アルミン「恋をした瞬間だって確信したんだ」
の続きです!
書き溜めながらのんびりやります。
エレン「へぇ」
アルミン「聞いてよエレン!」
エレン「あぁ」
アルミン「僕さ…正直飢えていたのかも」
エレン「は?晩飯食ったばかりだろ」
アルミン「……うん、ごめんね。ちゃんと説明するよ」
エレン「おー」
アルミン「…僕さ、結構寂しかったんだ」
エレン「……」
アルミン「…あ…全部話したいけど、今はやっぱり秘密にするよ」
エレン「何だよ、気になるだろ?」
アルミン「ううん、大した事じゃないんだ」
アルミン(それに…)
エレン「…どうした?」
アルミン「ううん。エレン…」
エレン「ん?」
アルミン「大好きだよ」
エレン「……何だよいきなり…やめろよな…」
アルミン「えへへ」
エレン「お……れも…」
アルミン「うん?」
エレン「俺も大好きだぞ」
アルミン「へへ、やっぱり照れ臭いね」
エレン「なんだよっ!くそ~…」
アルミン「明日はミカサにも言ってみようよ」
エレン「あいつは……ん~~…」
アルミン「あ、照れてる」
エレン「違うって!!何か…こう…」
アルミン「あはは!家族に言うのは照れ臭いかぁ」
エレン「…何言ってんだ…お前だって」
エレン「家族だよ」
アルミン「エレン……」
アルミン「…ありがとう」
エレン「寂しく思わせてたなら…ごめんな」
アルミン「……ごめん、違うんだ。エレン…僕は役立たずだから…」
エレン「アホ」
アルミン「いてっ」
エレン「馬鹿言ってないで寝るぞ」
アルミン「うん…おやすみ」
アルミン(僕は両親が亡くなって…)
アルミン(エレンには優しい両親と、ミカサがいて)
アルミン(叱られてるとこを見てたって何だか羨ましくて)
アルミン(…おじいちゃんがいてくれたけど、ずっと寂しかったんだ)
アルミン(…なんて……そんな事言えないよ)
アルミン(今はおじいちゃんもいない…けど)
アルミン(エレンは目の前でお母さんを……)
アルミン(僕って、自分の事しか考えてないのかな…)
アルミン(いや…心の中なんて皆…)
アルミン(正直、復讐心に囚われ過ぎているエレンを)
アルミン(冷めた気持ちで見た事が無い訳じゃない…)
アルミン(僕だって、辛いのに)
アルミン(なんて、結局自分が可愛いだけで…)
アルミン(……自信が無いから卑屈になるんだ)
アルミン(エレン…?)
アルミン(それでも君が大好きなんだよ)
アルミン(ミカサも、皆も…)
アルミン(僕は…皆みたいに前向きになれないから……)
アルミン(でも、表には出さない…だから側で生きていていいかな…)
アルミン(ごめんね、エレン)
アルミン(君の為なら命だって捨てられるって思ってるのに…)
アルミン(なのに)
アルミン(今、頭の中は彼女の事で一杯なんだ)
アルミン(違う違う)
アルミン(何考えてるんだ僕は)
アルミン(あー…早く会いたいな)
アルミン(あー!!駄目だ!!エレンとの夢を思い出せ)
アルミン(炎の水、氷の大地、砂の雪原)
アルミン(アニも一緒に来てくれるかな)
アルミン「ああもうっ!!!」
エレン「えっ」
ジャン「うるせーぞ!!」
ライナー「何だ何だ」
ベルトルト(あれ…僕こんな所で寝てたっけ…)
アルミン「幸せですっ!!!」
エレン「え……」
ジャン「遂に狂ったか…」
アルミン「皆ごめん、おやすみ」
エレン「いきなり叫ぶなよ、怖いだろ」
アルミン「エレン~えへへ」
エレン「アルミン…!?大丈夫かよ…」
ジャン(気持ち悪い奴)
アルミン「アニ、おはよう」
アニ「……」
アルミン「おはよう!」
アニ「…ん」
アルミン「不機嫌だ」
アニ「…あんたがうるさいだけだよ」
アルミン「そうかな?ごめんね」
アニ「はぁ…」
アルミン「好きだよ」
アニ「はいはい」
アルミン「あはは」
アニ「水汲みの日が憂鬱だよ」
アルミン「そんな事言っていつも約束の時間に来てくれるじゃないか」
アニ「……人前でしつこくされても困るから」
アルミン「あはは、可愛い」
アニ「は?……はぁ…」
アルミン「大好きだよ」
アニ「しつこい…」
アルミン「思った事を口に出すと気分が良いんだ」
アニ「……そう」
アルミン「アニ?」
アニ「は…?ちょっと…寄らないでよ」
アルミン「…前は真っ直ぐ見てくれたのに…」
アルミン「まぁ、いいや」
アルミン「アニは?」
アニ「何が」
アルミン「僕の事、好き?」
アニ「……」
アニ「………例えば」
アルミン「うん」
アニ「…ハエの大群を駆除する時に」
アルミン「ん…?」
アニ「こいつくらいは…って、見逃すくらいには」
アニ「かな」
アルミン「……それってさ」
アルミン「限りなくどうでもいい存在って事?」
アニ「かもね」
アルミン「…恋人なのに」
アニ「あんたが勝手に思ってるだけでしょ」
アルミン「アニが勝手にしたら、って言ったんじゃないか」
アルミン「僕はアニが情けで付き合ってくれてるとしても…」
アルミン「気持ちが無くても…」
アルミン「自分勝手に幸せなんだ」
アニ「…あんたみたいなのに…情けなんて」
アニ「……」
アルミン「好きなんだ、すごく」
アニ「……何回も聞いたよ」
アルミン「アニ」
アニ「はいはい」
アルミン「可愛いなぁ…っ」
アニ「何笑ってるの?」
アニ「…」
アニ(馬鹿みたい)
アニ(こんな……)
アニ(女の子らしい事、何もして来なかった私を)
アニ(……)
アニ(可愛い…なんて、そんな事今まで一度も)
アルミン「喉乾いたの?」
アニ「…別に」
アルミン「水面見つめてたからさ」
アニ「……」
アルミン「……?」
アルミン(僕の事…見てる)
アルミン「……っアニ」
アニ「あんたさ」
アニ「身長…伸びたね」
アルミン「へ?あ、あぁ…確かに結構伸びたよ」
アルミン「もう14だしさ」
アニ「……」
アルミン「アニは今年の誕生日を迎えたら…16歳だったよね」
アルミン「…身長は成績に関係しないからさ、あっそれより、誕生日の日には…」
アニ「抜かすから」
アルミン「え?」
アニ「……抜かす」
アルミン「………っ!!」
アルミン「うわぁアニ…、アニ!」
アニ「は!?何あんた…騒がないで」
アルミン「だって…可愛い…っ」
アニ(違う。身長なんて抜かせるんだよ…。簡単、に)
アルミン「手…繋いでいいかな」
アニ「は?何で?」
アルミン「何でって…」
アニ「無意味だよ」
アルミン「……触るだけは?」
アニ「……」
アルミン「……分かった。分かったから怖い顔しないでよ…」
アニ「…」
アニ(手…か。……お父さん…)
アルミン(…良いんだ。こうして隣で話せるようになっただけでも)
アルミン「今は我慢するよ」
アニ「……嫌悪感しかないよ」
アルミン「あはは、酷いなぁ」
アルミン「……」
アニ「……」
アルミン(アニ、良い匂いするなぁ…)
アルミン(まだ朝だからかな?)
