兄「いつもと違ったけど、まぁ美味かった」 妹「本当!?」(706)

兄「な、なんで妹が反応するんだよ」

妹「べ、別にいいでしょ、そんなことは!」

兄「そうだけど・・母さん、できれば明日もこれにしてくれよ」

妹「・・・・・!さ、さっさと上行けこのキモ兄!」

兄「なんだよ・・・わかったよはぁ」

妹「・・・・」

母「あらあら、よかったわね」

妹「お、お母さん!!!」

母「私だってあの子のために、頑張ってるつもりだったのになぁ…あーあ」

父「寂しいのかい」

母「貴方…」

以下熟年夫婦スレ

母「ふふ、慰めてくれるの?」

父「君の悲しむ顔なんて見たくない」

母「ありがとう。
…私ってダメな親ね。
本当なら料理をするようになった妹の成長を喜ぶべきなんでしょうけど。
なんだか兄も、妹も急に離れていってしまうような気がして、ね」

父「…君には僕がいるさ。たとえ子供達が巣立っていこうともね」

母「貴方…」

妹「うっ…うるさいよお母さん!」

母「お兄ちゃんたら美味しそうに食べてくれたじゃない」

妹「そ…そりゃああたしが頑張って作ってみてあげたんだし…」

母「そうよねえ~あれだけ台所を汚してまで頑張ってたものね」ニヤニヤ

妹「うっ…うるさいよお母さん!ごちそうさま!あたしお風呂入るから!」

母「あらあらお年頃ねえ」


保守

お風呂

妹「お母さんたら余計な事ばっかり言うし…大体別にキモ兄のために練習したんじゃないし…将来のあたしのために作ってみただけで…」

妹「でもキモ兄のくせに美味かったなんて…えへへ」

妹「あっ!でもキモ兄の奴あたしが作ってあげたのに気付いてない…」

妹「…でも『明日もこれにしてくれ』なんて言ってたし明日もしょうがないから作ってあげようかなぁ?」ブクブク


━━━━━━━━━━━
居間

兄「妹のやつ風呂長いなぁ…母さん声かけてみてくれない?」

母「それくらい自分でしなさい」ニヤニヤ

兄「はぁ…」



保守

妹「大体キモ兄はいつもそう!あたしがちょっと甘えてたとしても何もしてこないし…」

妹「あー思い出したらイライラしてきた…あのバカアホまぬけ唐変木とんちんかん鈍感朴念仁キモ兄…」

妹「はぁ…なんであんなやつ好きなんだろ…」ブクブク

コンコン

兄「妹~…?お風呂上がったか?」

妹「おっ…お兄ちゃん!?」

兄「早く上がってくれよ~母さんも俺も入りたいんだし」

妹「わかってるわよキモ兄!さっさと出てって!じゃないと上がれないでしょ!」

兄「はいはい」

━━━━━━━━━━━
妹「今の聞こえちゃったかな…?」

妹「『お兄ちゃん』かぁ…」


保守

妹「はーのぼせちゃった…お母さーん上がったよー」

母「今洗い物してるからお兄ちゃんに先に入ってもらって~」

妹「わかったけど…なっなんで笑うの!?」

母「何でもないわ~」ニヤニヤ

━━━━━━━━━━━
コンコン

妹「キモ兄!」

ガチャ

兄「ん?どうした?」

妹「どうしたじゃない!お風呂!お母さん後から入るらしいからさっさと入りなさい!」

兄「はいはいわかったよ~…ん?お前顔赤いぞ?のぼせたのか?長風呂するから…」

妹「わっ…私の事はいいから早くお風呂場に行く!」

兄「わかったって」

妹「なんでそういう細かい事は気が付くのに関心のところは…お兄ちゃんのバカ…」

兄「いい湯ですのぉ…極楽ですのぉ…」

兄「そういや今日の妹機嫌よかったり悪かったり…うーむ…なんかあったのか?」

━━━━━━━━━━━
妹「キモ兄ったら部屋開けっ放し…」

キョロキョロ

妹「まだお風呂よね…ちょっとくらい…大体部屋を開けっ放しにするキモ兄が悪いのよ…あたしは泥棒とか入らないかチェックしてあげるだけなんだから…」

━━━━━━━━━━━
兄「ふぅーさっぱりした!母さん上がったよ」

兄「さぁて課題でも終わらせようか…って部屋開けっ放しにしてたな…」

兄「ん…妹?」

妹「あれっ?前はここにえっちな本があったはず…」

妹「これだけ汚いと探すのも大変ね…ってあたしはそんな事しにきたんじゃなくて…」

兄「何やってんの?」

妹「きゃああああああ!?なんで入ってきてるの!」

兄「え?ここ俺の部屋…」

妹「うるさいうるさいうるさーい」

兄「…なんなんだ?」

兄「ちょとまてって、落ち着けって」
妹「うるさい!変身!」(デーデデーデデ、デーデデー)
兄「お前なにものだ!?」
妹「通りすがりの妹だ!覚えておけ!」
(アタックライド、インビジボー)
兄「きえた・・・」

