。姉に気があると思うんだけど」
姉「え? いや、無いでしょ」
姉友「そうかなー。なんか姉ばっか気にしてたし」
姉「そうでもないと思うよ」
姉友「興味無い?」
姉「……」
姉友「男Aとかはダメだけど男B先輩なら良い感じだと思うな、私」
姉「好きなの?」
姉友「いや、私は無い。姉は私の好み知ってるでしょ?」
姉「そっか。そうだよね」
姉友「で、姉はどうなの? 男B先輩」
姉「うーん、かっこいいと思う」
姉友「あー、そうなんだ」
弟「……っ」
姉友「付き合ったりとかは?」
姉「わかんない。てか、男B先輩ってモテそうだし、彼女居そう」
姉友「居ないでしょ」
姉「なんでわかるの?」
姉友「言ってたし」
姉「言ってたっけ?」
姉友「……全然興味無しか。まぁ、いっか」
弟「……ふぅ」
別れ道
姉友「じゃ、私はここで」
姉「うん、気をつけて」
姉友「はいはい、そっちもね」
姉「うん」
自宅前
姉「……ただいまー」ガチャッ
バタンッ
弟「……どうしよう」
弟「入りづれー」
弟「……」ストン
弟「ちょっと時間経ってから入ろ」
弟「……」
ガチャッ
姉「……」
弟「っ」ビクッ
姉「……」キョロキョロ
姉「……」
姉「……あの馬鹿」ピッ
ブーブー
弟「……(や、やべっ)」ピッ
姉「……」スタスタ
弟「……っ」
姉「……」
弟「お、おっす」
姉「……こんなとこでなにしてんの?」
弟「い、いや」
姉「……」
弟「……」
姉「あんた駅まで来たの?」
弟「あ、うん、まぁ」
姉「あたしはあんた見てないけど」
弟「いや、友達居たみたいだし……だから、邪魔したら悪いかなって」
姉「駅からずっとついてきてたわけ? ……きもっ」
弟「……っ」
姉「……」
弟「……」
姉「……」スタスタ ガチャッ
弟「……」
姉「さっさと入りなさいよ」
バタンッ
弟「……はぁ」
弟「迎えに行ったのに感謝されるどころかキモいか」
弟「さむっ……入ろ」
リビング
母「あんた何しに行ってたのよ」
弟「いや……うん」
母「うんって……まぁ、いいわ。帰って来たんなら」
弟「姉貴は?」
母「お風呂」
弟「ふーん……俺、寝るわ」
母「そう」
弟「うん、おやすみ」
母「おやすみ」
寝ますおやすみ
弟「…………」
弟(寝れねえ)
弟(くそっ、あー、もうなんかもやもやする……)
ガチャッ
弟(誰だよ……面倒くさ。寝たふり寝たふり)
?「迎え……その……来るならちゃんとしなさいよ……バカ」
ガチャッ
弟(え?今の声って……姉貴……だよな?)
朝
リビング
弟「おはよう……」
母「おはよう、早くご飯食べなさい」
弟「いただきます……」
弟「モグモグ」
母「……姉なら今日は講義遅いらしいから、まだ寝てるわよ」
弟「……別に何も聞いてないじゃん」
母「そ。気になってるかと思って」
弟「……ごちそうさま。いってきます」
母「いってらっしゃい」
リビング
姉「……もう行った?」
母「はあ、あんた大学生にもなって何してるの?」
姉「うるさいなー。今日は顔合わせたくなかったの」
母「だからって、朝食の皿もって隠れる、普通?」
姉「しつこい!ごちそうさまっ」ドタドタ
母「姉弟そろって子供ね~」
学校
友「よお、弟。今日も浮かない顔してんな」
弟「…………」
友「またお姉さんか?」
弟「…………」コクッ
友「まぁ、話してみ?」
弟「実は……」
弟「で、朝確かめようと思ったんだが、居なくてな。なんか、こう、もやもやすんだよ」
友「ほぉ……」ニヤニヤ
弟「なんだよ?」
友「それはどうやってでも今日中に確かめるべきだな」
弟「そのつもりだけどさ」
友「うーん、多分、今までのお前のままだったら、今日は聞けずに終わるぞ?」
弟「……根拠は?」
友「俺だったらそうするから」
弟「……参考にならないだろうが、一応聞いてやろう」
友「よし、なぜかというとだな……」
夕飯
父「姉は?」
母「今日は外食するって、連絡あったわ」
父「今日もか……」
弟「…………」
弟(友が言ったとおり、姉貴帰ってこないな)
弟(案外、あいつの言うことも馬鹿にできないかもな……)
弟(とすると、多分今日も……)
母「…………」
夜
玄関
弟「…………」ゴソゴソ
母「昨日の駅よ」
弟「うわっ!」ビクッ
母「迎え、行くんでしょ?」
弟「そうだけど……」
母「気をつけて、いってらっしゃい」
弟「なんで……?」
母「……さっき電話したら、もうすぐつくって言ってたわよ。ほら、早く」
弟「……ありがと、いってきます」
ガチャッタッタッタッ
母「ふふ、わかりやすい子」
駅
弟「はあ……はあ……少し、遅れたかも……」
?「今日……とう……」
弟「あれは、昨日の?今日は2人なのか?近づいてみよう」
男B「いや……気に……いで。それで……しがある……けど」
弟「よし、この距離なら聞こえる」
姉「なんですか?」
男B「好きだ。つきあってくれないか?」
弟(え?ちょ、まじかよ……)
弟(友は、なんて言ってたっけ……)
回想
友「今日も多分お姉さんは遅くに帰ってくる。昨日よりも」
友「お前が寝てる時間に帰ってきて、お前と顔を合わせないつもりだろう」
友「だが、お前は迎えに行き、お姉さんをきちんと迎えるんだ」
友「そして、帰り道に昨日のことを聞け。何言われてもな。」
友「健闘を祈る」
回想終了
弟(流石にこれは予想できないよな……ここでもし姉がOKしたら……)
姉「凄く嬉しいです」
男B「じゃあ」
姉「ですが、すいません。私なんかじゃ、男Bさんにはもったいないです」
男B「そんなことないよ」
姉「ごめんなさい。今日はこんなところまで送って下さってありがとうございました」
男B「いや、家まで送るよ」
姉「いえ、本当に」
弟「ここからは自分が送りますので、大丈夫です」
弟(ふぅ……よかった……)
弟(でも落ち着いて考えろ)
弟(ここで出ていったら、かなり空気読めてないんじゃないか?)
弟(いきなり知らない奴が出てきて俺がいますから、とか、訳が分からない)
弟(……でも、絶対、あの男家まで送るっていうよな)
弟(そしたら、友の計画パーだし、なにより、昨日の姉貴が言ったことが果たせない……)
男B「いや、家まで送るよ」
弟(きた……言え、言うんだ俺!)
姉「いえ、本当に」
弟「ここからは自分が送りますので、大丈夫です」
男B「……あの、失礼ですが、どなたさまでしょうか?」
姉「ちょっ……あんた……」
弟「この姉の親族のものです。ご丁寧にありがとうございました」
弟「夜も冷えますので、お体を冷やさないうちに」
アナウンス(白線の内側までお下がりください)
男B「……わかりました。ちょうど電車も来ましたので、これで失礼いたします。では」
プシューガタンゴトン
姉「あんた……今日も来たの?気持ち悪い。それに、あそこで普通出てくる?帰りなさいよ」
弟「……昨日、姉貴に言われたから。迎えにくるなら、ちゃんとしろって」
姉「な、あんた、起きて……」
