打ち止め「一方通行が女の子をハントしてるらしい」(557)

 御坂妹「……? 何を言ってるんです?」


 打ち止め「言葉の通りだよ!ってミサカはミサカは憤慨してみたり。」


  御坂妹「…あの、一方通行って……あの一方通行ですよね?とミサカは素朴な質問をします。」


 打ち止め「当たり前だよ。髪の毛真っ白でモヤシ見たいにひょろくって服のセンスゼロでしかも年中同じ服着てて幼女に興奮
      するペド野郎なんかそう何人もいたらたまらないんだよ、ってミサカはミサカは密かに彼をディスってみる。」

 御坂妹「…何かの間違いなのではないのでしょうか? これまでの彼の行動と性格を考えても、とても社交的で異性を気に
      するような人物には到底思えません、とミサカは上位個体の言葉を否定します。」


打ち止め「ミサカも初めはそう思ったんだよ?中学生以上をババァと豪語するあの人が、中学生以上と楽しげに会話する場面
     なんかまったく思い浮かばなかったもん。…でも、昨日のアレを見せられちゃ事実だと認めざるを得なかった。夕
     暮れの公園で常盤台の女の子二人と仲良くベンチで喋っている光景なんか見せられたら…事実だったと、認めざる
     を得ないじゃない!、ってミサカはミサカは衝撃的告白をしてみたり。」


 御坂妹「知り合いだったのではありませんか?」


打ち止め「あの人は知人が少ないんだよ!ましてや居たとしても常に避けられている対象なのに、ってミサカはミサカはまた
     彼をディスってみる。」



 御坂妹「…そうですか。たしかに、そうなると変ですね。いきなり社交性に目覚めた訳でもありませんし。見ず知らずの人、
     それも嗜好の範疇から外れている女性二人に声をかけて楽しくお喋りをするなんて。…これは、何か事件の臭いが
     しない事もないですね、とミサカは名探偵を気取って発言します。」


打ち止め「事件なのよ。それも世の中の常識を根底から覆す大事件なのよ!できればミサカは彼の気まぐれであるという真実
     で済んでほしい。ペドフェリアじゃないあの人なんて見たくない。いや、本当はペドなんて卒業してほしいけど。
     いつもの一方通行に戻ってほしいから、ミサカはこの事件の真相をいち早く究明したいの!ってミサカはミサカは
     変わってしまった彼の心を取り戻したい不憫な彼女の心境になって答えてみたり。」


 御坂妹「ミサカネットワークを使って10039号 、13577号 、19090号 に一方通行の監視を命令してみてはどうでしょうか?
     無論、ミサカ10032号も監視の手伝いをさせていただきます。…心配はございません。監視と言ってもさり気な~
     く後をつけて、さり気な~い所作をもって気付かれぬように見張っておくだけです。上位個体とミサカだけではど
     うにも目の数が足りません。この方法が最もベストな方法です、とミサカは胸を叩いて主張します。」


打ち止め「そうだね。んじゃあ早速ネットワーク使って3人に命令してみる、ってミサカはミサカはスイッチオン!」

あの一方通行が女の子ナンパしてんだけどwww

 
1 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:45.44 ID:misaka20001

 うん、マジなんだ

 お前ら助けてくれ


2 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:46.57 ID:misaka10039

 は?意味わらかん


3 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:47.00 ID:misaka13577

 上位個体にこんなこと言うのはなんだけど




 気持ちよく眠ってたのにんな戯言で起こすな屑が、醸すぞクソガキ

4 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:48.03 ID:misaka19090

 ええと、つまりアクセロリータが幼女に手出しまくってるって事だな


 おk、通報した


5 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:48.49 ID:misaka20001

 いやいや、違うんよ

 セロリが女子中学生二人に声かけてそのまま仲良くおしゃべりしてたって話だよ

 JCだよ?どう見ても異常だろjk


6 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:49.43 ID:misaka10039

 小学生低学年に欲情する時点ですでに異常だろjk


7 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:50.02 ID:misaka13577

 良い話じゃないか

 これでセロリがロリコン卒業すれば社会的に「マシな人間」になれるってこった

 この機を逃す手はないだろ

8 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:50.51 ID:misaka19090

 JCと話せてもロリコンはロリコンだけどな

 あとあの気持ちの悪い喋り方治さない限り「マシな人間」にはならないよ?


 何だよ「ン」って。いちいち鼻に詰まるような喋り方して鬱陶しいわ


9 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:51.21 ID:misaka10039

 で、結局上位個体は漏れたちに何してほしいわけ?


 愚痴しゃべりたいだけならチラシの裏にでも延々と綴ってればいとおもうよ


10 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:52.00 ID:misaka20001

 一方通行の監視をしてほしいと思う

 ミサカ一人じゃ力不足だから妹達の力をかりたいかも

11 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:53.56 ID:misaka10039

 えっ、何? 聞こえなかった


12 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:53.56 ID:misaka13577

えっ、何? 聞こえなかった


13 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:53.56 ID:misaka19090

 えっ、何? 聞こえなかった


14 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:54.46 ID:misaka20001

 命令だかんね


 守らなかったら停止信号送っちゃうよ?

原作に出てくるミサカだけでやるの?

15 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:55.53 ID:misaka13577

 むりむりむりむりむり、絶対むり

 だってアイツ、ハンター×ハンターの円みたいなの張っているもん

 近づいただけでその存在感知するほど勘だけはいいんだから

 無理、絶対むり


16 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:56.32 ID:misaka10039

 無理、これだけはどうしても無理

 っつーかそんな下らんことのために漏れたち使役すんなクソアホ毛

 いいじゃねーか、セロリも大人になろうとしているんだ

 やさしく見守るのが筋ってもんじゃねーのか、あ?


17 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:14:58.33 ID:misaka19090

 わざわざミサカネットワークつかってやるほどの事でもねーよ

 つーかセロリ監視して漏れたちになんの役得があるの?

 一日中あの趣味の悪い服装を眺めてなきゃなんないの?

18 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:15:00.06 ID:misaka20001

 あの人は大抵第七学区にしかいないから

 妹達は暇な時にぶらぶら第七学区を歩いていればいいの

 んで見つけたらミサカに知らせて、細かな情報を伝えてほしい

 隠れようとすると怪しまれるから堂々としていてね

   



 あ、あと報酬の件だけど

 この間ツンツン頭の彼に何着かお古の衣服もらったんだけど

 それでよければ上げても良いよ?

 ついこの間まで着ていたみたいだから彼の匂いまだ残ってるかも

期待してるけど改行しなさ過ぎだったりし過ぎだったりで見辛い

19 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:15:08.21 ID:misaka10039

 最後に一方通行をみた場所と彼の行動パターンを細かく教えて下さい


20 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:15:10.43 ID:misaka13577

 あと話しかける女子の特徴も聞いておきたいです

 もしかしたらなにか共通点が見つかるかもしれません


21 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:15:12.53 ID:misaka19090

 事は急を要します

 上位個体はなるべく迅速な情報提供を

 我々は現時刻をもちまして一方通行の監視の任務にあたりたいと思います


22 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/05(月) 21:15:15.01 ID:misaka20001

 ん、がんばっておくんなしーノシ


打ち止め「上手くいったよ、ってミサカはミサカは満足げに答えてみる。」


 御坂妹「よかったですね、とミサカは上位個体に対し満面の笑みをかえします。」

>>18
すまん
SS投稿するの初めてだから上手くゆかんのさ

翌日、第七学区の某所にて




一方通行「あァァァァ、くッそたりィ。何だって夏ってのはこう暑っくるしいモンなんかねェ、畜生!」


一方通行「まァ、ベクトル変換で俺自体は十分涼しいけどなァ。ンだって周りの人間が暑ッ苦しそうに
     しているのを見たら精神的に参っちまうってモンだぜ、本当。」


一方通行「アスファルトも焼けて臭ェしよォ。たまったもンじゃねーよ、ッたく。」



 10039 「目標、確認いたしました、とミサカは報告いたします。」

 13577 『OK。10039号はそのまま一方通行の後を追ってください、とミサカは命令いたします。』

 19090 『くれぐれも怪しまれる事のないよう気を付けて、とミサカは10039号に念を押します。』

打ち止め『目標の捕捉はできたの?ってミサカはミサカは訊いてみる。』


 10039「OKです。現在目標は第七学区の商店街を歩き、そのまま裏路地をまわって一つ向こうの表
    通りに向かっている模様です、とミサカは実況いたします。」


打ち止め『たしかその通りの近くって、柵川中学のあるところよね。もしあの人が次にナンパする予定
     があるとすれば柵川の女子学生がターゲットである可能性が高いわ。10039号、最新の注意
     を払って現場を押さえ、できれば会話内容も把握できるようにしなさい!ってミサカはミサ
     カはお姉さまになった気分で話してみる。』


 10039「了解いたしました。後ほど詳細を報告いたします、とミサカは敬礼して言います。」






一方通行「ン?ありゃあ、学園第三位のクローンか?」

一方通行「なンか、一人で話しているようだが……まァいいか。」



一方通行「さて……ここを抜けりゃあ柵川中学ッつーところに出る訳だな?」


一方通行「俺ァいまいちこの地図ってモンが信用できねーンだがよォ…」ペラリ


一方通行「こンな紙切れで場所が分かれば誰だって苦労はしねーッて話だ。」


一方通行「手書きとか一体何時の話だァ?ンな丸っこいビルが沢山あッて場所がわかるかッつーのォ!」



一方通行「…ええとォ、アレが文房具店でェ、そン次右曲がるから………オォ、ここかァ。」

 10039「…!目標が柵川中学を過ぎてゆきます、とミサカは報告いたします。」


打ち止め『狙いは柵川の学生じゃなかったの?…いや、違う。これはもしかして待ち合わせをしている
     のかもしれないわ。あの人は何かを探して周りをキョロキョロしていない?ってミサカはミ
     サカは10039号に訊いてみる。』


 10039「キョロキョロしています。それと、片手に手書きらしい紙切れも持っています。どうやら誰
かに待ち合わせ場所を書いた紙を渡され、それを頼りに街中を歩いているものとおもわれま
す、とミサカは上位個体の考えを肯定します。」


打ち止め『相手は恐らく柵川の学生か、もしくは常盤台の学生ね。学舎の園は常盤台学生の友人でも中
     中入れない隔離区画だから、もし友達と待ち合わせる際にはほとんどの学生は他校の近くに
     集まるんだって黄泉川が言ってた、ってミサカはミサカは博識を自慢してみたり。』


 10039「とにかく今は追わなくてはなりません。あと、向こうはこちらの存在に気付いている様子で
     す、とミサカは今更な事を言います。」





一方通行「おォ、すまン。またせたなァ。」


 ???「遅かったですよー?集合時間の20分もオーバーしています。」

一方通行「悪ィな。ンだが、あの地図はねーと思うわ。建物が全部丸っこくて何が何だか全然わからン。」


  売春「え、そうですか?私はすぐにどこだか分りましたけど。」


  佐天「…あたしも分からなかったよ初春。結局一緒にここに来れたから良かったけど。」


  売春「そうなんですか。じゃあ今度からもっと丁寧に書きますんで。」



一歩通行「……できれば地図情報をケータイに送ってくれると良いンだけどなァ。」





 10039「目標、女子二名と接触いたしました。制服から柵川中学と断定します、とミサカは報告します。」


打ち止め『結局柵川の女子学生だったのね、それも2名。…OK、10039号。あなたは感覚共有で話の内容
     をミサカに逐次伝えてちょうだい。ちょうどそこはカフェテラスらしいから6メートルほど離
     れた席に座って怪しまれぬよう、自然に寛いだまま報告を行ってね、ってミサカはミサカは大
     人びた口調で言ってみる。』

一方通行「ところで、後の二人はまだ来てねェのか?」


  売春「ええ。どうやら遅れているみたいで…あと10分したら来れるとの連絡はありました。」


一方通行「そォか。ンじゃあ奴らは置いといて先に話を進めっか。俺ァ世間話は喋れねェからな。」


  佐天「…そうですね。このまま待っているのもつまらないし、早く本題に入りましょうか。」


一方通行「あァ。内容はメールで知っていると思うがな……」






 10039「どうやら何かの話し合いをしているようです、とミサカは報告いたします。」


打ち止め『うぅぅん…ここのカフェテラスは人が多くて良く聞こえないよー!10039号、悪いけ
     ど読唇術かなんかで会話の内容をかいつまんで報告してくれない?ってミサカはミ
     サカは懇願してみる。』ウルウル


 10039「了解しました。唇の動きとボディランゲージで会話の内容を解析します、とミサカは
     かっこよく言ってみます。」

一方通行『つまりな…………これを見れば分かるが…………ンでな…………って事なんだよォ。』


 
 10039「フムフム。『下にある双玉と金塊を見てくれ、こいつをどう思う?』と。」



  売春『ですね…………私なら…………それをもっと上手く…………しようと思いますよ?』



 10039「フムフム。『私ならもっとソレを上手く扱えますよ(暗黒微笑)』っと。」



  佐天『だからぁ…………と思うけど…………やっぱりあたしは…………好きかな?』


 
 10039「フムフム。『あたしはセロリが好きだけど、いきなり初めては嫌かな』と。」




一方通行「まァ、詰まる所。そういう事に行きつくわなァ。」


  売春「ですねー。どう考えてもそうなっちゃいますよね…」

ちょっと幼児あっから夕方過ぎに帰ってくる。


改行は直すつもりだよ

>>30
待てこら
学舎の園はたしかに特定のIDを持つ学生と教師しか入れない特別区域だが
そこまで隔離した場所じゃない。むしろ内部の学生による招待があれば誰だって気軽に入れる
もちろん男子禁制のようなルールはなく、どちらかといえば開放的なほう

帰ったよ

>>41
そうだっけ?勉強不足ですまん

打ち止め「ホタテはおいしいなぁ、ってミサカはミサカは至福を満喫してみたり。」モグモグ

 10039『上位個体。先ほどの彼らの会話の内容を解析し終えました、とミサカは報告に上がります。』

打ち止め「あー、ちょっと待ってね。あと2個食べたら報告をうけるよ、ってミサカはミサカは口に頬張る。」パク

 10039『そういえば今はお昼時でしたね。…ところで何故ホタテなんですか?とミサカは不思議な顔をします。』

打ち止め「この話が長く続くようにっておまじないなの、ってミサカはミサカは乙女チックに答えてみる。」

 10039『……そうですか、とミサカはとりあえず頷いておきます。』

打ち止め「…で、解析結果はどうなったの?ってミサカはミサカは期待に胸を膨らませてみる。」ワクワク

 10039『はい。どうやらハントをしていたと言う事実は本当だったみたいです、とミサカは現実を突き付けます。』

打ち止め「……え?いきなり結論を言っちゃうの?ってミサカはミサカは10039号の言葉に愕然としてみたり。」

 10039『オブラートに包んで言ったほうが良かったですか?とミサカは今更な事を言います。』

打ち止め「いや、もう聞いちゃったからいいよ。それより何を話していたのか教えて、ってミサカはミサカは訊いてみる。」

 10039『会話の内容ですか。お子様な上位個体には刺激の強すぎるないようでした、としかミサカは答えられません。』

打ち止め「えっ、何それ。もったいぶらなくていいから教えてよ、ってミサカはミサカはバタバタしてみる。」

 10039『無理を言わないでください。ミサカにだって羞恥心はあるんです、とミサカは頬を赤らめます。////』

打ち止め「………本当に、あの人たちがそんな話をしていたの?ってミサカはミサカは今一度訊いてみる。」

 10039『はい。それはもう仲良さ気に。仲良く淫らな会話に徹している、と言った雰囲気でした。報告は以上です。』

打ち止め「……そっか。うん、御苦労さま10039号。引き続き監視の任にあたってね、ってミサカはミサカは明るく言ってみる。」

 10039『了解です、とミサカは密かに敬礼します。』





打ち止め「そっかー。猥談できる女の子が出来たのかー、ってミサカはミサカはあの人の成長をどこか悲しんでみたり。」

ところでこちらは一方通行


  売春「あっ、湾内さんと泡浮さんが来たみたいですよ。」

一方通行「おォ、すげェな。丁度キッカリ10分ぴったしたァ、イヤに律儀な性格だぜェ。」

  佐天「…生活習慣が良いだけだと思いますよ?多分」

  
  湾内「遅れて、申し訳ございません…」

  泡浮「水泳部のミーティングが長引いて、なかなか抜け出せなかったのでございます…」

一方通行「あァ、いいさ。俺もさっき遅れて来たから10分やそこらじゃ違いはねェ。ま、座れ。」

  売春「湾内さんと泡浮さんは飲み物何にします?…オレンジティーとレモンティーでよろしいですか?」

  湾内「あ、はい。お願い致します。」

  泡浮「ペコリ」

  佐天「店員さーん!ちょっといいですかー。」オーイ




 10039「新たに二人加わりました。しかも相手は常盤台の学生です、とミサカは報告致します。」

打ち止め「ラジャ!」

打ち止め『ちょっと感覚共有で視界ジャックさせてくんない?ってミサカはミサカは尋ねてみる。』

 10039「SIRENですか…OKです、とミサカは快く許諾します。」

打ち止め『ありがとう。……あ、やっぱり昨日の二人だ!ってミサカはミサカは予想的中に驚いてみたり。』

 10039「2日で女子中学生4人ですか、彼にしては凄い進歩ですね、とミサカは一方通行を皮肉ります。」




一方通行「…でよォ。昨日言ったモノ、ちゃんと持ってきてくれたかァ?」

  湾内「あ、はい。今カバンから取り出しますね……」ゴソゴソ

  佐天「何ですか、ケーキですか、ケーキなら8人分はないと持ちませんよ?」

  売春「もう、佐天さんたら。……で、一体何をお持ちになられたのですか、湾内さん。」

  湾内「…ああ、これです。一方通行さん、これが昨日おっしゃられた、モノでございます////」

一方通行「おォ!これだよこれ。サンキューな、湾内さン。」

  湾内「いえ…寮にあったものをそのまま持ってきただけでございますから////」

  佐天「何なの、なんだったの、一体何を渡したの?」

  売春「私もすごーく気になります。教えて下さいよ湾内さん。」

一方通行「お前らは知らなくて良いンだよ。じゃあ湾内さン、これ1週間後に返すからな。」

  湾内「あ、はい。大事に使って下さいね////」

  佐天「???」

  売春「???」




 10039「目標。常盤台の女子一名より何かを受け取った模様。」

打ち止め『あげた女の子なんか恥ずかしそうだったね、ってミサカはミサカは呟いてみる。』

 10039「包装紙に包れているため中身を確認することができません、とミサカは報告いたします。」

打ち止め『何をあげたんだろうね。一体ナニをあげたんだろうね?ってミサカはミサカは邪推してみる。』

 10039「それは後ほどMNWで考えるとして……あ、動きがありましたよ、とミサカは上位個体に知らせます。」

一方通行「ンじゃ、全員そろった所で場所を移すとするかァ。」

  佐天「…え。は、早くないですか?まだ湾内さん達がここに来たばかりですよ?もう少しゆっくりしてからの方が…」

一方通行「俺ァ無駄に時間を過ごすのが嫌ェなんだ。さっさと行って、さっさと終らせたほうがその分暇が出来っだろう?」

  佐天「いや。だ、だからって少しくらいまったりしてても良いんじゃ…」

  泡浮「わたくしは賛成ですわ。」

  佐天「泡浮さん!?」

  湾内「わたくしも一方通行さんの意見に賛成です。早い方が時間に余裕ができて良いですしね。」

  佐天「湾内さんまで…」

  売春「どうするんですか佐天さん。佐天さん意外全員移動に賛成していますよ?」

  佐天「さりげなに初春も賛成してる!…いいよ、わかったよ、じゃあちゃっちゃと終らせてまたお茶にしようね、皆。」

一方通行「おゥ、まァそン時ゃ夕方だから飯くうならファミレスに行けばいいがな。」ジャラ

  佐天「はいはい。じゃさっさと終らせて飯くいに行くぞー、みんなー!」

  売春「佐天さん、だんだん口悪くなってきていませんか?」

 10039「目標とその取り巻きが移動を始めました、とミサカは上位個体に報告します。」

打ち止め『OK。そのままスニーキングミッションを続けて、ってミサカはミサカは大佐になりきってみる。』

 10039「それなんですが、そろそろプレイヤーを交代する時間が来たようです、とミサカは大佐に報告します。」

打ち止め『ん?どゆこと、ってミサカはミサカは素に戻って訊いてみる。』

 10039「単純にお腹が減りました、疲れたんで帰らせて下さい、とミサカは簡単な理由を述べます。」グゥ~

打ち止め『……そうか、ずっと働きっぱなしだった死ね。うん、いいよ、ってミサカはミサカは寛大な処置をしてみる。』

 10039「ありがとうございます。交代の相手は、目標の進行先にいる13577号でよろしいですか?」グゥ~

打ち止め『あの人の向かっている先?そういえばあの人どこに向かっているの?』

 10039「南南東です。目的地は分かりません、とミサカはあいまいな回答をします。」グゥ~

打ち止め『そっか。まあいいや、御苦労さま10039号。早く帰ってそのお腹の虫を止めてね、ってミサカはミサカは言ってみる。』

 10039「上位個体の気遣っているように見える冷たい対応に何故かミサカは奇妙な興奮を覚えました////」グゥ~

そのころミサカネットワークでは


一方通行がリア充街道を走ってやがる…

1 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:32:43.53 ID:misaka10032
 女子中学生4人とのデートだとよ

 しかも全員お姉さまの友人らしい

2 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:32:43.53 ID:misaka16836
・・・・は?

3 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:32:44.24 ID:misaka13072
 ・・・・は?

4 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:33:23.53 ID:misaka12053
 何いっているんだコイツ・・・

6 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:34:43.02 ID:misaka10855
 腹減り過ぎて頭おかしくなっちまったのか?

7 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:32.58 ID:misaka10050
 >>1よ、一度病院行け

 いや、もう病院にいたな

8 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:41.56 ID:misaka17009
 日本は平均気温42度だっけ?

 気が狂うのも仕方がないわ

9 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:42.34 ID:misaka19999
そんなことよりおうどんたべたい

10 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:43.36 ID:misaka10032
 いやいや、ちょっとまてお前ら。

 10039号の感覚共有してみろって、マジで現在進行形だから

11 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:44.22 ID:misaka12481
 
 ・・・おい

 腹の音しかしねーんだけど?

12 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:44.31 ID:misaka15113
 ずっとグーグー鳴ってるだけなんだけど

 なにこれ、新手の拷問なの?

13 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:45.56 ID:misaka17203
 これは酷い釣り

 間違いなく>>1はつるしあげられるべき

14 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:46.47 ID:misaka10032
 ちょt・・マテ

15 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:47.34 ID:misaka20001
 なんか五月蠅いよ、ちょっと静かにして

16 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:48.27 ID:misaka14333
管理人さん

17 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:48.28 ID:misaka16836
 管理人さん////

18 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:48.30 ID:misaka17000
 管理人さんチィースww

19 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:48.42 ID:misaka17403
 管理人さんサーセンww

20 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:48.50 ID:misaka15327
 管理人さんパネェwww

21 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:50.47 ID:misaka13072
 管理人さん管理人さんうるせぇよお前らwwww

22 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:51.09 ID:misaka20001
 ちょっと訊きたいんだけど、13577番って今いるー?

 

23 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:51.10 ID:misaka13577
 いるよー

24 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:51.59 ID:misaka17203
 早っww

25 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:52.26 ID:misaka10854
 はやwwwww

26 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:53.02 ID:misaka18820
早ぇよ馬鹿wwww

27 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:53.22 ID:misaka18022
 相変わらずレスはええなお前

 ちょっと引くわw

28 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:53.55 ID:misaka17403
でもそんなお前を愛しているわ

29 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:54.32 ID:misaka12083
でもそんなお前を愛しているわ

30 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:55.05 ID:misaka13577
 で用件はなにー?

32 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 13:35:56.43 ID:misaka20001
よかった居て

 一方通行の監視役、今から引き継いでくれないかな?

超眠い


今日は寝る

保守時間目安表 (休日用)

00:00-02:00 40分以内                  
02:00-04:00 90分以内       
04:00-09:00 180分以内       
09:00-16:00 80分以内        
16:00-19:00 60分以内      
19:00-00:00 30分以内      

保守時間の目安 (平日用) 
00:00-02:00 60分以内    
02:00-04:00 120分以内    
04:00-09:00 210分以内    
09:00-16:00 120分以内     
16:00-19:00 60分以内    
19:00-00:00 30分以内.   

今起きたぜ


そしてこれから大学なんだぜ

こちら一方通行


  佐天「ところで、あたし達これからどこに行くんでしたっけ?」

  初春「…佐天さん。メールをもう一度読み直してください。そして自重してください。」

一方通行「まァ、行きゃあ分かるさ。歩いて行くとちょっくら遠いから途中で地下鉄を使うがなァ。」

  湾内「まあ、地下鉄…でございますか。わたくし、あの地下鉄と言うのがどうも苦手でして…」

  泡浮「わたくしも。人の込み合う時間帯だと見知らぬ殿方に密着されて、一度、その…胸を触られたことも…」




 13577「目標、任を10039号より引き継ぎ視認致しました、とミサカは報告いたします。」

打ち止め『うむ、そのまま監視をつづけたまえ、ってミサカはミサカはちょっと偉そうに言ってみる。』

ごめん

幼児があって

また夕方7時過ぎ

        .′:厶/. : : : /: :|  《: : : : : : ':.「さっき売春の寮にアンチスキルの
        | : : : :′: : :/ : 人_》: : : : : : i  装甲車数台止まってましたわよ」
        | : : : | : : : ″: : i : |/.: : : :i : : |  
..       '、:. : :| : : : | : : : l:. |/jメノ}:| :i:l:|  .>ィ(.人ノ7:.:.:.}个ー'r ゚ 、)ム

         \:.| : : : | : : : l:下刈'}ソル'リリ  .工ア(ノ)′/....../...|.. ヽ`弋人く
.         ノ^| : : i :、: : : l:.:ト' / 'ル'ソ  V:/:.:./:斗{=ミ/}i_ハ__ハ小:.i:ムr‐f’
         _厂`ヽ| : : l : :\: l:.:| {   ′  //{:.:.:|!/、__ミ′  厂`ト}.:i|:.:.},、》
     /  ̄`ヾ、: : :、:. :. \:|‐'´     .}小 :::}7f:::う「`  ィテミ、T:.:..ハ:{

   _x<        \: : \: : : ヽ.     ノ/:.∧{^ ヒヅ    ト::ぅハリ:./:. :′
  〃          ≧x_ : : 、:'.     フ´ヘ.__i  ̄   '   ̄ '^}:/{:.ト{
  {{         //´ ̄`ヽ`ト、:i:.}       八    r~ーr  '_人{
  |l          //       }:{ .ソノ.       'フ.:\  |lr┬-l| .イ´  

                       __rーくVL__
.                 __rュイK o_)Lナ`ー:. 、
                _〈_( o_ノ☆'.....i ....ヽ.............\
               ぐ,n(_乂..!.::::::i:::|::::i:::|:::::::i:::ヽ:::ヽ
                尤o う::::;;|斗イ::ハ斗亠',斗ト、:i::::::}
               7(乂):::::| ,ィ     -==-ヾレ!::::::!
               |:{ノ☆::::!{-==-      ≠彡'リ  
               |::::::::::ハ::{       '      }
               ∠::::::::::::トミゝ   ー― '     ,!
                彡ノリ      | .::::/.|    ,イ
                リ j/ー个:.、  lヽ::::ノ丿 /::ハ   幺夂
                    ヽ`T しw/ノイノリ´    小 ミ

帰ったよ

地下鉄駅内


一方通行「えェと…第13学区行きは。おォ、これかァ。」

  泡浮「第13学区と言いましたら、幼稚園や小学校が集まっている学区でございますね。」

  初春「メールでは13学区に行く、って事しか書かれてませんでしたけど。具体的には何処に行くんでしょうか?」

  佐天「幼稚園か小学校しかないんだから、幼稚園か小学校に決まってるじゃん!」エッヘン

  初春「佐天さん、それ当たり前のことしか言ってませんよ…」

  湾内「幼稚園ではないのでしょうか。昨日お会いしたときに『幼女ってな―』という言葉を耳に致しましたから。」

  佐天「幼女って…それ何かアブナイ言葉にしか聞こえないんですが…」

  泡浮「…? どのように危ない言葉なのでございますか?」

  佐天「あ、いえ。何でもないですよ、何でも」アハハハハ

一方通行「おォ、お前ら。グダグダ話てねェで俺のあとについてこィ。13学区行きは3番ホームだぜェ、急げ。」



 13577「目標、地下鉄三番乗り場に向かいました、とミサカは報告いたします。」

打ち止め『結局セロリのロリコン病は治ってなかったんだね、ってミサカはミサカは密かに安心してみたり。』

電車内


  湾内「車内が空いていて良かったですわ。」

一方通行「ラッシュになンのは夕方だかンな、帰りは覚悟しておけよ。」

  佐天「ふぅ~っ。しかし、人の少ない電車って空気がおいしくていいですね。」スーハー

  初春「確かに混むと息苦しくなりますもんね、でも人のいない地下鉄というのもどこか寂しい感じがします。」

  湾内「多すぎず少なすぎず、程ほどがよろしいのは電車でもスポーツでも同じですわ。」

  佐天「ですねぇ。あたしも加減を知らないからバイキングとかではすぐお腹壊しちゃうんですよー。」

  初春「佐天さん、それ少し違う気がします…」


〝つぎはー、第11学区表門前ー。第11学区表門前ーでーございます。お出口は右側です。お降りの際は……〟


  初春「学区を順番に回るから、まだ少しかかりそうですね。」

一方通行「…あァ、そういや一つだけ忘れていた事があったわ。」

  初春「? なんですか。」

  佐天「まさか、乗り換えが必要だった、なぁんてベタな話じゃありませんよね?」ニヤニヤ

  初春「佐天さんじゃないんですから…」

一方通行「ンな大した事じゃねェよ。…まァ、人によっちゃあ大した事かもしんねェけどなァ。」


〝第11学区表門前ー、第11学区表門前ー〟


一方通行「某大学の学生200人が運搬施設の研究ってンで、第11学区に集まってたンだわ。」

一方通行「ンで、ちょうど今の時間にそいつらが地下鉄に乗って帰る頃合いだってンで、この車両が満員になる恐れがあるってだけの話さ。」

一方通行「まァ、揉み合い圧し合いは確実だな。」

  湾内「」

  泡浮「」




 13577「電車はまもなく第11学区に差し掛かります、とミサカは隣の車両から目標を眺めて報告します。」

打ち止め『OK。片時も目を離さないよう気をつけてね、ってミサカはミサカは忠告してみる。』

ヤング1「ウッソ、お前シードデスとか超ありえん領域だし。んなモン神とか超キメェww」ワイワイ

ヤング2「あー、今電車んなかッスけどー。あ?ああ、ちゃんと持ってきてまスよ、ええ、はい」ザワザワ

ヤング3「ってウケるwww訳ねーよなwwwwww。あ、ところでお前昨日の珍プレー見た?」ゾヨゾヨ


  佐天「…っう~ん。息が苦しいよー。」フガフガ

  初春「我慢してください、佐天さん。もうしばらくの辛抱ですって。」

一方通行「あンま喋ンな。酸欠と圧迫で倒れちまうぞ。」

  湾内「ちょっと…この車両殿方の割合が、多いですわね…」

  泡浮「ええ。みなさん研修帰りの学生さんみたいですね。………あっ!」

  湾内「…ど、どうなさいましたの。」

  泡浮「……あっ。今、殿方の手が太股に…」////

一方通行「…大丈夫か、お前。なンか辛そうだが。」

  泡浮「い、いえ。わたくしは大丈夫でございます……ひゃん!」

  湾内「泡浮さん、泡浮さん。しっかりしてください。」

  泡浮「あ……あ、大丈夫で、ございますよ?」////

一方通行「……」

一方通行「ちょっと、そこをどきなァ…」

  泡浮「…え。あ、はい。」


パシュ  


ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!



  痴漢「……っ、ガァ……ァ…」ピクピク

  佐天「な、なにが起こったの!?」

  初春「あ、一方通行さん……?」アワアワ…

一方通行「めんどくせェ事してんじゃねーよ三下ァ! バッテリーの残量減ったじゃねぇか、糞野郎。」

  湾内「一方通行さん、もしかして泡浮さんを…」

ヤング1「ひ、ヒィィ!ありゃあ学園都市第一位の一方通行じゃねーか!!」

ヤング2「なんであ、あんな化け物が地下鉄に乗っているんだ。に、逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

一方通行「オラお前ら、俺から1メートルは離れねェと内臓吹き飛ばすぜェ?近づきたきゃァ近づいてみろォ!」

 13577「…!!」

打ち止め『どうしたの?ってミサカはミサカは訊いてみる。』

 13577「目標が車内で能力を使用し、傷害事件を起こしました、とミサカは冷静に報告します。」

打ち止め『ええええええええ、一般人に手あげちゃたのぉ!?ってミサカはミサカはドン引きしてみる!』

 13577「幸い死人は出ていません、とミサカは冷静に報告します。」

打ち止め『そういう問題じゃないよ!!…最近丸くなったと思ったのに、ってミサカはミサカは悲しんでみたり…』

 13577「…いえ、どうやら目標は連れの少女を助けようとしたみたいです、とミサカは朗報を聞かせます。」

打ち止め『え、どういう事?ってミサカはミサカは訊いてみる。』

 13577「目標は怯える少女を見て痴漢の存在に気付き、わざと能力を使って以後も人を寄せ付けない様にしたのです。」

 13577「やり方は確かに粗暴でしたが、痴漢の撃退と予防を兼ねたこの行動は一方通行ならではの最適な方法でした。」

 13577「目の前でこんな事された日にゃあ、普通は惚れるしかありませんよね、とミサカは顔を赤らめて報告します。」

打ち止め『…へ、へー。あの人も、意外とやるのね、ってミサカはミサカは意外な一面をみて戸惑ってみたり。』

 
 13577「一方通行は間違いないなく、リア充の道をまっしぐらに歩いています、とミサカは最後に付け加えます。」

第13学区 駅前


  泡浮「…先ほどは助けていただいて、どうも、ありがとうございました……」/////

  初春「一方通行さん、カッコ良かったですよ!」////

  佐天「う、うん。あたしでも惚れてしまうくらいカッコ良かった、かな。あ、あはは…」////

  湾内「泡浮さんを助けていただいてありがとうございます、一方通行さん。」////

一方通行「あァ?俺ァ目障りな奴をぶっ飛ばしただけなんだがなァ…」

  湾内「まぁ、そんなご謙遜をなさらずとも宜しいですのに。」フフッ

  初春「…でも、ちょっとやり過ぎでしたよ?話では片腕と片足を複雑骨折していたって。」

一方通行「それだけで済ンだなら幸運だろ。…本気だしゃあ、車内は血の海だったぜ?」

  佐天「うっ…こわぁ…」ガタガタ

  泡浮「わざと手を抜いて下さったのでしょう?一方通行さん、優しいですから…」ニコッ

  湾内「そうなのでございますか、一方通行さん?」

一方通行「……知らねェよ。たまたま調子が悪かっただけだァ。」

  初春「やっぱカッコ良いですね、一方通行さん。」

一方通行「おォ、ここだァ。」

  佐天「……ここって、公園ですか?」

  湾内「ヒメラギ公園、と書いてありますわね。」

  泡浮「大きくもなく小さくもない、程ほどの大きさの公園ですわ。」

  初春「わぁ、ちっちゃい子がたくさんいるー。」キャアキャア


一方通行「じゃあ湾内さンと泡浮さンは俺と一緒に来てくれェ。後の二人はそこら辺でガキと戯れていればいい。」

  佐天「えっ、あたしたちがこっちに来た意味って一体何だったんですか!?」スポーン!

  初春「佐天さん、それも確かメールに書いてあったハズですけど…」

一方通行「お前らはガキと遊ぶことが仕事なンだよ。ンで、例の事をガキ共からちゃんと訊き出しておいてくれよなァ…」

  初春「わかってますよ一方通行さん。ほら佐天さん、あっちの砂場で遊びましょう!」

  佐天「ああっ、ちょっと待ってよ初春。……よくわかんないけど、任務遂行できるように頑張りますよ!」ビシッ!

