ミカサ「鍵のかかる恋文」(694)

ミカサの性の芽生えを書く予定
エレミカで微エロかもしれない
キャラ崩壊とCP注意

847年○月×日

今日から日記を書くことにした。

明日から私は訓練兵になる。

エレンとアルミンと一緒に、開拓地で貯めたわずかなお金を使ってトロスト区まで来た。

倹約のために馬車も宿も我慢して、3人で凍えながらたどり着いた。

残ったお金で、エレンは穴の空きそうな靴を買い換え、アルミンはペンの軸を買った。

私は何もいらないと言ったけれど、アルミンがこの日記帳を買ってくれた。

金色のきれいな錠前も一緒だ。

「表紙に張ってある赤い布が、ミカサのマフラーの色に似ていたから」

とアルミンが言ってくれた。

明日から2人とは離ればなれだ。開拓地のように3人一緒に眠ることはできなくなるだろう。

くっついていられるのは、この宿が最後だ。

眠れない時は、この日記帳に1日の出来事を記すことにした。

私は優しい家族と、善き友を持った。

ありがとう、エレン。ありがとう、アルミン。

おやすみなさい。

847年○月×日

朝、日記を書いたのでエレンとアルミンに見てもらおうとしたが断られた。

鍵を預かってもらうのも断られた。

エレンが「それじゃ鍵の意味がないだろ」と怒った。

アルミンも「ミカサが僕たちに見せたくないことも書いていいんだよ」と言った。

私は2人に見られて困ることはない。

でも、秘密を隠す場所ができることが嫌ではなかったので、言うことを聞いた。

エレンとアルミンと一緒に山鳥と麦のスープを飲んだ。

トロスト区はシガンシナ区より賑わっている。

屋台の食べ物が上等だし、ちゃんと塀のある家が多い。

その代わり、安い宿が見つからなくて困った。

847年○月×日

入団式の時、アルミンが教官に恫喝されていた。

アルミンのお爺さんがつけてくれた名前を愚弄されていた。

馬鹿みたいと言う方が馬鹿だと思う。

式の途中で私は居眠りしてしまったが、教官は気付かなかった。やはり馬鹿なのだろうか。

たくさん文字を書くのは疲れる。毎晩続けたら、昼間も眠くなるかもしれない。

隣のベッドの子の寝言がうるさくて、消灯も近いのに眠くならない。

走るからご飯くださいとか、神様ありがとうとか言っている。

芋女と呼ばれていたが、出身が芋の名産地なのだろうか。

エレンに髪を切るように言われたので、朝は早く起きようと思う。

エレンはやっぱり家族思いだと思った。

847年○月×日

朝、髪を切ろうとしたら同室の子に阻止された。

鋏で鏡も見ずに切っちゃだめだと言われた。

切り方がわからないと言ったら、代わりに切ってくれた。

椅子に座らされて、どのくらいまで切るのか聞かれたので「アルミンくらい」と答えたが、わかってもらえなかった。

あなたと似た髪の色の、入団式で恫喝されていた子だと言ったら伝わった。

髪の色以外に言葉も優しくて、アルミンに似た雰囲気の女の子だった。


今日は講義と基礎体力の測定があった。

森の中を延々と走らされて、併走する教官に点数を付けられた。

アルミンが倒れそうになった。

エレンも心配そうだった。疲れのせいか、2人とも夕飯は半分しか食べられなかったようだ。

残りはサシャにあげた。食欲を2人に分けてあげて欲しい。

847年○月×日

今日も講義と基礎体力作りだった。

アルミンが腕立てと懸垂で教官に怒鳴られていた。

しかしアルミンは最後までやり通した。

アルミンのこういうところが男の子らしいと思う。

エレンは問題なくこなし、昨日よりは食欲が出たようだ。

アルミンも完食した。安心して、私の食事までおいしく感じられた。

部屋に戻ったが、女の子しかいないので何を話せばいいのかわからない。

サシャも部屋に戻ると恥ずかしそうに自分のスペースに入ってしまう。

クリスタにお礼を言った。

「髪くらいいつでも切るよ」と言ってくれた。

この調子で、うまくやって行けたらと思う。

847年○月×日

エレンが立体機動の適性訓練で失敗した。

私とアルミンと一緒に練習したが、怪我をさせてしまった。

このままでは、エレンは開拓地に戻されてしまう。

エレンの意志は関係ない。姿勢制御もできないようでは、駐屯地に居させてもらうこともできないだろう。

エレンも私と離れることが不安なようだった。

安心させてあげたかったが、いつの間にかエレンがサシャに成り代わっていて言葉を聞かせることができなかった。

私は伝えることが得意ではない。

私の中に渦巻く気持ちや言葉を、うまく整理して紡ぎ出すことは難しい。

この日記が話し言葉の練習になれば良いと思う。

今日、エレンの眠りが安らかでありますように。

847年○月×日

エレンがやった。

無事に姿勢制御に成功し、適性訓練を合格した。

とても喜ばしいこと。

しかしそれ以上に、私に向かって安心したように微笑みかけるエレンがいじらしくてたまらない。

家を無くし、私とアルミンと一緒にこの駐屯地にたどり着いたエレン。

また家族と引き離されることが、どんなに恐ろしかったことだろう。

食事の間だけでも一緒にいることで、少しでもエレンの慰めになればいい。


847年○月×日

今日から対人格闘の訓練が始まった。

誰かを相手にしながらの訓練は緊張する。

クリスタは小さくて、木剣を奪う時に細い手首を捻ってしまわないかヒヤヒヤした。

こんな訓練が命のやりとりに役立つとは思えない。

獲物を持った相手に素手で立ち向かうなんて、まともな考えではない。

しかし、クリスタのような子のため、戦わなければいけない局面もあるかもしれない。

そう思うと手を抜く気にはなれなかった。

夕飯の時、エレンがジャンと大立ち回りをした。

褒められたことではない。教官に咎められたが、サシャが助けてくれた。

格好付けてはいても、エレンは見ていて危なっかしい。

これだから目を離すことができない。

サシャの寝言が収まってきたので眠る。

エレン、アルミン、おやすみなさい。

とりあえずここまで。

847年○月×日

朝起きたら、隣のサシャの寝間着がまくれて、お乳が見えていた。

お風呂以外で他人の胸を見るのが珍しく、乳首を突いてみた。

危うくサシャに指をかじり取られるところだった。

こういうことを書くことを見越して、アルミンは日記帳と鍵をくれたのかもしれない。

サシャを見て、ここには本当に男の子の目がないんだと実感した。

開拓地では夜が寒くて、エレンとアルミンが居ようが居まいが、お腹が出るような寝方はとてもできなかったけれど。


今日は一日中駆け足をしていた。

体力錬成のきつさよりも、まだ集団生活の新鮮さが勝っている。

エレンが対人格闘で時々組んでいる子の名前を覚えた。

アニは意外と走るのが早い方ではなかった。

847年○月×日

今日は珍しく、消灯後に日記を書いている。

もう日付も変わったというのに、不意に目が覚めて眠れなくなってしまった。

今日は月が明るくて、隣のサシャの顔もよく見える。だから寂しくはない。

でもエレンとアルミンが一緒でないのが、何だかつらくてたまらない。

弱音を吐いてしまってごめんなさい。

私がいなくて、きっと2人も切ない思いをしていることだろう。

847年○月×日

起きたら、マフラーを巻いて寝たことをミーナに指摘された。

いつもは手すりに干している。思った以上に目立っていたようで、今日に限って見当たらないことにすぐ気付いたと言っていた。

人間は寝ている間、自分で思っている以上に汗をかいていると言われ、一緒にマフラーを洗った。

何だかお母さんのような子だ。

今日も、講義と体力錬成訓練だった。

エレンは早く巨人と戦う技術を覚えたいと息巻いている。

せっかちはいけない。

847年○月×日

今日も1日、体力錬成に費やされた。

明日から立体機動の訓練に備え、崖を上る練習をするらしい。

もちろん素手だ。

一応、落下しても命まで落とさないよう、下にはクッションがあるらしい。

しかし、一歩間違えたらただでは済まないだろう。

夕餉の最中も、アルミンの顔は緊張していた。

クリスタも、体力に自信がないと不安そうだった。

しかし、みんな完食した。きっと大丈夫だろう。

847年○月×日

とにかくみんな無事に訓練を終えた。

まだ崖は6mだ。徐々に高くなっていくらしい。

お風呂で互いの身体を見ると、全身が擦り傷だらけだった。

サシャもクリスタもユミルもミーナもアニも、白い肌に刷毛で擦ったような赤い線が残っていた。

なんだかもったいなくて切ない。

エレンとアルミンが、古くなって盛り上がった昔の傷痕を自慢することがあるけど、それとはまったく違う。

兵士になるのだから、いちいち気にしてはいけないのだろう。

847年○月×日

今日、クリスタが鳥の雛を拾って来た。

早朝の走り込みで、巣から落ちているのを見つけたらしい。

私とサシャに、育て方を聞いてきた。

鳥は生かすのがとても難しいと答えた。

人間の匂いがついた雛は巣に戻しても拒絶されるし、1、2時間置きに餌を与えないとすぐに死ぬ。

それでもクリスタは、湿らせたパンを雛に与えていた。

「この子はもう巣に戻れないのね」と泣きそうになっていた。

夕刻には、雛は冷たくなっていた。

サシャがクリスタを慰めた。

生き物は死ぬものなので、クリスタが死なせたわけじゃないと言うと、項垂れながらも頷いていた。

ユミルは慰めるかと思ったら、クリスタを部屋から連れ出しながら馬鹿だ馬鹿だと叱っていた。

あの2人もよくわからない。

847年○月×日

今日から史学や衛生学の他に、一般教養寄りの講義も開始された。

まず、私たちの身体と精神の発達について学ぶらしい。

これは大いに興味がある。子どもの作り方についても教えてもらえるらしい。

発達段階ごとに、胎児期から老年期まで、心理学社会学などの観点からも触れていくようだ。

アルミンも特に楽しみだと言う。エレンは少し退屈そうだった。

ミーナが妙な顔をしていたので、どうしたのか聞いてみた。

「何でもないよ。考えすぎかもしれないし……」と言ったが、顔が赤かった。

847年○月×日

クリスタは雛を宿舎の裏に埋めたようだ。

新しく掘り返された土の跡がある。

アニがそこに立って、野花を一輪手向けているのを見つけた。

私が見ていることに気付いたアニはすぐに去ろうとした。

「何の花?」と聞いたら「ただの感傷」と言われた。

質問の答えになっていない。

近づいて見ると、センブリの白い花だった。

野花ではなく、薬草園から勝手に摘んだのかもしれない。


最近、エレンが反抗期だ。

私が何か言うたびに、妙に張り合って言い返してくる。

でも私はムキになったりしない。

とりあえずここまで。

847年○月×日

今日は身体測定だった。

これから、立体機動の訓練のために、定期的に身体の寸法を計測していくらしい。

エレンの背が2cm伸びたと言っていた。

私も同じだけ伸びた。エレンが伸びただけ、私も伸びる。やはり私たちは家族。

そう言うと、エレンは面白くなかったようで、手で私の頭を押さえつけてきた。

そんなことをしても背は縮まない。

アルミンに分けてやれと言われたが、アルミンだって極端に背が低いわけではない。

1年もすれば、2人揃って私の背を追い抜いてしまうかもしれない。


エレンは手のひらが私より大きかった。アルミンは指が長い。

私は胸が大きくなったと言ったら、エレンは怒って1日口をきいてくれなかった。

うれしかったから、エレンに聞いて欲しかったのに。

847年○月×日

午前の修練が終わった後、サシャがお腹を押さえていた。

拾い食いでもしたのかと聞いたら「始まっちゃったみたいです」と言われた。

生理用品を持っていないか聞かれて、何ヶ月も来ていないから持っていないと答えた。

サシャの白い顔からいっそう血の気が引いて、無理やり手を引かれて医務室に連れ込まれた。

医務官からいくつか妙な質問をされたので答えると「栄養状態が悪かったから生理不順になっているだけ」と言われた。

サシャは「良かった。安心しました」と涙目になっていた。

初潮の後、あれは毎月来るべきものなのだと初めて知った。

ここでしっかり食べていれば、改善されるらしい。

面倒をお腹に抱えてしまった気分だった。

847年○月×日

朝、ユミルが「お前、その年で上がってるんだってな」と声をかけてきた。

何が上がっているのかと聞いたら、クリスタに遮られてしまった。

大袈裟に謝られ、ユミルは立ったままお尻を叩かれていた。

ちっとも痛そうじゃなかったけれど。


ユミルはいつもふざけている。それを叱ったり庇ったり、クリスタは忙しそうだ。

しかし、ふざけていない時のユミルは、妙に艶めかしくて美しく見えることがある。

疲れて風呂場で汗を流している時など、長い足を邪魔そうに組んで、誰よりも盛り上がった円い乳房が濡れて光り、直視できない。

1日の半分だけでも黙っていればいいと思う。

847年○月×日

今日は雨で、走り込みの最中にジャンが転倒した。

珍しいことだ。

彼は私のすぐ後ろを走っていた。無理についてきたようだった。

折れた枝で腿を切ったので、感染症のことを考えジャンを医務室へ連れて行った。

「お前の点が減っちまうな」と謝られた。

今週の当番だから連れてきただけなのだし、別に構わないと答えた。

「触ってごめんな」とも謝られた。ジャンも年頃だから恥ずかしいのだろう。

肩を貸しただけなのだから、気を使わないで欲しい。

私はここで、卒業までみんなとうまくやっていきたい。

仲間を助けるのは当たり前のことだ。

847年○月×日

さっき、何となく寝付けなくて宿舎の外に出た。

雑木林を散歩していると、エレンとアルミンの姿が見えた。

思わず駆け寄った。2人も風に当たりたくなったらしい。

男子も夜抜け出すことがままあるそうだ。

身体が疲れすぎて、ざわざわして眠れないとエレンが笑った。

少し気が楽になったが「他の男子も夜歩いているんだ。ミカサはこんな風に歩かない方がいい」とアルミンに叱られた。

男子が散歩しているのに、なぜ女子が同じことをしてはいけないのか。

腑に落ちない。

またこんな風に3人で話したいと言ったら、昼間に待ち合わせするなら良いと言われた。

つまり、1人歩きをさせたくないのだ。

私からすれば、エレンとアルミンの方がよほど危なっかしい。

847年○月×日

朝起きたら、下着に卵白のような粘液が付いていた。

ぬるぬると汚れて気持ちが悪い。

何かの疾患か感染症かもしれない。

朝食後、医務室が開くのを待って医務官に申告した。

下着に敷くといい、と薄い柔らかな布を縫い合わせたものを渡された。

排卵の時期によっては起こり得ること、と言い添えられた。

排卵、という語については明日の講義で解説されるらしい。

とにかく、身体に異常があったわけではなくて良かった。

お漏らしのようにも見えたので、恥ずかしくてエレンやアルミンにも相談できない。早々に解決して何よりだ。

訓練も調子が良い。今日も6mの崖を上った。

847年○月×日

今日の講義の内容があまりにも衝撃的で、まだ混乱している。

初潮。排卵。これらの事象が、妊娠と関連しているとは思わなかった。

経血は、ただの老廃物ではなかった。

腹の中に、役目を持った器官がまだ眠っている。

そう思うと妙な感覚だ。思わず何度も腹を触ってしまう。

同室のみんなも何となくぼんやりしているようだ。

ユミルとミーナだけが、姦しく「やっぱり」「男子と一緒にする講義じゃない」「興味あるくせに」と騒いでいる。

エレンはつまらなそうだった。アルミンは真面目に聴講していた。

2人がいつもと変わらない様子だったので、私も安心して講義を受けられた。

性行為は説明を聞いた限り、山羊の交尾と変わらない。

ただ、これからあの図の通りに肉体が変化するのかと思うと、戸惑われた。

847年○月×日

朝食の時に「昨日の講義の、第二次性徴と心理的諸機能のことだけれど」と口に出したら、

「朝から生々しい話はよせ」とエレンに止められた。

アルミンも顔が赤くなった。

何が生々しいというのか。

昨日の講義でも、男子は何か知っている風だった。

それについて教えて欲しいと言うと、明日の夜に女子宿舎の裏で待ち合わせることになった。

今夜は見回りの都合で、夜歩きが難しいらしい。

これも男子の情報網だろうか。

今夜はそれに備えて早く眠る。

走り込みと筋トレ、崖登りも少しは楽にこなせるようになってきた。

847年○月×日

エレンとアルミンの口から、まさかあんなことを聞くことになるとは思わなかった。

とにかく、夜に行動するならエレンかアルミンを伴うように、と言われた。

明日の朝、どんな顔で2人に会えばいいのかわからない。

もう寝よう。

とりあえずここまで。

日記とはいえ生理の話が出てくるとなんか妙な気持ちになる

>>53
多分この先、生理の話はガンガン出てくるかと思います
生々しくて苦手でしたらすみません

847年○月×日

今朝、また下着が濡れていた。

あの卵白のような粘液が溢れて、滴るほどだった。

おかしいと思う。私は生理がない。排卵もしていないはず。

医務官の説明と矛盾している。

やはり何らかの疾患を抱えているのだろうか。

恥を忍んで誰かに相談しなければ。アルミンと2人きりになるタイミングを待とう。


今日から崖から「落ちる」訓練が始まった。

「ミカサはどうして平気なの」とミーナに言われたが、あの浮遊感にはまだ慣れない。

847年○月×日

夕食後、サシャが荷物の整理をしていた。

服が多くて、なかなか私物がロッカーに入りきらないらしい。

そんなに私服が必要な生活でもないのに何故、と聞いたら

「街の子は毎日お洒落な服を着ていると思っていたので、上等な服をありったけ持ってきたんです」と項垂れていた。

私は私物をほとんど持っていないので、サシャの服を少し預かることにした。

日記帳を見られた。内容は追求されなかったが「意外です」と言われた。

「錠前が金色でかわいい」と自慢したら「やっぱり意外です」と繰り返していた。

847年○月×日

朝食の時、エレンが対人格闘で組んでもらえるようアニに声をかけていた。

何となくもやもやして気分が悪い。

アニは「別にいいよ」と短く答えていた。

あんなに転ばされて、押さえつけられて、エレンは何がうれしいのだろう。

私と一緒に訓練している時は、あんなに怒った顔をするのに。

それでいて、手を抜くともっと怒るのだ。

「またミカサに負けた」と苦々しく言われるたび、私の喉からお腹に冷たい塊が降りていく。

私と一緒の時も楽しそうにして欲しい。

家族でいがみ合うのは良くない。

847年○月×日

寝る前に「コニーがユミルをブスだと言っていたけど、ユミルはエロい雰囲気の美人だと思う」とサシャに言ってみた。

サシャも「実は私もエロいと思っていました」と神妙に答えた。

同意を得られてうれしい。

直後に「今、ユミルのことブスって言ったの誰?」とクリスタがベッドに上がってきた。

サシャだと言ったら、クリスタが顔中にデコピンを繰り出してきた。

痛そうなのにサシャは何故か笑っている。

就寝前は、みんな奇行種だ。

私ももう寝る。

エレン、アルミン、おやすみなさい。

847年○月×日

今日はずっと胸が痛い。

胸の先もじんじんと痛いし、乳房も熱を持ったように疼いている。

対人格闘中、エレンの手が胸に当たってからだ。

痛くはなかったし、嫌でもなかった。

慌ててエレンは身体を離して、今日はもう組んでくれなかった。

その後、下着がまた濡れていることに気付いて、同時に胸が痛みだした。

医務官に見てもらったが、胸が張っているわけでも炎症しているわけでもないと言われた。

最近は医務室に行くことが増えた。でも何ひとつ解決していない。

やっぱりアルミンに聞こうと思う。恥ずかしいけれど。

847年○月×日

対人格闘の訓練中に、ベルトルトの手が胸に当たった。

今度は別に何ともなかった。

ベルトルトも気まずくなりたくないらしく、知らない振りをしてくれた。

互いの実力が釣り合った相手は貴重だし、私は知らない人に声をかけるのが苦手だ。

ベルトルトやライナーが組んでくれなくなったら困る。

エレンはもう、アニとばかり組んでいる。

あの技術は私には教えられない。アニが少し羨ましい。

847年○月×日

最近、エレンのことばかり考えている。

いくら家族とは言え、集団生活をしているのだから、他の人にも馴染まなければいけない。

家族の時間がまったくない。ホームシックかもしれない。

もう家はないと言うのに。

また、エレンとアルミンと夜に話したい。

寝よう。

847年○月×日

今日は雨で、1日技巧術と講義に費やされた。

いつもなら雨でも走り込みくらいはすると言うのに、おかしいと思っていたら特別講義が行われた。

男女が別室に分けられ、妙な雰囲気だ。

ミーナは「いよいよかぁ」とわかった風な言い方をするし、ユミルはニヤニヤとクリスタを見ていた。

結果から言えば、男女は分けられて然るべき内容だった。

衛生学で習うような性感染症のリスク及び避妊について。

望まぬ妊娠によって開拓地に送り返される訓練兵は、どれだけ風紀を取り締まっても絶えることがないという事実。

そして、開拓地で出産しても、劣悪な環境と食糧不足で、母子共に死亡率が高いということ。

道徳や倫理の問題ではない。

生き延びるため、知っておくべきことだった。

衣食住が与えられ、心に余裕が出来てみんな忘れかけていた。

この世界で、乳幼児や妊婦が無事に生き延びるのは、とても難しいことなのだ。

希望者には経口避妊薬が支給されると言う。

感染症の検査も行うという。

避妊薬は訓練のために月経を管理することが可能になる。感染症は性行為なしでも起こり得る。

つまり、申し出たとしても不純異性交遊について追求はしない、と言外に示しているのだ。

「男に聞かせて得がある話じゃねえな」とユミルは言っていた。珍しく同じ意見だ。

自分の身体は、自分で守らなければいけない。

なのに、私は自分の肉体について、最近はわからないことが増えていた。

講義室を出ると、男子も同じく解放されたようで、女子と合流した。

おおまかには同じような内容の講義だったようだが、春を買う、というような単語が聞こえた。

そう言った誰かの口は、ライナーがすぐに塞いでいたけれど。

エレンと目が合うと、赤くなってすぐに剃らされた。

アルミンは何でもないような顔をしていた。

やはりアルミンは何かを知っているのだ。


日記に書くと、混乱していた頭が落ち着いてくる。

寝よう。

とりあえずここまで
そろそろ微エロに入ろうかと思ったのですが、
夢野久作の瓶詰地獄なんか読んだもんだから、本番まで行こうか悩んでいます
ネチネチした感じになりそうで

