男「やっぱり斧が最強だよね」 (22)
男「投げてよし、切りかかってよし、農業に使ってよし」
男「おまけに遠心力のおかげで溢れるパウワー」
男「痺れるね!」
剣士「おいそこのぶつぶつ独り言言ってる農民」
男「あ? 誰が農民だゴラァ? 剣士風情が舐めた口聞いてんじゃねえぞ?」
剣士「なんと農民では無かったか。すまぬ」
男「あ? 農民だけど文句あっか?」
剣士「…………まあいい。それより貴様おかしな事を言っていたな。斧が最強とか」
男「おかしな事だぁ? 真実だろぉが! テメエメジャー武器持ってるからって調子乗ってんだろ?」
剣士「ふっ、ではいいだろう。ここに勝負を挑もう。勝った方の武器こそ最強だ」
男「ああ、いいぜ! ぶっ殺してやるよ!」
今―――戦いの火蓋が切って落とされたッッ!!
剣士(リーチにおいてはこちらが有利……間合いを測りつつ攻めたてる!)
男「オラッ!!」
おおっとッ!! 男が斧を投げたァッ!!
剣士「なっ!? えい!」
それを弾く剣士ィィ!! そして不可思議な軌道で斧が男の手元に飛んでいくゥッッ!!
男「もう一発だァ!! オラァッ!!」
剣士「ふっ、同じ手を……なに!?」
男が斧を再び投げ、剣士がそれを弾こうとしたッッ!!
しかし、斧はおかしな弧を描き後ろから襲いかかったァッ!!!!!!!!
剣士「ぐはあああああああ!!??」
斧の一撃は強力ゥッ!! 剣士は一撃で倒れたッッ!!
この戦い―――男の勝利だァッ!!!!!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380736699
男「あーあー、やっぱり斧こそ最強だなぁー」
槍兵「剣士がやられたか、しかし奴は我ら武器四天王の中でも最弱」
槍兵「次は一般的に最強とされている儂の出番じゃ」
男「ハッ! 一般的に最強たぁ、でかく出たな。所詮槍たぁ、斧に負けるためにあんだよ!」
槍兵「くはは! ならやってみるか坊主よ!!」
男「望むとこだ!!」
今―――戦いの火蓋が切って落とされたッッ!!
槍「坊主の戦いは見させてもらっていたぞ! 戦闘スタイルは遠距離戦!」
槍「ならば、槍が得意とする接近戦で倒しきるまでよ!!」
槍兵は自分のリーチまで一気に接近したッッ!!
槍兵「くらええッ!!」
そして繰り出される突きッ! 突きッ!!
男「見えてんだよぉ~」
しかし、それを躱す男ッッ!!
男はそこから槍を斧の一振りで弾き飛ばしたァッ!!
槍兵「ぬぉ!? なんてパワーじゃッ!?」
男「パワーじゃねえ、パウワーだッ!!」
男は斧を振り下ろすッッ!! 瞬間、槍兵の頭は縦に真っ二つになったッッ!!!!!!
この戦い―――男の勝利だァッ!!!!!
男「やっぱり斧こそ最強だな」
忍者「またれい!」
男「何だテメエはよお?」
忍者「拙者は武器四天王が一人、手裏剣使いの忍者でござる」
男「次はテメエが相手か」
忍者「左様でござる。我ら四天王最強の槍兵殿の仇は必ずや!」
男「きやがれえ!!」
今―――戦いの火蓋が切って落とされたッッ!!
忍者「先手必勝でござる! とう!」
忍者の手から繰り出される無数の手裏剣ッッ!!
忍者「斧は重量武器! 細かい飛び道具には弱いはずでござる!」
男「舐めてもらっちゃあ、困るなッ!!」
男は回転を始めたッッ!!
遠心力によりその回転は竜巻を起こしたッッ!!
手裏剣如き竜巻に飲まれ吹き飛ばれていくゥッ!!
忍者「なんと!?」
男は回転しながら忍者に接近するッッ!!
忍者「く、くるなぁッ!」
しかし、忍者の叫び虚しくッッ!!
竜巻に飲まれ八つ裂きとなってしまったァッッ!!!!!!
この戦い―――男の勝利だァッ!!!!!
男「いやーやっぱり斧は最強だなあ」
そのときィッ!! 男の足元にに矢が飛んで来たァッ!!
これを合図にィッ!!
今―――戦いの火蓋が切って落とされたッッ!!
弓兵『ふふふ、私がどこにいるかわかるかしら?』
何処からか響いて来る女の声ッッ!!
それと共に飛んで来る矢の雨ッッ!!
男「舐めてんじゃねえよッ!!」
男は回転し矢を吹き飛ばすゥッ!!
そして、男は矢が飛んで来た方向に真っ直ぐ斧を投げ返したァッ!!
弓兵『きゃああああッ!?』
響く女に声ッッ!! それから、矢も声も飛んでこないッッ!!
弓兵は死んだッッ!!
この戦い―――男の勝利だァッ!!!!!
しかしッッ!! 男の戦いは終わっていなかったッッ!!
魔術師「ふはははははッ!! 武器など必要要らぬッ! 魔術こそ最強よ!!」
突然現れた男ッッ!! 彼はテレポートして来たのだァッ!!
辺り一面に雷が降り注ぐッッ!!
男「とうッ!」
男は斧を真上に放り投げたッッ!!
それにより雷は斧に集中するッッ!!
男「俺の斧を一本殺したんだぁッ!! 死ぬ覚悟は出来てるよなぁッ!!」
男は背中から斧を取り出したァッ!!
そしてそのまま魔術師へ向け走り出すッ!!
魔術師「ふはははははッ! 甘いわぁッ!!!」
魔術師は目の前一体を炎で埋め尽くしたァッ!!
しかし、男は目の前で斧を回しィッ!!
炎を掻き消したァッ!!
そして、男の歩みは止まらないッッ!!
魔術師「ま、待てッ! どうだ、世界の半分を」
魔術師が喋り終えるのを待たずッッ!!
男「斧の仇ィィッッ!!」
男は魔術師の胴体を横に真っ二つにしたァッ!!!!!
この戦い―――男の勝利だァッ!!!!!
男「仇を取ろうとしてる奴と斧は最強なんだよッッ!!」
こうしてェッ!!
男の戦いは終わりィッ!!
ここにッッ!!
斧がァッ!!
最強だということがァッ!!
証明ッッ!!
されたァッ!!!!!
完ッ!
勢いだけで書いた。後悔はしていない
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません