狂介「うーん…あれ?ここは?」
石丸「目を覚ましたようだね!」
狂介「俺は確か…希望ヶみね高校の入学がなぜか決まって…それで…」
霧切「どうやら私達と同じみたいね」
狂介「君は…?」
霧切「私は霧切響子、貴方と同じ新入生よ」
セレス「というより、ここにいる皆がそうですわ」
狂介「じゃあここは学校なのか?」
山田「そうだと思いますけどのー…」
不二咲「君の名前は…?ごめんね、他の人たちはネットで知ってるんだけど君と霧切さんのことはわからないんだ…」
狂介「あ、あぁ…僕は色丞狂介だよ」
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十神「色丞か…貴様の才能はなんだ?いってみろ」
狂介「才能?あぁ、一応超高校級の正義ってことになってるけど」
石丸「なるほど!それはいいね!」
狂介「うわびっくりした!?」
舞園「あの…色丞君だよね?」
狂介「き、きみは!同じ中学でアイドルの舞園さん!!」
舞園「よかったぁ…覚えててくれたんですね!」
狂介「当たり前じゃないか!君のことを忘れるなんて有り得ないよ!」
モノクマ『やっほー!おまえら、はじめまして!』
狂介「誰だ!?」
モノクマ『僕は学園長のモノクマだ(以下略)』
こうして僕たちはコロシアイ学園生活を送ることになる!
狂介「コロシアイ学園生活なんて…そんなこと、誰がするものか!」
狂介「僕は絶対にこの学園から脱出してやるんだ!」
霧切「いい心構えね」
狂介「うわびっくりした!えーと…霧切さんだよね?」
霧切「えぇ、貴方に忠告しにきたのよ」
狂介「忠告?」
霧切「その必要もなかったみたいだけどね…一緒にここから脱出できればいいわね」
狂介「あぁ…もし襲いかかられても倒して説得してやるさ!こう見えて拳法部だからね!」
霧切「そう、心強いわね」
こうして僕たちは殺人を防ぐためにもいくつかの決まりをもうけた
そのひとつが『夜時間は出歩かない』ということだ
これによりしばらくはなんの音沙汰もなく平和に過ごすことができた
するとモノクマから『ある映像』を見せられた
それは自分達の家族であったり…仲間であったり、それぞれの親しい人達の安否を疑わせるような映像だった
その映像を見て、一番動揺していたのは…舞園さんだった…
ちなみに僕の母は元気に鞭で客を叩いていた
その日の夜…
狂介の部屋
トントン
狂介「ん…誰だこんな時間に」
舞園「あ、あの色丞君!」
狂介「舞園さん!?」
驚いたことに舞園さんは僕と自分の部屋を交換して欲しいと言い出したのだ
あんな映像を見せられたあとだ、少しのことでも恐怖を感じてしまうんだろう
狂介「わかった、部屋を交換しようか」
舞園「ほんとですか!?ありがとうございます!」
狂介(現役アイドルの部屋…いや、そんなことを考えるな!舞園さんに失礼だ!!)
舞園「色丞君…私はアイドルになるために何でもしてきました、だから絶対にここからでなきゃいけないんです」
そう語る彼女の目は少し濁っていたのかもしれない
ちなみに舞園さんの部屋に入ると、なんとも言えないいい匂いがした
自分の部屋のシャワー室の扉の立て付けが悪いとかどうでもよくなるくらいには
『事件は起こった』
被害者は舞園さん、シャワー室全面におびただしい血を散布させ背後には謎の文字列…ダイイングメッセージを残して彼女は死んでしまったのだ
モノクマ『ピンポンパンポーン!死体が発見されました___』
霧切「起きてしまったのね…」
十神「ふん…状況判断など必要はない、犯人はもう決まっている」
朝日奈「犯人は決まってるって…誰のことなのさ!?」
十神「…こいつの部屋で死んでいたんだ、こいつが犯人に決まっているだろう」
狂介「な、僕じゃない!!」
十神「ふん…では証明してみせろ、自分が犯人でない証拠を見つけてな」
狂介「そ、そんな…!」
石丸「僕は信じているぞ色丞君!!君は超高校級の正義なのだろう!?」
狂介「う、うん…ありがとう石丸くん」
霧切「…色丞君」
狂介「霧切さん…?」
霧切「貴方を信じている訳ではないわ、でも本当に貴方がやったんじゃないなら…証拠はきっと見つかるはずよ」
舞園の死亡現場
狂介「超高校級の正義なんて…僕はそんな大層なものじゃ…」
狂介(実際僕はそこまで善人な訳でもないし…拳法だってあの大神さんのレベルくらい強いわけでもない)
狂介(僕は一体…なんなんだ…?)