弟「……どうだった?ちゃんと、期待にお応えできましたか?」
姉「……ふふ、全然ダメね。何、あの登場の仕方?カッコつけすぎよ」
弟「いや、だってその……」
姉「ま、及第点ってことにしといたげる。」ニコッ
弟「あ、その……うん」
姉「さ、帰るわよ」
弟「…………」
姉「……久しぶりにこうやって帰るね」
弟「うん……昔、よくこうして帰ったっけ」
姉「いつからだろうね……素直に話せなくなったのは」
弟「……姉貴のデザート勝手に食ったとかで口喧嘩した時からじゃないっけ」
姉「あれ、私のアクセサリーを壊したときじゃないっけ?」
弟「……そ、そんなことしたっけ?」
姉「したした。あの時はもの凄く怒ったもん」
弟「あー……今も?」
姉「……どうでしょう?」
弟「ごめん……」
姉「謝るだけでいいなら、警察いらないわよ」ニヤニヤ
弟「じゃあ……」
翌日
弟「おはよー」
姉「おはよー」
母「あら、二人そろってとは珍しいわね。それも休日の朝に」
姉「ま、たまにはね」
姉弟「「いただきまーす」」
母(ふふ、昨日うまくいったみたいね)
母「今日のご予定は?」
姉弟「「買い物」」
母「そう、気をつけていきなさいよ」
姉弟「「ごちそうさまー」」
母「お粗末様でした」
母(よっぽど楽しみなのね、2人とも)
市街地
弟「じゃ、まずはデザート食べよう」
姉「……朝食食べたばっかりじゃない」
弟「デザートは別腹だよ!」
姉「……そういえば昔から甘いもの好きだったわね……だから昨日真っ先にあれ言ったの?」ジトーッ
弟「いやー……あはは……」
姉「……ま、いいでしょ、行くわよ。?どうしたの?」
弟「あー、その……そこ人気でさ……人たくさんいるから、あの……」
ギュッ
姉「手繋いどけば、はぐれないでしょ」プイッ
弟「……うん、いこっか」ニコニコ
夕方
姉「今日は楽しかったね」
弟「デザート美味しかったし」
姉「あんた、そればっかり」ジトーッ
弟「はは……」
姉「じゃ、今日のメインイベントに……」
弟「姉、実は……もうそれ出来ないんだよ」
姉「え?あんたもしかしてお金足りなくなったの?信じられない、馬鹿?」
弟「……というか、しなくていいっていうか」
姉「え?」
弟「こっち、来て」
姉「うん……」
弟「目、閉じて」
姉「ん……」
ガサガサ
姉「これ、もしかして……」
弟「あ、まだ目あけちゃだめだよ。……つけるの難しいなこれ」
弟「よし、いいよ」
姉「……綺麗なネックレス」
弟「……似合ってるよ、姉」
姉「ありがとう」ニコッ
抱き寄せた姉は凄く華奢で、今更ながら、姉も女の子なんだって思った。
今まですれ違ったりしたけど、大好きだよ、姉
後日談
弟「ってなわけ」
友「へぇ、よかったじゃん。俺のお陰か?」ニヤニヤ
弟「かもな。ありがと」ニコッ
友「気にすんな。ん、でも、結局お前はお姉さんをどう思ってんの?」
弟「さ、どうだろうな」
友「教えろよー」
弟「そのうち……な」
駅から帰る夜
弟「姉貴、真剣な話があるんだ」
姉「……いいよ、言ってみなさい」
弟「俺は、弟としてじゃなく、一人の男として、姉貴が好きだ」
姉「……そう」
弟「断られだろうって思ってる。でも、伝えないままじゃいれないから。」
姉「……私は、まだちゃんとした返事は出来ない。そんな簡単にしていいことじゃないから」
姉「だから、私を姉って呼ぶことを、まずは許してあげる」
姉「そして……」
姉は近づいてきて俺の前にたつと、少し背伸びして目を閉じた。
ファーストキスは、甘く、そして少し苦かった。
姉「これが、今の私に出来る精一杯の解答」
弟「ありがとう、姉」
そして、二度目のキスは、優しく、長い、キスだった。
fin
自分は>>1ではないです。
突然の乗っ取りすいませんでした。
そにもかかわらず保守してくださった方々、読んでくださった方々、ありがとうございました。
アクセサリーは、既に予約していたので、買い物中にとりにいった設定です。
細かく書きたかったのですが、時間的に無理でした。
端折ってすいません。
最後の後日談は、いらない人にはいらないと思います。
姉で終わるのか、恋人で終わるのか。
両方の主義の方がいらっしゃると思うので。
ただ、これだけは言える。
姉最高!
みなさん良い夢を!
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