和「咲さん。週末お暇でしたら、一緒に図書館でも…」

咲「ご、ごめんね。週末はちょっと幼児があって…」

和「そうですか…」

咲「それじゃ私、そろそろ帰るね。それじゃ」

和（申し訳なさそうな顔から察するに、きっと本当に幼児があったのでしょう…）

和（ですが、何だか最近咲さんに避けられているような気がします…）

和（気のせいであればよいのですが…）

久「あらあら、ふられちゃったわね」

和「部長…」

久「体よく避けられてる。とっくに気付いてるんじゃない？」

和「それは…」

久「何か心当たりはないの？」

和「いえ、刺し当たって咲さんの機嫌を損ねるような事はなにも…」

染谷「そう思うとるんは本人だけ。っちゅうことも有り得る話じゃ」

和「染谷先輩…。ですが、本当に何も…」

優希「それはどうかな。よーく思い返してみるんだじぇ」

和「…」

優希「例えば咲ちゃんは自分の胸の大きさが控えめなのを気にしている。対してのどちゃんの滑は大きい」

和「それはどうしようもないことじゃないですか！」

優希「仮に、の話だじぇ。もしそういったことでコンプレックスを咲ちゃんが感じていたとしたら、咲ちゃんがのこちゃんから距離を取る気持ちもわからないでもないじぇ」

染谷「そういえば優希は和とオナ中じゃったか」

優希「うん。だから、のどちゃんと一緒にいるとよく比較されて、ちょっと気にすることもあったんだじぇ」

和（まさか咲さんが…）

久「なるほどねぇ…。和は全中王者でありながらプロポーションも抜群。成績優秀で美少女でもある」

久「一緒に居たら周りも、咲を和の引き立て役と見てもおかしくないかもしれないわいよね」

和「私にそんなつもりはありません。咲さんは私の大切な…」

染谷「まあ、何にせよ早ぉ仲直りしんさい。わしらから見ても、二人の中は最近ギクシャクしとるように見えるけぇのう」

和「喧嘩はしていないのですが…。ですが、私もこのままというのは嫌なので、咲さんに問いただしてみようと思います」