京子「ちぇ～、綾乃のケチ～」

綾乃「なんでよ！？」

京子「・・・」

京子「・・・本当に、ダメ？」ｳﾙｳﾙ

綾乃「・・・」

綾乃「・・・入りなさいよ」

京子「えっ・・・？」

綾乃「今回だけなんだからね！」

京子「やったぁ！」

京子「お邪魔しま～す」

京子「ってあれ？誰もいないぞ？」

綾乃「親は仕事で忙しいからあんまり帰って来ないわ」

京子「ふーん」

綾乃「私は勉強するから、適当に遊んでて」

京子「休日の朝っぱらから勉強！？」

綾乃「そんなに驚くことじゃないでしょ」

京子「え～、遊ぼうよ～」

綾乃「めっ」

京子「むぅ～・・・」

綾乃「・・・」ｶｷｶｷ

京子「・・・」ｼﾞｰｯ

綾乃「・・・」ｶｷｶｷ

京子「・・・」ｼﾞｰｯ

綾乃「・・・あ、あんまりジロジロ見ないで！///」

京子「え～、いいじゃん」

綾乃「もう！集中できないじゃないの！」

京子「じゃあ遊ぼう！」

綾乃「しょうがないわね・・・」

京子「こんなこともあろうかと、PSPは2台持ってきたぞ！」

綾乃「PSP？」

京子「えっ？知らないの？」

綾乃「ゲームはあまりやらないから・・・」

京子「じゃあ私が教えてあげる！」

京子「よし、今だ！」

綾乃「えいっ！」

ﾃﾃﾃﾃｰ ﾃﾚﾚｯﾃﾃﾃｰ ﾃﾃﾃﾃｰﾃｰﾃｰ

綾乃「やった！クエストクリアよ！」

京子「綾乃は上達早いな～」

綾乃「と、当然でしょ！生徒会副会長なんだから！」

京子「関係あるの？それ」

綾乃「・・・」

綾乃「じゃあ、次は、私と歳納京子で一緒に・・・」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

京子「あ、もう１時だ」

綾乃「えっ」

京子「昼ご飯食べたい！」

綾乃「ゲームにのめり込み過ぎてしまった・・・」

京子「おーい、綾乃～」

綾乃「な、何よ！」

京子「昼ご飯食べたい」

綾乃「あっ」

綾乃「・・・食材の買い出しに行くのも忘れてた」

京子「今から買いに行けばいいじゃん」

綾乃「それもそうね・・・な、何食べたい・・・？」

京子「オムライスを希望！あとデザートにラムレーズン！」

綾乃「わ、わかった・・・じゃあ、ちゃんと留守番しときなさいよ！」

京子「ほーい」

綾乃「ただいま～・・・」

綾乃「・・・ん？」



京子「うぇぐ・・・ひっく・・・結衣ぃ・・・なんでだよぉ・・・」ｸﾞｽｯ



綾乃「(泣いてる・・・？)」

ｶﾞﾁｬｯ

綾乃「ただいま～」

京子「・・・！？」ｺﾞｼｺﾞｼ

京子「あ、綾乃？なんか早くない？」

綾乃「食材買うだけでそんなに時間かかるわけないでしょ」

京子「そっかぁ・・・」

京子「よーし！早く飯食わせろーっ！」

綾乃「せめて作り終わるまでは待ちなさいよ！」

綾乃「・・・」ﾄﾝﾄﾝ

綾乃「(やっぱり歳納京子・・・無理してる・・・)」

綾乃「・・・」ｼﾞｭｰ

綾乃「(船見さんと何かあったのかしら・・・？)」

京子「綾乃ーっ！まだー？」

綾乃「も、もう少しよ！」

綾乃「できたわよ」

京子「おーっ！うまそう！」

京子「いただきます！」

綾乃「い、いただきます・・・」

京子「うめぇ！」

綾乃「・・・そ、そう？///」

京子「うん！」

綾乃「べ、別に全然うれしくないんだからね！///」

京子「綾乃、あーん」

綾乃「えぇ！？」

京子「嫌なのか？」

綾乃「そ、そんなことないわよ・・・」

京子「はい、あーん」

綾乃「あ、あーん・・・！///」

ﾊﾟｸｯ･･･ﾓｸﾞﾓｸﾞ

京子「おいしい？」

綾乃「え、えぇ・・・まぁ・・・///」

京子「えへへっ」

綾乃「つ、次は私の番よ！///」

京子「おっ、今日の綾乃は積極的だな～」

綾乃「は、はい、あーん・・・！///」

京子「あーん」

ﾊﾟｸｯ･･･ﾓｸﾞﾓｸﾞ

綾乃「ど、どうよ・・・」

京子「うん、うめぇ！」

綾乃「そ、そう・・・///」

京子「綾乃、顔真っ赤だぞ？」

綾乃「何でもないわよ！」

