杏子「な、なんだよお前!」
億泰「万引きなんざ馬鹿みるだけだぜ~?だからよォ~……そいつは『棚に戻して』おきな」
杏子「!」
億泰「さっきからずっと店員にマークされてるのに気付いてなかったのか?」
杏子「えっ?」
店員「……」チラッ
億泰「ほらな?やることは大胆なクセにけっこう抜けてんな~お前」
杏子「く、くそっ!お前のせいだかんな!」
億泰「あ……行っちまいやがった」
って感じのをおねがい
億泰「それでよォ~~。店ン中で引きとめてやったのに負け惜しみはいて逃げやがって」
仗助「おめーもおせっかい焼きすぎなんだよ。ほっときゃいいじゃねえか」
億泰「最近のガキは生意気だよなァ~~。他人への感謝ってヤツ?それが足りてねえとつくづく思うんだわ」
仗助「で?そいつはどんなヤツだったんだよ」
億泰「赤い髪のポニーテールの……ああ、ちょうどあの子みてえなヤツだぜ」
杏子「……」
億泰「んんんん?ありゃ~~……。『みてえな奴』じゃなく『本人』か」
よし後は頼んだぞ
遊戯「はぁはぁ…ブラックマジシャンガール…うっ」
遊戯「ふぅ…」
杏子「もう、またブラックマジシャンガールでオナニー?」
遊戯「杏子、見てたのか」
杏子「見てたのか、じゃないわよ!」
遊戯「あぁ、悪い。だが…最近物足りなくなってきたぜ!」
杏子「え?」
遊戯「ソリッドビジョンだけじゃダメだ!こんな映像だけじゃオレのオナニスト魂は満たされない!」ドン☆
杏子「遊戯…」
さやか「マミさんの魔法少女研修長引いちゃった・・・」
さやか「今日も面会時間ギリギリかなあ」トボトボ
「ちょっと、『そこの君』」
さやか「え?」
吉良「驚かせてしまったかな?すまない」
さやか「な、なんですか」
吉良「今、チラッと見えたんだが、なかなか『いい手』をしていると思って」
ほむら「この娘が見えるのか?」
仗助「あぁ~~ン? 何言ってんスか、このお嬢ちゃん」
まどか
ほむら「この娘が見えるのかと聞いているッ!」
吉良「ちょっとその『右手』を私に見せてくれたら、嬉しいのだが」
さやか「(何この人・・・」
吉良「何、心配することはない」
吉良「君に『乱暴』しようとか、そういった『クソにも劣る』考えは微塵も持っていないことを約束しよう」
さやか「あははは、本当ですか?」
さやか「(でもちょっとかっこいいかも」
吉良「ああ。もちろんだ。
なんなら『手』を見せてもらったら、謝礼を払ってもいいくらいだよ」
さやか「し、謝礼ってお金ですか?」
吉良「これくらいでどうかな?」スッ
さやか「(5万円!」
さやか「・・・いいですけど」
さやか「『右手』で、いいんですよね?」
吉良「ああ。そう、君の『右手』が見たい」
さやか「・・・はいどうぞ」スッ
吉良「・・・美しい。少し触っても、いいかな?」
さやか「え、はい」
吉良「素晴らしい・・・おや?血が出てるぞ」スリスリ
さやか「あっ、さっきちょっとすりむいちゃって」
さやか「(今日魔女と戦った時の傷・・・」
吉良「そうか、ばい菌が入るといけないな。消毒してあげよう」
さやか「消毒?」
吉良「ああ、そうだ、もうちょっと近づきたまえ」
さやか「?」
吉良「いい指だ。細くて綺麗だ」チュパチュパ
さやか「えっ、な、なにすr」
吉良「」チュパチュパチュパチュパ
さやか「」
吉良「フゥー、美味しかったよ」
さやか「あ、あたし帰ります!」
吉良「『帰る』だって?」
さやか「用事を思い出しちゃったんで!さよなら!」
吉良「・・・・・・」
吉良「君」
さやか「は、はい!」
吉良「『CD』落としたよ」
さやか「(恭介に渡すつもりの『CD』」
さやか「(素直に受け取って立ち去るべきなんだろうけど」
さやか「(何かがおかしい」
吉良「どうしたんだ?早く『CD』を『とりたまえ』」
さやか「(あたしは、確実に『CD』はカバンの中にいれておいたはず」
さやか「・・・・・・」
さやか「(カバンの留め具が、『壊れてる』?」
吉良「怖がらせすぎてしまったかな?」
吉良「ならば私が君に『持たせてあげよう』」
さやか「(この男・・・」
吉良「さやかちゃん、何をそんなに警戒してい
さやか「・・・教えてない」
吉良「・・・なんだって?」
さやか「あたしは、名前を教えてない」
吉良「・・・・・・」
さやか「あたしはあんたにまだ、名前を『教えてない』」
吉良「ああ、そうだったかな」
さやか「あ、あんたは」
吉良「ほら」バサッ
さやか「あたしの・・・『学生証』?」
吉良「美樹さやか。いい名前じゃないか」
さやか「!」
さやか「(よくわからないけど、何かの『力』を」
吉良「中学生・・・だったんだな君は」
さやか「(ここは逃げるしか」
吉良「怖い顔をしなくてもいい」
吉良「ほら、『CD』も『学生証』も返し
さやか「(今だ!」バッ
吉良「『キラークイーン』」
さやか「」ボムッ
吉良「既に『カバン』を爆弾に変えていた・・・」
吉良「・・・・・・」
吉良「『首から上』だけ吹き飛ばすつもりだったんだが・・・」
吉良「素直に『受け取って』くれないからこうなったんだ」
吉良「自分でもなんで『首から上』だけ吹き飛ばしたくなったのかはわからないが・・・」
吉良「これじゃあ『両手』も吹き飛んでしまったな」
吉良「仕方ない・・・ジムに行くのはやめにして、もう一人くらい
「吉良吉影」
吉良「!?」
さやか「あんたの『名前』だ」バサッ
吉良「それは私の『社員証』・・・」
さやか「人に化ける『魔女』なのか、なんなのか分からないけど」
さやか「あんたは、あたしが倒す」
吉良「『魔女』?」
吉良「君は、『スタンド使い』のことをそう呼んでいるのか?」
さやか「『スタンド』?」
吉良「どうやら『スタンド』に目覚めて間もないようだな」
さやか「よくわからないけど、あたしがきっちり殺して晒して揃えて並べてやるよ」
さやか「あんたの横に立ってるそいつが『魔女』で、あんたが『使い魔』なのかもしれないけど」
キラークイーン「・・・・・・」
吉良「『使い魔』?その言い方は正しくないな」
吉良「『キラークイーン』は私そのものだし、『吉良吉影』は『キラークイーン』だ」
さやか「・・・・・・」
吉良「『本体』を『回復するスタンド』は厄介だが・・・」
吉良「『熟睡』のためだ、しかたがない」
吉良「『キラークイーン』ッ!」
両手に刀を召喚したさやかの眼前に、キラークイーンの拳が迫る。
さやか「遅い」
身を翻してそれを躱し、キラークイーンの腕に右手の刀を突き刺す。
同時に吉良の右腕が裂ける。
さやか「あんたの『キラークイーン』。あんまり速くないみたいだね」
吉良「『これでいい』」
さやか「え?」
吉良「『これでいい』と言ったんだ」
瞬間。
右腕を剣で貫かれたままのキラークイーンが、左腕を伸ばしさやかの喉を締め上げた。
さやか「ぐっ」
吉良「今度こそ『終い』だ」
さやかが、キラークイーンに喉元を掴まれた、と皮膚が感じるとほぼ同時に、さやかの身体はこの世から完全に消し飛んでいた。
吉良「これでいい」
吉良「『キラークイーン』の『第一の爆弾』は、あの少女を完全に『吹き飛ばした』」
吉良「どんな『スタンド』だったのかはわからんが、『本体』が『消滅』すれば何もできまい」
吉良「『腕』の傷もそんなに深くないし、今日は帰って寝るとしよう」
「もう終わり?」
吉良「!」バッ
吉良「気のせいか」
さやか「『もう終わり?』、って聞いたんだけど」
吉良「なんだと・・・」
さやか「ちょっとびっくりしたけど、大体わかったよ」
さやか「その『使い魔』、触れたものを『爆発』させる力があるみたいだね」
吉良「莫迦な・・・『完全』に『消し飛ばした』はず」
