男「魔女がうちの大学に!?」 (6)
男(季節は秋、我が大学は学祭シーズン真っ只中。)
男(私は自身が所属するサークルの出店の準備に日々を費やしていた。)
先輩「最近、妙な噂を耳にする。」
男「酒癖の悪い先輩の噂ですか?」
男(先輩は酒が入ると一変、何の躊躇いなしに悪行を成す。)
男(鬼の如く豪快に酒を飲み暴れ狂う姿から我が大学で人に化けた酒呑童子だと噂されているのも無理からぬ話だ。)
先輩「違う違う!俺のことではなくて」
先輩「大学界隈で魔女が出没するらしいのだ。」
男「魔女?そんな奇怪な存在がうちの大学に?」
先輩「そうだ。」
男「でも、どうしてまた大学なんかに」
先輩「こんなご時世だ。魔法だけでは食っていけんのだろう。」
男「それだと魔女は学生ってことじゃないですか!!」
男「まぁ、学生にしろ教授にしろ魔女は実際に魔法を使ったんでしょう?だから、魔女が出たなんて噂が流れている。」
先輩「そのことなんだが」
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