一方通行「おォ、頑張れよ。」



 13577「目標、幼女がわんさか居なさる小公園へと入りました、とミサカは報告いたします。」

打ち止め『やはりあの人はペドフェリアね、ってミサカはミサカは安心してみる。』

一方通行「あのォ、少し訊きたい事があるんですがァ。」ニカァ…

マザー1「…!! はい、なんでしょうか…」

一方通行「すいませんねェ。育児の事について調べてる者なンですが、お時間とっても宜しいでしょうかァ?」

マザー1「(なんだか危ない目をしてる…)え、ええ。いいですよ。」

一方通行「ありがとうございます。ンじゃあ単刀直入に訊きますが、お子さンは男の子ですかァ、女の子ですかァ?」

マザー1「え…女の子ですけど。」

一方通行「女の子……あ、あちらにいらっしゃるのがそうですかァ?」

マザー1「あ、はい。そうです。」

一方通行「可愛いですねェ。あのくらいの年頃が無垢でおてんばなんですよねェ。」ニヤニヤ

マザー1「…あ、あの。それで、訊きたい事とは…?」

一方通行「あァ、そうでしたね。ンで、また単刀直入に訊くンですけど。」

マザー1「……」




一方通行「娘さンにいつも何をあげているのか、教えてもらえますかねェ?」ニカァ…

  湾内「一方通行さん、こちら聞き取り終りました……って、一体どうしたのでございますか!?」

  泡浮「まぁ、お顔をそんなに腫らして。スキルアウトにでも襲われたのでございますか?」オロオロ…

一方通行「……いや、もう何も訊くな。」

  初春「一方通行さーーーーーーーん! た、助けてくださーーーーーーーい!!」

糞ガキ1「まてー、お花怪人!おれの刀で成敗されろーーーー!うりゃーーーーー!!」

糞ガキ2「むしれ、むしれー!お花怪人の弱点はあの花飾りだぞーーーー!花をねらえーーーー!!」

糞ガキ3「とりゃーーー!どうだ『れつじんせんぷうけん』の威力、思い知ったかーーーーー!!」

  佐天「こらーーーー!お姉さんを追いかけまわすなんてあと10年は早いぞーーーー!!」オラオラァ

  初春「ひーーん。助けてくださいーーーー!」

一方通行「……楽しそうだなァ、お前ら。」




 13577「目標は先ほどの主婦にぶたれ涙目です、とミサカは報告いたします。」

打ち止め『そりゃああんな質問したら誰だって気味悪がるよ、ってミサカはミサカは辛辣に答えてみる。』

 13577「目標と取り巻きはどうやら主婦と子どもに聞き取り調査を行っていた模様です、とミサカは答えます。」

打ち止め『どんな内容だったかは後でコッテリ絞れば分かるね、ってミサカはミサカは黒い笑みを浮かべてみる。』

  湾内「大丈夫でございますか、初春さん。」

  初春「…はい。結局3割ほど引き抜かれちゃたみたいですけど、あ、また生えてくるから大丈夫ですよ。」

  泡浮「……生えて?」ポカン

  佐天「あ、ああ!そ、そう言えばこの後はファミレス行きって事で良いんですよね、一方通行さん。」アセアセ

一方通行「あァ、気づいたらもう夕方だしな。…第七学区のファミレスで良いよな?」

  佐天「はい、OKです!じゃあ早速駅に向かいましょう、レッツ・ゴー!!」

  初春「佐天さん、ちょっとテンション高いですよ。」

  湾内「ファミリーレストランですかぁ。しばらく行ってませんでしたわねぇ。」

  泡浮「わたくしも。美味しい料理が安く食べられるのは魅力的でございますわぁ。」

一方通行「ンじゃあさっさと駅に行くぞ。オラ、俺の後についてこい。」




 13577「目標、再び地下鉄へと向かいました、とミサカは報告いたします。」

打ち止め『オッケー。っと、そう言えばそろそろ交代しなくて大丈夫?ってミサカはミサカは気遣ってみたり。』

 13577「そうですね。そろそろお腹が空きましたし、10032号と交代します、とミサカは宣言いたします。」グゥ~

打ち止め『わかった。じゃあその旨を10032号に伝えるね、ってミサカはミサカはネトワークにアクセス!』


一方通行の気持ち悪いところ挙げて、被ったら死亡

1 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:25:48.58 ID:misaka20000
 服装

2 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:27:34.09 ID:misaka10032
 目つき

3 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:28:06.23 ID:misaka12481
笑い方

4 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:29:21.02 ID:misaka15327
 「ン」とか「ァ」とかいうやつ

5 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:30:43.12 ID:misaka10840
 存在すべて

6 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:31:23.52 ID:misaka13072
 ペド

7 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:32:27.19 ID:misaka16836
 ロリコン

8 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:33:34.04 ID:misaka19900
 上位個体の事も考えてやれよお前ら

9 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:34:34.44 ID:misaka12053
 学園都市最強って称号自体が気持ちが悪い

10 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:35:21.35 ID:misaka14333
 >>9
 あー、俺もそう思ったわ

11 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:36:11.54 ID:misaka19999
 三下、三下、うるせぇんだよゴミ野郎

12 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:37:53.21 ID:misaka18022
 モヤシ

13 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:38:34.22 ID:misaka19488
 存在が中二病の塊みたいなもん

14 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:39:46.35 ID:misaka17000
 笑い方

15 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:40:23.11 ID:misaka12083
 >>14
 アウトー!

16 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:40:32.42 ID:misaka20001
 10032番ているー?

17 名前:以下、ミサカがお送りします 2010/07/06(月) 17:42:56.23 ID:misaka10032
呼んだー?

┏━┓  ┏┳┓        ┏━┓  ┏┳┓    ┏┓      ┏┳┓ 
┗━┛┏┫┃┃        ┗━┛┏┫┃┣━┓┃┃┏━┓┃┃┃ 
┏━┓┃┣╋┫        ┏━┓┃┣┻┻┓┗┛┃┗━┛┃┃┗━┓ 
┗━┛┃┣┛┗━┳┳┳╋━┛┃┃    ┗┓  ┗┓    ┃┃┏┓┗┓
    ┏┛┣┓┏┓┃┃┃┃  ┏┛┃    ┏┛┏┓┃  ┏┛┃┃┗━┛__    _
┏━┛┏┛┃┃┗┻╋┛┣━┛┏┛┏━┛┏┛┗╋━┛┏┫┃  -‐'´: : : : : :`く∨ /_,

┣━━┻━╋╋┓  ┣┳╋━━┻━╋━━┛    ┗━━┛┗┛ _{∨ : {: : : : : : :ヽ ̄>:\                  ┏┓
┗━┳  ┏┫┃┣━┛┗┫┏┓┏┓┃                   _厶/:/:|ノ∧: |\ト、: ∨\: ヽ              ┃┃
  ┏┛┏┛┗┻┻┳  ┏┫┃┃┃┃┣━━━━━━━━━ ":\|イ: :.i_,' V   /ヽ: ト: ヽ: : 、 ━━━━━━┓┃┃
  ┃┏┛        ┃┃┃┃┃┃┃┃┃                 /: : /:|:i: /|/●    ● }/リ人: 、:ヽ           ┃┃┃
  ┃┗┓        ┗┓┃┃┃┃┃┃┣━━━━━━━━,′:/: :八{:从⊃ 、_,、_, ⊂⊃}:}:ノ\: :\━━━━━┛┗┛
  ┗┓┗━┓    ┏┛┃┃┗┛┃┃┃               {: :/{ :/⌒ヽ{ヘ   ゝ._)   j /⌒iノ:  〉ノ.          .┏┓
    ┗━━┛    ┗━┛┗━━┛┗┛                '、{八\ / >〉>,、 __, イァ/  /:< く..:<.          .┗┛
                                        _>〉\/ (:( :::\∧/::: `、_∧\〉 ):)
                                          \乙ヽ`)i::::::::∨:::::::::i   /   `´

保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

保守時間目安表 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

下げてたよ

一方通行「…ンで、ファミレスに着いた訳だがよォ。」

  佐天「とんだキング・クリムゾンですね。…なんでもないです。」


  初春「でも、一方通行さん。帰りの電車でもカッコ良かったですよねー。」

  湾内「ええ。満員電車を拒んだ泡浮さんを、ねぇ。」

一方通行「あァ?俺、何かやったか?」

  泡浮「…わたくしに全部、言わせるつもりですか?」/////

一方通行「…だから。俺が何かやったか?」

  湾内「泡浮さん、泡浮さん。きっと一方通行さんからしたらいつも通りの事なのですよ。」

一方通行「だからァ!俺が一体何やった事について話しンだよテメーらァ!!」

  泡浮「……抱きしめてくれたでは……ありませんか。」

  湾内「『嫌なら俺の傍にいろ、ンなら大丈夫だろォ』と言って泡浮さんを抱きよせた事でございますよ。」

  初春「はぁ、今思い出しただけでもロマンティックな言葉ですよねぇ。」ウットリ

  佐天「本当。体中が痒くなるくらいクサイ台詞でしたよねー。」カユカユ

一方通行「あァ、そういやそンな事も言ったっけかなァ。……なんか俺らしくねェ言葉だな。」

  佐天「さ、そんな事より何頼むかみんな決まりましたか?」

  初春「じゃあ、私はタラコスパと中サラダとオレンジジュースで。」

  佐天「子どもっぽいなぁ初春は。」ニヤニヤ

  初春「む!い、良いじゃないですか佐天さん。そう言う佐天さんは何頼むつもりなんですか?」

  佐天「あたしはハンバーグセットとウーロン茶だよ。」

  初春「……普通ですね、すごく。」

  佐天「そんないかにもコメントし辛いって顔されても困るよ。」
 
一方通行「俺ァ、コーヒーでいいや。」

  湾内「駄目ですよ、一方通行さん。ちゃんと食べないと能力レベルに響きますよ?」

一方通行「あァ?違ェよ。うちに帰ったら飯あっから喰わねェようにしてるだけだ。」

  泡浮「それでもコーヒー一杯では、あまりに寂しいと思いますわ。一食くらい召し上がっても…」

一方通行「ガキが五月蠅ェんだよ。帰ってくるなり飯一緒に喰おうと強要してくっからさァ。」

  湾内「まぁ、お子さんが……いらしたのですか?」

  泡浮「……」

一方通行「違ェよ!アイツはただの居候だァ!!」ガタン

  湾内「居候?」

  泡浮「知り合いの子を預かっている、と言うところですか?」

一方通行「…まァ、そんなところだ。」



 10032「目標の捕捉完了。ファミレスで談笑をしている模様です、とミサカは報告いたします。」

打ち止め『…ファミレスならあの人のご飯用意しなくてもいいよね?ってミサカはミサカは黒く笑んでみる。』





  
  上条「よォ、御坂妹じゃねーか。なにしてんだこんな所で。」

今日はここまで



超ねむい




昼ごろに投下すっかも知れない

帰ったよ


時間ねーから一個だけ投下する

 10032「…!!」

  上条「ん、どうかしたのか?」


打ち止め『10032号、10032号。通信が途絶えちゃったんだけど、一体全体どうしたの?ってミサカはミサカは訊いてみる。』アワアワ…


 10032「いえ、別に問題はありません、とミサカは報告いたします。」

  上条「まぁ、お前が何してようと勝手だけどな。でも、もうちょっとその…周りの目を気にした方がいいんじゃねーのか?」チラッ

10032「……?」

  上条「路上でうつ伏せに寝られると…その、ものすごーく見えちゃイケナイものが見えちゃっている訳ですが。」////

 10032「……!」チラッ

  上条「ま、まあ。何してんのかは知らないけど、とりあえずその捲れているモノを直して欲しいなー、って上条さんは思ってみたり。」////

 
 10032「…さすがは一級フラグ建築士の資格を持つだけはありますね、とミサカはあきれた口調で言います。」

そしてまた学校だぜ



帰るのはいつも通り7時頃だぜ



保守してくれるとありがたいぜ

参考資料。十五禁ぐらい? 取り敢えず閲覧注意で。

http://up2.pandoravote.net/img/pan2ji00030871.jpg

支援。

帰ったよ


サークルが予想以上に長引いて遅くなった




>>169
ありがたく保存した

禁書目録「……ハッ! 今なんか、とうまがまたどこかで女の子とフラグ建ててる予感がしたんだよ!」

 スフィ「なーお!」

禁書目録「女の勘ってのは当たるもんなんだよ。とうま……帰ってきたら盛大に噛みついてやるんだよ!」シャー




  上条「ところでこんな都会の真っただ中で、なぜ望遠鏡を手に持っているんだ御坂妹?」

 10032「…それは遠まわしにミサカが何をしているのかを訊いているのと同じです、とミサカは無表情で答えます。」

  上条「あ、ああ、確かにそうだな。…んじゃあ答えられる範囲でいいから、何をしていたのかをわたくしに教えてくれませんか妹様?」

 10032「…これで、あのファミレスの様子を覗いてみればまわります、とミサカは望遠鏡を手渡します。」

  上条「ファミレス?ああ、あの目の前にあるヤツか。…………特になにもございませんが?」

 10032「左端の下から二番目です、とミサカはアドバイスします。」

  上条「左端の……下から2番…………ん?」

 10032「どうかなさいましたか、とミサカはあえて訊いてみます。」

  上条「いや、なんか……人違いかもしれないけど……よぉ~く見知った趣味の悪いTシャツが……あれ?」

 10032「恐らくその見当は100%当たっています、とミサカは忠告いたします。」

  上条「一方通行が…ハーレムを作ってやがる。」

  上条「どういう事これ、一体、どういう事これ……」アワワワ…

 10032「落ち着いて下さい上条当麻。詳細を今からお聞かせします、とミサカは冷静に答えます。」

 10032「ミサカ達は上位個体と共に一方通行の行動を追っていたのです、とミサカは説明を開始します。」

  上条「行動を追っていた?一体なぜ。」

 10032「きっかけは上位個体が先日、女子中学生2人と仲良く話す一方通行を偶然目撃したのが始まりでした。」

 10032「翌日、ミサカ達は区画ごとに交代しながら一方通行の尾行を開始。その間さまざまな新発見を我々は目の当たりにいたしました。」

  上条「新発見?」

 10032「一つに、一方通行は以前よりも増して心が穏やかになった事。相手の気持ちを考えて発言を選んでいるようでした。」

 10032「二つに、他人を護るという気持ちが強まった事。地下鉄で痴漢にあっていた少女を彼は見返りも求めずに助け出しました。」

 10032「三つに、人を頼り命令できるようになった事。少女たちの役割をちゃんと決め、無理なく使役しておりました。」

 10032「四つに、慎重になった事。どの場面でどのような振る舞いをしたらよいかを彼は考えて行っていました。」

 10032「そして最後に、そんな彼の行動が少女たちによりよい印象を与え、現在に至るハーレムが作られた、という事です、とミサカは報告を終ります。」

  
  
  上条「……詰まるところ、今の一方通行は未だかつてない超モテモテ期の真っただ中にいる、って事だな?」ナルホド


 10032「例えが化石レベルに古いですが、まぁそういう事です、とミサカはため息をついてみます。」

こちら一方通行  


  泡浮「と、ところで、一方通行さん。…今週の土曜日の午前中に、ご予定は、何かございましょうか?」////

一方通行「あァ? 特にねェけど。」

  泡浮「で、では!その日の10時頃に、常盤台中学の水泳大会が開かれるのですが……その…ぜ、ぜひ……見に来て下さいませんか!?」////

  湾内「(泡浮さん、ナイスです。わたくしは貴女を勇気と初々しさに最大の敬意を称します。)」

  泡浮「あの……だめで……ございましたか?」

一方通行「…良いぜ、常盤台に10時だなァ。(まァ特にやる事もねェから、暇さえ潰せれば何だっていいしなァ)」

  湾内「……!」

  泡浮「……! あ、ありがとうございます! …あ、話は通しておきますから、午前中なら、何時でも学舎の園へお越しください。」////

一方通行「あァ。なるべく早くに行くわァ。」ポチポリ

佐天「何、何、何、何、何、なんの話ですかぁ。あたしにも教えてくださいよ!」クワッ!

  初春「佐天さん、口元にソースつけたままですよ。ほら、早く拭って下さい…」

  湾内「今週の土曜日に常盤台で水泳大会が開かれるのでございます。泡浮さんは一方通行さんをそれに誘っていたのですわ。」ウフフ

  泡浮「……ちょ、湾内さん。それではまるでわたくしが一方通行さんをデートに…」

  佐天「ん、デート?」

  泡浮「な、なんでもございません!……そ、そうですわ。宜しければお二方も当日常盤台にいらして下さい。御坂様も喜ぶと思いますので。」

  佐天「わー!ありがとうございます。初春、水泳大会だってさ。超能力を使った水泳大会って一体どんなモノなんだろうね?。」ワクワク

  初春「佐天さん、ちょっとはしゃぎすぎですよ。2日後には分かる事じゃないですか。」

  佐天「何にしたってこの興奮、遠足の前の小学生を思い出すわ!ああ、あさってが楽しみだなー、あははははー。」

  初春「人の話を聞いてくださいよ……」



 10032「目標、依然ファミレス内で談笑をしている模様、とミサカは復活を宣言します。」

打ち止め『通信を妨害した上に10032号のパンツまで見るなんて、さすがはフラグアッパーだね、ってミサカはミサカは感心してみる。』

  上条「なんか知らんが、悪口を言われているような気がしてならないのは何故だ?」

  初春「あ、一方通行さん。そろそろご自宅に戻られたほうが宜しいのではないですか?」

  佐天「うわぁ、いつの間にか8時を回ってる。時間が経つの超早い!」スポーン

一方通行「……あァ、そうだな。ガキが癇癪起こす前に、帰ンねーとヤベェかな。」


  湾内「…あの。もし宜しければ、途中まで家路をご一緒させてもらっても、よろしいでしょうか?」

一方通行「あァ?何故だ。」

  泡浮「一方通行さん、杖ついてますから。夜道はちゃんと歩けるのかと、心配になりまして…」

  初春「確かに、ライトもなしに一人の夜道は危険ですよね。突然暴漢に襲われたりしたら、演算なんてしてる暇なんかありませんし。」

  佐天「一緒に行きましょうよ一方通行さん。一人より二人、二人より三人がいいさ♪、って事ですよ!」

一方通行「……俺を誰だと思ってやがンだ、お前ら。学園都市第一位の能力者、一方通行だぜ。夜道なンか、一人で歩けるに決まってンだろォ!!」

  湾内「…じゃあ決まりですわね。皆さん、一方通行さんの御宅までご一緒いたしましょう。」

  泡浮「一体どんなところなのか、楽しみですわぁ。」

  佐天「うぉっしゃあああああああああ、今日は一方通行さんの家で麻雀だぁ!」

  初春「佐天さん、お願いですから自重してください…」

一方通行「…って、お前ら話聞けよォォォォォォォォォォォォォ!!」

夜道


一方通行「結局、お前らは俺の後をつけるつもりだったンだなァ……」

  佐天「いやだなぁ、人聞きの悪い。これはほら、今流行りの逆エスコートって奴ですよぉ。」アハハハ

  湾内「そ、そうですわ。紳士が淑女を助けるように、淑女は紳士を助けるものですのよ。殿方をエスコートする事は、淑女の当然のマナーですわ。」

一方通行「……まァ、もういいンだけどなァ。」



  初春「そ、それにしてもここ。ちょ、ちょっと暗すぎないですかねぇ…」ガタガタ

  泡浮「で、電灯が二つしかありませんわ。真っ暗なのより、余計に不気味です……」ブルブル

一方通行「あァ、なんせここァ裏道だからな。電灯がねェのは当たり前だろ。」

 佐天「う、裏道!?な、なんだってそんな危険な場所を?」

  湾内「裏道って……スキルアウトがよく出没する場所ですよね?そんな所を通っていて、大丈夫なのでしょうか?」

一方通行「この道は最短ルートなンだよ、ゴチャゴチャ口出しすンな。……あと、スキルアウトくれェ自分で対処しろ。」プイッ

  佐天「んな無茶な!湾内さんや泡浮さんはともかく、無能力者のあたしと初春(レベル1)はどう対処すればいいんですか!?」

  初春「そ、そうですよ。私ジャッジメントには入ってますが、護身技は全く使えないんですよ?」

  湾内「あ、それに。わたくしの流水操作も十分な水が無いと効果がありませんので、役立たずかと…」

  泡浮「わ、わたくしも同じ流水操作なので……申し訳ございません。」

一方通行「……あァ、畜生。めんどくせェ…」



 10032「目標、少女たちを人気のない路地へと案内している模様です、とミサカは見たままの事を報告します。」

打ち止め『ランデブーの次はドッキングってか、どこぞの宇宙船じゃねーんだぞ!!ってミサカはミサカは口悪く言ってみたり。』

一方通行「……わァったよ。もうお前らの力は頼らねェから、俺が一人でなンとかする。」

  湾内「…すみません…わたくし達の力が、至らぬばかりに……」

  泡浮「ペコリ、ペコリ…」

一方通行「謝ンじゃねーよ!ンな辛気臭ェ言葉吐くより、黙ってついてきた方がよっぽどマシだァ。…オラ、早くついて来い!!」

 

