さやか「ほむらを嫁にしたい」(245)

まどか「へっ?」

さやか「あの転校生をあたしの嫁にしたい……」

まどか「っていうと、お付き合いしたいってこと?」

さやか「いえす!」

まどか「へ、へぇー。 さやかちゃんとほむらちゃんって、仲悪い感じでひやひやしてたんだけど……」

さやか「うーん、そうなんだよねぇ」

まどか「仲悪いのに好きなの?」

さやか「うむ。 そり合わないんだけど、守ってあげたい系っていうか?
 今後理解を深めていきたいと思っている系っていうか……」

まどか「ふーん……」

さやか「やっぱりまどかはまどかだねぇー」

まどか「?」

さやか「いやー、だって普通同性同士って変じゃん? でも何も言わないし」

まどか「ウェヒヒヒ。 わたしも、女の子が好きだから……」

さやか「……それってほむらのことだよね」

まどか「……違うよ」

さやか「え」

まどか「ほむらちゃんは可愛いと思うけど、友達だから。
 その、好きっていうのは違う、かな」

さやか「……なんだーぁ! まどかがほむらにご焦心だと思ってたから
 宣戦布告チックなのも踏まえてたのに……」

まどか「ぇへへ、でもそれだと、さやかちゃんわたしにかまかけたってことになるよね……!」

さやか「いやはや、結果違ったんだから大目に見てほしいなぁー!」

さやか「じゃ、誰が好きなの? ここで白状しちゃいなよー!」ニヤニヤ

まどか「えーっ! 恥ずかしいなぁ」

さやか「でもまぁ、マミさんか杏子よねぇ」

まどか「ウェヒヒヒ」

さやか「おっぱいミサイルか、堕ちた聖女か……」

まどか「ま、マミさんに失礼だよ……」

さやか「アレをおっぱいミサイルと言わずになんという!」

まどか「と、トンガリーコン……」

さやか「トンガリーコンってまどかそのほうが酷いよ」ケラケラ

まどか「ティヒヒヒ、そんなに尖ってないもんね!」

さやか「せめてたけのっこの山ぐらいにしておかないと!」

まどか「あんまりかわんないよぉ」アハハ

さやか「杏子ね!」

まどか「……ウェヒヒヒ」

さやか「うんうん。 杏子はたしかにまどかにあいそうな気がするなぁ」

まどか「……なんていうか、リードしてくれそうだよね!」

さやか「面倒見いいからなぁあいつ」

まどか「でも、時々見せる奥手な態度が可愛い!」

さやか「わかるわかるー! ツンデレ的だけどなんか違うー」

まどか「聖女だよねー」

さやか「聖女だねぇー」

まどか「罪の告白とかしっかり受け止めてくれそうだよねっ」

さやか「まどかに告白しなきゃいけないような罪って、その愛らしさぐらいしかないと思うんだけど!」

まどか「あ、愛らしさって」ウェヒヒヒ

さやか「否定しないまどか黒いっ!」

まどか「えー。 わたし、そんなに可愛らしくなんてないよぉ」

さやか「今更遅いぞこのやろー!」

まどか「あはは」

さやか「よーし、さやかちゃんったらまどかの恋路応援しちゃうんだから!」

まどか「さやかちゃんに余計なことされちゃう予感……!」

さやか「真っ黒だよ! 今日のまどか真っ黒だよー!」

まどか「そんなことないよぉー。 わたしゃ純白の天使だよー!」

さやか「本人がそれ言っちゃうわけ?」ケラケラ

まどか「うん」ドヤッ

さやか「どんどんおばさんに似てきたねぇ。 将来が怖いっ」

まどか「ふっふー、わたしを味方に付けておくことだね!」

さやか「だったら、杏まどには手出ししないほうが良さそうだねぇ」

まどか「自分でも余計なことって思ってたんじゃない!」アハハ

さやか「いやー、もしかしたら巡り巡ってプラスになるかもしんないじゃん!」

まどか「なったためしがないよ!」

さやか「ぐさぁーっ!」

まどか「ウェヒヒヒ」

さやか「よーし、そうと決まれば善は急げだ。 明日にでもほむらに果たし状を叩きつけよう」

まどか「果たし状って……。 言葉で言わないの?」

さやか「あたしにそんな度胸があるとでも!?」

まどか「さやかちゃんヘタレだからなぁ……」

さやか「ぐっさぁー! 酷い、酷いわまどかさん……」シクシク

まどか「仁美ちゃんの真似? 似てないなぁ」アハハ

さやか「そういうまどかは……、言いそうだね普通に口で」

まどか「ウェヒヒヒ」

さやか「あーぁ、なんだかんだでまどかのほうが度胸あるんだもんなぁ」

まどか「そんなことないよー。 さやかちゃんだって、いざってときは頑張れるよきっと!」

さやか「きっと……」

まどか「きっと……たぶん……」

さやか「しくしく」

まどか「美樹さやか、そういう事は直接口で言いなさい」ファサァッ

さやか「似てる! しかもいいそう!」ケラケラ

まどか「果たし状は呼び出しだけにしないとね!」

さやか「うーん、場所は、体育館裏でいいかな?」

まどか「せ、せめて屋上ぐらいにとどめておかないと……」アハハ

さやか「うん、帰って恋文の内容考えよう」

まどか「わたしもそろそろ門限だー…」

さやか「ふっふっふー、今日はあたしのおごりだー!」

まどか「さやかちゃんふとももー!」

さやか「それを言うなら太っ腹でしょ!」

まどか「あはは」

店員「お会計580円になりますー」

さやか「支払いはあたしにまかせろー!」バリバリ

まどか「やめて!」

さやか「……30円足りない。 あたしってほんとバカ」

まどか「だ、出すよ! 大丈夫だよさやかちゃん!」

店員(何この子らマジ天使じゃん……)

さやか「カッコ悪いとこ見せちゃったね……」

まどか「ティヒヒ……」

さやか「あたしがホットドックなんて食べなければ……」

まどか「さやかちゃんいつもホットドックだよねー」

さやか「うまい!」

まどか「もしわたしがほむらちゃんを好きだったら、
 それはそれは恐ろしい修羅場になったハズなのによく頼めたね!」

さやか「……」

まどか「……」

さやか「あたしってほんと」

まどか「じょ、冗談だから! ね! さやかちゃん! ほら、星が綺麗だよ!」

さやか「おぉーって街灯で全然みえないよ!」ケラケラ

まどか「ウェヒヒヒ」

まどか「最近変態さんが多いんだって」

さやか「まどかはあたしが守る!」

まどか「ウェヒヒヒ、頼りにしてるよ!」

さやか「とか言ってる間にまどかんちだわ」

まどか「あはは。 さやかちゃん、気をつけてね?」

さやか「大丈夫大丈夫!」

まどか「心配だなぁ」

さやか「街灯多いところ通ってくから大丈夫だってー」

まどか「ほんと気をつけてね? それじゃ、また明日ー」

さやか「おう! んじゃ、また明日ー」ヒラヒラ

知久「これが美樹さんとまどかの最後の別れになるとはこの時だれも……」

さやか「うわっ、おじさん!?」

知久「いやぁ、詢子が送って行けって」

さやか「尻にしかれてますねぇ」

知久「いやはや……」

さやか「それじゃぁ、お言葉に甘えて!」

知久「現役女子中学生と夜道を歩くなんてね」

さやか「あはは……。 おじさんがそんなだって知ったらまどか幻滅しますよー」

知久「愛娘には内緒だよっ!」

さやか「というか、無理にあたしに合わせなくても大丈夫ですよ!」

知久「そ、そうかい? いやぁ、気まずいかなと思って」

さやか「おじさんは気が弱そ……優男だから大丈夫っす!」

知久「あはは……」

杏子「う、うぉぉぉ! てめぇ、さやかに何しようってんだ! ブチ殺すぞ!」

さやか「ちょおま」

杏子「すいませんでしたぁっ!」ドゲザァ

知久「いや、ははは……。 勇気があっていいと思うよ」

さやか「杏子は相変わらずね……」

杏子「まどかの親父さんだとはつゆも知らずとんだご無礼を……」モニョモニョ

知久「でも、君も女の子なんだからあんまり無茶はしちゃだめだよ」

杏子「は、はい。 すみません」

さやか「あはは……。 と、おじさんありがとうございました」

知久「いえいえ。 じゃ、佐倉さんだっけ? 次は君を……」

杏子「えっ、いやあたしは」

さやか「あ、あぁ、杏子は今日あたしの家に泊まりに来る予定だったんですよ!」

知久「おや、うーん、でもこんな時間に集合とは感心しないね」

杏子「これからは気をつけます」

知久「それじゃ、いつもまどかを送ってくれてありがとうね」

さやか「いえ。 こちらこそ今日はわざわざありがとうございましたー」

さやか「さて……」

杏子「さて……」

さやか「なんでいるんよ!」

杏子「お前が泊まってけっていったんじゃねーか! てか素がでてんぞ!」

さやか「素じゃなくてタイプミスよ! 入力ミス!」

杏子「余計わけわかんねーよ!」

さやか「まぁ、別に泊まるのはいいけど、邪魔しないでよね」

杏子「宿題か?」

さやか「そんな所かしらね」ファサァッ

杏子「ほむらのマネかー? 相変わらず似ねェなぁ」ケラケラ

さやか「あたしモノマネの才能ないのかな……」

杏子「どれどれ、杏子おねーちゃんが勉強をみてやろう」

さやか「あんた小卒じゃないの?」

杏子「一般教養ぐらいは自力でなんとかした」キリッ

さやか「ふーん。 その自信、いつまで持つかしらね! 見滝原中学の恐ろしさとくと味わえ!」

杏子「どれどれ。 ってなんだ、ただの因数分解じゃねーか」

さやか「杏子の口から因数分解なんて単語が出るとか恐ろしいわ……」

杏子「因数分解は簡単だろー?」

さやか「……」

杏子「……」

さやか「……か、簡単よ!」

杏子「じゃあほら、さっさと終わらせろよ」

さやか「こんな問題ささーっと解いちゃうんだからねっ!」グッ

杏子「……だからな、(x+y)を一つの塊って考えてAっておいてだな」

さやか「?」

杏子「可愛く首かしげてんじゃねーよ!」

さやか「ウェヒヒヒ」

杏子「x^2+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)が基本公式だろ?」

さやか「ちょーっとなにいってるのかわかんないなぁ」アセアセ

杏子「お前アホだろ」

さやか「なっ……。 勉強だけで人の器を測るの良くない!」

杏子「……アホだろ?」

さやか「違うよ! ちょっと頭の弱い守ってあげたい系! そうだと言ってよ!」

杏子「絶対言わない」

さやか「そんなのってないよ……こんなの絶対おかしいよ……」

さやか「だ、だったらこの教科書のこれ解いてみなさいよ!」

杏子「判別式苦手だからいやだ」

さやか「は、判別……?」

杏子「あれだろ? D/4がどうとか、a≧0の時異なる二つの実数解とかそういうのだろ?」

さやか「……?」

杏子「自分が分かんねーのに問題だすんじゃねぇ!」

さやか「きょ、杏子先生と呼ばせてください!」

杏子「ふふふ、上下関係が明確になりましたなぁ!」ドヤッ

さやか「くっ……。 いつか必ずあんたを超えて見せる……!」

杏子「……まぁ宿題やろうよ」

さやか「そうだね……」

さやか「結局恋文書けなかった……」

まどか「あはは……」

さやか「まどかの進展はー?」

まどか「ウェヒヒヒ。 わたしはしっかり書いちゃったよ!」

さやか「おぉー。 さすがですなぁ。 って結局まどかも恋文なんだ」アハハ

まどか「それにしても、わたしが杏子ちゃん好きって言ったその日に
 杏子ちゃんと一夜過ごすなんて、刺される覚悟があるんだよねさやかちゃん」ゴゴゴ

さやか「はっ」

まどか「この泥棒猫ーっ!」

さやか「ぐわーっ!」

仁美「あら、私空気ですの? エアーですの?」

まどか「あはは、ごめん仁美ちゃん」

さやか「仁美はあたしらよりもう先行っちゃってるからなぁー」

さやか「恭介とどこまで行ってんのよこのこのー」

仁美「ふふふっ、お恥ずかしながら……」

まどか「さ、さすがにまだAぐらいだよね?」

仁美「実はCまで……」

さやか「し、スィーですとぉ!?」

まどか「あわわわ」

仁美「えっ、えっ。 ちょっと待ってください。 Cってキスですよね?」

さやか「え?」

まどか「へ?」

仁美「あら?」

さやか「Aがキスで」

まどか「Bがディープで」

仁美「Cは……?」

さやか「セッ……」

まどか「セッ……」

まどか「押せ……っ! 押せ……っ!」

さやか「まどかそれ違う」ケラケラ

仁美「Aは手をつなぐ、Bは軽いボディタッチ、Cがキスだと思ってましたわ……」

さやか「地域差あるらしいからね!」

まどか「焦っちゃったよー」

仁美「でも、そちらの場合BからいきなりCだなんて……」

さやか「仁美のだとDとかFは何なの?」

仁美「Dはディープで、Fはペッティングですわ!」ポッ

まどか「仁美ちゃん声おっきいよ!」

さやか「なるほど……。 ちなみにあたしの場合Dは妊娠だよ……」ボソボソ

仁美「重いのですね……」ボソボソ

まどか「その重さの先に真の愛があるんだね……」シミジミ

ほむら「おはよう、まどか。 とその従者共」

まどか「おはようほむらちゃんー」

さやか「従者共って何よ!」

ほむら「まどかがこの世界の全てだから」ファサァッ

仁美「ほむらさんも慣れてきたようで嬉しいですわ」

ほむら「気にかけてくれてありがとう仁美」

さやか「あたしだって心配してんだからねー!」

ほむら「そう」

さやか「うっす! 反応うっす!」

まどか「あはは」

仁美「ちょっと皆さん! そんな事やってる間に時間が大変ですわ!」

さやか「うわっ、いそげー!」

まどか「ちょ、ちょっとーさやかちゃんまってー」

ほむら「ほむっ」

マミ「聞いてキュゥべりーな、ちょっと言いにくいんだけど……」

QB「キュゥべりーなってなんだい?」

マミ「私すごいはぶられてる気がするの」

QB「だね」

マミ「否定しなさいよっ!」

QB「現にはぶられてるじゃないか」

マミ「私の心にティロ・フィナーレ!」

QB「マミには僕が居るじゃないか!」

マミ「黙れ獣の分際で!」

QB「昔僕と結婚するとか言っていたのは嘘だったのかい!?」

マミ「そんなの、子供の戯言よ! 信じるほうがおかしいんだから!」

QB「ふん。 それじゃあマミとはここでお別れだね。 さようなら!」

マミ「待って! 私が悪かったわ。 独りにしないで!」

QB「うるさい! 僕を先に裏切ったのは君じゃないか!」

マミ「そんな……。 待って、キュゥべえ……」

マミ「はいカーット!」

QB「ふぅ。 今日の台本はなかなかだったね」

さやか『あの、マミさん』テレパスィー

マミ「美樹さん! どうだったかしらさっきのやりとり!」

まどか『授業中なんで静かにしてもらえます?』テレパスィー

ほむら『巴マミ、あなた才能ないわ』テレパスィー

さやか『わざわざテレパシーつかって演劇とか要らないんで』テレパスィー

マミ「えっ、あ、ごめんなさい……」

QB「全く、マミはどうかしてるよ」

マミ「QB、あなたって人……人?」

QB「人じゃないね」

マミ「そうね……。 あなたって獣は……!」

QB「いや、もういいからそう言うの」

マミ「……」マミーン

11:俺「ねぇねぇ抱っこして~」 (4)
27:神山「前田君が学園都市に連れ去られたって」林田「えっ」 (39)
33:アムロ「僕が一番、ATをうまく扱えるんだ!」キリコ「そうか」 (31)
37:チンコ「オカズ到着、性欲上昇、血液循環、海綿体硬化、下着除去」 (15)
48:しんのすけ「風間君・・・君の事はきっと忘れないぞ・・・」 (70)
58:妹「ただいまおっぱいモミモミ無料期間です」 (599)
70:純「えっ……俺先輩を……踏む……?」 (51)
97:一夏「白式が女の子になった……」 (39)
123:さやか「お腹痛い……」ほむら「頭痛い……」 (111)
127:幼「…不潔」 (501)
157:のほほんさん「おりむー、わたしとデートしよ~」 (3)
167:チェスター「・・・・・・そんな顔、すんなよ」 (119)
168:妹「お兄ちゃんっ!」 (527)
169:C.C.「童貞ボーヤでもやはり朝はこうなのだな」 (67)
170:俺「ただいまんこ!」 俺「おかえりんこ!」 (6)
172:マミ「エントロピー…?」 ほむら「という量があります」 (63)
177:唯「合コン?なにそれあずにゃん?」 (36)
180:勇者「薬草ゲット!!」女賢者「……勇者君はバカで可愛いなぁ」 (16)
198:DAIGO「あの日、俺と師匠は二人で>>3に行ったんだ」 (135)
199:みつば(18)「あはは、女王様ってそれ何年前の話よ」 (25)
203:オリアナ「ねぇ、お姉さんを匿ってくれない?」上条「……えっ?」 (2)
213:さやか「ほむらを嫁にしたい」 (16)
216:まんこ「わたしうんこさんと一緒になるもん!」 ちんこ「待てよ!」 (2)
218:姫「私はあなたが欲しい」 (440)
226:まどか「あ・・・捨てほむだ・・・」ほむら「ホム・・・」 (86)
227:姉「こ、こら! やめ……くぅっ!?」 (440)

SSスレがVIPをダメにした

231:上条「んじゃ、留守番よろしくな」 (30)
241:QB「まどか、さやか、僕と契約して」 (120)
293:女「バラモスなど大魔王ゾーマの手下のひとりに過ぎませんわ」 (3)
309:妹「おいクソ兄貴」 (24)
314:一夏「ここは・・・?それにあなたは?」箒「・・・お前の彼女だ!」 (6)
316:鈴「あたしたちの扱いがひどい件」箒「うむ」ラウラ「うむ」 (48)
322:サトシ「また夢精しちゃったよ・・もう・・・」 (8)
332:ショタ魔王「勇者一行の性奴隷を努めるだけの簡単なお仕事です…?」 (328)
348:コナン「灰原!今すぐ俺の子供産んでくれねえかっっ!!!!」 (6)
356:らんま「ちょっ、やめろって良牙、、こら胸触るんじゃねー!!」 (10)
361:マリーアントワネット「おい後輩焼きそばパン買ってこいよ」 (2)
363:まどか「ほむらちゃんのちんちんチョット臭いねww」チュポッ (10)
375:ほむら「魔女が繋げる絆」 (248)
379:ゴブリン「挿入るぞッ!!」ピクシー「や、だめーッ…んん///」 (4)
387:妹「おい、バカ兄貴!」 (12)
397:フリーザ「この時間に食べるお夜食は最高ですね」 (3)
430:サトシ(25)「そろそろ婚活しなきゃな」タケシ(30)「もう遅い」 (20)
443:一夏「俺、束さんが好きなんだ」束「わたしもだよ、いっくん」箒「」 (148)
447:ふぐすま民「どう責任とるんだべ?」でんこ「そんな・・」 (7)
482:タクト「ミズノちゃんのパンツ盗んできちゃった…」 (4)
506:美琴「別にアンタのために作ったわけじゃないんだからね」 (3)

SSスレは己を満たしてくれる
スレタイに流行りのキャラ「」、これだけで馬鹿が釣れる
なんの中身のない内容でも糞ガキ数人が保守をしてくれる
「期待」「俺は見てるぞ」「ほ」落ちるクソスレも堕ちないわけだ
途中参加の奴らもここまで伸びてれば面白い作品なのだと己に言い聞かせレスをつける
こういった馬鹿どもは同じ馬鹿同士騒げて楽しい
>>1からしてみれば信者が増え自分を褒めてくれる快感に酔える
極めつけは社会不適合者の総本山であるアフィサイトにまとめられる喜び
今はSSスレならば内容は関係なしに簡単にサイトに載せられるから敷居が低い
馬鹿が馬鹿に引き寄せられ馬鹿騒ぎするのを馬鹿がまとめあげる
このサイクルを何とかしなければVIPに明日は無い
何が言いたいかって言うと
新参は二度とVIPから金輪際敷居から出て行けって事だ

寝るぽ
支援とかありがとうね
残ってたら書く、が、最近のSSは保守で埋まりすぎって言われてるからなぁ。
落ちてたら似たようなの立てるかどうか、まぁ気分次第

保守thx
ゆっくり再開したいと思う

さやか「昼だー!」

まどか「お腹すいたねー」

さやか「おっべんとぅー♪」

まどか「お弁当ー」

さやか「忘れたー……」ガクッ

まどか「さやかちゃん……」

仁美「あらあら」

さやか「購買があたしを呼んでいる……」ガバッ

まどか「お金あるの?」

さやか「……」

まどか「……」

仁美「……」

さやか「この御恩は一生……!」

まどか「ウェヒヒヒ」

仁美「将来こき使ってあげますわ」

さやか「ひぃー! しかし、まどかと仁美のお弁当を食べられるなんて
 怪我の功名ってやつ? うぇへへへ!」

まどか「調子乗ってると回収しちゃうよ!」

さやか「一口一口ありがたく食べさせていただきます」ドゲザァッ

まどか「ウェヒヒヒ」

さやか「じーっ」

ほむら「何かしら?」

さやか「ほむらのお弁当……」

ほむら「あげる気はないわ」ファサァッ

さやか「究極の三つ巴弁当まであと一歩!」

ほむら「……はぁ、しょうがないわね……」

さやか「さすがほむらさん! ツンデレの鏡!」

ほむら「はい」

さやか「……えーと、なんですかこれは」

ほむら「よくハンバーグの下敷きになってるあんまり美味しくなさそうなレタスよ」ファサァッ

さやか「……その、あたしが言うのもなんだけど……」

ほむら「文句ある?」

さやか「ありがたくいただきます!」

まどか「ほむらちゃんがデレた……」ブワッ

仁美「記念写真撮りたいぐらいですわ!」

さやか「えぇっ! これデレなの? ツンじゃないの!?」

ほむら「デレよ」ドヤッ

さやか「それ自分で言っちゃうんだ」アハハ

さやか「超おいしかった」

まどか「ウェヒヒヒ。 わたし保健室の当番だからちょっといってくるね!」

仁美「私は図書室へ」

さやか「おーいってーらー」

ほむら「……」ホムッ

さやか「あ、ほむらー。 今日の放課後ちょっといい?」

ほむら「決闘の申し込みかしら?」

さやか「ふっふっふ、今日の放課後屋上にて待つ!」ビシィ

ほむら「委員会があるのだけれど」

さやか「その後でいいよ」

ほむら「そう。 分かったわ、放課後に屋上ね」ホムッ

さやか「くくく、どっちが上か思い知らせてあげるわ!」

さやか「というわけで遂に呼び出してしまった」メルメル

まどか「さやかちゃんにしては順調な滑り出しだね!」メルメル

さやか「午後の授業が頭に入らない自信がある」メルメル

まどか「いつも寝てるだけじゃん!」メルメル

さやか「なにそれひどい」メルメル

まどか「影で見守っててあげるから!」メルメル

さやか「成功したあかつきにはまどかを支援してあげるんだからね!」メルメル

まどか「お断りします。 (゚ω゚)」メルメル

さやか「大丈夫だって!」メルメル

まどか「絶対破滅方向に向かうもん!」メルメル

さやか「あたしどんだけ信用されてないの!?」メルメル

まどか「恋愛に関しては居るだけで凄まじいマイナス要素だよ!」メルメル

さやか「(´;ω;`)ブワッ」メルメル

さやか「あっという間に放課後……」

仁美「今日は習い事があるのでお先に失礼しますわね」

まどか「仁美ちゃんまたねー」

さやか「また明日ー」

まどか「さて、じゃあわたしたちは行こうか」

さやか「屋上という名の戦場へ……」

まどか「ウェヒヒヒ」

さやか「はっ、よく考えたらほむらは同性同士なんてありえない人かもしれない……」

まどか「えぇ、それ今考えるの……?」

さやか「全然頭回ってなかった!」

まどか「恋は盲目ってのだねー。 でも大丈夫だよ!
 ほむらちゃんならどん引きしてもきっと友達のままでいてくれるから!」

さやか「あ、あれ、フラれるの前提なのあたし」

まどか「うん」

さやか「ぇー……」

さやか「……」

まどか『さやかちゃんがんばって!』テレパスィー

さやか『ほむら遅い……』テレパスィー

まどか『委員会長引いてるんだよきっと』テレパスィー

さやか『む、メールだ。 ほむらからだ』テレパスィー

まどか『遂に決戦の時!』テレパスィー

ほむら「ごめん、すっかり忘れて帰った」メルメル

さやか『……』テレパスィー

まどか『……どんまい』テレパスィー

さやか「んなばかなぁーっ!」ガクッ

ほむら「というのは嘘よ」ファサァッ

さやか「なんじゃそりゃーぁい!」ガバァッ

ほむら「じゃあ、始めましょうか」ゴゴゴ

さやか「ちょ、ちょっとまって、なんで変身したの? ねぇ」

ほむら「? どっちかまどかの嫁になるかの決着をつけるんじゃないの?」

さやか『決闘本気にされてたよーぅ!』

まどか『ほむらちゃんったら天然さんだね!』

さやか「違うよ! 決闘っていうのはほら、言葉のあやっていうか」

ほむら「ほむ。 じゃあどうして私が呼び出されたのかしら?
 熱く殴り合って友情でも深めたいのならお断りするわ」

さやか「いや、そのー、なんていいますか」

まどか『がんばってさやかちゃん!』

ほむら「何? はっきり言いなさい」

さやか「ほ、ほむらはあたしの嫁になってくださいます?」

ほむら「……ほむっ?」

さやか「いやっ、あはは、嫁っていうか、YO-MENっていうか、そーめんっていうか。
 ソーラーメンっていうかあははは」

ほむら「……美樹さやか」

さやか「ハいっ!」

ほむら「真面目に落ち着いて言いなさい」

さやか「……」

ほむら「……」

さやか「あ、あたしとお付き合いしてください!」

ほむら「良いわよ」

さやか「でっですよねー! ってぇえ?」

ほむら「土日あたりにジュネスあたりでいいの?」

さやか「ちっがーう! 買い物に付き合ってじゃなくて、ぺろぺろちゅっちゅするほうの!!」

ほむら「そのくらい分かってるわ」

さやか「むー……」

さやか「はっ、もしかして照れ隠しですか?」ニヤニヤ

ほむら「違うわ」

さやか「またまたー、お顔が真っ赤でございますよ!」

ほむら「っ、これは夕日のせいよ」

さやか「やだーほむらかわいいー」

ほむら「あ、貴女こそゆでダコみたいになってるわよ!」

さやか「うぇひひひ……」

ほむら「……」

さやか「……か、帰ろうか!」

ほむら「待って。 まだ一つさやかの口から聞いてないことがあるわ」

さやか「バレてたか」

さやか「その、ほむらのことが、す、す、好き……だぁーっ!」ガバッ

ほむら「私も好きよ、さやか」ファサァッ

さやか「おぉ、クールに決めつつも顔が真っ赤なほむらまじかわいい」

ほむら「さやか、貴女テンションが天元突破してるわよ……?」

さやか「なんかもう全然落ち着かない」

ほむら「はぁ……。 今日はもう帰りましょう」

さやか「そそうだね!」

まどか『二人でいちゃいちゃしながら帰ってね!』

さやか「はっ、ごめんほむら、まどか送ってかないと」

ほむら「は?」

まどか『へ?』

さやか「これからよろしくねほむら!」

ほむら「え、えぇ、よろしく」

さやか「それじゃ、また明日!」

ほむら「また明日。 ……え?」

まどか「信じられないよさやかちゃん……」

さやか「何が?」

まどか「普通あんな盛大に告白成功したら一緒に帰るんだよっ!」

さやか「いやでも、まどかをよろしくねっておじさんに言われてるし」

まどか「……はぁ」

さやか「ぇー。 だって変態にまどかが襲われたら嫌じゃん?」

まどか「今日はまだお日様でてるよー」

さやか「変態の朝は早い」

まどか「ウェヒヒヒ……。 明日ほむらちゃんにふられちゃうかもね」

さやか「そ、そんなに重大な事項だったの……?」

まどか「重大だよ……。 メインイベントだよ……」

さやか「い、いやでも、まどかを送迎するって決めてるんだかららら」ガクガク

まどか「それは嬉しいんだけど……」

さやか「一日交代……いや……しかし……」

まどか「わたし一人で帰れるから大丈夫だよー」

さやか「よし、3人で帰ろう!」

まどか「……」

さやか「いや、アレですよ。 まどかを送ってーほむらを送ってーっていう、ね!
 それならほむらと二人きりの場面も作れるし! まどかも送れるし!」

まどか「ほむらちゃんなんて言うかなぁ」

さやか「別に構わないわ」ファサァッ

まどか「言いそうだけど、顔が凄い怖そうだよ」

さやか「ぐぅ。 こうなったらあたしがどれほどまどかを心配してるか説明して
 説得するしかないね!」

まどか「逆効果な気がするよ……?」

さやか「ほむらなら、ほむらならきっと分かってくれる……!」

ほむら「別に構わないわ」ファサァッ

さやか「ほらきた!」

まどか「あはは……」

ほむら「でも、まどかはいいの?」

さやか「?」

ほむら「はぁ……。 さやか、貴女は恭介と仁美と自分の3人で一緒に帰りたいと思うの?」

さやか「そ、それはちょっと遠慮したいなぁ」

ほむら「……」

さやか「あっ、なるほど」

まどか「ウェヒヒヒ……」

さやか「あれ、もしかして詰んだ……?」

ほむら「はぁ。 良いわ。 帰りはまどかを送ってあげて」

まどか「でもほむらちゃん……」

ほむら「いいのよ。 もし私と帰ってもどうせまどかのこと心配で
 そわそわしっぱなしになるだろから」

さやか「さすがあたしの嫁! わかってるじゃない!」

ほむら「殴るわよ」

さやか「ひぃ」

まどか「ごめんねほむらちゃん」

ほむら「まどかが謝ることじゃないわ」

さやか「そうそう」

ほむら「殴るわよ」ゴッ

さやか「もう殴ってるじゃん……」

仁美「私やっぱり空気ですの? エアーですの?」

マミ「ふふ、私と同じ匂いがするわね……」

仁美「巴先輩……」

マミ「よかったらお茶でもどうかしら?」

仁美「是非!」

マミ「ふふふ、エアー同士仲良くしましょう?」

仁美「えぇ、よろしくお願いしますわ」

恭介「おーい仁美ー帰ろうー」

仁美「あ、今行きますわ恭介さん。 それでは失礼しますね巴先輩」

マミ「……」

QB「マミには僕が居るじゃないか!」

マミ「そうね、私にはキュゥべえがいるものね……」

QB「今のはボケたつもりだったんだけど。 やっぱり人間の笑いというものは難しいね」

マミ「……」

ちょっと用事。
と、先の展開ねりねり
1、2時間ちょっとぐらいあくかも

俺序盤でまど→さやだと思ってたんだ
実は今もちょっぴり疑い中

ほむら「じゃあ、また明日」

さやか「おう! 気をつけて帰れよー」

ほむら「だったら送って行ってくれる?」

さやか「ほむらなら変態ぐらい銃でパーンできるよ!」

ほむら「褒め言葉として受け取っておくわ」

まどか「あはは…。 なんだかんだで結構似合ってるよ!」

ほむら「ありがとうまどか」

さやか「うぇっへっへ」

ほむら「それじゃあね」

まどか「うん、バイバイー」フリフリ

さやか「いやー、ほむらも段々砕けてきていい感じだなぁ」

まどか「そうだねー」

さやか「なんか気になることあるの?」

まどか「へ? ううん……あ、うん。 ほむらちゃんのことじゃないんだけど」

さやか「相談ならもちろん乗るよ! って杏子の事とか?」

まどか「ウェヒヒヒ。 杏子ちゃんがね、明日から迎えきてやんよ!って」

さやか「杏子、あたしからまどかを奪うつもり……!?」ワナワナ

まどか「違うよぉ。 わたしのせいでほむらちゃんとさやかちゃんが一緒に帰らないって言ったら
 じゃああたしが送迎担当してやるよって」

さやか「まどかのせいじゃないよ! って、あれ? じゃあもうもしかして、アレなの?」

まどか「ティヒヒ、クラスの皆には内緒だよ!」

さやか「やるじゃんまどかー!」

まどか「ぇへへへ」

さやか「まっ、杏子にならまどか任せてもいいかなぁー」

まどか「杏子ちゃんもしっかりしてるもんね」

さやか「でも時々突っ走っちゃうからなぁー」

まどか「さやかちゃんと一緒だね」

さやか「む、あたしのほうがしっかりしてるもんねー」

まどか「どうかなぁ」

さやか「最近まどかが黒いよぉ」

まどか「ウェヒヒヒ」

さやか「いつから迎え来てくれるって?」

まどか「実はもう今日から……」

杏子「あたしのまどかといちゃいちゃしやがって、この泥棒猫!」

さやか「お母様!? ってそっちが泥棒猫じゃない!
 あたしのまどかといちゃらぶする予定だなんて!」

まどか「わたしのために争わないでー」アハハ

さやか「というわけで今日からは愛しのほむらたんと一緒に帰ることができます」

ほむら「そう」

さやか「えっ薄。 もっとやったーさやかちゃんだいすきーみたいな反応を期待してたのに」

ほむら「杏子……あの泥棒猫……」ゴゴゴ

さやか「大丈夫だってー。 杏子ってヘタレっぽいし、何か間違いが起こるのは先だって!」

ほむら「杏子がヘタレすぎてまどかがアプローチかけてしまう気がするじゃない!」

さやか「う、確かに。 しかもまどかのあの決断力と行動力からしたら……」

ほむら「今ごろ手を繋ぎながらテレテレして帰ってるに違いないわ!」ホムッ

さやか「あの泥棒猫……」

ほむら「あの泥棒猫……」

ほむら「……さやか」

さやか「何?」

――キュッ

さやか「ひゃっ」

ほむら「……杏子達に対抗」ボソッ

さやか「お、おぉ! 負けてらんないもんね!」

ほむら「……えぇ」

さやか「……」

ほむら「……何?」

さやか「いや、可愛いなぁって」

ほむら「……」

さやか「……」

ほむら「あ、家ここだから」

さやか「おーおう! お疲れ様っす!」

ほむら「何よそれ」クスクス

さやか「あはは。 それじゃあたしも帰るね」

ほむら「ぁ、ちょっとまってて」

さやか「ん?」

ほむら「はい、これ使って」

さやか「ほむらさん、これは……」

ほむら「コルト・パイソンよ。
 さやかにはリボルバーが似合うと思って」ファサァッ

さやか「そうじゃなくてですね」

ほむら「護身用よ。 もしもの時は使って。 その、心配だから……」テレテレ

さやか「はぁ……。 お、お借りします……」

さやか「ほむらのデレ方がわからない」

まどか「あはは……」

さやか「だってリボルバーよ? 普通心配だからってリボルバー渡す?
 おまけに似合ってると思うの……って」

まどか「ほ、ほら、かの坂本龍馬だってリボルバー持ってたんだし、そういうイメージなんだよっ」

さやか「なるほど。 あたしはほむらの坂本龍馬ってことかぁー」

まどか「あはは……ちがうとおもうよ」

さやか「がくーん」

仁美「おはようございます。 お二方」

ほむら「おはよう、まどか。 とその従者」

まどか「おはよー」

さやか「従者ってまだ引っ張るんだ……」

ほむら「違うのかしら?」

さやか「うーん、そんなに自信あり気にいわれると合ってるような気がしてきた」

まどか「わたしにひれ伏せー」

さやか「ははぁーまどか様ー」

さやか「時の流れに身をまかせたらもう放課後だ」

ほむら「その、昨日のコルト・パイソン役に立った……?」テレテレ

さやか「えっやっ、その、むしろ銃刀法違反してる気がしてブルブルだったよ……」

ほむら「そ、そんな……。 ごめんなさい……」ブワッ

さやか「ちょ、泣かなくてもいいじゃん? ほら、リボルバーかっこいいし!
 龍馬っぽいし! 今度ちゃんとした使い方教えてほしいぜよ! ぜよ!」

ほむら「ふふふ、6発全部50m先の空き缶にあてられる様になるまで帰さないわよ?」

さやか「ほむらのキャラが安定しないよぉ」

ほむら「さやかだってブルブルのブレブレじゃないの」

さやか「ほむらの揺すぶりのせいだよこれは……」

ほむら「ふふっ」

さやか「あはは」

さやか「ブル……」

ほむら「ブル……?」

さやか「や、なんでもない」

ほむら「そう。 じゃ、日曜日の10時にポチ公前ね」

さやか「へっ、マジで使い方講座やんの!?」

ほむら「やらないわ。 デートに決まってるじゃない」ファサァッ

さやか「おぉ、デート、デートか……」

ほむら「遅刻したら……」

さやか「遅刻したら……?」ゴクリ

ほむら「ふふっ、ふふふ」

さやか「あは、あはははは……がんばります」

杏子「まさかほむらたちとブッキングするとは」

まどか「ウェヒヒヒ、このまま行き先まで同じだったりして」

杏子「まどかとの初デートがほむら組のストーキングになるとは」

まどか「でもこれはこれで楽しそうだよっ」

杏子「確かにな」ケラケラ

まどか「カメラ持ってきてよかったー」

杏子「まどかの準備の良さにびっくりだよ……」

まどか「ポッテーも持ってこようと思ったんだけど」

杏子「ありゃ、この気温じゃ溶けてべったべたになるぞ」

まどか「うん、だからはい、ポッポ!」

杏子「やっぱこれだねー」

まどか「ロッキのポッポ♪」

まどか「さやかちゃん遅いなぁ」

杏子「もう10時半だもんな」モグモグ

まどか「さやかちゃんったら朝の6時ぐらいに、
 服決まらない死ぬー!って電話してきたんだよ?」

杏子「で、結局決まらなかったと」

まどか「いつもどおりのでいいよ!って言ってあげたんだけど……」

杏子「そんな事言ったら逆にテンパってわけわからなくなりそうだけどなあいつ」

まどか「ぇへへへ、それを見越してだよ!」

杏子「あんた結構酷いな」

まどか「でもほら、結果的に面白そうな光景が見られるよ!」

杏子「さやか撃ち殺されなきゃいいけどな……」

夕食

さやか「や、やぁ!」

ほむら「……」

さやか「今日も、か、かわいいねほむらちゃん!」

ほむら「……今何時だと思ってるのかしら?」

さやか「じゅ、11時45分です……」

ほむら「……集合は何時だったかしら?」

さやか「10時です」

ほむら「……」

さやか「……すみませんでしたぁっ!」ドゲザァッ

ほむら「……焼き……」

さやか「へ?」

ほむら「焼き土下座」

さやか「!?」

杏子「ぶはっ、さやか土下座してる」アハハ

まどか「あぁ、折角のかわいい服が……」

杏子「遅刻の代償は重い……」

まどか「杏子ちゃんも遅刻しそうなイメージだったんだけど残念」

杏子「昨日の夜からここ泊まってたからなーははは」

まどか「……」

杏子「……」

まどか「だから新聞紙被って寝てたんだ」

杏子「おう」

まどか「今度からはちゃんとホテルとか泊まろうね?」

杏子「あいはぶのーまねー」

まどか「I don't have money.じゃない?」

杏子「伝わればそれでいい! こまけぇことはいいんだよ!」

ほむら「と言っている間に10分も経ってしまったわ……」

さやか「申し訳ございません」

ほむら「はぁ、まずはお昼でも食べましょう?」

さやか「ホットドッグ! モズクバーガー!」

ほむら「……」

さやか「……デートでモズクはないよねははは……」

ほむら「……ぁー、もうモズクでいいわ」

さやか「い、いや、デートでモズクはない! せめてモックの方で!」

ほむら「あんまり変わらないわね……」

さやか「まてよ。 でもこの場合やはりモズクか?
  しかしモックといえば学生のたまり場的な……」

ほむら「……モズクに行きましょう。 ほら、行きましょ?」

さやか「お、おぉ! エスコートは任せた!」

ほむら「……はぁ」

杏子「お、やっと移動か」

まどか「折角運んできたのに出番なかった黒服さんのやるせなさがここまで伝わってくるよ」

杏子「まどかーあたしらもいこうぜー」

まどか「うん。 でもどこに行くんだろう?」

杏子「昼飯だろ?」

まどか「かな?」

杏子「ほら、モズクバーガーはいってった」

まどか「で、デートでモズク……」

杏子「モズクうまいしいいじゃん」ケラケラ

まどか「う、うーん……」アハハ

杏子「最近モッテリア行ってないなぁ」

まどか「また今度いこっか」

杏子「おう」

さやか「いやーおいしかったねー」

ほむら「いつもどおりの味ね」

さやか「あはは……」

ほむら「さて、どうしましょうか?」

さやか「どうしましょうね?」

ほむら「……」

さやか「……じゅ、ジュネスいこうぜ!」

ほむら「ジュネス……」

さやか「ほら、ジュネスなら、服でも雑貨でも色々売ってるじゃん!
 大型ショッピングモールじゃん! ……だってデートとか初めてだしわかんないんだもん!」

ほむら「……ふふ、ジュネス行きましょうか」

さやか「むー、次回は目にもの見せてやるんだから」

まどか「えぶりでぃやんぐらいふ」

杏子「じゅっねっす~」

まどか「アレだけ正式名称避けてきたのにジュネスだけは言っちゃうんだ」

杏子「普通にミスったんだとさ」

まどか「えぇー……」

杏子「結局、行き先も一緒だったわけか」

まどか「ウェヒヒヒ。 この辺りだとここぐらいしかないもん」

杏子「ま、ゲーセンからボーリングまでなんでも揃ってるからなぁ」

まどか「今日は杏子ちゃんのためにカワイイ服選んであげるからね!」

杏子「あいはぶのーまねー」

まどか「魔法でコピーしちゃえばいいよ!」

杏子「まどかって、たまに凄い大胆なこというね……」

まどか「ウェヒヒヒ」

マミ「私は孤高の守護戦士……」

QB「マミが遂におかしく……ん、いや普通だったねごめん」

マミ「あ、あれは暁美さん、美樹さん、佐倉さん、鹿目さん!」

QB「そんな細かく言わなくても」

マミ「わ、私をボッチにして皆で遊んでるなんて……」ワナワナ

QB「マミ落ち着いてみてみなよ。 アレはどうみてもデートだよ。
 ここでマミが乱入なんてしたら、非人道的過ぎるよ。
 鬼畜の所業だよ。 人間とは思えない卑劣な行いだよ」

マミ「……」

QB「だからほら、見なかったことにしよう」

マミ「そうね、私は孤高の守り人だものね」

QB「そうそう」

マミ「私は何も見ていない、見ていないわ……」ギリギリギリギリ

QB「マミ、僕は雑巾じゃないんだよ? こんなに捻っても水はでないよ
 だからやめて、ほら! そろそろ捩じ切れるから! ぎゃあー」

さやか「そういえば、ほむらって私服結構かっこいい感じなんだね」

ほむら「そういうあなたは、案外乙女ちっくなのね」

さやか「う、うむ」

ほむら「かわいいわよ?」

さやか「ぇへへへ」デレデレ

ほむら「こう言うのとかどうかしら?」

さやか「えーと、モモンガだっけ、ムササビだっけ」

ほむら「モモンガだったと思うわ」

さやか「うーん、なんだか大人っぽすぎる気がする」

ほむら「そうかしら?」

さやか「マミさんに似合いそうな?」

ほむら「なるほむ……」

まどか「これきっと似合うよ!」

杏子「えぇ、チュニックワンピースか……」

まどか「さやかちゃんも結構こういうのきてるよ」

杏子「さやかに似合うようなのって、あたしにはハードル高そうだけど……」

まどか「うーん、でも髪下ろしたら結構女の子ーって感じになるとおもうんだよね」

杏子「ふむ……」

まどか「じゃ、こういう普通のチュニックだけど、ちょっとかっこよさげので」

杏子「ふむふむ」

まどか「こういうカーディガンはおりつつ……」

杏子「まて、全然わかんねぇ」

まどか「大丈夫だよ! わたしもよくわかってないから!
 こう言うのはノリだよ! どんな奇抜な格好でもシヴヤとかいったらファッションって言われるから!」

杏子「……大丈夫なのかそれ」

マミ「ふふ、この服似合うと思うわ」

マミ「そうかしら? じゃあちょっと着てみようかな」

マミ「あら、やっぱり似合うわね」

マミ「ふふ、貴女が選んでくれた服ですもの」

マミ「次は、私の服選んでほしいな?」

マミ「任せて……」

QB「マミ、見てるこっちが辛いからやめてくれないかな……」

マミ「あぁ、どこからか幻聴が……」

マミ「大丈夫? どこかで休もうか」

マミ「そうするわ……」

QB(帰りたい。 もう母星に帰りたい)