狂介「…嫌な汗だな、なにか拭くものは…あったあった」ゴシゴシ
狂介「…ん?こ、これは!!?」
狂介「パンティじゃないか!!!なんだってこんなものが…そうか!そういえば僕は昨日は舞園さんの部屋で寝たんだ…その時にいつのまにかポケットに…!」
狂介「ということはこれは…舞園さんの…?」ゴクリ
狂介「いやいやいや!!死人のものだぞ!?そんなのは死者への冒涜…!」
狂介(あぁ…だめだ、この欲求には耐えられない…!)スポッ
僕は舞園さんのパンティを頭から被った
狂介「ふぉ…っ!?なんだこの胸の高鳴りは…!!血液が…マグマのようにあつい…!!!」
狂介「ぬぁぁぁぁ!!服なんて着てられっかぁぁぁ!!」
狂介?『脱衣(クロスアウト)ッ!!!!』スポポーン!
狂介?『FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO !!!!!』
???「舞園さん…少し失礼」ゴソゴソ
???「ふぅむ…最高の締め付け…む、これは!!?」
???「そういうことだったのか…もうすぐ裁判が始まる!!急がねば!!」
霧切「………」
十神「来ないな…やはり犯人だったようだ」
十神「モノクマ!犯人が逃亡したぞ、俺たちは先に裁判室へはいるぞ!」
ムニッ
十神「ん…?なんだこのスイッチは、やけに柔らかい…それに温もりがある…」
???「それはワタシのおいなりさんだ」
十神「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
大神「な、な、なにやつっ!!?」
霧切「な、な、なにこれ!?女もののパンティを頭から被って、股間を強調するように腰にあるパンティの紐をかたまでクロスさせて吊っている…!」
葉隠「へ、へんたいだべ!!!!!」
???「ワタシか…ワタシの名は」
変態仮面『変態仮面だっ!!!』
色丞狂介!
彼はSM嬢の母と人並み外れた正義感と身体能力をもつドMの父の間に生まれた!!
正義と変態の双方の血をもつ狂介が極度の興奮状態になったときこの二つの血が反応をおこし超人的な力を持つ変態仮面へとなるのだ!!
朝日奈「へ、へんたいだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
山田「これにはさすがにドン引きですぞ!!」
モノクマ「な、なにこれ知らない…こんなの知らない…」
江ノ島「あわわわわわ…盾子ちゃーん…」
十神「」
腐川「白夜様が息してないぃぃ!!」
大和田「しっかりしろ十神ィ!死ぬなぁ!!!」
変態仮面「さぁみんな、席につくんだ!裁判を始めるぞ!」
十神「お、俺は一体…?」
葉隠「十神っち…生きててよかったべ…」
学級裁判
十神「な、なんにせよだ!お前がどんな性癖を持っているか知らんがお前が犯人なのは変わらん!」
桑田「どーせ自分の性癖を知られたから殺したんだろぉ?」<target>
変態仮面「それは違うぞ!!!」break!!
桑田「な、なにが違うってんだよ!」
変態仮面「ワタシは自分の生き方に誇りをもっている、この姿を見られて困るならここまで来てはいない!!」
霧切「そ、それはそうね…」
大神「致命傷になったのは腹を凶器の包丁で刺されて傷のようだな…」
変態仮面「うむ、だが頭や体にも無数の傷があった」
変態仮面「これは犯人と争ったときに部屋におかれていた模造刀でつけられたものだろう、あの模造刀は重さがそれなりにあったのを記憶している」
変態仮面「さらにはこの中に犯人がいると仮定した場合、誰も傷らしい傷をおっていない」
変態仮面「舞園と犯人が争ったならば犯人も女性であればそれなり抵抗され傷はおうはず…つまり犯人は男だということだ!」
霧切「待って、犯人が凶器になる包丁を持っていたのなら女性だって一方的に舞園さやかをいたぶることは出来るわ」<target>
変態仮面「それは違うぞ!!!」break!!
霧切「え…?」
変態仮面「犯人が包丁を持っていたのならわざわざ模造刀でいたぶることはしないだろう、犯人が生粋のドSで舞園を痛めつけるのに快感を得ていたのなら別だがな」
変態仮面「すなわち…舞園の腹に刺さっていた包丁、これは舞園自身が用意したものだ!」
十神「な、なんだと!?」
霧切(すごい…こんな、見た目なのに…鋭い推理だわ)
変態仮面は超人的な力を持っている!!それは知力も例外ではないのだ!
変態仮面「そしてこのダイイングメッセージをみるがいい」
山田「ハァ…その数字の文字列がなんなのでしょうか?」
変態仮面「数字の文字列…これをひっくり返してみるぞ」クルッ
霧切「これは…!」
変態仮面「そう…ローマ字で『LEON 』と読めるだろう!」
桑田「なぁ!?」ビキィ!
桑田「そ、そんなの犯人があとから書いただけかもしれねーだろアホォ!!」
変態仮面「それだけではない…これを見ろ!!!」
セレス「…パンツですわね、女性の」
変態仮面「そうだ、ワタシか今はいているのは見ての通り女物のパンティ、それも舞園さやかのものだ」
桑田「変態じゃねーか!!!」
変態仮面「何をいまさら!!」
不二咲「確かにいまさらかも…」
桑田「だいたい舞園ちゃんの部屋にわざわざ入ってパンツ盗んでなにが証拠なんだよ!!アホォ!!」<target>
変態仮面「フォォォォォォォォォォォッ!!!!!」break!!
桑田「な、なんだよ!?」
変態仮面「桑田よ!!貴様なぜこのパンツをワタシが部屋から借りてきたのだとわかった!?」
桑田「!!?」
桑田「そんなもんそうとしか思えねーだろ!!!」
変態仮面「桑田よ…部屋の鍵は本人の学生電子手帳を使わなければ開けられないのだ!!」
桑田「うぐっ!?」
変態仮面「ワタシは確かに舞園と部屋を交換していた、だからこうして彼女の部屋の鍵を開けてパンツを借りることができた!」
変態仮面「だが部屋を交換していたことはワタシは誰にも話していない!!」
変態仮面「だから皆、ワタシを犯人だと疑ったのだ、ワタシの部屋で死んでいたのだからワタシがやったに決まっているとな」
変態仮面「さぁ桑田よ!答えるがいい!なぜ貴様はワタシが舞園の部屋を開けられるのを知っていたのだ!?」
桑田「そ、それは…!ただそうなんじゃねぇかと思っただけで…!」
変態仮面「普通ならば、ワタシが舞園の死体からパンツを拝借したと思うだろう!!」
変態仮面「だが貴様は違った!それは貴様が犯人であり、舞園を殺した時に部屋の配置でそこが男の部屋、それもワタシの部屋だとわかったからだ!!」
桑田「う、うううう!!あほあほあほあほあほ…!!」
変態仮面「そして最後の証拠もある!!」
桑田「っ!?」
変態仮面「先ほどワタシは舞園の死体からパンティを拝借しようとした、だがワタシはわざわざ部屋から拝借した!なぜかわかるか!霧切!」
霧切「私にふるの!?知らないわよそんなの!///」
変態仮面「拝借しようとしたら舞園の死体はノーパンだったのだ…つまり!!」
変態仮面「桑田!!貴様がパンティを死体から盗んだのだ!!」
桑田「あほあほあほあほあほあほあほあほあほあほ…あぽ?」
変態仮面「アイドルのパンティだ…確かに魅力的だからな、そのきもちはわかる」
変態仮面「だがそれがあだとなったな!桑田!!」
変態仮面「桑田のポケットを調べてみろ…きっとパンティが見つかるだろう…」
葉隠「うーん…」ガサゴソ
桑田「や、やめろ!!あぽぉ!!」
葉隠「あ、あったべ!!!パンティもってたべ!!!しかも血がついてるべ!!!」
変態仮面「決まったな…モノクマよ、投票をするがいい」
モノクマ「え…あ、うん…」ドンビキ
変態仮面「投票を開始する前にこの事件の全容を話そう…
舞園は外に出るために桑田を殺そうと計画、罪を被せるためにワタシと部屋を交換した
舞園は包丁を用意し、桑田を呼び出したあと殺害を試みるが反撃にあい逆に殺害される
桑田は舞園を殺害したあと、その部屋がワタシの部屋だと気づき即座に逃げようとするがそこは思春期の男子高校生だ
アイドルのパンツに目がくらみ、パンツを盗む
そしてその、興奮のあまりにダイイングメッセージを見逃してしまったのだ」
変態仮面「さぁ…投票の開始だ」
【>桑田>桑田>桑田】
モノクマ「と、とりあえず大正解!舞園さやかを殺したのは桑田レオン君でしたー!」
桑田「だって!!仕方ねーだろ!!正当防衛じゃね?なぁ!?」
モノクマ「うぷぷぷ、ダメダメ!おしおきは決定です!」
変態仮面「たしかに正当防衛ではあるな」
モノクマ「…え?」
変態仮面「しかしなんのおとがめも無いのは舞園の無念がはれんだろう、ここはワタシがおしおきをしてやろう」
モノクマ「ちょ、ちょっと!!なに勝手なこと…」
変態仮面「だまれクマ公!!」ゲシッ!
モノクマ「ひげぇ!!」
江ノ島「あわわわわわ…蹴り一撃でモノクマがバラバラに…」
モノクマ(新)「なにするんだよ!!グングニルの槍ー!」
ヒュンヒュン!!
変態仮面「せい!!はぁ!!!」ガッ!!ビシッ!!
大神「あの槍をつかみおった!?」
変態仮面「さぁ…おしおきの時間だ」
桑田「よ、よるな変態!!!たすけてくれぇぇぇぇぇぇ!!!」タタタタッ!
変態仮面「逃がすか!!」クルンッ!!パシッ!!
桑田「ぐえ!!」ビターン!
セレス「見事な亀甲縛りですわね…」
『地獄のタイトロープ』
桑田「う、動けねぇ!!!」
変態仮面「…」スイー
桑田「うわぁぁぁぁ!!ゆっくりこっちに!!!」
変態仮面「……」スイー
桑田「く、く、来るなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
変態仮面「せぇぇぇい!!」おいなりさんムギュッ!
桑田「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
朝日奈「か、顔に…おいなりさんが…」
セレス「正気は保てなさそうですわね」
十神「ふん…」スタスタ
腐川「ま、まって白夜様!!」
大和田「まさに最悪のお仕置きってやつだな…」
モノクマ「な、なんなの…これ…超絶望的ぃ…」
江ノ島「盾子ちゃん……」
この後、桑田はショックのあまりに三ヶ月寝込んだ
変態仮面「フォォォォォォォォォォォッ!!!!!」
ひとまず 完
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