ちなつ「今月のお友達料金まだぁ?」あかり「ご、ごめん…」(391)

ちなつ「……そうですか赤座さん、じゃあさようなら」ニコッ

あかり「ま、待ってちなつちゃん!明日絶対払うから……!」

ちなつ「馴れ馴れしいですよ、赤座あかりさん。ていうか貴女誰ですか? 話しかけないでください」

あかり「……ヒッグ………エグ……」

続けて、どうぞ(棒読み)

またチーナはこの手の…

>>5
試しにちょっとだけでも続き書いてみてよ

>>9
あかり「えへへ……今日はちなつちゃんに嫌われちゃったよ……」

アリ「」テクテク

あかり「そうだね……あかりが駄目な子だからちなつちゃんにも嫌われちゃうんだよね……」

アリ「」テクテク

あかり「明日までに、五万円用意しなきゃ……」



小学生A「なにあの人、ずっと地面に向かって話しかけてるよ」

小学生B「うわ、きもちわりーな、石投げつけてやろうぜ」ギュッ

小学生C~F「イイネェ!」



俺は忙しい誰か書け

あかり「ふえぇっ?! 痛っ……痛いよ! やめて……よ……」

結衣「おっ、おい! なにやってるんだ!」

小学生達「やべっ! 逃げろー!」

結衣「あかり! 大丈夫!?」

あかり「……結衣ちゃん? ぐす……うん……」

結衣「あっ、血出てるじゃないか……。ここからならうちの方が近いし、手当てするから寄っていきなよ」

あかり「え……? で、でも……」

結衣「いいから。ほら、行くよ」グイッ

あかり「あ……」


みたいに結あかルートに入ればいいと思うよ。

早く書けよオゥ早くしろよ

~結衣の部屋~

結衣「しまった、絆創膏切らしてる……どうしよう」

あかり「いいの、結衣ちゃん……。ホントにそんな大した怪我じゃないし――」

結衣「よくない!」

あかり「!」ビクッ

結衣「あ……ごめん……。と、とりあえず、ガーゼ当てておこうか」

あかり「うん……ありがとう……。結衣ちゃん、ごめんね……?」

結衣「あかりが謝る必要なんて……ないよ……」

あかり「うん……」



>>1の設定が活かせなくなる予感

>>18
気にしなくていいから(良心)

結衣「包帯も巻けたし、これでよし……と」

あかり「ありがとう……。じゃああかり、もう帰るから……」

結衣「え? いや、でもまだ来たばっかりだし……もうちょっとくらい。今お茶出すから」

あかり「でも……」

結衣「遠慮しなくていいって。その……友達なんだし」

あかり「あ……」

結衣「ちょっと待ってて、すぐ戻るから」

あかり(友達……。結衣ちゃんは、あかりの事友達って思ってくれてる……んだよね……?)



結衣「はぁ……」

結衣(友達、か……)

あかり→ちなつ→結衣→京子→ラムレーズン
という搾取構造だな

結衣「あかりー、お茶入ったよ」

結衣「……あかり?」

結衣「あれ、いない……。ひょっとして、帰った……?」

結衣(もしかして……さっき私、何か変な事言ってたり……!)

結衣「い、いや! そんなはずは……!///」

結衣(そっ、それよりあかりの様子もなんだか変だったし!)

結衣「まだ近くにいるはずだし、追いかけてみよう、うん……」

結衣「そうだよ、本当に帰っただけなら、それでいいんだし……」

~赤座家 玄関前~

結衣「結局ここまで来てしまった……」

結衣(結構早足で歩いて来たつもりなんだけどな、走ればよかったかも)

結衣「とりあえず、家に帰ってるかどうかだけでも――」バタン

あかね「こんな時間なのに、まだ帰ってこないなんて……あら? 結衣ちゃん?」

結衣「あ……こんばんは」

あかね「こんばんは。ところで、あかり見なかったかしら?」

結衣「え……帰ってないんですか?」

あかね「ええ……いつもなら暗くなる頃までには絶対帰ってくるのに……。遅くなる時も、必ず連絡を入れるのよ?」

結衣(しまった、てっきり家に帰ってるとばかり……)

あかね「結衣ちゃんは、あかりから何か聞いてないかしら? って、そういえば結衣ちゃん、どうしてうちの前にいるのかしら?」

結衣「あの……実は――」

なんでゆるゆりSSスレにホモがいるんですかね・・・

>>26
で、ラムさんはアッカリーンに貢ぐんだよな

>>32
百合もホモも同じ同性愛だし、仕方ないね

あかね「そう……ごめんなさいね? 結衣ちゃんにまで迷惑かけちゃって」

結衣「い、いえ! 全然!」

あかね「私、ちょっとその辺りを探してみるわ。結衣ちゃん、わざわざありがとうね」

結衣「あ、じゃあ私も探します。だって、私のせいでこんな……」

あかね「そう? じゃあお願いしちゃおうかしら。でももう暗いから、くれぐれも気をつけて――あ、結衣ちゃん!」

結衣(あかり……どこいったんだよ!)ダッ

あかね「うふふ、あかりは幸せね? あんなに真剣になってくれるお友達がいて」

あかね「さて、じゃあ私も――その前に……」ガチャ

あかね「吉川ちなつちゃん? お話、聞かせて貰おうかしら」

ちなつ「んんー! むむー!」ジタバタ


>>34
忙しそうで何よりです。
ところで、今月のSS代行料金5万円の振込みが確認できていないのですが、まだでしょうか?
明日までにお願いしますね。

~外~

結衣「ハァ……ハァ……」

結衣「いないな……。どこ行ったんだろ、あかりの奴……」

結衣「あ、もしかしたら、他の誰かの家に行ってるかも」

結衣「とりあえず電話して……あ、もしもし京子? あのさ、今あかりと一緒にいたりしない?」

京子『あかりの手も借りたいくらいだよ……締め切りがぁ~……』

結衣「……頑張ってくれ」ピッ

結衣「次は……ちなつちゃんかな。……出ない? メール……じゃあんまり意味無いし、家まで直接行ってみようか……」


~あかねの部屋~

あかね「あら? 電話……これちなつちゃんのね。あらあら、結衣ちゃんからじゃない。きっと、あかりの事を聞こうとしてくれてるのね」

ちなつ「……!! むももももん! もむもも!(結衣先輩! 助けて!)」

あかね「そんなに結衣ちゃんとお話したいの? けど、なにを言ってるか全然わからないわね~。でも、最初にあなたとお話するのは私よ? さあ、お話しましょう?」

ちなつ「むー! むむー!」

~吉川家~

ピンポーン

ともこ『はい、どちら様でしょう?』

結衣「あの……七森中の船見と言います。ちなつちゃ――さんは、いらっしゃいますでしょうか?」

ともこ『それが、まだ帰ってきてないんですよ……。まったく、どこ行っちゃったんでしょうねぇ』

結衣(ちなつちゃんも……? そういえば最近、あかりとちなつちゃん、どことなくぎこちなかったような……)

結衣「そうですか、わかりました。遅くにすみません」



結衣「ちなつちゃんまでいなくなるなんて……二人とも、喧嘩でもしたのかな?」

結衣「ん……ぎこちない……? まさか――!///」

結衣(そんなはずないそんなはずない! あかりが、そんな……)

結衣(大体ちなつちゃんだって、こういうのは自意識過剰みたいで恥ずかしいけど……私の事、好きだったみたいだし……)

結衣「――って、あ、あれ」

あかり「あ……」

結衣「あ……あかり!」

あかり「ひっ?!」ビクッ

結衣「さっきは……その、ってちょっと?!」

あかり「ごめんなさい……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」

あかり「だから……謝るから……ぐす……あかりの事……嫌いにならないで下さい……」

結衣「あかり……どうしちゃったんだよ……?」

あかり「ごめんなさいごめんなさい……私と……ひっく……友達でいてください……」

結衣「あかり……!」

あかり「謝ります……お金も……ちゃんと持ってきます……だから――」

結衣「あかり!」ダキッ

あかり「あ……うう……」

結衣「私は……! そんなこと、してもらわなくても……私は、あかりの友達だから……だから……」

あかり「ううぅぅ……結衣ちゃん……ぐす……結衣ちゃあん……わぁぁぁぁん――」



眠いぞこら

>>35
身体で払いますから、オナシャス!(迫真)

~再び 結衣の部屋~

結衣「落ち着いた?」

あかり「うん……」

結衣「何があったか、聞いてもいい?」

あかり「……うん……あのね――」



結衣「そっか……ちなつちゃんがそんな事を……」

あかり「うん……それで、お金まだ無いから……待ってもらおうと思って……」

結衣「それで、ちなつちゃんの家まで行ったんだ」

あかり「うん……」

結衣「一応聞いてみるけど……友達料金っていくら?」

あかり「……1ヶ月で5万円……」

結衣「えっ?! ご、5万円?! それっていつから……」

あかり「……3ヶ月前から……」

結衣「って事は、先月までは払ってたって事だよね……。もう10万円も払ってるの……? そんな……」

結衣(3ヶ月も……。私は……なんで3ヶ月もの間、気付かなかったんだ……)

あかり「えへへ……貯金してたお年玉、もう殆ど使っちゃって……。今月分は明日までだったのに、お金無くて――」

結衣「そ、そんなの払う必要ないって! 大体、友達ってそういうものじゃないと思うし……」

あかり「そうなのかな……? そう……だよね?」

結衣「当たり前じゃないか! そんな事しなくたって、あかりと私は友達だよ。さっきも言ったでしょ?」

あかり「う、うん……でも……」

結衣「なに?」

あかり「なんだか結衣ちゃんも……最近あかりの事、避けてたみたいだったし……」

結衣「う……」

あかり「京子ちゃんも忙しいみたいで、あかりに全然構ってくれなかったし……」

結衣(京子はイベント申し込み過ぎて、締め切りに追われまくってたからな……)

あかり「櫻子ちゃんと向日葵ちゃんも、2人でずっとイチャイチャしてたから……」

結衣(それは勝手にやっててくれ)

あかり「あかりね……? それで、凄く不安になっちゃったんだよ……」

結衣「その……なんていうか、ごめん……」

あかり「?」

結衣「別にあかりの事、その、避けようとか思ってたわけじゃないんだ。ただ……」

あかり「ホントに?」パァァッ

結衣「う、うん!」

結衣(や……やば……///)

あかり「結衣ちゃん?」

結衣「ああぁぁあ! なっ、なんでもない! なんでもないから!」

あかり「ど、どうしたの? 急に様子が――」

親友プラン、今ならお得な100k/(月) でございます
お乗り換えは今すぐ!

結衣「そっ、それより! ご飯! た、食べて行かない?」

あかり「えっ……いいの?」

結衣「う、うんうん、うん! 勿論! な、何でも作るから、あかりの食べたい物言って!」

あかり「うーん……じゃあ、おむ――」

結衣「お、オムライスだな! よーしわかった! 腕によりをかけて――」

あかり「おむすび……食べたいな……」

結衣「おむすび……おにぎり?」

あかり「……」コクン

結衣「えっと、そんな簡単なものでいいの?」

あかり「……」コクン

結衣「……わかった、ちょっと待ってて」



ちょっとおにぎり作りに行って来る。
30分~1時間で帰ってくるから、残ってたら続けてみますわ。

おお残ってたありがてえ
というわけでこれから続き書きます

何書いてたか忘れたから、>>1から読んでくるんで、ちょっとかかるかも


需要あるんだよね…?

京鶴を入れてくれたら間違いなく需要があるよ

まず自宅に連絡入れるのが筋だろ
探すって言っておいて放置かよ

>>90
ないわけないだろさっさと書けks

結衣「おまたせ。お味噌汁と、お茶のおかわりも入れてきたよ」

あかり「ありがとう、結衣ちゃん……」

結衣「い、いいってそんな! それより、ほら食べてよ」

あかり「こ、こんなに沢山……」ドッサリ

結衣「ご、ごめん。簡単だから、つい沢山作っちゃって……」

あかり「あ……これ、オムライスのおむすびだ」

結衣「うん。ちょっと工夫した方がいいかな、と思って。ところで、あかりはおにぎりじゃなくて、おむすび派なんだね。なんで?」

あかり「うーんと、そっちの方が、可愛いからかな」

結衣「……今度から私もおむすびって言う」

あかり「結衣ちゃん?」

結衣「な、なんでもないよ! それよりほら、おに――おむすび、食べて?」

あかり「うん……いただきます」


>>98
>>61の手前で赤座家には連絡入れてて、結衣の家の方が近いから連れて来た、的な感じで脳内補完しといてくれ。

>>93
それこないだ書いたんだが…

あかり「おいしい……」モグモグ

結衣「そっか、良かった」

あかり「う……うう……」

結衣「あかり……?」

あかり「ううぅぅ……ぐす……」

結衣「ま、また? 今度はどうしたの?」

あかり「うぅ……ひっく……あのね……? 初めて皆で、結衣ちゃんのお部屋に遊びに来た時にね……?」

あかり「皆で一緒に……オムライス食べた事……思い出しちゃって……」

結衣「あ……」

あかり「あの時は……ぐす……皆仲良くて……京子ちゃんも……ちなつちゃんも……ひっく……」

結衣(私の馬鹿……! あかりに、これ以上辛い思いさせるなんて……)

結衣「ご、ごめん! すぐ片付け――」

あかり「……行かないで!」ダキッ

結衣「……あか……り……?」

あかり「結衣ちゃんまで……あかりを……一人にしないで……」

お前もしかして京子ちゃんがスペースデブリごっこしたss書いた奴か

結衣「あかり……大丈夫だよ、私はずっと傍にいるから……」

あかり「ホント……?」

結衣「ああ、だって――」

結衣(私、多分あかりの事……その……好き、なんだと思うし……)

あかり「……結衣ちゃん」

結衣(そうだよ……私は――)

あかり「結衣ちゃん!」

結衣「っ?!」

あかり「どうしたの? 顔真っ赤だよ? もしかして具合悪かったりとか――」

結衣「ち、違うんだあかり! そういうのじゃなくて……その……えっと……」

あかり「??」

結衣「ああもう! だから、私は……!」

あかり「も、もしかして怒ってる?!」ビクビクッ

結衣「怒ってない! 怒ってないから……!」

あかり「えっと……」

結衣「あ、あのさ、あかり」

あかり「?」

結衣「うーん……そうだ、例えば! 例えばさ、京子と綾乃ってどういう関係だと思う……?」

あかり「? 突然どうしたの?」

結衣「い、いいから答えてみてよ」

あかり「え、ええと……京子ちゃんと杉浦先輩かぁ……。ライバル、なのかな? でも、とっても仲のいいお友達……だよね」

あかり「後……杉浦先輩は、その……京子ちゃんの事……好き……なんじゃないかなーって……思ったり……///」

結衣「多分……それであってるよ」

あかり「え?! や、やっぱりそうなんだ……」

結衣(流石にあれは、あかりでも気付くんだ……。でもそれなら、きっと私のこの気持ちだって……ちょっとだけなら理解くらいはしてくれたり……)

>>107
スレタイは?

>>114
結衣「あかりが捨てられてる」あかり「アッカリーン……」

あれ凄い素敵やったわぁ…

>>108
そうだよ、3倍だよ。

結衣「じゃ、じゃあ例えばさ……」

あかり「うん」

結衣「例えば……だけど。私が……その……私に! 私にも、綾乃みたいに、す、好きな……人がいるって言ったら……?」

結衣(しまった……つい微妙な言い回しにしちゃった……)

あかり「え? 結衣ちゃん……好きな人いるの……?」

結衣「あ……」

結衣(あ、あれ? ま、不味い! あかりに変な誤解させたかも……)

結衣「いや……今のは、その……」

あかり「そう……なんだ……」

結衣「うん……」

あかり「その……ごめんね? 私、やっぱり結衣ちゃんに迷惑かけてるよね……」

結衣「え……?」

あかり「だって……好きな人がいるなら……いつだってその人の事考えてたいもんね……?」

結衣「あ、違っ――」

あかり「でも、結衣ちゃんは優しいから……あかりにもこんなに構ってくれるんだよね……」

結衣「あかり、そうじゃな――」

あかり「それに、杉浦先輩みたいにって事は……きっと結衣ちゃんの好きな人って……京子ちゃん――」

結衣「あかりだよ!!」

あかり「………………え?」

結衣「あ………………」

あかり「…………」

結衣「…………」

Kima town billding.

お前のことが好きだったんだよ!

あかり「結衣ちゃん……今……」

結衣「その……えっと……だから……」

あかり「…………」

結衣「私が好きなのは……あかり……なんだよ……」

あかり「…………ホントに?」

結衣「うん…………」

あかり「…………」

結衣「…………」

あかり「………………」

結衣「あかり……?」

あかり「……………………」

結衣「もしも~し……あかりさ~ん……?」

あかり「……うう……」

結衣「え……ちょっと、ま、また?!」

あかり「ううぅぅ……だって……だってね……?」

結衣「あ、あかり、泣かないで……」オロオロ

あかり「だって……だって結衣ちゃんが……」

結衣「も、もしかして……そんなに嫌だった?! ごっ、ごめん! 嫌なら今言った事、取り消すから!」

結衣(取り消すって……そんな都合の良い事出来るわけないだろ……私、何言ってるんだ……)

あかり「だって結衣ちゃんが……ぐす……私の事……ひっく……す、好きって……」

結衣「ごめん……」

結衣(でも……あかりが……泣き止むなら――)

あかり「違うの……! 私……私の事……ぐす……好きって言ってくれて……嬉しくて……」

結衣「え……?」

あかり「結衣ちゃんが……私の……好きって……嬉し……ひっく……いの……」

結衣「あかり……」

~30分後~

結衣「……落ち着いた?」

あかり「うん……膝、ありがとう……」

結衣「いいよ。それよりあかり、今日は泣いてばっかりだね」

あかり「うん……///」

結衣「あのさ」

あかり「……?」

結衣「私ね、あかりの事好きだったんだ」

あかり「それ、さっきも、聞いたよぅ……///」

結衣「うん、言った。で、あかりも『私があかりの事好きで嬉しい』って言ってくれた」

あかり「……言ったっけ?」

結衣「……え?」

あかり「……冗談///」

結衣「もう……驚かさないでよ……」

あかり「えへへ……ごめんね……?」

結衣「いいよ、私だってあかりを驚かせたみたいなんだし。お互い様だよ」

あかり「うん……」

結衣「でね、あかり……その……」

あかり「?」

結衣「ええと……だから……へ、返事……! 欲しい……んだけど……///」

あかり「お返事……」

結衣「うん……」

あかり「……あかりも、結衣ちゃんの事が好きだよ?」

結衣「あかり……!」

あかり「でも……ええと……あかりまだ……お友達としての好きと……その……そういう好きの区別が……あんまりつかなくて……」

結衣「あ……そ、そうなんだ……」

結衣(なんとなくわかってたけどね……やっぱりそうだよね……)

あかり「で、でもね? 結衣ちゃんが……あかりのことを……凄く真剣に考えてくれてるんだってことは、凄く凄く伝わってきて……」

結衣「え……」

あかり「そんな結衣ちゃんを見てたらね……? あかり……なんだか結衣ちゃんの事で……頭がいっぱいになっちゃって……」

結衣「……!」

あかり「だから……多分あかりも……結衣ちゃんが……その……結衣ちゃんの事……そういう風に好き……でいいのかな……?」

結衣「っ……! いいよ……! いいに決まってる……!」ギュッ

あかり「ゆ、結衣ちゃん……?」

結衣「あかり……!」

あかり「……結衣ちゃん……」

~翌日~

結衣(結局、昨日は夜も遅かったので、あかりはそのままうちに泊まっていった)

結衣(ごっ、誤解するなよ?! 泊まっただけで、特に何もなかったんだからな!///)

結衣(ま、まぁ……布団は一緒だったけど……///)

結衣(って私は何を言ってるんだ?!///)


あかり「結衣ちゃん……?」

結衣「ああああああかり! おおおおおはよう!」

あかり「おはよう、どうしたの?」

結衣「何でもない! 何でもないから! そ、それより早くしないと学校! ほら、一旦家に戻らないと! ね!?」

あかり「あはは、変な結衣ちゃん」

結衣「っっっ?!」

結衣(ひ、久しぶりにあかりの笑った顔を見た気がする……。うん……可愛い……///)

結衣「ってだから私は……!」

~通学路~

あかり「お待たせ~」

結衣「うん」

あかり「お姉ちゃんがね、すっごく心配してたみたいで、中々離してくれなかったよ~」

結衣「そっか……」

結衣(お姉さん、確かに凄く心配してたからなぁ)

あかり「学校……かぁ……」

結衣「怖い?」

あかり「うん……ちょっと……」

結衣「大丈夫だよ、ちなつちゃんには私がちゃんと話すから」

あかり「うん……」

結衣「とりあえず、教室まではついて行くからね」

あかり「ええっ?! は、恥ずかしいからいいよぉ……」

結衣「駄目、ついてく」

あかり「結衣ちゃん……ありがと」

結衣「い、いいって別に! 私が好きでついてくだけだし……」

あかり「うん……でも、ありがと」

結衣「う、うん……」

京子「おお~い……2人共~……」

結衣「?」

あかり「あ、京子ちゃんだ」

京子「うへへへへ……やっと終わったよ……締め切り間に合った~……」

結衣「だ、大丈夫か? でも良かったじゃないか、これで今日からゆっくり――」

京子「まだ1本だけだけどね……」

結衣「死ぬなよ……」

あかり「あ、あはは、大変そうだね?」

結衣「なあ京子」

京子「なんだ~い……?」

結衣「お前、あかりの事どう思う?」

あかり「ちょ、結衣ちゃん?!」

京子「どしたの急に……なんかの占い……?」

結衣「いいから」

京子「う~ん……そりゃ友達だけど」

結衣「そっか」

京子「なんだよ~……それだけ~……?」

結衣「うん」

京子「ひょっとして~……結衣も徹夜して、頭に酸素が行って無いんじゃないか~……?」

結衣「そんなわけないだろ」

京子「ですよね~」

結衣(実はあんまり寝れなかったんだけど……だって隣に……あかりが……///)

結衣「で、あかり」

あかり「ふえ?」

結衣「今、京子の言ったこと、聞いてた?」

あかり「うん……、あ……」

結衣「そういうこと。京子もちゃんと友達だって。ちなつちゃんとだって、もしかしたら……」

あかり「うん、結衣ちゃんありがとう!」

結衣「だ、だからいいって……」

京子「なんだよ2人して楽しそうに~……私も混ぜろ~……」

結衣「今日ばっかりは授業中にもしっかり寝た方がいいな……」

京子「そうする~……」



俺も眠い…

いやトールギスはねーよ、結局テレビじゃん
バーニアはかっけーけど

うわあああ俺が誤爆してどうする…

~1年生教室~

あかり「お、おはよう……」

櫻子「あ、あかりちゃんだ、おはよー」

向日葵「おはようございま……あら? 船見先輩、どうされたんですの?」

結衣「うん、ちょっとね。あれ? ちなつちゃんは……まだ来てないんだ」

向日葵「そうみたいですわね。でも吉川さんがこの時間に来てないのは、中々に珍しいですわね」

櫻子「確かにめずらしーね、ちなつちゃんがこの時間に来てないのは」

向日葵「あなたはまた知りもしない事を適当に……! むしろ、あなたがこの時間にいる事の方が珍しいですわ!」

櫻子「ふんだ! 向日葵が毎日起こしに来るから、朝早く起きる癖がついちゃっただけだよ!」

向日葵「ちょ、ちょっと櫻子! その事は内緒に――」

結衣「あ、あはは……とにかくちなつちゃんが来るまで、ちょっと待たせてもらうよ。せっかくだし、それまで何か話そうか?」

櫻子「だから! トールギスは最初のが一番かっこいいに決まってるでしょ!」キシャー

向日葵「いいえ! Ⅱのエレガントさには及びませんわ!」キシャー

櫻子「もう! じゃあ先輩に決めてもらおうよ! 先輩が選んだ方がかっこいいって事で、文句無いね!?」

向日葵「望む所ですわ! では船見先輩! どちらがかっこいいと思いますか!?」

結衣「いや……トールギスはⅢでしょ……常識的に考えて」

櫻子「ちょ、ちょっと! それじゃあ勝負がつかないじゃないですか!」

向日葵「そうですわ! それでは困り――この際ですから赤座さんにも伺ってみましょうか」

櫻子「じゃああかりちゃんが選んだ方が、ホントにかっこいい方ね! で、あかりちゃんは、どっちがかっこいいと思う!?」

あかり「ええと……あかりはエピオンが好きかなぁ……?」

櫻子・向日葵「「チッ……ガンダムかよ……」」

あかり「えっ?! ふええぇ?!」

結衣「……覚えとこう」キーンコーンカーンコーン

あかり「あっ……チャイム鳴っちゃったね……」

向日葵「吉川さん、結局間に合いませんでしたわね」

櫻子「今日はお休みかもしれないよ?」

結衣「うん、そうかもね。じゃああかり、私も教室行くから。もしちなつちゃんが遅刻してきたら、すぐ私に知らせて」

あかり「う、うん。ありがとう結衣ちゃん」

結衣「それじゃ、またお昼休みに」



結衣「そういえば、京子は何が好きなんだろう……?」

結衣「おい京子、京子ってば」ユサユサ

京子「な~に~……?」zzz…

結衣「お前さ、トールギスの中でどれが一番好き?」

京子「ト~ルギス……? 私はト~ルギスより~ト~ラスが好きだなぁ~……」zzz…

結衣「渋っ! ていうか寝ててもアニメの話には食いつくんだな……」

京子「勿論、白のサンクキングダム仕様ね!」ガタッ

結衣「起きてたのかよっ!!」

~昼休み~

あかり「結局、ちなつちゃん来なかったよ……」

結衣「そっか……。そういえば、昨日あかりとちなつちゃん家の前で会った時、家の人がまだ帰ってないって言ってたんだけど……」

あかり「そ、それってあかりのせいかな……?」

結衣「そんな事は無いと思うけど……。あの後ちゃんと帰ったのかな……?」

京子「そっかー、ちなつちゃんお休みなのかぁ……。お昼にちなつちゃん分を補給して、午後の授業を乗り切ろうと思ったのに~……」

結衣「お前は結局、ずっと寝てたじゃないか」

京子「これじゃあ、たった1人で250機のサーペントに向かっていくようなものだよ!」

結衣「まぁ疲れてるんだろうし、ノートは後で写させてやるから」

京子「流石結衣だよ! 私達って、まるでトールギスⅢとトーラスのコンビネーションみたいだよね!」

結衣「いや、ならお前も戦えよ……」

京子「まぁまぁそう硬い事言わずに~、結衣大好き~ちゅっちゅー」バッ

結衣「うわちょっと! 京子?!」

あかり「だ、だめーーー!!!」

京子「……え?」

あかり「だ、駄目だよ京子ちゃん! そういうのは駄目!」

京子「何が?」

結衣「あ、あー……京子、この際だからちゃんと話しとくよ……」

京子「へ?」

結衣「その……わ、私とあかり……つ、付き合う事に……した……から……」

京子「…………はい?」

あかり「そそそそ、そうなの京子ちゃん! だから、今みたいなのはもう駄目だよ!?」

京子「ええええっっっ?! い、いつから?! ひょっとして一年と二十二日前から?! 全然気付かなかったよ……! 恋愛の気配は己で察しろと!?」

結衣「いや……昨日からだから……。ていうか、無理矢理台詞をねじ込む余裕はあるみたいだな……」

京子「うんまぁね。実は前々から、結衣があかりを見る目が、な~んか怪しいな~って思ってたしね~」

結衣「きっ、気付いてたのか?!」

京子「これでも私達、長い事一緒にいるんだし、それくらい気付くって~」

結衣「京子にバレてたなんて……私の癖に、頭が悪過ぎる……」

京子「あれ、結衣もねじ込んでるじゃんか~。で、私の迫真の演技、どうだった?」

結衣「大根……」

京子「ええ~? そんな~」

あかり「あ、あのね京子ちゃん……だから――」

京子「はいはい、結衣さんはあかりちゃんのですからね~。お邪魔虫はとっとと退散して、午後に備えて寝てきますよ」

あかり「はうっ?! そ、そういうわけじゃ……///」

結衣「きょ、京子!」

京子「ん? なに?」

結衣「その……ありがとう……」

あかり「わ、私も! ありがとう、京子ちゃん……」

京子「いいっていいって~。じゃ、お二人さん、お幸せに~」ガラッ


結衣「……///」

あかり「……///」

結衣「私達も……もうちょっとしたら、戻ろうか……?」

あかり「う、うん……」

~ごらく部 部室前~

京子「……あーあ」トコトコ

京子(薄々わかってたけどさ、いざ聞いちゃうとちょっと辛いよね……)

京子「でも、しょうがないよね。だって凄い似合ってるし」トコトコ

綾乃「あら歳納京子、部室からお帰りのところ? でも1人なんて、珍しいわね?」

京子「お、綾乃じゃん。どしたの? こんな所で」

綾乃「わ、私はちょっと花壇に用事があっただけで……! べっ、別にあなたを待ってたとか、決してそういうのじゃ――」

京子「ところでさ、綾乃って好きなモビルスーツとかある?」

綾乃「って、何よ藪から棒に。好きなモビルスーツね……ストライクフリーダムガンダムとか?」

京子「……綾乃……私達は永遠に分かり合えないらしいね……じゃあ!」ダッ

綾乃「えっ? ちょ、ま、待ちなさいよ! 歳納京子ー!」


綾乃「な、なんなのよもう……? かっこいいじゃない……ストフリ……」

~放課後~

櫻子「ストライク!」キシャー

向日葵「インパルス!」キシャー

櫻子「絶対Ξ!」キシャー

向日葵「どう考えてもペーネロペーですわ!」キシャー

あかり「あ、あはは……」

結衣「あかりー!」

あかり「? あ、結衣ちゃん! 迎えに来てくれたんだ!」

結衣「うん、ちょっと心配だったからね。それに……///」

あかり「?」

結衣「こっ、恋人同士なら……こういうのが当たり前かなって……」

あかり「あっ……///」

櫻子「シャイニング――」

向日葵「ゴッド――」

櫻子・向日葵「「えっ」」

結衣・あかり「「あ……」」

櫻子「ちょちょちょちょちょちょっと! あかりちゃんと先輩ってそういう関係だったの?!」

向日葵「どどどどどどういう事が説明して頂けますか?!」

結衣「えっと……その……まぁそういう事だから……」

あかり「う、うん……」

櫻子「どういう事がぜんっぜん! ぜんっぜんわっかんないよ~!」ジタバタ

向日葵「おおおおおお落ち着きなさい櫻子!」

櫻子「ひ、向日葵の方こそ!」

結衣「というわけで、じゃあまた……ははは……」

あかり「ま、また明日ね? 櫻子ちゃん、向日葵ちゃん」


櫻子「あ……」

向日葵「う……」

櫻子「わ、私らも……」

向日葵「か、帰りましょうか……」

~外~

結衣「とりあえず部室寄って行く?」

あかり「うん」

結衣「あ、でも京子は『まだ原稿あるから先に帰る』って言って帰っちゃったから……その……私達2人だけ……だけど……」

あかり「結衣ちゃんとなら……///」

結衣「~~~///」


~ごらく部 部室~

結衣「あ、あれ?」ガチャガチャ

あかり「どうしたの?」

結衣「いや、鍵開けたと思ったら閉まっててさ。鍵閉め忘れたのかな……」

あかり「えっと……最後に使ったのって、私と結衣ちゃんだよね?」

結衣「うん、昼休みに。出た時確かに鍵閉めたと思ったんだけどなぁ」ガチャッ

あかり「あかりも見てたよ? 結衣ちゃんが鍵閉める所」

結衣「もしかしたら京子の奴、ここで原稿やってるのかもしれないな」ガラッ

結衣「おーい京子ー、いるのかー?」

あかり「あれ……? これって……」

結衣「あかり? どうしたの?」

あかり「ゆ、結衣ちゃん! これちなつちゃんの靴じゃ……」

結衣「えっ?! あ……この色、まさか……!」



ちなつ「そうよ! そのまさかよ!」



あかり「ちっ、ちなつちゃん!」

結衣「どうしてここに?!」

ちなつ「決まってるじゃないですか……」

あかり「ひっ?!」ビクッ

ちなつ「私もごらく部の部員ですし、結衣先輩とあかりちゃんのお友達ですからー」ニコーッ

結衣「……!!」ゾゾッ

結衣(も、もしかして……まだバレてないと思ってる……?)

あかり(こ……怖いよ……結衣ちゃん助けて……)

結衣「えっと……」

ちなつ「もう先輩! そんな所にボーっと突っ立ってないで、早く入りましょうよ? あ、今お茶入れますね?」グイグイ

結衣「あ、うん……。学校、来てたんだね……?」

ちなつ「ごめんなさーい、今日学校お休みしちゃって。でも、結衣先輩とあかりちゃんに会いたかったから、放課後だったけど来ちゃいました!」

ちなつ(ちっ……昨日はとんだ屈辱だったわ……。まさかあかりちゃんのお姉さんが、あんな戦闘力を持っていたなんて……)

ちなつ(なんとか隙をついて逃げ出したけど、お陰で髪の毛の半分が消し炭――もとい酷い事に……)

ちなつ(お陰で今日は、朝から美容院でこのふわふわヘアを再生して貰う羽目になったんだから! あんな髪のまま結衣先輩の前になんて、恥ずかしくて出れないものね)

ちなつ(これはあかりちゃんに、美容院のツケを払ってもらうしかないわね……!)

あかり「う……うう……」

ちなつ「あら? あかりちゃんどうしたの? あかりちゃんにもお茶出すわよ?」

結衣「あ、あかり! 大丈夫だから……」

あかり「結衣ちゃん……」

ちなつ(結衣先輩……? ま、まさかあかりちゃん……結衣先輩に……話した……?!)

結衣「ちなつちゃん……その、話があるんだけど……」

ちなつ「そうですか……。やっぱり聞いちゃったんですね……先輩……」

結衣「……うん。どうして、あかりにあんな事してたの……?」

ちなつ「それは……」

あかり「ちなつちゃん……」

ちなつ「お、お金! そう、お金が必要だったんですよ!」

結衣「……本当に?」

あかり「そうなの……? それだったらあかり、お金……あげるのは無理だけど、貸してあげたよ……?」

結衣「私だって、昨日までなら多分貸してたよ」

ちなつ「う……」

結衣「本当の事を教えてよ。友達料金とか言って、あかりからお金を取ってた理由」

あかり「ちなつちゃん……」

ちなつ「……」

結衣「もし何か困ってる事があるなら、私も力になれるかもしれないし。」

あかり「……あ、あかりだって……ちなつちゃんとは、お友達で……いたいし……」

ちなつ「…………」

結衣「ちなつちゃ――」

ちなつ「あああああ!! もう!!」

結衣「?!」

あかり「ひっ……!」

ちなつ「ったく……ちまちまちまちまと、うっさいですねー。そ~んなに、私の事が聞きたいですか?」

結衣「えっ……」

あかり「あ……あぁぁ……」

ちなつ「はいはい、それじゃ~懇切丁寧に、その経緯についてお話して差し上げましょうかね~?」

ちなつ「私、小さい頃から友達全然いなかったんですよ~」

結衣「え……」

あかり「……」

ちなつ「気に入らない事があると、すぐ喧嘩ばかりしてましたし~。そういえば昔、この辺りの公園で生意気な糞餓鬼3人組と喧嘩した事もありましたっけね~?」

結衣「……?」

あかり「あ……」

ちなつ「とにかく、友達なんてろくに出来もしませんでしたし、作ろうともしませんでしたよ~」

ちなつ「でも中学に入って、せっかくだから憧れてた茶道部に入って、形だけでもお友達を作ろうかな? なんて思ったりもして……」

ちなつ「形だけでも仲良くなって、形だけでも遊べたらいいな、なんて思ってたのに……」

ちなつ「入りたかった茶道部は無くて……でも、ここには結衣先輩みたいな、初対面の私にも凄く優しい人がいて……」

ちなつ「こんな偏屈な部活に無理矢理入らされて……! 毎日毎日だらだら過ごして……!」

ちなつ「皆、優しくて、いい人達ばっかりで……! 私、すっごくそれが楽しくて……!!」

結衣「ちなつちゃん……」

ちなつ「私……私……! それが凄く不安で……怖くて……うう……だから……ぐす……」

ちなつ「だから……私……本当に……ひぐっ……皆が友達なのか……うぅ……確かめたくて……」

ちなつ「お金……持って……きて……ぐすっ……くれたら……」

ちなつ「だから……だから5万円って……言ったのに……絶対……持って来れないと……ぅう……思ってたのに……!」

ちなつ「あかりちゃん……持ってくるから……ぐすっ……2回も……ううぅぅ……」

ちなつ「もう……なんだか……ひっぐ……わかんなくて……あ――」

結衣「ちなつちゃん……もういいんだよ」ギュッ

結衣「もういいから、もういいからね……」

あかり「ちなつちゃん……ごめんね……? あかり……何にも考えてなくて……。ただ、ちなつちゃんとお友達じゃなくなるの、嫌だったから……」

ちなつ「ぐすっ……ううん……! あかりちゃんは悪く無いの! 悪いのは……全部……ひっく……私だから……」

結衣「ごめんね……? 気付いて上げられなくて……。寂しかったんだよね……辛かったんだよね……?」ナデナデ

ちなつ「結……衣……せんぱ……ううぅ……うわあぁ……うわぁぁぁぁぁん……!!」



結衣「落ち着いた……?」

結衣(最近こんなパターンばっかりな気が……)

ちなつ「はい……すみませんでした……」

結衣「いいって、ちなつちゃんも大事な友達なんだし、ね?」

ちなつ「は、はい……/// あ、あの」

結衣「なに?」

ちなつ「そ、その……あかりちゃん……」

あかり「え?」

ちなつ「ほ、本当に……ごめんなさい……私……」

あかり「う、ううん? もういいんだよ? ちなつちゃんだって、苦しんでたってわかったんだし……」

ちなつ「でも……やっぱり悪いのは、私だから……」

あかり「でも、私とちなつちゃんは、これからも友達だよね?」

ちなつ「え――」

結衣「さっき私とも友達って言ったよね。だったら、あかりとも友達だよ」

あかり「うん」

ちなつ「あ……その……ごめんなさい……あ、ありがとう……」

結衣「よかった。あかりもよかったね」

あかり「うん!」

ちなつ「そ、そうだ……あかりちゃん……その……お金なんだけど……」

あかり「……え?」

ちなつ「ご、ごめんなさい……ちょっとだけ……使っちゃったの……」

結衣「えっと……10万円だっけ……? どれくらい使ったの……?」

ちなつ「その……5000円……」

結衣「んー……それくらいなら、お小遣いの範囲で返せる?」

ちなつ「はい……今度、まとめて持ってきます……」

あかり「ありがとう、ちなつちゃん。ところで、5000円って何に使ったの?」

ちなつ「えっ……」

結衣「うーん……私も気になるな」

ちなつ「そ、その……恥ずかしいので……///」

結衣「友達同士なんだし、教えてくれたっていいよね? それに、元々あかりのお金なんだしさ」

あかり「結衣ちゃんちょっと意地悪だよ~。でもやっぱりあかりも気になる~」

ちなつ「ぜっ、絶対に笑わない……ですか……?」

結衣「うん、約束する」

あかり「あかりも、約束」

ちなつ「そ、その……玩具を……」

あかり「え、玩具?」

結衣「え……ちなつちゃん……それってまさか……///」

ちなつ「ちょ……! 違いますよ! 勘違いしないでくださいよ……」

あかり「でも5000円もする玩具って、なんか凄そうだよね? 何かな~気になるな~」

結衣「そ、そうだね……///」

ちなつ「先輩! 勘違いしないでって言ってるじゃないですか……うう……」

結衣「ご、ごめんごめん。で、その玩具って何?」

ちなつ「――オンの……ルです……」

あかり「……え?」

結衣「ごめん、良く聞こえなかったから、もう一度いい?」

ちなつ「ううう……」

あかりんはこの表情が一番可愛いと思う
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2054732.jpg

ちなつ「ああもう! だから! ガンダムエピオンのプラモデルだって言ってるじゃないですか!」

あかり「」

結衣「」

あかり「えっ?! えええええっっっ?!」

結衣「ち……ちなつちゃん……プラモとかやるんだ……ぶふっ……!」

ちなつ「もう……だから言いたくなかったのに……///」

あかり「あ、あかりもエピオン好きだよ!?」

結衣「そ、そういえばそうだった! っていうか……5000円ってことはマスターグレードとか……?」

ちなつ「はい……正確に言うと、プラモ自体は何割か値引きされてて、合わせて新しい塗料とかマーカーも買ったんです……」

結衣「け、結構本格派なんだね……」

ちなつ「ああ……やっぱり先輩にだけは知られたくなかった……」

>>288
よくやった、誉めて遣わす

あかり「で、でもでも? プラモデル作るのって、お友達いなくても出来るし、楽しそうだよね?」

結衣「ちょ、ちょっと、あかり……」

あかり「あ……その……」

ちなつ「いいのよ……ホントのことだし……。どうせ小学校時代なんて、部屋に篭ってプラモばっかり作ってたわよ!」

結衣「ち、ちなつちゃん落ち着いて……」

あかり「あ、あれ? でもこの間ちなつちゃん家に遊びに行った時は、お部屋にプラモデルなんて1つも無かったような……」

ちなつ「実は……日光で焼けるのを避ける為に、それ専用の地下室があるのよ……」

結衣「京子なら、『地下に隠してあるくらい言ってくださいよ!』……って、ええ?! ホントに地下あるの?!」

あかり「ほ、ホントに?! あかり、今度行ってみたい!」

ちなつ「え……」

結衣「私もちょっと……いや、凄く見てみたいな。今度お邪魔してもいい?」

ちなつ「あ……も、勿論です!」

あかり「わーい! やったー!」

京子「おーっす……」

結衣「え? 京子? 帰ったんじゃなかったのか?」

京子「実は……新刊に必要な資料をここに置き忘れちゃって……眠い……ってちなつちゃん?! なんでいるの?!」

ちなつ「え……あ……」

京子「ちなっちゃーん!!」ダキッ

ちなつ「ちょ、ちょっと京子先輩……やめ――もう、仕方ないんですから……///」

京子「……え?」ズサッ…

結衣「どうしたんだ、京子? そんな効果音立てて、ミサイルでも積み忘れたのか?」

京子「だって……ちなつちゃんが……私から逃げない……。ハッ! わ、私が見ているのは幻覚……!」

あかり「きょ、京子ちゃん、落ち着いて!」

京子「幻覚なら……やりたい放題だーー!! ちなっちゃーん!! ちゅっちゅっちゅー!!」

ちなつ「……いい加減に……して下さい!!!」バコォッ

京子「ぐはっ……」

結衣「あ、あはは……」

あかり「でも、なんか……」

結衣「?」

あかり「でもなんか、ようやく最初の時に戻った感じがするね!」

結衣「そうだね……でも……」

あかり「?」

結衣「ちょっと違う所も……その……あるかな……///」

あかり「あ……///」

ちなつ「はいはい、じゃあ京子先輩を介抱するの手伝ってください。何なら保健室にでも連れて行きますか?」

あかり「じ、自分で気絶させておいてそれ?!」

結衣「あはは……じゃあ京子は私がおぶって保健室に連れて行くよ。2人はここで待ってて」

あかり「うん、結衣ちゃん気をつけて」

ちなつ「すみません先輩、先輩のお手を煩わせてしまって」

結衣「いいって。それより2人共、仲良くしててよ?」ガラッ

あかり「心配しなくても大丈夫だよ~」

ちなつ「……もう、先輩やっぱり意地悪です……」

あかり「……ねぇ、ちなつちゃん……」

ちなつ「……なに?」

あかり「どうして……あかりだったの?」

ちなつ「……お金の事?」

あかり「……うん」

ちなつ「……だって」

あかり「……?」

ちなつ「だって、結衣先輩が……あんな目で……その……見るのって……あかりちゃんしかいないから……」

あかり「……あ」

ちなつ「それで……つい、意地悪したくなっちゃって……」

あかり「……」

ちなつ「……ごめんね……?」

あかり「……ううん」

ちなつ「……先輩とは……その……」

あかり「……えっとね……」

あかり「あかりは……結衣ちゃんと……お付き合いする事になったみたい……」

ちなつ「……そうなんだ」

あかり「あの……ちなつちゃん……ごめ――」

ちなつ「謝らないでよ、あかりちゃん」

あかり「え……?」

ちなつ「大体私なんかより、あかりちゃんの方が、よっぽど結衣先輩にお似合いよ?」

あかり「でも……ちなつちゃん、結衣ちゃんの事が好きだったんじゃ――」

ちなつ「勝手に過去形にしないで、今この時も結衣先輩の事は好きなんだから」

あかり「ご、ごめんなさい……」

ちなつ「あかりちゃんも、先輩の事、好きなの?」

あかり「ふえぇっ……? その……うん……///」

ちなつ「そう、ならいいわ。せいぜい先輩とお幸せに」

あかり「あの……ありがとう……」

ちなつ「でも、結衣先輩を悲しませたりしたら、私が許さないからね?」

あかり「う、うん、頑張るよ!」

ちなつ「勿論、あかりちゃんが悲しむような事があったら、私が結衣先輩を許さないから」

あかり「え……?」

ちなつ「だって……2人共、私の大切な……その……友達……だから……///」

あかり「……ちなつちゃん……うん! ありがと!」ダキッ

ちなつ「ちょ、ちょっとくっつかないでよ! これじゃまるで、京子先輩みたいじゃないの!」

京子「呼んだー!?」ガラッ

ちなつ「へっ?」

あかり「あ、あれっ?」

京子「わ……わ……・」

あかり・ちなつ「「わ……?」」

結衣「おい京子、さっきまで倒れてたのに、そんな走って大丈夫――」

京子「私のちなつちゃんがあかりに取られたーーー!!!」

結衣「……………………えっ?」

~後日 吉川家~

ちなつ「こっちです、足元気をつけて」

京子「凄いねー! なんだか秘密基地みたいでワクワクするねー」

結衣「こ、こら京子、そんなにはしゃぐと迷惑だろ」

あかり「でも、あかりもワクワクするよー」

結衣「あかりも! はしゃぐのはいいけど……その……私にくっついたままだと……照れるんだけど……///」

あかり「……駄目?」

結衣「い、いや、駄目じゃないけど……」

ちなつ「ハイハイ、じゃーさっさとあけますよー」

京子「おおー! ついに吉川家の秘宝がご開帳ですな!」

ちなつ「ちょっと京子先輩! 結衣先輩が惚気モードなんですから、ボケられると私に突っ込みが回ってくるんですよ?」

京子「そうだった! でも私はちなつちゃんに突っ込んでもらいたいな~」

ちなつ「お断りします」ギィィィ…

~吉川家 地下秘密ガンプラ工房~

あかり「わぁ……」

結衣「これは……」

京子「…………」

ちなつ「ちょ、ちょっと……何か感想くらい――」

京子「しゅげー! しゅごしゅぎるよちなっちゃん!!」

あかり「あかり、こんなに沢山プラモデル見た事ないよ!」

結衣「私だって、こんなに見たのは……」

京子「ビグザムも! デンドロビウムも! α・アジールにラフレシアまであるよ! 全部でっかい!」

結衣「確かに大きいね……。きっと、このスケールだとキット化もされてないよな……」

京子「あ! あそこにあるでっかいのってガデラーザじゃない?! もしかして、これもちなつちゃんが作ったの?!」

ちなつ「え、ええまぁ……。その辺のMA系は、大体一からプラ板で作ったので、イマイチな出来ですけど……」

京子「凄いね! あれ? でもちなつちゃんって、確か紙芝居とか……」

あかり「そ、そういえば……」

結衣「た、確かに……組み立てるだけのプラモともかく、なんで一から作ったのは大丈夫なんだろう……」

ちなつ「? 何の話ですか?」

結衣「い、いや! なんでも――」ガッ

結衣(え? これは……アッガ――)

結衣「う、うわああああああ!!!!」

あかり「えっ?! 結衣ちゃん?!」

京子「どったの結衣?」

ちなつ「な、何か変なものでも――」

結衣「な、何でもない! 何でもないから!」

京子「? 変な結衣」

あかり「もー、急にびっくりさせないでよ、結衣ちゃん」

結衣「ご、ごめん……」

結衣(ちらっと見ただけだけど……あれの原型は……多分……ベアッガ――)

結衣(い、いや、考えるのはよそう……。多分、ちなつちゃんは、可愛いものを一から作ろうとすると……)

あかり「あ……これ……」

京子「なになに? どったのあかり?」

結衣「あ……」

あかり「エピオン……」

ちなつ「そ、それは! その……」

京子「おおエピオン! 真ん中に飾ってあるってことは、ちなつちゃんはもしかしてエピオンが好きなのかな~?」

ちなつ「え! そ、その……」

結衣「はは、そうなのかもね」

あかり「うん! あかりもエピオン好きだよ?」

ちなつ「これは……私にとって……一番大事な物だから……」

京子「? そなの?」

ちなつ「だから、ここでいいんです。ここがいいんです」

結衣「そっか」

ちなつ「はい!」

京子「な~んか、話から置いてけぼりにされてるような……?」

~杉浦家~

カリカリカリカリ…

綾乃「ね、ねえ千歳?」

千歳「?」

綾乃「と、唐突だけど……あなた、好きなモビルスーツとかってあるかしら?」

千歳「そやね~、色々あるけど……ウチはやっぱり、ウイングガンダムゼロが好きかなぁ? あ、エンドレスワルツ版の方やね」

綾乃「そ、そういえば千歳は、作品もウイングが好きだったわね」

綾乃(でもEW版って事は、あの白い羽が生えてる方よね……? ってことは――)

綾乃「と、ところで、ストライクフリーダムってかっこ――」

千歳「でも、最近のガンダムは羽ばっか生やしてあかんね? うちもウイングまでは認めとったんやけど、それ以降はあかんわ」

綾乃「え……」

千歳「特にストフリなんて一番許せへん。なんやの? あの骨みたいな羽は」

綾乃「あ……あはは……そ、そうね……そうよね……」

千歳「あ、やっぱり綾乃ちゃんもそう思う? あと金色の間接とかも、ありえへんよね~」

綾乃「……」

千歳「大体なんやの? あの強そうな武器全部くっつけてみました~感は」

綾乃「…………」

千歳「うちはウイングの大味な機体が好きやから、結構評価甘いと思うんやけど」

綾乃「………………」

千歳「でも無理矢理細々した武器沢山つけても、全然強そうに見えへんし、もう何がしたいのかよくわからんわ~」

綾乃「……………………」

綾乃(言えない……お小遣い全部はたいて、プリンも殆ど我慢して……パーフェクトグレード買ったなんて……とてもじゃないけど……)

綾乃(ううう……私の25000円……罰金バッキンガム……)



綾乃ちゃんが綺麗に落としてくれたところで、多分おしまい

乙ー

そこまでいくなら生徒会長まで欲しかった

相変わらず鬱な流れとかに出来ずごめんなさい。
その手の書けないってか、あんまり書きたくないので…。
チーナも最近どこのSSでも苛められまくってたので、無理矢理救済してみました。
>>1のテーマに添えては無いと思うけど、お目こぼししてくれたら嬉しい。

あと、誤爆の件はマジすまんかった…。
でもお陰で眠気も覚めたしネタも出来たしで、最後まで書ききれたので、結果オーライと思いたい…。
結構ガンダム知ってる人多くて、ほんと良かった。
逆に知らなくて読んでてくれた人は、申し訳ないことをしたと思っている。


後は、スレ落ちるまで何か質問あればどうぞ。

今度はちなあか書いて

種死嫌いなのか?

知らなくて読んでた人間だけどガンダムってどれから見始めれば良いのかな?

>>361
まず種、種死を見ろ、そのあとはどのガンダムでも楽しめると思うから


で、京鶴ssはいつ書いてくれるのかなぁ?

あ、京子と千鶴のオチ書き忘れた…もういいや…。


>>357
そうだね、入れればよかった。

>>359
あかりが絡むのは全部何かしら書きたいと思ってるので、機会あれば。

>>360
むしろその辺の叩いてる人よりは断然好きだと思う。

>>361
個人的にお勧めなのは00。
他のシリーズと関係無いし、基本的に1話完結でサクサク進むし、作画も最新作なので
歴代で最もいいと思うから、抵抗無く見れると思うよ。
世間一般的には、1st劇場版→Ζ劇場版→逆襲のシャア→ユニコーン みたいな流れがお勧めかと。

>>365
いやすまない、2つ目のオチに使おうと完全に思って忘れました。
メモとっとけって言い聞かせたばっかりなのに…。

ていうかこないだ書いたじゃないですか…他の書かせてくれよ…。

歳あかとかどうよ

いはいわかってますよ、おまけです


京子「千鶴ー!」

千鶴「チッ……」

京子「あ、また舌打ちしたな」

千鶴「チッチッチッ……」

京子「うわ、連続!? じゃあ私はー、ちゅっちゅっちゅっちゅっちゅー!」

千鶴「うっせえ!」ゲシッ

京子「あうっ?!」

千鶴「で!」

京子「?」

千鶴「用事じゃないのか!」

京子「えっとー、あ、そうだ。千鶴ってさ、好きなモビルスーツとかある?」

千鶴「モビル……スーツ……?」

京子「うん」

リクエストすれば書いてもらえるんですかー!やったー
ひまさくで

千鶴「……」

京子「むむむ……?」

千鶴「…………トーラス……?」

京子「え、マジで?! いやー! さっすが千鶴! 千鶴ならわかってくれると――」

千鶴「OZ仕様の」

京子「えっ……?」

千鶴「……?」

京子「ち……千鶴の……!」

千鶴「……??」

京子「千鶴の裏切り者ー! ロームフェラのバカヤロー!」ダッ

千鶴「あっ……」

千鶴「…………ホワイトファング仕様でも……いいのに……」



おしまい

W好きということが分かった

>>370
千歳がギャグキャラ固定なので、正直無理。

>>378
一昨日辺り書きましたが…?
ひまさく苦手なんで、0:40の人に任せてあげて。それで皆幸せ。

>>382
ぶっちゃけネタとして見ないなら、種死より好きじゃないかもしれない。
てか種死はゲームとかでの補完が多かったりするから、そのせいで勝手に良作になってしまってる。
因みに好きシリーズはGと00という、典型的なゆとりだ。

>>384
まじですか?昨日ならみたけど…
どんな感じのやつですか?

>>388
櫻子「なんだこれ」

まさか、0:40の人が立てたスレの乗っ取る事になるとは…

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom