私は天海春香、元アイドルの20歳です。
3年前はローカル局の料理番組に出演したり、毎月CDを発売したりして
とてもハッピーな毎日でした。知名度はお世辞にも高いとは言えなかったけれど
夢のアイドル生活は、まさに言葉通り今思うと夢の中の出来事……だったのかな?
そんな今の私の生活は……
「いらっしゃっせー!お好きな席におかけくだヴぁい!」
「春香ちゃん!それ終わったらこっちのお客さんのオーダーも頼むよ!」
「いらっしゃ……わっかりましたー!店長!」
牛丼屋でフリーターやってます。
バイトを再開して数カ月、飲食店という、状況がめまぐるしく変化する戦場にも慣れたみたいです。
2年前、突然何も言わずにバイトを辞めた私に対して店長さんは優しく……ううん、
やっぱりちょっぴり厳しく受け入れてくれました。これは私のけじめ……みたいなものです。
「春香ちゃん、今までお疲れ様。本当に最初出会った頃と比べて変わったね」
「えへへ。ありがとうございます。プロデュ……店長」
「それじゃ、これからも笑顔が眩しい春香ちゃんで、頑張ってね。応援してるよ」
「はいっ!」
常連さんの拍手にお見送りされて、外へ出ると、もう真っ暗でした。駅の前で立ち止まってメモ帳を開き、丸で囲まれた最後の「バイト」という字を塗潰します。
余白が足りないくらいにビッシリとスケジュールが詰まったメモ帳を見ると複雑な気分になってきます。以前は空白だらけのスケジュールを眺めて予定が欲しいと嘆いていた日々が嘘のようです。
最近は街を歩いていると時たまファンの方たちが話しかけてくれます。いっちょまえに変装用のメガネとハンチング帽子も買っちゃいました。
「プロデューサーさん……」
誰にも聞こえないように呟くと自然と涙がこぼれそうになりました。
最終回
今回も即興で好き勝手にやってくよー!
最後なんでマイルド風味かも
プロデューサーさんは過労死で他界しました。中々オーディションに合格できない私たちに優しく、時には厳しく支えてくれました。
夜も寝ずに12人ものアイドルを一人で背負うにはさすがに荷が重すぎたのでしょう。収録の日の前日に突然自宅で倒れてそのまま
意識が戻らなくなったそうです。お葬式の日は皆、声をあげて泣いていました。あの千早ちゃんですら嗚咽をあげて棺桶の前で突っ伏していました。
社長はその責任を問われて辞任し、私たちの仕事も日に日に無くなっていきました。
そして3年前、とうとう765プロは倒産。アイドルグループは解散し、また私は普通の高校生に戻りました。
倒産以来自然とみんなとは疎遠になってしまいました。だけど……。
私、プロデューサーさんが天国で安心しできるように、頑張りますから。そう思うと胸がきゅっと締め付けられてあの優しい顔が心に浮かびます。
プロデューサーさんに春香は太陽みたいだな、と言われた事を思い出します。
いつも通り何かコンビニでスイーツでも買って帰ろうかと思っているとどこからか聞き覚えのある歌が聞こえてきました
「……あお………り………」
「あ……」
透明感のある心地よい歌声でした。この歌は、聞き間違えるハズがありません。アイドル時代私と一番仲が良かった友達の、歌ですから。
「あおいいいいとりひいいいいぃぃぃ」
『蒼い鳥』だ……。私よりちょっと年下の女の子が夜の駅前で私の親友のイメージソングである「蒼い鳥」を熱唱していました。
『蒼い鳥』はラジオやインターネットでだんだん人気が出てきて、カバーしてくれる人も増えてきました。
寂れた駅のホームで数人の仕事帰りのサラリーマンさんしか立ち止まってくれません。
その光景を見て数年前の私を思い出しました。そういえば久々に会ったときはこんな感じだったよね。
歌が終わったのを見計らって、精一杯大きな音が鳴るように拍手しながら、
その歌っている女の子の元に歩み寄っていきました。
「ありがとうございます!」
女の子はお辞儀している頭をあげて、泣きだしそうな笑顔をお客さんの私に向けました。
「あの、えーっとなんというか、すごく良かったです」
「ありがとうございます!」
「この歌、どうしてカバーしようと思ったの?」
「……私、この歌手の方に憧れてるんです。歌が凄く上手で。美人さんで。でもどこか影があって。
完璧な人だなって」
「……あはは。でも付き合ってみると結構気難しいところあるよ。」
「えっ?」
「な、何でも無いです!一枚買っていきますね」
私はそう言って、お財布からお札を取り出してその子に手渡しました。
それから気分転換に、普段とは違うコンビニに行くことにしました。
嬉しいことがあった日は、意味もなく遠くへお散歩したくなるものです。
コンビニで、知らず知らず習慣になってしまったことがあります。
雑誌のコーナーに真っ先に行き、週刊誌に目を通すことです。
ライバルだった876プロのアイドル達は、今や押しも押されぬ人気アイドルです。
日高愛ちゃん、秋月涼ちゃん、水谷絵里ちゃんの名前を、生活していて見ない日がありません。
テレビを点けたら毎日その姿を見かけるし、都市の電光掲示板では生き生きとダンスを踊っています。
元961プロの黒井社長も復帰が囁かれています。相変わらず961噂を耳にします。
……。
私は、隣のお客さんに怪しまれない程度に、微笑みながら雑誌を棚に戻しました。
「お腹減ったなぁ」
ダイエット中だけど、ちょっとくらいならいいかな。
鼻歌を歌いながら、レジへ向かいお財布のお金を確認しながら店員さんに言いました。
「からあげくんください」
電車賃は……うん、ちゃんとある。今日はこれからシャンプー買ってー……新しいリボン買ってー……
「……春香」
落ち着いた声で店員さんが私の名前を呼びました。
またこんな場所で自分の名前を呼ばれるなんて全く予想をしていなかったのでちょっとビックリしました。
「天海春香……さんですよね?」
顔をあげると、そこには左右に跳ねたお下げの髪の子がいました。
噂では、ここは伝説として語り継がれているコンビニ店員がいて、ジンクスとして同じ髪型にするのが流行っているみたいです。
う~ん。それはどうなんだろう……。
「えっと、えへへ。バレちゃいました……?」
「私、春香さんのファンなんです!握手してくれませんか?!」
私は、バイト明けでお疲れモードでしたけれども、そのファンの子に出来る限りの精一杯の笑顔をして、握手しました。
あの日の天海春香は、ここにいます。
「はぁ、ただいま」
真っ暗な部屋で、ため息がひとつ。
お母さんとお父さんはもう寝てしまっているみたいです。
「さってと、ブログの更新でもしようかな」
大きな伸びをした後に、胡坐をかいて、ブラウザを立ち上げます。
えーと……
みなさん!こんばんは!更新が遅くなってすいませんっ!
