守護霊が俺に不幸を与えてきて困っているのだが (7)

「お父さん……お母さん……寒いよぉ」

「どうして……来てくれないの?…」

「くぅこが何かした?……お願い……だれかきてよぉ」

「一人は怖いよ……つらいよぉ……寂しいよ……」

「……きょーちゃん、助けてよぉ………」




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オリジナルSSです

突然なる自己紹介だが、俺の名前は朱島 恭助(あけしま きょうすけ)


最近俺はある三つの問題を抱えていた。一つ目は、幽霊とか、自縛霊とか、


非常にオカルト染みたものが見えてしまうことだ、ただ見えるだけなので害はないと思うだろう、


だけどあいつらは、なんていうか……五月蝿いんだ。


幽霊は自分の姿が分からない事をいい事に、大声出したり、近所のおっさんに屁をかましたり。


最近では女性の所に行ってわ、自分の全裸を見せびらかす。


幽霊「…あぁ!?何見てんだコラァアア!!」


……ついでに目が合ったりすると、こうして絡まれてしまうこともある。


そんなときはどうするかって?そう、ここからが第二の問題。


幽霊「手前!!何シカトしてんだよ!!見ろよ!!俺の姿をもっと見ろよ!!」


俺は、幽霊の言葉を無視し、肩に右手をおいた、その瞬間、


幽霊「あぁああああああ・・・・・・召されるわぁああああああああ」


光の砂となって消えてしまった。






これが俺の第二の問題点、『強制成仏』

俺が幽霊に触れると、幽霊、自縛霊、怨念、この世に存在してはいけないもの全てを、

未練があろうがあるまいが強制的に成仏させてしまう能力、ま、これがあるおかげで

俺の周りに霊類なのものが来なくなっていいのだが、前にも言ったとおり、問題点がある。


霊類ということは、幽霊だろうが自縛霊だろうが、自ら守ってくれる『守護霊』だろうが


強制的に成仏させてしまう。守護霊とは本来、自分に悪いものを寄せ付けないとか、


自分を守ってくれるとか、そういう役割なはずなのに、俺が触れるだけで成仏してしまう。


まあ、守護霊がいなくなっても、ただ『運が悪くなるだけ』程度の事なのだが、


ここからが第三の問題である。ここ最近、俺にはある『幽霊だけども幽霊じゃないモノ』に取り憑かれている。


と、自らのナレーションが途切れる。恭助は石につまずいた瞬間ゴミ袋へ直進し、見事ゴミ袋の中に入っていった。


恭助「ってええ!!」


「あららー、主様ー、何故に古い漫画でしかないシーンを実現させているのですかー?」






寝ます。すいませんでした

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