男「妹ぉ、妹ぉお!」パンパン 幼馴染「ん…んっ」 (350)

~妹の部屋~

男「ふわぁああぁ!逝くよ!そろそろ逝くぅうう!」パンパンスパパン

幼馴染「んっ……ぁっ…んん」

男「吉幾三!そろそろ幾三!」パンパンパン!

幼馴染「あっ、ん…んあっくっうぅ」

男「妹ぉおぉおお!孕めぇえぇ!」バブリャー

幼馴染「ああんっ!」

男「は?」ズポッ

幼馴染「はぁっ、はぁはぁ…んっ…はぁ」

男「なに声出してんだよ」

幼馴染「ご、ごめん…気持ち良かったからつい」

男「ついじゃねーだろバカかお前、せっかく妹とセックスしてる妄想で気持ちよくなってたのにさぁ」

幼馴染「……ごめんなさい」

男「あーあマジ萎えたわ、あっ、帰る前に後始末しとけよ」バタン

幼馴染「……」

幼馴染「……」フキフキ

幼馴染「ふふっ、男ったらこんなに射精しちゃってる。私の膣内がそんなに気持ち良かったのかな」フキフキ

幼馴染「……嬉しいな」

幼馴染「けど……哀しいかな」フキフキ

幼馴染「ふぅ、シーツに付いた男の精子、拭き終わりましたー!あははは」

幼馴染「ははっ……はっ……はぁ」

幼馴染「帰ろう…」パクッ

幼馴染「あぁ。精子が染み込んだ精子美味しい………はぁ」

ガチャ

妹「やっと終わっ……へ?」

幼馴染「あわわわわわ」

幼馴染「お、おかえり」

妹「あっ、はい……いやいやいや、あの、幼馴染さん?」

幼馴染「なんですか?」

妹「なんですかじゃなくてさ……なんで私の部屋に居るんですか?」

幼馴染「それは……な、なんとなく」

妹「………お兄ちゃんが中学時代に使ってた体操服上下セット要りませんか?」

幼馴染「男とここでセックスしてました」

妹「な、なんで私の部屋で…」

幼馴染「……」

妹「洗濯機、お兄ちゃんのボクサーパンツが有ります」

幼馴染「妹とセックス出来ないので私が代わりになり、尚且つそれっぽさを出す為にこの部屋でセックスしてました」

妹「……成る程、つまり変態なお兄ちゃんに無理矢理犯されてたと」

幼馴染「それは違うよ!」

妹「違いません。はぁ、とにかく、お兄ちゃんをこれ以上甘やかさないでください」

幼馴染「どういう意味ですか?」

妹「どうして毎日毎日お兄ちゃんがパチンコに行けてるのでしょうか、どうして毎月の携帯代をお兄ちゃんが払えて居るのでしょうか」

幼馴染「汗水流して働い

妹「それは違うよ!」

幼馴染「……」

妹「貴方が甘やかすからお兄ちゃんは何もしないんです。会うなとは言いませんがせめて財布を持ってお兄ちゃんに会わないでください」

幼馴染「あ、うっー」

妹「……次お兄ちゃんの財布の中がチャージされてたら本気で起こりますよ?」

幼馴染「は、はい…」

妹「分かったなら出て行ってください」

幼馴染「はい…」タッタタラリラ

幼馴染「あっ、電話だ…」ポチ

男『モンハン買いたいからTSUTAYAにはよ』

幼馴染「あっ、う…」チラ

妹「断ってください」

男『はやく!モンハンやりたいんだよ!!10分以内に駅前のTSUTAYAだかんな!』

幼馴染「いや、その……む、無理…」

男『はぁああん!?さっき俺のガンランスで散々気持ちよくなっただろうが!』

幼馴染「あうう」

妹「はぁ……代わってください」

幼馴染「そ、それは…」

妹「代われよ」

幼馴染「……どうぞ」

男『おい!早くこいよ!今レジで他の客と戦ってんだよ!もう在庫少ししかねーんだよ!』

妹「ぶち転がすぞ」

男『おっ……』プツッ

妹「あっ!ちょっとお兄ちゃん!!……くそっ、切られた」

幼馴染「……じゃあ私、帰るね」

妹「ダメです。どうせTSUTAYAに行くんでしょ」

幼馴染「そ、その前にコンビニでお金下ろさないと…」

妹「……あの、なんでお兄ちゃんなんです?」

幼馴染「えっ?」

妹「中卒職歴無し良いとこは皆無のお兄ちゃんにどうしてそこまでしてあげられるんですか?」

幼馴染「……」

妹「答えたくないなら良いですけど、これ以上お兄ちゃんをダメ人間にしないでください」

幼馴染「け、けど私が居なくなったら男は…」

妹「ちゃんと働く様になります。根拠は有りませんが」

妹「そもそも貴方はお兄ちゃんのなんなんです?都合の良い女?我儘を素直に言える親友?」

幼馴染「ATM」

妹「……」

幼馴染「は、早くいかないとモンハンが買えない…」

妹「そうですか…じゃあちょっと待っててください」

バタン

幼馴染「……フルフル、早く来ないかな」

ガチャ

妹「これ、貴方に買ってもらったであろうお兄ちゃんの3DSです。しかもLL」

幼馴染「?」

妹「これをこうして……イナバウワー」

バキッ

幼馴染「!!!」

妹「はい、これでモンハンを買う必要性が無くなりました」

幼馴染「ひ、酷い…」

妹「酷く無いです。ちなみにこれも」ドサッ

幼馴染「それは…男に買ってあげた大量のエロゲー……それとパソコン」

妹「見事に近親相姦物ばかりです、しかも妹物……吐き気がします」

妹「けど、使えないなら関係無いんで……よいしょ」

バキィ‼

幼馴染「!!!」

妹「ノートパソコンですから簡単に破壊出来ます……エロゲーはROMを投げて遊べますよね」ポイッ