今日は最後のアルバイトに行ってきました☆
以前は牛丼屋で働いてること、黙っててごめんなさい。
でも、お店まで「春香ちゃんはできる子応援団」が来てくれて本当に嬉しかったです。
今日までやってこれたのは、皆さんのおかげかな……いえ、おかげです!(笑)
それでは皆さん、これからも天海春香を応援してくださいねー。
ふぅ……。一息に書き上げて、投稿ボタンを押します。
「あ……」
更新した瞬間に、早速コメントが来ました。ペンネーム「ピヨ」さんより。
「ぷっ……」
直接言えばいいのに……。私は可笑しいなぁと思いつつも返信して、
それからそっと電気を消して深い眠りにつきました。
「……ん」
夏の日差しが窓から差し込んでいます。照りつける光とその熱に堪らず、目を覚まします。
時計を確認すると、時刻はもう正午を回っていました。
「わわっ!バイト遅刻しちゃうよ!」
せっかく仕事のミスも無くなったのに、遅刻してしまったら
また店長さんの怖い顔を拝むことになっちゃいます。
私は、ブランケットを跳ねのけて、飛び上がるように起きました。
「わ"っ"ほ"い"?!」
そして、天井に頭を軽くブツけて、意識がハッキリして、ようやく気付きました。
「あ、そっか。バイトやめたんだった……」
もうちょっと寝てればよかったかなぁ、なんてちょっとだけ後悔しましたが、
用事を思い出しました。前言撤回!そうでした。今日は、とっても大事な日でした。
「お母さん、行ってきまーす!」
お気に入りのリボンを結んで、靴紐を結んで、勢いよくドアを開けました。
転ばないように気をつけながら、駅へとひたすら走ります。
降り注ぐ真夏の太陽がアスファルトがジリジリと焼けています。背中にじっとりと汗を掻いて、それが気持ちよくて。
なんだかハートも焦げてしまいそうです。
駅前に立ち寄ってみましたが、昨日の子はそこにはいませんでした。
「きっと別のどこかで歌ってるんだよね」
『蒼い鳥』を……。もしかしたらこの歌がいつか世界中に届くかも、ね?
流れる汗をハンカチで拭いてる会社員さん、夏の陽気に負けないくらいに元気いっぱい走りまわる小学生
私と同じくらいのお年頃の、携帯電話で話している女の子。
その人並みの中に混じるように、私もステップを踏みながら道を歩きます。
「……あれ?」
そこでふと、遠くの方にどこか見覚えのある光景を見かけました。
綺麗な青髪に、ショートカットのヘアスタイルの人がキョロキョロと困った顔を浮かべて同じ場所を行ったりきたりしています。
そういや付き合ってた男どうなったんだろうな・・・
パンパンパンパン
P「真っ!膣内に射精すぞ!!」
真「だ、駄目ですプロデューサー!きょ、今日は…危な」
P「うおぉぉぉ射精るぅう!!!!!!」
ビュクビュク!ビュククク!ビュルルルルルルル
私はその遠くに見えるシルエットに向かって歩を進めます。
「う~ん、困ったわ」
「あの、すいません。どうかしたんですか?」
似ているけれど、私の知っている人とは別人でした。
その人は突然知らない人に話しかけられて少しビックリした面持ちでしたが、やがて
「あの道に迷ってしまって」
とうろたえた声で私に言いました。
「私、ここらへんの道は詳しいですよ」
「えっ本当ですか?」
「はい。何でも聞いてください!」
「それじゃあ……」
小さく切り取られたメモ帳を眺めて、その人は言いました。
「765プロの事務所は、どこにあるんですか?」
「……えっ」
ちょっとビックリしちゃいました。こんな偶然あるんですね。
私はゆっくり目を瞑って、雲ひとつ無い空へと顔を向けて言いました。
「765プロは──」
電車に数十分揺らされ、改札を出て、細い路地を小さな歩幅で進んでいきます。
複雑な道に何度も迷子になってしまいました。ここに一人で来るのは久しぶりだから無理も無いです。
「ここは、何も変わらないなぁ」
石畳の階段を抜けた先には、そこだけ時間が止まったかのように、雑木林がそよぐ音と、近くの池のせせらぎと、五月蠅いセミの鳴き声が一定のリズムで聞こえてきます。
「プロデューサーさん、今日で三回忌ですね」
雨で濡れたお線香だけがぽつんと残っているお墓に、先ほど駅前のお花屋さんで買ったお花を新しく添えました。
クソゴミ電話が知っておかなければならない三つの暗黙のルール
・書き込むときは必ず「もしもしですいません」と前置きしておかなければならない
・スレで末尾〇の書き込みが三つ以上連続しないように、タイミングを計って書き込まなければならない(電話の書き込みが重なると不愉快故)
・自分をクソゴミ以下のVIPの蛆であることを自覚し開き直ってはいけない
最近となるとこのルールをもう忘れてる生意気なクソ共が蔓延しはじめてるようだな^^
「うわつまんね」「VIP終わってるな」「画像でかくて開けね、imepitaで頼むわ…」は?は?は?お前何言ってんの?電話でしょ?鏡見て?君末尾0なんだよ?分かってる?恥ずかしくないの?