吉良「私は『幻覚』でも見ているのか?」
さやか「『幻覚』?滑稽だね」
さやか「『杏子』じゃないんだから、あたしにはそんなことできないよ」
吉良「他にも・・・『仲間』がいるのか?」
さやか「しゃべりすぎちゃったね」
さやか「さ、『復讐』の時間だ」
吉良「(どんな『スタンド』なのかは知らないが、『キラークイーン』とは相性が悪い」
吉良「(しかし名前を知られた以上帰すわけには」
さやか「吉良くん」
吉良「!?」
さやか「『何をそんなに警戒してるんだい?』」
吉良「この『小娘』・・・」
吉良「許すわけには、いかないな」
さやか「『出しなよ』、あんたの『キラークイーン』をさ」
吉良「『キラークイーン』・・・」
さやか「お、来たね」
吉良「『プライド』は捨てることにしよう」
さやか「なんだって?」
吉良「どうやら君は、『一筋縄』ではいかないらしい」
吉良「『シアーハートアタック』!」
さやか「!?」
キラークイーンの手から『シアーハートアタック』が放たれる。
シアーハートアタック「『コッチヲミロオオ』」
さやか「!?」
さやか「『新しい使い魔』ッ?」
吉良「『静かな暮らし』に比べれば『プライド』なんて安いもんだ、そう思わないか?」
吉良はさやかに背を向けた。
さやか「ま、待て!」
さやかが吉良へと走り出そうとした瞬間、シアーハートアタックが突進を始めた。
シアーハートアタック「『コッチヲミロ』」
さやか「うるさい!」
さやかが剣を振るうと同時に、シアーハートアタックが爆発する。
さやかの身体は粉々に吹き飛ぶ。
しかし、爆煙が立ち込める中さやかの身体はすぐに再生を始めた。
さやか「『痛み』なんて簡単に
シアーハートアタック「『コッチヲミロ』」
さやかが言い終わらないうちに、シアーハートアタックが再度突進を始める。
さやか「しつこい!」
上体を起こして召喚した剣を突き刺すが、シアーハートアタックの頑丈な外皮には文字通り刃が立たない。
さやか「か、硬い」
シアーハートアタック「『コッチヲミロ』」
さやかの目の前で、再度、シアーハートアタックが爆発した。
勿論、さやかの身体は直ぐに再生を始める。
さやか「くっ」
シアーハートアタック「『コッチヲミロ』」
再生を終わったところで、シアーハートアタックが3度目になる爆発を起こす。
そして、さやかの身体は粉々に吹き飛ぶがまた再生する。
さやか「お、終わらないじゃん!」
再生しては爆破され、再生しては爆破され、何十回かそれを繰り返した後。
さやかはようやく気づいた。
ソウルジェムが濁り始めていることに。
さやか「まずい、このままじゃ」
しかし無情にもシアーハートアタックは、再生を続けるさやかの身体を吹き飛ばし続けた。
何度も、何度も、何度も。
再生と爆破が何百回も続いたのち。
さやかは、考えるのをやめた。
誰かなんとかしてあげて。
さやか「(あー。あたしこんなところで魔女になるのかな」
さやか「(恭介にCD、渡せなかった」
「ティロ・フィナーレ!」
耳を劈く轟音と共に、さやかのすぐ傍を実体を持たない巨大な何かが通過した。
マミ「危ないところだったわね」
さやか「マミ・・・さん?」
マミ「グリーフシードよ。よく頑張ったわ」
片手で銃をかまえたまま、マミがグリーフシードを投げてよこす。
シアーハートアタック「『コッチヲミロオオオ』」
土煙のなかから、幾度となく聞いたあの声が聞こえ、さやかは身を震わせた。
マミ「・・・『使い魔』のくせに硬いわね」
さやか「マミさん、あいつすごく頑丈で
マミ「ええ。分かってるわ。
『ティロ・フィナーレ』で倒せないなんて」
マミ「『私の自信』の方が『ブッ壊れそう』だわ」
シアーハートアタックはまた、突進してくる。
さやか「マミさん逃げて!」
