シンジ「アスカがうるさいから腹パンしたら静かになった」 (40)

アスカ「お腹空いた!バカシンジご飯まだ!?」

シンジ「うん。ちょっと待って」

アスカ「いつまで待たせんのよ!あとお風呂沸かしたの!?」

シンジ「あぁ、忘れてた。ご飯作ったらやるよ…」

アスカ「ほんっとトロイわねぇ、で?ご飯まだ?」

シンジ「あとちょっとだよ……」

アスカ「あー、もう!餓死させる気!?」

シンジ「……せぇよ」

アスカ「はぁ?」

シンジ「うるせぇって言ってんだろ!」ドゴォ

アスカ「ゔっ…!」

アスカ「……ごほっ…」

アスカ「アンタ…覚悟できてんでしょうね…」

シンジ「覚悟ってなんだよ!こっちの身にもなってよ!毎日毎日毎日毎日!ウンザリだよ!」

アスカ「アンタは私の言うとおりに動いてなんぼでしょ!」

シンジ「またお得意の私は優秀アピールするの!?一応僕だってエヴァパイロットなんだ!上も下もないよ!」

アスカ「でもエヴァパイロットとしてもアンタは私より下でしょ!!」

シンジ「うるっさいよ!!」ダン

アスカ「!?」

シンジ「戦うことばっかりの戦闘狂には分からないかもしれないけど僕だって悩みを抱えてるんだよ!!」

シンジ「なのにその状況でネチネチネチネチ嫌味と暴言を吐かれ続ける僕の気持ちアスカに分かる!?分からないよね悩みなんてなさそうだし!!」

アスカ「はぁ!?私にだって悩みくらい…」

シンジ「じゃあなんだよ!!言ってみてよ!!」

アスカ「それは…」

シンジ「言えないんじゃないか!!」

アスカ「……」

シンジ「はぁ…はぁ…」

アスカ「今日はご飯いらない!もう寝るバカシンジ!死ね!」バタン

シンジ「……」

ー翌日ー

アスカ「……」ガチャ

シンジ「おはようアスカ。ミサトさんはもうネルフに行っちゃったから朝ごはん食べちゃって」

アスカ「…いらない」

シンジ「え?」

アスカ「いらないって言ってんの!もう学校行くから!」

シンジ「学校行くって…じゃあお弁当用意したから」

アスカ「弁当もいらない!途中でパンでも買って食べるから」

シンジ「何ピリピリしてるのアスカ」

アスカ「うるさい!」

シンジ「もしかして昨日の怒ってるの?」

アスカ「うるさいって言ってんの!」

シンジ「うるさいのはアスカじゃないか」

アスカ「黙れ!」バシッ

シンジ「いたっ…」

シンジ「……なんで殴ったの?」

アスカ「アンタが悪いからじゃない!」

シンジ「でも僕なにもしてないよ?」

アスカ「………」

シンジ「じゃあ、アスカ一発ね」

アスカ「え?一発ってなに…」

シンジ「おら!」ドゴォ

アスカ「ゔっ……!!」ガタ

アスカ「お"ぇぇっ…!ゔぅっ……」ガクガク

アスカ「ひゅー…ひゅー…」

シンジ「ふぅ…スッキリした」

シンジ「ねぇアスカ。僕はもう我慢しないことにするよ」

シンジ「だからアスカだからって手加減もしない」ニコッ

アスカ「ヴぅ…なに…いってんのよ…」

シンジ「そのままの意味だよ。僕だってストレスが溜まるんだ。だからアスカがうるさかったらそのストレスを発散するようにすることにしたんだ」

アスカ「そんなことして…ただで済むと…」

シンジ「でも僕は今まで我慢したよ?不公平じゃないか」

アスカ「うぅ…殺す…バカシンジ…」

シンジ「どうぞ勝手に、僕も嘘をつかずに生きるから」

アスカ「……」

シンジ「ほら、学校行くよ。遅刻しちゃう」

ー学校ー

シンジ「おはよう」

アスカ「………」

トウジ「おう!また仲良く夫婦登校やなセンセ!」

アスカ「うるさい関西馬鹿!」

トウジ「おうおう今日もピリピリしとんなぁ」

アスカ「うっさい!大体なんで私がこんなバカ…シン…ジ…」

シンジ「うん?どうしたの?アスカ」

アスカ「…っ!なんでもない!」

シンジ「……」

ケンスケ「ツンデレだねぇ…」

トウジ「うるせえ!掘らせろ!!」ドン!

シンジ「来いよ!」

トウジ「いい締まりだ!」パンパン

シンジ「あっあふぅぅぅぅうんんんんっっ!!!あっあっあああぁぁ?!??!??!」ビュー

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