唯「私が憂の格好したら純ちゃんはどんな反応するのかなー」(349)

 

憂「え?」

唯「ということで!」

憂「え、え?」

唯「憂! 協力して!」

憂「う~ん……」

唯「お願い!」

憂「別に良いけど……」

唯「ぃやったぁっ!!」グッ

憂(大丈夫かなぁ……)

純ジュワ~щ(゚д゚щ)

よくじつ!



唯「どう? 似合う?」クルクル

憂「うん! 可愛いよお姉ちゃん!」

唯「バレないよね?」

憂「きっと大丈夫だよ! だって可愛いもん!」

唯「そ、そうかなぁ!」テレテレ

憂(照れてるお姉ちゃん可愛い!)

唯「憂も私そっくりだよ! 可愛い!」

憂「えへへ……」

唯「……あれ? ストッキングは?」

憂「……あ」

憂「ちょ、ちょっと待っててね!

唯「うん」


10ぷんご!


唯「ういー?」ヒョコッ

憂「ごめん、ストッキング見当たらないや……」ゴソゴソ

唯「私の履く?」

憂「えぇっ!?」

唯「……いや?」

憂「嫌じゃないよっ!! 全っ然嫌じゃない!!」

唯「じゃあ持ってくるね~」トテトテ

憂(ぅぁぁ……お姉ちゃんのストッキング……)カアッ

唯「ほい!」スッ

憂「……」

唯「うい?」

憂「……」ドキドキ

唯「うーいー?」

憂「ふぇっ!? あ、うん、ありがとう……」ドキドキ

唯「顔赤いよ? 大丈夫?」

憂「だいじょぶだいじょぶ……じゃ、じゃあ履くね?」

唯「どうぞ~!」

憂「……」ドキドキ

憂「お、お邪魔します!」スルスル

唯「おぉ~! どこから見ても私だねっ! 可愛いよ憂!」ビシッ

憂(履いちゃった……お姉ちゃんのストッキング履いちゃった!!)カアッ

唯「……憂、ホントに大丈夫? 顔真っ赤だよ?」

憂「ちょ、ちょっと暑いだけだよ! さ、さあ学校に行こう! 遅れちゃうよ!」

唯「? うん」


げんかん!


唯「じゃあ、このドアから出たら私は平沢憂!」

憂「私は平沢唯だね!」

唯「えへへ、じゃあ張り切って行きましょう!」グッ

憂「おー!」グッ

これは支援

とうこうちゅう!



唯「……あ! あずにゃんみっけ!」

憂「あ、ホントだね」

唯「あずにゃんおは」

憂「あずにゃんおはよ!」ダキッ

梓「もー、朝一から抱きつかないで下さいよ」

唯「!?」

憂「あずにゃん分補給~」ギューッ

梓「離れてくださいってばー」

憂「そんな事言って~ホントは嬉しいんでしょ~」スリスリ

梓「う、うるさいです!」カアッ

憂「赤くなってるよ! ういやつういやつ!」ナデナデ

梓「ふ、ふんっ!」カアッ

唯(う、憂すげぇ……)

梓「憂もおはよう」

唯「え!? あ、うん。おはようあずにゃん」

梓「……あずにゃん?」

唯「あ、梓! ちゃん!」

梓「? 変な憂」

唯「あはは……」

憂「今日のムギちゃんのお菓子なんだろーねー」スリスリ

梓「いい加減離れて下さいよー」



唯(なんで憂、そんなに「私」が上手なの?)ボソボソ

憂(前にお姉ちゃんに成り済ました事あるからね。改善点も含めて予習したの)ボソボソ

唯(なんと!? 憂……恐ろしい子!!)

憂(ふふっ)

憂が唯をやりきると『スゴい』が
唯が憂をやりきると『コワい』

ろうか!



唯(どうしよう……ボロ出しちゃいそう……)テクテク

唯(で、でも純ちゃんの事もっと知りたいし……)テクテク

唯(……ええい、なるようになっちゃえ!)ふんす

梓「憂ー! 教室通り過ぎたよー! どこ行く気ー!」

唯「あ!? 早速やらかしちゃった!!」

梓「もう、体調悪いの? 大丈夫?」

唯「だいじょぶだいじょぶ! 気合い入れ過ぎただけだから!」ふんす

梓「気合い?」

唯「そう! 気合い!」

梓「……今日の憂、なんか唯先輩っぽいね」

唯「!?」ギクッ

梓「まぁいいや。早く教室に入ろうよ」

唯「う、うん(あ、危ない危ない!)」ドキドキ

きょうしつ!



梓「おはよう寝癖頭」

純「おはようチビ助」

唯「おはよう純ちゃん!」ダキッ

純「……梓、憂どうかしたの?」

唯「はっ!? (またやっちゃった!)」

梓「朝からこんな感じ」

純「今が朝ですけどー」プッ

梓「揚げ足取るんじゃない」

唯「ご、ごめんね純ちゃん!」バッ

純「あー……あったかいからそのままでも良かったのに」

唯「へっ? (あ、あれ?)」

梓「ところで純、宿題やった?」

純「……」

梓「ダメ」

純「まだ何も言って無いじゃん!」

梓「写させないからねー」

純「ぶーぶー!」

梓「ブーイングしたってダメ」

純「ブォォォー! ブォォォー!」ブォォォ

梓「ブブゼラ鳴らしたって……うるさっ!? なんでそんなの持ってんの!?」

唯(もしかして凄く勿体無い事しちゃった?)