いいか?電話ってのはほとんど9割方がつまらなく空気読まない、書き込むだけでそのスレの存在価値が
ゼロ以下つまりマイナス以下に下げる要因の一つになる癌なんだぞ?
それを俺達PC白血球様が寛大なる心でいくつかの制約を与え、やっとお前らがいていいことになってんだ
俺達白血球が本気になればいつだってひろゆきに連絡して永久規制を申請することができるんだからな。
今知っただろ?無知無恥のクソ電話はこの事実を知りぶるぶる震えてろ
あと、お前ら電話は本当は害なんかじゃないとか開き直ってんだろ?
違うね。今言ってるのは全て真実の事実だ。
例えば携帯用AAが開発されたり、糞ゆとりが携帯使って下らないけいおんSSスレをageたりPC様の目障りになって
実害は数えられないほどある。分かってるのか??真実から目を逸らすな。理解しろ。電話でもだ。
それと電話もPCも使ってるって奴はもうどうしようもない屑。VIPEERである誇りを失い、電話を持ってることがステータスだと勘違いしてるゆとり屑以下。
非VIPEER。似非。屑。雑魚。勘違い野郎。「私はリア充なので電話を使わざるをえないんです・・・」←ふざけんなクソ市ね
自分が蛆以下のゴミクソ存在であることをちゃんと理解しましょうね。それがVIPにお前らが存在していい唯一のアレなんだからよ
以上だ。反論レスは許さない。
分かったら「もしもし理解しました申し訳ございません」これだけ書き込んどけ( ´,_ゝ`)プッ
プロデューサーさんと私だけしかいないこの場所で、手を合わせて目をそっと瞑ります。
そうすると、不思議と雑音がぜんぶ消えて、周りが静まり返りました。
微笑みながら、こつんとお墓にオデコをくっつけます。ひんやりとした感覚が、火照った顔をクールダウンさせてくれました。
「……プロデューサーさん、私アイドル目指しててホント良かったです」
きっとここまで来れたのはプロデューサーさんと……。
ふと、また私の耳に木と、水と、虫が奏でる音が飛び込んできました。
それと、もう一つ。コツコツと石畳を叩く足音。うん、これだけで、誰だかわかるよ。
オデコをくっつけたまま、目を閉じたまま私は、言いました。
「いよいよ、明日だね」
「……」
そのまま回想に耽ります。もう一度体験したかのように思い起こしてみます。
数か月前の、自分を変えるということを実感したあの日を。
>>132
縦読みドコー
>>132
長い、3行で
>>132
長すぎ
「すいません!電車止まっちゃって、遅刻しちゃいましたぁ~!」
プロデューサーさんが、事務所のドアを開けて間もなくの私に元気よく呼びかけます。
「おっ。来たか。今日は新曲の収録をするぞ~」
「ほ、ほんとですかっ?!やったぁ~!」
「あぁ、今日は765pro allstars全員での曲だ」
「春香、遅いよ~」
すでに皆は事務所に到着していました。ソファに座って、お茶を飲んでいる皆が私に向かって言います。
「ごめんごめん……うわわっ」
急いで準備をしようとして、狭い部屋を駆けようとしたものだから、バッグの紐をロッカーに引っかけてしまいました。
思いっきり前のめりに倒れ込みます。
「いたた……」
「はは、何やってるんだよ。ほら、もう行くぞ」
「あ、ちょっと待ってください」
私は、腰をさすりながら、地面にくっついたお尻を持ち上げようとします。
「あれ……?」
ところが、何故か力を入れても起き上がることができませんでした。
何度も何度も立ちあがろうとしても、まるで接着剤でもお尻にくっついているかのように、ビクともしません。
「春香~置いてくよ~」
みんなが、ソファから立ち上がって、部屋から出ていこうとします。
「待って、なんだかおかしいよ」
それから、みんなは私を無視するように隣を素通りしていきます。
私は必死で、少しでも前へ、体を起こそうとするのですがどうしても起き上がることができませんでした。
一人一人、明るい笑い声をあげながら私に背を向けて、外へと出ていきます。
そして、事務所がドロドロと溶けだして底なし沼のように私の体が沈んでいきました。