ちょいと小休止
ただでさえスローペースなのにすまん

さやか「あたしといったらここでしょ!」

ほむら「予想通りね」

さやか「ほむらってどんな曲きくの?」ワクワク

ほむら「デスメタルよ」ファサァッ

さやか「まじで?」

ほむら「うそよ」

さやか「ちょっとびっくりした。 でも、ありかもって思った」

ほむら「普通にABC49とか聞くわよ?」

さやか「へー、それのが以外だなぁ」

ほむら「さやかのイメージをお聞かせ願いたいわね」

さやか「うーん、そう言われると難しいけど、鬼ヶ島ちひろとか
 椎名西瓜とか……、そういうちょっとダークな感じでかっこいい感じかな?」

ほむら「確かに鬼ヶ島ちひろも、椎名西瓜も嫌いじゃないわね。
 メインではないけれど」

さやか「ふふふー! さすがあたしですなぁ」

杏子「まどかはまさにABC49って感じがする」

まどか「ウェヒヒヒ、ABC49ってあんまり聞かないんだー」

杏子「まじかよ。 じゃーどんなのが好きなんだ?」

まどか「五木ひとしとか、北島三十五郎とかー」

杏子「そんな可愛らしい外見で、演歌好きなのか」

まどか「でも一番は火川きよしだよ!」

杏子「ずぶ、ずぶずぶ、ずぶぬれ」

まどか「きよし!」

杏子「まどかの趣味って謎なんだね」

まどか「そうかなぁー?」

ほむら「さやかはやっぱり、クラシックなの?」

さやか「恭介にふられてから全然聞いてないや」

ほむら「影響されやすいのね」

さやか「いやー、むしろ元から興味なかったことが分かった」

ほむら「辛い過去を背負ってきたのね」

さやか「あははは。 最近はぽぽぽーんぐらふてーとか好きかなー。
 なまものがかりとか、西野カモとか」

ほむら「恋愛曲っぽい感じの人達ね」

さやか「あはは、どうも恋愛系の曲って入れ込んじゃってね!
 でもぽぽぐらは失恋曲も多いし」

ほむら「でも西野カモは会いたくて会いたくてブルーベリー食べちゃう系じゃない」

さやか「うむ。 音楽なんて好きなの聞いたらいいんだよー。
 でもほら、同じ曲聞いてイイねーってなると楽しいじゃん?」

ほむら「ふふ、そうね」

まどか「杏子ちゃんはどんなのきくの?」

杏子「コスプレーズとか結構好きだなぁ。
 あぁ、パヘームとかいいね」

まどか「パヘームかぁ。 杏子ちゃんああいうテクノっぽいの好きそうだもんね」

杏子「ロックみたいなのも好きだよ? 矢沢えいやっさーとか、布袋虎兎とか」

まどか「おぉー。 じゃあギター弾いたりするの?」

杏子「一時期路銀稼ぎに路上ライブでもやろうかと思ったんだけどね」

まどか「うんうん」

杏子「あまりに悲壮感が漂う旋律だっておっさん達が涙ながしながらお金渡してくれて……」

まどか「あはは……」

杏子「下手だからやめろってそのまま言わない大人の優しさに触れた瞬間でした」

まどか「いい話だね!」

さやか「しっかり会話してるようであんまり聞いてないでしょほむら」

ほむら「あ、えぇ、聞いてるわよ?」

さやか「どうしたのよ。 あたしとのデート楽しくないの?」

ほむら「そうじゃなくて、そこの、ほら、なんか、変な人が、気になって……」

さやか「んん? 変な人っている?」

ほむら「ほら、そこで曲聞きながらブツブツ言ってる……」

さやか「あ、ほんとだ、なんかブツブツ言ってる根暗そうな人がいるね」

ほむら「……」

さやか「……」

ほむら「見なかったことにしましょう?」

さやか「そうだね。 べ、別のところ行こうか」

マミ「……」

ヘッドホン「なるほど、それで君はボッチになったわけだね?」

マミ「そうなのよ陛下……」

ヘッドホン「なんの身に覚えのない罪で」

マミ「全くよ陛下……」

ヘッドホン「ボッチの恨みは、ボッチが晴らすものさ……」

マミ「そう、そうなのね陛下……!」

ヘッドホン「さぁ、復讐劇を始めようか!」

マミ「おー!」

QB「マミ、声が出てるよ。 皆が君を見てるよ」

マミ「はっ……」

QB「チョウンドホライゾン、7th story CD『マルチェン』好評発売中だよ!」

杏子「なぁ、あれマミじゃね?」

まどか「そ、そうだね……」

杏子「……」

マミ「おー!」

まどか「……」

杏子「なんにも見てない」

まどか「うん見てない」

杏子「あ、ほむら達移動するみたいだな」

まどか「い、行こう!」

杏子「おう」

ほむら「はっ、どこかで私たちが可愛くプリクラとっているような気がする」

さやか「何その電波」

ほむら「そういう気がするの……」

さやか「撮りたいの? プリクラ」

ほむら「だ、だめよ! ただでさえ似たような事やってるのにネタかぶせなんて!」

さやか「ほむらが謎の電波を……。 じゃあ、コンガの達人やろっか」

ほむら「コンガ……」

さやか「コンガ……。 に、似合わないねあはは、ぶはっ、あははは!」

ほむら「そ、そんなに笑わなくてもいいじゃない!」クスクス

さやか「だって、ほむらにコンガ……」アハハ

ほむら「ミステリアスな組み合わせなのはわかるけどっ」クスクス

杏子「なんだ? あいつらいきなり笑い始めたぞ」

まどか「まさかマミさんの病気が……」

杏子「マミのやろう……」

まどか「あー、全然違うところ掴んじゃった」

杏子「まどかはこう言うの下手そうだもんなぁ。
 どれ、おねーさんがささっと取ってあげよう」

まどか「おぉー、がんばって杏子おねえちゃん!」

杏子「ふむふむ、なるほどなるほど。
 これはあたしでも取れないわ」

まどか「ぇー」

杏子「アームの力相当弱く設定してあるみたいだ。
 こんなんじゃどれだけうまく掴んでもすぐぽろっと落ちちまう」

まどか「そっかー、残念……」ショボン

杏子「……いや、もしかしたら行けるかも知れない……。
 ちょっとやってみるか」

まどか「おぉー!」

さやか「じゃー、どうしよっか。 UMAキャッチャーとかちょっと苦手だし」

ほむら「あれ、やりましょうか」

さやか「おぉ、定番のゾンビ撃つやつかー」

ほむら「練習にもなるでしょう?」

さやか「あ、やっぱりあれ本気なんだ」

ほむら「戦いに生かせるかも知れないでしょ?」

さやか「それはそうだけどー」

ほむら「大丈夫、こんな3流CGのゾンビ何も怖くないわ!」

さやか「ぞ、ゾンビが怖いわけじゃないんだから!」

ほむら「私のかっこいいところ見せてあげると言っているのよ美樹さやか!」

さやか「お、おぉ、がんばりましょう、ほむらの姉御!」

まどか「杏子ちゃんすごい!」

杏子「あたしに取れないものはない!」ドヤッ

まどか「ぬいぐるみいっぱいだよー」

杏子「あいつらはシューティングか。 楽しそうだな」

まどか「だねー。 あ、マンティコアパニックだ、懐かしー」

杏子「最近全然見なくなったもんなぁ」

まどか「あ、ほら、Dog Drug Reinforcementもあるよー」

杏子「ありゃはまどかにゃ無理だろ」

まどか「うんー、ペッポンとか足や手が絡まりそう」

杏子「まどかはそうやって、ぬいぐるみ抱えてるほうが似合ってるよ」

まどか「ティヒヒ……」

ほむら「うそよ……この私がさやかより先に沈むなんて……」

さやか「ふっふー、こう言うのは実銃とは全然違うんだよ!」

ほむら「さやかはゲーム慣れしてるのね」

さやか「結構色々持ってるから今度うちにくるといいよ」

ほむら「行ってもいいの?」

さやか「良いよー? そんなに気にするもんでもないじゃん」

ほむら「じゃあ、また私の家にもきて!」

さやか「おー。 ほむらの部屋ってどんななんだろうなー」

ほむら「ふ、普通よ?」

さやか「医療器具がどーんって置いてあったりして」

ほむら「……」

さやか「……まじ?」アセアセ

ほむら「ぷっ、そんなわけないでしょ?」クスクス

さやか「このー!」アハハ

イヌダルマブラザーズ「PERFECT! congratulation!」

まどか「すごーい、パーフェクトだって!」

杏子「ふふーん。 当然当然」

まどか「杏子ちゃんはかっこいいなぁ」

杏子「まどかは可愛いからいいじゃん?」

まどか「うーん、ママもかっこいいしー、ほむらちゃんもかっこいいしー、
 かっこいい方が憧れ強いかなー……」

杏子「まどかはまさにヒロイン!って感じだからねぇ。
 逆に考えたら、かっこいいヒーロー選びたい放題じゃねーか」ケラケラ

まどか「むー! だったら、ハーレムルートがいいな!」

杏子「ぶっ、さすが腹黒ちゃん!」

まどか「違うよぉー!」アハハ

青年A「おい、今ゲーセンに魔弾の射手が来てるらしいぜ」

青年B「まじかよ。 魔弾の射手っつったらアレだろ?」

青年A「あぁ、ギルティビアを初めとしたあらゆる格ゲーで無敗伝説を誇る……」

青年B「その可憐な見た目からは想像できないような鬼畜コンボを繰り出し……」

青年A「ま、まぁ噂は置いといて見に行こうぜ。 美人だっていうしさ」

青年B「だな! くー、どんな可憐な女の人なんだろう」


マミ「魔弾の舞踏が今宵も始まる……」

対戦者A「な、なんだこいつ、指も思考もおいつかねぇ……!」

マミ「悲しみの輪舞曲で消え去るがいい……」

対戦者A「な、何もできなかった……」

QB「わけがわからないね」

暫くマミさんの魔弾の舞踏をお楽しみください
0時ごろに再開できたらいいな

さやか「いやー楽しかった!」

ほむら「ふふ、そうね」ニコッ

カシャッ

さやか「ふふー、ほむらのデレカットいただきました。 保存保存っと」

ほむら「なっ、こら、消しなさい!」

さやか「いいじゃんー誰もにも見せないし!」

ほむら「ふ、二人一緒に撮ったほうがいいでしょ?」

さやか「なっ」

ほむら「……」テレテレ

さやか「なんという破壊力……」

まどか「シャッターチャンス!」

杏子「なぁまどか」

まどか「んー?」カシャッカシャッ

杏子「あいつらばっか撮らずに、あたしらも撮ろうぜ?」

まどか「あっ、そうだよね! ウェヒヒヒ、ごめん」

杏子「ほら、撮ってやるからカメラ貸せよ」

まどか「へ? 一緒にじゃないの?」

杏子「ずっとまどかがカメラ持ってたからな。
 まずはまどか撮ってやる。 ほら、笑って笑って」

まどか「ぇへへ」カシャッ

杏子「おぉ、いい感じに撮れたじゃね?」

まどか「おぉー、夕日もいい感じ! だけどなんだか……」

杏子「最後の思い出の一枚って雰囲気が漂ってるな……。
 まどかって、なんか儚い感じするからなぁ」

まどか「ティヒヒ、そうかな?」

さやか「それじゃ撮りますか!」

ほむら「えぇ」

さやか「むー、ほらもっと寄って寄って」

ほむら「ちょ、ちょっと」

さやか「気にしない気にしない。 はい笑ってー」

――カシャッ

ほむら「はぁ」

さやか「おぉー、いい感じじゃないのー?」

ほむら「ほむ」テレテレ

さやか「ほむらに転送してあげる! ポチポチッと……」

ほむら「……」

さやか「ん? どうしたのほむら?」

ほむら「…………本当にこれでいいの? 美樹さやか」

杏子「それじゃ一緒に」

まどか「うん!」

――カシャッ

杏子「んー、いいんじゃね?」

まどか「後で携帯に送って待受にしちゃおっかな」アハハ

杏子「それは、なんか恥ずかしいな」

まどか「だめかな?」

杏子「べ、別にいいけどさ」

まどか「やった! うーん、どうトリミングしようかな……」

杏子「……なぁ」

まどか「何?」

杏子「本当にこれでいいのか?」

まどか「良いよ、うまく撮れてるよ」

杏子「違うだろ」

まどか「……良いんだよ。 わたしは、これでいいと思ってる」

杏子「じゃあ、なんで泣いてんだよ」

まどか「泣いてなんかないよ。 ずっと、笑ってたでしょわたし」

杏子「いいや、泣いてるよ。 ずっと、ずっと泣いてる」

まどか「……だって、しょうがないんだよ。
 さやかちゃんは、ほむらちゃんがすきなんだもん」

杏子「……だからあたしと無理やり付き合って忘れようってのか?」

まどか「杏子ちゃんの事、好きだよ?」

杏子「……じゃあ、あんな女の事忘れさせてやんよ」グイッ

まどか「きょ、杏子ちゃん……? いや、やめて!」

杏子「はぁー……なんだかなぁ……」

まどか「……ごめん……」

マミマミ「・・・」

さやか「な、何のこと?」

ほむら「上条恭介にふられた腹いせに私と付き合うなんて言い出したんでしょう?
 ずーっとおかしな、無理やり元気だしてるみたいな言動して」

さやか「ち、ちが、あたしはちゃんとほむらのこと……」

ほむら「私の事なんて見てないんじゃないの?
 あなたが欲しいのは、私の向こう側。 鹿目まどか」

さやか「……」

ほむら「上条を仁美に取られて、まどかも私に取られると思ったのかしら?」

さやか「……」

ほむら「バカね。 まどかがあなた一人置いてどこか行っちゃうわけないじゃない」

さやか「分かってるよ! 分かってるつもりだけど……怖くて……」

ほむら「はぁ。 それで私を逆に奪って保険にしたわけね。
 一人にして、置いて行った酷い子はあなたの方じゃない」

さやか「……っ」

杏子「なぁ、どうすんだ?」

まどか「……どうもしないよ」

杏子「提案だけどさ、ほむらからさやか奪っちゃいなよ」

まどか「へ?」

杏子「さやかは私の嫁だー!って」

まどか「で、でも……」

杏子「まーいいじゃん三角関係も。 あたし入れて四角にしちまうか?」

まどか「えっ、えー……」

杏子「いいじゃん、ハーレムルート。
 さやかはまどかの親友だし、ほむらはまどかに続婚だし、いけるいける」

まどか「あはは……確かにいけそうかも」クスクス

杏子「そうそう、そんな悩まずにさ、ハーレムにしてやるぜー!って行っちゃいなよ」

まどか「う、うーん……でもそれはそれでやっぱり悩むよぉ」

杏子「じゃ、彼女からのお願いってことで一つ」

まどか「えぇー! 彼女が彼氏に他の女に告白しろって、前代未聞だよ!
 でも……うん、行ってみる!」

ほむら「そして、もう一つ考えてたことがあるでしょ」

さやか「……」

ほむら「あなたがまどかとくっついた場合、今度は私が一人になる」

さやか「……」

ほむら「転校してきたばかり、友達もあなた達以外に居ない。
 そんな私を一人にするってのは、気が進まない。 そうでしょ?」

さやか「そうよ」

ほむら「優しいのね。 でも、やっぱりやり方が間違ってたと思うわ。
 信じなさい。 あなたの親友のまどかを」

さやか「……でも、あたしもう1回裏切ったことになってるし……ははは……」

ほむら「親友は、いつでも仲良く同じ意見でってモノじゃないでしょ?
 ぶつかったり、喧嘩したり、裏切ったりしても、なんだかんだでまた仲良くなって……。
 少し夢を見すぎかもしれないけど、まどかとはそういう関係だったんでしょ?」