幼馴染「お金返して!!」

妹「じゃあ売りに行ってください」

幼馴染「うぅっ…」

妹「泣いたって意味が無いんです。だって貴方、ちょっとおかしいんですよ」

妹「散々お兄ちゃんの良い様に使われてるのにまだお兄ちゃんの事を思ってるなんて」

妹「キチガイ乙です。近くに精神科が有るので紹介しましょうか?」

幼馴染「うぅ……うわぁああん!びえーん!」

妹「鼻炎?じゃあ精神科の前に耳鼻科ですね」

幼馴染「わーん!」

妹「アニメじゃないんですから無理に声を出して泣かないでください」

ガチャ

男「ごるあぁぁあぁああ!!モンハン売り切れたじゃねーかちくしょー!」

幼馴染「あっ、おどごぉぉ…」

男「泣いてんじゃねーよ泣きたいのはこっちの方だ畜生!!」

男「だいたいお前が早く片付けて帰らないのが……あっ……ぁ…」

3DSLL「これじゃD(ダブル)S(スクリーン)じゃなくてS(シングル)S(スクリーン)だね」

男「うわあぁああぁぁああぁあぁぁああ!」

ノートパソコン「真っ二つですわ」

男「おわぁあああぁぁあぁあぁぁああ!!」

エロゲの箱「中身全部投げられました」

男「うおわぁああぁぁあぁああぁあぁぁああ!!!」

幼馴染「あ、あの、これは」

男「んなにしてんじゃごるぁああぁぁああ!!」バキッ

幼馴染「あうっ」

男「おまっ、3DSなにぶち壊され天皇!」ボコッ

幼馴染「ひっう!」

男「ノートパソコンはねぇえだろおぉぉ!」ドスッ

幼馴染「ひん!」

男「リアル妹がいる大泉くんのばあいに関しては昨日買ってまだ遊んでないエロゲーだったんだぞぅわあぁぁああ!!」メコッ

幼馴染「いったぁ!」

男「うおわぁああぁぁあああ!絶頂ラァアアァァアアッシュ」

ドカバキボコベキモイーンボコドカ

妹「……」

幼馴染「ぁっぅ…」ピクピク

男「はぁっはぁっはっはぁ…」

男「あっ、居たんだ」

妹「最初から居ました」

妹「謝りなさい」

男「ごめんなさい!」ドゲザー

妹「私じゃなくて幼馴染さんに謝りなさい」

男「あっ、めんごめんご」ブーッ

妹「おならで謝るな」

男「け、けどこいつが!!」

妹「……お兄ちゃん?ちょっと二人きりになろうか」

男「喜んで!おら、早くどっかいけよ!」バキッ

幼馴染「うっ…」ゴロゴロゴロ

男「じゃあなATM!」バタン

男「で?なんですか妹様!」

妹「……」

男「わおーん!はっはっはっ」

妹「もうあの人に会わないで」

男「無理です!」

妹「……バイトからで良いから働いて」

男「無理です!」

妹「……嫌いになるよ?」

男「幼馴染の事は嫌いになっても僕の事は嫌いにならないでください!!」

妹「最低だね、ゲス以下のチンカス野郎」

男「もっと罵ってください!!」

妹「死ねよクソムシが」バタン

男「きゃいぃいぃいいん!!」

~公園~

妹「大丈夫ですか?」

幼馴染「えへへ、うん…大丈夫」

妹「後でお兄ちゃんは貼り付けの刑に処するので安心してください」

幼馴染「そんな事したら妹ちゃんの事もっと好きになっちゃうからやめて」

妹「……お兄ちゃんより良い男なんて世の中に吐き捨てるほど居ますよ」

幼馴染「ATMでも良いの……幸せだから」

妹「ドMなんですか?それともモノホンのキチガイさんなんですか?」

幼馴染「えへへ、どっちも」

妹「……哀れですね、きっとこの事を両親が知ったら泣きますよ」

幼馴染「哀れでも良いもん、自分が幸せだと感じれるならそれで」

妹「じゃあせめて教えてください」

幼馴染「なにを…?」

妹「お兄ちゃんに尽くすお金の出処をです」

幼馴染「パパのお財布か銀行」

妹「……」

幼馴染「パパはね、海外で石油王やってるからお金が湯水の様に湧いてでるの」

妹「羨ま死刑ですよ…石油王って」

幼馴染「だからお金には困らないの」

妹「と、とにかく!今後お兄ちゃんに会うのは控えてください、本当にお兄ちゃんがまともな人間に戻れなくなるんで」

幼馴染「……うん、なるべく控えます」

妹「はぁ……じゃあ気をつけて帰ってくださいね」

~男の部屋~

男「うぅにぃいい」ギシギシ

妹「私はやると言ったらやる主義なので…お兄ちゃんには貼り付けの刑です」

男「縄が食い込んで痛いです」

妹「そんなの知りません……あっ、これって確か」ヒョイ

男「!!!や、やめてくれ!それだけはやめてくれー!」

妹「わ、私の卒業アルバム…無くしたと思ってたら」パラッ

男「やめでぐれ"ー!オナニーする時に必ず使ってんだあ!やめてくれー!」

妹「……私が映ってる写真に射精してる……おえっ」

男「気持ち悪いなら触らないでくれー!頼むー!それを取られたら俺の生きる希望が無くなっちまうんだ!」

妹「……」

男「た、タバコやめる!パチンコだってやめる!だから、だからぁああ!」

妹「根拠の無い証言を信じる程、私はお人好しじゃないんで……没収」

男「おうわぁあぁああ!」ギシギシ

妹「あれ?なんですかこれ」ヒョイ

男「!!」

妹「オナホに……わ、私の写真が…」

男「あ"ぁ"あ"ぁぁあ"ぁ"!やめでぐれ"ー!しょれだけはダメえぇぇえ!」ギシギシギシギシ