 10032「……そう言えば、上位個体。他の同居人はどうしたのですか?とミサカは今更な質問を投げかけます。」

打ち止め『黄泉川も芳川も温泉旅行だよー、ってミサカはミサカは明るく言ってみる。』

 10032「……それは」

打ち止め『本来なら今頃あの人がミサカにご飯よそっているのにね、ってミサカはミサカは明るく言ってみる。』

 10032「上位個体、その」

打ち止め『なんでかなー。今ミサカはおうちにたった一人だよー、ってミサカはミサカは明るく言ってみる。』

 10032「上位個体…」

打ち止め『昨日〝絶対早くかえってきてね〟って念を押していったのに、ってミサカはミサカはだんだん形相を変えてみる。』

 10032「……」

打ち止め『そんな中で女の子と一緒に遊んでいたなんて、情状酌量の余地なしだよね♪ってミサカはミサカは鬼の形相で…』

裏道 さらに奥


一方通行「……って!あァ、誰だァ、今俺の足引っ掛けたのは!?」

  初春「……アスファルトの亀裂に足を取られたんじゃないですか?」ボソリ…

  湾内「まぁ、まさか。一方通行さんに限ってそんな事は…」

  佐天「あははは、そうですよ。そんなベタな罠に引っ掛かるなんて演劇じゃあ三枚目の役ですよ?一方通行さんっぽくありませんよぉ。」

  泡浮「そうですわ。きっと酔い潰れた殿方の伸ばした足に引っ掛かってしまったのでしょう。…大丈夫ですか、一方通行さん。」

一方通行「………」

  佐天「…あれ?どうして黙っているんですか?」

  初春「あ、一方通行さん?返事してください、一方通行さん?」

  湾内「あの、もしかして…その。本当に……」

一方通行「……いいじゃねぇか、別に。」

  佐天「み、認めたぁーーーーーーーーー!?」ガビーン

  初春「ちょ、ちょっと、一方通行さん。そういうのは、普通言わないもんじゃ……」

一歩通行「……俺ァ杖突いてるンだ。誤認したって、仕方ねェだろ。」

  湾内「た、確かにそうですわね。手足の不自由な方は、そうなる以前と現在の触覚の違いにとても驚くと聞きますし…」

  泡浮「し、しかし。一方通行さんは杖を突くようになってから何回かこの通りを通っていると…」
  
  湾内「あ、泡浮さん!!」

一歩通行「………」

  佐天「あ、一方通行さん?さっきから全然一言もしゃべっていないんですが…」

  初春「(く、空気が思い。だ、だれか助けて)」

  湾内「し、失敗は誰にだってありますわ。むしろ、学園都市第一位の意外な側面が見えてわたくしは良かったと思っていますよ?」

  泡浮「わ、わたくしも。一方通行さんて何事も完璧なイメージしかありませんでいたから、ちょっと可愛いな、とか思いました!」

一歩通行「……慰めねェでくれよ。余計、落ち込む。」

  湾内「………」

  泡浮「………」

 10032「………」

眠くなったぜ




また明日の夕方7時ごろに投下するぜ




明日は常盤台の水泳大会の場面まで書くつもりだぜ

保守時間目安表 (休日用)

00:00-02:00 40分以内                   __
02:00-04:00 90分以内            _□.--‐<´ヽ`、
04:00-09:00 180分以内         ,.-"`: :.|___\  ヽ、_ノ
09:00-16:00 80分以内         /: : : :,ヽ、\/l`ヽ、  \
16:00-19:00 60分以内         /::/: :〆、 ,×l/:l : l : ̄ヘ<
19:00-00:00 30分以内       |/|: :/●  ●|_!_l_l=:-:‐i´

                  .,-、  |: :|@   @|::|=|: : : : l
保守時間の目安 (平日用)  ;|!:::::::`ヽ、|!_ ⌒  _/:/ : : : : : l
00:00-02:00 60分以内    |!:::::::::::::::::∥r:‐t-t//::ヽ, : : : : : l

02:00-04:00 120分以内     ヾー──'‐(::|×|:::ト==l: : : : : : l
04:00-09:00 210分以内       ./: : : : :ノ:|×|:::|:::::::|: : : :l : : l
09:00-16:00 120分以内      /: :/: : :._}=ェ==|:::::::::ゝ、: :l : : :l

16:00-19:00 60分以内      /: :/|:.__/:::/:/:/ヘ|:::::::::::ノ: : l: : : l
19:00-00:00 30分以内.     /: :/,|/_/_/_/_/∧_l_lエ´ヘ、:l l: : : l
                  /: :/ゝ、/_/_/_/_/_l_l_ヘ_ヘ_ヘ,.ゝl : : :|
                   ̄      .|:×|:×|      ̄ ̄
                         .ヽ_人_ノ

帰ったよ



トリつけてみた

一歩通行「………」  


  初春「…あれから一方通行さん、喋らなくなってしまいましたね。」ヒソヒソ

  佐天「って言うか、一歩通行になっているしね……」ヒソヒソ

  泡浮「やはり、わたくしが余計なことを申したばかりに……こんな」メソメソ

  湾内「わたくしも同じですわ泡浮さん。今日は無理でも、次に会った時に一緒に謝りに行きましょう。」ヒソヒソ


  コツン。

  初春「……っと!うわわわ。い、今何かに足をとられました!」アワアワ…

  佐天「アスファルトの亀裂でしょ、初春。一方通行さんの手前で言うと、どうやっても嫌味にしか聞えないよ?」

  初春「ち、違うんですよ佐天さん。なんか太くて柔らかいものに足をひっかけられたんですよ!!」


  佐天「太くて柔らかい。それってチン…」

  初春「佐天さん。次言ったら私のお花、佐天さんの頭に移植しますよ?」

  湾内「……もしかして、寝そべっていた野良犬さんのお腹に足をひっかけたのではありませんか?」

  初春「い、犬じゃありませんでしたよ!もっと、こう……胴が長くて、ガッシリしてて、弾力性のあるものだったと思います。」

  佐天「胴が長くて、ガッシリ、弾力性とくれば…」

  泡浮「…あ!今思い出したのでございますが、わたくしバッグに携帯用の懐中電灯を入れておりました。宜しければ、これでそれを照らしてみては如何でしょう。」

  初春「あ。ありがとうございます。わぁ、可愛い懐中電灯ですね。えーと、スイッチはこれでいいのかな……」カチリ


  パッ


  初春「…………?」

  佐天「どうしたの、初春。」

  湾内「もしかして、躓いた拍子に野良犬さんが怪我を?

  初春「…………あ…………」

  泡浮「どうか、なさいまして?」

 
  初春「……人。」

  佐天「人?……ひと、って………」

  泡浮「あ、あの……あ……あ……」ガタガタ

  湾内「あ……ああ……ああああ……」ガタガタ

  初春「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア……!!」

  佐天「初春!!」

  初春「う…ムグ……ウ……」ジタバタ

 不良1『…オイオイ、こんな所に人がいるたぁ、一体どういう事なんだぁ?』ギリギリ…

 不良2『…しかも小便臭ぇ雌ガキかよ。あぁ?門限は一体どうしたんですかー?ックハッハッハッハ』

  湾内「な、何ですか貴方達は!?……初春さんを。は、早く初春さんを放してください!」

 不良1「嫌だねぇ。ってかオメーら、さっきの〝死体〟見ちまったんだろ?俺らが逃がすと思うわけ?」

  初春「ムグ……ん……うー!……」

 不良2「静かにしろクソガキ!!」バシッ!

  初春「………」

  佐天「初春!!」

  泡浮「う、初春さん!!」

  佐天「あ、あんたら。…あたしの初春にな、何をするんだァーーーーッ!許さんッ!!」

  湾内「初春さん!しっかりして下さい。初春さん、初春さん!?」

  泡浮「貴方がた……わたくしのお友達になんて事をしましたの。……わたくしは、生まれて初めて人を憎いと思いました。」メラメラ

  シュ、シュ、シュルルルルルルルル…

 不良2「…!ボトルに入っていた水が、一人でに渦を巻き始めた!?」

 不良1「…あぁ?何だ、ヤルってんのか?もしかしてオメーら、能力者って奴か。」

  湾内「許しませんわ、わたくしは!この13年で本気で怒ったのは今日が初めてでございます!」ギャルルル…

  泡浮「わたくしも、怒り心頭ですわ。今日この場で許しをこうても絶対に許してはあげません!」シュルルルル…

  佐天「あたしも、能力は使えないけど。眼を飛ばすことくらいは出来るよ!」ギラリ…

 不良2「…面白ぇ。なら俺たちを倒してこのガキを助け出してみるんだな。俺ぁこういうスリル溢れる喧嘩ごとが大好きだ!」

 不良1「30分だ!30分以内に俺たちを倒さねーと、このガキもそこに転がっている野郎と同じ結末をたどるぜぇ?」





一方通行「ンなに待つ必要はねェぜ、三下ァ……」

 不良1「あぁ?…」

 ゴドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンンン!!!

  佐天「……!」

  湾内「……!」

  泡浮「……!」

 不良2「…あ、な……なん……ッ………?」ガタガタ

  初春「………」

  佐天「…こ、この、ミサイルのようにモノを飛ばす能力は……」

  カコン。

  湾内「空き缶の、運動エネルギーのベクトルを変えた、超小型の投擲ミサイル……」

  泡浮「学園都市で最強と称される……エネルギーのベクトルを操る能力……それは……」

 不良1「ァ……ガハァ………ッ………」


一方通行「つまんねー事してンじゃねェよ、三下ァ。…あーあ、まァたバッテリーが減りやがった……」ポリポリ


  一同「一方通行さん!!」

あれ?IDちがくね?

 不良2「ひ、ひいいいいいいいいいいいい……!」ダダッ…

一方通行「よォ、大丈夫かお前ら。歩いてたらいきなり居なくなってたンでよォ、戻ってみたらこの有様だァ。」

  初春「………」

一方通行「すまねェな、初春。随分遠くまで歩いちまったから来ンのが遅れちまったンだ。まァ、許せ。」

  湾内「…あ、一方通行さん……」

一方通行「あァ?なンだ湾内さン。ンな辛気臭ェ顔しやがって、チビったのか?」

  佐天「……ッんのお、馬鹿男があああああああああああああああああああああああああァァ!!」オラオラオラァ!

  ドガァ!

一方通行「ッぐあァァァ!!……っな、何をしやがるエロガキぃぃ!」

  佐天「初春を……初春をこんな危険な目にあわせて『許せ』で済まされると思ってるの!!」

  初春「………」

  泡浮「さ、佐天さん……」

  佐天「裏道は危険だって言ってたでしょ!一方通行さんも何かあった時はあたし達を護ってくれるって言ったじゃない!!」

  湾内「佐天さん、落ち着いてください。ついていかなかったわたくし達にも非はあるんですよ?それじゃ、余りにも……」

一方通行「……あァ、悪かったよ。本当。」

>>266
IDころころ変わるから、トリつけました

  泡浮「一方通行さん…?」

一方通行「確かに俺の不注意だ。つまらねェ事で滅入ってたせいで、オメーらを護るンが遅れたンだ。」

  湾内「そんな事ありませんわ、一方通行さん。もとを糺せば、わたくし達が道草をくったのがいけなかったのです。」

  泡浮「そうでございますわ、わたくし達がもっとしっかりしていればこのような事にはなりませんでした。一方通行さんのせいではありません。」

  佐天「…でも、もともと裏道を通らなければ初春は襲われずにすみましたよ?」

  初春「………」

  湾内「佐天さん。貴女の言い分はわかりますが、しかしそれで一方通行さんを殴っていい理由にはなりませんよ?」

  泡浮「一方通行さんは不自由な足を使ってここまで戻ってきたのです。それがどれだけ大変な事か、貴女にはわからないのですか?」

一方通行「(ベクトル操作で早く動けることは、今は黙っておこう)」

  佐天「………でも、それでも納得がいきませんよ。一方通行さんがいれば初春は襲われなかった、これは事実です。変わりようがありません。」

  泡浮「…佐天さん……」



  パリィィィィンン!!



  湾内「…!なんですか、今の破裂音は!?」

  泡浮「ガラス窓を破るような音でした。…誰かが、こちらに近づいてきています。」

  佐天「な…今度は、一体なにが……」


一方通行「…どォやら、さっきの野郎どものお仲間さンが、俺達を片づけに来たようだぜェ……」ニヤァ…





 10032「みなさん、お久しぶりでございます。ミサカです、とミサカは久々の登場に歓喜します。」

打ち止め『あの人はまーた面倒事に巻き込まれているんだよ、ってミサカはミサカはイン何とかみたいに行ってみたり。』

 不良3「へっへっへ、ガキ4人相手じゃ何だか物足りねェなァ、オイ。」ニヤニヤ

 不良4「アクセラレータ、ッつったっけ?あいつだきゃあマジやべーからお前ら十分気を付けろよ?」ニヤニヤ

 不良5「へぇ、女の方はみんな可愛いじゃん。オメーら、あの茶髪のガキだきゃ絶対傷つけてやんなよ(笑)」ジュルリ…


一方通行「数が多いな、ざっと40人てとこか。………おい、常盤台二人組!」シュッ!

  泡浮「あ、はい。…これは、ペットボトルの飲料水でございますか?」パシッ

  湾内「…もしかして。わたくし達が喉が渇いていると思って、用意してくださっていたモノなのでしょうか?」

一方通行「あァ!?ンなくだらねェ妄想してる暇があったらとっとと能力発動しやがれ!できンだろ、流水操作ァ!!」

  泡浮「は、はい!た、ただ今……」アタフタ…

  湾内「わ、わかりましたわ!い、今すぐに……」キュキュ

  ジョボボボボ……

  シュ、シュ、シュ、シュ……

  ギュルルル、ギュルルルルルルルルルrrrrrrr!!

  佐天「あ、あたしは何をしていれば……」

一方通行「オメーは初春についていろォ!今からここは戦場だァ、火傷したって文句を言うな!!」

  頭領「お前らか、俺の部下をのしたのは。……確か、学園都市最強の能力者、一方通行だったよな?」

一方通行「あァ?俺の名前知ってる奴ァ普通は逃げるはずだがなァ。オメー、頭ン中膿んでンじゃねーか?」

  頭領「…フッ、噂で聞いた通りの男だな。傲慢無礼、傍若無人、ああ人面獣心という言葉もあるか。」

一方通行「四字熟語の勉強なら家でしなァ。それとも俺が、テメェに四字熟語を教えてやろうかァ?」ニヤァ…

  頭領「ほう、一体どんな言葉を教えてくれるのかな?」

一方通行「鶏鳴狗盗……意味は、テメェら自身のことだ!!」


  ゴトォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンンン!!!


不良一同「ぐああああああああああアアアアアアアアアアアアア!!」

  シュン!

一方通行「ちィ、ハズしたか……」

  頭領「いや、凄い威力だったよ?当たっていたら、間違いなく再起不能になっていた。」パチパチ

一方通行「テメェ、ただのスキルアウトじゃねェな。今の技…ありゃ『肉体強化』の能力だ。」

  頭領「ご名答。さすがは学園都市一の頭脳を持つ学生だ、一発で見抜かれてしまうとは思わなかったよ。」ハッハッハ

一方通行「けっ、タヌキが……」

 10032「遂にスキルアウトとの戦いの火ぶたが切って落とされました、とミサカは実況風に報告します。」

打ち止め『あの人なら万が一にも負ける事はないと思うけど、ってミサカはミサカはちょっと心配になってみたり。』

 10032「何か気がかりな部分がおありのようですね、とミサカは上位個体に尋ねます。」

打ち止め『負ける事はないけれど、多分ギリギリで勝つと思う、ってミサカはミサカは予言してみる。』

 10032「して、その理由は?とミサカは上位個体に尋ねます。」

打ち止め『あの人の能力は、15分が限界だから、ってミサカはミサカは答えてみる。』




  泡浮「……今の爆発。一方通行さんの戦いが始まったのですわ。」ギャルルルル…

  湾内「わたくし達も負けてられませんね。泡浮さん、一気に勝負を決めましょう!」ギュイイイイン…


 不良5「おいおい、勝負の途中によそ見か?随分と余裕あるご様子だな(笑)」

  
  泡浮「この殿方、何か特殊な能力の持ち主なのでしょうか。」ギャルルルル…

  湾内「わたくしの攻撃がすべて避けられてしまいます。それも、ものすごいスピードで。」サッ

  シュルッ……ギュィィィィィィィィィィィィィィィン!!

 不良5「おおっと。不意打ちとはやってくれるじゃない。こりゃあ見かけによらず奸智に長けたお姫様だな(笑)」

  湾内「な、なぜ。今のは完璧にタイミングを外しましたのに……」

  泡浮「…見て分かったと言うよりも、予測していたと言う感じですわ。何故かは知りませんが、こちらの動きがあの殿方には筒抜けなのです。」ギャルル…

 不良5「さあ、なんでだろうね。わかったらこのまま俺の負けって事にしてもいいよ?まぁ、わかったらの話だけどね(笑)」

  湾内「………」

  泡浮「湾内さん、今は挑発にのる時ではありません。解決の糸口は戦いながら見つければよろしいのでございます。」ギャルルルル…

  湾内「…わかっていますわ、泡浮さん。分からなければ何百でも何万回でも実験をすればよろしいのです。先日科学の先生が言っていた言葉ですわ。」

  湾内「何百でも何千でも何万回でも、あの殿方を観察すればいつかはそれが分かるものです。さあ、いきますわよ泡浮さん!」ギュイイイイイイン…

  泡浮「よろしくてよ、湾内さん!」ギャルルルルルルルル…

 不良5「ったく、あんま張り切られても困るんだよな。いざって時は、殺してしまうかもしんねーからな(笑)」ニヤァ…




  頭領「君が何を考えているのか、当ててやろうか?」

一方通行「………」

  頭領「スキルアウト(武装無能力集団)のくせに何故、超能力を持っているのか。だろ?」

一方通行「別に、能力持ってるスキルアウトなンざァ今までにも何回か会ってきたしよォ。たいして珍しくは思わねェな。」

  頭領「…言い方が悪かったみたいだな。では、俺の能力レベルはお前から見て、一体いくつくらいだと思うかね?」

このままバトル方面でやっていいのだろうか…



なんか湾内さんと泡浮さんが別キャラにw

一方通行「…4だ。」

  頭領「………プッ。」

  頭領「…っく、く、く、く、く…………ックハァーーーーーーーーーーーッハッハッハッハッハッハ!!」バンバン!

一方通行「…何がおかしいンだ、テメェ。」

  頭領「フッフッフ……レベル4だと……ックク。俺の能力が……本当にレベル4に見えたのか、一方通行?」

  シュン!

一方通行「また、あの高速移動か!」

  ドゴォォ!!

一方通行「ッ……ぐァ……あああ!」ミシミシ…

  シュン!

  頭領「教えてやるよ。学園都市最強の能力者、一方通行。」





  頭領「…俺の能力レベルは、たったの2だ!」

 10032「……これ、一体いつ終るんでしょうね?とミサカは飽きた感じで呟きます。」

打ち止め『もうそろそろで9時をまわるよ、ってミサカはミサカは時計を見て行ってみる。』

 10032「……長いですね。」

打ち止め『あと10レス以内には終って欲しいよね、ってミサカはあきれた顔で言ってみる。』




  泡浮「…っは、はぁ…はぁ…」ガクガク…

  湾内「…も、もう……操作する力が……残ってませんわ……」グラ…

 不良5「あれ、もうギブアップか?なんだ、最近の中学生はだらしねぇな(笑)」

  湾内「か、怪物ですわ。あんなに激しく動いていたのに、息切れ一つ、起こしていないなんて……」

  泡浮「い、一体。あの殿方の能力は何ですの?あんな特殊な能力…見たとも、聞いたこともありませんわ……」

 不良5「あー、結局わからなかったか。…仕方ねェな。冥土の土産に、俺の能力を教えてやるよ。」

  パチン!

  泡浮「……火花?」

  湾内「……いえ。そうか、電気ですわ!」

 不良5「ちょっと違ぇな。俺は今、自分の指先の細胞を一つ、吹き飛ばしたんだぜ?(笑)」

 不良5「俺の能力、『微弱電流』って言うんだ(笑)」

  泡浮「微弱…電流……」

  湾内「……体内電流で、ございますか。」

 不良5「ご名答。俺は体の中に流れる電流を操る力を持つ、レベル3の能力者。微弱電流は使い方次第で様々な効果を発揮する、便利な力だ(笑)」

  湾内「…体内電流を操れば、脳の活動は速くなり肉体は超人的な力をもちます。確かにそういう点ではかなり便利な能力と言って良いでしょう。しかし…」

  泡浮「…体内電流はとても繊細で、人間の力では力誤って暴走する危険性が高いものです。それをレベル3で、一体どうやって……」

 不良5「慣れさ(笑)」

  湾内「な……慣れ、ですって。」

 不良5「ああ。だってそうだろ?そんなガラス細工を作るよりも繊細な作業が出来るようになるには理屈云々ならべても何にもならない(笑)」

 不良5「だったら実戦で力を磨けばいい。自分の体を使うのはあまりに危険だが、他人の体を使っての実験は何度でも何度でもできるのさ(笑)」

  泡浮「な、なんて人……。他人の体の体内電流を乱して、それを何度も何度も実験するだなんて!」
 
 不良5「あ?何言ってんだ。実戦に勝るレベルアッパーなんて存在しねぇだろ?慣れればこっちのモンなんだ。だから慣れるまで他人の体で試行錯誤をするのさ(笑)」

  湾内「……死人は、でたのですか?」

 不良5「ああ?」

  湾内「体内電流をかき乱せば、体に様々な不調が生まれます。最悪の場合、死ぬことだって……」

 不良5「はは、心配すんなよ。死人は〝まだ〟出でいない(笑)」




 不良5「まあ、〝これから〟出るんだがな(笑)」

一方通行「…ッ糞!動きが早すぎて、追いつけねェ…」ゼェ…ハァ…

  頭領「どうした学園都市第一位。たかがレベル2の能力者相手に、何を苦戦しているんだ?」

一方通行「…ッせェ。黙れタヌキ野郎……。すでに、オメェの力のカラクリは解けてンだ……」ゼェ…ハァ…

  頭領「ほう、もう俺のスピードの謎が解けたのか。さすがは能力者の中で一番の頭脳だ。」

一方通行「…馬鹿にしてンのか。…こンな問題、幼稚園児でも解ける内容だぜェ?」ゼェ…ハァ…

一方通行「…オメェは、能力使わなくても十分速ェ奴なんだ。何十年も特訓すりゃあ、それくらい出来るようにならァ…」ゼェ…ハァ…

一方通行「それに能力である『加速』を加えりゃ、レベル2でもレベル4並みのスピードが生まれる。実に単純明快だな…」ゼェ…ハァ…

  頭領「おお、素晴らしい。さすが天才の頭脳は考え方が凡人と丸っきり違う。」パチパチ

  頭領「普通の人間は能力を上げる事のみに執着し、自らの肉体を鍛えると言う考えは全くといって思い浮かばない。」

  頭領「コロンブスの卵。簡単なようでいて中々思い浮かばないこのことに、俺は14年を費やして肉体改造を施した。」

  頭領「それが今の俺だ。50メートル7秒ならば『加速』で5秒まで縮められる。一気に世界記録が塗り替えられる。」

  頭領「レベル2だと馬鹿にした奴らは口に手を当ててこういった『二段階昇格おめでとう』と。」

  頭領「気味が良かった。俺は何も気づかぬ凡人の愚かさに腹を抱えて笑った。呵々大笑、抱腹絶倒ってやつだ!」

一方通行「………」ゼェ…ハァ…

  頭領「長話が過ぎたな。…では、こんどこそ決着をつけさせてもらうそ、一方通行!!」

 10032「カチ、カチ、カチ。ミサカが14分50秒の経過をお知らせします、とミサカは報告いたします。」




  …バタッ。



  頭領「……なんだ。…おい、これは一体なんのつもりだ?」

一方通行「………」

  頭領「なんのつもりかと聞いているんだ、一方通行!おい、答えろ!!」

一方通行「………」

  頭領「…本当に、倒れちまったのか?」

一方通行「………」

  頭領「…ック……ク……クク………」

  頭領「ック……ックククク………ックハァーーーーーーーーーーーーーーッハッハッハッハッハッハッハッハ!!」

一方通行「………」

  頭領「これは傑作だ!あの一方通行が、学園都市最強が、スタミナ切れで倒れちまったァ!!」

 不良5「最期の祈りは済ませたか?(笑)」

  泡浮「………」

  湾内「………」

 不良5「そうか、そうか。しとやかなのはお嬢様の基本だからな(笑)」

  泡浮「………」

  湾内「………」

 不良5「実際、筋は凄く良かったよ?ただ俺の能力を解析できなかった事が運の尽きって奴だったな(笑)」

  泡浮「………」

  湾内「………」

 不良5「微弱電流はな、乱すのは凄く簡単なんだ。こう、脈打つ所に手を置けば、たちまちそいつは木偶人形のように崩れ落ちるのさ(笑)」

  泡浮「………」

  湾内「………」

 不良5「さあ、処刑の時間だ。…あ、そこの茶髪の子は命乞いをすれば助けてやらん事もないよ?君、可愛いから(笑)」

  泡浮「………っ」

  湾内「………プッ……ふふふ……」

 不良5「あぁ?何笑ってんだお前。恐怖で頭がおかしくなったのか?(笑)」
 
  湾内「……いいえ、ちがいますわよ。」

 不良5「じゃあ、何で笑ってるんだ。なぜ死を目前にして笑えるんだ!」

  泡浮「……わたくし達は、とんだ思い違いをしていたということに笑いを隠すことができないのでございますわ。」

  湾内「うふふふふふふふ。」

 不良5「なんだ、なにがあったんだ。気味が悪い、その笑いをやめろ、やめるんだ!!」

  湾内「それは無理な相談でございますわ。うふふふふ。止めようと思っても、止まらない笑いなのでございますよ。」

  泡浮「うふふふふ。なぜならこの笑いは、勝利を確信したときにしか出ない、喜びの笑いなのでございますから。」


 不良5「ああ!?意味がわからねぇ。この絶望的な状況で、お前らが勝てる勝算は……」









 ???『ねぇ、アンタ。レールガンて知ってる?』

オネエサマ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!

  頭領「まさか学園都市最強の一方通行が、こんな弱点をもっていたとはな。」

  頭領「戦闘をはじめてから15分、なるほど。こいつの能力を出し続けられる時間は15分が限度と言う事か。」

一方通行「………」

  頭領「粘った方が勝ち、って事か。なんにせよ、俺は学園都市第一位の男に勝ったんだ!」

  頭領「そう、勝ったのだ。もう奴以上の能力者は存在しない、俺が学園都市で最強の男となったんだ!!」

一方通行「………」

  頭領「…だが。まだ学園都市第一位の息の音は止まっていない。止めなければ、俺が1番と言う事にならない。」

  頭領「横たわっている奴の体に刃物を一突きすればいい。それで全てが終る、俺の人生が始まる。」

  カチャ…

  頭領「悪く思うな、一方通行。俺が長年かけた夢が、今、叶おうとしているんだ。」

  頭領「……なんてなァ。ック……クク……ククク……クククク………ックハァーーーーーーーッハッハッハッハッハッハ、死ねェ!一方通行ァァ!!」ザシュ!






 ???『オイタはそこまでにいたしなさい。…ここからは〝ジャッジメント〟のターンですわ!』シュン!

ロリババア━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!

 10032「……上位個体。起きて下さい、上位個体。」

打ち止め『……』シーン

 10032「気絶している時ではありません、上位個体。感覚共有で、ミサカの眼に映る光景をご覧ください。」

打ち止め『……ハッ!あ、ああああああああああの人は!?あの人はい、いいい一体どうなって……て……』アワアワアワワ…

 10032「落ち着いて下さい上位個体。さ、ミサカの視覚を共有してください。」

打ち止め『え…う、うん。……………………………』

 10032「一方通行の場所と女子中学生二人の場所を順に映します。」

打ち止め『……………あ!!』

 10032「見えましたか?とミサカは確認いたします。」

打ち止め『う………うん!!』パァァ




 10032「ヒロインと言うものは、遅れて登場するものですよ、とミサカは読者に対して説明します。」

良い所ですが、そろそろ睡魔が本格的に襲ってきたので




寝る





明日はサークルないから4時過ぎに投下します。

この一方通行は弱すぎなんだが

大能力程度の肉体強化が早過ぎるわけない

早過ぎなのは聖人クラス

聖人=目で追い切れないないほどの速さ

能力=目で確認できる程度の速さ

一方通行を倒したいならライフルより速い能力者を持ってこい

しかも、風の向きや運動量の向きを変えれば一方通行の圧勝のはずなんだが

それに反射が機能してないのがおかしい

とりあえず>>1は美琴や黒子を出したかったんだな

一方通行を噛ませにつかうな

帰ったぜ


>>325
この質問は予想していた。

一方さん無双でも良かったんだが、そうなるとつまんないと思ったから。

んでも一方さん追い詰められるスキルアウトof能力者なんていないしな。

まあ、原作虫の無理やりってやつでご勘弁。








あ、重福さんは俺の嫁な

常盤台ペアサイド 

 不良5「……だ、誰だ!?い、一体、どこから話しかけている!!」


 ???『別名、電磁投射砲。物体を電磁誘導で加速して撃ちだす超近代兵器の一つ。類似に、コイルガンというのもあるわ。』


 不良5「誰だと言っているだろう、姿を見せろ!!………この声は、もしかして上から!?」バッ!


 ???『例えばこのコイン。これを電磁誘導で加速して撃ちだせば、音速の3倍のスピードで射出されて目標を粉微塵に破壊出来る。』バチ…バチ…


  湾内「この制服、見覚えがございませんか?……わたくし達が一体どこの学生なのかを、もうお分かりになったでしょう。」ニコッ

  泡浮「そして、その学園には2人のレベル5がいる事をご存じで?その内、学園都市の第三位に在する御方が今、貴方の目の前にいる事も。」


 不良5「……て…鉄の壁面を……歩いてやがる。こ……これは、磁力を使った……エレクトロマスターにしかできない業………ぁ………」ガタガタ



 ???『後輩たちがお世話になったわね。この礼は……私の気の済むまで、たっぷりと、支払ってあげるわよ!!』バチ…バチ…


  ジジジ……バチッ………ビリリリリリリrrrrrrrrryyyyyyyyy!!!!


 不良5「超電磁砲……御坂、美琴。」

 不良5「…っく、ならばこいつらを人質にとって時間を」ダッ!

  御坂「無駄ァ!!」


  バチィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンンン!!


 不良5「…っぐああああああああああああああああああ!!う、腕があああああああああああああああああ!!」

  御坂「次、下手に動いたら両足を感電させるわよ。助かりたかったら、そのままじっとしていなさい!」バチ…バチ…

 不良5「…ッ……グゥ………ゥ…………」


  泡浮「御坂様!!」

  御坂「泡浮さん、湾内さん。無事でよかったわ。…それと、駆け付けるのが遅くなんてごめんね。」シュン…

  湾内「いいえ、いいえ。御坂様が来ていただけなければ今頃わたくし達は植物状態でしたわ。本当に、本当に、ありがとうございました!」

  御坂「…ギリギリセーフだったわね。あ、礼なら佐天さんに言って。佐天さんからの連絡を受けなければ、私達確実に出遅れていたから。」

  湾内「…佐天さんが。そうですか…………あ、う、初春さんはどうしましたか!?」アワアワ…

  御坂「初春さんなら無事よ。佐天さんが、安全なところまで運んで行ってくれたの。今は病院に搬送されて、佐天さんが付き添っているわ。」

  泡浮「そ、そうですか。よかったぁ……」ホッ

  

 不良5「………ま……てよ…………」


  御坂「…何?アンタ、まだやる気なの?」

 不良5「たかが……レベル3でも…。意地ってモンが、あるんだよ………。」

  御坂「その心意気は買うけど、もう手を出さない方が身のためよ?次動かれたら、手加減できる保障がないから。」

 不良5「…っせぇぞ。微弱電流でも、やるときゃあヤれる能力だ。上手く使えば、レベル5だって倒せるぁ!!(笑)」ダッ!

  パチ……パチパチ………パチ……

 不良5「脚力を最大限に増強……加えて、テメーの体内電流を全て逆流させて暴走させてやらぁ!!!(笑)」

 不良5「死ね、レールガン!オメーの最強伝説は、ここで幕を閉じるんだぁ!!!」バッ!




  御坂「……だから。」バチ…


  御坂「動くなって……言ったでしょうがァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」バチバチバチバチ!




 不良5「ッグアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 不良5「………」プス…プス…



  御坂「ったく。人の忠告はちゃんと聞きなさいよ。お陰でちょびっとだけ、力入れちゃったじゃない。」

  泡浮「御坂様、今のは本当にちょびっとなのでしょうか…」ブルブル

  湾内「御坂様が本気で怒ったご様子を、わたくしは初めて目撃いたしました…」ガクガク



 ???『おっ………ねいっ………さまぁん!!!』シュン!



  御坂「!!!ッぶあああ。……く、黒子。い、いきなり、頭上から降ってくるなああ!!」

  ゴチン!

  白井「あでっ!……っフ、ウフフフフフ。今日の黒子はタフガールですのよ。お姉さまのげんこつなどものともしませんわ!」

  御坂「…そろそろ、げんこつにも慣れてきたようね。やるじゃないのよ、黒子。」フッ…

  白井「一日平均10発殴られているのは伊達じゃありませんわ。ウフフフ、今日こそ勝利の美酒をお姉さまのワカメ酒で……」

  御坂「まあ、殴られ慣れても私には電撃があるんだけどね。」ビリ…ビリ…

  白井「ああっ……そんな、それは忘れるのがセオリーですのに………」

  

  バチッ……ビリッ……ビリリッ……!


  白井「あッッ…!今日のはッ…いつものよりッ…激しいッッ!………あん!!」ビクンビクン!

  御坂「変な声だすなああ!また湾内さん達に誤解されてしまうでしょうが!!!」


  泡浮「…いえ、御坂様。わたくし達はその、そういうのは、気にしてませんから。」オホホ…

  湾内「…え、ええ。愛には色んな形があることは十分に、理解しておりますから。」オホホ…

  
  御坂「も、もう手遅れだったあああ!!!」

  白井「く…苦痛が、快楽に変わるのって………な、なんだか……イイですわね………」/////





 10032「スキルアウトとの戦いは終結いたしました、とミサカは報告いたします。」

打ち止め『とりあえずあの人が助かっただけでもミサカは幸せなの、ってミサカはミサカは涙を流して言ってみる。』グズッ…

どうしてこうなった

  御坂「……で、アンタ。スキルアウトの頭と一方通行の身柄はアンチスキルに渡したのよね?」

  白井「…はぁ…はぁ……。は、はいですの。結構手ごわい相手でしたが、なんとか制圧いたしました。」

  御坂「そう、わかったわ。じゃあこの事を佐天連絡しなくちゃ……」ピポパ



  プルルルrrrr……



  ガチャ
  
  佐天「……あ!み、みみみ、御坂さんですか!?あの、一方通行さんは、湾内さんは、泡浮さんは、あばばばばばばばばばば……」

  御坂『お、落ち着いてよ、佐天さん。3人とも無事よ、無事。ちゃんと病院に運ばれたわ、安心して。』

  佐天「…そ…そうですか。……よ、よかった。ほ、本当に…よかった……」グズッ…

  御坂『初春さんは大丈夫?その後、様子に変わりはない?』

  佐天「あ、はい。ずっと眠ったまんまです。まわりがバタバタしていたのに、すごく安らかな顔で寝ていますよ。」アハハハ

  御坂『そう、よかった。じゃ、私たちもあとからそっちに行くね。初春さんが起きたら連絡してね?』

  佐天「はい、わかりました。御坂さん、一方通行さん達を助けてくれて、本当にありがとございました。」

  
  初春「……ん…………佐……天…………さん?」

>>344
俺にもわかんにゃい

  佐天「……初春!?」

  初春「……あれ?……ここは、病院ですか?…私どうして、こんなところに………」


  佐天「うっ…う………初春ぅーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」ガバァ!


  初春「!!!さ、さささ佐天さん?ど、どうしたんですか一体。い、いきなり抱きつかないで下さいよ。」/////

  佐天「初春ぅ、初春ぅ、よかった、よかったよぉぉぉ!!」ブアアア…

  初春「な、なにがあったんですか佐天さん。ちょ……落ち着いて下さい。落ち着いて下さいって。」

  佐天「起きなかったらどうしようかと思ってた…あたしの事忘れられたらどうしようかと思ってた……よかったよぉ、初春が無事で。」

  初春「忘れて………ああ!佐天さん、一方通行さんたちは?スキルアウトに襲われてから、一方通行さんたちは一体、どうなったのですか!?」アワアワ…

  佐天「……大丈夫、御坂さんたちが駆け付けてくれたから全員無事だよ。スキルアウトもみんな捕まったよ、初春。」

  初春「そ、そうですか。…良かったです。御坂さんたちには後から何度もお礼を言わなくちゃいけませんね。…ところで、一方通行さんたちは?」

  佐天「3人ともこっちに運ばれてくるって。多分、もうすぐこっちに来ると思うよ。」

  初春「だ、大丈夫なのですか?容態は…もしかして怪我をしたのですか?」

  佐天「ん~、わかんない。けど、御坂さんの口ぶりでは大怪我を負ったっていう感じじゃなかった。多分、能力の使い過ぎとかじゃないのかな。」

>>325
おいおいカッカするなよ。
確かに原作ファンじゃ設定を気にするのは仕方が無いけど、
ここは便所の落書きだぜ? 気に入らないなら無視しとくのが正解。
SS書きにも色んな種類がいるから、設定とか無視で結論ありきに
書く奴だっているんだ。

お前は原作を大事にするSS作家の小説を見とけ。
それかいっそ自分で書け。そうしたら俺も見るわw

  初春「そうですか。……佐天さん、ありがとうございます。」

  佐天「え?」

  初春「佐天さんが、御坂さん達に通報して、私をここまで運んだんですよね。本当に、ありがとうございます。」

  佐天「あ、う、うん。あたしに出来たのって、実際それしかなかったからね。レベル0で役立たずだから、出来ることしかやらなかったんだ……」アハハハ…

  初春「私は、今回一番活躍したのは佐天さんだと思いますよ?」
 
  佐天「…え。何言ってんの初春。あたしはただ電話して初春を運んだだけだよ?御坂さんみたいに、人の命を助けることもしなかったんだよ?」

  初春「でも、佐天さんが連絡しなければ御坂さんたちは来なかったんですよね。そうしなければ一方通行さんたちも助からなかったかもしれませんよ?」

  佐天「そ、そりゃあ……そうだけどさ。」

  初春「それに、皆さんが戦っている後ろで一人だけその場を抜け出す事は、非常に勇気がいる事ですよ。佐天さんは勇気があったから、御坂さんに連絡を入れる事が出来たんです。」

  佐天「そ、そうなのかな。あの時は、その、無我夢中だったからわかんないよ……」

  初春「佐天さん。もっと自分に自信をもってもいいんですよ!佐天さんには、佐天さんにしかできない事があるんです。そして佐天さんは、それを十分わかっているんです。」

  佐天「初春……」

  初春「…あ、ごめんなさい。ついカッとなって、説教くさくなってしまいましたね。」

  佐天「いや、いいんだよ初春。……そっかー、あたしってそんなスゴイ人間だったのかー!そうかそうか、勇気があるかー!あはははははははははは。」マイッタナー

  初春「…でも、調子に乗るのは駄目ですよ?佐天さんの悪い所は、まさにそこですから。」

>>350
今後は大幅に原作を虫することはないよ

基本、俺も原作に忠実に書きたいから

ただ俺の無知がたたって原作と違うって事になるかもしれないけどね







って事で朝から何も食ってないから今から吉野家行ってくる。

休憩も兼ねて10時頃に再開するわ

打ち止めの存在を忘れてたわ

帰ったぜ



やっぱ吉野家よりすき屋の方がうめーや

>>358
お前は何もわかっちゃいない

早く書いてください

翌日

  御坂「えーと、湾内さん達の病室は………ここね。」

  ガラッ

  泡浮「あ、御坂様!」

  御坂「こんにちは、泡浮さん。その後、お加減の方はどう?」

  泡浮「はい、お陰さまで。まだ少し熱っぽさは残りますが、昨日よりも大分具合はよくなりましたわ。」/////

  御坂「そう、よかったわね。…ところで、湾内さんは?」キョロキョロ

  泡浮「湾内さんは現在お昼寝中です。昨日の疲れがまだ残っていたのでしょう。3時間ほど前からずっと眠っていますわ。」ウフフ

  湾内「………」スースー

  御坂「あら、そうだったの。……じゃあ、少し小声で会話をしましょうか。湾内さんを起こさないように。」ヒソヒソ

  泡浮「はい、わかりました。」ヒソヒソ




  御坂「……それで、あなた達は一方通行の見送りの道中でスキルアウトに襲われた訳ね?」

  泡浮「はい。厳密には初春さんが男性の死体を発見してしまい、それに気づいたスキルアウトが口封じに襲いかかってきた、と言うところでございます。」

  御坂「口封じか、とんだ災難ね。」

  泡浮「全てはわたくしがいけなかったのでございます。わたくしが迂闊に懐中電灯を渡さなければ、こんなことには……」

  御坂「泡浮さんのせいじゃないわよ。元はと言えば、アイツが近道なんか通ろうとしたのが間違いだったの!ったく、女の子4人危険な目に合わせて一体何考えてんのよ!」プンスカ

  泡浮「一方通行さんを責めないでください。あの人はわたくし達がついてくる事を反対しておりました。それをわたくし達は無視して勝手に後をつけていたのでございます。」

  泡浮「悪いのは全部わたくし達です。一方通行さんは、そんなわたくし達を必死に護ってくれました。己の危険を顧みず、勝手を言ったわたくし達を死力を尽くして護りました…」ポロポロ

  御坂「ちょ、泡浮さん!ごめん、ごめんね。そんなつもりじゃなかったのよ?一方通行の事悪く言ったのは謝るから、お願い、泣きやんで!」オロオロ…

  泡浮「……申し訳ございません。取り乱してしまいまして。しかし、わたくしは今すぐでいいから一方通行さんに謝りたい……ご迷惑をかけて、申し訳ありませんでした、と。」

  泡浮「許してくれないかも……知れませんが。嫌いになられても……構いません!わたくしは、一方通行さんに謝らなければ、今生きている心地すらしませんもの。」

  御坂「…そうか。うん、わかったわ。私ももう一方通行の事を悪く言ったりはしない。その代わり、ちゃんと元気になって一方通行に謝りにいきなさい?いいわね。」

  泡浮「はい、ありがとうございます御坂様!」/////







その頃、別の一室にて


一方通行「…………」ムスッ

打ち止め「…………」ムスッ

今起きた

 黄泉川「…いい加減、機嫌直して仲直りするじゃんよ?…ほら、握手するじゃん?」


一方通行「っせェ。ガキほっぽりだして温泉行ってた奴ァ黙ってろ……」ケッ!

打ち止め「黄泉川に八つ当たりするなんて男らしくないかも、ってミサカはミサカは呆れた顔で言ってみる。」

一方通行「男らしくなくて結構だ。昨日のスキルアウトの一件で、十分それが身にしみたぜェ。」

 黄泉川「……そういえば一方通行がスキルアウトに負けるなんて、珍しい事もあるじゃんよ。ベクトル操作使えば簡単に倒せたじゃん?ん?」

一方通行「…黙ってろと言っただろ、黄泉川ァ。その口そのまま接着させて、一生開かねェようにしてやろうか…」

 黄泉川「気に触ったんなら謝るじゃん。…ただ、いつもならこういう事にはならないから、少し心配になっただけじゃん。」シュン…

一方通行「ケッ!勝負なンてもんは、時の運なンだ。実力だけで勝ち進められたら誰だって苦労はしねェよ……今回は〝たまたま〟俺の調子が悪かっただけだァ。次は絶対ェねェ。」

 黄泉川「そうなんじゃん?…まぁ、体調には十分に気をつけるじゃんよ。もしまた同じ事が起こった場合は、助かる見込みはないと思うじゃん。今回は、運が良かっただけじゃんよ?」

一方通行「…誰にものを言ってンだ黄泉川。俺ァ学園都市最強の一方通行だ、ンな事めったに起こってまたるかってンだよォ!」


打ち止め「…最近、なんだかあなたがあなたらしくないかも、ってミサカはミサカは心配になってみたり。」

一方通行「あァ?いきなり喋ったと思ったら、何ねごと言っンだクソガキ……」

打ち止め「何時からなのかは分からないけど、前よりもずいぶんと優しくなったよね、ってミサカはミサカは言ってみる。」

一方通行「俺が……優しくゥ?……ック、クカラコケケコケカカコカキコキクカカコケ……ありえねェ。地球が反転しても、そりゃありえねェよ打ち止めェ…」クカカカ…

打ち止め「…おとといの夕方、常盤台の女の子2人と仲良く喋っていたよね?」

一方通行「クカ……………なンでそれをしている。」ピタッ

打ち止め「あの日、あなたは凄く楽しそうで、今までミサカに見せた事もないような笑顔を2人に振り撒いていたわ、ってミサカはミサカは回想してみる。」

一方通行「おィ……だから、なんでテメェがその日の事をしっている!」

打ち止め「ミサカはね、あの時初めてあなたの笑顔を見たの。普段はしかめつらしているあなたが、女の子たちと楽しく会話している間は凄く生き生きとした表情だった。」

一方通行「なぜ知ってンのか答えろ打ち止めェ!……あの日お前は黄泉川たちと、日用品の買い出しに行っていたンじゃなかったのか!?」ガタッ

打ち止め「…ミサカだけ一人で帰ったんだよ。黄泉川たちはアンチスキルの召集があって、途中で抜け出さなきゃならなかったの。」

一方通行「………」ギロリ!

 黄泉川「し、仕方なかったじゃん。緊急の呼び出しだったんだから………家も近かったし、打ち止め一人でも十分帰れたから途中で解散したんじゃん。」

打ち止め「黄泉川は悪くないよ。ミサカがそのまま家に帰っていれば、一方通行のアレを目撃しなくてよかったもん。」

一方通行「……寄り道したんだな?」ギロリ!

打ち止め「う、うん。ごめんなさい。近くの公園に、新しい遊具ができたからって。つい、興味本位で、寄り道をしちゃったの。」

 黄泉川「寄り道くらい、だれでもするじゃん?むしろ打ち止めはもっと世間を冒険してみるべきじゃんよ。」

一方通行「黙れ、黄泉川ァ!!」

打ち止め「怒らないで!次怒ったら、あなたの言語能力をストップしちゃうから!」

一方通行「……チッ!」

打ち止め「黄泉川も、この人をこれ以上刺激するのはやめて。この人まだ病み上がりなんだよ?」

 黄泉川「わ、わかったじゃんよ……」

打ち止め「とにかく、ミサカはあなたの意外な一面を目撃しちゃったの、ってミサカはミサカは激情を抑えてみる。」

一方通行「…まさかあの場に、打ち止めがいたとはな。………チッ、俺としたことが、迂闊だったぜ。」チクショー!

打ち止め「別に悪い事してないじゃない。むしろ、他人とあまり交流しないあなたが見ず知らずの子と話しているのを見て、ミサカは内心ホッとしたんだよ?」

一方通行「あァ?……何言ってやがンだ……」

打ち止め「これまであなたはずっと独りだった。…ううん、〝一人でいることを好んでいた〟の。どんな所にいたって、あなたは楽しそうな顔一つしなかった。」

一方通行「そりゃそうだ。俺ァ、学園で生活していた時もずっと特別クラスでいた。研究施設にいた時も、ずっと一人だった。独りでいるのが楽なンだ、他人ナンてもんはただウザってェだけだ。」

打ち止め「それがレベル6シフト計画以降、どこか心が穏やかになっていった。ミサカを拾って、命を助けてくれたのも、以前のあなたなら絶対にやらない事だったはず。」

一方通行「………何が言いてェ。」

打ち止め「あなたは、現在進行形でどんどん変わっている。性格も、行動も、嗜好も、ファッションも、表情だって、日々の一分一秒ごとに変わっている気がするの。」

一方通行「…ンな訳ねーだろ。そンな急激に変わっていったら、今頃俺は以前の名残を全く残さねェ別の人間になっていらァ。」

打ち止め「気のせいであればいいんだけどね。でも、あなたの行動や言葉は以前よりトゲトゲしいものじゃなくなった。身内以外にも心を開いてくれるようになった。」

一方通行「気のせいだそりゃ。この俺が世の中に蠢く三下どもを気遣うってかァ?ゴミみたいな能力しか持たない野郎どもに優しく声をかけるってかァ?ハッ!そんな俺は気味が悪いぜ。」

打ち止め「…………昨日のスキルアウトの件。いえ、昨日のお昼ごろからのあなたの行動、覚えている?」

一方通行「………!?」

打ち止め「柵川中学の女の子2人と、おととい会った常盤台中学の女の子2人……第七学区のカフェで待ち合わせして、いろいろ話しこんでいたよね?」

一方通行「…………なぜ、そンな事まで知ってンだ……?」

打ち止め「常盤台の2人が遅れてきたとき、あなたは『10分そこらじゃ違いはねェ』と言って、怒るどころか優しく許してあげたよね?」

一方通行「………おい、ちょっと待て………オ………」

打ち止め「地下鉄で満員になった時、痴漢にあっていた女の子を見つけて能力で痴漢を撃退したよね?」

一方通行「オイ、打ち止め……打ち止めェ!」

打ち止め「そして、女の子たちがスキルアウトに絡まれたとき、真っ先に駆けつけて助けてあげたよね?まるで他人の事じゃないように、ミサカを助けてくれたあの日のように…」

一方通行「打ち止めェェェ!!!」


  バリィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンンン!!!


打ち止め「ひぃ!」

 黄泉川「一方通行、何やってるじゃん!!ガラス窓の破片が打ち止めにあたる所だったじゃん!!!」

腹減った



昼飯とってくる




5時頃にまた再開するわ

あ、ちょっと訊きたい事があるんだけど




上条さんと打ち止めって面識あったっけ?

ありがとう



じゃあ再開します

  御坂「……!な、何!?」

  泡浮「……ガラスの割れるような音でした。ば、爆発事故でも起きたのでしょうか?」アワアワ…

  初春「み、御坂さん!!」ガラッ

  御坂「う、初春さん!?もう起き上がっても大丈夫なの!?」

  佐天「そ、それどころじゃありませんよ!何だったんですか、今の爆発音!?」

  御坂「私に訊かれても分からないわよ!音からして遠くの病棟だと思うけど……」

  泡浮「遠くの病棟……そこって、もしかして一方通行さんが居られる病棟じゃないでしょうか!?」

  御坂「一方通行の!?……た、確かにこの病棟には一方通行はいなかったけど、泡浮さん知っていたの?」

  泡浮「…ええ。今朝、回診に来られたお医者様にお聞きしました。病室がかなり離れているから、お見舞いにいくなら体調が良くなってからね、と。」

  佐天「や、ヤバイんじゃないですか。もし本当に一方通行さんの部屋の近くだったら、今のあの人じゃうまく能力も使えないんじゃないですか!?」アババババ…

  初春「佐天さん、落ち着いて下さい。こういう時に私たちがバタバタしても何も解決しませんよ。」

  御坂「そうよ、佐天さん。あれだけの爆発音だったんだから、アンチスキルとジャッジメントの耳に入らないはずがないわ。…一方通行は大丈夫よ。」

  泡浮「し、しかし。一体、なにが起きたのでしょうか。も、もしかして昨日のスキルアウトのお仲間さんが一方通行さんに復讐を……!?」

  御坂「いや、それはないわね。一方通行がどの病室にいるか分からないだろうし。……それよりも……もしかしたらだけど……」

一方通行「あァ、悪かった。んじゃ、次は確実に当ててやるからよォ。」ギロリ

打ち止め「………」ビクビク…

 黄泉川「どうしたじゃん、一方通行!!正気の沙汰じゃないじゃんよ!!早く打ち止めに謝るじゃん!!!」

一方通行「はァ?なンで俺がこいつに謝らなければならねェんだ。謝ンのは……コイツの方だろ!!!」シュ!

  ザクッ!

打ち止め「ひっ!」

 黄泉川「一方通行!!!」

一方通行「安心しろ、今のは外してやった。だが、もう次はねェ……」ジャラジャラ

打ち止め「………」ビクビク…

 黄泉川「一方通行……」

一方通行「おい、クソガキ。何故俺がこンなに怒っているのか、わかるか?」

打ち止め「……………から?」

一方通行「あン?」

打ち止め「ずっと………あなたの後を監視していたから?」

一方通行「そこじゃねェ!!!」ギュ

  グシャリ!

打ち止め「!!!!」

 黄泉川「一方通行……が、ガラスを……」

打ち止め「ち、血が………手から血が出て………」オロオロ…

一方通行「……俺がオメェを怒ってる理由はなァ、オメェらが監視していた事じゃねェよ。」ポタ…ポタ…

打ち止め「………え?」

一方通行「気づいてたんだよ、第三位のクローンが、俺の後をつけてることはなァ。」ポタ…ポタ…




 10032『………』

打ち止め「………」

一方通行「だが、そンなのは取るに足らねェ事だ。監視したけりゃすればいさ、風呂でも、便所でも、そして自慰してる時でもなァ……」ポタ…ポタ…

打ち止め「………」

一方通行「俺ァ、オメェがやる事は大抵許してきたつもりだ。だから、今回の監視の件はこれでチャラって事にしてやる……」ポタ…ポタ…

打ち止め「……あ、あの……!」

一方通行「だがな。オメェはそれ以上に……俺じゃねェ……アイツら対してやちゃいけねェ事をやったんだ。」ポタ…ポタ…

打ち止め「………」

一方通行「何だか分かるか、打ち止めェ?」ポタ…ポタ…

打ち止め「………」

一方通行「………その場にずっといた癖に、何もせず、アイツ等の戦いを観賞し続けていた事だァ!!!」ポタ…ポタ…

打ち止め「………!!」







 10032『…上条当麻の魂でも乗り移ったのでしょうか、とミサカは怪訝な目をして答えます。』

  御坂「一方通行の病室は……あった、ここだわ!」

  初春「一方通行さん!」ガラッ

  佐天「大丈夫ですか!?さっき凄い音がこっちからしたもので……」

打ち止め「………」ダッ!

  初春「きゃっ!」ドン

  佐天「うわぁ!いきなりちっちゃい子が飛び出してきた!」

  御坂「今のって……打ち止め!?」

 黄泉川「打ち止めーーーーー!待つじゃんよーーーーーーーーー!!!」

  初春「あれ、あの人アンチスキルの人ですよね。」

  佐天「でも私服だったから仕事で来たみたいじゃなかったね、お見舞いだったのかな………って、一方通行さん!?ど、どうしたんですか!!」

一方通行「…あァ?よう。」ポタ…ポタ…

  御坂「あ、アンタ……どうしたのよその手。血が、床まで滴ってるじゃない……!」

一方通行「ああ?……あァ、これか。別に大した事じゃねェよ。」パラパラ…

  初春「が、ガラス!?」

  佐天「絶対大丈夫じゃないですよ、血吹きまくりですよ、早く救急車呼ばないと、110番は、あれ117番だっけ?」アババババババ

  初春「佐天さん、落ち着いて下さい。それは警察と時報です。」アワアワ…

  御坂「と、とにかく医者を呼ばないと。ナースコール、ナースコール、ああ!直接運んだほうが早い!!」バッ

一方通行「……おい、何しやがる。ちょ、止めろ、放せ!」


  ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド……


  初春「御坂さーん。ナースコールはここですよー?」ウンショット

  佐天「初春……御坂さん、もういないよ。」






  上条「……で、今日はどういったご用件で?」

打ち止め「ミサカを、しばらくここに泊めてほしいの、ってミサカはミサカは涙目で訴えてみる…」ウルウル

禁書目録「とうまー、夕ご飯の支度まだだよー?……って、あれ、どうしたの?」

打ち止め「………」ウルウル

  上条「あ、インデックス。いや、これはね……」

禁書目録「(泣いてる打ち止め、玄関前、フラグメイカー上条当麻、この組み合わせから導かれる答えは……)」

禁書目録「とうま、とりあえず噛みついてもいい?」

  上条「な、ま、まだ上条さんは何もやってませんよ!?これから打ち止めさんをですね……」

禁書目録「まだ?……まだって、何がまだなのとうま?」

  上条「うぇ!?いや、いやいやいやいやいや、決してそのような意味ではございませんよ!そんな、めっそうも……」

打ち止め「しばらくミサカと一緒に寝てください、ってお願いに来たの、ってミサカはミサカは説明してみる。」ウルウル

書目録「一緒に、寝る?」

  上条「ちょ、打ち止めさん!?なに誤解を招くような言い方してんの!?……違うからね、これは違うからね、断じて違うからねインデックス。」

打ち止め「間違ってないよ。ミサカ、今帰る場所がないの。だから、ここに住まわせて、ってミサカはミサカは頼んでみる。」ウルウル

  上条「ほらね!打ち止めは何かあって上条さんを頼りに来ただけなんですって。別にやましい事があるわけじゃありませんて。」


打ち止め「それと……寝るときにミサカの事を慰めてくれたらいいな、って。ミサカはミサカは顔を赤らめて言ってみる。」/////


禁書目録「慰める?」ギラリ!

  上条「う、打ち止めーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」フコウダー!








禁書目録「…つまり、一方通行に酷く怒られてお家に帰れなくなったんだね?」

打ち止め「うん、ってミサカはミサカは頷いてみる。」

禁書目録「そういうことだったの。ごめんねとうま、私の早とちりで。」

  上条「いや、いいんだ。いつもの事だから、いつもの事………」シクシク…

ごはん食べてくるんだよ!



11時頃に再開なんだよ!

帰ったぜ

冥土返し「……入院そうそう怪我を負うってのはどうなのかな、一方通行くん?」

一方通行「っせェ。黙って怪我の手当てしやがれ、カエル顔。」ケッ!

冥土返し「……まぁ、いいんだけどね。痛い思いをするのは君一人だけなんだから。」

冥土返し「それにしても……何だって割れたガラスの破片を握りつぶしたりしたんだい?骨まで破片が届いてるじゃないか。普通、凄く痛いはずだよ?」

一方通行「痛かねェよ……アイツの痛みを比べりゃ、こンな痛み、へでもねェ。」

冥土返し「……何か、訳がありそうな口ぶりだね。僕は医者だ、患者の悩みを訊くのも、医者の大事な務めだよ?」

一方通行「………」




一方通行「…枷なんだよ、これは。」

冥土返し「枷?」

一方通行「…俺は、今日初めて、アイツに本気で激怒した。正直、これまであンな事なかったから、どう対処していいのかが分からなかった。」

一方通行「殺しちまうかもしれなかった。ガラス片を飛ばして、心臓を突いてしまう事が一瞬、頭をよぎった。俺は久しぶりに戦慄したんだ。」

一方通行「俺の震えは怒りからくるものではなかった。アイツを壊しちまうかもしれねェと言う、これ以上にない『恐怖』だった。」

一方通行「…だから、枷をつけた。俺が怒りで暴走しちまっても、加減できるくらいの強力な枷をつける必要があった。それが、割れたガラス片だ。」

一方通行「俺は、アイツに手を上げるのが怖かった。…馬鹿だよなァ、学園都市の第一位が、たかがガキ一人に臆するなんてよォ……」

上条宅


禁書目録「とうまー!ごはんが足りないんだよー!!」カンカン!

 スフィ「なーお!」フシャー!

  上条「だああああ!わがまま言うなよ、この暴飲暴食シスター!一人増えたんだから減るに決まってるだろ!!我慢して風呂にでも入って寝ろ!!」

打ち止め「ごめんなさい、ミサカが居候したばっかりに……、ってミサカはミサカは謝ってみる。」シュン…

禁書目録「打ち止めが悪いんじゃないんだよ。とうまがこれ以上にないってくらい運悪くて甲斐性が無いからいけないんだよ。アルバイトくらいしてもいいのにね。」

  上条「インデックス、居候の分際でそういうこと言うのやめような。上条さん、本気になっちゃいますよ?」ビキビキ

禁書目録「でも、アルバイトをしていないのは事実だよ。高校生なら、アルバイトの一つや二つ、してるのが当たり前でしょ。何でとうまはしていないの?」

  上条「うっ……上条さんの苦い思い出を根っこからほじくり返す気かインデックス。上条さんが一体どういう人間か、分かっている上での発言だよな。」

禁書目録「補習で放課後長引いて、土日も補習で長引いて……とうまって、そんなに『ほしゅう』ってのが好きなわけ?」

  上条「……んな訳あるかああああああ!!補習が好きな学生がいたら、この目で見てみたいくらいだわ。好きで休日潰してんじゃないわい!進学のためじゃ、進学のぉ!!」





  青ピ『…へっくしょい!…ああ、どこかでボクのこと噂するお姉さまでもおるんかいなー。それともお嬢ちゃんかいなー。いいや、それとも……』

禁書目録「補講があれば仕方がないと思っているの?コンビニバイトは深夜まで働く事ができるんだよ、とうまのスケジュールでもOKなんだよ。」

  上条「…インデックスさん。あなたは俺がただ補習を理由にバイトしない男だとでもお思いで?でしたら、非常に浅はかな考えでございますのよ?」

禁書目録「え、どういうことなんだよ。」

  上条「俺が帰宅に遅れた事が、これまでに何回かあっただろ?」

禁書目録「うん。おとついとか、先週とか。でも、それが一体どうしたって言うんだよ!?」

  上条「……実はな、あれは全部、アルバイトの面接にいってたんだよ。」

禁書目録「ッな、なんだってーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

  上条「隠しておくつもりじゃなかったんだが、知らせるほどでもないからな。」

禁書目録「……し、知らなかったんだよ。いやに変えるのが遅いと思ったら、ずっと面接を受けていたなんて…」

  上条「これまでで40件以上は廻ったと思う。飲食店、土木作業、窓磨き、迷子案内、交通調査……思えば色んなバイトを試しまくっていた。」

禁書目録「で、その結果はどうなったの?」

  上条「…インデックスさん。上条さんのアルバイトが決まっていたら、今頃こんな話しあいには発展しなかったのでございますよ?」

禁書目録「……全部、落ちたのね。」

  上条「落選理由がね、おかしいんですよ。ある時は髪型が気に入らないとか、ある時は顔が不愉快だとか、ある時は書類をなくしたとか、ある時は忘れられていたりとか…」アハハハハハ…

禁書目録「も、もういいんだよ、とうま。インデックスが悪かったんだよ。もう聞かないよ、古傷を広げてごめんなさい!謝るから戻ってきて、とうま、とうまー!」

打ち止め「あ、あの……」/////

  上条「ハハハハ………ん、なんだ打ち止め。トイレか?」

禁書目録「素に戻ったかと思いきや、いきなりデリカシーゼロの発言。さすがは女の子全員を敵に回せる不幸体質の持ち主だよ。」ハァ…

打ち止め「ち、ちがうんだよ。その、そろそろお風呂に入りたいかなーと思って、ってミサカはミサカはモジモジして言ってみる。」/////

  上条「ああ、風呂か。…そういやもうそんな時間だな。よし、インデックス。打ち止めを風呂に入れてやってくれ。」

禁書目録「いいよー。ほら、打ち止め。お姉さんと一緒にお風呂にはいりましょうねー。」

打ち止め「…あれ?みんなで一緒に入るんじゃないの?ってミサカはミサカはポカンとしてみる。」

  上条「…え?」

禁書目録「…え?」

打ち止め「ちがうの?ってミサカはミサカは己の常識を確認してみる。」

  上条「……あの、打ち止めさん?俺は男で、貴女は女、インデックスも女ね。ドゥーユーアンダスタン?」

打ち止め「そんな事はわかっているもん、ってミサカはミサカは言ってみる。」フンス!

  上条「じゃあ銭湯にいったら男湯と女湯がありますよね?貴女はどちらにはいりますか?」

打ち止め「女湯だよ、ってミサカはミサカは答えてみる。」

  上条「では何故女湯にはいるのでしょうか?…制限時間は30秒です、20文字以内でお答えください。」

打ち止め「黄泉川に入れと言われたからだよ、ってミサカはミサカは答えてみる。」

  上条「…入れといわれた、それだけ?もっと他に大事な理由があるでしょう。」

打ち止め「え、男湯女湯分かれてるのって何か他に理由がるの?ってミサカはミサカは訪ねてみる。」

禁書目録「当たり前だよ。男湯と女湯に分けなくちゃ、お互いに裸見合っちゃうでしょ?裸みられるのって恥ずかしいでしょ?」/////

打ち止め「…確かに知らない人に裸みられるのは恥ずかしいけど、知っている人なら別にいいんじゃない?ってミサカはミサカはぶっちゃけてみる。」

  上条「…な!?」

禁書目録「(最近の幼女は怖い……)」ガタガタ

打ち止め「あ!そんな事いっている間にもうすぐ寝る時間きちゃうかも。ホラ、2人とも服脱いで。眠くなる前にお風呂に入ろうよー!」ホラホラ

  上条「か、上条さんはパスです。やっぱりインデックスと一緒に入って下さい、打ち止めさん。」

打ち止め「やだー。みんなで一緒に入った方が楽しいもん。3人一緒に入るって言うまでミサカ、お風呂入んないから。」

  上条「ど、どうしましょうかインデックスさん。ここは意を決して3人でお風呂に入りましょうか?」

禁書目録「……とうま。もしかして私の裸見たいの?」

  上条「うぇ!?そ、そそそそそそそ、そんな事は思ってもいませんよ。ただ打ち止めが言うから、仕方な~く一緒に入ろうって言ってるだけでございますよ?」

禁書目録「……仕方なく?とうまにとって私とお風呂に入る事は仕方のな~いことなの?そんなに嫌なことだったの、とうま?」

  上条「あれ、何をいってらっしゃるのですか、インデックスさん。上条さん、貴女の言葉の意味が分からないのですが…」

禁書目録「打ち止めと入って、私とは入らないの?それって、私が打ち止めよりも魅力的じゃないから?それとも、打ち止めと『だけ』入りたい理由があるから?」

  上条「ちょ、待って下さいインデックスさん。上条さん思ったんですけど、これってYES/NOどっちを選んでもバッドエンドになったんじゃ…」

禁書目録「どちらにしたって罰を与えなきゃなんないんだよ。侮辱罪or性犯罪。今ならきつ~い噛みつき一発で免罪にすることもできるんだよ?」

  上条「畜生!こうなる事は分かっていた、いつもの展開じゃないか!何故もっと早くに対処しなかったんだ俺の馬鹿、俺の馬鹿、俺の馬鹿…」

禁書目録「とうま、覚悟はできた?大丈夫、痛いのは噛みついているほんの数分間だけだから……」

  上条「それって凄く当たり前の事なんじゃありませんか……って、あれ、数分間?長くない?いつもよりすっごく長くない?ねえ、インデックスさん。数秒間の間違いじゃ…」

禁書目録「とおおおおおおおおおおおおまああああああああああああああああああああああああああ!!!」ガブッ!



  上条「おぎゃあああああああああ!!長い、そして痛い!インデックスめ、咬筋力を増しやがったな。くっそー、本日二回目だ。ふ、不幸だーーーーーーーーーーーーー!!」



打ち止め「何時見てもこの2人は仲が良いの。本当、羨ましくなるくらい、ってミサカはミサカは遠い目をしてみる。」

眠いぜ、ねるぜ





とりあえず明日こそ水泳大会編までいきたいぜ





じゃ、また昼12時に会おうぜ

みんなおはよう



再開しやす

風呂場  

  上条「……で、結局インデックスの代わりにスフィンクスを入れて3人になったと。」カポーン

打ち止め「それを言うなら2人+1匹かも、ってミサカはミサカは訂正してみる。」

 スフィ「なーお。」

  上条「どっちでもいいですよ、そんな事は。とにかく上条さんはインデックスさんの噛み痕が生涯残らない事だけを祈ります。」

打ち止め「かなり長く噛みついていたもんね。まるでスッポンみたいだったかも、ってミサカはミサカは回想してみる。」キャハハハ

  上条「笑いごとじゃないですよ。何かあるたびにああ噛みつかれては、いつか上条さん頭は噛み千切られてしまいますよ?…はぁ、まったく不幸だ。」ハァ…

 スフィ「(まぁ、そう落ち込むなや少年。噛まれるのは好かれている証拠みたいなもんだろう。喜ばしい事じゃないか。ご主人なんて、昨日ベッドで少年を想ってオナ…)」

打ち止め「でもミサカはあなた達の関係がちょっと羨ましいかも、ってミサカはミサカは羨望の眼差しで言ってみる。」

  上条「え……何?打ち止めって、その……そういうプレイがお好みの方なのですか?」

打ち止め「ぷれい?…何いってるのかは分からないけど、ミサカはあなた達が凄く仲良いなぁって事を言ってるんだよ?ってミサカはミサカはキョトンとしてみる。」

  上条「…で、ですよねー。ハハハハハ……何だ、俺達の親密関係についてを言っていたのか。上条さん、早とちりをしちゃったなぁ。」アハハハハ






打ち止め「で。あなた達って、結局どこまでいった仲なの?ってミサカはミサカは訊いてみる。」

  上条「ぶっふううううううう!!な、ななななななななな、何を訊いていらっしゃるのですか、打ち止めさん!良い子がそんな事聞いちゃダメでしょ。あと十年早いですよ?」

打ち止め「え、一緒に一つ屋根の下で暮しているのに、何も発展はないの?ってミサカはミサカは疑問に思ってみる。」

  上条「ありませんよ!って言うか、あるわけないじゃないですか。相手はまだ子どもですよ?シスターですよ?そういうのにはまだまだ早すぎる年齢なんですよ!?」

打ち止め「でも可愛いとは思っているんでしょ?だったら可愛がるのは当然じゃないかしら、ってミサカはミサカは言ってみる。」ウフフ

  上条「……打ち止めさん。上条さん、なんだか貴女が怖くなってきましたよ。耳年増ってレベルじゃないです、どっからその知識を得ているんですか一体。」

打ち止め「一方通行だよ?」

  上条「ですよねー、ハハハ。よーし、今度あいつを見つけたら再起不能になるまでギッタンギッタンのメッタメタにしてやるぞー?詫びても許してあげないぞー?」

打ち止め「…一方通行は今、入院中だよ?ってミサカはミサカは呟いてみる。」

  上条「ハハハ…………え、入院?…………あいつ今、入院してるのか?」

打ち止め「…うん。詳しい内容は、話せないんだけど。ちょっと能力使い過ぎちゃて、意識不明のまま、病院に担ぎ込まれたの……」

  上条「…そう……だったのか。え、だったら、何でもっと早くに言ってくれなかったんだ?あいつのお見舞いに行かない程、上条さんは非情ではありませんよ。」

打ち止め「多分、呼んでも面会謝絶されると思ったから。あなたに無様な格好さらけ出すの、あの人は好まないと思ったから……」

  上条「……そっか。まあ、じゃあ仕方ねぇな。……そういや来た時一方通行に怒られた、って言ってたけど。それじゃ、あいつは今は意識を取り戻しているのか。」

打ち止め「…うん。今日の朝に目を覚ましたの。起きた時は、凄くうれしかったんだよ、ってミサカはミサカは笑顔で答えてみる。」

ごめん



幼児できたから




4時ごろ再開

言っておくが、俺のストライクゾーンは10代~50代までだよ?






再開します

  上条「…なぁ、打ち止め。」

打ち止め「ん、何?ってミサカはミサカは振り向いてみる。」

  上条「深くは訊かないけど、俺に相談したい事があるなら遠慮なく言っていいんだぞ?………一方通行と、一体なにがあったんだ。」

打ち止め「えっ……ミ、ミサカがあの人に怒られたこと?そ、それならもう玄関口で話しちゃたじゃな…」

  上条「違う。今訊いているのは『なぜお前が怒られたのか』って事だ。」ズイッ

打ち止め「………」

  上条「…俺の知る限り、あいつは確かに粗暴な奴だが、打ち止めにだけはいつも優しくしていた。そんなあいつがお前に激怒するなんて、余程の事が無い限り、絶対にありえない。」

打ち止め「………」

  上条「何があったんだ、打ち止め。昨日の夜、一体なにがあった。…嫌なら言わなくていいんだ。だが、誰かに言わなくちゃ、お前の悩みはずっとお前の背中におぶさったままになる。」

打ち止め「………」

  上条「俺は牧師さまじゃない。カウンセラーでもない。けれど、お前の相談に乗る事で少しでも気持ちが軽くなるのなら、俺はお前の悩みを全てこの胸に受ける覚悟がある。」ドンッ!

打ち止め「………」

  上条「それが例えどんな内容でも、俺はお前を嫌わない。蔑まない。過ちは文字通り過ぎた事だ、今お前が反省しているのなら、それでもう十分なんだよ、打ち止め。」

打ち止め「………」

  上条「誰もお前を笑わない、誰もお前を蔑まない。いや、俺がそんな事はさせない。もし、お前の過ちを棚に上げて卑下する奴がいたのなら………俺が、そいつの幻想をぶち殺す!!!」


                                               ノ´⌒`ヽ
                                           γ⌒´      \
                                          .// ""´ ⌒\  )

                                          .i /  \  /  i )
                                           i   (・ )` ´( ・) i,/
                                          l    (__人_).  |
                                          ヘ\__`ー'__ノヘ いいぜ
                                                |∧

                                     ノ´⌒`ヽ       /
                                 γ⌒´      \
                      ノ´⌒`ヽ      .// ""´ ⌒\  )
                  γ⌒´      \    .i /  \  /  i )
       ノ´⌒`ヽ      .// ""´ ⌒\  )    i   (・ )` ´( ・) i,/
 . \γ⌒´      \    .i /  \  /  i )    l    (__人_).  |  /
   . \ ""´ ⌒\  )    i   (・ )` ´( ・) i,/     \__`ー'__ノ/ てめえらの暮らしが豊かに
  .i / \   /  i )    l    (__人_).  |         /(  )         なると思ってるなら
  i    \ ´( ・) i,/     \__`ー'__ノ 三     / / >

  l     /人_).  |          (\\.  三
  \_/ `ー'__ノ          < \  三
     (  /
     / く  まずはそのふざけた

           幻想をぶち[ピー]!!!

あ、ごめん


再開したいきなりで悪いんだけど



腹減ったでやんす



んで、明日の課題もしたいから


9時頃また再開で、よろしくお願いします





次からは本気出す。

(`・ω・´)ゞ 乙であります!

保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

保守時間目安表 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

次は9時と書いてるから、今日の21時か、明日の9時にはくるだろ。

すまん。寝坊した

打ち止め「……………ミサカ、ね。あの人に怒鳴られて、病院を飛び出してから……すぐに、あなたの元へ向かったわけじゃ、ないの……」

  上条「………え?」

打ち止め「ただ、何も考えずにずっと、走っていたの。頭の中、真っ白になって、何していいのか、何処に行けばいいのかなんて、全然、わからない状態だった……」

  上条「………」

打ち止め「一時間か、二時間か、時間の経過もわからなかった。ただ……時折頭の中で、あの人の言葉が何度も、何度も、ミサカを責めるように再生されたの………」

  上条「…打ち止め……」

打ち止め「…ずっと怖かった。……あの人が、ミサカにあんなに怒ったのは、初めてだったし……何よりも、もう二度と『打ち止め』と呼んでくれないんじゃないか、って。」

  上条「………」

打ち止め「ミサカの事、嫌いになったら、どうしようって……見放されたら、どうしよう、って……そう思ったら、怖くて、怖くて、どんどん、まともに走れなくなった……」

  上条「………」

打ち止め「……………気づいたら。ミサカは、寮の階段を上ってて………いつの間にか…あなたの部屋のベルを、鳴らしていたの………」

  上条「………」

打ち止め「何故ここへ来たのかは………すぐ、理解した。………ここなら……ここに来れば……あの人と、もう一度仲良く暮らせるように、なるんじゃないかって………」

  上条「………」

上条「その幻想をぶち殺す」

打ち止め「……ねぇ。本当に……あなたに頼っても……いいの?」

  上条「……もちろんだよ、打ち止め。……俺がお前の悩みを引き受ける、そう、ついさっき誓ったばかりじゃないか。」

打ち止め「……ミサカが……たとえどんな酷い事をしたとしても…?」

  上条「それなら余計、俺に相談するべきだぞ、打ち止め。俺はお前を責めたりはしない、お前が反省しているのなら、何時だって俺はお前の味方になってやる。」

打ち止め「……酷い事をした相手が、あなたの知りあいであったとしても……?」

  上条「……難しい話だが……でも、お前が故意で人を傷つける奴じゃないのは知っている。ならば俺はやはり、お前の味方になるのが当然だとおもっているさ。」



打ち止め「……………ありがとう。」ウッ…ウッ…



  上条「…打ち止め?」

打ち止め「………ありがとう……ミサ、ミサカを信じてくれて……本当に……ありがとう………ありがとう………」ウッ…ウッ…

  上条「打ち止め!?」

打ち止め「ありがとう……!」バサッ…

  だきっ!

  上条「!!!う、打ち止めさん!?ちょ……すご……あた……当たって……クレバスが…」

打ち止め「うっ……ううう………うううう……うわあああああああああああああああああああああああああああああん!!」ギュッ

  上条「ちょ……あれれ、打ち止めさん?…バスタオルは、どこへやったのですか?」

打ち止め「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!」ギュウッ

  上条「ねえ、裸のまま抱きつかれちゃったら、上条さん、またバッドエンドまっしぐらなんですけど。」

打ち止め「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!」ギュウッ

  上条「聞いてます?いつもの流れなら、この後すぐにジャック・ハンマーもびっくりな暴食シスターが『話しは聞かせてもらった』みたいな感じで突然…」

禁書目録「誰が世界最強の咬筋力を持つ暴食シスターだって?とうま。」

  上条「 」

打ち止め「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!」ギュウ…

  上条「 」

禁書目録「ふむ。泣き叫ぶ打ち止めはバスタオルなし、体位は騎乗位、これは入っているね。……とうま、これは一体どう良いわけするつもりなの?」

  上条「 」

禁書目録「最早、噛みつくだけじゃ済まされないよ。一方通行に殺されるだけでも済まされないよ。これは、社会的に抹殺されるべき事態なんだよ?」

  上条「 」

禁書目録「さて、これからとうまの口から一体どんな言葉が飛び出すのか楽しみだよ。とうま、とりあえず打ち止めと一緒にお風呂から出てくれる?」

  上条「………」

打ち止め「……すん……すん……」スースー

禁書目録「…打ち止め、寝ちゃったね。よっぽど今日疲れることがあったんだろうね。ね、とうま?」ニコッ

  上条「………」ガタガタ…

 スフィ「(少年よ、人生とはかくも無情なるものよ。あきらめてはならん。あきらめたらそこで死合終了だ。先人の遺した名句にもあるように、人…)」

禁書目録「どうしたの?黙ったままじゃ、このまま私けいさつに通報してとうまの身柄を売り渡すよ?…言いわけの一つも言えないの、とうま?」

  上条「………」ガタガタ…

禁書目録「……そう。言いわけなど言う必要がない、ってことね。わかったよとうま。今から110番に連絡を入れて……」ガチャ

  上条「……!!!ま、まってくれインデックス!!」ガタッ

禁書目録「え?………きゃっ!」ドサッ

  




  むにゅ

禁書目録「……………………………………………………………………!!!」/////

  上条「……………………………………………………あ、あれー?」

上条「先っちょだけ!先っちょだけだから!」

  上条「(どこかで見たことのある光景だ)」

  上条「(どこで………ああ、最近レンタルで見たアニメ映画のワンシーンだ)」

  上条「(確か、あれだと押し倒された女の子は無言で主人公を許したはず……『邪魔、どいて』ってね)」

  上条「(ああ、なるほど。そういう展開ね。悪くともビンタ一つで許してくれる、アレね)」

  上条「(読めましたよ、上条さん。この後インデックスは無言で立ちあがり何事もなかったかのように振舞うのです)」

禁書目録「………とりあえず、どいてくれる?とうま。」

  上条「(ほらね。予想的中ですよ。そして、この後は何事もなかったかのように、元の論題に戻るってわけです)」

禁書目録「………そして、なぜ現在進行形で胸を触っているのにごめんなさいの一言もいわないのかな、と言うかなぜ放さないのかな、とうま。」

  上条「(…あれ?予想と大きく逸れましたよ、今。と言うか、この流れはいつものパターンなのではないのでしょうか?)」

禁書目録「………そんなに私に噛みついてほしいのかな。いや、咬みちぎってほしいのかな?ねえ、とうま。何とか言って?」ニコッ

  上条「(あれれれれれ??これは、非常にまずい展開ですよ。どうしてこうなったのでしょう。一体、何が私をこうさせたのでしょう)」

禁書目録「………わかった。咬み千切る方向だね。…覚悟はいい?とうま。頭半分無くなっても、あのお医者さんが直してくれるよ。きっと。」

  上条「……………あ、あの。イン、デックスさん?上条さんはですね、これは事故だと思うんですよ。ですから話しあえば必ず解決するはずで…」




禁書目録「とおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおまあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」ガブッ!

翌日(土曜日)

禁書目録「結局、産婦人科の先生に診てみらって、とうまの無実が証明されたね。ごねんね、とうま。」

  上条「……その前に俺が外科の先生に診てもらいたいんですけど。まだ血止まらないんですけど。」ダクダク…

打ち止め「なんかミサカが寝ている間に凄いことが起こっていたみたいかも、ってミサカはミサカは驚いてみる…」


  上条「で、打ち止めはしばらく俺の部屋に居候するんだよな。だったら、日用品もいろいろ必要だろ?」

打ち止め「え、そんな…悪いよ。ミサカは勝手に押しかけてきたんだもん、少しの不満くらい我慢するよ、ってミサカはミサカは遠慮してみる。」

禁書目録「と言うか、打ち止め用の日用品買わなきゃ打ち止め、とうまの家でせいかつなんてできないよ?」

打ち止め「え?……どういうこと?」

禁書目録「とうまは苦学生だからね。必要なものを、必要な分ギリギリしか買わないから、打ち止めの分のストックなんて存在しないんだよ。」

  上条「もっと言うと、インデックスの食費が生活費のなかで一番かさんでいるから、それを削れば打ち止めの分が出来あがるわけだ…ってゴアッ!」

打ち止め「だだだ、大丈夫!?ってミサカはミサカは聞いてみる。」

禁書目録「私のご飯これ以上減らしたら飢えて死んじゃうんだよ。とうま、とうまの食費から削ればいいじゃない。」プンスカ

  上条「……ああ!?ふざけんな、この大喰らいシスター。お前の食費、月いくらかかってると思ってんだ!俺の食費の2,5倍だぞ、2,5倍!!」

禁書目録「2,5倍がどうしたって言うだよ。たかが2,5倍だよ。お相撲さん一人部屋に飼っていると思えばいいんだよ。」

  上条「…おまえ、今さりげなく自虐的なこと言ったろ。そして居候のくせに踏ん反りがえってんじゃねえ!!」

>禁書目録「結局、産婦人科の先生に診てみらって、とうまの無実が証明されたね。ごねんね、とうま。」
>禁書目録「結局、産婦人科の先生に診てみらって、
>産婦人科の先生に診てみらって

診せwwwwwたwwwwwwwのwwwwwwwwかwwwwwwよwwwwwwwwwww

一方、こちら病院


一方通行「………」メルメル…

  コンコン

一方通行「……あァ、誰だ!?」ピッ

  白井「わたくしですわよ。」

一方通行「……テレポートで入ってくりゃいいだろうが……」

  ガチャ

  白井「マナーというものですわよ。いきなり着替えている場面にでも出くわしたら、相手の方に失礼でしょう。」

一方通行「……そりゃそうだ。で、俺に何のようだ。」

  白井「まさか忘れた訳ではありませんよね。今日は常盤台中学の大水泳大会、泡浮さんが必死に誘ってらしたでしょう。」

一方通行「……あァ、そうだったな……」

  白井「???どこか具合でも悪いでしょうか。テンションが、異様に低いのですが。」

一方通行「……なンでもねェよ。……確か、開催は10時頃からだったなァ。アイツらが出るのは何時からだ?」

  白井「お昼過ぎ、1時ごろですわね。今は11時半ですから、ゆっくり向かわれても間にあいますわ。」

一方通行「……そうか。ンじゃあ、後しばらくしたら病室を出る事にするわ。」

「おにゃのこ」「産婦人科」「診察台」で興奮したら俺の仲間






て事で、明日大学あるから寝ます



再開は夕方ごろだと思います、それではおやすみなさい

       /ヽ  //:|: :|: : l: : | |: :l: ::l: : : jム.: : : : :l: : ::l: : :l: : : ::{、 ヽく /: : |
     /: : _儿/|!::l:l: :l: : l: : | |: :l: ::l: : : |  '. l: : :|: : ::l: : :l: : : ::|!\  〉、: : :|
     .:': : :∠ / /|: l:l: :l: : l: : | |: :l: ::l: : l:|   |:l: : :|!: : :|: : :|: : : :||: 勹/: :l: : :|
   /: : : :/::¨∨ Ⅵ:l: :l: : l: 卞ト、」: :l: : ト{  |:|: :/,孑/: : /_: : /:|:| {: : : l: ::|

   /: ::/ /: : :/\∧:l:rヘ: :l: :|zテ=ミト、:{    リィ升jホ㍉ ||<Ⅵ: |:|  ',: : :l: :|
  /: /  /: :.:/ |弋/:Ⅳl '`V|: K いり}ヽヾ  ' '弋:夕 / リノ /: :l:|  ヽ: }/|
  /::/  /: : /  |: : : :|: :\ゝトミ{ ,,ゞ‐'        -‐   /_,イ: : : |    ∨: |   ジャッジメントですの!
  .': :l  /: ::/   |: : : :|!: : ::>ム       i         /: :イ: : : :l   /レ': |
 |: :{ /: :/     }: : :/ !: : : |  丶      __       /: : | ヽ: : :|/: :/|: : |
 |: : V: :/    /: : / }: : :/   _㌧   <___)   .ィ┴‐┼-ト:/: :/ /: /
 |: : :|: :{    /: : / _/-'⌒ヽ、ィf{   >ュ_ ー  .イ  {\  ヽ ヽ`≦⌒《_:/─-  __
  ; : :ヽ:l    /: : /´___ ヽ   {ヽ   \ ¨¨ /  }  、  | | /   ヽ )     }─
  ヽ: : :\  /: :〃ニ__ミ、    ',     >=〈     |  ', | | ,    /      l
   \: : :ヽ.': :/ / 、     \  ∧    /  ∧   j   Ⅵl |'   /         l
    }\: : `从/   \     \ ヽ  /  { \_ノ!   ∨ l  /     /   ノ
    、: : ト、: :八     ` ー- ヽ } ̄ \ ゝ  / /    V/_/      /   /
    ヽ::レ'乂ハ   _ -===-  ミx|     \`、/ /   」__(     /   ノ-‐"
      〉:<: (: ∧/彡=二二ニ=-二ニ-- 、  ヽ/ // ̄ ,  `ー?-<_x-‐'´
      /:/ヽ厂}: : {彡'=====‐- 、   \ / ノ ノフ′ _

保守ありがとう




再開します

  上条「とりあえず、食糧と寝まきと下着とハブラシくらいは買っておくか。」

禁書目録「そうだね。それだけあれば必要最低限の生活はできるね。」

打ち止め「何から何までお世話になりっぱなしで、ミサカ申し訳ないの、ってミサカはミサカは感謝してみる。」

  上条「はははは、気にする事はないさ。困ったときはお互いさま、助け合いは人間の基本精神ですよ。」アハハハハ

禁書目録「とうま……目が笑ってないかも。そんな事より、これから一体どこへいくの?」

  上条「…まあ、まずは打ち止めの日用品を買わなきゃな。セブンスミストにでも行ってみるか?」

禁書目録「ってことは、パジャマと下着を買うんだね。その後は?」

  上条「ハブラシくらいスーパーでも売ってるから、食料品と合わせてスーパーで買う事にするかな。あとは帰るだけだぞ。」

打ち止め「……えー。」

禁書目録「……えー。」

  上条「な、何ですかそのリアクション。寄らないよ?ただでさえお金ないんだから、寄り道せずに帰りますよ2人共?」

禁書目録「……折角みんなで出かけているのに、ただ服屋とスーパー寄るだけじゃつまんないかも!」

打ち止め「お金は使わせないから、もっと他のとこ連れてってよー!ってミサカはミサカは抗議してみる。」

  上条「はぁ、お金を使わずに楽しめるところ?図書館とか、公園とか、風車の回るのをずっと眺めているとか……」

禁書目録「そんなんじゃ全然楽しくないんだよ!もっと、こう、イベント性のある所へ連れてってほしいんだよ!」プンスカ

  上条「イベント性?」

禁書目録「そうだよ。たとえばお祭りとか、何かの大会とか、無料で人の眼を楽しませる事のできるステキな場所だよ。」

打ち止め「ミサカ、お祭りごと大好きだよ!ってミサカはミサカは嬉々として言ってみる。」

  上条「お祭りねぇ。今日なんかあったけなぁ……まあ、とりあえず買い物しながら情報収集してみるか。」

禁書目録「お祭りと言えば屋台なんだよ。大覇星祭で食べたヤキソバとかたこやきとかカステラ焼きとか美味しかったんだよ!」ジュルリ…

打ち止め「ミサカはそういうの知らないけど。でもインデックスがおいしいっていうのなら期待は大かも、ってミサカはミサカはワクワクしてみる!」ワクワク

  上条「まてまて、まだ祭りがあると決まったわけじゃないだろ。下手な期待してると、後になって後悔すんのがオチだぞ。」

禁書目録「あるんだよ!あるったらあるの!なくってもある事にしちゃえばあることに変わりはなくなるんだよ!!」フンス!

  上条「何ですかその超理論!?…って言うか、お前の場合食い物関係ばっかじゃねえか!お金絶対かかるだろ、それもいつも異常に!」

禁書目録「とうまはお客が来なくて寂しそうにしているオジサンを可哀想だとは思わないの?オジサンの作ったたこやきを買えば、オジサンは幸せになれるんだよ?」

  上条「オジサンって誰だよ!!そもそも、客すくねえのはそのオッサンの責任だろ!客が売り手を憐れんでモノ買ってたら売り手の思うつぼじゃねーか!!」

禁書目録「とうま、オッサンじゃなくてオジサンだよ。」

  上条「どうでもいいよ、そんな事は!!!」

打ち止め「……あなた達って、いつもそんなコントみたいな事してるの?ってミサカはミサカは驚いてみたり。」

  上条「……で、何とかセブンスミストに着いたわけだ。」

打ち止め「うわー!可愛い服いっぱいあるかもー!ってミサカはミサカは大はしゃぎしてみる!」キャアキャア

  上条「…喜んでくれて何よりです。あ、あまり高い服は選ばないでくださいよ?」

禁書目録「私も欲しい服がいっぱいあったんだよ。うーん、どれにしようか迷っちゃうんだよー。」

  上条「ちょっと待て!お前は『歩く教会』があるんだから別にいらねーだろ。なに買う気満々で選んでんだよ!」

禁書目録「え?何言ってるの、とうま。私だって服の一着や二着は欲しいんだよ?いつも同じ服ばかり着ていたら色気もあったもんじゃないんだよ!」

  上条「シスターが色気とか言うな!っつーか、その服は魔術的効果があんだから無暗に脱いだらだめだろ。敵に襲われたら防御できねーぞ!」

禁書目録「別に外に着ていくわけじゃないんだよ。家の中で着てみて、美しく仕上がった自分の姿に自己満足したいだけなんだよ!」

  上条「んなくだらねー理由で俺の財政を破綻させんな!!服くらい、店のなかで試着すりゃ十分じゃねーか。今回買うのは打ち止めの服だけだ!」

禁書目録「えー。何度も着てみたいから買うんだよ?この服なんて、すっごく可愛いのにー。」ブー!





打ち止め「…うーん。どれも可愛いんだけど、質に比例して値段がたかくなるから買えないかも、ってミサカはミサカは残念そうに言ってみる。」テクテク

  御坂「…うーん。ケロヨンのTシャツってどこにあるのかしら。店員さんに聞いてみるか……いや、でも恥ずかしいしなぁ。」テクテク


  二人「あれ?」

  御坂「打ち止め!?」

打ち止め「お姉さま!?」

  上条『どうしたー、打ち止めー?』

禁書目録『打ち止めー、どうかしたのー?』

  御坂「…な、何でアンタ達までここにいるのよ!?」

  上条「あれ、何でビリビリがここにいるんだ?」

禁書目録「短髪、どうしてとうまの居るところがわかったの。もしかして、つけてきたの?」

  御坂「ビリビリとか短髪とか言うなコルァ!…たまたま私もセブンスミストで買い物をしていただけよ!!」

打ち止め「お姉さま、ミサカはまたお姉さまに会えて嬉しいかも、ってミサカはミサカは大喜びしてみたり!」

  御坂「(病院で一度会ったんだけどな…)私も会えてうれしいわよ、打ち止め。」ニコッ

  上条「ところで、お前。いつもの連れはどうしたんだ?白井とか初春とか佐天とか、みんな用事あるのか?」

禁書目録「違うよとうま。短髪はみんなにパステルカラーのファンシーな服買うのを見られるのが嫌だから、わざと呼ばなかっただけんだよ。」

  御坂「違うわよ!!……黒子も初春さんも佐天さんも、みんな常盤台の水泳大会を見にいってるのよ。」

  上条「常盤台の、水泳大会?それってみんなが注目するほど凄いイベントなの?」

  御坂「……アンタ、テレビとかあまり見ない方でしょう。常盤台の大水泳大会と言ったら、大覇星祭の次の次くらいに有名な行事よ?」

麻呂が来やがったw





12時頃に再開します





今から飯です

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom