秀吉「明久を他の女に渡すくらいなら…」(930)

こっち

秀吉ぃ

お昼寝前のあげ

Q このスレの行動方針を以下の中から選びなさい (制限時間:16:30)

1 初見さんも楽しめるようにlive28時に投稿したものを最初から貼っておく
2 初見さんにはdatを拾って自分で読んでもらって保健室のシーンから
3 いっその事まったく別の秀吉を書く
4 いっその事まったく別のキャラを書く(現在一番人気……ムッツリーニ)
5 いっその事1000まで愛子ちゃんの話題で持ちきり

あげあげ

前のスレがあがってたから一旦あげたのよ
秀吉ぃ

昨日の続きからボチボチ始めましょうか


sageでお願いしますね

秀吉「痛むか?」

明久「……だんだん感覚が戻ってきて……痛みが、ジワジワ……」

秀吉「ちょっと待っておれ。氷嚢を作ってくる」

―――

秀吉「どうじゃ?」

明久「だいぶ楽になったよ。ありがとう、秀吉」

秀吉「島田も島田じゃが、お主もお主じゃぞ? お主がいらん事を言わなければ島田とて手出しはせんかったろうに」

明久「あはは、つい、いつもの癖でさ」

秀吉「その癖、早く直さんとそのうち本当に島田に殺されてしまうぞ」

明久「それは困るなぁ。僕まだ死にたくないし」

秀吉「ワシだってまだお主に死んでほしくないから言っておるのじゃ」

明久「分かった。今度からは地雷処理班くらい細心の注意を払って美波に接するよ!」

秀吉「いや、そこまでせんでも……せめてワシと……いや、ムッツリーニと同じくらいに接するように心がければいいのじゃ」

明久「うーん……努力します」

秀吉「うむ。精進せい」

明久「……」

秀吉「……」

明久「……ねぇ、秀吉」

秀吉「明久、お主またよからぬことを考えておるじゃろう」

明久「な、なんでばれたの!?」

秀吉「昨日今日でお主の表情が大体つかめてきた。その顔はいやらしい事を考えておる顔じゃ」

明久「……僕今、いやらしい顔してる?」

秀吉「うむ」

明久「……」

秀吉「いいか、明久よ。ここは学校じゃ。誰に見られるかもわからんし、何処にムッツリーニの隠しカメラがついておるかも分からん。
    度を過ぎた行動をすると吊るし上げられてしまうぞ」

明久「……ねえ、秀吉!!」

秀吉「真面目な顔してもダメなものはダメじゃ」

明久「うう……」

秀吉「まったく……ワシとそういう事をして痛い目を見るのはお主の方なのじゃぞ?
    明久はもう少し自分の身体を大切にするべきじゃ」

秀吉「して、何を考えておったのじゃ?」

明久「……えっとね。ホラ、今は右足を怪我してるから秀吉に右足の手当てをしてもらってるでしょ? 
    だから、後頭部を思いっきり強打したら秀吉が膝枕してくれるかなぁって」

秀吉「…………一応言っておくが、人間は後頭部を強打すると死ぬ恐れもあるんじゃぞ」

明久「秀吉に膝枕してもらえるんなら死ぬことすら本望だ!!!」

秀吉「……お主、底抜けに馬鹿じゃのう。死んだ身でどうワシの膝枕を楽しむというんじゃ」

明久「え? え……えーっと、それは……僕が生まれ変わって!!」

秀吉「何年ワシを待たせる気じゃ! ……命を張るような真似をせんでも、言えばそれくらいしてやる」

明久「へ、ホント!?」

秀吉「ああ、待て!! ただし、明久の部屋でだけじゃ!! いいか!?」

明久「絶対絶対約束だからね!! ……むふふ」

秀吉「……笑い方がいやらしいぞ」

明久「え、そ、そうかな? あははは!!」

秀吉「そこまで元気なら授業も受けれるじゃろう。ほれ、動けるか?」

明久「うん、足の方もいだだだだだだだだだだあああああああ!!!! ……な、治って、きた、し」

秀吉「……もう少し寝ておけ」

     ガラガラ

明久「ただ今戻りましたー」

鉄人「おお、座れ」

明久「はーい!! ふんふふんふふーん」

鉄人「鼻歌を歌うな」

秀吉(まったく……現金な奴じゃ。膝枕の話をしたら途端に元気になりおった)

秀吉(……しかし、場の雰囲気で了承してしまったが……膝枕とは何をすればいいんじゃ?)

秀吉(たしかこう、正座をした状態でワシの腿が枕になるようにするはず……正座には自信があるしそこ二時間くらいなら大丈夫じゃろう)

秀吉(しかし、問題はその後……膝枕をして、何をすればいいんじゃ? 子守唄でも歌うのか?)

秀吉「……」

秀吉「…………ムッツリーニ」

康太「……………………何?」

秀吉「あのな、少し聞きたい事があるんじゃが……膝枕をするときに何か気を付ける事はあるかの? ほら、こう、これを一緒にするべき、とか」

康太「…………ひ、ひざまくら」

           ボトボトボトボト

秀吉「……大丈夫か? ムッツリーニ」

康太「…………問題ない。少し取り乱しただけ……」

秀吉「そうか、それならいいんじゃが。で、なにかあるかの?」

康太「……耳かき」

秀吉「耳かき? というと、耳掃除のことか」

康太「…………違う、耳かき。耳掃除と耳かきでは天と地ほどの差がある。
    例えるなら耳掃除は業務。それをしなければ健康状態に悪影響を及ぼすからただやるだけの作業にすぎない。
    でも、耳かきは別。耳かきには耳掃除にはない『愛』が存在している。
    耳かきにはお互いの信頼関係が必要不可欠であり、耳掃除とは比べ物にならないほどの」

鉄人「土屋。少し黙れ」

康太「……ごめんなさい」

秀吉「…………言っておる意味は分からんが、とにかく、耳掃除をしてやればいいんじゃな?」

康太「…………耳かき」

秀吉「…………膝枕をして耳かきをしてやればいいんじゃな?」

康太「……」 コクリ

秀吉(なんじゃ、たったそれだけでよいのか。簡単ではないか。それくらい朝飯前じゃ)

明久「いやー、やっぱり土曜日はいいね! 半日授業バンザイ!!」

雄二「っていっても、お前は一時間目半分以上受けてなかったじゃねーか」

明久「あれは仕方ないよ。右足が無くなるか無くらないかの瀬戸際だったし」

康太「……自業自得」

秀吉「ムッツリーニの言うとおりじゃの。島田を怒らせるようなことをいうからいけないんじゃ」

明久「十分反省してます!! あ、そうだ! 雄二、秀吉、ムッツリーニ、明後日空いてる?」

雄二「明後日? 明日じゃなくてか」

明久「そう、明後日! なんでも明後日が一番月が綺麗に見えるらしいんだ」

雄二「月見か。いいな、そういうのも」

康太「……風流」

明久「じゃあ二人は参加だね。秀吉は明後日何かある?」

秀吉「明後日か? 明後日は月曜日じゃから…………そういえば、演劇部の練習が……」

雄二「へえ、珍しいな」

秀吉「う、うむ……なんでも、コンクールに向けての特訓だとか何とか……」

康太「…………残念」

秀吉「すまんの、明久……」

明久「……仕方ないよ。演劇部にとって秀吉は大事な戦力なんだし!」

雄二「……明久が素直に引き下がるとは、こりゃあ明日は」

明久「言っとくけど雄二、空から槍は降らないよ」

雄二「空からサンマが降って来るな」

明久「なにその嬉しい超常現象!! そんな天気があるの!? どこ、何処地方でそんな自然現象が!?
    えっと、まず七輪出して! それから、ああ、そうだ! 魚は足が早いから冷凍庫空けとかなきゃ!! それから、えっと、えっと!!!!」

雄二「演劇、頑張れよ」

秀吉「ああ、うむ……」

秀吉(……引きとめては、くれんのか……
    確かに明久らしいといえばらしいが……それでも、少しくらい引き止めてくれてもよかろうに……)

明久「そうだ、ムッツリーニ! 海の時に使ってたクーラーボックス貸して!!」

康太「……」 フルフル

明久「あ、そっか。血が魚臭くなっちゃやだもんね。んーと、じゃあ、じゃあ!!」

秀吉(……明久の馬鹿者が)

―――

秀吉「……」

明久「秀吉、今日はうちによってく?」

秀吉「……いい。明日も演劇の練習があるでな」

明久「……そっか、大変だね。じゃあここでお別れか……ねえ秀吉!」

秀吉「じゃあの、明久」

明久「へ? あ、うん。バイバイ……」

明久(……秀吉、なんか機嫌が悪かったなぁ……お別れのチューしてもらおうと思ってたのに……
    演劇部の練習がきつくていやなのかな? でも……うーん、そうは思えないし……)

―――

秀吉「うううううう!! 少しくらい! 引き止めてくれても!! 良いではないか!!!!
    明久の大馬鹿者が!!! うううううう!!!!」

    ガチャ……

優子「よし、弄ってない。アンタドタドタ五月蠅い、もうちょっと静かにしなさい」

秀吉「……放っておいてくれ。ワシは今少し傷心気味なんじゃ」

優子「……なんで荒れてるのかは知らないけど、周りの人に迷惑かけないのは人として最低限度のマナーでしょうが」

傷心気味の秀吉は俺が慰める

秀吉「……酷いじゃろう?」

優子「……アンタ達のバカップルぶりの方が酷いわ」

秀吉「む、言うてくれるではないか姉上! ワシらはバカップルなどでは」

優子「普通のカップルだったら朝っぱらから数十回もキスしたり気付かないうちに手をつないだりしないわよ」

秀吉「付き合った事もない姉上になにが」

優子「あら、何か言った?」

秀吉「……なんでもない。しかし、明久の奴、酷いと思わんか!?」

優子「そうねぇ……いきなりそんなに冷めるなんて考えられないし……」

秀吉「当たり前じゃ。ワシらはラブラブなんじゃからな」

優子(ああ、どうしよう。この得意げな顔を思い切りぶん殴ってやりたい)

秀吉「……姉上、顔が怖いぞ」

優子「まあ、吉井くんのことだから何か常人には考えつかないようなこと考えてるんじゃないの?」

秀吉「……そうなのかのう?」

優子「さあね。あとはラブラブな吉井くんと話し合いなさい。
    あと、これ以上五月蠅くしないでよ。勉強に集中できないから」

秀吉「……」

     カチャ

    『新着メール:無し』

秀吉「……」

秀吉「……」

     カチャ

    『新着メール:無し』

秀吉「……ううううう……」

秀吉「し、仕方が無いの! 明久とて男じゃし、プライドというものがあるのじゃ、きっと!!
    ワシからメールを送ってやろう! ふふん、明久の奴泣いて喜ぶぞ!!」

   『to:明久』

   『本文:ワシに何か言う事はないか?』

秀吉「……送信!」

・ ・ ・ ・ ・ ・ 

     pipipi

秀吉「来たっ!!」

   『from:明久』

   『題名:激励メール!!』

   『本文:演劇の練習頑張ってね!!』

秀吉「……」

秀吉「そうじゃない、そうじゃないんじゃあああああああああああ!!!!」

     ガチャ!!

優子「五月蠅いっつってんでしょうが!!!」

わっふるわっふる

――― 日曜日

秀吉「……結局、今日も明久からメール……一通も来んかった……」

秀吉「……うう……寂しいよう……明久ぁ……」

秀吉「……」

     pipipi

秀吉「へ!?」

     『from:明久』

秀吉「あ、明久じゃ!! 明久からじゃ!! そうか、明日は月曜日じゃし……起こしに行かんといけんかったの!!
    危うく忘れる所じゃった!! えっとなになに……」

     『題名:起きてる?』

     『本文:明日は起こしに来なくていいよ!』

秀吉「……」

       パタン

秀吉「…………ううううう………………」

―――

秀吉「……」

    とぼとぼ

康太「……珍しく一人」

秀吉「……」

    とぼとぼ

康太「…………秀吉?」

秀吉「……」

    とぼとぼ

康太「……これは世に聞く、アウトオブ眼中」

秀吉「……ううう……」

    とぼとぼ

康太「………………鮮やかなまでのスルー」

秀吉「……」

明久「でさー、その後姉さんがさ」

雄二「お前の姉さんもかなり変わってるもんなぁ」

秀吉「あ、明久」

瑞希「明久君!」

明久「あ、姫路さんおはよう」

瑞希「えっと、今日のお月見の件なんですけど」

明久「ん? なになに?」

秀吉「……」

―――

秀吉「……」

康太「………………傍に居る」

秀吉「……」

康太「…………放置プレイ?」

もう六時だ
飯休憩

よっしゃ

パートスレしね
前スレまとめ貼れ

>>51
ごめんなさい
そしてこっちが鯖移転で落ちたスレです

秀吉 「明久を他の女に渡すくらいなら…」
秀吉 「明久を他の女に渡すくらいなら…」 - SSまとめ速報
(http://live28.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1276267294/)

きた

なんだひでおか

――― 部活動終了後

秀吉「……昼休みも部の方に行って明久と喋れんかった……」

秀吉「……明久の方も、何故か、ワシに近付こうとせんかったし……」

秀吉「…………とうとう嫌われてしまったんじゃろうか……」

秀吉「……思えば、今までがうまくいきすぎておったのかも知れんの……」

秀吉「男同士じゃというのに明久は何も言わずにワシを受け入れてくれて……
    ワシもそれが当然じゃと思って・……」

秀吉「……これが普通なんじゃ。男が男を愛するなんて、やはり……」

秀吉「……ひぐっ……でも、ううう……でも、でも」

秀吉「……おかしい筈なのに……こんなに、こんなに……えぐっ……どうして、こ、こんなに……ぐずっ!!」

秀吉「これが普通の筈なのに、なんで、なんでこんなに悲しいんじゃ……」

秀吉「ううううううう……ぐすっ、明久……好きじゃ……ワシは、明久が、大好きなんじゃ……」

秀吉「……ワシを……ワシを一人にせんでくれ……明久ぁ……」

     ガバッ!!

秀吉「ふぇ!?」

??「だーれだ?」

秀吉「あ、明久か!?」

明久「おお、さっすが秀吉大当たりー!!! よし、じゃあご褒美あげるからついてきて!!」

秀吉「……じゃが」

明久「ほら、はやく!!」

秀吉「あ、ああ。うむ」

――― 屋上

明久「えっと、ここをこうやっていじると……よし、開いた!!」

秀吉「お、おい明久!! 屋上に何が……」

明久「約束したでしょ。僕と秀吉でお月見するって」

秀吉「……へ?」
              ガチャッ!

明久「うわー、やっぱり思ってた通り綺麗だね! 月に手が届きそうだ!!」

秀吉「明久……お主……何を」

泣きじゃくる秀吉をナデナデしたい

秀吉「な、何故……」

明久「なぜって……何が?」

秀吉「あ、明久はワシを嫌いになったんじゃなかったのか!?」

明久「やだなぁ、僕が秀吉を嫌いになるわけないじゃん!!」

秀吉「だ、だが……引き止めてくれんかったし、メールもくれんし、起こしに来んでもいいというし、ワシと距離を置こうとしておったし……」

明久「え? だって、邪魔しない方がいいかなーって」

秀吉「……は?」

明久「ほら、秀吉も演劇部なんだからコンクールに出るなら良い結果出したいでしょ?
    だったら僕が邪魔しちゃ悪いんじゃないかなーっておもってさ」

秀吉「……邪魔……」

明久「あれ。もしかして、気にしてた?」

秀吉「……じゃあ、さっきワシが言うた事は全部……」

明久「僕なりに秀吉の為を思ってやってたんだけど……」

秀吉「……」

明久「秀吉? おーい、秀吉?」

明久「……まさか秀吉からグーで殴られる日が来るなんて」

秀吉「当たり前じゃ!! ワシがどれだけ心配したと思っておるんじゃ!
    ワシは……ワシはてっきり、お主に嫌われてしまったものじゃと……」

明久「だからぁ、僕が秀吉を嫌いになるわけないでしょ? ちゃんとその辺信頼してよね!!」

秀吉「…………もういい。もうこのやり取りは疲れた。……しかし、月見は明久の家でやるのではなかったのか?」

明久「ふふん! よくぞ聞いてくれました!!」

秀吉「なんじゃいきなり」

明久「秀吉が練習でお月見これないって言ってたからずっと考えてたんだよ。どうすれば秀吉とお月見出来るかなぁって」

秀吉「それで、屋上と」

明久「うん。ここなら部活終わりの疲れた秀吉にうちまで来てもらわなくてもいいしね」

秀吉「……明久」

明久「それに、家だと姉さんがいるけど、ここなら誰も居ないしね。
    嗚呼……やっと二人っきりになれたね……秀吉……」

秀吉「お主は結局それなんじゃな……深く考えておったワシが馬鹿みたいじゃ」

明久「秀吉、ほら、お月見団子も作ってきたよ。一緒にお月見しよう」

秀吉「………………うむ。そうじゃな」

支援

秀吉「……明久」

明久「なに?」

秀吉「明久はワシの事が好きなのか?」

明久「へ? 好きだよ」

秀吉「どのくらい好きなんじゃ?」

明久「どのくらいって……こーんくらい!!」

秀吉「よくわからんのう……もっと分かりやすい例えは」

明久「あ、じゃあ世界で一番大好き!」

秀吉「……世界で一番が両手いっぱいの後に出るのと、『じゃあ』が付くのが少々気に食わんが、まあ良い。
    その言葉に免じて、今回の件は全部ご破算にしておいてやろう」

明久「ははは、ありがとう」

秀吉「…………明久」

明久「んー?」

秀吉「……その、なんだ。……わ、ワシも、その、こーんくらい明久の事が好きじゃ!」

明久「……両手いっぱい分かぁ」

秀吉「気に食わんか? ……うむ、そうじゃな。じゃあ世界で一番好きじゃ」

明久「あはは、じゃあおあいこだね!」

秀吉「うむ。おあいこじゃ!」

明久「よし、じゃあ秀吉! お互いの思いが通じあった所で……」

秀吉「え、ちょ、ちょっと待て明久!! こ、ここは、その、駄目じゃ!!」

明久「大丈夫だってば、夜の学校の屋上なんて誰も居ないし……」

秀吉「い、いや、その……ほら! あ、月じゃ! 月が見ておる!!」

明久「月にうさぎは居ないんでしょ?」

秀吉「うさぎはおらんがかぐや姫の子孫はおるんじゃよ!! 月には!」

明久「へ? ……マジ?」

秀吉「マジもマジ、大マジじゃ!! だってそうじゃろう? かぐや姫は月に帰って行ったんじゃし……」

明久「……マズイよ秀吉! かぐや姫の子孫が僕たちの事天体望遠鏡か何かで見てるかも!!」

秀吉「ならば、一旦明久の家に行こう。義姉上も明久を心配しておるじゃろうしの!!」

明久「よし、そうと決まれば長居は無用!! おっさきぃー!」

秀吉「わ、馬鹿!! ワシを置いていくでない!!」

玲「……」

明久「申し訳ございませんでした二度とこのような事は致しません」

玲「……まったく。皆を置いて消えたと思ったらそういうことだったんですか。
  今日はやけにそわそわしていたし、何か企んでるんだろうなぁっていうのは薄々分かってましたけど」

明久「だ、だって! 秀吉に会いたくて会いたくて仕方なかったんだもん!!
    学校でもキツそうにしてたから声かけられなかったし!! 昼ごはんの時も居なかったし!!」

秀吉「あ、明久! 急にそのような事は……その……」

玲「はいはい、ごちそうさまです。秀吉君。今日はもう遅いので帰って下さい。
   アキくんにはこれから反省文を原稿用紙150枚分書いていただくので」

明久「拷問だよね!? それは反省を促してるんじゃなくて拷問してるんだよね!?」

秀吉「うむ。ではの、明久の義姉上」

玲「ええ。『また明日』」

秀吉「……うむ!! 『また明日』じゃ!!」

     ガチャッ

明久「……へへへ、姉さんもなんだかんだで秀吉の事気にしてたんじゃん!」

玲「さて、どうでしょう。それよりもアキくん。そこに原稿用紙は用意してあるので完成したら起こして下さいね」

明久「へ? ええ!? ほ、ホントに書くの!? 百五十枚って、確か電○文庫の新人賞応募作品の最長と同じ長さだよ!!?」

この後膝枕以外でこの二人にやってほしい事があったらなんなりと

くんかくんかもふもふ

ごめんなさい睡魔に勝てませんおやすみなさい

戻ってきてくれただけいいや
でも保守しとく

さげわすれた

>>75
秀吉が風邪を引いて、泣く泣く優子に代役を頼んだ結果優子も明久に惚れる。

優子 「秀吉、アンタさお義兄ちゃん欲しくない?」
秀吉 「何じゃと…?」

Q あまりに多すぎる難題の数々にどう答えるべきか以下の中から選びなさい

①全部消化
②出来る範囲で消化
③久保くんからのラブレターだけ消化
④玲さんネタ・優子ネタだけ消化
⑤いっその事見なかった事にする

愛子ちゃんチラッチラッ

HHってお前らエロい
さすが得意な教科が保健体育の実技な愛子ちゃんスレ

秀吉「……うむ?」

   『新着メール:三件』

秀吉「……三件? まず一件は明久の謝罪メールじゃな、次の一件は……おそらく明久のおやすみメールじゃ。あとは……まぁ、明久かのう?」

   『from:明久』

秀吉「よし、一件目は明久じゃな。なになに」

   『本文:色々とごめんね。僕は秀吉の事が大好きだから。そこだけは変わらないからね』

秀吉「うむ。許そう。して、次は……」

   『from:明久』

   『本文:どうも今日は眠れそうにないので、明日の朝は元気をくれにきてね』

秀吉「眠れんという事は、本当に謝罪文を書いておるのか。
    仕方ないのう、明日は朝から気合を入れてやろう。二日間キス無しじゃったから……義姉上が止めてくれることを信じて」

秀吉「……待て、それでは最後の一件は?」

   『from:ムッツリーニ』

秀吉「……ムッツリーニ? 何じゃろうか」

   『本文:ちゃんとここにいるよ』

秀吉「…………本当に何の用なんじゃ?」

秀吉「……さて今日は、弄るべきか、弄らぬべきか……」

秀吉「最近夢の内容が過激じゃから半端に弄るべきではないじゃろうなあ……
    夢の中では愛子に教わった事がもろに出てきおるからのう……あれはちょっと刺激が強すぎる……」

秀吉「そもそもこの時間帯じゃと声を出してしまえば姉上に何をされるかわからんし……」

秀吉「また朝起きたら手枷と猿轡なんて事になったら……」

秀吉「む? まて、猿轡? そうか、口に何を噛んでおけば声を押し殺せるな」

秀吉「…………やるか」

秀吉「えーっと、まずはタオルじゃな」

―――

秀吉「よし、これで口を縛って……うむ。うむむ」

   ガチャ

優子「秀吉ー、ちょっと聞きたい事があるんだけど」

秀吉「……むぐ? むぐぐ!」

優子「……あー、もうこの際性癖については何も言うつもりはないけど……縄は跡が残りやすいから気を付けるのよ」

   バタン

秀吉「むぐぐ!? むー!! むーむー!!」

―――

玲「姉に緊縛の趣味がある事がバレた?」

秀吉「い、いや。そんな趣味はないんじゃ!! 誤解なんじゃ!」

玲「しかし困りましたね……実はアキくんはそういったプレイが嫌いなようで」

秀吉「そうか、それは良かった。それで、その明久は?」

玲「たぶん自室で原稿の推敲をしていると思いますけど……」

秀吉「推敲?」

玲「ええ、なんでも百五十ページの超大作らしいので」

秀吉「そうか、それはご苦労な事じゃ。……のう、明久の義姉上」

玲「なんですか?」

秀吉「その、もし、もしじゃな。ワシらが二十分以上たっても降りてこんかったら……」

玲「……まったく、いけませんよ? 朝から……」

秀吉「うむ。面目ない」

玲「それで、ちゃんとコンドームは持ってきましたか?」

秀吉「い、いや!! そんなことはせん!! 少しキスをするだけじゃ!!」

秀吉「明久ー?」

明久「…………」

秀吉「目に光が無い……そうとうの苦行じゃったみたいじゃな……」

明久「……ひで、よし……」

秀吉「うむ。ワシじゃ。どうかしたか?」

明久「…………ぼくが、しんでも、しあ、わせに……」

秀吉「かなり末期じゃな……ううむ、仕方ない。ここは一発……明久!」

明久「……なに……んちゅ?」

秀吉「………………ぷはぁ! よし、これで……」

明久「あ、朝か!! おはよう秀吉!!」

秀吉(…………昨日、おはようのキスが出来んかったし……もう一回くらいしても怒られんじゃろう」

明久「秀吉? おーい」

秀吉「明久!!」

明久「……なに、秀吉……ん……んちゅ……」

秀吉(あ、駄目じゃ…………今ワシ、完全にスイッチが入ってしまった。
    これは、もう義姉上が来るまで止まれんぞ……)

     コンコン

玲「…………」

玲「アキくん、秀吉君、一応断っておきますが入りますよー」

    ガチャ

明久「秀吉! 秀吉!! 愛してるよー!!」

秀吉「……んちゅ」

明久「えへへへへへへへへ」

秀吉「……明久」

明久「ん?」

秀吉「そ、その、もう一回、いいか?」

明久「うん!!」

玲「うんじゃありませんよ」

明久「ええええええええ!? ね、姉さん!? お、おはようございます!! 原稿用紙はそこに置いてあります!!」

秀吉「あ、あああああああああ明久の義姉上!! こちらにも少し心の準備というものがいるので、入る前はちゃんとノックをじゃな!!」

玲「一応ノックしたんですけどね」

玲「……姉さんは、そういう事を一切するなと言っているわけではありません」

玲「ただ、何事にも限度というのがあります」

玲「それで、アキくん。何回キスしたんですか?」

明久「えっと……それは、その……」

玲「怒らないから正直に話して下さい。アキくんの誠意次第によっては、姉さんもチューしてあげるので」

明久「……ねえ、秀吉? 何回したっけ?」

秀吉「そ、それが、ワシも……最初の二回は覚えておるんじゃが、そこから先は……」

明久「だよね、僕も最初の二回から先覚えてなくてさ」

玲「……一時間くらいキスを続けてたわけですか。よく飽きませんでしたね」

明久「あきるわけないよ! だって秀吉だもん!!」

秀吉「こら、明久、そのような事を言われると嬉しいではないか! 人前でそういう事を言うのはよせ!!」

明久「秀吉はいや? 僕とキスするの」

秀吉「嫌なワケないじゃろう!! ……どっちかっていうと、その、むしろ……好きじゃ」

明久「秀吉ー!!」

玲「はいはい昨日に引き続きごちそうさまです。あとキスするなって言ってるそばからキスをしようとするのはやめましょうね。
  そんなことばっかりしてるとそろそろ姉さんの堪忍袋の緒と理性の鎖も切れちゃいますよ」

玲「とにかく、キスは一日十回まで。ディープキスは一日に三回まで。さすがに制限時間までは付けませんが」

明久「ねぇ、秀吉。ディープキスっていうと……なんだっけ?」

秀吉「確か、工藤が言っていた通りなら……舌を使ったキス、じゃったかのう」

玲「そうです。こう、舌と舌をぬっちゃぬっちゃとHに絡めるキスです」

明久「……し、舌をぬっちゃぬっちゃ……」
                             ボタボタボタボタ

秀吉「…………の、のう明久」

明久「まさか、秀吉も?」

秀吉「……う、うむ。その、少し、してみたいなぁと……」

玲「……いきなりディープキスなんか始めたら、さすがに姉さんも混ぜさせてもらいますので」

明久「大丈夫! 部屋でやるから!」

秀吉「うむ。今度はノックもよろしく頼む!」

玲「……別に止めはしませんが、いいんですか? そろそろ危ない時間ですよ」

明久「あ、ホントだ!! 秀吉! 一旦部屋に戻って、いってらっしゃいのチュー!!」

秀吉「うむ!!」

玲「……一体、何処で何を間違えたんでしょうか」

―――

康太「……」 ジー

秀吉「……ムッツリーニ、何を見ておるのじゃ?」

康太「………………見える?」

秀吉「う、うむ。はっきりくっきりと」

康太「……良かった」

明久「何かあったの?」

康太「…………盗撮のしすぎで、とうとうステルス機能が手に入ったのかと……」

秀吉「何を言っておるのじゃ」

愛子「ムッツリーニくんにそんな力が目覚めたら女子更衣室が使えなくなっちゃうよ。
    ああ、ちなみにボクの着替えくらいならいつでも見せてあげるから、見たかったら言ってねっ」

康太「………………」 ブンブンブンブン

               ボタボタボタボタ

秀吉「おお、工藤ではないか」

愛子「おはよう木下くん。どう、あっちの開発進んでる?」

秀吉「う、うむ、ぼちぼちじゃな」

明久「開発って?」

秀吉「あー、それはじゃな……」

愛子「それは開発が終わってからのお楽しみってね。おはよう吉井くん!」

明久「うん、おはよう工藤さん。珍しいね。今日はこっちからなの?」

愛子「うん。今日あたり面白い事が起こる筈だからちょっと見せてもらおうと思ってね」

明久「面白いこと? なんだろう……身体測定は今日じゃないし……」

秀吉「身体測定は面白い事か、という所がつっかかるが……別にこれといった行事もないしのう」

明久「ムッツリーニはなにか心当たりある?」

康太「…………ない」

愛子「まあまあ、行けば分かるよ!」

明久「うーん、そうだよね。行けば分かるか。よし、気にせず行こう!」

愛子「ね、ね、木下くん! 吉井くんとはどこまで進んだの?」

秀吉「何処までも何も……まだキスまでじゃ」

                ボタボタボタボタボタボタ

康太(……いけない、思い出し鼻血が……)

パソコン再起動休憩

明久「結局何事もなく学校についたね」

秀吉「そうじゃのう……工藤よ、面白い事とはなんじゃったんじゃ?」

愛子「まだ秘密ー」

康太「…………性悪女」

愛子「酷いな、ムッツリーニくん。今を楽しんでるって言ってよね」

明久「ほら、二人とも喧嘩はいいから上履きに履き換えて……なんだろ、これ」

秀吉「手紙、かのう? 誰からじゃ明久」

明久「んー? あれ、あて名書いてない」

愛子「えー! それってもしかしてラブレター?」

康太(……恐ろしいほど棒読み……さてはこのラブレター、工藤愛子の差し金か)

明久「ええええええええええ!? ら、ららっらららっららっらら!?
    嘘、え、嘘!? 本当に!? 夢じゃない!? やったああああああああああああああああああああ!!!!
    ら、ラブ、ラブラブレター!! らぶれたあああああああああああああああ!!!!!」

康太「…………何のつもりだ、工藤愛子?」

愛子「えー? 何のこと? ボクなにもしらなーい!」

康太「…………………性悪女」

――― 金曜日

愛子「……うーん、あの二人ラブラブすぎてつまんないなぁ……何か面白い事が無いもんかなぁ」

優子「何ぶつぶつ言ってんのよ」

愛子「あ、優子~、キミの弟君の事なんだけどさー」

優子「……言っとくけど私は何も見てないから。ローションとか知らないから」

愛子(……ちゃんと実践してるんだ。可愛いなぁ)

優子「それ以外でならなんでも聞くわよ」

愛子「うーん……ほら、なんか最近吉井くんとイチャイチャしすぎて、面白くないなーって」

優子「なに、くっつけるの手伝わせて、次は破局させるの手伝えっていうの?」

愛子「んーん、違う違う。なにか面白い事が起きればいいんだけどなーってさ。優子、なんかない?」

優子「面白い事って、人のイチャイチャしてるのほど見ててイラつくことってないじゃない」

愛子「……じゃあ、ちょっとケンカしてもらおっか」

優子「どうやって?」

愛子「………………閃いた!! ちょっと行ってくる!!」

優子「あれ……なんで久保くんの方に行くんだろ……あの子もやっぱり不思議な子よね」

愛子「くーぼークンっ!!」

利光「……工藤君か。悪い、後にしてくれるか? そろそろこの問題が」

愛子「あ、そっか。忙しいなら仕方ないねー……吉井くんが面白い事言ってたから教えてあげようと……」

利光「解けた!! それで、吉井君がなんだって!?」

愛子「ナイス食い付き!! 実はさ……吉井くんがこんな事言ってたらしいんだ。
    『ラブレター貰ったら同性でもちょっと意識しちゃうよねー』って」

利光「……なんだって?」

愛子「おかしいよネー、笑っちゃうよネー」

利光「いや、おかしくないと思うが。確かに同性を意識するというのは普通はおかしいことだ。
    でも、一種の恋愛対象として相手から認められることによって同性を意識するというのは……」

愛子(語りだした……凄い剣幕、でも)

愛子(面白くなる予感!!)

優子「まーた下らないことして……久保くんも付き合ってあげなくていいのに」

―――

明久「あ、し、しまった!! ラブレターなんて大声で……」

秀吉「これより異端審問会を始める」

   『『『『『有罪!!』』』』』

秀吉「うむ。満場一致じゃな。
    では須川の班は明久を吊るし上げて拷問してでもねんごろな関係の女性が居ないかを調べてくれ。
    福村の班はラブレターの筆跡鑑定、指紋鑑定、どんな手を使ってでも差出人の捜索を……」

明久「ちょっと待って!! なんで秀吉が陣頭指揮取ってるの!?」

秀吉「いい事を教えてやろう。これが雄二ならお主今既に死んでおったぞ」

明久「なんでそんな怖い事言うの!? 秀吉、顔が怖いよ!!!」

   『『『『『議長! 吉井が見苦しい言い訳を!!』』』』』

明久「見苦しくない!! 可愛い秀吉の顔が怖くなってたら誰だってこういう筈だ!!!」

秀吉「何を言っておるのじゃ明久。ワシは今、満面の笑みなのじゃが!!」

明久「目が笑ってない!! 演劇部でポーカーフェイスが売りな秀吉なのに怒りが隠せてない!!
    むしろ無理に笑おうとしてる分余計恐怖心をそそるくらいだよ! どれくらい怒ったらそんな顔になるの!?」

秀吉「明久、今のうちじゃぞ? 生きてかえれるのは」

明久「やめてえええええええええ!!!! 優しい秀吉にもどってええええええええええええええええええええええ!!!!!!」

瑞希「……明久君、今度は何をやったんですか?」

明久「ひ、姫路さん!! 助けて!! 僕と誰かも分からない僕の事を大好きな可愛い美少女が危ないんだ!!!!」

瑞希「……異端審問会、ですね。私は何をすれば?」

秀吉「うむ、そうじゃな。それでは明久の入るアイアンメイデンを用意してくれるかの?」

瑞希「分かりました」

明久「なんで姫路さんも乗り気なの!? っていうかアイアンメイデンなんか用意できるの!?」

瑞希「あ、そっか……すみません、アイアンメイデンはちょっと……」

明久「無いよね、ないよね!? よかったー!! アイアンメイデンはさすがに僕」

瑞希「針のむしろでいいですよね?」

明久「ちょっと待って!! 何一つ変わってない! 危険度は何一つ変わってない!!!」

秀吉「うむ、この際仕方ないじゃろうな。明久を長く苦しめられるものならなんでも良いぞ」

明久「苦しめないで!! 拷問器具なんてシャレにならないから!!!
    お願い、いつもの可愛くて優しい秀吉に戻ってええええええええええええ!!!!」

秀吉「お主が悪いんじゃろうが!!」

愛子「あはははは!! 見て、ムッツリーニくん、吉井君の顔!! くすくす、うはは、あんなに汗だくで弁解してる!!」

ムッツリーニ「…………」

秀吉「思えば、考えておくべきじゃった。
    フラグ製造能力持ちの明久は学校に来ておるだけで同性異性構わずにフラグを建ててしまう……
    そこに対しての配慮が甘かった」

愛子「……ムッツリーニくん、フラグ製造能力って?」

康太「…………フラグ製造能力とは文字通りフラグを乱立させる能力。
    フラグというのは一つ一つではコンピュータの判断分岐の時に置かれるものの事だったらしいが」

愛子「ちょっとストップ! もうちょっと分かりやすく!!」

康太「……つまり、他人に対して好感をもたれやすい人の事。
    ………………一級のフラグ製造能力持ちにもなると、一万人近くの女性とのフラグを建てる事が出来るが、それはまた別のお話(ノベライズ)」

愛子「……よくわかんないや。今度詳しく教えてよ」

康太「……断る」

秀吉「こうなったらもう手段を選んではおれんの。丁度ここには姫路も島田もおらん。明久、ワシと既成事実を作ってもらうぞ」

明久「待って秀吉!! 出来ないよ!! どうして、どうしていつもは性別について男だと言い続けてる秀吉がそんな事を!!!」

秀吉「何処の馬の骨とも知らぬ女に明久を渡すくらいならここでワシと既成事実を結ばせる。よもや嫌とは言わんじゃろうなぁぁぁ!!!」

明久「ああああ、駄目!! 秀吉、駄目!! こんな所で上着なんか脱ぐとムッツリーニが失血死しちゃう!!
    皆も黙って携帯のカメラをこっちに向けないでムッツリーニを助けるか秀吉を止めるかしてよ!!」

秀吉「尊い犠牲じゃ……明久、すまんな。初めてがこんな形で……」

明久「駄目だ、秀吉の目が座ってる!! こんな色っぽい秀吉今朝以来だよ!! 誰か、誰か秀吉を止めてええええええええええ!!!!」

鉄人「今回はお前か、木下」

木下「…………」

鉄人「まったく、吉井はともかくとしてなんでお前まで騒いでたんだ。らしくない」

木下「……人には、譲れぬものというものがあるんじゃ。先生なら分かるじゃろう?」

鉄人「いくら譲れないものがあったからと言って公共の施設で上半身裸になるな」

木下「……今後気を付けるのじゃ」

明久「まったく! 秀吉、本当に気を付けてよね!!」

鉄人「元はと言えばお前のせいだろうが。お前も少しは反省しろ。両者一時間目は玄関の血を拭きとっておけ。放課後反省文を書いてもらう」

   「「はい……」」

鉄人「よし、いい返事だ。じゃあ頼むぞ。先生は一時間目の授業に行くからな」

―――

秀吉「まったく……明久のせいで酷い目に遭ったのじゃ。なぜワシまで鉄人に殴られねばならんのじゃ」

明久「そっちが玄関で上半身をさらけ出したからいけないんでしょ!!」

秀吉「いーや! 明久がラブレターをもらうような真似せんかったらよかったんじゃ!!」

明久「いーや!! 秀吉が怒らずにまず僕の話を聞いてくれればよかったんだ!!」

名前欄ミスったけど気にしないで
忘れて

秀吉「ラブレターもらうから悪いんじゃ」

明久「だから! ラブレターもらえたのは嬉しかったけど、それでも僕は秀吉一筋なの!! あれも断ろうと思ってたし!!」

秀吉「んなっ!? そ、そういうのははやく言わんかこの馬鹿者!!」

明久「なんだよ! 人の話聞こうとしなかった癖に!!」

秀吉「五月蠅い! 明久の大馬鹿!」

明久「秀吉の勘違い屋!!」

秀吉「キス魔!!」

明久「誘い上手!!」

秀吉「うう、い、色男!!!」

明久「い、色男? 美少女!!!!」

秀吉「女じゃないというておろうが!!」

明久「そっちが既成事実を作ろうとし始めたんじゃないか! 僕は男同士だから出来ないって言ったのに!!」

秀吉「そんな事も忘れるほど動転しておったんじゃ!」

明久「なんで性別なんて事忘れるのさ!! でもそんな秀吉の事が大好き!!」

秀吉「何を言い出すんじゃいきなり! でもそんな所も大好きじゃ!!」

秀吉「……」

明久「……」

秀吉「……あ、明久」

明久「……秀吉……」

秀吉「その、勢いで大馬鹿とか言うてしもうたが……好きじゃぞ?」

明久「……う、うん。僕も……勘違い屋なんて言って、ごめん」

秀吉「い、いやいや。ワシが悪いんじゃ! 話も聞かずに異端審問会なぞ開いてしまって……」

明久「いやいや、僕が悪いんだよ! 僕だって秀吉が他の男の子と仲良くしてるの見るとああいう行動起こしちゃうかもしれないし」

秀吉「……明久!」

明久「……秀吉!!」

   「「大好き!!」」

          ギュッ!

秀吉「って愛を確認しおうてる場合じゃなかった! 明久、さっさとこの血を落とすぞ!」

明久「えー、僕もう少し秀吉に抱きついてたい。秀吉柔らかくて抱き心地がいいし、なんていうか凄くいい匂いがするし……」

秀吉「あ、こら、馬鹿!! 何処を触っておるのじゃ!! 髪を嗅ぐな!! ほら、離れるのじゃ!!」

秀吉「さっさと離れんかぁ~、動きづらいのじゃ~」

明久「秀吉、秀吉ー」

美波「……」

瑞希「……」

秀吉「むぅ……わ、分かった。抱きつくのは許す、じゃが頬をすりつけるのはやめい。 
    ムッツリーニが死ぬ気で取ってくれたノートが写せんじゃろうが」

明久「秀吉のほっぺたモチモチだよねぇ~……」

   『……議長!!』  『議長、殺害許可を』  『いや、こんな時に脳内フィルターを使うのだ!! 想像しろ、あれは……木下秀吉と、アキちゃんだ!!』
   『木下秀吉と……アキちゃん?』  『アキちゃん!!?』  『そうだ、あれは木下秀吉とアキちゃんだ!!! どうだ!?』

   『『『『『『『最高です!! こりゃあもう最高です!!!!』』』』』』』

              ブシャアアアアアアアアアアアアアアア!!!

   『だろう、そうだろう!? 各員携帯カメラを構えて!! ムッツリーニ将軍に特等席と血液パックを!!!』

秀吉「は~な~れ~る~の~じゃ~」

明久「えへへ~」

瑞希「……なんか、最近……明久君、木下君と仲良いですよね」

美波「最近特にね……もしかして、アキ、実は木下の事が……!?」

秀吉「ほれ、明久。お主は書き写さんでいいのか?」

明久「えー……」

秀吉「えーじゃない。ほれ」

明久「ちぇー」

美波「いつも通りっていえばいつも通りよね……」

瑞希「……そこが分かりづらい所なんですよね。もっとはっきりした行動に出てくれれば分かるんですけど」

美波「でもでも!! いくら木下でも、性別の壁は越えられないだろうし!!」 (←キス一回)

瑞希「で、ですよね!!」 (ほっぺたにキス一回、酔って絡むこと数回)

明久「あ、ねえねえ秀吉、ここなんて読むの?」

秀吉「うむ? えーっと、『ごぶれい、あたまハネです』じゃな……ちょっと待て、これはノートではないぞ」 (キス数十回、ハグ二回、膝枕・ディープキス予約)

美波「まだ勝ってるよね!!」

瑞希「はい、まだ勝ってます!!!」

康太「…………ベストショット!」

   『ムッツリーニ将軍を胴上げだ――――!!!』

   『『『『『わっしょい!! わっしょい!!』』』』』

―――

明久「……今朝まで反省文書いたのに……学校でも反省文書くのか」

秀吉「まぁ、よいではないか。ほんの五枚じゃ」

明久「確かに、姉さんに書かされた反省文なんて途中から自伝小説になってたからね」

秀吉「自伝小説か、ちょっと読んでみたいのう」

明久「姉さんが添削して返してくれたら読ませてあげるよ」

秀吉「楽しみにしておこう」

秀吉(……これは、あれか)

秀吉(もしや膝枕をする絶好のチャンスではないのか?)

秀吉「明久よ」

明久「なに?」

秀吉「……はやく終わったら、その、この前言っておったアレ、やってやってもよいぞ」

明久「この前? ……この前、この前……」

―――

美波「この前言っておった、アレ……?」
瑞希「この前のアレって、なんでしょう?」

秀吉「覚えておらぬか? ほら、約束したじゃろう、保健室で」

明久「……ああ、後頭部!!」

秀吉「……あっておるのだが、その言い方はどうなんじゃ?」

―――

美波「後頭部?」

瑞希「……後頭部って……ここですか? ……もしかして、木下君のポニーテール姿とか!?」

鉄人「何をやっとんだ、お前らは」

美波「げっ! に、西村先生!!」

鉄人「そこは問題児を突っ込んでおく場所だ。用が無いなら帰れ」

瑞希「え、で、でも! もう少しだけでいいんです!! と、とりあえず、後頭部がなんなのかが分かるまでだけでも……!!」

鉄人「帰れと言ったんだが、聞こえなかったか?」

美波「……瑞希、帰ろう」

瑞希「うう……はい……」

・ ・ ・ ・ ・ ・

鉄人「……吉井が逃げないようにと見回りに来たが……何やっとんだ、あの二人は」

明久「俄然やる気が出てきた!!」

    ガラガラ

鉄人「……よし、居るな」

明久「あ、待って下さい先生!! あと三十秒で終わらせますんで!!」

鉄人「なに? ……ちゃんと書いてるんだろうな?」

明久「はい!! 要は百五十枚分の内容を五枚に縮めればいいだけでしょう!?」

鉄人「……言っている意味は分からんが、まぁ、ちゃんと書けばそれでいい」

明久「うおおおおおおおおおおおお!!!! 待ってろ僕の夢ええええええええええええええええええええ!!!!!」

秀吉「す、凄い気迫じゃ……こんな明久今まで見たこと無いぞ……」

明久「出来たああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

鉄人「ほう、なかなかやるじゃあないか吉井。木下、お前は?」

秀吉「うむ、ここに」

鉄人「…………よし。手抜きもないな。今日は帰って良し。今後はあんなことするんじゃないぞ」

明久「ありがとうございます!! 僕の夢の為にありがとうございます!!!!
    お疲れ様っしたああああああああああああああ!!! よし、帰ろう秀吉!!!」

秀吉「う、うむ。そうじゃな! ではの西村先生」

―――

明久「ただいま!!」

玲「ああ、アキくん。おかえりなさい」

明久「よし、秀吉!! 寝よう!!」

秀吉「明久! その言い方には少なからず語弊がある。言い直すべきじゃ!!」

玲「……木下君、ちょっといいですか?」

秀吉「い、いや! あ、義姉上、違うんじゃ!! そういう意味じゃなくてじゃな!!」

明久「じゃあ僕部屋に居るから!!」
                              ドタドタドタ

秀吉「……あやつ、行きおった……何の説明も無しに……あ、あのじゃな義姉上、これは」

玲「深くは問いません」

秀吉「……へ?」

玲「ただ、これを渡しておきたくて」

秀吉「こ、これは……コンドームではないか!! 勘違いをしておるぞ義姉上!! じゃからそういうことでは!!!!」

玲「いくらアキくんが急かしてもちゃんと付けるようにしてくださいね」

秀吉「ち、違うんじゃて!! 話を……どうして明久の家族は人の話を聞かん奴らばかりなんじゃ!!!!」

明久「さあ、秀吉!! カモン!! カモンヒア!!!!」

秀吉「……あ、明久……目が怖いぞ?」

明久「今の僕の目なんて今朝の秀吉の目に比べたらただのエロい目だから!!!」

秀吉「それがいかんというとるんじゃ!!」

明久「あ、そうだよね!! なんで気付かなかったんだろう! 僕座布団持ってくる!!」

秀吉「いや、正座は足がしびれるとかそういう問題でもなくてじゃな!」

明久「じゃあなに? 焼き肉? 持ってくる?」

秀吉「……いや、いい」

秀吉(……………………これ以上明久を放置しておくと何を仕出かすかわからんし……ちゃちゃっとやってしまおう」

秀吉「ベッドの上に座るぞ」

明久「うん!!!」

秀吉「……よし、こい」   ぽむっ

明久「いただきます!!!!!」

         ガバッ!!

秀吉「わ、な、いきなり何を! 待て、ワシをベッドに押し倒す出ない!! そういう約束ではないじゃろう!? ……ん、ぷは! キスでごまかそうとしても、こ、今回ばかりは駄目じゃ!!
    まだ、後ろの開発が……いや、それよりもローションを、じゃなくて、コンドームを!! ではない!! 離れい、今は膝枕じゃ!!!!」

明久「調子に乗ってすいませんでした……」

秀吉「まったく……そういうのはまだ早い。いや、嫌だというわけではないのじゃ! ワシだってそういう事に興味もあるし……
    じゃが、そういう事をするにはこっちにも準備が必要でな」

明久「……はい」

秀吉「もう少し時間をくれ……今から出来る限りはやく、その、まぐわう事が出来るようにするからの。
    その、あれじゃ、もう少し、本当にもう少しだけでいいんじゃ。な?」

明久「……うん。ごめん。僕もちょっと理性が飛んでた」

秀吉「ごめんの? 今日は、その、膝枕だけで、な?」

明久「うん、分かった。では早速、よろしくお願いします!」

秀吉「うむ。よろしくお願いされます」

     ぽすっ

明久「……」

秀吉「……どうじゃ?」

明久「……もう、至福……ここが天国なら僕一生転生とかしないと思う……」

秀吉「それは喜んでいいのか……悲しんでいいのか……」

明久「えへへ、しゃーわせー」

明久「……天に秀吉を仰ぎ、地に秀吉を枕す。世の贅沢此処に極まれり」

秀吉「明久はどうしてこういう時だけ難しい言葉を使うのじゃ」

明久「秀吉もきっと秀吉に膝枕してもらったら分かるよ」

秀吉「もっと物理的に可能な事で例えて欲しかったのう」

明久「んー……僕にはこれ以上に幸せだったことが無いから固tり状いい例えが分からない」

秀吉「なんじゃそれは」

明久「……ねぇ秀吉」

秀吉「うむ? なんじゃ」

明久「……ちょっと、お願いしたい事があるんだけど……駄目?」

秀吉「駄目? と言われても、何がか聞かんと判断のしようがないぞ」

明久「…………頭撫でて欲しいんだけど、駄目?」

秀吉「……よし。頭を貸してみろ」

明久「はい!! …………あはぁん……」

秀吉「どんな声を出しておるんじゃ、お主は」

秀吉(……ああ…………なんかこうしておるとワシも幸せじゃ)

秀吉「……」

明久「……すかー……すぴー……」

秀吉「……寝ておるの。まぁ、仕方が無いか……徹夜明けなのに気を張りっぱなしじゃったしの」

秀吉「……ふふ、幸せそうな顔じゃなぁ……」

明久「……んん……」

秀吉「ひうっ!? こ、こら! 人の腿の上で寝がえりを打つな!! そこにはワシの……
    ……寝ている奴に言うても仕方が無いか。起こしてまで言うことではないし」

秀吉「……あまり寝返りを打つでないぞ明久。ワシも不覚を取らんよう、鉄の理性、鉄の理性じゃ……」

――― 

秀吉「……うむ?」

秀吉「おお、もう八時か。明久の寝顔を眺めながら頭を撫でるのに夢中で気付かんかった」 

秀吉「……しかし困った」

秀吉「この状態ではトイレに行けん……」

秀吉「明久を起こしてしまうのはちともったいないし……しかし、明久が自然に起きるまでこのままでは流石に……」

秀吉「……朝まで、我慢できるものか……無理じゃろうなぁ」

もう深夜じゃんか
お前らも寝よう
俺も寝るから

誤字見つけたから一応

>>200
押し倒す出ない → 押し倒すでない

>>208
固tり状 → これ以上

寝ようと思ったが続行、今日頑張って明日早く寝る
あと俺の部屋に羽アリ逃がした奴出て来い

―――

秀吉「……十時」

秀吉「……そ、そろそろやばいかもしれん……いや、やばい……これはそろそろ、やばい……!」

秀吉「明久、起きる気配が無いのう」

秀吉「……このまま漏らしてしまっては大惨事じゃし……」

秀吉「あ、明久ー、起きろー! そろそろワシの膀胱が限界じゃー!」

明久「……むにゃ……うゆ……」

秀吉「あ、ひゃあ……だ、だめじゃて! い、今そこは!! 今そこは本当にやばいんじゃ!!
    顔をうずめるでない!!! あ、だめ……それ、それ以上は……あ、ああ……」

     ガチャ……

玲「…………」 ジー

玲「…………ちっ」

     バタン

秀吉「あ、義姉上!!! 助けてくれ!!!! これ以上は限界、いや、もう既に限界なんじゃ!!!!」

     ガチャ!

玲「Hな声が聞こえてきたから覗いてみたのに、非常に残念です」

玲「つまり、飲尿プレイ」

秀吉「もうそれでもいいからはやく、はやく明久の頭をどかしてくれぇ……」

玲「むぅ……突っ込みが無いと姉さんいささか不安になっちゃいます。
  それで、秀吉君の代わりに私が膝枕をして朝まで楽しめばいいんですね?」

秀吉「い、いや。五分ほどで大丈夫じゃ。一晩も変わらんでも……」

玲「……秀吉君、今何時かわかりますか?」

秀吉「夜の十時じゃ」

玲「そう、夜の十時。ここからはアダルトオンリーで姉さんの色気の見せどころなあふんあふんタイムが始まるんです。
  だから秀吉君。子どもはさっさとゴーホーム、そして始まる姉さんとアキくんの禁断の愛。蜜月……ふふ」

秀吉「……いや、そこは明久の義姉上じゃろうと譲れん。明久にそんなことされるというのならここで漏らした方がマシじゃ」

玲「……そうですか。ここまで追い詰められても意志を曲げないとは、さすがは頑固者のアキくんの恋人を名乗るだけはありますね……
  では仕方がありません。今度三人で色々しましょう。それで今回は手を打ちます」

秀吉「そ、それは……それは……うう…………よし、ではそれで!!」

玲「はい、アキくん。ここからは姉さんのお膝で寝ましょうね~、よいしょ」

明久「…………くかー……」

玲「……アキくん……そんな所に息を吹きかけられると姉さん……」

秀吉「襲うでないぞ!! 襲ってはいかんからな!!!」

秀吉(大丈夫の筈じゃ……明久の義姉上は確かに明久の事が大好きじゃが……約束は守るお方じゃ)

優子「遅かったじゃない」

秀吉「おお、姉上。起きておったのか」

優子「アンタみたいに不健全な理由でおきてたわけじゃないわよ。こっちは受験を視野に入れて教科書浚い直してるの」

秀吉「大変じゃのう……息抜きもした方が良いぞ」

優子「息抜いてばっかりも疲れるのよ。やっぱりメリハリをつけないと」

秀吉「うむ。それもそうじゃな」

優子「アンタも色恋ばかりにかまけてないで勉強しなさいよ」

秀吉「失礼な。ワシだって色々勉強しておるんじゃぞ」

優子「……何のよ?」

秀吉「もちろんれん」

優子「恋愛の勉強とか歯の浮くようなセリフ言ったら色々折る」

秀吉「……れん、煉獄の存在についての勉強を……」

優子「煉獄ねえ……なんでそんなものを勉強の対象に……うちの学校倫理は教えてないはずだけど」

秀吉(……あああ、勢いでとんでもないことを言ってしもうた……)

―――

秀吉「……よし、今夜はビシッと弄ってみようか!!」

秀吉「明久もやはりそういう事に興味はあるようじゃし……
    まずは、そう、ぎこちなくでもよいから、明久を受け入れられるようにならんと」

秀吉「……ひゃう!……うう、しかし、ローションは冷たいのう……これからは少し冷たいと辛いし……
    人肌くらいにあっためて使ってみようか……いや、家族にばれずに温めることができるか……」

秀吉「いや、そうじゃない。……よし!!」

秀吉「ローションよし! タオルよし!! タオルセット!!」

秀吉「……むぐ!!」

――― 20分後

秀吉「……ふー……ふー……ふ、んふぅ……ふっ……! ……ふっ!! うぅん……」

秀吉(いい感じじゃ……この前よりも気持ち良い……この調子なら、すぐにまぐわう事も出来るようになりそうじゃ……)

秀吉「…………ふ、ふー!! ふ、ん……ん!! んんん……ん……ふっ……ふっ……」

秀吉(し、しかし、こんなに気持ちいいのか? これは自分で自分のを慰めるよりも数倍気持ち良いぞ……
    うう……前の方も大きくなっておるが……こっちを弄って変な癖がついてしまっては困るし……)

秀吉「……ん!!…………んん!!」

秀吉(これは、駄目じゃ……ここを好きな人に……明久に弄られてしまったりしたら……すぐにメロメロに、骨抜きになってしまう……)

秀吉「……ん? ……ん、んん?」

秀吉(……なんじゃ? ……なんか、こう、奥の方からぐいぐい、上がってくるような感じが……)

秀吉「……ふっ、ふっ、ふー、ふっ、ふぅんん!! ん、んふ、ふっ!!」

秀吉(これは、もしかしてアレか? 射精のように、ここから、加速度的に気持ち良くなるとでも……
    ちょっと待て、今でもこんなに気持ちが良いというのに……これ以上なんて……そんな事になったら……)

秀吉「ふっ、ふっ、ふっ、ん、んは!! んふ、んはあ!! ん、んん、んんんん!!」

―――

秀吉「……っはぁ、っはぁ……」

秀吉「これは、これは、駄目じゃ……こんなの続けておったら……これのことしか考えられんくなる……
    ……これ、こんなの、もう、これ以上は……」

秀吉「うう……弄ってもないのに射精もしておるし……ワシはもう本物の変態じゃ……明久と付き合ううちに、変態になってしまったのじゃ……」

秀吉「……今になって何やら、色々な人に申し訳ない気持ちがひしひしと……」

秀吉「……しかし、工藤は……ここを使って×××を××××したり××××したりするとさらに気持ちよくなると言っておったよな……」

秀吉「これ以上気持ちよくなるなぞ考えられん……頭が溶けてしまうんじゃなかろうか……」

秀吉「……」

秀吉「今日はもう寝よう。明日考えよう……」

―――

愛子{つまりそういうこと。分かった?}

優子「うん。ありがと。なんだかんだで愛子も頭いいのよねぇ」

愛子{あはは! ボクは保険体育ならもっと得意だけど?}

優子「……あー、今ふと思い浮かんだんだけど」

愛子{何?}

優子「いや、いま、本当にふと思い浮かんだだけなのよ?
    別にその、現場に遭遇したとかそういうわけじゃないんだけど……男って現実でもお尻とかで気持ちよくなれるの?」

愛子{んー、なれるよ}

優子「……なれるの?」

愛子{ほら、優子の持ってる本でも少なからずそういう描写はあるじゃん}

優子「あれは漫画だから。それにあの穴はやおい穴だから」

愛子{やおい穴ねぇ……まあ漫画になるくらいだから気持ちよくなれるもんなのさっ。
    実際、同性愛者の人とかはあっちを使って愛を確かめ合うわけだし}

優子「……吐き気がしてきた」

愛子{失礼だよー、それは流石に}

愛子{ただ、木下君……ああ、弟君の方ね。彼は要注意だよ}

優子「……なんで?」

愛子{えっとさ、普通後ろの穴の開発ってけっこう時間かけてやるもんなんだよ。
    それこそゆるゆると一カ月くらいかける勢いでさ}

優子「それが?」

愛子{弟君から聞きだした情報によるとなんでも一回目で結構いい線までイってたって言ってたからさ。
    素質があるっていうのは悪いことじゃないと思うけど……自制を効かせずにヤりまくる事になったら……}

優子「……」

愛子{そのうち吉井君にメロメロになっちゃうかも}

優子「……今が上限いっぱいな気もするけど、今以上に?」

愛子{今の三十倍くらいに}

優子「……ごめん、電話切る」

愛子{うん? 別にいいけど。どうかした?}

優子「少し矯正かけてくる」

愛子{頑張れ~}

明久「……秀吉、凄い絆創膏だね」

秀吉「うむ、昨日なぜか姉上に寝込みを襲われてな。……そういう明久は、キスマークばっかりじゃの」

明久「なんとか貞操は死守できたけど……僕が貞操に執着している間に色々と……うう、色々と悪戯を……」

玲「すみません。手は出さないという約束でしたが……こう、深夜独特のテンションでムラムラっと来て」     つやつや

秀吉「……明久、そのキスマークはいつごろ消えるかの?」

明久「大半は口紅だから洗えばすぐに落ちるだろうけど……服の下の隠れる辺りに何個か歯形も残ってる」

玲「すみません。食べちゃいたいくらいかわいかったので」  つやつや

明久「だからって噛みつくこと無いじゃないか!! ほんとに、ほんとに痛かったんだよ!?」

秀吉「……」

玲「すみません。その、一回キスした瞬間に色々と歯止めが聞かなくなりまして……ふふふ、アキくん可愛かった」

秀吉「…………明久、こっちにこい」

明久「へ? どうしたの、秀吉」

秀吉「首をちょっと見せてみい。こう、シャツを引っ張って」

明久「えっと……こう?」

秀吉「首元には残っておらんのだな。うむ、好都合じゃ」

明久「へ? なにが……あ、へえあ!? ひあ、あ、あ、あひゃあああ……ひ、秀吉、僕の首元に何を……」

秀吉「……ぷはっ! お手製キスマークじゃ。義姉上ばかりに明久をいいようにされるのは、なんというか、その、もやもやするのでな」

玲「あら、では姉さんももう一個」

秀吉「いくら義姉上とは言えそれは許さん。大体、義姉上は昨日夜通し明久にキスマークを残しておったんじゃろう?」

玲「失礼な。歯型も五カ所残してます。脇腹に三つと腿のあたりに二つ」

秀吉「……ちゃんと約束して、ワシはそれを信じておったというのに……主様は……」

玲「ああ、約束と言えば。いつ、三人で色々しましょうか? 姉さんにも都合があるので早めに教えてくれると……」

明久「え、色々って……何するの?」

玲「今朝までの続きですよ……ア・キ・ヒ・サ・さん♪」

明久「やめて!! そんなまるで体中の隅々まで知り尽くしてる間柄みたいな甘ったるい呼び方で僕を誘惑しないで!!!!
    僕は嫌だって何度も言ったのに!! 僕が股間を守れば姉さんは執拗に体中にキスを繰り返して、それを止めようとすると股間に、股間に……!!」

秀吉「……義姉上、ワシとの約束を守る気は本当にあったのか?」

玲「…………あら、もうこんな時間」

秀吉「無かったのか! もしや最初からワシがおらぬ間に明久を手篭めにしようという腹積もりじゃったのか!!」

玲「さて、どういう意味でしょう。姉さんボストン暮らしが長かったせいか秀吉君の言っている日本語が良く分かりません」

頭が働かないからやっぱ仮眠だけはとってくる

保守ばっかじゃねーか落とせよこのスレ
俺は寝るから

ID変わってた
これも仕事終わって飯食って仮眠再開の準備をしたせいだ

明久「……」

秀吉「……」

明久(……朝から色々あって、おはようのチューできなかったなぁ……)

秀吉(……ううむ、今朝は義姉上が言っておったディープキスという奴を試す気満々だったがために……余計に悶々としてしまう……)

明久(いっその事その辺の茂みに連れ込んでチューだけでも……駄目だよなぁ。部屋の外でやったら秀吉怒るだろうし)

秀吉(いっその事今日は休みという事にして明久の家で一日中……
    いや、義姉上がおる限りあそこはもはや敵地じゃ……使う事が出来ん。かといってワシの家に帰るというのも……)

明久(……秀吉今日は無口だなぁ、考え事してるのかな?)

秀吉(……明久の奴嫌に無口じゃな。義姉上にされた事を気にかけておるのか……それとも何か別の事を……)

明久(ああ、ダメだ。可愛すぎる……あんまり見つめてると、我慢が……)

秀吉(そういえば昨日のあれでもうだいぶ気持ちよくなれたし……一度明久と試してみるというのも……)

明久(……ああ、思いっきりだきついて顔をすりよせたい……)

秀吉(駄目じゃ、明久の顔を見ておるとどうもそっち関係のことしか思い浮かばぬ……瞑想、瞑想……)

明久(ハッ! いけないいけない、秀吉の為にも、我慢我慢……)

秀吉「……」

明久「……」

康太「……珍しい」

明久「あ、おはようムッツリーニ」

康太「…………喧嘩?」

明久「何が?」

康太「……いつもはもっと楽しそう」

秀吉「ああ、いや、そういうわけではなくてじゃな。今朝は、その、色々と……」

康太(……やっぱり、明久が部屋から連れ出された後で、何かが…………
    …………明久と、秀吉が自然と無口になるような何か……………………)

                        ドバドバドバドバ

秀吉「どうしたのじゃ、いきなり鼻血を出して」

康太「…………妄想が、進んだだけ」

明久「もー、朝っぱらからどんなこと考えてるんだよムッツリーニ!」

康太「……すまない」

秀吉「いや、謝らなくてもよいが……大丈夫か? 結構な量じゃが」

康太「…………輸血済み」 コクリ

―――

瑞希「……」 ジー

秀吉「……」

美波「……」 ジー

秀吉「……あー、姫路に島田。さっきから一体何を見ておるんじゃ?」

瑞希「……後頭部です」

秀吉「後頭部? ワシの後頭部に何かついておるかの?」

美波「いや、何もついてないなぁって……」

瑞希「おかしいですね、何かあるんじゃないかなって思ったんですけど」

秀吉「いくら待ってもワシの後頭部は何も変化せんぞ」

美波「……うーん……何か起こらないの? 例えば、ほら、髪が伸びていきなりポニーテールになったり」

瑞希「おもむろに髪をかきあげて髪をポニーテールにしたり」

秀吉「お主ら、今日は熱でもあるのか?」

美波「……何のことだったんだろう」 ジー

姫路「……後頭部、後頭部」 ジー

明久「ね、ねぇ、秀吉」

秀吉「なんじゃ?」

明久「あのさ……ううん、やっぱ、なんでもない」

秀吉「…………ふむ」

美波「……あの二人、コソコソ何話し合ってるのかしら」

瑞希「……」 ジー

秀吉「……明久、お主まさか、昨日ワシが冗談で言った『トイレに三日間行かなければなんでも奢ってやる』というのを真に受けておったのか!?」

明久「……え、そ、それ何の……むぐっ!?」

秀吉「まったく! 人間の身体は排泄を行わずに生活できるようになぞ出来てはおらんのだ。まったく、無茶しおって。
    ほれ、仕方がない奴じゃな。トイレまで連れていってやろう」

明久「え、秀吉、ちょ、ちょっと!!?」

     ガラガラ

美波「三日間、トイレに行かなければなんでも奢るって……なにやってんのよあいつ等」

瑞希「美波ちゃん、私ちょっと男子トイレに忘れ物を」

美波「瑞希、アキが気になるのは分かるけどその発言はどうかと思う」

――― 男子トイレ

明久「ちょ、ちょっと秀吉!! 僕たちそんな約束いつしたの!? もしかして僕が寝てる間に……」

秀吉「……誰もおらんな。よし、明久。そこの個室に入れ」

明久「へ、な、なんで……」

秀吉「ほれ、はやく入るんじゃ」

明久(ひ、秀吉とそんな約束をした覚えないのに、何故か約束を結んだことに……っていうか秀吉、目が笑ってない……)

秀吉「……」

明久「わ、分かったよ……それじゃ、入るね」

     がちゃ

       バタン

秀吉「明久」

明久「あ、あのさ、秀吉、僕そんな約束……んん!?」

秀吉「……ん、んちゅ、んん……ぷは……えへへ、明久じゃあぁ……」

明久「え、えええええええええええええ!!? え、な、何やってるの秀吉!? いや、嬉しい!! 密室でこの密着具合はもの凄く嬉しいんだけどさ!!!!
    こ、ここ学校だよ!? 例えトイレだっていきなり抱きついてキスなんてしたら……むぐっ!! ん、んちゅ、んん、んあ、だ、ダメ!! もし誰かにばれたら!!」

秀吉「……んちゅ……すまぬ、約束を破ってしまって……じゃが、じゃが……その、我慢出来んかったんじゃ……」

明久「が、我慢できなかったって……朝チュー出来なかった事?」

秀吉「……そ、それもあるが……そっちではなくてじゃな」

明久「え、じゃ、じゃあやっぱり何か僕が知らない間に約束を……」

秀吉「……今朝はなんとか我慢しておったんじゃが…………
    時間がたてばたつほど許せんくなってしまう……いくら義姉上とはいえ、明久を手篭めにしようとするなぞ……」

明久「……えっと」

秀吉「すまぬ、明久……約束、破ってしもうて……じゃが、じゃが……例え義姉上じゃろうと、明久を渡したくないんじゃ!!」

明久「……秀吉」

秀吉「こんな男ですまん! 軽蔑してくれても構わぬ!! じゃが、じゃが、ワシは、明久が誰か他の女性と仲良くするのを見るのが嫌じゃ!!
   例えそれが義姉上だろうと、姫路だろうと、島田だろうと、ムッツリーニだろうと!!」

明久「ストップ秀吉!! 最後がちょっと気になるんだけど僕!!!」

秀吉「……のう、明久」

秀吉「……あの、えっと……その、ただのヤキモチで一方的に約束を破ったワシを許してくれとは言わん……
    じゃが、その……せめてワシの事を嫌いにならんで欲しい……」

秀吉「…………ワシは、やっぱり明久のことが、好きで好きでたまらんのじゃ」

明久「………………」

秀吉「……すまん」」

明久「……秀吉」

秀吉「……」

明久「可愛いなぁ、やっぱり」

秀吉「へ?」

明久「ほら、こっちにおいで」

秀吉「う、うむ……」

    ぎゅ

明久「あー、やっぱり秀吉抱き心地がいいや。髪もいい匂いだし」

秀吉「あ、その……明久……お主ワシの言っておったことを聞いておったのか?」

明久「秀吉も結構バカだよねー」

秀吉「……どういう意味じゃ?」

明久「まずヤキモチ焼いたくらいで僕が秀吉を嫌いになるわけないじゃない。
    むしろ嬉しいくらいだよ。秀吉が僕の事本気で思ってくれてるって分かって」

秀吉「あ、明久、その、一心不乱に頬を擦りつけながら言ってもかっこよく聞こえんぞ? いや、十分かっこいいんじゃが!!」

明久「それに……実は僕だって我慢できなくてさ。
    さっき話しかけた時秀吉を屋上に誘おうとしてたんだ。……最悪押し倒してでもキスするために」

秀吉「…………お主という奴は」

明久「まさか秀吉から閉じ込められてキスされるとは思わなかったけど」

秀吉「それはすまぬ」

明久「あ、じゃあ僕も謝っておくね」

秀吉「何をじゃ?」

明久「ごめん、秀吉の言葉聞いたら我慢できなくなっちゃった。
    たぶんここから出るの、三時間後くらいになるかも」

秀吉「……うむ、許す。その代わり、ワシの愛もちゃんと受け止めてくれよ?」

明久「うーん……愛する秀吉の頼みなら仕方ないか!」

秀吉「……ふふふ、今朝のことを忘れるくらい愛してやるからの」

明久「お手柔らかに」

―――

もう一回仮眠
二時間くらいで戻らなかったらスレ落としても結構です

つられて俺も投下します

―――

秀吉「……そういえば、あれは守るべきなのかのう……ん」

明久「ん、んちゅ……あれって?」

秀吉「ほれ、義姉上の言っておった条件じゃよ。キスは一日十回までと決めたろう?」

明久「ああ、そうだったね……でもさ、既に破ってるよね? んー」

秀吉「……ん、んん、んぬ、うん……う、うむ、そういえばそうじゃのう。そろそろ二十回目くらいじゃったか?」  (56回目)

明久「うーん、たぶんそれくらいだと思う……んむ、んん」 (57回目)

秀吉「…………そうじゃ、明久。あれ、覚えておるか?」

明久「あれって?」

秀吉「義姉上の言っておったディープキスじゃよ」

明久「ああ、舌をぬっちゃぬっちゃ……やってみる?」

         ボタボタボタボタ

秀吉「鼻血が止まったら、一度試してみるか」

―――

瑞希「ど、どこの男子トイレに二人は……」

明久「よし、これで大丈夫だよ!!」

秀吉「鼻に詰め物か……辛くはないか?」

明久「秀吉とHなキスをするためならどんとこいだよ!!」

秀吉「ははは、鼻に詰めたトイレットペーパーがもう真っ赤ではないか。このエロ久め」

明久「エロ久結構!! さあ、秀吉!! レッツぬっちゃぬっちゃ!!!」

秀吉「……よし、行くぞエロ久」

明久「よっしゃあ!! ……んむ」

秀吉(ここまでは普通……ここから、舌を使うのか? ううむ……工藤の言っておったやり方なら、こう、舌を上手いこと相手の口の中に潜り込ませて)

明久「んにゃ!? ん、んなはぁ……ん、んあ! ん、んむ、んん……」

秀吉(おお、明久も気持ちよさそうじゃ。これでよかったみたいじゃな……
    今の明久の顔、可愛かったのう……どれ、もう一度)

秀吉「ん、んちゅ……んは、んん……」

明久「ひ、ひにゃ、ひにぇ……んむ、んああ……ん、んん……んむむ、んふ、んん……」

秀吉(義姉上の言っておったことが良く分かった。これは一日に三度くらいが限度じゃろうな……
    こんな明久の顔を日に何度も見たら、ずっと、それこそ一日中こうしておきたくなる……)

秀吉「……んちゅ」

明久「ん、ん、ぷはぁっ!! ひ、秀吉、ちょっと、ちょっと、タイム!! んにゅ!!」

秀吉「……ん、んん……んちゅ、んちゅ……ふっ……ふにゅ……」

明久(これはヤバイ、ずっと秀吉に主導権を握られっぱなしだ! ここは一気に反撃に……ふぁ、んん。
    ダメだ、秀吉の攻めが的確に僕の攻撃をはたき落としてくる、攻めに転じる事が出来ない!!  ん、んはふぅ……」

秀吉(……明久、可愛いのう……ん?)

秀吉(明久のズボンのあれは……あれか。キスだけであんなに大きくしおって、はしたない奴め……まあ昨日触らずに射精したワシが言えたことではないが。
    これは……うむ、キスした責任を取ってワシが処理してやるべきじゃろうなあ)

秀吉「……んは、あ、明久……ズボン、降ろしてもよいか?」

明久「……へぁ……ふぇ!? ず、ズボンって……どっちの!?」

秀吉「さて、どっちのじゃろうなぁ。ヒントは二人のうちよりHな方じゃ」

明久「……秀吉?」

秀吉「残念、正解はエロ久じゃ」

      かちゃかちゃ

明久「あ、駄目、秀吉! 今脱がされると僕の息子が!! んむっ、んちゅ……ぷはっ」

秀吉「……五月蠅い口は塞ぐに限る。では降ろすぞ」

秀吉(おお、あれが明久の……他人の物を見たことが無いが……結構大きいのう)

秀吉(……とりあえず、自分でするように、手で擦ればよいのかな)

     ぴと

明久「ふにゅ!!」

秀吉「……」

     ぴと

明久「ふにゃ!!」

秀吉(……可愛い)

秀吉(……熱い……これが明久のか……これを……)

明久「んふっ!! ん、んにゅ、んは!! 秀吉、こ、これは、これは……んむ、ん、んちゅ!!」

秀吉(……しかし舌を動かしながら手も動かすというのは少々難しいのう……話しながら手を動かすのは得意なんじゃが……舌限定になると……)

明久「ふ、ふへぇ!! ん、んぬ、んにゃ、はぁ……ん、はっ、はっ……!! んん……」

秀吉(手で擦りながら、天辺を撫でるように……裏をくすぐるように……
    明久は正直者じゃのう、工藤から教わった『気持ちいい場所』を撫でると身体を震わせて……)

明久(な、なんで秀吉こんなにうまいの!? その道のプロかなにかなの!!?)

秀吉(……なんかこれでは、見方によっては、ワシが嫌がる明久を押さえつけて無理矢理襲っておるようにも見えるのう)

秀吉「……ぷは」

明久「ふぇ、は、ひあ、ひ、秀吉ぃ……?」

秀吉「うむ、なんじゃ?」

明久「お、終わり、なの?」

秀吉「……いや、なんというかその……明久、嬉しそうじゃないし……ワシ、やりすぎておったのかもしれんと思って……」

明久「へ?」

秀吉「すまんかった。ここまでやる約束では無かったしな。さっき行き過ぎた真似をしてしまったと謝ったばかりなのに……本当にすまん」

明久「……あの、つ、続きしないの?」

秀吉「いや、今日はもうここまでにしておこう……うん、また今度、もっとお互いの親睦を深めてから……」

明久「え、えっと……その、秀吉!!」

秀吉「……なんじゃ?」

明久「あ、あのさ、えっと……今、すごく気持ちよかった……し……嬉しかったよ?」

秀吉「そう言われると嬉しいの。では、明久。そろそろ出ようか」

明久「ああああ、待って!! あ、えっと僕も嬉しかった……いや、回りくどいとあれだし、その……あーでも、えっと……秀吉!!」

明久「つ、続き……しよ?」

秀吉「……」

秀吉(……上目遣いは、さすがに反則じゃ……)

明久「だ、駄目? あ、いや、秀吉が嫌って言うんなら別にやめてもいいんだよ!?
    でも、でも、僕はその、ほら、気持ち良かった、いや、そうじゃなくて、秀吉大好き! いや、これでも無くて!!」

秀吉「……五月蠅い口はどうするか覚えておるか?」

明久「へ?」

秀吉「んちゅ」

明久「あ、ん……んふ……えへへ、ん、んん……」

秀吉(駄目じゃ……なんでこんなに嬉しそうな顔が似合うんじゃコイツは……
    ……よくワシの事を性別秀吉とか茶化しておる奴がおるが……それは明久にも言えることだと思うんじゃが……)

明久「…………ん、んあ、ひ、秀吉、その……」

秀吉「うむ」

明久「ん、んふっ、ふっ、ふー……んん、んちゅ、ん、んあ、んふ!」

秀吉(……気持ち良さそうじゃ……良かった……明久も嫌じゃなかったんじゃな……
    これは、全力で、気持ちよくしてやるしかないのう……)

明久「ん、んは、ひ、秀吉……だ、だめ、ぼく、んむ、ん、んん、僕もう……ん」

秀吉「うむ、いいぞ。まだ夏服じゃからな、服にもつかんじゃろう」

明久「う、へ、あ、だ、だめ、で、出ちゃう……出ちゃう!!」

・ ・ ・ ・ ・ ・

明久「あ、はっ……はぁっ……で、出ちゃった……秀吉、ごめん……服、大丈夫?」

秀吉「うむ。全部手の中じゃ。……いっぱい出たの」

明久「……うん。秀吉の手が、すごく気持ち良かったから……」

秀吉(……工藤は『男はこれを飲んでやると喜ぶ』と言うておったが……本当かのう……
    ううむ……ほとんど床に落ちて飲む事は出来んから……せめて手についておる分だけでも舐め取っておくか)

     ペロペロ

秀吉(……苦い……)

明久「……秀吉、そ、それエロい……エロ吉だよ!!」

               ドバドバドバドバ

秀吉(うむ、喜んでおるようじゃ)

秀吉「……しかし、苦い」

明久「無理に飲まなくていいんだよ!! それ以上Hな行動されたら僕まだ色々と出ちゃう!!」

                    ブシャァァァアアアアアアアアアア!!!

秀吉「床に落ちた分は?」

明久「拭きとりました!!」

秀吉「ワシの手は?」

明久「綺麗に落てます! 匂いもしません!! むしろ何だかほんのり甘い柑橘系の香りがする気が……」

秀吉「嗅ごうとせんでいい。鼻血は?」

明久「止まりました!!」

秀吉「うむ、ではそろそろ帰ろうかの」

―――

秀吉「……学校の中でやってしまったの」

明久「……ばれてないよね?」

秀吉「…………不安になるの」

明久「まあ、ばれた時はばれたときでさ!」

瑞希「あ、明久君!! 木下君!! 今までどこに?」

明久「あれ、姫路さん……何処って、トイレだよ?」

秀吉「うむ。トイレじゃな。何もおかしくはないじゃろう?」

一瞬落ちたのが怖かったから寝る

ちゃん!

鉄人「お前ら、揃いも揃って二時間目、何処に行ってたんだ」

明久「トイレです!!」

秀吉「同じくトイレじゃ」

瑞希「え、えっと……二人が遅かったので、迎えに……」

鉄人「まったく……一時間もトイレに行く必要なんてあるわけがないだろうが……
    どうせまた吉井がふざけたことを言って二人を引っ張りだしたんだろう」

鉄人「三人は後日二時間目の補習だ。いいな?」

   「「「はい」」」

―――

瑞希「えっと、明久君たちは一時間もトイレで何をやってたんですか?」

明久「なにって……トイレでする事なんてそりゃあ……ねぇ?」

秀吉「限られておるもんのう。なに、と言われても」

瑞希「……本当ですか?」

秀吉「嘘をついて何になるというんじゃ」

瑞希「…………そうですよね。考えすぎかなぁ」

明久「でもよかったー、昨日の今日で反省文は嫌だしね」

秀吉「うむ。ワシもそこまで反省文を書くのは得意でないしな」

瑞希「でも、私はちょっとしてみたかったなぁ。明久君と居残り……」

秀吉「ワシも居ることを忘れるでないぞ」

瑞希「あ、いや、大丈夫ですよ。はい! 忘れてませんから!!」

秀吉「しかし補習も嫌じゃなぁ」

明久「仕方ないよ。授業をサボった僕たちが悪いんだし」

瑞希「……本当にトイレだったんですか?」

秀吉「何度も言わせるでない、トイレじゃと言うておろうが」

明久「そろそろお昼かぁ……秀吉、お弁当持ってきてる?」

秀吉「うむ。明久は……そうか、義姉上が……」

明久「うん……あのさ、少しでいいから分けてくれない?」

秀吉「しょうがないのう。皆に頼んで少しずつ分けてもらうか」

瑞希「あ、あの! 明久君!!」

瑞希「私のお弁当食べませんか?」

明久「……え、えっと、それは……」

瑞希「今日、ちょっと、朝早起きして作ってきたんです! えへへ」

瑞希(最近木下君と仲良さそうにしてるし……私ももう少し大胆にならないと!)

秀吉「……」

明久「……あ、い、いや……そ、そんな」

瑞希「あの、いっぱい作ってきたので! 別に遠慮しなくても……」

明久「遠慮なんてしてないよ!! 僕おなか減ってないし!! うん!! その心遣いだけで胸一杯だから!!!」

瑞希「でも、昼食を食べないと午後の授業に集中できませんよ!! 一緒に食べましょう!」

秀吉「……明久、生きて帰って来るんじゃぞ」

瑞希「もちろん木下君も一緒に!!」

秀吉「な、何故じゃ!? ワシは自分の弁当が!!」

瑞希「せっかくだし三人で一緒に食べましょう! 三人で食べた方がおいしいし、補習の予習もついでにやりながら食べれば」

瑞希(木下君のお弁当がどれくらいのおいしさなのかも知りたいし……)

明久「……秀吉、死ぬ時は一緒だよ」

秀吉「……死にたくない、ワシまだ死にたくない」

雄二「おーっす、明久。お前二時間目……」

明久「あ、丁度いい所に!! 雄二、お腹すいてない!?」

雄二「ん? まあ、昼だしなぁ……なんだ、何か奢ってくれるのか?」

秀吉「実は姫路が弁当を作ってくれているらしくての! 相伴にあずかろうではないか!!」

雄二「……じゃあ、そういうことで」

明久「おっとー!! そういえば姫路さん量大丈夫?」

瑞希「ああ、はい。大丈夫ですよ。『皆で』食べられるように大目に作ってきましたから」

雄二「姫路……無自覚とはいえ、なんてものを量産してくれてんだ……」

明久「『皆で』食べられるように、だってさムッツリーニ」

康太「……じ、自分の分が」 ブンブンブンブン

瑞希「いえいえ、遠慮なさらずに」

康太「…………」 ガタガタガタガタ

明久「ふふふ、一人で死ねるか!!」

秀吉「し、島田もどうじゃ? 皆で一緒に!!」

美波「ウチ? そうね、じゃあウチも行こうかな」

――― 屋上

 ┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"

瑞希「さあ、召し上がれ」

            ┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"

美波「じゃあ、いただきまー」

明久「ストップ美波!! えっと、姫路さん……このおにぎりの中身は?」

美波「普通の塩おにぎりですよ」

雄二「……塩おにぎりなら、あるいは」

康太「…………生き残りの道も」

瑞希「ただ、最近はまだまだ暑いので、腐らないようにおにぎりの中に」

雄二「なんだ、梅干しか?」

秀吉「たくわんか何かじゃろうな」

康太「………………酢飯」

瑞希「防腐剤を入れておきました」

   ((((……終わった……))))

明久「……秀吉」

秀吉「……なんじゃ」

明久「幸せに、ね」

秀吉「お、お主、何を」

明久「……いただきます!!!!」

          ガバッ!!

瑞希「あ、明久君、そんなに急がなくても」

雄二「明久、お前……」

康太「…………愛の力」

美波「あ、アキ!! アンタ一人で!」

雄二「止めてやるな!! アイツは、愛する人のために、ああするしかないんだ……」

瑞希「そんな、愛する人だなんて……えへへ」

美波「ず、ずるい!! アキ、ウチのお弁当も食べなさい!! ほら、食べなさいよ!!」

秀吉「明久!! もういい! ワシも食べるから無理をするな!! な!?」

鉄人「……五時間目もサボるとはいい度胸だな、吉井、木下、坂本、土屋」

雄二「なんと言うべきか」

康太「…………申し訳ない」

鉄人「それで、今度は何処だ? 一時間トイレか? 更衣室にでもいたのか?」

明久「…………少し、三途まで」

鉄人「どうやらお前にはもう一度愛の鞭を喰らわせる必要があるみたいだな、吉井」

秀吉「先生、明久を責めてやらんでくれ。こうなったのもワシらのせいなんじゃ」

雄二(つってもほとんど姫路の防腐剤おにぎりのせいだけどな)

鉄人「全員補習追加+吉井と木下は二度目の罰として校内の清掃活動だ。いいな」

   「「「「はい」」」」

鉄人「よし、では授業を再開する。教科書の85ページを……」

秀吉「……明久、大丈夫か?」

明久「…………秀吉が無事で良かった……」

秀吉「まったく、無茶をする男じゃな……あれだけ吐いたら腹も減るじゃろう。後でワシの弁当分けてやる」

明久「うん、ありがとう」

明久「……こういうのが、お弁当なんだよなぁ」

秀吉「さすがに防腐剤入りの物と比べられるのは……」

明久「…………口に含んでも吐気がしないって素敵な事だね」

秀吉「……そうじゃ、明久。お主、今日、うちに来んか?」

明久「へ? どうして?」

秀吉「義姉上のおる家に明久を帰すのは不安でならんのじゃ……どうじゃろう?」

明久「どうもなにも、秀吉がいいなら僕もそうしたいな。
    今日帰るともう、姉さんから逃げられない気がして……」

秀吉「よし、では今日はそのままうちに行こう」

―――

玲「アキくん……遅いですね」

玲「せっかく、ウナギや山芋や亜鉛錠などをふんだんに使用した精力のつく料理を作って待っているのに……冷めちゃいます」

玲「これを食べたら、きっと興奮したアキくんは……姉さんとくんずほぐれつ……ふふふ」

玲「……避妊具、よし。ローション、よし。勝負下着、よし。ベッドの手入れ、よし」

玲「……アキくんまだでしょうか」

秀吉「ただいまー」

優子「……」

秀吉「ほれ、上がれ。服を貸してやる」

明久「ごめんね。おじゃましまーす」

秀吉「うむ、では部屋に……」

優子「秀吉、ちょっといい?」

秀吉「うむ? なんじゃ義姉上」

優子「話があるからちょっと私の部屋に来てくれるかしら?」

秀吉「ああ、分かった。明久、すまぬが先にワシの部屋に行っておいてくれ」

明久「うん!」

―――

明久「秀吉の部屋、久しぶりに来たけど変わってないなぁ……いつも通りいい匂いがする……」

明久「あ、机の上に……僕の寝顔の写真が飾ってある……」

明久「……えへへ、なんか嬉しいなぁー、こういうの」

明久「……ベッドから秀吉のいい匂いがする……」

   『あ、姉上!! その関節はそう動かすためではなくて、折り曲げるために!!!』

   『……』

       ゴキャアァッ!!

   『はぐぅ!!』

明久「……なんか、今……嫌なやり取りが……」

     ガチャッ

秀吉「……」

明久「あ、ひ、秀吉!! その、今、隣の部屋から……」

秀吉「大丈夫じゃ……いつもの事じゃし……」

明久「なんで腕を庇いながらそんな事言うの? 本当に大丈夫なの!?」

秀吉「う、うむ。姉上は、なんでも、隣に自分が居ることを忘れないようにと言いたかったみたいじゃ」

明久「つまり?」

秀吉「あまりイチャイチャすると、へし折られるらしい」

明久「……大変なんだね、秀吉も」

明久「でも秀吉、秀吉のお姉さんは……その、僕たちの事……」

秀吉「大丈夫じゃ。姉上は認めてくれておる。今日も変な事さえせんかったら泊っていってもよいと」

明久「うーん……いいお姉さんなのか、悪いお姉さんなのか……」

秀吉「優しくてよく出来た姉なんじゃよ。少々手がはやいのが玉に傷じゃがな」

明久「へぇー、じゃあ彼氏とかいるんだろうね」

秀吉「ふむ、何故じゃ? ……言うておくが、浮気は許さんぞ」

明久「だって、秀吉によく似て可愛いし、優しいなら、彼氏の一人や二人くらい……」

秀吉「それがおらんのじゃよ。不思議な事に。本人もそういう事に興味があると言うておるんじゃが……本当に不思議じゃ」

明久「案外、誰かに片思いしてて告白のチャンスを狙ってたりして」

秀吉「ははは、あのズボラで短気で男同士の事の方に興味津々な姉上に限ってまさかそんなこと……」

      ガチャ

優子「秀吉くん、ここの壁が薄いこと知っててそれ言ってるのよね?」

秀吉「は、ははは…………明久、ワシが帰ってこんかったら部屋を好きに使ってくれて構わんからな……」

優子「じゃ、行こうか」

明久「ひ、秀吉ー!!!」

秀吉「……やれやれ、酷い目にあったのじゃ……」

明久「……」

秀吉「まあ、姉上も明久の手前トドメは刺さんでくれたようじゃし、この点には感謝じゃな」

明久「……」

秀吉「……明久? 寝ておるのか?」

明久「……秀吉の服、秀吉の匂いがする……」

秀吉「ワシの服なんじゃから当然……おい、待て。お主どこを大きくしながらそんな事を言うておる。
    駄目じゃからな。ワシはまだ姉上からの折檻で死ぬなんてごめんじゃ!!」

明久「じゃあ、抱きつくだけ!! 抱きついて秀吉の匂い嗅ぐだけ!!」

      ガバッ!!

秀吉「お、おいこら!! いきなり飛び付くな!! ひ、あ、当たっておる!! お主のがワシに当たっておるって明久!!!
    この、すりすりごろごろと、発情期のネコかお主は!!」

明久「いっその事猫になって秀吉に甘えたいよ。秀吉ぃ~大好きだにゃ~、なでなでして欲しいにゃ~って」

秀吉(………………猫明久……ありかも知れぬ)

明久「……秀吉、急に目が座ったよ? 今度は何を企んでるの?」

秀吉「あ、ああ、いや、何でもない!」

もう八時か、飯休憩
大人の時間までこのくらいの緩いのが続くから落とすなら今のうち

【現在】

          ∧,,∧ ∩
         (`・ω・´)ツ
         (つ  /ID:3/Tj/29H0
      lヽlヽ/   )
      (;;: ( / ̄∪,n__n     lヽ,,lヽ
  , ― 、と  # ⌒つ,,,∧ ノ    (;;::)ω・)
 <<:;;:) )  c(;;:)ω・`ノ|,,ノ|  / つと
  U( (U_つ ⊂⌒  (´・ω(;;;) ゝ._JJ

            し'  `J

そういう事になるな

明久「ごめんね、ご飯までごちそうになっちゃって」

秀吉「気にするでない。食事は人数が多い方が楽しいものじゃしな」

優子「思った以上に変な発言もしなかったしね」

明久「酷いなぁ、僕だって年がら年中変な事言ってるわけじゃないよ! 一日に二回くらいしか雄二たちにも突っ込まれてないし」

優子「そういうのを年がら年中って言うのよ」

秀吉「……して、何故姉上がワシの部屋におるんじゃ?」

優子「いや、ご飯食べた後……なにか変な事し始めるんじゃないかと思って」

秀吉「変な事とは?」

優子「そ、それは……ねぇ?」

明久「へ?」

優子「ま、一応見張りよ、見張り。息抜きがてらにね」

秀吉「……漫画を読むなら、姉上の部屋に持っていけばいいじゃろうに」

優子「口答えしない」

明久「ま、いいじゃん秀吉。そんな変な事するわけでもないし」

いい加減うざいから優子は出さないでで欲しい。

優子「……」 ジー

秀吉「明久は本当に頭を使うゲームが苦手じゃのう、じゃからそこで『弁護士バッチ』を……」

明久「だってこの人まったく話聞いてくれないじゃん! トランプ投げてくるだけだし!!」

優子(……こう見てると本当に仲がいいだけなのよね)

秀吉「じゃから、まずは自分の身分を表すために……」

明久「ふんふん……」

優子(……これで机の上にローションが置いて無かったら安心して部屋に行けるんだけど……)

秀吉「……な?」

明久「おお、流石秀吉!!」

優子「……とりあえず、あれを取り上げて様子見か」

明久「何が?」

優子「秀吉、この漫画とそれ、ちょっと借りてくわね」

秀吉「あ、姉上……姉上も使うのかの? ローション……」

優子「そういうわけじゃなくて……ま、今度返しに来るから」

秀吉「うむ。了解じゃ」

>>426
屋上

明久「……」

秀吉「……」

明久「……ねえ、秀吉」

秀吉「う、うむ?」

明久「……キスくらいなら、ばれないよね?」

秀吉「…………駄目じゃ」

明久「ええ!? どうして!?」

秀吉「……その、目に見えておるからじゃ。
    キスをするうちに流れでディープキスに移り、そのまま昼前の様な事になるのが……」

明久「我慢する!! 我慢してみせる!!」

秀吉「…………明久は我慢できるかも知れんが、ワシはそうもいかん……
    ……今明久にこうやってよりかかっておるだけで、胸の高鳴りが止まらんのじゃ……
    キスなどしようものなら……もう、どうなるか……」

明久「……エロ吉」

秀吉「最初に言い出したのはお主じゃろうが、エロ久」

明久「…………なんとかばれないように出来ないかな?」

秀吉「ワシも今それを一所懸命考えておる所じゃ」

明久「作戦1、お互い声が出ないように頑張る」

秀吉「昼間あれだけ可愛い声を出しておったのは誰じゃったかのう」

明久「秀吉!!」

秀吉「残念。明久の方が大きな声を出しておった」

明久「へ? 僕、可愛い声なんて出してないよ!!」

秀吉「自分では気付いておらんだけじゃ。『ふにゃ!』とか『ひぁ……』とか言っておったぞ。
    とにかく、作戦1は却下。別の方法は……」

明久「僕はそんな声出してないよ!! それにそういう声担当は秀吉だし」

秀吉「……ムッツリーニからボイスレコーダーを買って、情事の様子を一晩中聞かせてみたいもんじゃ。
    とにかく、作戦1は却下じゃ。いずれにせよ声を出してしまいそうじゃし」

明久「じゃあ作戦2! ばれない所でする!!」

秀吉「ばれない所というても……あるか?」

明久「僕の部屋ならばれないだろうけど、今変えると姉さんが怖いし……ホテル?」

秀吉「ホテルに泊まれるほどの金なぞもっておらぬぞ」

明久「んー……じゃあ、そうだなぁ……」

秀吉「風呂っ!?」

明久「そう!! ほら、そういう事しても隠しやすいし、秀吉のお姉さんも入ってこれないし!」

秀吉「し、しかし風呂というても……裸にならねばいかぬではないか……」

明久「大丈夫! 恥ずかしいけど我慢すればなんとかなる!!」

秀吉「我慢するのが前提なのじゃな」

明久「とにかく、そういう事するには、お風呂しかない!!!」

秀吉「あ、明久……目が怖い」

明久「一緒にお風呂に入ろう、秀吉」

秀吉「……」

明久「駄目?」

秀吉「……」

明久「……」

秀吉「……ま、まあ、その、ワシも、その……」

明久「よし、行こう!! ほら、着替え持って!!」

秀吉「わ、馬鹿!! まだワシは良いとは言っておらんぞ!!」

秀吉「……強引な奴じゃ」

明久「よし……脱ぐよ!!」

秀吉「……ワシもか?」

明久「秀吉はお風呂に入る時に服を着て入る趣味があるの?」

秀吉「い、いや……明久のは、昼前に見たから、その、見る分にはなにも気にならんのじゃが……
    その、ワシの、あれを見せるのは、なんというか……」

明久「あ、そっか。僕に脱がしてほしいんだね!! 気付かなくてごめん!!!」

秀吉「待て! 何故そうなる!!」

明久「はい、秀吉ばんざーい」

秀吉「ばんざーい……いや、脱がそうとするのはやめるのじゃ!! 自分で脱ぐ!! 自分で脱ぐ!!」

明久「えー……僕、秀吉が恥ずかしそうにしてるの見ながら一枚一枚脱がして行きたい……」

秀吉「……お主、本当に特殊な嗜好をしておるよな。最近気付いたが……」

明久「……」

秀吉「そんな目で見るのはやめい!! もう服を脱いだんじゃからさっさと風呂場に行けばよかろう!!」

明久「……」

秀吉「………………こ、今回だけじゃぞ!?」

明久「……」

            ボタボタボタボタ

秀吉「……風呂場でよかった。血の処理もしやすいし。ちゃんと湯船の外で出しきってしまうんじゃぞ」

明久「秀吉、綺麗な身体してるね」

秀吉「わ、い、いきなり何処を触っておるのじゃ!! シャワーくらい落ち着いて浴びさせい!!」

明久「ほら、こんなに狭かったらお互いに触れあっちゃうウフフな事故も起こっちゃうもんなんだよ!!!」

秀吉「そ、その手つきは事故じゃ済まされんぞ!! ここが電車の中なら一発で有罪じゃ!!」

明久「お風呂の中だから無罪です!!」

秀吉「あ、ちょ……い、そ、そこは……」

明久「……昼間の仕返しをするチャンスがよもやこんなに早く来るなんてね……
    今回は僕が秀吉をいっぱい気持ちよくしてあげるからね」

秀吉「え、いや、あきひ、ひゃ、あ、は、話を……」

明久「ふふふふふふ……しっかり気持ちよくなってもらうから、覚悟するなら今のうちだよ」

秀吉「あ、ん……わ、ワシの、胸なぞ揉んでも……ひ、ぅ、ち、乳首を弄るのは……あ、はぁ! ……ん」

明久「……ホント、可愛いなぁ」

明久「よし、じゃあ湯船に浸かろっか」

秀吉「……はあっ……そ、そう、じゃな……」

明久「じゃあ僕から先に入るね」

     ザブン

明久「ありゃ、僕一人で結構いっぱいいっぱいだ」

秀吉「じゃ、じゃあワシは先に身体を……」

明久「ひーでーよーし! こーこ!!」    ばちゃばちゃ

秀吉「……えっと」

明久「僕の膝の上。ここなら問題なく浸かれるでしょ」

秀吉「い、いや、でも、そこは……その……」

明久「ほら、はやく!!」

秀吉「う、うう……」

      ザブン

明久「……この密着具合……結構やばいかも……」

秀吉「あ、この、明久!! 何処を大きくしておるのじゃ!! し、尻に、尻に当たっておるんじゃ!!!」

明久「今なら断言できる」

秀吉「……何がじゃ?」

明久「この状況で、挿入しちゃっても、これは不慮の事故でしかない」

秀吉「ば、馬鹿者!! いきなり何を、そ、そんなことしたら本当に怒るぞ!? 本当の本当じゃぞ!!!」

明久「またまたぁ~、満更でもないくせにぃ」

秀吉「い、いれたりしたら、本当に、本当に口を聞いてやらんぞ!? 本気じゃからな!!?」

明久「……嫌?」

秀吉「い、嫌というか……こんな所では、その、ワシも初めてじゃし……もっと場所を考えて……」

明久「……うん、じゃあ今度、お姉さんのいない時に部屋でね」

秀吉「そ、それならまぁ……許してやらん、ことも、ない」

明久「今日は、秀吉のを弄るだけで我慢しとくよ」

秀吉「へ? ……ひゃう! い、いきなり、触るなと、あ、駄目、そ、そこ、は」

明久「……もうガッチガチだね。もしかして、ちょっと期待してた?」

秀吉「これは、あ、明久が、ひう、人の、胸や、尻を、い、弄るから……ふぁ……」

明久「はい、秀吉。キスしようね~、んちゅ」

秀吉「ん、んむ、ん、ぬちゅ、んは……ん、んぐ……」

明久(よし、主導権を握れた!! ヤられてばっかは性に合わないしね!
    でも、こうやって弄ってると……やっぱり男の子なんだよなぁ……)

秀吉「ひ、ん、ふっ……んん、ん、んあ……」

明久(ちゃんと玉もついてるし……)

秀吉「ぷぁ! あ、だ、あ、あきひ、そこを、いじるの、だめ、だめ……ん、んふ」

明久「……」

秀吉「ふ、あ、あき、明久のも、おおきく……」

明久「……ごめん、秀吉が可愛すぎて、ついまた大きく……」

秀吉「……ワシも、明久の、弄ろうか?」

明久「んーん、いいよ。今は僕が秀吉を気持ち良くする番だからさ。ほら、ちゃんとキスを続けようね。 んー」

秀吉「んん、もう……明久、ん、んふぁ、あ……んん」

明久(あー、やっぱり僕、秀吉大好きなんだなぁ。性別とか関係なしに、世界で一番大好きだ)

明久「んちゅ……秀吉、大好きだからね……ん」

秀吉「き、奇遇じゃのう……んちゅ、ん、はふっ、ん、ワシも、お主の事が、大好きじゃ……んん、ちゅ」

明久(……秀吉、お尻嫌なのかなぁ……結構気持ちいいらしいって聞いたんだけど……)

明久「……」

     ぬぷ

秀吉「ひっあ!! あ、明久!! お、お主、そこ、そこは、あ、ん、んふ、だ、駄目じゃ!!」

明久「……どう、秀吉?」

秀吉「ど、どうも、こうも、ひ、ひう、い、弄らんで、あ、はぁ、ん、そこは、そこは、気持ちよすぎて」

明久「……よかった」

秀吉「な、何を急に……ひ、ぐっ……んん」

明久「秀吉がこっちが嫌いだったらどうしようって思って……さっきも嫌がってたみたいだから……」

秀吉「そ、そういう心遣いはいいから、指を、んふ、指を抜いて、ん、あ、あは! 抜いてくれんと、わ、ふぅ、ワシ、前と、後ろで、イって……」

明久「秀吉、お尻の穴で僕の指きゅんきゅん絞めつけてるよ……気持ちいいんだね。じゃあもっと弄って気持ちよくなってもらわないと……」

秀吉「や!? あ、ひっ!! だ、駄目……ま、前、と後ろ、一緒は、ひん!! 駄目じゃと、言うて、ふぁ、ああ!!
    お、おかしくなる! おかしくなってしまう!! じゃ、じゃから、んん、それ以上は、はひ、だ、駄目……ん、むぐ、ぬちゅ、んは、んん」

明久「……んぷは。大丈夫、おかしくなったら僕が一生面倒見てあげるから」

秀吉「へ……あ、あああ!! 駄目、み、見んでくれ、わ、ワシの、イくとこ、見、やだ、明久、見、っんは、んんんんん!!」

秀吉「……はふ、ん……んん……出してしもうた……風呂の中で……」

明久「あちゃー……どうしよ、これ」

秀吉「……うう、これは、さすがに……」

明久「飲むか!」

秀吉「へ!?」

明久「ほら、精液ってたんぱく質だからたぶん身体に良いでしょ」

秀吉「し、しかし……汚いぞ」

明久「人の精液をペロペロ舐めてた秀吉の言えることじゃないよね、それ。
    それに秀吉の身体から出た物だったら汚いものでもどんと来い、だよ」

秀吉「……エロ久」

明久「お尻でイっちゃうエロ吉には言われたくないなぁ。い、痛!」

秀吉「あれは、明久が、ワシがやめてと言うたのに弄り続けたからじゃろうが!!」

明久「ご、ごめん、気持ち良さそうな顔してたから、つい! ついやっちゃったんです!!」

秀吉「うう…………まあ……気持ち良かったんじゃが……」

明久「じゃあ許してくれるよね! なんてったって僕の可愛い秀吉だし!!」

秀吉「…………都合のいい時だけ、そんな呼び方をして…………今回だけじゃからな」

―――

秀吉「まったく、キスをするだけの約束じゃったのに、散々な目にあったのじゃ」

明久「ええ? 僕は秀吉の可愛い顔が見れたから幸せだったけど?」

秀吉「…………そう言われてしまうと、反論できんではないか」

明久「あはは、ごめん」

秀吉「やれやれ……ん?」

   『新着メール二件』

秀吉「……誰じゃろう、明久はここにおるし……」

   『from:姉上』

   『本文:風呂場だからってあれだけ声出してばれないと思ってるの?
        まあ、一応こっちへの迷惑をアンタなりに考えたみたいだし、今回は許してあげる』

秀吉「…………」

   『添付画像有り』

秀吉「………………い、いつのまに!?」

明久「何が?」

秀吉「い、いや、なんでもない!! なんでもないんじゃ!!」

秀吉「で、では……二件目は……」

   『from:明久の姉上』

   『題名:アキくんが帰ってきてくれません……』

   『本文:秀吉君の家にアキくんが居ることを願ってメールを打ってます。
        見ず知らずの男の人の家や女の人の家に連れ込まれるようなことはないでしょうけどそれでも心配でなりません。
        アキくんに、もう襲わないと誓うから帰ってきてと伝えておいてください。
        どうしても許してくれないようなら、秀吉君、同棲しましょう』

秀吉「……ふむ」

明久「誰からメール?」

秀吉「……ほれ」

明久「姉さん? ……んー」

秀吉「どうする? 許すか?」

明久「……明日の朝帰るよ。今日は秀吉と一緒に寝るって決めたし」

秀吉「むぅ……何を勝手に……」

明久「……嫌?」

秀吉「……だから、その顔をされると……断れんじゃろうが」

明久「じゃあ泊まってくね!! 姉さんにメール返しておこう」

お夜食タイム
頑張ったらカロリーが足りなくなってきた

保守があるから続きを書かねばなるぬというのなら
保守などいらぬ

   『from:秀吉君』

   『題名:明久です』

   『本文:反省した?
        反省したなら明日の朝をお楽しみに』

玲「……」

玲「……もしや、明日朝起きるとアキくんが隣に居たりするんでしょうか」

玲「困りました。ドキドキが止まりません」

玲「とりあえず、シャワーを浴びて、勝負下着(その2)に着替えて、枕元に縄と避妊具を置いておいて」

玲「アキくんが帰ってきたら、縄で縛って、そのまま……ふふふ」

―――

明久「これでよし、と。秀吉、明日姉さん起こしに行くの手伝ってくれる?」

秀吉「あれだけされて愛想を尽かさぬとは……本当に明久は姉思いじゃなぁ」

明久「まあ、世界でたった一人の姉さんだからね」

秀吉「ふうむ……ちょっと妬けるのう」

明久「大丈夫。姉さんと秀吉だったら秀吉を取るから」

秀吉「そうか、それならいいんじゃが」

明久「第一回!! 僕と秀吉のパジャマパーティ!!」

秀吉「おー」

明久「といっても、着替えたし後は寝るだけなんだけどね」

秀吉「うむ。ワシのベッドは狭いが……二人くらいならなんとかなるじゃろう」

明久「この大きさだと……お風呂の中と密着する事になるね」

秀吉「……襲うなよ、明久」

明久「……」

秀吉「ええい、顔をそむけるな!! もし襲うようなことがあれば姉上の部屋に送り込むからの!」

明久「そ、それって……僕に秀吉のお姉さんを襲えと?」

秀吉「いや、関節という存在について考えなおせという意味じゃ」

明久「…………努力するけど、この距離から換算される密着具合だと……我慢できないかも」

秀吉「……」

明久「そ、そんな目で見ないでよ!! 秀吉が可愛すぎるからいけないんだもん!!
    ……ただでさえお風呂の件でムラムラ来てるから……襲っちゃったら、本当にごめん」

秀吉(……そういえば風呂の中ではお世話になりっぱなしで、明久の世話は出来んかったし……どうしても我慢出来んようなら……)

明久「そんな目で見ないで!! そんなジト目でこっちを見ないで!!!」

明久「それじゃあ、おやすみなさい」

秀吉「おやすみ」

    ……ぎゅ

明久「……えへ」

秀吉「よし、起きろ明久。少し話をしよう。お主、今、何故無言でワシに抱きついた」

明久「えっと……抱き心地が良さそうだから、つい……」

秀吉「まったく、ワシは抱き枕ではないんじゃぞ。密着すると我慢できなくなると言っておきながら自分から密着してくるとは……
    ……以後、気を付けるように」

明久「はい!」

秀吉「うむ。ではおやすみ」

    ……ぎゅ

明久「……えへ」

秀吉「……言っても無駄なようじゃな」

明久「……秀吉いい匂い……ふかふかだし……ねえ、僕の抱き枕のアルバイトしない? 時給2500円くらいでさぁ……」

秀吉「……お主、その金をもっと有効に使おうとか思わんのか」

明久「十分有効だよ……秀吉と毎日一緒に寝られるならあと500円出してもいいくらい……」

明久「……」
秀吉「……」

明久「……」

秀吉「……なあ、明久」

明久「……ごめんなさい」

秀吉「…………やはり、風呂の時に明久の世話もしておくべきじゃったな」

明久「……ごめんなさい」

秀吉「明久、次の事が誓えるか? 声を出さぬ事、終わったらすぐに寝ること」

明久「……それって」

秀吉「まあ、その、なんじゃ……風呂の時のお返しとでも言うべきか……工藤から聞いた話で少し試してみたい事があってのう」

明久「試したい事って!?」

秀吉「しー、声が大きい。……その、口でするという方法があると、教わっておってな」

明久「ま、まさかフェラチオ……」

秀吉「それじゃ。悶々としたまま寝させるのもあれじゃし……明久は……その、ワシが口でしても……」

明久「お願いします」

秀吉「土下座までせんでいい! 財布も出さんでいい!!」

秀吉「では……行くぞ」

明久「お願いします」

秀吉(……トイレでは触っただけじゃったから分からんかったが……近くで見ると、こんなに……これが口に入るのか……?)

秀吉「……ちゅ」

明久「あひ……」

秀吉「…………んちゅ、ん、ん……れろ、ん、あむ……」

明久「……ヤバイ……秀吉、これめちゃくちゃ気持ちいい……」

秀吉「……あひひさ、こえ、こえがれへおる」

明久「あ、だ、駄目、その状態で喋られると……」

秀吉(気持ちよさそうじゃし……声が出るのは仕方ないだろうが……なんとかせねばなぁ……
    タオルで口を縛るか……いや、はやく終わらせればいいだけか)

秀吉「……んむ、ん……はむ、んん……んにゅ、ん……」

明久「……くぅ、はっ……ん……んふ、ん」

秀吉(……声を出さぬように必死で堪えておる……可愛い……)

秀吉「れろ、あむ……んんん、んぢゅ、んん……んぷはぁ、んちゅ、ん……」

明久「…………あ!! あぅ、んん、ん……ふっ、ん……」

秀吉(……ただ舐めると言うのも芸が無いのう…………そうじゃ、面白いことを思いついた。
    風呂でさんざん人の尻を弄ってくれた仕返しじゃ。よく味わえ)

秀吉「……ぺろ」

明久「ひぇえ!? ひ、秀吉そこ!!」

秀吉「声」

明久「あ、うう……ごめん……」

秀吉「…………ぺろ、ぬむ、んちゅ、んん」

明久「んん、ひ、秀吉……そこ、汚い……」

秀吉「…………」

明久「ほら、お風呂に入った後だけど、さすがに」

秀吉(……自分だって散々弄り倒しおった癖に……えっと、ここを舐めながら、トイレの時のように明久のを……)

秀吉「……ぺろ、あむ……ん、んふ……」

明久「あ、駄目、そんな、前と後ろをいっぺんに攻撃されると……ん、んあ! ……こ、声が……」

秀吉「……んぢゅ、ん、はむ、んんん……」

明久「だ、駄目だってば……ああ、ん、あ……んは! うう……」

秀吉(……困った……ここを舐めておると、明久の顔が見えん……)

どんな体制なんだwww

>>488
仰向けの状態から上体を起こした明久を正面から奉仕中です
今まで以上に分かりにくくて申し訳ない

>>489
どうやって正面から状態起こしてる人の後ろをなめるの?

>>490

/\∧

こんな感じで上体を起こしたら正面から舐める事も可能

秀吉「……どうじゃ明久。尻の穴を弄られた感想は」

明久「…………正直、結構気持ち良かったです……」

秀吉「素直でよろしい。それで……どうじゃ? そろそろイきそうか?」

明久「正直、今擦られてるだけで限界近いです……」

秀吉「うむ。今度はきちんと全部飲んでみせるのじゃ!」

明久「あ、待って秀吉! 今口に含まれると……あ、ん! だ、で、出るっ……!!」

秀吉「ん、んむっ! ん……んえ、ん……」

秀吉(やはり苦い……それに、なんじゃこの飲みにくさは……ねばねばして喉に絡んでくる……)

秀吉「……んぐ……んぐ……ん……ぷは、よし、飲めた。…………んちゅ……」

明久「待って、もう舐めても何も出ない! 何も出ないから!!」

秀吉「飲んだついでに綺麗にしてやろうと……」

明久「いつもだと嬉しい心遣いもこの状況では嬉しくない! 不思議!!」

秀吉「……さて、これで満足かの?」

明久「うん。あと三時間くらいは大丈夫だと思う」

秀吉「そうか、なら三時間経つ前にさっさと寝るとしようか」

指摘されてようやく俺に出来る事の限界を悟った
指摘してくれたID:zm/q3LzH0にお礼を言いながらおやすみ

某所でSSを書いていらっしゃるエロのプロじゃないから許してという事で

保守時間目安 (休日用)

00:00-02:00 40分以内                   __
02:00-04:00 90分以内            _□.--‐<´ヽ`、
04:00-09:00 180分以内         ,.-"`: :.|___\  ヽ、_ノ
09:00-16:00 80分以内         /: : : :,ヽ、\/l`ヽ、  \
16:00-19:00 60分以内         /::/: :〆、 ,×l/:l : l : ̄ヘ<
19:00-00:00 30分以内       |/|: :/●  ●|_!_l_l=:-:‐i´

                  .,-、  |: :|@   @|::|=|: : : : l
保守時間の目安 (平日用)  ;|!:::::::`ヽ、|!_ ⌒  _/:/ : : : : : l
00:00-02:00 60分以内    |!:::::::::::::::::∥r:‐t-t//::ヽ, : : : : : l

02:00-04:00 120分以内     ヾー──'‐(::|×|:::ト==l: : : : : : l
04:00-09:00 210分以内       ./: : : : :ノ:|×|:::|:::::::|: : : :l : : l
09:00-16:00 120分以内      /: :/: : :._}=ェ==|:::::::::ゝ、: :l : : :l

16:00-19:00 60分以内      /: :/|:.__/:::/:/:/ヘ|:::::::::::ノ: : l: : : l
19:00-00:00 30分以内.     /: :/,|/_/_/_/_/∧_l_lエ´ヘ、:l l: : : l
                  /: :/ゝ、/_/_/_/_/_l_l_ヘ_ヘ_ヘ,.ゝl : : :|
                   ̄      .|:×|:×|      ̄ ̄
                         .ヽ_人_ノ

問 家に帰ったら吉井玲さんがあられもない姿で寝ていました
   彼女の弟とその友人は彼女をどうするでしょう?

1 起こす
2 とりあえず縄で手を縛って起こす
3 見なかった事にする
4 一緒に寝る

六時過ぎには始められると思うからそれまでにデート以外に何か面白そうなのがあったら

>>523
おもいっきり秀吉をアヘアヘ言わせてやれ

秀吉「……んん……もう朝か…………まだ眠い……」

明久「……くかー」

秀吉「結局あの後また抱きついてきおって……おい、明久、朝じゃぞ」

明久「……あと五分……」

秀吉「お主が抱きついておるとワシも動きがとれんのじゃ。ほれ」

明久「やー」

秀吉「やーじゃない。こら、腹に顔をうずめ……待て、朝にそこは、そこはマズい!!」

明久「……やー」

秀吉「分かった、分かった!! あと五分だけじゃからな?」

明久「んー……」

秀吉「……やはり、甘やかしすぎかのう……ふぁ……」

――― 5分後

明久「朝起きたら目の前に秀吉の顔がある。この幸せをどう表現すればいいだろう」

秀吉「……すー……すー……」

明久「……秀吉の寝顔可愛い……」

秀吉「……んん……しまった、ついうとうとと……」

明久「あ、おはよう秀吉」

秀吉「な、ななななななんでワシの服を脱がしておるのじゃ!!」

明久「いや、朝起きて、秀吉の寝顔を見てたら……ね?」

秀吉「ええい、離れろエロ久!! 昨日してやったばかりであろうが!! ……まったく、油断も隙もない奴じゃ……」

明久「……ほら、あの、胸でも気持ちよくなれるように」

秀吉「余計な御世話じゃ! さっさと着替えるぞ」

明久「はーい」

秀吉(……この上、胸まで開発しようとしておるのか、こやつは……)

明久「はい、秀吉の分の制服」

秀吉「うむ。ってこれはセーラー服ではないか!!」

明久「あれ、どうしたの? はやく着替えないと遅刻しちゃうよ?」

秀吉「何を言うておる! ワシの制服はそっち、これは明久のじゃろうが!!」

明久「やだなぁ、僕は女装の趣味なんてないよ」

秀吉「ワシにもない! ……まったく、朝から大きな声を出させるな……」

―――

明久「……姉さん、怒ってるかな?」

秀吉「無断外泊じゃからな……叱られてもしかたないじゃろう」

明久「……だよね」

秀吉「入るぞ」

明久「……うん」

―――

玲「……すぅ……すぅ……」

秀吉「な、なんという格好で寝ておるのじゃ……」

明久「さすがに姉さんのスタイルでシースルーベビードールは、反則だ……」

              ボタボタボタボタ

玲「…………アキくん……?」

秀吉「明久、逃げるぞ! 今見つかると昨日の二の舞じゃ!!」

明久「う、うん!!」

明久「『明日の朝をお楽しみに』なんて書かなきゃよかった!!
   僕としては朝ご飯を作って起こしてあげるくらいの事をするつもりだったのに、姉さん全力じゃん!!!」

秀吉「まあ好きな人からそんなメールが来れば、いやでも期待してしまうもんじゃろう」

明久「見てよコレ!! さっきの部屋で姉さんの枕元にあったんだけど……」

秀吉「それは……縄と、バイブ、か?」

明久「こっちの小さいのが『アキくん開発用』、こっちの中くらいのが『アキくん調教用』、こっちの大きいくてイボイボのが『アキくん性奴隷化用』だってさ。
    もう僕姉さんが信じられない……」

秀吉「……ワシもこれくらいするべきか」

明久「え、ちょ! 今もの凄く怖い事呟かなかった!?」

秀吉「気のせいじゃ」

明久「ならいいんだけど……どうしよう……約束破ると後が怖いし……」

秀吉「むう、どうするべきか……」

明久「そうだ! 秀吉が姉さんを起こしてくるってのは? それなら僕は安全だし!!」

秀吉「そうしたいのは山々じゃが、寝ぼけて襲われてしもうては困るし……」

明久「せめて常識の通用する姉さんだったらよかったんだけど……」

秀吉「……こうなったら、あの男を呼ぶしかなさそうじゃな」

支援

―――

康太「……グッモー」

秀吉「おお、よかったムッツリーニ!! 来てくれたのじゃな!!」

明久「駄目だよ秀吉! あの状態の姉さんにムッツリーニは逆効果だ!!」

秀吉「頭を使うのじゃ、明久。お主と義姉上との約束は、『朝起きたらいい事がある』という事だけ……
    つまり、朝起きてすぐに義姉上が喜ぶような状況ならばいいのじゃ!!」

明久「でも、出来るの!? そんなこと」

秀吉「そのためのムッツリーニじゃ。 ムッツリーニ……メールで頼んだ事じゃが……出来るか?」

康太「……大丈夫。写真さえあれば、すぐにでも」 コクリ

秀吉「よし、ならば明久。写真を撮るぞ!!」

明久「え、なんで?」

秀吉「等身大明久抱き枕製作のためじゃ」

康太(……抱き枕用の写真……願ってもないチャンス。
    ポーズ写真を使った抱き枕は色々な人に高い値段で売れる……)

明久「成程、僕の抱き枕で姉さんに喜んでもらうってわけだね!!」

秀吉「うむ、そうじゃ。理解できたのなら早速取りかかるぞ」

明久「……で、写真を撮るんだよね」

康太「……」 コクリ

明久「な、なんで僕はベッドに横になる必要があるの?」

秀吉「臨場感を出すためじゃ」

康太「……枕カバーだけでは表現できないベッドシーツの乱れが欲しい」

明久「言ってる意味が分からないんだけど」

秀吉「はやくせんと義姉上が起きて来てしまうぞ!」

明久「あ、うん!!」

康太「…………固くならないで、もっとリラックスして……手を自然に……
   そう、そのままのポーズで、カメラに目線を…………そのまま、その状態キープして」

明久「う、うん……」

康太「……はい、チーズ」

       パシャッ!

明久「…………もう、動いてもいい?」

康太「……撮れた」 コクリ

秀吉「よし。では明久、少し衣装をいじるぞ」

明久「え、お、終わりじゃないの?」

秀吉「抱き枕には裏面も必要なんじゃ」

明久「う、裏面!? リバーシブルにする意味はあるの!?」

秀吉「これも明久の為じゃ。……ところで明久、昨日の首元のキスマーク、まだ残っておるのか?」

明久「へ? ……どうだろう、ちょっと待ってね」

康太(……うまい。なんの疑問も持たせること無くネクタイとシャツのボタンをクリアした)

明久「あ、まだ残ってる。結構はっきり分かるね」

秀吉「よし、明久。その恰好で撮影じゃ」

明久「……へ?」

秀吉「ムッツリーニ、準備は?」

康太「……バッチグー」

明久「ええええええええ!? ちょ、ちょっと待って! このカッコって、僕上着半脱ぎだよ!?
    普通でいいじゃん!! そんなこらなくても、別に」

康太「……表面は普通で裏面は半裸……業界では常識……」

明久「そんな業界知らない!! そんな業界に足を踏み入れる気もないし!!」

秀吉「ほれ、騒がなくていいから撮るぞ」

明久「……うう……恥ずかしい……」

康太「……恥ずかしい表情そのままで……片手はシャツの裾、もう片方は自然に上に……
    上半身を隠しすぎないように……そう、隠そうとするけど、見せようとしているようにも見えるように……」

明久「こ、こう……?」

康太「……」 コクリ

         ボタボタボタボタ

秀吉(……これは、これが裏面なら、三万出しても安いくらいじゃ……)

明久「は、はやくしてよムッツリーニ……僕、恥ずかしくて、恥ずかしくて、消えちゃいたい……」

     ブシュゥゥ―――――!!!

秀吉「む、ムッツリーニ!! 鼻血が!!」

康太「……ふ、不覚! ここまでとは……しかし、任務は、遂行する……!!」

秀吉「……ムッツリーニ……」

明久「どうでもいいからはやくしてよ!!!」

康太「……はい、チーズ」

      パシャッ!

康太「……出来た!!」

秀吉「おお、もうか。早いのう、写真撮影から五分ほどしか経っておらんぞ」

康太「…………与えられた仕事は、より速く、より高度に……」

秀吉「見てみろ明久。顔の赤さまでバッチリじゃ」

明久「見せなくていいから!! ……うう、穴があったら入りたい……」

秀吉「よし、抱き枕完成じゃ。ワシは義姉上の部屋までコイツを運んでくるから、明久とムッツリーニは朝食でも食ってくつろいでおってくれ」

明久「……うん」

康太「……」 コクリ

―――

明久「……朝からあんな格好で写真撮影されることになるなんて……」

康太(……従来の抱き枕とは違い、ベッドシーツの細部までくっきり写った高画質……
    さらにリバーシブル+裏面は赤面半裸の出血大サービス……おそらく、凄い値が付く……)

秀吉「自分のまいた種じゃし、自業自得じゃろう」

明久「うう……そう言われると辛い……」

秀吉「まあ、抱き枕の一つで明久の部屋が使えるようになるんじゃから安いもんじゃろう?」

明久「そっか……僕の部屋なら昨日の続きも心置きなく出来るしね」

―――

玲「……は、ふぁ……朝ですか」

玲「アキくんが居ない……あら」

玲「…………抱き枕……アキくん抱き枕……」

玲「仕方ないですね。今回はこの抱き枕だけで許してあげましょう」

玲「えへへ……アキくん……」

―――

明久「秀吉、今日は僕の家に来てくれるよね!?」

秀吉「ま、待て明久!! さすがに平日は、その、翌日の事もあるし……我慢できなくなるとあれじゃし……
    そうじゃ! 土曜日でどうじゃ? 土曜日なら、その、長くやりすぎても、翌日も休みじゃし……」

明久「信じるからね!! 土曜日だね! 絶対だよ!?」

秀吉「う、うむ。約束しよう」

康太「……」

康太(………………そろそろ明久の家に仕掛けたビデオの電池が気になる。
    今週の土曜日には何かあるらしいし、電池を変えておきたい……)

明久「よーし!! 頑張るぞおおおおおおお!!!」

もう八時だ
少し息抜き

ああ、サッカーで落ちたら立て直さなくていいからね
もう前回のスレと合計で1000超えてるわけだし

支援

このスレが終わったら終わり
GEPにもパー速にもいかない
未完のまま落ちるのもまた一興

明久「うう……補習がある事完全に忘れてた……」

瑞希「それじゃあ、今日は三人で頑張りましょう!!」

秀吉「ほれ、明久、今は数学じゃぞ」

明久「はーい……」

瑞希「……」

秀吉「範囲が違う。今は三角関数の応用じゃ」

明久「うへー……見たこと無い字ばっかり。日本語で書いて欲しいよね」

秀吉「問題文は日本語じゃろうが」

瑞希「……お二人は最近やけに仲がいいですよね」

明久「へ? そうかな?」

瑞希「今だって、その、近すぎませんか? 距離が……その、お二人とも既に肩と肩があたってるし」

明久「んー? 普通だよね?」

秀吉「うむ、そこまで気にしたことはないが……気にし過ぎではないか?」

瑞希「気のせい、ですかね?」

明久「そうそう、僕と秀吉は結構前からこんな感じだよ」

姫路「……」 ジー

秀吉「なんじゃその目は」

姫路「……木下君だけずるいです」

秀吉「何を言い出すのじゃいきなり」

姫路「き、木下君だけ明久君の近くに居てずるいです! 私も明久君と仲良くしたいのに……」

秀吉「……何を言うておるのじゃ。ワシらは男同士じゃからこの距離でいいが、姫路は女の子じゃろう?」

姫路「で、でも!! 横からの方が教えやすいし!!」

秀吉「だーめーじゃ。姫路がワシのような距離におると明久が勉強に集中できんくなる」

―――

明久「ねえ、秀吉」

秀吉「まずは条件付けをして……なんじゃ?」

明久「……姫路さんに言ってた事って……もしかして姫路さんと仲良くするのが見たくなかったから?」

秀吉「馬鹿な事言わんでいいから続けるぞ。cos120°と余弦定理を用いて……」

明久「ちぇー、ちょっと期待したのに」

秀吉「聞かんでもわかる事を聞くなというておるんじゃ。見たくなかったからに決まっておろうが。そしてここで値を移行させて……」

明久「秀吉ー!!」

     ガバッ!!

秀吉「わ、おい、いきなり抱きつくな!!」

瑞希「あ、な、何をやってるんですか明久君!! わ、私も」

      ギュッ!

秀吉「今は補習中じゃろうが! 離れるのじゃ明久!」

明久「あ、そっか、そうだよね……ごめん」

秀吉「……お主も何をやっておるのじゃ姫路。明久に抱きついて」

瑞希「……そ、その、私だけ仲間外れだったので……つい……」

秀吉「ついで抱きつく奴があるか! プリントが終わらんと西村先生にまた怒られるぞ」

瑞希「えへへ……抱きついちゃった……」

秀吉「幸せそうな顔せんでいいから離れるのじゃ」

瑞希「あ、はい。ごめんなさい……」

秀吉「……先が思いやられるのう」

秀吉(……ワシと明久のみで補習じゃったら良かったのに……)

秀吉(姫路がおるといちゃつく事も出来んし……姫路は明久の事を意識しとるからのう……)
秀吉(さっきも勝手に明久に抱きつきおるし……)

秀吉(明久がワシに抱きついてくれたのは嬉しかったし、姫路に抱きつかれても表情一つ変えなかったのも嬉しかったが……
    それでも、明久もいいと言うてないのにちょっかいを出されるともやもやする……)

明久「あ、そっか。成程ね!! さすが姫路さん、教えるの上手だよね」

瑞希「いえいえ、それほどでも」

秀吉(……明久も姫路に対して怒ってくれてもいいのに、何も言わんし)

秀吉(……むう、はやく終わらんかのう)

明久「……秀吉、秀吉」

秀吉「……なんじゃ明久」

明久「ここの答えなんだけどさぁ」

秀吉「どれどれ……?」

    問 以下の証明を行いなさい

    答 さっきは抱きついてごめん。 ついいつものノリで……
       あとで部屋に帰っていっぱい抱きついてもいい?

明久「どうかな?」

秀吉「……」

明久「……だ、だめ?」

秀吉「あー、いや、その、いいんじゃないか? まあ、ワシが見た限りでは、じゃが」

明久「ホント!? ありがとう!!」

秀吉(……まさか明久の奴、怒らなかったんじゃなくて、眼中になかっただけのか?
    抱きついてまで明久の気を引こうとしておった姫路の事が)

秀吉(じゃとしたら……姫路……可哀相に)

瑞希「それで、ここはこうやって」

明久「ふむふむ」

秀吉(いくら勉強を教えて好感度を上げようとしても、眼中になければどうしようもないぞ……)

秀吉「っとと、いかんいかん。ワシも早く家に帰れるようにプリントを終わらせんと……」

―――

玲「お帰りなさい、アキくん。今朝は可愛い抱き枕をありがとうございます」

明久「もう僕を襲ったりしないでよ。あと、あんなでっかいので僕を開発しようとするのも無しだからね!!」

玲「それは……残念です。仕方がないからあの抱き枕の裏面のアキくんを見ながら色々想像するだけにしておきましょう」

秀吉「喜んでもらえて何よりじゃな」

明久「どんな事だろうと襲われて調教されるよりはいいさ」

玲「秀吉君、アキくんの後ろの穴を開発する時は義姉さんにも声をかけてくださいね。
  効率の良い開発の仕方をむこうの同性愛支持者の知り合いに教えてもらってますので」

秀吉「……それは、その、早速」

明久「ひ、秀吉!? 駄目だからね!! あんなの突っ込んで開発とか僕嫌だよ!?」

秀吉「……それは、残念じゃ」

玲「……ええ、残念です」

明久「なんで二人はそんなにがっかりするの!? 僕のお尻にはあんな大きいのなんて入りっこないよ!!」

玲「馬鹿ですね、アキくん。入れるんじゃなくて、『入るように』するんです」

秀吉「なんでもチャレンジせんで決めるのはよくない事じゃと思うぞ」

明久「なんで秀吉もそんなに乗り気なの!? もしかして昨日お尻を弄ったのをまだ根に持ってるの!?
    だとしたらごめん!! 謝るからそんな怖い事言うのはやめて!!」

明久「まったく、本当に嫌なんだからね! 確かにお尻も気持ち良かったけど……」

玲「へぇ……昨日一日で結構進んだんですね。お互いにお尻を弄り合ったんですか」

秀吉「……うむ。羨ましいか? 義姉上よ」

玲「……こういうのもあれですけど、非常に羨ましいです。出来る事なら私もこの場でアキくんのお尻を弄り倒したいくらいです」

     バッ!!

玲「そんなに凄い速さでお尻を隠すなんて心外です。まあ、隠さなかったらしてもいいと判断して襲ってましたけど」

秀吉「駄目じゃぞ義姉上。ただでさえ義姉上は昨日ワシとの約束を破って明久を襲ったんじゃから、これ以上は本当に家出されても文句はいえんぞ」

玲「昨日のは仕方が無いんです。秀吉君だってアキくんの無防備な寝顔が目の前に会ったら襲っちゃうでしょう?」

秀吉「……ワシはちゃんと同意を得るからいいんじゃ」

玲「じゃあ今度は私も同意してもらいましょう」

秀吉「むう……義姉上は本当に食えん奴じゃのう……まあよい。明久、部屋に行くぞ」

明久「うん。じゃあね姉さん」

玲「ちゃんとゴムは付けるんですよ」

秀吉「今日はまだそんな事はせん!!」

秀吉「あれだけ言うておけば義姉上も襲わんじゃろう」

明久「……ね、ねえ秀吉」

秀吉「なんじゃ?」

明久「そろそろ、抱きついてもいい、かな?」

秀吉「……お主は本当に、キス魔でハグ魔じゃな。ほれ、来い」

明久「ハグ魔で結構! えへへ」

       ぎゅぅぅ

秀吉「しかしお主もよく飽きんのう」

明久「ああ……秀吉やっぱり気持ちいい……この何とも言えない柔らかさが……」

秀吉(……まあ、なんだかんだ言っても、ワシも明久に抱きつくのは大好きじゃしなあ)

明久「……秀吉、キスしよ」

秀吉「……うむ」

―――

玲「……」 ジー

玲「……キス魔+ハグ魔、と」

明久「ねぇ秀吉……さすがに、今日も一緒にお風呂に入るっていうのは……」

秀吉「明久と風呂に入ると何処をどうされるかわからんからな。今日は駄目じゃ。
    しかしなんじゃ、ワシとそんなに風呂に入りたいのか?」

明久「だってお風呂の時の秀吉かわいかったし、もう一回見たいなぁって」

秀吉「……また今度な」

明久「あ、そういえば……んちゅ」

秀吉「んむ、なんじゃ?」

明久「僕は二回シてもらったけど、秀吉には一回しかシてないなぁって思って……」

秀吉「ん、あむ、んん……何故今そんな事を」

明久「ほら、今密着してるから、秀吉のがキスでだんだん大きくなってきてるの分かるし……」

秀吉「……すまぬ、ワシの愚息が・・…」

明久「一回出しちゃおうか。昨日の夜のお礼もあるし」

秀吉「い、いや、そんな気にせんでも……んは、んん……」

明久「口答えしないの。安心して、昨日以上に気持ち良くしてあげるからさ」

秀吉「お、お主に任せると……んふ、ふぁ……勝手にいろんな場所を弄りだすから……んん」

明久「じゃ、ベッドに行こうねー」

明久「さて、今朝の続きを……」

秀吉「あ、馬鹿!!上を脱がす必要なぞ……ん、んちゅ、んん」

明久「まあまあ、いーからいーから」

秀吉「うう……男の胸板を見て興奮するなんて、明久の変態……」

明久「そんな事言ったら、そんな変態の僕が世界で一番大好きっていう秀吉も変態だよね」

秀吉「……否定はせん」

明久「……秀吉ってさ、揉んだら大きくなりそうだよね」

秀吉「い、いきなり何を……あ、あひっ、ば、馬鹿、乳首は、舐め……ん、んん……」

明久「こんな女の子みたいな綺麗な身体してるのに、こっちは……」

秀吉「あ、ひぅ……んん……そ、そっちを弄るだけなら……まだ……」

明久「こんなに立派なものが付いてるんだもんなぁ……詐欺だよ……んちゅ、ぺろ」

秀吉「あ、んはっ、だ、駄目じゃ、両方、両方いっぺんは……その、どちらか、どちらか片方だけに……」

明久「……そんな可愛い声で言われたら、両方攻めるしかないよね!!」

秀吉「お、おいこのエロひ、ひっ、んぐっ、んん……あ、ふぅ……ん」

日を跨ぐまで休憩

支援

明久「ちゃんと胸が大きくなるように僕が弄ってあげるからね」

秀吉「じゃ、じゃから……いくら揉もうと、舐めようと、大きくならんもんは……んん、大きくは……」

明久「秀吉がさっき言ってたじゃん。何事にもチャレンジせずに決めるのはよくないことだって」

秀吉「い、いや、チャレンジした所で出来んもんは出来んのじゃ!! あ、あふぅ……」

明久「まあ大きくならなくても、秀吉が気持ち良ければ僕はそれで十分だし」

秀吉「……ん、ふ、くぅ……気持ちよくなるだけなら、その、下だけでも……」

明久「まあ、僕が秀吉の色んなとこ弄りたいだけだけどね」

秀吉「……エロ久」

明久「こんなエロい身体してるエロ吉が悪いんだよ……んぢゅ、んん、ねろ、んぷは、んんん」

秀吉「……ん、ちゅ、ちゅ、んんん……あ、ん……」

秀吉(明久の奴……舌使いが昨日とは比べ物にならんほど上手くなっておる……
    ……うう、歯の裏やら口内の上側やらを舐められると、どんどん、頭がぽーっと……)

明久「……あ、いい事思いついた」

秀吉「ふぇ……?」

おまた

秀吉「あ、明久……いい事とは……」

明久「例えばさ、この辺とか秀吉弱そうだよなぁって」

秀吉「え、み、耳!? そ、そこはさすがに……あ、ひぁ、だ、駄目、そんな噛むでない、ん、ふっ、な、舐め……」

明久「……んむ、はむ……んん……あふ、んん……ぬちゅ……」

秀吉「あ、あん……んん……は、えへ……」

明久「あと、こことか」

秀吉「あ、だ、駄目……そこ、そこは……ひぅ……あ、はぁ……ひぁあああ……」

明久「色っぽい声だね……うなじ気持ちいい?」

秀吉「あ、明久、今……」

明久「ついでだからキスマークも付けとこうと思って。秀吉が浮気しないようにね」

秀吉「……そ、そんなことせんでも、ワシは明久一筋じゃもん……浮気なんぞせん」

明久「……………………ああ、もう駄目」

秀吉「へ?」

明久「秀吉可愛すぎ……僕もう、昨日の三倍くらい好きになった」

秀吉「わ、ワシだって、毎日毎日、明久の事をいっぱいいっぱい好きになっておるわ……ん、んん」

明久「えへへ……じゃあやっぱりおあいこか」

秀吉「いいや、今日はワシの方が明久を愛しておる」

明久「えー、僕の方が愛してるよ! ん、んん!」

秀吉「……ん、ぷぁ! ほれみい、ワシの方が大好きじゃ」

明久「よーし、そっちがその気なら…」

秀吉「へ、あふぁ!! んんんんん! だ、駄目じゃ、そんなに、そんなにされたら……むぐっ! んちゅ、んん……」

明久「ん、んふ、んんん……んちゅ、んちゅ……んぬ、ん」

秀吉「ん、んん! ん、ぷは、あふ、もう、もう……ん、んんんんん!!!!」

明久「………………んはぁ…………どう、気持ち良かった?」

秀吉「…………え、えっと……うむ」

明久「何処が一番気持ち良かった?」

秀吉「……そ、その……明久が触れておった所、全部、気持ち良かった、のじゃ……」

明久「……秀吉って、そういう台詞言うのに躊躇ないよね」

秀吉「な、なにがじゃ?」

明久「んーん、こっちの話」

明久「泊っていけばいいのに」

秀吉「うむ、じゃが、家族に迷惑もかけられんしの」

明久「そっか、じゃあまた明日ね」

秀吉「うむ。くれぐれも義姉上には気を付けるのじゃぞ」

明久「あー……まあ、大丈夫だと思う」

―――

秀吉「さて、さっさと帰るか……うむ?」

   『新着メール一件』

秀吉「……」

   『from:ムッツリーニ』

   『本文:エロくて死ぬかと思った』

秀吉「……なにがじゃ?」

―――

玲「アキくん、姉さんも秀吉君みたいにアキくんにヒーヒー言わせてもらいたいです」

明久「おやすみなさい!!!」

――― 翌日 朝

明久「それであの後姉さんに……」

秀吉「ふんふん……お、ムッツリーニではないか」

康太「……」

秀吉「おーい、ムッツリーニ!!

康太「……!?」

秀吉「……なんじゃその顔はムッツリーニ? と、それより、昨日のメールの件なんじゃが」

康太「………………あ、あ……」

              ボトボト

明久「ムッツリーニ?」

         ブシュゥゥ―――――――――――ッッ!!!!

明久「む、ムッツリーニが秀吉の顔を見た瞬間に鼻血を!!
    これは、あれ? 秀吉の顔がとうとう色っぽすぎてR-18指定に……」

秀吉「そんなワケなかろう! それよりもムッツリーニを運ぶぞ!! 保健室になら血液パックもある筈じゃ!!」

明久「うん!!!」

明久「……ムッツリーニ、生きてる?」

康太「……」 コクリ

明久「……よかった、あの量はさすがに死んだかと思ったけど、さすがはムッツリーニだね」

秀吉「しかし、何故ワシの顔を見て鼻血を出したんじゃ?」

康太「……」

        タラー

明久「ああ、また出てる!! また出てる!! ほら、拭いて」

康太「………………すまない」

秀吉「昨日のメールといい、今朝といい、何があったんじゃ一体」

康太「…………エロい」

明久「何が?」

康太「……………………なんでもない」

秀吉「……お主、ワシらに何か隠しておるじゃろう」

康太「……」

康太「………………」 ブンブンブンブン

明久「……何も無いの?」

康太「……」 コクコク

明久「……じゃあいっか。ほら、歩ける?」

秀吉「いいのか、明久?」

明久「まあ、ムッツリーニだって秘密にしたい事の一つや二つはあるさ」

秀吉「そんなもんかのう」

明久「そんなもんさ。じゃ、いこっかムッツリーニ」

康太「…………すまない」

康太(……悪用するわけではないから、怒られないはず……)

康太(…………しかし、まさかこの二人があそこまで進んでいたとは……)

―――

明久「そういえば、秀吉。今度の土曜日、午後暇?」

秀吉「うむ? 何かあるのか?」

明久「ああ、その、一緒に買い物なんてどうかなーって思って」

秀吉「なんじゃそれは、もしやデートのお誘いか?」

明久「いや、デートってほどじゃないんだけど……ちょっと欲しいものがあってさ」

秀吉「なんじゃ、言うてみい」

明久「……笑わない?」

秀吉「物によっては」

明久「えっと、その……卵、買いたいなぁって」

秀吉「……卵?」

明久「だ、だってほら!! 土曜日は卵がお買い得でさ!
    おひとり様一パックまでなら半額に近い値段で変えるんだよ!?」

秀吉「お主……変な所で所帯染みておるのう」

明久「だって、姉さんが居なかったら食費なんて考えなくてよかったけど、今はそうはいかなくて……
    食費の残りが自動的に自由にできるお金になっちゃうから……少しでも切り詰めないと……」

秀吉「それで、ワシに一緒に卵を買って欲しいと」

明久「……どう?」

秀吉「んー、まあ、せっかくの休日じゃし、一緒に買い物というのも悪くはないかものう」

明久「ホントに!?」

あと消化しなきゃいけないのは
デート
大団円
だけか

もういいや、寝る

ID変わってた、そして話が纏まらない
後日アキちゃんで全キャラ攻略スレ立てるからこれ以上はもう勘弁して

性格がかわいいからね

テンションあがってきた
いつもの時間になったら再開

――― 土曜日

明久「よし、授業も半日で終わって補習も無し。行こうか秀吉」

秀吉「おお、そうじゃな」

雄二「ん? なんだ、二人でどっか出掛けるのか?」

明久「ちょっと卵を買いに行くついでに街をぶらぶらしようと思ってね。雄二も来る?」

雄二「卵を買いにって……他に何処行くかとかは決まってんのか?」

秀吉「そうじゃのう……まあ今のところはそういった計画は一切無しじゃな」

雄二「まあ土曜日は暇だしなぁ、よし、俺もいく」

明久「本心は?」

雄二「直帰するとそれだけ翔子の相手をする時間ができるから出来るだけ外で時間をつぶしたい」」

明久「よし、じゃあ雄二も卵買うの手伝ってね」

秀吉「ムッツリーニも来るか?」

康太「……」 コクリ

雄二「そうと決まれば善は急げだ。翔子がスタンガン持って来る前に行くぞ」

秀吉「お主も苦労が絶えんのう」

雄二「しかし、あの明久が食品を買うなんてなぁ」

康太「………………珍しい」

明久「しょうがないじゃん、今は僕一人ってわけじゃないんだし」

秀吉「一人であってもそういう買い物はするべきじゃと思うんじゃが……」

明久「だ、だってしょうがないじゃん!! 色々と欲しいものがあるんだから!!」

雄二「お前は物欲が強いからな」

明久「欲しくなったら買うっていうのが幸せでしょ、やっぱ」

康太「………………お得意先」

秀吉「ワシは見ておるだけでけっこう満足できるからのう、そういうのは理解出来ん」

明久「そうかなぁ、ほら、やっぱり好きな物は傍に置いておきたいじゃん?」

秀吉「ううむ、傍に置いておきたいというのも分かるが、無理してそこまでと言うのは……」

雄二「……なあ、ムッツリーニ。結局この二人どうなってるんだ?」

康太「………………トップシークレット」

                 ボタボタボタボタボタボタ

雄二「成程、結構な所まで進んでるわけだな」

雄二「しかし、この事をあの二人は知ってるのか?」

康太「………………当然知らない」

雄二「だろうなぁ。明久はあの二人をどうするつもりなんだ?」

康太「…………知らない」

雄二「……なあ、明久」

明久「なに、雄二?」

雄二「もし姫路と島田がお前のことを好きだって言ったらどうする?」

康太「……………………まさかの単刀直入」

明久「んー、そうだなぁ……両方断るかな」

雄二「へえ、珍しい。お前なら喜んで両方OKすると思ったのに」

明久「雄二は僕をなんだと思ってるの? 僕はそんな軽い男じゃないよ。それに今は、その、僕にも好きな人が居るし……」

雄二「……ははぁ、分かった。鉄人だろ」

明久「雄二の目には僕がどういうふうに映ってるの!? 僕があんなガタイも威勢もいいおじさんに興味があるように見える!?」

雄二「冗談だよ」

明久「雄二の冗談って冗談に聞こえないんだよ……」

雄二「しかし、明久に好きな奴か……大事にしてやれよ」

明久「うん! 世界で一番大事にしてるよ!! ね、秀吉?」

秀吉「う、うむ? そう、なのかの……」

雄二「……バレバレじゃねーか。よく今まで隠せてたな」

康太「…………運が良かっただけ。ばれるのは時間の問題かと」

雄二「そうか。じゃあ明久にはその時間がきたら覚悟を決めてもらわないとな」

康太「……」 コクリ

―――

明久「あ、見て。あのお店、今日男女ペアだと半額だってさ」

雄二「半額か……ムッツリーニ」

康太「……丁度二着」

雄二「よし、じゃあ明久、秀吉。少しその辺の茂みでこのセーラー服に……」

明久「ちょっと待って!! なんで僕なの!? ここは秀吉とムッツリーニが……」

秀吉「おい、何故ワシは確定なんじゃ!! こういう時は明久とムッツリーニで……」

康太「……明久と秀吉が、一番似合う」

明久「っていうか雄二が着ればいいじゃん!!」

雄二「残念ながら、そのサイズは俺には会わないんだよ」

康太「……そういう事もあろうかとLLサイズも」

明久「よし、じゃあ雄二は決定だね!! じゃあムッツリーニと雄二がカップルで入店してその後僕と秀吉が……」

雄二「おい待て!! 俺はもう一生女物の服なんて着ねぇぞ!!!」

明久「僕だって着たくないんだよ!! 雄二が着れば雄二と秀吉でまるく収まるでしょ!?」

雄二「テメェかムッツリーニでいいだろうが!!」

康太「……断固拒否。二人の方がよく似合ってた」

秀吉(ワシはもう確定なのか……というか……店に入らぬという選択肢はないのか?)

明久「こうなったら……やるしかないみたいだね……!!」

雄二「不本意だが……かかってこい、お前の男としてのプライドをブッ潰してやる」

康太「……負けない……女装写真撮影の為にも……!!!」

秀吉「やれやれじゃ」

   「「「「じゃんけん!! ポン!!!」」」」

明久×ムッツリーニ(女装)

秀吉×雄二(女装)

で頼むww

明久(女装)×雄二

秀吉(女装)×ムッツリーニ


雄二に嫉妬する秀吉であった

明久「……クッソー……あの時雄二にアメを渡されなかったら……」

雄二「ジャンケンの最中でアメ受け取る奴が悪いんだろうが」

明久「だってあんな自然な流れで渡されたら断りづらいじゃん!!」

     パシャッパシャッ!!

明久「あああ、と、撮らないでえええええ!! 女装した僕なんか撮らないでええええええ!!!」

秀吉「明久……」

明久「秀吉、ごめん……僕、汚れちゃった……」

秀吉「いや、アキちゃん」

明久「言い直さないでよ!! な、何その目……秀吉、目が、目がエロいよ……」

秀吉「いや、その……明久が、いやアキちゃんが可愛すぎるから、つい、その……」

明久「肩を持たないで! 顔を近づけないで!! これ以上女の子の恰好で変なことされたら僕お婿に行けなくなっちゃう!!!!」

秀吉「大丈夫じゃ。ワシが貰ってやるから」

明久「その言葉は今じゃなくてもっと別の時に……あ、ちょっと、スカートの中は!!」

雄二「はいはい、お熱いお熱い。ムッツリーニ、あの二人の制服隠しとけ」

康太「…………了解」

雄二「さて、じゃあ組み合わせだけど……男組と女装組でじゃんけんして」

      ズゴッ!!!

雄二「ぐぁッ!? いきなり頭に鈍痛が……」

翔子「……雄二」

雄二「しょ、翔子!? な、なんでここに……」

翔子「……雄二、居ないから探してた」

雄二「だ、だからといって出会いがしらにコンクリートブロックで人の頭を殴って良い理由には……」

翔子「……浮気は、許さない……」

    ガッ!! ガッ!! ボガァッ!!

雄二「ま、待て、落ち着け翔子!! こ、これは明久と秀吉で、そこの店に入るために仕方なく!!!」

翔子「……例え吉井と木下でも、浮気は浮気」

雄二「そういう意味で言ったわけじゃなくて」

明久「ゆーうじっ! はやくあの『カップル限定』のお店に入ろうよ!!」

雄二「おい、この馬鹿明久!!! お前この状況見てやって良い事と悪いことがわかんねぇのか!!!
    お、落ち着け翔子!! 俺と明久はそういう関係じゃないのは周知の事実でだな!!!」

翔子「…………カップル限定?」

秀吉「さて、一人減ったわけじゃが」

明久「まさか霧島さんが雄二を引っ張って行っちゃうなんて思ってもみなかったよ」

秀吉「さっきの言葉はそういう意味で言ったのではなかったのか?」

明久「いや、僕としては雄二に飛び付いた僕を見て霧島さんが雄二に死ぬほど痛い目を見せてくれればと……」

康太「……陰険」

秀吉「しかし、どうするのじゃ? 必然的に一人余ってしまうぞ」

明久「うーん、そうだなぁ……じゃあ、こういうのはどう? 僕とムッツリーニと秀吉で一つのカップルとして入店!!」

愛子「おお、じゃあムッツリーニくん両手に花じゃん」

康太「……」

             ボタボタボタボタ

秀吉「それならばいっその事一人外で待っておった方が……」

愛子「あ、ごめん、ちょっとムッツリーニくん借りていくね」

明久「ちゃんと返してくれれば別にいいよ。……でも秀吉、それだと外に残された一人が可愛そうじゃない?」

秀吉「ちょっと待て、いつの間にか二人になってしまったぞ?」

明久「へ? あ、く、工藤さん!! ムッツリーニ返して!! ……もう店の中だ……」

秀吉「しかし、好都合ではないか。二人ならどちらかが着替えれば済むだけじゃ」

明久「あ、そっか。じゃあ僕着替えてくるから秀吉ちょっとここで待っててね」

秀吉「うむ」

秀吉(……明久とカップルで入店……いかん、胸が高鳴ってきた……)

―――

康太「…………どうしてここに」

愛子「んー? 会長と一緒に坂本くん探してたら面白そうな場面に遭遇しちゃって……つい」

康太「………………なんで俺が工藤愛子なんかと」

愛子「ボクは気にしないからそれでいいの! それよりも今はあの二人だよ」

康太「……?」

―――

明久「着替えが無い!!!」

秀吉「なんじゃと!? ど、何処へやったのじゃ一体!!」

明久「知らないよ! 確か、その、ど、どこ!?」

愛子「二人の着替えはムッツリーニくんの鞄の中で、そのムッツリーニくんは既に店内」

康太「……二人は女装した状態で何らかのアクションを起こす事になる、と」

愛子「せいかーい! 面白そうでしょ?」

康太「…………女装だけでも珍しいのにその上女装した状態で街中を……シャッターチャンス到来」

愛子「ねームッツリーニくん。二人が動き出すまで、ボクチョコレートパフェ食べてていい?」

康太「……好きにしろ」

―――

明久「ああ、駄目だ……ムッツリーニカメラ弄ってて気付きそうにない……」

秀吉「雄二は首をガッチリ掴まれた状態で『あーん』をさせられておってそれどころじゃなさそうじゃ」

明久「ど、どうしよう!? このままじゃ僕変な人って思われちゃう!!」

秀吉「安心しろアキちゃん。今のお主はどっからどうみても女じゃ」

明久「だから安心できないんだよ! そういうのは秀吉の個性だって思ってたのに……」

秀吉「いつまでもこの場に居ても仕方がない。どこか服の買える店にでも行くのがいいじゃろうな」

明久「……うう、恥ずかしい」

秀吉「ほれ、ワシの腕に抱きついとらんで、ちゃきちゃき歩くぞ」

秀吉「……明久」

明久「僕は男僕は男僕は男僕は男僕は男僕は男僕は男……」

秀吉「のう、明久」

明久「違います! 僕はれっきとした男です!!」

秀吉「そんな事を大声で言うと変態にしかみえんぞ」

明久「違います!! 僕は変態じゃないんです!!! 全部雄二が悪いんです!!!」

秀吉「はいはい、少し落ち着け。そこ服屋までの十数分じゃろうが」

明久「で、でも……恥ずかしい……」

秀吉(……恥ずかしがっておる明久も、なかなか……)

明久「ね、ねぇ秀吉……秀吉はどうしてそう堂々と歩けるの……?」

秀吉「まあ、その、恥ずかしい話……何度もやらされて慣れてしまっての。こう言う格好も最近はどうとも思わんのじゃ」

―――

     パシャッ!! パシャッ!!

愛子「あ、ムッツリーニくん、あれおいしそう」

康太「……うるさい気が散る一瞬の油断が命取り」

明久「えっと、服、服……」

秀吉「そういえば、今気付いたんじゃが」

明久「なに? えっと、ジーンズに、シャツ……よし! サイズはこの際気にしないで……」

秀吉「お主、服を買える金を持っておるのか?」

明久「…………えっと……」

秀吉「無いのか」

明久「……うん」

秀吉「どうするのじゃ? もしかしたらこの間にあの二人が帰ってしまったかもしれんぞ」

明久「そ、それは困る!! ど、どうしよう!?」

秀吉「ちょっと待っておれ。もう一度メールを送ってみる」

明久「うん、お願い!!」

―――

    『from:秀吉』

    『本文:明久の制服を家まで運んでおいてくれ』

康太「……?」

日を跨ぐので丑三つ時ちょっと前まで休憩

ほし

GEPってスレ立てるときになんか気を付けるべき事ある?

   pipipi……pipipi……

秀吉「……」

   『from:ムッツリーニ』

   『本文:了解』

秀吉「……ふむ」

明久「ムッツリーニ、何処に居るって?」

秀吉「今丁度義姉上に制服を渡してきた所らしい」

明久「そ、そんな……なんてタイミングで……」

秀吉「仕方がない。少しの間だけこれで過ごすしかなかろう」

明久「……うう」

秀吉「ほれ、いつまでも落ち込んでおってもはじまらんぞ」

明久「よ、よし。じゃあさっさと帰ろう!!」

秀吉「ああ、その前に。少し寄りたい店があるんじゃが、よいかのう?」

明久「この状況で!? この格好で街を歩くなんて、羞恥プレイじゃないか!!!」

秀吉「明久、声が大きい」

>>701
特にないんじゃないの?
強いて言うなら>>1000行かず終了する場合は過去ログ化依頼出さなきゃいけないってことぐらい

というか製作いくの?

>>703
見ての通りのスピードだから新しいスレはむこうに立てようと思ってる

明久「そ、それで……どこによりたいの?」

秀吉「うむ。ちと本屋に用があってな」

明久「本屋って言うと……一番近くの所なら10分ぐらいだね」

秀吉「よし。行こうか」

―――

明久「ね、ねぇ秀吉……なんか道行く人が皆こっち見てる気がするんだけど……」

秀吉「明久が恥ずかしがっておるから皆何事かと思っておったるんじゃろう。大事なのは堂々とすることじゃ」

明久「で、でも、堂々としてる秀吉の方も皆見てるし……」

秀吉「気のせいじゃ」

―――

愛子「皆二人の事見てる。やっぱりあの二人目立つよネー」

康太「…………パッと見美少女二人」

愛子「ナンパとかされちゃったりしてね!!」

康太「………………笑い事じゃあない」

男「ねえねえ、お嬢ちゃん達、今暇?」

―――

愛子「ナンパだ!!」

康太「……どう動く?」

―――

明久「い、今ちょっといっぱいいっぱいです!!」

男「なに? 恥ずかしがってるの? カワイイね、君。ねえ、お茶だけだからさ」

秀吉「ごめんなさい。彼女、見ての通り調子が悪そうだから今度にしてもらえませんか?」

男「大丈夫大丈夫!! ちょっとだけだからさ!! なんなら君だけでも……」

明久「ひ、秀吉……行こう。本屋さんだよね」

男「へー、秀吉ちゃんって言うんだ。珍しい名前だね! お茶とかどう?」

秀吉「本当に結構ですから」

     ガシッ!

男「本当にちょっとだけでいいからさ、ね?」

秀吉「離して下さい」

男「いいじゃんいいじゃん、悪いようにはしないからさ。ね?」

―――

愛子「ありゃー、手を無理矢理握ったけど、どうする?」」

康太「……少し様子を見て、二人に手を上げるようなら止める」

―――

男「ね?」

秀吉「は、離して下さい!! 本当に嫌なんです!!」

明久(……秀吉、震えてる……)

男「いいじゃん、ほらほら!! 俺おいしい喫茶店知ってるんだ。そっちの子も一緒にさぁ!」

明久「…………あの、それくらいにしてください。本当に嫌だって言ってるじゃないですか」

男「お、そっちのこの声も可愛いねー、怖がらなくても何もしないよ!!」

明久「じゃあ秀吉、行こう」

秀吉「あ、アキちゃん……」

明久「今のやり取りで分かるように、この人の頭じゃあ嫌だって言ってるのが理解できないんだよ。これ以上一緒に居ると秀吉にも馬鹿が移っちゃう」

男「おいおいお嬢ちゃん、あんま人を舐めてるとしまいには力ずくで連れていくぞ?」

明久「……出来るんですか?」

男「こう見えてもお嬢ちゃんたちよりは力が強いからね。言う事聞くなら今のうちだけど」

明久「何度言っても答えは変わりませんよ。一昨日きやがれクソヤロウ。
    あと、さっさと秀吉の手を握ってるその汚い手離してあげてよ。見てる僕も気持ち悪くなるから」

男「こ、この野郎ッ!! 下手に出てれば調子に乗りやがって!!!」

秀吉「明久!!」

明久「秀吉、先に行ってて。後で追い付くから」

秀吉「じゃが……」

明久「大丈夫、僕はこんな僕よりも頭の悪そうな人には負けないから」

男「この……調子にッ!!」

明久「じゃあ、またあとで」

秀吉「う、うむ!!」

―――

愛子「はぁー……吉井君ってけっこうかっこいいね。ボクちょっとキュンときちゃった」

康太「…………」 コクリ

明久(とは言ったものの、どうするべきか……)

明久(スカート動きにくいし、『召喚』の白銀の腕輪は雄二が持ってるし……)

男「しょうがねぇなぁ、じゃあお前でいいよ。俺と一緒に遊ぼうぜ。気持ち良くしてやるからよ」

明久「それもしかして僕に言ってるの? 自分で言ってて気持ち悪くならない?」

男「うるせぇ、力ずくでついてきてもらッ!?」

康太「……鉄拳制裁……拳じゃないけど」

男「な、て、テメェ!! いきなり何を……」

明久「ムッツリーニ!!」

康太「………………俺、参上」 ビシィッ

愛子「やっほー。見せてもらってたよ、吉井くんのカッコいい所」

明久「工藤さんも!! どうしてここに!?」

康太「……偶然」

愛子「うん、偶然!!」

男「て、テメェら俺を無視して話し続けてんじゃねぇ――――!!!!」

康太「……お前の過ちは二つ」

男「な、なんだよ……」

康太「……アキちゃんと、秀吉を、一度に口説こうとした事」

男「なに!?」

康太「…………そして、せっかくの逃げるチャンスに逃げなかった事」

須川「そうそう。それを見逃すほど、俺達は甘くはないんでね」

男「お、お前誰だよ!?」

須川「俺か? 俺の事なんか関係ないだろう」

   「お前に関係あるのは『俺』じゃない。『俺達』……」

   『『『『『『『異端審問会だ』』』』』』』

明久「皆!! な、なんで皆がゴミ箱の中や屋上のアドバルーンの中から!?」

   『アキちゃんだ!! アキちゃんが居るぞ!!』 『セーラー服を着たアキちゃんが僕を見てるぞ!!!』
   『スクール水着を着たアキちゃんが僕を見てるぞ!!!』 『半脱ぎの制服でアキちゃんが僕を誘ってるぞ!!!!』
   『世の中まだ捨てたもんじゃないね!!!』 『やったねアキちゃん!! 一人でできるもん!!!!』
   『アキちゃん!!』 『アキちゃん!!!!』 『アキちゃんアキちゃん!!!!』
   『僕の思いよアキちゃんに届け!!!』 『Fクラスのアキちゃんへ届け!!!!!』

男「な、なんだよこいつら気持ち悪い……」

    『これより異端審問会を始める』

男「ちょ、何処から出したこの十字架!! やめろ、俺を磔にするな!!!!」

    『名も知らぬ男よ。俺はお前が何者かは知らない。ただ、貴様はこのFクラスメンバーの前でやってはいけないことをやった。
     証言者、土屋康太氏。彼の罪状を』

康太「……罪状。アキちゃんと秀吉をナンパし、あろうことか秀吉の手を握った」

    『『『『『『『『『死刑!!!』』』』』』』』』

男「え、待って、何その槍、そ、それもしかして……」

    『と、言うわけだ。貴様の汚したアキちゃんと木下秀吉の純潔を貴様の血で洗わせてもらおう』

男「え、いや、そんなの、うぽわーーーーー!!!!」

―――

明久「……さすが異端審問会、秀吉の事となると全力だ……」

愛子「いやー、助かったねー。 友達思いな友達がたくさんいて」

明久「本当に、皆なんでここに……」

愛子「ムッツリーニくんが呼んだんだよ。吉井君が啖呵切った瞬間にね」

明久「あはは、ムッツリーニに感謝しなくちゃね」

秀吉「お、お巡りさん、こっちじゃ!! こっちで喧嘩が!!!」

   『き、君達!! 何をしておるんだね!!!!』

男「け、刑事さん!! 助けて!!! 俺殺されちゃう!!!!」

   『秀吉ちゃんだ!!』 『セーラー服姿の秀吉ちゃんが僕の方を見てるぞ!!!!』
   『警察官ちゃんが僕を見てるぞ!!』 『馬鹿! 警察だ!! 逃げるぞ!!!!』 

秀吉「あ、明久!! 大丈夫か? 怪我はないか?」

明久「見ての通り、皆が助けてくれたから怪我ひとつないよ」

秀吉「この、心配したんじゃぞ!? 明久、可愛いから、連れていかれてしまうのではないかと……」

明久「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。いざとなったら秀吉が逃げ切ったのを確認して僕も逃げてたし。
    それに、いくら自分が危なくても、可愛い恋人を守るっていうのは数少ない僕の役目だからね」

秀吉「…………馬鹿者が」

明久「馬鹿でもいいよ。それで秀吉が守れるんならね」

秀吉「……明久」

      ぎゅっ

愛子「あらら、天下の往来で抱き合うなんて結構大胆だね」

康太「…………皆が帰ったあとでよかった」

瑞希「え、えっと……」

明久「あ、姫路、さん?」

瑞希「これは、一体なにが……」

愛子「……あちゃー、最悪」

康太「…………色々と、言い逃れできない……」

瑞希「な、なんで明久君が女装して、泣いている女装した木下君と、そ、その抱き合ってるんですか?」

明久「こ、これは、その、ちゃんとしたわけがあって……」

瑞希「そ、その……失礼しました!!!」

明久「ああ、姫路さん!!!」

愛子「……」 ワクワク

康太「……工藤愛子、嬉しそうだな」

愛子「修羅場って結構好きなんだよね~、ボク。それで、吉井くん、おっかけなくていいの?」

明久「……秀吉を放ってはおけないよ。僕の女装のことくらいなら週明けにでもキチンと弁解すれば分かってくれるだろうし」

康太「………………そういう問題じゃない」

愛子「こりゃ月曜日は大波乱だぁ」

―――

明久「今日は散々な目に会っちゃったね、本屋さんにも行けなかったし。ごめんね」

秀吉「……ワシは、明久が居てくれればそれでいい」

明久「…………僕はやだなぁ」

秀吉「……なんじゃ、明久はワシが傍に居るだけでは不満か?」

明久「だってせっかく秀吉と付き合ってるんだから、色んな事したいじゃん?
    キスだって今まで以上にしたいし、きちんとした形でデートだってしたいし、もっともっと秀吉の事知りたい」

秀吉「……のう、明久」

明久「なに?」

秀吉「今日、その、明久の家に行ってもいいか?」

明久「やだなぁ、いっつも来てるじゃん! 今更断るわけないよ!」

秀吉「い、いや、今日は、えっと……明久の家に、泊っても……いいかのう?」

明久「……へ? なんで?」

秀吉「今日は……その……明久と離れたくないんじゃ……」

明久「………………」

秀吉「……駄目かの?」

―――

秀吉「……」

明久「……」

秀吉「……」

明久「……ねえ、秀吉」

秀吉「……なんじゃ?」

明久「そ、その……抱きつかれた状態だと、息苦しいんだけど……」

秀吉「……今日は、その、離れたくないんじゃ」

明久「…………じゃあ、もうちょっとだけね」

秀吉「……うむ」

玲「……アキくん」

明久「なに、姉さん。な、なんでこの状況でこれを渡すの!? し、しないよ!! そういう日じゃないよ!!!」

玲「私は秀吉君のこの態度をGOサインと受け取りました。据え膳食わねばなんとやら、です」

明久「…………ちょ、ちょっと部屋に行こう、秀吉」

明久「ひ、秀吉……その……えっと……」

秀吉「……明久」

明久「は、はい!!」

秀吉「……するのか?」

明久「……えっと、するの……かな?」

秀吉「お主は、こう言う時くらいはっきりと者が言えんのか。
    ワシは、その……明久がしたいと言うのなら……止めはせん」

明久「え、えっと……じゃあ……」

秀吉「……」

明久「し、したい……です」

秀吉「………………そうか。……やはりエロ久はエロ久じゃな。まったく仕方のない奴じゃ。
    それじゃあ、その……シャワーを借りてもいいか? 今日は、その、嫌な汗をかいたから」

明久「は、はい!!! じゃあ僕はここで心待ちにしてます!!」

秀吉「うむ。じゃあ少し待ってろ」

明久「はい!!」

秀吉「本当に、こういう時だけお主の返事は元気が良いのう。昼のお主に見せてやりたいくらいじゃ」

ちょっと休憩

>>1000いくと面倒なので今一度、保守間隔の確認を

保守時間目安 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内.

さすがにこんな時間からエロは良い子の教育にいけないからもう少し待ってて
日が暮れてから本気出す

若干のエロは少子化対策だよ
待ってる

明久「……え、えっと、その……」

秀吉「……な、なんじゃな、うむ……」

明久「ふ、ふつつか者ですがどうぞ最後まで見捨てずに」

秀吉「い、いやいや、こちらこそ、男の身ゆえ至らぬ点なぞあるやもしれんが……」

明久「……なんで僕たちは向かい合って正座でお辞儀をしてるんだろうね?」

秀吉「分からぬ……何故こんなに緊張するのじゃ?」

明久「なんか、こう、最初にキスした時と同じような……」

秀吉「高揚感と言うか、ただ恥ずかしいだけと言うか……」

明久「……い、いつまでも向かい合っててもはじまらないね、秀吉、ヤろう!!!」

秀吉「お、おう!!」

―――

明久「……なんで僕たちはベッドの上でまた正座してお互いにお辞儀してるんだろうね……」

秀吉(駄目じゃ……今までそんなに気にしたこともなかったのに……何故かもの凄く恥ずかしい……明久の顔が直視できん……)

明久「秀吉!! 脱がすよ!!」

秀吉「う、うむ……」

きた

明久「……」

          ボタボタボタボタ

秀吉「明久、鼻血が……」

明久「なんの、上を脱がした程度で止まってられるか!! 秀吉、下も脱がすよ!!」

秀吉「だ、大丈夫か? 無理せずともよいのじゃぞ?」

明久「…………………なんかさ」

                ボタボタボタボタボタボタボタ

秀吉「うむ?」

明久「服脱がせただけで……もう……お腹一杯」

秀吉「……今日はここまでにしておくか?」

明久「いいや! ここで止めたら男がすたる!!」

秀吉「で、では……早速頼むぞ」

明久「……」

秀吉「……明久?」

明久「…………えっと……な、何やればいいんだっけ?」

秀吉「……お主」

明久「だ、だって……こんなの初めてだから……その」

秀吉「……」

明久「………………その、ごめん」

秀吉「明久」

明久「ふぇ? ……んむ!」

秀吉「……ん、んん……んふ。……緊張はほぐれたか?」

明久「……」

                    ドバドバ

秀吉「お、おい、お主本当に大丈夫か!? こ、これは致死量ではないのか!?」

明久「秀吉……ありがとう。……たぶん今から終わるまでずっとこんな感じだろうけど……許してくれる?」

秀吉「……明久がそんな感じなのはずっと分かっておったことじゃ。気にせずどんと来い」

明久「……えへへ。じゃあ、改めて…………んちゅ」

秀吉「うむ。 ……ん」

明久「……ん、んちゅ……ん、んん、んふぅ……」

秀吉「ん、んはぁ……ふっ、んん……ん」

明久「……秀吉、キスだけで大きくなってる……」

秀吉「……ワシだって男じゃからな……好きな人からキスをされて興奮せんわけがない」

明久「僕、秀吉のそういう素直なとこも大好きだよ」

秀吉「そういうのは目を見ながら言うてほしかったな。何処を見ながら喋っておるのじゃエロ久」

明久「いやぁ、この数日揉み続けたせいか秀吉の胸も大きくなったよなぁって……」

秀吉「それは気のせいじゃ!! ワシの胸が大きくなるなど、ひ、んあ……あるわけ!!」

明久「僕、秀吉のこういう素直なとこも大好きだよ」

秀吉「これはお主がワシが止めるのを聞かずに胸を弄り続けるから、ふぅ、んん、ん!! その、感じやすく……ん!!」

明久「気持ち良くなるっていうのは悪いことじゃないでしょ?」

秀吉「場所の問題じゃ!! な、何故ワシが女のように胸で、ひぅ、気持ちよく、はぅ……な、ならねば……」

明久「ほらほら、身体は正直だよー、秀吉~」

秀吉「じゃからあまり乳首ばかりを、あ、はん……んふぅ……んん……」

明久「ん…………秀吉……触るよ」

秀吉「はぁっ……ん、はぁっ……どっちをじゃ?」

明久「……どっちがいい?」

秀吉「……言わせるのか、ここでワシに」

明久「ほら、エロ吉がどっちが欲しいのかちゃんと聞いておかないとね」

秀吉「…………明久は意地悪じゃ」

明久「どっちがいいの? ほら、言わないと何もしてあげないよ?」

秀吉「……うう……じゃあ、その…………りょ、両方……」

明久「……エロ吉」

秀吉「うう……な、なんて事を言わせるんじゃ……」

明久「ほら、顔を隠さないで。真っ赤になってる秀吉の可愛い顔を見せてよ」

秀吉「……よくもまあそんな、歯の浮くようなセリフを飄々と言えるもんじゃ……」

明久「ま、秀吉がなんて言おうと両方弄るんだけどね」

秀吉「お、おいこらエロ久!! それでは今の問答まるで無駄ではないか……ひゃ、ひ、ん……」

明久「無駄じゃないよ。秀吉の可愛い顔が見れたし、秀吉の同意ももらえたし」

俺は姉が目の前で酒飲んでるのを尻目に読んでるよ
たまにニヤニヤするから気持ち悪いっていわれたっさ

秀吉「あ、明久……その、義姉上から預かったあれを……」

明久「あれっていうと、コンドーム? ローション? アキくん性奴隷化用バイブ?」

秀吉「……うむ、そうじゃな……この際明久の後ろを開発するというのも……」

明久「前二つだね!! 分かった!!」

秀吉「……いや、バイブを持ってきても」

明久「前二つだよね! 間違えるわけないよ!!」

秀吉「……じゃあもう、それでいい」

明久「えっと……秀吉。……コンドーム……もう着けたほうがいい?」

秀吉「いや、それはもう少し後じゃ……その、尻を弄る時は、ローションを……」

明久「了解。えっと……こんくらいでいいかな?」

秀吉「うむ、上出来じゃ。それを、ワシの、ひ、んん、ん……」

明久「冷たい? レンジであっためてこようか?」

秀吉「いや、いい。このままで十分じゃ。……ふ、ん……」

明久「ぬるぬるだね、これなら、一気に……」

秀吉「わ、馬鹿!! はやまるでない! いいか、まだじゃ、まだ、心と体の準備がじゃな!!」

秀吉「ふっ……んん、ふー、んふ、あ……んん」
明久「……」

秀吉「あひっ……ふ、んん、ひぁ、ひ、ひぅ…………」
明久「……」

秀吉「ひ、あ!! あ、ん……あ、そこ、そこは、そこを弄られると……んんん!!!」

明久「…………秀吉」

秀吉「あ、ふ、な、なんじゃ……?」

秀吉「ごめん」

秀吉「へ? ……へ!? あ、明久!? お、お主、その、今ワシの尻にあたっておるのは」

明久「秀吉が、もう、可愛すぎて我慢できない……」

秀吉「ま、待て!! じゃから、その、いきなりは……そ、そうじゃ!! ちゃんと着けんと!!」

明久「駄目、もう我慢が……」

秀吉「も、もし着けずにしたことがばれれば義姉上から怒られるのはワシなんじゃぞ!!
    明久のエロ久が先走ったことがばれてワシが出入り禁止なんて事になってしまうかも知れん!!」

明久「……でも」

秀吉「ほれ、こっちに貸してみい。ワシが着けてやるから。な?」

明久「……うん。じゃあ、お願いします」

わかってるけど一瞬びっくりした

秀吉「……あ、明久、その、この前より大きくなっておらんか? ……これ」

明久「秀吉が可愛いから、頑張っちゃいました!」

秀吉「が、頑張っちゃいましたではなく……ううむ、これでは……大丈夫かのう……」
秀吉「……よ、ほ! よっと……うむ? こ、これで……」

明久「よし、じゃあ早速!!」

秀吉「ま、待て!! まだ心の準備が!!」

明久「だーめ。もう待てない」

秀吉「あ、ひ……あ、熱いのが……明久のが…………」

明久「秀吉、覚悟はいい?」

秀吉「……止めてもどうせ聞かんくせに……」

明久「じゃあ、一気に行くよ。……僕のにもちゃんとローションをかけて……」

秀吉「……ん、ふ……」

       ずぶ

秀吉「ん、ふ、ふぁ……あ、あ! あああ!! は、入って、明久のが、ワシの中に、ひ、ひぐっ、んん」

秀吉「う、ああ、ああああああああ!! んん、ふ、ふぁ、ああうううあ!! あ、あ…………は、は、ふ」

明久「は、入った……入ったよ、秀吉……」

いま気付いたけど、明久のエロ久って...エロい

明久「ひ、秀吉……今、もしかして……」

秀吉「……お察しの通りじゃ。その、恥ずかしながら…………明久のを挿入された瞬間に、すこし、気をやってしまった……」

明久「秀吉、本当におしりが弱いよね」

秀吉「そ、そう、じゃろうか……いや、自分でも、その、気持ち良くなりやすいとは、思って……んん!!」

明久「……秀吉、そろそろ、動いても……」

秀吉「う、動く!? う、動く、のじゃな……うむ」

明久「その……気持ちよすぎて、すぐにイっちゃうかもしれないけど……」

秀吉「……よし、来い。全部、受け止めて見せる、からの」

明久「うん、ありがとう。秀吉」

秀吉「なにをいまさら……」

      ずちゅ

秀吉「ひ、ひぃ、ああ!! あ、んん……んふ、ふぁ……!! は、ふ……ふ、ふー、ふー!!!」

明久「秀吉の中、すごく気持ちいい……ひ、秀吉、どう?」

秀吉「あ、ふ、ん……んふ!! ふ、ひぁ! は、はあ!! ああああ!!! んんん!」

明久「秀吉……すごく気持ちいいんだね……さっきから、ずっと、僕のを……」

秀吉「あ、あき、明久!! ん、ふ、んん、気持ち、ん、は、き、気持ち……」

明久「僕は気持ちいいよ。 ひ、秀吉は?」

秀吉「う、うふ、えへへ、き、気持ち、いい!! 明久、ワシも、ワシも、気、持ち、いい!!」

明久「秀吉……エロい」

秀吉「あ、明久、もう、ワシ、もう、駄目、また、また、ん、ああ!! また!!」

明久「僕もそろそろ……」

秀吉「あ、へ? う、うん、明久、明久、大丈夫じゃ、いいぞ、来てくれ」

明久「じゃあ、遠慮なく、動かせてもらうね」

秀吉「ひぇ?」

明久「行くよ」

秀吉「あ、明久、う、動くとは、ひ、ひゃ! だ、駄目!! ふぁ、う、動くの、あ、ひぃぁ!! 駄目、駄目駄目!!!
    んは、ふぁ!! だ、も、もう、ワシ、い、イ、んんん、ああ!!!」

明久「ひ、秀吉、駄目、僕も、もう、出ちゃう……ッ!!」

秀吉「あ、ああ!!! んんんんんん!!! んふ、ふあ、ああああああああ!!!!!」

明久「ん、ふ、ふぁ、はあ……ん…………」

ふう

秀吉「はっ、はっ、あ、ああ……で、出た……出てしまった……」

明久「秀吉……駄目だよ。ちゃんと出る時は出るって言ってくれないと……
    秀吉が四つん這いの状態で出しちゃったから、秀吉ので僕の布団がべちょべちょ……」

秀吉「す、すまぬ……気持ちよすぎて、つい、つい出てしもうた……」

明久「今度はちゃんと、秀吉にもコンドーム付けなきゃだね」

秀吉「う、うむ……ん、ちゅ、んん」

明久「…………ん、ふ」

秀吉「……満足、しておらぬみたいじゃな……」

明久「あー……わかっちゃう? やっぱり」

秀吉「まだ、明久の、その、固いままじゃ。分からん方がおかしいじゃろう」

明久「なんだか、ちょっと物足りなくてさ。
    ……この体制だと、ほら、秀吉がイく時の可愛い顔が見えないし」

秀吉「お主、またそんな事を考えておったのか」

明久「しょうがないでしょ。僕はエロ久なんだから」

秀吉「……認められると反論のしようが無い……」

明久「ねえ、秀吉、お願い、聞いてくれる?」

秀吉「……こういう時だけはお主の発想力の高さに感心するぞ」

明久「えへへ」

秀吉「まったく、抱き合った形でしたいなぞ……」

明久「嫌、かな?」

秀吉「……嫌じゃったらさっさと服を着て出ていっておる。それに、その、ワシも、明久の顔を見ながら……うむ」

明久「うむ?」

秀吉「さ、最後まで言わせるな!」

明久「うむ?」

秀吉「……ワシも、その、明久の顔を見ながら……したい」

明久「……」

秀吉「無言で頭を撫でるな!! ほほえましい顔をするな!!!」

明久「じゃあさっそく!」

秀吉「ちょっと待ってくれ……さっきので少し疲れたのじゃ……少し、肩を貸してくれぬか?」

明久「じゃあ、少し休憩したら二回戦だね」

秀吉「……うむ」

日を跨ぐまで休憩

あと参考までに
明久が島田姉妹を無視し続けるスレ
明久が美波ちゃんをドMになるまで調教し続けるスレ
明久がハーレムルート目指すスレ
の中でどれがみたいか教えて

ハーレムルートが秀吉を含むならそれがいいな
次点で無視続ける
もひとつ次点で明久が美波にドMに調教されるスレ

ちなみにハーレムルートでの攻略可能キャラは今のところ

姫路瑞希
島田美波
吉井玲
島田葉月
木下秀吉
木下優子
土屋康太
工藤愛子
      の八人だな

皆から要望の多かった久鉄人とババア長は書いてる途中で吐きそうになるだろうからやめた

そろそろエロが食傷気味だと思うのは俺だけか?

明久「……やっぱり疲れた?」

秀吉「……うむ、こんなに疲れたのは久しぶりじゃ。でも、なんというか……心地よい疲れじゃな」

明久「そう。僕の肩くらいならいつでも貸してあげるよ」

秀吉「……明久は、なぜエロ久状態とそれ以外でここまで差があるのじゃ」

明久「……秀吉には分からないかもしれないけどね、男って言うのは射精後にはもの凄く冷静になるもんなのさ」

秀吉「いや、それは分かるが」

明久「僕だって秀吉をきちんと大事にしたいけど、男はやっぱり性欲には勝てないんだよ」

秀吉「……そういうもんかのう」

明久「秀吉だってそうじゃない。僕を攻めてる時はギラギラした目でこっち見てさ」

秀吉「あれは……その……そういうのとは」

明久「違うの?」

秀吉「……良く分からん。そういう時頭にあるのは……明久に喜んで欲しいってことだけじゃからなぁ」

明久「……」

秀吉「……お主は人の話を真面目に聞けんのか!! 人が真面目に話しておると言うのに股間を膨らませおって!!」

明久「えっと……ははは、ごめん。秀吉の顔見てたら……つい、ムラムラと」

秀吉「このエロ久! 下半身人間!! 異常性欲者!! ……な、なんで罵っておるのにさらに大きくなるんじゃ……」

明久「……てへっ!」

秀吉「……しょうがない奴じゃ……ほれ、貸してみい」

明久「……」

秀吉「……お主のは何処まで大きくなるんじゃ……ワシが握ると更に大きくなったぞ……」

明久「これには僕の秀吉への愛が詰まってるからね」

秀吉「…………お主は、本当に……」

明久「どうかした?」

秀吉「……いや、なんでもない。無自覚とは本当に怖いもんじゃ」

明久「ふうん……まあいいや、じゃ、秀吉。ローション塗ろうねー」

秀吉「わ、ちょ、ちょっと待て!! まだゴムを……馬鹿! い、ひゃあ……弄るな……この、エロ、ふぁ……」

明久「うん。秀吉も準備万端だね。じゃあさっそく、向かい合った状態でやってみようか!!」

秀吉「……う……うむ」

明久「さっきいっぱい出したから……今度は秀吉をもっと気持ちよくしてあげるからね」

秀吉「な、おい明久、ワシは……」

明久「じゃ、行くよ」

         ずずず

秀吉「あ、は、あ……は、また、また、明久の大きいのが、は、わ、ワシの中に、入って、ひぁ、ああああああああああああ!!」

明久「こうやって抱き合った状態だと、秀吉がどれくらい気持ちよくなってるかすぐにわかるね」

秀吉「あ、あはぁ! あ、駄目、明久、これ、これ、駄目じゃ、これ、す、わ、ワシすぐに!!」

明久「それにこうやって……秀吉、んー」

秀吉「ひぇ? ん、んちゅ、んは、あ、アキ、この状態でキスは、んぢゅ、ねろ、んんん、んふ、あふ! き、気持ちよすぎ、んふ、んちゅ、ちゅ、んふ」

明久「ぷはぁ。秀吉といつでもキスで切るしね。この体制が一番いいや」

秀吉「だ、だめじゃて……あき、ひ、ひぅ!! もう、もう、来てしまう!!」

        ぎゅっ

明久「ほら秀吉、今度は正面に居るから思いっきり抱きついていいよ。秀吉が気持ちよくなってるの全部受け止めてあげるから」

        ぎゅっ!

秀吉「あ、明久、明久! えへへ、明久じゃ!! 明久、大好き、大好きじゃからな、これからも、ひぅ、嫌になるくらい、は、んん、抱きついてやるから、な!!
    は、ふぃ、ん、んん、ああ、明久、明久、んちゅ、んんん、んふ、明久ぁ、あ、ああ、ああああ! んんんんんんんんーーーーっ!!!」

秀吉「はっ、はっ……えへ、明久、すまぬな、また、出てしまった、はぁ、はう……」

明久「大丈夫だよ。今度は僕の身体に全部かかってるから」

秀吉「……ははっ、明久のお腹、ワシのでドロドロじゃな」

明久「秀吉ってサイズの割にたくさん出るよね。そういうふうに出来てるのかな?」

秀吉「その辺は……ワシにも良く分からぬ。明久だってたくさん出すし……」

明久「……ところで秀吉、大事な事忘れてない?」

秀吉「うむ、何が……じゃ!? え、ひ、ああ!! あ、あん、明久! な!!」

明久「僕が満足できないから始めたってこと。秀吉が満足しても僕が満足するまで付き合ってもらうからね」

秀吉「や、や! 待つのじゃ明ひっ!! ま、まだ、イったばかりで、ふ、うあ、ら、らう!!」

明久「それに、言ったでしょ? 今度はもっと気持ちよくしてあげるって」

秀吉「あ、ふぁ、明久、んむ! ん、んん……はふ、ひゃあ、だ、駄目、キスと一緒は、んひぁ!! や、乳首摘むのも、んにゃあっ!!!
    ひぐっ、うう、そ、駄目じゃ!! それは、ワシのを弄られるとすぐにまたイって……むぐぅ!!」

明久「秀吉の身体、どんな所も全部愛してあげるからね。お尻も、胸も、耳も、うなじも、ここも、全部全部。
    嫌って言うほど愛してあげるから、覚悟するんだよ?」

秀吉「ひ、うう、い、やなど言うか! ワシも、んふ、ん、お主が引くくらいお主の事を、心の底から、んむ……はむ、愛して、やるからな……」

明久「へへへ、お手柔らかにね」

八日落ちがあろうとなかろうと今日はこれ以上は無理だ
二人が愛し合ってるし切りもいいし今日はここまで

皆さんの熱い声援にこたえて今度立てるスレでは島田姉妹を全力で無視しようと思います

さて、誰も見ていないだろうからちゃちゃっと終わらせますか

明久「秀吉が僕に抱きついて寝るのか……この前とは逆だね」

秀吉「……ワシは今日は明久のせいでくたくたじゃからな……これくらいの我儘は許されるはずじゃ」

明久「はいはい。僕が悪うございました」

秀吉「分かればよろしい。ふぁ……」

明久「眠いなら遠慮せずに寝ていいよ。僕もすぐに寝ると思うから」

秀吉「…………のう、明久」

明久「なに?」

秀吉「今日の事じゃが……ワシは、やはり明久に危ない目にあって欲しくない。明久がワシのせいで怪我をするのなど見たくない」

明久「……うん」

秀吉「もう無茶はせんと約束してくれ……してくれたら寝る」

明久「……それはさすがに出来ないなぁ。僕だって秀吉を守りたいからね」

秀吉「…………そうか」

明久「ごめんね、でもこれだけ約束出来るっていうのが一つだけある」

秀吉「……なんじゃ?」

明久「心配掛けるかもしれないけど、ちゃんと無事に帰ってくるって事」

秀吉「……」

明久「今はこれだけで勘弁してください」

秀吉「……そうじゃな……うむ、こうしよう」

明久「ん?」

秀吉「一晩ぐっすり寝てから考える。今日はもう疲れたからまた明日じゃ」

明久「分かった。じゃあおやすみ」

秀吉「うむ」

――― 同日某所

康太「……なんたる不覚……」

康太「…………前戯の途中でカメラが電池切れを起こすとは……!」

康太「……こんな事なら今日、電池交換を行っておくべきだった」

康太「……無念」

―――

明久「秀吉さ、今日暇?」

秀吉「うむ? なんじゃ急に」

明久「いやさ、昨日は散々だったから……秀吉さえよければデートやり直そうかなぁ、なんて」

秀吉「ふむ……確かに、今日は週に一度の日曜日じゃしのう……何もせずに寝て過ごすと言うには惜しい」

明久「でしょ? だからさあ!!」

秀吉「そうじゃのう……昨日もとうとう本屋に行かずじまいじゃったし……」

明久「うん、うん!!」

秀吉「ま、いいじゃろう」

明久「ホント!?」

秀吉「ああ、ただし今度は誰にも絡まれぬようにきちんとした服で行くことが条件じゃがな」

明久「もちろん! 頼まれたって女装なんかするもんか!!」

秀吉「よし、では早速準備じゃ」

明久「あのさ、実は僕、秀吉と行きたい所があったんだ」

秀吉「そうか? では期待しておこう」

さあ、何処へ行こうか

秀吉「それで、明久は何処に行きたいんじゃ?」

明久「それは今日の最後のお楽しみ! まずはどこからいこっか?」

秀吉「……もしやお主、そういうホテルに連れ込む気では……」

明久「しないよ!! そんなお金持ってないし……」

秀吉「金があったらどうじゃ?」

明久「……」

秀吉「お主、本当に性欲旺盛じゃのう……何処から来るんじゃその性欲は」

明久「そりゃあ思春期真っ盛りの男の子だからね」

秀吉「で、最初は何処へ行くんじゃ?」

明久「そうだな……あ、じゃああそこなんてどう? 最近新しく出来た水族館!!」

秀吉「水族館……うむ、デートっぽいな」

明久「しかもあの水族館なら移動費込みできちんと予算内に収まるはずだし!」

秀吉「時間的にも今から電車に乗れば開園時間丁度といった所か」

明久「よし、じゃあ決まり!! 最初は水族館!!」

明久「やっぱり休日の朝は電車の中も空いてるねー」

秀吉「しかし水族館か……なにやらワクワクするのう!」

明久「秀吉水族館とか好きなの?」

秀吉「いや、特に魚が好きというわけではないが、それでもああいう場所はワクワクせんか?」

明久「んー、僕は水族館なんかに言っても『あの魚おいしそうだなぁ』くらいだし」

秀吉「なんか、こう、面白いんじゃ。明久もそのうち分かるようになる」

明久「ふぅん。そんなもんなのかぁ」

―――

明久「よし、到着」

秀吉「ほれ明久、急げ!! さっさと入るぞ!!」

明久「ほら、落ち着いて秀吉。入場券買わなきゃ。えっと、学生二枚」

販売員「はい、確かに」

秀吉「まだかー?」

販売員「可愛い彼女さんですね」

明久「ええ、よく言われます。今行くよー」

秀吉「みろ明久! 魚じゃ!!」

明久「まあ、水族館だからね……あ、あれおいしそう」

秀吉「うむ? あっちの方がうまそうではないか?」

明久「うーん……言われてみれば……」

秀吉「……ん? 明久、お主何を手に持っておるのじゃ」

明久「ああ、これ? 入り口でもらったこの水族館のパンフレットだよ」

秀吉「ほうほう、ちょっと見せてもらってもいいかのう?」

明久「いいよ、はい」

秀吉「……明久! この水族館、サメやペンギンもおるらしいぞ」

明久「それは凄いや。それで、何処から見て回りたいの?」

秀吉「そうじゃなぁ……まずはぐるっと一周じゃ」

明久「了解」

―――

――― ペンギン広場

秀吉「……これだけおると、一羽くらい持って帰ってもいいんじゃないかの?」

明久「ばれなきゃいいと思うけど……さすがにばれるだろうし」

秀吉「ううむ……では仕方ない、やめておこう」

明久「ペンギンってさ、なんだか一生懸命だよね。あっちにふらふらこっちにふらふらしてるだけなのに」

秀吉「……」

明久「小さな体をめいっぱい使って移動してるから一生懸命に見えるのかなぁ?」

秀吉「……そうじゃなぁ、なんだか見ておるだけでこっちも元気が出てきそうじゃ」

明久「……一羽くらいなら、ばれないかな?」

秀吉「ううむ、試しにで掴まってしまってはいけんしのう……」

明久「ああいう愛くるしいペンギンが一羽いるだけで辛い現実と戦える気がするんだ」

秀吉「ふむ……そういえばペンギンはペットショップで売っておらんし……どこで買えばいいんじゃろう?」

明久「……南極?」

秀吉「やはりその辺になるのか」

秀吉「そういえば明久、こういう話を知っておるか?」

明久「へ? なになに?」

秀吉「なんでも、南極のペンギンは皆体長が2mを超えるらしい」

明久「……」

秀吉「ワシらよりも大きいらしい」

明久「二回も言わないでよ!! 知りたくなかった……こんな小さくて愛らしいペンギンもいつかは大きくなっちゃうって言うの!?」

秀吉「2m……こんくらいじゃな」

明久「なんか絶望したくなるくらい大きいね……そんなペンギンが迫ってきたらって考えるだけで今までのペンギンに対する評価ががらりと変わりそうだよ……
    ああ、やっぱりこの世で愛らしさが変わらないものなんて秀吉くらいしか居ないんだね……」

秀吉「ワシも一度なってみたいもんじゃ」

明久「なってみたいって……2mに?」

秀吉「うむ。2mにじゃ」

明久「うーん……2mの秀吉……アウ、いや、セーフ、いや、これは……セーフ!!」

秀吉「セーフか。それじゃあちょっと頑張ってみるかのう」

明久「ごめんなさい、今の秀吉が大好きだから大きくなったりしないで下さい」

――― 大型魚水槽

秀吉「おおおおおおお! サメじゃ!!」

明久「この鮫が……大体2mかあ……」

秀吉「お主、まださっきの事を気にしておったのか」

明久「あんなに大きかったらやっぱりいっぱい食べるんだろうなぁ」

秀吉「口が大きいからのう。ワシらなんか一口じゃろう」

明久「よく同じ水槽の魚を食べないね」

秀吉「本当じゃな。仲がいい奴ばかりを集めておるんじゃろうか?」

明久「……あ、コバンザメ」

秀吉「なに、それは本当か! どこじゃ?」

明久「鮫もあれくらい小さかったら可愛いんだけどなぁ」

秀吉「何処におるんじゃ? えっと、あのサメの何処かについておるのか?」

明久「あ、そうだ。だったら可愛い秀吉が小さくなったらもっとかわいく……」

秀吉「あ、明久!! いじわるせんで教えてくれ!! 何処にくっついておるのじゃ!?」

明久「ねえ秀吉、ちょっと小さくなってみない?」

明久「そんなに気になったの? コバンザメ」

秀吉「いや、そこまで見たかったわけではないが……なんとなく悔しいではないか」

明久「悔しい?」

秀吉「明久だけなんというか、ワシよりも水族館を満喫しておるようで、悔しい」

明久「ふーん、あ、ネコザメ」

秀吉「お主、ワシの話をじゃなぁ」

明久「ちゃんと聞いてるよ。だったら水族館を満喫するために一杯魚を見なきゃね」

秀吉「そう言われればそうじゃな。で、ネコザメはどこじゃ?」

明久「ああ、もう向こうに行っちゃったよ」

秀吉「……」
明久「ちょ、ひ、秀吉! 無言でチョップは、無言でチョップは、痛!! ほ、ほら、ネコザメ来た! ネコザメ来たから!!」

秀吉「おお、本当じゃ」

明久「……不思議な模様だよね。なんでこんな目立つ模様なんだろう」

秀吉「きっと前世が猫なんじゃろう」

明久「……成程!!」

秀吉「い、いや、嘘じゃぞ!?」

――― 熱帯魚水槽

明久「……」

秀吉「……」

明久「……たぶん秀吉は今僕と同じこと考えてると思う」

秀吉「……なんじゃ?」

明久「姫路さんが料理に使いそうだなぁって」

秀吉「よくわかったのう。派手な色といい、大きさといい、フライ向きじゃと言いだしそうじゃなぁと思っておった所じゃ」

明久「冗談じゃないのが怖いよね」

秀吉「うむ。ワシらはあと何度あの料理と闘えばいいんじゃろう……」

明久「分からない……悪意無しであれが作れるのは、ある種の才能だから……」

秀吉「なんとかしたいもんじゃ……」

明久「秀吉、今度からは僕が秀吉の分まで食べてあげるからね」

秀吉「明久だけに無茶させられるか。死ぬ時は一緒じゃ」

明久「……本当は、姫路さんが料理をやめてくれるのが一番ありがたいんだけど……」

秀吉「本人は好意のつもりじゃからなぁ……今度それとなく自分の料理を食わせてみるのもよいかも知れんのう」

   『お客様にご連絡いたします。本日、午後一時より、ショースペースでイルカショーを開催いたします』

秀吉「イルカショーのう……」

明久「イルカショー!!」

秀吉「どうじゃ明久、見に行ってみるか?」

明久「当たり前じゃん! 水族館と言ったらイルカやアシカのショーだし!!」

秀吉「あれは見る場所によってはずぶ濡れになってしまうから嫌いなんじゃが……」

明久「……ずぶ濡れ……」

             ボタボタボタボタ

秀吉「おい」

明久「ささ、秀吉! はやくいってイルカが良く見える位置を確保しないと!!」

             ボタボタボタボタ

秀吉「爽やかな笑顔をする前に流れ落ちる鼻血をどうにかするべきではないか?」

明久「やだなぁ、これはイルカに興奮してるんであって、別にずぶ濡れの秀吉を想像して出てるわけじゃないよ!!!!」

秀吉「もう少しましな嘘はつけんのかお主。それともここに来てまさかのイルカフェチか?」

明久「ほら、さっさと行かないといい席取られちゃうよ!!!」

明久「当然のように特等席!!」

秀吉「しかし時間までまだ三十分はあるぞ」

明久「……どうしよう」

秀吉「まあ気長に待つしか無いじゃろうのう」

明久「……このプールの奥にイルカが居るのかな?」

秀吉「……おらんのではないか? おるとしたら息つぎに上に来るはずじゃし」

明久「へ? イルカって息つぎするの!?」

秀吉「イルカは哺乳類じゃろう? 哺乳類にはエラが無いわけじゃから、息つぎをしに来るはずじゃ」

明久「……また秀吉ったら僕の事騙そうとして! イルカは魚類って事くらいさすがの僕だって知ってるよ!!」

秀吉「うむ? イルカとクジラは哺乳類ではなかったか?」

明久「へ……まさか、本当に哺乳類なの?」

秀吉「……」

明久「し、知ってたよ!! 秀吉を騙そうとしてただけだからね!!! い、いやー、引っかからなかったかぁー!!」

秀吉「……明久、それはさすがに見苦しいぞ」

明久「……ううう、だって、見た目とか魚じゃん。間違えても仕方ないよ、うん!! 雄二とか絶対間違えてるはず!!」

   『大変ながらくお待たせしました。只今より……』

秀吉「おお、そろそろ始まるようじゃな」

明久「……」 ゴクリ

      ザパーン

秀吉「おお、イルカじゃ!!」

明久「見てよ秀吉!! すっごい!! 一気にあんな高さまで飛んだよ!!」

秀吉「あんな高いまでよく飛べるのう……ワシには絶対無理じゃ」

明久「うわー!! 凄い!! ほら、綺麗に交差して落ちてくる!!」

      ザパーン!

明久「うわっ!! うぇ、水かかっちゃった……はっ!! 秀吉ずぶ濡れ!?」

秀吉「残念。鞄でガード済みじゃ」

明久「……秀吉、男の純情を弄ぶその行為、さすがの僕でも許す事は出来ない!!
    卑怯な真似を!! こうなったらその鞄を取り上げてでも!!」

      ザパーン!!

明久「ひゃあ!! ちょ、ちょっと待って!! 僕に水をかけるんじゃなくて僕が鞄を取り上げた後で秀吉に!!!」

      ザパーン!!!

明久「よし!! 鞄を奪い取った!! これで秀吉もびしょぬれに……」

秀吉「なにを言っておるのじゃ。もうショーは終わったぞ」

明久「なんですと!? ほ、ホントだ……イルカたちも観客も居なくなってる……」

秀吉「いやぁ、面白いショーじゃったなぁ明久!」

明久「……僕、秀吉からかばん奪うのに夢中で何も見てなかった……」

秀吉「それは残念じゃ。服をそこまで濡らしてまで奪おうとしたのにのう」

明久「クッソー……ずぶ濡れの秀吉を見て興奮する筈が、逆にずぶ濡れにされちゃうなんて……」

秀吉「こういう場合はワシが明久に興奮するべきか?」

明久「やだなぁ、そんなことしなくても……って秀吉、なんか目がいやらしいよ? ほら、ここ一応公共の施設だから、そういうのは……」

秀吉「ワシは何もせんぞ。ワシはただ、明久が風邪を引かんように着替えさせてやろうとしておるだけじゃ」

明久「待って秀吉!! 何処から出したのその見覚えのあるチャイナ服!! 着ないからね!! 僕はそんなの着ないからね!!!」

秀吉「ほれ明久、ばんざーい」

明久「なんでこの場で脱がせようとするの!? ほら、そういうのは家に帰ったらいくらでも着てあげるから、ここでは自重しよう! ね!?」

秀吉「冗談に決まっておるだろうが。まったく、何を本気にしておるのじゃ、明久は」

明久「そんな残念そうな顔で言われても説得力がまったくないよ!!」

秀吉「よかったのう、明久。売店にTシャツがあって」

明久「ごめんね、Tシャツ買ってもらっちゃって……」

秀吉「なぁに、気にするでない。明久の為ならこれくらい安いもんじゃ」

明久「じゃあありがたく頂いておくよ。これ、大事にするからね」

秀吉「箪笥の奥にしまいっぱなしとかは無しじゃぞ? せっかくプレゼントしてやったんじゃからちゃんと切るんじゃぞ」

明久「はいはい。じゃあそろそろ帰ろっか。お腹も減ってきたし」

秀吉「……そういえば昼について何も考えておらんかったな」

明久「秀吉なにか食べたいものある?」

秀吉「明久が食べたい」

明久「……」

秀吉「ちょ、じょ、冗談じゃ!! 冗談じゃから!!! 顔を赤らめるな!! ワシの服の裾を握るな!!」

明久「その……優しくしてね?」

秀吉「そうじゃ、ほら、昨日の喫茶店!! あそこで軽く食ってしまおう!! な?」

明久「……」

秀吉「か、顔を赤らめて俯くな!! これではワシがなにやらいやらしい事をしているようではないか!!!」

秀吉「さて、明久、何が食べたい?」

明久「そうだなぁ……じゃあまず、水で!」

秀吉「ナポリタン一つに日替わりランチ一つ」

店員「はい、かしこまりましたー」

明久「秀吉、二つも食べるの?」

秀吉「違う。ワシの奢りじゃ。遠慮せずに食え」

明久「そ、そんな!! 悪いよ!! Tシャツも買ってもらったのに!!」

秀吉「目の前で水をチビチビ飲まれる方が困るのじゃ。明久、こういう時は従っておくべきじゃぞ」

明久「……じゃあ、お言葉に甘えて」

秀吉「うむうむ。人間正直が一番じゃ」

店員「お先に失礼します。お冷でございます」

秀吉「うむ、ありがとう」

明久「えっと、塩……塩……」

秀吉「塩水ばかり飲んでおると身体に悪いぞ」

―――

葉月「お姉ちゃん!! はやくはやくー!! 急がないとパフェが逃げちゃうですよ~!!」

美波「いやいや、急がなくてもパフェは逃げないわよー」

葉月「でも急いだ方がおいしいです!」

美波「それはまあ、そうだろうけど……」

葉月「こうやって急いで行くと何かいいことが……あ、バカなお兄ちゃんです!!」

美波「え、アキ!?」

葉月「はい! バカなお兄ちゃんが綺麗なお姉ちゃんとは違う綺麗なお姉ちゃんとご飯食べてるです!!」

美波「え、えっと、葉月の言う綺麗なお姉ちゃんっていうのは瑞希で、それ以外の綺麗なお姉ちゃんって言うと……誰!?
    ……なんだ、木下か……二人で何やってるんだろ」

葉月「わーい!!」

美波「あ、葉月!! ちょっと待って!!」

―――

葉月「バカなお兄ちゃんっ!!」

明久「ん? あ、葉月ちゃん」

秀吉「うむ? おお、島田の妹ではないか」

葉月「こんにちわです! 綺麗なお姉ちゃんとは別の綺麗なお姉ちゃんもこんにちわです!!」

秀吉「……それはもしやワシの事か?」

美波「ちょっと葉月!!」

明久「あ、美波だ」

葉月「お姉ちゃん、ここ、ここ空いてるですよー」

美波「こら! 先に行っちゃダメって言ったでしょ!!」

葉月「ううう……でも、バカなお兄ちゃんが居たから……」

美波「だからって走って行っちゃダメ!! ……まったく、世話が焼けるんだから」

明久「まあまあ、そうカッカしないで」

葉月「バカなお兄ちゃん優しいです!」

秀吉「島田たちも今昼食なのか?」

美波「ううん、ウチは葉月がこのお店のチョコレートパフェが食べたいっていうから……
    それよりも、アキと木下はこんな時間に二人で何やってるの?」

明久「んん? 僕たちは少し遅めのお昼ご飯だよ、秀吉の奢りでね」

葉月「綺麗なお姉ちゃんとは別の綺麗なお姉ちゃんがバカなお兄ちゃんの分もお金を出してるですか?」

秀吉「ワシは男じゃ!! その呼び方はやめるのじゃ!!!」

葉月「じゃあ綺麗なお姉ちゃんとは別の綺麗なお姉ちゃんのような綺麗なお兄ちゃんですか?」

明久「な、なんだか頭がこんがらがりそう……」

店員「お待たせしました。ナポリタンと日替わりランチでございます」

秀吉「うむ。ありがとう」

美波「あ、すみません。チョコレートパフェと……オレンジジュースお願いします」

店員「かしこまりましたー」

葉月「バカなお兄ちゃん、膝の上に座ってもいいですか?」

明久「うん、いいよ。はい」

秀吉「喉が渇いておるならワシの分の水を飲むか?」

葉月「ありがとうです!! 綺麗なお姉ちゃんとは別の綺麗なお姉ちゃんのような綺麗なお兄ちゃん!!!」

秀吉「そ、その呼び方もどうにかならんか? 聞いておるだけで混乱しそうじゃ……」

葉月「……じゃあなんて呼べばいいですか?」

美波「短く、綺麗なお兄ちゃん、でいいんじゃない?」

葉月「じゃあ綺麗なお兄ちゃん!!!」

秀吉「うむ、それなら分かりやすい」

美波「でも、珍しいわね。アキと秀吉が二人きりなんて。坂本や土屋は?」

秀吉「あの二人もいつも暇というわけではないのでな。今日はたまたま二人きりになっただけじゃ……」

葉月「……綺麗なお兄ちゃんはお兄ちゃんですよね?」

秀吉「うむ? そうじゃが?」

美波「まあ、パッと見て分からないもんね。木下が男なんて」

葉月「良かったです。葉月のバカなお兄ちゃんに彼女さんが出来ちゃったんじゃないかと思って……」

美波「あら、良かったわねアキ。アンタがモテないのを葉月は喜んでくれてるわよ」

葉月「はいです! バカなお兄ちゃんがモテなくて葉月嬉しいです!!」

明久「うう、さ、さすがにそこまでズバッと言われると僕も傷付く……」

葉月「でもでも! バカなお兄ちゃんは葉月からモテモテですよ!」

明久「遅すぎるフォローをありがとう、葉月ちゃん……僕のボロボロな心も少しは癒されたよ」

葉月「もし大きくなってもモテなかったら葉月が彼女さんになってあげますね!」

明久「うん、ありがとう。期待せずに待っておくよ」

葉月「待っててくださいです!!」

美波(葉月は凄いなぁ……あんなに自分の気持ちをはっきり言えて……ウチも見習わなきゃなぁ……)

秀吉「ごちそうさまじゃ」

明久「え、は、速っ!! もう食べちゃったの!?」

秀吉「うむ。なかなかおいしいナポリタンじゃったぞ」

明久「じゃあ僕も食べようかな……よっと、いただきまーす!! んん……おいしい!」

葉月「あ、バカなお兄ちゃん! そのエビフライ、葉月とはんぶんこしましょう!!」

明久「ん? いいよ、はい、あーん」

葉月「あーん……えへへ」

美波「……は、葉月は子供だから……うん、仕方ない!」

明久「……ん、このハンバーグおいしい! 秀吉!!」

秀吉「うむ? あーん」

明久「……どう?」

秀吉「……うむ。これはなかなか」

美波「……あ、アキ! その、ウチも、その……何か貰ってもいい?」

明久「へ? まあ、別にいいけど……じゃあこのチキンライスでいい? それともプリンがいい?」

美波「あ、じゃあチキンライス……」

明久「はい、あーん」

美波「へ!? う、ウチ、あ、あーん……」

明久「……あ、しまった、つい流れであーんを……」

美波「……えへへ」

葉月「じゃあ今度は葉月があーんしてあげるですね!!」

明久「あはは、気持ちだけもらっておくよ」

葉月「ぶー……残念です」

店員「失礼します。お先にお冷になります」

秀吉「うむ。ほれ、島田」

美波「あ、うん。ありがと」

秀吉「明久、お冷が空じゃが、まだ飲むか?」

明久「うん、じゃあ今度は砂糖入れて!!」

秀吉「糖尿病になっても知らぬぞ。ほれ」

明久「ははは、気を付けるよ」

葉月「……んー」

葉月「バカなお兄ちゃんと綺麗なお兄ちゃん、なんだかお父さんとお母さんみたいです」

        ブ―――――ッ!!

美波「ちょっと、アキも木下もなに水噴き出してるのよ!!」

秀吉「す、すまぬ、げほ、この角度からの攻撃にはまだ慣れておらぬゆえ……げほっ」

明久「葉月ちゃん、い、いきなり何を……げほっ、げほっ!!」

葉月「何だか今の、葉月の家のお母さんがお父さんにするみたいだったからつい……」

秀吉「なにを言うておるのじゃ!! わ、ワシは男じゃぞ!!!」

葉月「でも、なんだかそんなふうに見えたんです!」

明久「ああ、仕方ない……やっぱり結婚するしかないみたいだね、秀吉!!」

美波「アキもなに悪ノリしてるのよ!」

        ぺしっ!

明久「ひぃ!! あ、あれ……? い、いつもならここで鉄拳が顔に飛んできてもおかしくないはずなのに……で、デコピン!?」

美波「そんな人聞きの悪い事言わないでよ。その言い方じゃまるでウチがアキの事いじめてるみたいじゃない」

明久「いや、美波はいつもは僕の事をいじめてごめんなさいなんでもないですグーに握りなおさないで下さい」

秀吉「飽きんのうお主らも」

美波「そういえばウチも気になってたのよね」

秀吉「うむ、なにがじゃ?」

美波「いや、アキと木下さ、最近妙に仲が良くない?」

明久「そうかな? 僕たちは今まで通り、友達異常な関係だけど」

美波「なんでも昨日は抱き合ってたらしいじゃん、女装して」

      ブ――――――ッ!!

美波「わわわ! だから水を吹くなって言ってるじゃない!」

明久「み、みみみ、美波!! だ、誰からそれを!?」

美波「いや、瑞希が昨日血相変えてウチの家に飛び込んできて叫んだのよ。アキと秀吉が駅前のあたりで女装して泣きながら抱き合ってたって」

明久「ご、誤解だよ!!」

美波「どこが?」

明久「えっと、まず僕と秀吉が女装してたってところは……合ってる。でも泣きながらって言うのは……あれ、合ってる……
    で、でもさ、抱き合ってたってのも……あ、合ってる!! 事実だコレ!!!」

葉月「バカなお兄ちゃん、女の子の恰好して綺麗なお兄ちゃんとハグしてたですか?」

美波「葉月、お姉ちゃんの膝の上に座ろうね」

明久「み、美波はなんでそうやって汚いものから遠ざけるように葉月ちゃんを僕の膝の上から移動させてるの!?」

葉月「やーっ! 葉月バカなお姉ちゃんの膝の上がいいです!!」

明久「そこでなんで葉月ちゃんは僕の事をお姉ちゃんって呼ぶかな!?」

葉月「へ? バカなお兄ちゃんはバカなお姉ちゃんです?」

明久「違うよ!! 僕はお兄ちゃんだよ!!!」

秀吉「そのじゃな、島田!! 姫路の言うておることも事実なんじゃがこれには深いわけがあってじゃな!!!」

美波「……どうも気になるのよねぇ」

秀吉「な、何がじゃ?」

美波「最近、アンタとアキ、妙にべったりじゃない? 昨日のそれも、そういう事じゃないのかなぁって」

明久「そういうことっていうと……どういう……」

美波「いや、アキと木下が付き合ってるって事じゃないのかなって」

明久(ば、バレた!? いや、そういうわけじゃないはず……僕たちは数えるほどしか学校ではしてないし……)

秀吉(義姉上の言うておった通りじゃ……女の勘は鋭いうえに怖い……)

葉月「バカなお姉ちゃんと綺麗なお兄ちゃんは付き合ってるですか?」

明久「そ、それは、その、なんていうか……」

秀吉「な、なんというか、その……のう?」

美波「木下」

秀吉「は、はい!!」

美波「明日の放課後、瑞希とウチと三人でちょっと話し合いがしたいんだけど……いいわよね?」

秀吉(こ、この目は、疑惑じゃない……確信を持った目じゃ……ま、まさか今のやり取りだけで気付いたというのか!?)

美波「いいわよね?」

秀吉「はい!!!」

美波「……ったく、どうして木下なのよ……瑞希やAクラスの木下優子ならまだしも……
    もしかして……本当にゲイ? ………………でも……いや……」

秀吉「明久……先に謝っておく。すまぬ」

明久「聞きたくないけど……なんで?」

秀吉「あの二人を前に……ワシはお主とのことを隠しとおせるとは思えぬ……」

明久「…………いいよ。どうせ、いつかははっきりさせなきゃいけない事だし」

秀吉「少し早まっただけ、か」

明久「あと、秀吉」

秀吉「……なんじゃ?」

明久「どうか生きて帰ってきてね」

美波「じゃあ明日、楽しみにしてるから」

葉月「バカなお兄ちゃんと綺麗なお兄ちゃん、バイバイですー!」

明久「ははは、ば、ばいばい」

秀吉「ま、またのー! ははは」

・ ・ ・ ・ ・ ・

秀吉「最近は憂鬱な日曜日が続くのう……一難去ってまた一難じゃ」

明久「……なんなら秀吉、明日は一緒に休んでどっか遊びに行く?」

秀吉「……いや、ワシも男じゃ。ここは腹を括るべきじゃろう」

明久「…………怖くなったら逃げてもいいからね?」

秀吉「なあに、逆に明久はワシのもんじゃから近付くなと言うてやるわ!!」

明久「……こ、殺されない程度に頑張ってね」

秀吉「……やはりちょっと内容は控えめに言うべきじゃろうな」

明久「キスくらいまでなら大丈夫かな?」

秀吉「う、うむ、ワシらの身の安全のためにもその辺までしかしてない事にしておこう」

明久「あ、そうだ秀吉、この後時間ある?」

秀吉「うむ? ああ、そういえば行きたい場所があると言うておったな」

明久「そう、それ!! 暇ならすぐに行きたいんだけど……大丈夫かな?」

秀吉「なにをそんなに急いでおるのじゃ。タイムセールかなにかか?」

明久「んーん。もっといいとこ!」

秀吉「……」

明久「いや、本当にいい所だから!! フリとかじゃないから!!!」

秀吉「……信じるぞ?」

明久「うん。ほら、急ごう!!」

秀吉「……何故急ぐ必要が……」

明久「いいから早く!」

秀吉「う、うむ」

―――

秀吉「ここは?」

明久「ほら、あれ!!」

秀吉「教会……か?」

明久「丁度今日さ、この教会で結婚式の予約が入ってたから。秀吉と見たくてさ」

秀吉「予約って……どうやって調べたんじゃ? お主」

明久「へ? この辺りの教会で、一番最近ある結婚式はいつですかー? って電話で聞いて……」

秀吉「……それで、ここが丁度今日結婚式じゃったと」

明久「うん。あ、ほら、秀吉! ちょうど二人が出てくるみたいだよ」

・ ・ ・ ・ ・ ・

秀吉「…………綺麗じゃのう」

明久「……僕がタキシードで、秀吉がウェディングドレスね」

秀吉「逆じゃろうが。こういう場合ワシがタキシードでアキちゃ……バカなお姉ちゃんがウェディングドレスじゃ」

明久「言い直す必要ないよね!? それどっちも意味同じだから言い返す必要なんてまったくないよね!!?
    …………あ、そうだ。ねえ、秀吉」

秀吉「なんじゃ?」

明久「何年後になるかは分からないけど……歩けるといいね、あんな風に」

秀吉「…………そうじゃのう」

明久「このあと、秀吉が新婦さんが思いっきり投げたブーケを拾ったり、
    教会に予約に来た雄二と霧島さんに挨拶したり、
    帰り道ですれ違ったムッツリーニに鼻血を吹かれたり、
    姉さんにブーケを見つかって結婚を申し込まれたり、
    秀吉の姉さんにブーケを見られて頭を抱えられたりするけど、それはまた別のお話」

明久「そして、姫路さんと美波が秀吉に『ライバル宣言』をしたのも、また別のお話」


・ ・ ・ ・ ・ ・


秀吉「なんじゃこの間は」

明久「しまった、〆の台詞考えてなかった!!」

秀吉「な!? どうするのじゃ!! ぐだぐだではないか!!」

明久「えーっと、えーっと……これだ!!」


          明久「僕たちの戦いはこれからだ!!!」

         明久と秀吉の愛が世界を救うと信じて……!!

                                        ご愛読、ありがとうございました!

                                            僕と秀吉の恋愛事情
                                           ――  お わ り  ――
                                            製作:異端審問会一同

この早さなら言える
正ヒロインは島田姉妹
サブヒロインで一番可愛いのは愛子ちゃんチラッチラッ

>>1000なら明日またバカテスSSスレ立てる
内容は島田姉妹とのイチャイチャ話(R-15)

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