変換ミス多くてすみません
>>68
×エレンと目が合うと、赤くなってすぐに剃らされた。
○エレンと目が合うと、赤くなってすぐに逸らされた。

エレンがアニと組むようになったのは、入団してから二年後だったような

続き期待

もしかして「あの日エレンが~」の人かな?
違ったらすいません

>>77
oh確認不足でした
すみません。ミスです……

>>78
違いますがあのスレ大好きです

847年○月×日

朝食の時、エレンの手が私の腕にぶつかった。

ちょうど、昨日の講義のことを考えていたので、心臓が止まるかと思った。

食事を終えて席を立つ時、また下着が濡れたことに気が付いた。

間違いない。これはエレンに反応している。


午前の課業を終えた後、アルミンを捕まえて、

「ここ何日か、エレンに触ったり、夜に会ったりすると、身体がおかしくなる。もやもやする」と相談した。

アルミンは少し思案していたが「それなら、直接エレンに伝えた方がいいんじゃないかな」と言ってくれた。

もっともだ。

やはりアルミンは頼りになる。私では、こんな当たり前のことに気付かなかった。

3日後の夜、エレンと話す約束をした。

相談事ではあるが、会えるのが単純に楽しみだ。

847年○月×日

エレンがアルミンと話していたが、不意にこっちを振り向いたので、肩がぶつかった。

息が詰まって、お腹が苦しくなるような感覚があった。

動悸もするし、本当にどこかが悪いのかもしれない。

エレンはすぐにアルミンの方へ向き直ってしまった。

最近は毎日に何度も下着を洗っている。

情けない。

847年○月×日

朝起きたら、クリスタがアニのパーカーのフードに何かを入れていた。

アニはベッドに座り込んだまま船を漕いでいる。

クリスタがフードに詰めていたのは、白い靴下を丸めたものだった。

アニも時々、夜抜け出している。

個人主義のようなので、どんな用事があるのか誰も深くは聞かない。

でも、寝不足になるくらいなら止した方がいいと思う。

アニはクリスタの手持ちの靴下がなくなっても起きなかった。

フードがパンパンになるまで見守って、私は食堂へ向かった。


今日は8mの崖に登って、地上まで落ちる訓練だった。

男子の1人が受け身に失敗して、腕にひびが入った。

慣れてきたときが危ない。

847年○月×日

さっきエレンと話してきた。

後悔している。

こんなに恥ずかしく、みっともない思いをするとは思わなかった。

「エレンに触ると下着が濡れてしまう」と言ったら、エレンは赤くなった後に青くなった。

「胸に手が当たった後に気付いた」と言ったら、口を手で塞がれた。

その後、私の症状の説明を受けた。

混乱する私の横で、エレンは頭を抱えてしまった。

「また苦しくなったらオレに言え。他の奴には言うな」と念を押された。他の人に言えるわけがない。

もう今夜は眠れそうにない。

私は家族の赤ちゃんが欲しいのだろうか。

頭がおかしくなってしまったのかもしれない。

847年○月×日

今日は1日、恥ずかしいのと申し訳ないので、エレンの顔が見られなかった。

消えてしまいたい。

847年○月×日

家族に欲望を抱いているなんて、誰にも言えない。

なのに、エレン本人にだけ知られてしまった。

日記に書いても苦しいのが止まらない。

また下着が濡れてしまった。泣きながら洗って干した。

精神も肉体もコントロールできない。

今はまだ、訓練に支障は出ていないが、このまま悪化したらどうしよう。

開拓地に戻されることだけは避けたい。

頭がおかしくても、軽蔑されていてもいいから、エレンのそばに居たい。

疲れたのでもう寝る。

とりあえずここまで。

また推敲ミス

>>85
×最近は毎日に何度も下着を洗っている。
○最近は1日に何度も下着を洗っている。

他にもミスありそうですが、スルーしてください

847年○月×日

我慢が出来なくなり、朝、エレンに夜会って欲しいと言った。

エレンの負担になったら、本末転倒だ。

でも、このままではどうにかなってしまう。

エレンのことを考えると、腹の奥からどろどろと溶けて、自分の中身が滴っていく。

強い衝動をどうすればいいのかわからない。

いつまでも走り続けたいような気分になる。

今からエレンが迎えに来る。

緊張で手が冷え切ってしまった。

847年○月×日

1日で日記を2回書くのは初めてだ。

エレンはやはり家族思いだった。

何も言えずにいる私に「家族なんだから、悩むくらいなら頼れ」と言ってくれた。

「家族なのにこんなこと言えない」と言ったら、

「家族にしか言えないだろ、こんなこと」と言ってくれた。

エレンの言うとおりだ。

とても気が楽になった。エレンは気持ち悪いとは言わなかった。

これからも私たちは、家族でいられる。

きっと、身体の変化に慣れれば、症状も治まるだろう。

たくさん懐かしい話をした。

これから、週に2度は家族の時間を取ってくれると言う。

最後に「今も下着は濡れてるのか」と心配された。

恥ずかしいが、もう怖くはないので「そう」と答えた。

安堵と喜びに満ちて、とても書ききれない。

今夜は久しぶりによく眠れそうだ。

847年○月×日

朝食の時、食堂のドアを開けると不意にエレンが肩に触れてきた。

驚いて振り向いたが「大丈夫か」と小さな声で聞かれた。

なるほど。エレンとの接触に慣れさせようとしてくれているのだ。

頷くと、アルミンに気付かれた。

「エレンが話を聞いてくれた」と言うと「良かった。いつか2人がこうなったらいいなと思っていた」と言ってくれた。

やっぱりアルミンっていいなと思う。

今日は訓練の調子も良かった。

講義の内容は、もう青年期の発達課題についてまで進んでいる。

847年○月×日

今日は昼食を摂ることができなかった。

兵站行進の日は仕方がない。

その代わり、夕餉のスープに小さいけれど刻んだベーコンが入っていた。

まともに味のあるスープは久しぶりだ。

浮いている野菜くずさえ美味しく感じられる。

少しエレンのお皿にベーコンを分けてあげた。

「やめろよ」とは言ったが、肉の誘惑には勝てなかったらしく、エレンはそのまま完食した。

エレンが与えてくれるものに対して、私に返せるものは少ない。

少しでも、エレンの腹を満たすことができたらと思う。

847年○月×日

さっき、エレンと会ってきた。

雑木林に座り込んで、懐かしい話や今日の話をした。

不意にエレンが、私の首に手を添えてきた。

ちょうど、初めて会った日にマフラーを巻いてくれたように、耳から顎、首筋から肩を手で擦ってくれた。

「これでも濡れるのか」と聞かれたので「うん」と答えた。

べたつくのが不快ではあるが、もう悲しかったり苦しかったりはしない。

こんな自分を、エレンは家族でいいと言ってくれたのだから。

私の返答にエレンは押し黙った。

エレンにも悩みがあるのかもしれない。何でも話して欲しいと言ったら「今度話す」と言われた。

とりあえずここまで

中学生日記にしようと思っていましたが、
開き直ってエレミカで瓶詰地獄やることにしました

エレンがちゃんと受け止められそうって言ってくれた人、
ごめんなさい……

瓶詰地獄なら二人は最後……
いや、どこまでも>>1についていくわ
書きたいように書いてくれ

>>106
不穏なこと言ってしまいました
死にませんしアルミンが死なせはしません

847年○月×日

今朝、エレンは妙に苛立っているように見えた。

どうかしたのか聞いたら、手を振り払われた。

一瞬驚いたが、すぐに「何でもない」と言ってくれた。

アルミンも気にしなくていいと言ってくれた。

朝から洗濯することになって、気が滅入ってしまったらしい。

寝汗でもかいたのだろうか。


夜、部屋に戻ってベッドに上がろうとしたら、クリスタに小さい悲鳴を上げられた。

私の足音が聞こえなかったらしい。

「ミカサはいつも気配を消しているの?」と聞かれたが、そんなつもりはない。

847年○月×日

朝起きたら、またサシャが半裸になっていた。

サシャは寝相が悪い。

狭い寝床に慣れていないと言っていった。環境が変わって神経が高ぶっているのかもしれない。

2段ベッドの上に寝ているので、落ちやしないかと心配になる。

少し腕に筋肉が付いたのではないかと指摘したら、うれしそうに力こぶを作って見せた。

私も同じようにしてみせたら「やっぱりミカサには遠く及びません」と平服された。

筋肉は使い方だ。あればいいというわけではない。

実際、エレンは筋肉が付きづらい体質のようだが、ライナーのような巨体を投げ飛ばしている。

847年○月×日

今夜もエレンと話した。

アルミンとも話をしたいが、しばらくは家族水入らずの時間を大事にしたい。

エレンと出会った頃から私は力持ちだが、最近ははっきりと筋肉がついてきた。

腕をまくって見せたら、エレンに強く掴まれた。

痛くはなかったが、驚いた顔をしてしまったのか、エレンはすぐに手を離した。

もう大丈夫なのかと聞かれたので、症状は治まっていないが、エレンが理解を示してくれたので嫌ではなくなったと答えた。

「気持ち悪くないか」と心配されたので「問題はない」と答えた。すると今度は「じゃあ気持ち良いのか」と尋ねられた。妙な質問だ。

そういうものではないと答えたら、エレンはハッとして、すぐに謝ってきた。

焦ったような怒ったような顔で、エレンは走って帰って行った。

私は、何か馬鹿なことを言っただろうか。

847年○月×日

1日中エレンに避けられていた。

明確に、エレンは私に対して苛立ちを抱えている。

もしくは、何かに思い詰めているのかもしれない。

何か力になれないか、明後日の夜にでも聞いてみよう。

また、エレンを見るともやもやしたもので胸が詰まるようになった。

これを恋情と呼んではいけない。私たちは家族なのだから。

ブラザー・コンプレックスというやつかもしれない。

異性への関心を、疑似的にエレンに向けてしまっていることは、とても申し訳ないと思う。

これが一過性の麻疹のようなもので、時間が解決してくれると祈ろう。


今日は座学がなかったので、1日中身体を動かしていられた。

847年○月×日

エレンまでおかしくなってしまった。

アルミンに相談しようかと言ったが、エレンは絶対に嫌だと拒んだ。

エレンも苦しんでいる。奥歯を噛んで、泣きそうになりながら、私と同じ症状に陥ったと告白された。

私のせいだ。

私が考え無しに、自分の浅ましさを剥き出しにしたことで、エレンの中の何かを誘発してしまったのだ。

頭を抱えるエレンを抱きしめることもできない。

私がアルミンだったら、きっと何か良い手を考えてあげられるのに。

今夜もまた眠れない。

エレン。私があなたの家族でごめんなさい。

847年○月×日

私の症状も悪化してしまった。

もう苦しいだけだ。

そして私の苦悶が、さらにエレンを追い詰めているのだろう。

今日はお互いに視線を合わせられなかった。


今日は兵站行進で、1日中駆けていられた。

明日は座学で、いつも通り隣に座るだろう。

下腹部がむず痒いような、苦しいような感覚で落ち着かない。

847年○月×日

エレンが何を考えているのかわからない。

講義中、いつものように私とアルミンはエレンを挟んで座っていた。

エレンが机の下で、左手を私の腿に乗せてきた。

頭の中に何かが鳴り響いて、身動きすることもできなかった。

エレンは私を試しているのかもしれない。

手を握り返して、安心させてあげれば良かった。

847年○月×日

せっかく家族水入らずの時間だと言うのに、エレンも私もほとんど話をしなかった。

雑木林で隣り合って座っているだけなのに、2人の間の空気が粘度と密度を増していくような感覚だった。

ただ「オレが気持ち悪いか」とだけ聞かれたので、家族にそんなことを思ったりしないと答えた。

互いが互いを苦しめているようなものなのに、この時間がないとどこにも救いがないような気がする。

もう寝よう。

847年○月×日

とにかく身体を動かしていたい。

崖から飛んでいる時だけ、エレンのことを忘れられる。

駆け足はいけない。エレンの走り方ばかりが気になってしまう。


もうこの日記帳は誰にも見せられない。

いずれ焼き捨てよう。

それまでは、私の劣情を吐き出すために使わせてもらう。

アルミン、ごめんなさい。

847年○月×日

朝食の時、エレンがいつも通りに声をかけてくれた。

アルミンとの会話の端々に「なぁ」とこちらに呼びかけてくれるだけで、私はこんなにも救われていたのだ。

これだけで1日が明るくなった。

最近の私たちを、ただ静かに見守ってくれていたアルミンが、安心したようにスープを飲んでいた。

ごめんなさい、アルミン。

きっと、あなたが思っているような気持ちではなかった。


サシャに心配された。

くすぐりを受けたが、まったく効かない。

サシャが呼吸できなくなるまで、アッカーマン流の手技を披露した。

847年○月×日

さっきエレンに触れられたところが熱くてたまらない。

エレンは努めて平静を装ってくれていた。

声は上擦っているし、座る姿勢も強ばっているが。

本当にエレンは家族思いだ。

なのに私は、それに甘えて不躾なことを聞いてしまった。

エレンはこの症状にどう対処しているのかと。

エレンも、私に聞かせたくはなかったのだろう。

とても聞くに耐えられないような内容だった。

ライナーや他の年長者が、色々と教えてくれるらしい。

男子の訳知り顔に合点がいった。

「ミカサは……」と何か聞きたいような素振りで、エレンは私の上腕を掴んだ。

しかし、すぐに「何でもない」と打ち消された。

エレンは私を盗み見るようになった。

私がしていたように。

とりあえずここまで

エレンに憑依して性に目覚めたばかりのアッカーマンに好き放題したい1がお送りしています

847年○月×日

朝からずっと、熱っぽいような浮き足立つような、落ち着かない気分だ。

夜になっても、全身がざわざわと騒いでいる。

恐ろしいことを考えている。

エレンも私と同じ気持ちなのかもしれない。

触れられた腕が、じくじくと熱を発している。私だけが感じ取れる熱を。

エレンの体温を、私が忘れられるはずがない。

もっとエレンに触れてもらえば、欲求不満も解消されるかもしれない。

そんな恐ろしいことを考えている。

はしたない、浅ましいことばかり日記に書き付けてしまう。

847年○月×日

今日の訓練で、とうとう事故を起こしてしまった。

崖から落ちる時に、受け身を取り損ねた。

幸い、脳震盪を起こすこともなく、軽い打ち身で済んだ。

重い重いと言いながらも、ユミルが医務室まで肩を貸してくれた。

今度お礼を言いたい。

医務室に、エレンとアルミンが様子を見に来てくれた。

「みんな一回は失敗してるんだから」とアルミンが慰めてくれた。

エレンはじっと私を睨んでいた。

何となく、透かし見られているような気がして、手でお腹を隠した。

後ろめたいことばかり考えているから、罰が当たったのだ。

明日の夜もエレンと待ち合わせている。

