まどか「ふぅ、もう食べられないや」杏子「おい、残すなよ!」(400)

まどか「……えっ?」ビクッ

杏子「食い物を粗末にすんじゃねえ。ちゃんと残さず食えよ」

まどか「で、でも……もうお腹いっぱいだよ……」

杏子「あぁ?だからって無駄にしていいわけねえだろ」ギロ

まどか「うぅ……」ジワッ

杏子「泣きゃいいってもんじゃねえぞコラ!」

まどか「ひっ」

越しセンター

松本「アフリカの子供も腹いっぱいになれば残すわ!」

赤は食べ物を粗末廚か

ならお前が食え

マミ「……佐倉さん、そのくらいにしておかない?」

杏子「けどよ……」

ほむら「私がまどかの残りを食べるから、それでいいでしょう?」

まどか「マミさん……ほむらちゃん……」

杏子「はぁ……ったく、仕方ねえな。今度から気をつけろよ」

まどか「……」

杏子「おい、聞いてんのかよ」

まどか「…………うん……ごめんね」

嘔吐少女まどか☆もんじゃか…

               〔 魔王炎撃破 〕(´⌒(´⌒; 。 。 : + * ・ ゚ ;(´⌒(´⌒;;(´⌒( ⌒;;(´人
            ⌒(´⌒;;(´⌒⌒(´⌒;;(´ (´⌒;;(´⌒(;;(´⌒(。。:+*・ ⌒;;(´⌒(´;;人  <  >_∧∩ガガガガガガッ

|ヽ  ̄ ̄ ――― ̄―⌒(´⌒;;(´⌒ 。 。 : + * ・ ゚ ⌒(´ ;;( ´(´⌒;;´⌒(´⌒;;人   <  >_∧∩`Д´)/
 \ \ ―- ̄ ̄ ̄ ̄ ―-、⌒(´⌒;;(´⌒(´⌒;;(´⌒(´。。:+*・ ゚ 人  <  >_∧∩`Д´)/   /←>>1
  \ \,┐  /ハ/ノノ_    ヽ (´ ;; (´⌒。。:+*・ ゚⌒;;(´ 人   <  >_∧∩`Д´)/   / ←>>2
    〉Θ〈 / ∠レ=レヽ     l (´⌒ ;;.。。:+*・ ⌒人   <  >_∧∩`Д´)/   / ←>>3
   └ ^ と/  〃リ)       | (´⌒(´⌒;;人   <  >_∧∩`Д´)/   / ←>>4
     ∠     ノつ     /.(⌒人   <  >_∧∩`Д´)/   / ←>>5
     ヽ__ノ ノ      /       ∩`Д´)/   / ←>>6
       し (_) ,.,.,,..,,.ノ,.〃       /   / ←>>7

                      

―次の日

まどか「―ってことがあったんだ」

さやか「へぇー」

さやか(あたしその集まり呼ばれてないや)

