進撃パロです
この物語は読んでいくうちに感じていってください
わかる人にはわかります
解釈が間違っていたら、すみません
間違ってても物語はそのまま続けますので…
これはわかる人だけで良いです
窓の外を眺めているエレン…
そよ風が吹き、エレンの髪がなびく…
私はそんなエレンを見つめるしか出来なかった…
ライナー「夏っていうのは、どうしてこんな暑いんだろうな…」
コニー「だな。冬が恋しいな…」
アルミン「コニー、君は冬になったら、夏が恋しいとか言うじゃない」
コニー「今は冬が恋しいんだよー」
サシャ「私も今は冬が恋しいです~」グター
アニ「ふふっ…みんなバカだね…」
クリスタ「だねー♪」
サシャ「あっ!コニーの頭に蚊がいますね!」
コニー「なんだと!?」
サシャ「そりゃぁ!」ペチン
コニー「いってえな!」
ライナー「はははっ!逃げられたな!」
コニー「俺の叩かれ損じゃねえか!!」
クリスタ「あははは」
アニ「…たのしいな……」
アルミン「あははっそうだねー」
そんな他愛もない、いつも通りの会話。
ありきたりなことを話していた。
平和。至福の一時。そんな言葉が似合う
今日の訓練が終わり私達は机を囲みのんびりしていた…
ここは座学の授業を受ける場所…
特に授業がない時は、みんなの安らぎの場として使用される
そして太陽がオレンジに輝き
空が赤く染まり始めた頃…
エレン「今夜、星を見に行こう」
エレンは立ち上がり、いつも以上に真面目な顔をして、唐突にそう声をあげた。
みんなの視線がエレンに集まる
1秒ほど時が止まったように、静まりかえる…
少しの沈黙あり、
ついにライナーが口を開いた
ライナー「ははっ…なんだかお前らしくないな」
コニー「エレンも、たまには良いこと言うだな」
そうライナーとコニーが立ち上がりながら、笑って言った
サシャ「まったくエレンが星なんて…」
みんなは乗り気ではなかった
そんなことお構いなしにエレンは
技術員から借りたらしい望遠鏡を抱えて
部屋を出て、駆け抜けていった。
西日が差し込むこの部屋で、
みんなが黙り込んだ。
アニ「わ、私も行く…!」
クリスタ「…」
私はエレンと一緒いたい…
私は立ち上がり、エレンを追いかけるように駆け出した
街を駆け抜ける…
夕方ということもあって、人は少ない…
少し暑さも感じるが、夕方の外を走ると疾走感があり、風を感じれて涼しい
履きなれない靴…
普段は訓練用の靴を履いていたが、
今は休日用。楽に履ける靴を履いていた
エレンは振り返ることなく走り続けていた
エレンの後ろ姿を私は目で追いかけていた
エレンは走り続けた
自然の溢れる懐かしさのある道を
私とエレンは2人駆け抜けた
数分は走り続けた…
そして、とある階段の続く山の道に着いた
【ほしのさと天文台 この先1km】看板が立っていた。
階段の先には坂が、さらに続いている
私は少し息を荒げながらエレンの後を追いかけた。
履きなれない靴を履いており、走る速度も上がらない…
でも精一杯エレンを追いかけた
しかし…
アニ「…いっつ……」
私は、その靴のせいで靴擦れをしてしまった…
結構痛い…歩く度に足に電撃が走るみたい……
エレンと一緒に星を見たかったのに…
ふらつく私を見て、エレンは少し溜息を放ち、私に駆け寄ってきた
エレンは抱えていた望遠鏡を地面に置き
私に優しい目をして「だいじょうぶか?」と言ってきた
アニ「少し…痛い……かも…」
エレン「ほら、ここに座れ…」
アニ「う、うん…」
私は勝手に付いてきただけなのに…
本当に迷惑だよね…
ごめんね…ごめんね……
エレン「どっちが痛いんだ…?」
アニ「右…」