純「……憂は助けてくれるよね?」ジッ

唯「えっ!?」

純「……」ジーッ

唯「う……」

梓「憂、純を甘やかしちゃダメだよ」

純「憂っ! お願いっ! このとーりっ!」

唯(憂らしく……憂らしく……よし!)

唯「純ちゃん、宿題は自分の力でやらないとためにならないよ?(人の事言えないけど)」

純「うっ……」

梓「純、憂の言うとおりだよ」

唯「でも、見せてあげる(今日の私は……)」

純「ほんとっ!?」パアッ

梓「もー、憂は甘いなー」

唯「条件付きだけどね(ちょっぴり小悪魔だよっ!)」

純「え」

wktk

唯「んふ~♪」ギューッ

純「憂……楽しい?」カキカキ

唯「うん!」ギューッ

純「そう。私は周りの視線がちょっと痛い」カキカキ

梓「条件が安いよ憂。宿題写してる間、ずっと抱き付いてるだけなんて」

唯「え、そうかな? (小悪魔じゃなくて邪神クラスの要求だと思ったんだけどなー)」

梓「……なんかそうしてると唯先輩みたいだよ」

唯「姉妹だもん。それに私だって人肌恋しくなる時くらいあるよー(今のかわしは我ながら上手かったね!)」

純「なんか眠くなってきた……くぁ……」

梓「ちょっと純、今寝たら写す時間無くなるよ?」

純「だって憂があったか過ぎて……ああポカポカする……」ウトウト

唯「じゃあ残りは後にしてあげるね」バッ

純「ふぁい……ぐぅ」

梓「だから起きなってば!」バシッ

純「いたっ!」

さんげんめ!



先生「じゃあ次の問題を……平沢さん。黒板に出て解いてください」

唯「はい」ガタッ テクテク……

スラスラ

唯「出来ました」

先生「……はい、正解です。席に戻ってください」

唯「はい」テクテク



純(流石憂だね)ボソボソ

梓(そうだね)ボソボソ

純(私なんか全く分かんなかったよ)ボソボソ

梓(だろうね)ボソボソ

唯(憂の成績を落とすワケにはいかないからね。復習しといて良かった!)ふんす

やすみじかん!



純「いやー憂のおかげでさっきの授業助かったよ」

唯「次からは自分でやらなきゃダメだよ?」

純「はーい」

唯「それにまだ約束は残ってるからね!」

純「はーい……って、何するの?」

唯「お昼休みまでなーいしょ♪」

純「何よそれー」クスクス

唯「あはは!」

純「今日の憂ってさ、良く笑うよね」

唯「そ、そう?」

純「うん。いや、普段笑わないって意味じゃ無いんだけど」

唯「う、うん」

純「……なんか、楽しそう」ニコッ

唯「ッ……」

純「ん? どかした?」

唯「わ、私ちょっとお姉ちゃん見てくるね!」ガタッ タタタタ……

純「あ、ちょっと! ……行っちゃった」

憂「この、このっ!!」

唯「い、痛い! やめてよ、憂っ!! 痛いよおお!!」

憂「うるさい! あんたの、あんたのせいで私はぁ!! くそっっ! この糞が!!」ガッ バキッ

唯「ひいいい! 痛い! いだいよ゛お゛お゛っ!!」

憂「あんたのせいで、私まで変な目で見られてるっ! 障害者の妹だってだけでさぁ!」バキ ボカッ

唯「やめて憂ぃぃぃぃ!! もうやめでよおおお! しんじゃうよおおお!!」

憂「もう学校にも行けなくなっちゃった……あははっ、あんたさえいなければああああああ!!」バシッ ボコッ

唯「ごめんなざい、ごめんなざいいいいい!! 許じでえ!憂っ憂ぃぃぃ!!! う゛ああああっ!!」

憂「謝るくらいなら今すぐ死んでよ!!!」ゴシャッ

唯「うっぎゃああああああああああ!! ぎいいいいい!!」

憂「あ、あんたの頭がこんなことに、ならなきゃ……っ!」

憂「わっ、私はいつまでもお姉ちゃんを大好きでいられたのにっ!それなのにっ!!!」バキッ ボコッ ドコッ

唯「わだじっ! おがじぐなんがな゛っでな゛い゛よ゛お゛!! ぐずっ うぐっ 元のう゛いにもどっでよおおおお!!!」

唯(うー……思わず教室から飛び出ちゃった……)タッタッタッ

唯(あの笑顔は反則だよぉ……)タッタッタッ

唯(……私、やっぱり楽しそうに見えたんだ)タッタッタッ

唯(……えへへ)タッタッタッ


ドンッ


唯「わぷっ!?」ドタッ

紬「きゃっ!?」ドタッ

唯「あ、ご、ごめんなさい!」ペコペコ

紬「いえ、こちらこそ不注意でした」ペコ

唯「いえいえ廊下を走ってた私が100%……って、ムギちゃん?」

紬「あら? 憂ちゃん?」

唯「……あっ! つ、紬さん!」アセアセ

紬「……」ジーッ

唯「う……」

唯(これ、やっぱり疑われてるよね……)ドキドキ

紬「……」ジーッ

唯(……なんとか切り抜けないと!)ふんす

紬「……!」

唯(それにしてもどうやって……そうだ!)