まどか「全く、困るよねああいうの。せっかく楽しくお食事してたのに、あの後気まずくなっちゃったよ」

さやか「そりゃまあ災難だったね」

まどか「さやかちゃんはよく杏子ちゃんと一緒にいるけど、ウザくないの?」

さやか「ちょ、ウザいってあんた……」

まどか「だって本当のことだもん!」

さやか「はぁ……ま、確かにちょっと攻撃的なところはあるけどさ。それだけ本気なんだよ、あいつも」

さやか「それに過去の話とか聞いちゃうとね。熱くなるのも仕方ないかって感じ」

まどか「関係無いよ。死んだ親の教えだかなんだか知らないけど、それを他人にまで押し付けるなんてそんなの絶対おかしいよ」

まどか「大体さぁ、杏子ちゃんってDQNっぽいんだよね。ちょっと何かあるとすぐ凄んでくるし」

まどか「反抗したりしたら暴力振るってきそうだから、従うしかないもん」

まどか「流石カルト宗教家の娘なだけあるよね。あー、怖い怖い」

さやか「な、何もそこまで言わなくても……」

まどか「あーあ……思い出したらまたイライラしてきたよ」

まどか「あーあ、どうにかしていっぺんくらい痛い目見せられないかなー」

さやか「魔法少女相手だし無理でしょ。諦めなって」

まどか「………………あ」

さやか「ん?」

まどか「……ティヒッ」

まどか「イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ…………」

さやか「ま、まどかさん?」


まどか「あー」


まどか「いいこと思いついちゃった」

―次の日

まどか「杏子ちゃーん」

杏子「ん?よう、まどかか。どうした?」

まどか「見て、これ!」ガサッ

杏子「おお、鯛焼きか!こんなに沢山どうしたんだよ。くれるのか?」

まどか「まあそんなところだけど、ちょっと違うかな」ゴソゴソ

杏子「じゃあどうすんだ?」

まどか「えっとね……」

まどかが袋の中から鯛焼きを一つ取り出す

まどか「こうするの」

そう言って手に持った鯛焼きをそのまま地面に放り投げた

杏子「…………どういうつもりだ」ギロ

まどか「……」

杏子「おい、まどか」

まどか「……」ポイッ

杏子「あ、また!」

その後もまどかは鯛焼きを捨て続ける

杏子「お前……」プルプル

まどか「杏子ちゃん、食べ物が無駄になっちゃうよ?いいの?」

杏子「お前が捨てるのをやめればいいだけだろうが!」

まどか「ふーん」ポイッ

杏子「」ブチッ

杏子「いい加減にしやがれ!!」

杏子がまどかに手を伸ばす

まどか「ひひっ」

指先がまどかの胸倉に届く前、ピンクの光が見えると同時に腕の先の感覚が消失する

杏子「っ!?」

杏子の伸ばした右腕の肘から先が、宙を舞っていた

杏子「……あ……あぁ……?」ブルブル

傷口を押さえてうずくまる杏子

まどか「……もう、いきなり突っかかって来るなんて酷いなぁ」

まどか「びっくりして反撃しちゃったけど、正当防衛だよね?」ニヤニヤ

杏子「くそっ……テ、テメェ……どうやって……」ブルブル

まどか「そうそう、言い忘れてたけど、私魔法少女になったんだ」

まどか「ちなみに、魔法少女になった私は杏子ちゃんなんて相手にならないくらい、とーっても強いんだよ?」

杏子「……っへ……ほ、ほむらの奴が、聞いたら……大慌て、だろう…な……」

まどか「……うーん、そんな口聞けるなんて、結構平気そうだね…………あ、そうだ」ヒョイ

まどかが杏子のソウルジェムを奪い取る

杏子「か、返せ!」

まどか「こうやって魂の方に直接魔力を流すと……」

杏子「やめ……ギィァアアア嗚呼ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」ビクンビクン

まどか「あはは、凄いや。魚みたい……っと、そろそろとめないと死んじゃうかな」

杏子「フゥー……フゥー……」ガクガク

まどか「ごめんね、ちょっとやり過ぎちゃったかな?」

まどか「大丈夫、もうしないよ?私は杏子ちゃんとは違って暴力は嫌いだからね」

杏子「どの口が……」

まどか「何か文句ある?」ギロ

杏子「ぐっ……」

まどか「ふぅ……。それじゃあ、傷口見せて?治してあげるから」

杏子「く、来るな……!」タジ

まどか「あはは、もうしないってば……ほら、もう終わったよ」ニコ

杏子「あ……な、治ってる……」グッ パッ

まどか「杏子ちゃんが普段調子乗ってるから、ちょっとオシオキしちゃった」

杏子「そんなこと……」

まどか「でも、これで私たちの実力差はわかってくれたよね?もしまた変な気を起こしたら、次は腕じゃ済まないかも」

杏子「」ゾクッ

まどか「これからは、それを弁えて行動してくれればそれでいいんだよ?わかった?」

杏子「…………あぁ、くそっ……わかったよ……」

まどか「素直になってくれて、とっても嬉しいな」ニコッ

杏子「……」

まどか「ところで杏子ちゃん、鯛焼きがいっぱい落ちちゃってるけど……どうする?」

杏子「あっ……」

まどか「食べ物を無駄にはしない主義なんだよね?」

杏子「……食えばいいんだろ」

まどか「はぁ、わかってないなぁ……」

杏子「え?」

まどか「これは、"私の"鯛焼きなんだよ?もちろん食べる気は無いけどね。でも、それを勝手に他人が食べるのはちょっとおかしいんじゃないかな?」

杏子「…………食べさせてくれ」

まどか「人に物を頼むときは敬語」

杏子「………………食べさせて、ください」

まどか「言わされてる感があってちょっと減点だけど、ギリギリ合格かな?食べていいよ」

杏子「……」ヒョイッ

まどか「お礼」

杏子「…………ありがとうございます」モシャモシャ

まどか「あははっ、鯛焼きは好物なんじゃなかったの?ひっどい顔してるよ、杏子ちゃん」

杏子「……」ヒョイッ モグモグ

まどか「……つまんない」

杏子がようやく最後の鯛焼きを食べ終えかけているその時

バサバサッ

杏子「!?」

まどかが残りの鯛焼きを全てブチまけていた

それも舗装されていない地面の上に

杏子「な、何を……!」

