苗木「平成ライダー」 (120)
モノクマ「お前ら、視聴覚室にきてください」
モノクマ「ころしあいの動機を用意したよーウプププ」
苗木「たとえどんなことがあっても僕たちはコロシアイなんかしない!!」
霧切「DVD…一人十本ほど用意されてるわね」
セレス「とりあえず、見てみてはいかがでしょう?」
大和田「ああ、そうじゃねーと始まらねぇしな」
舞園「じゃあまずは私から再生しますね…」
苗木(一体何が入ってるのか知らないけど何があったって僕はゆらがないぞ!)
テテーン
空っぽの星ー、時代を0から始めようー
伝説はー繰り返されるーものー
いまーアクセルをー踏みならせー
苗木「へぇあっ!?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380850676
歌詞ミスったまま書いちゃうなんて絶望的ぃ!!
空っぽの星、時代を0から始めよう
伝説は、塗り替えられるもの
いま、アクセルを、解き放て
ですね。すいません
舞園「えーと…これって…?」
山田「仮面ライダーですな」
葉隠「なつかしいべ、俺は龍騎が好きだったべ 」
十神「どうでもいいが、はやくその音を消せ耳障り…」
苗木「クウガァァァァ!!!!あつくよぉぉみがえれぇぇぇ!!!」
苗木「クウガァァァァ!!!!誇りのエナァジィーー!!」
霧切「え…?」
苗木「クウガァァァァ!!!!つよくあぁぁるたぁめぇにぃぃぃ!!!」
苗木「ノーフィアー!!!ノーペインッ!!!!愛のぉぉ前にたつかぎりぃぃ!!」
苗木「ノーフィアー!!!ノーペインッ!!!!おそれるっ!!!ものはないもないっ!!!!」
苗木「完全独走…俺がとめてぇぇやるぅぅ!!!」
苗木「超 変 身!!!!」
苗木「仮面ライダークウガァァァァ!!!! 」
苗木「…はっ!?」
霧切「……」
朝比奈「……」
大神「……」
江ノ島「……」
セレス「……」
腐川「……」
舞園「……」
男ども『……』
苗木「そ、それは違うよ!!!」
十神「なにがだ」
桑田「お前…そういう系だったの?」
苗木「違うよ!!山田くんと同じじゃないよ!」
石丸「ひとの趣味にけちをつけるのは良くないとは思うが…」
苗木「石丸くんまで引いてる!?」
大和田「まぁなんだ…かっこいと思うぜ、ライダー…?」
苗木「そんな冷めた目で見ないでよ暴走族のくせに!」
不二咲「ねぇモノクマ、どうしてこれが動機になるの?」
モノクマ「うぷぷぷ、実はそれ苗木くんの私物なんだよね」
モノクマ「自分の大切なものが他のひとの手にあると思うと気が気じゃないでしょう?」
十神「くだらん、そんなゆさぶりで人を[ピーーー]わけが…」DVDばんばん
苗木「……」ガタガタガタガタガタギリギリギリィ!!!
十神「わかった、もうしない、もうしないからそんな血眼で俺を見るな」
舞園「苗木くん、仮面ライダー好きだったんですね」
朝比奈「なんか以外と子供っぽいねー」
苗木「それは違うよ!!!」ロンパ!!
苗木「仮面ライダーは一概に子供向けとは言えないんだ!!今からそれを証明するよ!!」
霧切「だめよ朝比奈さん、マニアをあつくさせるとめんどくさいわ」ボソボソ
朝比奈「うん、なんかごめんね」ボソボソ
苗木「調度いいからこのクウガから紹介するよ!」
大神「…先程から気になっていたのだがその画面に写っているのはオダギリジョーではないのか?」
江ノ島「ほんとじゃん、こいつライダー出身なんだ」
苗木「いまやライダーは若手の登竜門だからね、平成ライダーの初代であるクウガはオダギリジョーさんが主演をつとめてたんだ」
山田「ふむ、確かに佐藤健や水嶋ヒロもライダー出身らしいですからな」
葉隠「龍騎は誰だべ?」
苗木「それはおいおい説明するよ」
こうですかね?
