のび太「これでもくらえ! えい!」キック!
源太「うげっ! い、いてえ……」
のび太「はは! ジャイアンみたいでもやっぱ小さい子は弱いんだな~」ゲシッ
元太「ううう……」
歩美「げ、元太くん……」
光彦「ぼ、ぼく! 大人の人を呼んできます!」
コナン「ね、ねぇお兄さん! もうやめてよ!」
コナンはのび太に縋りついた。しかし、
のび太「ふん! やなこった!」
のび太「僕はジャイアンに殴られてイライラしてるんだ」ドカッ
コナンは腹を蹴り飛ばされた。
コナン(畜生……ほんとうは使いたくねぇけど)
のび太「この裏山はね~、ず~っと昔っから僕の縄張りなんだ!」ゲシッ
のび太「よそ者の侵入なんか許さないんだからね!」グリグリ
元太「うぅ~~! あ、頭が……」
のび太は自分よりも4歳も年下の少年の頬をぐりぐりと踏みつけた。
のび太「な~んて清々しいんでしょ。まるでジャイアンになった気分だ」
歩美「コ、コナン君! お願い! なんとかして!」
コナン「ああ! わかってる!」
コナン(この麻酔銃で……)チャキリ
しかし、コナンが麻酔銃を撃つ寸前に……
光彦「はぁ、はぁ……」タッタ
先生「一体なんだというんだね」タッタ
光彦「へ、変な上級生に僕の友達がいじめられてまして!」タッタ
光彦がのび太の先生を偶然連れてきた。
のび太「あ、あれは! せ、先生!!」
コナン(!?)
のび太「今日はこのぐらいにしといてやる! ありがたく感謝しなさい!」スタコラサー
先生がその場に到着した。
先生「ハァハァ」
光彦「あ、あれ……さっきの怖いお兄さんは?」
歩美「ついさっき逃げちゃった」
元太「うう~、いてぇよぉ~」
先生「ああ! 酷い怪我じゃないか! 早く救急車を呼ばなきゃ」
先生は携帯で緊急連絡した。
先生「それじゃあ私はこの子を山の下まで連れて行こう」
光彦「ありがとうございます」
しかし、コナンが先生を引き止めた。
コナン「待って! おじさんは小学校の先生だよね!」
歩美「コナンくん、急に何を……」
コナン「ああ、そうだが。なんでそれを……」
コナンの名推理が炸裂した。
コナン「さっきのお兄さん、おじさんのことをみて"先生"って言ったんだ」
コナン「それで慌てて逃げ出してって……」
先生「なるほど……」
コナン「おじさんは担任のクラスってある?」
先生「あ、あるが」
コナン「たぶん、先生のクラスの子だと思うんだ」
コナン「特徴は、僕達より少し背が高くて……」
コナン「まんまるな眼鏡をかけてて」
コナン「短パンと半袖のシャツで……」
コナン「ヘルメットみたいな髪型だったんだ」
先生の脳裏に一人の生徒の姿が浮かんだ。
先生「まさか……野比?」
コナン「のび君って言う子なんですか?」
先生「い、いや……今のは予想にすぎんよ」
コナン「そうなの」
先生「とりあえず私はこの子を連れて行くよ」
コナン「お願いしまーす」
歩美「元太君……」
・
・
・
コナン「おい歩美、光彦! 公衆電話を探しに行くぞ!」
歩美「え? どうして」
光彦「……わかりました!」
光彦「タウンページでのびって名前の家を探すんですね!」
コナン「おうよ」
コナン「見てろよ、あの眼鏡野郎……思い知らせてやる!」
・
・
・
のび太「ふぅ……ここまでくればなんとか」
のび太(それにしても……せっかく面白かったのに!! くそぉ!)
野良犬「うう~~」
のび太「ひぃ!! い、犬!?」
野良犬「がうがうがう!」
のび太「ぎゃ~!!」
のび太は家に帰るのに遠回りをすることになった。
スネ夫「お、のび太」
のび太(げっ、嫌な奴に会ったなぁ)
のび太「や、やあスネ夫」
スネ夫「なんか随分と汗だくで……」
スネ夫「のびちゃまったら、珍しく運動でもしてたんざますか? ん?」
のび太(くそぉ~~~! むかつく言い方だなぁ)
のび太「はは、そ、そうなんだよ~」
のび太「僕も家にこもってばっかりじゃ、体によくないと思ってね」
のび太「いっちに、いっちに……って感じでジョギングしてたのさ」
のび太はその場で何度も足踏みしてみせた。
スネ夫「へぇ~~……って」
スネ夫「なにその赤い染み」
のび太「え?」
スネ夫「ほら、靴に一杯ついてるじゃん」
スネ夫「まるで血糊のような……」
のび太「さよなら!」スタコラサー
スネ夫「お、おいのび太!?」
のび太はたまらずその場から逃げ出した。
喋ればボロが出ると思ったからだ。
・
・
・
のび太「ド、ドラえも~~ん!!」バッ
ドラえもん「またジャイアンにいじめられたの?」
のび太「え~~ん! 今日は違うんだよ~!」
ドラえもん「スネ夫に自慢されたの?」
のび太「だから違うってば~!」
ドラえもん「じゃあ何?」ムスッ
のび太「ちっちゃい子を虐めてたのが先生に見られたかもしれないんだよー!」
ドラえもん「ブッ!!」
ドラえもんは食べていたドラ焼きを吹いた。
のび太「もう~! ふざけてないでなんとかしてよ~!」
ドラえもん「の、のび太君……今何て?」アタフタ
のび太「んもぅ~! いいから早く、先生の記憶を消す道具出してよ~!」ジタバタ
ドラえもん「き、き、き、君って奴は……」
のび太「ねぇ~~~、ドラえも~~ん、道具~~~~」
ドラえもん「何て馬鹿なことをしでかしたんだ!!」
のび太「へ?」ポカーン
ドラえもん「確かに君は愚図で鈍間で頭が悪い!」
ドラえもん「だけど人の良さだけは人一倍だと思ってたのに……」
のび太「何をわけのわからないこと言ってるんだよ!」
のび太「そんなことより早く道具を出してよ!」
のび太「っていうか、どさくさに紛れてよくもぼくの悪口を!」ムキー
ドラえもん「うるさい!」
ドラえもん「まだ自分が悪いことをしたって気づかないのか!」
のび太「なにをー!」
ドラえもん「やるかー!?」
二人は身構えた。
ドラえもん「……」
ドラえもん「こんなことをしても虚しいだけだ」ムクッ
のび太「あ、あれ? ドラえもん……どこ行くの?」
ドラえもん「僕はしばらく未来に帰ります」
のび太「え!! ちょっと待ってよ!」
ドラえもん「その間は、のび太君が反省してくれることを願っていますからね……」
のび太「待って! ねぇ、ちょっと! ドラえもん!」
ドラえもんは未来へと帰ってしまった。
のび太「ドラえもん……」グスン
のび太はがくりと膝をついた。
のび太(ん……まてよ)ムクリ
のび太「スペアポケットがあるじゃないか~」
のび太「そうそう、僕には奥の手があったんでした」ニヤニヤ
のび太が押入れを開ける。
のび太「まったくドラえもんは薄情な奴だ」
//え……?
ドラえもんってよく賢者モードの時敬語でしゃべるじゃん
(cv.大山の時だけど)
のび太「あったあった、僕の大事なマイ・スペアポケット」ニタ~
のび太「早速、何かいい道具は~」
ピンポーン
ママ「はーい、今いきまーす」
のび太「下が騒がしいな……嫌な予感がする」
のび太「行ってみよう」
ママ「今開けますね~」
玉子はドアを開けようとした。
のび太「待ってママ!」
ママ「あらのび太。どうしたの?」
のび太「僕が出るからさ、ママは奥で休んでてよ」
ママ「珍しいわねぇ。まぁいいわ」
ママ「それじゃ、よろしくね。のび太」テクテク
のび太(……何故だろう)
のび太(この扉を開けたら、とてつもない災いがぼくに降りかかるような気がする)
のび太「い、今開けますね」ソロ~
のび太は玄関口に顔を出した。
光彦「あ! やっぱりあの時の!」
歩美「この家で間違いなかったのね!」
のび太(げっ! あの時のクソガキぃ~!)
のび太(何でぼくの家に来てるんだ!! くそぉ!)
のび太「や、やぁ君たち……」
歩美「元太くん! あのまま入院することになっちゃったんだよ!」
のび太「げ、元太くん~?」
光彦「とぼけないで下さい! 貴方のせいで彼は肋骨が肺に刺さったんですよ!」
のび太「ピュ~ピュルリ~♪」(そっぽを向いて口笛を吹いている)
のび太(そんなのぼくの知ったことか! いちいち下らないこと報告しに来て!)
のび太(ママやパパにばれたらどうしてくれるんだ!!)
普通、肺に骨刺さったら死ぬんじゃないの
光彦「このことを貴方のご両親に伝えます!」
歩美「絶対許さないんだから!」
のび太「ふ、ふ~ん」アタフタ
のび太(な、なんてこと言うんだこいつらは!)
のび太(おのれ~、きっと都合のいいこと言って僕達からたんまり慰謝料ふんだくろうって魂胆だな~)
のび太は家から出て、歩美たちの手を取った。
のび太「今、うちにはママもパパもいないんだ」
のび太「二人が帰ってくるまで空き地で待ってようね」
歩美に手を出す気かこのメガネ
のび太(うしし、このまま川原に連れてって思い知らせてやる……)
高木「ちょっと君、二人をどこへ連れて行く気だい」
のび太「え!!」
そこには大人の男性がいた。
その男はのび太よりも遥かに長身だった。(大人と小学5年生)
のび太は圧倒されてしまった。
コナン「高木刑事、このお兄さんだよ。元太君を殺そうとしたのは」
のび太「あ、あわわわわ……」
のび太(ひ、一人足りないと思ったら大人を連れてきてたのか!)ギロリ
高木刑事とコナンは野比家の外にいた。
玄関口からはその姿を確認できなかった。
高木「君、親御さんがいないっていうのは本当なのかい」
高木「これは凄く重大なことなんだよ」
高木はのび太を睨みつけた。
のび太「あ、え~と……その」ガサゴソ
のび太「ウルトラストップウォッチ!」
ギュオンギュオンギュオン
そのとき、世界が止まった。
のび太「ふぅ……危ないところだった」
のび太「それにしても……このクソガキ~~~!」
のび太「よくも怖い思いをさせてくれたな~~!!」
のび太は庭の方にまわっていった。
そして戻ってきたのび太の両手には一つのコンクリートブロックがあった。
ついに殺しか・・・・・
のび太「たりゃー!」
のび太の振り下ろしたブロックがコナンの額に直撃した。
一見、コナンはビクともしていない。
のび太「うらぁ!」
ブロックを放り捨てると、のび太はコナンの小さな鳩尾に右ストレートをお見舞いした。
そして左、右、左……と、連続で殴りつけた。
のび太「はぁ! はぁ! はぁ……」
あまりしない運動だけに、のび太の体力の消耗も早い。
のび太「はぁ……はぁ」
疲れたのび太はコナンを殴るのをやめた。
汗だくでゼエゼエと息を吐くのび太に対し、コナンは全くの無傷である。
のび太「ふふ……時間が止まってるから、まだダメージは受けてないようだけど……」
のび太「ストップウォッチを解除したら、途端にドカーーン、だ!」
のび太がほくそ笑む。
のび太「よ~し、それじゃあ時間を……」
ところが、のび太はストップウォッチの解除をためらった。
のび太「今ここで解除しちゃったら、刑事さんに疑われるかもしれない……」
のび太「ちぃ! めんどうだなぁ」ガサゴソ
のび太「スーパー手袋 と どこでもドア~」
チャラララッチャラ~♪
のび太「この手袋をはめれば、スーパーパワーで悪い奴らをやっつけられる」
のび太「刑事さんにはどこかの喫茶店の中で眠っていてもらおう」
のび太「さっきまで見ていたことはぜ~んぶ夢の出来事なんだ」
のび太「この女の子とスネ夫みたいなのはどうしよっかな~」ウ~ン
のび太「よし、川原に眼鏡の子と一緒に連れて行こう!」
のび太は、まず高木刑事を喫茶店のテーブルに配置した。
高木刑事は腕を枕にしてうたたねしている状態にした。
そして、今、のび太はどこでもドアを介して、
三人の子供達を川原に連れてきた。
のび太「ぐふふふふ! 僕ってなんて天才なんでしょう」ムフフ
のび太「我ながら、惚れ惚れする出来だ」
のび太は三人を眺めながらニヤニヤと笑った。
そこにはコナンを取り囲む歩美と光彦が居た。
のび太によって配置されたのだ。
のび太「痛い目見るのは君たちなんだからね!」
歩美の手には鉄パイプ。
光彦の手には先ほどのび太が使ったコンクリートブロック。
その光景はさながら、二人がコナンをリンチしているように見えた。
のび太「これでぼくのやったことは、この二人がかぶってくれるわけだ」
のび太「あははははは! こりゃいいや!」
のび太は練り歩きながら、舐めるように三人を見つめた。
のび太「……」
コナンの顔を見るのび太の顔から笑みが消える。
のび太「ガキの癖にま~、随分と綺麗な顔立ちで……」
のび太(それに比べてぼくは……)
のび太「ううう……うぎーーーー!!」バキッ
のび太はコナンの鼻を右手でつまむと、思い切り力を混めた。
のび太「ちくしょーー!!」ブチブチ
言いようの無い激しい怒り。
のび太とは違い、スタイリッシュなコナンの髪型。
のび太「子供のくせに生意気な!」
のび太はコナンの髪を鷲掴みにすると思い切りそれを引っ張った。
のび太「僕だって! 僕だって! 髪型変えたらカッコイイに決まってるんだ!」
ドラ、タイムテレビで見てるな
のび太「うう……僕だって」グスン
一通りコナンを痛めつけると、のび太は虚しそうな顔で交番の前に行った。(どこでもドア)
のび太「これでぼくのアリバイは確実だ……」
のび太の手がストップウォッチに伸びる。
のび太「時間よ……動け!」
・
・
・
歩美「はっ」
光彦「ん?」
コナン「うげびぎぐこっ!!」
歩美「い、いやああああああ!!」ガタン
光彦「コ、コナンくん!?」
信じられない光景だった。
いつの間にか知らない場所に居る……
そう思った途端に聞こえる悲鳴。そして、
目の前で音を立てながら潰れるコナン。
歩美「あ……あう」ジョロジョロ
あまりの恐ろしさに歩美は失禁した。
光彦「な、なな……」
目の前にいるコナンが突然額から血を吹き出した。
そして、肋骨が音を立てながら砕けたのだ。
コナン「う……かはっ!」
そして、よく見れば鼻の折れ方が酷い。
川原に倒れるコナンの傍らにはおびただしい数の毛髪が散らばっている。
光彦「ひ、ひわあああああ!!」
のび太「何がです~だ! ぼくよりちっちゃい癖に生意気だ!」
タラヲ「このお兄ちゃん弱そうですう~」
~数ヵ月後~
あれ以来ドラえもんはのび太の元に帰って来なかった。
そしてのび太は例の事件以降、まるで人が変わったかのように傲慢になった。
……ただしうわべだけは今までののび太を演じている。
スネ夫「あ、あの……」
のび太「なんだい、スネ夫~」
スネ夫「こ、こんなんのもうやめた方がいいよ……」
ジャイアン「けは……」
空き地で行われる恒例行事。
それはのび太による公開処刑だった。
のび太の気のままに、気まぐれな時間でそれは行われるのだった。
のび太「大丈夫さ~。あとでちゃ~んと生き返らせるからさ」
スネ夫「で、でも……」
のび太「それとも君が代わるかい? ああ、なんて麗しい友情」
のび太「これこそ正しく心の友……」
スネ夫「や! ち、違うよ! 僕ジャイアンの友達なんかじゃない!」
のび太「あっそ~ぉ」
この町は既にのび太の支配下にあった。
のび太はこの町の影の王として君臨していたのだ。
のび太「いいかいスネ夫、君はしごく幸せなんだよ~。そのことわかってる?」
スネ夫「え……」
のび太「ぼくの力に関する記憶を残してあげてるからこそ、君は僕に逆らわないで済む」
スネオ「……」ガタガタ
のび太「ぼくに逆らわないから、ぼくに嫌われない」
のび太「だから」
のび太「消されずに済む」
のび太「この町には、ぼくがこの町の王様だって知らないまま、ぼくに消されてる人が何人もいるってこと」
のび太「忘れないでね」
・
・
・
~数日後~
コナン「黒の組織があの町に!?」
灰原「そうよ、工藤君」
灰原「貴方が謎の大怪我をしたあの町」
灰原「あそこで今度、大々的な何かが行われる。そういう情報があるわ」
コナン「……」
灰原「もしかしたら、あの日の空白の時間について分かることがあるかもしれないわよ」
コナン「そりゃあ、行かなきゃなんねぇな……」
なんか話が広がってきてる
阿笠「待て、新一! 行った所で何か情報がつかめるという確証はなかろう!」
阿笠「それに、あまりにも危険すぎる! 今度は怪我だけではすまんかもしれんぞ!」
コナン「ああ、わーってる」
阿笠「じゃあ何故!?」
コナン「元太を巻きこんじまったかんな」
灰原「責任を感じてるの?」
今のコナンは鼻が折れて顔はボコボコで髪がないんだろ?
バーローwwwwwwwwwww
>>131
数ヵ月後です
一応普段のコナンイメージしてちょ
コナン「きっと、あいつら(黒の組織)が何らかの手段で俺達に幻覚を見せたんだ」
コナン「じゃなきゃあんなことありえねー」
コナン「そもそも初めっからおかしかったんだ」
コナンは顎をつまみながら推理する。
コナン「普通の小坊がいきなり子供をリンチするか? しねーだろ」
コナン「たぶん、奴ら(黒の組織)は初めから俺を狙ってた」
コナン「そして、それに元太が巻き込まれた……」
阿笠「根拠はなかろう!」
灰原「100%無いとは言い切れないわね」
阿笠「哀君!?」
灰原「組織では対象となる相手に幻覚を見せる研究も行っていた」
灰原「それに、その小学生というのが幻じゃないとしても……」
灰原「組織が送り込んできた暗殺者という可能性もあるわ」
阿笠「じゃ、じゃあ……新一と元太君の区別がつかずに?」
コナン「俺に関する情報が行き届いてなかったのかもな」
コナン「とにかく、俺は行くぜ」
阿笠「一人で行くのは危険じゃ! それならわしも」
灰原「私も興味があるわ」
コナン「勝手にしな」
結局コナンは蘭、小五郎、博士、灰原、
そして少年探偵団を引き連れてのび太の町に向かうことになった。
それってつまり…どういうことだってばよ?
・
・
・
~のび太の町・空き地(真夜中)~
ジン「あんたがこの町の"王"か……」
のび太「ふふ、その通り。ぼくがこの町の支配者さ」
ウォッカ「……」
空き地の土管の中から聞こえる声。
それは艶やかな女性のもののようでもあり、また少年の声のようでもあった。
(ドロンジョ参照)
のび太「それで君たちは一体何者なんだい?」
のび太「僕に関する情報を集めるなんて……只者じゃないよね」
のび太の姿は二人からは見えない。
ジン「お前程の人間なら、既に知っているだろう」
のび太(知らないって)
>のび太「それで君たちは一体何者なんだい?」
このセリフがドロンジョで再生された
のび太「まぁいいや、それで用件は?」
のび太「わざわざ市議さんを通して連絡してきたんだ」
のび太「それなりに重要な案件なんじゃないの?」
ウォッカ「どうします、兄貴?」ヒソヒソ
ウォッカ「こいつやっぱり信用……」ヒソヒソ
ジン(黙れ)(目で合図)
ウォッカ「え……?」
ジン「連れが失礼をした」ペコリ
のび太「あら? 気付いてたの」
ジンはのび太がウォッカを消そうとしてることに感づいていた。
ジン「今週、物(ブツ)をこの町で取引する予定になっている」
ジン「それは数年前から決まっていたことだ」
のび太「ああ、ぼくがまだ王様になってないときに予定してたんだ」
ジン「そう」
ジン「そして今日はその許可を貰いに来た」
のび太「ふ~~ん」ホジホジ
のび太「そいで?」
ウォッカ「勿論見返りは用意させてもらっています」
のび太「何?」
ウォッカ「これで」
ウォッカは指を3本立てて差し出した。
のび太「何それ?」
ジン「億だ」
のび太「おく?」
のび太(なんだろうそれ)
ウォッカ「金ですよ……」ボソッ
のび太(外国のお金?)
のび太「あ~もう、それでいいよ」
こうして黒の組織とのび太との契約が結ばれた。
そして、二人が帰ったのを感じ取ると、のび太は土管の中から這い出した。
のび太「むふふふふ、3オクって一体どれくらいのお金なんだろう」
のび太「いや~、これもひとえに僕の実力の賜物なんだな~」
のび太「ふふ、それじゃか~えろっと」
のび太はどこでもドアで部屋へと戻った。
のび太土管の中にいんだから
指見えなくね?
・
・
・
蘭「結構大きいホテルね~」
小五郎「骨皮グループ系列ね……聞いたことねぇな」
阿笠「格安で安全なホテルが近場になかったもんでな」
コナン(この町で……俺は)
灰原「どうしたの? ここまで来て震えがきた?」
コナン「バーロー、武者震いだよ!」
>>177
//ひみつどうぐ
・
・
・
歩美「あれ? なんかあっちのほうが騒がしいけど……」
ホテルの案内口でわめいている子供が居た。
スネオ「なんだよ! ここは僕のパパが買い取ったんだぞ!」
スネオ「僕がここで何しようと僕の勝手だろ!」ブオーン
そこでは柄の悪い少年がラジコンヘリで遊んでいた。
従業員「で、ですが坊ちゃま。ここはお客様も通りますので……」
スネオ「そんなの知るかー!」
小五郎「なんだありゃ」
コナン「骨皮グループの社長の子供じゃないかな?」
蘭「あ、そういえばパパがどうとかいってたわね」
小五郎「ふ~~ん」
小五郎「あんな馬鹿息子が跡取りじゃ、外様に乗っ取られるのがオチだろ」
そのまま一行は予約した部屋に向かった。
~夕方頃~
スネオ「ふふ~んふ~ん」キュッキュ
スネオは大量のラジコンを部屋に並べていた。
スネオそれを磨いている。
スネオ「は~~、なんていいきもちなんだろう」
スネオ「嫌な奴から解放されて、一人孤独に趣味にひたる……」
スネオ「ふうりゅ……」
のび太「風流だね~」
スネオ「あ……」
スネオは手にしていたラジコンを落とした。
高級そうな飛行機が音を立てて砕け散った。
のび太「急に学校に来なくなったと思ったら……」
のび太「こんなところで、随分いい御身分ですね~ぇ~、スネオ君」
スネオ「あ、あわ……の、のび太……どうして」
のび太「君のママは部屋で寝込んでるって言ってたけど」
のび太「やっぱり嘘だったんだね」
窓際から突如現れたのび太がスネオにゆっくりと歩み寄る。
スネオ「わ! く、来るな!」
のび太「そぅれ!」ヒョイ!