847年○月×日

エレンが宿舎の裏まで迎えに来てくれた。

最近のエレンはずっと言葉少なだ。

息をするのも苦しそうで、見ているのもつらい。

私は何のために、エレンについてきたのだろう。

エレンを苦しめる枷になるためではない。

「私に何かできることがないだろうか」と聞いてみた。

エレンはこちらの予想以上に狼狽して、

「軽々しくそんなことを言うな」「次に言ったら、ごつんだからな」と拳を振り上げて見せた。

別に怖くなんかない。

何だか懐かしくて、少し気持ちが落ち着いた。

「直接話すと、少し楽になる」と言ったら、エレンもそうだと答えてくれた。

うれしかった。どうか明日も会えないかと言ったが、エレンは黙ったまま答えてくれなかった。

847年○月×日

同室の子と話していると、自分の汚らしさを少しだけ忘れられる。

サシャはとても楽しい。

私が何か言うと、逐一返答をしてくれる。


エレンが来てくれるかはわからないが、一応消灯後外に出てみよう。

落ち着いて話をしたい。

「エレンに触りたい」と伝えた。

下腹部がどろどろに溶けて、自分が空になってしまう前に、どうにかしたいと。

ただただ苦しいだけの毎日から抜け出したい一心だった。

恐らく、エレンもこの状況を打開したいはずだ。

この願望が、エレンをより苦しめることになるのかもしれない。

エレンがどちらを選ぶのか、賭けだった。

「誘惑するな」と喘ぎ喘ぎ言ったエレンは「明後日まで考えさせてくれ」と言葉を継いだ。


明後日まで待てば、この気持ちの行き先は決まる。

どちらに転んでも、エレンに判断を預けよう。

847年○月×日

朝、エレンの手と私の手の甲が触れた。

熱いものに触れたように手を引かれ、ぎゅっと肺が潰れるほど苦しくなった。

私はエレンを怖がらせているのだろうか。


今夜から、同室のみんなで手慰みに刺繍を始めた。

掃除中に、前期以前の訓練兵が置いて行ったらしい、少量の刺繍糸と針を見つけたのだ。

次の買い出しに、糸を買い足してもらえるよう、お金を出し合うことになった。

クリスタが上手だ。図柄もたくさん知っているようだ。

互いの洗濯物を間違えないよう、靴下に刺繍することにした。

847年○月×日

胸の奥が荒れ狂って、喉が痛い。

エレンを汚してしまった。

足の間に触ってしまった。

それは、なるほど痛くて苦しいだろうと思わされた。

これでエレンは苦しくなくなったと言ったが、そんな顔には見えなかった。

互いにごめんごめんと謝って、すっかり疲弊してしまった。

後悔しているのか、自己嫌悪なのか、自分ではわからない。

ただ、もう止められないと思った。

無理にでも眠らないと、明日の訓練に支障が出る。

もう寝よう。

とりあえずここまで
女子たちを書くのが癒しです

エレンは本編でミカサのことを一度も家族と言ってない、という意見を見て、
確認してみましたが確かに見つかりませんでした
審議所で庇ったり憲兵団行きを勧めたり、一応大事には思ってるようなんですが……

二次創作ではミカサはエレンを異性、エレンは家族として見ているのがデフォのようですが、
とりあえず温度差を近くしてみました
ミカサいじめ楽しいです

847年○月×日

朝からずっと、エレンの視線が痛かった。

嫌われてはいないようで安心したけれど、耳の後ろがざわざわして叫びたくなってしまう。


夜、兵舎の裏に出てみたら、約束していなかったのにエレンが居た。

罪悪感のことも忘れて、エレンがつらいならまた触らせて欲しいと言った。

断られた上で「ごめんな」と謝られた。

エレンにあんな顔をさせるために、私は恥ずかしい思いをしたわけではない。

ただ、握られた手が昔と同じ温度なので、何もかもどうでも良くなってしまった。

思えば、一緒にお風呂に入ったこともある仲なのだ。

おちんちんを触ったくらいで、エレンに嫌われるはずがない。

安心したので、今日はよく眠れる。

847年○月×日

装備の手入れ中、サシャがこっそりと金平糖をくれた。

「甘い物を食べると元気が出ますから」と、2粒も手に乗せてくれた。

緑と白の、爪の先半分ほどの小さな金平糖は、きっとサシャの秘蔵だ。

私が部屋で黙っていても、誰も気にかけていないと思っていた。

1粒ずつ、サシャと分けて食べた。


兵舎の裏に降りると、今日はエレンが後から来た。

どうして毎日来るの、と聞いたら「だってお前が毎日待つだろうから」と、怒ったように言われた。

エレンは変わらない。家族思いのエレンだ。

今日も触らせてもらった。

これをすると、一応の欲望が鎮まるらしい。

私たちの麻疹が治れば、きっと元通りになるだろう。

エロ苦手という意見はまだないようなので、少しずつアレしていきますね
探り探りで
本番すると終了なのでギリギリのナニがアレし続けますが、
気持ち悪いという意見があれば少し考えます

エレンは自分より優れている人や正しい意見を認められる奴なのに、
ミカサに負けた時だけムキになってるところから、それなりに意識してるのかなとは思います
でも自分にとってミカサが何なのかとか異性なのかとか考えたことはなさそうだし、
特に何も拘らない葛藤しないまま、しれっと最終回で子宝に恵まれてそう

847年○月×日

今日は何となく調子が良い気がする。

停滞していた状況が動き出したからかもしれない。

そろそろ、崖ではなく樹上から吊される訓練が始まるらしい。


エレンに「唾で濡らしてくれ」と言われたので、顔を近づけたらゲンコツされた。

「馬鹿、汚いだろ」と怒られたが、口を付けるつもりではなかった。理不尽だ。

エレンに会うと、足の間が妙な感覚になってしまう。

相変わらず下着も汚れるし、エレンに明日相談してみよう。

847年○月×日

まだ正気に戻れていない気がする。

エレンの前で、あんな風になってしまうつもりじゃなかった。

足の間を触られるのが、あんなに生々しいと思わなかった。

でも、これでおあいこだ。

今までエレンだけに恥ずかしい思いをさせて、悪いことをしていた。

「他の奴にこんなことするな」と言われたが、できるはずがない。

毛布をかぶったけど落ち着かないので、日記に書いた。

847年○月×日

宿舎の掃除中、窓の桟に小さな蜘蛛がいた。

見ていたら、アニが横から覗き込んで、すぐ後ろに跳び退った。

「あんた、何見てるの」と呆れられたので「巣を張らない蜘蛛だし、蠅を食べるから益虫」と教えた。

言い終わる前に、アニは走って行ってしまった。

アニが小さな虫を怖がるとは思わなかった。


今日はエレンに触るのを断られた。

「女同士でこういう話はしないのか」と聞かれたが、よくわからない。

私の知らないところで話されているのかもしれない。

「私は教えてもらっていない」と言ったら、いくらかの知識を教えてもらった。

どれも正気の沙汰とは思えなかった。

性に無垢な少女を自分の手で女にしていくっていいよね……

847年○月×日

あれをする時のエレンは別人のようになる。

気配が濃いし、距離を詰められると空気の密度まで変わったようで、こちらの呼吸まで苦しくなる。

終わったら元のエレンに戻るので、怖くはないけれど。

でも、今日手についたものを舐めてみたら、エレンがおかしくなっている時と同じ目で見ていた。

多分、エレンも気付いていないだろう。

何が挑発になるのかわからないので、慎重にならないといけない。

エレンに触られた後は、私の症状も少し落ち着く。

ただ、最中は恥ずかしくてどうにかなりそうなので、違う方法をお願いしたい。

847年○月×日

違う方法がいいと言ったら、足の間を舐められた。

駄目だと言ってもやめてくれないし、私にはさせなかったのにエレンはずるい。

心臓がドクドクと跳ねて、まだ鳴り止まない。

あんなことまでされたのに、症状は完璧には治まっていない。

847年○月×日

教えられた通りに、トイレで自分で触ってみたが、立てなくなりそうだったので途中でやめた。

男子はどうして、女子の鎮め方まで知っているのだろう。

サシャやクリスタは知っているのだろうか。

そう思うと、風呂場で裸体を見るのも恥ずかしい気がしてくる。


今日はエレンのを触らせてもらうだけにしてもらった。

847年○月×日

立体機動装置の固定ベルトを付けて、樹から吊り下げられる訓練が始まった。

命綱はあるが、落ちてからより落ちる瞬間が恐ろしい。

一度では跳べない人が大勢居た。

「ミカサはどうして平気なの」と、またクリスタに聞かれた。

私だって怖いものは怖い。ただ、それと跳べないのは別なのだ。


今日は触らせてもらえなかった。

「家族なのに、こんなことを頼んでごめんなさい」と言ったら「家族のことだから、周りに言わなければ大丈夫だ」と言われた。

エレンが自分に言い聞かせているようにも思える。

847年○月×日

今日はお返しに、エレンの足の間を舐めたが、途中でエレンの態度が変わって、酷い目に遭った。

まだ喉に何かが引っかかっている。

847年○月×日

朝食の時、アルミンが「2人は何の話をしているの」と聞いてきた。

私は答えられなかった。

エレンが「昔の話とか、オレたちが部屋で話してることだよ」と答えた。嘘は言っていない。

アルミンは「そっか」とだけ返したが、何かに気づいているかもしれない。

でも、夜のあれをやめようとは私もエレンも言わなかった。

何となく、エレンの症状が治まっていない気がしている。

時折、こちらに何か仕掛けようとしているような、躊躇しているような気配がする。

でも、何も言われていないうちは、私も何も言うつもりはない。

私には、人並みの知識がないという自覚があるので。

とりあえずここまで

>>174
いいよね……
自分より強くて周りからの評価も高い女を自分用に仕立てて組み敷いていくのいいよね……

847年○月×日

自分でできるようになろうと、トイレで触った。

その後、エレンに足の間を触られたり舐められたりしたので、腰が疲れている。

エレンは、触られた分きっちりと触り返してくる。

私を思ってのことだとはわかっていても、まだ慣れない。

847年○月×日

蟻が蝶の羽を運んでいて、帆船のようだった。

見ていたら、また横からアニが覗き込んできて、

「あんたが掃除中に何かを見ていても、二度と近寄らないことにするわ」と言われた。

アニは嫌いなものが多いようだ。


汚れないように、口の中でして全部飲んでしまおうと提案した。

エレンは「ごめんな」と繰り返すが、されている間はおとなしい。

本当は、こっちの方が気持ちよさそうに見えたので。

正直にそう言うと断られるだろう。エレンも家族にこんなことをさせて、後ろめたいだろう。

私はエレンの涙を舐めたこともあるし、鼻を吸ってあげたこともある。

今更遠慮しないで欲しい。

847年○月×日

縄で吊される訓練も、徐々に縄の長さが伸びてきた。

1m違うだけで、まったく感覚が違ってくる。

立体機動のワイヤーはもっと長い。まだまだ続けられるだろう。


エレンに触られている時、今日は本当におかしくなってしまうかと思った。

家族の手であんな風になってしまうなんて、発情期の獣と変わらない。

エレンにだけは知られたくないのに、エレンじゃないと治まらないのが情けない。

このままでは、本当にしてはいけないことまでしてしまいそうだ。

847年○月×日

1人ではちゃんとできないと言ったら、エレンを舐めながら目の前でするように言われた。

スカートの中に手を入れてもエレンからは見えないのに、頭の中が掻き毟られるように乱れた。

今度は症状が治まるまでできた。

847年○月×日

家族で足の間を舐め合うなんて、しても良いことではない。

しかもそれが、性欲を鎮めるためだなんて。

しかし、家族の問題なのだから、他の人に知られなければ良いという思いもある。

私もエレンも、今はこれが必要なのだ。文字通り、慰め合っているのだ。

時々、自分たちがしていることの恐ろしさに身体が震える。

でも、エレンと2人きりになった瞬間にすべて掻き消えてしまう。

これが家族の絆なのかもしれない。

847年○月×日

自分の靴下への刺繍が終わった。

他人に見えないところだからこそ、自分だけの楽しみとして好きなようにしたい、とミーナが言う。

なるほど、密かに縫い取られた色とりどりの花は、私たちだけのものだった。

次は何を縫おうか。


今日、エレンが身体に触れてきた。抱き寄せるようにされた。

すぐに「悪い」と離されたが、今まで必要最低限の接触しかしてこなかったので驚いた。

胸が高鳴って、足下がふわふわしている。

今日はこのまま眠りたい。

847年○月×日

今日は倉庫に移動した。

白いタオルを戸に掛けておくのが「逢い引きに使用中」の合図らしい。

こういう知識は、男子訓練兵の間だけで伝承されているのだろうか。

実際は、逢い引きなんてものではないのだが。

誰が通るかわからないので服も脱げない雑木林と違い、安心感があった。

何となくエレンの目的がわかった気がしたが、今日のところはいつも通りにした。

そろそろ、エレンに触った回数が、両手両足の指でも足りなくなる。

まだ症状は治まらない。

847年○月×日

エレンにハンカチ、アルミンに筆入れを縫って、刺繍することにした。

「ミカサのものは?」とクリスタに聞かれたが、思いつかなかったので必要ないと言った。

クリスタの縫い目は綺麗だ。

サシャも、均一な力加減で縫えるようになってきた。


今日はエレンが少しおかしかった。

「他の奴にこんなことさせてないよな」と繰り返し「オレの家族だもんな」と念を押された。

こんな当たり前のことを、エレンが不安に思っていると想像もしていなかった。

私はまだまだ何もわかっていなかった。


「私がこれをさせるのは生涯エレンだけ」

「だから、エレンも他の人にさせないで欲しい」

「必要なら、いつでも私がしてあげる」

と言ったら、エレンの緊張が少し解けたようだった。

847年○月×日

アルミンに筆入れを縫ってもいいかと聞いたら、とても喜ばれた。

「僕本人に聞いちゃうところがミカサだね」と言われたが、意味がよく飲み込めなかった。

アルミンのことはアルミンに聞くのが一番確かだ。

とにかく、図案も好きにして良いと言われたので、華美にならない程度に鳥の絵を入れることにした。


今日はエレンが少し乱暴だった。

まだ不安にさせているのかもしれない。

献身的に私の症状に対処してくれるエレンに、少しでも報いたい。

とりあえずここまで
展開が遅くて申し訳ないです
練習も兼ねているので……ミカサ一人称はやっぱり難しいです

エロは抑えた方がエロいとわかってきた感じがするので、
もうちょっとアレなナニが続きます
次はミカサに何させようかなー

ランドセルを背負ったミカサに声をかけて、
駆逐野郎に見つからない路地裏に誘ったところで無表情のまま防犯ブザーを鳴らされて、
ミカサちゃんはしっかり者だなあと安心したいです

なんか見覚えあるSSなんだよなぁ
別のSSをミカサ視点の日記形式にしてる、って感じ

前に書いたSSの別視点、とかですか?