とりあえず、バイトいくので帰ったらまた続きを書きたいとおもいます
少しだけ時間空いたので
苗木「それでこのクウガなんだけど…みんなは仮面ライダーについてどれくらい知ってるかな?」
霧切「そうね、正直私はほとんど知らないわ」
山田「子供の頃は見ていましたが記憶があまり…」
苗木「なるほど…葉隠くんは?」
葉隠「俺は普通に見てたべ、ミラーワールドいきたかったべ」
苗木「その意見に賛成だよ!」
舞園「それでこのクウガはどんなお話なんですか?」
苗木「そうだね、簡単にいうと王道でありながら既存のライダーをぶち壊した作品だよ」
苗木「いままでのライダー…つまり昭和ライダーは改造人間がほとんどだったんだけどこのクウガからそれが無くなったんだ」
腐川「改造人間じゃない…じ、じゃあどうやって変身するのよ…?」
苗木「端的に言えば古代のパワーだよ!!」
大神「与えられた力か…すかんな」
苗木「修行してライダーになる人も後からでるけどね」
苗木「このクウガは怪人達が世界征服のために人を襲うんじゃなくて自分達のゲームのために人を襲うんだ」
十神「身勝手な怪人だな」
苗木「ちなみにこの怪人達にも派閥があって、グロンギって呼ばれてるんだけどそれぞれ所属する派閥があるんだ」
苗木「ちなみに当時のマニア達はこのグロンギが話すグロンギ語を解明したりしてたんだよ」
不二咲「ぼ、僕にはできそうにないや…」
舞園「それでそのグロンギ達を倒す正義の味方がクウガなんですね!」
苗木「……あぁうん」
石丸「微妙な反応だね…」
苗木「実はクウガは人々からは他の怪人と同じような扱いをされてたんだ」
大和田「は?仮面ライダーなのにか?」
苗木「クウガは作中で仮面ライダーって呼称が出てないからね、民間人からは他の怪人と同じく『未確認生命体4号』って呼ばれてたんだ」
朝比奈「えー、それってひどくない!?」
苗木「うん、クウガに出てくる民間人は仮面ライダーや怪人にたいしてもっとも現実味のある対応をしてたんだ」
桑田「確かにはたからみたらクウガもグロンギも同じに見えるな…」
苗木「このクウガを語る上ではずせないのはやっぱりこのシーンかな」
霧切「…豪快に教会が燃えてるわね」
苗木「クウガが初めてマイティホーム、つまり戦える状態になって行った戦闘だね」
苗木「この教会のセットをわざわざいちからつくってそれでいきなり燃やしたんだ」
十神「なるほど、予算が多かったんだな」
苗木「……」
石丸「また微妙な反応だね」
苗木「実はこれのせいで予算が足りなくなってね 、そのつけが完全に最終回にまわってきたんだよ…」
苗木「でもそのおかげで最終回は本当にライダー史上最も素晴らしい最終回だったって話もあるくらいなんだ!」
それではバイトにいきます
終わり次第再開します
大神「いったいそれはどのような話だったのだ?」
苗木「うーん…それはネタバレになってしまうから詳しくは言えないよ」
苗木「とにかく、今までのライダー像を破壊する最終回だったんだ」
十神「だが所詮は子供だましだろう?」
苗木「確かにそういってしまうとそうなんだけど、クウガのテーマは『悪と正義の違い』だって言う人もいるくらい深いお話なんだ」
苗木「悪も正義も根本的な部分では同じだけど一体何が違うのか、力だけで解決するのが本当に正義なのか」
苗木「そんなことを考えされる作品、それが平成ライダー一期の始まりであり、平成ライダーの始まりである仮面ライダークウガなんだ」
霧切「へぇ…本当に奥が深いのね、ただの子供向け番組だとばかり思ってたわ」
舞園「でも私、この話を聞いてすごく興味が出てきちゃいました!」
大和田「俺もだ!ガキの頃見てたけどこんなに深い話だと思わなかったぜ」
苗木「へへ…そういってもらえると本当に嬉しいよ!」
桑田「なぁ苗木!クウガはわかったけどよ、他のライダーはどうなんだ?」
不二咲「確かにここにはいっぱいDVDがあるもんね、これどれくらいあるのかな?」
苗木「僕たちの人数分あるから…あれ?おかしいな、ひとつ余分だ」
苗木「クウガからウィザードで14個だから数が合わないや」
石丸「では苗木君の紹介がてらに確認していってはどうだろうか!」
セレス「確かにやることもありませんし、興味もありますわね」
苗木「皆…嬉しいよ!僕がんばって紹介するから!」
大和田「次は俺に配られた奴を再生しようぜ」
葉隠「そのあとは俺がいいべ!」
不二咲「とりあえず再生するよー」
苗木(大和田君に配られたのはなんだろう…順序的にはアレがいいんだけど…)
闇の中 見つめてる…
手を伸ばし…
つかみとれ、君求めるもの
また誰かが 平気な顔をして
夢だと 笑っても
苗木「でぇあいッ!!!?」
霧切「クウガのとは違って静かな歌ね」
セレス「案外好みですわ」
苗木「レディッ!!!トゥゴォッ!!!カウンッゼロッ!!」
苗木「仮面ライダーアァギィイトォォォ!!!」
苗木「きぃぃみのまぁぁまで!!!」
苗木「変わればッ!!!いいっ!!!」
苗木「ヒィアッウィゴォッ!!!カウンッゼロッ!!」
苗木「仮面ライダーアァギィイトォォォ!!!」
苗木「いぃぃぃまぁぁ…きみぃがいないと…」
苗木「ゲェェェェェェェェェッッッオオオオオンッ!!!!!!」
苗木「…はっ!?」
舞園「苗木くん…」
霧切「歌うなとは言わないけど…」
朝比奈「叫ぶのはどうなの…」
江ノ島「マジありえないんですけど」
大和田「そういってやんなよ、好きな歌なんだから仕方ねぇよな?」
苗木「げんちゃん…」
大和田「誰だそれ」
山田「これはアギトですな、少し覚えてますぞ」
桑田「アギト?」
大神「ものものしい名前だな」
苗木「うん、仮面ライダーアギト、平成ライダーの二作目だね」
苗木「かつての昭和ライダーへのオマージュや、さらにはクウガとつながりのある世界観など数々のライダーファンから熱い支持を得た作品だよ」
苗木「それでこのオープニング映像を見たらわかると思うんだけど…」
石丸「うむ、仮面ライダーが三人いたぞ!」
苗木「そうなんだよ、この仮面ライダーアギトはかつての1号2号のように1つの作品内で複数人のライダーが存在するんだ」
苗木「この多人数ライダーっていう設定はこれからの平成ライダー全てに共通しているんだよ」
葉隠「そういえば龍騎もたくさんいたべ!!」
苗木「うん、だから龍騎はあとで話すから」
大神「クウガと同じ世界ということはクウガも出るのか」
苗木「ううん、クウガは存在を少し匂わせる程度だったかな」
苗木「昭和ライダーだとよく昔のライダーが出てきたんだけど平成一期はそれが全然無いからね」
桑田「さっきからちょくちょくでてるけどよ、その平成一期ってのはなんだ?」
苗木「うーん、平成仮面ライダーのなかでふたつにわけるときの言い方かな?」
苗木「それもあとで説明するよ」
舞園「このアギトはどんなお話なんですか?」
霧切「そうね、私の推理によるとクウガのような感じの物語かしら?」
苗木「そうだね…アギトは一言でいうなら、主役以外の物語って感じかな」
十神「主役以外の物語だと?」
苗木「まぁ、アギトの主役はもちろんアギトなんだけどさっきも写ってた二人の他のライダー」
苗木「この二人も脇役でありながらアギトと同じくフューチャーされてるんだ」
霧切「三人が主人公といった感じなのかしら?」
苗木「そうだね、そういう認識で大丈夫だよ」
苗木「ちなみにこのアギトは記憶喪失で、闘いをとうして自分のルーツを少しずつ解き明かしていくいわば謎の多い作品だったんだ」
セレス「敵を倒して終わりという簡単な話ではないのですね」
苗木「ちなみにこのメカメカしいのがG-3で、ワイルドなのがギルスって名前だよ」
苗木「彼等もそれぞれ悩みをもっていて…とくにギルスは自分が人間じゃなくなっていく恐怖に怯えて暮らしているんだ」
大神「確かに…怪人のような見た目をしているな」
苗木「そしてこの仮面ライダーアギトは話はもちろんアクションや演出がすごく良いんだ」
苗木「クウガはどちらかというとアクションよりも物語に比重を置いてたんだけどアギトは子供向け番組ということを考慮してアクションは派手に、演出は究極的なまでにかっこよくというのを意識しているよ」
山田「確かにこの三人のライダーの見た目はとてもかっこいいですなぁ」
霧切「えぇ、それぞれベクトルは違うけど三人全員が他とはにつかないようにデザインされてるわね」
苗木「それで、この仮面ライダーアギトを語る上ではずせないのはやっぱりこのシーンだね!」
