苗木「なんかおっさんが混じってる…」 (124)

モノクマ「まずはオマエラ入学おめでとうございます!」

苗木(ここにいるみんなは校門を潜った時点で気を失い気がついた時にはこの監獄のような学園の中にいたらしい…)

モノクマ「オマエラみたいな才能溢れる生徒たちは世界の希望です!」

苗木(みんなズバ抜けた才能を持った超高校級の生徒たちだ。ボクはただ幸運で選ばれただけだけど…)

モノクマ「…というわけでオマエラにはコロシアイをして貰います!」

苗木(ただ1人明らかに…)

大和田「おいおいちょっと待ちたまえ、何をいきなりそんな物騒なことを言ってるのだね」

苗木(明らかにおっさんがいる!)

モノクマ「もーうるさいなー。まだボクが喋ってる途中だよ。とにかくオマエラには殺しあってもらうからね!
あ、あと学園長であるボクへの暴力行為は禁止!
破ったらオシリペンペンくらいの罰じゃ許さないからね!」

苗木(どう見ても40半ばくらいのおっさんだよね…
あ、教師かな?でも状況が飲み込めてないみたいだし…)

モノクマ「それではオマエラにこの電子生徒手帳を配ります!
校則とかも書いてあるから絶対に無くさないでよー!」

大和田「私はこういう電子機器は苦手なんだがねぇ…」

苗木「え、生徒手帳を渡されてる…?」

苗木「ひょっとしておっさ…貴方も希望ヶ峰学園の生徒ですか?」

大和田「そうなんだよ。前は銀行に務めてたんだが、ちょっとした不正がバレちゃってね…」

~回想~

中野渡「私は銀行員としての君を尊敬しているが今回の件は銀行員としてあるまじきことだ」

大和田「今回の件は解雇されてもおかしくないこと…出向で済ませて頂けるだけで有難いことです」

中野渡「そういうことだ。私としても心苦しいが…近い内に入学の案内が届くと思うので目を通しておいてくれたまえ」

大和田「は…?入学…?」

大和田「…ということなんだよ」

苗木(高校生からやり直すレベルの不正って何をしたんだろう…)

霧切「…てっきり教師かと思ったわ」

十神「左遷されて高校生か…無様だな」

葉隠「俺も3ダブだからおっさんの気持ちはよくわかるべ…」

苗木「いやもっと他にツッコむ所があるんじゃないかなぁ…」

モノクマ「じゃあみんなよく生徒手帳をよく見ておくこと!
それぞれ部屋も用意してあるから夜はそこで過ごしてね!じゃあ解散!」

その後は校内の探索をすることになった
ジャンケンで班分けしそれぞれペアになる

苗木「え、えっと…大和田サン?よろしくね」

大和田「うんこちらこそよろしく」

苗木(あれなんか冷たい)

大和田(あの時パーを出していれば朝日奈さんと組めたのに…惜しい!)



苗木「うーん…完全に封鎖されてるしあちこちに監視カメラが仕掛けてある…」

大和田「これは逃げられそうにないねぇ」

苗木「大和田さん随分落ち着いてますね…」

大和田「まぁ私も元は上役だったからね、こういう時に慌てては部下に示しがつかんのだよ」

苗木(でも出向になったんだよね)

苗木「…あ!もうそろそろ集合の時間だし一旦戻りましょうか」

苗木(探索の結果わかったことはここから出られそうにないということだけだった
結局、殺し合いは起きないまま平穏な時間が流れていた)

モノクマ「オマエラ、朝ですよー!」

苗木(石丸くんの提言で朝食はみんなで食堂に集まりとることになっている)

大和田「ここの生活も慣れてしまえば中々悪くないものだなぁ」

江ノ島「なんでこのおっさんこんなに適応能力高いの…」

セレス「強かですわね。生命力が強い証拠ですわ」

苗木(案外馴染んでるよなぁ、あのおっさん…)

モノクマ「はいはい注目ー!オマエラいつまで経っても誰もころさないし今から動機を与えます!」

桑田「ハァ!?動機ぃ?」

モノクマ「今からみんな視聴覚室に行って学園の外の映像を見てもらうよ!」

~視聴覚室~

大和田(この映像は…私の家か…?)