「ま、待って!置いてかないで!みんな!」
……。
「あぁ!」
目を開けて飛び起きると、カーテンを締め切った薄暗い、私の部屋でした。
ですよねー
やっぱこれだわな・・・美希・・・雪歩・・・
「……」
毎日、悪夢を見るようになりました。
ガンガンと鈍痛が響く頭を抱えて、ベッドから身を起こします。
起きても、特に何もすることが無いので、ただボーっとして時間を溶かします。
もう今が、何曜日で、何月何日なのかもわかりません。
一度、精神病院に入るのを勧められましたが、この部屋から一歩も出たく無かったので断りました。
お母さんとお父さんに無理やり連れ出されそうになりましたが、雑誌やぬいぐるみを投げて抵抗したら
やがて諦めたように部屋から出ていきました。
部屋の壁を見ると、その時暴れた時にできた凹みが今も残っています。
「春香……」
お母さんの声とドアを慎重に開ける音が同時に聞こえました。
「……」
「ご飯置いとくから、ちゃんと食べてね」
「……」
会話、いえ、一方的な連絡はそれだけでした。
また静かにドアが閉めらます。
そして、同じ破れかけのポスター、壊れかけの目覚まし時計、散らばった画用紙に包まれた部屋がただそこにありました。
これは夢だ…朝起きたら(ry
のAA思い出した。ベッドに寝てるやつ
春香以外は全滅、春香も廃人化したけど死ななかっただけハッピーエンドってことか
いい話だった
>>166
よくねーよwwwwwwww
だいたいこんな感じですね!
505 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2011/09/30(金) 03:15:19.04 ID:Dfwa8DLp0 [10/15回発言]
「伊織は死ぬ!水瀬財閥は説得に応じず騒ぎを収拾することはできない!真と響は撃ち殺された!
やよいとあずささんはヤク浸けレイプ!今からアンタか亜美か真美が美希を説得するけど
結局自殺を止められず、残った私達も水瀬の追っ手から逃げられない!
ついでに、日本に残ってる千早と春香もなんだかんだで死ぬ!これで文句無しの絶望でしょ!?」
「……」
夢と現実の区別が、もうつきません。
最近、頻繁に幻覚を見るようになりました。
ついこの前は、律子さんのお化けが現れたので、物を投げつけて退治しました。
律子さんのお化けは泣きながら部屋から出ていきました。
「うぅ……」
もう、感情を全て失くしたい気分に陥ります。
だけど、私はまだ悲しい気分になるし、腹立たしい気分にもなります。
「もうやだ、みんな嫌いだよ……」
お母さんも、お父さんも、響ちゃんも、プロデューサーさんも……
「嫌い嫌い嫌い嫌い!ぜーんぶ嫌いだよ!」
──千早ちゃんも。
「……大……嫌い……だよ」
テーブルに置いてある雑誌を、ぐしゃぐしゃに握りしめて、嗚咽を漏らしました。
言い切ったら、黒いドロドロの勇気がお腹の底からマグマのように湧き出てきました。
……死のう。
>>172
これがハッピーエンドか・・・最悪なハッピーエンドだな
おい・・・幻覚じゃねえぞそれ
つか幻覚でもスプーンなげんなし
千早ならなんとかしてくれる
>>178
無理だろう・・・もう・・・
死ね死にさらせダボが!
千早に感謝しねえカスが!春日!カスが!!!
春香「……死のう。」
俺「……死のう。」
なんだこの言葉の重さの違いは
なぜ春香が幸せなSSがないのだ
こっそりと深夜に救急箱から取った、お母さんが使っている睡眠薬の袋をあけます。
……何粒くらい飲めばいいんだろう。
「お母さん、お父さんごめんなさい……」
私、何も親孝行してあげられなかった。迷惑ばっかりかけて。
一粒、口に含んでこくんと喉を鳴らしました。
「みんなごめんなさい……」
やっぱりダメだったよ。約束を破ったのは私の方だよね。
もう一粒、口に入れて、歯で噛みつぶしました。苦みが口の中にじんわり広がります。
「プロデューサーさん、ごめんなさい……」
私は、トップアイドルにはなれなかったです。天国で会えたら、またプロデュースしてくれますか?