舞園「あれ…?これ闘ってるのアギトじゃないですよね?」
セレス「G-3という仮面ライダーですわね」
苗木「そうなんだ、このG-3はアギトのような力を持っているわけでもなければギルスのように怪人の力を持っているわけでもない」
苗木「ただの普通の人間がパワードスーツを着ただけ、それがG-3という仮面ライダーだよ」
苗木「これは最終回、それぞれが敵と闘っている時のG-3Xのラストバトルなんだ」
苗木「お前はアギトではない、何故これほどの力を持っている、お前は何物だという敵の問いにたいして放った『ただの…人間だ!!!』という台詞に仮面ライダーアギトの正義のある場所というテーマが詰め込まれてるんだ」
苗木「正義は特別な力を持っている物にしかあるのではなく、ただの人間でも正義の力を持つことができる、そんな思いが込められた名言だよ」
腐川「考えさせられるわね…特撮のくせに」
桑田「ところでよ苗木、これにはクウガみてぇに零れ話みたいなのはないのか?」
苗木「うーん…しいていうなら海外ロケをするつもりが予算が無くて行けなかったってくらいかな」
霧切「やはり予算の問題はどこにでも付きまとうのね」
苗木「そうだね…でもこれの次のライダーでは」
葉隠「龍騎だべ!!!」
苗木「うん、そうだね」
苗木「龍騎は予算が結構あったんだよね」
不二咲「それはどうしてなの?」
苗木「うーん…それを説明するためには龍騎の説明もいるんだよね」
苗木「まぁとにかく、この仮面ライダーアギトは正義の味方に憧れた子供達に『たとえ特別な力なんてなくても、正義の心があればヒーローになれる』っていうことを教えてくれた」
苗木「それが平成ライダーの二番目、仮面ライダーアギトだよ!」
葉隠「次だべ!!!今回こそ龍騎だべ!!!」
苗木「なんでそんな龍騎を…すごく面白いけどさ」
十神「おい苗木、はやく次にうつれ、あまり待たせるな」
大和田「あぁ!苗木の話聞いてたら仮面ライダーが見たくなってきたぜ!」
苗木「あはは、僕もそういってくれると嬉しいよ!じゃあ次は葉隠おまちかねの…」
葉隠「龍騎!!むしろライアだべ!!!」
苗木「あ、やっぱりライアが好きなんだね」
モノクマ「おいこらお前等!!僕はコロシアイの動機としてこれを用意したんだぞ!コロシアイノ
モノクマ「コロシアイしないなら部屋にかえりなさい!」
苗木「えぇ…そんな…」
葉隠「そ、そんなのってないべ!!!龍騎だけでもしてほしいべ!!」
モノクマ「ガタガタいってるとおしおきだからね!うぷぷぷ」
石丸「仕方ない…今回はこれで終わりにしよう!それでまた明日集まれば良いじゃないか!」
霧切「そうね、その龍騎っていうのも気になるわ」
セレス「葉隠君がそこまで楽しみにしてたんですものね、興味はつきませんわ」
石丸「よし!では明日またこの時間に集合だ!」
大和田「明日も頼むぜ苗木!!」
苗木「う、うん!皆ありがとう!」
舞園「じゃあ戻りましょうか」
江ノ島(妹)「……」
むくろ「どうしたの盾子ちゃん?」
江ノ島「うるさい!!なんでお姉ちゃんまでノリノリで聞いてるの!!?」
江ノ島「こんな残念な姉なんて…本当に絶望的…!あしたは視聴覚室あけない!」
むくろ「…でも苗木君がいうには龍騎は絶望しかないらしいよ」
江ノ島「……」
江ノ島「…ほんとに?」
おわり
切りが良いのでここで一旦終わらせました
ほんとはアルティメットとかライジングとかアナザーアギトとかも書こうと思ったんですが長くなりそうていうかライダー知らないと置いてかれるのでやめときました
また明日にでも新スレたてて龍騎編、555編なんかを書きますのでよろしければお付きあいください
それではまた
これの続きからで良くない?
>>71
あんまり1つのスレを長くするのが読みにくいので好きじゃないんですよね
もし新スレ探すのめんどくさいっていうならこちらで書きますが
まぁたぶん新スレ立てますかわがままですいません
ちなみにやはり平成ライダーといえばクウガからというイメージなので今回はJや真なんかは省かせてもらいます
でもたぶん番外編とかでやります、好きなんでJも真もfirstもnextも
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