ーーー
半沢「大和田夫人…貴女が多額の借金を抱えていることは知っています
そして大和田元常務は出向…しかも稼ぎはない
貴女の会社に融資する代わりに…どうしたらいいかわかりますね?」

大和田夫人「はい…」チュパチュパ
ーーー
大和田「半沢ァァァァァァ!!!!」ガタッ

苗木「えっ、ちょ、大和田さん!?」

大和田「おのれ半沢ァァァ…!!!」フトモモバンバン

苗木「大和田さん落ち着いて…!」

苗木「大和田さん…大丈夫?」

大和田「あぁ…すまないね…気にしないでくれたまえ」

大和田(私は必ずこの学園を出てあの男に復讐する…!)

苗木「えっと…何を見たのかは知らないけど変な気は起こさないでね…?」

大和田「うん大丈夫なにもしないよ(棒)」

苗木(不安だ…)

舞園「どうして…!!!私をここからだして!!!」

苗木「ああもう舞園さんまで!!」

~夜時間~
大和田(とは言ったもののここから出るには誰かをコロスしかない…)

大和田(どうする…?バレるわけにはいかない…)

ピンポーン

苗木「あの…苗木です。大和田さん起きてますか?」

大和田「こんな時間にどうしたんだね?夜時間に出歩いてたら怪しまれちゃうかも知れないよ?」

苗木「すごい取り乱してたから心配で…」

大和田(いかにもな草食系男子…確実にやれる…!)

苗木「…大和田さん?」

大和田「あ、ああ私を心配してくれたのかね!いやーありがとう!」

大和田(ダメだ…部屋でころせば簡単に足がつく…)

~モニター室~
モノクマ「うぷぷ、あのおっさんものすごい動揺してる!」

ーーーー
苗木「…では大丈夫そうなので失礼しますね」
ーーーー

モノクマ「あー!なんでそこで踏みとどまっちゃうかなぁ!」

モノクマ「これはもう一押し必要ですねぇ…!うぷぷぷぷ」



苗木(大和田さんと舞園さんのあの様子…流石に心配だなぁ)

大和田(寝れそうにもない…おのれ半沢…!!)

大和田(早く完璧な計画を考えなければ…)

大和田(…トイレ行こう)ガチャ

桑田「ハァ…ハァ…!チクショウなんで俺が…!」

大和田「ん?おお、君は桑田くんじゃないか」

桑田「ゲッ!なんでこんな時間におっさんが出歩いてんだよ!」

大和田「どうしたね?君もトイレかね?」

桑田「あーそうそう俺もトイレでさー」

桑田(あーウゼー!早く行けよこのアポ!)

大和田「ん…?君ワイシャツが汚れてるが…」

桑田「あ…はは…」

桑田(あああどうすりゃいいんだ!このおっさんも殺すか…?いやでも流石にこれ以上は隠しきれねぇ…)

大和田「んー?これは…血じゃないか!」

桑田(どうするどうするどうする…!)

大和田「なるほどぉ…キミ、やっちゃったねぇ?」

桑田「あばばばばば」

桑田「おっさん…恨みはねーけどアンタも一緒に…!」

大和田「あー待て待て待て待ちたまえ!私は誰にも言うつもりはないよ。キミが私の言うことを聞けば…だがね?」

桑田「…あぽ?」



大和田「いいかね?私が今からもう1人殺す。そしてキミは私の殺人の方のクロを装って欲しい」

桑田「なるほどな…敢えてクロを外させて…ってそれじゃ片方の判決が出た時点でおしまいじゃねえのか?」

大和田「学級裁判が開かれるのは3人以上が死体を発見した時…」

桑田「えっと…まさか二つの事件の学級裁判を同時に開かせるってのか!?」

大和田「なかなか冴えてるじゃないか」

桑田「いや待てよ…!俺の方の事件はどうすんだよ…」

大和田「うーん…まずはそのワイシャツを消さないといけないねぇ」

桑田「ワイシャツを消すって…どうすんだよ」

大和田「何か重りになるものを付けて焼却炉に投げ込んだらいいじゃないか」

桑田「外したらどうすんだよ?」

大和田「出来ないのかね?」

桑田「…」

大和田「次は舞園さんの死体にわざと私の痕跡を残そう」

桑田「なんだ、結局クロを入れ替わるだけかよ」

大和田「どっちも外してくれないと困るからねぇ」

大和田(包丁で一付きか…ん?『11037』…)