さやか「……でも」

ほむら「でもじゃない。 もう一度話してみたらいいんじゃない? また、友達になってくれるかーって」

さやか「……うん。 ありがとうほむら。 あたし、まどかに謝ってくる! 後、別れよう?」

ほむら「そうね。 また、友達として一緒にやっていきましょう」

まどか「さやかちゃーん!」

さやか「!? まどか!? どうしてここに?」

まどか「そ、そんなことはどうでもいいよ!
 その、さやかちゃんとほむらちゃんに言いたいことがあるの」

さやか「あたしも、まどかに言いたいことが……」


まどか「ほむらちゃん、さやかちゃん! 二人とも、私が嫁にしてやんよ!」


さやか「まどかごめん! 私まどかに酷いことって、はぁ?」

ほむら「ほむっ!?」

杏子「おいおい、それじゃ三角関係じゃなくてただの……ぁー、まぁいいや、あたしも混ぜろよ」

まどか「じゃ、じゃぁ、杏子ちゃん含め三人はわたしの嫁になるのだぁー!」

さやか「ぶっ、あははは、なによそれ。 いいよ、嫁になってあげる」

ほむら「ま、まどか……一生付いて行くわ……!」

杏子「ははは、よろしく頼むぜ」

まどか「ウェヒヒヒ。 皆大好き!」

マミサン……

マミマミ「・・・QBがいるから寂しくないわ」

さやか「で、なんで二人ともここにいるの?」

まどか「ウェヒヒヒ、企業秘密だよ!」

ほむら「怪しいわね」

杏子「我らが旦那様が企業秘密っていってんだぜ?」

ほむら「むぅ」

まどか「そだ、皆で写真とろうよ!」

杏子「そうだな、ちょっと待ってろ。 あ、すいません、カメラお願いしてもいいですか?」

???「え、あぁはい、構いませんよ。 はい、きゅーべぇ」

――カシャッ

???「おーい、織莉子ー」

織莉子「はい、どうぞ。 それではこれで。 キリカ、往来であまり大きな声を出さないの」

杏子「ありがとうございましたー」

さやか「よくあんな上品そうな、何階級も上っぽい人に声かけられたねあんた」

杏子「だれだって、写真ぐらいとってくれんだろー?」

まどか「後で皆のPCに送っておくね!」

杏子「……」

まどか「きょ、杏子ちゃんにはちゃんとメールしてあげるから!」

杏子「期待してるぜー」

さやか「さーて、そろそろ解散かなぁー」

ほむら「日も落ちたわね」

杏子「それじゃ、またなー」

ほむら「まどか、夜道は気をつけてね」

さやか「大丈夫だよーあたしがいるんだもの!」

まどか「ウェヒヒヒ」

さやか「そうだ、コルテックス・パイレーツだっけ? アレどうしよう?」

ほむら「記念に上げるわ。 今度はしっかり、撃ち方も教えてあげる」

まどか「がんばってねさやかちゃん!」

さやか「お、おう……!」

さやか「まどかと二人で帰るのも久々に感じるなぁ」

まどか「あはは……」

さやか「なんていうか、ごめんね! あたし、色々やっちゃった感じするわ」

まどか「ううん、わたしも、悩ませちゃったというか、なんていうかウェヒヒヒ」

さやか「ね、また、友達としてやっていってもらえるかな?」

まどか「……だめ」クスクス

さやか「えぇっ」

まどか「さやかちゃんは、私の嫁になるんだよ!」

さやか「え、それってさっきの?」

まどか「ううん。 わたしと本当の恋人に、なってほしいなっ」

さやか「あ、あたしでよかったら! ってまてよ、でもそうしたらほむらが……」

まどか「大丈夫! ほむらちゃんは、わたしがなんとかするから!」ニコッ

さやか「あ、悪女だ……! あたしだって、ほむらを一人にはしないんだから!」

まどか「ウェヒヒヒ。 じゃ、一緒に頑張ろうね!」

杏子「あー、今日は楽しかったけど疲れたなぁ」

ほむら「どうして居るのかしら?」

杏子「かよわいほむらちゃんを送り届けてあげようかなってね」

ほむら「……」ガチャッ

杏子「無言で撃鉄下ろすなって……」

ほむら「はぁ。 心配してくれてるってのには、感謝するわ」

杏子「ははは。 にしても、案外ほむらも熱いんだなぁ。
 あの親友についてのところは涙が滲んだよ」

ほむら「なっ、聞いてたの!?」

杏子「おう。 バッチリ聞いてた」

ほむら「ううううぅう!」ガチャリ

杏子「や、やめろ、銃口をこっちに向けるな。 照れ隠しにも限度があるだろ!」

ほむら「……ふん」

杏子「なぁ、改めてだけどさ、あたしと友達になろうよ、ほむら」

ほむら「え?」

杏子「だめか?」

ほむら「い、いいわよ」バサァッ

杏子「いつもより多く髪をなびかせております」

ほむら「ほ、ほむっ」

杏子「そんな動揺しなくてもいいだろー?」

ほむら「だ、だって……! ま、魔法少女コンビ結成だね……!」

杏子「死亡フラグたてんじゃねーよ!」

ほむら「体が軽い! こんな気持ちで帰路につくの初めて……!」

杏子「やーめーろー」

ほむら「ふふふっ」

杏子「はぁ、ほむらはよくわかんねーな」ケラケラ

マミ「今日も一日ハイパーボッチタイムだった……」

QB「いつもと同じだね」

マミ「ボッチな私は悲しくコンビニ弁当を買って帰路につくの」

QB「これもいつもどおりだね」

マミ「はぁ……」

QB「ふぅ」

マミ「ただいま。 と言っても誰もいない我が家」

QB「おかえり、マミ」

マミ「はぁ……。 御飯食べましょう」

QB「唐揚げもらえるかい?」

マミ「はい、レタス」

QB「か、唐揚げ……」

マミ「はい、唐揚げの下のスパゲティ」

QB「君は僕をいじめてるのかい?」

マミ「ごちそうさま」

QB「ごちそうさま」

マミ「片付けてお風呂」

QB「うん」

マミ「いい湯だったわ」

QB「はやいね」

マミ「まみちゃん日誌ー」

QB「……」

マミ「今日は皆と楽しくジュネスへショッピングに行きました。
 ゲームセンターでは杏子ちゃんがとても張り切っていました。
 帰り道に皆で写真を撮りました。 楽しかったです」カリカリ

QB「……」

マミ「よし、寝ましょう。 おやすみなさい」

QB「おやすみ、マミ」

マミ「……」Zzz

QB「……ふぅ。 さて、今晩も勧誘の時間かな」

マミ「……一人にしないで……」Zzz

QB「……」

マミ「……一人は……」Zzz

QB「大丈夫。 僕はここにいるよ」モフモフナデナデ

マミ「ん……」Zzz

QB「今日は有給。 ……おやすみ、マミ」

マミ「……ふふ……」Zzz

後日

まどか「えぇ!? 杏子ちゃんとほむらちゃんが?」

さやか「うむ、これは確かな筋からの情報なんだけど……」

ほむら「本人からって言いなさいよ」

杏子「ははは」

まどか「おぉー、おめでとうほむらちゃん!」

ほむら「ありがとうまどか……。 私、頑張るわ……!」

さやか「なんか子どもが出来たみたいな空気になってるよあそこ」

杏子「相変わらず揃うと恐ろしいなあの二人は」

まどか「あ、でも皆わたしの嫁なのは変わんないからね!」

さやか「おう!」

ほむら「ほむっ」ホムッ

杏子「あぁ」ケラケラ

まどか「ウェヒヒヒ!」


おわり

              .,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
 \      ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/              _,,..-一" ̄
   \  £. CO/ ̄            \       _,,..-" ̄   __,,,...--
      ∫  /         ,、.,、       |,,-¬ ̄   _...-¬ ̄
 乙   イ /    /   ._//ノ \丿    ..|__,,..-¬ ̄     __,.-一
      .人 | / ../-" ̄   ||   | 丿 /  ).  _,,..-─" ̄   ._,,,
 マ    .ゝ∨ / ||        " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
        ( \∨| "  t-¬,,...-一" ̄ __--¬ ̄
 ミ  ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")

     .⊂--一'''''""|=|( 干. |=| |_      (/
   /  ( /      ∪.冫 干∪ 人 ` 、    `
 /      )         ノ '`--一`ヽ  冫
                 く..          /
                .  ト─-----イ |
                  ∪       ∪



保守やら支援やらありがとう!そしてありがとう!
マミさんは最初、出番すらなかった。 先輩と後輩の隔たりってあるとおもうのよね…。
全員くっつけるなら、とキュゥマミになった。 もう少し流行ってもいいと思うキュゥマミ。
でも、キュゥマミはやっぱり歪んだ友情だと思うの。

行き当たりばったりだから、え?って展開も、言い回しの不自然さも多いけど読んでくれてありがとうな!

>>238
最初からさやかとまどかをくっつけるって構想はあった?

>>239
スレ立てた時点から最後はさやまどにするのは決めてた。
だいたいの最後を決めてから書くタイプなので。
>>100で微妙に気付かれててビクっとした

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