京子「？」

京子「あ～、おいしかったぁ」

綾乃「歳納京子っ」

京子「ん～？」

綾乃「ちょっと・・・聞きたいことがあるんだけど」

京子「何だ～？いきなり～」

綾乃「えっと、その・・・」

綾乃「船見さんと・・・喧嘩でもしたの？」

京子「・・・！？」

綾乃「さっき買い物から帰ってきた時・・・泣いてたわよね？」

京子「・・・」

京子「・・・喧嘩は、してない」

綾乃「じゃあ、なんで・・・」

京子「・・・フラれた」

綾乃「えっ？」

ちょっと飯食ってくる

ID:v72Twu4a0叩かれ過ぎﾜﾛﾀ

京子「結衣に・・・フラれちゃったよぉ・・・」ｳﾙｳﾙ

綾乃「歳納京子・・・」

京子「ずっと、ずっと一緒だったのにぃ・・・！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

京子「頑張って、やっと、告白したのに・・・！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

京子「うわああああん！綾乃ぉぉぉぉぉ！！！」ｷﾞｭｯ

綾乃「えっ！？ち、ちょっと・・・！」

京子「うぇぐ・・・ひっく・・・！」ｸﾞｽｯ

綾乃「と、歳納京子・・・？」

綾乃「・・・落ち着いた？」

京子「・・・うん」

綾乃「それで、船見さんの家を飛び出して来たと」

京子「・・・うん」

綾乃「・・・まぁ、いいわ」

綾乃「ほら、ラムレーズン」

京子「・・・ありがと」

京子「・・・」ﾊﾟｸｯ

京子「・・・おいしい」

綾乃「全然おいしそうな顔してないじゃない」

京子「だって・・・」

綾乃「意外と繊細なのね、歳納京子」

京子「うん、昔は泣いてばっかりだったしね」

綾乃「えっ？」

京子「そっか、綾乃は知らないんだっけ」

京子「私ね、昔は泣いてばっかで」

京子「いつも結衣やあかりに助けてもらってた」

京子「今でこそ、こんな感じだけど・・・」

京子「えへへ、なんか暗い雰囲気になっちゃってゴメンね」

京子「綾乃、ゲームしようぜ！」

綾乃「勉強したいんだけど・・・仕方ないわね」

京子「やったぁ！」

京子「・・・」ｶﾁｶﾁ

綾乃「・・・」ｶﾁｶﾁ

京子「ねぇ、綾乃」ｶﾁｶﾁ

綾乃「な、何よ」ｶﾁｶﾁ

京子「ありがとね」ｶﾁｶﾁ

綾乃「・・・っ！？///」

京子「あっ、綾乃死んだ」

京子「もぉ～、綾乃のせいでゲームオーバーになっちゃったじゃん」

綾乃「と、歳納京子が変な事言うから・・・！」

京子「抱き着きの刑！」ｷﾞｭｯ

綾乃「な、ななななな・・・！？///」

京子「えへへ～♪」ｽﾘｽﾘ

綾乃「・・・///」

綾乃「と、歳納京子、そろそろ・・・」

京子「・・・もうちょっとだけ、お願い」

綾乃「わ、わかったわよ・・・」

京子「・・・綾乃、あったかい」

綾乃「それはお互い様よ」

京子「・・・そうだね」

京子「すぅ・・・すぅ・・・」

綾乃「(寝ちゃった・・・)」

京子「すぅ・・・すぅ・・・」

綾乃「(こうやって見ると、寝顔も可愛いわね・・・///)」

京子「綾乃ぉ・・・」

綾乃「・・・！？///」ﾄﾞｷｯ

京子「すぅ・・・すぅ・・・」

綾乃「(ね、寝言で驚かすんじゃないわよ・・・！)」

綾乃「・・・」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

京子「すぅ・・・すぅ・・・」

綾乃「・・・」ﾌﾆﾌﾆ

京子「すぅ・・・すぅ・・・」

綾乃「・・・///」

京子「すぅ・・・すぅ・・・」

京子「んっ・・・」

京子「あれ・・・？私・・・」

綾乃「起きた？」

京子「あ、そっか・・・寝ちゃってたんだ・・・」

綾乃「お菓子食べる？」

京子「・・・うん」

京子「おっ、手作りクッキー」

綾乃「べ、別にあなたのために作ったんじゃないんだからね！///」

京子「いただきまーす」ﾊﾟｸｯ

綾乃「・・・」

京子「・・・」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

綾乃「・・・ど、どう？」

京子「うん、クッキーうめぇ！」

綾乃「・・・///」

京子「綾乃っ」

綾乃「何よ」

京子「髪解いてみて！」

綾乃「え、えぇっ！？」

京子「いいから早く～」

綾乃「嫌よ！恥ずかしいじゃない！」

京子「そんな事ないって～」

京子「綾乃の髪、綺麗だし」

綾乃「そ、そこまで言うなら・・・」

ｼｭﾙｯ

綾乃「・・・///」

京子「よし、じゃあこれ！」

綾乃「こ、これって・・・」

京子「私とお揃いのリボンカチューシャ！」

綾乃「うぅ・・・///」

京子「おーっ！似合ってるぞ！」

綾乃「ね、ねぇ、もういい・・・？」

京子「ダメ！風呂入る時までそのまま！」

綾乃「えぇーっ！？」

京子「・・・」ﾀﾞﾗｰ

綾乃「・・・///」

京子「・・・」ｸﾞﾃﾞｰ

綾乃「・・・///」

京子「あっ！」

綾乃「・・・！？」ﾋﾞｸｯ

京子「ミラクるん公式ファンブックの発売日なの忘れてた！」

京子「行くよ！綾乃っ！」

綾乃「えぇ！？このままで！？」

京子「あったりまえじゃん！」

京子「売り切れちゃうから、早く準備してよ！」

綾乃「う、うん・・・」

京子「あった！」

京子「危なかった・・・最後の一冊だったよ」

綾乃「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」

京子「綾乃、大丈夫？」

綾乃「し、心配はノンノンノートルダムよ・・・」

京子「ねぇ、綾乃」

綾乃「な、何・・・？」

京子「手、繋いでもいい？」

綾乃「べ、別にいいけど・・・」

京子「ありがとっ」

ｷﾞｭｯ

綾乃「・・・///」

京子「～♪」

京子「ふぅ、家に到着～！」

綾乃「私の家なんだけど」

京子「あー・・・、走り回ったらお腹すいた」

綾乃「まだ夜ご飯にするには早いわよ」

京子「さっきのクッキーの残りある？」

綾乃「一応」

京子「じゃあそれ食べてる」

綾乃「わかったわ・・・ちょっと待ってて」

京子「～♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

綾乃「と、歳納京子っ」

京子「ん～？」

綾乃「あの・・・その・・・」

綾乃「や、やっぱり何でもない！」

京子「？」

綾乃「お風呂どうする？」

京子「うーん・・・」

京子「一緒に入る！」

綾乃「えぇーっ！？」

京子「修学旅行の時だってそうだったじゃん」

綾乃「あ、あれは大浴場だったから・・・」

京子「そんなの関係ねぇ！よっしゃいくぞーっ！」ｸﾞｲｸﾞｲ

綾乃「ちょ、ちょっと・・・！？」

京子「綾乃ってさ」

綾乃「な、何よ・・・」

京子「スタイルいいよね」

綾乃「んなっ・・・！？///」

京子「私はほら、ペッタンコだし・・・」

京子「身長もそんなにないし・・・」

京子「・・・」

京子「なんか自分で言ってて悲しくなってきた・・・」ｼｮﾎﾞｰﾝ

京子「綾乃はスタイルいいからいいよなぁ・・・」

綾乃「あ、あなただって、その・・・」

綾乃「か、可愛いと、思うわよ・・・？」

京子「ふぇ？」

京子「えっ、い、今なんて・・・？///」

綾乃「か、可愛い・・・って・・・」

京子「なっ・・・！？///」

京子「ほ、褒めても何も出ないぞ！///」

綾乃「わかってるわよ・・・///」

京子「・・・///」

綾乃「・・・///」

京子「えいっ！」ﾑﾆｯ

綾乃「きゃあぁっ！？ど、どこ触ってんのよ！」

京子「胸」

綾乃「めっ！」ｺﾞﾁﾝ

京子「あぅっ」

京子「背中は任せろー！」ｺﾞｼｺﾞｼ

綾乃「あ、ありがと・・・///」

京子「・・・」ｺﾞｼｺﾞｼ

綾乃「・・・///」

京子「・・・」ﾍﾟﾛｯ

綾乃「ひゃぁ！？」

綾乃「な、何やってんのよ！？」

京子「いやぁ～、あまりに綺麗なうなじだったのでついついペロっと」

綾乃「全くもぅ・・・///」

京子「はい、次は綾乃の番！」

綾乃「う、うん・・・///」

京子「背中は任せたー！」

綾乃「・・・///」ｺﾞｼｺﾞｼ

京子「～♪」

綾乃「・・・///」ｺﾞｼｺﾞｼ

京子「～♪」

京子「あれ？何かしないの？」

綾乃「しないわよ！///」

京子「私、脱いだらすごくてよ？」

千歳「あら、それは綾乃ちゃんだって負けてへんよ？」

京子「ふぅ～・・・さっぱりした～」

綾乃「そ、それどころじゃなかったわよ！///」

京子「？」

京子「あ、そうだ」

京子「夜ご飯は私が作るから！」

綾乃「えっ、でも・・・」

京子「大丈夫大丈夫ーっ！」

京子「へい、お待ち！」

綾乃「カップ麺！？」

京子「これぞ日本の技術力！」

綾乃「ごまかしてんじゃないわよ！」

京子「いいじゃん、おいしいし」

綾乃「よくないわよ！」

京子「・・・」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

綾乃「・・・」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

京子「・・・」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

綾乃「・・・」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

綾乃「・・・意外と悪くないわね」

京子「でしょ？」

綾乃「ほら、そろそろ寝るわよ」

京子「えぇー・・・」

綾乃「たまには早寝しなさい」

京子「わかったよぅ・・・」

綾乃「あなたの布団はこっちね」

京子「ほーい」

綾乃「さて、電気消すわよ」

京子「了解～」

ﾊﾟﾁﾝ

綾乃「じゃあ、おやすみなさい」

京子「・・・」

ﾓｿﾞﾓｿﾞ

綾乃「・・・ん？」

京子「来ちゃった☆」

綾乃「な、ななななんでこっちに来てるのよ！？」

京子「だって、一人で寝るのは寂しいし・・・」

京子「・・・もっと綾乃の近くにいたい」ｷﾞｭｯ

綾乃「と、歳納京子・・・？///」

京子「えへへっ」

綾乃「全くもぅ・・・///」

京子「こうやって寝ると、あったかいね」

綾乃「う、うん・・・///」

京子「・・・」

綾乃「・・・///」

京子「・・・」

綾乃「・・・///」

ﾑｸｯ

京子「あれ？綾乃？」

綾乃「な、なかなか寝れないからベランダで外の空気でも吸ってくる・・・」

京子「じゃあ私もっ」

京子「おーっ、涼し～」

綾乃「・・・///」

綾乃「ね、ねぇ、歳納京子・・・」

京子「ん～？」

綾乃「大事な、話があるんだけど・・・」

京子「えっ・・・」

綾乃「ちゃ、ちゃんと聞いてなさいよ！」

綾乃「ず、ずっと前から歳納京子の事が好きでした！つ、付き合って下さいっ！」

京子「ほ、ホント・・・？///」

綾乃「わ、私、なかなか素直になれなくて・・・」

綾乃「でも、この気持ちは本当だから・・・！」

京子「綾乃・・・」

綾乃「ど、どうなの、歳納京子・・・？」

京子「私は・・・」

「」

綾乃「・・・き、きききキス・・・！？///」

京子「うん」

京子「これが、私の気持ち」

京子「だから・・・」

京子「これから、よろしくね！ずっと一緒だよ、綾乃！」

綾乃「と、歳納京子・・・！///」

京子「もう恋人同士なんだから、ちゃんと京子って呼んでよ」

綾乃「えっ、で、でも・・・」

京子「いいからっ」

綾乃「・・・」

綾乃「きょ、京子・・・？」

京子「うん！その調子！」

京子「じゃあ、今日はもう寝よっか」

綾乃「う、うん・・・///」

京子「一緒の布団で」

綾乃「し、仕方ないわね・・・///」

京子「えいっ」

ｷﾞｭｯ

綾乃「きょ、京子・・・///」

京子「えへへっ、離さないもんね」

綾乃「・・・///」

京子「おやすみ、綾乃」

綾乃「おやすみなさい、京子・・・///」

千歳「」

千鶴「姉さん！？誰か救急車を！！！」









Ｆｉｎ