満潮永澄「765プロ」 (41)

永澄「燦ちゃんと結婚してから2年、22歳になった俺だけど、瀬戸組の組長になる前に少し修行することになった。具体的には25歳までだけど、それまでヤクザとは関係の無い場所で働く事になる」

???「ん?」

永澄「と言っても、いきなりそんな事を言われても働き口が無いわけで......いっその事、三河に頼むか...いや、それじゃあ意味がないな......どうしよう」

???「ちょっと君ぃ、少し話をしないか?」

永澄「ん?なんですか...って黒!?」

???「はっはっは、気にしないでくれたまえ。それよりも、アイドル達のプロデュースをしてみないか?」

永澄「.....アイドル?」

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社長「というわけで、これから君たちのプロデューサーとなった満潮永澄君だ」

永澄「満潮永澄です。精一杯君たちのプロデュースをさせていただきますので、よろしくお願いします。」

社長「わからない事があれば、そこにいる律子君に聞くといい」

律子「よろしくお願いします、プロデューサー」

社長「じゃ、私はこれから遠方に行かなくてはいけないので、自己紹介した後は、早速仕事を頼んだよ」

永澄「は、はぁ」

社長「じゃあ、行ってくるよ」

律子「気をつけて下さいね。社長」

律子「じゃあ、早速自己紹介といきましょうか」

春香「じゃあ、まずは私から。天海春香です。精一杯頑張るので、よろしくお願いしますね!」

永澄「こちらこそ、よろしく」

永澄(元気いっぱいで、コミュニケーション能力高そうな子だなぁ)

千早「如月千早です。歌の仕事が出来たらと思っています」

永澄「はは、わかったよ」

永澄(歌か....燦ちゃんや瑠奈ちゃんも歌がうまかったなぁ....まあ、人魚の声が綺麗なのは当たり前なのかな?)

雪歩「は、萩原雪歩です、よ、よろしくお願いします」

永澄「よろしくね」

永澄(なんか露骨に避けられてるな...結構ショックかも....ってか、何処かで見たような....)

真「僕は菊地真です!好きな物はダンスです!よろしくお願いします。後、雪歩は男の人が苦手なので気にしないで下さいね」

永澄「なるほど。わかったよ」

永澄(ボーイッシュな子だなぁ...それと、萩原さんとも仲が良さそうだ)

やよい「高槻やよいです!プロデューサーさん!よろしくお願いします!」

永澄「ははは、よろしくね」

永澄(元気で明るいな。それにだいぶ小さいし、接する距離はしっかりしないとな)


伊織「水瀬伊織、竜宮小町のリーダーをしてるわ」

永澄「そうなんだ、担当じゃないからあまり交流はないかも知れないけど、同じ職場で働く者として、よろしくね」

伊織「ええ、あとやよいに何かしたらただじゃ済まさないわよ」

永澄「はは、肝に命じておくよ」

永澄(留奈ちゃんみたいに気が強そうだなぁ、そういう性格のほうがアイドルに向いてるのかも)


あずさ「三浦あずさです。伊織ちゃんと同じ竜宮小町の一員です。よろしくね、プロデューサーさん」

永澄「はい。よろしくお願いします」

永澄(なんか、凄く大人の魅力を感じる人だな)


亜美「亜美は双葉亜美、いおりん達と一緒で竜宮小町だよ!」

永澄「よろしくね、竜宮小町はこの3人だね」

亜美「そうだYO!」

永澄(いたずら好きそうだなぁ、さっきからセンサーが少しだけ反応してるし)


真美「真美は双葉真美、亜美とは双子だYO」

永澄「双子なんだ、真美がお姉ちゃん?」

真美「よくわかったね!」

永澄「なんとなくだけどね。よろしく」

永澄(蕗と巻みたいには仲は悪いってわけじゃ無さそうだな)


響「自分は我那覇響、こっちはハム蔵だぞ!」ヂュイ

永澄「ハム蔵….動物が好きなんだね」

響「そうだぞ、他にもいろんな動物を飼ってるぞ」

永澄「よろしくね。俺も実家で猫を飼ってるから、話があうかもね」

響「ぜひ聞かせて欲しいぞ!」

永澄(我那覇…沖縄の子かな?沖縄にも人魚はいるのかな…いるだろうな)


高音「わたくしは四条高音と申します、お見知り置きを」

永澄「よろしくね」

永澄(古風な人で不思議な人だな...もしかしたら人間じゃないかも……それはないか)


美希「ミキはね星井美希っていうの。ステージでキラキラしたいから、頑張ってほしいの」

永澄「うん、任せてよ」

永澄(今どきの子って感じだな…何か前までの環境のせいで凄い新鮮だ)


小鳥「私は音無小鳥です。ここでは事務員として働いてます。一緒に頑張りましょうね」

永澄「一緒に頑張りましょう」

永澄(この中では一番の年長者かな?何かあったら相談しようかな)

律子「私は先程社長に紹介された秋月律子です。プロデューサーは私と満潮さんだけなので大変だと思いますけど、頑張りましょう」

永澄「何かわからないことがあったら聞かせて貰うね」

永澄(訂正、音無さんより頼りになりそうだし、相談事は律子さんにしよう)

律子「では、今日一日私が仕事を教えろと言われていましたけど...早速ですみません。私、竜宮小町の子達を連れて行かなくてはならないので、帰ってきてからになってしまいますが、よろしいですか?」

永澄「わかったよ。俺も律子さんが帰ってくるまでにある程度勉強とアイドル達と交流しておくね」

律子「ありがとうございます。じゃあ行くわよ、3人とも」

伊織「じゃあ、頑張りなさいよ」

亜美「行ってくるね。兄ちゃん」

あずさ「また今度話しましょうね」

小鳥「では、私は事務に戻りますので、何かあったら何でも聞いてくださいね」

永澄「ありがとうございます。アイドルの皆は何か予定あるの?」

春香「今日は皆レッスンですね。まあ、ダンスとか歌とかで区切ったら全員一緒ってわけじゃないですけど」

永澄「わかったよ。皆が帰ってくるまでに色々と勉強しておくから、気をつけて行ってくるんだぞ」

真「ほら、行くよ。美希」

美希「まだ寝足りないのぉ」

永澄「ははは、レッスンサボると。キラキラ出来なくなるよ。」

美希「それは嫌なの。」

永澄「じゃあ、レッスンするしかないね」

美希「わかった、美希ちゃんとレッスンする」

やよい「じゃあ、行ってきまーす!」ガルーン

響「こらやよい、走ると転んじゃうぞー」

貴音「ではプロデューサー、行ってまいります」

真美「帰ってきたら何かちょーだい!」

永澄「わかったよ。何か用意しておく」

真美「やったー!」

永澄「さて、みんなもレッスンに行ったし、早速始めるか」

永澄「やっぱこう言うのを聞くのは本業で長いことしてる人がいいだろうし」

永澄「釜田さんの電話番号、登録されてて良かった。留奈ちゃんに無理やり登録させられたけど、今になって役立つなんて、世の中わかんないな」prrrr

釜田「はぁい。どうしたの?永澄君」

永澄「あ、釜田さん。実はアイドルのプロデューサーをやる事になりまして。それでトップアイドルのマネージャーである釜田さんに何かアドバイスを貰えたらと思い、電話しました」

釜田「....永澄君、この事は他の人には話した?」

永澄「?いえ、話していませんけど?」

釜田「いい!絶対に留奈ちゃんに話しちゃいけないわよ!?大変な事になると思うから!」

永澄「りょ、了解です」

釜田「わかればいいのよ。で、アイドルのマネジメントのコツね...わかったわ、教えてあげる!」

永澄「ありがとうございます!」

釜田「まずマネジメントで大事なのは、アイドルの体調管理よ。身体を壊されちゃ仕事にならないからね」

永澄「そうですね。まあ、留奈ちゃん程だったら、釜田さんのマネジメントでも凄くしんどそうだったけど」

釜田「仕事が多過ぎて捌けないのよね。いろんな会社からも圧力かかっちゃうし、ホントやになっちゃうわ!」

永澄「それで、他には何かありますか?」

釜田「そうね。体調面の次は精神面ね」

永澄「精神面....」

釜田「アイドル達の仕事は精神面が大きくかかわってきちゃうしね。ここ一番って時に失敗しちゃったりしないような強い心を持ってもらうのと、仕事があるっていう充実感を持たせる事が大事よ」

永澄「なるほど。身体を壊さない程度であり、尚且つ仕事も出来る環境にすることで、アイドルのステップアップになるんですね。」

釜田「あと最後に一つあるのは、距離感ね。」

永澄「距離感?」

釜田「永澄君の担当アイドルって女の子だと思うんだけど、ほら、女の子って繊細じゃない。不用意に距離を近づけ過ぎたりしたら、ストレスを感じたり、少し気になったりと、仕事に集中出来なくなったりするのよ。逆もいけないわよ。見捨てられたって思う子もいるからね」

永澄「距離感かぁ。難しいなぁ」

釜田「まあ、永澄君には燦ちゃんがいるから平気だろうけどね」

永澄「ははは、そうですね」

釜田「次はプロデュースのコツね」

永澄「はい。よろしくお願いします」

釜田「こればっかりは、実は鍛えようがなかったりするのよね」

永澄「え?」

釜田「プロデュースってのはアイドルがしたいと言った事をやらせるか、ファンがしたいと言った事をやらせるか、プロデューサーがしたいと思った事をやらせるかっていうものくらいしか無いのよね。だから、もしこれを鍛えたいんだったら、ただひたすらアイドルを見続ける事ね」

永澄「見続ける...」

釜田「自分の担当アイドルを見て個性を見出しアピールする。他のあいアイドルを見て、自分の考えの選択肢を増やす。これくらいしか無いのよね」

永澄「なるほど...難しいですね」

釜田「まあ、そんなに萎縮してもいいわよぉ。留奈も方針かえたしね」

>>22訂正

釜田「そんなに萎縮してもいいわよ

釜田「そんなに萎縮しなくてもいいわよ

釜田「まあ、こんなものかしら」

永澄「ありがとうございます」

釜田「いいのよ。永澄君には留奈もお世話になったしね。」

永澄「本当に助かりました」

釜田「ああ、それと最後に一つだけ」

永澄「なんですか?」

釜田「アイドルって言っても女の子だからね。永澄君らしくやったら上手くいけると思うから。自信を持って接する方がいいと思うわよ」

永澄「…わかりました。俺なりに精一杯頑張ってみようと思います」

釜田「じゃあまた何かあったら気にせずに電話して頂戴ね。流石に仕事中は出られないけど、気付いたら折り返してかけるから」

永澄「重ね重ねありがとうございます」

永澄「ふぅ、それじゃあ約束通り何か買ってくるか。」

永澄「ああ、その前に音無さんに一言言っておくか。」



ー事務所ー

小鳥「ぐへへへ」カタカタ



永澄「」

永澄「…そっとしておこう」

永澄「レッスン後の差し入れって何がいいのかな」

「お?」

永澄「取り敢えずはスーパーに行くか」テクテク

「よう永澄、こんなところで何してんだ?」

永澄「ん?サルじゃないか。お前こそなにしてるんだよ」

秀吉「俺は休日を満喫してるところだぞ」

永澄「そうか。俺は仕事中の買い出しだよ」

秀吉「なんだ永澄、パシリか…ぷぷ」

永澄「お前に笑われると心底腹立つな」

秀吉「で、あれから燦ちゃんとの生活はどうなんだ?」

永澄「よくやってくれてるよ。本当俺には勿体無いくらいの奥さんさ」

秀吉「くぅ、羨ましいぞ!永澄」

永澄「で、お前は仕事の方はどうなんだ?」

秀吉「うんにゃ、あんま変化ないぞ。来る日も来る日も殿の下僕だ」

永澄「それで給料貰ってるんだからな、立派な仕事だ」

秀吉「俺は生涯、殿に尽くすって決めてんだ」

永澄「ま、それなら頑張れ。」

秀吉「それと永澄、今夜飲みにいかね?」

永澄「ん?別にいいけど」

秀吉「よぉし!仕事終わって準備出来たら電話してくれよな!」

永澄「燦ちゃんも一緒でいい?」

秀吉「いいに決まってるぞ!他にも何人かに声かけとくわ!」

永澄「じゃあ、そろそろ俺は行くな」

秀吉「おう!また後でな!」

永澄「んじゃあ、燦ちゃんにメール送っておこう」ポチポチ

永澄「って、早い所買い物を済ましておくか」

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