のび太が風呂敷包みをスネオに投げつけた。
スネオ「わ!」
ドッチボールの要領でスネオはそれをキャッチする。
のび太「開けてごら~ん」ニンマリ
のび太はラジコンをメキメキと踏み潰す。
スネオ「あ……あ……」
スネオはゆっくりと風呂敷を開いた。
・
・
・
従業員「きゃーーー!!」
小五郎「なんだ!?」
小五郎達の部屋があるフロアに悲鳴が響いた。
コナン「!」
蘭「あ! 待ってコナン君!」
コナンと小五郎が悲鳴のする方へと駆け出す。
阿笠「わしらも行って見よう!」
小五郎「な! こいつは!」
コナン「骨皮グループの……」
二人が悲鳴の元に到着した。
そこはスウィートルーム。
蘭「一体なにが……きゃああああ!!」
追いついた蘭が見たもの。
それは凄惨な光景だった。
スネオ「ママ……マ」
干からびた少年。
筋肉も脂肪も無く、まさに骨と皮だけしかない。
まるでミイラのようになった少年が、彼とそっくりな顔の女性の生首を抱えながら床に倒れていた。
従業員「ぼ、坊ちゃま……」
小五郎「きゅ、救急車だ! あと警察! 誰か連絡を!」
コナン(この不可思議なやり方、まるで……)
~数十分後~
小五郎「はぁ!? 事件性無しぃ!!」
この町の刑事「はい」
小五郎「あんたら何言ってんだ! ありゃどう見ても事件だろ!」
刑事「はぁ」ホジホジ
阿笠「ちゃんと部屋は調べたんですか? あまりにも調べ終わるのが早いので……」
刑事「ええ、まぁ」
小五郎「じゃあ、あの少年は!?」
刑事「なんとか一命とりとめたそうっすね」(携帯見てる)
名探偵コナンに出てくる阿笠博士が本当の黒幕だというのを聞いたのですが、本当でしょうか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411348484
この町の警部「おい! 部外者に余計なこと話すな!」
刑事「あ、すみませんでした」
小五郎「ちょっとあんた!」
警部「引き上げだ」
コナン「あ……ちょっと待っておじさん」
コナン「あの部屋少しおかしな所が……」
刑事「うっせえクソガキ!」ドカッ
コナン「う!」
コナンは蹴り飛ばされた。
歩美「コナン君!」
歩美がコナンに駆け寄る。
蘭「ちょっと貴方! 小さい子になんてことを……!」ガシッ
刑事「あ?」
蘭は刑事を追いかけて、襟を掴んだ。
蘭「コナン君に謝ってください!」
ドラえもんで「○○道具使えばいいのに」が禁句なのは理解するけど
話によってひみつ道具でお金儲けするのがOKな話と、ひみつ道具で金儲けは犯罪って話があって
そこらへんは倫理観が一定じゃなくよわいよね
警部「公務執行妨害だ」
刑事2「うす」ガチャ
刑事2が手錠を取り出す。
阿笠「き、君!? 蘭君に何をするんだね!?」
蘭「は、離してください!」
蘭は手錠をされまいと抵抗する。
警部「おい」チラ
警部の合図で数人の屈強な警官が蘭を取り囲む。
コナン「蘭ねえちゃん!」
小五郎「て、てめぇら蘭に何しやがる!!」
警部「この町では俺達に刃向かうことは許されない!」
警部「これ以上逆らうなら貴様ら全員極刑だ!!」
周囲に居た警察が一斉に銃を取り出す。
光彦「あわわ……」
刑事「あんたは特別な事情聴取させてもらいますからね。ペッ」
蘭に掴まれた刑事が唾を蘭の顔に吐いた。
白い唾液が蘭の鼻の上を流れる。
蘭「くぅ……」
そのまま蘭は警察署に連行された。
・
・
・
警部「連衡してきました」
??「案件は~?」
警部「公務執行妨害ということで」
??「ふ~ん」
蘭は警部によって警察署の地下室に連れてこられた。
そこはまるで物理法則を無視したかのような、果てしなく広い部屋だった。
??「ご苦労さま~、警部さ~ん」
蘭には声の主はわからない。
だが、その声は自分よりも年上の女性のものに聞こえた。
??「ふふ、毛利蘭ちゃんね」
カツカツと靴を鳴らしながら、何者かが近づいてくる。
そしてその人物は蘭と丁度5mほど離れた位置でローブを脱いだ。
蘭「え!? 男の子!?」
年配の女性かと思っていた相手、それはコナンのような眼鏡の少年だった。
のび太「はじめまして~、ぼくのび太です」
ローブ吹いたwwwwwwwwwwwwwwwwww
蘭「き、君は一体……」
のび太「だまらっしゃい!」ピシュン!
蘭「きゃ!」
鋭い痛みが蘭を襲った。
のび太の放った鞭が蘭の首筋を切りつけたのだ。
のび太「馴れ馴れしい! ぼくに気安く話しかけるな!!」
のび太の瞳の奥には禍々しい炎が燃えている。
のび太「ちょうどあのホテルで君のことを見かけてね」
のび太「ちょっと一緒に遊んでみたくなったんだ~」
うっとりとしながら鞭に頬ずりするのび太。
さながらそれは自分に酔っているようだった。
蘭「どうして私を……」
のび太「ん~~、君が綺麗で可愛いからだよ~」
もうドロンジョでしか再生されなくなった
のび太の感情の起伏は激しい。
のび太「それで刑事さん達のでーたべーすっていうので君のこと調べたんだ」
のび太「そしてら君、コナンとかいうガキの知り合いだったんだね」
蘭「コナン君……」
のび太「そ~ぉ」
のび太「あいつのこと思い出したらなんかムカムカしてきてね」
のび太「そいでさ、つい君で憂さ晴らししようと思ったんだ。ぼく」
のび太は思い出す、あの時の屈辱を。
刑事を連れてきて、したり顔でのび太を見つめていたコナンの顔を。
コナンの端正な顔立ちを。
のび太「うきーーー!!」ビシ!
蘭「あ!」
のび太の鞭が蘭を打つ。
蘭のシャツがはらりと肌蹴た。
のび太「なんでぼくは……こんなに地味な顔なんだ!!」
のび太「うう……あぅ」
両手で顔を覆いながら、のび太はうずくまる。
のび太「ぼくはこんなに、こんなに不細工に生まれてきて……」
のび太「ジャイアンに虐められて、スネオに馬鹿にされて」
のび太「しずかちゃんに嫌われて……」
すすり泣くのび太の異様さに蘭は後ずさった。
のび太「なのに、なのに……」
のび太「なんで君たちは、ぼくと違ってそんなに綺麗なんだよ!!」
一転。
嘆き悲しんでいたのび太は仁王のごとき怒りの形相で蘭を睨みつけた。
のび太「こんなの不公平だ!!」
のび太「ひみつ道具を使えば、どんな姿にだってなれる……」
のび太は真顔に戻ると、ひらりと一回転した。
蘭「え!?」
振り返ったのび太の姿はモデルのような長身の女性になっていた。
さらに、のび太の姿はのび太が動くごとに形を変え、
様々な見目麗しい女性や男性の姿となっていった。
のび太「でも」
蘭を見つめるのび太の姿が元に戻る。
のび太「これがほんとうのぼくなんだ!」
のび太「どんなに着飾ったってほんとうのぼくは変わらない!」
のび太「ぼくは醜いアヒルの子なんだ! うわあああああああああああああああ!!」
蘭「お、落ち着いて!!」
蘭はのび太を抑えようとした。しかし
のび太「黙れ!」バキッ
のび太の拳が蘭の顎に命中した。
蘭「う!」
蘭(痛い……子供の力じゃない!?)
のび太「そうやってぼくを見下して!」
のび太「お前達は生まれつき美人だからって!!」
単行本39巻の「ハンディキャップ」で
のびたが世界中を自分と同じ知能指数にしようか迷ってるときでさえ
ドラえもんは「そんなことをするんなら、痛い目を見せてでも止める」と空中から銃で狙撃体勢だったのに
こんな暗黒のびたを銃で構えなくてどうするんだよどらえもんw
蘭「わ、私をどうするの……」
倒れこんだ蘭がのび太を見つめる。
蘭は覚悟を決めようとしていた。
新一のために守ってきた純潔をのび太に奪われるという。
のび太「ふふぅ……なにかエッチなことを考えてるね」
のび太「でもはずれさ。ぼくはそんなことしない」
のび太「だってぼくはしずかちゃんと結婚するんだから」
のそりのそりとのび太は蘭に近づく。
のび太「ぼくはただ、君たちにも不細工の気持ちを知ってもらいたいだけなんだよ~」
蘭「……」ダッ
のび太「あら~」
蘭は後ろに飛び退くと、体勢を整えた。
のび太「なになに? ぼくと戦う気?」
蘭「はぁぁ……」
蘭は集中した。
のび太の言葉を聞いていては、彼のペースに乗せられると思ったからだ。
精神統一をし、蘭はのび太が隙を作るのを待った。
のび太「それ」
のび太が掌を前にかざす。
蘭「はぅ……」
蘭の腹部が何かに押されたようにへこんだ。
蘭「うぅ……げほっ、ごほっ」
コナンたちとホテルで食べた夕飯が喉を通って外にぶちまけられる。
おかしいな…なんで一切のび太の声が今の声で再生されないんだろ…
救世主まだ~?
のび太「はは」
のび太が何かを取るような動作をした。
すると、蘭の両腕が横に引き伸ばされた。
蘭は十字架にでも貼り付けられた感じがした。
蘭「あ……」
蘭(いったい何が……どうなって)
のび太「いくよ~ぅ」
のび太の体が宙に浮かぶ。
そして、魔法使いのように空を飛びながら蘭の目の前までやって来た。
>>279読んだか? ,r、、、) ̄ヽr"(ー 、、、
,ノヽY"("r"iiit;;;t、 从ヽ`)'"ヽ
、 ,r("' "、、、 "''"t;;;ヽ匁、、ー、、))〉;;;;;;;;三彡"
_ソ"从 了ミミi ,,`ヽ、;;;;ヽ、、、、ーヽ;;、''''-、ノt,,,,,
it( (;;ノ (;;;;|、t シヽ;;;;ヽ、、)、 ヽ;;;;;;;jjj'|ii、"""ノ
、,,t,`レ 从ii|ヽ、ー''"iii、ヽ;;;;;リ|;;;;从i 、、、从、、t;;;;ヽ'ー、ヽ
メ''""/;;;;;从,,、、 、 i;i||j;;;;r"t;;;( ソ、t;;;;ヽ |;;;;;tヽミ 、),
、ゝイ |;;;;ij|从;;;;ヽ|;;i |、",,,,iiii、,,,,、i、ソi t;;;;|ヽ;;;;;ヽ、 ヽ''''"
、、ノ(iツM;;;;|;;;;;;;;;;;;ii;;;;|i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、;;;;;;;|;;;i |;;;t'ヽ三彡
// り";;;;;;;;;;;;;iヽ;;;;;;;;tiii;;;;;;;;i|;||;;;;ii;;;;itソ;;;;リ;;;;"ヽ;;;;;ir'"
ヽツキ;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミ人、、、ミ;;;;;;;;tヽ、;;ヽ二リ;-、t;;;;;;;レ;;;;|''"
ー7;;i|、;;;;;;r、ミr'";;;;;;;;;;;;;;;~~' リヽ|i";;;;;;;;;;;;;;;シi;;;;;;、i|)
リ;;;;||t;;;;〈 ミ 彡=モ丐ァ、r;;; "リ、zモチテzー' リ;;;;ii|j
(;;|;;;ヽ、;;;;i `~ '''' "::: |~::''- ̄ー リ; イ
フ;;;;;ヽ;;;i, "" | ,'r';;;i
,r''ヽ `(;;;;;;;;i~t ,,,,, j ,, /"彡|、
. ii i t;|;;;;;i ::t ヽ:::`" / {{ヽt ヽ ,,, 、 --ー '
. i リ 't;;;;i :ヽ ,,、-_~-,, /:: j ノ ;;リ''ヽ、 ,, 、- '' "~:::::::::::::::::::::
i '"| r'~ヽ, ヽ、i ::ヽ "''ニニ" ,':: y" "ノノ フンゝ'":::::::::::::::::::::::::"""""
リ i ,,/ i''''"" ̄ ̄ ̄>'''"~t |i ::ヽ, ''~~~""" /:::::、-'" ,r"/zr'":::::::::::::::::"""" "
_,/ :::::"i" / '-、ノ,,,,,,、ニ、 ,、-'";;;r''"::::入 ii;;::::::::ヽ, /::: '" , ,r、" /"/""t ー⌒) ""''
,/ " レ"- '"ii´ ,リ,,""r" ::::::::/:::t ヽ::::::::::~''ーー ''''", '" / r"/// ・ . ⌒
" ,、-'i" ,、-ー '''ヽ"/r" :::::;;/ t ヽ::::;;;;;:::::;;;;,r'" ,, ,、-'"" "/ ~
''" ヽ ,、ー''"ii ,,,、ノ";;r"::: :::;;;iii| リ,r'" ヽ y'" '"//'/"_; ' " ~'ーー r"~
::,、-'" ,、- '";;;;/;;;r" :::::;;;;iiiii、;;;; 、、,,,,,,,, ヽ,r'" //:::::::/ ',ノ/ ) ー )ヽ,、-'
::: イ ,,、r'- '''""ノ;r" :::::::/ t:::::::: ,r" 三//' /'" /;;;;t r'┏━━┓ ヽ、、、、-ー''''"
"~ ,、- ''"ヽ、::: :::::::/ ~''- 、,,,,,,,, / 三/'"// /r //ヽt ┃、, ┃
蘭「い、いや……」
言い知れない恐怖に、蘭の両目には涙が浮かぶ。
のび太「うふふ、うひひひひ」
蘭と額がつくほどに顔を近づけたのび太は両手で蘭の頬をこねまわす。
その手つきは乱暴で、蘭はこのまま殺されるのではないかとも思えた。
>>283
もうそれでいいや
のび太「この高い鼻が」
のび太の親指が蘭の鼻を押し上げる。
蘭「ひ……」
のび太「豚のようにしてやる……!」
眉間に皺を寄せ、般若のような表情でのび太は蘭の鼻を潰した。
蘭「う……うぅ」
鼻骨が歪められる痛みに蘭は声を上げて泣いた。
軟骨がコリコリと押し潰されるのが感じ取れた。
コナン「らーん!!」ドン!
突然部屋の扉が空けられた。
のび太「誰だ!」
蘭「……」
そのとき、既に蘭は気絶していた。
コナン「蘭!!」
コナンはキックボードに乗り、蘭の元に走る。
おい、こんな危ないスレは今すぐやめ…あれ?誰だろう…
キックボードwwwwwwwwwwwwww
キックボードwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
のび太「ほほ~、王子様のご到着かぁ」
のび太がひらりと舞った。
同時に、部屋の様相が変わった。
コナン「こ、これは……」
そこは中世の闘技場のような場所になっていた。
そしてコナンの姿は鉄の鎧を纏った騎士の姿。
のび太「やぁ! やっぱり来てくれたんだね!」
そう言い放つのび太は白銀の鎧と巨大な剣を身に着けた剣士の姿。
のび太「この夢幻の騎士・ノビタニアがお相手しよう!!」
そこはのび太が造り出した、のび太のための空間だった。
キックボードで腹筋蛾物故割れた
だめだwwwwキックボードが頭から離れないwwwwww
コナン「これは……やっぱり奴が幻覚を……」
のび太「君が勝ったらお姫様を返してあげるよ!」
コナン「!? 蘭のことか!」
のび太の隣には、ドレス姿の蘭が居た。
ピンク色のドレスは鼻血で真っ赤に染められている。
のび太「そちらからこないならこちらからいくぞ!」
のび太が土埃を上げながら駆け出した。
コナン「く!」
コナンはハンドルを放し、キックボードを乗り捨てた。
コナン「うおおおお!!」
コナンは自分の背程の長さの剣を振り回す。
ノビタニア「おお! なかなか良い太刀筋じゃないか」シュン
しかし、ノビタニアはそれをひらりとかわしていく。
コナン「もう、幻覚でもなんでもかまわねぇ! とにかくあんたをぶっ倒す!」
キックボードwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> うおおおお!! おお、なかなか良い太刀筋じゃないか <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^^Y^^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^YYY ̄
ヘ( ^o^)ヘ ヘ(^o^ )ヘ
|∧ ∧|
/ \
\ _人人人人人人人人人人人人人人人_
(/o^) > マジでぶち壊す <
( /  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^^Y^ ̄
/ く
今気づいたwwwwww
キックボードってそういうことか
ノビタニア「そりゃあああ!!」
ノビタニアが巨大な剣を持ち上げる。
コナン「いまだ!」
コナンの剣が装甲の薄いノビタニアの喉を突いた。
ノビタニア「ううう!!」
コナン「蘭は返してもらうぜ!」
その場に倒れこむのび太を尻目に、コナンは蘭の元に走った。
ヘ(^o^)ヘ いいぜ
|∧
/ /
(^o^)/
/( ) (ここでキックボードを投げる)
(^o^) 三 / / >
(/o^) < \ 三 アンタを
( /
/ く ぶっ倒す
のび太死んだwwwwwww
コナン「蘭!!」
蘭「……」
コナン「ダメだ……気絶してる」
コナン「くそっ!」
コナンはスケートボードに蘭を乗せると、一気に駆け出した。
コナン「蘭! すぐ病院に連れてってやるからな!」
しかし、コナンが部屋の外に出ようとした瞬間に、ドアの位置が別の場所に移った。
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
スケボーあったのかよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
のび太「ぜったい逃がすもんか!」
コナン「な……まだ生きてたのか!?」
のび太「ウルトラストップウォッチ!」
コナン「……?」
のび太「あれ……」
ちょっくら保守頼むです
○
/|\ ←バーロー
/\
○―――― ←蘭
○ ○
お風呂入るのねん
女の子はお風呂が好きなのねん
>>345
スケボーでけぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
バーロー関連の雑談しててちょ
キックボードだけじゃなくスケボーも持ってたのかよwwwwww
腹筋がwwwwwwwwww
○
/\
○T L │_
―――――――
○ ○
>>374
どれが頭だよ
//帰還
のび太「じ、時間が止まらない!?」
コナン「食らえ!」
コナンは麻酔銃をのび太の眉間に放った。
のび太「うぐ!? くぅ……」zzzz
それはつまり…どういうことだってばよ?
~未来~
タイムモニター越しにのび太を眺める人影が数人。
ドラえもん「のび太君……」
ドラミ「ようやくのび太さんのひみつ道具の使用を止めることができたわ」
ドラえもん「これで……ほんとうにのび太君を救うことが出来るんだろうか」
ドラえもん「このまま放っておいたらのび太君はダメになってしまう気がする……」
ドラミ「仕方が無いのよ……お兄ちゃん」
ドラミ「私達がのび太さんに手を出すことはできないんだから」
タイムパトロール(TP)「彼が黒の組織と呼ばれる集団に関わったとき、未来は変わってしまった」
ドラえもん「うぅ」
ドラミ「黒の組織はあの時代の歴史を左右する巨大な組織……」
TP「それゆえに、彼に我々が干渉することで、歴史がまた大きく変わりかねない」
ドラえもん「のび太くん……なんで、あのとき黒の組織と契約なんか……」
ドラミ「私達はのび太さんが正しい道に戻ってきてくれることを願うしかないわ……」
・
・
・
~警察署外~
阿笠「新一ぃ!!」
コナン「博士! 蘭を頼む!」
阿笠「ああ!」
阿笠博士は蘭を抱きかかえると、急いで車に乗せた。
灰原「ひどい怪我……」
コナン「ノビタニアとかいう奴にやられたんだ!」
コナン「そいつはこのまえ俺を襲った小坊だ!」
ノビタニアwwwwww
灰原「ノビタニア……私が組織にいるときには聞いたことのない名前」
コナン「じゃあ新顔か!」
阿笠「準備が出来た! このまま逃げるぞい!」
阿笠の運転する車が発進する。
コナン「この町の病院には蘭をつれてけねぇ!」
コナン「灰原! 一旦ホテルに連絡しておっさん達にも町を出るように言ってくれ!」
灰原「わかったわ!」
灰原が携帯を取り出す。
・
・
・
//のび太がノビタニアとしか名乗ってないから、コナンはその名前しか知らない
~警察署~
のび太「え~い! 奴らを逃がしたのか!!」
署長「は、はい! 申し訳ありません!!」
署長「ま、まさか野比様から奴らが逃げられるとは思ってもみませんで……」
のび太「言い訳はいいよ!! はやく追っ手を出して!!」
署長「はい!」
のび太(道具が使えなくたって、ぼくには今までに築き上げてきた人脈があるんだ!)
のび太(ドラえもんめ! きっとあいつがぼくの邪魔をしたんだ!)
のび太(だけどぼくは君の思い通りになんかならないからな! 目に物見せてやる!)
~のび太の町のとある場所~
ウォッカ「兄貴、例の王様から電話が」
ジン「貸せ」
ウォッカがジンに携帯を渡す。
のび太『ちょっと! もしもーし!』
のび太の叫び声がこだました。
ジン「はい」
のび太『今からそっちにメール送るから! そこについてきてる画像の奴らを今すぐ殺しに行くんだ!』
のび太『いいか! これは命令だ!』
のび太『言うこと聞かなかったら契約はパーだ! すぐに町から追い出してやるからな!!』
ジン「……」
のび太『わかったな!!』ガチャ!
のび太が乱暴に電話を切ったのがジンにはわかった。
ジン「厄介な王様だ……」
阿笠「ぞいZOY!」
ジン「……これは」
ジン「フフフ、面白い」
ウォッカ「兄貴、一体誰をバラすんでかい?」
ジン「こいつらさ」
ジンが携帯の画像をウォッカに見せる。
ウォッカ「こいつぁ……」
>灰原「ノビタニア……私が組織にいるときには聞いたことのない名前」
コナン「じゃあ新顔か!」
クソフイタwwwww
・
・
・
出来杉「いくぞー! のび太様のために戦うんだー!」
子供達「おおー!」
そこにはのび太から連絡を受けた子供達が居た。
彼らは空き地に集合している。
出来杉「これがのび太様から送られてきた画像だ!」
出来杉はプリントアウトした画像を子供達に配る。
出来杉「ぼく達が毎日健やかな生活を送れるのはのび太様のおかげ!」
出来杉「その恩返しをぼく達はしなければならない!!」
子供達「おおーーー!!」
のび太の恐ろしさを知る、同級生達。
彼らはおぞましい現実から目を背けるために、
のび太を神格化し、御仏のように崇め奉っていたのだった。
コナン「蘭……もうすぐだぞ」
コナン「もうすぐこの町から出られる」
コナンは寝そべる蘭の横に座っていた。
蘭の美しかった顔は鼻が折れ、見るも無残に腫れ上がっていた。
灰原「大丈夫よ、工藤君」
灰原「ちゃんと治療すれば元通りになるわ……貴方がそうだったようにね」
コナン「……わりぃな、気ぃ遣わせて」
コナンは灰原に礼を言うと、心配そうに蘭の手を握り締めた。
・
・
・
のび太「あの車だぁぁぁ!!」
コナン「!! ノビタニア!」
灰原「え!?」
拡声器による大音量の声が後ろからコナン達の後ろから響いた。
のび太「もっとスピードをあげおおお!!」
刑事「こ、これでいっぱいいっぱいです!」
コナン「やろぉ……もう追ってきやがったのか!」
コナン「まだ麻酔が切れる時間じゃねぇはずだぞ!?」
灰原「あれがノビタニア……」
灰原が車の窓越しにのび太を観察する。
灰原(どう見ても普通の小学生……)
黄色い無地のシャツに青い短パン。
いたって普通の男の子である。
のび太「銃を貸せ~ぇ!」
刑事「どうぞ!」
のび太「……!」バキュン
阿笠の車のタイヤが破裂する。
阿笠「おわぁ!!」キキーッ
コナン「なんだ!? 銃声が聞こえたぞ!」
灰原「撃って来た! やっぱりあいつ只者じゃないわ!」
灰原(ノビタニア……やはり黒の組織の……)
のび太「次はそこだ!」バキュン
灰原「まずいわ!」
コナン「今度は何だ!」
灰原「ガソリンが……」
>>421 スネオ以外じゃなくて、のび太の周辺の人以外です。
説明たらんですまんでし
コナン「と、飛び降りるぞ!!」
コナン達は一斉に車から飛び出した。
すると、すぐに車が爆発した。
刑事「う、うわああ!」
のび太「あ!? こら! ブレーキ踏むな!!」バキュン
刑事「!」バタッ
のび太「くぅ……煙で前が見えないや」
のび太「おのえぇえ、あと一歩のところで……」
・
・
・
小五郎「おーい!」
コナン「おっちゃーーん!」
町を歩きまわりコナン達はようやく小五郎たちの乗る車を見つけた。
小五郎「お前ら早く乗れ! この町はなんかやばい!」
コナン達は幸運にも出くわさなかったそれを小五郎は目にしていた。
武器を両手に町を徘徊する子供達の集団である。
光彦「はやくこんな町でましょう!」
歩美「うぅ……怖いよぉ」
【レス抽出】
対象スレ: のび太「何が少年探偵団だ! ぼくよりちっちゃい癖に生意気だ!」
キーワード: 出来杉
抽出レス数:5
少年「あ!! いたー! いたぞー! 江戸川コナンだー!!」
コナン「な!?」
少年「みんな集まれー! 誰かのび太様に連絡しろー!」
小五郎「早く乗れ! ずらかるぞ!」
小五郎の車はつけられていた。
出木杉「よーし! 見つかったか!」
出木杉「ぼく達であいつらを捕らえれば、のび太様からご褒美が貰えるぞ!」
出木杉「いくぞーー!!」
子供達「おおーーー!!」
小五郎はアクセルを思い切り踏みしめた。
子供「自転車隊を前に出せ!」
出木杉「いやダメだ! そんなのじゃあ追いつかない」
出木杉「行き先を予測して先回りするんだ!」
出木杉は道の真ん中に座ると、物思いに耽った。
コナン「まさか町ぐるみだったなんて……俺が甘かった!」
歩美「コナン君……」
コナン「俺がこの町に行きたいなんて言わなければ……!!」
灰原「今は自分を責めても何の解決にもならないわよ」
コナン「でも!」
阿笠「コナン君……」
阿笠(新一……蘭君があんなことになって辛いじゃろうのぉ)
小五郎「ぐおお!」
コナン「おっちゃん!?」
突如、小五郎がうめき声を上げて倒れた。
小五郎の座っているシートから血が滴り落ちる。
灰原「狙撃された!?」
阿笠「い、一体どこから!?」
コナンは恐る恐る窓の外を見た。
そしてそこには・・・…
コナン「あれは……ジン!」
~野比家2階・のび太の部屋~
ママ「どうものび太がお世話になってます」
ママ「あ、お茶もう一杯いかがですか」サッ
ウォッカ「ああ、奥さん、すみません」
普段はのび太が外を眺めているであろう二階の窓。
だが今は、そこから身を乗り出し、狙撃用のライフルを持つ長身の男が居る。
ジン「……」ニタ~
ママ「それじゃ、私はこれで」
ママは部屋を後にした。
マwwwマwwww
服部ー!早く来てくれー!
コナン「畜生! こんなときに!」
灰原「あ……あぁ……」
阿笠「そ、そういえば……そもそもこの町にわしらが来た理由は! がっ!」
歩美「いやああああああ!!」ジョボジョボ
博士が狙撃された。
博士のはらわたから赤い血が零れ出す。
光彦「ひ、ひいい!!」
>>478
ぬるぽっ
はらわたwwwwww
ジン「ガキが多いな」
ウォッカ「そうですかい」パリポリ
・
・
・
~野比家一階~
パパ「なんだか怖そうな人達だったね」
ママ「あらそうかしら」
ママ「髪の長い方の人はなかなかイケメンだったんじゃない。うふふ」
パパ「まったくぅ、ママったら」
パパ「ぼくだってカッコイイところはあるんだからね」
ママパパ「あはははははは」
二人はバラエティを見ながら談笑していた。
>>493
事の深刻さを知れwwwしかもパリポリって何食べてんだよww
阿笠「こ……ここにいては危険だ」
阿笠「みんな早く逃げ、、るんじゃ」
コナン「博士……」
光彦「あうあぅぅぅ」ガタガタ
灰原「だけど外に出れば狙い撃ちされる……」
コナン「俺達は袋のねずみってわけかよ……!」
ジン「ここから中は難しいな」
車の中のコナン達はジンから見て死角に居た。
ジン「出るぞ」
ウォッカ「へ、へい」
二人が階段を下りる。
その階段は普段なら学校帰りののび太が歩く場所だ。
ママ「あ、もうお帰りですかー?」
ウォッカ「はい、お邪魔しました」
パパ「またいつでもきてくださいねー」
パパがそう言った後、玄関の閉まる音がした。
>>494
もちろん
骨…
コナン「よし! 奴らが外に出た。今のうちだ!」
灰原「外に逃げるのね!」
コナン「ちげぇよ!」
コナンはそういうと前の座席の方に無理やり移動し、小五郎を押しのけた。
小五郎「コ……コナン?」
コナン「とても走って逃げられるような状況じゃねぇ……」
コナン「俺が車を運転する!」
ウォッカ「ん? おいガキ! そこでなにしてやがる!」
二人が野比家の前に停めていた車。
その中をジロジロと眺めている少年が居た。
ウォッカ「てめぇ~」
ウォッカは肩をいからせながら少年に詰め寄っていく。
ウォッカ「おい……」
ジン「待て!」
少年を殴ろうとするウォッカの腕をジンが掴んだ。
ジン「お前が"王"……野比のび太だな」
のび太「あれ~、なんでぼくの名前知ってるの~」
ジン「メールの送り主が本名のままだった」
のび太「あらら」
ウォッカ「こ、このガキが……」
のび太「口には気をつけた方がい~んじゃないの?」
ウォッカ「?」パシュン
ウォッカの頬を命中紙一重の距離で弾丸が通り抜けた。
ウォッカ「おゎ……」
ジン「相手の格も見極められんのか、お前は」
ウォッカ「す、すんませんでした、兄貴」
のび太「ぼくにも謝ってよ、おじさん」
ウォッカ「……申し訳ありませんでした」
のび太「うんうん」
ジン「奴らを追えばいいんだな」
のび太「うん。分かりが早くていいね」
三人はジンの車に乗り込んだ。
運転席にジン、その隣にのび太、そして後部座席にウォッカが乗っている。
・
・
・
蘭「うぅ……あん」
灰原「蘭さん?」
蘭「い、痛い……」
阿笠「くぅ……」
灰原「負傷者がもう三人……」
灰原(この状況はまずいわよ……かなり)
歩美「えぐっ、えぐっ」ビチャビチャ
ビチャビチャwwwwww
コナン(く……いくら俺でも、この体じゃまともに運転できねぇ)
コナン(でもやるしかねぇ!)
光彦「ぼく達……このままどうなるんでしょうか……」ウウ
光彦がすすり泣きながら呟いた。
その弱気な声に、歩美や博士達の不安な気持ちも大きくなる。
のび太「死ぬんだよ! ぼくの手でね!」
メガホンの声が響いた。
灰原が後ろを向いた。
灰原「!!」
灰原(ジン! それにウォッカ……)
灰原(やはりノビタニアは……)
灰原はすぐに理解した。
ノビタニアがウォッカを差し置いてジンの隣に居る。
これは彼が、組織内でも相当な重要ポジションにいる人物で、ジンの信頼を受けているということだと。
歩美「いやあああ!! 私まだ死にたくないいい!!」
光彦「わああああん!! ぼ、ぼくだって死にたくありませんよおお!!」
子供達はパニックに陥った。
>>538
歩美が漏らしてない…だと…
>>541
なあに、次があるさ
のび太「ジンさん、窓開けて!」
ジン「……」ウィーン
車の窓が開く。
のび太「今度こそ撃ち殺してやる! 覚悟しろ!」バキュン
バリーン!
窓ガラスが割れた。
光彦「べっ!」
車の後ろの窓からわずかに見える、光彦の頭部をのび太は狙撃したのだった。
歩美「み、光彦くん……」チョロチョロ
灰原「あぁ……」ガクガク
阿笠「くぅぅぅ」
蘭「な、何……今の音」(意識が朦朧としてる)
のび太「はーっはっはっはっは! ざっまあみろ!」
のび太「ざっまあみろったら、ざっまあみろ~だ!」
のび太「よ~し、後部座席から見える頭はどんどん撃ち飛ばしてやる」ペロリ
のび太は片目をつぶり、舌なめずりしながら銃を構えた。
のび太「今度は早撃ちだ」
のび太「バキュン! バキュン! バキュ~ン!」
阿笠「」ドムッ
小五郎「」バタッ
そしてタイヤが一つ弾けた。
歩美「い、いやあああああ!! もうやだよおおお!!」
歩美「お家に帰りたいよぉぉぉおお!!」エーン
まだ小学一年生の歩美はたまらず泣き出した。
コナン「ちっくしょおおおおお!!」
コナンはアクセルを力いっぱい踏みしめた。
しかしタイヤが一つお陀仏しているために、車は前に進まず横にそれる。
そして電柱にぶつかった。
蘭「きゃあああ!!」
車が激しく揺れ、中に居たコナン達が宙に浮かぶ。
のび太「いまだ!」バキュン
歩美「あっ!!」ズバン
コナン「あ、歩美ぃぃぃ!!」
歩美の左胸から弾丸が飛び出た。
宙に浮かんだ歩美の体はのび太の狙撃範囲に入っていたのだった。
コナン「く……くぅぅ」
コナン「バ、バーーローーー!! バッキャローーー!!」
バーローwwwwwwwwww
のび太「ん?何だこの粉は?」
のび太「ペロ…こ、これは青酸カリ!ウッ!」バタッ
完
のび太「だーっはっはっはっはっはっは!! 思い知ったか~!」
ウォッカ「ひでぇ……」
のび太「わーっはっはっはっは! ひゃふふひゃひゃひゃひゃ~!」
コナン「うぅ……みんな……」
灰原「もうお終いね……逃げ場がない」
ジン「野比さんよ、あの女は俺に殺らせてくれ」
のび太「ん?」
のび太「もう一回言って、聞こえなかった」
ジン「あの女は……くぁっ!」ガタッ
ウォッカ「あ、兄貴ぃ!!?」
抜き撃ち。
咄嗟に身を逸らしたジンの右胸を銃弾が打ち抜いた。
のび太は銃を持っていた右手ではなく、ポケットに入れていた左手か弾丸を放った。
銃を隠し持っていたのだ。
車の窓から身を乗り出し、コナン達の方を向いたまま、
その状態で手首だけを動かし、ジンに拳銃を向けたのだ。
それはポケットから銃芯さえ取り出さずに撃ち抜く瞬く間の神業だった。
保守お願い
夕飯たべり
>>帰還
のび太「男の癖に長い髪で……イケメンなんて」
のび太「ぼくはおまえのことが、初めて見たときから大っきらいだったんだよ!」ゲシッ
のび太はジンの顔を蹴り飛ばした。
ジン「ぐああ!」
ウォッカ「」(左胸から出血中)
・
・
・
灰原「あ……い、いまなら、もしかしたら」
灰原「工藤君!!」
コナン「う……うぅ」
・
・
・
のび太「なにがあの女は俺がやる~だ!」グリグリ
ジンの頭を踏みつけながらのび太が罵る。
のび太「ぼくに命令するなんて、百年早いんだよ!」
ジン「……うぅ! うおおお!」
のび太「ひゃっ!」
のび太は油断していた。
ジンはのび太の足を払いのけると、ポケットからナイフを取り出し、のび太の足に突き刺した。
のび太「ふ、ふぎゃあああああ!!」
のび太「いで! いでででで! いだいよぉぉぉぉおお!!」
ジン「はぁ……はぁ……げほっ!」
太ももにナイフが刺さり暴れるのび太。
そして、右胸を抑え吐血するジン。
ジン(ブ、ブレーキを……)
のび太「よぉくもやったなああああ!! こいつううう!!」
のび太「うりゃあああん!!」
のび太は渾身のタックルをジンにお見舞いした。
その勢いに押され、瀕死の状態のジンの足がブレーキから離れる。
ジン(!!)
のび太「わ! な、何!? なに! あわわわわわーー!!」
車の勢いは止まらない。
操縦者のいない車は民家の塀に真正面から激突した。
・
・
・
灰原「工藤君……」
コナン「はぁ……はぁ」
二人は蘭を抱えて車から降りようとしていた。
そしてそのときに、二人はジンの車が塀に激突するのを目撃した。
コナン「お……おい」
灰原「まだ安心できないわ」
灰原「ジンがこの程度で死ぬとは思えない」
蘭「うぅ……だ、大丈夫……私も歩けるわ」ヨロヨロ
三人は燃え上がる黒のポルシェを眺めつつ、ふらつく体を前に進めた。(のび太のいる方向とは逆)
今黒の組織捕まえるチャンスだろwwwwwwwww
のび太「だあああ!! あちちちち!」
灰原「ノ、ノビタニアの声!」
コナン「なんてしぶとい奴だ!」
三人は車の様子を伺うのを止め、逃げることに専念した。
三人はどんどんのび太のいる位置から離れていく。
のび太「うううう!! うがあああああ!」グイグイ
ジン「く……」
額から血を流し、ヒビの入った眼鏡をゆるく掛けるのび太が潰れたポルシェから這い出してきた。
その両手には銀色の長い髪が乱暴に握られている。
のび太「うううう!! くくくくく……むかぁぁああああ!!」
銀色だと
のび太「うぎょおおおおお!!」
のび太は狂ったようにジンの胸を踏みつけた。
のび太「うほおほほほほほ! もーふぉふぉふぉふぉふぉふぉ!」
ジンは初めのうちは呻く様な声を上げていたが、次第に声を出さなくなった。
のび太「ううううううううううううう」
のび太「江戸川……コナンめええええええええ!!」
のび太「ぜぜぜ~~~~んぶ! おまえのせいだああああああ!!」
もーふぉっふぉふぉふぉふぉふぉwwwwwwwwwwwwwwwww
でもこれでジンの狙撃銃手に入ったな……
無双出来るんじゃね?
のび太「うややややああああんまあああああ!!」
意味不明の奇声を発しながらのび太が駆ける。
神経がおかしくなったのか、のび太の筋肉は限界以上の力を発揮していた。
そしてその代償にのび太の体は時々刻々と壊れていった。
のび太「えどがわああああああ!! どこだあああ!!」
のび太「でぇてこほおおおおぉぉいい!」
>>644
お前キックボードの機動力しらねーな
凄まじい速度。
今ののび太の足の速さはジャイアンや出木杉以上のものだった。
それは小学生としてはトップクラスの速さ。
まさしく体がいかれていた。
のび太「うろわわわわ!!」
野獣のように駆け巡り、
野犬のように獲物を探すケダモノ。
それが野比のび太だ。
そろそろシグルイ風のナレーション入るぞ
コナン「……」
コナン(今の俺じゃ……灰原や蘭を連れて逃げるのは無理だ)
コナン(奴ももうすぐ隠れてる俺達に気付く)
コナン(だったら!)
コナン「うおおおお!!」
コナンが茂みから飛び出した。
のび太「こっほぉふぉっふぉちょ~!!」スチャ
バキュン!
コナン「やあああああ!!」
のび太はすぐさま拳銃を撃った。
しかし、コナンはキック力増強シューズで強めたキックで地面を蹴り、
中高く舞い上がった。
のび太「嘘ぉ!?」
コナン「ガキが……」
コナンのベルトからサッカーボールが射出される。
宙を飛ぶコナンが後ろに回転した。
コナン「舐めんじゃねええええええ!!」
コナンのキックが炸裂し、ボールがのび太目掛けて勢い良く飛んだ。
電気を纏ったボールがのび太を襲った。
のび太「あああああががががががが!!」
煙を上げ、摩擦で胸を焦がしながら、
回転するサッカーボールがのび太の鳩尾にめり込んだ。
その勢いはのび太に命中しても止まることは無く、そのままのび太を民家の塀まで突き飛ばした。
のび太のぶつかった塀が打ち崩れた。
コナン「はぁ……はぁ……うあっ!」バキッ
コナンが地面に落下した。
受身を取ったものの、小さな体が受ける衝撃は相当のものである。
のび太の鳩山にめり込んだ
灰原「工藤君!!」
蘭「コナン君!!」
コナン「う……蘭、灰原」
二人はコナンに駆け寄った。
灰原「なんて無茶なことを……」
蘭「コナン君……ごめんね」グスッ
コナン「は、はは……こりゃ~あばらが何本かいかれたなぁ……」ガクッ
なぜあばらwwwww
元太は死にました
~未来・モニター前~
ドラえもん「あああ!!? の、のび太君!!」
ドラミ「おにいちゃん……」
ドラえもん「あ、あのままじゃのび太君が死んじゃう! 今から……」
TP「干渉は許されない」
ドラミ「そうよ、お兄ちゃん……ダメなのよ」
ドラえもん「くぅ~~、やりきれない。くそぉ……」
TP「気持ちは察する」
TP2「ん? あの、こっちの方に人影が」(モニターの端を指差す)
・
・
・
蘭「コナン君・・・・・早くウチに帰ろ?」
灰原「よくそのケガであんな事が出来たものだわ・・・・・はやく蘭さんの手当てをしましょう。」
コナン「ああ・・・・」
のびた「(ムクリ・・・・・)」
蘭「コナン君・・・・・早くウチに帰ろ?」
灰原「よくそのケガであんな事が出来たものだわ・・・・・はやく蘭さんの手当てをしましょう。」
コナン「ああ・・・・」
そのとき、崩れた塀の瓦礫が動いた。
そして砂埃の中に三人の人影が垣間見えた。
灰原「……な!?」
ママ「もう~、のび太ったら」
ママ「運動神経ないくせに無理するんだから」トホホ
のび太「うん~、ごめんね~ママ~」
パパ「はは、男の子は少し腕白すぎるくらいが丁度いいさ」
コナン「な、なんだよ……どうしてだよ……」
コナンががくりと膝を地面についた。
灰原は驚きのあまり、両手で口を覆っている。
蘭「あの子……なんで怪我してないの……」
そこには無邪気に微笑む野比一家の姿があった。
~未来~
ドラえもん「パパ! それにママ!!?」
ドラミ「い、一体どうなってるの!!」
TP「おい! どういうことだ!」
TP2「い、今事態について確認中です!」
TP3「わ、わかりました! の、野比玉子と野比のび助! その両名がこちらの道具をしようしたものと!」
TP「な、なにぃ~~~!!?」
トーチャンカーチャン最強説
ドラミ「わ、わかったわ!」
ドラえもん「どういうことなんだい! ドラミ!」
ドラミ「私達は未来裁判所に申請して、のび太さんのひみつ道具の使用を停止した」
ドラえもん「うん、つい数時間前に受理が完了してのび太君は道具を使えなく……そうか!!」
みんな「のび太の家族は道具を使えるんだ!!」
・
・
・
いや、どういうことだよ
ママ「まったく……よくもうちののび太を酷い目に合わせてくれましたね」
パパ「うん、許されないよ、君達」
のび太「わ~ん、ありがと~ぅ」
のび太「パパもママも頼もしい~ぃん」
コナン「……」
蘭「い、いやぁ」
蘭はのび太にされたことを思い出した。
ここまできてジャイアンが出てこないとなるとやはり・・
ママ「こらしめてあげます」シュッ
ママがコナンに手をかざした。
新一「な!?」
すると、コナンの体が急激に成長し、工藤新一の姿となった。
そして同時に、子供サイズの服は破れ、あられもない姿が露にされた。
灰原「うそ……」
蘭「え……新、一?」
進一「シンゴー!シンゴー!」
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|友カ∴∵∴∵∴∵/ ○\∵∴∵∴}ソ川
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゙マじへ、∵∴∵\__/∴∵/リiУ
\夊i㌧、_∵∴∵∴∵∴ ,.イ!刋/
`マ才i「≧ェ。。.。。っ夭テ少'゚
__, - 、
/, ─── 、)
// / ヽi
|_| ┃ ┃ |
( ⊂⊃ ヽ ヤァ 息仔ョ 失ゥコトノ 堪ェ難キ痛ミニモ モウ慣レタカイ?
>、 \__ノ ノ .nm
/ \─── ´ヽ、 /)- |
/ \--/ |  ̄|_ ノ
| / | ||
! / ノ |
`iヽ__ノ━━━━ヽ、__ノ
 ̄ ̄ ̄` - ′
 ̄ ̄
パパ「ふふ、隠し事はなんでもお見通しだよ」
ママ「貴方達は両想いみたいね」ニコ
新一「うぅ……蘭」
蘭「あ……」ポカーン
灰原「工藤君……服」ボソリ
新一「あ、あわわ! ら、蘭! こっち見るな!」
蘭「ひゃ! やだ! 別に見たくて見たわけじゃ……」
新一「な、何かはおる物は……」
ママ「タオルをどうぞ」
新一「あ、どうも」マキマキ
パパ「若いっていうのはいいねえ、ママ」
ママ「ふふ、そうね。パパ」
のび太(なんだかつまんないなぁ)(目で合図)
ママ(わかってるわよ、のびちゃん)(目で合図)
___, - 、
/_____)
. | | / ヽ || <はは、男の子は少し腕白すぎるくらいが丁度いいさ
|_.| ・ ・ ||
(/ ⊂⊃ ヽ) /  ̄ ̄ ̄ \
! ___ !.. ( ( (ヽ ヽ
,\ _____ /、. . | -、ヽ\ !
ゝ/  ̄ ̄ ̄ \ /. \/ ̄\/ .\ |・ |─ |__ /
/ _____ヽ | | _┌l⊂⊃l | | ┌ - ′ ) /
| | / ─ 、-、! | | / ∋ |__| | | ヽ__ ヽ <
|__|─ | ・|・ | | /`, ──── 、 | | ` ─┐ ?h ̄
( ` ─ o-i ヽ / \ .ノ_ .j ̄ ̄ |
ヽ、 ┬─┬ノ / ̄ ./ ヽ- 、\ /  ̄ ヽ\
// /ヽ─| | ♯| / i | ..) ) \ i ./ |\\
| | / `i'lノ))┘/ , ─│ !-l⊂⊃l┐__ヽ__/\ / | | |
| | | ̄| / /| / ( (... .ヽ / |____|∈ __./ .| | |
|_|/ヽ、_/ ./ ` ─ /\ /ヽ  ̄ \-──| \|_|
| | |───/____i l=======l |_____ __\ |\ | |
|/ ヽ── |______\ l二|^|二二|^|二l 丿______ |_丿 \|
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |. | | | | | | | |  ̄ ̄ ̄ l
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄.| |────| |. | | | | | |.──────| | ̄ ̄ ̄| ̄|
___, - 、
/_____)
. | | / ヽ || <うん、許されないよ、君達
|_.| ・ ・ ||
(/ ⊂⊃ ヽ) /  ̄ ̄ ̄ \
! ___ !.. ( ( (ヽ ヽ
,\ _____ /、. . | -、ヽ\ !
ゝ/  ̄ ̄ ̄ \ /. \/ ̄\/ .\ |・ |─ |__ /
/ _____ヽ | | _┌l⊂⊃l | | ┌ - ′ ) /
| | / ─ 、-、! | | / ∋ |__| | | ヽ__ ヽ <
|__|─ | ・|・ | | /`, ──── 、 | | ` ─┐ ?h ̄
( ` ─ o-i ヽ / \ .ノ_ .j ̄ ̄ |
ヽ、 ┬─┬ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ /  ̄ ヽ\
// /ヽ─| | ♯| / \ i ./ |\\
| | / `i'lノ))┘/ l⊂⊃l┐__ヽ__/\ / | | |
| | | ̄| / /| / |____|∈ __./ .| | |
|_|/ヽ、_/ ./  ̄ \-──| \|_|
| | |───/___________________ __\ |\ | |
|/ ヽ── |______________________ |_丿 \|
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |. | | | | | | | |  ̄ ̄ ̄ l
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄.| |────| |. | | | | | |.──────| | ̄ ̄ ̄| ̄|
//パパママは何らかのひみつ道具を使ってると意識しててちょ
ママ「よかったわねぇ、新一君に会えて」
蘭「あ、はい……」
パパ「二人で仲良くすごすといいよ。最後くらい」
灰原(……ダメよ。この二人の雰囲気に呑まれちゃ)
灰原(二人とも、早くこの状況の異常さに気付いて……)
>>768
すみません
>>766
wwwww
あっ、どうぞお気遣いなくって言いそうになるAAだな
ママ「それぇ」スッ
ママが糸を手繰り寄せるような動作をした。
新一「うわ! な、なんだ!」
新一の体が独りでにママの方へと向かう。
パパ「もう、ママも好きだなぁ」
ママ「うふ、たまにはね」
のび太「んん?」
ここから先はR指定だ
___, - 、
/_____)
. | | / ヽ ||
|_| > |二人で仲良くすごすといいよ。最後くらい
(/ >__________________|
! \_/ ! |i]> | |
,\ _____ /、 ノ | |
ゝ/  ̄ ̄ ̄ \ /. \/ ̄\/ .\ / VV
/ _____ヽ | | _┌l⊂⊃l | | ー--- |
| | / ─ 、-、! | | / ∋ |__| | | \ |
|__|─ | /|ヽ | | /`, ──── 、 | | /_________ノ
( ` ─ o-i ヽ / \ .ノ_ .j ̄ ̄ |
ヽ、 ┬─┬ノ / ̄ ./ ヽ- 、\ /  ̄ ヽ\
// /ヽ─| | ♯| / i | ..) ) \ i ./ |\\
| | / `i'lノ))┘/ , ─│ !-l⊂⊃l┐__ヽ__/\ / | | |
| | | ̄| / /| / ( (... .ヽ / |____|∈ __./ .| | |
|_|/ヽ、_/ ./ ` ─ /\ /ヽ  ̄ \-──| \|_|
| | |───/____i l=======l |_____ __\ |\ | |
|/ ヽ── |> \ l二|^|二二|^|二l 丿 |_丿 \|
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ >____ | |. | | | | | | ______ .|  ̄ ̄ ̄.l
| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄. ..| |. | | | | | | | |  ̄  ̄ | ̄|
, ── 、
/ ______ヽ
ゝ/ |/ / ⌒ヽ ⌒ヽ
| | | ‘|‘ |
. v‐、l ̄ヽ __ ノ 、__ ノ
l ) ^ l <えっ、君アホなん?
`ー 、 ──┘ノ
` ー──、´
ママ「だってパパ~、若い子のイチャイチャするのなんて私みたくないわ~」
パパ「だけどねぇ、ママ」
ママ「いいじゃない~、どうせすぐ殺しちゃうんだから~」
ママ「ちょっとだけよ。ね?」
パパ「んふ。しょうがないなぁ」
パパ「あ、そういうわけだから蘭ちゃん。ごめんね」
パパ「そういうことだから」
蘭「え……」
灰原「蘭さん! 何ポカンとしてるの! しっかりして!」
灰原「はやくここから……」
のび太「はい~、おこちゃまは少し黙ってましょね~」
のび太が後ろから灰原の口を両手で塞いだ。
灰原「むぐっ、むぐ~」
__, - 、
. /, ─── 、)
// / ヽi
|_| ┃ ┃ |
( ⊂⊃ ヽ
>、 \__ノ ノ .nm <この手に言いな
/ \─── ´ヽ、 /)- |
/ \--/ |  ̄|_丿
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! / .ノ |
`iヽ__ノ━━━━ヽ、__ノ
 ̄ ̄ ̄` - ′
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. /, ─── 、)
// / ヽi
|_| ┃ ┃ |
( ⊂⊃ ヽ
>、 \__ノ ノ .nm
/ \─── ´ヽ、 /)- | ★
/ \--/ |  ̄|_丿
| / | ||
! / .ノ |
`iヽ__ノ━━━━ヽ、__ノ
 ̄ ̄ ̄` - ′
星をダブルクリックするとビームが出るぞ
ママ「うふ……綺麗な肌ね~」
ママ「すべすべしてて、女の子のみたい」ナデナデ
新一「あ……や、やめ……くすぐったい」
蘭「新一!」
新一のもとに駆け寄ろうとする蘭をパパが取り押さえた。
パパ「ごめんね。でもママがああいってるから」
のび太「君もすっごくかゎいいね~。むふふふふ」
灰原「い、いや……むぐ!」
おい眼鏡
おいその汚い手を離しやがれ
おいそろそろ下半身が冷えるなんとかしろ
ママ「爪刺しちゃえ。えい」
新一「い、痛! あ……」
ママは鋭い爪で新一のピンク色の乳首を弄んだ。
パパ「ごめんね、蘭ちゃん」
パパ「ほんとだったら君が新一君とエッチしたかったよね」
蘭「あ……うぅ」
蘭は目を潤ませながら新一を見つめた。
>>799
でたwwwwwwwwwwwww
のび太「外人みたいな顔に綺麗な茶髪のウェーブ」グイッ
灰原「痛……放して、ください」
のび太「やだよ~」
のび太「だってぼく君のこと嫌いだもん」
のび太は灰原の前髪を掴み上げ、グイグイと持ち上げた。
灰原は両手で抵抗するも、とてものび太の力には敵わなかった。(身体年齢考慮)
__, - 、
. /, ─── 、)
// / ヽi
|_| ┃ ┃ |
( ⊂⊃ ヽ
>、 \__ノ ノ .nm
/ \─── ´ヽ、 /)- | ★
/ \--/ |  ̄|_丿
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! / .ノ |
`iヽ__ノ━━━━ヽ、__ノ
 ̄ ̄ ̄` - ′
星をダブルクリックするとビームが出るぞ
) 伸びるわけねーだろ! ( _/\/\/\/|_
) ,rrr、 ( \ 試したやつ /
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y| |.l ト⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y/つ))) < バーカ! >
⊂ ヽ | __ ☆ __ _/ 巛 / \
/ ̄ ̄ ヽヽ ,`ー \ | |l / \ __つ  ̄|/\/\/\/ ̄
/{゚} 、_ `ヽ/|| , \.|||/ 、 \ ☆ / ̄ ̄ ヽ,
/ /¨`ヽ {゚} | / __从, ー、_从__ \ / ||| / 丶 / ',
| ヽ ._.イl ',/ / / | 、 | ヽ |l ノ//, {゚} /¨`ヽ {゚} ,ミヽ
、 ヘ_/ノ ノ/ ) `| | | |ノゝ☆ t| | |l \ / く l ヽ._.イl , ゝ \
\___ ノ゙ ─ー `// `U ' // | //`U' // l / /⌒ リ ヘ_/ノ ' ⌒\ \
/ / W W∴ | ∵∴ | (  ̄ ̄⌒ ⌒ ̄ _)
/ ☆ ____人___ノ ` ̄ ̄`ヽ /´
>>823
なんかチョロっと出たぞ
>>824
なんかチョロっと出たぞ
新一「ああ……うぅ……」
ママ「ふふ、かわいい」
パパ「ごめんね、蘭ちゃん」
蘭「ああ……」
のび太「ひーひっひっひっひ!」グイグイ
のび太「へへ~、犬のお散歩だ~ぃ」グイグイ
のび太は四つんばいになった灰原を引きずり回した。
灰原「ぃ、痛い! ああん!」
アアオwwwwwwwwwwwwwww
~未来~
ドラえもん「な、なんてことに……」
ドラミ「申請はまだ通らないの!!」
TP「そ、それが上からの圧力で……」
TP2「野比夫妻に関する干渉は一切不可能と!」
ドラミ「そんな……」
TP3「恐らくは、あの時代から現在(22世紀)まで何らかの根回しが……」
・
・
・
のびた「君もいやらしいことする?ぼくも興奮してきちゃった」
のびたはそういって灰原の幼い胸を撫でまわした
灰原「くっ、やめなさい!」
のびたのスネを踵で蹴り飛ばして灰原は拘束から逃れようとする
のびた「イタッ! ・・・こいつッ!!!」
のび太は走り出した灰原の髪をにぎって思いっきり後ろに引いた
灰原「ううっ!」
のび太「なに逃げようとしてるんだ!ぼくの足を思い切り蹴って・・・・ゆるさないぞ!!」
灰原をうつ伏せにし押し倒し、その頭を力強く地面に打ち付けた。
灰原「ぐっ!」
何度も何度も
灰原「あぎっ」
コナンどこ行った
神板ハヶ━m9( ゚д゚)っ━ン!!
~未来~
ドラミ「きっと未来の政治家や資産家にあの夫婦が噛んでるんだわ」
ドラえもん「えぇ?」
ドラミ「あの時代ののび太さん達一家の歴史を変えると」
ドラミ「今いる未来の権力者達に影響がでるのよ。きっと」
ドラえもん「つまりなんだ……」
ドラえもん「未来の偉い人達の先祖はママさん達のおかげでおいしい思いをしてきたと」
ドラミ「そういうことをこれからあの人達はしていくんだわ」
ドラえもん「そ、そんな」
・
・
・
いや、大爆笑てかエロいって言うかうえへへへ★
ママ「うふ。ねぇ、痛い?」グググググ
新一「く……か」
ママの細い指が新一の首を締め上げる。
しかしその力は恐ろしいほどに強い。
ママ「ほんとにかわいいわ。ほっぺた赤くして……うふふ」
新一「うぅ……蘭……く」
パパ「そろそろかな」
のび太「たぁー!」バキッ
灰原「やぁん!!」
のび太の蟷螂のような突きが灰原の鼻頭を捻じ曲げた。
いやもうセク-スでいいよ
>>856
未来でやっても意味ないだろ
のび太は鼻になんかコンプレックスでもあるのか
>>862
わっしが髪&鼻フェチなんだよ~
灰原「う……はぁ、はぁ」ポタポタ
のび太「ぷぷ、鼻水と鼻血なんか垂らしてきったな~いのwww」
灰原「あ……」
灰原(眩暈がする……)
のび太「うりゃあ!」ビシーン!
灰原「あん!!」
のび太の強烈なビンタが灰原の頬を赤く染めた。
>>861
でめえよく考えれ
や り す ぎ だ ろ w w w
や り す ぎ だ ろ w w w
や り す ぎ だ ろ w w w
や り す ぎ だ ろ w w w
や り す ぎ だ ろ w w w
や り す ぎ だ ろ w w w
や り す ぎ だ ろ w w w
や り す ぎ だ ろ w w w
や り す ぎ だ ろ w w w
や り す ぎ だ ろ w w w
ちょwwwww自分より整った顔立ちが~っと思ったら趣味かよwwwwww
>灰原「あ……」
ドM決定ですね
さっきから3vs3になって途端に進行スピード落ちてね?
gdgdになってる気がする
>>880
面倒臭くなったんだよ、きっとかっと。
のび太「パパ~はさみ貸して~」
パパ「はい、のび太」
のび太「ありがと、パパ」
のび太は鋏をパパから受け取ると、くるりと灰原の方を向いた。
のび太「ふっふ~ん。おじょーさ~ん、今日はどんな髪型に致しましょうか~ぁ」ニヤニヤ
灰原「い、いや……来ないで」
のび太「そんな、ご遠慮なさらずに~」
のび太「当店、のび太美容室は一銭のお金も頂きませんから」
なんで普通にハサミもってんだ
なにこの歪みまくりの性癖
灰原「や、やだ……」グス
のび太「ボランティアですから」
のび太「ね」
灰原「やぁ!!」ダッ
灰原は走り出した。
彼女にはもう、新一や蘭を気遣う余裕は無かった。
自分の身を守ることで精一杯だった。
のび太「あ! 待て!」
それを追うようにのび太も走る。
いくら足の遅いのび太といえど、小さな女の子にかけっこで負けるはずはなかった。
(もう筋肉のリミッター解除は無い。普通ののび太です)
のび太「それでは、野比のび太!」
のび太「初めて女の子の髪に鋏を、ぁ、入刀いたしま~す!」グイ
パパ「よ、のび太」
ママ「にっぽん一よ」
ザクリ……
灰原「あ……」
家族三人になったシーンで
キメラアント思い出した
ここにきて性癖が爆発したか
ママ「はい、哀ちゃん。鏡よ」
パパ「なかなか似合うってるよ」
ママ「あたりまえよ~、だってのびちゃんが切ってあげたんですよ」
パパ「ああ、そうだったね」
野比家「あははははははは」
あれgdgdになってんな
>>906
まる子「あたしゃ今一番興奮してるよ」
う
わ
ー
お
も
し
ろ
く
ね
ー
な
お
い
灰原「いや・・・」
バシッ!
灰原の顔に容赦ない平手打ちが飛んできた
のびた「せっかくぼくが切ってあげてるのにさぁ、それは無いんじゃない?」
灰原「ぅ・・・・」
のびた「ぼく傷ついちゃうなぁ」
今度は握りこぶしで灰原の顔を打ち付ける
灰原はしゃがみこんでつぶやく
灰原「も・・・やめ・・・」
のび太を見上げる声は震えて、少し涙声になっている
のびた「やだね」
横から灰原の顔を蹴りあげた
灰原「っが」
のびた「すねを蹴られるって、すごく痛いんだよ?」
今度は仰向けになった灰原のわき腹を蹴りつける
灰原「うぐっ」
のびた「それ君わかってるのかなぁ」
お腹を踏みつけ、灰原を見下ろしながら言う
灰原「ッホ、ゲホゲホッ」
灰原「あぅ……」グスン
灰原の髪はのび太によってばっさりと切られていた。
前髪を残したままポニーテールを作るように束ねられた髪を、
のび太はザックリと一息に切り落としていた。
ウェーブの掛かった美しい髪は無残にも切り落とされ、はらはらと灰原の周りを舞っていた。
バサバサに乱れたトップの部分の髪。
ちょろちょろと不自然に伸び出す襟足の髪。
そして、手をつけられていなかった前髪の美しさは、
逆にその髪型をおかしなものへと変えていた。
のび太「あ~ん、ぼくってなんて天才なんでしょぅ」
描写が凄いことになったぞ
>>1は真性だ
ママ「すごいわよ、のびちゃん」
パパ「うん。芸術性を感じるね」
蘭「哀ちゃん……」ウルウル
灰原「ひ、ひどい……うぅ」エグッ
のび太「次はもっと長い髪が切りたいな~」
新一「けほっ……」
新一(長い髪……蘭! やべぇ!)
新一「うおおおおおお!!」
新一が最後の力を振り絞って、のび太の方へ向かった。
パパ「あ! ちょっとママ! なんであの子放ってるんだい」
ママ「やだ! のびちゃんのカットに夢中でついうっかり……」
新一「くらええええ!! このくそったれがあああ!!」
のび太「うわ! うわ!? うわあああああ!!」
新一の拳がのび太の目前に迫った。
ママ「はぁ!」
コナン「うぅおおおおお!!」
パシ
のび太「軽いや」
寸前で新一の体は幼いコナンの体に戻された。
そして、のび太は軽々とコナンのパンチをキャッチした。
のび太「もう許さないぞ……」
のび太「死んじゃえ」チャキリ
のび太がポケットから銃を取り出し、コナンの眉間に銃口を向けた。
コナン「う……」
コナン「あ、あの……すみませ」
のび太「」バキュン!
ママ「ひと安心ね」
蘭「あ……新一……新一ぃぃぃぃい!!」
パパ「騒がないでね」ベキッ
蘭「が……」バタッ
灰原「あ……あ……」ジョババババ
ママ「そろそろ帰りましょっか」
のび太「それもそ~だね」
パパ「明日は会社あるしな」
ママ「あら、そうだわ! のび太! 貴方も明日は学校でしょう!」
のび太「ああ!! そうだった!」
ママ「こんな夜中まで起きて! 明日の朝起きれなかったらどうするんです!」
ママ「また遅刻しただなんてことになったら、ママは悲しいです!」
のび太「ご、ごめんなさ~い」
え ?
お わ り ?
~次の日~
ママ「のび太!! 起きなさい!! もう朝ですよ!!」
のび太「う~~、後五分だけ……」
ママ「のび太!! もうパパもドラえもんも起きてるのよ!」
のび太「むにゃむにゃ……ん? ドラえ……もん」
のび太「ドラえもん!!?」
夢 オ チ な い わ ー
・
・
・
のび太(なんだ、あれは夢だったのか)
のび太(随分怖い夢だったなぁ……まるでぼくがぼくじゃなくなっちゃたような)
のび太「それじゃ、いってきまーす!」
ドラえもん「忘れ物は?」
のび太「無いよ!!」スタコラサー
ドラえもん「ジャイアンと野良犬には気をつけろよー」
のび太「わかってるよー」
ドラえもん「ふふふ、のび太君ったら」
・
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/ \-'、
/ ヽ ヽ
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´! / 、/ ^ ──- 、_
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/ ((( j─ ´ヽ// / \)ノノ ̄`\_ /^ヽ
(.  ̄ 人. i |____/ \| ̄ ̄ ノ
( ̄ ̄ ̄ ̄ / `ヽ、_ | ´_|__\ ` ─ 、_./
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄ ̄ (___ノ
スタッフロール
ママ「ふんふふんふふ~ん」
ドラえもん「あれママ、もう洗い物終わったの?」
ママ「ええ」
ドラえもん(おかしいなあ、まだ十秒も経ってないけど)
ママ「ふふ、気にしない気にしない」
最低の終わり方:夢オチ・爆発オチ・オチなし
お前らがボロクソ言うからだろ
夢だと思い込まされたオチ
このSSまとめへのコメント
コナン好きな人は絶対に読むなとかの注意書き印してくんね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つまらーん(蘭)