そしてエレンは何も言わずに、
私の靴下を脱がして、怪我の確認をした
私の右足のかかとの上から血が流れていた
エレンはポケットから少し大きめのハンカチを出し、
私の怪我をしたとこを、優しい手つきで処置をしてくれてる
アニ「エ、エレン…」
エレン「なんだ…?」
アニ「迷惑…かな……」
エレンは何も答えてくれなかった
迷惑をかけているのかな…
エレンは面倒だと感じているのかな…
私は不安で押しつぶされそうになった
それと…悪いと思いながらも少しの喜びがあった
エレンが私を見てくれてる…
エレンが私に触れている
それだけで幸せだった…
手当が終わり、エレンは口を開いた
エレン「背中に乗れよ…おぶってやる」
アニ「で、でも…」
エレン「そんな怪我じゃ訓練所まで歩くのもままないだろ」
アニ「迷惑…かな…?」
エレン「迷惑とか関係ねえよ…人を助けるのに理由も迷惑もないだろ」
アニ「……うん」
エレンは腰をおろし、両腕を後ろに開いた
私はそれに答えて、エレンの背中に抱き着くように、エレンにすべての体重を乗せた
エレンの背中は大きいな…
それにあったかい…
故郷のお父さんを思い出す…
アニ「その…重いかな……?」
エレン「ははっ…そうかもな」ニコッ
アニ「……うぅ…」
エレン「…嘘だよ。アニは軽いな」ニコッ
アニ「……//」
ずるいよ…
もう…エレンの言動すべてが…
まだ太陽は沈みきっておらず、
空は赤色の絵の具に少しの黄色を混ぜたような…透き通るような赤色でした
そして今日、改めて確信した
私はエレンが好きなんだって…
2人で走ってきた道を、
私はエレンに背負われながら引き返した
星を見ることが出来なくなったのに…
ましてや、こんな疲れることされてるのに…
エレンは私に文句も何も言わずに…
私はまた不安になった。
何か言ってくれたほうが、私にとっては救いだから…
エレンは私のこと
どう思っているのかな…
行きは数分かけて走った道を
エレンは私を背負って、小一時間かけて歩いた
腕をエレンの胸にまわして、
私はエレンの耳に顔を近付けて…
「ありがと…」と言ったら、
エレンは振り向き、私の目を見て、
「おう」と笑顔で一言答えてくれた
幸せな時間って、なんでこんな早く過ぎるんだろう…
エレンの温もりに体を寄せれるこの幸せな時間を…
一応ここまでです。
解釈以前に私がちょっとアレンジしてますので…はい。
歩き続け訓練所の前まで来た…
日は沈みきってしまい辺りは真っ暗だ
だが、エレンのぬくもりは感じる…
エレン「少しは歩けるだろ…?」
エレンは立ち止まり私にそう告げた
アニ「…あ。……うん…」
エレン「先に部屋に行ってろ。俺は包帯とか持ってくるから」
アニ「…ありがと」
エレン「おう」
私はその温かな背中から離れ、部屋へ向かった
先ほどまでいた部屋に戻ると、コニーやサシャが騒いでいた
その中でクリスタは静かに、ただただそれを眺めていた
他のみんな…ライナーやアルミンは、面白がって笑っていた
アニ「…?」
何をしているのだろう?と、コニー達が戯れているところを目を凝らして見てみると
黒板に、私がエレンに背負われてる絵に
【大スクープ!織姫(アニ) 彦星(エレン)】
と書かれていた
アニ「あっ…」
みんなが面白半分で私達をネタにして笑っていたのだ
この絵は……つまり…私達を彼氏彼女に見立てている…
少し遅れてエレンが駆け足で教室に入ってくる
コニー「おぉ!夫婦のご登場だ」
サシャ「あははー」
クリスタ「……」
みんながはやし立ててる中、
クリスタだけは唇を噛み締めていた…
みんなと気分が違うような…
落ち込んでるというか…悲しんでいるというか…
とても楽しそうとは見えない
エレン「っ…」
状況を理解できずに疑問を頭に浮かべていたようだが、
エレンは今やっと気付いたらしい
少し眉にシワを寄せたエレンが黒板に近付く
私にそれに続いて黒板に駆け寄る
みんなは私達をからかうように笑っている
エレンは何も言わずに、それを消し始めた
私も黒板消しを持ち消し始めた
エレンはどう思ったのかな
嫌だと感じたかな…
なんでエレンは何も言わないのさ…
でも私も「ごめん」の一言さえなぜか言えなかった…
するとエレンは少し困った顔を私に見せ、
「ごめんな…迷惑だろ」と笑って誤魔化した感じで私に言ってきた
それでも私は何も言えなかった…
2人で黙々と黒板を消した
クリスタ「……」
そんなエレンとの出来事があった
次の日の朝…
決められた起床時間より早めに起き、
外から小鳥のチュンチュンと鳴く声が聞こえる
機嫌が良い…
寝癖を直し、顔を洗った。
いつも通りの行動
朝ご飯を食べに行こうと食堂へ足を進めていた
人とは出会わず、挨拶もせず
食堂にはエレンとアルミンがいた
エレンは食事を運び、アルミンは水を運んでいた
私は勇気を出してエレンに声をかけようとした
挨拶なんて勇気を出さなきゃいけないようなことでもないのに…
私は勇気がなきゃエレンに声がかけられないほどの臆病者なのか…
アニ「エレン…」
エレン「…なんだ」
アニ「…おはよう」
エレン「おはよう」
アニ「…あの」
エレン「アルミン、すぐ行くからな」
アニ「…あ……」
エレンとは一言だけ話しただけ…
エレンにとって、私はそこまで気にかけるような人間ではないんだよね…
私は…エレンに見てもらえてない…
わかっていたよ…
でも、もっと話したかったな…
訓練も終わり、静かな休憩の時間
私は屋上で風を浴びていた
毎日繰り返すように見ている夕焼け
セミの声が鳴り響く
夏は1段と日が長い
夕焼けをいつまでも眺めれる
みんなは、またあの部屋で楽しく話しているのだろう
結局、エレンと会えて話せたのは朝だけ…
私は1人で紙に気持ちを言葉として、つづった
【また星を見に行こう】と…
私はエレンの星の観測を駄目にさせてしまった…
そして私は…何より……
2人で星を見に行きたい
「アニ…」
アニ「…ッ!?」
誰かが私を呼ぶ声が聞こえた
瞬間に私は急いでその気持ちを綴った手紙を隠した
クリスタ「アニに頼みがあるんだ?」
そこに立っていたのは私と髪の色の近くそして私より少し背の低い女の子…クリスタがいた
アニ「あ、あぁ…何?」
クリスタ「この手紙を渡してほしいんだ!」
手紙の袋の左上には
【エレン・イェーガーさま】と書いてあった
そして…
私がクリスタから預かった手紙をエレンに渡してから
何回、太陽と月が沈んだだろうか…
私の机の上に、手紙が置いてあった
中身を開いて見てみると…
【エレンと星を見に行ったんだよ!すっごく綺麗だったよ】
と、クリスタから手紙がきてた
クリスタは
エレンと付き合うことに
なったんだ…
クリスタのあの手紙は恋文だったんだね…
アニ「………」
ダメだよ…
耐えられないよ…
胸が苦しくて…苦しくて……
つらいよ…
アニ「どうしてさ…どうしてさぁ……」ポロポロ
アニ「なんで…こんなにも…涙が溢れ出てくるのさぁ…」ポロポロ
胸が痛い…顔が熱い…
耐えようとしても、涙が止まらない…
ずっと我慢してた…
ずっとエレンに近付こうと頑張ってた…
でも私の努力はエレンには届かなかった…
気付いてさえ貰えなかった…
あの時、私が書いた手紙は
エレンに渡すことが出来なかった…
私は自分の気持ちを押し殺して…
クリスタの手紙を渡した…
私は弱いな…
.
ここまでですー
続きはまだありますので…
ありがとうございました
ミカサは?
>>39
ミカサスルーお願いいたします
なんか解釈と文字で表すのが難しくて時間がかかってしまいました!
はい!それでは今から出しますので
切ない気持ちを胸にしまい、あれから日にちが過ぎ…
8月の中盤に差し掛かり猛暑も増してきた頃
私は、いつも通りのごとく訓練も終わり、
座学の教室へ足を進めていた
木の引き戸を引いて、教室へ入ると
そこには誰もいなかった
黒板に
『夏の大三角形を見に行こう!8月27日 夏祭りの夜。ほしのさと天文台に集合』
と書かれた紙が貼られていた
そして黒板にはチョークで
『参加者は名前をここに!!』と枠で囲まれたところに
『エレン、クリスタ、ライナー、アルミン、コニー、サシャ』の名前が書き込まれていた
アニ「……」
みんな見に行くんだ。楽しそう…
みんなと一緒に行きたい
私も行きたい…
私は無意識にチョークに手が伸びた
チョークを持ち上げ、黒板に文字を…
でも…
私はその空間にいたくない…
エレンとクリスタが一緒にいるとこを見てられない…
私は耐えられないよ…
また辛い思いをしてしまうに決まってる…
私は黒板に伸びていた手をおろし、チョークを置いた。
私の心の中の葛藤…それは空が燃えているように真っ赤であった夕方のことでした
私は誰にも何も言わずに星を見に行くことを断った
思いを引きづりつつ日にちが過ぎ、
休日を迎えた
私は1人で街に出ていた
子供達が元気に走り回っている…
セミの鳴き声だけが耳に響く
これを聞いているだけで夏を感じる…
私は『アイスキャンディー』の目印のあるお店に足を踏み入れた
暑い…
私は1つのアイスを購入し、お店の外へ出た
「あっ…アニ!」
すると聞き覚えのある声の女の子に声をかけられた
アニ「クリスタ…」
クリスタ「暑いね」
クリスタはエレンと腕を組んで私の前にいた
エレンは私と目を合わそうとしない…
アニ「あ、あぁ…暑いな」
クリスタ「エレン、アイス買ってくるね!」
エレン「おう…」
クリスタはエレンにそう告げ、店内へ入っていった
アニ「……」
私もエレンに目を合わせれない…
どうしてさ…
別に私とエレンの関係は変わってない
変わったことはエレンがクリスタと付き合っただけ…
エレン「アニ…」
アニ「なに…?」
エレン「これ見てくれ」ピラッ
アニ「……」
この前、黒板に貼られていた紙じゃないか…
エレン「…一緒に星を見に行かないか?」
アニ「…ありがと」ニコッ
嬉し…
クリスタ「エレン!」
クリスタが店内から出てきながら、エレンの名前を呼ぶ
エレン「あっ…」
何を揺らいでいたのだろう
私は邪魔しちゃいけない
きっと…つらいから……
アニ「エレン…」
エレン「なんだ?」
クリスタ「…?」
アニ「私はいいよ!皆で楽しんできて」
エレン「……」
クリスタ「そっか。残念だね」
アニ「じゃあ…私は行くから」
クリスタ「うん!ばいばい」
アニ「……。うん、じゃあね…」
ここまでっです!
書くの難しいので次の出すとき遅れてしまうかもしれませんが、ご了承くださいな!
はい!わかりました。
それでは出します!!
あっ!ミスです。さーせん
このSSまとめへのコメント
君の知らない物語だぁ!!
期待期待!
>>1の通り期待期待!
期待
これって続きあるんですよね?
君の知らない物語流しながら読んでみた