八幡「あれ、雪ノ下か?もう10年ぶりくらいじゃねーか」 (248)

昨日荒れてしまったので立て直し

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雪乃「…?」

雪乃「もしかして…ひき…ひき…ヒキニートくんだったかしら?」

雪乃「全く会わないと思ったらこんなところでなにしているの?」

八幡「人を自宅警備員みたいな言い方しないでくれる。これでも今では立派な社会人なんだけど」

雪乃「貴方が社会人なんて笑わせるわね。貴方のせいで日本企業がどれだけの被害を受けるかわかってるの?」

八幡「なんでだよ。俺が働いたからって日本経済が落ちぶれたりしねーよ!」

八幡「それよりほら、出て来いよ」

女の子「やっ…やっはろー…」

雪乃「!? 貴方、社会人なったと言っておきながら、何故誘拐なんて真似をしてるの?」

八幡「馬鹿、ちげーよ。こいつは俺の娘だ」

雪乃「娘…!? 貴方しばらく見ない間に妄想までするようになったの…?」

八幡「お前、そろそろ俺の話信じてくれないかな」

タタタ

唯 「もー!ヒッキー達歩くの早すぎ! ちょっとくらい待ってくれてもいいじゃん!」

女の子「ママー!」

結衣「はいはい、もっとゆっくりあるこうねー……ってもしかしてゆきのん!?」

結衣「え!?本当にゆきのん!?うっそー!超久しぶりじゃーん!元気だったー?」

雪乃「えっ、もしかして由比ヶ浜さんかしら? ちょっと人の目もある事だしボリュームを下げてくれないかしら」

結衣「あっ、ごめんね。でもゆきのんにあえて嬉しいよ!」

雪乃「ええ、私もまさかこんな街中で会えるとは思ってはいなかったわ」

雪乃「それと、比企ヶ谷君がさっきからおかしな事いうのよ。」

結衣「え?もしかしてうちのヒッキーがなにかやったの?」

八幡「別に何もやってねーよ」

雪乃「比企ヶ谷君がこの女の子を自分の娘だと言い張るのよ」

雪乃「残念だけど、もう独房行きだわ…」

八幡「何で警察とか飛ばして独房へ行くかな」

結衣「え?この子は私達の娘だよ?ねぇ、ヒッキー?」

八幡「さっきからそう言ってるんだがな…」

雪乃「……貴方たちの娘…?」

雪乃「……えっ…あっ…えっ、それは…本当なのかしら?」

八幡(こいつ…動揺しかけたの抑えやがったぞ…)

結衣「本当だよ。結婚式はお金がなくてできなかったけどいつかやるんだ!」

雪乃「そ……そうだったの…知らなかったわ…」

結衣「え?嘘!?ちゃんと手紙は出したはずなんだけど…」

雪乃(……きてないわね)

結衣「えへへ……///だから、私ももう由比ヶ浜じゃなくなったんだ」

結衣「見て、この指輪!ヒッキーが買ってくれたんだよ!」

八幡「まぁ、安いやつで悪いけどな」

結衣「ううん!お金の問題じゃなくてヒッキーからもらったってことが大事なの!」

結衣「一生大事にするからね…///」

八幡「お、おう…///」

雪乃「」

雪乃「…それじゃ、私はいくわね」フラァ

結衣「待って、ゆきのん、一緒に…」

結衣「行っちゃった…」

八幡「まぁ、あいつも急いでたんだろ。次あった時にでもゆっくり話そうぜ」

結衣「そうだね、いつかまた会えるよね」

女の子「ママおなかすいたー!」

結衣「はいはい、早く帰ろうね」

雪乃(まさか…まさか、比企ヵ谷君が由比ヶ浜さんと結婚するなんて…)フラフラ

雪乃(しかも娘まで…)

雪乃(なのに……)

雪乃(私は…)

雪乃(…)

比企ヶ谷家

結衣「ねぇねぇ、みてみて、ひっきー!」

結衣「今日はね、苺大福作ったんだよ、食べて食べて!」

八幡「お、おう…そんじゃ頂くわ…」ガリッ

八幡「グッ…」

八幡(い、苺大福のはずなのに中身がイチゴじゃない…だ…と…)

八幡(しかもなんだこれ…本当に大福か?硬すぎて何が何だかわかんねぇ…)

唯「ねぇねぇ、美味しい…かな?」

八幡「……う、美味いよ…この世のものとは思えない味だな……」

唯「ほんとにー!嬉しい!もっとあるからいっぱい食べて!」

八幡(俺のライフポイントはすでにゼロだぜ……)

結衣「そういえばさ、今日ゆきのんにあったじゃない?」

結衣「ゆきのん今なにしてるのかも知らないし、もっと話したかったなーって」

八幡「まぁ、そうだな。でもあいつの事だから親の会社でも継いだんじゃねーのか」

結衣「やっぱりそうなのかな。それならそうと言ってくれればいいのに」

八幡「ま、あいつなり忙しいし、そのうちまた会えるだろ」

結衣「そうだといいな」

八幡「だな」

結衣「ねぇ、今日さ、私なんかいつもと違うと思わない?」

八幡「なんだ、もしかして太ったのか」

結衣「もうっ!ちがうしー!ちゃんと見てよ!ほら!」

八幡「新しいパジャマきてんだろ?知ってるよ。すごいにあってんぞ」

結衣「気付いてるなら早く言ってよ!ほら、早く寝るよ!///」ギュッ

八幡「寝れなさそうだけどな…」



スズメ「チュンチュン」

結衣「ん…もう朝…」

結衣「あ、ひっきーまだ寝てる…」

結衣「えへへ…可愛いな…」

結衣「大好きだよ、ヒッキー」チュッ

結衣「さて、朝ごはん作らないと」

八幡「ん……もう朝か…」

八幡「会社行きたくねーな…」

八幡「おはよ」

結衣「あ、ヒッキーおはよ!」

女の子「おはよー!」

八幡「ん…全く、何でこうも朝から天気いいんだ…」

結衣「なにいってんの、ヒッキーー!天気いいほうがいいじゃん。ねー」

女の子「ねー」

結衣「はい、朝ご飯だよ」

八幡「おう。すまんな」

八幡(こいつの料理下手はどうしようもなかったが)

八幡(なんとか簡単な料理くらいできるようになってよかったよ)

女の子「いただきまーす!」

八幡「ふぅ…ごっそさん」

結衣「はーい」

八幡「お、そろそろ時間だな。行ってくるわ」

結衣「あ、まって!」

チュッ

八幡「お前もう行くたびにキスするのやめようぜ…」

結衣「えーいいじゃん。夫婦なんだし」

八幡「……まぁ、こいつが大きくなるまでならいいか」

八幡「じゃあいくわ」

結衣・女の子「いってらっしゃーい!」

八幡「おう、じゃあな」

結衣「よし、洗濯終わったー!」

結衣「あ、もうこんな時間!ほら、早く支度しないとバス来ちゃうよ」

女の子「はーい!」

結衣「着替えるから、バンザーイしてー」

女の子「バンザーイ!」

ブロロロロロ

女の子「あ、バス!」

結衣「タイミングバッチリだね!」

ガチャ

結衣「おはよー小町ちゃん」

小町「あ、結衣さん!おはよーございまーす!」

小町「結衣さん、お兄ちゃんとは上手くやってますか?」ニヤニヤ

結衣「えっと…」

女の子「ママとパパラブラブなんだよー」

小町「ほほー!そうですか!それはそれは…」

運転手「小町ちゃん、早く行くよ!」

小町「あ、はーい!それじゃ結衣さん、失礼しますね」

女の子「バイバーイ!」フリフリ

結衣「バイバーイ」フリフリ

結衣「ふぅ…とりあえず洗濯と掃除終わった」

結衣「ってもうこんな時間!お昼過ぎてるじゃん!」

結衣「そうだ、晩ご飯何にしようかなー。ヒッキーに聞いとけばよかった」

結衣「んー…カレーでいいかな」

ウィーン

ラッシャーセー

結衣「えっとー玉ねぎとー人参とー」

結衣「あと何かカレー入れるものあるかな?」

結衣「……流石にフルーツはダメだよね…」

結衣「あ、あとはお肉かなー」

結衣「えっとたしかお肉はこっちの方にあったような」

結衣「あったー!やっぱりカレーは牛肉だよね」

雪乃「あ」

結衣「へ?」

結衣「うっそー!ゆきのん!?」

雪乃「あら、由比ヶ浜さん」

結衣「今はもう比企ヶ谷だけどねwwww」

雪乃「そう、だったわね」

結衣「でもまた、あえるとおもわなかったよ!」

結衣「昨日はゆきのんすぐ行っちゃったし」

雪乃「そうね、でも私はすぐ会えると思っていたわ」ニコッ

結衣「え、そうなの?」

雪乃「ええ。前にも由比ヶ浜さんが買い物しているのを見たことがあるわ」

結衣「なんだー、知ってるなら声かけてくれれば良かったのに」

結衣「あ、そうだ!ここだとあれだからうちで話そうよ!」

雪乃「あら、お邪魔していいのかしら?」

結衣「いいっていいって!娘ももうすぐ帰ってくるし、ヒッキーも夜になったら帰ってくるし」

結衣「でも、ゆきのんが食材買いにくるってなんか珍しいね」

雪乃「そう?これでも私にも手料理を食べてもらいたい人がいたのよ」

雪乃「いえ、正確にはいると言った方が正しいのかしら」

結衣「ゆきのんにもそういう人出来たんだ!やっぱり料理を食べてくれる人がいると作りがいがあるよね!」

雪乃「ええ、まったくだわ」

ちょっと外します

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月05日 (木) 20:27:15   ID: mMCo8uqz

あれから二年

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