魔王「やべ、もうバイトの時間だわ」 (30)
勇者「あーそっか今日バイトか」
魔王「わり先行くわ」
賢者「じゃーねー」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380467974
賢者「魔王君もしょっちゅう抜けちゃいますね…」
勇者「結局決着が付かない…」
スライム「あ、魔王からLINE」
勇者「なんだって?」
スラ「今日はホントに申し訳ないって」
勇者「まあしょうがないか」
勇者「さて暇になったな、どうするか」
側近「ごめんねー、魔王様バイク買いたいんだってさー」
勇者「しゃーねーなー」
賢者「んじゃスマブラやろうぜー」
スラ「任せろ」
側近「お前どこでコントローラ持つの?」
側近「ゲームキューブのコントローラ二つしか無いよ?」
勇者「俺はクラシックパッド派」
スラ「僕はヌンチャク派だよん」
賢者「じゃあ私と側近ちゃんがGCコンで」
側近「じゃあ始めよっか」
勇者「みんな強くね?」
側近「ね……」
賢者「まあやり込んだからねー」
スラ「それな」
勇者「賢者とかなんでリンクでそんな強いの」
側近「勇者こそなんでネスでそんな弱いの」
スラ「ネス最強説はもう過去のものだろjk」
ガチャッ
魔王「ただいまー」
賢者「おかえりー」
勇者「あれ?早くね?」
魔王「今日シフト入ってなかったわ」
スラ「あーあるある…」
勇者「そいや何でお前簡単に俺を城に招き入れちゃってんの?」
魔王「んなこと言われたって困るよ、コミケで知り合った仲だろ?」
賢者「まあ魔王退治に来た時はビックリしましたよ」
魔王「賢者ちゃんあの時は酷かったよなぁ…」
側近「『うわっ、家の中でまでコスしてんの?え?』ですもんね」
賢者「家間違えたのかと思ったんですよ…」
勇者「こんな城なのに…」
側近「まあでも決定的なのは勇者の行動よね」
魔王「『ちょっと待った、クド抱き枕カバー先に見せて!』だもんね」
勇者「それで頭いっぱいだったもんでね」
スラ「だからってその次の日にPSP持って来るってどうなんだ」
勇者「だってみんな3DSかVitaなんだもの…」
賢者「勇者もそろそろ買っちゃえばいいのに」
勇者「もうじき出るVita2000とテレビータで迷ってる」
魔王「テレビータだとグラビティデイズできないよ?」
勇者「マジ?」
スラ「ソースは?」
魔王「忘れた、気になるならggr」
側近「Vita2000もあんまオススメできないよ」
勇者「なんでー?」
側近「ソフマップで実機見て来たけど、画面が劣化してた」
スラ「そいやタダの液晶画面になるんだっけ」
賢者「タッチパネルの暴走は減るだろうけど、やっぱ有機ELでやりたいよねー」
ブーッブーッ
勇者「あーLINEの通知うざいわー」
側近「内容は何なの?」
勇者「えーっと…、ポコパンのお誘いだ」
スラ「あれすぐに飽きちゃったんだよなー」
賢者「ケリ姫の方が今流行ってない?」
側近「それは人によるかなー」
魔王「あ、そーだLINEのグループ作ろうぜ」
勇者「いいよー」
魔王「招待しとくわ」
ブーッブーッ
賢者「えーっと…gdgdイツメン」
スラ「センス無ぇ…」
魔王「うるさいな…」
今日はここまで
勇者「そいや魔王はバイク買いたいんだって?」
魔王「うん。まだあんま決めてないけど」
側近「そうなんです?」
魔王「排気量とかすら決めてないよー」
スラ「僕は原付なら持ってるよー」
賢者「どんなのー?」
スラ「これこれ」アイフォーンピクチャァ
魔王「おっ!ZXじゃん!」
勇者「おーかっけー!!」
賢者「…?タダの原付じゃ……」
魔王「しかもチャンバー入れてるよ!すげー!」
スラ「だろ?」
側近「だからお前はどうやって……」
賢者「なんかする事無くなりましたねー」
側近「まあこの人数じゃね」
勇者「じゃあ村人A呼ぶか」
トゥルルル…ピッ……ココハジョウカマチダヨ………
勇者「来れないってさ」
スラ「よく意思の疎通できるな」
賢者「遊び人でも呼んでみますかね」
魔王「おk」
トゥ…ピッ…スグイクワーッw………
賢者「来るってさ」
側近「速くね?」
スラ『あいつ賢者ちゃんの事好きだから…』ボソボソ
魔王『なーる』ボソッ
游び「よーっす!ww」
魔王「いらっしゃーい」
遊び「お菓子とジュースいっぱい買って来たよー!ww」
勇者「さすが解ってるな」
側近「じゃあ私はコーラね」
賢者「私はお茶を頂きます」
スラ「僕はアセロラ」
遊び「よし、みんな持ったかな?」
遊び「それじゃかんぱーいっ!」
皆「かんぱーいっ!!」
勇者「ってなんで飲み会のノリに?」
遊び「なんとなく?w」
賢者「ジュースとお菓子ですけどね」
魔王「なんかスライムが赤くなってんだけど」
スラ「アセロラ飲んだらスライムベスになっちまったわ」
側近「何そのジョブチェンジ」
魔王「あー…、バンドやりてぇな…」
賢者「出た、中二病」
魔王「違うよ、久々にけいおん!!見てたらやりたくなったんだ」
スラ「なんだタダの高二病か」
魔王「みんなしてひどいなぁ…」
側近「時間も良い頃だし、そろそろ夕食の準備をしない?」
勇者「?」
勇者「こう言うのもなんだけど、お城なのに自分たちで用意すんの?」
側近「今日は魔王様が遊ぶと聞いて皆非番なのよ」
勇者「俺さ、仮にも勇者なんだけど…」
遊び「じゃあ僕に提案があるんだけど良いかな?」
スラ「なんぞや」
遊び「この人数だし楽しく鍋でもしようぜっ!」
賢者「良いですね、では闇鍋で」
勇者「おう!…………え?」
側近「じゃあ40分後にまた集合ね」
魔王「え?」
40分後
スラ「皆集まったか?」
勇者「おうよー」
側近「じゃ電気消すよん」
パチンッ
勇者「なんで魔王城なのに吊り紐式の蛍光灯なんだよ」
魔王「便利だし?」
勇者「うん、論点が違う」
賢者「このカセットコンロの光だけが頼りの状況、ゾクゾクします…」ウットリ
スラ「賢者の目がイッちゃってる」
側近「じゃあ私から入れるよ」
トプンッ
魔王「じゃあ次は僕が」
トプンッ
勇者「入れるぜー」
トプンッ
賢者「次は私ですね」
パシャンッ
「「「「「!?」」」」」
スラ『今、明らかに音が違った…』
遊び「あとは煮上がるのを待つだけだねー」
勇者「どんなんなるのかドキワクが止まらないな」
魔王「色んな意味でな」
賢者「フフッ……フフフッ…ウフッ………」プルプル
スラ「賢者がヤバい、色々とヤバい」
側近「闇鍋ほどこの時間が楽しみな鍋はないな」
勇者「それな」
魔王「今のところ変な臭いとかはして来ないねー」
賢者「そんなヘマやらかしませんよ」
遊び「そっかそっか………ん?」
ここまで
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません