える「本屋に出かけましょう。」 (19)
地学準備室にて・・
える「私、目撃してしまったんです。」
ほうたろう「今度はなんだい?
まったく、君はいつもトラブルを持ち込んでくるねえ。
でも、君のお願いを断るほど僕は冷血にできていないから。
話してみなよ・・・」
える「はい。昨日、私本屋に行ったんです。本を買おうと思って本屋にでかけたんです。
そしたら、まやかさんもそこにいたんです。古典部のまやかさんです。
で、見ていたら本棚の前にどっかりと居座っているのです。
横からその本棚を見たそうにしている人がいるにも関わらず、
どうやら、知らないふりをしているのです。
普通、そういう時は本屋独特の連帯感でもって避けてあげますよね?」
ほうたろう「ああ、もちろん、君のいう事は正しいさ。君の考えは当然すぎるくらい当然さ。
しかし、伊原はただ気づいていなかったんじゃないのかい?」
える「私も初めは、そう思いました。
でも、彼女はチラッチラッと横をチラ見していました。
でも、避けませんでした。
彼女は完全にわざと薄汚い心で以ていじわるしたのですよ。」
ほうたろう「ふむ、それはなら許せんな。犬畜生と変わるところがないな。いっそ、蹴殺してやろうか。」
える「私もそうしてやりたいです。部室に入ってきたらボコボコにしましょう。」
ほうたろう「ふむ、そうしよう。楽しみだなあ」
ガラッガラッ
まやか「なんだあ。ふくちゃんは居ないのか。折木、ちーちゃん、こんにちは~。」
える「昨日、本屋にいましたよね。駅前にある本屋にいたんじゃないんですか?」
まやか「あ、いたよ。漫画、買ったんだ。」
ほうたろう「フーム、そこで君は犯罪を犯したわけか。」
まやか「え?なんのこと?」
ボコボコボコボコ×1時間
ほうたろう「ざまあみろい!おキチ、ババアめが。しかし、暴力は省エネ主義に反します。」
える「この、気狂いが!脳病院を紹介しましょうか?」
まやか「・・・・・・・・」
(殴られすぎて目玉が飛び出した。歯は全部ふっとび後期高齢者並みとなった。
おまけに耳は西洋カミソリでもってそぎ落とされた。)
ほうたろう「ふ~。疲れたよ。本当に疲れたよ。」
える「そうですね。 耳をそぎ落としている折木さん、かっこよかったですよ!」
ほうたろう「・・・・馬鹿を言うな。」
ハハハハハ・・・ハハハハハ・・・フフフフフ
20分ぐらい笑いあった後、彼女らは帰宅した。
ワロタ
また30分後、地学準備室に福部サトシが戻ってきた。
さとし「こんにちはー。って、まやかしかいないのかあ。しかも、死んでいるぜ。
しかも、ひでえ臭いだぜ。こりゃあ、ゴミと選ぶ所がないよ。」
まやか「・・・・ううう・・・助けて・・・・。
お家に帰りたいよ~。死にたくないよ~。」
さとし「お!まだ生きているのか。じゃあ、犯しても死姦にはならないなあ。
死姦は倫理的に許されないからねえ。丁度良かったよ。」
パコパコパコ×3分間
さとし「あ~。スッキリしたなあ。でも、本格的にくたばったらしい。
なんだか、怖くなってきたよ。ひーーー」(遁走)
wwwwwwwwwwwwwwwwすげー!
また10分後、地学準備室に入須冬実がやってきた。
ふゆみ「折木君!いるかい?」
ガラッガラッ
ふゆみ「あっ!死体じゃないか。これは、私の映画に使えるんじゃないか・・・。
確か、腕を使うんだから、腕だけ持って帰ろうかな。
汚れないようにビニールを敷いて、ノコギリで切り落とそう。
しかし、酷い顔になっているなあ。おまけに精液臭がするなあ・・・」
ギコギコギコ・・・
まやか「ぅうううううううう!どうしたんですか?何か体中が痛いんです。
助けてください・・・・」
ふゆみ「なにっ!生きていたのか。『助けてくれ』と言われても、君はもう助からないねえ。
断じて生きられないだろうねえ。私も君の腕をもう半分以上切ってしまったしなあ・・
もう全部、切り落とすよ。予備のために、もう片方ももらっておくからなあ。」
ギコギコギコギコ・・・
まやか「あ”あ”あ”あ”あ”~」
ふゆみ「・・・疲れた。帰ろう。」
良スレ発見!みんなに教えなきゃ。
翌日 地学準備室にて・・・
ガラッガラッ
える「お!まやかさんが更に酷い事になっています。
どうしましょう・・・折木さん。」
ほうたろう「・・・これはまずいねえ。これじゃあ殺人と変わるところがないよ。
昨日は僕たちも、ちとやり過ぎたんじゃないかしら?」
まやか「・・・うううう・・・」
える「お!まだ生きていますよ!病院に運んであげましょうよ。」
ほうたろう「うむ、そうしよう。しかし、死ななかったとしても今後の人生はつらいだろうねえ。
関係ないけど・・」
える「はい」
ガラッガラッ
さとし「みんな、こん~。実は僕皆に謝罪しなきゃいけないことがあるんだ。
昨日、重症のまやかを強姦したんだ。」
える「あっ!なる~。それで精液臭がしたんですね。それと・・・まやかさんをリンチしたのは私たちなんです。
だから、私たちも同罪です!流石に両腕までは切り落としませんでしたが・・・一体全体、誰の仕業何でしょうか」
ガラッガラッ
ふゆみ「それは・・私だ。私も昨晩は大いに罪悪感に苦しんだのだよ。
それで、私の病院で治療しようと思うのだがかまわんね?」
ほうたろう・える・ほうたろう・まやか「はい!もちろんです!」
・エピローグ
その後、まやかは治療によりロボコップみたいになった。
話し合いの結果、古典部の皆や学校の先輩とも仲直りした。
そして、まやかは本屋では二度と傲慢に振る舞うのは止めようと決意するのであった。
完
(あとがき
みなさんも「本屋での連帯感を乱す」行為は慎みましょう。
これを伝えたくてSSを書いたのです。)
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