まどか「食べたいなら食べれば?」

杏子「…………くそっ」ヒョイッ

杏子「……砂だらけだ」ジャリジャリ

杏子「うっぷ」

まどか「あんなに沢山あったのに全部食べちゃうなんてすごーい!」

杏子「……」

まどか「ねえ、おいしかった?私の鯛焼き、おいしかった?」

杏子「……ああ、ウマかったよ。……クズの手垢さえついてなけりゃな」

まどか「」ヒュッ

杏子「ぐぁぅっ!」

まどか「……チッ」

杏子「うぇ…………へっ、ぼ、暴力は……無しだったんじゃないのかい?」

まどか「……今日はもう帰してあげようかと思ってたけど、やっぱりやめた」

まどか「ついてきて」

流れは出来てるからちょっと待ってくれ

―コンビニの裏

杏子「なんだよ、こんなところまで……とうとう殺る気にでもなったかい?」

まどか「無駄口聞かないで……と、あったあった」ゴソゴソ

杏子「こんなところに……弁当?」

まどか「へえ、杏子ちゃんの癖に知らなかったんだ。コンビニでは沢山のお弁当が毎日こうやって廃棄されてるんだよ」

杏子「そうだったのか……」

まどか「食べてよ」

杏子「は?」

まどか「これ全部食べてよ」

杏子「だ、だけどよ……これ十個以上あるぞ……流石に一人でこれは」

まどか「食べないの?」

杏子「っ……」

まどか「杏子ちゃんのパパの言いつけだったんじゃないの?食べ物は無駄にするなって」

杏子「…………ああ、食ってやるさ。砂まみれに比べりゃよっぽどマシだ」

―三十分後

杏子「……もう……駄目、だ……」

杏子が五つ目の弁当を完食したところで倒れる

まどか「あーあ、まだ全然残ってるよ」

まどか「まあ、やっぱり杏子ちゃんも女の子だもんね。これくらいが限界かな」

杏子「くっ……」

まどか「でもね」

杏子「!」ピク

まどか「私だって、限界だったんだよ?」

杏子(……なんだ?体が勝手に動く……!?)プルプル

まどか「そんな私に無理やり食べさせようとした癖に、自分は限界だから残しますだなんて、絶対おかしいよね?」

杏子(嘘だろおい……)プルプル

梅津先生の作品でこんなのあった気がするなぁ。
ゲロ吐いても食わせて、最後は腹かっさばいたような。

杏子の意思に逆らい、腕が次の弁当を取る

杏子「お、おい!これ、どうなってんだ!?」

まどか「……」ニヤニヤ

杏子「お前の魔法なのか!?無理だ!もう食べられない!止めてく……むぐっ」

口の中に弁当が押し込まれ、咀嚼し、飲み込む

体は何事も無いかのように止まることなく弁当を食べ続けたが、苦痛だけは相応に感じ続けた

―更に三十分後

杏子「ぐえぇぇぇ……ぐるじぃ……」

まどか「あはは、すごいお腹だね。子供でもできたみたい」

杏子「ど、どうじで、体が、勝手に……」プルプル

ソウルジェムを見る限り、まどかが魔法を使っている様子は無かった

まどか「ふふふ、気になる?実はね……」

―回想

まどか「いいこと思いついちゃった」ニヤ

まどか「キュゥべえー、でてきてー」

QB「呼んだかい?」シュタッ

さやか「一体どこから」

まどか「あのね、私……魔法少女になるよ!」

さやか「えぇ!?」

QB「本当かい?それなら、願いを言ってよ!」

さやか「ちょ、ちょっと!わざわざ願いを使って杏子が口うるさく言うのをやめさせる気なの!?」

まどか「ティヒヒヒヒヒ……逆だよ、さやかちゃん」

さやか「へ?」

まどか「私の願いはこうだよ」

まどか「"杏子ちゃんが、食べ物が粗末にされるのを見逃せないようにして欲しい"」

さやか「えっ……?」

まどか「さあ叶えてよ、インキュベーター!」

QB「……君の願いはエントロピーを凌駕したよ。おめでとう、これでまどかも晴れて魔法少女だ」

さやか「あのさ……意味無くない?」

まどか「ティヒヒヒ、後のお楽しみだよ!」

―現在

まどか「―ってことなんだ」

杏子「願いを使って、そんなことを……」

まどか「ね?食べたくもないのに無理やり食べさせられるのって嫌だったでしょ?」

まどか「あの時の私の気持ち、わかった?」

杏子「わ、わかった……悪かった……だから、もう……」

まどか「許さない」

杏子「え……」

まどか「許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない」

まどか「こんなくらいじゃ私の気は晴れない」

まどか「もっと酷い目に遭ってくれなきゃこの怒りは収まらない」

杏子(……このままじゃ、ヤバい!)ダッ

杏子が残った力を振り絞って逃げようとする

が、しかし

まどか「遅いよ」ガシッ

まどかに追いつかれ、捕まる

杏子「は、離せ!」

まどか「これだけ動けるならまだ余裕あるよね?じゃ、次のコンビニに行ってみよっか!」

―二時間後

杏子「あ……し、じぬ……じぬぅぅぅぅぁぁ……」

まどか「魔力で消化促進させるのも限界みたいだね。ソウルジェムが真っ黒だよ」

杏子「おぉぉ……ぅぇぇぇ……」パクパク

まどか「でも、魔女化しない程度には浄化してあげるから大丈夫だから安心してね!」

杏子「あー……ぁー……」モグモグ

まどか「それにしても、いい感じに目が虚ろになってきたねー」

杏子「ぅぁ……ぁ…………」ムシャムシャ

まどか「なんかもう見たこと無いくらいにお腹も膨らんでるし、このままだと大変なことになっちゃったりして」

杏子「………………ぁぁ」モシャモシャ

まどか「食べすぎで死ぬ人って、人類初じゃない?あ、人間じゃないから記録に残らないかな?」

杏子「ぉぉ……ぉぉぉぉ……」ゴクリ

まどか「……人の話はちゃんと聞けよぉおおお!!」ドスッ

まどかの拳が杏子の腹に深く突き刺さる

>まどか「……人の話はちゃんと聞けよぉおおお!!」ドスッ

ほむら「お前が言うな」

杏子「ぅぐぁあ!?」

まどか「お前の親は!」ドカッ

杏子「ぐぇえっ!」

まどか「そんなことも!」ドスッ

杏子「ぎぃっ!?」

まどか「教えてくれなかったのか!!」ドスッ

杏子「あぎ……が……!」

続けてまどかの腹パン三連撃が炸裂する!

