のび太「ボーダーブレイク?」 (103)

のび太「なんだい?それ」

ドラえもん「10vs10のハイスピードロボットバトルTPSさ のび太くん射的が得意だからどうかなって」

のび太「うーん 実際に見ないとよくわからないなぁ どんな感じなの?」

ドラえもん「じゃあとりあえずPVを見てみよう パソコンでっと」

カーガーヤークーイーノーチーヲー

のび太「あっ 始まったよ」

トーキーハーナーテー アスヘー…

ドラえもん「うふふ」

ダッダダラララララララダッダダラララダッダダララララダダダデッデ! ヒブタハキッテオートーサレー

のび太「おおかっこいい!」

セカイハウゴキハージーメルー

のび太「うおお… これはすごいぞ…!」

ダレモガセイギヲーカーカゲー

ドラえもん(落ちたな)

……

ボーダーブレイク ユニオン

のび太「すごい! かっこいいしやってみたくなったよ!」フンス

ドラえもん「うふふ そう言うと思ってICカードは買っておいたよ」テッテレー

のび太「ICカード?」

ドラえもん「のび太くんのデータを保存しておく為のカードさ」

のび太「ありがとうドラえもん! それで どうやって遊べば良いの?」

ドラえもん「まずはゲーセンに行こう」

ゲーセン

ドラえもん「これがボーダーブレイクの筐体だよ」

のび太「へー じゃあ早速バンバン撃つぞお」

ドラえもん「まぁ待ちなよ 最初はカードの登録をして それからチュートリアルで基本操作の説明を受けるんだ」

のび太「えー? 仕方ないなぁ…」

チャリン

のび太「あれ? 300円とか500円とかいうのは?」

ドラえもん「まとめて買うとお得になるんだ」

のび太「ふーん じゃあ500円入れてっと」

チャリンチャリンチャリンチャリン

のび太「名前は… のびのび太でいいや アバターは… この熱血っていうのがかっこいいな これにしよう」

ドラえもん「じゃあ次はチュートリアルだ」

のび太「わかった やってみるよ」

……

のび太「ふぅ 一通り動けるようにはなったぞ」

ドラえもん「じゃあ次はいよいよ全国対戦だ」

のび太「いきなり強い人と戦うことになったらどうしよう」

ドラえもん「最初は初心者だけで相手はCPUだから大丈夫さ それに強さに応じてマッチングするようになっているんだよ」

のび太「ならいいや! やってみるよ!」

のび太「いくぞー!」

バラバラバラバラバラバラバラバラ

のび太「なんだかブレて外れるよ!?」

ドラえもん「チュートリアルを思い出して そういう時はしゃがんでから狙うんだ」

のび太「そうか! よし」

バリバリバリバリバリバリバリバリ テッキゲキハ!

のび太「やったぁ! このままプラントを踏んで…」

ドゥーン コノオレガマケルトハ…

のび太「!?」

ドラえもん「撃破されたみたいだね 何度でも出撃できるからもう一回だ」

のび太「よーし今度こそ…」

プラントAヲセンキョ!

のび太「やったぁ! この調子で…」

ドゥーン コア破壊成功

のび太「あれぇ?まだたくさん倒してないのに終わっちゃったよ?」

ドラえもん「コアが壊れたんだね このゲームの目的はコアを破壊することだから 一目散に敵ベースに向かった人がいただろう?」

のび太「そういえば… じゃあ次はぼくも前に出てみるよ!」

ドラえもん「まぁ好きにやってみな」


風呂入りますん

バシュッバシュッバシュッバシュッ ズンズンズン…

のび太「うー… このブースターってのが切れると速く動けなくなっちゃうよ」

ドラえもん「先に行った人を見てごらん 移動中に何かしているでしょ?」

のび太「あれは… 途中でしゃがんでる?」

ドラえもん「そう しゃがむ事でブースターが回復し始めるタイミングが早くなるんだ ブースターを切らすより速く進めるよ」

のび太「そうなんだ… こうかな?」

バシュッバシュッバシュッガッショバシュッバシュッバシュッ…

のび太「よし! これでいけるぞ!」

のび太「敵ベースに着いたよ このままマシンガンで…」

ドラえもん「のび太くん 手榴弾を使ってみようよ」

のび太「これ? じゃあ… あっ これ爆発するのが遅くて直接ぶつけてもダメージが入らないよ」

ドラえもん「コアの下側に当ててコア下の皿に入れるんだ 軌道をイメージして投げてごらん」

のび太「ふむふむ よーし えいっ」

ヒュー… ドーン

のび太「やった! コアにダメージを与えたよ!」

ドラえもん「これで満足しちゃダメだよ しばらく動いてリロードを待つんだ そしたら止まってもう一度… 今だ!」

ドーン コア破壊成功

のび太「やったぁ! ぼくが決めたよ!」

ドラえもん「うふふ」

……

のび太「あっ クラスがD4に上がったよ!」

ドラえもん「いよいよこれからは対人戦だよ 一戦だけして今日は終わりにしよう」

のび太「はーい じゃあ早速…」

……

のび太「…ああっ! またやられたよ! コアにも辿り着けないし敵もなかなか倒せないよ」

ドラえもん「うふふ いろんな事をしてくる敵がいるだろう?」

のび太「うん… 上から降ってきたり地面が爆発したり遠くから撃たれたり… ああっ! コアが壊されちゃった…」

ドラえもん「よし 今日はここまでだよ 家に帰って兵装、そしてアセンについて教えるよ」

のび太「兵装に…アセン…」

ドラえもん「さ 行こう」



ドラえもん「じゃあこれからボーダーブレイクの醍醐味である兵装とアセンについて教えるよ」

のび太「うん…」ゴクリ

ドラえもん「ボーダーブレイクには四つの兵装がある 強襲 重火力 狙撃 そして支援だ」

のび太「強襲って最初に使えるやつだね」

ドラえもん「うん 安定した威力の主武器 使い勝手の良い副武器 強力な近接攻撃ができる補助装備 そして…」

のび太「そして…?」

ドラえもん「強襲が強襲たるゆえん アサルトチャージャーだ」

のび太「アサルトチャージャー…?」

ドラえもん「そう SPゲージを消費して少しの間だけ爆発的な速さを手に入れられるんだ これを使えば他のどの兵装よりも素早く敵ベースに辿り着く事ができるんだよ」

のび太「そうだったのか… すごいや! 他には!? 他の兵装はどんな事ができるの!?」

ドラえもん「うふふ~ じゃあ次は重火力だよ」

のび太「重火力… もしかして上から降ってきたのは…」

ドラえもん「そう 重火力兵装の特別装備 榴弾砲だよ」

のび太「榴弾砲…」

ドラえもん「まずは重火力兵装について教えよう その名の通り高い火力を持った兵装だよ クセはあるけど高火力の主武器 圧倒的火力の副武器 敵の行動を阻害する補助装備 そして特別装備だ」

ドラえもん「重火力の特別装備はいろいろあるんだ遠距離砲撃の榴弾砲、エアバスター 前方に直接爆発属性の弾を撃ち出す重装砲 敵を自動で攻撃するUAD 後はバリアだね」

のび太「うわぁ 強そうだねぇ」

ドラえもん「強いよ ただし装備が重くて鈍足になりやすいんだ 戦況を上手く読めないと戦線に着いていけなくなっちゃうから少し難しいね」

のび太「なるほど… 次は?」

ドラえもん「じゃあ次は… 支援だ」

前のFPSの人?
しずかちゃんがガチ廃人のやつ

>>20 違うやで~

ドラえもん「このゲームにおける支援の役割は重要だ 支援に課せられた役割で最も大きいものは索敵だ」

のび太「索敵?」

ドラえもん「右下にマップが映っていただろ? そこに敵の居場所を映すのさ これが無いとどうなると思う?」

のび太「敵が見えないと…? あっ」

ドラえもん「気付いたみたいだね そう君がコアに辿り着けなかったのは敵の索敵がしっかりしていたからさ」

のび太「そうだったのか… くそうくやしいなぁ」

ドラえもん「他にも護身用の散弾銃 罠や高威力のリモート爆弾がある副武器 そして全兵装唯一の回復ユニットである特別装備があるよ」

のび太「回復しながら戦えば最強じゃないか」

ドラえもん「それがそうもいかない ダメージを受けている間は回復されないし、遠距離から威力の高い攻撃をされると反撃しづらいんだ それに武器も重めだから逃げ回るのも大変だし なにより味方を回復、再起動してあげるのも大事なのさ」

