舞園「うっ、急に記憶が…!」 苗木「ま、舞園さん大丈夫!?」 (203)

舞園「苗木くん全て思い出しました!今の状況もモノクマの正体もわかりました!あと私と苗木くんは恋人関係です!」

苗木「ほ、本当なの舞園さん!?」

舞園「ええ、間違いありません!今から説明します!あと苗木くんとは既にABCも済ませ将来を誓い合った仲でした!」

モノクマ「な、なに突然変なこと言い出すんだよ!極限の状況で頭おかしくなっちゃったの!?」

舞園「大神さん!江ノ島さん、いえそこの読者モデルを抑えてください!」

江ノ島「……っ!!」

大神「む、むう……気は進まぬが、すまぬ」ガシッ

舞園「……失礼します」スッ

桑田「なっ……!」

霧切「カツラ……変装していたの?」

モノクマ「あー!あー!」

戦刃「……ごめんなさい」ショボン

舞園「彼女は超高校級の軍人、戦刃むくろさんです。間違いありません」

舞園「そしてこの場にいない本物の江ノ島さんがモノクマを操ってるのでしょう」

舞園「コロシアイする必要はありません。私と苗木くんはこの学園で暮らすと決めてました」

十神「おい、この学園から出る方法を知ってるならさっさと教えろ」

舞園「その必要はありません。今から話すことは今の皆さんにつらいかもしれませんが、落ち着いてきいてください」

舞園「あと苗木くんは意外と独占欲が強くて手を握ってないと不安になる人でしたので手を繋がせてもらいますね」

十神「なるほどな、つまり俺たちは自身を守るためシェルターとして逃げ込んだと」

霧切「そう私の父が、今の私には記憶がないけど……父に会っていたのね……」

舞園「つらいかもしれませんが、そのうち記憶が戻るはずです。焦らなくていいと思います」

腐川「う、うう嘘かもしれないじゃない!私はいやよ、外に言って確かめなきゃ信じ」

舞園「うっ……まだ記憶が曖昧なんですけど、腐川さん十神と超高校級ラブラブカップルだったような」

ジェノ「信じるわ!!」

苗木「あの、舞園さん。いつまで抱きしめてればいいの……?」

舞園「すみません、苗木くんは座るとき私を抱きしめて髪のにおいを嗅いだりする人だったので……してもらわないと違和感があるんです」

霧切「そう、しかし疑問があるわ。江ノ島盾子はなぜこんなことを……」

舞園「それに関して思い当たる節があります」

舞園「江ノ島さんは私がいるにも関わらず苗木くんにアタックして振られました」

舞園「だからみんなの記憶を消して一からやり直し苗木くんを自分のものにしようと……」

モノクマ「おいふざけんな舞園!さっきから聞いてりゃ言いたい放題いいやがって!」

舞園「何のことですか、逆ギレしないでください」

モノクマ「私様が苗木なんか興味ないっつの!大体なんでお前記憶戻ってんだよ!」

舞園「平凡の塊な苗木に一生を捧げるとかマジ絶望的、ついでに寝取って絶望に叩き込むとか最高じゃん(棒読み)」

モノクマ「わー!わー!わー!ちょっ残姉!?」

戦刃「ごめんね、私も流石にいけない気がしたから相談を……」

大神「舞園よ、少しいいか」

舞園「何でしょう?」

大神「我は道場の者たちを人質に脅されていたのだが、その者たちはいま」

舞園「ごめんなさい、詳しくはわかりません。ですが私たちは外との繋がりを断ち切る覚悟をしていたので……」

大神「……そうであったか、わかった」

朝日奈「さくらちゃん……」

苗木「舞園さん、僕の家族は」

舞園「残念ながら苗木くんのご家族はわかりません」

苗木「そっか……」


舞園「でも新しい家族がここにいますよ、ずっと一緒です」

舞園「というか学園長室とか教室とか見たほうが説明しやすいのですけど」

モノクマ「2階とか新区画は、コロシアイが1回起きるごとに解放されていって……」

舞園「視聴率も見込めない企画倒れのダメ企画とか聞いてませんよ、さっさと開けてください」

モノクマ「……ぐすん」

戦刃「盾子ちゃん、元気出して」ナデナデ

桑田「なぁなぁ、学園で俺は彼女とかほらそういうのできて」

舞園「雑音が聞こえますけど今何時くらいでしょうか」

戦刃「もうすぐ10時……」

舞園「うーん、こんな所で立ち話も何ですし食堂で紅茶でも飲みながら話しませんか」

葉隠「え?タダで食えんの?」

舞園「葉隠くんは相変わらずですね、そもそも払う相手もいませんから」

石丸「キミたち!今は始業式中だぞ!勝手に出ていくなど」

大和田「アホ、その始業式も嘘だったんだから関係もクソもねえだろ」




モノクマ「……こんなの全然公平じゃないよ、不公平だよ……」

舞園「というわけで、学園生活ではあるもののコロシアイの必要はありません」

舞園「基本的には自由行動ですし、この後は何をやっても特に問題ないです」

舞園「超高級に磨きをかけるなり好きな人と過ごすなりと色々できますね」チラッ

苗木「え、えと……」

舞園「お昼は学園の散策、もとい記憶を思い出すため自由行動ということで」

朝日奈「プールは!?」

舞園「2階にありますよ、さっき貰ったの女子更衣室は手帳がいりますよ」

大神「武道場とやらは」

舞園「5階です、確か4階の化学室にプロテインがあったかと、危険な薬品もあるので気をつけてください」

セレス「娯楽室というのも」

舞園「3階です、ほとんどセレスさんのための部屋みたいなものですよ」



舞園「皆さんいってらっしゃい」フリフリ

江ノ島「ふーんだ、ふーんだ」ツーン

戦刃「じゅ、盾子ちゃん……」

江ノ島「あ、いらっしゃいませ。どちら様でしょうか?」

戦刃「わ、私だよ。戦刃むくろお姉ちゃんだよ……」

江ノ島「失礼ですが私様には捕まって謝って素直に認めちゃう機転の聞かない姉はおりませんの」

戦刃「ぐう……そんなこと言わないでよ……」

江ノ島「あーもー、何か用?」

戦刃「え、えっとね。盾子ちゃんが落ち込んでないかって、慰めようと……」

江ノ島「不完全燃焼すぎて落ち込むに決まってんだろ!お前のせいじゃねえか!お゙ーん!?」キッ

戦刃「そ、そんなに睨まないでよ」

江ノ島「で、残姉ちゃんはいいわけ?どっかの誰かさんのところでも行ってればー?」

戦刃「な、苗木くんは関係ないよ!」

江ノ島「誰とは言ってないんだけどー」

戦刃「ううぅ……でも盾子ちゃん、やっぱり悪いことはよくないよ。あとで一緒に謝ろう……」

江ノ島「便乗には失敗したもののまぁいいけどさ、あーもー絶望的につまんね!!」

霧切「苗木くん、ちょっといい?」

苗木「なに?」

霧切「……舞園さやかには注意しておきなさい」

苗木「え?なんで……」

舞園「あ!な、苗木くんに近づいて何をするつもりですか!?」

霧切「別に、何もないわよ」

舞園「何もない距離には見えません!キスとかしようとしてたんじゃないんですか!」

霧切「はぁ……そう見えたのならごめんなさい、私は記憶の手がかりを探しに行くから。じゃあね」

苗木「う、うん」

舞園「大丈夫でしたか苗木くん、キスしましょうか?」

苗木「だ、大丈夫だって」

舞園「キスしたくないですか?」

苗木「えと、大丈夫……です」

舞園「キスしましょうよ!!」

苗木「え、ええぇ……」

戦刃「あの……」

舞園「!?」

苗木「!?」

戦刃「あの、苗木くん」

舞園「苗木くん逃げましょう、危険です」

戦刃「……危害を加えるつもりはないよ」

苗木「えっと、戦刃さん。何の用なの?」

戦刃「……謝りにきたの」

舞園「…………」

戦刃「……私たちのせいで迷惑かけて、ごめんなさい」

戦刃「盾子ちゃんは後片付けで忙しい来れないけど、嫌わないであげて」

戦刃「あと……えっと……」

苗木「だ、大丈夫だよ。記憶を失ったけど、誰も傷つかずに済んだし……」

戦刃「…………あと、苗木くんの本当の彼女は私」

舞園「!?」

戦刃「な、苗木くんと一緒に訓練したり……」

戦刃「……二人でテロリストを鎮圧したり……」

戦刃「…………あと苗木くん、レーション大好き」

苗木「嘘だよね」

舞園「嘘ですね」

戦刃「……なんで」

苗木「テロリストを鎮圧とか信じられるわけが、というかレーションって何」

戦刃「軍隊で配給される食糧でね、すごく、すっごくおいしいんだよ」

舞園「いきなり沸いてきて何を言い出すんですか」

戦刃「…………彼女は本当……」

舞園「苗木くんの彼女は私ですが」

苗木「二人とも、やめてよ……」

舞園「苗木くんは、私を信じてくれないんですか……?」

戦刃「う、嘘じゃないもん。苗木くん、信じて……」

  ∧∧ ∩
 ( ´∀`)/ ∧∧ ∩

⊂   ノ  ( ´∀`)/
 (つ ノ  ⊂   ノ  ∧∧ ∩
  (ノ    (つ ノ  ( ´∀`)/
        (ノ   ⊂   ノ
             (つ ノ  ∧∧ ∩
             (ノ  ( ´∀`)/

                _| つ/ヽ-、_
              / └-(____/
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                        ギブアップ
                  <⌒/ヽ___
                /<_/____/
                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

江ノ島「いやいや、苗木は私と付き合ってたから!」

戦刃「じゅ、盾子ちゃん!?」

舞園「何をほざいてるんですかこの犯罪者。ほら戦刃さん、テロリストですよ。さっさと鎮圧しちゃって下さい」

戦刃(ね、ねえ盾子ちゃん、どういうつもりなの?)

江ノ島(んー、正直もう全員を絶望させるってのも飽きたし)

江ノ島(それなら苗木を寝取って、それを更に寝取られて、また寝取って…、ってしたらいつまでも絶望出来るじゃん!あはっ、アタシってば絶望的過ぎぃ!)

苗木「あ、あの、僕は…」

舞園「苗木くんは私の旦那様ですから。苗木くん、あなたのそういう優しい所が私は大好きなんですけど、自分達のために苗木くんも利用しようとした連中にかけてやる言葉なんてありませんよ。ほら、行きましょう」

霧切「それは違うわ」

霧切「私も少し思い出してきたわ。私と苗木君は学園の中で恋人関係にあった筈よ」

舞園「はあ…。いいですか、ぼ…霧切さん。それは有り得ません」

舞園「まず第一に、私と苗木くんは婚姻関係にありました。第二に、私という妻がいるのに苗木くんが他の女の人に手を出す筈がありません」

苗木「つ、妻って…」

舞園「第三に、ぼっちで根暗の霧切さんにそんな気概があったとは思えません。何か、反論はありますか?」

霧切「…右脇したのホクロ」

舞園「何を…」

霧切「おへその窪み、耳朶の裏周り二センチ、鬼頭の傘上」

霧切「これ、全部苗木くんの性感帯よ」

苗木「せっ…!?」

舞園「な、なななな何を言ってるんですかっ!第一、霧切さんがどうしてそんな事…」

霧切「あら舞園さん、貴女は苗木君と肉体関係以上になっていたんじゃなかったのかしら?それなのにそんな事も知らなかったの?」

舞園「ぐっ…」

霧切「何故彼女を自称する舞園さんが知らない事を私は知っているのか。それは、苗木君と本当に付き合っていたのは私だったからよ」

戦刃「わ、私だって苗木くんの人体急所くらい知ってるもん!」

舞園「な、苗木くんはいつも私をリードしてくれてたから知らなかっただけです!」

霧切「それは違うわ」【枕営業】

霧切「枕園さん、夜のライブで大活躍してた貴女が本当に苗木君と肉体関係にあったのなら、その程度知る位は造作もないはずよ。貴女、ベッドの上では自分から跨がって動くタイプでしょう?」

舞園「なんですかその呼び方!?第一、私は枕なんてしたことありませんよ!私の処女は苗木くんのために取ってあるんですから!」


舞園「…あっ」

江ノ島「…あっ」

苗木「…あっ」

戦刃「………………?」

霧切「やっぱり簡単にぼろを出したわね。舞園さん」

舞園「ち、違っ、その、苗木くんに捧げたっていう事であって、今は」

戦刃「ねえねえ盾子ちゃん、一体どういう事?」

江ノ島「お前ホンッと残念だな。マジでグングニっとけばよかった」

霧切「あら、なら今から確認しようかしら?証拠を見れば一発で分かる事だけれど」

舞園「な、何言ってるんですか!そんなのセクハラですよ!」

霧切「戦刃さん、少し舞園さんを抑えておいて」

戦刃「は、はいっ」

舞園「きゃっ!?ちょっと、それ本当にいたたたたたたたっ!!」「」「」「」「」「

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年09月23日 (月) 03:45:10   ID: gOh1Lv1a

霧切とか残姉とか邪魔
取り合いになったらギャグにならんだろ

2 :  SS好きの774さん   2013年09月25日 (水) 02:46:19   ID: SVWUx4C4

舞園厨を装う霧切厨怖えー

3 :  SS好きの774さん   2013年10月17日 (木) 16:19:06   ID: gwZXjhLM

そういう思考になるお前の頭の方が怖いわ

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