大和田「…キミ、名前はなんだったかね」

桑田「んあ?桑田だよ、桑田怜恩」

大和田「これはいけないなぁ~」

大和田「…とりあえずこんなもんだろう」

桑田「お、おい…そんで誰を殺るんだよ?
明日の朝には舞園さんは発見されるだろうし今晩中には…」

大和田「問題はそっちだねぇ…キミがクロを引き受けるとはいえそこを失敗してはおしまいだ」

桑田「な、なら>>52とかどうだ!?」

苗木

桑田「な、なら苗木とかどうだ!?ほらいかにも草食系って感じだし、確かおっさん結構懐かれてたろ!?」

大和田「うーん苗木くんかぁ…妥当なところではあるねぇ」

桑田「だろ!?じゃあ早くしねえとそろそろ時間がやべえぞ!」

大和田「では早速苗木くんのところにお邪魔しようか」

~翌朝~
セレス「…あら?苗木くんと舞園さんがまだいらっしゃってませんわね」

石丸「ムッ、苗木くんが朝食に遅れるとは珍しいな…」

不二咲「あ、なら僕は苗木くんを起こしてくるよぉ」

朝日奈「アタシは舞園ちゃんを起こしてくるね!」


朝日奈「きゃ、きゃあぁぁぁー!!!!!!!」

石丸「!?…なんだ、何事だ!!!」

さくら「朝日奈が危ない…!!」

石丸「なッ…!これは…苗木くん…」

さくら「舞園も…亡くなっていた」

桑田「チクショウ!誰がこんなことを…!」

江ノ島「はは…マジで起こっちゃったよ…殺し合い…」

モノクマ「ピンポンパンポーン!苗木くんと舞園さんが殺されました!これより学級裁判を行いますので体育館にみんな来てねー!」

十神「2人とも刺殺か…フン」

霧切「…」

モノクマ「いやーオマエラやるじゃん!中々殺し合いが始まらないからって動機を与えたらその日の内に2人もやっちゃうなんてさ!」

大和田「…」

朝日奈「こんなの…!こんなのひどいよ…!」

モノクマ「それじゃあ学級裁判の説明をするよー!」



江ノ島「ふっざけんな!処刑とか裁判とか私は参加しないからな!」ガッ

石丸「江ノ島くん!モノクマに暴力を振るっては…!」

モノクマ「今のは校則違反だよ~!助けて!グングニルの槍!」

江ノ島「え…おかしくね…?」
何処からか飛んで来た無数の槍が江ノ島を貫いた

不二咲「そ、そんな…」

山田「ウソだぁぁぁぁぁあああ!!!」

大和田「お、おい!流石にこれはやりすぎなんじゃないのかね!」

モノクマ「約束は守ろうね!関係ないところであんまり殺したくはなかったんだけど見せしめってのは必要だよね!
…でもこれでボクが本気だってわかったよね?」



霧切「いつまでもこうしてても仕方が無いわ。今は調査を進めるのが先決よ」

十神「…とっとと調査を始めるぞ」



霧切「とりあえずわかったことを順番にまとめるわね。

舞園さんの死因は包丁による刺殺、包丁は舞園さんの物。そして壁には血で『11037』と記されていたわ。
そして争った形跡があって…死体の傍にスーツのボタンと思われる物が落ちていたわ」

朝日奈「スーツって…」

葉隠「ま、まさか…おっさんアンタが犯人だべ…!?」

大和田「し、知らんよ!私はそんなこと全く知らん!」

霧切「…そうね、まだ決めつけるには先決だわ」

霧切「そして次は苗木くんの死因は同様に刺殺。凶器は見つかってないわ。同様に争った形跡があってこちらには物的証拠は無い。ただ…」

不二咲「ただ…?」

霧切「…掴み取られたと思われる量の赤い髪の毛が死体の横に落ちていたわ」

桑田「ま、待てよ!髪の毛なんて誰かが勝手に集めて置くことも出来んだろ!?」

霧切「…そうね、もし犯人なら特にこんなわかりやすい痕跡を残すとは思えないわ。ボタンの方も同様に、ね」

朝日奈「あ、あのさ…これって別々の人がやったのかな?それとも同一犯…?」

十神「同一犯だとしたらわざわざ部屋の違う2人を殺すメリットなどない…」

桑田「ってことは犯人は2人いんのかよ…」

霧切「…まだ断定は出来ないわ。ここまであからさまな証拠だと犯人は2人だと錯覚させるための罠かもしれないわ」

霧切(ただ…あの文字だけは被害者本人によって書かれた物…)

霧切「…証拠が足りないわ。もう少し調査を進めてみましょう」



大和田「えーと、霧切さん…だったかね?」

霧切「…なにかしら」

大和田「疑われてる私が言うのもなんだが気づいたことがあるんだ…」



霧切「2人は部屋を入れ替わっていた?」

大和田「そう、私は苗木くんを一度起こしに行ったことがあるから間違いないよ
信じないなら別に良いんだがね…」

霧切(…)

桑田「おいおっさん!本当に大丈夫なんだろうな…?」

大和田「大丈夫、今の所どちらがどちらによる殺人かという決定的な証拠は出ていない
こうして容疑者2人がコソコソ話している方がマズいと思うがね…ん?」

桑田「あ、ああそうだな…」

~体育館~
霧切「…で新しく出た謎はこの3つよ」

霧切「1つは焼却炉から出てきたワイシャツの切れ端…そしてそれに包まれていたと思われるカッターナイフと水晶玉」

葉隠「あ、それ俺の水晶玉だべ!」

霧切「2つ目は苗木くんと舞園さんは部屋を入れ替わっていた」

朝日奈「え…どういうこと?」

霧切「そして3つ目は…苗木くんが夜中に出歩いているという証言」

大和田・桑田(!?)

霧切「そうよね?腐川さん」

腐川「ええ…私は見たわ…白夜様の部屋に伺おうとした時に誰かが歩いているのを…」

腐川「暗くてよくは見えなかったけど身長的には苗木…だったと思う」

葉隠「…それ本当に苗木っちだったんか?」

腐川「たぶん。トイレとは逆の方向だったしどこに行ったかはわからないけど…」

十神「…信憑性に欠けるな」

セレス「なんのための自治ルールなのかしら…」

霧切「調査はこれが限界よ…もう学級裁判までの時間的に余裕がないわ」

さくら「苗木殺害の凶器はカッターナイフで間違いないのか?」

霧切「ええ、間違いないわ。血痕が付着してるし苗木の傷口の大きさ的にも」

山田「なんのために部屋を入れ替わっていたんでしょう?」

霧切「…」

ジリリリリリ

モノクマ「オマエラ!学級裁判を始めるよ!
説明は前にした通りだからもういいよね!?
今回は二件同時に事件が起こり同一犯かどうかオマエラは判断がつかないので特別に同時に開廷します!」

不二咲「えっと…まず今回の事件は同一犯の仕業なのかなぁ…」

十神「前にも言ったがその可能性は低いだろう」

セレス「そうですわね…余計な証拠を残す可能性が高い連続殺人なんて起こすメリットはありませんわ」

大和田「あるとすれば捜査の錯乱…だろうねぇ」

霧切「…同一犯の犯行だとするともう一つ可能性があるわ」

桑田(なんで同一犯の方向に話持ってってんだおっさん!?)

霧切「苗木くんは夜時間に出歩き、恐らく誰かの部屋に向かった…
そこでその誰かの怒りを買ってしまい、どうしても苗木を殺害したかったクロが部屋を入れ替わっていたことを知らなかったとしたら…?」

朝日奈「まさか…舞園ちゃんは巻き込まれただけってこと…?」

霧切「…続けるわ。
そして苗木くんを殺害しようとしたことを知られたクロは口封じに舞園さんを殺害。
そして本命の苗木くんの殺害に向かった」

十神「なるほど…辻褄は会うな」

大和田(ダメだ…まだ笑うな…!)

さくら「だがそれだけでは誰による犯行かの証明にはならん…」

霧切「…あの壁に書かれた数字、レオンって読めるのよ」

桑田「!?ちょ、ちょっと待てよ流石にこじつけ過ぎんだろ!!」

桑田(そっちの犯人にされるのはやべえ!!!)