男「ぐわぁああ!縄が食い込むぅうぅぅ!」

妹「……おえっ」

男「がえじでえ.'え"ぇぇえ!!」

妹「没収」

男「うがあ"ぁぁあ"ぁああ!!」ギシギシ‼

男「いだい"ぃ"い"い"!いやぁあぁぁああ!!」ギシギシギシギシ‼‼

妹「私に対しての執着心は感心を通り過ぎて虚しさに変わりました……ねぇお兄ちゃん」

男「は、はい!!なんですか妹様!」

妹「この私に対する異常すぎて気持ち悪い感情を少しでも良いので幼馴染さんに向けられないんですか?」

男「むーり♪」

妹「……」

妹「お願いします」

男「おうっふ…」

妹「少しだけで良いんです。幼馴染さんの事を好きになってあげてください」

男「うぅう」

妹「いちゃつけとは言いません。少しでも恋人らしい事をしてあげてください」

男「セックスしてますよ妹様!」

妹「……じゃないと私、お兄ちゃんの事を全力で避けますよ?」

男「!!!」

妹「声を掛けても返事しません。部屋に鍵を掛けます。玄関に私の靴を起きません」

男「……くっ」

妹「それでも良いなら止めません」

男「わ、分かった……幼馴染を少しだけで愛するよ」

妹「そう、それで良いんです」

男「うぅう……」

妹「はい、縄をほどきました」

男「ありがとうございま……あっ!」

妹「ん?なんですか」

男「妹様に見せたい物があるんです!」

妹「……気持ち悪い物じゃないよねお兄ちゃん」

男「これです!!」

妹「えっと、これは……」

男「妹様がお部屋にて捨て等れたオリモノでございます!!毎日必死になりながら集めました!」

妹「………」

ドカバキベコッボコ

男「はいぃいぃぃいいん!!!」

~ジョイフル~

妹「藪遅く呼び出してすみません」

幼馴染「あ、あの…」

男「……」ピクピク

妹「安心してください、左腕が折れてますがお兄ちゃんの利き手は右ですから」

幼馴染「な、なにが…」

妹「それを知って貴方が何か得をするのですか?」

妹「……ほらお兄ちゃん!」

男「ぅぅ……あの」

幼馴染「う、うん…どうしたの?」

男「ほら…明後日、おまっ…お前の誕生日だろ…?」

幼馴染「10日後だけど…どうしたの?」

男「で、で……で…」

妹「早く言いなさい」

男「……デートしてくれますか」

幼馴染「えっ…?」

男「デートしてください…」

幼馴染「わ、私と?」

男「……はい」

妹「断りたかったら良いんです。OKしてその日すっぽかすとかも有りです」

幼馴染「こ、断らない断らない断らないよ!」

男「……」ズーン

妹「ちょっとは嬉しそうにしなよ」

男「や、やったー、嬉しいなぁ」

妹「……殺すぞ」

男「いぃいいやっほおぉぉお!まんまみーやぁああ!」

幼馴染「お、男が…私なんかの為にこ、こんなに喜んでくれてる…」

妹「じゃあこれで…明後日、楽しんでくださいね」

幼馴染「う、うん!ありがとう!」

~2日後~

幼馴染「……」ソワソワ

幼馴染「う~ん、待ち合わせは10時だけどもう10時30分だよぉ……」

幼馴染「はんば強引だったけど、嬉しいなぁ。そういえば私、男とデートなんて初めてかも…」

幼馴染「何時も電話で呼びだされたと思ったらお金ちょうだいだもんなぁ……ふふっ、今日は楽しもっと」

幼馴染「遅いなぁ~、もしかして服を選んでるとかかなぁ?」

~マルハン~

男「はぁああぁぁあん??!んっだよこのクソ台!なんで1k2回転しか回らないんだよ釘締めすぎだろうがごるぁ!」

男「処女じゃねーんだぞ!何千回と知らねー人から金貰ってる非処女なんだろ?!」

男「だったら少しは緩くなれよクソビッチが!たまにしか緩まないとかおかしいだろ!」

~12時~

男「あーくそ!結局3万負けたわ死ねくそマルハンが」

男「あーあ、けどまぁ良いや、また幼馴染からたかればだいじょーぶ!」

男「HAHAHA!」

男「………あら?なんか忘れてる気がするが」

妹「あの…」

男「んおっ?!な、なんでございましょうか妹様!まさかパチンコ屋で会えるなんてわたくし、感涙物でございます!」

妹「……」

男「まさか私に会いに来てく

ドカバキベコッボコ

男「あがあぁぁあ!」

バキドコッベキッバキィイ

男「右腕があ"ぁ"あ"あ"!」

~繁華街~

妹「遅くなりました」

幼馴染「あっ……あぁぁあ!!」

男「……」ビクンビクン

妹「両腕は折れてますが足は折れてないので大丈夫です」

幼馴染「男?!だ、大丈夫!?」

男「だ、だいじょぶず…」

妹「ではでは、たっぷり楽しんで来てくださいね」スタスタ

幼馴染「……本当に大丈夫なの?」

男「が、頑張るよ…ちょっとだけドジな私でございますが」

幼馴染「う、うん…じゃあ行こっか」

男「うん……」

男「……(あーくそ、苛々する。なんで俺がATMとデートなんてしなきゃいけないんだよ)」

幼馴染「ねぇ、どこ行く?」

男「……!(そうだ、ちょっとストレス解消するか)」

男「なぁ、キスしないか?」

幼馴染「えっ?!」

男「なぁ、キスしようぜ」

幼馴染「……う、うん…」

男「目をつむってくださーい」

幼馴染「は、らい…」

男「ハイチュウキッズ!」メコッ

幼馴染「ぷふっ!」

男「美味いか?俺の肘は」

スタスタスタ

妹「……」

男「い、妹様!!」

妹「ちょっとこいや」

男「は、はい!是非っ!!」

スタスタスタ

「うぎゃぁあああぁぁああぁぁああ!!」

妹「……」ドサッ

男「……」ビクンビクン

幼馴染「あいたたた……って、あれ?妹ちゃん?」

妹「根元から行きましたから肘で云々はもう起きません。ではでは」スタスタ

幼馴染「??あの、大丈夫?」

男「は、はひ…大丈夫でございまふ…」

~カラオケ屋~

男「ウェルカムトゥウェルカムトゥウェルカムトゥマイハァアアァァアウス!」

男「がんばるにょー!ちょっとだけっ!ドジな私っでっも!!」

幼馴染「うまーい!」パチパチ

男「はぁはぁはぁっ、やっぱりデジキャラットは最高だぜ!さぁ!何点だ!」

デデドン

機械「53点、お前ジャイアンかよ」

男「んなぁああ!!!」

幼馴染「き、機械には男の美声が分からないんだよ」

男「……んな」

幼馴染「えっ?」

男「バカにすんなぁああぁぁああ!!」

ドコッバキッベコッ

幼馴染「い、痛いよー!」

男「スライディングスライディングスライディング!」ゲシゲシゲシ

ガチャ

妹「妹でございます」

男「はわぁああ!どうしたのですか妹様!まさか妹様の美声を私に拝ませてく

妹「ウェルカムトゥトイレ」

男「にょにょにょにょにょ」

バタン

「ふわぁああぁぁびぃいぃいいぃぃい!!」

ガチャ

妹「次は幼馴染さんが歌ってあげてください」ドサッ

男「うぼあ"ぁ"」

幼馴染「な、なんで妹ちゃんが?」

妹「それを聞いて貴方が何か得を?」

幼馴染「……」

妹「じゃあ頑張ってください」

バタン

~スタバ~

男「……」ズーン

幼馴染「だ、大丈夫なの?」

男「ははっ、猫の手も借りたいくらいだわ……くそ、お前のせいだぞ」

幼馴染「ご、ごめん…」

男「まぁいいんだけどさぁ……はぁ」チラ

子供「モンハンおもしれえぇ!」

大学生「ハンターランクに対してなんだよこの装備、モンハン舐めてんの?」

男「はぁ、モンハンやりたいなぁ」

幼馴染「……ごめんなさい」

男「気にするなって!ほら、なんか飲もうぜ」

幼馴染「えっ?!う、うん…」

妹「……(あれ、なんかやけに素直じゃんお兄ちゃんの奴)」

~服屋~

男「ん~」

幼馴染「?なに迷ってるの?それにそこ…女物しかないけど」

男「いや、どの服がお前に似合うかな~って思ってさ」

幼馴染「ええぇ!?」

男「ん?どうしたんだよいきなり」

幼馴染「えっ?い、いや…その」

男「デートしてるんだぞ?これくらい普通だろうが……すまんな、腕折れてるから手を握れなくて」

幼馴染「う、ううん!平気!」ギュッ

男「ぐわぁああぁぁあぁあ!!握れないっつってんだろうがぁああ!!」

幼馴染「あっ!ご、ごめん…」

男「ったく…おぉぉ痛い痛い」

妹「!?(な、何もしない…?どうして…)」

~映画館~

男「手が折れてるからポップコーンが食べれねぇ…」

幼馴染「ポップコーン美味しいね」ポリポリ

男「なんで2つ買ったんだよお前……あっ、始まるぞ」

幼馴染「ポップコーン美味しい」ポリポリ

周りの客「……(ポリポリポリポリうるせぇ)」

男「こうもん!だったけなこの映画」

幼馴染「うん、アニメ映画なんて乙なもんだよね~」ポリポリ

妹「……(おかしい、私がボコボコにし過ぎたからお兄ちゃんの頭のネジが吹き飛んじゃったの…?)」

男「ふわぁあああ、もう夕方なんだなぁ」

幼馴染「うん、けどちょっと残念かなぁ」

男「俺ともうじきサヨナラしなきゃならないからか?」

幼馴染「………うん、そだよ」

男「なぁに、明日でもまたどっか行こうや」

幼馴染「私達ニートだもんね!」

男「ニートかぁ……20超えてニートはなぁ、そろそろ仕事探さないとな」

幼馴染「えっ…?」

男「お前だって彼氏がニートだったら嫌だろ?なら早く職に就かなきゃなって思ってよ」

幼馴染「が、頑張れ!頑張れ頑張れ頑張れ!」

男「お、おう…変なプレッシャー与えんなよ」

妹「……(ヤバイヤバイヤバイよ、お兄ちゃん壊れちゃってるじゃん!)」

男「……じゃあ、そろそろ」

幼馴染「うん…そだね」

男「ばっか、そんな悲しそうな顔すんなよ」

幼馴染「だってぇ…」

男「……じゃっ、帰ったら連絡すっからな」

幼馴染「う、うん!またね!」タッタッタ

男「……」

妹「おにおにお兄ちゃん!!」

男「ん?たんだお前、まだ居たのか」

妹「お、お前ぇ!??」

男「は?名前で呼んで欲しかったのか?」

妹「い、いや…そうじゃないけど」

男「変な奴……ほら、帰るぞ」

~男の部屋~

妹「……」

男「なんで部屋に入ってくるんだよ気持ち悪い……片付けの邪魔だから出てってくれよ」

妹「ふんっ!」バッ

男「……なにしてんだお前?」

妹「!!(私のパンツ見せにこの反応?!)」

男「あっ、ほら、お前の小学校の卒業アルバム。悪いな、気でも狂ってたのかお前の写真でオナニーしてたわ」

妹「………お兄ちゃん、こっち向いて?」

男「ん?なん ドカバキベコッボコ

男「……」ピクピク

妹「な、治ったかな?」

男「いってえぇ…おまっ、なにすんだよ…」

妹「治ってない…」

男「は、はぁ?意味わかんねー事言うなっての……あぁ、くっそ、いてぇ」

妹「……お兄ちゃ~ん」

男「だからなん ベキッドボォバキッ

男「……」ピクピク

妹「今度こそ!」

男「お前…い、いい加減にしないといくら妹だからって容赦しないぞ」

妹「な、なんでぇ?!」

男「うぐぅ……腕折れてんだからな…いってぇ」

妹「いつもみたいに妹様は?!え?え!?なんでー?!」

男「お前、大丈夫か?」

妹「……うわぁああぁあ!」

ドカバキベコッボコ

男「か、かぺぺ…」ピクピク

妹「り、リピートアフターミー!妹様!」

男「だ、だからふざ バキィイィ‼

妹「リピートアフターミー!!妹様!」

男「ぐっふぅ……て、てめ メコリメコリィ‼

妹「り、リピートアフターミー!」

男「いい加減にし ドカバキベコッボコ

妹「はぁっはぁっはぁ……」

男「……はっ!!い、妹様!?な、なぜ私のお部屋に!?ま、まさか私とセックス!!」

妹「よかった、治った」

男「妹様ぁぁああぁぁああ!!」

妹「うんうん、やっぱお兄ちゃんはこうでなくちゃね」

妹「幼馴染さんは確かに可哀想だよ」

妹「けどなんでだろうね、急に幼馴染さんに優しくしだすお兄ちゃんを見てるとね」

妹「なんかね、おかしいかな~ってね……なんでだろうね、別にお兄ちゃんの事が好きとかじゃないんだけど」

男「妹様!それだけはぁあ!その卒業アルバムだけはぁあぁぁああ!」

妹「没収」

男「はぁああぁぁああぁぁあん!!」

妹「……んふ」ゾクゾクゾク

妹「あ~、これだ。この背徳感ってやつ?これが堪らなくいいんだ」

妹「幼馴染さんごめんなさい。やっぱりお兄ちゃんは渡せそうにないです」

男「がえじでえぇぇえ!お願いじま"ずぅ"う'"う!!」

~翌朝~

妹「おはよ~」

男「ん?あぁおはよ。ご飯できてるぞ」

母「朝ごはんは一日の始まりだからちゃんと食べるのよ~」

妹「うん、いただき……はぁ!?」

男「ぶふっ!!み、耳元で大声出すなよ…味噌汁ぶちまけちまったじゃねーか」

妹「いやいやいや、はぁああ!??お兄ちゃんどうしたの!?」

男「それはこっちのセリ

妹「ちょ、ちょっと来て!」グイッ

「な、なにすんだよ!おい!なんでトイレなんかに

ドカバキベコッボコ

「うぎぃやぁあああぁぁああ!!」

妹「どう?」

男「妹様の作ってくださったお味噌!美味しゅうございます!」

母「あらあら、作ったのは私なのにな~」

妹「うんうん、よろしい」

男「お母様!食器を洗わせてくださいませ!」

母「あらあら、頼んでも良いのかしら」

男「はい!お任せくださ ガッ

ズベー

母「あらあらぁ、両腕折れてるのに無理して歩こうとするから転んじゃった」

男「う、うぅ……ごめん母さん、ちょっと食器洗い出来そうにないや」

妹「んなぁあんでえぇぇえ!!」

~男の部屋~

男「おい、なんで俺をベッドに貼り付けてんだよ…騎乗位の練習なら他でやってくれよ」

妹「ホイミ!」バキッ

男「はぶっ?!」

妹「……やったか?」

男「さ、さっきからなんなんだよお前…俺はお前のサンドバッグじゃ

妹「ケアル!!」バキィイィ

男「ぶふっ……だ、だからいい加減に

妹「ヒール!!!」バキャッ

男「いっでぇえ"ぇ"!折れてるから尚更いでえ"ぇ"え"!」

妹「治れ治れ治れ治れ」

妹「治れえぇぇえぇえぇ!」ドカバキベコッボコ

男「……」ピクピク

妹「お兄ちゃん、お兄ちゃん」

男「だから…なん、だよ…」

妹「嘘……」

男「気が済んだなら早く縄を解いてくれよ…」

妹「嘘だ……」スルスル

男「あ~、やっと解放された……あいたたた、死ぬかと思った」

妹「お兄ちゃんが居なくなっちゃった…」フラフラ

男「……そのお兄ちゃんとやらに会わせてやろうか?」

妹「!!?う、うん!早く会わせ バキィイィ

妹「ぷはっ!!」

男「バーカ、目の前に居るだろうが」

妹「い、痛いよ…蹴らなくてもいいじゃん……うぅ…っぐ…」

男「いくら妹だからってな、あんなにボコボコにされたんじゃ足の一発くらい出るわボケナス」

男「……あっ、そういや幼馴染に連絡するの忘れてた」

妹「ううぅ…お兄ちゃんが壊れちゃったよぉ…」

男「あ~、おい、さっきのは謝るから携帯取ってくれよ。幼馴染に電話したいから」

妹「……」スッ

男「そうそう、ありが

妹「ふんすっ!」ポーイ

男「!?馬鹿!なに外に投げてんだよ!」

妹「知らないよ!!」

男「はぁ?!なんできれてんだよ!」

妹「お兄ちゃんが壊れるなら私だって壊れるから!!」

男「は、はぁ?なにいってんだお前」

妹「うるさいうるさいうるさい!元に戻らないなら今のお兄ちゃんを下僕にすれば良いだけだもん!また妹様って言わせてやるもん!」

男「……キチガイ乙」

妹「うるさいうるさい黙れ!黙れ黙れ黙れ!!」

男「精神科連れてってやろうか?確か近くにあっただろ」

妹「………」ブンッ!

男「おうわっ?!な、なにすんだよ急に!殴り掛かってくんなよ!」

妹「避けないでよ!」

男「……やっぱ精神科行った方がいいぞお前」

妹「行くのはお兄ちゃんだよ!だってお兄ちゃん、異常だもん!」

男「こんな妹は放置安定だな……さてと、そろそろ行くかな」

妹「行くって…ど、どこに?」

男「ハロワ」

妹「!?!!???!」

男「やっぱり働かないとな、今まで散々幼馴染に迷惑掛けてきたんだし」

妹「お兄ちゃんが働く…?」

男「おう、頑張るよ。不器用でドジかもしれないけどそれでも頑張る」

妹「ぁ、ぁ…」

男「まぁ両腕骨折してるからなぁ……うんしょ」ギチギチギチ

妹「な、なにしてるの?」

男「ん~?腕が折れてるから…折れた反対の方向に……んっ!」ゴキンッ‼

男「……よし、完治!」

妹「!!」

男「次は左腕……おらっ!」ゴニュ

男「……うん、両腕復活!じゃあいってくるわ!」バタン

妹「……嘘だ」

妹「嘘だ嘘だ嘘だ……こんなのお兄ちゃんじゃない、真面目なお兄ちゃんなんてカレールーが無いカレーだよ」

妹「こうなったら自転車でぶつかってお兄ちゃんを半身不随にしてやる!」キコキコキコ

男「ウェルカムトゥウェルカムトゥ~」スタスタ

妹「お兄ちゃぁああぁぁあぁああぁあん!」キコキコキコキコキコ

男「ん?おわっ!」

妹「死ぃいぃぃいねぇえぇええ!!」

男「あぶなっ!」ヒラリ

妹「あーもうくそ!避けられ

男「!!妹!」

妹「はぁ?目の前に信号なんてありませんからご安心くだ

男「マンホールの蓋が空いてる!!」

妹「はい?」ガチャン

ヒュウゥゥウウゥゥ

「いやぁああぁぁあああぁぁあ……だべら"っ!!」ブチャ

男「……はっ?!きゅ、救急車!救急車呼ばないと!」

「うぅ…ぅ……ぅ…」

男「ま、待ってろよ!今救急車呼んでるからな!」

男「!救急車です?!妹がマンホールに落ちたんです!なるべく遠回りして来てください!はい、よろしくお願いします!」

男「……大丈夫かー!!」

「た、けて…すけ……たすけ…って」

男「今そっちに行くからな!」

「…お兄ちゃんなんて……死んじゃえばいいんだよ…」

男「俺は死なないから、今は自分の心配をしろよ!首が変な方向に曲がってるぞ!」

妹「ぁ……ほんとだ…」

男「早く掴まれ!ほら、登るぞ!」

妹「うぅぅ……」ピクピク

男「マズイ、首もそうだが腹から骨が飛び出てやがる…」

妹「けほっ!けほけほ!」ブシャー

男「咳き込むな!骨が飛び出てるんだぞ!待ってろよ、今助けてやる!」

男「骨が飛び出てるなら……押し込めば」グググ

妹「っっ!ぎゃぁああぁぁああ!!」

男「我慢しろ!」グググ

妹「痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」

男「……よし!骨が身体の中に戻ったぞ」

男「次は首だな!」メキメキメキ

妹「ぐぎやぁあああぁぁああ!」

男「静かにし………ろっ!」ゴニュ‼

妹「ひゃん!」

男「……完治!次は止血だけど…めんどくさいからスルー!」

妹「ううう、死ぬかと思った」

男「全く、心配掛けやがって」

妹「お兄ちゃんが悪いんだからね……」

男「はいはいそうですね……あっ!!」

妹「?どうしたのお兄ちゃん」

男「整体師やれば良いんだ」

妹「え?」

男「だってそうだろ?こんな簡単に骨折治せたり出来るんだぞ?これって才能なんかじゃないのかな」

妹「……」

男「よし!そうと決まったら近くの整骨院に行くぞ!」タッタッタ

妹「あっ!待ってよおにちゃ……あーあ、いっちゃった」

~整骨院~

女「……はい?」

男「だから!僕は骨折や骨のズレを瞬時に完治する事が出来るんです!」

女「はぁ…じゃあやってみてください」

男「腕借ります……ねっ!」ボキン

女「ひぐっ!」

男「治します!」ゴリン

女「ひゃっ!」

男「……どうです?」

女「凄いですね……けど不採用です」

男「ワッツ?!」

女「君、中卒でしょ」

~マルハン~

店長「ウチ、大卒からしか雇わないから」

男「……」

~ゲーセン~

店長「中卒でしかも茶髪……ねーよ」

男「はは…」

~コンビニ~

店長「出れる時間が朝の8時から9時まで……舐めてるの?」

男「……」

~ホストクラブ~

店長「カッコ良く無いから無理だね、しかも君、酒飲めないのかふざけてんでしょ」

男「あばばばばば」

~公園~

男「……」ズーン

男「働けない……中卒じゃどこも雇ってくれない…あっは」

男「あひゃひゃひゃ…」

男「あーっはっはっはっはっはっ!!あはははははは!!」

男「砂場で遊んじゃうぞー!!」タッタッタ

男「あっ!」ガッ

ズザー

幼馴染「……あれ?男だ……よ、よし、声掛けてみよっと!」

男「……」ピクピク

幼馴染「おーい!こんな時間に公園でなにしてんのー?」

男「ん、うーん…」

幼馴染「だ、大丈夫?顔が砂まみれだけど」

男「……あぁ、ATMか」

幼馴染「えっ…?」

男「えっ?!わ、悪い…どうしたんだ幼馴染」

幼馴染「あ、あの…」

男「んだよ、金出せよ」

幼馴染「あ、うん…」

男「!?いやいや、金なんて要らないから!」

幼馴染「……ど、どっちなの?」

男「分からない…わかんねぇ……あれ?はぁ?」

男「妹…さ、ま…??なんであいつをそんな呼び方で……ATM?んだよそれ…」

男「あっう…」

幼馴染「大丈夫?本当に大丈夫なの?」

男「さ、触るな!」バシッ

幼馴染「きゃっ!ご、ごめん」

男「えっ?!わ、悪い……うぅ、吐き気と便意と頭痛が…」

男「うぅう……おっ」

男「おぅおぇえぇぇえ!!」オロロロロ

幼馴染「だ、大丈夫!?」

男「ぅっ、んぁああぁぁあ!」ビチビチビチビチ

幼馴染「はわわわわ!は、早くそこトイレに

男「頭がぁあ"ぁぁあ"!!」

幼馴染「あわわわ、ど、どうすれば良いんだろ」

男「お"ぅ"えぇぇえ!」オロロロロ

男「尻が焼けるぅ"がぁああ!」ブピー‼‼ビチビチビチビチ

男「頭が割れそうだぁあああぁぁあ!!」

幼馴染「と、とにかく病院に!」

男「ATMは黙って……お、お前は何も心配しなくっ……ぅがぁあ!」

男「妹様妹様妹様妹様妹様妹様ぁああぁぁああぁぁあ!!」

男「ATMATMATMATM金出せやぁああぁぁああ!!」

幼馴染「はわわ」

男「あぅうぅがぁあああぁぁあ!!!!」

男「………」

幼馴染「あっ、収まった……だ、大丈夫?」

男「……ひひひ」ドサッ

幼馴染「!?」

~精神科~

先生「で、私のところに来たと」

幼馴染「は、はい…どこに連れて行けばいいか分からなかったので」

先生「いえ、ここに来て正解です。病院に連れて行ったところで話すら聞いてくれないでしょうからね」

幼馴染「あの、それで男は」

先生「簡単にいうと多重人格ですね」

幼馴染「はぁ……」

先生「貴方の話ですと、今まで都合のいい財布に使われて居たのに突然優しくされたのですよね?」

幼馴染「はい、すっごく優しくなりました」

先生「ふむ、きっと何かしらの衝撃を受けて前の、元の人格を失ってしまわれたのだと思います」

幼馴染「ふむふむ」

先生「原因は不明ですが、とにかく事は一刻を争います」

幼馴染「??」

先生「早い話が、何方かの人格を彼に移さなければ死にますよと言う話です」

幼馴染「わーお」

先生「しかし、何方の人格を彼に移せば良いのでしょうか…」

幼馴染「優しい方一択」

先生「それは貴方の都合でしょ?本当なら彼に聞きたいのですが……それも無理な話」

先生「どうすれば…」

幼馴染「だから私に優しい方で」

先生「我儘を言ってはいけません。これは彼の家族を呼んで決めた方が良いと思います」

幼馴染「男……」

男「……」シーン

妹「前の方で」

幼馴染「!?」

妹「当たり前です。だってあれが本当のお兄ちゃんなので」

幼馴染「私達の恋…応援してくれるって」

妹「何時迄も甘えた考えを持たないでください」

幼馴染「!!」

母「あらあら、喧嘩はダメよ~」

先生「えーっと、何方の人格を彼に与えれば良いのでしょうか」

幼馴染「やさ

妹「私の事を様呼びする方で」

幼馴染「ううぅ」

先生「分かりました……では彼を呼び起こしますね」

妹「あの、先生?」

先生「はい?」

妹「えっと……その右手に持ってるのは」

先生「ディルドですが?」

妹「……いや、なんでもないです」

先生「そうですか……よいしょ」

ズボォ‼

男「んまぁああぁぁああぁぁああ!!!」

母「あらあら飛び上がっちゃって、可愛いわね~」

男「お、俺は……」

幼馴染「……男?」

男「ん?どうしたんだよ」

妹「お兄ちゃん、私の名前を言ってみてよ」

男「……いや、誰だよアンタ」

妹「?!」

幼馴染「あ、あれ…?」

男「いや、アンタも誰だよ」

母「あらあら、もしかしてサラサーティなのかしら」

男「お母さんじゃん、どうしたの?」

妹「!??!」

男「いや、だから誰だよアンタ」

先生「あの、これはいったいどういう事ですか?」

母「あらあらうふふ」

妹「なにか知ってるんだよね?!このお兄ちゃんの人格はなんなの!?」

幼馴染「私、気になります」

母「うふふ、じゃあ話してあげる」

母「これはきっと妹ちゃんが産まれる前の人格ね」

妹「……はい?」

男「あれ?母さん、確かお腹大きかったよね?」

母「妹ちゃんには話してたわよね?貴女が産まれる数日前にお父さんが死んでしまった事」

妹「う、うん…」

母「男くんはね、貴女が産まれる前、お父さんに虐待を受けててね?なんで女の子じゃないんだ、どうして男の子に産まれてきたんだって…」

母「それはもう毎日毎日死ぬ手前までボコボコにされてね。お母さん、お父さんが怖くて止められなかったの」

先生「……ハイチュウ食べます?」

幼馴染「あっ、ありがとうございます」

母「それでね?妹ちゃんを身ごもった時からお父さん、妹ちゃんを大切にしないと殺してやるって男くんに言い聞かせてね?」

妹「もしかして、私の事を妹様とか言ってたのは」

母「お父さんの調教の成果かしら」

母「それで、妹ちゃんが産まれるまで……って言ってもお父さんが死ぬ前までなんだけど」

母「男くん、いつの間にか壊れちゃって……肉体的にも精神的にもボロボロなのに、お父さんが死んだから余計に答えちゃったらしくて」

先生「ハイチュウはぶどう味ですよね」

幼馴染「いちごでしょ」

男「いいや夕張メロン味だな」

妹「……もしかして、幼馴染さんに酷いのって」

母「貴女以外の女の子はただの道具としてしか思えないのも無理は無いわ。だってお父さんからは妹ちゃんを幸せにしないと殺すぞと毎日の虐待」

母「私は見てるだけで助けない女……妹ちゃん以外の女=自分を助けてくれない非情な人間、だからなのかしらね」

母「貴女以外の女の子が憎くて堪らなくなっちゃったのね……けどこんな私でも男くんは母親として見てくれていたみたいなの」

妹「だからお母様って言ってたんだ、なるほど」

妹「え~っと、つまり私は妹として見られて無いんだ」

母「まぁね~♪」

妹「……じゃ、じゃあ私が今からお兄ちゃんを変えれば!」

母「無理ね~♪下手に手を出したら逆にボコボコにされちゃうと思うわよ~」

妹「そ、そんな…」

先生「ポテトチップスは海苔が最高でしょう」

幼馴染「どう考えてもコンソメです」

男「なんだかんだでうす塩が一番なんだよ、分かってねーな二人とも」

母「まぁ一緒に生活していれば貴女を妹として認知する可能性も十分に考えられるから頑張りなさい」

妹「う、うん…」

幼馴染「あ、あの!私からも一つ良いですか?」

母「あら、なにかしら」

幼馴染「カラオケに行くたびに男はデジキャラットのWelcome!を歌ってたんですけどアレには何か理由があるんですか?」

母「あぁ、あれはお父さんがぷちこの熱狂的なファンだっただけよ~。毎日男くんが寝る時に男くんにイヤホン付けて起きるまで聞かせてたからかしら」

妹「軽い拷問じゃん…」

先生「馬鹿な!先ほどポテトチップスはうす塩が一番だと言ってたではありませんか!」

男「プリングルスをポテトチップスと一緒にするんじゃねーよ、プリングルスはサワーオニオン一択」

先生「馬鹿な!プリングルスこそ塩が最高なんじゃありませんか!」

男「分かってねーな」

幼馴染「え~っと、ちなみにデジキャラットってなんなんですか?」

母「あらあら~……そんなんも知らねーのかよ」

幼馴染「?!」

幼馴染「いや、アニメとは聞いてたんですけど…」

母「もしかして、GAも知らないのかしら」

幼馴染「ジーエー?芸術科アートデザインクラスですか?」

母「死ね」

幼馴染「!!?」

母「ギャラクシーエンジェルだろうがボケナスが」

先生「なん…だと…?」

男「スーパーカップは抹茶こそ至高」

先生「馬鹿な!あれはクッキーが最高傑作でしょう!?」

男「あんなハーゲンダッツの完全下位互換のどこが良いんだよ貧乏人乙」

先生「君は間違っている!あの安さであの量なんだぞ?!」

男「しつこいんだよスーパーカップって、完食する前に胃が受け付けなくなるわ」

先生「ぐぬにぎぎ」

母「暇な時にウチに来ると良いわよ~、1話から見せてあげるから」

幼馴染「けどギャラクシーエンジェル?とデジキャラットって昔のアニメなんですよね?」

母「……あらぁ、それは聞き捨てならない台詞ねぇ」

先生「タケノコです!あのサクサクしたビスケットが美味しいじゃないですか!」

男「味覚障害乙、あれ食べるくらいならビスケット食べるわ。チョコと完璧にマッチしてるキノコこそ至高」

先生「あんな不味いビスケット食べるくらいなら板チョコ買って食べます」

男「……なんだって?」

先生「えぇ何度でも言いますよ!あんな不味いビスケット食べるくらいなら板チョコを買って食べますね!」

男「おめぇ、言って良い事と悪い事が有るだろうがよおいぃ」

幼馴染「古いアニメ見るのは嫌です、絵が古臭いですし」

母「あらあらうふふふふ……」

妹「あのさ、お兄ちゃんをどうするかそろそろ決めようよ」

先生「やはりあなたはおかしいですね、カップヌードルはシーフード一択です」

男「いいやカップヌードルは醤油だこれだけは譲れねぇ」

先生「カレーならまだ頷けますが醤油とは……可哀想ですね」

男「シーフードは中盤から終盤に掛けて一気に食欲を失せさせるあの独特のスープ、カレーはスープまで飲もうとは思わせない微妙な味!つまり麺からスープまで食べれる醤油が一番なんだよ!」

妹「……どうしよう、早くお兄ちゃんをここから出さないと」

母「昔のアニメを作り直して散々だったアニメだってあるのよぉ?」

幼馴染「……た、単行本の売り上げは当時より上がってます」

母「あらあらうふふ、言い訳が見苦しいわよ~」

先生「そうですか……分かりました、ここで話し合っても埒が明かないので外に出ましょうか」

男「あぁ、それであなたに教えてあげますよ……」

男「ラブプラスのヒロインは凛子だと言う事をね…」

先生「ははっ、笑わせないでください。ヒロインは寧々さんだけです。IKKOがヒロイン?」

男「!!殺す!殺してやる!」

妹「あっ、やっと出るんだ」

妹「……(けど、どうやって私をお兄ちゃんの妹だという事を証明させれば良いんだろ)」

~河川敷~

男「………ここ」

妹「?どうしたのお兄ちゃん」

男「よく、お父さんに連れてこられてたんだ……水面に顔を近づけて見ろと言われ近づけたら顔を押し付けられて溺れる寸前に顔をあげられまた水の中に…」

母「……」

幼馴染「あの…虐待ってそんなに酷かったんですか?死ぬ寸前までボコボコにって少し盛って話してるのかと思ってたんですけど」

母「あらあら、ここではね?通行者が少ないからお父さんの仕事帰りに連れてこられてサッカーボールの代わりにされてたのよ」

幼馴染「さっ、サッカーボール…」

母「身体中に痣を作って帰ってきたけど、私の前では泣かなかったの……ほんと、どうして私は何もしてあげられなかったんだろって今でも思い返すの」

先生「……」プカプカ

~公園~

男「……懐かしいな」

幼馴染「あの、ここでは」

母「砂場でね?お父さんが男くんにドロ団子を無理やり食べさせてたのよ」

幼馴染「ひ、酷い…」

母「言ったでしょ?妹の言う事は絶対になるように叩き込まれてたって……もし妹がドロ団子を作って食べるのを拒めば妹が悲しむだろうが、だから今からでも慣れておけよってね…」

幼馴染「……あの、もう一度先生に頼んで人格を入れ替えてもらったほうがいいんじゃないんでしょうか…」

幼馴染「私がじゃなくて、男の為にも私に優しくしてくれてた人格なら!あの人格ならお父さんとの記憶も無いから!だから…」

母「先生ならさっきドザエモンになってたわよ~?」

幼馴染「そうですね…」

妹「お兄ちゃん?」

男「さっきからお兄ちゃんお兄ちゃんうるさいよ?それ以上言うと幾ら知らない人だからって殴るぞ」

~墓場~

男「……」

幼馴染「ここは、墓場ですよね」

母「えぇ、男ちゃんの目の前に有るのがお父さんのお墓よ」

男「お父様、貴方に教え込まれた通り、妹を必ず幸せにするよ……けど、何故か膨らんでいた筈のお腹は凹んでたんだ」

妹「!!(チャンスきたぁあああ!これで私がお兄ちゃんの妹だと言う事を信じて貰えれば!)」

妹「お兄ちゃん!わた バキィイ

妹「びゃーぶ!」

男「お前、いい加減にしろよ…俺の事をお兄ちゃんと呼んで良いのは妹だけだ」

妹「いや、だから私が……た、助けて」

母「あらあらうふふ」

男「お母さん、どうしてお腹が凹んでいるのですか?妹は、妹はどこに…」

母「居るわよ」

男「!?ど、どこにですか!どこに妹が!」

妹「だから私がそうな

母「私が貴方の妹よ」

幼馴染「!!?」

妹「はぁ?!な、なにいってるのおか

男「お母さんが妹……お母様が妹様…妹様=お母様……妹様:お母様…?うぅ、あ、頭が」

母「そうよ、それで良いの。苦しみなさい、たくさんたくさん苦しみなさい」

妹「どうしてそんな事するの?!お兄ちゃんまた壊れちゃうじゃん!」

男「妹様はお母様、つまりお母さんがお母様で妹様は妹?いや、妹様が妹様ならお母様はお母様……では何故お母様=妹様なんだ…うぐっ、は、吐き気と猛烈な便意が…」

幼馴染「ゲロ袋ならあるけど…」

男「妹がお母さん?お母さんはお母様じゃなくて妹様が妹?な、なんなんだこれは…お母様妹様?妹様お母様……シスターマザー?ううぅ」

男「ぐっうぅ、な、なんでこんな時にゲームの事が……しかもなんだこれ、お、俺はGBしかやったことがないのにっひぃいやぁあああ!!」

男「そんなエロゲーやったこと有る気がぁああ!なぜだああぁあ!!」

妹「わわっ!お兄ちゃんが発狂しちゃった!」

男「なんで俺は知ってるんだ?!なんで俺は知らないことを知ってるんだ!!知らない筈なのに知ってる、知ってるはずなのに知らないなんて!!」

母「あら~、じゃあそろそろ最終段階ね。幼馴染ちゃん?あの墓石を蹴り飛ばしてくれないかしら?」

幼馴染「えっ?!け、けど私、そんな力」

母「やる前から諦めたら何も出来ないわよ?ファイト」

幼馴染「は、はい……えい!」ゴキッ

母「まぁ墓石を本気で蹴ったらそうなるわよね~、捻挫?骨折?」

幼馴染「骨折です……痛い」

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年06月26日 (木) 22:36:28   ID: VHfPjfSx

意味が分からん…駄作が…

2 :  SS好きの774さん   2015年01月18日 (日) 08:22:41   ID: 5araGWAS

結局は母も夫と同じくのDVD野郎って事だな。そりゃそうだ、それで夫婦とうしとるからな、血は争えん。









となるはずが、あらやだ純愛

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