唯「わ、私お姉ちゃんの様子を見に行くんで……!」ダッ

紬「分かったわ」ガシッ

唯「へ?」

紬「一緒に行きましょう♪」

唯「」

紬「……」テクテク

唯(そりゃそう言うよね、同じクラスだもん……)ズーン

紬「ねぇ」ピタッ

唯「な、なんですか?」ピタッ

紬「唯ちゃんよね?」

唯「チ、チガイマスヨー?」アセアセ

紬「顔に書いてあるわよ?」

唯「え!? 嘘!?」サワサワ

紬「……ふふっ」クスッ

唯「……あっ!?」

紬「やっぱり唯ちゃんね♪」

唯「うー……はい……」

唯「もーなんでバレたのー?」テクテク

紬「だって唯ちゃんが二人も居るなんておかしいじゃない」クスッ

唯「へ?」テクテク

紬「憂ちゃん凄いわ。本当に唯ちゃんなんだもん」テクテク

唯「……私の演技、下手かなぁ」テクテク

紬「ううん。ただ、唯ちゃんは唯ちゃんらしさが隠せて無いからじゃない?」テクテク

唯「うー……」テクテク

紬「でも無理に隠す必要無いと思うわ」テクテク

唯「えっ?」ピタッ

紬「だってそれが唯ちゃんの良いところじゃない」ニコッ

唯「……そ、そうかな?」

紬「ええ」

唯「……ありがとう、ムギちゃん!」ダキッ

紬「あらあら♪」

紬「そういえば肝心な事を聞いてなかったわ」ナデナデ

唯「ふぇ?」ギューッ

紬「どうして二人は入れ替わっているの?」

唯「あ! そうそう、えっとね……」


カクカクシカジカ


紬「つまり、唯ちゃんは純ちゃんの事をもっと知りたいわけね?」ニコニコ

唯「へ、変かな?」

紬「いえいえ、とっても素敵じゃない!」ウットリ

唯「え、えへへ……」

ゆいのきょうしつ!



唯「憂はどこかなー……」ソーッ

紬「ほら、唯ちゃんの席に」ボソボソ

唯「ホントだ……えっ!?」



律「ほら唯、起きろってばー」ユサユサ

憂「むにゃ……ふわあああ……今何時ー?」

澪「三間目が終わったところだよ。唯はずっと寝てたけど」

憂「え!?」

律「そりゃもう気持ち良さそうに寝てたぞ」

憂「もうりっちゃん! なんで起こしてくれなかったのー!」プンプン

律「何度も起こしたぞこのねぼすけさんめ! うりうりー!」グリグリ

憂「きゃー」ケラケラ

澪「全く……」ヤレヤレ

唯「私だ……私が居る!!」

紬「ちなみに二間目の国語で小テストがあったんだけど……」

唯「……まさか」

紬「憂ちゃん、ずっと寝てたわ」

唯「ひぃいいい!? そこまで真似なくていいのにぃいいい!!」ガーン

いどうちゅう!



唯(憂は良く頑張ってるよ……うん……楽しそうだったし……)

唯(……ちょっと入りすぎな気がするけど)
唯(私はちょっと素が出すぎなんだっけ……でもムギちゃんはそれが良いって言ってくれたけどね!)

唯(……それに格好だけじゃ気付かなかったよね、純ちゃんは。ふふっ)

唯(あ……でもあずにゃんにはもうバレてるかも)

唯(……)

唯(あ、それは無いか……憂に抱き付かれても気付かなかったし)

唯(よし……前向きに考えよう!)ふんす

ういのきょうしつ!



唯「ただいまー」

梓「あ、おかえり憂」

純「おかえりー。唯先輩どうだった?」

唯「お、お姉ちゃんは相変わらずお姉ちゃんだったよー。あはは……」

梓「ふ~ん」

唯「そういえば梓ちゃん、どこに行ってたの?」

梓「職員室。次の時間、担当の先生が休みだから自習だって」

純「何しよっかなー♪」ウキウキ

梓「勉強しなさいよ」ゴソゴソ

純「……そう言って取り出したるは音楽雑誌。やっぱり梓もこっち側ね!」

梓「あーあー聞こえなーい。雑音をシャットダーウン」カチッ

純「ミュージックプレイヤーまで……流石の私もそこまで思い付かなかったよ」ガーン

唯「サボる気満々だね」クスッ

純「憂、お喋りしよ」

唯「良いけど、一応授業中だから静かにね?」

純「はいはーい」

純ジュワ~щ(゚д゚щ)

じしゅう!



梓「~♪」ペラッ

純「数学の先生、小皺増えたよね」

唯「う~ん……二年くらい前はもっと少なかったかなぁ……」

純「……私達まだ居なくない?」

唯「あ゙っ!?」



梓「~♪~♪」ペラッ

純「最近来た実習生、長身でカッコいいよね」

唯「そうそう! イケメンだよね!」

純「……女の人だけど」

唯「え゙っ!?」

梓「あ、これ買おう」

おひるやすみ!



梓「んー、お腹減ったー」ノビーッ

純「……」ジトーッ

唯「う……(やっちゃったよ……)」サッ

梓「あ、メール……ムギ先輩からだ」

純「……」ジトーッ

唯「な、何かな純ちゃん?」アセアセ

純「べっつにー」

唯(こ、これはまずい……)ドキドキ

梓「今日は部室で食べるね。先輩達に誘われたから」

唯「なっ!?」

純「おー行ってらっしゃい」

唯(……今一人にされるときっとボロ出しちゃうよ~)

純ジュワ~щ(゚д゚щ)

純ジュワ~щ(゚д゚щ)

純ジュワ~щ(゚д゚щ)

ほす

純ジュワ~щ(゚д゚щ)

というかコp

純「どこで食べる?」

唯「お任せします……」

純「じゃあ屋上で」

唯「屋上立ち入り禁止だよ?」

純「バレなきゃ大丈夫だよ」

唯「えぇ~……」

純「あ、その前に購買によって良い?」

唯「お弁当は?」

純「遅刻しそうで急いでたから……あはは」

唯「おっちょこちょいだね」

純「う、うるさいやい」

唯「ふふっ、行こ?」ギュッ

純「あ、うん」

唯(リードすればさっきのを忘れさせられるよね!)

純(……憂ってこんなに積極的だったっけ)

唯「購買にとうちゃーく!」

純「うわー……込んでるね」

唯「で、何買うの?」

純「うーん……今日はなんかガッツリ系が良いかな。カツサンドとか」

唯「カツサンドね……」

純「うん……」


──「ちょっと! アンタ足踏んでるわよ!」
──「押さないでってば!」
──「先に取ったのは私だぞ!」
──「何よこのデコっぱち!」
──「助けてー!」


唯「……戦争みたい」

純「……ここホントに女子校?」

唯「……よ、よし! 行くよ!」

純「う、うん」

お、きた

純「ま、前が見えない……」

純「憂……って、あれ? さっきまで横に居たのに」

……ゴンッ

純「おぶっ!?」

純「え、エルボーが飛んで来た……いったあ……」

純「うう……もっと早く来るんだった……」

律「メンチカツサンドとったどー!」ドドドド

ドカンッ

純「ぐぶっ!?」

純「み、見覚えのあるデコに激突された……」フラフラ

純「も、もーだめ……」フラフラ



……ぽふっ

純「……あれ? 柔らかい……」

唯「おいっす!」

純「……う、憂?」

唯「カツサンド買えたよ。あとメンチカツサンドも」

純「す、すご……」

唯「純ちゃんの為に頑張っちゃった」ニシシ

純「……ありがと」

唯「どういたしまして! さ、屋上行こっ!」

純「……」ジッ

唯「ん?」

純「……やっぱり、憂じゃなかったんだね」クスッ

唯「え? あ、あれ?」

純「……髪、ほどけてますよ、唯先輩」

唯「あっ!?」

支援支援

                         _, -ィー- .、
                、_  l、 , '´: : : : /: : : : : :`:丶、    ィ
.                 >` ' /: : : : :./: :l: : : : :!:|: : : : : \/: |____
              _ . <: : : : :/: : : : : /: /.| |:::|: :l i: : : : : : : :ヽ: : : : : /
             `ー,: : : : : / /: : : : i: / |::!: |: :|ハ: Ⅳ: : :|: : V: : : : \

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               /: : : : ::|l: : : : / ヽ| `!ハト!j´ レ ! ∨:|:: :|:!: : : : : ヽ
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               !: : : : : :レ:| |: :| '" うヾ     イうヽ` !:.j :/: : : : |: ::|ヽ!
            n,-、  |/∨l: : : ::Ⅳ、!  辷リ     辷ソ  !/!ハ: : : ト、!/`'     ,、n
          _r、  | | |    |/∨!(ヘ! ..::::::::.   ,   .::::::::. /ヽレ'レ' `      / || ,-、
       l i. ', | | |         \_'、      _       //          」 || / /l
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        !    /   ノ 「::.::.::.::.::.::.::.l::.::.::.:|   ≧≦  |::.:: |::.::.::.::.::.::.::.:ヽ  _〉 ヽ、   ,'
        ヽ、    イv´:.::.::.::.::.:|::.::.|::.::.::.::ト、 /ィ fi.ド、//::.::.:|::.::.::|:.::/:.::.::.:|  |::!\_  .ノ
         /ハ //::|::.::.::.::::ヽ:!.::.::.\:.::.:∨/.l !.|.!ヽV::.:/:.::.::.:!:/:.::.::.::∧ /::.\\_/ハ
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         , -―'´ /                     ト、    j: : : : : : : : : : : /: : : :V: \ハ:!:/: : : : :-ゝ
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    , -‐'´      /            /            ’,  `丶、\__∠_: : : : : : :<: : : : : : : : :「
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.  /                 イ   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´            _ \ ヽ. } \ , \ l: : :ィ : : : : : : : : !
.  .’             -‐'"´                    / \ ヽ レ'ーv′| i ハ \/ \ィヽ:___」
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  l      /                              \      ’ | ! `└―'-iフ´


純ジュワ~щ(゚д゚щ)

.                   __          ___    _
          、__ト、  , - '"´: : : : : ` 丶、ニ"゛¬ ''´: : : : : : : :` < ∠、
         ,-┘: : :〉´: : :/: : : : :\ ヽ: : : :\/: : : : :/: ィ: !: : : : : :\: : \
       _/´: : /:/: /: :./: :/: /: : : |.: |: :\: //: /: /イ:./ |: |: : : : : : :いヽ: :厂
       ヶ: : /: : :l: :|: : :レ:.イ:/|: : ::|:|、:ぃ: : :〃: /:.〃l:/  Ⅵ∨: : : : ::い_Ⅵ
       |: : : : : : :|: :レ: /:ム!r!|: : :ハ| 'ヽ!V//: ::!:.イ'´l′  ヽ!''ヽ.ヽ: : : l: トィヽ
      └ァ: : : : ::∨: /:/ l|_ !-‐'  xzュV |: |:レ/        `l: : : |: |: ハ|

.       レ‐=-V'ヽ ィ ト '‐ぅミ    fハ Ⅵ: !::,' .x=ミ    xz.. l: :|: }ハ´
             !{ヽ|  弋ソ    `‐′!八ノi. ´     ´¨` !/:!ハ !
     憂!>    `ー、     '    !  ヽl      '       / ノ `  <さんづけしろ天パー野郎
.                 丶、  ‐ ‐   ノ.     \  r ┐  ノ‐ '´
            __, ―.ナ> 、  イ___     丶、` ´ ィ
          /   | 「′   /¨トl _rvぅュ.__ /| `¨´ ト、 _ _ _ _
.           ′   ぃ \       | | iぃ |」ノlァ'´/    ヽ`'ぃf |´}´)、
         /      ぃ. `'ー- ‐''´〃`~´ ./ ./       |  |'´''┴'´!
.         l  \   | > 、__ ノ〉   | | ト 、        _|  |    !
.          |     、 !/    rァ´| 、   Y__|  ` ー― ' ´ |_|/ __ .|
.         !      \ヽ ,>' |  { `丶、l `丶.、    /  /‐'´  `i
.         ',       ト/   .ハ  |    \     ̄ ̄   /    ノ
          」.    / /    | ヽイ!、    l_   /  _/     |
         }            /" | \_ 乂  `'‐|'´ ̄  〉 _  ィ

щ(°д°щ)

おれの純みんなのと違う(´・ω・`)

唯「屋上の鍵、閉まって無かったね」

純「すんなり入れましたね」

唯「……」

純「……」

唯「風、気持ち良いね」

純「ちょっとだけ肌寒いですけどね」

唯「……」

純「……」

唯「座ろっか」

純「はい」

純「もう少しそっちに寄って良いですか?」

唯「ん、おいで」

純「じゃ、失礼します」

唯「うん」

純「……」

唯「……」

純「……唯先輩、体温高いですよね」

唯「暑い?」

純「いえ、丁度良いです」

唯「そっか」

純「はい……あったかい」

唯「ふふっ」グゥ~

純「……お昼、食べましょうか」クスッ

唯「……うん」カアッ

唯「いただきまーす」

純「いただきまーす」

純「あむっ」パクッ

唯「おいしい?」

純「……ん~衣サクサクで肉汁が凄い……おいしい!」

唯「ふふっ、良かったね」

純「まぁ……唯先輩が確保してくれたのが一番の味付けですけどね」

唯「純ちゃん……」

純「えへへ……」



唯「結構恥ずかしい事言うね~」ニヤニヤ

純「あっ!? ……もー!!」

唯「ごめんよ純ちゃ~ん期限直してよ~」

純「唯先輩なんか知らないもん!」プイッ

唯「ほ、ほら、卵焼きあげるから!」スッ

純「どうせ憂が作ったやつでしょ!」

唯「私が作ったやつだよ。ちょっと崩れちゃってるけど」

純「……唯先輩、料理出来たんですか?」

唯「出来る出来ないじゃないよ! やるかやらないかだよ!」ふんす

純「えー……」

唯「はい、あ~ん」スッ

純「……いただきますっ!」パクッ

唯「どうかな!? おいしい!?」

純「……あっま」

余裕で待つので完走を願う

                         , -‐'"            \

                    ,_‐_ ニ'- '" ̄`` ー-、_ィ      __   ' .
              _  -‐ ''"´ , '´: : : : : :\ : : : : : : : \   /     ’
         _ ‐ '"´   、  /:/: : ::!::!: : : : : : : : : : : : : ヽ‐┴ァ_ ――┴;
      _ '"´      、`∨/ /: : : ::∧|: ::| |: ヾ: : : : : : : : : : : :ヽ__     \

    r"´          >‐': :/:/: ::l:斗‐!: :ハト、:|: : : :::: : : :!: : : : : : :rヽ     ヽ、
    ',         _ レー:|:!: : :|ハ| ,, レ' _」. |::ノ、:/: : : ハ: : : : : :廴     \ 〉
     ぃ.     '´ ̄ l斗-、ノ:|: : ::! |!  彳'"´ ` /: : : :レ ノ: : :_>'′      / _,  '´
.     い          /: : ! : :| "        ルi: : :Y:ヽ.: : : :ヽ     / '"
       ' ,丶、       !、: :!: : :|、 ',、        ヽル':ヽ、l: >イ┬―<´
       ' ,     __ j/∨: :`.〃 '    _     Vィ'  /   !|    `'' ⌒ ヽ――---
        丶 ヽ       ィ´ノ: : : :ヽ    ヽ ノ  /   丶¬  /,' \!  /   -――''"´
          ヽ ' 、      !: : .ィ: : ::込、 _  . イ     イ  //   \' ______>‐‐
.            \丶     `´ !: : : :レ':/_  `>- 、 _ '´ |/ '  , -‐ '"´
.            ', 、  _ _l^l _!イ´ヽ!/‐‐-`、丶、  __\|l/>'"´             ヽ
             ヽ. !. rぅ」_い |ヽ>ァ'     ` ーニ-―'ヲ'"                 ヽ
.              \-!   _`' ┤.|      、     /                   _」
                ヽ, '"   | !     、 ’,   /               _   -‐ '"´
                /     __!、 V     `丶/              '"´
                |  / ̄  ヽj     ./             /


>>218
かわいい

唯「甘いの嫌いだった?」

純「そういう問題じゃないですよ……」

唯「え?」

純「これは甘いだけです。甘ければ美味しいってワケじゃ無いんですよ?」

唯「……」シュン

純「でも……大事なものは入ってますね」

唯「! 愛情だねっ!?」

純「う、恥ずかしいからあえて言わなかったのに……次は頑張ってくださいね?」

唯「うん!」

唯「ごちそうさまでしたー」

純「ごちそうさまでしたー」



唯「まだ、時間あるね」

純「ところで唯先輩」

唯「なあに?」

純「どうして憂の格好してたんですか?」

唯「どうしてだと思う?」

純「……」



純「私の事をもっと知りたいとか? なーんて……」

唯「正解」ギュッ

純「えっ?」

>>220
>純「でも……大事なものは入ってますね」

>唯「! 愛情だねっ!?」
を愛液だねって読み間違えた俺もこのSS読んで良いですか?

キタ━━(゜∀゜)━━!!!

純ジュワ~щ(゚д゚щ)

純ジュワ~щ(゚д゚щ)

全力でほ

生きるのがつらすぎて唯が可愛い

>>250
 /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \  聡君かわいい~!!
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /^ヽ  ちゅっちゅっちゅ~♪
: : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : :/: : : :/ } : : ヽ   /}_,-,  ,
: : : : : : :/: : : : : : : / : :// : : /: : : /: : :i : '~´: : : : :¨:一::フ、_
: : : : : :/ : : : /: : /: : : ∧\ : :/ : : :/: : : :| : :}  : : : : : : : : : : : >
: : : : :/ : : : /: : /: : : / : :\,ン:_:_:/|: : : : |: /: : : : : : : : : : : : : :ヽ

: : : : ': : : : :l : : | : : : : / /' : / `ト !: : : /  : : {:ヘ: : |: : ヽ: : :i!、
: : : :l: : : : : |: : : : : : : :|/l/ /    l: |: :〃  ∨   ヽ,: : :ヽ: : :ヾ
: : : :|: : : :}: |: : : : : : : :|,:ィ'´   ー=ミレ'!: /- 、   , -‐`リヘ:j: : :j   いえーい 
: : : :l : : /: : : : :|: : : : :| :|   :::::::::::::  j/'           |: : : :ゝ  俺に嫉妬するなよwww 
、 : : : {:/: : : : : :|: : : : :|: |          〉 ,=      =、 V: : ヘ   _ 
^ヽ : ハ: : : :} : ハ : : :|:!       ノ゙ ,ィ” ¨ ゙`    ´" ¨ ゙', 〉ヽⅳ  i | / )
:::::::V:::::l: : ;イ :/ ヽ: : ト:、:、   ! ヘi ヾヒく,j     ヒヘソ i ノ     | 「::/ /
::::::::{::::::j/::レ'::ヽ  }>、\ヽ>-/ゝ、ハ       ,      レ' ─- 、 l `_ /
::::::::::::::::::::::::::::::::::}\: :イ:` ;} : :/   ハ  ''    __   '' ハ ヽ    /つ/  ∨
::::::::::::::::::::::::::::::::::l  〉 j///   / ' 、   i  ̄j   ィ ノ /   { ヽ{/ .ィノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::l /       /    iヘ 、 ¨  イ  / /   八  ´ /

純ジュワジュワщ(゚д゚щ)щ(゚д゚щ)

ジュワジュワ~щ(゚д゚щ)щ(゚д゚щ)

┏┓┏┳┓      ∨: : : : : : : :ヘ : | :i : : : |i: :/ V{: : L 八|   |:/∨ : : i/  ┏┓    ┏┓    ┏┓    ┏┳┳┓
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┗━━┛    ┗┛                 \    ` ’  /}⌒>‐.┗━┻━┻━┻━┻━┻━┛┗┻┻┛

純ジュワ~щ(゚д゚щ)

じゅっ、じゅっ、純ジュワっщ(゚д゚щ)
じゅっじゅっ純ジュワっщ(゚д゚щ)

じゅっ、じゅっ、純ジュワっщ(゚д゚щ)
じゅっじゅっ純ジュワっщ(゚д゚щ)

純ジュワ~щ(゚д゚щ)

今さらだが>>7

>唯「バレないよね?」

憂「きっと大丈夫だよ! だって可愛いもん!」






憂ナルシすぎだろ

唯「純ちゃんをもっと知りたい」

唯「……学校に入学する前、憂と一緒に部活見学に来たでしょ?」

唯「あの時からね、憂に色々聞いてたの」

唯「だってほら、後輩になるかもしれない子じゃん?」

唯「入部する前からその子の事を分かっておけば……ほら、どんな音楽が好きなのか、好きな食べ物とか、色々な事」

唯「そうすれば、すぐに仲良くなれると思ったからね!」

唯「……まぁ純ちゃんは入部してくれなかったけど……ううん、謝らないで」

唯「それから純ちゃんがどんな子なのか聞いて……知っていくうちに……」

唯「なんか……だんだん純ちゃんの事を意識しちゃうようになってて……」

唯「眠ってても……お菓子を食べてても……」

唯「忘れられなくなっちゃってたんだ……」

唯「純ちゃんの事をもっと知りたい」

唯「でも、学年も違うし部活も違う」

唯「普段の生活の中じゃ話す機会が無い。全く無いってワケじゃないんだろうけど……」

唯「電話してみようかと思った。メールしてみようかと思った。直接会いに行こうと思った。でも無理だった」

唯「だって……なんだか……」

唯「……は、恥ずかしかったから……」

唯「どうしたら……純ちゃんと話せるかな?」

唯「どうしたら……純ちゃんをもっと知れるかな?」

唯「……それで、思い浮かんだんだ」

唯「私が憂になれば良い」

唯「憂の格好をすれば……恥ずかしがらずに純ちゃんと話せる」

唯「そんな、自分勝手な事を……」

唯「……それで今日、実行したんだよ」

唯「……憂に無理を言ってね」

支援支援

唯「……」

純「……」

唯「……自分勝手、だよね」スクッ

純「……」グイッ

唯「あ……」

純「宿題を写す条件、続き、まだ残ってるでしょ?」ギュッ

唯「……うん」ギュッ

純「……恥ずかしさはもう無いみたいですね」クスッ

唯「……言われると意識しちゃうよ」カアッ

純「ふふっ」

純「……憂は唯先輩が自分勝手だとは思ってないと思いますよ。私も思いませんし」

唯「そうかな……」

純「だって憂、いっつも楽しそうに唯先輩の事話しますもん」

唯「憂が?」

純「はい。それに今日一日一緒に居て分かりました」

唯「えっ?」

純「憂が言ってた事が本当だって。優しくて……他人を想える人だって……」

唯「純ちゃん……」

純「……唯先輩」

唯「ん、なあに?」

純「唯先輩って、私の事を"知りたい"んですよね?」

唯「……う、うん」

純「……"知りたい"って言葉よりもっと素敵な言葉があると思いませんか?」

唯「……うん。あるよ。素敵な言葉が」

純「……」

唯「……」



唯「……"好き"」

唯「……私は」

唯「……純ちゃんの事が」

唯「……"好き"、です」

唯「……こ、恋人として、"好き"、です!」

純「……ふふっ。凄く嬉しいです」

唯「……い、言っちゃった」カアッ

純「……」

唯「……あの」

純「唯先輩」

唯「う、うん」

純「私も唯先輩の事、好きです」

唯「ほ、ホント!?」

純「でも、まだお付き合いは出来ません」

唯「……だ、だよね……女の子同士だもん、抵抗が……あれ? まだ?」

純「はい」

唯「そ、それってどういう……」

純「私の想いが唯先輩の想いに負けてるからです」

唯「……想いが?」

純「はい。唯先輩は私の事をこんなに想ってくれてるのに……私の想いは好きな人……唯先輩に負けてるって」

純「"好き"が"好き"に負けてるなんて……」

唯「純ちゃん……」

純「……ですから、唯先輩」

純「私の想いが唯先輩の想いに負けないくらいになるまで……」

純「恋人同士と呼べるようになるまで……」スッ

唯「えっ──」



チュッ

純「"進んだ友達"から、始めようよ」ニシシ

唯「……」

純「それまでは……ほっぺだけね!」

唯「……」

純「……!」カアッ

純「うわあああ何やってんだ私いいい!!」ジタバタ

唯「純ちゃん」スッ

純「へ」



チュッ

唯「……こちらこそ、よろしくね!」ニシシ

純「……うん!」

唯「えへへ……」

純「へへ……」

唯「へへ、へ……」グスッ

純「へ?」

唯「うわああああああん!!」

純「ちょ、ちょっと!? なんで泣くの!?」アタフタ

純「落ち着いた?」

唯「うん……」ゴシゴシ

純「どうして泣いちゃったの?」

唯「嬉しくて……安心したら泣いちゃった」
純「……そっか。でも唯先輩、笑った顔が一番似合うよ?」

唯「……そうかな?」ニコッ

純「うん、そうだよ」ニコッ

唯「……ねえねえ」

純「ん?」

唯「唯って呼んでよ」

純「まだだーめ♪」

唯「えー!」

純「ふふっ」



──キーンコーンカーンコーン

唯「あ、チャイム鳴っちゃった!」

純「今日はもうサボっちゃおうよー」

唯「ダメだよ純ちゃん!」

純「えー」

唯「ほら!」キュッ

純「あ、ポニテ」

唯「今日は憂ですから!」ふんす

純「……敵わないなーもー」クスッ

唯「ほら、行こっ!」スッ

純「うん!」ギュッ

つぎのひ!



憂「昨日は楽しかったよ~」ニコニコ

唯「そ、そう?」

憂「うん! いーっぱい抱きついちゃった!」ニコニコ

唯「っていうか憂……私の国語の小テスト……」

憂「紬さんって凄く良い匂いするよね。一番抱きついたかも!」ニコニコ

唯「……」

憂「ん? どうしたの?」

唯「……ごめん」

憂「? 何が?」

唯「ムギちゃんにバレちゃった」テヘッ

憂「」

10ぷんご!



唯「うーいー!! 学校遅刻しちゃうよー!! 部屋から出てきてよー!!」ドンドン

──『お姉ちゃん先に行ってて!! 私恥ずかしくて死にそう!!』

唯「大丈夫だってばー!!」ドンドン

──『うわああああああん!!』

とうこうちゅう!



和「あら、おはよう二人とも」

唯「あ、おはよう和ちゃん」

憂「おはようございます……」ズーン

和「憂、どうかしたの?」

唯「ちょっとね、あはは……」アセアセ

和「……そう。それで?」

唯「へ?」

和「なんで昨日、あんた達は入れ替わってたの?」

唯「」

憂「」




カクカクシカジカ



和「はぁ……唯、あんたこんな大事な時期に何やってんのよ……」

唯「……だって後悔したくなかったもん」

憂「和さん、お姉ちゃんを責めないでください……」

和「別に責めないわよ……終わった事はどうにもならないんだし。でも、これっきりよ?」

唯「はぁーい」

和「ほら、憂も」

憂「は、はい!」

和「ん、よろしい」



憂「ところでなんで分かったんですか?」

和「何年あんた達の幼馴染みやってると思ってるのよ」クスッ

憂「……和ちゃん」ギュッ

和「ふふっ。昨日散々抱き着いたくせにまだ足りないの?」ナデナデ

憂「えへへ……」

唯「……私そんなに抱き着いてるかなぁ?」

こうてい!



唯「……あ! 50メートル右方にあずにゃん発見!」ビシッ

和「私、日直だから先に行ってるわよ? 職員室に日誌取りに行かなくちゃ」

唯「ほーい」

憂「あ、私も日直です」

和「あら、そうだったの。一緒に行く?」

憂「はい。お姉ちゃん、梓ちゃんによろしくね」フリフリ

唯「うん、行ってらっさ~い」フリフリ

唯「あずにゃんおはよ!」ダキッ

梓「もー、朝一から唯先輩はホントにもー」

唯「あずにゃん分補給~」ギューッ

梓「離れてくださいってばー」

純「おはよ、唯先輩!」

唯「あ! 純ちゃん!」バッ

梓「へ? あ、あれ?」

唯「おはよっ!」ダキッ

純「ふふ、おはよ!」ギュッ

梓「!?」

純「あったかいなぁ……唯先輩にはもう春が来てるんだねー」ギューッ

唯「うん……今まさに春が来てるよ……純ちゃんという春がねー」ギューッ

梓「ちょ、ちょっと!!」

純「どしたの梓ー?」ギューッ

唯「あ、憂があずにゃんによろしくだってー」ギューッ

梓「そうですか!! じゃなくて!! い、いつの間にそんなに仲良くなったんですか!! っていうかスキンシップ激しすぎです!!」



──キーンコーンカーンコーン



梓「あ、チャイム」

唯「純ちゃん」

純「ん?」



チュッ

しえん

唯「……また後でね!」

純「……うん!」

唯「……ふふっ」タッタッタッ……

純「……えへへ」フリフリ

梓「ちょ、ちょっとちょっと!? 今何やったの!?」

純「梓、私達も行こ!」タタタタ

梓「ま、待てー!! 質問に答えろー!! 唯先輩とどういう関係だー!!」

純「……"進んだ友達"だよっ!」



おしまい!

おつかれ!
楽しかった

純ジュワ~щ(゚д゚щ)

純ジュワ~щ(゚д゚щ)純ジュワ~щ(゚д゚щ)純ジュワ~щ(゚д゚щ)純ジュワ~щ(゚д゚щ)純ジュワ~щ(゚д゚щ)

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