霧切「それにスーツのボタン…あれ表面には全く血がついていないのよ
犯行後にそのボタンが置かれた証拠。普通ボタンが外れるなんて争った時だと思わない?」

不二咲「じゃあやっぱり同一犯が錯乱のために…!」

桑田「お、おい!おっさん!!テメエがやったんだろ!!なんとか言えよ!!!」

大和田「知らないよ私は!!!それに苗木くん殺害の凶器が君のワイシャツから出てきたのはどう説明するのかね!?」

桑田「テメエ!!!裏切んのか!!!」

大和田「裏切るぅ?追い詰められて私に責任を着せようというのかね?」

桑田「そもそも俺に苗木を殺す動機なんてねえよ!!!」

大和田「…君ぃ、舞園さんに好意を持っていたね?」

腐川「た、確かに舞園さんにだけ態度がおかしかったのは明らかだわ…気持ち悪い」

桑田「お前だけには言われたくねえよこのアホ!」

大和田「そして苗木くんと舞園さんが同じ中学校の出身で仲が良かったというのもみーんな知ってると思うんだがー…どうかね?」

朝日奈「つまり…苗木への嫉妬が動機…」

桑田「だーかーらー俺じゃねーってアホアホアホアホ!!!」

大和田「そもそも私にはこの事件は悪意があるように思える!!!
この事件の中で私が容疑者として挙げられた根拠はスーツのボタンだけ!
しかもそのボタンが犯行後に置かれたとなると流石に濡れ衣も良い所だ!
ということで犯人は桑田くんによる連続殺人です。どうもお騒がせしました」

霧切「もっともだわ」

桑田「ちげーっての!!!そのおっさんが苗木を殺して俺にクロのフリをさせて…!」

大和田「私が君にクロのフリぃ?それは君が私に舞園さん殺害の容疑を被せようとしたことだろぉ!」

桑田「てめえ…!!あとで覚えていやがれ…!!!」

大和田「やれるもんなら、やってみな(笑)」

桑田「ああああああああぶっ殺すぞテメエエエエエエエエ!!!!!!」

さくら「桑田…見苦しいぞ…!!」

桑田「アホアホアホアホアホアホアホ…」

不二咲「…壊れちゃった」

セレス「決まりですわね」

葉隠「どうしようもないクズだべ!」

十神「俺は最初からわかっていたがな」

モノクマ「もういいかなー?じゃあ投票を取ります!一応1人2票ずつ取るよー!」

大和田(勝った…!所詮はゆとり世代私の相手ではなかった…!)

桑田20票大和田3票山田1票

モノクマ「えーとじゃあ次はこの事件は同一犯によるものか別々によるものか!はい投票どうz」

半沢「少し待って頂こう!!!!」バンッ

法廷の扉が勢いよく開いた

大和田「半沢ぁぁぁぁ貴様ぁぁぁぁぁ!!!!!」

モノクマ「えっとー」

半沢「大和田常務!いや、元常務!!貴方はまた同じ過ちを繰り返すつもりか!!!」

大和田「君に道徳を解かれる道理は無い!!!」

半沢「またそうやって人を見殺しにして!!!!自分の保身に走るのか!!!!!」

半沢「それに私が言ったことをお忘れですか…!?
やられたらやり返す…100倍返しだ!!!」

大和田「知らんねそんなことは!!!
0に何を掛けても0だと君には言ったハズだ!!!」

半沢「親父…!俺に力を貸してくれ…!
行くぞ大和田ぁぁぁぁぁ!!!!!」

大和田「来ぉぉぉぉぉぉぉぉい半沢ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

朝日奈「あの人真剣でおじさんに斬り掛かろうとしてるよ!!
止めないと…!!!」

さくら「止めるな…朝日奈…!!!
あれは決闘だ…!見届けるのだ朝日奈よ…!!」


大和田「」
半沢「月読だ…!仇は取ったぞ…親父…!」

モノクマ「えーと…大和田くんは72時間幻術の中で刀で刺され続けているので大和田くんを除いて投票再開します」

同一犯20 個々の犯行2

モノクマ「ブッブー!正解は苗木くんは大和田くんの犯行、舞園さんは桑田くんによる犯行でしたー!」

一同「なんだって!?」
大和田「」

モノクマ「ということでみんなおしおきだからね!」

こうして超高校級の希望たちは潰えた
中継では高校生たちの無残な結末が放送され地球は絶望に呑まれた
しかし、そんな無秩序な世界で逞しく生きる男たちがいる

希望はまだ残っている

大和田「半沢…!私の精神が貴様の幻術に打ち勝ったぞ…!」

ゆとりジェネレーションの逆襲に続く

あ、終わりです寝ろ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年05月25日 (水) 13:30:51   ID: 0C3Jvhkf

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