>>215
「エレンの性玩具」というミカサをギタギタに犯す話を書いてました
主導権を奪い合ったり、徐々に調教したりするのが好きでワンパターンなだけです
特に以前書いたものの別視点というわけではありませんワンパターンなだけです

数年前エロパロ板で遊んでいたときも、
性別がわからんと言われたことがあるので、この流れが面白いです
エロゲと読書とオカルトとミカサが好きな国語科教員免許持ちですよ

みかりんの握手会に並んで「みかりん、自分にあだ名つけてください」とお願いして、
目も合わさず「本当ですか? ありがとうございます」と塩対応されて、
ハガシ役のジャンにさっさと追い出されたい>>1です。

今日中にもう1回書きに来ます。
風邪ひいたようなので明日はわかりません……。最終回先行上映を優先します。

>>1に聞いてみたいことがある
24話のエレンの「だよな」カットをどう思われた?
自分はよく言われるように、エレミカの通じ合ったツーカーな描写が無くなってて残念……というのが正直なところ

ssに関係ない質問なので答えませんでも構わない
その場合はスルーしてくれ
何となく1の見解を聞いてみたく思った

>>220
アニメは原作と別物だから(震え声)
投下後にでもこっそりレスします
短い話でスレが余るだろうし、鳥付けたのでSS部分抽出できると思うので、
雑談は適当にどうぞ
ただ本誌のネタバレだけは避けてもらった方が良いかと思います(>>1は本誌派です)

847年○月×日

毎日、マフラーを巻かないと眠れない。

一昨日から、詮のないことを考えている。

エレンが他の子とあれをしたらどうしよう。

どうするも何も、私には止める権利も手段もない。

家族でない人とあれをしても、誰にも咎められない。

こんなことをずっと続けられるはずがないというのに。

もうエレンに触れられなくなるなんて、考えたくない。

昨日のことを気にしているのか、今日は触るのを断られた。

明日、思いきって頼みごとをしようと思う。

847年○月×日

クリスタが珍しく針で指を突いた。

「そんなに舐めて欲しいのか」とユミルがからかったら、サシャがクリスタの指を吸った。

サシャはユミルにしこたま捻り上げられてしまった。

「ユミルが舐めるほど美味しいのかと思ったんです」と言い訳していた。

サシャの、何でも口に入れようとする癖は危険。


エレンに「この間のように抱きしめて欲しい」と伝えた。

そうしたら、昼間もあれを我慢できそうだからと。

「それは駄目だろ」と言われたが、あと一押しでしてくれそうだった。

847年○月×日

今日は日記が書けない。

このままでは、エレンとしてしまう。

明日、どんな顔をしたら良いのかわからない。

マフラーを巻いて寝る。

847年○月×日

朝からずっとエレンと気まずかった。

いつもと違って、アルミンの後ろばかりを歩いてしまった。

多分、アルミンは気づいていたと思う。

昨夜、エレンを初めて恐ろしいと思った。

正しくは、エレンに触れられると拒絶できない自分が恐ろしかった。

なけなしの理性を振り絞っても、次はどうなるかわからない。

もう一度抱きしめて欲しい。

でも、その結果起こったことを考えると、口に出すのは躊躇われる。


847年○月×日

今日も樹上から縄で吊される訓練だった。

空中でパニックに陥らないよう、とにかく慣れる時間が必要らしい。

サシャは苦手ではないようだ。


エレンに謝った。

気まずくなるくらいなら、もう抱きしめてくれなくても良いと言った。

すると、エレンは黙ってぎゅうぎゅうと抱きしめてくれた。

ひねくれた反応のように見えるけど、エレンの優しさが伝わってきた。

エレンの体温と匂いを覚えたので、今夜はよく眠れる。

847年○月×日

エレンに抱きしめられながらされている、と想像したら、1人でも症状が治まるまでできた。

癖になってしまいそうで怖い。

怖いものばかりが増えていく。

847年○月×日

アルミンの筆入れが、だいたい完成に近づいてきた。

きれいな紙とリボンを買いに行って、包んで渡したい。


今日は久しぶりにエレンの足の間を舐めた。

たくさん出ると、それだけ長く症状を抑えられるかもしれない。

エレンに触られるのはまだ慣れない。

それどころか、どんどん過敏になっていく気がする。

847年○月×日

「他の子とこれをしないで」と改めて言った。

「できるわけないだろ」とエレンが言ってくれた。良かった。

「お前、同期で一番できるのに、オレとこんなことしてるんだな」とエレンが呟いたのが、少し怖かった。

忘れかけていた嫌悪感がじくじくと胸に沸いてくる。

自分でして見せるように言われたので、エレンの前でした。

847年○月×日

クリスタが、色々な意匠の意味を教えてくれた。

筆入れは、昔アルミンに読んでもらった物語に登場する鳥の図案にしたけれど、エレンのハンカチに縫い取るのはちゃんと意味のあるものにしよう。


倉庫は逃げ場がない気がして、ここ何日か妙に不安な気分になっている。

私が逃げるのか、エレンが逃げるのかはわからない。

エレンが胸を触ってきて、シャツのボタンを外そうとしてきたので、止めた。

本当は、私もエレンのボタンを外したい。

とりあえずここまで。

クリスタに呼び出されて「突然、迷惑かもしれないけど……私、ずっと>>1さんのことが……」
と思い詰めた顔で言うのを遮り「オレ、心に決めた人がいるから……」と背中を向けて去りたい。
クリスタからもらった勇気を振り絞って「ミカサ……ずっと好きだった」と告白して、
「ありがとう。ところでエレン見なかった?」と綺麗に流されたい。
そして傷心のところをユミルのハニートラップに引っかかり、開拓地送りにされてミカサを想い続けたい。
そんな>>1がお送りしました。

アニメのオリジナル描写がお好きな方は、申し訳ないのですが読み飛ばしてください。



>>220
自分も同じく、エレミカがツーカーだっていう貴重な描写カットなのでとても悲しいです。
あれはミカサとアルミンが自分のために死んでしまう、というタイミングも重要だと思っているので。
追加された「アニ……あんたにエレンは渡さない」という台詞も、あの場では兵士としてミカサは立っていると思っていたので驚きました。
兵長のアドバイスが活かされていないように思えて。
案外ギリギリで躊躇しちゃうミカサは「女型」と言い切ることでアニへの情を振り切ろうとした→情を捨て切れず「アニ、落ちて」の流れだと思っていました。
不死身とは言え痛みは感じているエレンに、ジャンとアルミンが叱咤する場面も見ていてつらいです。
エレン拉致が目的だったアニも、エレン放置して好戦的に振舞っているし。
アニ捕獲作戦は、幼なじみ3人組の共闘であって欲しかったという気持ちです。

アニメ最終回に向けて一度まとめるため、みんなが物語の奴隷になったんだなと寂しく思います。
エレミカ地下室がカットされないことを祈っています。

847年○月×日

サシャが朝にも筋トレを始めた。

その方が朝食がおいしくなる気がするから、らしい。

夜は刺繍に時間を取られるので、入浴前の筋トレをする時間も減ってしまった。

「なかなか筋肉がつきません」と嘆いて、いつもより多く腹筋していた。

あんなに食べているのに、サシャは痩せている。

訓練漬けの日々が、サシャの肉を削ぎ落としてしまう。


夜、エレンと言い合いになった。

口論では適わない。どうか誘惑しないで欲しい。

今日は1人でした。


847年○月×日

朝からシャツのボタンを付け直すことになってしまい、サシャの筋トレに付き合えなかった。

糸が弱っていたらしく、切れてしまったと誤魔化した。

サシャのシャツの前も、時々はちきれそうになっている。

そう指摘したら、シャツ姿でもないのに手で胸を隠していた。


エレンは日中も、夜になってからも苛ついているようだった。

「ここまでして、何が駄目なんだ」と言われた。

本当に、何が駄目なんだろう。

これ以上、エレンを汚すわけにいかないと思う。

847年○月×日

アルミンの筆入れが完成した。

地味な色になってしまいそうだったが、クリスタの助言で明るい緑や黄の糸を差し色にした。

なかなか上品な仕上がりになった。と思う。

クリスタは趣味が良いのだと思う。

どこでそのセンスを学んだのだろうか。

エレンの分も完成したら、一緒に渡そう。


今日はエレンのを吸った後に、今までで一番強く抱きしめてもらった。

「お前何考えてるんだよ」と言われたけれど、私から言わせてもらえば、ここ数日のエレンも何を考えているのかわからない。

847年○月×日

女子トイレに入ったらユミルがいて、私とサシャは一瞬立ち止まってしまった。

「何だよ、男だと思ったんだろ」と言われたが、まったくその通りだった。

顔や身長の問題ではない。立つ姿や仕草のせいだ。

本当に、黙ったまま背筋を伸ばして座っていたら、ユミルは美しいのにと思う。


エレンは夜、ずっと「ごめん」と言っている。

それが本当につらい。

謝っても、お互いやめるつもりはないのだから、せめて楽しんで欲しい。

握られた乳房が熱いので、今夜はなかなか寝付けないと思う。

847年○月×日

朝食を食べながら、アルミンに「ミカサ、最近ちゃんと寝ている?」と聞かれた。

私もエレンも緊張した。

「同室の子たちと、縫い物をして夜更かしすることもある」と言ったが「そっか」とだけ返された。

アルミンに全部打ち明けてしまいたくなった。


講義中、エレンがまた腿の上に手を乗せてきた。

今までと違って、指を食い込ませて、握りしめるように苛んできた。

夜も、じっと私を見て、倉庫の隅に追い詰めるようにして触られた。

私は試されている。

847年○月×日

今朝、アルミンが話し始めて止まらなくなってしまい、サシャが呆気にとられていた。

アルミンは時々ああなる。

じっと考えていたかと思うと、自分の見解を滔々と弁じたて始めるのだ。

「よく舌が回ると思って、内容は全然頭に入ってきませんでした」と言っていた。

アルミンもエレン以外に聞かせようと思ってはいないはず。

時々「エレン聞いてる?」と相槌を要求するアルミンを、私たちは見守っているだけでいい。


夜、エレンと同じことを願っていると口に出しそうになった。

私も頭を冷やした方がいい。

847年○月×日

次の休息日に、サシャと出掛けることになった。

お店を見て、包装紙とリボンを買うのだ。

外出申請をして、エレンとアルミンに報告した。

アルミンは、私が女子と出掛けることをとても喜んでくれた。

エレンは興味がないような顔をして、スープを飲んでいた。

本当は心配してくれていると思う。


ここ何日か、完全にエレンのペースで症状に対処している。

「駄目ならちゃんと拒めよ」と言われたが、もっともだ。私ならエレンを逆に組み敷くこともできる。

拒むことに迷っている時点で、もう私は救われない。

何も考えたくない。寝よう。

847年○月×日

火薬学の講義で、実際に薬品を扱った。

クリスタに襟足を切り揃えてもらう時「ミカサの髪から火薬の匂いがする」と言われた。


エレンのことを考えて、毎日トイレでしていることを知られた。

軽蔑されるかと思ったが、エレンは何も言わなかった。

ただ、また押し切られそうになったので、謝ってやめてもらった。

エレンは何も悪くない。私が言い出したことなのだ。

とりあえずここまで。
モブ訓練兵になって、エレンとミカサが医務室へ入っていくのを邪推したい。
実際は貧血を起こしたアルミンのお見舞いかもしれない。でも容赦なく不名誉な噂を流してやりたい。

847年○月×日

エレンとしたいのを我慢するため会っているというのに、欲しくておかしくなりそうだ。

頭の奥がざらざらして、腹の奥が甘いような、痒いような感覚が止まらない。

「して欲しがってると思ったから、オレの方が我慢しようと思っていたのに。こんなのってないだろ」と言われた。

まったくその通りだ。エレンは騙し討ちで罠に誘い込まれたようなものだ。

出口のない袋小路だとは思わなかっただろう。

私がエレンにしてあげられることは少ない。

選択肢はいくつもあるわけではない。

でも、それを選んだら、私たちは本当に堕落してしまう。


日記に書き付けると、アルミンに話を聞いてもらったような気がして、少し落ち着く。

847年○月×日

サシャと一緒に、包装紙や飴を買った。

「こんなことしたことないので、父が驚きます」と言いながら、カードを選んでいた。

父親に煙草入れを贈るらしい。

照れくさそうなサシャは、見ているだけで胸が暖かくなる。


今日も腕の中に入れてもらったが、エレンはずっと身体を強ばらせて、私の袖を掴んでいた。

「家族でそんなことをするのはおかしい」と言ったら「そんなことはとっくにわかってた。理由にならねえ」と言われた。

初めて触らせてもらったとき、エレンが少し泣いていたのはそういうことだったのか。

847年○月×日

今朝、エレンのハンカチが完成したので、包んで朝食の時に渡した。

アルミンは一目で「ミソサザイだ。鳥の王様だね」とわかってくれた。

ナイチンゲールと薔薇にしようかとも思ったけど、派手すぎるし図案が複雑になってしまうと思って、こっちにした。

エレンに何の花の絵か聞かれたので「リンドウ」と答えた。

「花なんて柄じゃねえよ」と言われたが、お守りのような意味合いだから、と受け取ってもらった。


夜、エレンにしてもらってもあそこが切ないのが止まらない。

明日、アルミンに話そうと決めた。

847年○月×日

アルミンに「私はエレンのことを、おかしな目で見ているかもしれない」「家族なのに、そんな気持ちになりたくない」と打ち明けた。

アルミンは少し考えた上で「僕はいつかそうなると思っていた」と言った。

とても驚いた。アルミンは知恵があるばかりでなく、先見までできるのか。

「いいや、そうなればいいと思っていた。どうしても将来、ミカサは誰かのところへ嫁ぐだろう。それがエレンならいいと思っていたよ」

「ミカサが追いかけて捕まえないと、エレンは僕らから見えないところまで駆けて行ってしまうだろ?」

「2人がよく考えてそうなったなら、僕から何も言うことはない」

私にもわかるように、アルミンはゆっくり話してくれた。

私がエレンを家族として見ながら、欲望を抱いているとまでは言えなかった。

それでも、呼吸が楽になって、世界が明るくなった。

世界中の何もかもに咎められたって、アルミンが許してくれるならそれでいい。

アルミン、ごめんなさい。

私がお嫁に行っても、アルミンが遠くに探検に行っても、

もし困っているようなことがあれば、飛んで行って助けよう。

エレンとアルミンのために何でもしよう。

847年○月×日

何も手に着かないような思いだったが、無事に今日の訓練を終えた。


今から、エレンと会う。

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847年○月×日

4日も日記が空いてしまった。

私は痴れ者だ。

エレンは何も悪くない。

847年○月×日

私はアルミンの目を掠めて、エレンを誘惑したのだ。

都合の悪い事実を伏せて、自分の卑しさ浅ましさを隠蔽し、隠れてエレンを貪った。

「生理がないから、大丈夫」と告げた時、エレンの目は高揚と絶望で濁っていた。

今日も倉庫に行く。

847年○月×日

日記に書き込もうとすると、手が冷えて動かなくなる。

サシャと話す時も、唾ばかり飲み込んで、うまく言葉が出ない。

アルミンに心配ばかりかけている。

今日は2回した。

寝よう。

847年○月×日

エレンは何も悪くない。

終わった後、もう謝ったりしなくなった。

その分、自分を責めているのだろう。

今は私がずっと謝っている。

でも、やめようとは言わないのだから、私は本当に卑怯者だ。

847年○月×日

夕食の後、アルミンが私とエレンを宿舎の裏に留めて、

「2人の問題だし、応援すると言えばおこがましいかもしれない。でも、何かあったなら言って欲しい」と言ってくれた。

労りと思いやりに満ちた言葉に、エレンも私もすぐ返事ができなかった。

ただ「アルミンには救われている」と伝えた。

エレンも「心配はかけねえよ」と言った。


私たちは本当に汚いものになろうとしている。

アルミンに隠れて、何に耽っているのか、とても口には出せない。

私よりエレンがつらいだろう。ずっと悲痛な顔をしていた。

とりあえずここまで。
薬飲んだので少し横になってきます。

ミカサ・アッカーマン(9)と本気のお医者さんごっこをして、
松葉か何かの尖った葉で白い腕やお尻に注射して、
「痛いですか」
「痛いです」
「まだ我慢してください」
と延々ちくちくしてやりたい。
そして目つきの悪い少年に後ろからナイフでちくちくされて生涯を終えたい。

駄目だ……日記帳なのがこのssの最大の魅力なのに
>>247から空白の四日間だけは何があったのか知りたい…その瞬間ミカサが何を思ったか……日記でない形式で読んでみたいと思ってしまった

ほんのりとヤンデレ度が上がってきますのでご注意ください。


847年○月×日

している最中に、エレンが「家の匂いが」と言いかけて口を噤んだ。

手が震えてボタンが留められなかったので、エレンにしてもらった。

私の身体はエレンの匂いだと思う。

847年○月×日

家族は助け合わないといけない。

私たちのこれは、そういうことだと思う。

847年○月×日

エレンが視界に入ってくると、首から腹までカッと熱くなる。

あんなにエレンを大切に思っていたのに、今はただしてもらうことしか考えられない。

刺繍をしながら、何度も針で指を突いた。

見かねたクリスタが、指を消毒してくれた。

私は、本当に汚らしい。

今日は2回した。

847年○月×日

さっきしている時に、ふと「他の子としてない?」と言ってしまった。

前にもこの会話をした気がする。

エレンは「してない」と言ってくれたが、すっかり機嫌を悪くしたようだった。


847年○月×日

訓練の間は無心になれる。以前より調子が上がっている気がする。

部屋ではぼんやりすることが増えた。

サシャが隣に居てくれるので、大丈夫。


私と関係を持っているうちは、エレンは他の子としない。

これは確信している。

エレンを縛り付けるようなことを考えてはいけない。

なのに、一度思いついたら頭から離れない。

今日は触らせてもらわなかった。

847年○月×日

今日は、一昨日よりもエレンが興奮していた気がする。

私だけあんな風になるのは不公平なので、エレンにも同じくらいは感じてもらわないといけない。

「誘惑するな」とエレンは言ったけれど、エレンも私を誘惑した。

私が悪い。

そう思うけれど、エレンにしたいと言われたら、私はもう何も考えられなくなるのだ。

どんな形でもいい。エレンが望んだというだけで、私の罪悪感など吹き飛んでしまう。

847年○月×日

最中に「このままでは妊娠してしまう」と言ってみた。

エレンは「何言ってるんだ」と怒ったけど、やめなかった。

生理はずっと来ていない。

実際には妊娠しないとわかっている。

でも、隠れて赤ちゃんができるようなことをしている。

私の身体がエレンに反応したのは、エレンの子が欲しかったからだろうか。

それを言ってみたら、エレンの反応が良くなった気がした。

今日は2回した。


847年○月×日

今日は口とあそこで2回した。

847年○月×日

今日は1回した。

倉庫に移動して話している時、内緒話のように「濡れてしまった」と申告したら、たいていエレンはしてくれる。

しない時は、訓練の話や男子の話をしてくれる。

初めてした日以来、エレンからはしてこない。

847年○月×日

明け方、シガンシナに居た頃の夢を見た。

懐かしくて切なくて、泣けてしまった。

何故か涙は出てこなくて、代わりに吐いた。

エレンは最近、昔の話をしなくなった。

とりあえずここまで。
先行上映観てきます。

>>293
書かないと思うのでお好きに解釈してください。

847年○月×日

刺繍をしながらクリスタに「最近、エレンと一緒にいるの?」と聞かれた。

夜のことだと思った。

「話をしている」と答えたら、ユミルに「獣っていきなり発情するよな」と笑われた。

ユミルが知っているはずはない。

赤くなったクリスタに怒られるユミルが、こっちを見ている気がして心臓が早鐘を打った。

確かに、私の衝動は獣じみている。


夜、エレンが月明かりで馬のハミを削っていた。

ハミは齧られてすぐ駄目になってしまう。

でも、夜に灯火も無しでナイフを扱うのは危ない。

「やめなさい」と言ったら「今しか作る時間がない」と言われた。

毎晩付き合わせて悪いことをしている。

文字通り、悪いことをさせている。

847年○月×日

樹上から縄で吊されて、任意のタイミングで縄を離される訓練をした。

パニックになる人は少なくなってきた。

明日から器械体操も始まる。器具の管理当番を決めた。


今日もエレンはハミを削っていた。

顔を見ていると、昔のエレンと何も変わりがないように見えた。

今日はしなかった。

847年○月×日

多分、エレンにとってのこれは、アルミンにちょっとした秘密ができたくらいの認識なのだろう。

いずれ言うつもりなのかもしれない。

私は、アルミンに許してもらえれば何も怖いものがなくなると思う。

その一方で、アルミンに知られるくらいなら、どこか遠くへ消えてしまいたいと思うことがある。

あの頃、おばさんに内緒で、畑の桑の実でお腹をいっぱいにした。

おじさんの医学書をこっそり開いて、どの図が一番気持ち悪いか不謹慎な話をしていた。

その程度の秘密なのだと思う。

私の身体が、エレン無しで過ごせなくなりつつあるだなんて、夢にも思っていないだろう。

今日は口でした。

847年○月×日

対人格闘の訓練中、クリスタに「私なんかと組んでもミカサには何の益もないのに、ごめんね」と言われた。

小さな声で、とても恥ずかしそうだった。

そんな風に思われていると知らなかった。

クリスタは誰にでも優しい。

私も色々なことを助けられている。

ちゃんと伝えたかったが、咄嗟に言葉が出なくて「そんなことはない」としか言えなかった。

アルミンの半分だけでも、舌が回るようになればいいのに。


エレンが何かを仕掛けてくる。

執拗に触られるので「これを覚えて、癖になったら困る」と言った。

「なんでやめなきゃいけないようなことを言うんだよ」と言われた。少し怒っているようだった。

最後まではしなかった。

847年○月×日

「獣は突然に発情する」という、ユミルの言葉について考えていた。

私は普通の女性と何か違うだろうか。

獣と同じだろうか。

エレンを見ると、胸が騒ぐ。走って逃げたくなる。片時も離れたくなくなる。

これは異常だろうか。


今日も一方的に触られた。

足が疲れたので寝る。

847年○月×日

どこでこんなことを覚えたのか、と聞いたら、男子の猥談の聞きかじりだけだ、と答えられた。

どうしたって耳に入ってくると言う。

女子部屋とはやはり違う。

されていると膝が震えるようになってきた。

変な感じがして怖い。そう言ったら途中でやめてくれた。

847年○月×日

今日は変な感じになった後も続けられた。

エレンが何を考えているのかわからない。怖い。

847年○月×日

クリスタにハンカチを贈ろうと思ったが、図案が難しく、途中で糸をほどいてしまった。

それを見つけられて、問い詰められた。

実を付けた七竈の絵にしようと思っていた。

「ミカサはお守りになるものばかり作るのね」と笑われた。

贈り物なのに、クリスタに教えてもらうことになった。


エレンが明らかに目的を持って、私に触れてくる。

逃げようとしたら腕を掴まれた。

力関係が、初めて会った頃に戻ってしまった。

とりあえずここまで。
風邪が良くなったので、また今日のうちに少し投下します。

4巻トロスト区壁上を走っている扉絵のミカサの脚の内輪差に巻き込まれたいスレ主がお送りしています。

そろそろ飽きてきたな

おおう……そろそろミカサ調教ネタが尽きてきたので案欲しいです
ハッピーエンドにするつもりじゃなかったんだけど、方向転換したらネタが足りなくなってしまった
アニメ最終回後、バッドエンドが書けないテンションになってしまって

847年○月×日

午後の課業が終わった後、下腹部が重いと思ったら始まっていた。

正直、少し安堵した。

「今日から駄目な日」だと伝えた。

エレンは「わかった」とだけ言って、私に寄りかかってうとうとした。

もうずっと寝不足なのだろう。

私がもうやめると言うまで、来てくれるのだろうか。

床に座ったまま目を閉じているエレンの顔をずっと見ていた。

肩が温かかった。

私も目を閉じると、シガンシナに暮らしていた頃まで時が戻ったような錯覚に陥った。

847年○月×日

アルミンはようやく筆入れを使い始めてくれた。

「汚してもかまわない」と言ったら「エレンじゃないから汚さないよ」と笑った。

訓練中、エレンがライナーたちと笑っていた。

部屋では猥談もすると言っていた。どんな顔をして聞いているのだろう。


サシャは身体が柔らかいので、器械体操の習熟が早い。

「暇があれば、身体を伸ばすんです。猫みたいに」と言う。

一緒にやってみたが、サシャほど身体が屈曲しない。


エレンが少し胸を触ってきたが、すぐにうたたねを始めた。

手が胸に置かれたままなので、心臓の音がずっと伝わっていたと思う。

エレンが寝ている間に、指で唇に触ってみた。

ここは昔と変わらない。

847年○月×日

今日は日記を書けない。

847年○月×日

昨日と同じことをされた。

847年○月×日

マフラーで手を縛るのはやめてと、やっと言った。

手を動かすと、マフラーが伸びたり痛んだりしてしまいそうで、抵抗するつもりがなくても怖い。

初めて胸を直に触られた。

膝が動いてしまうし、シャツの前を開けられて顔を近づけられるのが恥ずかしい。

先端が唾液で冷たくなったし、まだじんじんしている。

明日も同じことをすると言われた。

847年○月×日

午前中は走り込みだったので、胸が擦れて困った。

午後になったら少し落ち着いたが、何となく気になって講義に集中できない。

サシャが林の奥で、あけびが群生している場所を見つけた。

私に教えてもいいのかと聞いたが「ミカサはたくさん食べたりしないでしょうから」と言われた。

うれしかったけど「私がエレンとアルミンの分まで収穫して、サシャの分を残さなかったらどうするの」と聞いてみた。

そこまで考えていなかったらしく、サシャが困ってしまったので、意地悪を言ってごめんとすぐに謝った。


マフラーを使うのはやめてくれたが、腕を背中で組んで動かすなと言われた。

言う通りにしたけれど、耐えられなくなる寸前だった。

胸が熱を持ったようになっている。寝る。

847年○月×日

腕を組まされたままだと、足が余計に動いてしまう。

エレンが膝を押さえても浮き上がるし、背中も勝手に捩れる。

顔が赤くなっていたと思う。胸が汗と唾液でぬるぬるになってしまった。

「昼間も胸が気になってしまうので、駄目」と言ったら「お前から始めたのに勝手にやめるのか」と返された。

そこまで言っていない。

つい「やめないで」と言ったら、余計に乳首をこねられた。

エレンは屁理屈ばかり言う。

847年○月×日

七竈の実が、だいたい形になってきた。

赤い実と葉の絵は、今までで一番細かい。

クリスタは根気よく教えてくれる。

ユミルはベッドで寝ている振りをしながらクリスタを見ている。

参加すればいいのに、と思う。


胸を触られるだけで、足の間も感じるようになってきた。

本当に怖いので、何か言われるたびに首を振ってしまう。

月経が来てからは口でしているけど、舌に擦られたら震えてしまった。

おかしなことを試さないで欲しい。

エレンは好奇心が旺盛だから、一度始めたら結果が出るまでやめようとしないだろう。


847年○月×日

触られながら「もうやめるって言わないよな」と聞かれて、反射的に「うん」と言ってしまった。

声にはなってなかったと思うけど、エレンが頷き返してきたので、諦めた。

症状が治まるまでだと思っていたのに、どんどん酷くなっていく。

847年○月×日

さっき、エレンが今までで一番眠そうだった。

疲れているのだろう。

もたれ合っていたが、全体重をかけられたのは初めてかもしれない。

また唇に触ってみた。

唇で唇に触れてみた。

起きるかと思ってドキドキした。

しばらく寝かせて、見回りの時間の前に起こした。

「ミカサはどうするつもりなんだよ」と、別れ際に言われた。

何のことなのか、思い当たることがいくつもあるので、答えられないでいたら「もういい」と逃げられてしまった。

とりあえずここまで。ソフトSMがわからないのでお試し。
もうミカサに調教でもしないと別マガ発売まで心がもたない。

>>365
何となくダラダラ続けたいので、終わった頃に見てもらうと良いかも。

847年○月×日

サシャと林の清掃活動中、誰かの歌が聞こえてきた。

ジャンが熊手で落ち葉を集めながら歌っていた。

とても良い声だったので「サシャも上手なので、2人で歌ってみたらどうか」と言ってみた。

サシャは照れて逃げるし、ジャンも困惑したらしく、もう歌ってくれなかった。

もったいない。


夜、エレンに「もう終わってるだろ」と言われて、された。

口付けられた。何かが身体の奥から押し寄せて、動けなくなった。

私が何か言うのをエレンが待っていたと思うけれど、もうしゃべる気力もない。

あれは何だったのだろう。

847年○月×日

朝食の時、パンをかじるエレンの唇ばかりが気になった。

自分の唇もなんとなく熱い。

恋人同士のようだと思ったが、それは私の勘違いなので、出来る限り意識しないよう努めた。


夜はしなかった。久しぶりにたくさん会話した。

私が気持ち良くなれば、少しは気が晴れるだろうと思ったらしい。

エレンは、やっぱり優しい。今日は私がエレンを慰めた。

私と同じように、エレンも一方的にされるのは苦手らしい。

まだ何か聞きたいような素振りだったが、誤魔化された。

寝よう。おやすみなさい、エレン。アルミン。

847年○月×日

夕方から豪雨だった。

私たちの部屋と、隣の部屋が雨漏りしてしまったので、談話室でこれを書いている。

風邪をひいてしまうので、エレンは外に出ないで欲しい。

おやすみなさい。

847年○月×日

朝に日記を書いている。
昨夜、大勢で毛布にくるまって床で寝た。開拓地を思い出した。

雨の日は嫌なことばかり思い出す。

サシャも「小さい頃、雨の音に紛れて怪物がやってくると思っていました」と呟いていた。

逆隣のミーナが、「アニも怖いものあるでしょ」と聞いたら、アニは「信念」と答えた。

難しいことを言う。哲学の話だろうか。

雨垂れの音から、エレンの心音に近いものを探して聞いていた。


抜け出すのが遅くなったが、雨具を着て外に出てみた。

エレンはもういなかった。

847年○月×日

朝、エレンに「昨夜は申し訳なかった」と謝ったら「雨だから行かなかった」と言われた。

すぐに嘘だとわかった。アルミンの表情と、耳が赤くなっているのとで。

営庭が泥と落ち葉と砂利でめちゃくちゃになってしまったので、午前中は整備に費やされた。

本当に、開拓地時代を思い出す。

エレンとアルミンも同じことを言っていたが、笑っていた。

寮の寝台も濡れてしまった。持ち物は無事だったが、マットレスを外に運んで乾かすのが重労働だった。


夜は小雨が降った。

外に出たが、今度こそエレンは来なかった。

847年○月×日

朝食の時、珍しくエレンが隣に座ってきた。

最近は、アルミンと並んで座ることが多かったのに。

私の正面にはサシャ、エレンの正面にはアルミンが座った。

テーブルの下で、腿を掴まれて触られた。

私が匙を噛んで耐えているのを、エレンは怒ったような顔で見ていた。

際どいところまで手が動きそうになったので、水差しを取ってくると言って席を立った。

エレンはやはり怒っていると思う。


夜、またエレンは来なかった。

もう寝る。


847年○月×日

午後の半休に、当番で買い出しに行った。

貴重な自由時間が潰れてしまうと言っても、それなりの役得がある。

衛生用品や生活用品の他、買ってきて欲しいもののメモをたくさん渡された。

雨漏りで濡れてしまった私物の買い換えが多い。

女子は私とミーナ、男子はマルコとコニーが当番だった。

普段、あまり会話したことがない人たちだったが、とても陽気で気持ちの良い時間を過ごした。

「ミカサがいるとたくさん持って帰れるな」とコニーが言ってくれたが、マルコにたしなめられていた。

本当のことだから、別にかまわない。

便箋や食べ物の他に、男子は本を買っていた。読み回しするらしい。


今夜もエレンが来なかった。

私はエレンを傷付けてしまったのだ。


847年○月×日

エレンとアルミンとの約束を破って、男子寮まで行ってみた。

裏に回って、明かりの消えた窓を見上げてみた。

なんて心細いのだろう。私はエレンにこんな思いをさせたのだ。

847年○月×日

朝食の後、アルミンがさりげなく肩を叩いてくれた。

励ましてくれた。肩がとても温かい。


今日も男子寮の裏まで行ってみた。

とても寂しい。1人でしたが、気が紛れない。

847年○月×日

さっき、男子寮から戻るとき、エレンと出くわした。

すれ違っていたらしい。女子寮に行っていたと言われた。

腕を引っ張られて倉庫に押し込まれ、勝手に出歩いたことを怒られた。

エレンとアルミンの意見を軽んじていると指摘された。心外だ。

私は強いので大丈夫、エレンの方がよほど心配だと言ったら「オレはお前の弟でも子どもでもない」と余計に怒っていた。

「じゃあエレンが兄のつもりなの」と聞いたら「お前何言ってるんだ」と呆れられた。

怒られながらされて、何度も先日と同じあれが来た。

今度こそ、もう私は獣になったと思った。

847年○月×日

もうお嫁に行けなくてもいい。

エレンのそばに居られれば、それでいい。

信じてくれているアルミンに申し訳ない。目が見られない。

847年○月×日

訓練中、ずっと上の空だった。

事故が起こらなかったのは、私の実力以上に運が良かったのだと思う。


夜、「イク」が来るまでして欲しいとお願いした。

こんなにあからさまに言ったのは初めてなので、エレンは驚いていた。

もうなりふり構わずエレンを貪った。

疲れてエレンが少し眠ってしまった。

847年○月×日

やっと、七竈のハンカチが完成した。

七竈の枝に花がついていたので、赤くて細いリボンで束ねて、ハンカチと一緒にクリスタに渡した。

クリスタは白い花に唇を寄せて「気を遣わせてしまって、ごめんね」と言った。

クリスタは、お礼の代わりに謝ってしまう癖があるようだ。

そのたびに、ユミルが眉を顰める。

マグを花瓶代わりにして、花を窓辺に飾ってくれた。

サシャが「実が付く前に花を切ってしまうなんて」と残念そうだった。


今日は2回した。2回とも来た。

私がいくと、エレンも気持ち良いと言う。

口付けをすると止まらなくなる。


847年○月×日

さっき、今日もしたいと言ったけど「少しは我慢しろ」と断られた。

エレンがもたれかかって寝てしまったので、こっそり1人で触っていた。

切なくなって「エレンのお嫁さんになりたい」と呟いたら「それもいいかもな」と返事をされて、驚いた。

聞かれているとは思わなかった。子どもの頃のような言い方をしてしまった。

寝言だったのかもしれない。その後もしばらく目を閉じたままだったので、聞かなかったことにした。

まだ動悸が治まらない。

本当に聞かれてしまっただろうか。

とりあえずここまで
ミカサはエロよりラブが難しいです

ミカサ調教エロゲーが発売されたら特典を全部集めたい
そして主人公がエレン固定で即堕ちするのでゲームにならなくて壁を殴りたい

847年○月×日

午前の訓練が終わって営庭から戻る時、ジャンがまた歌っていた。

マルコが苦笑していた。ジャンも笑っていた。

後ろから声をかけて、何の歌か聞いてみた。

ジャンが大慌てで「聴かせるほどの歌じゃねえよ」と駆け去ってしまった。

後で歌詞をサシャに聞いてみたら、驚くほど猥雑な意味だった。

恥ずかしい思いをさせるつもりではなかったのに、悪いことをした。


夜、エレンが迎えに来てくれたけれど倉庫に行かなかった。

「今日は疲れたので」と言ったら納得したようだった。

私の戯言を聞かれてしまったのか、ずっと気になっている。

847年○月×日

午前は座学で、弾道学の講義だった。

エレンは苦手なようだ。計算式を途中で間違える。

アルミンが後で補講のようなことをしてくれるらしい。


午後の走り込みの後、汗だくで呼吸もまだ荒いのにライナーとエレンが笑い合っていた。

あんなに大声で笑うエレンは、訓練兵になるまで見たことがなかった。

つい「大口を開けない」とつまらない注意をしてしまった。

エレンは不機嫌になるし、ライナーには「保護者に叱られたな」と笑われるし、面白くない。

確かに、ライナーは私より年上で、同い年の友達しかいなかったエレンには新鮮に感じられるのかもしれない。

でも、私よりライナーの方が頼りになる、ということはないはず。


今日も倉庫に行かないと言った。

「何怒ってるんだよ」と口付けられそうになった。

エレンはやっぱり、あの時起きていなかったのかもしれない。


847年○月×日

朝食の後、ジャンがまだいたので、先日無神経なことを聞いてしまったと謝った。

ジャンはやはり恥ずかしかったのか「おう」としか言わなかったが、マルコがあの歌について教えてくれた。

夫を亡くした人が、トロスト区の街角で歌っていた曲だと言う。

彼女の夫は兵士で、駐屯兵だったがつまらない喧嘩に巻き込まれて死んだという。

卑猥な歌詞も紛れているが、それを歌い上げる未亡人はとても美しく、夫を深く愛していたことが伝わってくるような凄みがあったのだと。

「低俗で淫らな歌だと思っただろ? 僕にはそれだけには聞こえなかったんだよ。そう言ったら、ジャンが歌ってくれたんだ」

マルコがそう言ったが、照れたジャンは席を立ってしまった。

男子の猥談というものも、なかなか深い。


今日はして欲しいと言ったが「そうやって自分の好きな時にだけできると思うな」と断られた。

女子寮の裏で少し乱暴に触られた。

中途半端だったので苦しい。

847年○月×日

何を縫っているのかとクリスタに聞かれたので、エレンとアルミンの下着だと答えたら変な声をあげられた。

新品を縫っているので、別に汚くはない。

2人とも洗濯が下手なので、すぐ生地を傷ませてしまうのだ。


して欲しいとお願いしたのに、今日も駄目だった。

少し焦らして面白がっている節がある。

不満が顔に出たのか「怖くねえよ」と頭を叩かれた。

847年○月×日

3ヶ月振りに全身の採寸をした。

腿の筋肉が肥大していて、ベルトの調節をした。

女子は胸囲の話で騒いでいた。

増えても減っても、口で言うほど気にしてはいない。

はしゃげる時にはしゃいでみたいだけだ。


夜は装備の手入れと調節をした。

エレンが「大きくなったよな」と胸に触ってきたので「そういうことは言うものじゃない」と言った。

「前はお前が言ってきただろ」「理不尽だ」とまた機嫌を損ねてしまった。

最後までして欲しいと言ったが、もうしてくれなかった。

847年○月×日

さっき、ハンナが手紙を書いていた。

赤いチューリップを小さく刺繍したハンカチに添えて、フランツに渡すらしい。

そう言えば、切手は買出しに頼まれなかった。

ハンナは幸せなお嫁さんになれる、とみんなで言い合った。

何となく、私は胸が苦しくなったので「頑張って」と声をかけるに止めた。


今夜はエレンは座り込んで眠ってしまった。

消耗させていると思う。

起こさないように、こっそりと触れるだけの口付けをした。

「結婚して」と言ってみた。エレンの寝息は乱れなかった。

847年○月×日

対人格闘の訓練中、ライナーにエレンとどんな話をしているのか聞いてみた。

ライナーは豪放に笑って「弟を取ってしまってすまんな」と言った。

答えになっていない。

男子は秘密主義なのだろうか。

エレンとアルミンはそんなことがないと思うけれど。


今日もエレンは寄りかかって眠っていた。

寝顔でも、一緒にいられるだけうれしい。エレンは無理をしてくれている。

切なくて、隣で1人でした。

エレンと私は、家族じゃなくて普通に出会って恋人になったのだと想像してみた。

苦しい。

847年○月×日

フランツが朝の食堂でハンナを抱きしめた。

歓声が起こった。

エレンは「浮ついてるな」と複雑そうな顔をしていた。

アルミンは「まあ、いいんじゃないかな」と言って食事を続けていた。

フランツがハンナに、どんな返事をしたのか、少しだけ気になった。

アルミンはこういうことに一切興味がないのか、と聞いてみた。

顔を真っ赤にして「そんなことはないよ。でも、分不相応だから」と言われた。

アルミンは自分を過小評価しすぎ。


就寝時間が近くなっても、女子部屋は妙な高揚感があった。

「訓練兵の身分で、いいのだろうか」とサシャに聞いてみた。

「こういう環境だから、普通の気持ちを忘れちゃいけないと思います」と答えられた。

普通の気持ちとは。


今日もエレンはしてくれなかった。なのに口に出されたし、面白がって焦らされた。

「最後までするのは浮ついているから、してくれないの?」と問い詰めたら口ごもっていた。

847年○月×日

もう何もかもが、手に付かなくなってきた。

下腹部が熱くて重たくて、また自分の中身が空になってしまいそうだ。

エレンは今日もしてくれなかった。いく、を覚えたのでつらい。

寝る。

847年○月×日

朝食を摂って食堂から出るとき、ジャンがあの曲を歌っていた。

鼻歌だったけれど、歌詞がなくても悲しそうな旋律ですぐにわかる。

目が合ったらすぐにやめてしまったけど、卑猥なだけの歌ではないともうわかっているので、気にしないで欲しい。


休憩時間に、エレンに講義棟のトイレに押し込まれた。

何をするのかと叱りつけようとしたけれど、身体を触られて動けなくなった。

「欲しいよな」と聞かれて、ぎゅうぎゅう壁に押し付けられた。

「いきたい」「おちんちん欲しい」他にも正気では言えないような言葉を言わされて、いくまでされた。

もう少しで中に出されるところだった。

まだ手が震えている。

エレンは私に何を思い知らせようとしているのだろう。

とりあえずここまで。
ミカサから童貞を守り抜くゲームに参加して、エレンじゃない自分は無視されたい。

乙です
焦らしプレイの良さが分からないのか、あまりの切なさに疲れてしまったのか分からんが
エレンよりジャンのがミカサを幸せにしてくれるんじゃないか?と思えてきた
いやミカサが好きな人じゃなきゃダメって分かってるけど…

エレンは子供

>>423
原作読んでも二次創作書いていても、同じことを思ったりしますが、
好きになる相手は選べませんし
たぶん、ジャンも好きになる相手が選べればもっと楽だったでしょうし
まったくエレミカは胃痛だぜ



変質者みたいなこと言うけどここで一つミカサを失神させてほしい。

847年○月×日

午前中は座学、午後は走り込みと器械体操だった。

講義棟を歩くと身体が縮こまる。

昨日、大きな声を出してしまった。

誰かが聞いていて、後ろ指をさされはしないか、ずっと緊張していた。

耳を塞いで、しゃがんでしまいたくなった。


また外でされるのが怖いので、倉庫について行った。

力でエレンに勝てないはずがないのに、どうして抵抗しないのか聞かれた。

こっちが知りたい。

ただ、エレンの言う通りにすれば、1人でするよりずっと気持ち良くなれると身体が覚えてしまっていた。

847年○月×日

さっき、眠っているエレンにまた口付けた。

触れるか触れないかの距離なのに、全身が温かくなる。

まぶたと唇にキスをして「エレン大好き」「お嫁さんにして」と囁いてみた。

何度も言っているうちに、性行為よりも高揚して、足下がふわふわと覚束なくなった。

多幸感というやつかもしれない。

癖になったら困る。

847年○月×日

私とエレンは家族だ。

シガンシナの家にもらわれて、分け隔てなく愛情を注いでもらった。

実の父母を亡くしたばかりの私を労って、おじさんとおばさんは呼び方を改めさせようとしなかった。

それでも、あの温もり、あの時間を共有したのだから、間違いなく家族だと信じている。

エレンと支え合って、家族として生きていきたい。

それは本当なのに。

私はいやらしい。

エレンと正当性を持って抱き合いたい、将来が欲しいと願うばかりに、あの時間を否定しようとしている。

今日も、眠ってしまったエレンに「好き」「大好き」と囁いた。

ままごとのようなものだ。夢物語だった。

涙が出そうなので、もう寝る。

847年○月×日

今日は2回した。

疲労困憊して黙り込んだエレンが、いつものように座って眠ってしまう。

いつの間にか、この時間が楽しみになっていた。

ごっこ遊びのようなものだ。

エレンは往診に来るお医者様の子どもで、時々遊んでくれる。

アルミンとの遊びに混ぜてもらう。夕方になれば、次の約束をして家に帰る。

お母さんに、エレンとアルミンの話をする。

将来、エレンのお嫁さんにして欲しいと、告白の練習をする。

そんなことを夢想しながら、口付けた。

とても甘い。エレンの唇だけで、10回抱かれるよりも満たされた。

少し慰められた。寝る。

847年○月×日

エレンに知られていた。

今日は書けない。

847年○月×日

ちゃんと夜、待っているように言いつけられたので、今から行く。

怖い。

エレンに拒絶されたらどうしよう。

身体だけで我慢していれば良かった。


847年○月×日

頭がおかしくなるかと思った。

「これもミカサが始めたんだろ」と言われて、口付けられた。

「いい加減にしろ」「何がしたいんだ」「オレとどうなりたいんだよ」とたくさん詰られた。

エレンも泣いていた。

混乱して何も言えなくなったので、今日は一度帰された。

疲れて手が重い。

寝る。

とりあえずここまで。少し書き足して寝ます。

>>433
イイネ!

847年○月×日

皮製の装備を手入れしている時に、サシャが少し手を切った。

もう風は冷たくなってきているけれど、化膿させたら大変なので、すぐに消毒した。

「ミカサのせいです」と言われた。

サシャは目の前で、自分のナイフで手を切った。

心外だと言うと「ミカサが悲しそうなので、私までおかしくなってしまうんです」と返事をされた。

サシャ、ごめんなさい。

「エレンと私は、あくまで家族」

「これは周知の事実。私と不純異性交遊していたと知られれば、エレンの評価に関わる」

「どうしたい、という問題ではない。どうにもしてはいけない」

と伝えた。

エレンは唇を震わせて、首まで真っ赤になって怒っていた。

「やり捨てするのか」

「お前の言ってることはめちゃくちゃだ。何が本当なんだ」

と言って、私の頭を叩いて帰ってしまった。

全然痛くない。叩いたエレンの方が傷ついたように見えた。


エレンは家族に優しい。

おばさんを喜ばせる悪戯が好きだったし、私が何をしたいのかいつも聞いてくれる。

私たちが家族だからだ。

エレンは貴重な時間を費やして、私の希望を叶えようと待っていてくれていた。

何も変わらない。私の知っているエレンだ。

私は、エレンが地の果てまで行ってしまっても、どこまでもついて行きたい。

ずっとそばに居られるなら何でもいい。

そう言えば良かった。

847年○月×日

朝食の後、黙ってエレンがあのハンカチを返してきた。

1日中、訓練に集中した。

喉から胸まで、ずっと締め付けられている。


夜、エレンは来なかった。

847年○月×日

昼の休憩中、アルミンと兵舎の裏手で話をした。

ハンカチの刺繍の意味を、エレンはアルミンに尋ねたらしい。

「2人が僕のことなんて気にもかけないのなら、僕もそう思うことにする」

「もう、どうなっても知らないからね」

あんなに険しい顔のアルミンは初めてだった。

エレンに軽蔑されるよりも、アルミンに見捨てられることの方が恐ろしく思えた。

「もう少し見ていて欲しい」と言ったら「わかった」と頷いてくれた。


今日もエレンは来なかった。

847年○月×日

あのハンカチを洗っているところを、クリスタに見つかった。

どうしたのか聞かれたので、エレンに嫌われたのだと正直に言った。

困惑したようだったが「私が言うことじゃないけれど、エレンは嫌ったりしていないと思うよ」と慰めてくれた。

七竈の意味を教えてくれた。魔除けというだけのものではなかった。

七竈の木は、七回竈の火にくべても、燃えないのだという。

その代わり、七回焼けばとても良い炭になるのだと。

「何でも、辛抱強く、だよ」とクリスタが笑った。


エレンは今日も来なかった。

男子寮の周りを探したけれど、やっぱり見つからなかった。

2人だけで話をすることが、こんなに難しかったとは。

847年○月×日

朝食の時、エレンがしゃべらないとテーブルはとても静かだ。

アルミンは何も知らないような素振りでいてくれる。


千日紅の花を見つけた。

サシャがいちごだと思って、小さな球状の赤い花を見つけたのだ。

今は秋だというのに。

ネジバナも見つけた。いくつか摘んで持ち帰った。


今夜もさっきまでエレンを探していた。

もう、この世界のどこにもエレンがいないような気がしてきた。

朝になったら、会える。

847年○月×日

エレンは倉庫で眠っていた。

やっぱりと思った。何となく怖くて、今日まで来なかった。

横に座っても、眠っているのか、無視しているのか、反応がなかった。

今すぐ許しを乞いたいのを我慢して、エレンの手に千日紅の花をいくつか乗せた。

薄暗い倉庫の中で、それは本当にいちごのようにも見えた。

昔、3人で摘んで服を汚しながら食べたいちごだ。

エレン、ごめんなさい。

とりあえずここまで
なんとなく終わりが見えてきました
ミカサを持ち上げて落とすのが楽しいけど、面倒くさいスパイラルに陥るのでいい加減にします

上官になって特に用事もなくアッカーマン調査兵とイェーガー調査兵を呼び出して、
クソ長い話を聞かせながらアッカーマンにだけ利尿剤入りのお茶を飲ませたい
どんどん顔が赤くなってしまい目線が泳ぐアッカーマンに、
イェーガーが「おい、落ち着きないぞ」と肘で小突くのを見守りたい
このままではエレンの前で漏らしてしまう!! というギリギリのタイミングで
「別室の書類を取ってきてくれ」と救いの手を差し伸べたい
無表情のまま>>1以外にはわからない程度前かがみになって、
足早に部屋から出るアッカーマンの尻を目に焼き付けたい

「大好きな男の子の前でお漏らしするはめにならなくって、
 良かったね! ミカサちゃん!」と安心して眠りにつきたい

時々よそのスレで、トリップ外し忘れて恥ずかしい思いをするのですが、
今回どのスレで書いてるのかばれた上で紳士っぷりを指摘されて恥ずかしさの絶頂でゴロゴロしてます
やーーーめーーーーろーーーーよーーーーー

明日か明後日くらいには終わりそう

>>476
見 た よ

>>477
せめて普通の感想ならマシだった

>>476俺を呼んだか?

>>478
さっきあっち見ててワラタw

>>479
>>480
もっとミカサっぽく蔑んでください

あのままスルーすればバレなかったのかもしれないけど、
動転して普通の感想も伝えなきゃと思って、謝ったことで悪目立ちしてしまった
あぁいうことで貴重な書き手さんが気を悪くしないか、毎回本当に申し訳ないです
あと本当に恥ずかしいです

いや、こちらこそ申し訳なかった
わざわざ別スレで指摘すべきではなかったな
少し面白がったりして自分も軽率だったわ

このスレもあちらも大好きだ!!

>>482
いえいえ、完全に自分の責任なので
邪気のない感じに茶化してくれて、気が楽になりました

エレミカ好きはオッサンが多いと聞いたことがあるけど、
大人の対応で、、和やかに流してくれるので助かります
宣伝とかそういうつもりじゃなかったんだ

あっちのスレの>>1が優しくしてくれたので反省会解散するよー
ほら散った散ったーパンパン
あっちの>>1からミカサを失神させるようお達しがあったので、
おまえを足すから少し延びるよー断れる立場じゃないから何でもするよー
長々と付き合わせてすまんね

847年○月×日

さっき、エレンと話してきた。

エレンは倉庫で待っていた。

戸を開けたら、こちらを見ているエレンと目が合ったので、喉から心臓が飛び出すかと思った。

動けないでいたら、隣に座らされた。

千日紅の花を2つ、髪に挿された。

昨日の花に、針金を通しただけの簡易なものだけど、エレンが捨てないでいてくれたことがうれしかった。

私から言わなければいけない。

「エレンと家族になったのは、私にとって初めての救いだった。汚したくない」

「でも、エレンが欲しくて、このままでは身体がばらばらになってしまいそう」

「エレンが許してくれるのなら、私の初恋に付き合って欲しい」

ちゃんと伝わったのかはわからないけれど、エレンは「お前から悪さに誘ってきたの、初めてだったな」と言った。

もう声は怒っていなかった。

早くおかしくなってしまいたくて、エレンとした。

もうこれをやめなくて良いと思ったら、たくさん声が出た。

日記に吐き出さないと、どうにかなってしまいそう。

でも、読み返すことはないだろう。

ちょっとポメラのデータ消しちゃったので書き直し

蒸し返す訳じゃないけど、>>476-486の流れ見て一発で該当スレに当たってワロタ
やっぱり読んでる人も同じなんだろうなw


847年○月×日

昨日「許してくれるのなら」と言ったけれど、エレンはきっと許してくれるとわかっていた。

エレンは、ちゃんと頼めば大抵のお願いを聞いてくれる。

寒いと言えばベッドに入れてくれたし、新しい土地が怖いと言えば、どこへでも手を引いてくれた。

エレンと共犯になって何かをするのは、昔からとても甘美なものだった。

エレンとして良いわけがない。

良くないけれど、良いのだ。私たちの間では。

今日は、驚くほど心穏やかに過ごすことができた。

今から外に出る。

847年○月×日

朝食の時、アルミンが「昨夜は何を話したの」と聞いてきた。

もう仲直りできたんだろう? と笑いかけてくる。

エレンが「いつもと同じだよ」と遮ったので、私は頷いた。

アルミンは、私たちが照れていると思ってるんだろう。

もう心を決めたつもりだったのに、アルミンに知られたらと思うと、腹の底が冷えていく。


講義棟のトイレにエレンを誘ってした。

これなら、エレンは夜にちゃんと休めるから。

エレンは多少戸惑っていたけれど、頼んだらしてくれた。

声を出さないよう、指を噛んでしまった。もう血は止まっているけど、何だか熱い。

今日は久しぶりに、日記を書いたら朝までベッドから出ない。

847年○月×日

朝食の時、エレンの顔色が昨日よりも良かった。

今度から、できるだけ昼間にもしようと言ったら、エレンに驚かれた。

もちろん、夜に2人で話す時間も欲しい。

でも、エレンに負担をかけるばかりではいけない。

家族は支え合うものだから。


髪に飾ってもらった千日紅を眺めていたら、クリスタが乾燥させれば長期保存できると教えてくれた。

花に細い針金を通してあるので、そのまま風通しの良い場所に置けば大丈夫らしい。

転がらないようコップに立てて、窓辺に置いた。

>>492
同じくノシ

847年○月×日

今日は昼間にしなかったので、外に出てみた。

ちゃんとエレンは来てくれた。

少しだけ触って、後はエレンに仮眠してもらった。

私が「いや」「だめ」と言うので、いくを覚えさせようとしたらしい。

エレンも、拒絶の言葉は聞きたくなかったのだ。

エレンの気持ちも考えず、怖いと思って申し訳なかった。

でも、すると自然にそういう言葉が出てしまう。

せめてエレンを傷つけないようにしたい。

847年○月×日

本気じゃなくて良いから、ただ頷いて欲しいとお願いして、している時に「お嫁さんにして」と言ってみた。

エレンが「ああ」と言ってくれた時に、すごいのが来た。

泣いてしまった。気持ちが良かったのと、うれしかったので、いくが止まらなくなった。

エレンも「いや」と言われるよりは良かったと言う。

そう思っていないのに、「いや」「駄目」は勝手に出てしまう、と謝った。

「本気じゃないことは、流石に言い方でわかるようになった」とエレンは目を逸らした。照れていた。

やっぱり家族は通じ合っている。

847年○月×日

最近は、何も考えずに目の前のことを片付けるだけで、訓練に身が入っていなかったように思う。

午前の課業が始まる前に、少し営庭を走った。

単に気持ちを切り替えたかっただけなのに「お前、それ以上オレを引き離す気かよ」とエレンは渋い顔をしていた。

エレンだって訓練馬鹿と言われているのに。

アルミンが笑ってくれたので、まあいい。


「エレン好き」「エレンのお嫁さんになりたい」と言いながらしたら、どんどん声が大きくなってエレンに止められた。

頭の中がどろどろして、高揚感で制御できなくなったと言ったら「お前、これはまずいぞ」と呆れられた。

幼児退行しているように見えたらしい。

明日は、頭の中で思うだけにする。

とりあえずここまで
終わりに向けてまとめ始めよう(調教しよう)と思ったら、ミカサが堕ちました
即堕ちさせないことの方が難しい

>>492
>>497
多分、自分もここで読んでくれている人と同じスレを見てると思います

847年○月×日

今日は兵器工学のレポートを提出した。

クリスタに髪を切ってもらった。

「ミカサの肩幅がすごい」と驚かれた。

そんな急に身体が大きくなったわけはないのだけれど。

腕の長さや太さを比べ合った。確かに差がついている。

「ミカサは手足が大きいから、きっとまだ伸びるね」とミーナが言ってくれた。

クリスタもユミルも、指が細くて柔らかい。

エレンが伸びるだけ、私も大きくなりたい。

さっき、エレンにしてもらった時、つい最後に「結婚して」と言ってしまった。

そのまましがみついていたら、中に出された。

子どもが出来たらどうしよう。

明日、医務室に行かなくてはいけない。

エレンが怒っていた。

「お前、本気で言ってないだろ」

「あんなこと言われながらしたら、男は好きになる」

そう注意を受けた。

そんなに単純なものだろうか。

結婚できないから、している間だけでも錯覚していたい。

847年○月×日

朝起きたら、遅れていた月経が来ていた。

安堵したような残念なような、複雑な気持ちだ。

医務室で生理用品と経口避妊薬をもらった。


今日はしなくて大丈夫と言ったが、夜、外に出てエレンを待ってみた。

来ないとわかっていても、今にもエレンが暗がりから声をかけてくれそうで、どきどきした。

847年○月×日

千日紅の花がきれいに乾燥した。

紙細工のような感触だ。

壊れそうなので、端材で木箱を作って入れた。

日記や大事な私物も入れておく。

ただの木では無骨なので、やすりをかけて何か装飾をしよう。

エレンの千日紅は、アルミンが乾燥させてくれたらしい。

でも、そのまま机に転がして乾かしていたら、触った拍子に壊れてしまったそうだ。

私の分をひとつあげることにした。


今日は触らせてもらった。

一緒にこんなことをさせているのだから、一方的に我慢させるのは良くない。

嘘でも良いから結婚して欲しい。

847年○月×日

午後の野外演習で、クリスタが足を挫いた。

医務室に連れて行こうとしたら、一足早くユミルがクリスタを抱き上げた。

さっさと駆けていきながら、やっぱりクリスタを叱っている。

ふざけている時より、やっぱり綺麗に見えた。

クリスタは困り眉のままこっちを見ていた。


エレンのをさせて欲しいと言ったら、その代わりにエレンにも触られることになった。

やはりされた分はやり返したいらしい。

後ろに腕を組んで胸をいじられていると、それだけで足の間が熱くなった。

泣いてしまった。

847年○月×日

何となく他の人の身体が気になる。

入団時よりもみんな筋肉が付いてきたが、それ以上に腰の肉付きと、胸の膨らみに差がついてきている。

ユミルの身長が一番高い。

クリスタが自分の体格について嘆いていたら、ユミルが「初潮が来たら伸びなくなるもんなんだよ」と言った。

本当だろうか。

でも、私はまだ伸びている。昔から身長は高かったけれど。

胸も、エレンの手が少しお椀の形になるくらいには膨らんできた。


今日も胸を舐められていて、いくになりそうだった。

はしたないと思ったが、ここまでいけないことをしているのだから、我慢しても仕方ないとも思った。

涙と涎で顔がどろどろになって恥ずかしかった。

身体全体が怠い。寝よう。

847年○月×日

さっき、乳首を潰されながら「結婚するんだろ」と言われて、いくのが来た。

立てなくなって、腕も組めなくて床に手を着いた。

エレンも、性行為で私に言うことを聞かせようとしてる、と思うときがある。

本気なのだろうか。

まだ胸がじんじんしている。

頭の中が溶けてしまったようで、考えがまとまらないので寝る。


847年○月×日

エレンがやっぱり怒っていた。

「冗談ならもう変なことは言うな」

「期待を持たせるな」

と言われた。もっともだった。

冗談ではない。

本当は、ずっと昔からエレンのお嫁さんになりたかった。

「エレンがそう言うなら、従おう」と言ったが、顔に出ていたようだった。

「お前の家族病が治ったら、もう一度話そう」と言われた。

病気扱いはあんまりだと思う。

うまく言い返せなかったので、不完全燃焼で眠くならない。

おやすみなさい。

847年○月×日

今日は終わったのでしてもらいたかったが、倉庫に先客がいた。

誰だろう。本当に、自分たち以外にこんなことをしている人がいるとは。

非現実的な感じがして、ぞわぞわした。

仕方ないので雑木林に座り込んで、少し話をした。

もう風が冷たいので、エレンの身体が冷えていないか心配だ。

「お前はオレと結婚したいのか」と聞かれたので、つい頷いてしまった。

エレンは「そうか」と呟いて、駄目とは言わないでくれた。

服の上から胸を触られて「してやってもいいけど」と言われた。

全部言わせようとしていると思ったので「したいのと実際にするのは違う」と言った。

性行為中に言うことを聞かせようとするのは、昔のエレンが「ごつんだからな」と言っていたのを思い出す。

全然怖くない。エレンにされることは何も嫌じゃない。

847年○月×日

半休なので外出しようと、エレンとアルミンに誘われたけれど、断った。

夜もすることがあるのでいいと言った。

珍しいことなのでアルミンに驚かれたし、エレンは不機嫌になった。

別に、エレンと距離を取ろうとしているわけじゃない。

サシャと一緒に、生地と糸を買った。

ついでに、石鹸と傷に塗る軟膏、髪の油など頼まれたものを買った。


エレンとアルミンに、一枚ずつハンカチを縫って渡す。

多分、今まで渡したものの意味は、アルミンに知られている。

うまく口では言えないので、色々なものに気持ちを込めてきたけれど、やはり知られると思うと緊張する。

エレンには紺、アルミンには白の生地を買った。

847年○月×日

今日はずっと崖登りしていた。

10mを越えると、流石に緊張する。

なのに、いつもクリスタに「ミカサは平気そうだよね」と言われる。


エレンにはオオデマリの白い花、アルミンにはゼラニウムの赤い花を刺繍している。

華美にならないよう、どちらも小さく隅に絵を入れているが、花の種類がわからなくなりそうで難しい。

オオデマリとコデマリの違いを、クリスタが教えてくれた。

クリスタはどこで、こんなにたくさんの花や鳥を見たのだろう。


今日もエレンが胸を触ってきた。

何だか気になるらしい。

何となくそれ以上はしなかった。少しだけ一緒に寝た。

久しぶりに、こっそり口付けした。また寝たふりかもしれないけれど。

847年○月×日

さっき、ハンカチが完成したので、紙に包んだ。

アルミンには明日渡す。

エレンに、また返されてしまったらどうしよう。

今から外に出るので、緊張している。

エレンはずっと、私がどうしたいのか聞いてくれていた。

叶うか叶わないかではなく、私がどんな風にエレンを求めているのか、ちゃんと伝えよう。

怒られても、叩かれても仕方ない。

私は、ずっと前から、エレンのことg











「エレン……何を読んでいるの?」










.

とりあえずここまで。
休憩してきます。

ホラー映画を観ている幼なじみ3人組を盗聴したい
アルミンは「この映画に限らず人知を超えた怪物っていう題材はラブクラフトのクトゥルー神話に影響を受けている作品に多く見られてその多くは」と延々解説している
エレンは「うおっグロっ……うおーこえー」とリアクションはするけどそこまで怖がっていない
ミカサは無言無表情だけど、時々ビクッビクッと痙攣して段々エレンの後ろに回りこんでいく

そんな部屋の、恐怖が最高潮に達した辺りでドアをドンドンドンドン!! とノックしたい
ミカサが削ぎに来てくれるかな!? と思ったら目つきの悪い少年がドアの隙間から睨んできて凍りつきたい

早速ミス発見

>>509
×クリスタもユミルも、指が細くて柔らかい。
○クリスタもミーナも、指が細くて柔らかい。

2chのミカサスレで「エレンの性玩具」のタイトル出されててびびりました
みんな二次創作に飢えてるんですね
エレミカ同人誌増えればいいのに

おまけに何かしようかと思ったのですが、
この板でよく使われてるうpろだってどこでしょう?

ミカサスレは自分もスレ立てしたことあるな
アニメ終わったけど来週は最新号だ!やった!

>>527
やった!
アニメスレにもエロパロにも規制で書き込めなくて、ここでしかミカサの話ができない

振り向くと、閉めたはずのドアの前にミカサが立っていた。

後ろで括っていた長い髪をほどき、こちらをじっと見つめている。

背中から汗が噴き出すのがわかった。

「ねえ、何を読んでいるの?」

「いや……」

「答えて」

一歩こちらに踏み出す。

ぎしりと無垢の床板が軋んだ。

「悪い」

「答えて」

「日記帳だと思わなくて」

「日記帳……」

ミカサの足が止まった。

ミカサの黒曜石のような瞳がみるみる濁っていく。

見開かれたそれは、本当に激昂している時の目だ。

所狭しと荷物が積まれた部屋の中、座り込んだままエレンは動けない。

「どうして」

「この箱に入ってたんだよ」

「鍵は」

「錆びて外れた」

金色だった錠前は塗装が剥げて、床に転がっていた。


「何か、カバーかけてあるし。家計簿か何かかと思ったんだよ。あの時の日記帳だと思わなくてさ」

「読んだの?」

「ああ」

「どのくらい?」

「……四分の一程度」

「……エレン」

長いスカートの裾を広げて、ミカサが静かに近づいてくる。

片付けのはずが、余計に床に荷物を広げたエレンの肩に手を乗せて、後ろから背中を抱いてきた。

そのひやりと冷たい指が、そっとエレンの首に添えられる。

「選んで。今すぐそれを閉じるか。それとも、私に絞め落とされるか」

「いやいや待てよ」

「選んで」

慌てて日記帳を閉じたエレンの顔に、ミカサの頬が寄せられる。

「どうして……こんなことに……」

「いいじゃないか、10年以上前の日記だろ? 子どもの頃のことだし」

「女に子ども時代なんかない」

きゅ、と肩に、首に巻き付いた腕が軽く絞まった。

「消えてしまいたい」

「そんなに落ち込むことかよ」

「読んだのならわかるでしょう」

そう言うミカサに、まぁ、とエレンが言い淀んだ。

「もう取り返したがつかない。焼き捨ててしまえば良かった」

「そう言うなよ。お前、こんなことほとんど言ってくれなかったじゃないか。情熱的っていうか」

パラパラ、と一度閉じた日記帳をめくった。

「しかしすごいな。お前、二次性徴の訪れと同時に堂に入った淫ら」

皆まで言わせず、ミカサはエレンを後ろから羽交い締めにし、床にねじ伏せた。

そのまま、ミカサはエレンが抗議の声をあげる前に両足を抱え、引きずって部屋を出た。

エレンを床に投げ出し、後ろ手にドアを閉めた。

「おい、片付け終わってねえだろ」

「エレン。別れましょう」

「落ち着けって」

「夫婦とはいえ……いえ、夫婦だからこそ、知られたくなかった」

「お前なあ」

ずるずるとドアに背中を預け、座り込んだミカサにエレンが這い寄った。

「悪かったよ。知らずに開いたけど、まあ、その、好奇心で」

ミカサの瞳が潤んでいた。

「私は、今、とても恥ずかしい」

「だろうなあ」

「ので、しばらくエレンの顔を見たくない」

「嫌われたか」

「少し嫌いになった。好きなのが、100から80くらいにまで減った」

「あーあ」

「エレンに知られたくなかった。軽蔑しないで欲しい」

ミカサの頭を抱いて、ぽんぽんと叩いてやった。

「軽蔑するわけないだろ。家族なんだから」

ぎゅう、とミカサが胸に顔を埋めてしがみついてくる。

産後、少し肉が落ちた肩が震えていた。

「お前、言葉が少ないのは変わらねえし。色々考えてるんだろうとは思ってたけど、少し理解できて安心した」

「言わないで」

「しっかし、お前毎日オレのことばっかりだな。もう少し自分のことに構えよ」

「内容に触れないで」

「いいだろ。お前のことがもっと大事になったってことだよ」

「……エレン」

ぐし、と鼻を鳴らして、ミカサが顔を上げた。

「どうして興奮しているの」

「……それは……仕方ないだろ」

いい大人が廊下に座り込んで、ひと塊に密着している。

そのまま、ミカサの髪をかき回して宥め続けた。

「色々な思い出が汚れた」

「そんなことねえって」

「二度としないで」

「……あのさ」

言いにくそうに、エレンはミカサの顔から視線を逸らした。

「あの日記帳、捨てるならくれよ」

「……エレンは今、私の話を聞いていたでしょう?」

「オレのものになったら、読んじゃっても仕方ないだろ」

ミカサの二の腕を掴んで、ぐぐ、と押した。

「え、エレン」

「あの日記だけじゃねえよ。あれ、全部オレ宛てだよな」

「渡さなかったものばかり。駄目」

「刺繍とかお守りとか、占いの結果の書き付けとか……全部オレのものだよな」

「エレン、腕、離して」

「あの箱、くれるだろ」

「いや……」

声が弱った。惚れた弱み、というわけではないだろうが、あの日記を読んだ後なら、ミカサは何でも許してくれる気さえする。

兵団での多忙な日々であの訓練兵団時代に置き忘れたような、恋心の柔らかい部分をすべて暴いてやった。

「あれ欲しいんだ」

「絶対に駄目」

「もう、後でいいや」

あ、とミカサが喉を反らす。

エプロンの下に手を差し入れ、軽くまさぐった。

「後で話そう」

「エレン、駄目。あれを読んだ後は、嫌」

「いいだろ、ほら」

「いけない」

動転して、まともな拒絶の言葉も出てこないミカサの脇を抱える。

子ども部屋にするはずだった荷物置き場の正面、夫婦の寝室のドアを、お行儀よろしく足で開けた。

抱えきれない長身を、ずるずると引きずった。

ミカサは抵抗しても無駄だと悟ったのか、暴れはしない。

「読んでも、何も変わらねえよ」

「そういう問題じゃない。エレンが読んでも仕方ない」

「すぐ気が変わるって」

後はベッドで話をつけようぜ、と言ってドアを閉めた。

とりあえずここまで。
後で、新婚の人へのお詫びとおまけを兼ねた蛇足と、
うpできれば他のおまけを投下しに来ます

書いてる方は回想だってわかっていたけど、
進行形だと思って読んでくれた人にはストレスかけちゃいましたね
ミカサぶちおか


うpろだならimgurか良いかと

848年○月×日

野外演習から戻って、2日ぶりに入浴した。

ずっと屋外にいて、満足に睡眠も摂れなかったので、手足が溶け落ちてしまいそうに疲れている。

まだ夕方だと言うのに、同室の子たちはアニを除いてみんなベッドに入ってしまった。

アニはいつもの通りふらっと抜け出したので、しばらくすれば戻るだろう。

私も明日のために寝る。

おやすみなさい、エレン。アルミン。

848年○月×日

今日は今までで一番すごかった。

落ち着かないので、全部吐き出しておく。

休息日だったので、エレンと連れ込み宿を使った。

声を出しても大丈夫なので、私も安心していた。

いつものようにベッドに入ろうとしたら、柔らかい布で目隠しをされた。

私がいつも途中から上になるので、今日は何もできないようにするという。

考査の後なのでエレンは荒れている。

エレンも成績上位なのに、私を1科目も抜けないので、2年次になって焦りが出てきたようだ。

後ろで腕を組んで、ベッドに座らされた。

こういう趣向は、何をされるかわからない恐怖感や強姦めいた状況の背徳感を味わうものらしいが、私には有効でない。

胸を掴んでくるのも、唇を舐めてくるのも、スカートを乱暴に引き下ろすのも、全部エレンだ。

感触や味で、どんな顔で何をしているのか、手に取るようにわかってしまう。エレンだから。

エレンのお嫁さんになって、仕事から戻ったエレンに求められているのだと想像していた。

私がいつも通りに悦んでいるので、訝しく思ったらしいエレンが「何想像してる?」と聞いてきた。

「エレンに夜這いされているって」と答えておいた。

その途端、後ろから蹴り倒されて、ベッドの上に顔から倒れ込んだ。

四つん這いにさせられて、後ろから捻じ込まれた後は、何もわからなくなった。

気をやったらしい私は、気がついたらエレンに2回目の中出しをされているところだった。

無意識にエレンから這って逃げようとしたらしく、シーツは乱れてエレンも苛立っていた。

まだ「いや」「駄目」をしてしまったらしいので、3回目はエレンのためにいやらしいことを言いながら出してもらった。

色々言ったけれど、エレンのおちんちんに負けちゃう、と言った時が一番反応が良かった。

エレンはわかりやすくてかわいい。



アルミンにインクを買って帰った。

とても疲れたので今日はよく眠れる。

おやすみなさい、エレン。アルミン。

848年○月×日

昨日、私がエレンを見透かした態度を取ったのが伝わってしまったらしい。

朝食の前に、エレンからたくさん口付けされた。

今日は私は使い物にならなかった。

寝る。

848年○月×日

夕食の時、アルミンが軍事史の話をしてくれた。

かつて人間が世界中に蔓延っていた頃は、軍隊の有り様はまったく違ったらしい。

私たちが目指す兵団の仕事は、言うならば害獣の実態調査と駆除になる。

本来の軍隊の仕事ではないという。

対人間で殺し合う、それも近接戦闘でとなれば、まったく違う精神教育を施されただろう。

エレンは途中まで聞き入っていたが、直接外の世界に繋がる話題ではないので、最後は食事に集中していた。


今日はエレンの味が濃かった。元気だった気もする。

何となく、疲れ具合などがこれでわかるようになってきた。

エレンのことがわかるようになるのは、何でもうれしい。

848年○月×日

アザレアの花を押し花にしてみた。

色が綺麗なので、栞にしてエレンとアルミンにあげようと思っていたが、ユミルがニヤニヤしているので花言葉をクリスタに聞いてみた。

危うく恥ずかしい思いをするところだった。

もったいないけれど、しまっておくことにする。


今日はしなかった。

849年○月×日

ウサギの足がお守りになるらしいという話をしていたら、サシャが1つくれた。

流石サシャだ。

留め具がついていて、あまり動物の死骸という感じがしない。

でも、アニは野蛮なものを見るような目をして、すぐに部屋から出ていった。

繊細なのだろうか。

私はお守り好きということになっているらしい。

好きとか嫌いではない。


今日は月経前なので、2回してもらった。

849年○月×日

連れ込み宿から戻る時、エレンに先に帰ってもらったので、占いをしてもらった。

そこの占い師は、終わった後に縁起物を売りつけたり脅しつけたりしては来ないと聞いたので、気になっていた。

エレンの姓名や生年月日を言うと、当てものが始まった。

当たっているような当たっていないような結果だったが「ひとつの所には留まらない、変化を求め続ける人」と言われたのが気になった。

今日は2回した。

849年○月×日

立体機動の訓練中「そろそろエレンの体力の限界だから休憩しよう」と言ったら、後で口論になった。

訓練中は言い返そうとしない、エレンは生真面目な人。

もう限界だと言っているのに、まだ速度を出そうとしていたので、私が悪いわけではない。

でも、夜はやっぱりきつくされた。

エレンの気が済むようなので、嫌いではない。

口で2回した。元気そうだった。

849年○月×日

今日は立体機動の訓練後、半休だったのでエレンとずっとしていた。

せっかく連れ込み宿に入ったのだから湯を使いたかったのだけれど、何となく高揚していてそのまました。

疲労していると、こうしてエレンに溺れてしまいたくなる時がある。

先輩方に娼館に誘われたというので、そんな気にならないよう、もっと色々覚えようと思う。

「子宮を明け渡すから、行っては駄目」と言ったら反応が良かった。

849年○月×日

この間の占いの結果が、何となく気になり続けてしまう。

どんな風に懇願しても誘惑しても、エレンを留めておくことができないのは充分に理解していた。

それでも、マフラーに顔を埋めていても涙が止まらない。

もっと体力が欲しい。どこまでも追いかけていきたい。

-----------------------------------------------------------------

エレンへ


アルミンに代筆を頼んで、なかなか自分で書かずにいてごめんなさい。

悪筆が恥ずかしいのではありません。

書き始めると、まとまらなくて形にならないので、10日も経ってしまいました。


特別班に配置されて、どうですか。

手紙の返事に書いてあったことは本当ですか。

エレンはすぐに無茶をするし、限界まで辛抱してしまうので、とても心配。

本当は、何かつらい思いをしていませんか。

貴方は人より傷の治りが早くなってしまったけれども、痛みを感じる人間なのだから、変な扱いをされていないか勘ぐってしまいます。

アルミンと、エレンの話ばかりしてしまいます。

この間の大きな月は見ましたか。

きっとエレンも見ていると、アルミンが言っていました。

月や雲を見ていると、朝駆けで貴方のところに飛んで行きたいと思ってしまいます。

心細くないだろうか。

こういうことは書くまいと思っていたけれど、やっぱり無理。

エレンに早く会いたい。

索敵陣形の展開を覚えなければいけないのに、エレンのことばかり考えてしまう。

無事に会えると信じている。貴方を憲兵団に渡したりはしない。

私たちはずっとエレンのことを想っているので、苦しい時だけでも、エレンに思い出して欲しい。

きっとこの手紙も、朝に読み返したら処分してしまうだろう。

もし届いたなら、また会えた時に口付k

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.









「エレン……どうして、また読んでいるの?」










.

とりあえずここまで。
ヤンデレのミカサに死ぬほど愛されて眠れないので少し書いたけど、終わらなかったよ

>>562
ありがとう!

>>553
変質者一歩手前の新婚の人です。
なんか気をつかわせて申し訳ない。

Mのミカサは間違いなく世界の宝だと思います。
目隠しされて四つん這いでブチこまれるとか何かが立体起動せずにはおられません。
しかも、いや、駄目とか言って逃げられたらマジヤバい。

>>569
実は結婚式のブーケ、アザレアと白のツツジで迷いました。
本当に>>1とはうまい酒が呑めそうです。

リクエストにこたえてくれてありがとうございましたノシ

ああ、上で書いてる方々が言ってる手紙いいね
どちらの作者さんでも良いけど、ミカサのエレンへの手紙、エレンからミカサへの手紙、たまにアルミンも。
読んでみたいなぁ(チラッチラッ)

乙です!

>>586
明け方リアルタイムで新婚の人のエレミカの出産を見守って、
朝一番でお祝いにケーキ買ってきたらこれだよ!
やはり昼はミカエレ夜はエレミカですね
失神描写が地味ですみませんでした

私も白のツツジいいなあと思っていたのですが、ブーケに使われていたので、
初恋に付き合って云々は、勝手にコラボしちゃったフヒヒと思ってやらかしましたすみません

>>590
エレンとミカサは手紙書くのかなー
アルミンが互いの様子を伝えてくれてそうなイメージです

>>591

昼はミカエレ夜はエレミカ
これこそ世界の真理。至言だと思います。

失神はミカサ視点の日記ですしあのくらいアッサリしていた方がリアルに「手込めにされた感」があってムラムラします。
エレンが見たミカサを想像するとヤバいです。

初恋のくだりは私もコラボフヒィ…と思ってました。

真面目にこのスレの紳士度の高さには敬服せざるを得ないです。

>>593
どうでもいいが性玩具さんって書くと物凄く変態くさいな…

>>598
字面だけでぎょっとしたり不愉快になったりする人もいそうですし、
「恋文の人」もしくは「性玩具・恋文の人」って併記してもらえるとうれしいです
エロだからスレに引きこもっていれば、よそで名前が出ることはないと思っていたので……

>>597
ぶれない新婚の人ぶれない
まあ手篭めですよねアレは
あと、今からまた勝手にコラボかまして投下します
ありがとう本当にありがとう

振り向くと、閉めたはずのドアの前にまたミカサが立っていた。

ソファに倒れ込んで浅い眠りについていたはずの妻は、一糸まとわぬままの姿で出口を塞いでいる。

夕暮れの逆光で、内腿に伝う快楽の残滓が光っていた。

右手には火もついていない燭台を下げていた。

今度こそ殺される。そう思った。

「エレン? どうして、泣いているの?」

「え……」

言われて頬を拭った。手が濡れて光った。

「とにかく、手紙をしまって。日記を閉じて。箱にふたをして、二度と開けないで」

「……さっきくれるって言っただろ」

「最中に言わせたことは無効」

ぺた、と湿った足音が一歩近づく。

裸のエレンも、同じだけ退いた。

「どうして暴こうとするの」

「お前……さっきはあんなにかわいかったのに」

「いいから返して。明日、処分するから」

「捨てさせるかよ」

身体の後ろに、かき集めた紙片や布ものを庇い、エレンはミカサと睨み合う。

膠着状態に陥り、背中を汗が伝っていった。

全裸で仁王立ちする妻の目は塵を見るようで、みるみる高揚していたものが萎えていった。

「エレン、さあ」

「お母さん……起きた」

はっと振り向いたミカサの後ろに、愛娘が目を擦りながら立っていた。

「お父さんもはだか……お祈りしていたの?」

「あ、あぁ」

じわ、と娘の顔が悲嘆に歪む。

「お祈り見ちゃったから、もう赤ちゃん来ない?」

「大丈夫。もう儀式は終わっているから、お父さんお母さんの部屋から出ているの」

「そっかあ」

ほ、と少女の顔が緩んだ。しゃがみ込んだミカサが、その髪を手櫛で整えてやる。

「お夕飯にはアルミンおじさんが来るから。もう少しお昼寝していらっしゃい。たくさんお話しても、眠くならないように」

「アルミン!」

小さな頬をばら色に染めて、そわそわと娘が髪の束をいじる。

「じゃあ、ちゃんとしてくる」

「寝なさい」

「わかった」

頷いたが、おとなしくリビングの長椅子に戻る気には見えなかった。

服と髪飾りをとっかえひっかえして、とびきりの格好でアルミンを迎えるつもりなのだろう。

黒い髪を背中で跳ねさせながら、向こうへ行ってしまった。

エレンとミカサはそれを見送り、顔を見合わせてため息をついた。

「戸……閉めろよ」

うん、と頷いたミカサが後ろ手にドアを閉めると、日暮れの物置部屋は薄闇だった。

埃の匂いと、互いの輪郭がほんのりと浮かび上がる暗さは、あの頃逢い引きに使った倉庫を思い出させた。

ひとつずつ、ミカサの恋心の欠片を木箱に戻す。

エレンに代わって、ミカサが木箱にふたをした。

内側に赤い布を貼って、ふたの表面にアイビーが彫られたそれは、とても簡単に捨てられるものには見えなかった。

娘にするように、ミカサがその蔦模様を手で撫でる。

ミカサの髪はエレンが撫でた。

「そんなに欲しい?」

「欲しいっつうか……捨てるくらいなら、オレが取っておく」

「あげてもいい」

驚いて覗き込んだミカサの顔は穏やかだった。

「本気か」

「そんなに望んでもらえるなら、あの頃の私も本望だと思う」

喜色を浮かべたエレンの顔を見て、ミカサも目を細めた。

「ただし、明日鍵をかける」

「日記にか」

「箱に。全部に鍵をかけるの」

「結局、見せたくはないんだな」

「もう一番恥ずかしいものは見られてしまった。でも、これを振り返るのは、髪が白くなってからだと思っていたから」

木箱に置かれたミカサの手の上に、エレンの大きな手が重ねられた。

少し体温が低い妻の手を温める。

「もしくは……私たちが、2人きりの時になら開けてもいい」

「こっち向け」

話を遮って、エレンがミカサの顔を掴んで向けさせた。

もう慣れたそれに驚くはずもなく、ミカサは唇を受け入れる。

離した瞬間の方が恥ずかしかったようで、すぐに顔を伏せられた。

「もう、いきなり」

「手紙にあったんだよ。届いたら口付けして欲しいって」

「手紙は出さなかったけれど、口付けは何度もしてくれた」

「じゃあもう一回くらいしてもいいだろ」

長い付き合いじゃないとわからないくらい、微かにミカサが口角を上げて笑う。

もう一度、箱の表面を撫でた。あの頃の自分を慰めるように。

「錠前はアルミンにもらえばいいな」

「それはいい。金色の小さな錠前をつけよう」

木箱を抱いてミカサが立ち上がった。

「日記も手紙も、刺繍も何もかも、エレンのせいでつらい時にばかり作っていた」

「悪かったよ。苦労ばっかりかけさせる旦那で」

「そんなに悪くない」

届いたら口付けがもらえるもの、と言ってあの頃の自分が詰まった箱を抱き直した。




-終わり-

また長い猥褻文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
100レスくらいで終わらせようと思っていたら、瓶詰地獄とか調教とか脇道にそれて長文になってしまった。
スレの残りは紳士の社交場にでもお使いください。


おまけ


http://imgur.com/w1PVa4w

ギリギリ処女だった頃(裸注意)
http://imgur.com/IQkMoto

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