こめかみがズキズキと痛くなってきました。たまらず指先で抑えます。
イメージだとすぐに意識がプツンと途切れて、苦しまずにいけるのかなって思ったけれど……。
震える指で、3粒目をつまみました。もう景色が二重にも三重にもブレて見えます。
お前らどう転んでもハッピーエンドの消えた千早の方が可哀想だろ…
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛ ┣゛┣゛
「はぁ……はぁ……」
動悸がどんどん激しくなってきました。
口を開けて、4粒目を放り込もうとします。
ブルブルと体が震えて、恐怖が足のつま先から頭のてっぺんまで、駆け抜けます。
これ飲んだら、多分死んじゃうんだ。
そう思うと、さっきの勇気がどっかに飛んでっちゃって、すごく怖くなってきました。
思い通りにならない指を数センチ前に出そうとひたすら悪いイメージを連想します。
これから先の未来。千早ちゃんが部屋から出て行った時、響ちゃんに床に叩きつけられた時。
……アイドルなんてならなきゃよかった。
まんまるい薬が舌先に触れました。
ババアには死よりも辛いことが…
小鳥遊(しょくなし)
その時……
『(woo!)輝いたーステージーにたーてばー 最高のーきーぶーんを味わえるー(HI!HI!)』
「え……?」
私の携帯電話の着信メロディが部屋に鳴り響きました。
着信があったのは何日、何カ月?いえ、何年ぶりでしょうか。よくわかりません。
無視しようかとも思いましたが、このタイミングでの着信に何か意味を感じました。
期待、不安、そして予兆……。
朦朧とする意識のまま、震える親指でボタンを押して、耳鳴りがする左耳へと電話機をあてました。
『……ハルカ』
「あ……」
この声は……
──ち
「千早ちゃん!?千早ちゃんなの?!」
意識が一気に覚醒します。思わず立ち上がって、叫びます。
一年ぶりの、あの頃と変わらない透き通るような声でした。
『……春香、あの場所で……待っているわ』
「ちは……!」
そう言って、雑音が一つ鳴って、ツーツーと通話が切れた事を知らせる音だけが残りました。
2時ごろからりゅう座(しぶんぎ座)流星群見られるらしいぞ
眠い奴空眺めると良いかもよ
>>220
こういうとき都会ってやだなって思う
人工音声に頼らざるえなくなるもメカ千早としてメガヒット(メカだけに)
……。
突然私に突きつけられた先へ進むという選択。少し、悩んで。
それからカーテンを両手で掴んで、一気に開けます。
外には、真っ白な景色が広がっていました。
私が部屋にいる間に季節は、いつのまにか夏を越えて、秋が過ぎて、もう冬が訪れていたみたいです。
タンスを開けて、リボンをキツく結びます。それから、赤い厚手のトレンチコートと茶色いスカートを履いて
部屋のドアを、意識をまっすぐ!にするように、一つ深呼吸して開けます。
お父さんとお母さんが驚いた顔で階段の上にいる私を見上げていました。
私は、決して目をそらさずに言いました。
「……出かけてくる」
唖然とするお母さんの瞳から、やがて堰を切ったように涙が溢れました。
それからお父さんがお母さんの肩を抱いて、言いました。
「あぁ、行ってらっしゃい、春香」
玄関に、そのまま置いてある私の靴を履いて、ドアを開けました。
まさか「あの場所」に向かう途中で暴漢に襲われるなんてことはないよな…?
いいメンヘラ肉便器が手に入って暴漢的な意味でハッピーエンドなんて許さないよっ!
>>231
発想が恐ろしすぎるよ……。
?
>>236
コピペ
薬の作用と、久々に外へ出たという不安が私の体にずっしりと重くのしかかります、
踏みしめるように、一歩一歩、息を切らしながら進みます。
長い間、まともに歩いていない足はすっかり衰えてて、何度も何度も転びました。
冷たい氷の結晶がほっぺたにくっついて、寒くて歯がカチカチとなりました。
でも私、死ぬ前に最後のチャンスを与えてくれたんだと思って行くよ。
……会っちゃったら、自分でもどうなるかわからないけど。
数十メートル進んで、転んで、また起き上がって、少し休んで、途中、人の視線に怯えがらも
目的地に向かって進みました。
何時間もかかって、ようやくつきました。
雪が積もった石畳に、一つまるで、私への案内図を示すかのように、足跡がついていました。
プロデューサーさんのお墓の前に、木枯らしに吹きつけられて青みのかかった長い髪が、揺れていました。
私は、その背中に向かって大声で叫びます。
「千早ちゃん!」
超怖い・・・怖ええ
久々に……会えた……。再開は私が想像してたより案外あっけないものでした。
ゆっくりと、千早ちゃんが振り返ります。
何も変わっていない、神妙な顔を浮かべた千早ちゃんがそこにはいました。
私の方をじっと見つめます。
そしてぽつりと言いました。
「春香、久しぶりね。あなたなら来てくれると信じていた」
小さな、小さな声でした。
私は逆に、大声で千早ちゃんに叫びます。
「ひどいよ!千早ちゃん、1年も待たせるなんてひどいよ!」
本当は、謝るつもりだったけれど口から出た言葉は全く違う千早ちゃんを責める言葉でした。
私を見放した、許せない。ダメだとわかってもそんな黒い感情がすっぽりと私に覆いかぶさります。
千早ちゃんは、それを聞いて目を伏せます。
「……春香、あなたがいなければこんなことにはならなかった」
「えっ……」
私に向かって、千早ちゃんがじりじりと歩み寄ってきます。
手には、何か光るものを持っていました。
栄光を摑んだか?
>>250
銃弾とか?・・・
「ヴァイ」と春香のカブトムシの元ネタ教えてくれ
>>256
なんでここで聞くの?死ねば良いのに
>>256
ライブで「123ハイ!」を「123ゔぁい!」っつたのが元だっけ?
本人もたしかネタで「ゔぁい」とか言ってた気がする
うろ覚えだから調べた方が早いと思う
「春香、1年半前、あなたが……」
千早ちゃんが私の数メートル先に見えます。
一歩、進みました。
「あなたが、全ての始まりだった」
さらに一歩、進みます。
「駅で私と出会って、律子に会って……」
更に一歩。
「それから、またみんなが動き始めた」
私の手が届くところまで、千早ちゃんが歩いてきて、立ち止まりました。
「でも、それももう今日で、終わりだから」
……そして。
「ひっ……!」
ビックリして、悲鳴をあげました。
千早ちゃんが私に向かって、覆いかぶさってきたからです。
「えっ……」
「ありがとう……!ありがとう春香っ……!」
突然、千早ちゃんは私をキツく抱きしめました。
私、 一言、 お礼が言いたくて。ど うしても、あなたに会いたくて
ピヨ「はるちはは正義!!」
_
σ λ
~~~~
/ ´・ω・) <ラウンダーさん♪ラウンダーさん♪
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、 ー / ー 〉
\`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/
_
σ λ
~~~~
/´・ω・ )
_, ‐'´ \ / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、 ー / ー 〉
\`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/
「……」
私はわけがわからず、思わず聞き返します。
「ど、どういうこと?」
「……」
千早ちゃんは、そっと肩に手を当てて、離れました。
そして、また私に背中を向けて、一歩一歩歩きだします。
雪が降る中を、後ろで手を組みながら空を見上げる千早ちゃんは、キレイでした。
「春香、今から私が言うことは奇跡でもドラマでも何でも無い……」
傾いた横顔から、柔らかい微笑みが覗きました。
「あなたの夢と、プロデューサーの願いと、そして765プロメンバー全員の意思が産んだ、必然よ」
そう言って、千早ちゃんは私に向き直って、一枚の紙を私の前に差し出しました。
「おめでとう。あなたの夢は、今ここに叶ったわ」
そこに書かれてあったのは……。
──765プロ復活記念、ドームコンサー……ト……?
「半年後。あなたは、満員の観客の前でステージに立つ」
「な、なにこれ……?」
春香がいたから…。千早がいたから……。
千早「ジャスト1分、良い夢見れたかよ?」
とりひいぃぃぃ
961プロデューサーはどうなったんだよ
「……夢?なんかおかしいよ!また私が見てる夢だよ!」
混乱する私に、千早ちゃんは微笑みながら続けます。
「いいえ、夢じゃないわ」
だって、私、何もしてないのに。おかしい。
「おかしい……!」
これ、きっと薬の副作用だ。また幻覚なんだ。シュミ悪いよ。
「律子のプロデュースが成功したの」
「……嘘だよ」
だって律子さんは、二度とプロデューサーはやらないって……。
千早ちゃんは、3本の指をぴんと突き出して言いました。
「えぇ、そうね。3つの問題があった。そして、あなたは言った。765プロメンバー全員を説得すると」
「だからそれが!」
出来なかったから……!私は、思わず顔を背けます。
そして、千早ちゃんの声が、優しく墓地にこだましました。
「春香、あなたは知らないでしょうけれど……」
続けます。
「私たちは確かに、あなたの志を受け継いだ。一人も欠けることなくもう一度集まれた」
そう言って、千早ちゃんがさっき手に持っていた、光るモノ。
小さなビデオテープを私に手渡しました。
>>295
安心せずに逝った
みんなの>>1に対する猜疑心が半端ないな
「私は、操作がよくわからないから」
バックからビデオカメラを取り出し、私の手の平に載せます。
……千早ちゃん夢の中でも機械音痴なんだね。
「本当は、こんな映像だけじゃなく……」
「えっ?」
「なんでもないわ」
私はビデオテープをセットして、千早ちゃんの顔を、一瞥した後に、
視線を戻してそっとボタンを押しました。
そこには……。
『みんな~今日は牛丼買ってきたよ~!』
『やった~!』
……えっ。
真、雪歩、亜美真美、やよい、伊織、響ちゃん、貴音さん、あずささん、律子さん、小鳥さん……。
「み、みんな……!」
2年ちょっとたつのに全然、変わってない……。みんなあの頃のまま……笑ってる……。
思わず、涙がこぼれそうになりました。みんな、ちゃんといる……。
あれ……でも……。
いやいや死ぬ気で睡眠薬飲んで走ったんですよ?
当然壁に向かって話かけてますよ、千早だけに
ねえ美希は?
人よりずっと目立つ金髪がそこには映っていませんでした。
「765プロのアイドルに戻りたい。全員がそう言っていたわ」
「でもちょっと待って」
「……」
「美希は……」
「……」
「美希は、美希はどうしたの?」
千早ちゃんの表情がちょっとだけ曇りました。
それから、携帯電話をポケットから取り出して、無言で私の顔の前に向けました。
「あ……」
見ると、真美のアドレス宛で、一通の写メールが表示されていました。
とびきりの笑顔の、美希……。
「みんないるの……?また会えるの……千早ちゃん?」
「……っ!」
千早ちゃんは、慌ててるかのように踵を返して、私に背を向けました。
皆アメリカで刑務所に居るよ
色々しでかしちゃったし
それから少し、震えた声で言います。
「春香、つい先週の特別番組、観た……?」
それから千早ちゃんは、細かい日にちと時間とチャンネル数を私に伝えました。
……だってテレビはずっと前に千早ちゃんに取り上げられちゃったから。
降りしきる雪の中、ポツリポツリと千早ちゃんは言葉を紡ぎました。
「そこで私たちへのインタビューと、音無さんの編集したビデオテープが、流されたわ」
「えっ……」
「副題はこうだった」
「……」
「『プロデューサーの死を乗り越えたアイドルたち』」
「……っ!」
「結果は大成功……。高木社長は新たに新生765プロを設立……」
「……」
「765プロが倒産してからの全ては、きっとこのためにあったのよ……」
まだ信じられませんでした。急に、いっぺんに物事が動き始めたから。
……無理だよ、千早ちゃん。
だって私ダンスももう踊れないし、歌ってないし、ビジュアルもボロボロだし……。
だけど……
「春香、日本中があなたを待っているわ」
夢じゃないんだ。
私、今よりずっとずっとちっちゃな頃から、テレビで見てて、憧れてた
子供の時からそんな大好きなもの、大切なものをちゃんと宝物のように持ってて。
フリフリの衣装きて、みんなの前で歌って踊りたいってずっと思ってた。
それで、全然売れなかったけど一度夢が叶って、でもそれがシャボン玉みたいにぱんと弾けちゃって。
それから……。
すっごく遠周りしちゃったけれどアイドルに……また……なれるんだ……。
「……私は、あと半年じゃ間に合わないかも知れないけれど」
「え……?」
とても小さく呟いた千早ちゃんの声は雪に吸い込まれて聞こえませんでした。
「二人で"準備"を始めましょう?」
千早ちゃんはそのまま続けます。
「あなたに歌ってほしくて、みんなで作った曲があるわ」
「……」
「曲──は──『RE──DY──』」
あれ?
突然、頭の中でノイズが鳴り響きました。千早ちゃんの声が掻き消されます。
頭が割れるように痛くなって、雪に反射した光がギラギラと輝いて目に飛び込みます。
さっきの薬が今頃効いてきたみたいです……。
いつみても波瀾万丈とかに出れるレベル
死ーん…
>>334
徳光泣き崩れるな
「──したの?」
「な……なんでもない……」
ここで倒れちゃダメ。
何回も回り道しちゃったけれど、多分、今までの人生で一番しあわせ日だと思うから。
こんなハッピーなこと、もっと目いっぱい喜ばないと……。
朦朧とする頭を左右に振って、悟られないように必死に力を振り絞って声を出します。
「みん、なは今どこにいるの……?」
「み─なは──」
なんだか冷や汗が止まりません。
千早ちゃんの声が歪んで、何度もリフレインして聞こえます。
いますぐ病院にいって腸内、いや胃内洗浄を行うんだ!
いますぐ春香のケツにホース突っ込むんだ千早!!
「でも──幸せ──笑って──」
……ダメ!耳に全神経を集中させます。
ぼんやりと映る、千早ちゃんの瞳が潤んでいました。
……私の前で泣くのは、多分3回目くらいかな。
「……春香、覚えてる?」
「な、にを?」
「私たちが初めて会った時のこと」
「えっと……ドー、ナーツ……」
「そう、その時、私はあなたに『アイドルって一体何ですか?』って尋ねたわ」
「そ、だっけ」
「あなたは『アイドルはみんなに夢と笑顔を与える存在だと思いますっ!』って言ったのよね」
「……あ」
不意に、千早ちゃんにまた突然抱きしめられました。今度はさっきより強く。
うぅ……だけどもう限界かも。
「だとし──春香、──こそが本当のアイ──いいえ──!」
「ちょっと痛、いよち、早ちゃん」
「─────が……」
──アイドルマスター。
……。
その言葉を最後に私は意識を失いました。
おわかりいただけただろうか…
青い髪をした女性が奇声をあげているところを…
「とりひいぃぃぃ」
思い出話はもうおしまいです。
私は目をそっと開けます。
千早ちゃんが額に汗をにじませながら、笑顔で佇んでいました。
「明日なんだね」
「……えぇ」
私は、立ちあがりお尻をパンパンと手で払います。
プロデューサーさん、ドームですよ、ドーム。
半年間、必死でこの日のために練習してきました。
私、一度も泣きませんでした。褒めてください。
もう、何も心配いりませんから。
……。
すべては一歩の勇気から、ですね?
階段を下りる前に、一度深くお辞儀をして私はまたステップを踏みました。
睡眠剤のんで死ぬ原因は吐瀉物が咽頭に詰まることで窒息状態になることが主
目を覚ますとそこは500年後の超未来
かつての仲間達の子孫をプロデュースするアイドルマスターNEXT…ってのはハッピーエンドなんだろうか?
ステップを踏んで椅子が倒れる
>>359
手塚治虫の火の鳥宇宙編みたいなストーリーだな
事務所の前の坂道につく頃にはもう夕暮れでした。
景色がオレンジ色のひだまりが、優しく私と千早ちゃんを包んでくれます。
「……」
……千早ちゃん、今までありがとう。
きっとこれは二人だからできたことだよね。
みんなは長期の海外旅行に行っていると伝えられました。
そして、コンサートまでには必ず戻ると。
だけど、皆にはまだ会えません。もう、明日になっちゃったよ。
それから私は、この坂道をのぼるたびに……。
「は、春香、どうしたの?!」
「え?」
気付くと、私の目から涙が溢れていました。
「あ、あれ。おかしいなぁえへへ」
ただ、私はいつも通り765プロの道を歩いているだけなのに。
嬉しくも、悲しくもないハズなのに。
どうしてだろ……。やっぱり涙が止まらないよ……。
私は、とめどなく流れるこの涙の正体がわかりませんでした。
ただ、浮かぶ夕雲がとってもキレイで……。
坂道の上では、小鳥さんと社長が手を振っています。
涙
これみんな死んでるね、うん
ねぇ、みんないつ帰ってくるの?
衣装もちゃんと12着用意してあるよ。
楽屋も、マイクも一人一人あるから。
765プロがまたたるき亭の上に出来たから、社長がみんなの帰りをずっと待ってるよ。
新しいプロデューサーさんも来るみたい。今度こそ、うまくやろうよ。
また夏休みはみんなで海ですごそうよ。
お茶飲んで、お菓子食べて、レッスンして、営業行って、たまに失敗しちゃって落ち込んで、それからまたオーディション受けて。
何も変わってないから、またあの日常に戻ろうよ。
……あのステージは、私一人じゃちょっと広すぎるよ。
……。
なんかやばくないか?
皆さん服役中ですか…?
>>377
そりゃあ無免許で暴走した挙句その後暴力沙汰起こしたんだからな
ついでに言うと全員凸殺害?の容疑者だしな
──そしてついに、この日がやってきました。
開演数時間前、私は今、ステージ衣装を一足先に着て、幕が上がる前のステージに一人、飛び込みました。
スタッフさんが慌てて止めようとしたけれど、社長と小鳥さんがなんとか話をつけてくれたみたいです。
私とお揃いの黄色を基調としたステージ衣装を着た千早ちゃんが携帯電話で何か話しています。
そして突然ドアを開けて、出ていきました。
照明の落ちたステージの上をくるくると円を描くように歩きます。
このピリピリとした緊張感、自分が今、アイドルとしてステージに立つというこの感覚。
3年ぶりに味わいました。
リハーサルの時に、転びそうになったけれど足を前に出してなんとか踏ん張りました。
その時、私の耳には確かに聞こえた言葉があります。
──春香、おめでとう、と。
プロデューサーさん、見守ってくれてるんですね。
今まで本当に、ありがとうございました。
きっとこれが私の、一方通行の想いの終着点です。
亜女裏禍流を叩き込んだ亜威$達は、
ステロイド漬けの禍々しい肉体を手に入れていた
その圧倒的パワーの前には!!!同僚、商売敵、ファン、全てがひれ伏す!!!!
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛
そして再び、これからが私たちのはじまりです。
最後のスポットライトの調整を行っているスタッフさんが、脚立に登っています。
私は、舞台の袖に戻って、それを見ながらじっと時間が過ぎるのを待ちます。
なんだかまだ夢の中みたいで、目がちょっとだけ潤んできました。
765プロに入ってから、いっぱいいっぱい笑顔と涙がありました。
そして、たくさんの出逢いと別れがあって。
だから、私たちは強くなれたんだと思います。
──だから、だから
うわああああああ・・・
──私は、ずっと信じてきました
「……」
──きっと、絶対
「あっ……」
──みんなとは
「……おかえり……なさい……」
──きらめく舞台でまた逢えるって。
春香パート(TRUE) おわり
http://www.youtube.com/watch?v=_ukDoOzBE7k&feature=related
↓
http://www.youtube.com/watch?v=VXoRQSfSqB0
閉店!
よっしゃああぁぁあ!THE・ENDおぉぉぉぉ!
ほんとBADはチラ裏だけにして……
765プロが倒産してもう~シリーズ
これで終わりです
なんとか書ききれてよかった
個別エンドもあるよね!
分岐点はやっぱ>>150からかな?
さぁBADENDを始めようか
>>417
本当に終わりか・・・
今までお疲れ様でした!
>>417
聞くのは野暮かもしれないけど・・・
アメリカ組は・・皆 無事なんですか?
イヤホォォォイ完結したからレスし放題だぜぇぇ
まさか「からあげくんください」までしかなんも考えてなかったのにここまで続くとは思わなかった
貴音編あたりからプレッシャーがやばかった
もうしばらく書かねーwww
あずささん結婚しちゃったの?
千早声はどの程度に?
美希犯罪者じゃね?
これ頼む
アフターは気が向いたら……未定
最後に、またVIPでアイマスSSは書き続けようと思うので
参考にどのパートが一番読めたかだけ教えて欲しいの
今まで読んでくれた人、保守してくれた人、支援してくれた人本当にありがとうございました
書いてて楽しかったです響かわいい
最後に、お姫ちんの『密会』がぼかされていたことについて教えてください
>>445
千早 小鳥 らへん
キャラ多くなるとつまらなかった
響はちょっと寒かった
>>460
『密会』は『密会』だよ……
ゆきぽパートは眠すぎて後半何書いたか全く覚えてない
教えてくれてありがとうございました
これで俺もアニマスを生温かい目で見られます
千早の話だな
>>476
神様なんていなかったよ……。
おわかりいただけただろうか…
こちらを窓から覗いている、恨めしそうな表情をした女性の顔が…
あと出来ればコテつけて欲しかった。本物かそうでないかが解りづらかったんで
>>497
いや、いっつもつけて欲しいってこと
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