さやかと違い高速再生能力のないマミがあの爆発を受ければタダではすまない。
マミ「大事な後輩をおいて逃げる先輩がどこにいるのかしら」
マミがシアーハートアタックに手をかざすと、赤いリボンがシアーハートアタックを締め上げた。
マミ「『壊れない』なら『壊す』のは『諦める』わ」
シアーハートアタック「『コッチヲミロオオオ』」
見滝原スーパー
吉良「『シアーハートアタック』が帰ってこない」
吉良「意外に手間取っているのか?」
吉良「買い物を済ませたら様子を見に行くか」
吉良「今日は『リンゴ』が食べたい」
杏子「」チラッチラッ
吉良「(あの少女・・・綺麗な手をしてる」
杏子「」スッ
吉良「『万引き』・・・か」
吉良「『注意』するべきか?」
吉良「この美しい見滝原の街で『万引き』が行われているなんて心が痛む」
吉良「どこかの国では罪人は手を切られるらしいしな・・・フフフ」
杏子「へへ、チョロいチョロい」
吉良「ちょっとそこの
億泰「おいおいやめておけって」
杏子「な、なんだよお前!」
吉良「(ッチ。出遅れたか」
吉良「(しかし2人とも頭の悪そうな顔をしてるな」
億泰「万引きなんざ馬鹿みるだけだぜ~?だからよォ~……そいつは『棚に戻して』おきな」
杏子「!」
億泰「さっきからずっと店員にマークされてるのに気付いてなかったのか?」
杏子「えっ?」
店員「……」チラッ
億泰「ほらな?やることは大胆なクセにけっこう抜けてんな~お前」
杏子「く、くそっ!お前のせいだかんな!」
億泰「あ……行っちまいやがった」
吉良「(逃がしたか。まあいい」
億泰「ったくよォー、『万引き』を止めたなんてよぉ」
億泰「『兄貴』に言ったら驚くだろうな ァー」
億泰「あれ・・・何買うのか忘れちまった」
吉良「(さっさとリンゴだけ買って帰るか」
吉良「・・・すまない、そこのリンゴがとりたいのだが」
億泰「あ、悪いな。考え事しててよォ」スッ
吉良「いやいや」
吉良「・・・・・・?」
吉良「(左手が動かない」
億泰「?」
億泰「どうしたんだオッサン、顔色悪いぜ」
吉良「な、なんでもない」
吉良「(シアーハートアタックに何か」
億泰「あれ?リンゴはいいのかよォ」
吉良「あ、あぁ。失礼する」スタスタ
ウィーン
吉良「(今日はとんだ厄日だ」
「ふざけんな!」ドスッ
吉良「ぐっ!」
杏子「お前が余計なことしたせいで今日の晩ご飯が・・・ってあれ?」
吉良「・・・・・・」
杏子「あ、悪い。人違い」
吉良「い、いやいいんだ」
杏子「にしてもオッサン、受身くらいとってもいーんじゃねーの?」
吉良「あ、ああ」
杏子「変な汗かいてるけど大丈夫かよ」
杏子「もしかしてどっか怪我でも」
吉良「私に触るな!」
杏子「・・・・・・」
杏子「そうか。じゃな」
吉良「ッチ・・・」
吉良「(早くシアーハートアタックを回収しに行かねば」
吉良「ッハァ、ハァ」
吉良「(左手がぎりぎりと締めつけられている・・・」
吉良「あの青い小娘・・・何度吹き飛ばしても再生していたな」
吉良「何か『スタンド』でもない特殊な力でもあるのか?」
吉良「まあいい。『シアーハートアタック』を回収したら、また何度でも吹き飛ばしてやる」
吉良「(次の角を曲がれば・・・」
杏子「おっさん」
吉良「!?」
吉良「(さっきの小娘・・・」
吉良「何か用かな?」
吉良「怪我は大丈夫だと、言ったはずだが」
杏子「いやそれはもういい」
吉良「なら」
杏子「あたし、オッサンに謝らなきゃいけねーことがあるんだ」
吉良「謝ること・・・?」
杏子「あたし、オッサンを『万引き犯』かと思ってた」
吉良「私が『万引き』だと?」
杏子「ああ。さっき不自然に焦ってたからさ。
家を突き止めて捕まえてやろうと思って、さっきから後をつけてたんだ」
吉良「今なんて言った?」
杏子「家を突き止めて捕まえてやろうと思った」
吉良「違う。『その後』だ」
杏子「『さっきから後をつけてたんだ』」
吉良「・・・・・・」
杏子「そうそう。それともう一つ」
杏子「あたし、あんたをぶっ飛ばさなきゃいけねーみたいだ」
吉良「『聞いた』のか?」
杏子「ああ」
杏子「ちなみに」
杏子「あんたの言う、『あの青い小娘』があたしの知り合いだった場合は」
杏子「半殺しじゃすまねーかもな」
吉良「今日は『ツいてないな』」
さやか「ふぅ・・・助かった」
マミ「大丈夫?美樹さん」
さやか「そ、そうだマミさん!あいつが」
マミ「あいつ?まだ『魔女』が周りにいるの?」
さやか「『魔女』かどうかはわからないんですけど・・・」
かくかくしかじか
さやか「なんか『スタンド』って言ってました」
マミ「!?」
マミ「その『男』は確かに『スタンド』と言ったの?」
さやか「は、はい。なんか『スタンド使い』とか」
マミ「そう、『スタンド使い』の仕業なのね・・・」
さやか「あ、でも『行かんぞ歯科医』の聞き間違えだったかも」
杏子「『再起不能』にする前に聞いておくけど」
杏子「あんたが吹き飛ばしたあたしの『親友』は、ルーキーだけど、そこらへんの『一般人』にやられるほどヤワじゃねーんだ」
杏子「でもオッサン、『魔法少女』ってわけでもなさそうだし」
杏子「あんた、『魔女』なのか?」
吉良「フン・・・また『魔女』か」
杏子「答えたくないならいいさ。ぶっ飛ばすだけだからな」
吉良「『キラークイーン』」
杏子「じゃ、やらせてもらうぜ」
杏子が三節棍をかまえ、吉良と対峙する。
「『レッド・ホット・チリペッパーズ!』」
杏子「!?」
吉良「なんだ?」
2人の間に、電気を帯びた『レッドホットチリペッパーズ』が立ちふさがった。
レッチリ「やけに街が『騒がしい』と思ったらよぉ」
レッチリ「こんなおもしろいことやってるなんて知らなかったぜェ」
杏子「なんだ・・・こいつ」
吉良「新手の『スタンド』、か」
レッチリ「そこの怖い顔のオッサン。
あんた『スタンド使い』なんだろ?」
吉良「・・・・・・」
レッチリ「『スタンド使い』同士、『仲良く』しようぜェ」
杏子「こいつも『魔女』なのか?」
吉良「・・・・・・」
吉良「そうだな・・・それも悪くないかもしれない」
吉良「(徒党など死んでもゴメンだが、
今の段階ではこれしかない」
杏子「(敵が2人に。ここは引くしか」
杏子「じゃーなっ!」バッ
吉良「き、貴様!」
レッチリ「いいって、俺たちならいつでもやれるからよぉ」
吉良「しかし私の顔を覚えられてる」
レッチリ「問題ないぜ。
まず、お近づきの印に教えといてやるよ」
レッチリ「あいつらはよお、『魔法少女』って言って
『スタンド使い』とは別の存在なんだぜェ」
吉良「『スタンド使い』ではないだと?」
レッチリ「ああ。しかし『スタンド』に『攻撃』することができるっつー厄介な存在なんだぜ」
吉良「その『魔法少女』は人間なのか?」
レッチリ「半分人間で、半分人間じゃない」
レッチリ「まっ、この街であんたが『趣味』を行うには邪魔な存在ってことにかわりはないってことだ」
吉良「・・・・・・」
レッチリ「なぜか、『魔法少女』には『正義の味方』気取りの連中が多くておれも困ってたんだよ」
レッチリ「だから、おれと組んで『魔法少女』を全滅させようぜ」
吉良「私は平穏に暮らしたい」
レッチリ「俺だって好き勝手やる度に邪魔されるのはうんざりきてたとこだ」
吉良「利害は一致してるな」
レッチリ「ああ」
吉良「しかし『魔法少女』に弱点はあるのか?」
吉良「私はさっき、どんなに殺しても襲いかかってくる『魔法少女』と戦った」
ちょっと寝ます
おちてたらしかたないです
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