妹「だっ…大体部屋のドアを開けてお風呂に行くってどういう事!?泥棒とか入るかもしれないじゃない!」

兄「いや…窓は鍵かかってるし…部屋のドアから泥棒は入ってこないんじゃ」

妹「うぅ…何よ!あたしが泥棒とでも言いたいの!?」

兄「いやそんな事は言ってないけど…」

妹「キモ兄のくせに!キモ兄のくせに!」

兄「はいはい…まぁ何してたのか知らないけど俺課題があるからさ」

妹「ふっ…ふん!出ていくわよ!こんな散らかってる部屋!」

兄「いや…俺が風呂行く前より荒れてるんだが…」

妹「うるさいうるさいうるさーい!」

妹「もともとこれくらい散らかってたわよ!部屋くらい片付けられないの!?」

兄「誰かが入るわけでもないし自分の物がどこにあるかわかればいいんだよ…って課題が見当たらないじゃないか…」

妹「ふんっ…罰が当たったのよ!」

兄「何の罰だよ?」

妹「鈍感すぎる罰よ!」

兄「鈍感?俺のどこがだよ?」

妹「キモ兄は鈍感なの!そんでもってバカなの!」

兄「そりゃひどい…まぁ片付けるから部屋出てってくれよ」

妹「言われなくても出てくよーだ!」

バタン

兄「なんだあいつ…本当に今日の妹はわからん」
兄「さて…片付けますか…って本棚の本が全部取り出されてる…はぁこりゃ面倒だな」

━━━━━━━━━━━
妹「うー…キモ兄怒ったかな?謝っておいた方がいいかな…?」

妹「でもキモ兄だって落ち度がないわけじゃないし…でも勝手に入っちゃたのは…やっぱり謝らなきゃだよね…」

兄「よーしあらかた片付いたな」

コンコン

兄「ん?どーぞー」

ガチャ

兄「妹か…今度は何だ?忘れ物でもしたか?」

妹「…ゴメン」

兄「え?あぁ…すぐ片付いたから別にいいって」
妹「でも…あたしだったら部屋に勝手に入られたら嫌だし…」

兄「意外に早く片付いたから気にすんなって」

妹「でも…ゴメン」

兄「お前は優しい子だなぁ」ナデナデ

カアァ

妹「なっ…撫でるな!あっ…あたしがちょっと下手に出ればそうやっていやらしいことする!」

兄「いやらしい事って…ちょっと頭を撫でただけ…」

妹「やっぱりキモ兄だ!変態!バカ!ロリコン!」

兄「はぁ…さっきまでのしおらしく可愛い妹はどこにいったのやら…」

カアァ

妹「かっ…かっ…可愛い!?」

兄「さっきまでのだけどな」

妹「キモ兄があたしを可愛いだなんてでもバカキモ兄の言う事だし」ブツブツ

兄「?おーい妹ー?」

妹「けど今までそんな事言わなかったしでもえへへ」ブツブツ

兄「どうした妹?何を言ってるのかよく聞こえないんだが」

妹「えっ?」

カアァ

妹「うっ…うるさいうるさいうるさーい!お兄ちゃんには関係ないの!あっ…あたし寝るから!おやすみ!」

兄「お…おぅおやすみ」
兄「なん…だったんだ?」

妹「お兄ちゃんが可愛いって…えへへ」ニヤニヤ

母「あら妹ちゃん何だか嬉しそうね」

妹「あっお母さん」

母「上で騒いでたみたいだけど何してたの?」

妹「なっなんでもないよ!」

母「ふぅん」ニヤニヤ

妹「そっそうだ!明日もあたしがご飯作ってあげるから!」

母「私にじゃなくて兄にでしょ?」ニヤニヤ

妹「ちっ…違うよ!お兄ちゃんにはしょうがないからついでに作ってあげるだけ!」

母「お兄ちゃんねぇ」ニヤニヤ

妹「あっ…あたし明日早いんだった!おやすみ!」

母「若いっていいわねぇ」

チュンチュン

妹「うーん…良く眠れたぁ…」

妹「さてご飯食べて学校の準備しなきゃ…」

━━━━━━━━━━━

妹「お母さんおはよう!朝ごはんは?」

母「おはよう~あら?今日は珍しく早起きね」

妹「ん~気のせいだよ」
母「じゃあ妹ちゃんに一つお願い。兄を起こしてきてくれる?」

妹「ええっ?キモ兄起きてないの?いつもあたしより早起きなのに…」

母「そうなのよ~兄が妹ちゃんより遅いなんて珍しいのよねぇ」

妹「おっ…お母さんが起こしにいきなよ!」

母「私今牛乳よそってて手が離せないのよ」

妹「そんなのすぐおわる…」

母「起こしてきてくれないと妹ちゃんの朝ごはん無しね」

妹「うぅ…わかったわよ~…」

コンコン

妹「キモ兄~?朝だよ!」

妹「返事がない…まだ寝てるのかな…?」

妹「お母さんに頼まれたんだし起こすだけなんだし入っていいよね」

ガチャ

妹「…お兄ちゃん?」

スースー

妹「気持ちよさそうに寝てるなぁ…こうしてお兄ちゃんの寝顔見るのって久しぶりかも…」

妹「やっぱりかっこいいなぁ…学校とかでやっぱりモテるのかな…?ううん…モテるよね…」

兄「ん…」グルッ

妹「あっ…」ドサッ

妹「どっ…どうしよう寝返りに巻き込まれちゃった…けっけどこんな近くにお兄ちゃんが…」カアァ

兄「ん…う…ん?」

妹「あっあわわわわわ!」

兄「妹…?ってええ!?なんで俺のベッドに!?」

妹「きっ…キモ兄を起こしにきたらキモ兄が寝返りうったからこうなったの!」

妹「あっ…あたしは別に何もしっ…してないし!」

兄「そ…そうか…ってお前の方が早く起きたのか?」

妹「そっ…そうよ!そしたらキモ兄が起きてなくてお母さんに頼まれたからあたしが仕方なく起こしにきてあげたの!」

兄「そっ…そりゃありがと」

妹「あっ…あたしちゃんとキモ兄起こしたからもういくね!」

兄「おっ…おう着替えたら下いくよ」

妹「わっ…わかった!」

バタン

妹「…ふぅー…びっくりした…寿命が縮まったよ…」

母「あっ妹ちゃん兄を起こしてくれた?って顔が真っ赤よ?」

妹「真っ赤…?え!?いや…これはお腹が減って真っ赤になったの!あたしお腹が減ると顔が赤くなるの!」

母「ふぅん」ニヤニヤ

母「まぁ早くご飯食べないと遅刻するわよ~」

妹「わっわかってるよ!」

爆発しないと刺激がたらない

兄「いってきます」

妹「いってきまーす!」

母「いってらっしゃ~い」

━━━━━━━━━━━

妹「キモ兄制服のシャツが出てる!みっともない!」

兄「ん?おぉ…後ろはなかなか気付かないからな」

妹「まったく…だらし無い兄を持つ妹って他のみんなに思われちゃうでしょ!」

兄「そんな怒る事ないって…」

兄友「おはよーっす」

妹「あっ兄友さんおはようございます」

兄「おはよー」

兄友「朝から仲睦まじいねぇ」ニヤニヤ

妹「そっ…そんな事ないですよ!」

兄友「兄ももうちょっと妹ちゃんがいなくてもしゃんとしないとなぁ」ケラケラ

兄「俺は普段からまともだぞ」

妹「どこがですか…」

兄友「少なくとも俺には妹ちゃんが兄の保護者に見える!」

兄「課題見せてやんねーぞ」

兄友「あぁん!兄くんのいけずぅ!」

妹「仲がいいのはいい事ですがこのペースだと遅刻しそうですよ?」

兄「よし兄友を置いてさっさといくか」

兄友「あぁん待って~」

兄友「妹ちゃんの学校はここを左だったね」

妹「そうです!」

兄「遅刻するなよ?」

妹「兄さんじゃないんですから…兄さんこそ遅刻しないで下さいね」

兄「はいはい…じゃあな」

━━━━━━━━━━━

兄友「いいね~お前は!可愛い妹と毎日登校できて!」

兄「そんないいものでもないよ」

兄友「そんな事言って妹ちゃんに彼氏とか出来たらどうすんだよ~一緒に登校してくれなくなるぜ」(まっ妹ちゃんは兄の事しか見えてないからなぁ…)

兄「あいつに彼氏なぁ…想像がつかないな」

兄友「想像もつかない?」

兄「あいつに男の影がちらついた事が一度もないからな」

兄友「男の影ねぇ…」(あるわけねぇよ…)

兄「あっ遅刻するぜ」

兄友「しょうがない走るか」

━━━━━━━━━━━

妹(お兄ちゃん遅刻しなかったかなぁ?)テクテク

妹友「やっほー!妹」

妹「あっ妹友おはよー」

妹友「何ぼけっと歩いてんの?」

妹「そんな事ないよ」

妹友「んー?ウチにはわかりますよ~?」ニヤニヤ

妹「なっ…何が?」

妹友「ズバリ!今日のお弁当にピマーンが入ってるんだね!いやぁウチもお弁当にピーマンが入ってる日は鬱に…っておーい妹ー?」

妹(今日もご飯作ってあげなきゃ!あー…早く学校終わらないかな…)

妹友「もー!どうしたのよー!」

妹「え?あぁ…今日の体育面倒だなって…」

妹友「体育かぁ…あれ?…でも妹は運動得意じゃ?」

妹「とっ…得意なものと苦手なものがあるの!」
妹友「ふーん…普通のピーマンは無理だけど赤ピーマンは食べれるっていうアレね!」

妹「まぁ…よくわかんないけど」

キーンコーンカーンコーン

妹友「あー!今日も一日頑張ったね!」

妹「う~ん疲れたよ~」
妹友「この後甘いモノでも食べにいかない?ウチ今モーレツにチョコパフェが食べたい!」

妹「あっあたし今日はちょっと…」

クラスメイト♂「妹さーん!少し話いいかな?」
妹「何かな?」

♂「やっ…妹友さんいるしここでは話しにくい事なんだけど…」

妹友「むむっ?これは…ウチお腹痛い!というわけでばいばーい!また明日ね!」

妹「ちょ…ちょっと妹友!」

妹「それで話って何かなっ?」

♂「あの…妹さんって好きな人とかいますか!?」

妹「えっ…?好きな人?」

♂「もし好きな人がいなかったら僕と付き合って下さい!」

妹「えええっ!?」

♂「あっ!いや返事を今すぐにとは言いません!いつでもいいです!それじゃあさよなら!」ダダッ

妹「好きな人…」(お兄ちゃん…どうしよう…あたし告白されたの?)

妹友(ふむふむ!これは面白い事になりそうな予感!)

Hmmmm....

妹(どうしよう…告白なんて…あたし…)

妹友「おんやぁー?妹ではないですか?」ニヤニヤ

妹「あ…妹友」

妹友「いいねぇ青春だねぇ…ウチも『付き合ってください!』なんて言われてみたいよ」

妹「聞いてたんだ…あたしどうしたらいいのかな…こういうの初めてでさ…」

妹友「ふむぅ…」(まぁ、妹に告白する勇気があるやつなんていなかったしなぁ)

妹友「まぁ♂くん結構かっこいいしみんなからの評判もいいからさ!前向きに考えよ?」

妹「いや…でもあたし♂くんの事全く知らな…」

妹友「甘いよ妹!チョコパフェに練乳かけたくらい甘い!これがきっかけになって二人は…なんて事もあるのよ!」

妹「それにあたし好きな人いる…かな?」

妹友「…ええぇ!?それは初めて聞いたよ!?」

妹「あっ…まぁ…」

妹友「妹ったらひどいなー?で、で!何組の人?A組のイケメンくん?じゃなかったらC組のダンディくん?」

妹「ん…違うよー」

妹友「違うのかぁ…って事は…よく話にでてくるお兄さんとか?」

カアァ

妹「…」

妹友「なんと!妹めー!このこのー!」

妹「ちょっと!やっ…やめてよー」

妹友「まぁ妹の意外な恋の相手がわかったしこのくらいにしてやろうっ!」

妹「はぁ…」

妹友「じゃあ♂くんからの告白はお断りしないとだね」

妹「うん…でもどうやって言ったらいいのかな…?」

妹友「うーん…」

妹「どうやったら♂くんを傷つけないように言えるかな…」

妹友「…難しいと思うなぁ…♂くんは妹に付き合ってほしいって思ってるんだからどんな形にしても断られたら傷つくと思うな…」

妹「うん…」

妹友「だから自分の気持ちを素直に伝えちゃいなさい!『ゴメンなさい!あたしには好きなお兄ちゃんがいます!』って!」ニヤニヤ

カアァ

妹「好きなお兄ちゃんって…」アワアワ

妹友「アルェー?違うのかな?」ニヤニヤ

妹「お兄ちゃん早く寝なよ?」
俺「ん?ああ」
俺「お兄ちゃん私と一緒じゃないと眠れない?」
俺「アホか1人で寝れるっつーの」
俺「でも私は添い寝してほしいなー///」
俺「お前何言ってるんだよ」
俺「お兄ちゃん冷たいよ」シクシク
俺「しょーがないな今日だけだぞ?」
俺「やったー」



妹「あいつキモ・・・」

妹「もー!でも…相談してよかった!あたし一人だと暗い方に考えちゃうところだったよ」

妹友「持つべきものはやはり親友なのだよ妹!」

妹「うん!ありがとう!」

妹友「んじゃあパフェ食べに行こうパフェ!」(…しかし妹の好きな人はお兄さんか…なかなか難しそうだなぁ…)

━━━━━━━━━━━
兄友「というわけでゲーセンにでも行くか」

兄「どんなわけだ」

兄友「やはり放課後はゲーセンに寄ってキャッキャッウフフ」

兄「行ってらっしゃい」
兄友「ひどいよお兄ちゃん」

兄「お前とゲーセンに行くといつもロクな事にならん」

兄友「よいではないか!今日は俺が奢ってやるから!」

兄「はぁ…」

兄友「ゴッドフィンガー!!」

兄「当たら無ければどうという事はない」

兄友「そんな…そんなバカなあぁ!!」

━━━━━━━━━━━
一般人A「なんだあいつら…手の動きが尋常じゃない…」

一般人B「神だ…神がいる…」

━━━━━━━━━━━
兄友「走り屋たるもの売られた喧嘩は買うぜ」

兄「その一瞬の油断が命取りになるのさ」

━━━━━━━━━━━
一般人A「時速300kmだと…あいつら何者なんだ…」

一般人B「ありえない…ありえない…」

━━━━━━━━━━━
兄友「ぐすん…兄くんの意地悪…一回くらい勝たせてよ…」イジイジ

兄「あー…ゲームになるとつい本気になっちゃうんだよ悪い悪い」

兄友「いいもん一人でクレーンゲームやるもん」
兄「こうなるから来たくなかったのに…」

兄友の性別がわからない

>>137
>>137
>>137
>>137

兄「しょうがないな…好きなものとってやるから機嫌直せよ」

兄友「よしきた!そうと決まればあれをとるんだ!」

兄「はぁ…」

━━━━━━━━━━━

兄友「いやぁ~流石兄だなぁ!褒めてつかわす」

兄「なんだそりゃ…」(まぁ機嫌直ったしいいかって…ん?あれは妹の好きなキャラクターのキーホルダー)

兄友「さぁて兄よ!次は何をする…って何見てんだ?」

兄「いや…あれをとろうかなぁと」

兄友「あん?随分可愛いキーホルダーだな…お前にゃ似合わないぜ」ケラケラ

兄「俺のじゃないよ、妹があのキャラクター好きなんだ」

兄友「ふむ」(こいつもなんだかんだシスコンなんじゃねーか?)

兄「意外に難しい…」

兄友「んなちっこいのとれな…」

兄「よし取れた」

兄友「はやっ!」

兄「まっお土産に持ってくかな」

兄友「優しいお兄ちゃんですのお」ニヤニヤ

兄「茶化すなバカ、その景品持ってくぞ」

兄友「あぁんお代官様ぁお許しぉ~」

━━━━━━━━━━━

妹友「あー美味しかったぁ!」

妹「よくそんなに食べるね…食べる…あっ!あたし今日夕飯作るんだった…」

妹友「えぇ!?もう6時だよ!」

妹「ゴメン!妹友!お金置いてくね!」

妹「たっ…ただいまぁ!お母さん夕飯は!?」

母「あらあらそんなに息切らせちゃって…」

妹「キモ兄は?帰ってきてない?」

母「兄?まだ帰ってきてないわよ」

妹「よかった…お母さんご飯作ろう!」

母「その前に着替えてらっしゃいな」

妹「はーい!」タッタッタッ


兄「ただいまー」

母「あら…?」

兄「ん?どうしたんだ母さん」

母「タイミングが悪いというかなんというか…」

兄「?」

兄「飯はまだ?」

母「あぁ今から作るわ」

兄「今から?しょうがない手伝うよ」

母「え゛」

兄「一人より二人の方が早く出来るだろうし…あっそれに昨日の飯の作り方知りたいしな!」

母「うーん」(どうしたもんかなぁ)

タッタッタッ

妹「お母さんご飯作ろ…ってキモ兄ィ!?」

兄「なんだよその俺がいたらまずいみたいな」

リアルに妹がいるからこそこういう妹に惹かれる

>>154
  `¨ - 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `Tーて_,_` `ー<^ヽ

      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _Lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´

           ̄ー┴'^´

書き溜められないのか

まーつーわ

妹「まっ…まずいに決まってるわよ!ご飯が美味しくなくなるじゃない!」プイ

兄「ご飯まだ出来てないっての…あっ、だからお前も手伝おうとしてたのか」

母「えーっと」

妹「そっ…そうよ!帰っきたらお母さんがご飯作り忘れたとか言うから仕方なくあたしが手伝おうかなって!」

兄「ふーん…まぁ俺も手伝うよ」

妹「きっ…キモ兄はダメ!食材がキモくなるでしょ!?」

妹「コ…コンビニでも行ってなさい!」

兄「なんだ?夕飯お前が作ってくれんのか?」

妹「おっ…思い上がるなキモ兄!キモ兄のためじゃなくてあたしのお腹が減るから!きっ…キモ兄の分は食材が余ったらじゃなきゃ用意しておかないから!」

兄「はいはい…じゃあ俺は手伝わなくていいのな」

妹「とっ…当然よ!」

兄「二人より三人の方が早く出来ると思うけどな…」

母(どう助け舟を出したらいいんだろねぇ~…一緒に料理ってのも妹ちゃんには悪くないと思うんだけど)

母「ん~まぁ台所は狭いから…まぁ兄は適当に時間つぶしてて頂戴な」

兄「はいはい」

妹「わかったらさっさと出てく!!」

兄「んじゃ部屋にいるよ」

バタン

妹「ふぅ~…危なかったぁ…」

母「そうよねぇ~兄が傍にいたら料理どころじゃなくなるか」ニヤニヤ

妹「おっ…お母さん!!ばっ…バカな事言わないで作ろう!?」

母「そうよね~兄が傍にいたら妹ちゃんが料理どころじゃなくなるわよね」

妹「おっ…お母さん!バカな事言わないで早く作ろう!?」(お兄ちゃんが隣にいたら料理なんて作れないよ…)

母「そうね~じゃあ大好きなお兄ちゃんのために美味しいご飯作ってあげようか」ニヤニヤ

カアァ

妹「うぅ…」(今日も美味しいって言ってくれるかな…)

━━━━━━━━━━━

兄「今日も妹は荒れてるなぁ…まぁいつもの事か」

兄「にしてもあいつが飯をねぇ…母さんが手伝ってるとはいえちゃんと食えるものが出てくるのか…」

グゥ

兄「腹減った…昨日の飯食いてーなぁ」

妹「よいしょ!」

母「指を切らないようにね」

妹「はーい…ここでお砂糖入れるんだっけ?」

母「それはもうちょっと後ね」

妹「あっ…そーだった」

━━━━━━━━━━━

妹「出来…たぁー!」

母「うふふ、お疲れ様~昨日よりさらに美味しそうよ?お兄ちゃん喜ぶわねぇ」ニヤニヤ

カアァ

妹「あっ…あたしご飯出来たしお兄ちゃん呼んでくるね!」

━━━━━━━━━━━
妹(お兄ちゃん美味しいっていうかな…)

コンコン

兄「んー?」

妹「キモ兄!ご飯!」

兄「おぉ出来たのか…いやぁ腹が減って死にそうだ」

妹「はっ…早くしないとご飯抜きだからね!」

兄「今行くって」

━━━━━━━━━━━
兄「うぉー意外にも美味そう」

妹「意外にも…ってそんな事言うキモ兄はご飯抜き!」

兄「そんな事いうなよ…こんな美味そうなものを目の前に並べられてお預けってのはひどいぜ」

妹「そんなに食べたいなら…しょ…しょうがないわね」

母「何でもいいけれど二人とも席につきなさいよ」

兄「いただきますっと」

ジー

兄「何みてんだ?」

妹「なっ…何もみてないわよ!早く食べなさい!」

母「妹ちゃんも頑張って作ったんだから気になるのよねぇ?」ニヤニヤ

妹「ちょっとお母さん!?せっ…せっかくあたしが作ったんだしまずいわけがないんだから!だからさっさと食べちゃいなさいよ!」

兄「ふーん…まっいただきまーす」パクッ

妹(あぅ…失敗はしてないはず…だけど昨日みたいに美味しく作れたのかな…?美味しいって言ってほしいな…)

兄「あっ…昨日の味」

妹「…」ソワソワ

兄「やっぱりこの味付けちょっといつもと違うけど美味いな」

妹「…!」(やった!今お兄ちゃんが美味しいって言ってくれた!)

兄「なんでお前がガッツポーズしてんだ?」

妹「!えっ…えっとその…」

母「妹ちゃんも頑張ったもの、美味しいって言われたら嬉しいわよ」

妹「そっ…そうよ!あたしが作ってあげたんだもの…まずいなんて言ったら…」

兄「まずくないって…にしてもこの味付けいいよなぁ、母さん何か隠し味でも入れた?」

母「あら?あたしはまったく手を出してないわよ?」ニヤニヤ

兄「って事は妹一人で…?」

カアァ

妹「なっ…何よ!?」

兄「お前これ…一人で?」

妹「だからなんだって言うの!?悪い!?」

兄「や…すごく…その…美味しいぞ」

カアアアァ

妹「うぅ…」(やった!あたしもう死んでもいいかも…)

兄「これを一人って事は…昨日の飯も妹が…?」
妹「あっ…あたしご飯もういいや!部屋いくね!」

バタン

母「兄は幸せ者だねぇ~」ニヤニヤ

兄「ん…美味しい」モグモグ

妹を心から愛している俺にとってはこの作品のアニメ化には憤りを隠せない

仮にけいおん並みに流行ってしまったら
マスゴミの影響で妹ブームなるものが来てしまう

「妹」というジャンルの投げ売りはやめて貰いたいね。

そして世の中には「妹萌えーwww」とかほざくリア充や妹系を自称するスイーツ(笑)どもで溢れかえる

俺が妹に告白しても「どうせあのアニメの影響でしょ?」の一言で一蹴されてしまう。
俺は生まれる前から妹を愛しているのに……

俺の愛を貰ってお腹をぷっくりと膨らませた妹が枕元でちょこんとおすまししている―そんな未来を描く俺の夢は―今ここに潰えた……

トイレ入ったら妹がおしっこしてて、
妹が死ね!って言ってるんだけど
俺マジでおしっこしたかった訳よ
だから座ってる妹の股を開き体を持ち上げて便座に向かう形で跨がっておしっこしたんだ
で、放出後安心した俺は気付いたんだが妹と俺は対面の形になってたんだ
しかもチンコの目の前に妹のおまんこがあったんだ
これはヤバい、俺のチンコヤバいって思ったね
でももう遅くてさ、俺のチンコが元気になってきたんだ
妹がこの辺で泣き出した気がする
もうあれじゃん、ここまできたらアレするしかないでしょ

妹「ふーっ…お兄ちゃん美味しいって言ってくれたな…」

妹「あんな顔で美味しいって言うなんて…反則よっ…」

妹「はぁ…」

━━━━━━━━━━━

兄「ごちそうさま」

母「お粗末様…ってその台詞は妹ちゃんに言ってあげなさい」

兄「あ、あぁ…」

母「何よ?照れてるの?」ニヤニヤ

兄「いやそういうわけじゃ…ただ妹も料理とかする歳になったんだなって」

母「妹ちゃんも女の子だから料理くらいわするわよ」

兄「あいつがかぁ…なんかあったんだろうか」

母「どうかしらねうふふ」

妹「恥ずかしくてお兄ちゃんの顔見れないよ…」

コンコン

妹「だっ…誰?」

兄「あっ俺だけどさ」

妹「なっ…何よキモ兄!?」(えっ…お兄ちゃんが何で?)

兄「あー…いや…飯美味かった、ごちそうさま」
妹「えっ…あっ…」

兄「多分、昨日も作ってくれたんだよな?ありがとう」

兄「お前も女の子なんだなーって俺の中でちょっと見る目が変わったよ」
妹「…」(えっ!?それってまさか…!)

兄「お前はいいお嫁さんになれそうだな!彼氏が出来たりしたら作ってやれよ…っとあぁ、紹介もしろよ?んじゃあな」

妹(…そうよね…一瞬期待した私がバカだったわ…)

妹(はぁ…複雑すぎるよ…)

妹(ダメだ…何か…泣きそうだ…)ジワッ

コンコン

兄「すまん忘れ物!渡したい物あるから入っていいか?」

妹「えっ…!?」ゴシゴシ
妹「何よ…さっさと入ればいいじゃない」(泣いちゃダメだ泣いちゃダメだ泣いちゃダメだ!)

ガチャ

兄「お邪魔しまーす…って妹の部屋入るのってなんか久しぶりな気がする」

妹「だっ…だってキモ兄が部屋に入るとか部屋がキモくなるし!」

兄「はいはい…って顔赤いぞ?なんか涙ぐんでるし…風邪か?それとも何かあったのか?」

妹「なっ…なにもないわよ!人の顔じろじろ見るなんて最低!変態!痴漢!」

兄「ひどいなおい…まぁいいや、これ今日兄友とゲーセンに行ってな…お前このキャラクター好きだろ?キーホルダーあったからとってきた」

妹「あっ…」ジワッ

妹「あ…ありがと」

兄「ん?なんか素直に感謝されると思ってなかったな…あたしにプレゼント渡すのは当然よ!とか言われるのかと」ケラケラ

妹「…ずるい…よ」

兄「えっ?何って言った?」

妹「とっ…当然よって言ったの!」

兄「はは、やっぱり言うと思ったぜ」

兄「まっこれ以上何か言われないうちに退散するかな」

妹「え…そっそうよ!部屋がキモくならないうちにでていきなさい!」

兄「んじゃなっおやすみー」

バタン

兄(なんか緊張したな…泣いてたんだろうか?)

妹(これ…一生大事にしなきゃな…)

妹「お兄ちゃん早く寝なよ?」
俺「ん?ああ」
俺「お兄ちゃん私と一緒じゃないと眠れない?」
俺「アホか1人で寝れるっつーの」
俺「でも私は添い寝してほしいなー///」
俺「お前何言ってるんだよ」
俺「お兄ちゃん冷たいよ」シクシク
俺「しょーがないな今日だけだぞ?」
俺「やったー」



妹「あいつキモ・・・」

         ____
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 ̄ \__、("二) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_

兄「って何故俺が妹に緊張する必要がある」

兄「うわっ…なんで俺こんなドキドキしてんだ…?」

兄「んー…なんなんだこりゃ」

━━━━━━━━━━━

妹「はぁ…このキーホルダーどこにつけようかな?」

妹「鞄…は無くしたら困るし…筆箱は…汚れるだろうし」

妹「携帯にでもつけようかな?そしたらお兄ちゃんも付けてるの気づくだろうし」

妹「って…なんでお兄ちゃんが出てくるんだろ…」(どうしよう…頭の中お兄ちゃんでいっぱいでどうにかなっちゃうよぉ…)

チュンチュン

兄「あー…眠い…結局もやもやがわからないまま朝がきてしまった」

兄「一体どうしたというのだ俺」

兄「はぁ…」

━━━━━━━━━━━

妹「ん…キーホルダー見てたら結局寝つけなかったな…」

妹「なんでこんなにお兄ちゃんが好きなんだろ…」

妹「はぁ…」

━━━━━━━━━━━

ガチャ ガチャ

兄・妹「あ」

兄「お…おはよ」(やばい…なんかどう接したらいいのかわかんないぞ)
妹「あ…お…おはよ…」(どうしよう…ちゃんと顔が見れないよ…)

兄「い…行ってきます」

妹「い…行ってくるね」

母「どうしたの二人共?」

妹「なっ…なんでもないよ!」

母「ふぅん…まぁ遅刻しないようにね」

━━━━━━━━━━━

兄友「よーっす兄!妹ちゃん!」

妹「あっ…おはようございます兄友さん」

兄「おはよ」

兄友「あっ…妹ちゃんの携帯のストラップ!」

妹「えっ…?」カアァ

兄「ん?あっ…」

兄友「兄からのプレゼントだろ?携帯になんか付けて…気に入ってるのかな?」ニヤニヤ

妹「ちっ…違います!たまたま携帯のストラップが切れてそれで昨日たまたま兄さんが珍しく気が利いていてストラップをくれてそれが私の好みのキャラだったのでそれで」

兄「すごい肺活量だな…でもお前携帯にストラップ付けてたっけ?」

妹「にっ…兄さんは余計な事言わなくていいの!」

兄友「ほぅほぅ?」ニヤニヤ

妹「あっ…あたし今日日直だから早く行かなきゃ!!兄友さん兄さんさようなら!!」タッタッタッ

兄友「ばいばーい」

兄「気をつけてな」

━━━━━━━━━━━

兄友「このー!幸せ者め!あんなに妹ちゃん照れてたじゃないか!」ニヤニヤ

兄「俺もびっくりした」

兄友「携帯に付けるくらいだし相当気にいったんだな」

兄「あのキャラが好きなだけじゃないのか?」

兄友「どうだかなぁー」(お前からのプレゼントだから付けてるんだろうが…)

兄「なんせ涙ぐむくらい喜んでたし…」

兄友「泣かせたのか!?この色男!!」

兄「何がだよ…でもなんかひっかかるんだよ」

兄友「ひっかかるって?」

兄「わからないけど…俺の中で何か変なもやもやがあるんだ」

兄友「ふーん」(なんか面白そうな予感!)

妹「はぁ…兄友さんは流石に鋭いですね…」

妹(お兄ちゃんに変な風に思われたかな?)

妹友「妹ーおはよー!」

妹「あっ妹友、おはよ」

妹友「昨日の事は吹っ切れたかい?」

妹「うん…それはちゃんと断る事に決めたから」
妹友「うんうん!ならよかった!」

妹「今日にでもちゃんと言うよ」

妹友「その勢いだ!…って携帯にストラップ付けたの?かあいーじゃん!」

妹「ああ…これは昨日お兄ちゃんに…」

妹友「おぉ!そいつは宝物ですね!」ニヤニヤ

妹「なんでそんなニヤニヤするの!?」カアァ

寝る前し

保守時間目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

保守時間目安 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

妹友「くぅーうらやましい!順調に行ってるのかなぁ?」ニヤニヤ

妹「え…いや…ううん」

妹友「どっ…どうしたのさそんなに沈んで…しょうがない、ウチが話を聞いてあげるから!」

妹「ん…ありがと」

妹友「ふむ!で、今どんな感じなの?雰囲気的にラブラブって感じには思えないけど…」

妹「お兄ちゃんは私の気持ちに気づいてくれないてないよ」

妹友「つまり気持ちはまだ伝えてないって事ね」

妹「うん…でもアプローチはかけてるつもりなんだけどさ…」

妹「結構鋭いところはあるんだ…でもこういう事には鈍感っていうか」

妹友「なるほど…ギャルゲ的主人公ってわけなのね!」

妹「?何それ?」

妹友「おっとゲフンゲフン!この話は妹にはまだ早かったわ」

妹友「まぁつまり妹が何かしてもまったく気づいてくれないから困ってると」

妹「まぁそんな感じ」

妹友「ふむぅ」(これはちょっと妹ちゃんのお兄さんを見てみたいですねぇ…)

妹「学校ついたね」

妹友「よーし!今日もビリッと頑張るよ妹!」

兄友「で…そのもやもやって何だよ」

兄「それがわかんないんだよな」

兄友「じゃあ何に対して葛藤してんだよ?」

兄「んー…妹…なのかな?」

兄友「いっ…妹ちゃん?」(これは本格的に面白くなってくる予感!)

兄「なんか昨日一昨日と夕飯を作ってくれてさ」
兄友「ふむ」(なるほど…アプローチかけられてんのか)

兄「昨日少し会話したんだが」

兄友「どんな?」

兄「たわいないことだよ…ただ妹も妹で女の子なんだなって思うと」

兄友「ん」

兄「いつかは俺の目の届かないどこかに行ってしまうんだなと思うと」

兄「なんかもやもやすんだよな」

兄友「へー…まぁ妹ちゃんがちょっと気になると?」

兄「んー…そうなのかな」

兄友「そうなんだよ!」

兄「よくわからんぜ」

兄友「まぁこの手の話は兄の不得意な分野だからな」

兄「不得意とはなんだ」

兄友「不得意だろ!彼女なんて出来た事ないくせに」ニヤニヤ

兄「それは関係ないだろう」

キーンコーンカーンコーン

兄「やばい遅刻するぞ」

兄友「俺は急ぐぜ!お前は悩みながら遅刻しな!」

兄友(しかし兄が妹ちゃんの事で悩むなんてな…あいつの中でも何か変化を求めてるって事か)

兄「いつもと違ったけど、まぁ上手かった」 
妹「本当!?」

俺「・・・ふぅ」

保守時間目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

保守時間目安 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

キーンコーンカーンコーン

妹友「はぁー今日も一日頑張ったなぁ」

妹「妹友ほとんど寝てたじゃない」

妹友「あはは!学校は寝るためにあるんだよ!」

妹「はぁ…ノート見せてあげないからね?」

妹友「そんなぁ!?」

妹「あはは…っと…あたしちょっと♂くんのところに行ってくるねっ」

妹友「っと…まぁちゃんと言ってきなよ?」

妹「ん…うん」

屋上にて

♂「それで…返事聞かせてもらえる…かな?」

妹「そのっ…あたし…やっぱり♂くんとは付き合えないです…」

♂「んー予想はしてたけどね…やっぱり好きな人がいるとか?」

妹「あの…その…はい…」

♂「あははっ…じゃあ仕方ないかな」

妹「あのっ…」

♂「どうかした?」

妹「えっと…その…ありがとう」

♂「え?感謝されるような事したかな…」

妹「あたしも…♂くんみたいに好きな人に好きっていえるように頑張ってみようと思ったの」

妹「ひどい事言うようかも知れないけど、すごく感謝してます!ありがとう」

♂「…妹さんの恋が上手くいくように願ってるよ」

妹「!…うん!じゃあ…また明日学校でね!」

妹「あたしも…もっと素直にならないとな…」

妹友「おっかえり!ちゃんと言えた?」

妹「うん…ちゃんとあたしの気持ちは伝えられたと思う」

妹友「よし!よく言った!それじゃあ何か甘いものでも食べに行こうか!」

妹「もう!食べる事ばっかり」

妹友「食欲の秋なのだよ妹!さぁ急いだ急いだ!」

妹「はぁ…わかったわよ…」

キーンコーンカーンコーン

兄「ふー…あの先生黒板に書きすぎだっての…ノートが間合わない」

兄友「Zz…」

兄「そしてなんでこいつはこんなに爆睡できるんだ…」

兄「おいっ兄友起きろ」
兄友「やめて!俺は女の子が好きなん…アァー!!」

兄「こいつは何の夢を…」

兄友「はっ!?尻は無事!?…夢か…危なかった…」

兄「深くは聞かないでおこう」

兄友「ん?授業はもう終わったのか?」

兄「はぁ…」

兄友「さて帰ろうぜ」

兄「ああ…帰りに喫茶店でもいかないか?」

兄友「お前からのお誘いなんて珍しいな…別にいいぜ」

兄「さんきゅ」

兄友「朝の話の続きか?」

兄「まぁな」

兄友「まあこの兄友様が聞いてやるぜ!もちろん奢りだよな?」

兄「しょうがないな…」

兄友「そうと決まればさっさと行くぜ!」(さて…何を話してくれるんだか…)

兄友「で…朝の続きだったな」

兄「まぁな」

兄友「単刀直入に聞こう!お前は妹ちゃんの事どう思ってるんだ?」

兄「よく出来た妹だよ」

兄友「それだけ?」

兄「あぁ…けど…最近妹が何か…」

兄友「何か?」

兄「変?なんだよ、いや…変って言い方が変なのかも知れないけど」

兄友「変って…どういった風に?」

兄「今までもイロイロとちょっかいをかけてきたんだが最近変わってきたんだ」

兄友「変わってきたって?」

兄「今まではなんていうか…きつくあたってくる事ばかりだったんだ」

兄友「ふむ」

兄「ただ昨日一昨日と飯を作ってくれたり…それにあいつ昨日泣いてたんだ。それを見たら…なんか胸がもやもやしてさ」

兄友「で…妹ちゃんに対する見方が少し変わったと」

兄友「妹ちゃんの事大事だろ?」

兄「当たり前だ」

兄友「その大事というのが『妹』として…なのか?一人の『女』として…なのか?」

兄「…わからない」

兄「こんな気持ちになったのは初めてなんだ」

兄友「ふぅん…まぁお前の気持ちはわかったけどさ、妹ちゃんの気持ちはどうなんだ?」(まぁ…妹ちゃんもお前の事が好きなんだろうけど)

兄「それは…」

兄友「ただ兄としてしっかりして欲しいとか、妹ちゃんだってお年頃だろ?だから不安定なだけかも知れないぜ?」(なわけないけどな…)

兄友「例えば妹ちゃんがお前に恋しているとしよう、お前はそんな中途半端な気持ちで受け入れるのか?」

兄「…」

兄友「大事なんだろ?しっかり考えろよ」

兄「あぁ…そうだな…」
兄友「おっと…この後俺はバイトがあるんだった」

兄「さんきゅ、付き合わせて悪かったな」

兄友「また明日な」

兄(ふぅ…よく考えないとな…大事な家族なんだから)

兄(俺はあいつの兄だ…あいつを守らないといけないんだ)

兄(…帰るか)

━━━━━━━━━━━

妹友「あー美味しかった!」

妹「食べ過ぎじゃない?太るわよ」

妹友「ちゃんとダイエットするもーん!腹ごなしに公園にでもいこっか」

妹「そうね、秋の公園ってなかなかいいし」

妹友「んじゃまぁ…れっつらゴー!」

兄(まだ時間あるし今日は公園通りの方から帰ろうかな)

兄(ん?あれは…)

妹友「んでさーウチのママったらさー!」

妹「あははっ、妹友のお母さん面白すぎだよ」

妹友「それでさー…」

妹「うんうん…って…あれは…お兄ちゃん!?」

妹友「たしかに若者ぶりたいのはわかるけど…ってええ!?お兄さん!?どこどこ?」

妹「あの…こっちに向かってきてる人…」(なんで兄さんが公園に…?)
兄「よっ…よぉ」

妹「なんですか…何で兄さんがここにいるんですか?」

妹友(この人が妹ちゃんのお兄さんか…まぁ顔は普通くらいで身長もそこそこ…うん、悪くないお兄さんだな)

兄「や…ここには久しく来てないなって思ってさ」

妹「まぁ家から遠いしね」

兄「夕飯まで時間あるだろうし寄ってみようかなって」

妹「ほんっとに暇なんだね…」

兄「暇っていうなよ…ところでそっちの子は…?」

妹「えっ?ああ…」

妹友「初めまして!妹と同じクラスの妹友って言います!よく放課後とか一緒に遊んでるんですよ」

兄「こちらこそ初めまして、妹が世話になってるみたいだな、ありがとう」

妹友「いえいえそんな!でもよく妹からはお兄さんのお話を聞いてますよ」

妹「ちょ…ちょっと妹友!」カアァ

兄「あはは、こいつ悪口しか言わないだろ」

妹友「いえいえ!そんな事は…ムグゥ」

妹「と…とにかく!私達は行くので兄さんはとっととあっちに行って!」

妹友「ぷはぁ!なんで言わせてくれなかったのさ!」ニヤニヤ

妹「なっ…何を言うつもりだったのよ」

妹友「妹はいつもお兄ちゃんがーお兄ちゃんがーって」

妹「そんな事言ってないもん!」カアァ

妹友「アルェー?」ニヤニヤ

妹「もー!」

━━━━━━━━━━━

兄(行っちまった…にしてもなんか吃りまくりだったな俺…)

兄(妹のやつ妹友ちゃんき何を言ったんだ…)

兄(寒っ!帰るか…)

妹友「あの調子じゃ家ではいつもツンツンしてるんでしょ?」

妹「ツンツンってそんな…」

妹友「もっと素直にならないとお兄さんのハートは奪えないぞ?」ニヤニヤ

妹「…だよね、わかってる…」

妹友「うんうん」

妹「わかってるけど…難しいんだよ」

妹友「そりゃそうだよ!ウチもいきなりピーマン食べろって言われたら難しいだろうし」

妹友「ちょっとずつでいいのさ!そしたらお兄さんも妹に対して違った見方をしてくるかもだよ?」

妹「うん…あたし頑張ってみる!」

妹友「その勢いだ!さぁお兄さんを追いかけなさい!」

妹「うんっ」タッタッタッ

妹「キモ兄ー!」

兄「妹!?」

妹「はぁ…歩くの早過ぎだよ…」

兄「え?…わっ悪い…でもお前友達は?」

妹「とっ…友達は用事があるとかで!」

兄「そっ…そうか…まぁなんかの縁だし…その一緒に帰るか?」

妹「う…うん」カアァ

兄「なんか…毎日登校はしてるけど下校っていうのはかなり久しぶりな気がするな」

妹「そうだね…キモ兄が中学生だった時以来…かな?」

兄「そんな前だったか…」

妹「うん…あの頃の私はキモ兄に甘えてばかりだったよね…」

兄「そうだったな…いつもお兄ちゃんお兄ちゃんって後ろをくっついてきてたよな」

妹「!うるさいうるさーい!」

兄「そんな騒ぐなよ…」

妹「だってキモ兄が変な事いうから」

兄「変な事だったかな?」クスクス

妹「もう!すぐ調子に乗るんだから!」

兄「ゴメンって…帰りにお前の好きなプリン買ってやるからさ?」

妹「プリンよりも…あのね…お願いがあるの」

兄「なっ…なんだよ急に改まって」

妹「あの…あのね…?」

兄(なっ…なんだ?)

妹「そこの焼き芋屋さん寄っていいかな?」

兄「え…あぁなんだ…」(びっくりした…急に真剣な顔するから…)

妹「ダメ?何か美味しそうな臭いしたし…だから奢ってもらうならプリンよりいいかなって」

兄「し…知らないぞ?太っても」

妹「ちゃんと気をつけているからだいじょーぶだよーだ!」

兄「ふぅん…」(やばい…なんでこんなドキドキするんだ?)

兄「すいませーん焼き芋二つ下さーい」

焼き芋屋のおじさん「あいよー…ん?カップルかい…いいのう!青春だのう!おじさんがサービスしとくぞ!」

妹「かっ…かっぷる!?」カアァ

兄「いっ…いえそういうのでは…」カアァ

芋「照れるなんて初々しいなぁ!おじさんは芋まみれの青春だったからな…くっ…」ジワッ

兄「あっ…あの!お代置いておきます!ありがとうございました!」

妹「かっ…かっぷる…」カアァ

ならば俺が出しゃばろう


兄「…おい、焼き芋」

妹「あ、ありがと…」

兄「…(ガサゴソ)」

妹「…(ガサゴソ)…アチッ」

兄「あ、ハハ、相変わらずそそっかしいな」

妹「な、なによっ!普通そこは手を取って「大丈夫か?」くらい言わない!?だからキモ兄はキモ兄なのよっ!」

兄「…」

妹「………もう…っ…」

兄「(妹の手をとる)………大丈夫…か?」

妹「………!」

兄「…どこ?」

妹「えっ?」

兄「どこが痛いんだ?」

妹「………胸が苦しいよ…」

兄「…え…?」

妹「…お兄ちゃん…?」

兄「えっ…ん?」

妹「私ね、昨日告白されたの…」

兄「…そうか…」

妹「うん…」

兄「…」

妹「…」

兄「…(妹の手を離す)」

妹「…」

兄「冷めるぞ」

妹「うん…」

もくもくと食べながら家へと歩く

妹「お兄ちゃん…?」

兄「…ん?」

妹「私たちって歩いてたら恋人同士に見えるのかな…?」

兄「…顔似てないしな…でも結局は俺はお前の兄貴だしお前は妹だよ」

妹「………わかってるよ…そんなの…」

兄「あ…あのおじさん変な事言いやがって…」

妹「そっそうよね!」(あたし達カップルに見えるのかぁ…)ニマニマ

兄「ど…どうかしたか?」(うっ…なんか妹が嬉しそう)

妹「え!?いや…ううんなんでもない!」

兄「そっ…それならいいけど…」

妹「そっそうだ!さっ…冷めないうちに早くたべよ?」

兄「あぁ、とりあえずベンチにでもいくか」

妹「うんっ」









兄「さっきの話の告白してきたやつ、大切にしてやれよ」

妹「えっ?」

兄「お前も年頃だしな…自分のことを好きになってくれてるんだから大切にしろよ」

妹「(あ…ダメだ…)」
涙がにじむ

兄「なんかお前に彼氏ができるなんてな…いつまでも子供だと思ってたのにさ…ハハッ」

妹「…そんなの!言われなくてもわかってるよ………!」

兄「(妹の顔を振り返る)…!な、なに泣いてんだよ」
妹「…ばかっ…」

兄に食べかくの焼き芋を押し付け、走り去る妹

兄「…泣きたいのは俺の方だ………」

>>551
なんだ来たのか
出しゃばりすまんこ

兄「はいよっ、大きい方がいいか?」

妹「え…うん」

兄「ん、どうぞ」

妹「あの…ね?はっ…半分こしない?」

兄「えっ?」

妹「いや!あのその間接キスとかそういう事を狙ってるんじゃなくてあたし一人じゃちょっと大きすぎるかなって思ったから二人なら丁度いいかなって…」

兄「なっ…なんかめちゃくちゃだけど…そうだな、食べ過ぎると夕飯が食べれなくなるし」

妹「そっ…そう!私はそれが言いたかったの!」

進行遅く申し訳ない。

保守支援等とても感謝しています。

駄文ですが、構想、展開は一通り出来ましたので後少しのお付き合いお願いします。

兄「わかったよ、ほら半分」

妹「あっ…ありがと」

兄「しかし…間接キスとかそんな事考えてたのか…」

カアァ

妹「!?キモ兄の変態!」

兄「いや…妹が先に言ったんじゃ」

妹「そんな意味で言ったんじゃないもん!」カアァ

兄「まっ…まあ間接キスなんてそんな慌てるものでもないだろ…」

妹「じゃ…じゃあ…」

パクッ

兄「!?おっ…お前俺の食べてたところ…」カアァ

妹「なっ…何よ!キモ兄だって赤くなってるじゃない!」

兄「いや…それは…その…いきなりされたら誰だって…」(やばい…恥ずかしすぎる…)

妹「何よっ…自分は余裕みたいな顔してたくせに」カアァ(あたし…絶対今顔真っ赤だ…)

妹「私の方が大人じゃない?ぜっ…全然同様してないし」

兄「そっ…そんな事はない」

妹「どっ…どうだか?心臓の音ここまで聞こえるよ?」

兄「なっ何?そ…それはその…」

妹「ばーか、聞こえるわけないじゃない」

兄「む…むぅ…」

兄「おっ…お前のも食べてやる…」パクッ

妹「!?そっ…それがどうしたってわけ?」(お…お兄ちゃんが私と間接キス…)

兄「ぐっ…」

妹「妹にされた事と同じ事しかできないとか情けないわね」

兄「言い返せないのが…」

妹「ふん、キモ兄が余計な事言うから悪いのよ」

兄「むう…」

妹「さて、食べ終わったし寒いし帰るわよっ」

兄「まっ…まてって」

妹「何よ?」

チュッ

妹「なっ…!?」カアァ

兄「ご…ごちそうさまでした…」

妹「あっ…あたし先帰る!」タッタッタ(ほっぺにキスされた…ちゅーされた…接吻されちゃった…!)

兄「えっ…あ、あぁ…」

兄(やっちまったか?ちくしょう…なんなんだよ俺…)

兄(あいつの一挙一動が可愛いなんて…、なんなんだよ…)

━━━━━━━━━━━

妹(どうしよう!顔が真っ赤なのが自分でわかるよ…)

妹(お兄ちゃんの唇が私のほっぺに…)

妹(ダメだ…好きすぎておかしくなりそう…)

妹「た…ただいまぁ」

母「あらあらほっぺが真っ赤よ?寒かったでしょ?おかえり~」

妹「なっ…なんでもないよ!」カアァ

母「何も言ってないわよ」

妹「寒かったのよ!」

母「なんでそこを強調するのかしら?」

妹「ほっぺが真っ赤っていうから…」

母「あら?他に理由がありのかしら?」

妹「なっ…ないよ!」

母「ふふっ、わかったからそこにたってないで中に入りなさいな」

妹「うん」

母「しかし妹ちゃんもませた事するのねぇ」

妹「お母さん!?」

妹「はぁ…お母さん怖い」

母「あらあら?大事な娘の事だもの」

兄「ただいまー」

母「おかえり」

妹「あっ…あたし部屋にいるから!」タッタッタ

兄「あっ…」

母「どうしたの?」

兄「な…なんでもないよ」

母「ふぅん…の割にはほっぺが赤いわよ?」ニヤニヤ

兄「そ、外は寒いんだよ!」

母「まあいいわ、ご飯までまだ時間あるから着替えてらっしゃい」

兄「あぁ」タッタッタ

妹(ダメだ…あたしもうお兄ちゃんの顔みれない気がする…)

妹(あー…つらいよぉ…好きだよぉ…)

妹(…お兄ちゃんはあたしの事どう思ってるのかな?)

妹(ただの妹?それとも…、言ってしまいたいけど聞くのが怖いよ…)

妹「お兄ちゃん…」

━━━━━━━━━━━

兄(妹のやつ怒ったのか…?そりゃそうだよな…いきなりキスしちゃったし…)

兄(ん…後で謝らないといけないな…)

兄(はあ…俺どうして妹の事をこんなに考えてるんだろ…)

兄「妹…」

兄「いただきます…」

妹「ただきます…」

母「どうしたの二人共?元気無いわね~、喧嘩でもしたの?」

兄「なんでもないよ」

妹「…」モグモグ

母(まぁ想像はつくんだけど)

兄「…今日は母さんの味だね」

妹「…」ピク

母「あら?妹ちゃんの作ったご飯の方がよかったかしら?」

兄「え…あ…いや、どっちも美味いなぁって…」
妹「…ごちそうさま」

母「お粗末さま、早いわね~消化に悪いわよ?」

妹「部屋に戻るから…」

ねおちすんません。

兄「はぁ…ごちそうさま」

母「お粗末さま、あんた達早く仲直りしなさいよ?」

兄「仲直りっていうか…うん」

━━━━━━━━━━━

妹「結局話もできなかったな…」

妹「つらい…こんな気持ちになるなら公園で言ってしまえばよかった…」
コンコン

妹「!?誰?」

兄「あー…俺、入っていいか?」

妹「何の用?」

兄「いや…さ、ちょっと謝りたいなって…」

妹「…早く入ってよ」

兄「その…さ、公園で…ゴメンな」

兄「お前の兄なのにあんな事しちゃって嫌だったろ…嫌われたとおもうけど…とりあえず謝りたくて」

妹「そんな事…」(お兄ちゃんはいつもそう…私が一人で悩んでても…自分が何か悪い事をしたんじゃないかって自分を責める)

兄「俺と会話しなくてもいいけど、母さんとは話をしてやってくれっ」

妹「…」

兄「話はそれだけ!んじゃあ部屋に戻るよ」

妹「まっ…待って」

兄「ん?あっ…」

チュ

兄「おっ…お前、ななな…何を…」(妹にキスされた…普通にキスされた…)

妹「待って、私の話は終わってない…よ」

兄「話ってもうしたじゃ…」

妹「それはお兄ちゃんが私に話しただけでしょ?私はまだ何も話してないよ」

兄「そ…そうか…すまん…それで、話って一体…」

妹「…なの」

兄「…」

妹「好き…なの」

兄「…っ」

妹「お兄ちゃんの事が好きなの!」

兄「何変な事言って…」

妹「変じゃないよ!」

兄「…っ!」

妹「あたしはお兄ちゃんが好き!」

兄「…」

妹「昨日…告白されて悩んだんだ…私の好きな人事…」

兄「だから昨日…」

妹「そう、泣いてるところ見られちゃったね…」

兄「でも…どうして」

妹「私だって最初は気の迷いかと思ったよ!でも…気がつけばお兄ちゃんを目で追ってる」

兄「…」

妹「今日だって…本当に久しぶりに一緒に帰れてすごくワクワクした」

妹「こんな気持ちにさせてくれるお兄ちゃんが…大好き」ポロポロ

兄「泣く…なよ」

妹「大好きだよぉ…ずっと一緒にいてよぉ…」ギュ

妹「お兄ちゃんは私の事どう思ってる…の…?」

兄(妹がこんなに好きでいてくれるなんて…でもどうしたらいいんだよ…妹の事は凄く大事だし、妹といるとドキドキする…)

兄(でもいいのか?ここで受け入れて…家族だろ?妹だろ?好きかどうかもわからない気持ちで受け入れるのか?)

兄「俺は…」

兄(妹は大事だ…けれど兄は妹に恋しちゃいけない…兄は妹を護るためにいるんだよ…な)

兄「…ゴメン…そういう風には…」

妹「そう…」

兄「気持ちは凄く…嬉しい」

妹「いいよ…そんな台詞…私の話は終わったから…早くでていって」ポロポロ

兄「気休めとかそんなじゃない…ありがとう」

バタン

妹「うっ…うわああぁぁぁ…」ポロポロ

妹「私…私ダメだったよ…お兄ちゃんにフラれちゃったよ…」

妹「こんなに痛くてつらいのに…なんでまだ好きって思うんだろ…」

妹「もうわかんない…全部消えちゃえ、私…私の気持ちなんか…」

━━━━━━━━━━━

兄「お兄ちゃん…か」

兄「俺は最低な兄だな…」

兄「わかってるのに…どうしてこんなにも胸が痛むんだよ…」

兄「俺…どうしたらよかったんだよ…」

チュンチュン

兄「朝か…結局ねれなかったな…」

兄「妹は…大丈夫かな、ちゃんと少しは寝ただろうか…」

兄(でも…俺に妹の心配をする資格あるのかな)

━━━━━━━━━━━

妹「はぁ…目が腫れてる…」

妹「あのまま寝たらそりゃ当然よね…」

妹「お兄ちゃん寝れたかな…って」

妹「もうお兄ちゃんお兄ちゃん言ってられないよね…」

妹「目覚めたくなかったなあ…」

兄「行ってきます」

妹「…きます」

母「兄ちょっと待ちなさい?あ、妹ちゃんは先に行っててあげて」

妹「…はい」ガチャ

兄「なんだよ母さん」

母「あんた何言ったの?」

兄「何って…何もないよ」

母「嘘つくのが下手ねぇ、目をきょろきょろさせて」

母「それに妹ちゃんの目の腫れ具合」

母「なんかあったに決まてるでしょ?」

兄「母さんに関係ないだろ」

パシン

兄「なっ…」

母「関係ないわけないでしょ!自分の息子と娘の事よ」

兄「…っ」

兄「学校に遅刻するからもう行くわ」

母「あんたそうやって逃げるの?」

兄「…」

母「あたしからだけじゃなく妹、そして自分の気持ちからも」

兄「…いってきます」

バタン

母「誰に似たんだか…」

━━━━━━━━━━━

兄「俺が逃げてるだって?母さんにわかるはずないじゃないか…」

兄「はぁ…遅刻かなこりゃ」

兄「サボるか…」

兄「といっても行くところもないしな…」

兄「ゲーセン…は制服だし行きづらいな」

兄「公園でも行こうか…」

━━━━━━━━━━━
妹「先に行っててって…お母さんわかってたのかな…」

妹「でも助かった…今お兄ちゃんといたらどうにかなりそうだったし…」

妹友「おはよー妹!ってどうしたのその目の下の肉まん…」

妹「なんでもないよ…」

妹友「お弁当にピーマン…?じゃないよね…お兄さんと何かあった?」

妹「んーん!大丈夫!ピーマン入ってるだけっ」

妹友「あははっ、でも本当につらかったら相談にのるからね?」

妹「ありがとう…」

妹友「いいって事よ!」

妹「本当ありがとうね」

━━━━━━━━━━━

兄「公園来たはいいが…寒い」

兄「ん…まぁそりゃそうだよな」

芋「お?昨日の兄ちゃんじゃねえか」

兄「あ、どうも」

芋「学校サボるとか不良だな兄ちゃんは」ケラケラ

兄「いえ…そんな…」

芋「そういや昨日の嬢ちゃんは一緒じゃないのかい?って学校あるんだたたなはっはっは」

兄「…」

芋「どうした浮かない顔して…腹でも減ってんのか?」

兄「いえ…そんなわけでは」グゥー

兄「あっ…」

芋「がっはっは!朝飯食い忘れたのか?ほれ」

兄「あ、ありがとうございます…」

芋「いいって事よ!それでも食って元気だしな」

兄「ん…」ポロポロ

芋「おいおい…そんなに美味かったか?」ケラケラ

兄「ん…はい…」

芋「なんだ、彼女と喧嘩てもしたか」

兄「喧嘩…みたいなもんです…」

8日ルールで今日の夜に強制dat落ちですよ

芋「それでそんな顔してんか」

兄「そんな顔って…」

芋「がっはっは!若いねぇうらやましいぞ!」

兄「どうしたらいいかわからないんです」

芋「ん?」

兄「いもう…いえ、その子に告白されて…」

芋「なんでぃラブラブってやつか」

兄「ち…違いますよ…」

芋「なんだ違うのかい」

兄「ええ…」

芋「なのになんでそんな浮かない感じなんだい?自分が断ったんだろう?」

兄「それは…そう…ですね」

芋「だったら何でそんな顔をする」

兄「自分がどうしたいのかわからないんです」

芋「ふむ…よくわからんが兄ちゃんの出したい答えでいいんじゃないか?」

兄「え?」

芋「おじさんみたいな魔法使いが言える事ではないが…身分違いの恋だろうと好きなら好きでいいじゃないのか?」

兄「でも…」

芋「自分の気持ちに正直になるんだよ」

兄「え?」

芋「兄ちゃん無理に諦めようとしてないか?」

兄「…」

芋「男たるもの惚れた女には真っ直ぐ気持ちを伝えな!」

兄「…はい!」

芋「ようしその顔だ!さぁ…こんなおっさんと喋ってないでまずはちゃんと学校に行くんだぞ」

兄「わかった…ありがとうおじさん」

兄「そうだよな…逃げてたよ俺…」

兄「それを認めたくなかったんだよな…情けないぞ俺!」

兄「言うんだ今度こそ…俺の気持ちを…」

━━━━━━━━━━━

先生♂「で、芋食ってたから遅刻した…と?」

兄「あ、いや…そんなわけじゃ」

兄友「兄はバカだなーははは」

兄「うるせえ」(早く終わって…妹を迎えに行かなきゃ…)

先生♂「授業を続けるからとにかく席につきなさい」

兄友「先生~もっと叱ってやってくださいよ」ケラケラ

先生♂「兄友…ちょっと廊下に来なさい」

兄友「えっ…俺?えっ待って…アーッ!」

兄「何が起きてるんだ…」

キーンコーンカーンコーン

兄友「うっ…ぐす…怖かったよ…」

兄「そりゃご苦労!俺今日はすぐ帰るから!」

兄友「おっ…おいどこか遊びにいこ…」

先生♂「兄友ー…ちょっときてくれるか?」

兄友「ひぃ…!?」

━━━━━━━━━━━

兄「妹に伝える前に…まず母さんに言わないと…な」

兄「謝って…なんて言おうか…まぁなんと言われようが、男たるもの簡単に諦めないぜっ」

━━━━━━━━━━━

キーンコーンカーンコーン

妹友「妹ー授業終わったよー!」

妹「ふぇ…?」ゴシゴシ

妹友「おや?珍しいねぇ、妹が授業中に寝るなんて」

妹「あっ…私昨日実は寝付けてなくて…」カアァ

妹友「そんな事だろうと思ったよ」ケラケラ

妹友「ん、ノートみせたげる」

妹「あ、ありがと…」

妹友「いいって事さ!」

妹「…今日はこの後暇?」

妹友「お?珍しい!妹からのお誘いなんて」

妹「そうかな?」

妹友「そうだよ~!どこか行く?」

妹「あのね、美味しい焼き芋屋さん見つけたんだけど…」

妹友「なんですと!それは期待いっぱい胸いっぱいで行きたいでやんす!」

妹「あはは…何それ」クスクス

妹友「あは、妹はそうやって笑顔でいるのが1番いいよ!」

妹「…ありがと」

妹友「お礼はいいから早く案内して欲しいんだけどなぁ?」ケラケラ

妹「はいはい」

━━━━━━━━━━━

兄「た…ただいま」

母「あら、早かったのねおかえり」

兄「あの…母さん話があるんだけど」

母(朝とは顔色が随分違うわね)

母「話…?とりあえず上がりなさいな」

兄「ああ」

母「お茶でもいれておくから着替えて来なさい」

兄「わかった」タッタッタッ

兄(母さんなんていうかな…いや、関係ない…なんと言おうと妹の事わかってもらうんだ)

母(本当誰に似たんだかねぇ…)

━━━━━━━━━━━

母「それで…話って何かしら?」

兄「ん…妹の事」

母「ま、そうよね、それで話は?」(私も話しておかないとねぇ)

兄「母さん…その…俺に…俺に妹をください!」

母「ぷ」

兄「え?」

母「あーはっは!」

兄「な…何笑ってんだよ…」

母「いや~可笑しくてね…それで妹が欲しいって?」

兄「…ああ」

母「うふふ、いいわよ持っていきなさい…ってこんな言い方は変か」ケラケラ

兄「…え?」

母「何狐につままれたみたいな顔してんの」

兄「いや…そんな簡単にいいっていうと思わなくて…」

母「あら?私が貴方を認めるからいいって言ったのよ?そこらの男だったら簀巻きにしてごみ箱ね」

兄「こええ…」

母「まぁ、朝の貴方に同じ台詞言われたんだったら簀巻きだったけど」

兄「…」ゾッ

母「いい顔になったわよ?兄」

兄「そりゃどうも…」

母「流石私と兄さんの息子ね」ウンウン

兄「…は?」

母「あっ…てへ☆」

兄「おい母上様今なんと」

母「いわなきゃと思ってたんだけどね」

母「私も貴方と妹のお父さん、つまり兄さんに恋をしたの」

兄「な…」

母「だから貴方達の事がよくわかる」

母「世間体的には非常によろしくないわ、それに…結婚だって」

兄「でも父さんは結婚する前に病気で…だから母さんは未婚だって…」

母「病気だったのは本当、あの人は小さい頃から病弱でね…いつも傍に私がいた」

兄「そうだった…んだ…」

母「…ショックじゃないの?」

兄「え…何が?」

母「貴方は…兄妹の子…なのよ…?」

兄「そりゃ驚いたけどね…でも辛かったのは母さん、そして父さんだろ?」

母「…」

兄「世間の目だって絶対ひどかったと思う…でも…それでも俺達をちゃんと愛情を持って育ててくれてる」

母「兄…」

兄「ショックかショックじゃないかと聞かれたらそりゃあ衝撃は受けたけど…でも…なんかすごく身近に似たような境遇の人がいるってのは心強いというか…」

母「ありがとう…」ポロポロ

兄「おっおい…泣くなよ母さん」

母「本当、貴方は父さんそっくりよ」

兄「母さん…」

母「しんみりしない!」

兄「はっ…はい」

母「妹ちゃんにちゃんと言うのよ?」

兄「うん」

母「さてさて…安心したし私もちょっと出掛けてこようかしら」

兄「えっ?」

母「実は近所のママさん達に飲みにでも行かないかと誘われてねぇ」

兄「はっ?」

母「お金置いていくから好きなもの食べてね?」
兄「なっ?」

母「あぁ…明日の朝には帰るから安心して」

兄「ちょっ?」

母「優しくしてあげるのよ~それじゃあね」

バタン

兄「…」

兄「はあああああ?」

流れ切って申し訳ないですが飯食ってきます~。

ちなみに8日ルールはわかってます…けどそろそろ終わりが近いので大丈夫かと…。

夕方あたりに完結したらいいなと思ってます。

ではでは。

兄「って事は二人きり…?いかん…変なことが頭をよぎる」

兄「ってまだこんな時間なのか…そりゃそうか、学校終わってすぐ帰ってきたしな…」

兄「妹は…まだ帰ってこないよな…」

兄「…よーし…いっちょやってみっか!」

━━━━━━━━━━━

妹友「ほぇー…あれが美味しい焼き芋屋さん?」

妹「…うん」

妹友「じゃああたしが奢っちゃるから元気だしな!」

妹「ん…大丈夫!あたしが奢ってあげるから!」

妹「あのー…」

芋「うい、いらっしゃっ…って昨日の嬢ちゃんじゃないか」

妹「こ…こんにちは、あの…お芋二つ下さいっ」

芋「二つね、ありがとよ」ホイッ

芋「なんだ、お友達連れてきてくれたのかい」

妹「あ…はい…昨日頂いたのが美味しくて…」

芋「おっ嬉しいねぇ」

妹友「おいしー!!」

芋「がっはっは、そりゃうれしー!!」

妹友「どうやって焼いたらこんな美味しくなるんですか?」

芋「それは企業秘密だなぁ」

妹友「お願いしますよー」

芋「強いていうなら魔法ってところか」

妹友「なんですかそれー」

妹「あはは」クスクス

妹友「あー美味しかった!」

妹「それならよかったよ」クスクス

妹友「また今度食べにくるね!」ピリリリ

妹友「メール?誰…あっ!ママと待ち合わせしてるんだった!」

妹「そうだったの?」

妹友「ママ絶対怒ってるー…妹!また明日ね!おじさんもまたね!」

妹「ばいばい」

芋「また来なよ」

芋「で…兄ちゃんは来ないのかい?」

妹「いえ…来ませんよ…まず私がここにいるって知らないでしょうし…それ知ったところで向かえには来ないと思います…」

芋「連絡してみな?」

妹「え?」

芋「連絡してみたらいい、兄ちゃんは絶対くるだろう」

妹「…絶対来ませんよ」

芋「おじさんは魔法が使えると言ったろう?」

妹「そんな魔法信用出来ないです」

芋「じゃあおじさんと賭けをしないか?」

妹「賭け…ですか?」

芋「嬢ちゃんがこの公園にいるとメールをして兄ちゃんが迎えにきたらおじさんの勝ち」

妹「…」

芋「来なかったら嬢ちゃんの勝ちだ」

妹「連絡して少し経ちましたが…」

芋「まだ10分ちょっとじゃないか…」

━━━━━━━━━━━

妹「やっぱり来ません…ね」

芋「いーや絶対来るね!」

妹「だって…もう来ないですよ…」

芋「ん?ありゃあ…」

兄「…ー!」

妹「ま…まさかっ…」

兄「妹ー!」

妹「お…お兄ちゃん…」ポロポロ

兄「はぁ…はぁ…心配したぞ…」

妹「ううん…本当に来てくれるなんて…」

兄「迎えにきてとかいうから何かあったのかと…」

──刹那、妹の拳が兄の腹を貫く
その姿はまさに現代に生きる龍。龍拳と呼ぶに相応しい突きだった
可憐な突きは肉片を飛び散らせることなく兄の腹を貫いていた

兄「強くなったな・・・妹・・・」

最愛の妹に笑顔を見せるがもう兄の生命力は殆ど残されていない
そんな状況でも尚彼が笑顔を見せるのは妹の成長を心から喜んでいるからだろう

兄「・・・もっと強く・・・な・・・、れ」
妹「・・・!!」

兄の身体から力が抜け、後ろに倒れる。
彼の顔に未練は残っておらず、最高の笑顔を最後に見せた。
妹は己の犯した罪の重さと兄という最も大切な存在を失ったことに気付く

妹「わ、わたし・・・お兄ちゃんを・・・!!」

言葉と共に彼女の目からダイヤモンドが零れ落ちていく
屍と化した兄の身体を抱きしめただ泣くことしかできない
もう兄は戻らない、彼女は孤独の道を歩まなければならないのだ・・・──

終幕

しまった誤爆。>>702の前にこれを。

妹「それをするメリットがあるんですか?」

芋「ただでとは言わないよ、嬢ちゃんが勝ったら好きなときに好きなだけ焼き芋を食べ放題だ」

妹「…いいですよ、どうせ来ませんから…」

芋「おじさんが勝ったらの事を聞かないのかい?」

妹「私が勝つにきまってますから」

芋「ようし!じゃあ連絡してみな」

妹「はぁ…」

━━━━━━━━━━━

兄「よし!これで大丈夫かな」

ピリリリッ

兄「メールか…」

妹『公園に迎えに来てください』

兄「何かあったのか!?」ダッ

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