ライナー「俺の部屋で」(33)
俺はライナー・ブラウン。14歳だ
俺には俺の目的があって、第104期訓練兵になった
そんな俺を始めに迎えたのは、通過儀礼という名の恫喝。
ここでブルっちまったやつ、頭突きされたやつ、豚呼ばわりされたやつ、芋食べてた奴…
様々な奴が集っていると思った。
俺は、通過儀礼を難なく終え、これから戦士ではなく、兵士としてここで過ごす…と思っていた矢先
奇跡なのか、偶然なのか。…想像もしていない出来事が起こった。
アルミン(12)「…」
クリスタ(12)「…」
ライナー(14)「…」
ライナー(何だこの状況…)
俺が部屋に戻ったときのことだ。
とりあえず部屋で一息つこう…そう思って扉を開けた後、視界に
この二人が映った。
確か、片方は『馬鹿みてえな名前だな!』と恫喝されていた奴だ。
遠目から見る限り、女にしか見えなかった。
女より女らしい。
だが男だ。
もう片方は、天使だ。
…こうして見ていると、こいつらは兄妹みたいだ。
…姉弟でもいいかもしれん。
とまあ、馬鹿みてえな冗談は置いておこう。
それより気になるのは何故女子が男子寮にいるか、ってことだ。
…聞き出そうにも少し怯えてるような気がする。
まあ確かに俺はガタイがいい。顔も厳つい。空しい。
だから気弱な少女だと怯えるのは当然なのかもしれない。
…あの芋食べてた女ならそうでもないかもしれんが。
俺がそう悩んでいた矢先、アルミン(だったと思う)が、話をし始めた。
アルミン「ねえ…」
クリスタ「! は、はい」
アルミン「えっと…大丈夫?」
クリスタ「うん…」
アルミン「…」
クリスタ「…」
ライナー「…」
ライナー「な、なあ」
クリスタ「!」
ライナー「…とりあえず、そんなに怯えなくていい」
ライナー「俺は何もしない」
クリスタ「…」
この少女は昔、乱暴でもされたことがあるのか?
そう思わせるぐらい肩を狭めていた。ただでさえ小さい、その肩を。
…服を脱げばさらに小柄に見えるんだろうな。
落ち着け。
ライナー「俺の話を聞いてくれ」
クリスタ「…」
ライナー「…名前は?」
クリスタ「…」
気まずいからなんか話してくれ
ライナー「…」チラッ
アルミン「…!」
ふいに横目で合図を送る。
アルミン「ねえ、名前は?」
クリスタ「…」
アルミン「名前ぐらい教えて欲しいな」
クリスタ「……クリスタ」
アルミン「クリスタ?」
クリスタ「クリスタ・レンズ」
アルミン「へぇ…」
アルミン「いい名前だね」
クリスタ「…ありがとう」
微笑ましい光景だ。
ずっと眺めていたいと思わせる。
そこに俺が入り込むのは野暮ってもんか。
男ライナーはクールに去る…
アルミン「あ、ちょっと待ってよ」
ライナー「」
振り返ろうとした俺を呼び止める。
ただ振り返ろうとしただけで、動いていなかったのに。
こいつはできる奴だ。
アルミン「君の名前も教えて欲しいな」
ライナー「…俺か?」
アルミン「うん」
ライナー「…俺はライナー・ブラウン」
アルミン「ライナー・ブラウン…」
アルミン「僕はアルミン。アルミン・アルレルトって言うんだ」
ライナー「…」
やっぱりアルミンであってたか。
アルミン「僕は恫喝されたから言う必要ないかと思ったけど、こうしているんだし、言ったほうがいいかなって」
ライナー「…そうか」
アルミン「うん」
ライナー「俺のことはライナーでいいぜ」
アルミン「僕もアルミンでいいよ」
クリスタ「…私も、クリスタでいいよ」
多分キャラ崩壊する
さて、自己紹介も終えたところで、そろそろ聞きたいことに手を出したい。
どうやって聞き出すか…
なんでもアルミン。
ライナー「アルミン、ちょっとこっち来てくれ」
アルミン「? いいけど…」
クリスタ「えっと…」
ライナー「クリスタはここで待っていてくれ」
クリスタ「…うん」
天使じゃねえか結婚したい
――廊下――
ライナー「おいアルミンあれは一体どういうことなんだ?」
アルミン「あれって?」
ライナー「クリスタだ。なんで女子がここにいるんだ」
アルミン「知らないよ」
ライナー「…そうか」
ライナー(こいつなら解決策があると思っていたが)
ライナー「なんでなんだろうか…」
アルミン「さあ?」
アルミン「とにかく部屋に戻ろう。幸い、僕達3人以外誰もいないみたいだし」
ライナー「そうだな」
ガチャッ
クリスタ「おかえりなさい」ニコッ
ライナー「っ!」
アルミン「っ!」
クリスタ「?」
アルミン(神様…)
ライナー(結婚したい)
ライナー「おいアルミン」ボソッ
アルミン「うんライナー」ボソッ
ライナー「こんな天使を帰していいのか?」
アルミン「いいに決まってるよ」
アルミン「だけど帰したくないぐらい可愛いな」
ライナー「同感だ」
アルミン「でも、僕達とクリスタがいるところを誰かに見られでもしたら、社会的に終わっちゃうかも」
ライナー「何故だ?」
アルミン「女子を男子寮に連れ込んでるとか…」
ライナー「そうだな…」
アルミン「誰の目にも触れず、女子寮に帰さないと」
ライナー「………そうだな」
ライナー「…」
アルミン「…」
クリスタ「…」
ライナー(どうすればいいんだ)
アルミン(迂闊には動けない)
クリスタ(どうしよう…帰っていいのかな?)
ライナー(何故クリスタがここにいるのか)
アルミン(それを聞き出さないと)
アルミン「クリスタ」
クリスタ「はいっ」ビクッ
アルミン「えっと、なんでここにいるの?」(男子寮に)
クリスタ「えっと…それは…」
クリスタ(妾の子、だから…なんて言えない)
クリスタ「ある事情で…」
アルミン(ある事情?)
アルミン(それで男子寮に一人できたのか?)
ライナー(俺に告白しに…なわけねえな)
アルミン(ますます遠のいた…)
アルミン「それは言えない事情?」
クリスタ「うん…」
アルミン(…愛の告白? それとも何か盗みにきた?)
アルミン(わからない…)ウーン
クリスタ(なにか間違えちゃったかも)
ライナー(くっ。時間が過ぎれば俺たちはより危機的状況へ陥ってしまう)
ライナー(今にも誰か帰ってきそうだ)
ライナー(もし、こんなとこ見られたら、俺たち誘拐犯みてえに扱われるかもしれねえ)
ライナー(勝負は…今決める!)
ライナー「クリスタ!」ガシッ
クリスタ「っ!」
ちょっとよくわからない
ライナー「言え…言うんだ」
クリスタ「…」
ライナー「さっさと言ってくれ!」
クリスタ「!」ビクッ
アルミン「ライナー落ち着くんだ!」
ガラッ
ライナー「しかし早くしないと…」
ベルトルト「ライナー……?」
ライナー「…え?」
>>26 状況が? 話が? 全部?
どういうところがわからないのかレスつけてください
サルでも立てんぞ こんなスレ
( (
,,.r'' ゛~~` ''ッ,, ) )
、 ゛ ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, ヾ. ,.、 / /
ミ ミ゛,へ.__, ,_ノヽ i. .| |l l ,´
ミ ミ, ( ・) {・フ 〉 ミ. _-、i::| |ニニii '
、,,,,ツi: ミ,`~´ ヽ~〈 .ミ /,‐ヽヽ`、||
、シ`` i: ,ゞ 'n.inヽ. .ミ ( .〉〉/
シ // ミ` l.l ヽ"、 / ノ
ミ/ シ 彡 ,=こ二=.{ ミ,, ,r'´ ,,、'゛
ミi. / / ' ! w、`~^' vwv '、 ミ 〃 .ミ
.ミ / i: / `^^ \ ." 〃 ミ
.ミ.:/ / / i: v ! ,, \ 、 〃 ミ
:i; .i: w !! ミ!: ミ \\( ⌒ヽ
:i; / i: !! .ミ キ , ⌒`、_ ) )
:il .i: ! w! ミ .:i. (_ ( _,ノ ) ,
:il ! i: ! ,〃゛ キ ゞ、 __, ノ ,
.:il ! /~~````` " '''' = ‐- 、ミ _,,,,_ミ, il ` ー ´
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ゝ、wx.mn.!!++ナ'~ ヾ~ヽ、 ヽ、 ,, ~^^}´
彡 〃 〃 }} /〉.〉〉〉i''" 〃
彡、 {{ 〃,__!////l | 〃
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^^^^ !wニこ)こ)二)`) (_,,,..- 、...二⊃_).).
すまん。よくわからないの書いててもあれなんで終わりますね。
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