まどか「ふぅ……ふぅ……」

杏子「ぐ……ウプっ……げっぼぼああああばあああばばばおぼぼぼばば!!!」ビチャビチャビチャビチャ

注文しすぎで残すのも行儀がいいとはいえないが、それを大上段から糾弾するのも正しい行いとは言えない気がするぞ餡子ちゃん

杏子「げぇぁあ嗚呼あああああああああああ!!!」ビチャビチャ

まどか「うわ、すごい量のゲロ(笑)」

杏子「ぇぁぁげうぇえええええええぇぇ……ゲホッ、ゲホッ……」

まどか「流石に引いちゃうなあ」

杏子(ち、畜生……だけど吐いたお陰でかなり楽になった……)ゼェゼェ

まどか「…………あぁ、大変!」

杏子(今度は何だ!?)

杏子の大食いはストレスによるものなんだよな

>>140
なにそれ悲しくなってきた

まどか「ふぅ、もう食べられないや」杏子「だったらあたしが食うぜ」

だったら平和に終わったろうに。

まどか「"食べ物"が無駄になっちゃったよ、杏子ちゃん!」

そう言って、ゲロ溜まりを指差すまどか

杏子(はぁ!?あれが食べ物?ふざけんな、そんなわけ……)

まどか「"食べ物"は粗末にできないよね?」

杏子(……あれ?食べ物……なのか……?)

まどか「食べ物は粗末にしちゃだめ、だから残さず食べるのは当たり前、そうでしょ?」

杏子(食べ物……残しちゃ、駄目……だよな……)



まどか「ほら」



まどか「食べなきゃ」

      ______

     /  ,,、,、,、,、,、,、,、、ヽ
     l  /       ヽl
     l  l        |チラッ…
     l  l        |
     | 」.  ⌒   ⌒|
    ,r-/  .(・ )|  |(ー)  
    l .    ⌒|____|⌒ |
    ー'     ヽ__ノ |
     .|::::::        :|

     .∧::::::::::::::::::::::::::::::::::/  ☆
    /  ヽ:::::::::::::::::::::\─/
   / >  ヽ▼●▼< ||ー、.
  / ヽ、  \ i |。| |/ヽ(ニ、`ヽ.

  .l   ヽ   l |。| | r-`ニ  ノ \
  l     |   |ー─ |  ̄ l`~ヽ_ノ

杏子「……」ペロペロ ピチャピチャ

まどか「いーっひひひひひひアヒャヒヒヒヒヒひひあはははははあハハハ!!!!」

杏子が這いつくばって、自分の嘔吐物を舐め取っていた

まどか「ふぅー、笑った笑った……こんなに笑ったの、上条君が事故った時のさやかちゃんの泣き顔以来だよ」

杏子「……」ピチャピチャ

まどか「あー……」

杏子「……」ピチャピチャ

まどか「いい加減、キモいよ」ヒュンッ

まどかの魔法弾で杏子の前のゲロが吹き飛び、消失する

杏子「……あれ?」ハッ

まどか「あ、正気に戻った?杏子ちゃん、今、自分が何したかわかってる?」

杏子「あ、あたしは……」ワナワナ

自分のしていた事に気づき、震える杏子

杏子「う、うぉええええええええええ!!」ビチャビチャビチャビチャ

今度のゲロは、先の物とは違う、嫌悪感・不快感から来るゲロであった


まどか「これぞ永久機関、なんてね。イヒヒッ」

まどか「……やっぱり、食べ物だって思い込ませればなんでもイケるみたいだねー」

杏子「そ、んな……」

まどか「さーて、次は何にしよっかなあ」キョロキョロ

杏子「頼む、もうやめてくれ!悪かった、あたしが全部悪かった!もうあんなもの食べたく――」

まどか「あ、見て!あそこに犬のフンがあるよ!」

まどかの示す先には、確かに出して間もなさそうな犬のフンがあった

杏子「ひっ!?い、言うな!それ以上言うなぁぁ!!」

まどか「あれだって、言ってみればハエさんの"食べ物"だよね?」

杏子「やだやだやだあれは絶対にいやだ!やめてくれ!!」

まどか「あのままだと誰か片付けちゃうかもよ。だから――」

杏子「うわあああああああ!!!!聞こえない聞こえないああああああああああああ!!!!!!」



まどか「食べて?」


佐倉父も杏子と同じ傾向(相手の立場や心情を推し量らず一歩的に正論を叩きつける)
だとしたら、誰も話を聞いてくれなくなって路頭に迷ったのもむべなるかなと思う。

ちょっと休ませて

―夜、路地

さやか(コンビニでも行こっと)テクテク

さやか(……それにしても、杏子は大丈夫かな……まどか、あんまり無茶してないといいけど)テクテク

さやか(……ん、あれは……)テクテク

電信柱の傍にうずくまっている人影があった

赤くて長い髪、パーカーにホットパンツ。杏子だ

さやか「杏子!」

杏子「……おお、さやか」

さやか「無事そうでよかったわ。ちょっとだけ心配してたのよ」

杏子「……そうかい」

さやか「ところでアンタ、そんなところで……」

さやか「何食べてるの?」

杏子「何って、そりゃあ……食い物だろ」モグモグ

さやか「食い物じゃわかんないわよ」

暗くて、杏子の手元はよく見えない

さやか「てか、なんでそんなところで食べてるわけ?」

杏子「ここにあったからな」モグモグ

さやか「わけわかんないわよ。拾い食い?」

杏子「ああもう、そんなに欲しけりゃ分けてやるよ」

さやか「いや、あたしは別に……」

杏子「ほれ、食うかい?」スッ

そう言って杏子が差し出して来たのは、かりんとう……ではなく

犬のフンだった

さやか「……は?」

杏子「ん?」

さやか「はぁああ!?な、何やってんの!そんなもの持たないでよ!!」

杏子「ん?なんだ、いらねえのかよ……」

そう言って、杏子は何のためらいなく口にソレを運ぼうとする

さやか「馬鹿!!」パシン

杏子「うわ!」ポロッ

入る寸前のところでなんとか叩き落とせた

杏子「テメェ、食い物を無駄にするなって前にも言っただろうが!!」

さやか「ソレのどこが食べ物なのよ!!」

杏子「……あ、あれ……?違った…っけ……?」

さやか「よく見なさいよ!ってか見ないでも気づきなさい!ソレは食べ物じゃなくて、犬のフンでしょ!!」

杏子「あ、そ、そうか……そう、かもな……ハハハ」

さやか「大丈夫なの!?あんた、さっきから変だって!」

杏子「……あ」

さやか「?」

杏子「うげぇぇぇえええええええ!!!!」ベチャベチャベチャベチャ

杏子が嘔吐する

さやか「ひぃっ」

情けない声が出る。杏子が吐いた事に対してじゃない

杏子が吐いたものが、大量の黒い塊だったからだ

さやか「こ、これまさか全部……」

杏子「…………さやか」

杏子「殺してくれ」

/i´Y´`ヽ
ハ7'´ ̄`ヽ.

l ,イl//`ヘヘ! ゲフー        
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ∩)) ポンッ        
ノ /   ⌒ヽ             
(((人___つ_つ 

    /i´Y´`ヽ
   ハ7'´ ̄`ヽ.
   l ,イl//`ヘヘ!
   リノ(! ゚ ヮ゚ノリ
    ノ つ!;:i;l 。゚・  ゲェェェ
   と__)i:;l|;:;::;:::⊃

そう言って杏子はへたり込んでしまった

さやか「ちょっと、どういう事!?何があったの、ねえ!?」

「それは私が教えてあげるよ」

背後から声、振り返るとそこに立っていたのは

親友、鹿目まどかだった

まどかの説明で今まであったことが全てわかった

やめさせないと!

さやか「もうやめてよ!十分でしょ!?杏子、死んじゃいそうじゃない!」

まどか「……まだまだ済まないよ。それに、死なせないから大丈夫」

まどか「ソウルジェムは没収してるし、グリーフシードも一杯ある」

まどか「生きて苦しませなきゃ、面白くないもんね」

さやか「……そう。そういうつもりなら、あたしだってやるだけやらせてもらうから」

さやかが魔法少女へと変身し、剣を構える

まどか「……残念だなあ、さやかちゃん。わかってくれると思ったのに」

杏子「……やめろ。お前じゃ絶対に勝てねえ」

さやか「そんなもん、やってみなきゃわかんないわよ。こっちの方がちょっとばかりベテランだっての」

杏子「わかってんだろ!あたしが勝てないんだぞ!?他人のために命まで投げるんじゃねえ!」

さやか「他人じゃない」

杏子「はぁ!?」

さやか「友達よ」

杏子「……さやか……」

まどか「くっさいママゴトはそれくらいにして、来るなら早く来てくれない?」

さやか「……うおおおおおお!!!!」

さやかがまどかへと飛び掛る

杏子「待て!やめろおおおおお!!!!」

まどか「ほら杏子ちゃん、次はこれだよ」ポイッ

杏子の前に、ソレが投げ捨てられる

杏子「あ……あ……」

まどか「どこかの部族では、こういうのも食べたりするんだよね。知ってた?」

まどか「だからこれも、"食べ物"。わかるよね?杏子ちゃん」

杏子「食べ……物……?」

まどか「だから、粗末にしちゃだめ。ちゃんと残さず食べなきゃだめだよ。"食べ物"だもん」

まどか「さ、食べよ?」

杏子「食べ物……食べ、なきゃ……」

杏子がそれに手を伸ばし、口を大きく開く

まどか「こりゃ傑作だね……ヒヒヒヒヒヒ」

杏子「……」

が、杏子はそのまま動かない

まどか「ヒヒヒ……?杏子ちゃん、どうしたの?」

杏子「……違う」プルプル

まどか「!?」

杏子「これは、食い物なんかじゃない」ポロポロ

杏子「これはさやかだ」ポロポロ

杏子「あたしの、友達だ」ポロポロ

杏子「うぅ……さやか……さやかぁ……うぅぅぅぅぅ」グスッ

まどか「……」

杏子「アンタは、あたしの……グスッ、最高の、友達だった……」ポロポロポロ

杏子「うああぁぁぁ……!!」

杏子が泣き崩れる




まどか「あー……」

まどか「なんか萎えたわ」

まどか「杏子ちゃん、もういいよ」

杏子「えっ……?」グスッ

まどか「もういらない」

杏子「何を―」

まどかの魔法弾が、着弾・炸裂する



後に残ったのは、もはや元が誰かも判別できないような


黒こげのぐちゃぐちゃになった肉塊だけだった

まどか「ふぅ、今日はもう帰って寝ようっと」スタスタ







―まどかが家へと帰っていった後

杏子「……どういうことか、説明してもらえるか?」

ほむら「……ええ」

ほむら「……まどかの様子がおかしいのは、昨日の時点で気づいていた。貴方にやったことも、全て知っているわ」

杏子「……見てたのかよ」

ほむら「…………そうよ」

杏子「っ……今のはどうやったんだ!?」

ほむら「私の魔法は時間操作。それで時を止めて、あなたと魔法で作った肉人形をすりかえたのよ」

杏子「時間操作だと……?そんな事が出来るなら、さやかも助けられたんじゃないのかよ!おい!」

ほむら「……」

杏子「どうして……さやかを助けてくれなかったんだよ……」

ほむら「……私でも、戦ったらまどかには勝てない」

ほむら「美樹さやかの分の人形もあったけど、精度が低いからすりかえても貴方のような状況じゃなければすぐにバレる。だからできなかった。ごめんなさい」

杏子「うぅ……くそ……」

ほむら「……だけど、これだけは救うことができた」

杏子「そ、それは……」

ほむら「美樹さやかのソウルジェムよ」

杏子「そりゃ、真っ先に砕かれたはずじゃ……」

ほむら「ソウルジェムのダミーも用意していたから、それでごまかしたの」

杏子「そ、それって……つまり……」

ほむら「美樹さやかの肉体は死んだ。けれど、魂はまだ生きているわ」

杏子「……マジ?」

ほむら「触れれば会話もできるわ。ほら」ピトッ

さやか『……杏子?』

杏子「さやか……本当にさやかなのか!?」

さやか『そうだよ……へへ、こんな姿になっちゃったけどさ』

杏子「さやかぁ……生きててよかったよぉおおおお!!!」ブワッ

さやか『うわっ、ちょ、マジ泣き!?あーあ、さっきも泣いてたのをからかってやろうと思ったのに……。これじゃできないじゃない』

杏子「すまねえ、こんな事に巻き込んじまって……本当に……』

さやか『……気にしないでよ。あたしが勝手にやったことだし。それに……』

杏子「それに……?」

さやか『さ、最高の友達のためなら……あれくらい、当たり前だし!』

杏子「さやかぁ……」グス



ほむら「……感動の再開のところ、悪いのだけれど」

ほむら「貴方たちは、ここから離れたどこか遠いところに住みなさい」

杏子「……まどかのことか」

ほむら「ええ。もし生きてることが知られたら、また同じような目に遭う。今すぐにでもここから去った方がいいわ」

杏子「……ほむらはどうするんだ」

ほむら「私は……私は、信じてもらえないだろうけれど、別の時間軸に行く。それが私の願いだから」

杏子「そうかい……信じるよ。なんてったって、命の恩人だもんな」

ほむら「……ありがとう。すんなりと信じてくれたのは、今回が初めてよ」

杏子「へえ……何回も会ってるんだな。次に会うあたしにもよろしくな」

ほむら「善処するわ」

さやか『……ねえ、まどかはどうするの?あのままじゃ危険じゃない?』

ほむら「巴マミが対応を引き受けてくれたわ」

杏子「そうか……マミにはずいぶん負担かけちまうな」

ほむら「彼女も、まどかの暴走に関しては責任を感じてるみたい。魔法少女に関わらせなければよかったって」

杏子「あいつの気にすることじゃねーだろ」

ほむら「……そうね。でも、きっと大丈夫よ。彼女、あれでなかなか頼りになる人だから」

杏子「……だな」

ほむら「ええ……」

杏子「……それじゃ、もう行くよ」

ほむら「……そう……どうか、気をつけて」

さやか『転校生……いや、ほむら。ありがとう。どんな事情かは知らないけど、次の世界でも頑張ってね』

杏子「じゃあな。うまくやれよ、ほむら」

ほむら「…………ええ、ありがとう」

ゆまちゃん登場まだァ-?

あれから、もう一年が経った

魂が二つなのに、体が一つしかないおかげで色々困ったことも多い

だけど、なんだかんだでうまくやっていけている

もしこれから何が大きな困難があっても、きっと二人で乗り越えられる

なんてったってあたしたちは、最高の友達だから!













「ティヒヒ……みーつけた」

おわり

番外編書こうと思うだけど…
下手くそだけどいいか

見てくれてありがとう

さやかが再登場するまで杏子ちゃん魔女化オチだったのに、さや杏の引力でストーリーが捻じ曲げられた
でもまあ、個人的にはこっちになって良かったんじゃないかと思う
休み休み書いたとはいえ流石に疲れた

疑問点とかあれば聞いてくれれば補完するけどそのうち寝ます

よし!俺が皆の代わりに聞こう


マミさんなにしてたん?

最終的に見つかったの?

(~1xループめ~)

マミ「クッキー沢山つくり過ぎちゃった…
まどかさん、さやかさんクッキー美味しい?」
さやか「超美味いっす!」モグモグ
まどか「お腹いっぱい…体重増えちゃうよ…」ゲフッ
まどか「残してもいいかなマミさん」

マミ「あらあら、ダイエット?無理なダイエットは駄目よ?」
「女の子はふくよかな方がいいわ」
まどか「ふくよか かあ…たっくんにあげます」
マミ「そうしなさい、袋持って来るわね」

>>335
杏子虐待中はまったく関与してない
二年の間、まどかを抑えようと頑張ったけど、最終的には抑えきれず……

>>337
見つかったけど、友情パワーでなんとかなる!……といいなあ

>>340
マミさん大丈夫だよね?ほむほむが助けてくれたよね?
何とかいええええええ

特に捻りがあったわけでもないのに
補完の疑問とか受け付けちゃう人って…

自宅
まどか「たっくん…!!」ピ-ポピ-ポ
「たっくんがマミさんのクッキーで重体になった

お母さん達や病院は今朝食べた物のせいと言ってるけど
違う違う違う違う違う違ウ」

「マミさんダメだよ…?そんなの絶対ダメだよ…」

>>341
ほむらはタイムリープ、さやあんは逃亡したからそれは無い

>>343
かまってかまってほしいの
でもあんまり無いからもう寝る

今書いてるひとは頑張れ


マミ「昨日のクッキーに賞味期限が2日過ぎてたのね…バター」
マミ「まぁ、魔法少女ならいいでしょう…
たっくんって子も大丈夫なはず…」
QB「大丈夫じゃなかったよ、マミ。」
マミ「え?……詳しく教えて!QB!」
QB「鹿目まどかの弟は夜中、お腹を壊し救急車に運ばれた
重体で意識も無い…最悪の場合は死ぬかもしれない」
QB「まどかがマミに復讐するかもしれない」
「注意して暮らしなよ?」
タタッ

マミ「どうしましょ…」

マミ「今日は学校を休みましょう…」

ピンポ-ン
マミ「まさか…もう来たの!?」
ほむら「私よ、巴マミ。」
マミ「ほむらさん…?」
………

ほむら「開けないでもいいわ…ただ言っておくわ
あんまり休まないようにね」

マミ「え…どうして?」
ほむら「休めばそれだけ苦痛を味わう、だからあんまり休まないほうがいいわ…じゃあ」



まどか家

さやか「まどか…まだ帰ってないんですか?」
まど母「そう…たっくんの病室に何度か来てるけど家には戻らないのよ……」
さやか「一応、たっくんの病室行ってきます、会えたらまどかに家に帰るよう言っておきますから」

_______
まどか「…ーを叶えてよインキュベー
タ!」
QB「まさかそんな願いとは…まぁいい…魔法少女としての活躍楽しみにしてるよ」
まどか「お菓子の魔女とか倒せばいいんだよね!キュウべぇ!」
QB「そうだよ、まどか、頑張ってね」

(翌日)

まどか「おっはよ~♪さやかちゃん」
さやか「!?ひ、久しぶりまどかぁ…」
まどか「ウェヘヘ、ちょっとたっくんの事で動揺しちゃって…
迷惑かけて…ごめんね」
さやか「いいんだよ、まどかが無事なら」
まどか「さやかちゃん…」
まどか「……マミさん来てないねぇ」

さやか「まどかより休んでるよ…、次はマミ探さなきゃね」
まどか「うん…勿体無いよ」
さやか「?、どうかしたの?」
まどか「給食とかがさぁ…私はさやかちゃんとから
休んだ時のパン食べたけど…」
さやか「あぁ、それ?…仕方ないよまどか」
まどか「ダイエット中なのかぁ」

さやか「いやそれはないって」

ほむら「巴マミ…!!また休んだの…?」

マミ「…ずる休みじゃないわ…風邪こじらしたの…」ケホケホ
ほむら「明日は無理でも来て、そうね、給食の時間ね」
「紅茶ありがとう、それじゃあね」
___

まどか「魔女退治しなきゃ…ソウルジェムがにごっちゃうから…」


まどか
「お菓子の魔女は魔女でも魔法少女
マミさんマミさん、あなたを魔女化する前に救ってあげる…
ティヒッティヒヒヒヒヒヒ」

QB「(まどかの呪いが強まってる…魔女化するのは君だよまどか…)」

まどか「ここが魔女の結界…」



ピンポーン

(ほむホーム)
QB「よりによって友達を絶望へと導くなんて
どうかしてるよ…」
ほむら
「まどかは…まどかはっ、どんな願い事で契約したの!?」

_
まどか「おはよう、マミさん開けてー?」
ドンドン
マミ「…ヒッ、こ、来ないでぇええ!!」
まどか「クッキーのことなんて怒ってないよ~…あーけて?」

_
QB「マミを一生家から出れないようにする」
「マミにはもうお菓子なんて作らせない」
「たっくんみたいな犠牲者なんていらない」

「綺麗な願いじゃないか」

   , -─-、
   ,マミ-─-'、
  ν*(ノノ`ヽ)

⊂[ ξゝ^ω^ ノξ     ティロ・フィナーレ!
  \/ (⌒マ´
  (⌒ヽrヘJつ

    > _)、
    し' \_) ヽヾ\
          丶_n.__

           [I_ 三ヲ ( <ベチャッ
              ̄   (⌒
            ⌒Y⌒..

まどか
「休み過ぎたら魔女狩りできないでしょ?」
「給食室に魔女が居るの…それって杏子ちゃんなんだ…」
マミ
「杏子さんが……?」
「(だからほむらさんが…)」
まどか
「やっつけちゃうのは
…やっぱりみんなでやろうってさやかちゃんと決めたんだ…」
「だから一緒に行こ?マミさん。」


マミ
「……私…ひとりぼっちじゃない!」

まどか
「でも…ごめんね、マミさんここから出れないよね

ごめ…うへへぇ…うぇひひひひひひひっ」

マミ「出れない!?それってどういうこと!?」
ガチャ……!

スクッ……
マミ「あ、足が…外へ向かわない!?」

まどか
「お菓子の魔女じゃなくてひきこもりの魔女だねウェヒヒヒッw」

マミ「なんでそんなことしたの…!?」
ポロポロ

まどか
「泣いてるーww私の願いだもん
マミさんはいっそ引きこもって魔女になってほしいから」

「食物連鎖って知ってるー?」

マミ「そんなの絶対おかし…

ポロポロ……ピチャン

まどか「あぁー…」



カチャ……スッー…

まどか・マミ「!!」

ほむら「…あなたはどこまで愚かなのっ…!まどかっ!」

マミ「ほむらさんっ!!」

まどか「ほむらちゃん…どうして…!?」

ほむら「私があなたを心から最悪だと思ったのは
ここのあなただけ…今すぐ死になさい、まどか!」

まどか
「…ウェ……?ほむらちゃんは私のことが嫌い……?」

まどか
「そんなのってないよ…」
「あんまりだよ…友達を殺すほむらちゃんなんて…」

ほむら
「ごめんなさい、でもあなたは
このまま魔女化するとワルプルギスの夜を超えるかもしれない」

マミ
「(まどかさんのソウルジェムはもうすぐで…)」

まどか
「死ぬなんていやだよぉっ!」
「魔女のままでいい生きつづけたいよ」

まどか
「最後の闘いだね…」
「うへへ、濁って力を思う存分に発揮できない」

ほむら
「部屋の中にいて、巴マミ。」

マミ
「分かったわ…ほむらさん、あなたは私の最高の友達よ…」

ほむら
「…!…早くいきなさい……」

まどか
「ほむらちゃんは生きてて」
「マミさん、さよなら」

パリ-ン
シュパシュパッツツ
さやか
「ふー…ってあれぇ
まどかの矢切れた……!」

ほむら「美樹さやか…、あなた魔法少女に!?」
さやか「んー…恭介のやつ作詞家目指すって意気込んでさぁ…」
「前にQBがまどかのこと強いって言ってたから」
「まどかの代わりに強い魔法少女になるってお願いしたんだ…
でも……遅かったなぁ…あはは……」

さやか
「うわっ、ソウルジェムまどか真っ黒じゃん…
さやかちゃんの初めての給料あげちゃいますからねー!!」

まどか
「ごめん…ごめんね…!
性格悪くて…さやかちゃん…マミさん…ほむらちゃん……それに杏子ちゃん!」

マミ
「私が外へ出れなくても
魔女になればみんなの糧になる…だから」

ほむら
「巴マミ、みんなが助けてくれるはずよ」
さやか
「任せて!
最強の魔法少女になったんだからグリーフシードがっぽがっぽよぅ~」
まどか
「私も……頑張る!さやかちゃんに負けない」

ほむら
「(こうして一段落つくのかしら…)」

ワルプルギスの夜襲来前夜

マミ
「詳しくキュウべぇから聞いたけど
…ワルプルギスは各地で暴れ魔法少女を襲っていったわ」

ほむら
「マミ、明日はグリーフシードは一個だけ置いておく」

まどか「ひとりぼっちじゃないから…安心してね」
マミ「ええ、応援しているわ…」

さやか「最強の魔法少女さやかちゃんが居るからね~♪」イェ-イ

ほむら「あっちも最強よ、
私のグリーフシードがなくなった時やあなた達のソウルジェムが黒く濁った場合
孵化寸前で私はまた別の世界へとループする」



このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom