女「でゅえるもんすたーず?」 (31)

友「あんたも珍しいわよね、DMやってない人の方が少ないよ今の時代」

女「あれカードゲームでしょ?ああいうのは子供のやるものなんじゃないの?」

友「いつの時代の人間よあんた……世界大会とかも開催されてるじゃない!テレビでもよく放送されてるし」

女「いやぁ、興味ないから意識して見てないしなぁ……」

友「まったく、まぁいいけどDMに興味出たらすぐ言いなよ、手取り足取り腰取り教えてあげる」

女「丁重にお断りするよ、じゃ私はこっちだからまた明日学校でね」

友「んじゃーねー」

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遊戯王のオリジナルストーリー
基本的にアニメ版のをごった煮にしたような世界観
LP4000ルール
エクシーズ有り
割りとデュエル構築とか苦手なんでお粗末なデュエルになるかもしれないけど勘弁

女「ただいまー」

女「まだ弟は帰ってきてないのか」

リビング

弟「……」

女「っているじゃん、返事くらいしなって」

弟「……おかえり」

女「…なんかあったの?」

弟「………………」

女「言わなきゃわからないよ、どうした弟」

弟「カード……」

女「カードってあれ?DM?」

弟「うん…カード全部取られた……」

女「は、はぁっ!?」

~回想~
男「へへっデッキは貰うぜ」

弟友「か、かえしてよ!僕のデッキ!」

男「アンティルールで負けたんだから文句いってんじゃねぇよ!」

弟友「あ、あなたがデュエルの途中にいきなり決めたんじゃないですか!」

男「ルールはルールなんだよ!」

弟「おい!」

男「あ?」

弟「おれとデュエルしろ!勝ったら弟友のデッキを返せ!」

男「へへ……いいぜ、そのデュエル受けてたつ!」

女「で、負けちゃったわけか……」

弟「……うん」

女「……よく頑張ったね」ナデナデ

弟「……」

女「あとはねーちゃんに任せときな、弟と弟友のカード取り返してやる」

弟「で、でも姉ちゃんDMやったことないでしょ?」

女「まぁ姉ちゃんは凄いから、余裕で勝てるさ!」

弟(不安だ……)

次の日、学校

女「というわけでなんとかしてくださいお願いします」

友「なるほどねぇ、なんならアタシがいってもいいんだよ?」

女「いや、弟がDM好きなの知ってるから、その男は私が直々にぶちのめさないと気がすまない」

友「ブラコンめ……んじゃ学校終わったらカードショップ行ってみようか、まずはデッキ組まなきゃ話になんないし」

女「ありがとね、その前にうちに寄っていいかな、お金持ってこなきゃね…」

友「お小遣い全部飛ぶ覚悟はしなきゃだめだぞ☆」

女「えぇ~……」

友「今日も学校は疲れたなぁ」

女「ほぼ全部寝てたくせによくいうよ……」

友「体育は真面目に受けたでしょー」

女「アッハイソーデスネ」

友「釈然とないけど……まぁさっさとお金取ってきなよー、アタシは待ってるから」

女「うーい」

─────5分後
女「お待たせ」

友「おかえり……ってどうしたのそのカード」

女「弟のDM仲間逹がさ、くれたんだって、絶対取り返して仇を取ってくれって…小学生だからお小遣いだって少ないのに」

友「絶対負けらんないね」

女「……うん」

───カードショップ
女「うわぁカードがいっぱい……」

友「そりゃカードショップなんだからカードがいっぱいあるわよ」

女「なにこのレッド・デーモンズ・ドラゴン……?」

友「のレプリカね、本物は現ライディングデュエルのキング、ジャック・アトラス様しか持ってない唯一のカードよ」

女「へぇぇ……」

友「ちなみに値段は数千万以上って言われてるわ」

女「!?うめえ棒何本分なのさ!?」

友「……うめえ棒でレッド・デーモンズ・ドラゴンを計ろうとするアンタは大物になれる気がするわ…」

友「とりあえずどんなデッキにしたいかとか……はわかんないか」

女「うーん、弟やその友逹から貰ったカードを使いたいなって思ってるけど……」

友「それだと……《ジャンク》か《スクラップ》ね」

女「《ジャンク》に《スクラップ》……?よ、弱そう」

友「そうね……でも《ジャンク》は昔ジャック・アトラスを唯一破ったって言われてるDホイーラー、不動遊星が使ってたって話を聞いたことあるわ、まぁこのカードじゃ全然足りないけどね…」

女「そうなんだ……そうだ!この二つ合体させようよ!たぶんロボットが合体して強くなるよ!」

友「oh...」


?「お嬢ちゃん逹は初心者かな?」

240円!

女「あなたは?」

男「僕は男、ちょっとしたデュエリストでね」

友「へぇ」

男「はは、つれないなぁ。それなりに強いんだよ、どれどれ………はははそんなクズカードじゃだめだよ、もっと強いカード使わなきゃあ」

女「なっ……!」

男「この後お茶に付き合ってくれたら僕が持ってるカードを分けてあげようじゃないか、幸いカードは掃いて捨てるほどあるからね!」

友「……失礼ですがそのカードはどうやって?」

男「なにちょっとした賭けデュエルでね、みんな使ってるカードも本人も弱くて話にならないがね!」

女「……あんたに」

男「ん?」

女「あんたにデュエルを申し込む!」

男「は?」

>>11
250円だろ!いい加減にしろ!



女「私が勝ったら今まで皆から奪ったカードを返して」

男「……ふふ、いいですよ、でも僕だけ条件付けるのも不公平でしょう?そうだな……僕が勝ったら言うことを一つ聞いてもらいましょうか」

友「ちょっ……」

女「構わない」

男「成立ですね。ですが初心者相手に僕も鬼じゃない、そうだな……一週間、一週間時間をあげましょう、一週間後にデュエルということでいいかな?」

女「お気遣いどうも、吠え面かかせてやる」

男「ふふ、一週間後を楽しみにしてますよ」

─────

友「あんな約束して……」

女「だって…」

友「まぁ確かにあれはムカつくわね……」

女「負けなきゃいいの、負けなきゃ」

友「まぁ、一週間、デッキを頑張って組み立てるのとみっちりDMの勉強だよ!」

女「任せといてよ!」

────一週間ハイライト

友「DMには通常モンスター、効果モンスター、融合モンスター、儀式モンスター、シンクロモンスター、そして最近生まれたエクシーズモンスターがいて────」

女「お、覚えらんない……」


友「その他にも罠カード、魔法カード、フィールドカード、さらに細かく永続や速攻魔法が────」

女「ま、まほ……とら……フィール……?」


友「この場合このカードが─────」

女「えっえっ」


友「シンクロにはチューナーが必要で────」

女「ちゅう……?」


友「スクラップ・コングはアイドルだからデッキには入れないで─────」

女「ウホェ……」

──────
───

────決闘一日前

女「スクラップ・コングはアイドル……スクラップ・コングはアイドル……」ブツブツ

友「だ、大丈夫……?」

女「ダイジョーブウホ……」

友「し、しっかりしなさい!」

女「はっ!?」

友「ちょっと詰め込みすぎたかな……?」

女「い、いや大丈夫、一週間ありがとね……」

友「気にしなさんな、明日は頑張りなよ、絶対見に行くから」

女「任せといてよ!」

友「じゃ、また明日ね」

女「うん!また明日!」

────当日、カードショップ

男「遅いですねぇ……」ニヤニヤ

友(あのバカ……!携帯も出ないでどこ行ってんのよ!)

男「あと10分でこなければ僕の不戦勝、ということでいいですよね?お嬢ちゃん」

友「ちっ……!」

女「はっはっはっはっ……なんで電車止まってんのさ!これじゃ間に合わない……!」

女「不戦勝なんて……!」

ブロロロロ……キキッ

?「君」

女「はひっ!?」

?「急いでるようだがどうかしたのか?」

女「えっあのっ……」カクカクシカジカ

?「なるほど……後ろに乗るんだ、送っていこう」

女「い、いいんですか!?」

?「構わない、早く乗るんだ、時間がないんだろう?」

女「ありがとうございます……!」

──────
ブロロロロ
?「なるほど…そんなことが……」

女「はい…」

?「仲間との…弟との絆を大切にしているんだな……」

女「絆なんて呼べるかはわかりませんけどね……」

───────
キキッ

?「さぁ着いたぞ」

女「ありがとうございました……!」

?「構わないさ、そうだ、これを持っていくといい」

女「このカードは……?」

?「ラッキーカード、というやつか、君のところへ行きたがっている気がしてな」

女「何からなにまで…ありがとうございます……!あの、お名前は」

?「名乗るほどのものじゃない、さぁ、早く行くんだ、もう時間がないんだろう?」

女「え?あっやば!ほんとだ!あの!ありがとうございました!」


?「フッ、彼女はきっといいデュエリストになる」

女「ただいま到着しましたァ!」

友「おっそい!後1分もなかったんだよ!?何してたのさ!」

女「いやぁ電車が止まっちゃって……」

友「よく間に合ったわね……」

女「親切な人がバイクで送ってくれたんだ」

男「ふふふ、よかったですねぇ、間に合って」

女「……」

男「おお怖い、そんなに睨まないでくださいよ」

女「やるんでしょ?御託はいいからさっさと始めよう」

男「そんなに僕の言うことを聞きたいのですか?仕方ありませんねぇ」

女「絶対に取り返してみせる!」
男・女「デュエル!」

男「僕の先行ですね、ドロー!」
LP4000 手札6 墓地0 デッキ39

男「僕は手札からおろかな埋葬を発動!このカードでデッキから1枚墓地に送る!墓地に送るカードは《暗黒界の龍神グラファ》だ、そして手札から《暗黒界の尖兵ベージ》を通常召喚!」

友「暗黒界……!?なんてデッキを…!」

男「ふふ、さらにベージを手札に戻して召喚墓地から《暗黒界の龍神グラファ》を特殊召喚する!」

女「攻撃翌力2700のモンスターを墓地から特殊召喚!?」

男「お嬢ちゃんに勝ち目なんて最初からないんですよ!カードを一枚伏せてターンエンドです」

LP4000 手札4 墓地1 デッキ38モンスター[][][][][グラ]
魔法・罠[][][][][■]

女「わ、私のターン!ドロー!」
LP4000 手札6 墓地0 デッキ39
モンスター[][][][][]
魔法・罠[][][][][]

女(よし、スクラップ・ゴブリンが来た……!これで1ターンは凌げる!)

女「私はモンスターを裏側守備表示でセット!さらにカードを2枚伏せてターンエンドよ!」

LP4000 手札3 墓地0 デッキ39
モンスター[][][][][ゴブ]
魔法・罠[][][][■][■]

男「ふふ、ではエンドフェイズ時にリバースカードオープン!魔のデッキ破壊ウイルス!」

友「魔のデッキ破壊ウイルス……!あのカードはフィールドに存在する闇属性の攻撃翌力2000以上のモンスターを生け贄にして……!」

男「相手のフィールド、手札のモンスター、そして発動後3ターンの間相手がドローしたカードをすべて確認し、攻撃翌力1500以下のモンスターを破壊するカード!僕はグラファを生け贄に捧げる!さぁ全てをさらけ出すんだお嬢ちゃん」

女「っ……」

男「守備カードは……おやスクラップ・ゴブリンですか、そして手札には……《レベル・スティーラー》ですか、他のカードは……《スクラップ・キマイラ》に《スクラップ・オルトロス》、ふふ、二枚だけですか、残念ですねぇ」


LP4000 手札2 墓地2 デッキ39
モンスター[][][][][]
魔法・罠[][][][■][■]

デッキ枚数初手五枚分引き忘るんじゃ?
デッキ45枚って設定ならスマソ

男「では僕のターン、ドロー!」

LP4000 手札5 墓地3 デッキ38
モンスター[][][][][]
魔法・罠[][][][][]


男「僕は手札から暗黒界の取引を発動!このカードはお互いのプレイヤーはデッキからカードを1枚ドローし、その後手札から1枚選択して捨てる!ドロー!そして手札から《暗黒界の術師スノウ》を捨てる!」

女「ドロー……わ、私は手札から《スクラップ・オルトロス》を捨てる」

男「では引いたカードを確認させていただきましょう、《スクラップ・ビースト》……いいでしょう、では私はスノウの効果を発動!効果で手札から墓地に捨てられたときデッキから《暗黒界》と名のついたカードを手札に加えることができる、このカードで加えるのは暗黒界の門」

友「これじゃあ一方的過ぎる……!」

男「そして暗黒界の門を発動!このカードはフィールドに存在する悪魔族モンスターの攻撃翌力、守備力を300ポイントアップさせる、そして1ターンに一度、自分の墓地の悪魔族モンスターを除外することで手札から悪魔族モンスターを一体選択して捨てる!その後自分のデッキからカードを1枚ドローする!」

LP4000 手札3 墓地5 除外 デッキ31

モンスター[][][][][]
魔法・罠[][][][][]

男「門の効果でスノウを除外!手札からベージを捨て効果で墓地から特殊召喚、そして一枚ドロー!さらにベージを手札に戻しグラファを墓地から特殊召喚!そしてベージを通常召喚する!」

友「攻撃翌力3000に1900……!?」

男「これが決まれば僕の勝ちですねぇ?それでは行きましょう!グラファでダイレクトアタック!」

女「……!トラップカード発動!攻撃の無力化!」

友「よし!なんとか3000を防いだ!」

男「命拾いしましたね、ではベージでダイレクトアタック!」

女「ぐうっ!」

男「カードを一枚伏せてターンエンドです」


LP4000 手札3 墓地3 除外1 デッキ30
モンスター[][][][ベジ][グラ]
魔法・罠[][][][][■]


LP2100 手札2 墓地4 デッキ34
モンスター[][][][][]
魔法・罠[][][][][■]

>>24
げぇ間違えた34ですすまんこ

デュエル書くのむっずいなぁ枚数間違えまくる

もうちょい慎重に書きます

女「わ、わたしのターン!ドロー!」
LP2100 手札3 墓地4 除外1 デッキ32
モンスター[][][][][]
魔法・罠[][][][][]
男「引いたカードは《サイバー・ドラゴン》ですか、やっかいですねぇ……」

女「これで……!」

男「なんてね、リバースカードオープン!《マインドクラッシュ!》」

男「カード名を1つ宣言して発動する!宣言したカードが相手の手札にある場合、相手はそのカードを全て墓地へ捨てる! 宣言したカードが相手の手札に無い場合、僕は手札をランダムに1枚捨てる!宣言するカードはサイバー・ドラゴン!」

女「なっ……!」

LP2100 手札2 墓地5 デッキ32
モンスター[][][][][]
魔法・罠[][][][■][]
女「でも!私は手札からスクラップ・キマイラを召喚!」

男「ほう」

女「スクラップ・キマイラは墓地に存在するスクラップと名のつくチューナーを一枚選択してフィールドに特殊召喚できる!私はスクラップ・ゴブリンを特殊召喚!」
友「チューナー!これでレベル7のシンクロ召喚が出来る!」

女「レベル4のスクラップ・キマイラにレベル3のスクラップ・ゴブリンをチューニング!出て!スクラップ・デスデーモン!」

男「攻撃翌力2700だと!?」

女「違うよ、この子は“悪魔族”だ」

男「まさか……!」

女「そう、暗黒界の門の効果により攻撃翌力は3000!バトルフェイズ!私はスクラップ・デスデーモンでベージを攻撃!」

男「ちぃっ!だがまだグラファが残っている!」

女「……そうだね、私はスクラップ・デスデーモンのレベルをひとつ下げてレベル・スティーラーを守備表示で特殊召喚するよ、それでターンエンドだ」

男「はっ……ただの悪あがきか……焦らせやがって…」


LP2900 手札3 墓地5 除外1 デッキ30
モンスター[][][][][グラ(攻)]
魔法・罠[][][][][]



LP2100 手札1 墓地5 デッキ32
モンスター[][][][レベステ(守)][スクデス(攻)]
魔法・罠[][][][■][]

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