結衣「京子を今日1日無視してみようとおもう」(249)

誰か書いて

京子「結衣ー、おっはよう!」

結衣「……」スタスタ

京子「あ、あれ、聞こえなかったのかな?」

京子「おはよう!」ガバッ

結衣「……」ヒョイッ

京子「わわ!」バタン
京子「もう! 避けるのは反則!!」

結衣「……」スタスタ

京子「ゆ、結衣……?」

学校

京子「ねね、今日も結衣の部屋行ってもいい?」
京子「あ、もちろんラムレーズン用意できてるよね!?」ビシッ

結衣「……」

京子「あ、あの……お怒りなのですか?」オドッ

綾乃「歳納京子! 朝から何辛気臭い顔してるのよ!」

千歳「二人ともおはようさん。どうしたん?」

京子「あ、綾乃、千歳……聞いてよぉ、結衣がおかしいんだよぉ……」

結衣「綾乃、千歳、おはよう」

京子「はれ!?」

綾乃「ん? どこがおかしいって?」

結衣「私はべつに普通だけど」

京子「はれれー!?」

京子「も、もう結衣ってば冗談きついよ! 何の遊びだよ!」

結衣「ねえ、ところでさ、今日英語の小テストがあったよね。範囲どこだったか覚えてる?」

綾乃「ええ、たしか20ページからだったかしら」

結衣「ありがとう、助かったよ」

京子「ちょっと……」イラッ

千歳「ん? んん? なーんか二人おかしいで? 喧嘩でもしたん?」

京子「!」
京子「そ、そうなんだよ千歳! 実は結衣が」

キーンコーン

結衣「あ、チャイムだ。早く席につかないと」

綾乃「いけない! じゃあまた後でね。歳納京子も早く着席しなさいよ!」ダッ

千歳「ああー、綾乃ちゃん待ってー」タタタ

京子「……」

放課後

京子(結局、結衣から一言も喋りかけてもらってない)
京子(なんで? どうして? 私何か悪いことしちゃったかな?)ウルッ
京子(~~泣いたら駄目だ! そうだよ、いつもどんなに喧嘩しても結衣は許してくれるんだ)
京子(今回だってきっと……)グッ

京子「ちわーっ、京子ちゃん参上!!」バン

ちなつ「も、もう! びっくりするじゃないですか京子先輩!!」

あかり「わわわ!! あかり、お茶こぼしちゃったよ……」バシャーッ
あかり「あわわわ!! そしてそのお茶が結衣ちゃんの服に!!」

結衣「……」ビショッ

京子(しまった……!!)ビクーン

京子「あ、あの、結衣……ごめ……」

ちなつ「ゆ、結衣先輩、大丈夫ですか!?」

結衣「ああ、平気平気、ちょっと熱かったけど、火傷はしてないよ」

ちなつ「でも、もしものことがあったら一大事ですよ!!」
ちなつ「冷えたタオル持ってきますね!!」ダッ

結衣「そんな、大げさだよ」

あかり「結衣ちゃんごめんなさい!! あかりがまたドジしちゃって」アセアセ

結衣「本当に大丈夫だから、気にしなくていいよ」

京子「え、えと、結衣……だいじょう……」

ちなつ「ちょっと京子先輩!!」

京子「!」ビクッ

ちなつ「京子先輩があかりちゃんを驚かすような登場の仕方をするから、結衣先輩がこんな目にあったんですよ!!」

京子「う……わ、私は、ただ……」

ちなつ「なんですか、謝ることもできないんですか!?」

京子「む……」カチーン
京子「ふ、ふん! そもそもあかりがお茶こぼすドジっ娘なのがいけないんじゃん」ツーン

ちなつ「はあ!? なんですかその言い方は!! あかりちゃんのせいにしないでください!!」

京子「私は事実を言ってるだけだよ!! ドジドジの実の能力者のあかりが悪い!!」

あかり「うう……ごめんなさい」

結衣「だから、あかりは悪くないって」

京子「……っ」イラッ
京子「なんだよ、皆して私を悪者して!!」
京子「もういいよ!! こんな部活やめてやるー!!」ダッ

ちなつ「あ、ちょっと京子先輩!!」
ちなつ「何なんですか、一体……逆ギレなんて最低!」プンプン





京子「なんだよ、結衣のやつ! まるで私なんかいないみたいに……」
京子「う、うう……わ、私なんか……いない……み、みたいに……」ポロポロ
京子「い、いやだよぉ……結衣と……ひぐっ……このままなんて……やだよぉ……」ポロポロ

綾乃「と、歳納京子……あなた、なに泣いてるのよ」

京子「あ、あやの……」ポロポロ
京子「うわあああ、綾乃ぉおおおお!!」ダキッ

綾乃「!!」
綾乃(え? え? な、なにこの展開は!?)ドキドキ





綾乃「そう、道理で今日は元気がなかったわけね」

京子「……」ヒクッヒクッ

綾乃(泣いてる歳納京子もかわい……いやいや!!)ブンブン

京子「わたし、ゆいにきらわれちゃったよ……ちなつちゃんにも……もうだめだよ……」ズビー

綾乃「ちょっ、鼻水垂れてるわよ!! ほら」すっ

京子「ありがと……」フキフキ

綾乃「やれやれ……」
綾乃(さて、この様子だと相当ひどい喧嘩したみたいね)
綾乃(……このまま喧嘩したままだったら)

京子『もう私には綾乃しかいないよ』

綾乃『だ、だめよ、仲直りしないと』

京子『いいの! 私は綾乃さえいればいいんだ!! だから、ねえ、しよ?』

綾乃『と、歳納京子……』

京子『だーめ、きょうこ、って言って?』

綾乃『きょ、きょう……』

千歳「こうして、二人は末永く暮らしまたとさ」ポタポタ

綾乃「ち、千歳!? いつの間に……」





綾乃「……と、いうわけらしいわ」

千歳「やっぱなぁ、朝から変やと思ってたんよ」

綾乃「で、歳納京子は、その、やっぱり仲直りがしたいのよね?」

京子「……」コクッ

千歳「うーん、だったらまず船見さんがなんで無視しとるのか聞かなあかんなぁ」

綾乃「そうね、私たちが聞けば、答えてくれるかも」

次の日

京子(気が重い……学校に行きたくないよ)
京子(でも、今日行けば綾乃や千歳から結衣がなんで私を無視したのか聞けるはずなんだ)
京子(がんばっていこう)
京子「おっしゃー!! がんばるぞー!!」

学校

京子「あ、綾乃、おはよう! あれから結衣に聞いてくれた?」

綾乃「ちょっと、私と結衣で妄想するのはやめなさいよ!!」

千歳「ええやん、減るもんやないしぃ」

綾乃「私の精神が減るのよ!!」

京子「あ、あの、綾乃? あ、千歳もおはよう!!」

千歳「あ、私今日日直やったわぁ」

綾乃「もう、しっかりしないよね。じゃあ私も手伝ってあげるわ」

千歳「ありがとうなぁ、綾乃ちゃん」

京子「……あれ?」

京子「ね、ねえ」

「でさー」

京子「あ、あのさ」

「えー、うっそまじー?」

京子「あはは、冗談きついなぁ、みんな」

「きゃはは」

京子「う……」ジワッ





結衣「だから今度は三人で温泉に行こうよ」

ちなつ「わぁ、いいですね!! 結衣先輩と温泉……ステキです!!」

あかり「あかりも楽しみ!」

京子「私も行くよ」

結衣「ちょうど三人部屋の旅館が近くにあってさ」

ちなつ「先輩と同じ部屋、先輩と同じ部屋……」ドキドキ

あかり「あかりもいるからね」

ちなつ「わ、わかってるよ!」

京子「私も行くから」





あかり「でねー」

ちなつ「もう、あかりちゃんたら」

結衣「あいかわらずだなぁ」

きゃっきゃっ



京子「あはは、あかりは相変わらずだなぁ」ブツブツ

一ヵ月後

綾乃「ねえ」

結衣「ん?」

綾乃「そろそろいいんじゃない? 歳納京子、本気で参ってるわよ」

結衣「まだいけると思うんだけど」

綾乃「ちょ、ちょっとかわいそうよ。そりゃあ、壊れていく歳納京子は可愛かったけど、さすがに」

結衣「うーん、じゃあそろそろおわろっか」

千歳「ウチは早く精神崩壊寸前で船見さんに優しくされて犬みたいに懐く歳納さんが見たいわぁ」

綾乃「……」

千歳「もちろん綾乃ちゃんでも可!!」

綾乃「なっ……!? べ、べつに私は……!!」

ちなつ「えー、もう終わりですか? せっかく目に輝きがなくなって、いい感じで壊れてきたのに」

向日葵「でも、たしかに潮時ですわね。まったく悪趣味な」

櫻子「とか言いつつノリノリだったよな、向日葵は」

あかり「あかりもがんばって無視したけど、あんまり楽しくなかったよ……」

結衣「ふふ、京子のやつ、おどろくだろうな」





結衣「京子、おはよう!!」

京子「!」ビクッ
京子「え? え?」キョロキョロ

結衣「どうしたんだ、京子?」

京子「わ、私に……言ってるの?」

結衣「当たり前じゃないか」

ちなつ「もう、京子先輩元気がないですよ」

あかり「わー、なんか京子ちゃんと話すの久しぶりだね」

京子「あ……う……」ガタガタ

結衣「京子?」

京子「や、やめてよ……」ガタガタ
京子「なんで今更私に優しくするんだよ……この一ヶ月間、私を無視してたくせに……」

結衣「そんな大げさな……ちょっと話すのを控えてただけじゃないか」フゥ

京子「ちょっと……?」

ちなつ「そうですよ。だいたいメンタル弱すぎですよ。京子先輩なら相手に嫌われてようと気にしないのが普通ですよ」ヤレヤレ

京子「きにしない……?」

あかり「あかり、ビデオ撮ったりするの疲れたよ」

京子「ビデオ……?」

結衣「あ、あかり、それは……!!」


あかり「え?」

京子「ふーん、そういうことか」

結衣「きょ、京子……ちがう、それは」

京子「なーんだ」
京子「どっきりだったのかぁ」

結衣「え?」

京子「いやぁ、騙されちゃったよ! っていうか一ヶ月って長すぎ!」
京子「でもおかげで五キロのダイエットにも成功できたし、結果オーライかな!」

結衣「怒って……ないのか?」

京子「へ? なんで?」ケロッ

結衣(京子は、私を心底信頼してるのか)
結衣(それなのに、私は……!!)
結衣「京子、ごめん!!」

京子「ん? うん」

結衣「私たち、親友だよね!」

京子「あったりまえじゃん!!」

結衣「京子!!」ギュッ

京子「わわわ、どうしたんだよ、結衣ー」

結衣「もう京子のこと離さないからな!!」ギューッ

京子「えへへ、苦しいよ」ギュッ

ちなつ「なっ……! 結衣先輩から離れてください」

京子「じゃあちなつちゃんも抱いちゃえ!!」ムギューッ

ちなつ「はわわ!!」

あかり「みんなずるい! あかりもあかりもー!!」





結衣(今までの自分を反省しよう。もう『親友が壊れていくまで――京子の一ヶ月間』のビデオは破棄した)
結衣(これからはもっと京子を大事にしよう)

京子「ゆーい、おっはよう」

結衣「おはよう、京子」
結衣(そうだ、こんな何気ない挨拶がどんなに幸せなことか……)シミジミ

京子「えへへ、実はね、結衣」

結衣「ん?」

京子「やっぱ内緒♪ また教えてあげるよ」

結衣「な、なんだよ、気になるな」

京子「えへへ」
京子「えへへへへへ」





結衣「あのさ、京子、今日の放課後なんだけど」

京子「あ、ごめん結衣。今日はちょっと用事があるんだ」

結衣「え? そうなんだ……」シュン

京子「」
京子「というわけで、あかりとちなつちゃんにも伝えといて」

結衣「うん、わかった……」

京子「」
京子「よろしく頼むよー」





ちなつ「なんか京子先輩全然部室にきませんね」

あかり「今日も京子ちゃん来ないの?」

結衣「うん……私の部屋にも遊びに来なくなったんだ」

ちなつ「やっぱり、まだ怒ってるんじゃないですか?」

結衣「!! そんな、だって京子は」

ちなつ「口では平気なふりしてましたけど、本当のところはどうだか」
ちなつ「でも安心してください! 結衣先輩には私がいますから!!」ムフーッ

結衣「……」
結衣「ごめん、今日は私も帰るよ」

ちなつ「え、ちょっと、結衣先輩!!」

結衣「ごめん」

結衣(学校ではいつも通りの京子、でも放課後の付き合いは悪くなった)
結衣(やっぱり、まだ私のこと……)ウルッ

きゃっきゃっうふふ

「え? ここでキスするの?」

「恥ずかしいよー、んんん……」

「もう、強引だなぁ」

結衣「」
結衣(京子が知らない男といちゃついてる)

結衣(なんでなんでなんでなんでなんで?)
結衣「ねえ、なんで、京子?」

京子「あ……結衣……」
京子「えへへ、とうとう見つかっちゃった」

結衣「なんで?」
結衣「誰?」
結衣「京子、教えてよ」

京子「えー、なんでって言われても、私にも春が訪れたんだよ」

結衣「……付き合ってるの?」

京子「うん、そうだよ」
京子「うらやましいか」

結衣「あ、あはは」ジワッ
結衣「なんだ、そういうことか」

京子「」ゾクッ
京子「えへへ、私の口から言おうとは思ってたんだけど、恥ずかしくてさ」

結衣「そっか、そうなんだ」





結衣(走って逃げてきちゃった)
結衣(なんで、京子、知らない、男、どうやって、内緒で、汚い、キス、男、触るな)
結衣「私の……京子に……触らないで……」ギリッ

翌日 昼休み 屋上

綾乃「何なのよ、屋上なんかに呼び出して」

結衣「京子の……ことなんだ」

綾乃「と、歳納京子?」ドキッ
綾乃「歳納京子が何なのよ……あ、そういえば例のビデオまだもらってないわよ!」
綾乃「あ、いや、べつにそんな欲しいわけじゃないけど、せっかく苦労して撮ったんだから、私にも見る権利があるし」アタフタ

結衣「京子に彼氏ができた」

綾乃「」
綾乃「は? へ?」

結衣「京子が、男とキスしていた」

バタン

綾乃「」ブクブク

綾乃「ありえないありえないありえない」ブツブツ

結衣「見たんだ」
結衣「京子、楽しそうに男と一緒にいた」

綾乃「ありえないありえないありえない」ブツブツ

結衣「あんな京子、いやだ」
結衣「あんな笑顔を、他の誰かに向けて欲しくない」

綾乃「ありえないありえないありえない」ブツブツ

結衣「だからさ、綾乃」
結衣「京子を綺麗にしてあげよう。汚い男の手から救ってあげよう」

結衣「綾乃、京子のことが好きだろ?」

綾乃「」ピクッ
綾乃「わ、私が歳納京子を!!? あ、ありえないわね!!」

結衣「わかるんだ、私も同じだから」
結衣「私も、京子を愛してるから」

綾乃「……ふ、ふーん」

結衣「だから綾乃に言うんだ」
結衣「一緒に、京子を助けよう?」

綾乃「……」
綾乃「ま、まあ歳納京子が恋愛にうつつをぬかしているのは、面白くないかもね」

え?ゆるゆりの世界って男居ないじゃん

>>140
アニメでは出てる





京子「えへへー、今日はどこ行くー?」

イチャイチャ

綾乃「歳納京子が……男と腕をくんで……嬉しそうに……」ワナワナ

結衣「……」ギリッ

綾乃「それに相手は随分年上のようね……大学生……もしかして社会人? 条例違反よ!!」ムキーッ

結衣「京子、今助けるからね」チキチキ

綾乃「!! ちょ、ちょっと、カッターナイフなんて出してどうするつもり!?」

結衣「京子」

綾乃「ストップ!! 冷静になりなさいよ!!」ガバッ

結衣「……」

尾行を続ける二人

綾乃「あ、あの建物は……」
綾乃「……!!」カーッ

結衣「ラブホテル」
結衣「今からするのかな」

綾乃「す、するって、何を!?」

結衣「決まってるじゃないか」

綾乃(と、歳納京子がオトナに……!!)カーッ

結衣「そんなことは、させないけどな」カチカチ

一方

向日葵「櫻子、本当にここにカラオケがありますの?」

櫻子「だってそこに書いてあるじゃん。ご休憩ってのがよくわからないけど」

向日葵「なんだか、怪しげな雰囲気ですわ……人通りも少ないですし」

櫻子「つべこべ言わないの! 向日葵がカラオケしたいって言うから、探してあげたんだからね!!」

向日葵「で、ですが……」

俺「死ねええええええええええええええええええええええええ」

男「うわー」

男は死んだ、ハッピーエンド

櫻子「なにこれ? このパネルで部屋を選ぶのかな? なんでベッドばっか映ってるんだろ」

向日葵「店員さんはいませんの? ねえ、やっぱりここはやめて帰りましょう?」

櫻子「へぇ、怖いんだ? たかがカラオケで?」

向日葵「なっ!! べ、べつに怖くありませんわ! 何を言ってますの!!」

櫻子「じゃあどの部屋がいいか、決めてよ」

向日葵「ええい、望むところですわ!! これにします!!」ピッ

>>159
爆発大好きな先生ならあり得るだろ

櫻子「おお、なんだかよくわからん部屋だ……」
櫻子「あはは、なんだこのベッド、回転するぞーっ」グルグル

向日葵(……もしやここは)
向日葵(う、噂に聞く、ラブホテルではありませんの!?)←耳年増

櫻子「ん? どうしたんだ向日葵?」

向日葵「な、なんでもありません!!」
向日葵(こ、こんないかがわしい場所に、櫻子と来てしまうなんて、一生の不覚!!)

櫻子「おー、お風呂までついてるぞ、このカラオケ!!」

向日葵(カラオケじゃありませんわ!!)

櫻子「でも肝心のカラオケはしょぼいなぁ」

向日葵(だからカラオケじゃありませんの!!)

櫻子「ま、いっか」
櫻子「せっかくだし風呂にはいろー」ポポイ

向日葵「どうしてそうなりますの!?」

>>161
イケメンだしな

向日葵「まったく……」
向日葵「このような部屋で、いかがわしいことが……」モンモン
向日葵「だめ、そんな汚らわしい!!」

櫻子「向日葵ー」ホカホカ

向日葵「なっ!? ふ、服くらい着なさい!!」

櫻子「こんなんがあったんだけど、なんだこれ? ボディーソープじゃないよな?」トローッ

向日葵(そ、それは……噂に聞くローションでは!?)←耳年増

櫻子「うりうりー、向日葵につけちゃうぞー」トローッ

向日葵「ば、馬鹿!! 近づけないで!」

櫻子「えへへ、あ」ツルッ

ドテーン

櫻子「プハーッ、ベッドがあって助かったぁ」

向日葵「ちょ、ちょっと、どいてくれない?」

櫻子「あ、ごめ……」ネチャッ
櫻子「……ぬるぬるのべたべただ」

向日葵「盛大に服にかかりましたわ……どうしてくれますの」ワナワナ

櫻子「……」
櫻子「とりあえず、脱いじゃえ☆」グイッ

向日葵「ちょ、ちょっと櫻子!! きゃっ!!」

向日葵「うう……このような辱めを櫻子に……」ポヨン

櫻子「……」イラッ
櫻子「だからおっぱい禁止!!」ムギュッ

向日葵「きゃあ!! ちょっと、どこを触って……!!」

櫻子「なんでこんなに大きいの!? 私への嫌がらせか!!」モニュモニュ

向日葵「あっ……ちょっとそんなにもまないで……あっ……」

櫻子「このこの!!」モニュモニュニュチュニュチュ

向日葵(ろ、ローションのぬるぬるさとあいまって……あ!!)

櫻子「おりゃー!!」

向日葵「……!!!!」ビクンビクン
向日葵「ん……はぁ……」クタァ

櫻子「!!」
櫻子(なん……だ? 今の……?)

向日葵「はあはあ……」

櫻子「……」モンモン
櫻子(なんか、今の向日葵、きれいだ)ツーッ
櫻子「!!!」
櫻子(なにこれ……おまたから、ぬるぬるのおしっこが……)

向日葵「さ、櫻子……」

櫻子「!!」ドキッ
櫻子「な、なあ、向日葵、もう一回いいかな?」

向日葵「……え?」

櫻子「な、なんか向日葵の身体に障りたくなってきた」トローッ

向日葵(ローションを自分の身体につけて……なにを……)

櫻子「そりゃッ」ムギュッ

向日葵「~~!!!」

櫻子「えへへ、ぬるぬるして気持ちいい」ヌチュアヌチャ

向日葵「さ、櫻子、お、おやめなさい」

櫻子「やだ、だって向日葵の身体気持ちいいもん」
櫻子「向日葵は気持ちよくない?」

向日葵「そ、それは」

櫻子「……じゃあいくよ?」ヌッ……

向日葵「……!!!」
向日葵(だめ……櫻子の小さな身体が……ローションのぬるぬるが……私の身体に快楽を……!!)

櫻子「やだっ、なんか私、変だよ、おまたがせつないよ……」キュンキュン

向日葵「さ、櫻子……」

櫻子「ひまわ……んん!!!」

向日葵「んん……」

櫻子「ぷはっ、ひ、向日葵……」トローン





京子「なんか、ここ壁が薄いね」
京子「隣の声、ちょっと聞こえてるし」
京子「いいよ、私は気にしないよ」ぬぎぬぎ
京子「じゃあ、しよっか」

結衣「この壁の向こうで京子は……」

綾乃「どうするの? 部屋に入られたら、その、終わるまでは……」

結衣「……大丈夫だよ」
結衣「京子は、私が守るから」

ドンドンドンドンドン

京子「……もう、うるさいなぁ」
京子「ねえ、隣に文句言ってきてよ」
京子「大丈夫だよ、どうせたいしたことないよ」
京子「……か弱い女の子だからさ」ボソッ





結衣「ごめんなさい、うるさかったですか?」
結衣「はい、気をつけます」
結衣「あれ、お兄さん、後ろのほうに」

綾乃「あああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

ザシュッ

結衣「あは、刺されちゃいましたね」

綾乃「歳納京子を、歳納京子をよくも……!!!!」ザシュザシュ

結衣「綾乃、それくらいにしないと、血の始末が大変だぞ」

綾乃「はあはあ」

京子「あは、やっぱりやっちゃったね」

結衣「京子……」

綾乃「と、としのうきょうこ。わたし、やったよ? きたないおとこを、やっつけたよ?」

京子「うん、いいこいいこ」
京子「さすが、綾乃、私のペットだねー」ヨシヨシ

綾乃「えへへ」

京子「結衣のことだから、気づいてたんでしょ?」

結衣「ああ、綾乃は、京子に飼いならされた、犬だってな」

京子「だって、綾乃ったらちょっと私が優しくしただけでこんなに風になっちゃったんだよ?」
京子「私への罪悪感でいっぱいだったんだね」

結衣「……」

京子「だからね、綾乃は許してあげたんだ」
京子「結衣に協力して、この男を始末することでね」

京子「でもね、結衣はだめ。まだ許してあげない」

結衣「……わかってる」

京子「結衣にはね、とーっても大きな罰が待ってるんだよ」

結衣「……どんな罰でも受けるよ」

京子「結衣にはねー、私と一緒に育てて欲しいんだ」

結衣「育てる? なにを……」ハッ

京子「えへへ」サスサス
京子「私の、赤ちゃんだよ?」





櫻子「……ごめん」

向日葵「どうして、謝るんですの?」

櫻子「だってぇ……」

向日葵「その、よかったですから」

櫻子「え」

向日葵「私も、気持ちよかったですから!!」カアアア

櫻子「ひ、向日葵ぃ!!」ガバッ

向日葵「わわ、ちょっと……」
向日葵「……もう」



おわり

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年03月26日 (土) 11:48:10   ID: 7u4YKPy2

男いないって言ってる奴にわかすぎ
漫画でも教師とかモブでうつっとるぞ

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