アルミン(それにしても訓練後の宿舎の匂いは最低だ…)
アルミン(女の子もそうなのかな)
アニ「…?」
アルミン(香水…かな?いや、あんな高価な物…)
アニ「…どうかしたの?」
アルミン「良い匂いするなぁ、ってさ」
アニ「………」
アルミン「近くで嗅いでいい?」
アニ「駄目」
アルミン「だよね」
アニ「……もう戻っていいかい」
アルミン「あ…そうだね、そろそろ戻らないと…」
アニ「……皆の前で馴れ馴れしくしないでね」
アルミン「はは…。分かってるよ」
アニ「…じゃ」
アルミン「またね」
アニ「……」
アルミン「………」
アルミン(もっと沢山話せたらいいのに)
アルミン「…あ」
アルミン「アニ!!」
アニ「は…?」
アルミン「ちょっと待って」
アニ「何なの?」
アルミン「これさ…」
アニ「あんたさ…触るなって言ったでしょ…」
アルミン「裏だよ?」
アニ「は?」
アルミン「裏返しになってる」
アニ「………?」
アルミン「フードの縫い目見えてるからさ。これ…裏返しで着てるよね…?」
アニ「………」
アニ「っ…!!?」
アルミン「早く気付いて良かったよ…直してから朝食だね」
アニ「……」
アルミン「……」
アルミン「…!!!!」
アルミン(真っ赤になってる…!?)
アニ「当然直すよ、もう行くから」
アルミン「うん……」
アルミン「可愛い……」
とりあえずここまで!
ユミル「便所ぐらい一人で行けないのかよ」
クリスタ「…あ、のね…」
クリスタ「………」
ユミル「あ?」
クリスタ「ユミルは…初潮来てる…よね?」
ユミル「しょちょう……」
ユミル(あぁ、生理か)
ユミル「!!!お前だから腰にシャツなんか巻いて……」
クリスタ「あの…私、座学で習った事は理解してた、つもり…だったけど……その…っ」
ユミル「な…泣く事無いだろ…そろそろ14になるのに遅いくらいだ…」
クリスタ「う、うん…でも恥ずかしいから…トイレで着替えたいの…」
ユミル「あー、分かった。まぁ、そんなに不安がるな」
ユミル「人多くなる前にな」
クリスタ「うん…」
アニ「!」
ユミル「何だアニ。早いな。こそこそと大きい方でもしてたか?」
クリスタ「…?何で服脱いでるの?」
アニ「……水汲みの時に少し濡れたから乾かしてただけさ」
ユミル「こんな早い時間に水汲み終わらせたのか。さすがは優等生だな」
アニ「……」
クリスタ「あ、もう大丈夫なの?」
アニ「……袖口が濡れただけだからね」
クリスタ「そっか…」
アニ「じゃあ私は戻るから」
ユミル「……」
クリスタ「……」
ユミル「行ったな」
クリスタ「うん…」
ユミル「アニの奴は生理来てるのかね」
クリスタ「私より年上だし、来てるんじゃないかな…」
ユミル「チビは遅いって聞くぞ?」
クリスタ「…そんな言い方しないでよ~……」
ユミル「生理が来ると身長も伸びなくなるって言う」
クリスタ「………」
ユミル「まぁ個人差はあるけどな!あはは!」
クリスタ「身長なんか気にしてないよ…っ!」
ユミル「まぁ…お前はそのままで良いんだよ」
クリスタ「う…」
ユミル「……女ってのは面倒だよなぁ」
クリスタ「仕方ないけど…不安だよ…」
ユミル「初めのうちは大して量も出ないから心配すんな。とりあえず着替えとけ」
クリスタ「ん……」
クリスタ「やだなぁ…」
ユミル「……」
ユミル(こいつは毎月生理の度に不安定になりそうで怖いな)
スローペース過ぎて本当に申し訳ない…
締め切りが近くてしばらくこんな調子ですが暖かく見守ってください…
レス本当に嬉しいです!
とりあえずここまで!
ボツになったクリスタちゃんからも謝罪…
http://imepic.jp/20131006/583730
このSSまとめへのコメント
見てます!!
がんばれ(´▽`*)