のび太「ふむふむ… あと一つか 最後は?」

ドラえもん「最後は… 狙撃兵装だよ 遠距離攻撃や迷彩によるスネークなどができるけど… これは上級者向けだから今度にしよう」

のび太「えー? しょうがないなぁ じゃあ次は…」

ドラえもん「アセンの話だね のび太くん 他の人の使っているブラストはいろんな形をしていただろう?」

のび太「うんうん! 太くて硬いのや細くて速いのがいたよ」

ドラえもん「…まぁいいや そう このゲームでは機体パーツの組み合わせによってステータスが変わるんだ」

のび太「硬いとか速いとか?」

ドラえもん「そう 他にもブースター容量や弾の当たりやすさに関係するもの、装備をどれだけ積めるかにも関わってくるよ」

のび太「へぇ~ なにを上げれば良いのかなぁ」

ドラえもん「まぁまずは支給されたクーガーを使って強襲兵装で基本的な行動の練習だね やりたい事が決まってからアセンも決めていくんだ」

のび太「ふむふむ… いろいろあるんだなぁ…」

ドラえもん「うふふ 今日はもう寝て、明日また頑張ろう」

のび太「うん! …ああっ! まだ宿題終わってないよぉ~ドラえも~ん!」

ドラえもん「しょうがないなぁのび太くんは」

……

二週間後 学校

のび太「アセンは… ブツブツ」カリカリ

ジャイアン「おうのび太! 珍しく勉強か? …ってこりゃアセンか?」

のび太「ああジャイアン 知ってるの?」

ジャイアン「おう! スネ夫やしずかちゃんもやってるぜ!」

のび太「そうだったんだ! 遠くのゲーセンに行ってたから知らなかったよ」

ジャイアン「ホー よしのび太! 今日は皆で出撃しようぜ!」

のび太「うん! そうこなくっちゃ!」

ジャイアン「よしきた! じゃあ放課後は近所のゲーセンに集合な!」

ゲーセン

スネ夫「のび太もやっていたとはね どうせしょぼいだろうけどw」

しずか「あら のび太さんはまだ初心者なのよ 応援してあげなくちゃ」

ジャイアン「そういえばのび太はクラスいくつなんだ?」

のび太「まだA1なんだー」

皆「A1!?」

のび太「ドラえもんの特訓のおかげだよ」

スネ夫(ボクはまだA2なのに… のび太のくせに…)

ドラえもん「うふふ… さぁ皆出撃しようよ!」

ドラえもん「運良く皆同じチームだね」

スネ夫「ボクは麻でいくよ」

ジャイアン「俺は蛇だぜ! 開幕の砲撃は任せろ!」

しずか「セン支がいないわね… 私が支援に乗るわ」

ドラえもん「ぼくは蛇でいくよ」

スネ夫「編成は… おいおい開幕に砂が… ってのび太じゃないか!」

ジャイアン「開幕砂だとぅ!? 大丈夫なのか?のび太」

のび太「任せておいてよ」

1週間前

のび太「砂に乗りたいんだ ドラえもん」

ドラえもん「…君ならそういうと思っていたよ 砂の動画を見たんだね?」

のび太「うん… 敵を撃ち抜き撃破する あれこそぼくのやりたいことだよ」

ドラえもん「よろしい この1週間、君には立ち回りの基本をとことん教えてきた そこに君のAIMが合わされば… アセンは考えているのかい?」

のび太「実はまだなんだ 一緒に考えてくれないかい?」

ドラえもん「お安い御用さ! のび太くん!」

……

のび太「いくよ皆!」

スネ夫(開幕の状況は… 麻4蛇3砂1支2か… セン支はいるしもう一人は偵察支援だ)

ホウゲキシマース

スネ夫(ジャイアンは典型的なδ芋だな 猛虎CCCとT30か 榴弾は… 敵側第2プラントへ 足止めと削りにはなるか 主戦場は第3プラだな)

スネ夫(凸屋が二人… ってドラえもん!? 蛇で凸!?」

ドラえもん「きゅうきアセンさ」

スネ夫(きゅうきアセン… そうか! 速い脚に極限まで軽いアセン、武装でコアに蛇の副武器を叩き込むリア重! クソゲーになるかもしれないぞ…)

プラントCヲセンキョシマシタ

スネ夫(よし! プラント占拠成功! このまま押せ押せで行くとして… のび太は?)

忘れてた 旧ブロア市街地という設定

のび太「…よし」

コレカラダ!

スネ夫(もう5キル!? 丘芋砂か? いや違う! 前線に出て出会った敵をクイックショットで一機ずつ撃破してるんだ…! なんてAIMだ!? )

スネ夫「くっ のび太のくせに… あっ」

ユダンシマシタネ…

スネ夫「くそう やられた!」

ポヒューン

しずか「再起は任せて その為のリペショβよ」

スネ夫「助かったよ…」カンシャイタシマス

スネ夫(しずかちゃんは軽量アセンでセンサー支援か 副武器はマイン 主武器はクイスマ… 良い趣味してるな)

ドラえもん「あっ 防衛に阻まれちゃった… なかなか守りが硬いね」ツギハナイトオモエ…

スネ夫(流石に開幕凸は無理だったか…)

テキヲゲキハシマシタ!

スネ夫(ボクだってプラントの維持くらいはしてみせる!)

ジャイアン「いくぜぇ! 榴弾でまとめてぶっとばす!」 ホウゲキシマース

ワタシハミカタデスヨ!? ドーン クッ… テッタイシマス

ジャイアン「おお 誤射しちまった わりいわりい」 ゴメーン

スネ夫「」イラッ

スネ夫(中盤にもなり戦況は… キルデスで微勝ちだな)

マダマダァ!

スネ夫(のび太は15キル… どうなってるんだ… トイレ休憩中らしいけど)

しずか「きゃっ やられたわ!」ツギハマケナインダカラ…

スネ夫(まずい 索敵が途切れる この隙に凸を通されたら…)

ジャイアン「ベース防衛は俺がする! どうせ芋だしな! ん?」ベースボウエイハマカセテ!

ガキンガキン! ヤラレチャッタ~…

ジャイアン「うおお!? やべえ! 凸屋に轢き殺された!」ゴメーンゴメーンゴメンナサーイ

スネ夫(くそっ 戻らなくちゃ…)シュウウ… イケナイ! ドナタカベースボウエイヲ!

ベースニテッキガシンニュウシマシタ コアガコウゲキサレテイマス!

スネ夫(こういう時こそ落ち着いて…!)バババ ベースハマモリマス

スネ夫(よし でもゲージが捲られたな… どうすれば…)スミマセン…

のび太「ぼくが奇襲をしかけるよ」サンカイシヨウ

ジャイアン「のび太お前…」

しずか「いけるの? のび太さん」

のび太「行くしかない… でしょ?」

ドラえもん(そうだのび太くん… 君がチームを引っ張るんだよ 君ならできる!)

スネ夫「…ベースはボクが守るよ だから、頼んだ」

のび太「…うん!」

のび太「しずかちゃん! 今だけ前線を照らしてくれる!?」

しずか「わかったわ!自貼りで…!」サクテキセンサーヲシカケルワ!

のび太「よし! ジャイアンは榴弾で敵センサーを狙ってくれ!」

ジャイアン「おう! そこだ!」ホウゲキカイシ~!

のび太「よし… これで占拠しにいけるぞ…」

テッキガベースニ… ヤラセルワケニハイキマセン!

スネ夫「ここは任せて行け! のび太!」ベースハワタシガマモリマス!

のび太「さっすがスネ夫!」ユクゾッ!

のび太(よし… ベース前プラントに到着…)

のび太(プラントが白くなったところで… 来る!)

ドラえもん(今こそ君の本領発揮だよ…)

のび太(爆発物を柱でよけて… 敵が踏んだところで…」ブツブツ

しずか「のび太さん…」シュウリハマカセテ!

ジャイアン「のび太… 頼むぜ…!」レンゾクゲキハ~! カンタンダネ!

スネ夫「行けぇ! のび太!」

のび太(敵の動く方を予想して… 置いておく!)

のび太「そこぉ!」バァン!

ウオオォォォォー!!

しずか「すごい…」

ジャイアン「竹槍でHSを…」

スネ夫「20キル0デス… 化け物だ…」

のび太「よし!占拠成功! 今だよ!」イッセイコウゲキヲシカケルゾ! ユクゾッ!

ドラえもん「お疲れ様 のび太くん 後はぼくの仕事だ」テキコアハオレガコウゲキスル…!

しずか「防衛は私に任せてスネ夫さんは行って!」ワタシガベースヲボウエイシマス!

ジャイアン「俺もいるぜ!」 ココヲマモルヨ~!

スネ夫「わかったよ!」テキベースノコウゲキハコノワタクシガ

のび太「ぼくはここを維持するから後は任せたよ」プラントヲマモルゾ!リョウカイ!

ドラえもん「行くよ!」イッセイニセメルゾ ワカッタ ワカッタ

パァン!

スネ夫(敵を吹き飛ばす蛇の補助装備 インパクトボムだ… あれで防衛を蹴散らしてコアを攻撃するのがきゅうきアセン)

ドラえもん「よし! いけるよ!」

ドドドーン! コアヲトラエタ…!

スネ夫(ボクも41改で…!天井落としだ!)

ドーン テキコアヲカクニン! イキマスヨッ!

ジャイアン「いけぇ!」スッゴーイスッゴーイ

しずか「お願い…!」スゴイワネ!

のび太「いっけー!」ナンドセメテモムダダ!

ドラえもん&スネ夫「うおおおおおー!」

ドーン! コア破壊成功

皆「ぃやったーーー!!」スッゴーイ!デキルヤツガ…ヤリマスネ!ヤルジャナイ!ナイッス!

リザルト

1位 のびのび太
2位 どら焼きおじいち
3位 グレートジャイアント
4位 スネちゃま
5位 静寂に堕ちる天使
6位 …

……

のび太「いやー 良い試合だったねぇ」

ジャイアン「なかなかやるじゃねぇか! 見直したぜ!」

しずか「素敵だったわ のび太さん」

スネ夫「ま のび太にしてはまぁまぁだな」

のび太「えへへ なんだか照れるや」

ドラえもん「うふふ… さぁもう一回出撃しよう! 今度は敵街するだろうけど全力でいくんだよ」

のび太「うん! やるぞー!」

ドラえもん(そうさ 君が自信を持って頑張れば結果はついてくるんだ)

ドラえもん(だからこれからも皆で頑張るんだよ)

ドラえもん(ぼくも一緒に頑張るからさ)

のび太「やったぁ! また1位だよ!」

ドラえもん「おめでとう! のび太くん!」

ワイワイ

……

……

??「のびのび太… 彼なのか? このスコア… ふぅん 結構やるみたいだね」

??「ぼくと同じ高みまで辿り着けるかな? ふふ」

店舗ランキング1位 EX5 エリート小学生

翌日

ドラえもん「のび太くん BB.NETに加入しようよ」

のび太「なにそれ?」

ドラえもん「BBをプレイ時の助けになるサイトだよ ぼくが入ってるからのび太くんのカードも登録しよう」

のび太「へぇー じゃあ入ってみるよ どんなことができるの?」

ドラえもん「機体のカスタマイズとかいろいろだよ ランキングとかも確認できる ぼくたちのホームの1位は… この人だね」

のび太「エリート小学生? アハハ 小学生がEXだって なれるわけないよ」

ドラえもん「…」

ドラえもん「…その人のプレイの様子をタイムテレビで見てみようよ」

のび太「いいね! 参考になるかもしれない!」

パッ

のび太「あっ!」

ドラえもん「…」

のび太「こ これって…」

ドラえもん「そうだよ」

のび太「出木杉くんじゃないか…!」

出木杉「……」

出木杉「……ふふ」ニヤリ

のび太「これは… す、すごい動きだ!」

ドラえもん(軽量アセンか… 読みが尋常じゃない AIMもハイレベルだ)

のび太「なんでこんなに死なないんだ…?」

ドラえもん「射線切りが上手いね 奇襲で敵を倒しきれるAIMがあるからできることだよ」

出木杉「ふぅ ちょっと遊ぶか」

のび太「河に飛び込んだよ!?」

ドラえもん「これは…」

ドラえもん「兵装を変えるんだ… 最初は砂… まさか いやでも後200秒だぞ…?」ブツブツ

のび太「ドラえもん! どういうことなのか教えてよ!」

ドラえもん「もしかしたら…」

出木杉「……」テッキレンゾクゲキハ! ツギ!

のび太「たら…?」

ドラえもん「グランドスラムを狙ってるのかもしれない…」

出木杉「…」

のび太「グランドスラムって… 全部の兵装でポイントを稼ぐ必要があるアレ…? 最上位で残り150秒だよ!?」

ドラえもん「間違いない 次は蛇だ」

出木杉「……」 ホウゲキヲカイシスル… チュウイシロ

のび太「誰もいないプラントに撃ったよ? あれじゃ当たらないよ!」

ドラえもん「違う! 敵が踏みに来てる! そこに猛虎とコングで敵を追い込んで…!」

出木杉「くくく」ニヤリ

ドォーン ナンキコヨウトオナジコトォ!

ドラえもん「マルチバスター…!」

のび太「つ 強すぎる…」

ドラえもん「後は支援で… この動き… まさかザリガニ!?」

のび太「ザリガニって?」

ドラえもん「簡単に言うとこの後彼は凸るつもりなんだよ」

のび太「支援で凸…? でも武装は軽くないしベースに辿り着く前にやられちゃうよ!」

ドラえもん「見てろ…」

出木杉「…」バァン!

のび太「あ… 防衛を殺してリペフィで回復を…」

出木杉「…」ピッ ドォーン

ドラえもん「傘下の敵はリムぺで処理してそのリムぺをコアへ…」

ピピッ!
コア破壊成功

のび太「こんなの勝てるわけない… これじゃBBは出木杉ゲーだよ!」

出木杉「…」チラッ ニヤリ

のび太「!?」

出木杉「はやくここまで上がっておいで…」

のび太「わかって言ってるのか…?」

ドラえもん「凄まじい読み、だね」

のび太「……」

ドラえもん「…怖気付いたかい? のび太くん」

のび太「それは…」

ドラえもん「……」

のび太「うん… 正直砂でも勝てるか怪しいよ」

ドラえもん「うふふ 大丈夫さ 自分の弱さを知っている君ならきっと彼にも追いつける」

のび太「でも…」

ドラえもん「その為には練習あるのみさ さぁ 今日もゲーセンに行こう」

のび太「…うん! そうだね やるしかない」

のび太(いつもダメなぼくが負けたくないと思えたんだ 今頑張らなくちゃきっとずっと頑張れない)

のび太(全部ドラえもんがBBを教えてくれたおかげさ 一緒に頑張ってくれるよね…?)

のび太(ううん ドラえもんがいなくても頑張るんだ ドラえもんにぼくはこんなにたくましくなったって見せてやるんだ)

……

一年後 エースボーダー戦

牛マン「いやー、今回のエースボーダーはマジパネェスモイッスナー なんてったって小学生が二人もいるッス!」

出木杉「来たね のび太くん」

のび太「ああ… ようやく追い付いたよ」

出木杉「ぼくら二人だけというわけじゃないけど、それでも一緒に戦える事を楽しみに思っているよ」

のび太「ぼくもさ 君はぼくの目標だったんだ」

出木杉「ふふ… じゃあそろそろ君の力 見せてもらうよ」

のび太「うん お互い頑張ろう」

最終戦 のび太と出木杉は一進一退の攻防を繰り広げ、会場を大いに湧かせた
勝敗は着いたものの、ほとんど同レベルの戦いだっただろう
そしてその後皆はどうなったかというと…

のび太 エースボーダー戦を圧倒的なキルデスで勝利に導いたとして伝説となり、今も語り継がれている

出木杉 惜しくも敗れたものの 彼の所為でACEが5段階に分けられたと言われるほど超人的な戦績を誇る

ドラえもん 悠々自適に凸屋をしている 彼のいる部屋はクソゲーになると言われている

スネ夫 初心者用の動画を上げ、器用な操作とわかりやすい解説で人気を博す 性格が良くなった

しずか 女性ボーダーとして今も再起しまくっている 一部に固定ファンがいる

ジャイアン クソ芋として度々晒されているが本人は自覚がない

そして…

のび太「よーし 今日もゲーセン行くぞー!」

ドラえもん「うふふ~ 今日もがんばろー」

二人はこれからもBBを続けるのだった


おわり

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