ほむら「まままーま・まどか」 (474)
注意
キャラ崩壊
シモネタあり
毎週 土曜日、投下を目標
次から投下します
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第1話『夢の中で逢ったような!?
謎の転校生
暁美 ほむら登場!』
登校中
ほむら「また、まどかを救うのに失敗したわ」スタスタ
何度目かも分からない、転校初日の登校。
ほむら(まどか……)
まどか「おはよう、ほむらちゃん」
ほむら「おはよう、まどか」
さやか「うーす、転校生。もう、学校には慣れた?」
ほむら「ええ。もう、何百回と繰り返したか、分からないわ」
仁美「ふふふ。頼もしいですわ」
ほむら「……って、何で、あなた達がいるの!?」
さやか「え? それは……」
仁美「私達は毎朝、待ち合わせて来てますの」
ほむら「は、はあ……」
仁美「今日は私が最初に来ましたの。車で」
ほむら「車? ずいぶん、リッチね。でも、そうなら、皆で車で登校すればよかったんじゃない?」
仁美「そうは申されますが、全員で手押し車で行くには人が足りなくて」
ほむら「手押し車!? リムジンとかじゃなくて!?」
さやか「んで、私が次に来たわけよ」
ほむら「ま、まだ、続くの?」
タラリラ♪ タラリラ♪
さやか「バレリーナで!」
ほむら「何で!?」
まどか「最後に私が来たんだよ」
ほむら(まどかなら、まともよね)
まどか「ブリッジで」
まどか『遅くなって、ごめんねー』
ほむら「こわっ!? 怖いわ、まどか!」
さやか「まあ、それで全員集まって、仲良く、阿波おどりを踊りながら、登校していた時に転校生を見つけたから、声をかけたわけよ」
ほむら「………1つ、聞いていいかしら?」
さやか「何でも聞いてくれたまえ」
ほむら「私は今日、転校するはずなのに、何で、私を知ってるの?」
さやか「え?」
仁美「どういうことですの?」
まどか「ちょ、ちょっと、待って。今、台本を」
ほむら「台本!?」
まどか「あ、やばい。このシーンは明日だよ」
さやか「やばっ!」
仁美「暁美さん。このシーンはなかったことに」
ほむら「は、はあ」
まどか・さやか・仁美「「「それじゃ!」」」
ほむら「風のように去っていったわ」
何だったのかしら?
学校
ほむら「結局、なんなのかしらね、朝のは」
和子「では、転校生を紹介します」
ほむら「……」スタスタ
しかし、初めはおどおどしていた私も慣れたものね。今ではこうやって、普通でいられるんだから。もっとも、こんな形で慣れたくはなかったけど。
ほむら(そういえば、人をカボチャだと、思え。みたいな話もあったわね)チラッ
とうもろこし「……」
ほむら「とうもろこし!? 皆の席にとうもろこし!?」
秋刀魚「……」ピチピチ
ほむら「いや、さやかの席には秋刀魚!? これはどういうことですか!」
抱き枕「……」
ほむら「なに、この大きいなお友達が使いそうな先生の抱き枕は!?」
ほむら「あ、あれ、皆は!? もしや、教室を間違えたのかしら!」
私は外に出る。うん。教室は問題ない。
ほむら「じゃあ、今のは……」
マグロマン「あ、転校生」
ほむら「ぎゃああああああ! マグロが一斉に私のほうを見てる!」
私は教室を慌てて、飛び出す。
ほむら「はあはあ」
なんなのかしら、これは。
ほむら「一体、この教室には何が……」ガララ
私は意を決して、三度教室に入る。
和子「赤コーナー、あーけみ、ほーむらあああ」
和子「青コーナー、みーき、さーやかー」
ほむら「格闘技の入場!?」
和子「というわけで、転校生の暁美さんです」
ほむら「……」
朝の段階で私の疲労はMAXだ。
和子「暁美さん、自己紹介を」
ほむら「暁美 ほむらです」
さっさと席に着きたい。
和子「えっと……」
無視して、席に……。
さやか「しつもーん」
ほむら「は?」
今までの時間軸は有り得ないことね。私は思わず、足を止める。
和子「はい、美樹さん」
さやか「転校生に質問」
ほむら(何を質問する気かしら?)
さやか「転校生はどんなパンツ履いてるの?」ハアハア
ほむら「」
女子「私も気になるー」
男子「黒かな?」
女子「白かもよ」
仁美「私はあえての紫で」
まどか「答えは、暁美さん?」
ほむら「教えません!」
全員「えー!」
和子「えー!」
ほむら「先生まで!?」
和子「先生は教え子のことは知らないといけないのよ」
ほむら「知らなくて、いいことですよね」
休み時間
ほむら「……疲れたわ」
ようやく、席につけたのだけれども。
女子「暁美さーん」
ほむら「休める時間はないみたいね」
女子「暁美さんはどんなハジケを見せてくれるの?」
ほむら「東京のミッション系の………は? ハジケ?」
女子「私も興味あるな」
ほむら「え? な、何を言ってるの?」
わけがわからないわ。
ほむら「わ、私は別にハジケたりとかは……」
女子「えー」
中沢「……」
女子「あ、中沢くん」
たしか、『どっちでもいいです』の人だ。
中沢「サービス!」バッ
ほむら「ぎゃああああああ!!!!」
いきなり、下半身を露出させてきたわ!
女子「……」カシャカシャ
女子「……」カシャカシャ
ほむら「写真、撮ってる!?」
頭が痛くなってきたわ。わりと、本当に。
ほむら「すいません、緊張で気分が…….保健室に行かせてもらえるかしら?」
女子「案内しようか?」
ほむら「おかまいなく」スタスタ
これ以上、一緒にいたら、倒れかねないわ。
ほむら「鹿目 まどかさん、あなたがこのクラスの保健係りよね?」
まどか「そうだよ」
ほむら「連れていってもら……」
まどか「どんな保険がいい?」
パンフレットたくさん。
ほむら「そっちの保険!?」
まどか「おすすめは生命保険だよ」
まあ、たしかに魔法少女として、命の危険には常に晒されているけれ……。
受取人『鹿目 まどか』
ほむら「受取人があなた!? 私が保険料を払って、あなたが受け取り!? しかも、よく見ると全部!」
まどか「ティヒヒ」
女子「す、すごい、暁美さん……」
女子「あの鹿目さんについていってる……」
ほむら「……どういうことかしら?」
女子「鹿目さん、美樹さん、志筑さんは私達の学校のハジケ四天王。ハジケ3人衆と呼ばれているの」
ほむら「はあ?」
わけがわからないわ。
まどか「照れるよー。ティヒヒ」
ほむら「………とりあえず、連れていってもらえる、保健室」
まどか「あ、そっちの保健だったの?」
ほむら「むしろ、どうして、あの保険になるのよ」
ほむら「……」
まどか「……あの、暁美さん」
ほむら「ほむらでいいわ」
まどか「えっと、ほむほむ?」
ほむら「ほむらで、お願い」
まどか「仕方ないなあ。ほむらちゃん」
ほむら「何かしら?」
まどか「ほむらちゃんの名前はほむほむっぽくて、なんか、かわいいね」
ほむら「……ごめんなさい。言ってる意味が……」クルリ
まどか「……」クルリ
ほむら「側転しながら、来てる!?」
まどか「ほむらちゃんも一緒にしようよ」
ほむら「……遠慮するわ」
埒が明かないわね。さっさと警告をしておきましょう。
ほむら「鹿目 まどか。あなたは家族や友達をうんぬん」
まどか「え? それって……」
ほむら「答えて」
まどか「プ、プロポーズ?」
ほむら「は?」
まどか「ほむらちゃん式プロポーズ」
もわもわ
鹿目まどかのままでいればいい。今までどおり、これからも→そのために私がそばにいて、守ってあげる→もちろん、一生→結婚
もわもわ
まどか「どやっ!」
ほむら「いやいや! 飛躍しすぎよ、まどか!」
さやか「きー! メインヒロインは私のものよ!」ポカポカ
ほむら「ほむっ!? な、何で、さやかがここに!」
まどか「慌てないで、さやかちゃん。今度のドラマのメインヒロインはさやかちゃんだよ」
さやか「ほ、本当ですか、監督!」
まどか「うん。ほら、脚本だよ」
さやか「ああ……ついに私がメインヒロイン……」ペラ
主人公 鹿目 まどか
メインヒロイン 暁美 ほむら
猫 美樹 さやか
さやか「私、猫!?」
さやか「にゃあ、にゃあ」ネコミミソウチャク
ほむら(か、かわいい……)
さやか「ペロペロ」
ほむら「や、やめ、くすぐったいわ」
さやか「牛乳、牛乳」ブシャアアアア
ほむら「ほむ!? ぎ、牛乳をかけないでよ!」
まどか「皆見てー。猫とほむらちゃんの心暖まる光景だよー」
ほむら「止めて、まどか!」
放課後
ほむら「結局、あの忠告は受け入れてくれたかしらね」
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「か、鹿目 まどか」
まどか「一緒に帰らない?」
ほむら「かまわないわよ」
まどか「ティヒヒ。さやかちゃん、仁美ちゃん。ほむらちゃんも一緒に行けるって」
さやか「じゃあ、行こうか」
仁美「私が車を用意しますわ」
ほむら「手押し車は勘弁して」
仁美「安心してください。うんしょ」
仁美「肩車ですわ」
まどか「出発進行!」
さやか「さあ、ほむらも!」
ほむら「普通に行きましょう」
お店
まどか「実はね、夢でほむらちゃんを見たんだよ」
さやか「ほう。どんな夢だね」
私も興味があるわね。
まどか「それは……」
もわもわ
ほむら「体に必要な栄養が分かる?」
まどか「ビタミンC・C・C」
まどか「だよね」
ほむら「違うわ。体に必要な栄養。それは」
ほむら「ベーターカロチーン!」
もわもわ
まどか「こんな夢を」
ほむら「なに、その夢!?」
仁美「もしかすると、暁美さんはまどかさんの運命の相手やもしれませんね」
ほむら「何の運命!?」
仁美「あら? もう、こんな時間」
さやか「今日は何の稽古?」
仁美「今日はワカメ真拳ですの」
ほむら「ワカメ真拳!?」
さやか「まどか。この後……」
まどか「いいよ、上條君だね」
さやか「まあね。転校生もどう?」
遠慮したいが、するわけにもいかない。
ほむら「……私も行くわ」
CD屋
ぶるんぶるん。
ぶるんぶるん。
ほむら「ちょと、何で、バイクで移動!?」
まどか「……」ビッ
店員「いらしゃっいませ」
まどか「お兄さん、ハイオク満タンにしてください」
店員(し、正気か? ここはCD屋だぞ?)
店員「あいにく、ここはCD屋なので、ハイオクはちょっと……」
まどか「そうですか。……なら、あなたの元気の出るCD満タンに」
ほむら「CD!? バイクに!?」
店員(た、試されている……俺のCD屋としての力量を……この娘は)
まどか「ティヒヒ」
ほむら「わけのわからない攻防が続いているわね」
さやか「ねえ、転校生」
ほむら「何かしら?」
さやか「どっちのCDがいいかな?」
ほむら「私よりあなたのほうが詳しいんじゃない? そっちについては」
さやか「それはそうなんだけどさ。まあ、迷っててね」
ほむら「どれとどれ?」
さやか「これとこれ」
『ほむほむがお姉さんプレイをしてくれるドラマCD』
『ほむほむが妹プレイをしてくれるドラマCD』
さやか「どっちがいい?」
ほむら「何、この2択は! なんていうものをあげようとしてるの! というか、私はこんなものを収録した覚えはないわ!」ホムー
製作 美樹 さやか
ほむら「って、製作者はあなた!?」
さやか「てへ♪」
ほむら「……」ゴツン
さやか「いたっ!?」
さやか「ちなみにこのドラマCDは希望があれば、出るかもしれないよ」
???『……タスケテ』
ほむら「!!!」
来たわね、ついに。
ほむら(助けてもらいたいのは私だけど)
まどか「ねえ……」
ほむら「気のせいよ、まど……」
まどか「おなかへったー」
ほむら「知らないわよ!」
まどか「今、声が!」ダッ
さやか「あ、まどか!」ダッ
ほむら「しまったわ! 待ちなさい、2人とも!」
マミ『謎の声に導かれ、暁美さん達は声のするほうに向かう。はたして、その声の先には何が待ち受けるのか!』
次回予告
まどか「わわ。なんか、変なのが出てきたよ」
ほむら「下がって、まどか。あれは私が……」
まどか「まどまど真拳奥義……」
マミ「ここは私が!」
ほむら・まどか・マミ「「「あれ?」」」
さやか「次回」
ほむら『巴 マミ登場!
まどまど真拳VSティロ・フィナーレ
勝つのはどっち!?』
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は土曜日に
>>21
予定を変更
土曜日→金曜日に
第2話『巴 マミ登場!
まどまど真拳VSティロ・フィナーレ
勝つのはどっち!?』
前回までのあらすじ
まどか「ほむらちゃんが転校してきました。おわり」
ほむら「はやっ!? 手を抜きすぎよ!」
まどか「ここだ!」ガチャ
???「タスケテ……」
まどか「……こっち」
ほむら「待ちなさい、鹿目 まどか!」
まどか「あ、ほむほむ」
ほむら「いや、ほむほむはやめて」
???「来たんだね、鹿目 まどか」
まどか「ん? この声は……」
???「僕だ……」
さやか「貴様が鹿目 まどかか?」
ほむら「さやか!? 何で、悪役みたいな格好!?」
まどか「魔王さやかちゃん! あなたは私が倒す!」
ほむら「え、なに、この展開!?」
???「やれやれ。君を呼んだのは僕だよ」
まどか「しゃ、しゃべった!」
ほむら「こいつに近づいては駄目よ、鹿目まどか」
まどか「いい加減、フルネームも大変でしょ? 名前でいいよ」
ほむら「そ、そう?」
急に冷静になられても。
さやか「ねえ、2人とも」
まどか「なーに、さやかちゃん」
さやか「こいつ、旨そうだよね」ヒョイ
QB「!?」
ほむら「旨そう!? 食べる気!?」
まどか「もう、さやかちゃんたら」
ほむら「まどかは冷静ね」
まどか「食べるより、出汁をとろうよ」ジュルリ
ほむら「冷静ではなかったわ」
QB「……一向に話が進まない」
さやか「誰のせいだ!」
ほむら「間違いなく、あなた達でしょうね」
QB「実は君達にお願いがあって、ここまで呼んだんだ」
まどか「おねがい?」
QB「僕と契約して、魔法少女になってよ!」
ほむら「しまったわ!」
油断して、最後まで言われてしまったわ。
まどか「魔法少女……」
もわもわ
まどか「ムーンプリズムパワー、メーイクアップ!」
もわもわ
まどか「月に代わって」
ほむら「それは違うわ!」
さやか「だったら、アダルティに魔法少女はキスして……」
ほむら「それはいろいろな意味で違うわ!」
まどか「やっぱ、こっちだよね」
もわもわ
まどか「ピリカピリララ ポポリナペペルト」
もわもわ
まどか「こんな感じで魔法を」
ほむら「微妙に違うから!」
さやか「ここはアダルティに」
もわもわ
さやか「触手」
もわもわ
ほむら「あなたの発想はぶっ飛びすぎよ!」
QB「僕は……」
ぴゅーん
まどか「あれ? 周りの景色が……」
QB「……どうやら、来てしまったようだね」
ほむら「下がって、まどか」ヘンシン
QB「へー。君も魔法少女だったのかい?」
ほむら「ふん。おまえには関係ないわ」
使い魔「キー」
使い魔「キー」
ほむら「うじゃうじゃと集まってきたわね。まどかにさやか。下が……」
さやか「いやー、最近、景気はどう?」
使い魔「キー(ぼちぼちでんな)」
まどか「どうぞ」ドボドボ
使い魔「ぷはー」
ほむら「馴染んでる!?」
まどか「これは……」
ほむら「まどかにさやかは私が守るわ」
まどか「ほむらちゃん……」
さやか「きー! まるで、主人公気取りだね!」
ほむら「意味がわからないことで私に絡まないで」
使い魔「キー!」
ほむら「しまっ……」
油断した隙をついて、私に使い魔が飛びかかる。
まどか「はっ!」
使い魔「がはっ」
ほむら「使い魔が……消失したわ」
まどか「危なかったね、ほむらちゃん」
ほむら「ありがと、まど……」
まどか「あやうく、やられるところだったよ」ブルンブルン
ほむら「パンツ振り回してる!?」
まどか「これが私のほむパン真拳、改め、まどまど真拳だよ」
ほむら「ほ、ほむパン?」
まどか「ほむらちゃんのパンツのことだよ」
ほむら「なるほ……なんで、私のパンツ!?」
な、なんなの、この時間軸は!
まどか「細かいことは気にしない、気にしない」
ほむら「気にするわよ!」
使い魔「キー」
使い魔「キー」
ほむら「くっ……まだ、ピンチには変わらな……」
ぴきーん
ほむら「これは結界!? まさか!」
???「危ないところだったわね」
ほむら「巴 マ……」
つけもの「よう!」
ほむら「なに、あなたは!?」
???「邪魔よ!」キック
つけもの「がはっ」
???「危ないところだったわね。でも、もう、大丈夫」
ほむら「あなたは……」
まどか「私は鹿目 まどか」
さやか「あたしは美樹 さやかだよ」
ほむら「知ってるわよ」
QB「マミ!」
マミ「あら? キュウベえを助けてくれたの?」
まどか「この子が私を呼んだんです」
もわもわ
QB「ぐへへ。おまえのパンツは何色だー?」
QB「あの写真をばらまかれたくなければ、今すぐ、僕を助けろ!」
もわもわ
ほむら「いや、おかしいわよね、いろいろと!」
マミ「キュウベえの浮気者!」ティロ・フィナーレ
QB「ぎゃあああああ!!!」
QB「」
こいつを心配する気は毛頭もないけど、さすがに理不尽よね。
ほむら「だいじょ……」
QB「マミたん、最高だよ。ハアハア。もっと、いたぶってよ」ハアハア
ほむら「こいつ、変態だー!!!!!」
マミ「キュウベえは私にとって、大切な友達であり、家族であり、恋人であり、奴隷で」
ほむら「役割、多いわ!」
マミ「その制服……あなた達も見滝原の生徒みたいね。2年生?」
まどか「はい」
マミ「あなたは……同業者みたいね」
ほむら「……」
マミ「アイドルの」
ほむら「アイドル!?」
まどか「わーい。サインちょうだい、ほむらちゃん」
ほむら「いや、ないわよ。サインとか」
さやか「このさやかちゃんがサインをあげるよ」
さやか(バントよ)パッパッ
ほむら「そっちのサイン!?」
マミ「そうそう。まずは自己紹介をしないとね。でも、その前に」ヘンシン
マミ「ひと仕事させて、もらうわよ!」
ほむら「あっという間に倒したわね。さすがね」
こんなに狂った世界でも。
マミ「というわけで家に来ない? 魔法少女について、話さないと駄目だし。美味しいキュウベえもあるのよ」
まどか「わー、いきまーす!」
ほむら「待って。今、何かおかしいわ」
マミ「えっと……あなたも来る? 同じ、魔法少女同士だし」
ほむら「……行かせてもらうわ」
つけもの「しっかり、話を聞けよな」
マミ「話もまとまったことだし、早速、行きましょうか」
つけもの「わーい」
マミ「ただし、つけもの。あなたは駄目よ」
つけもの「Σ( ̄ロ ̄lll)」
マミの家
マミ「どうぞ」
ほむら「おじゃま……」
QBQBQBQBQBQBQBQBQB
マミ「ゆっくりしていってね」
ほむら「キュウベえの写真だらけ!? 落ち着けないわよ、こんな家!」
ぷしゅー
マミ「沸いたわね。はい、お茶よ」
ほむら「ありが……これ、コーラ!? 何で、コーラを沸かしたの!?」
マミ「ところてんのケーキもあるわ」
ほむら「ところてんのケーキ!?」
まどか「美味しいよ」
さやか「めっちゃ、うまっすよ」
ほむら「正気?」
まどか「このキュウベえ、美味しいよ」
さやか「転校生も食べる?」
ほむら「ぎゃあああああ!」
マミ「魔法少女うんぬん」
QB「何でも願い事を叶えてあげられるよ」
ほむら(この展開はまずいわね)
止めないと……
さやか「何でも願い事をねえ。例えば、女同士でも結婚できるとか?」チラッ
ほむら「なぜ、私にいやらしい目線を送るのよ」
まどか「例えば、女の子を男の子にするとか」チラッ
ほむら「だから、私を見ないで」
さやか「うーん、悩むなー」
ほむら「無理に願いを叶える必要もないわ」
むしろ、叶えないでほしい。
さやか「分かった! 世界の主食をちくわにしよう!」
ほむら「意味がわからないわ!」
まどか「そうだよ、さやかちゃん。なら、リコーダーをちくわにしてもらおうよ。ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「同意を求められても、困るわよ」
マミ「で、提案なんだけど、私と手を組まない、暁美さん」
ほむら「……それは構わないけれど」
マミ「ふふふ。ありがと。で、2人にも提案なんだけど、私と一緒に魔女退治に付き合わない?」
ほむら「待って! さすがにそれは危険よ」
まどか「安心して。私も戦えるよ」
ほむら「パンツを握りしめて、言われても、安心できないわよ」
さやか「あたしもいけるよ」
ほむら「パンツを被って言われても……」
マミ「というわけで、明日から、よろしくね」
次の日
ほむら「疲れたわ……」
たった1日でここまでの疲労困憊。ワルプルギスまでもつかしら?
まどか「おはようほむらちゃん」
ほむら「……おはよう、まどか」
さやか「なんだ、なんだ。朝から、元気ないね」
仁美「いけませんわね。では、元気が出るように歌を歌いながら、行きましょう」
まどか「名案だね」
ほむら「お願いだから、普通に行きましょう」
まどか「それじゃ、ほむらちゃん。私が先に歌うから、続けてね」
ほむら「無視はやめて」
まどか「いっくよー。暁美 ほむらーは淫乱だー」
さやか・仁美「「暁美 ほむらは淫乱だー」」
ほむら「ちょ、なにその、歌!」
まどか「私のパンツで見悶えるー」
さやか・仁美「「私のパンツで見悶えるー」」
ほむら「やめて!!」
教室
ほむら「朝から疲れたわ」ガララ
中沢「サービス!」ピローン
ほむら「きゃあああああああ!!!」
昼休み
屋上
ほむら「……」
もう、疲れたわ。この時間軸はおかしい。もう、なにもしたくない。そう思い、癒しを求めて、屋上に来たのに。
マミ「あら、暁美さん」
ほむら「……なぜ、あなたがここに?」
屋上には巴さんが1人で昼食をとっていた。
マミ「そんなことより、あなた、有名人なのね」
ほむら「は?」
マミ「『ツッコミのほむら』。そう呼ばれていたのね」
なに、その不名誉な名前は。
マミ「お願いがあるのだけど、私とコンビを組まない?」
ほむら「コンビ?」
マミ「そう。魔法少女コンビよ」
数多くの世界で敵対してきたのにねえ。不思議なものね。
ほむら「えっと……」
バタンッ!
まどか「その返事、待った!」
ほむら「まどか?」
マミ「現れたわね。『淫乱ピンクのまどか』」
ほむら「なに、その嫌がらせみたいな名前は!」
マミ「昨日、名前を聞いて、ピーンと来たわ。三滝原中のハジケリスト四天王。『淫乱ピンクのまどか』。それと『馬鹿のさやか』。」
ほむら「なんか、もう……どうでもいいわ」
まどか「そういうあなたは『ぼっちのマミさん』」
マミ「ぼっちではないわ。私には暁美さんがいるもの」
一緒にしないでほしい。
まどか「なら! 勝負するしかないですね」
マミ「……そうね」ヘンシン
ほむら「ちょ、さすがにまずいわ!」
まどかはまともな、人間なのに。
まどか「下がってて、ほむらちゃん」
マミ「私達の戦いは激しいわよ」
ほむら「いや、そうも言ってはられないわ」
仁美「およしなさい。ここで戦いを止めるのは野暮というものですわ」
ほむら「志筑 仁美………」
いつのまに。
マミ「『ワカメの仁美』まで来るとは」
もう、何なんだ、この学校。
まどか「……」
マミ「……」
屋上でにらみあう、2人。
ほむら(ど、どうしましょう)
もはや、頼みは美樹さやかしかいないわね。
さやか「ファイト!」
ほむら「なに、審判してんのよ!」ホムー
まどか「ブルマ!」
マミ「縦笛!」
マミ「馬鹿な……い、いきなり、ブルマ?」
まどか「今ので、2000Homのダメージですね」
マミ「なら、私はホチキスを使うわ」
まどか「!? このタイミングで!? 正気ですか!?」
ほむら「なに、このゲーム、意味がわからないわ!」
さやか「待ちたまえ!」
ほむら「さやか……」
この戦いを止めてくれるのかしら?
さやか「私もこの戦いに参加するわ!」
ほむら「ですよね」
マミ『突如、勃発した、ハジケバトル。勝利を掴むのは誰か!』
次回予告
まどか「実はタイトルに大きなミスがあったんだよ」
ほむら「どんなミスかしら?」
まどか「本当なら、まままーま・まーどかが正しいんだよ」
ほむら「……正直、どうでもいいわね」
さやか「次回」
ほむら「『三つ巴の戦い!?
まどかVSさやかVSマミ
この戦いは止められない!』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は土曜日に
第3話『三つ巴の戦い!?
まどかVSさやかVSマミ
この戦いは止められない!』
前回までのあらすじ
まどか「…………」
まどか「………」
まどか「……」
まどか「…」
まどか「おしまい!」
ほむら「喋りなさい!」
まどか「……」
マミ「……」
さやか「……」
ほむら「まずいわ……まどかと巴 マミですら、厄介なのに」
仁美「まあまあ。落ち着いて下さい」
まどか「私達が決着をつけるにはこれしかないね」
マミ「ええ」
さやか「そう。ウノで!」
ほむら「滅茶苦茶、平和ね!」
まどか「それじゃ、いくよ!」ウノノカード
マミ「先攻はもらうわ」ウノノカード
さやか「かかってきなよ!」ウドノカワ
ほむら「1人だけ、ウドの皮を持ってる!?」
マミ「こうなったら、誰が暁美さんと組むか、手紙で判断してもらいましょう」
まどか「それは名案ですね」
さやか「さっそく、私からいくよ!」
ほむら「……」
『チョモランマ』
『これと同内容のメッセージを3日以内に10人の手に渡さなければあなた自身が不幸になる』
ほむら「これ、不幸の手紙よね!」
マミ「次は私よ!」
ほむら「……」
『ティロティロティロティロティロティロ? ティロティロ』
ほむら「訳がわからないわ!」ビリッ
マミ「私の手紙がー!」
まどか「私はこれだー!」
『子作り許可証』
ほむら「意味がわからないわ」
さやか・マミ「「がはっ!」」
ほむら「今ので、2人にダメージ!?」
仁美「あそこでそのカードを出すとは……やりますね、まどかさん」
ほむら「なんか、解説してる!」
さやか「はあはあ」
マミ「やるわね、鹿目さん」
まどか「マミさんもやりますね」
マミ「ならば、本気で戦うわ」
ほむら「やっと、まともにたたか……まずいわ!」
マミ「ティロ・フィナーレ!」ズドン
まどか「ぎゃあああああ!」
まどかにティロ・フィナーレが直撃した。
ほむら「そんな……まどか……」
マミ「やり過ぎてしまったようね」
ほむら「まどかあああああああ!」
まどか「安心して、ほむらちゃん」
ほむら「!? 生きてるの!」
ティロ・フィナーレにより、生じた煙が晴れてきた。
まどか「私は無事だよ」ダラダラ
ほむら「血を流しながら、言われても、説得力がないわよ」
さやか「よくも、まどかを! さやかちゃんソードを頂戴!」
ほむら「そんなものないわよ。秋刀魚ならあるけど」
さやか「おお! さやかちゃんソード!」
さやか「いくよー!」 サンマニギリシメダッシュ
ほむら「待ちなさい!」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
さやか「ぎゃあああああ!」
こんがり
まどか「わーい、秋刀魚だー」パクパク
マミ「大根おろしもあるわよ」
ほむら「和んでる!?」
ほむら「強い……流石は巴 マミ」
マミ「もう。フルネームは他人行儀よ。気軽にマミマミって、呼んで?」
さやか「くそう。こんな時にさやかちゃんソードがあれば……」
ほむら「秋刀魚ならあるけど」
さやか「おお! さやかちゃんソード!」
さやか「くらえー!」サンマニギリシメダッシュ
ほむら「待ちなさい! また、やられるわよ!」
マミ「ティロ・フィナーレ!」ズドン
さやか「ティロ・フィナーレ返し!」ブルン
マミ「ぎゃあああああ!」ボカーン
ほむら「秋刀魚がティロ・フィナーレを返した!?」
マミ「やるわね。私のティロ・フィナーレを」
まどか「今度はこっちの番だよ!」
さやか「いくよ、まどか!」
まどか「うん!」
マミ「あれ? いつの間にか、手を組んでる!?」
がしっ!
まどか「うりゃあああああああああああああああ!」ブルンブルン
ほむら「さやかをジャアイアントスイング!?」
まどか「まどまど真拳奥義『さやかちゃんブーメラン!』」バッ
マミ「がはっ」バシンッ
さやか「ふっ」ドヤッ
ほむら「なぜ、ドヤ顔!?」
マミ「反撃よ! ティロ・フィナ……」
さやか「マミさんって、それしかないんですね」
マミ「ガーン」orz
ほむら「巴 マミがショックを受けてるうちに説得をしないと」
???「おいらに任せろ!」
ほむら「誰!?」
つけもの「おいらだ」
ほむら「また、あなた!?」
マミ「もう、怒ったわ!」バキュンバキュン
さやか「撃ってきた!」
まどか「任せて! まどまど真拳奥義『身代わりの術』」サッ
さやか「あたしを盾にするなー!」
さやか「がはっ」
さやか「」
まどか「マミさんには48枚のまどまど真拳を見せてあげます」
マミ「ふっ。私のティロ・フィナーレが粉砕するわ」
まどか「まどまど真拳奥義『ほむパントルネード』」ブン
マミ「ティロ・フィナーレ!」ズドン
ほむら「あ、ああ、やばいわ! パンツを放り投げても、ティロ・フィナーレには勝てないわ」
ぶた「ゲームするブー」
ほむら「なに、おまえは!」
ぼおおおおおおおおおお
ほむら「パンツが竜巻のように風を起こした!?」
マミ「ティロ・フィナーレが……ぐわあああああ!」
竜巻はティロ・フィナーレを向こうにし、巴 マミを巻き込み、上空に跳ねあげ、消えた。
マミ「がはっ」
まどか「今のほむパンは白。白といえば、パンチラがよく似合う。パンチラといえば、風。風といえば、竜巻。つまりはそういうことだよ」
ほむら「解説されても、分からないわ」
マミ「これが……パンツの……力……」ドガシャン
ほむら「ま、まどかが勝った?」
仁美「素晴らしいわ、皆さん」
さやか「ありがと、仁美」
まどか達が勝つなんて信じられないわ。
マミ「私の負けね……暁美さんは……諦めるわ」
まどか「何を言ってるんですか。私達は仲間じゃないですか」
マミ「え?」
まどか「仲間なら、ほむらちゃんを共有しても、問題ありません」
ほむら「いや、あるわよね」
マミ「仲間……」
もわもわ
マミ「おう、兄弟」
まどか「マミの兄貴」
もわもわ
ほむら「それ、○くざよね!?」
マミ「私を仲間だと言ってくれるのね……」
まどか「はい。仲間の証として、歌を歌います。さやかちゃん」
さやか「いちにのさん」
まどか・さやか「「いい金づるができたー」」
ほむら「なに、この歌!? 仲間感がゼロよ!」
ほむら「しかし、何故、私が必要なのかしら?」
そもそもの原因は私を争奪だし。私にそんな価値があるのかしら?
まどか「ツッコミ役兼最高の相棒」マミ「友達が欲しかったの」さやか「ほむほむの身体にムラムラしたから」
ほむら「全員、同時に喋ら……今、1人だけ、おかしかったわよね!?」
キーンコーンカーンコーン
まどか「休み時間が終わりだ」
仁美「次の授業はなんだったかしら」
さやか「マミさん、また、放課後」
マミ「ええ。またね」
ほむら「……」
意味が分からないわ。この言葉をこの先、何度言えばいいのかしら?
授業中
QB「しかし、いい戦いだったね。まさに一進一退だったよ」
ほむら「どうでもいいけど、何故、私のところにいるの? 机の上に」
QB「そんなのは決まってるじゃないか。君が実にSっぽいからだよ」ハアハア
ほむら「……」
この変態め。
ぶた「……」ピコピコ
ほむら「そして、このぶたは私の膝の上でゲームをするの? というか、つけものは?」
QB「犬に食べられてたよ」
ほむら「そう………犬に!?」
QB「世の中、弱肉強食だね」
ほむら「そんな一言で片付けていいのかしら?」
放課後
喫茶店
マミ「では、現役○学生ソープ1日体験コース、張り切って行ってみましょうか」
ほむら「いや、駄目ですよね!?」
マミ「気を取り直して、魔法少女体験コース第1弾、張り切っていってみましょうか。皆、準備はいい?」
さやか「準備になるか分からないけど、あたしは……」
しゃきーん
さやか「決闘盤(デュエルディスク)を持ってきました」
ほむら「何で!? というか、どこに売ってるの!?」
まどか「私は……」
ドーン
まどか「デスノート全巻を持ってきました」
ほむら「遊びにいくんじゃないのよ!」
まどか「あと、私お手製のデスノートもあるよ」
ほむら「痛い黒歴史ノートよね、それ!?」
まどか「見て、ほむらちゃん」ペラ
『今日、さやかちゃんがあっちょんぷりけと呼んで、泡ふいて、阿波おどりをする』
ほむら「なに、このつまらない駄洒落は! おまけに死なないし!」
QB「僕も用意したよ」
ほむら「いや、おまえは消えなさいよ」
QB「ハアハア。そんな虫を見るような目で見ないでよ。ハアハア」
ほむら「気持ち悪い……」
マミ「キュウベえは何を用意したの?」
QB「僕はこれさ」
鞭と蝋燭
ほむら「……」ポイッ
QB「ああ! 僕の特注が!」
ぶた「ゲー○ボーイを用意したブー」
ほむら「そう」
まともな人はこの場にはいないようね。
マミ「魔女の気配をソウルジェムを使って、探知するのよ」
まどか「便利ですね」
マミ「昨日のだから、大分、気配が薄いけど……近いわね」
廃墟
マミ「……ここね」
ほむら「ええ………あれは!」
屋上には女の人が立っている。
まどか「あれは……飛び込みだね!」
もわもわ
まどか「鹿目 まどか、いきまーす」ピョン
ぼしゃーん
もわもわ
ほむら「違うわよ」
さやか「1番、美樹さやか。いきまーす!」
ほむら「あなたはそんなことしてないで、女の人を止めなさいよ!」ホムー
さやか「ふっ。任せて!」ガシッ
女「あんっ……はあはあ」
ほむら「無駄に反応がエッチね」
さやか「まどか!」ピョン
まどか「はいよ!」ガシッ
マミ「!?」
QB「地上でまどかがマミをロメロ・スペシャルに仕掛け、空中でさやかが女をロメロ・スペシャルを仕掛け、そのまま、まどか達に落下。この技は……」
まどか・さやか「「地獄のコンビネーション!」」
女・マミ「「ぎゃあああああ!」」
QB「素晴らしいツープラトンとは思わないかい、暁美 ほむら」
ほむら「知らないわよ。私はさっさといくわ」スタスタ
QB「ああ……その冷たい仕草。君は最高だね」
ほむら「……」
無視しましょう。
ほむら「ここが結界ね」
さっさと1人で倒しましょう。
???「おーいおい」
ほむら「ん? 泣き声?」クルリ
『巴 マミ 享年○○』
ほむら「きゃあああああ! 巴さああああん!」
マミ「どうして、死んじゃったの! わーん」
ほむら「生きてる!?」
さやか「」
ほむら「 いや、よく見ると美樹 さやかよね、これ!」
ほむら「……とにかく! これから、結界に入るけど! ふざけないで!」
まどか・さやか・マミ「「「はーい」」」
ほむら(大丈夫かしら?)
マミ『暁美さんの心配を他所に結界を進んでいく鹿目さん達。はたして、彼女達の行く先には何が待ち受けるのか!』
次回予告
まどか「ついに魔女が登場だね、ほむらちゃん!」
ほむら「そうね」
さやか「次もさやかちゃんがガンガンハジケまくっちゃいますからねえ!」
ほむら(できれば、何もしないで)
マミ「次回」
ほむら『鹿目 まどかデビュー戦!
唸る必殺のまどまど真拳!
そして、明かされるまどまど真拳の秘密』
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は夜に
第4話『鹿目 まどかデビュー戦!
唸る必殺のまどまど真拳!
そして、明かされるまどまど真拳の秘密』
前回までのあらすじ
マミ『○月×日 晴れ
ティロティロティロティロ。
ティロティロティロ、ティロティロ!?
ティロティロ』
ほむら「日本語で書きなさい!」
ほむら「この結界の中に魔女がいるのよ」
まどか「へー」
さやか「あたしの名前は美樹 さやか。今日はこのティロ・巴物産株式会社の最終面接の日。面接というのは第1印象が大事」
コンコン
マミ「入りなさい」
ドガシャン
さやか「美樹 さやかです。夜露死苦」
ほむら「竹刀を持って、サングラスをしたヤンキーがきた!?」
マミ「採用」
ほむら「採用!? この会社、駄目でしょ!」
ほむら「ふざけないで」
マミ・さやか「「ごめんなさい」」
まどか「この結界の奥に魔女がいるんだね」
ほむら「ええ」
まどか「なら、さっさと奥までいくよ。まどまど真拳奥義!」
ポンッ
まどか「まどまどランニングマシーン!」
さやか「えっほ」
マミ「ほいさ」
ほむら「それじゃ、前に進まないわよ!」
マミ「目指せ、−3キロ!」
ほむら「切実すぎるわ!」
さやか「この先にはお姫様がいる!」
ほむら「いないわよ! というか、先には進めないわよ!」
最深部
魔女 ゲルトルート
ほむら「あれがこの結界の魔女ね。警戒を怠らないで、注意して……」
まどか「セット! ハット!」
マミ「はい!」バシッ
まどか「さやかちゃん!」ガシッ
さやか「さやかちゃんシュート!」ボンッ
ほむら「アメフト!?」
ぴゅーん、ばしん!
ゲルト「!?」
QB「魔女に気づかれたね」
ほむら「何をやってるの! あなた達は!」ホムー
ゲルト「グヌヌ。オマエハ……まままーま・まーどか!」
ほむら「なに、その名前は!?」
まどか「まままーま・まーどか、違うよぉ。私の名前は」ヘンシン
まどか「アクション仮面だよ!」ワハハハ
ほむら「それも違うわよ!」
ゲルト「薔薇真拳奥義『ソーン・ウィップ』」ビシンッビシンッ
まどか・さやか・マミ「「「ぎゃあああああ!!!」」」
ほむら「まさかの魔女も真拳を使うの!?」
まどか「なら! こっちも反撃だよ!」
さやか「よし! いくよ、まどか!」ポイッポイッ
まどか「えい!」カキーンカキーン
まどか「まどまど真拳奥義『怒りの千本ノック!』」
ゲルト「がはっ」ボカボカ
マミ「あばっ!」ボカボカ
ほむら「巴 マミにも当たってる!?」
ゲルト「薔薇真拳奥義『甘い薔薇の香り』」
マミ「いいにおいね。持って帰りましょう」フクロフリマワス
ほむら「何をしてるんですか!」
ゲルト「コノニオイヲカギツヅケルトシヌ」
マミ「がーん!」
ほむら「ま、まずいわね」
QB「いいなあ。ねえ、ほむら」
ほむら「何かしら? 今、忙しいのよ」
QB「あの棘の鞭で僕を叩いてくれたら、とっても嬉しいなって」
ほむら「気持ち悪い」
まどか「待ってて! 今、この香りを払うから!」ガシッ
さやか「どうしたの、まどか。あたしの足を触って。興奮した?」
まどか「まどまど真拳奥義『さやかちゃんトルネード』」ブルンブルン
さやか「ぎゃあああああ!」
ほむら「す、すごい風……」
QB「香りも消えたようだね。ちなみに今日の下着は白かい?」
ほむら「……」パーン
QB「最高だ」
まどか「お役目ご苦労様!」ポイッ
ゲルト・さやか「「がはっ!」」
ゲルト「ヤルデハナイカ。ナラバ、薔薇真拳奥義『花びらの舞い!』」
ヒラヒラ
ほむら「花びらが……」
ゲルト「コノバラハオマエタチヲキリサク」
ほむら「ぐっ」ビリビリ
マミ「気をつけて、みん……」
ぶーん、ぶーん!
マミ「私にだけ、たくさんの花びらがきた!?」
マミ「逃げろー」スタコラサッサ
まどか「マミさんがピンチだ! まどまど真拳奥義」
ひらりーん
まどか「『花びらを歩く華麗な美少女!』」
さやか「うっふーん」
ほむら「さやかがドレスを着て、花びらの中を優雅に歩いてる!! そのせいか、花びらが背景に!」
ゲルト「グヌヌ」
マミ「今が攻撃のチャンスよ!」マスケットカマエ
マミ「喰らいなさい!」ピシャー
ほむら「水鉄砲!?」
ゲルト「ガハハ。キモチイイー!」
ほむら「相手の魔力が上がったわね」
まどか「ティヒヒ」
さやか「アハハ」
マミ「ご、ごめんなさい!」
ゲルト「薔薇真拳奥義『ソーン・ウィップ』」ビシンッビシンッ
ほむら「また、鞭の嵐が! まどか、逃げ……」
QB「暁美 ほむら!」
ほむら「!?」
私の目の前には棘の鞭が迫る。
ほむら(これまで……)ンッ
ばしんっ!
まどか「大丈夫、ほむらちゃん」
ほむら「……まどか?」
私は目を開ける。私に向かってきた鞭はなく、代わりにまどかが立っていた。
まどか「私の仲間である、ほむらちゃんは傷つけさせないよ」
ほむら「まどか……まさか、私の代わりに……」
まどか「仲間を傷つけるなんて、絶対に許さない!」
さやか←盾1号マドカノミギテニ
マミ←盾2号マドカノヒダリテニ
ほむら「ぎゃあああああ!!!! さやかに巴 マミ!!」
まどか「魔女。あなたは絶対に許さない。ほむらちゃんを傷つけようとするなんて」
ゲルト「ゲルル」
まどか「許さないんだから!」ポイッポイッ
さやか・マミ「「ぎゃあああああ!」」
ほむら「何を投げてるの!」
さやか・マミ・ゲルト「「「がはっ!」」」
まどか「仲間、大事!」
ほむら「今の行動からは微塵も感じられないわ!」
まどか「いくよ! 花の弱点は虫!」
まどか「まどまど真拳奥義『芋虫☆食事会』」ムシャムシャ
マミ「もぐもぐ」
さやか「パクパク」
ほむら「周りの葉っぱがなくなっていくわ……」
まどか「げっぷ。そして!」
きらりーん
まどか「成虫に!」チョウ
さやか「かわいい!」チョウ
マミ「蝶に!」ガ
ほむら「1人蛾よ!」
まどか「ちゅーちゅー」オハナノミツスイチュウ
ゲルト「ワ、ワタシノバラガ……」
ほむら「ま、まさか、敵が弱っている………」
ゲルト「マ、マダ、ワタシニハムチガアル」
まどか「それも封じるよ! まどまど真拳奥義『ほむほむ印の手作り爆弾!』」ポイッ
ほむら「私の手作り!? あれ、いつの間に!?」
ドカーン!!!!
ゲルト「ワ、ワタシノバラエンガ……」
まどか「止めだよ。48枚のまどまど真拳の1つ『鬼切り!』」ズバシャアアアアア
ほむら「三刀流!?」
ゲルト「がはっ!?」プシュウウウウウウウウ
コトン
ほむら「ま、魔女が……負けた?」
私は夢を見ているの?
ぴゅーん
ほむら「結界が……」
どうやら、夢ではないらしい。
ほむら「みん……」
さやか・マミ「「」」
まどか「さあさあ、蝶と蛾の標本だよー」
ほむら「ぎゃあああああ!」
ほむら「まどか! 今のは何なの!」
まどか「……」
回想
前の時間軸
ほむら「まどかは郊外に逃がしたわ。後はワルプルギスを倒せば!」
まどか「ほむらちゃん……私のために……」
何度も時間を……。
まどか「私もほむらちゃんの力になれたら、とっても、嬉しいなって」
もう、マミさんやさやかちゃんもいない。
QB「彼女はワルプルギスには勝てないさ」
キュウベえはこう言っている。
まどか「……」
ほむらちゃん……。
まどか「……この時間軸はもう駄目かもしれない。なら……」
次の時間軸に向かう、ほむらちゃんの手伝いを……。
まどか「魔女を倒すには……」
さやかちゃんから借りたドラゴン○ールの主人公みたいに強くなれば……。
まどか(でも、キュウベえにそう言っても分からないだろうから)
まどか「キュウベえ。私、願い事を決めたよ」
QB「そうかい。なら、言ってごらん」
まどか「私、ほむらちゃんが行く次の時間軸にこの時間軸の記憶を引き継いで、この漫画の主人公の力を持つようになりたい!」
QB「このアフロかい?」
まどか「え? ……あ、間違えた! これは私の愛読書!」
QB「君の願いはエントロピーを凌駕した」
まどか「ま、待って! 今のはまちが……あああああ!」
びしゃあああああん!!!
ほむら「ワルプルギスが一瞬で……」
まどか「……」
ほむら「そう。また、私は……」カチッ
回想終了
まどか(そして、目覚めたら、ほむらちゃんのパンツを使うまどまど真拳を使えるようになって、周りもおかしくなったとは言えないよね)
まどか「あれは私が小さい頃の話だよ」
ほむら「……」ホムリ
まどまど劇場
3
2
1
まどか「私のお父さんは……」
父『俺のターン。カードドロー。……死者蘇生』
まどか「決闘者(デュエリスト)だった」
ほむら「決闘者(デュエリスト)!?」
まどか「あの伝説の決闘者(デュエリスト)武藤 遊戯さんとも決闘(デュエル)したんだよ」
ほむら「はあ」
まどか「そんな父の元に私は決闘(デュエル)を学び、今では半年かけて、主人公の仲間の振りをして、主人公を騙す決闘者(デュエリスト)になったんだよ」
ほむら「いや、あなた、決闘者(デュエリスト)じゃないし」
さやば「ふっ。流石はあいつの弟子だな」ブルーアイズ
マミラ「まったくね」ウイジャバン
ほむら「黙りなさい」
まどか「まあ、私のことより、今は魔女を退治したお祝いだよ」
マミ「そうね」
さやか「夜の歌舞伎町に繰り出そうよ」
ほむら「あなた達、未成年だから」
マミ『こうして、魔女を退治した鹿目さん達。だが、油断してはいけないわ』
???「キラリーン」
マミ『次の敵はすぐそこまで迫っているから!』
次回予告
マミ「前回に引き続き、次も私の大活躍よ」
まどか「しましたっけ? 活躍」
マミ「……次は大活躍よ!」
まどか「しますっけ? 活躍」
マミ「……」
さやか「次回」
ほむら「『お菓子の魔女 シャルロッテ
食うか食われるかの大バトル!
あの少年も登場です!』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
ほむら「ここでお知らせよ。先の話として、合体をしたいのだけど、まどかと誰、どんな名前、どんな能力か、ネタが浮かばないから、募集をするわ。やりやすいのを採用することにするわ」
今回はここまでです
次は土曜日に
第5話『お菓子の魔女 シャルロッテ
食うか食われるかの大バトル!
あの少年も登場です!』
前回までのあらすじ
まどか「鬼切り!」
ゲルト「がはっ!?」プシュウウウウ
マミ『決死の戦いを制したのは鹿目さん達。しかし、戦いは終わったわけではない。
???「キラリーン」
マミ『次への戦いはすぐそこまで迫っている』
マミ「というところで終わったわね」
ほむら「比較的、まともな始まりね」
登校中
学校廊下
ほむら「……」ゲッソリ
この何日間で、大分痩せたわね。私の理解がついていかないわ。この世界は。
ほむら「はあ……」ガララ
ほむら「あれ? 真っ暗?」ホム
カシャン
和子「レディスエンドジェントルマン。今朝はこの方のサービスです!」
ほむら「ほむ?」
暗闇の教室で先生にスポットライトが当り、そして、中央が照らされる。
中沢「サービス!」バッ
ほむら「きゃあああああ!!!」
誰か、助けて。
さやか「転校生」
ほむら「……何かしら?」ホムーン
さやか「放課後、暇かな?」
ほむら「何か用かしら?」
まどか「放課後、上條君のお見舞いに行かない?」
ほむら「上條君?」
たしか……。
さやか「入院している、私の幼馴染み」
そう。その人だ。
ほむら「私がいってもいいのかしら?」
さやか「問題はないよ」
ほむら「そうなの?」
まあ、今日はあの魔女が出る日だし……。
ほむら「なら、お言葉にあまえさせてもらうわ」
さやか「言葉じゃなくて、身体もあまえていいんだよ?」
ほむら「それは遠慮するわ」
病院
マミ「私もいるわよー」ピョンピョン
さやか「病院は静かにいかないとね」
ほむら「………ええ」
まさか、さやかが常識的なことを言うなんて。
さやか「いくよー!」ピッピー
まどか「いいよー」ドーン
マミ「……」バーン
ほむら「鼓笛隊!? 大迷惑よ!」
病室
さやか「ここだよ」コンコン
???『どうぞ』
ガチャ
さやか「やあ、恭介」
恭介「さやか!」パンツカブリチュウ(イカリャク)
まどか「体調はどう?」
恭介「鹿目さん」
マミ「こんにちは」
ほむら「……こんにち……パンツをかぶってる!?」
恭介「あはは。これは帽子だよ。それよりも……あなた達は?」
さやか「先輩のマミさんに転校生のほむら」
マミ「よろしくね」
ほむら「……よろしく」
恭介「こちらこそ、よろしく。………………巨乳に貧乳か」
ほむら「ほむ?」
恭介「何でもないよ」
ガチャ
看護師「すいません」
さやか「看護師さん」
看護師「実は私のパンツがなくなってしまって……警察に届けようかとも、思ったんですが、こちらに名探偵さやかちゃんがいると聞いて」
ほむら「名探偵さやかちゃん!?」
さやか「ふむ……盗難事件だね」
まどまど劇場
ほむら「なんか、始まった!?」
3
2
1
かしゃん
まどか『名探偵だよ』
皆(ほむら以外)『さやかちゃーん』
さやか「はーい」
ほむら「何、これは!」
さやか「なくなったパンツの色は?」
看護師「黒よ」
さやか「清純なナースが大人の黒。実にいい」
看護師「ありがとう」
ほむら「お礼を言う場面ではないわよね」
恭介「うーむ。難解な事件だね」
ほむら「というか、」
さやか「ぴしゃあああん!」
恭介「これはさやかのインスピレーションが働いた時に発せられる叫び声。この叫び声から、叫び声うるさいの異名を持っている。一体、この事件、どうなってしまうんだー!」
さやか「ジー」
ピーポーピーポー
おわり
まどか「流石はさやかちゃん」
さやか「いやー」
QB「ほむら様」
ほむら「様付けはやめて」
マミ「……私、独りぼっち」
田楽マン「気にすんな」バシン
ほむら「なんか、変なのが混じってるわ!」
病院外
まどか「あ、さやかちゃん!」
さやか「どうしたの?」
ほむら(まさか、あれが……)
まどか「あそこにぱいおつがでかい女の人がいるよ」ティヘヘ
さやか「本当ですなあ」グヘヘ
ほむら「あなた達は親父なの!?」
まどか「あ、ほむらちゃん」
ほむら「今度は何かしら?」
まどか「捨てア○ボがいるよ」
ア○ボ「ウイーン」
ほむら「懐かしいものが出てきた!?」
さやか「ジー」
『捨てさやかちゃんです。拾って下さい』
ほむら「無視無視」
マミ「あら? 捨て美樹さんね。拾っていきましょう」
さやか「さや!」
まどか「あっ!」
ほむら「今度は何よ」
まどか「孵化寸前のグリーフシードだ」
ほむら「そう。……って、えええ!?」
ぴしゃあああん!
結界
ほむら「しまったわ……油断したわ」
QB「まったくだね」
ほむら「何で、私の頭の上にいるのよ」
QB「ピーピカチュウ」
ほむら「可愛くないわよ」
ほむら「とりあえず、奥に……」
???「お困りのようだな!」
ほむら「誰!?」
N&Ns「俺だ!」
ほむら「本当に誰!?」
さやか「ねえねえ、お母さん」
ほむら「なに、今、忙しいのよ」
さやか「まどか達、先に行っちゃったよ」
ほむら「はいはい……ええっ!?」
しまったわね……。
さやか「2人きりだね」
QB「失礼だな。僕もいるよ」
ほむら「早く、まどか達のところに行かないと」
N&Ns「お急ぎのようだな。乗りな!」
ほむら「急ぐわよ」
さやか「そんなことより、大人の玩具で遊ぼうよ」
QB「僕を叩いてよ」
ほむら「……急ぐわよ」
さやか・QB「「はい!」」
タッタッ
N&Ns「……」
N&Ns「N&N」
マミ「魔法少女はうんぬん」
まどか「マミさんはもう一人ぼっちなんかじゃないです」
マミ「本当に、これから私と一緒に戦ってくれるの? 傍にいてくれるの?」
まどか「はい。でも、私は魔法少女にはなりません」
マミ「え?」
まどか「約束したんです。魔法少女にはならないって」
マミ「………そうなの。まあ、でも、私は独りぼっちじゃない! もう、何も怖くない!」
最深部
まどか「ついた! まだ、グリーフシードは孵化してません。今がチャ……」
ぴしゃあああん!
お菓子の魔女 シャルロッテ
ほむら「遅かったわ!」
まどか「ほむらちゃん!」
マミ「残念だけど、あなた達の出番はないわ!」ダッ
ほむら「待ちなさい!」
このままじゃ……。
マミ「これで、頼むわ」10マンエン
シャル「マカセロ」
ほむら「買収!? 真面目に戦いなさいよ!」
マミ「頼むわよ!」
シャル「はっ!」グキ
マミ「痛い! なにをするの!」
シャル「甘えるなよ、マミ太郎」
マミ「父上……」
ほむら「なに、この茶番は!」
マミ「一気に決めるわよ、ティロ・フィナーレ」ズドン
シャル「……」アーン
マミ「はっ」
ほむら「しま……」
まどか「マミさん!」
シャル「パクッ」
まどか「マミさああああん!」
ほむら「そんな……」
ほむら(何度も経験したとはいえ……辛いわね)
さやか「………」
ほむら(さやかは声も出ない……)
さやか「ぐう」
ほむら「寝てる!? この非常時に!?」
マミ「皆! 私はもう駄目よ! 私にかまわず、逃げて!」
ほむら「口の中から巴 マミが!? というか、助けられそうなんだけど!」
まどか「そんな……」
さやか「マミさんを置いて逃げられないよ」
ほむら「皆……」
何だかんだで優しい……。
まどか「マミさんを助けないと」バズーカカマエ
さやか「さやかちゃんにおまかせだよ」ロケランカマエ
ほむら「助ける気、ゼロだわ!」
まどか「くらえ、魔女!」ボカン
さやか「マミさんの仇!」ドカン
ほむら「巴 マミに全く、容赦がない!」
ドカーン!!!
ほむら「やったの!?」
結果はどうあれ、魔女には大ダメージを与えたはずよね。
ふしゅううう
ほむら「煙が晴れてきたわ」
マミ「うう……」
ほむら「巴 マミは生き残っているわ」
まどか「まだ、生き残りがいたよー!」ドカン
ほむら「きゃあああああ!」
シャル「ハアハア……ヤリマスネ。コンドハコチラノバンデス」
ぱーん
シャル「ケーキノジカンデス」
さやか「わーい!」
マミ「ケーキよー!」
ほむら「待ちなさい! 確実に罠よ!」
シャル「ホンジツノケーキハ」
ばーん!
シャル「イチゴパンツノケーキデス」
ほむら「パンツ!?」
さやか「むしゃむしゃ。これは誰がはいたパンツ? つかさちゃん?」
マミ「東城?」
ほむら「食べてる!?」
シャル「大草」
さやか・マミ「「」」
さやか・マミ「「○ちご100%!」」ガハッ
まどか「ふっ。あなたのおかしは出来損ないだ。食べられたもんじゃない」
さやか「まどおかさん!」
シャル「ナラバ、ミセテミロ。キサマノオカシヲ」
まどか「いいよ。まずは」
まどか「押さない!」タックル
シャル「がはっ!?」
まどか「駆けない!」アシバライ
シャル「がう!?」スッテンコロリン
まどか「最後は……」
まどか「死あるのみ!」マドマドナックル
シャル「ぶべら!?」ドカシャン
ほむら「惜しい! 微妙に惜しいわ!」
まどか「まどまど真拳奥義『鹿目流おかし』」
シャル「ハアハア……。ツヨイ」
ほむら「圧倒している……まどかが……」
シャル「お菓子真拳奥義『飴飴降れ降れ!』」
コツンコツン
ほむら「ほむ!? これは……」
飴が降ってきたわ。
ほむら「って、駄洒落!? ほむ!」コツン
とはいっても、痛いわ。
まどか「任せて、ほむらちゃん! まどまど真拳奥義!」
さやか「ふらふらー」
マミ「チェケラッチョ」
まどか「『雨乞いダンス!』」ブレイクダンス
ほむら「誰、1人、噛み合ってないわ! ほむ!」コツン
まどか「このままじゃ、私達の頭は飴で傷だらけだよ」
さやか「なら、あの奥義だね」
マミ「あの奥義?」
まどか「まどまど真拳奥義『ティロ・フィナーレ!』」ドカン
ほむら「それ、巴 マミの技よ!?」
ズドーン
シャル「ワタシノワザガ……ヤブラレタ」
まどか「動揺してる、今がチャンス!」
さやか「ほむら! 私の武器を!」
ほむら「秋刀魚ならあるわ」
さやか「やった! さやかちゃんソード!」
まどか「よし! さやかちゃん、今だよ!」
まどか「まどまど真拳協力奥義『秋刀魚の七輪焼き!』」
さやか「パタパタ」
ほむら「しょぼいわよ!」
モクモク
シャル「ごほっごほっ」
ほむら「地味に効いてる!?」
まどか「秋刀魚焼いても、家焼くな!」バンッ
シャル「アツイ!」
シャル「ハアハア……」
まどか「魔女め! よくも、マミさんを!」
さやか「マミさんの仇は絶対に討つ!!」
ほむら「いやいや、生きてるわよ!」
マミ『憧れの尊敬できる可憐な美少女先輩『巴 マミ』の仇を討つことに燃えている鹿目さんと美樹さん』
ほむら「いや、あなた、なに、自分を褒め称えてるの!?」
マミ『頑張って。巴 マミもあの世から、あなた達の活躍を見守っているから』
ほむら「だから、生きてるわよね!?」
次回予告
まどか「シャルロッテを倒すには隠されたマル秘奥義を使うしかないね」
ほむら「隠されたマル秘奥義?」
さやか「そんなことより、今週のお便りの紹介は」
ほむら「ないわよ! そんなのは!」
マミ「次回」
ほむら「『ついに発動! まどまど真拳マル秘奥義!
ほむほむワールド!
まど神様も登場です!』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は夜に
第6話『ついに発動! まどまど真拳マル秘奥義!
ほむほむワールド!
まど神様も登場です!』
前回までのあらすじ
シャル「……」パンッ
マミ「あれは手塚ゾーン……」
さやか「いや。ちゃんと見てみて下さい」
マミ「……あっ!」
まどか「……」パンッ
マミ「鹿目さんも……」
さやか「そう。これは……」
シャル「ハッ」パンッ
まどか「ふっ」パンッ
さやか「手塚ゾーン対決なんですよ」
マミ『戦いを制するのは!?』
まどか「つっこんでよ!!!」
ほむら「いやよ」
シャル「……」
まどか「……」
シャル「ツヨイ……ダガ、カツノハワタシ。お菓子真拳奥義『チョコレートの兵隊!』」
ポンポン! ポンポン!
チョコの兵隊「……」
ほむら「敵の数が増えたわ!」
まどか「任せて! こっちは!」
あめーん
飴の兵隊「……」
まどか「飴の兵隊で対抗だよ!」
さやか「お菓子戦争に終止符を討つよ!」
ほむら「ええー!?」
飴兵隊「うりゃー!」
チョコ兵隊「おりゃー!」
ドカボキガキハギ
???「勝ったー!」
筍「俺がお菓子の頂点!」
ほむら「お菓子、関係ない!?」
シャル「グヌヌ。ナラバ……」ヒュッ
シャル「コンニチハー」
ほむら「あれは巴 マミを食べた……」
マミ「ふっ。この私にも、後、2回の変身が残されているの。それがどういう意味か、分かるかしら?」
さやか「さすがはマミさん!」
ほむら「あっちに行きなさい」
まどか「このまま、戦っても、埒が明かないね。決着を着けるよ」
シャル「オモシロイ」
まどか「見せてあげるよ。まどまど真拳マル秘奥義を」
ほむら「マル秘奥義……? 一体、どんな技なの?」
まどか「まどまど真拳マル秘奥義『ほむほむ☆ワールド』」
ぴゅーん
ほむら「景色が……」
私の部屋になっている気が……。
まどか「この世界はほむリスト達の世界。この世界では自分の中のほむほむを解放しなければ、ついていけないよ」
ほむら「何が言いたいか分からないわ」
シャル「ワケノワカラナイコトヲ。イマスグニモトニモドセ」
さやか「その必要はないわ」スカッ
マミ「愚か者が相手なら、私は容赦しないわ」クルッ
ほむら「……」
地味に腹が立つわね。
シャル「クラエ! お菓子真拳……」ズババン
ほむら「拳銃で撃ち抜かれた!?」
まどか「ふー」
シャル「がはっ」
さやか「こいつを仕留めるのは、私」
まどか「いくよ、さやかちゃん!」
まどか・さやか「「ほむほむほむほむほむほむ」」
ほむら「何か、唱え出した!?」
まど神「呼ばれて、飛び出て、ほむほむーん!」
ほむら「なんか、出た!」
QB「これは……」
ほむら「知ってるの?」
QB「知らない」
ほむら「……」ポイッ
QB「ああ……最高だ」
まど神「目に焼き付けておきなさい。魔法少女になるって、そういうことよ」
ほむら「いつの間にか、私の服(魔法少女バージョン)に!?」
シャル「ワケノワカラナイセカイダ……」
まど神「第1回『ほむほむ成りきり選手権!」
まどか「まずは私!」
まどか「決着をつけてやる!!」ドカドカン
シャル「ぎゃあああああ!」
さやか「次はさやかちゃん」
さやか「もう、誰にも頼らない」ズダダダ
シャル「ぐわあああああ!」
マミ「最後は私」
マミ「だから私は、戦い続ける」ビシュッ
シャル「がばっ!」
ほむら「……」
これは新手のいじめかしら?
まど神「結果発表! 1位は……」
まど神「鹿目 まどか!」
まどか「いえーい!」
さやか・マミ「「orz」」
まど神「1位の賞品は……」
まどか「何かな?」
まど神「死よ」
ほむら「えええええ!」
まど神「自分だろうと、私は容赦しない!」バシンッ
まどか・シャル「「ぎゃあああああ」」
まど神「体が熱くなってきて、汗かいてきちゃった」フキフキ
ほむら「パンツで汗を拭かないで!」
まど神「ほむほむごっこするよー」
まどか・さやか・マミ「「「いえー!」」」
まど神「ほむほむ!」ファサ
まどか「ほむほむ!」スカッ
さやか「ほむほむ」スカッ
マミ「ほむほむ」クルッ
ほむら「皆、髪の毛短いから……」
まど神「真面目にやれー!」ズドン
まどか・さやか・マミ・シャル「「「「ぎゃあああああ!」」」」
ほむら「やりたい放題だ!」
まど神「時間だ。またねー」
ぴゅーん
ほむら「やりたい放題、やって、消えたわ」
シャル「ハアハア……」
シャル(タイリョクガ……)
まどか「だいぶ、弱っているようだね」
シャル「クッ……マダ、タタカエル」
まどか「……もう、終わりにするよ」
まどか「まどまど真拳48枚の奥義の1つ!」
シャル「ひゅん」アーン
まどか「『ほむほむ横丁!』」
ビシンビシンビシンビシンビシンビシンビシンビシンビシンビシンビシンビシン
ほむら「パンツが恵方巻きやら本体やらをぶっ叩いてるわ」
シャル「ツヨイ……ツヨスギル……」ビタンビタン
シャル「マサカ……コンナヤツガイルトハ……」
まどか「フィニッシュ!」ドン
シャル「グハッ」バタンビシュウウウウウウ
魔女は壁に飛ばされ、その存在は消えようとしている。
ほむら「……」グイ
ほっぺを引っ張ってみた。
ほむら「……ほむー」
痛い……。どうやら、夢ではないらしい。
ぽとん。
グリーフシードが……。
ほむら「また、魔女が……」
何者なの、まどかは。
ぴゅーん
ほむら「結界が……」
元の病院に景色が戻ったわ。
ほむら「みん……」
まどか「うええん……」ポタポタ
さやか「マミさああん!」シクシク
ほむら「どうしたの?」
さやか「マミさんが……マミさんがあああああ!」
まどか「死んじゃったよー!」
ほむら「えええ!?」
ほむら「何を言ってるのよ、巴 マミは生きてた……」
QB「あの魔女は強かったね。あのマミでさえ、頭からぱくりだ」
ほむら「あなたまで!?」
マミ「諦めて。巴 マミは死んだのよ」
ほむら「本人がきたー!?」
ほむら「ともかく、魔女との戦いには危険がいっぱいなのよ? だから、もう、関わるのはやめなさい」
まどか・さやか「「はーい」
次の日
登校中
ほむら「とは言ったものの……」
あの子達は分かってるのかしらね。
まどか「おはよう、ほむらちゃん」
ほむら「おはよう、まどか」
さやか「朝から、オーストリアに行こうとしたら、オーストラリアに来たような顔して、どうしたの?」
ほむら「どんな顔よ」
そういえば……。
ほむら「昨日の彼はどうして、入院してるの?」
元気そうだし。
さやか「一応、手を怪我してるんだよ」
そこらへんは変わらないののね。
教室前
ほむら「ふう」ガララ
中沢「……」
ほむら「今日はないのね」
私は安心して、席に着く。
ほむら「ふう……」
スタッ
ほむら「ん?」
中沢「はっ!」メノマエニマンモス
ほむら「ぎゃあああああ!」
放課後
ほむら「放課後……」
まどか「ほむらちゃん、帰ろっか」
ほむら「ええ。さやか達は?」
まどか「さやかちゃんは山にしばかりに。仁美ちゃんは川に洗濯にいったよ」
ほむら「どこの昔話よ」
マミ「遅いわよ、2人とも!」
ほむら「あら、巴 マミ」
マミ「いい加減にフルネームはやめてほしいわ。私達、前世からの友達でしょ」
ほむら「そんな設定は聞いたことがないわよ。……じゃあ、巴さんで」
マミ「ありがと」
まどか「ところで、マミさんはどうしたんですか? あ、彼氏と待ち合わせですか?」
ほむら「いや、明らかに私達を待っていたわよね」
さやか「恭介」
上條「……さやかか」
さやか「どうしたの? 元気ないよ?」
上條「……そりゃ、そうだよ。入院したのに、お見舞いに来たのはさやかだけじゃないか。おまけに看護師は寄りつかないし」
さやか「……」
回想
看護師「いやー、さやかちゃんが来てくれて、助かったわ」
看護師「セクハラがひどくて」
回想終了
上條「……この手も動かないし」
さやか「……恭介」
上條「せっかく……練習してきたのに……」
さやか「……」
恭介「……何度も何度も……DVDを見て……想像して……」
さやか「……」
上條「もう、見たくないんだよ……もう、触れない、おっぱいなんて、見たくないんだ。僕は…僕は…っ!ああ!!」
さやか「あっ……。あぁ、あ!」
恭介「動かないんだ…もう、痛みさえ感じない。こんな手なんてっ」
さやか「大丈夫だよ。きっと何とかなるよ。諦めなければきっと、いつか…」
恭介「諦めろって言われたのさ。もう脱童貞は諦めろってさ。先生から直々に言われたよ。今の医学じゃ無理だって。僕の手はもう二度と動かない。奇跡か、魔法でもない限り治らない」
さやか「あるよ」
恭介「え?」
さやか「奇跡も、魔法も、あるんだよ」
恭介「ということは……さやかが僕の脱童貞の相手に」
さやか「それは絶対に嫌」
上條「……」
まどか「……マミさん」
ほむら「だから、いつまでも、巴さんが死んだみたいな顔して、歩くのはやめなさい」
マミ「暁美さん……私を庇ってくれるのね」ウットリ
ほむら「微妙に熱い視線を私にむけないで」
まどか「ほむらちゃん、あれ……」
ほむら「どうかしたの?」
この時期に該当するのは……。
ほむら(志筑さんね)
まどか「ふんどし先輩だよ」
ふんどし「よお、まどか」
ほむら「なんか、変なおっさんが来たわ!?」
ほむら「はあ……毎度、毎度……」
マミ「暁美さん」
ほむら「どうかしたのかしら?」
マミ「鹿目さんが魔法少女になるわ」
ほむら「そう。よか……よくないわよ!」
いつの間に!
まどか「もえもえぴぴぴ、もえぴぴぴ〜」
まどか「魔法少女 まどPだよー♪」
ほむら「……」
まどか「うふん」
ほむら「……ないわー」
仁美「〜♪」
ほむら「あれは……」
まどか「誰?」
マミ「暁美さんの知り合い?」
ほむら「いやいや。巴さんはともかく、まどかはクラスメイトでしょ!」
まどか「仁美ちゃーん!」
仁美「あら? あなたは……」
仁美「私の友達のさやかさんの友達のまどかさん」
ほむら「なんか、近いようで、遠い仲ね」
ほむら「あれは……」
魔女の口づけが志筑 仁美の首についている。
ほむら「まどか。巴さん」
私は2人にそのことを伝える。
まどか「あれなら、私の首にもあるよ。ほら」
(@_@)
ほむら「なに、それ!?」
マミ「私にもあるわよ」バッ
マミ「背中に龍の魔女の口づけが!」
ほむら「それ、刺青ですから! というか、こんなところで、上半身裸はまずいですから!」
仁美「素晴らしい場所に一緒にまいりませんか?」
ほむら(魔女の場所に行くのね)
まどか「素晴らしい場所?」
メガほむ「ど、どうぞ。お、お茶です」
クーほむ「はい。あーんして、まどか」
りぼほむ「肩を揉むわ、まどか」
まどか「ティヒヒヒ」
ほむら「それはないから!」
マミ「素晴らしい場所……」
QB「ここに集まった100人は皆、マミのお友達になりたいそうだよ」
マミ「お友達! 100人も!」
ほむら「切実すぎるけど、ないわよ!」
仁美「ともかく、行きましょう」
まどか・マミ「「はーい」」
ほむら(不本意ではあるけど、今はついていくしかないようね)
マミ『鹿目さん達の前に現れた様子のおかしい仁美さん。彼女の目的とは! この続きは次回に!』
次回予告
さやか「今回も次回もあたしの活躍がないよ!」
ほむら「私に言われても」
さやか「さや株が大暴落だよ」
ほむら「……0点」
まどか「次回」
ほむら「『今度の敵は食物連鎖の頂点!?
偉大なるワカメの猛攻!
パンツはワカメを越えるか!?』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は水曜日に
第7話『今度の敵は食物連鎖の頂点!?
偉大なるワカメの猛攻!
パンツはワカメを越えるか!?』
前回までのあらすじ
さやか「私達は……」
シャル『コノワタシガ……』プシュウウウウウ
さやか「決死の思いいで魔女を撃破!」
ほむら「まともなはじまりね」
さやか「ちなみに倒せたのはほむらの腋の臭いで!」
ほむら「……」キック
工場近く
ほむら(近いわね)
よく見れば、周りに人が……。
男「あみーご!」
ほむら「サンバのリズムで軽快に歩いてきてるー!!!!」
工場
工場長「はあ……うまくいくと思ったんだが……」
中心でぼやく中年の男性。どうやら、ここの社長か何かね。
工場長「いけると思ったんだけどな。香水『中年親父の1ヶ月洗わなかった靴下の香り』は」
ほむら「ええ!? 何ゆえにそう思ったの!?」
工場長「ちゃんと、サラリーマンや子供向けに『野原ひ○しの足のにおい〜忘れた家族の思い出も思い出します』も作ったのに売れなかったんだ」
ほむら「当たり前よ」
まどか「ひっく……それが売れないだなんて……うう……酷すぎるよ。こんなのあんまりだよ……。うえーん」
ほむら「まさかの同情!?」
まどか「ちなみに1話から愛用の香水だよ」
マミ「今、明かされる、衝撃の真実ぅ〜wwwwwww」
ほむら「…………うざい」
工場「キャッチコピーが悪いのかな……」
キャッチコピー『ラブ&ピースをあなたに。『中年親父の1ヶ月洗わなかった靴下の香り』』
ほむら「キャッチコピーと全くあわない!?」
工場長「ちくしょう! もう、死ぬしかないよな! これが売れないなら!」
男性「まったくだ!」
女性「こんな世の中とはおさらばよ!」
ほむら「まずいわね……この雰囲気は」
女性「……」バケツモツ
ほむら「あれは……」
混ぜるな、危険ね。
ほむら「止めないと……」
まどか「えーい!」ジャボジャボ
ほむら「何してるのよ、まどか!」
や、やばいわね。窓を……。
まどか「……」ゴクゴク
ほむら「飲んだ!?」
まどか「うまい! さすがにミルクと牛乳を混ぜると美味しい!」
ほむら「ミルクと牛乳!? 同じものよね!?」
男性「ぶはー。この1杯はやめられませんな」
工場長「この1杯のために明日も頑張りましょうなあ」
ほむら「いや、あなた死ぬ気だったわよね!?」
ほむら「そういえば、志筑 仁美は……」
マミ「やめ……ああ……」
仁美「いい眺めですわ!」ガツッ
マミ「がはっ」
ほむら「ワカメが巴さんを十字架に張り付けにされたように縛り、志筑 仁美が腹パンしてる!?」
仁美「あら? 暁美さん? あなたもやりませんか? 気持ちいいですわよ」ニコリ
ほむら「怖いわ!」
まどか「……仁美ちゃん」
仁美「……まどかさん」
まどか「……退いてくれるきはなさそうだね」
仁美「ええ」
まどか「残念だよ」
仁美「ですが、私はあなたと戦いたかったんですの。この生物ピラミッドの頂点。『ワカメ』の力で!」
ほむら「生物ピラミッドの頂点!? ワカメが!?」
仁美「あら? 有名ですわよ。というか、理科の教科書にも載ってますわ」
ほむら「本当に!?」
仁美「まったく、仕方がありませんわね、暁美さんは」
マミ「ちゃんと、勉強しないと、駄目よ」
まどか「私が教えてあげるよ。ティヒヒヒ」
ほむら「………うざい」
仁美「仕方がありませんわね。勉強不足の暁美さんのために、私がワカメについて、話してあげますわ」
まどまど劇場
3
2
1
『ワカメ、爆誕!!!』
ほむら「ワカメなのにタイトルが格好いい!?」
マミ『時は200X年。世界はほむほむに包まれた』
ほむほむ
む世界ほ
ほむほむ
ほむら「本当に包まれてる!?」
マミ『その絶望の中で、人間に続き、台頭してきたのが『ワカメ』だった』
ワカメ「カメー」
ほむら「えー!? ワカメって、そう鳴くの!?」
ワカメ「そんなわけないだろ」
ほむら「ですよね……喋った!?」
マミ『ワカメは強かった。手始めに、カツオを瞬殺。食物連鎖の頂点にのろしをあげる』
マミ『さらに、サザエ、舟、マス、海苔、鯛、波、イクラを次々に粉砕』
ほむら「何、その対戦相手は!?」
マミ『最後にタラを撃破。ついにワカメは食物連鎖の頂点に立ったわ。おわり』
ほむら「ええー!? タラを倒して、頂点なの!? というか、もう、おわり!?」
基準が分からないわ。
仁美「そのワカメを使う、私はまさに生物ピラミッドどころか、人間の頂点でもありますのよ」
マミ「か、完璧な理論よ」
ほむら「どこが」
まどか「たしかに仁美ちゃんの言う通りだよ。でも、これを忘れてないかな」
『パンツ』
仁美「それは……」
まどか「そう。食物連鎖のもう1つの頂点。パンツだよ」
ほむら「ええっ!? パンツが!?」
まどまど劇場
3
2
1
『頂点への道』
マミ『それは今から、3千年前の古代エジプト』
ほむら「いきなり、壮大だ!?」
ブリーフ「父ちゃん、父ちゃん」
縞パン「お願いがあるの」
トランクス「なんだい、ブリーフ。縞パン」
ブリーフ「オラ達、いつまでも、履かれたり、クンカクンカされたり、被られたりしたくはねー」
縞パン「私達、食物連鎖の頂点になりてーだ」
ほむら「どこから、その発想になったの!?」
トランクス「……そうか」スッ
ブリーフ「父ちゃん?」
トランクス「……俺の修行は厳しいぞ」
ブリーフ・縞パン「「ぱあああ」」
マミ『その日から、厳しい修行が始まった』
トランクス「たてーい! お前らもパンツなら、立ち上がってこんか!」
ブリーフ「はい!」
縞パン「はい!」
トランクス「虎の子になるのだ!」
マミ『そして、厳しい修行を経て、ブリーフと縞パンは食物連鎖の頂点に登り詰めた』
ブリーフ「虎落とし!」
虎「がう!?」
縞パン「キン○ドライバー!」
熊「がはっ!」
おしまい
ほむら「パンツ、強い!?」
まどか「こうして、パンツは食物連鎖の頂点に立った。私はその強靭なパンツの流派の1つ、ほむパン、改め、『まどまど真拳』。私はパンツ王国の生き残りにして、最強の『まどまど真拳』唯一の継承者! 鹿目 まどか!」
ほむら「何よ、その設定!? 初耳よ!」
仁美「ふふふ。ワカメとパンツ。どちらが食物連鎖の頂点か雌雄を決する時ですわ」
ほむら「どっちも違うわよ!」
まどか「なら、戦うしかないよね」
仁美「ええ」
まどか「紙相撲で!」トントントントン トントントントン
仁美「受けてたちますわ!」 トントントントン トントントントン
マミ「のこった! のこった!」
ほむら「紙相撲!?」
マミ「と、見せかけて、ドーン!」チャブダイガエシ(ノ-_-)ノ~┻━┻
ほむら「ひっくり返した!?」
マミ「これで、私が食物連鎖の頂点よ!」
ほむら「ええ!?」
まどか「そうだね。食物連鎖の頂点だよ、マミさん」
仁美「おめでとうですわ」
マミ「皆……」
ライオン×100「ガオー」
まどか「さあ、食物連鎖の頂点のマミさん。あれを食してください」ニコリ
マミ「ええ!?」
仁美「もちろん、素手でですわ」
マミ「ハードルをあげないで!」
ライオン×100「ガオー!」
マミ「ぎゃあああああ」
まどか「邪魔者はいなくなったよ」
仁美「ええ」
ほむら「邪魔者扱い!?」
まどか「いくよ! 仁美ちゃん! まどまど真拳奥義『ほむパン☆ナックル!』」
ほむら「私のパンツを握り締めて、パンチした!」
仁美「ならば……ワカメ真拳奥義『ワカメのかまえ』」ユラユラ
まどか「む!?」
まどか「ワカメだー。味噌汁ー」
ほむら「まどか!?」
仁美「油断しました…」
まどか「はいや!」パンチ
仁美「ぐはっ!?」
仁美「な、なぜ……私に……」
まどか「あまかったね、仁美ちゃん。私は……」
まどか「味噌汁より豚汁派なんだよ!」ドーン
牛『もー』
ほむら「牛よ、それは!」
仁美「豚汁が好きなら、仕方がないですわね」
牛『もー』
ほむら「だから、牛よ!」
仁美「ワカメ真拳奥義『ワカメドール』」
ワカメ「メー」
ワカメ「カワ」
ほむら「ワカメ人間……怖いわ!」
まどか「ならば! まどまど真拳奥義!」クルリ
マミ「ん? どうかしたの?」
まどか「『マミッパイミサイル!』」ドカッ
マミ「ぎゃあああああ!」ポンポン
ほむら「巴さんのおっぱいが飛んでいった!?」
ワカメ・ワカメ「「ぎゃあああああ!」」
仁美「私のワカメが……」
おっぱい「……」ピューン
マミ「戻ってきて、私のおっぱい」
おっぱい「……」ピューンパコン
ほむら「……」ボインボイン
マミ「私のおっぱいが裏切って、暁美さんのおっぱいにくっついた!」
ほむら「……なによ、これ」ホムボイン
仁美「……ワカメ真拳奥義『シューティング☆ワカメ!』」
ドゴーン
ほむら「空から、ワカメが!」
まどか「大変だ!」
まどか「願いことを3回唱えないと」
ほむら「流れ星じゃないわよ!」
マミ「友達がほしい! 友達がほしい! 友達がほしい!」
ほむら「切実すぎるわ!」
まどか「世界の主要な乗り物がDホイールになりますように! 世界の主要な乗り物がDホイールになりますように! 世界の主要な乗り物がDホイールになりますように!」
ほむら「もっと、ましなことを願いなさいよ!」
どかああああああああん!!!!!
まどか・マミ「「ぎゃあああああ!」」
ほむら「まどかに巴さん!」
仁美「残るはあなただけですわ」
ほむら「くっ……」ケンジュウカマエ
勝てるかしら。この緑の悪魔に……。
もわもわ……
シューティング☆ワカメの落下した場所の煙が晴れていく。
まどか「ここが地球か」ウチュウフクソウビ
ほむら「なんか、出たあああああ!?」
仁美「宇宙人ですわ! 私、大ファンですの。サインをください」
まどか「いいよ」カキカキ
まどか「どうぞ」
仁美「わあああ」
ほむら(どんなサインかしら?)チラッ
『死ね。ワカメくさい。髪が緑とかおかしい。寝取り野郎』
ほむら「書いてあるの、悪口ばっかりじゃない!」
仁美「ありがとうございます。大切に致しますわ」
まどか「ありがとう。ティヒヒヒ」
ほむら「……」
マミ「暁美さん。私のサイン……」
ほむら「いらない」
マミ「……」
マミ「マミーン」
仁美「やりますわね、まどかさん」
まどか「仁美ちゃんもね」
マミ『互角の戦いを続ける、鹿目さんと志筑さん。はたして、勝利の女神は』
まど神「ティヒヒヒ」
マミ『どちらに微笑むのか!』
ほむら「勝利の女神はあなたなの!?」
次回予告
まどか「いよいよ、次回は合体だよ」
ほむら「多数のネタを投稿いただき、感謝するわ」
さやか「そんなことより、さやかちゃんの出番は?」
まどか「さあ?」
杏子「次回」
ほむら「『融合少女『まミかンタム』登場
クラスの皆には内緒だよ♪
魔法少女さやかちゃんも登場です』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は今夜
第8話『融合少女『まミかンタム』登場
クラスの皆には内緒だよ♪
さやかちゃんも登場です』
前回までのあらすじ
マミ『ワカメとパンツ……食物連鎖の頂点を賭けた戦いは熾烈を極めていた』
仁美・まどか「「じゃんけん・ぽん」」
ほむら「じゃんけん!?」
仁美「いきますわよ! ワカメ真拳奥義『ワカメの鞭!』」ビシュン
まどか「……まどまど真拳奥義『プープーディフェンス』」
まどか「プープー」
仁美「くっ! なら!」ギロッ
マミ「私!?」
仁美「喰らいなさい!」ビシュンビシュン
マミ「くっ! なら!」
マミ「ラーラーディフェンス!」
マミ「ラーラー」
仁美「何ですの、まったく。なら、私は……」
仁美「シーシーディフェンス!」
仁美「シーシー」
まどか「次はほむらちゃんの番!」
ほむら「私!?」
マミ「そうよー」
まどか「プープー」
マミ「ラーラー」
仁美「シーシー」
まどか「その次はー?」
ほむら「………ん」
まどか・マミ・仁美「「「プラシンだー」」」
※イメージ映像
プラシ○「これがDホイールの最終進化形態だ!」
プラシ○「ぐはっ」マップタツ
プラシン「ふっ」
まどか「あははー。プラシンだってー」
マミ「プラシンなら、仕方がないわよね。私も思わず」グキ
マミ「マミられちゃうわ」アタマヲモツ
ほむら「ぎゃあああああ!!!!!」
仁美「私も思わず、ワカメに食べられちゃいましたわ」
ワカメ「ぱくぱく」
ほむら「えええ!?」
ほむら「何にしても、ワカメに食べられてる今がチャンスよ!」
まどか・マミ・仁美「「「………」」」
まどか「はあ……仕方がないね」
マミ「やればいいのよね」
仁美「ちっ」
ほむら「え? 何、私が間違ってるの?」
まどか「仁美ちゃん。今から、まどまど真拳唯一の合体技を見せてあげるよ」
ほむら「合体技!?」
まどか「いくよ、マミさん!」
マミ「鹿目さん。新しい顔よ!」カオナゲル
ほむら「怖いわ! まるで、ホラー映画よ!」ガクガクホムホム
まどか「……」パクパク
まどか「きたあああああああああああああああ」
仁美「な、何ですの?」
まどか「まどまど真拳究極奥義『まどまど☆融合(フュージョン)』」
ぴしゃあああああああああん!!!
???「融合完了」カキン
ほむら「機械になったあああああ!?」
メタルピンク色で巻毛が後頭部で一つに纏め
体がΖガンダム
まミカ「ワタシのナマエはまミカンタム」
ほむら「片言になった!?」
まミカ「ちなみにまは『まどか』のま、ミは『マミ』のミ、カンタムは『まどかのカにンダムにしようとしたけど、まミカンタムがいいんじゃない? というわけで、ンタムにしたのよ。決して、カンタム○ボとは関係ないわ』のカンタムよ」
ほむら「長いわ、説明が!」
まミカ「ちなみにこの姿でいられるのは3分間だ」
ほむら「貴重な3分間で無駄遣いしすぎよ!」
仁美「そんなガラクタ、潰してあげますわ」タッタッタッ
まミカ「迎え撃つわ」シャキーン
ビームライフル
ほむら「これなら、勝てるわ!」
まミカ「……」カチ
ビームライフル(仁美ボイス)『あん……さやかさんのパンツ……いいにおい……まどかさんも……』クチュクチュ
仁美「ぐはっ!?」
ほむら「なに、今の音声は!?」
まミカ「このビームライフルが射貫くのは身体ではなく、心」
仁美「こ、心ですって」
ほむら「というか、今の音声はなんなのよ」
まミカ「ほむらちゃん。仁美ちゃんも中学生なんだから、察しなよ」
仁美「ふざけた技を! 喰らいなさい、ワカメ真拳奥義『ワカメスラッシュ』」ズバシャアアアア
まミカ「ぐっ」カランコロン
仁美「さて、あなたの中身は……」
ハムスター「……」カラコロカラコロ
ほむら「ハムスターが動かしてるー!?」
仁美「なるほど。さすがですわ」
まミカ「今度はこっちの番だよ。ビームソード」
まミカ「はいや!」ズバシャアアアアア
仁美「ぐっ」
まミカンタムの一撃は胸を切り裂いた。しかし、血の一滴も出ない。
まミカ「私が斬るのは……心!」
仁美「ぐっ……」ヨロヨロ
仁美「これは……」
回想
仁美「お母さん、子供はどこから来るの?」
お母さん「それはね……ワカメが運んでくるんだよ」
ほむら「ええ!?」
回想終了
仁美「あれから、真実を知った私はショックを受け、真実を記憶の奥底に押し込めたのに……あなたは私の心の傷を切ったんですね」
ほむら「………くだらないわ」
まミカ「……そうしないと、仁美ちゃんは前に進めないよ。現実を受け入れないと。赤ちゃんは……コウノトリが運んでくるんだよ!」
ほむら「あなたも現実を受け入れてないわよ!?」
仁美「……ワカメですわ! 人類のはじまりはワカメからですわ!」ダッ
ほむら「大きく出すぎよ!」
まミカ「さようなら……仁美ちゃん。まどマミ真拳奥義」パンツニギリシメ
まミカ「『正直、ガンダムは見てないから、分からない!』」ズハシャアアアア
仁美「がはっ」
仁美(この一撃は……)
仁美「悟りましたわ。世界は1枚のほむパンから、できたんですのね」プシュウウウ
ほむら「最後の最後まで、何を言ってるの、あなたは!?」
まミカ「仁美ちゃんも、ようやく、分かってくれたよ」ポンポン
ほむら「合体が解けた」
まどか「……仁美ちゃん」
マミ「彼女もまた、心に大きな闇を抱えていたんだね」
ほむら「えー……」
マミ「さて……」
まどか「……あの奥だね」
ほむら「……ええ」
私はドアを開ける。
びゅーん。
ほむら「結界!?」
???「ヨウコソ」
ほむら「!?」
魔女 ハンドルネーム・エリー(キルシュテン)
使い魔 ダニイェル+イェニフェル
エリー「ココデノバトルは3狩リヤダ」
ほむら「3狩リヤ?」
マミ「魔女と魔法少女が戦う際のルールの1つよ。3人対3人の戦い。戦いに参加しないものへの攻撃や乱入も禁止されているわ」
まどか(……まずい。このままではほむらちゃんを巻き込んじゃうよ)
???「えーん! えーん!」
ほむら「泣き声?」
まどか「来たね」
さやか「うえええん! お母さああああん!」マイゴ
まどか「さやかちゃん! 捜したよ」
さやか「お母さああああん」
まどか「さやかちゃああああん」
まどか・さやか「「クロスカウンター!」」ドカッ
ほむら「何をしてるの!?」
ほむら「泣き声?」
まどか「来たね」
さやか「うえええん! お母さああああん!」マイゴ
まどか「さやかちゃん! 捜したよ」
さやか「お母さああああん」
まどか「さやかちゃああああん」
まどか・さやか「「クロスカウンター!」」ドカッ
ほむら「何をしてるの!?」
まどか「こっちはこの3人だよ」
さやか「ふっ」
マミ「えへ」
ほむら「というか、さやか。あなた、その格好は……」
さやか「契約しちゃいました」テヘ
まどか「……」キック
さやか「きゃう!」
エリー「サアハジメヨウ。3狩リヤヲ」
まどか「よし。開幕のゴングだよ」ガシッ
さやか「ん?」
まどか「さやかちゃん! 出番だよ!」ビュッ
さやか「ぎゃあああああ!」
エリー「サイショノギセイシャハオマエカ」
さやか「馬鹿なやつめ! 私を囮にして、まどかとマミさんが背後から、攻撃を与えるんだ!」
まどか「あちゃー、ここはこっちだったか」
マミ「ふー。紅茶美味しい」
ほむら「そんな意図は皆無だった!」
エリー「引きこもり真拳奥義『閉じられた部屋』」バッ
ほむら「ドアが現れた」
ガツン!
さやか「……」プクー
さやか「……痛い」
エリー「ダニイェル+イェニフェル! ジャンプカッテキテ!」
ダニイェル+イェニフェル「「イエス」」
エリー「引きこもり真拳奥義『ジャンプ爆撃!』」ヒューヒュー
ドカーン!
まどか・さやか・マミ「「「ぎゃあああああ!」」」
エリー「オボエテオケ。引きこもりはサイキョウナノダ」
まどか「くっ。ならば、こちらは……」
ばーん
まどか「立て籠りだよ!」
さやか「こいつの命が欲しければ、金を出せ」
マミ「ひいいいい」
エリー「フッ。ムダナコトヲ。引きこもりニハソンナワザハキカナイ。引きこもり真拳奥義」カタカタカタカタ
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
犯人、死刑
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
犯人、魚臭そう
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
被害者、よく見ると中二病、ぽくないか?
エリー「『誹謗中傷!』」
まどか・さやか・マミ「「「がはっ」」」
まどか「くっ……強い」
エリー「引きこもりはサイキョウナノダ」
まどか「くっ。引きこもりごときには負けないよ」
ほむら「策はあるの?」
まどか「任せて。まどまど真拳奥義」カチッ
まどか「『自宅全焼!』」ボオオオ
エリー「!?」
ほむら「魔女のいる家を燃やした!? 極悪非道すぎる!」
エリー「アツイ! ダニイェル+イェニフェル!」
ダニイェル+イェニフェル「「消火中」」
エリー「クッ。ナントイウオソロシイワザヲ」
まどか「今から、あなたに教えてあるよ。外には楽しいことがいっぱいあるということを!」
エリー「オモシロイ。オシエテモラオウジャナイカ」
マミ『ついに始まる魔女エリーとの戦い。はたして、鹿目さん達は魔女を倒すことができるのかしら? この続きは次回よ!』
次回
さやか「次回はさやかちゃんがガンガン活躍しちゃいますからね」
ほむら「できれば、自重してほしいものね」
さやか「またまたー。本当は私の活躍が見たいくせに」
ほむら(……うざい)
杏子「次回」
ほむら「『『引きこもり、矯正計画!?
お外に遊びに行きなさい!!
忍び寄る、新たなる魔法少女!?』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は土曜日に
第9話『『引きこもり、矯正計画!?
お外に遊びに行きなさい!!
忍び寄る、新たなる魔法少女!?』」
前回までのあらすじ
闇仁美「ぐはは」
まどか「やめてよ、仁美ちゃん。もとの優しい仁美ちゃんに戻ってよ!」
闇仁美「無駄だ。もう、その仁美はいない」
まどか「そんなことはないよ!」
さやか「あたし達の友情パワーがあなたを闇に葬るよ」
まどか「くらえ。友情の矢!」ビュッ
闇仁美「ぐわー」
マミ「という、内容だったわ」
ほむら「ベタすぎるうえに全員棒読みよ! おまけに嘘だし」
まどか「今から、あなたに外に出ることの大切さを教えてあげるよ」
エリー「ムダナコトヲ」ガチャ
ほむら「部屋に引っ込んだわ」
まどか「引きこもりを連れ出すには熱血先生しかないよ。まどまど真拳奥義」
エリー「ナニガソトダヨ。コーラ」
ダニイェル+イェニフェル「「キー」」
エリー「ゴクゴク」
どがしゃああああん!!!
エリー「!? コンクリートノカベガ……」
まどか「鹿目 まどか。一教師だよ。このやろうだよ!」
ほむら「教師!?」
エリー「ナ、ナンダ、オマエハ」
まどか「さあ! 外に出るよ」ズルズル
エリー「ギャアアアアアアアアアアアアア」
まどか「外に出て、最初の楽しみは……」ポイッ
エリー「イテッ」
トラック「……」ブーン
どーん
エリー「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!」
まどか「いろんな車が見られることだよ」
さやか「ふっ」
ほむら「見られる以前に轢かれてるわよ! というか、さやかは何で、ドヤ顔!?」
エリー「グググ」
まどか「さあ、次は公園で遊ぼう」ズルズル
公園
まどか「さあ、遊ぼう」
エリー「ハアハア」
さやか「何して、遊ぶー?」
まどか「缶けりしようか。缶はあなた」ビシッ
エリー「エエ!?」
さやか「おらおら!」ガシガシ
まどか「缶けり缶けり」キックキック
エリー「イ、イタイ」
マミ「待ちなさい」
まどか・さやか「「ん?」」
マミ「あなた達、魔女をいじめてはダメよ」
まどか・さやか「「……」」
まどか「良い子ぶるな!」ガシガシ
さやか「マミさんも缶の役だよ」ガシガシ
マミ・エリー「「ギャアアアアアアアアアアアアア」」
ほむら「やりたい放題だー!」
まどか「まだまだー!」ズルズル
エリー「……」
まどか「次は……」ポイッ
ドサッ
まどか「サイクリング!」
さやか「サイでサイクリング!」
河馬「ふぁー」
ほむら「サイじゃなくて、河馬よ!」
マミ「そうよ。こっちがサイよ」
象「パオーン」
ほむら「それは象よ!」
まどか「まどまど真拳奥義! 『アニマルリンチ』」
ドカボキガキ
エリー「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
エリー「ハアハア……引きこもり真拳奥義」カタカタ
きめええええええええええ
くたばれえええええええええ
エリー「『流れ出るコメント』」
ほむら「文字が流れてきたわ」
まどか「ならば! まどまど真拳奥義『ニコニコ」カチッ
まどか「コメント消し』」
エリー「モジガキエタ!?」
まどか「ほらほら。遊んでないで、次、次」ズルズル
エリー「ヒッパルナアアアアア!」
空き地
まどか「次の遊びは」
マミ「リサイタルよ」
さやか「あたしは〜さやかちゃん!」ボゲエー
エリー「グハアアアアアアアアアアアア!? ミミガアアアアアアアアア!?」
エリー「ハアハア」
まどか「どう、魔女さん。あなたも外で遊ぶことの楽しさが分かってきたでしょ」
エリー「ハアハア」
まどか「辛かったんだよね。だから、あなたも引きこもりになったんだよね」
エリー「……」
まどか「そんなあなたに私が送る最後の技。まどまど真拳奥義!」ホムパンニギリシメ
まどか「『あまえるな! ごみくずが!』」ズバシャアアアア
エリー「グハアアアアアアアアアアアア」プシュウウウウウ
ほむら「えええ!? 酷すぎよ、まどか!」
まどか「これくらい厳しく言わないといけない時もあるんだよ、ほむらちゃん」
鉄塔の上
杏子「あれが突然、現れた、謎の少女か」
QB「そうだよ、杏子タン」
杏子「うぜえ!」バシンッ
QB「ああ! もっと!」
杏子「ふざけた野郎だな、あのピンクは」
QB「はあはあ。どうするつもりだい、杏子タン」
杏子「決まってんじゃん」ニヤリ
次の日
ほむら「……」
あれから、警察が来る前に速やかに脱出した。
ほむら「訳がわからないわ。一体、何なのよ、この時間軸は……」
微妙に慣れてきている自分が嫌になるわ。
ほむら「はあ……」ガララ
私は教室に足を踏み入れる。
中沢「サービス」パッ
ほむら「あー、はいはい」スタスタ
中沢「Σ( ̄ロ ̄lll)」
ほむら「……」
慣れとは恐ろしいものね。
放課後
さやか「ほむほむー」
ほむら「やめて、その呼び方は」
まどか「ほむほむもパトロール、一緒にいかない?」
ほむら「だから、やめて」
まどか「仁美ちゃんもいかない?」
ほむら「まどか。カラオケに誘うみたいな軽いノリはやめて」
たしかに、貴重な戦力にはなるだろうけど。
仁美「残念ですが、昨日の事情聴取があるとかで」
まどか「そっか」
さやか「なら、仕方ないね」
ほむら(安心したらいいのか、残念がればいいのか)
パトロール中
マミ「気合い入れていくわよ」ハデナスーツニサングラス
さやか「おうよ、マミの兄貴」ハデナスーツニサングラス
まどか「どこまでも、ついていきますぜ」ハデナスーツニサングラス
ほむら「……」
なんだ、この集団は。
マミ「む! あそこから……」
ほむら「魔女!? 使い魔!?」
気配はまるで、感じなかったのに……。流石は巴さん。
マミ「いい感じの喫茶店があるわ!」
まどか「よし! カチコミだよ」
さやか「おっしゃ!」
ガララ
マミ「おら! ショバ代……」
89○「あ?」
マミ「本職来たー!?」
マミ「2人とも」クルリ
ぽつーん
マミ「いない!?」
89○「ショバ代がなんだって?」
マミ「ひいいいい、ご、ごめんなさい」
まどか「さて、ふざけてないで、パトロールを続けよう」
ほむら「……ひどい」
さやか「ママー」
まどか「もう。なーに、さやかちゃん」
さやか「あれ、買ってー」
露店『ほむほむの抱き枕』
ほむら「えええええええええええええ!? 私の抱き枕ああああああああああああ!?」
まどか「もう、駄目だよ、さやかちゃん。本物で我慢しなさい」
さやか「はーい」ダキッ
ほむら「抱きつかないで。というか、私、抱き枕以下の価値なの!?」
QB「1つ、ください」
露店商「はいよ。1つ、100万円ね」
ほむら「高い!? というか、あなたは買うの!」
QB「しかし、あれだね。君の頭は気持ちいいよ」グテー
ほむら「叩き落とすわよ」
さやか「というわけで、あそこから、気配がする」
マミ「………ええ」ボコボコジョウタイ
まどか「皆、注意してね」
ぴゅーん
結界
使い魔「ウキキ」
QB「どうやら、ここには使い魔しかいないみたいだね」
さやか「好都合だよ。こっちはまだ、初心者なんだし。ほら」セナカミセル
さやか「初心者マークもついてるし」
ほむら「ええ!?」
QB「初心者には若葉マークがつくんだよ。常識だよ」
ほむら「うざい」
さやか「とにかく、一気にけりをつける!」ハッ
さやか「ツイストサーブ!」バシンッ
ほむら「テニス!?」
使い魔「ギャアアアアアアアアアアアアア」
ほむら「おまけに効いてる!」
さやか「もう、いっちょ!」バシンッ
???「はっ!」バシンッ
さやか「!?」
マミ「ツイストサーブが返された!?」
まどか「いや。返されたんじゃないです。返せるレベルで打ったんです」
さやか「はっ!」
コロコロ
マミ「零式ドロップ!?」
???「てめえ! ふざけんじゃねえ!」ドカシャアアアアアン
さやか「ぎゃああああああああああ!」
ほむら「さやか!」
杏子「ふざけるなんて、あたしが許さない。いの一番にぶっ潰してやる」
マミ「あ、あなたは……」ガクガクマミマミ
???「久しぶりだな、マミ」
QB「来たね、佐倉 杏子」
杏子「よう、キュウベえ」
まどか「どうして、邪魔をするの?」
杏子「あん? あいつは使い魔だろ? 人を喰えばうんぬん」
まどか「……酷い。あなたは関係ない人を犠牲にするの?」
さやか「ねえねえ、ほむら」
ほむら「何かしら?」
さやか「ここって、あたしの活躍シーンじゃないかな?」
ほむら「……」
たしかにここら辺のやり取りはさやかがやっていたけど。
さやか「何で、まどかがやってるのー?」
ほむら「……主役だから?」
さやか「ガーン! ガーン!! ガーン!!!」
さやか「この話の主役はあたしじゃなかったの!」
ほむら「え……ええ」
さやか「うぐ……どうして……」
ほむら「まじ泣き!?」
杏子「食物連鎖うんぬん」
まどか「……」
杏子「というか、あんたの髪はピンク。ということはあんだが、まままーま・まーどかか」
ほむら「何、その名前は本当に有名なの?」
まどか「分かったよ、杏子ちゃん。私がその間違った考えを」
杏子「ウゼェ。超ウゼェ。魔法少女でもないのに、あたしに喧嘩売ったこと、後悔させてあげるよ」
まどか「させてみなよ」ガシッ
杏子「いい度胸だ」ダッ
まどか「って、マミさんが言ってました!」ビシュッ
マミ「え!? 私!?」
杏子「どっちでもいいぜ」
マミ「ま、まずい、こうなったなら……」サッ
ティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロ
マミ「幸せのティロのハンカチ。私を守って」
ほむら「何よ、そのハンカチは!? どこで売ってるの!?」
杏子「ふざけたハンカチを使ってんじゃねえ!」ズバシャアアアア
マミ「ぎゃああああ!!」
杏子「おふざけなんて、あたしが許さない。いの一番にぶっ潰してやる」
まどか(さっきの一撃といい、今の一撃といい……まさか!?)
まどか「伝説の……ボケ殺し!」
ほむら「ボケ殺し?」
杏子「あたしの前ではどんなおふざけも許さない。なぜなら、私は杏子だから!」
ほむら「ええ!? あなたって、そんなキャラだったかしら!?」
マミ『突然、現れた、伝説のボケ殺しの1人『佐倉 杏子』。彼女の目的は? 彼女の実力は? 気になる続きは次回よ』
次回予告
杏子「ついにあたしの出番か」
まどか「長かったよね、ここまで」
杏子「ああ。だから、次回は暴れまくるよ」
ほむら(杏子は私と同じ世界よね。中の人的に)
杏子「次回」
ほむら「『伝説のボケ殺し登場!
佐倉 杏子乱舞!
どんなおふざけも許さない!』」
今回はここまでです
次は夜に
第10話『『伝説のボケ殺し登場!
佐倉 杏子乱舞!
どんなおふざけも許さない!』
前回のあらすじ
ほむら「魔女 エリーを倒し、パトロール中に杏子が登場。対決の予感がするわ」
ほむら「以上よ」ファサ
まどか「つまんなーい」
ほむら「普通が一番なのよ、まどか」
杏子「あたしの前ではどんなおふざけも許さない。なぜなら、あたしは杏子だから!」
まどか「まさか、杏子ちゃんがボケ殺しなんて……。なら、ふざけないで戦うまでだよ」クルクルー
ほむら「フィギアスケートみたいにスピンした!?」
杏子「ふざけんじゃねえ!」ズバシャアアアアア
まどか「きゃあああああ!」
さやか「まどかがやられた!」サンマニギリシメ
さやか「なら! このさやかちゃんソードで!」
杏子「それ、秋刀魚だろ! 食い物、粗末にするんじゃねえ!」ズバシャアアアア
さやか「ついにばれたああああ!」
ほむら「最初から、ばれてるわよ」
マミ「ああ……ついに来てしまったのね……佐倉さん」
ほむら「何があったの、あなた達に」
マミ「昔……」
まどまど劇場
3
2
1
『ぷるんぷるん』
ほむら「何よ、このタイトルは!」
マミ『あれは……私と佐倉さんが同棲していたころ』
マミ「ここは……」カキカキ
マミ『ところてん主食化法案を成立するために資料をまとめていた時に起こったわ』
ほむら「何よ、その無駄な時間は!」
杏子「何してんだ、マミ」
マミ「佐倉さん。実はところてん主食化法案の提出の準備をしていたのよ」
杏子「ふーん。で、その法案が成立したら、どうなるんだ?」
マミ「主食の邪魔になるご飯やパンとかは即刻処分よ」
杏子「食い物、粗末にするんじゃねえ!」ミギストレート
マミ「がばっ!」
マミ「というわけで、私達は喧嘩別れよ」
ほむら「……」
ほむら(くだらないわ)
杏子「あの時の決着はつけてやるよ」
マミ「上等よ」
まどか「助太刀するよ」
さやか「手を貸しますよ」
マミ「皆……」
まどか・さやか「「杏子(ちゃん)」」
マミ「ええ!? そっちに!?」
さやか「頑張れ、頑張れ、杏子!」フラダンス
杏子「ふざけんじゃねえ!」ズバシャアアアアア
さやか「ぎゃああああ!」
まどか「こうなったら、ご機嫌を取るしかないよ」
マミ「なら、うんまい棒をあげたらいいわ」
まどか「分かったよ、マミさん」
まどか「はい、杏子ちゃん」
うんまい棒『うんまい棒味』
杏子「何味だよ!」ズバシャアアアアアアアア
まどか「きゃあああああ!」
マミ「こうなったら!」リボン
ぐるぐる
杏子「!?」マキマキ
ほむら「杏子の身体にリボンが……」
マミ「動きを封じたわ」
まどか「今がチャンス! まどまど真拳奥義!」
こちょこちょ
まどか「『くすぐり地獄!』」
さやか「こちょこちょ」
マミ「どう、佐倉さ……」
杏子「あん?」
まどか・さやか・マミ「「「全く、効いてない!?」」」
杏子「おまえら……」
さやか「め、滅茶苦茶、怒ってるよ。どうし……」
ポツーン
さやか「逃げてる!?」
杏子「なあ、おい……」
さやか「ゆ、許して。こ、これ、あげるから」
ほむパン
杏子「ふざけんじゃねえ!」ショウリュウケン
さやか「がばっ!」
まどか「さやかちゃんがやられた!」
ほむら「ある意味、当然よね」
まどか「くっ……」
まどか(ま、まずいよ、杏子ちゃん。強い……強すぎるよ……)
まどか「杏子ちゃんに効く、真拳は……」
さやか「あるよ、まどか。この技だよ」
まどか「これは……まどまど真拳奥義『傘シャカシャカ拳』」
マミ『説明するわ。傘シャカシャカ拳とは雨の日に濡れた傘をシャカシャカと降って、水を飛ばす奥義なのよ』
ほむら「明らかに使えないわよ!」
まどか「喰らえ!」シャカシャカ
さやか「ほらほら!」シャカシャカ
杏子「ぐばっ」ズササササササ
ほむら「吹き飛ばされた!? 何気にすごい奥義よ!」
杏子「ふっ。少しはやるようだな。だけど、あたしは倒せないよ。なぜなら、あたしは杏子だから!」
ほむら「その台詞、気に入ったのかしら!?」
まどか「隙あり!」
まどか「まどまど真拳奥義! 『ほむパンラッシュ!』」バンバン
杏子「ぐっ……」キンキン
ほむら「槍で防いだ! まどかの技を!」
まどか「くっ……」
杏子「やるじゃねえか」
QB「さすがは杏子だ」
ほむら「どうすれば、杏子を倒せるの?」
QB「さあねえ。ここは1つ。僕にキスでも……」
ほむら「……」ポイッ
マミ「こうなったら、ふざけずに少しずつ、ダメージを与えるしかないわ!」
杏子「てめえの胸の大きさと髪形がふざけすぎだ!」ズバシャアアアアアア
マミ「理不尽よ! というか、それは言ったら、駄目よ!」ガハッ
杏子「あたしはいいんだ。何故なら、あたしは杏子だから!」
ほむら「あれは本当に杏子なのかしら? ねえ!」ユサユサ
QB「僕に言われても」
さやか「安心して、ほむら」
ほむら「ん?」
さやか「データは」
杏子「取れた。とおまえは言うが、このあたしが易々とデータを取らせると思うか?」
さやか「教授……」
杏子「誰が教授だー!」ズバシャアアアアアア
さやか「今のはないよね!」グハッ
杏子「さて……」ヤリカマエ
まどか「はあはあ」
さやか「強い……」
マミ「強すぎる……」
杏子「終わりだよ!」
ほむら「まずい……」カチッ
どかしゃああああああん!
杏子「なっ!」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん……」
さやか「ほむら……」
マミ「暁美さん……」
杏子「何しやがったテメ……」
ほむら「……」ファサ
杏子「あん!?」ドキン
ほむら「私は冷静な人の味方で、無駄な争いをする馬鹿の敵」
杏子「……」
ほむら「ほむ?」
杏子「て、て、手札がまるでみ、み、見えないとあっちゃね。ドキドキ。今日のところは降りさせてもらうよ」
スタコラサッサ
杏子は屋上に消えていった。
まどか「ほむらちゃん」
さやか「助かったよ。ありがとう」
ほむら「……」
素直にお礼を言われるとは思わなかったわ。
ほむら「……どういたしまして」
マミ「何とか、今回はなったけど……」
ほむら「次に来たときよね」
なぜか、スタコラサッサと逃げてくれたけど、次はそうはいくまい。
まどか「こうなったら、助っ人を呼ぶしかないね」
ほむら「助っ人?」
まどか「うん」モワモワ
???『もう、お兄ちゃんたら』
ほむら「そのワカメのシルエットは!」
ゲームセンター
ほむら「……ここに杏子はいるはずよね」
まどかがいうには強力な助っ人がいるらしいけど、杏子に勝てるかは分からないし。なら、早くに接触はすべきよね。
ほむら「いた……」
杏子「燃焼系、燃焼系、杏子式」サカダチ
ほむら「何をやってるの、あなた!」
杏子「あん。あたしに……なっ!?」
ほむら「ほむ?」
杏子「お、おまえは……」
顔を真っ赤に狼狽する杏子。
ほむら「話があるの」
杏子「な、なんだ?」
ほむら「手を組まないかしら」
杏子「手だと?」
ほむら「ええ。さやかと巴さんがいるから、この街の全ては無理だけど、半分くらいなら、交渉して……」ギュッ
ほむら「……」
杏子「♪」
ほむら「……何で、私に腕を組んでくるの?」
杏子「手を組みたいと、言ったのはそっちだろ?」
ほむら「……まあ、言ったけど」
杏子「積もる話はあんた……」
ほむら「暁美 ほむらよ」
杏子「ほむほむの家でするか」
ほむら「ほむほむはやめなさい」
杏子「まあまあ。食うかい?」
次の日
登校中
まどか「というわけで、仁美ちゃん。仲間になってよ」
仁美「……」
さやか「また、3人でハジケまくろう」
仁美「……分かりましたわ。私にお任せください」
まどか・さやか「「やったああ」」
ほむら「……」ガララ
恭介「やあ、暁美さん」
ほむら「あら? あなたは……もう、退院したの?」
本来なら、もう少し、後のはずだ。
恭介「もちろんさ、ベイビー」
ほむら「何、そのしゃべり方は」
恭介「実はヒデ爺に頼んで、君との海外旅行の予定を立てたのさ」
ほむら「いや、何を勝手にしてるのよ」トントン
ほむら「なに……」
中沢「サービス!」アップ
ほむら「ほむぎゃああああ!」トントン
ほむら「ん?」
恭介「愛のサービス!」アップ
ほむら「ほむぎゃああああああああああああああああああああ!」トントン
ほむら「な、なに……たすけ……」
まどか・さやか・仁美「「「サービス!」」」ノーパンアップホムラヲサンホウコウデツツンデ
ほむら「ほむぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
ほむら「ぐでー」
QB「どうしたんだい、ほむら。机に顔をつけて」
ほむら「うるさい。何で、当たり前のように私のところにいるのよ」
QB「僕は君のマスコットだからね」
ほむら「初耳よ」
まどか「帰ろうか、ほむらちゃん」
ほむら「ええ……あら、さやか達は?」
まどか「あの2人なら……」
恭介「ぐへへー!」
さやか・仁美「「ぎゃああああ」」
まどか「半笑いの上條君から、全力で逃げてるよ」
ほむら「……そう」
彼もこの世界で変わったのね。
上條家前
さやか「あいつめ……」
仁美「出てきなさい!」
杏子「何、やってんだ?」
さやか「あんたは……昨日の……」
杏子「ふーん。なるほどなあ。この家の坊やなんだろ? アンタがキュゥべえと契約した理由って」
さやか「……」
杏子「まったく。たった一度の奇跡のチャンスをくっだらねぇことに使い潰しやがって……」
さやか「下らなくない! だって……恭介の家、金持ちなんだもん!」
杏子「なん……だと……」
さやか「だから、あいつの手を治せば、あるいは……」
仁美「最低ですわ!」
さやか「仁美がつっこむの?」
仁美「総受け……いえ、ツッコミの暁美さんがいませんので」
杏子「けっ。何でもいいや。それより……昨日の続きだ」
さやか「上等だよ。いくよ、仁美」
仁美「ええ」
QB「まどか」
まどか「……時間だね」
ほむら「……」
この時期、気にしなくてはいけないのは杏子とさやか。たぶん、橋の上でいざこざを起こすはずね。
マミ「あら? 暁美さん、どうしたの?」
ほむら「巴さん……実は……」
マミ『それぞれの想いを胸に橋の上を目指す、鹿目さん達。はたして、鹿目さん達は佐倉さんを倒し、彼女を仲間にすることができるのか!』
次回予告
さやか「次回は合体第2弾!」ブイサイン
ほむら「激しく、不安ね」
さやか「まあまあ。このさやかちゃんが合体素材ですから!」
ほむら「不安要素にしかならないわ」
マミ「次回」
ほむら「『VS杏子 第2ラウンド!
融合少女『さどか』登場!
杏子ちゃん、あなたは私の仲間だ』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は水曜日に
>>250
水曜日とありますが、都合により、土曜日になります。申し訳ありません
第11話『VS杏子 第2ラウンド!
融合少女『さどか』登場!
杏子ちゃん、あなたは私の仲間だ』
前回までのあらすじ
杏子「ほむらは渡さない!」
キーン、キーン!
暁美 ほむらを巡る戦いは!
さやか「杏子おおおおおおおおおおおお!」
ついに!
限界を!
マミ「ティロ・フィナーレ!」ズドン
越える!
まどか「ほむらちゃんは私が守るよ」
杏子「おらっ!」
さやか「舐めるんじゃないわよ!」
戦いの末に待っているのは!
マミ「見逃してあげるって、言ってるのよ」
まどか「くっ」
まどか「ほむらちゃん……大好きだよ」
ほむら「なによ、この映画の予告編みたいなのは!」
橋の上
杏子「ここなら、邪魔は入らないよ」ヘンシン
さやか「上等だよ」ヘン
まどか「さやかちゃん、仁美ちゃん、待って!」
さやか「まどか……」
仁美「まどかさん……」
ほむら「何をやっているの」
杏子「あん? あんたか……」
ほむら「さやかには手を出すなと言ったのだけど」
杏子「……悪いな。だからと言って、あたしは引くわけにはいかないんだ。なぜなら、あたしは杏子だから!」
ほむら「何でも、その一言で済ませられるとは思わないでよ」
マミ「そうよ、佐倉さ…」
杏子「何で、お前がいるんだー!」ズバシャアアアアアアア
マミ「ぎゃああああ!」
ほむら「巴さん!」
杏子「上等だよ。全員、あたしが倒してやる。そして、こいつはあたしがもらう!」ズベシ
ほむら「わ、私?」
杏子「おう。あんたのツッコミは実にいい」
ほむら「ツッコミ!? 私の需要、ツッコミなの!?」
まどか「むむむ。ほむらちゃんは渡さないよ!」
さやか「ついにこの話もヒロインを助けるために戦う、王道な少年漫画の展開になったよ!」
仁美「燃えてきますわ」
ほむら「なによ、このノリは」
まどか「というわけで、一気に攻めるよ! まどまど真拳奥義」
わっしょいわっしょい
まどか「『夏祭り』」
さやか・仁美「「わっしょいわっしょい」」
ほむら「春なのに、夏祭り!?」
杏子「ふざけんじゃねえ!」ズバシャアアアアアアアア
まどか・さやか・仁美「「「ぎゃああああ!」」」
まどか「迂闊だったよ。杏子ちゃんはボケ殺しだった」
仁美「なら、私が攻めますわ。ワカメ真拳奥義『ワカメ☆ウェーブ!』」
ズババババババン
ほむら「ワカメが波のように流れ込んできたわ」
杏子「ぐっ」グボッ
ほむら「杏子がワカメの波に飲まれたわ」
さやか「たす……あぷ……がば」
マミ「私、泳げな……あぷ」
ほむら「味方も巻き込まれてる!?」
まどか「よし! 協力奥義『まどまど☆サーフィン』」
まどか「今年の夏はワカメの波も乗りこなすよ」キラリン
杏子「食い物、粗末にするんじゃねえ!」ズバシャアアアアアアアズバシャアアアアア
仁美「なっ……」
ほむら「ワカメの波が一瞬で細切れに……」
まどか「ズデン」
まどか「……痛い」
杏子「てめえ!」ズドン
仁美「きゃああああああ!」
ほむら「志筑 仁美!」
まどか「仁美ちゃんがやられた!」
さやか「1人1人の攻撃じゃ駄目だよ」
マミ「ここは一斉にいくわよ」
まどか・さやか・マミ「「「それー」」ピョンピョン
ほむら「クリップでまとめてきたわ!?」
杏子「真面目にやれよ!」ズバシャアアアアアアア
まどか・さやか・マミ「「「ぎゃああああ!」」」
まどか「この攻撃も通じないよ……」
マミ「諦めては駄目よ。諦めずに戦い続ければ、きっと、佐倉さんも倒せるわ」
ほむら「巴さん……」ジーン
マミ「というわけで、これで、1つ。私を佐倉さんの味方に……」トコロテンティロ・フィナーレアジ
ほむら「寝返り!? さっきの私の感動を返しなさい! というか、ティロ・フィナーレ味って、なによ!」
杏子「てめえ……賞味期限が1年も過ぎてんじゃねえか!」ズバシャアアアアアア
マミ「ぎゃああああ!」
マミ「くう……私を仲間にしなかったことを後悔しなさい。ねえ、鹿目さん」
まどか「この裏切り者!」バシン
マミ「ぐはっ!」
さやか「こうなったら、餌で釣ろう」
仁美「あの方は何が好きなんでしょうか?」
さやか「任せて。このさやかちゃんブレインが答えを出すよ」
さやかちゃんブレイン
クマ「ぷるごぎ……ぷるごぎ……」
杏子「なんだ、そのブレインは! ふざけんじゃねえ!」ズバシャアアアアアア
仁美「ぎゃああああ!」
さやか「脳内にまでえええ!?」
杏子「脳内だろうがなんだろうが、そんなのは関係ない。なぜなら、あたしは杏子だから!」
QB「やあ、ほむらたん」
ほむら「……また、あなたなの。というか、いつも、突然に現れるわね」
QB「作者にも忘れられるからね。そんなことより、ほむほむペロペロ」
ほむら「気持ち悪い」ポイ
QB「あーあ。いきなり、投げ捨てるなんて、酷いじゃないか」
ほむら「え?」
QB「さやかのソウルジェムを投げるなんてね」
ほむら「え? どういうこと?」
QB「身代わりの術さ」
さやか「」バタン
ほむら「さやかああああああああああああ!」
杏子「……」ガシッ
杏子「どういうことだ、おい。こいつ、死んでるじゃねえか!」
ほむら「まずいわ。今すぐ、ソウルジェムを……」
まどか「待って、ほむらちゃん!」
ほむら「何よ、まどか。私は急いで……」
まどか「全員、ここを動かないで! 私はこういうものだよ」
自宅警備員
『鹿目 まどか』
ほむら「自宅警備員!? 堂々と名乗れるものじゃないわよね!」
まどか「この事件は私が解決する!」
ほむら「黙って、ソウルジェムを回収に……」カチッ
まどか「被害者は美樹 さやかちゃん。職業はJC」
仁美「なんですの、その略し方は!」
まどか「死亡推定時刻は今日の0時から24時の間、犯人は0歳から110歳までの男性か女性だと考えられるね」
仁美「範囲が広すぎですわ!」
杏子「それだけ、絞り込めれば、犯人まで後少しだな」
仁美「微塵も絞り込めてはいませんわよ!」
マミ「鹿目さん」
まどか「どうしました、マミ警視」
仁美「警視!? ものすごく、偉い人が自宅警備員の下に!?」
まどか「なんていうかねえ……仁美ちゃんがツッコミ?」
マミ「キレがねえ……」
杏子「まあまあ。新入りにしてはよくやってるじゃないか」
仁美「急に私にダメ出しですの!?」
まどか「分かったよ、この事件の真相が!」
杏子「なんだと!?」
マミ「本当なの、それは!」
まどか「犯人は……」プツン
まどか「あーうー……」バタン
さやか(まどかボイス)「犯人は……」
仁美「眠りのまどかさん!? というか、さやかさん、生きてましたの!?」
まどか「気を取り直して、犯人はキュウベえ! あなただよ!」ビシッ
QB「……」
まどか「あなたはソウルジェムを魂にうんぬん」
杏子「それじゃ、ゾンビにうんぬん」
QB「やれやれ。たしかに魔法少女との契約うんぬん」
仁美「大切なシーンが省略されてますわ!?」
マミ「というか、初耳なんだけど……」
QB「でも、まどか。君は1つ大きなミスを犯している」
まどか「え?」
ほむら「見つけた……」
さやかちゃん人形
ほむら「……」
QB「投げ捨てたのはさやかちゃん人形だったさ」
まどか「なっ!」
杏子「じゃあ、どうして、さやかは……」
QB「それは……」
さやか「かー。よく寝たー。お昼寝は最高だね」ティロノパジャマ
仁美「いつの間にか、変なパジャマを着てますわ!」
QB「シエスタの時間だからさ」
さやか「あれ? どうしたの、皆……」
ボコスカボコスカ
ほむら「ただいま……」
さやか「」
ほむら「なんか、さっきより、重傷なんだけど、何かあったの! さやか!」
まどか「杏子ちゃん……決着をつけよう。まどまど真拳究極奥義」サヤカノソウルジェムヲモツ
まどか「ぱくぱく」
ほむら「ソウルジェムを食べた!?」
まどか「『まどまど☆融合(フュージョン)』」
ぴしゃあああああああああん!!!
鮮魚でできた中学校の制服
???「融合完了」
ほむら「何よ、その服は!」
???「あたしの名前はさどか。この服は漁獲後、すぐに縫い合わせたから、新鮮だよ」
もわもわ
さどか『せっせっ』
もわもわ
ほむら「意外に几帳面ね!」
さどか「この姿でいられるのは3分間。ちなみにほむらちゃん注目のおっぱいの部分とスカートは鰻を使ってるよ」
ほむら「注目、してないから」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
杏子「チッ。ふざけた格好しやがって」ヤリカマエ
さどか「あたしも全力全開でいくよ」バシンッ
マミ「あぶっ」
さどか「この伝説の『マミさんソード』で」
マミ「」
ほむら「巴さん!?」
仁美「あれは伝説の『マミさんソード』あの武器は最近では第2次きのこたけのこ大戦を終わらせた剣」
ほむら「嘘でしょ!?」
杏子「上等だよ!」ダッ
ほむら「杏子が突進してきた!」
さどか「……まどまど真拳奥義『マミさんマグナム!』」ブルン
ひゅーん。
ほむら「ぎゃああああ! 巴さんを振り回したら、頭が杏子に飛んでいった!?」
どすん!
杏子「ぐぶ……」ガクッ
さどか「ふっ」
マミ「」スチャン
ほむら「頭がブーメランみたいに戻ってきた!?」
杏子「てめえ……」フラフラ
さどか「次はこっちからいくよ」
マミ「や、やめて! 私は武器じゃないのよ!」
さどか「まどまど真拳奥義 『除夜の鐘』」ズドン
ほむら「除夜の鐘を鳴らすように巴さんを持って、杏子に突っ込んだ!」
仁美「説明乙ですわ」
杏子「がばっ」
マミ「ぐはっ」
ほむら「巴さんまで、大ダメージだ!」
杏子「はあはあ……」
さどか「杏子ちゃん、頑張ったよ…よく頑張った…たったひとりで…今度はいいヤツに生まれ変わってよ…」
ほむら「何で、殺す気満々な台詞なの!?」
さどか「マミさんと一緒に」
マミ「私も!?」
杏子「……」
さどか「まどまど真拳奥義『マミ☆フィナーレ!』」ズドン
ほむら「巴さんを弾丸にしてのティロ・フィナーレ!?」
どかしゃあああああん!!!
杏子「がばっ」バタンッ
ぽんぽん
ほむら「合体が解けたわ」
まどか「杏子ちゃん……」
杏子「ちくしょう……あたしの負けだ。あんた達に手を貸してやるよ」
まどか「……ありがとう、杏子ちゃん」
さやか「ぐす……良い話だなー」
仁美「ア○デミー賞級ですわ
ほむら「………そうかしら」チラ
マミ「」
マミ『死闘を制し、勝利を掴んだ、鹿目さん達。しかし……』
???「杏子が負けた……」
マミ『新たなる敵はすぐそこまで迫っていた』
次回予告
杏子「ほむほむほむほむ」
さやか「ほむほむ」
マミ「ほむむ。ほむほむほむ」
まどか「ほむほむ!」
ほむら「ついに次回予告まで侵食されたわ」
まどか「ほむほむ」
ほむら「『明かされる、杏子の過去
さらに現れるロリッ娘の影?
大乱戦の予感!』」
今回はここまでです
次は夜に
第12話「『明かされる、杏子の過去
さらに現れるロリッ娘の影?
大乱戦の予感!?』
前回までのあらすじ
マミ『苦しみながらも、鹿目さん達は佐倉さんを倒し、佐倉さんを仲間に入れる。しかし、仲間に入ったことに不満のあるゆまちゃんが私達が佐倉さんを奪われたと勘違いして、襲い……』
ほむら「それ、今回のお話ですから!」
次の日
ほむら(何とか、杏子も仲間にできたわ。しかし、ここまで、誰1人、失わないのは奇跡ね)
ここまでくれば……。
ほむら「今度こそ……」ガラッ
上條「やあ、暁美さん」
ほむら「また、あなたなの」
とんとん
ほむら「!」
これは……。
ほむら「……誰?」
まどか「まどかだよ」
ほむら「そう」クルリ
中沢「サービス!」バッ
ほむら「ほむぎゃああああ!?」
まどか「いえーい」
お昼休み
さやか「……」
マミ「……」
ほむら「何か暗いわね……」
まどか「昨日、ソウルジェムがうんぬん」
ほむら「……そう。知ってしまったのね」
いずれは知らなければならないことではあるけれども。
マミ「ううう……ひっく……」
ほむら「泣かないで、巴さ……」
マミ「今日のお弁当、いつの間にか、佐倉さんに食べられてた」ウエーン
ほむら「そんなことで泣いてたの!?」
さやか「うえーん。どうして! どうしてなの!」
ほむら「落ち着きなさい、さやか。気持ちは……」
さやか「あたしも取られたー。おまけにマミさんよりも言うのが遅かったー」ワーン
ほむら「どうでもいいわよ!!!!!」
杏子「しょぼくれてんじゃねーぞ、おまえら」
ほむら「そして、なぜ、自然にあなたがいるのよ」
さやか「というか……」
マミ「マグネットパワープラス」
さやか「マグネットパワーマイナス」
さやか「あんたのせいだよ」
マミ・さやか「「クロス○ンバー!」」
杏子「がばっ」
ほむら「で、本当に何しに来たの?」
杏子「飯をもらいに」
ほむら「正直ね」
放課後
教会
杏子「実は話があるんだ」
ほむら「でしょうね。放課後にいきなり、こんなところに連れ出すんだから」
杏子「あたしの過去についてだ」
ほむら「過去……」
杏子「そうだ」
ほむら「何で、急に?」
杏子「いや、あんたも気が滅入ってんだろ? ソウルジェムの秘密を知って」
ほむら「いえ、別に……」
知ってたことだし。
杏子「滅入ってるよな?」
ほむら「はい」
まどか「楽しみだね、
さやか「まどかー。ポップコーン、買ってきたよ」
マミ「私はコーラを」
ほむら「映画を見るわけじゃ……」
杏子「ふざけんじゃねえ!」ズバシャアアアアアア
さやか・マミ「「ぎゃああああ!」」
杏子「あたしの分がないじゃないか」モグモグ
ほむら「そんな理由で斬りかかったの!?」
杏子「そう。あれはあたしが小さい頃の話だ」
まどまど劇場
3
2
1
杏子「あたしの父親は……」
地雷「オレの名は地雷ダンディ!キサマの教育係だ」
杏子「地雷だった」
ほむら「嘘おおお!?」
まどか「たしかに初登場から、地雷って、感じがしてたよね」
さやか「うん」
ほむら「どこが!?」
杏子「そんなわけないだろ!」ズバシャアアアア
まどか・さやか「「きゃあああああああ!」」
ほむら「やりたい放題すぎよ、あなた!!」
杏子「まあ、冗談はさておき、あたしの父親は神父うんねん」
ほむら(過去に聞いた話ね)
杏子「で、あたしは魚雷に出会った」
ほむら「魚雷!?」
杏子「そう。あれは……」
まどまど劇場
3
2
1
『魚雷とあたし』
マミ『むかし、むかし。あるところに佐倉 杏子が住んでいたわ』
ほむら「昔話!?」
杏子「うう……食事も満足に食べられねえし、つまらないし……」
マミ『佐倉さんはぼやきながら、公園まで歩いてきました』
ショウさん「おい、糞ガキ」
杏子「あん? あたしのこと?」
マミ『公園に着くと、ショウさんが声をかけてきました』
ほむら「誰!?」
ショウさん「やい、糞ガキ。キャンディを出すか、パンツを出しやがれ」
ほむら「何よ、その2択は!」
杏子「嫌だね」
ショウさん「あん!」
ホストB「やっぱ、女は人間扱いしちゃ、駄目ですね」
???「魚雷」
ホストB「かなんかだと思って躾けないと……ん?」
魚雷ガール「……」
ショウさん・ホストB「「魚雷だあああああ!」」
魚雷ガール「女の敵ー!」ズドン
杏子「わああ」
杏子「ありがとう、魚雷さん」
魚雷ガール「良いのよ。それじゃ」コツコツ
杏子「待って、魚雷さん。あたしも……魚雷さんみたいに強くなりたい」
魚雷ガール「……」コツコツ
杏子「あっ……」
魚雷ガール「……私の修行は厳しいわよ」
杏子「え?」
魚雷ガール「なぜなら、私は魚雷だから!」
杏子「魚雷さん!」
スタッフロール
監督 巴 マミ
音響 美樹 さやか
脚本 鹿目 まどか
主演 佐倉 杏子
ほむら「何か、流れ出した!?」
杏子「という、夢を見たのさ」
ほむら「うそおお!? ここまで、引っ張って、夢オチ!?」
まどか「杏子ちゃんにも、こんなに辛い過去があるなんて……」グス
さやか「だから、強いんだね」シクシク
ほむら「だから、夢オチだから!」
???「キョーコ!」
ほむら「だ、誰!?」
???「ゆまだよ」ガチャン
教会の入り口に、女の子が立っていた。
杏子「ゆま……」
ほむら「知り合い?」
杏子「まあな」
まどか「あの少女は……」
ほむら「まどかも知ってるの?」
まどか「ロリっ娘だ!」
ほむら「……あっそ」
ゆま「ゆまの正体に気付くとは……お主なかなかやるな」
ほむら「ええー、何よ、このノリ」
まどか「当然だよ。なぜなら、私はまどかだから!」マドーン
ほむら「まどかまで、その台詞!?」
さやか「そして、私はさやかちゃん!」
マミ「私はマミさん!」
ほむら「今、自己紹介じゃないわよ」
まどか「で、そのゆまちゃんは私達に何の用なの?」
ゆま「キョーコを返せ!」
ほむら「返せって……別に私達は杏子をさらったわけじゃ……」
まどか「ぐへへ。可愛いお嬢ちゃんがよく1人で来たね」
さやか「この杏子の命が欲しければ、金だしな」
杏子「助けてくれ、ゆま!」
ほむら「ノリノリで何をやってるの!」
ゆま「よくも、キョーコを!」
ほむら「怒ってるわよ。何とか宥めないと」
まどか「よし。私に任せて」
まどか「ほーら。さやかちゃんだよー」
さやか「べろべろばー」
ゆま「……」ムカッ
ほむら「逆効果よ!」
まどか「ほーら。マミさんのおっぱいだよー」ユラユラ
マミ「あん……駄目よ、胸を揺らしちゃ」ボインボイン
ゆま「きゃっきゃっ」
ほむら「喜んでる!?」
ゆま「ともかく、あなた達は正義の魔法少女『ゆま』が!」ヘンシン
キラリン
ゆま「月に代わって、おしおきだよ!」
ほむら「何よ、その決めポーズは!」
まどか「……戦うしかないんだね」
ゆま「……」
まどか「私は……あなたと戦いたくない。同じ……魔法少女なのに……戦うなんて……できないよ!」マシンガンカマエ
ほむら「嘘つきなさい!」
ゆま「ゆまは戦うよ。キョーコを守るために!」
杏子「ゆま……成長したな。よし。あたしは見ててやるよ。ゆまが成長した成果を」
ほむら「いや、止めなさいよ!」ホムー
ゆま「ロリロリ真拳奥義」
ゆま「うえーん」
まどか「わ、わわ、泣き出しちゃった」
マミ「ど、どうしましょう」
さやか「マミさんのおっぱいを……」
???「コラー」
まどか・さやか・マミ「「「ん?」」」
警官「何をしてるおまえらー!」
まどか・さやか・マミ「「「警官が来ちゃったー!」」」
警官「幼女を泣かした罪で逮捕する」
まどか・さやか・マミ「「「………」」」テクテク
ほむら「そんな罪で逮捕!?」
ゆま「これがロリロリ真拳奥義『タ・イーホ拳』」
ほむら「……やっぱり、あなたもそっち側なのね」
ゆま「ロリこそが最高にして、最強。それがこの世の中!」
まどか「ふざけたことを! ならば、こっちは!」
きらりーん
まどか「大人の魅力で勝負だよ」スクミズ
さやか「あはーん」ランドセルソウビ
マミ「うふーん」ヨウチエンジフク
ほむら「明らかに子供よ、それ!」
ゆま「邪道!」ズベシ
さやか・マミ「「ぎゃああああ!」」
ゆま「スタイルがいい人がそういうコスプレをするのは邪道!」
まどか「……………………………」
まどか「キュウベえ」
QB「なんだい、まどか。胸を育ててほしいのかい?」
まどか「……」キックキック
QB「ぐぼらっ」
ほむら「八つ当たりはやめなさい!」
QB「これはどういう状況だい」ホムアタマデグッタリ
ほむら「当たり前のように私の頭に乗らないで。というか、私にも分からないわよ」
まどか「もう、子供だからといって、手加減はしないよ。まどまど真拳奥義」クルリ
まどか「『マミさん☆オッパイマグナム!』」ズドン
マミ「ぎゃああああ!」
ゆま「……」
ゆま「ロリロリ真拳奥義『貧乳回避』」
ほむら「普通にかわしてるだけよね!」
まどか「くっ。この技も効かないなんて」
さやか「なら、私が」サンマダス
さやか「このさやかちゃんソードで」サンマニギリシメ
杏子「食いもん、粗末にするんじゃねえ!」ズバシャアアアアアア
さやか「ぎゃああああ!!」
ほむら「そこは妥協してあげて!」
まどか「相手がロリなら、私達は海苔で対抗するしかない」
さやか「そうだね。糊で対抗するしかないよね」
マミ「ノリノリでね」マミーゴ
ほむら「全員が思い描く、のりが何一つ噛み合ってない! というか、何ゆえにその思考に至ったの!?」
マミ「こうなったら……ゆまちゃん」
ゆま「ん?」
マミ「これ、あげるから、降参して」
ティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロ
マミ「ティロのティーカップよ」
ほむら「出たわ! 意味不明なグッズ!」
ゆま「いらない」ポイッ
マミ「がーん」
まどか「今だよ、マミさん!」
ゆま「!?」
マミ「ティロ・フィナ……」
ゆま「ロリロリ真拳奥義『ロリコン召喚』」
ロリコン「ロリを守れー!」
ほむら「へんな人達が突っ込んできた!?」
ロリコン「ロリ万歳! ロリ万歳! ロリ万歳!」ドカン
マミ「がはっ」ヒューンバタン
まどか「マミさん!」
さやか「マミさんの仇だ! いくよ、まどか!」
まどか「うん!」
まどか「砂場で遊ぼう」
さやか「山作ろう、山」
ゆま「えー。お城がいいよー」
ほむら「滅茶苦茶、なごんでる!? 敵討ちはどうしたの!?」
QB「敵討ちからは何も生まれないんだよ、ほむら」
ほむら「うざい」ポイッ
QB「ああっ……最高だよ」
さやか・ゆま「「できたー!」」
まどか「って、何、遊んでるの!」キック
さやか・ゆま「「山が!?」」
まどか「これがまどまど真拳奥義『大人の厳しさ』だよ」
さやか・ゆま「「がーん」」
ほむら「まどかもノリノリだったわよね!? というか、やってることは子供よ!」
まどか「ゆまちゃんみたいな悪い子にはこの私が教育してあげるよ」
ゆま「……」
マミ『突然の敵、ゆまちゃんにはたして、鹿目さん達はどう立ち向かうのか、この続きは次回に!』
次回予告
ほむら「もう、何が何やら、分からなくなるわね」
まどか「どうしたの、ほむらちゃん」
ほむら「まどか……何でもないわ。それより、次回は?」
まどか「それはね」
マミ「次回」
ほむら「『鹿目 まどか式、教育術!?
ゆまちゃん、良い子になーれ!
そして、運命は動き出す』」
まどか「こういうことだよ」
ほむら「まどかが言いなさいよ、これくらい。もう、やってられないわ」
まどか・ほむら「「どうも、ありがとうございました」」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は水曜日に
第13話『鹿目 まどか式、教育術!?
ゆまちゃん、良い子になーれ!
そして、運命は動き出す』
前回までのあらすじ
ゆま「ママー」
まどか「ティヒヒ。いい子、いい子」ナデナデ
まどか「ほら。ほむらお父さんも撫でてあげて」
ほむら「お父さん!? 私が!?」
マミ『束の間の休日にまどほむ夫妻は娘のゆまを連れて、公園に遊びに来ていた』
ほむら「来てません!」
まどか「次、OPだよ、さやかちゃん。杏子ちゃん」
さやか「任せて」
杏子「デュエットか。緊張するなあ」
ほむら「いや、そんなのなかったわよね!?」
まどか「今から、ゆまちゃんを立派な大人に教育するよ」
ゆま「ゆまは大人になりたくない。ゆまはロリがいい」
まどか「もー。我が儘はいけないよ。めっだよ」
ゆま「うう……分かったよ」
まどか「それじゃ……行こうか」テクテク
まどか「幼稚園に。大人を学びに」
ほむら「幼稚園!? 無理よね! 明らかに!」
まどか「みんなー。新しく、入園してきた子を紹介するよー」
さやか・マミ「「はーい」」
ほむら「あなた達も園児!? 無理があるわよ!」
まどか「それじゃ、さっそく、授業を始めるよ。まずは……」
ショウさん「ちーす」
ホストB「ちわーす」
まどか「まずはホストの落とし方」
ほむら「ええー!?」
さやか「この後、どう?」
マミ「サービスするわよ」
ショウさん「うひひ」
ゆま「……」
ゆま「1千万」
ショウさん・ホストB「「一生、ついていきます」」
ほむら「ええー!?」
まどか「よくできたね」ナデナデ
ゆま「えへへ」
まどか「これって、買収だよね」
ゆま「」
まどか「ずるは駄目だよ!」マドナックル
ゆま「ぐばっ」
まどか「まあ、買収は良かったんだけどね」
ほむら「じゃあ、今、叩いた意味は!?」
まどか「次の授業はお遊戯の時間だよー」
ほむら「また、子供らしい時間ね」
さやか「効果発動」
ゆま「ぐわー!!」ビリビリ
ゆま「ぐっ……ゆまのターン」ドロー
ほむら「遊戯王してる!?」
マミ「私には相手がいないわー」ウエーン
ゆま「はあはあ……ロリロリ真拳奥義」
ゆま「はい、プレゼント」スッ
まどか「ありがとう」
さやか「何かな?」
マミ「開けてみましょう」バッバッ
ゆまの写真
警官「貴様ら。そんな小さな娘の写真で何をする。逮捕だ!」
まどか・さやか・マミ「「「ええっ!?」」」
ゆま「ロリロリ真拳奥義『単純所持禁止』」
まどか「ぐふ。私の純真無垢で天使のような経歴に傷がついたよ」
ほむら「……」
まどか「だけど! まだ、授業は終わらない! 次の授業は!」
まどか「工作だー!」
さやか「今日は何を作るの、まどまどさん」
まどか「それはだね、さやり君。今日、作るのは……子供だよ」
ほむら「ここは予想通りすぎるわ」
さやか「コウノトリ連れてきたよー」
ほむら「コウノトリ!?」
マミ「私は両親を連れてきたわ」
親父「こんにちは」
母親「この度はありがとうございます」
ほむら「何をやってるの、あなたは!」
ゆま「ゆまはね、ゆまはね」
赤ちゃん「ばぶー」
ゆま「赤ちゃんを連れてきたよ。そこのポストから」
ほむら「ぎゃああああ! 早く、戻してきなさい!」
ほむら「ぜえぜえ」
杏子「あんたも大変だな。食うかい?」
ほむら「ありがと。いただ……」
杏子「んー」ロッキーヲクチニクワエル
QB「んー」ロッキーヲクチニクワエル
ほむら「……」ポキッポキッ
ほむら「ほむほむ」パクパク
杏子・QB「「!?」」
まどか「次の時間はお昼寝だー!」
ほむら「もはや、普通に子供よね」
ゆま「寝よー、寝よー」
マミ「はいはい」ティロノパジャマ
ほむら「出たわね、ティログッズ」
さやか「私、抱き枕がないと眠れないんだ」ホムホムダキマクラ
ほむら「あの抱き枕、買ったの!?」
さやか「おやすみー」ギュウ
マミ「おやすみなさい」
ゆま「おやすみー」
まどか「戦い中に」ピーピー
まどか「寝るなああああ!」ダダダダダダダダ
さやか・マミ・ゆま「「「ぎゃああああ!!!」」」ドーン
ほむら「ブルドーザーで轢いた!?」
ゆま「はあはあ……強いよ……」
まどか「さて……次の時間は命の大切さを教えるよ。命はとても、尊いんだよ。だから、大事にしないといけないんだ」ギュウ
マミ「ん?」
まどか「だから、命は粗末にしては」ブン
マミ・ゆま「「ぎゃああああ!!!」」
まどか「いけないんだよー!」
ほむら「台詞と行動がまったく、噛み合ってないわよ!」
ゆま「はあはあ」
まどか「ゆまちゃんに何があったかは知らない。けど、私達は手を差しのべることはできるよ」
ゆま「……」
まどか「さあ、ゆまちゃん。もういいの。もう、いいんだよもう誰も恨まなくていいの。あなたは、私が受け止めてあげるから」
ほむら「まどか……」グス
ゆま「お姉ちゃん……」スッ
まどか「あまえるなー!」バシン
ゆま「ぐふっ」ドン
ほむら「ええええええ!? 良いシーンが台無しだああああ!!!」
まどか「これで分かったでしょ。大人になるということは」
ほむら「まったく、分からないわよ、まどか」
まどか「そして、最後にゆまちゃんに贈る言葉がある」
ゆま「ゆまは……まだ、負けてないよ!」ダッ
まどか「こんなことで……まどまど真拳奥義」ホムパンニギリシメ
ゆま「はあああ!」
まどか「まともな大人になれるはずはないよ! 『大人のレクイエム!』」ズバシャアアアアア
ゆま「ぎゃああああ!」
ほむら「ですよねー」
ゆま「つ、強い……」バタンッ
杏子「……終わったか」
ゆま「うう……キョーコ」
杏子「よく、頑張ったな」ナデナデ
ゆま「え……えへへ……」
杏子「なんて、言うと思ったのか!」バシン
ゆま「げふ!?」
ほむら「えー!!?」
ゆま「」
杏子「ったく」
ほむら「さすがに今のは酷いわよ、杏子!」
杏子「……たしかにな。だけど、あたしはいいんだ。なぜなら、あたしは杏子だから!」
ほむら「何でもその一言で片付けられると思わないでね」
ゆま「うう……いいんだよ……ゆまはまた、鍛えなおすよ。この……」
『杏子の穴』
ゆま「キョーコの穴で鍛えなおしてね!」
ほむら「あなた、そんな団体を持ってたの!?」
杏子「まあな」
次の日
放課後
ほむら「何だかんだでここまではきたけれど……今後の展開が予想できないわね」
仁美「さやかさん。お話が……」
ほむら「ん?」
あれは……。
ほむら「何かしら? もしや……」
さやかの魔女化のきっかけになるかもしれない重要なイベントかもしれないわ。事前に何とかしないと……。
ほむら「尾行しましょう」
まどか「そうだね。いい判断だよ」
マミ「さすがは暁美さんね」
ほむら「褒めてもなにもでな……いつの間にいるの!?」
まどか「そんなことはどうでもいいから、尾行をしようよ」
マミ「鹿目さん。ストーキングよ」
まどか「そっか」ティヒヒヒヒヒヒヒヒヒ
ほむら「……」
大丈夫かしら?
喫茶店
ほむら「離れて、座りましょう」
マミ「でも、それでは話が聞こえないわよ」
ほむら「じゃあ、どうするの?」
まどか「ここは……」バーン
まどか「変装しかないよ」マホウショウジョフク
ほむら「洒落にならないから、やめて!」ホムーン
マミ「でも、変装はいいアイディアね」QBキグルミ
ほむら「ええ!? 着ぐるみ!?」
まどか「ほむらちゃんも変装だよ」メガネ
マミ「髪も結んであげるわ」
ほむら「ちょ……」
ほむら「……」メガホムーン
まどか「さあ、潜入だよ」マホウショウジョフク
マミ「ええ」QBノキグルミ
ほむら「………帰りたいです」
まどか「ケーキと紅茶を3つずつ」
ほむら「なにも、美樹さんの隣に座らなくても……」
まどか「聞こえないよ、会話が」
ほむら「それ以前にばれますから」
マミ「僕と契約して、魔法少女になってよ」
ほむら「成りきらないでください」
さやか「で、話ってなに? ……WWWW」チラッ
仁美「あのね……さやかちゃんを助けてあげてWWWW……ほしいんだWWWW」チラッ
ほむら「なぜ、私の方を見て、笑いながら、意味不明な会話を。しかも、どこかで聞いたような、感じですし」
仁美「恋の相談がありまして……」
さやか「鯉?」
仁美「ありがちすぎて、突っ込む気にもなれませんわ」
さやか「てへ♪」
仁美「実は私……上條くんをお慕いしておりますの」
ほむら「まずい……」
まどか「たしかに」
ほむら「鹿目さんもそうおも……」
まどか「このケーキはまずいよね」
ほむら「……」
ほむら「ありがちな食い違いですよね」
マミ「やれやれ。どうして、君達、人間は食い違いをするんだい? わけがわからないよ」
ほむら「………うざい」
さやか「ふーん」
仁美「あれ? 反応が薄いですわね」
さやか「いやー、別に驚くことではないし」
ほむら「なに、この展開は……いつもなら、もっと、驚いたり、するものだと……」
さやか「だって、私はまどマギのDVD4巻を見たからさ」
ほむら「ええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!」
仁美「そうでしたの……実は私、まだ、1話しか見てなくて……」
さやか「仕方がないなあ。このさやかちゃんが、全巻貸してあげるよ」
仁美「ありがとうございます」
ほむら「恋の相談はどこにいったのよ」
まどか「ほむらちゃん、ほむらちゃん」
ほむら「何ですか、鹿目さん」
まどか「いきなり、秘密がバレちゃったね。クラスのみんなには、内緒だよっ」
ほむら「……」
思えば、これがはじまりだったわね
ほむら「ほむぅ」
マミ「彼女は、魔法少女。魔女を狩る者さ」
ほむら「……」バシンッ
マミ「痛い!」
さやか「で、話の続きは?」
仁美「あなたは私の大切なお友達うんぬんかくかくしかじか中略」
ほむら「無駄に長いわ!」
仁美「さやかさんは後悔なさらないよう決めてください。上条君に気持ちを伝えるべきかどうか」
さやか「うーむ。私が後悔しない道かあ……」
さやか「ここで神に問うか」
1 私も恭介が……
2 実は仁美のことを
3 実はまどかを
4 実はマミさんを
5 実は杏子を
6 実はメガほむを
7 実はクーほむを
8 実はリボほむを
9 その他
さやか「神よ。私はどうすればいいのですか」
ほむら「ここで神任せ!? 」
マミ『運命の荒波に身を任せた美樹さんの明日はどっち!? この続きは次回!?
次回
さやか「私の明日はどっちなんだろうねえ」
ほむら「私に聞かれても……」
まどか「私の明日はー?」
マミ「私はー?」
杏子「あたしは?」
ほむら「知らないわよ!」ホム
ゆま「次回」
ほむら「『運命の終着点!?
さやかの明日はどっちだ!
ついでにエルザも登場するよ♪』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
ほむら「>>314の選択肢について、どれがいいか、アンケートをとりたいのでご協力を願いたいわ。期限は今日中、多い選択肢を採用するわ」
今回はここまでです
次回は土曜日
第14話『運命の終着点!?
さやかの明日はどっちだ!
ついでにエルザも登場するよ♪』
前回までのあらすじ
さやか「私の明日はどっちなの……」
杏子「……」
さやか「シスター!」
杏子「………」
杏子「……」
杏子「…」
杏子「知らん」
ほむら「えええ!?」
さやか「……駄目だよ、仁美」
仁美「! それはやはり、さやかさんも……」
さやか「……違うよ」フルフル
仁美「!? ではなぜ、駄目なんですか!」バンッ
ほむら「場が緊迫してきたわね。志筑 仁美も立ち上がってるわ」
まどか「燃え上がれーって、感じで格好いいと思うなあ」
ほむら「ケーキあげるから、黙ってて」
さやか「なぜ、駄目か……ねえ。鈍いなあ、仁美は」
仁美「に、鈍い!? な、なら、は、はっきり、言ってください」
さやか「私は……」タチアガル
さやか「……」ギュウ
仁美「……えっ」
さやか「鈍いなあ、仁美は。私はあんたが……」ボソッ
ほむら「ほむうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!?」
まどか「喫茶店では静かにしないと駄目だよ、ほむらちゃん」
マミ「やれやれ。こんなところでいきなり、騒ぎ出すなんて、わけがわからないよ」
仁美「で、でも、い、いけませんわ。これは禁断の愛の証ですのよ!?」
さやか「その禁断の愛を2人で育まない?」
ほむら「な、なに!? この展開は!?」
まどか「青春だねー」
ほむら「いや、そんなんじゃないわよ」
まどか「でも、ほむらちゃんの好きなBLでも、男同士だし、女の子同士でも、ありじゃない?」
ほむら「勝手に変な設定を付け足さないでください」
仁美「い、いいんですか、私でも」
さやか「違うよ。仁美じゃなきゃ駄目なんだよ」
仁美「さやかさん……」
さやか「仁美……」
お客達「うるうる」パチパチ
店員達「うるうる」パチパチ
まどか「うるうる」パチパチ
マミ「うるうる。感情のない僕でも、涙が出てくるよ」パチパチ
ほむら「拍手喝采!?」
さやか「行こうか、仁美。メガほむ、ここの代金、払っておいて」
ほむら「なっ!? ちょ、まち……」
店員「お客さん、お代」
ほむら「いや、私、関係ない……」
店員「あの2人の門出を祝ってあげようとか、あんたには優しい気持ちがないのかよ! ああ!?」
ほむら「わ、分かりました」
さやか「見てごらん、仁美」
ほむら「思わぬ、出費……ん?」
まどか「どっせい!」ブンッ
マミ「ぎゃあああああ!!!」
ほむら「いきなり、巴さんをぶん投げた!? 何をしてるの、まどか!」
まどか「……あれを見て」
さやか「見て、仁美。あの流れ星も私達を祝福してるよ」
仁美「ええ」
ほむら「今のこの演出のため!? そのために巴さんを投げたの!?」
さやか「仁美……」
仁美「さやかさん……」
ほむら「あんなにいちゃいちゃして……あー、もうやってられないわ!」
まどか「どうも、ありがとうございました」ペコッ
ほむら「漫才じゃないから!」
夜
結界前
さやか「今日も魔女退治! このさやかちゃんがガンガン活躍しちゃいますからね」
ほむら「自重してもらいたいのだけど」
杏子「もぐもぐ」
まどか「よし! さやかちゃん、ガンガンハジケまくるよ!」
さやか「おう!」
マミ「それじゃ、張り切っていきましょうか」
ほむら「……不安すぎるわ」
杏子「もぐもぐ」
結界
Elsa Maria 影の魔女。その性質は独善
エルザ「ヨクキタナ、マホウショウジョタチヨ」
さやか「さっそく、魔女が現れたよ」
ほむら「展開が早いわね」
杏子「もぐもぐ」
まどか「よし! こっちから、先制だよ。マミさん!」
マミ「任せて! ティロ」カポッ
マミ「フィナーレ!」ブン
ほむら「自分の頭を取って、投げた!?」
ぽんっ
エルザ「……」
ほむら「しかも、まったく、効いてない!」
まどか「せっかくのチャンスが不意になった」チラッ
さやか「誰のせいかなー」チラッ
マミ「ねえ」チラッ
ほむら「いや、あなたのせいよね」
エルザ「影真拳奥義『かげうち!』」
ほむ影影「……」
ほむら「影が伸びてきたわ。気をつけて!」バキュン
マミ「影くらい、楽勝よ」クルリ
マミ影「私達、友達よね」
マミ「え!?」ドキン
マミ影「嘘よ」ハラパン
マミ「ぐはっ。卑怯者!」
ほむら「それで騙されるのも何だかねえ」
さやか「へん。影くらい、このさやかちゃんがガンガン倒しまく……」
さや影×100「さやさやさやさやさやさやさやさやさやさやさやさやさやさや」
さやか「滅茶苦茶、多い!?」
ボコスカボコスカ
さやか「ぎゃああああ!!!」
まどか「さあ、影! 勝負だよ」
ヒトカゲ「カゲー」
ほむら「違うかげだあああああ!」
ヒトカゲ「カゲー」ボオオオオ
まどか「きゃああああああああああ!」
エルザ「オマエタチヲキュウサイシテヤル」
まどか「キュウサイ?」
さやか「ランドセルー!」
まどか「キュウサイ?」
マミ「すいません、今月の締め切り間に合わなくて」ペコペコ
まどか「どっちなのー!」バシン
エルザ「げふ!」
ほむら「明らかにどっちも違うわよ」
エルザ「ウウ……アアア……」
まどか「逆に私があなたを救済してあげるよ。魔女という呪縛から」
エルザ「ナマイキナ。影真拳奥義『影踏み』」
影「カゲカゲ」
ほむら「影って、そうやって、鳴くの!?」
エルザ「コノカゲニカゲヲフマレタラ、オマエタチノニクタイニモダメージガハイル」
さやか「なんだって!?」
まどか「どうしよう、さやかちゃん」
さやか「ここは……」
どんっ
マミ「え?」
さやか「生け贄はできた! 逃げよう!」
マミ「ちょ……ぎゃああああ!」
ほむら「最悪だあああああ!」
まどか「さやかちゃん!」
さやか「どうしたの、まどか」
まどか「生け贄はあ1人より2人だよね。ティヒヒヒ」ドン
さやか「この裏切り者おおおおおおおおお!」
ほむら「因果応報ね」
まどか「この影を何とかしないと、私達に勝ち目はないよ」
マミ「どうするの?」
さやか「影を消すには……そうだ!」
まどか・さやか・マミ「「「京都に行こう」」」
ほむら「どんな発想から、そうなったの!?」
まどか「そのままの勢いで、京都にちなんだ奥義だよ」
まどか「まどまど真拳奥義」
さやか「うんたん♪ うんたん♪」
マミ「うんたん♪ うんたん♪」
まどか「『うんたん♪ 天国』」
エルザ「ぎゃああああ!」
ほむら「京都違いよ、それは!」
杏子「もぐもぐ」
ほむら「あなたは戦わないの?」
杏子「めんどくさい」モグモグ
ほむら「……………そう」
マミ「まずはこの影を晴らさないと駄目よ」
まどか「任せて、マミさん! 中沢君!」
中沢「呼んだ?」
ほむら「えええええええええええええええええええええ!!!!?」
まどか「中沢くん。今だよ!」
中沢「サービス!!!」バンッピシャアアアアン
ほむら「嫌なライトアップよ!」
エルザ「カ、カゲガアアアアアアアアアア!!!」
ほむら「効いてる!? ……………なんか、悔しい」
まどか「よし。中沢くんは用済み!」ポイッ
中沢「ああ!」
まどか「一気にたたみかけるよ!」
マミ「任せて!」
マミ「マカンコウサッポウ」
まどか・さやか・エルザ「「「ぎゃああああ!」」」ピョン
ほむら「それ、違うわよ!」
まどか「魔女さん。あなたが苦しんでるのは分かるよ。こんな影の世界、嫌だよね」
エルザ「……」
まどか「だから、私がこの手であなたを倒す。まどまど真拳奥義!」
ピカリーン
まどか「『皆のアイドル、まどかちゃん!』」
ほむら「えー、なに、その技は!?」
まどか「クラスのみんなには内緒だよっ♪」ウインク
ほむら「なによ、このノリは!」
杏子「なるほどなあ」モグモグ
杏子「アイドルは皆の光。その光で、この影を晴らそうとしてるのか」
ほむら「解説してる!?」
まどか「まずは営業だよ!」
ラブホテル
プロデューサー「君、いい乳してるねえ」
マミ「ありがとうございます」
ほむら「いきなり、枕営業!? 暗すぎよ!」
まどか「アイドルの道は厳しい!」パンチ
エルザ「ぐはっ」
まどか「次はファンを作るための地道な活動だよ!」
アナウンス『えー、このさやかちゃんに清き一票を!』センキョカーブーン
ほむら「それ、選挙よ!?」
どーん
エルザ「ぎゃああああ!」
さやか「あっ。轢いちゃった♪」テヘッ」
ほむら「ノリ、軽いわ!」
さやか「呟くか」
『魔女、轢きました。なう』
ほむら「何してんのよ!」
『ぶざけるなよ』
『犯罪者め』
まどか「これが『炎上商法だよ』」
エルザ「アツイイイイイイイイイイイイイイイイイ」ボオオオオオ
ほむら「本当に燃えてる!? というか、これで、炎上しても、アイドルになんらプラスにならないわよね!?」
さやか「がーん!?」
まどか「そして、CDデビューだよ!」
デビューシングル『本当の気持ちと向き合えますか?−死んじゃえ−』
ほむら「怖いわ! デビュー曲、怖いわ!」
まどか「地道な活動が実り、ついにテレビ出演」
『売れそうにないアイドルを集めました』
まどか「鹿目 まどかです」
ほむら「その番組に出ては駄目よね!?」
『魔女化しそうなアイドルを集めました』
さやか「まったくだね」
『顔がなくなりそうなアイドルを集めました』
マミ「暁美マネージャーの言う通りよ」
ほむら「あなた達も笑えな……私、マネージャー!?」
『何度も何度も切り刻まれそうな魔女を集めました』
グサグサグサグサグサグサグサグサグサグサ
エルザ「ぎゃああああ!!!!」
さやか「慣れちゃえば、簡単なものだね」
まどか「そして、私達の人気はうなぎ登り! ついにコンサートだよ!」
子供「わーい、わーい」
子供「あの人達、何やるのー?」
まどか「デパートの屋上で!」
ほむら「明らかに人気ないわよ!」
子供「こいつ、きもーい」
母親「しっ。見ちゃいけません」
エルザ「ガーン」
まどか「どう、魔女さん。これであなたも光の素晴らしさが分かったでしょ」
ほむら「微塵も分からないわよ」
まどか「この素晴らしさを噛み締めて、死ぬがよい。まどまど真拳奥義!」
まどか「アタタタタタタタタタタタタタタタタタタ」バンバンバン
まどか「『ほむパン百烈拳』」
エルザ「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」プシュウウウ
ぴゅーん
まどか「終わったよ」
マミ「ふー、ご苦労様」
さやか「いやー、今日の撮影も疲れたねー」
ほむら「撮影!?」
マミ「次の収録はいつかしら?」
ほむら「いや、撮影じゃないですから」
杏子「よく寝たなあ」ファアーア
ほむら「あなたは自由すぎよ!」
杏子「さて、帰るか」モグモグ
ほむら「何で、私についてくるのよ」
杏子「まあまあ。常識人同士仲良くしようぜ」
ほむら「常識人? 誰が?」
杏子「あたししかいないだろ? 『杏子』と書いて、『じょうしきじん』と呼ぶくらいだからな」
ほむら「『ょう』しかあってないわよ」
杏子「細かいことは……ん?」
ほむら「どうかしたの?」
杏子「あれ……」
ほむら「まどかとさやか?」
何を話してるのかしら?
ほむら「隠れて、様子をみましょう」
マミ『魔女を倒したのも、束の間、新たな問題の予感。はたして、鹿目さん達に待ち受けるものとは! この続きは次回!』
次回
まどか「次回予告の前にED曲を歌わないと」
マミ「私と鹿目さん、それに暁美さん(メガネヴァージョン)の3人の曲ね」
ほむら「いや、ないですからね」
マミ「なっ!?」
まどか「14話で明かされる衝撃の真実だね」
ほむら「いやいや」
杏子「次回」
ほむら「『忍び寄る、最強の敵!?
謎の魔法少女登場!!
まどか、あなたを始末する』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は夜
第15話『忍び寄る、最強の敵!?
謎の魔法少女登場!!
まどか、あなたを始末する』
前回までのあらすじ
マミ(ほむらボイス)『私の名前は暁美 ほむら。魔女退治を終えた私は』
まどか「いちゃいちゃ」
さやか「いちゃいちゃ」
マミ(ほむらボイス)『まどかとさやかの怪しげな密会を目撃。夢中になっていた、私は背後からやってきた、もう1人の仲間に』
杏子「おら!」
マミ(ほむらボイス)『背後から襲われ、目が覚めたら……』
ペッタンペッタン。
眼鏡なし
三つ編み解除
マミ(ほむらボイス)『クーほむになっていた。まどかに名前を聞かれ、とっさに暁美 ほむらと名乗り、キュウベえの情報を掴むために、まどかの家に転がり込んだ』
マミ(ほむらボイス)『小さくなっても、貧乳は同じ。真実はいつも、1つ』
ほむら「……………………………」
マミ「ぎゃああああああああああああああああああああああああ」
ほむら「何を話すのかしら?」
杏子「こんな場所に連れ込んで、何するあんこ」カアアア
ほむら「別に何もしな……あなた、そんな口癖だったかしら!?」
まどか「さやかちゃん……あんな戦い方、ないよ」
さやか「……」
まどか「あんな、戦い方……まるで、ギャグ漫画だよ。もっと、剣で戦ったり、爆弾を使ったり、ティロ・フィナーレ(笑)を使ったりしないと駄目だよ」
ほむら「今更の発言だあああああ!」
さやか「ああでもしなきゃ勝てないんだよ。あたし才能ないからさ」
まどか「あんなやり方で戦ってたら、勝てたとしても、さやかちゃんのためにならないよ」
さやか「あたしの為にって何よ」
まどか「えっ?」
ほむら「というか、あんな戦い方をしていたのはまどかの気がするのだけど」
杏子「しかし、あれだな。原作通りの台詞でも、違和感ないな」
さやか「こんな姿にされた後で、何が私の為になるって言うの?」
さやかちゃん人形「」
ほむら「人形!? ソウルジェムは!?」
さやか「今の私はね、うんたら、かんたら」
まどか「でも、私はピーピカチュウ」
さやか「だったら、トゲトゲピー
まどか「え……」
ほむら「省略しすぎで、わけがわからないうえに何よ、その省略の仕方は!」
さやか「キュウベえから、聞いたよ。あんた、誰よりも髪の毛、ピンクなんだって?」
ほむら「見れば、わかるわよ」
杏子「あんたも忙しいなあ」クンカクンカ
さやか「私の為に何かしようって言うんなら、まず私と同じ立場になってみなさいよ。無理でしょ。当然だよね。ただの同情で主人公やめられるわけないもんね?」
まどか「うん」
ほむら「主人公!?」
さやか「どうして、私が主人公じゃないの! どうして、主人公がまどかなの!? もう、誰も信じられない!」
まどか「さやかちゃん」ギュウ
さやか「まどか……?」
まどか「さやかちゃん……主人公は私だけど、さやかちゃんには大切な役があるよ」
さやか「大切な……まさか……メインヒロイン!」
まどか「ほら、この話の脚本だよ」
さやか「うう……」ペラ
ほむら「まままーま・まどか」
主人公 鹿目 まどか
メインヒロイン兼ご主人様 暁美 ほむら
仲間 巴 マミ
犬 佐倉 杏子
雑用 美樹 さやか
ほむら「なによ、この配役!? というか、あなた、犬!?」
杏子「いや、初登場から、犬だったにゃ」
ほむら「犬じゃないし、その語尾は猫だから!」
さやか「……」
ほむら「流石に怒りそうね」
さやか「うん、予想通り。というか、このネタ、前にやったよね」
まどか「そうだっけ?」
ほむら「達観してるうううううう!」
仁美「カーット。はい、OK」
まどか「お疲れ、さやかちゃん」
さやか「まどかもね」
仁美「お二方、素晴らしい演技でしたわ。これで、この話も盛り上がります」
ほむら「……………………………………………杏子、帰りましょう」
杏子「はい、ご主人様」
ほむら「やめなさい」
次の日
教室前
ほむら「……」
足取りが重い……いっそ、休んでしまおうかしら。
ほむら「駄目よ。まどかに何があるか、分からないもの」ガラッ
クラス全員「サービス!」バッ
ほむら「なんか、増えてるうううううううううううううううううう!!!!!!!!!!」
休み時間
トイレ
ほむら「……」
疲れたわ。今はトイレの中だけが私の空間。こうなれば、さっさと次の時間にいきたい……。
ほむら「とはいえ、巴さんも生きていて、さやかとも、敵対していない、今の状況は理想的ではあるのよね」
こんなチャンスは滅多にあることではない。
ほむら「どうしたものかしら……」
びゅーん
ほむら「!? これは魔女の結界!?」
まさか……。
ほむら「あいつらが……」
使い魔「ケケケケケケ」
使い魔「ケケケケケケ」
ほむら「くっ……まどか達と合流しないと……」
教室
使い魔「……」
使い魔「……」
使い魔「……」
中沢「サービス!」
使い魔「……」パチパチ
使い魔「……」パチパチ
使い魔「……」パチパチ
さやか「何で、急に使い魔が!」
まどか「わかんないよ! それより、ほむらちゃんが心配だよ!」
仁美「ここは私にお任せ下さい。お2人は暁美さんを」
まどか「仁美ちゃん……」
さやか「ありがと、仁美。この恩は忘れないよ!」
マミ「えーん、皆ー、どこー」テクテク
ほむら「過去の経験から……ここね」ガチャ
???「ようこそ」
???「あれ? こいつは……?」
ほむら「お久しぶりね。もっとも、この時間軸では初めましてかしら? 美国 織莉子。呉 キリカ」
さやか「早く、ほむらを助けないと」
まどか「うん。だけど、その前にやることがあるよ」
『捨てマミです。拾って下さい』
マミ「マミマミ」シクシク
まどか「……」
マミ「マミ?」
まどか「マミさん……捨てられてるの?」
マミ「マミー……」
まどか「……ついてきなよ」
マミ「マミ?」
まどか「私がマミさんを飼ってあげるよ」
マミ「マミー!!!」
まどか「甘えないでよ!」パンチ
マミ「げはっ!?」
まどか「ほむらちゃん!」バン
ほむら「」
さやか「あ、ああ……」
マミ「暁美さん……」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「ほむう……」メグルグル
織莉子「あなたが鹿目 まどかさん?」
まどか「あなた達は……」
織莉子「美国 織莉子」
キリカ「私は呉 キリカ」
織莉子「鹿目 まどか。あなたの命、私が断たせていただきます」
まどか「!?」
さやか「!?」
ほむら「まどか……逃げて……」
さやか「目にごみが……」ゴシゴシ
マミ「もう、美樹さんたら」
ほむら「あなた達……空気を読みなさいよ……」
まどか「どうして、私を……」
織莉子「私には未来が見える。……そう……」
まどまど劇場
3
2
1
『運命』
教会
キリカ「織莉子……」
織莉子「キリカ……」
バタンッ
まどか「その結婚式、待った!」
織莉子「!?」
キリカ「!?」
まどか「おいで、織莉子さん。私が悪かった」
織莉子「まどかさん……まどかさーん!」タッタッタッ
キリカ「織莉子!」
まどか「織莉子さああん」タッタッタッ
まどか「ハリケーンミキサー!」
織莉子「ぎゃああああ!!!」
織莉子「こうして、私達の結婚式は終わった」
ほむら「いろいろ、おかしすぎて、どこから、つっこめばいいのか、分からないわ!」
織莉子「それに……」
まどまど劇場
3
2
1
『お金』
織莉子「初めての宝くじ……当たってるかしら? 私の番号は……」
『愛』
ほむら「番号ですらないわ!」
織莉子「……ない」
ほむら「当然よね」
織莉子「気晴らしに外に行きましょう」
織莉子「ん?」
まどか「わーい、宝くじ、1億円当たったー」
織莉子「1億……」
さやか「おお。すごいねえ。番号は?」
まどか「『当たり』だよ」
ほむら「やっぱり、番号ですらない……というか、直球すぎよ!」
織莉子「ぬぐぐ」
織莉子「なので、私があなたを始末します」
ほむら「八つ当たり以外の何物でもないわ!」
まどか「あなたが私の前に立ち塞がるなら、私はあなたを倒さなくちゃ。そう、死んでいった……」
さやか『……まどか、勝てよ』
マミ『鹿目さん……あなたには……私達がついてるわ』
まどか「仲間達のためにも!」
ほむら「生きてるから!」
キリカ「その倒れている、貧乳娘のように倒してあげるよ!」
マミ「貧乳? 暁美さんのことかああああ!」
ほむら「……」テキサスクローバーホールド
マミ「ぎゃああああ!」
まどか「先制攻撃だよ。まどまど真拳奥義」ブン
まどか「『さやかちゃん☆ミサイル』」
さやか「きゃあああああああああああ」
ほむら「さやかあああああ!」
織莉子「なるほど。そう来ますか。キリカ」
キリカ「ヤンデレ真拳奥義」シャキン
キリカ「『鉈デココ』」ズバシャアアアア
さやか「ぎゃああああ!」
ほむら「つまらない親父ギャグで切り裂いた!?」
ほむら「というか、何で、鉈?」
マミ「ヤンデレの基本よね。鉈は」
ほむら「そうなの?」
マミ「暁美さんもクーデレのテンプレみたいなのがあるでしょ?」
ほむら「知ってて、当たり前のように言われても、知りませんから」
織莉子「とにもかくにも、あなたはここで死ななければ、なりません」
まどか「……簡単に死ぬわけにもいかないよ」
織莉子「ふっ。いきますよ、予知真拳奥義」
天気予報士『明日、槍が降ります』
槍『ザーザー』
織莉子「『天気予知』」
まどか・さやか・マミ「「「ぎゃああああ!」」」グサグサ
ほむら「予知じゃない!? というか、予知にしたとしても、予知したのは天気予報士よね!?」
まどか「こうなったら、3方向から攻撃よ!」
マミ「ええ!」
さやか「任せて!」
キリカ「……」
織莉子「下がって、キリカ」
まどか「まどまどタックル!」
さやか「さやさやスライディング!」
マミ「マミマミボディプレス!」
ほむら「3方向って、上、真ん中、下のこと!?」
織莉子「予知の前では無意味」ポイッ
まどか「ほむパンだ!」ダッ
タライ「バーン」
まどか「……」ガツン
まどか「」
織莉子「ほら」ポイッ
さやか「ひとブラだ!」ダッ
鉄球「ひゅーん」ドーン
さやか「きゃああああああああああああああああ!」
織莉子「最後は……」
マミ「私には何を……」
織莉子「ウンチおパンツローリングサンダー!!!」
マミ「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
まどか「」
さやか「」
マミ「」
ほむら「皆……つ、強い……強すぎるわ」
キリカ「私達の愛の前ではあなた達は無力」
まどか「くっ……あの2人、強い……。こっちには馬鹿とティロ・フィナーレ(笑)の2人……実に頼りないよ」
ほむら「さすがに今のはひど……」
さやか「アババババリ」
マミ「ティロ・フィナーレの練習でも、しましょうか」
ほむら「くもないわね」
まどか「こうなったら、あの人を呼ぶしかないね」
ほむら「あの人?」
まどか「えい!」ポイッ
ほむら「うんまい棒を放り投げて、どうし……」
???「食い物、粗末にするんじゃねえ!」ドガシャアアアアアン
ほむら「あなたは……」
まどか「キタアアアアア!」
さやか「私達の」
まどか・さやか・マミ「「「杏子先生!」」」
杏子「誰が先生だああああああああああ!」ズバシャアアアアア
まどか・さやか・マミ「「「ぎゃあああああああああ!!!」」」
杏子「どんなおふざけや食い物を粗末にするなんて、そんなの、あたしが許さない。なぜなら、あたしは杏子だから!」
マミ『鹿目さん達のピンチに颯爽と現れた佐倉さん。はたして、この戦いの行方は!? この続きは次回!』
次回
まどか「まどまど? まどまど!」
さやか「さやさや!?」
マミ「マミー!」
杏子「あんあん!」
ほむら「ネタがないなら、誤魔化さずに普通に次回予告をしなさい」
まどか「次回」
ほむら「『一進一退の大バトル!?
最強カルテット結成!?
織莉子達をぶっ飛ばせ!』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は水曜日
第16話『一進一退の大バトル!?
最強カルテット結成!?
織莉子達をぶっ飛ばせ!』」
前回までのあらすじ
杏子「ついにあたしの出番だ」
まどか・さやか・マミ「「「杏子先生」」」
マミ『織莉子さん達の真拳に苦しめられる、鹿目さん達』
まどか「このままでは……」
マミ『勝ち目の薄いことを悟った、鹿目さんは』
まどか「エロイムエッサイム エロイムエッサイム われは求め訴えたり。出でよ、杏子ちゃん!」
ほむら「そんな呼び出し方じゃなかったよね!?」
さやか「おい、まどろう」
ほむら「あなた、違う作品よね!?」
杏子「……」
キリカ「こいつは……」
織莉子「気をつけて。ただ者ではないわ」
杏子「……おい」
さやか「な、何で、ありますか!」
杏子「ぐうー」
杏子「……腹、減った」
ほむら「ただ者ではない感が台無しだああああああああ!!!」
杏子「久しぶりの戦い……嬉しくて、気分がいいな。よし、決めた! この話のタイトルを」
杏子「これがあたしの御主人様!」 ほむら「ほむ?」
杏子「こうするわ」
ほむら「いやいや。あなた、出て、早々に何を言い出すの!?」
キリカ「なーに、あいつ」
織莉子「さあ? 1つ、分かるのは……」
杏子「……」モグモグ
織莉子「あの声……本来はツッコミ役だというね」
ほむら「声で!? 声で分かるの!?」
キリカ「おい、おまえ」
ほむら「ほむ?」
キリカ「何で、おまえが織莉子にツッコむんだ!」
ほむら「わけのわからない理由でキレられた!?」
キリカ「ガーン! ガーン!! ガーン!!!」バタン
織莉子「キリカ!」
キリカ「……ごめん。私、突っ込まれちゃった」
織莉子「……キリカ」
キリカ「私……汚されちゃった」
まどか「ひどいよ……こんなのって、ないよ。あんまりだよ」ジワ
さやか「あんた……最低だね」
マミ「警察に行きましょう」
ほむら「え? え?? 私が悪者!?」
杏子「ふざけんじゃねえ!」ズバシャアアアアア
全員(ほむら以外)「ぎゃああああ!」
杏子「お前らは……ふざけるな、と教えただろう」
まどか「ごめんなさい」
さやか「ごめんくさい」
マミ「ごめんなさい」
杏子「……」
杏子「さあ、戦うぞ」
さやか「んー! んー!」
ほむら「さやか!?」
杏子「おら!」ポイッ
さやか・織莉子・キリカ「「「ぎゃああああ!」」」
杏子「うるせえ!」キックキックキック
さやか「ひっ」
織莉子「でっ」
キリカ「ぶっ」
ほむら「やりたい放題だわ、やっぱり!」
まどか「マミさん! 杏子ちゃんに続きましょう!」
マミ「オーケー」
まどか「まどまど真拳奥義」
マミ「ティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロ」
まどか「『ティロの念仏』」
ほむら「チャンスが台無しよ!」
織莉子「頭の中がティロになります」ティロティロ
キリカ「そうティロ」
ほむら「地味に効果は絶大よ!」
織莉子「まずいわ」
キリカ「私に任せて。ヤンデレ真拳奥義」
キリカ「『ナイトメア・ペイン』」
まどか「きた!」
杏子「心配するな。何があっても、あたしが守ってやる」マエニタツ
まどか「杏子ちゃん……」
グサグサ
まどか「」
さやか「」
マミ「」
ほむら「杏子を避けて、後ろにいった!?」
杏子「ぐふ」
ほむら「そして、杏子が大ダメージ!?」
まどか「杏子ちゃん!」
さやか「あんた……私達を庇って……」
杏子「……あ、あんたらは……ぐふ……大切な仲間だろ……」
マミ「もう、喋らないで……今、傷を塞ぐわ」
杏子「もう……手遅れさ。あんたらは私にとって……トイレットペーパーの使い終わった芯みたいな存在だった……」ガクッ
ほむら「それ、いらないって、ことよね!?」
まどか「杏子ちゃんの仇だ! せーの!」
まどか・さやか・マミ「「「ティロ・フィナーレ!」」」ズドドン
織莉子・キリカ「「ぎゃあああああああああ」」
まどか「まだまだー!」ダダダ
キリカ「突っ込んできた!」
織莉子「任せて。予知で、攻撃をかわすわ」
もわもわ
まどか「いくよー! お中元!」
ほむら「何で、このタイミングで!?」
織莉子「中身は何かしら?」パカッ
『まどかのパンツ』
織莉子「」
まどか「スケベ」
ピーポーピーポー。
もわもわ
織莉子「見えたわ。もう、その攻撃は通じないわ」
まどか「はい、お歳暮!!」
織莉子「お歳暮!?」
織莉子「まあ、お歳暮でも、結果は同じ。開けずに投げ捨てるわ」ポイッ
まどか「あっ」
ぼとっ。
織莉子「あれ、ケーキ!?」
杏子「食い物、粗末にするんじゃねえ!」ズバシャアアアアアア
織莉子「あぶらか!」
キリカ「おまえ!」ガシッ
杏子「きゃああああああ」
ほむら「杏子と合わない悲鳴ね」
杏子「痴漢、痴漢! 痴漢には!」
キリカ「え?」
杏子「杏子水鳥拳!!!!」シャーオ
キリカ「ぶべら!?」
ほむら「恐ろしい技出した!」
杏子「モグモグ」
ほむら「強い……さすがは杏子ね……」ホムウ
織莉子「くっ……」
キリカ「どうする? やっちゃう?」
織莉子「いえ、ここは彼女を味方にしましょう」
キリカ「どうやって?」
織莉子「安心して。こんな時のために映画を見てきたから」
まどマギ 前編 後編
ほむら「ええええええええええええ!!?」
キリカ「さすがは織莉子」
織莉子「その結果から、あいつを買収するには……」
杏子「モグモグ」
織莉子「佐倉さん」
杏子「ん?」
織莉子「ほら、さやかさんよ」
さやか「さやさやー」
ほむら「あなた、何をやってるの!?」
キリカ「ほら。こいつを好きにして、いいから、私達の味方になってよ」
杏子「ほう」
ほむら「まずいわ……今、杏子があちらについたら……」ホムウ
杏子「よし! よくやった!」
織莉子「ありがとうございます」
さやか「さやー」
キリカ「さやかも喜んでるよ」
杏子「でも、これ、買収だろ?」
織莉子・キリカ・さやか「「「」」」
杏子「ふざけすぎだああ!」ズバシャアアアアアア
織莉子・キリカ・さやか「「「ぎゃあああああああああ」」」
さやか「うう……成功したら、飴玉、もらえたのに」
ほむら「裏切りの代償、安いわ!」
まどか「敵が弱ってる! 今がチャンス! まどまど真拳奥義」
カックン
まどか「『膝カックン』」
ほむら「せっかくのチャンスが無駄に!」
織莉子「ぐはっ」ガキボキバキ
ほむら「まさかの大ダメージ!?」
さやか「なら、私はしっぺ」ペシ
ほむら「この技も意外に効くのね」
キリカ「はっ?」
さやか「まったく、効いてない!?」
ほむら「まあ、当たり前よね」
さやか「ぎゃあああああああああ」
織莉子「買収が通じないなんて……まあ、いいわ! いけ、キリカ!」ポイッシュボーン
キリカ「キーキリカー」
ほむら「ボールから、敵が出てきた!? ○ケモン!?」
織莉子「キリカ! ギガスラッシュ!」ズバシャアアアアア
ほむら「それ、○ラクエよね!?」
まどか・さやか・マミ「「「ぎゃあああああああああああああああああああ」」」
織莉子「いいわよ、キリカ。次はあいつにまじんぎり!」
キリカ「はああああ!!!」ズバシャアアア
マミ『しかし、その攻撃は佐倉さんには効きませんでした。それもそのはず、彼女は』
スカッスカッ
マミ『ゲンガーだったからです』
ほむら「えええええええええ!?」
杏子「シャドボール!」
キリカ「ぎゃああああ」
まどか「こっちも追撃だよ。まどまど真拳奥義」
まどか「『ゲンガーでハンガー、ゲンガーでハンガー!』」ベシベシ
さやか「ゲンガーでハンガー! ゲンガーでハンガー!」ベシベシ
織莉子「ぷぎゃああああ!!」
織莉子「はあはあ……」
キリカ「強い……」
まどか「あなた達もね……」
さやか「はあはあ……」
織莉子「楽しいわ、あなた達との戦い……」
キリカ「……でも、勝つのは私達だ」
ボード
織莉子・キリカペア 6 まどか・さやかペア 6
まどか「次のポイントで決める!」
さやか「いくよ、まどか!」
ほむら「いつの間にか、熱血青春テニス漫画になってる!?」
杏子「ふざけんじゃねえ!」ズバシャアアアアアズバシャアアアアアアア
まどか・さやか・織莉子・キリカ「「「「ぎゃああああああああああああああああああ」」」」
杏子「おふざけなんて、ほむらが許さない」
ほむら「え、私!?」
杏子「なぜなら、こいつはほむほむだから!」キリッ
ほむら「ドヤ顔で言われても……」
織莉子「つまり、この戦いの首謀者は……あなたなの!?」
キリカ「なんだと……?」
さやか「1話からずっと、私達を騙してたんだね……」
マミ「そんな……こんな時に驚愕の事実を知るなんて……」
まどか「ひどいよ…こんなのあんまりだよ…」
ほむら「ええっ!?」
織莉子「あなたのせいで皆が……」
マミ「こうなれば、謝罪と賠償をするしかないわね」
ほむら「ええっ!?」
さやか「しゃざーい」
キリカ「ばいしょーう」
ほむら「え? え?? え???」
ほむらの理性
0→20→45→45→77→93→100←今、ここ
ほむら「うう……」ジワッ
織莉子「あ……」
まどか「何をやってるの!」マドパンチ
織莉子「げふっ!?」
さやか「女の子を泣かすなんて、最低だよ」
マミ「同じ女の子として、許せないわ」
ほむら「あなた達がそれを言うの!?」
まどか「織莉子さん! キリカさん! ほむらちゃんを泣かせた罪、しっかりと、断罪させてもらうよ!」
さやか「そうだ! そうだ!」
マミ「やっちゃいなさい、鹿目さん!」
まどか「さやかちゃんとマミさんもね」
さやか「」
マミ「」
マミ『鹿目さんの怒りに火をつけてしまった、織莉子さん、キリカさん、美樹さん、私。次回、鹿目さんの怒りが爆発する!』
次回
まどか「私と」
杏子「あたしで」
まどか・杏子「「オーバーレイ!」」
ほむら「つまりは合体ね」
さやか「次回」
ほむら「『最凶シスター登場!?
あなたに愛を教えます。
そして、暴かれた、魔法少女の秘密』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は土曜日
第17話『最凶シスター登場!?
あなたに愛を教えます。
そして、暴かれた、魔法少女の秘密』
前回までのあらすじ
ほむら「ほむぅ……」ジワッ
マミ『織莉子さん達の攻撃により、傷ついてしまった、暁美さん』
まどか「ああああああああああ!!!!」
マミ『鹿目さんは怒りの末、スーパーまどかになるのだった』
ほむら「いや、そんな少年漫画みたいなものではないわよ」
まどか「ほむらちゃんを泣かすなんて、絶対に許さない! 杏子ちゃん!」
杏子「食うかい?」ウンマイボウ
まどか「まどまど真拳究極奥義『まどまど☆融合(フュージョン)』」
ぴしゃあああああああああん!!!
シスターっぽい格好
???「融合完了」
ほむら「今回はまどかがシスターさんになっただけなのね」
???「私の名前は『まど子』だよ」
ほむら「まど子……」
まど子「私は争いを望まない。平和的に愛を説きたい」
ほむら「愛?」
まど子「さあ、席について」
さやか「ほら! 早く、着きなよ」
マミ「まど子シスターの言うことを聞かないと駄目よ」
まど子「さやかちゃん達もだよ」ティヒヒヒヒ
まど子「今から、愛に関する7つの質問をします。その7つの質問であなたに愛を説きます」
キリカ「どうする、織莉子」
さやか「何とかしてよ」
マミ「このままじゃ、まずいわ」
ほむら「寝返った!?」
まど子「ちなみに正解者には『ほむらちゃん人形』をプレゼントします」
織莉子「不正解は……」
まど子「…………………………………………………………」
まど子「では最初の質問だよ」
さやか・マミ・織莉子・キリカ「「「「怖いいいいいいいいい!!!!!」」」」
まど子「第1問。『この世界は何で、できてるでしょうか?』」
ほむら「いきなり、愛、関係ない!?」
織莉子「いえ、大丈夫よ」
もわもわ
織莉子「この世界は愛でできてます」
まど子「正解」
織莉子「やったあ」
もわもわ
織莉子「こんなビジョンが視えるわ」
ほむら「もはや、願望ね」
織莉子「この世界は愛でできています!」
まど子「愛……うわぁ……」
ほむら「滅茶苦茶、嫌悪感を剥き出しにしたわね」
まど子「不正解」
織莉子「ええええええええええ!!?」
まど子「不正解者には神の裁き! 『ゴッドハンドクラッシャー!』」ズドン
織莉子「がはっ!?」
キリカ「織莉子!」
まど子「次」
マミ「せ、世界はティロで……」
ゴッドハンドクラッシャー
マミ「ぶべらっ!?」
まど子「次」
さやか「げっ、私だ。えーと、この世界の50.78%は怒りでできていて、残りの44.2%は憎しみでできていて、さらにその残り4.493%は糞尿。そしてさらに、0.246%が反吐、0.182%が空腹でできています」
まど子「うーん、実に模範的な解答だね」
さやか「頑張りました」テヘッ
まど子「愛、関係ないじゃん」
さやか「」
ゴッドハンドクラッシャー
さやか「ぎゃああああ」
キリカ「織莉子の仇……」
まど子「ん?」
召雷弾
キリカ「ぎゃああああ!」
まど子「まったく。この世界の20%はほむらちゃんの可愛さ! 20%はほむらちゃんのパンツ! 15%はほむらちゃんの想い! 15%はほむらちゃんの声!10%はほむらちゃんの仕草! 10%はほむらちゃんのタイツ! 5%はほむらちゃんの髪! 5%はたくあん! でできてるんだよ」
ほむら「最後、意味が分からないわ! ……というか、恥ずかしい……」ホムウ
まどか「つまりは……この世界はほむらちゃんの愛でできている!」
まど子『ブラックマジック』
さやか・マミ・織莉子・キリカ「「「「ぎゃああああ」」」」
まど子「次の質問。愛とはなに?」
キリカ「愛は無限に有限。愛はすべてだ! 好きだの大好きだの愛を単位であらわすようなやつは愛の本質をしらないっ」
まど子「たしかに。しかし、あなたは愛を知らない」
キリカ「なに!?」
まど子「愛はね……」カチカチ
まど子「愛とは、宗教的、理念的ものから、恋愛、そして欲望に至るまで様々な意味で用いられる概念……」
ほむら「調べて、適当に言っただけよね!?」
ゴッドハンドクラッシャー
キリカ「ぐぼれ!」
まど子「3つ目の質問」
まど子「愛は世界平和につながる?」
さやか「も、もちろんだよ!」
まど子「…………………………………………………………………………………………残念」
ゴッドハンドクラッシャー
さやか「ぎゃああああ」
まど子「そんな、甘いことを言ってるから、平和にならないんだよ」
ほむら「あなたは愛を解くのではないの!?」
まど子「4つ目。はあ……そろそろ、正解してほしいな。『結婚する理由は愛かな?』」
マミ「も、もちろんよ! 高校くらいから、幼馴染みと、再会して、付き合って、問題がありつつ、愛で乗り越え、結婚するのよ」
ほむら「意外に乙女……」
まど子「マミさんは可愛らしいですね」
マミ「ありがと」
まど子「でも、不正解」
マミ「」
まど子「結婚する理由は愛だけとは限らない!」
『遺産』 『年収』
ほむら「汚い!」
ゴッドハンドクラッシャー
マミ「あぶっ!?」
まど子「これを汚いと思える、ほむらちゃんは純粋かわいい」
ほむら「ほむぅ……」
まど子「5つ目……あなたは愛を信じますか?」
織莉子「……信じるわ」
まど子「そう。この問いに答えはない。だから、あなたの答えは正解であり、不正解でもある。はい、ほむらちゃん人形」
織莉子「……ありがとう」
まど子「ついでに」
超伝導波(サンダー・フォース)
織莉子「ぐわああああああああ」
まど子「不正解の罰も受けないとね」ティヒヒヒヒヒ
ほむら「鬼よ……」
まど子「6つ目。あなたは愛する人はいる?」
さやか「は、はい」
キリカ「も、もちろん」
ほむら「焦ってるわね。当然だけど」
まど子「……」ウゲエエ
ほむら「露骨に嫌そうな顔をしてる!?」
まど子「不正解!」
ゴッド・フェニックス
キリカ「ぎゃああああ」
さやか「もう、あんた、攻撃したいだけでしょ!?」
まど子「やれやれ。さやかちゃん達は全然、愛について、分かっていない」
ほむら「……」
まど子「だから、最後の質問はこの拳で愛を説いてあげるよ」
ほむら「もはや、質問ですらないわ!」
まど子「アチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョチョ」
さやか・マミ・織莉子・キリカ「「「「ひでぶうう」」」」
まど子「まどまど真拳奥義『ほむパン十字斬』」
織莉子・キリカ「「ぎゃああああ」」バタンッ
まど子「今日も愛を説くことができたよ」ポンッ
まどか「……」
杏子「……」
ほむら「戻った」
まどか「織莉子さん……キリカさん……」ウルッ
杏子「泣くな。あいつらも許してくれるさ」
まどか「……だといいんだけど」
ほむら「死んでます空気だしてるけど、生きてるわよ」
織莉子「うう……私達を倒しても、無駄よ。なぜなら、あなた達の運命は変わらないわ」
ほむら(……まさか!?)
ほむら「まっ……」
織莉子「魔法少女はやがて、魔女になる」
ほむら「しま……」
遅かったわ。
まどか「……」
さやか「……」
マミ「……」
杏子「……」
ほむら(……ショックで声が出ないのかしら? まあ、当然よね)
さやか「いや、知ってるよ」
まどか「DVDでも見たし」
杏子「映画も見たし」
ほむら「ええええええええええええええええええええええええ!!?」
マミ「あなたも映画を見て、知ったのよね」
織莉子「ぐっ……」
ほむら「まさかの図星!?」
織莉子「……退くわよ、キリカ」
キリカ「うん」
ダッ
ほむら「あっ……逃げれたわ」
まどか「大丈夫、ほむらちゃん」
ほむら「まどか……」
まどか「彼女達に出番はもうないから」
ほむら「ええええ!?」
ほむホーム
ほむら「あなた達がどうして、魔法少女の秘密を知っていたかは……まあ、ともかくとして、無事にここまで、これたのはよか……」
まどか「がは……はあはあ」ネツ40ド
さやか「……」ピーピー
マミ「……」クビカラチガブシュー
ほむら「全員、重傷だわ!?」
ほむら「ともかく、近々、ワルプルギスの夜が来るわ」
マミ「ワルプルギスの夜!?」
まどか「知ってるんですか、マミさん」
マミ「聞いたことがあるわ。ワルプルギスの夜は……」
もわもわ
ほむら「おなら、ぷっぷーぷっぷー」
まどか「いいにおいー、いいにおいー」
さやか「おなら、ぷっぷーぷっぷー」
杏子「いいにおいー、いいにおいー」
もわもわ
マミ「という、お祭りよ」
ほむら「違うわ」
さやか「なら、私が答えよう。ワルプルギスの夜は……」
もわもわ
コンビニ
店員「いらっしゃいませー」
ほむら「……」コト
お茶とジャンプを置く
ほむら「あ、ワルプルギスの夜をください」
店員「大きさは?」
ほむら「Lで」
もわもわ
ほむら「売り物!? ……違うわ」
杏子「ったく、お前らは。ワルプルギスの夜はな」
もわもわ
車掌「次はワルプルギスの駅〜。ワルプルギスの駅〜」
もわもわ
ほむら「もはや、夜ですらないわ!」
QB「やれやれ」
ほむら「……何の用?」
QB「その目つき、最高だよ」ハアハア
ほむら「気持ち悪い……」
QB「まあ、それはさておき、君達駄目だね。ワルプルギスの夜が分かっていないよ」
杏子「なんだ、こいつ。生意気だな」
マミ「なら、キュウベえは知ってるの?」
QB「もちろんさ。まずはこれを見てほしい」
ほむら「今日も疲れたわね」
カシャ、ジャージャー
ほむら「私のシャワシーン!?」
まどか「もう、見飽きたよ」
さやか「そうだよ」
マミ「最近じゃあ、生で見てるし」
杏子「これのどこがワルプルギスの夜なんだ?」
ほむら「……」
QB「すぐに分かるさ。ワルプルギスの夜がね」
ドカバキボキゴキ
まどか・さやか・杏子・マミ「「「「うぎゃあああああああああああああああああああああああ」」」」
マミ『こうして、ワルプルギスの夜は過ぎ去っていきました。おわり』
ほむら「いや、違いますから! 勝手に終わらせないで下さい!」
マミ「仕方がないわねえ」
マミ『こうして、ワルプルギスの夜の来襲の前夜は過ぎていった』
ほむら「前日だったの!?」
決戦当日
ほむら「ワルプルギスの夜……」
まどか「ほむらちゃん……」ギュッ
ほむら「まど……か……?」
まどか「見てて、ほむらちゃん。今度は私がほむらちゃんを守る」
ほむら「まどか……あなた、一体……」
マミ「来るわよ」
5
ほむら(ともかく……ついに戦いの時がきたわ)
4
ほむら(今度こそ……)
2
ほむら(あいつを……)
1
ほむら(倒す)
2
4
5
ほむら「カウントが戻った!?」
5
4
まどか「いくよ、皆!」
さやか「うん!」
マミ「ええ!」
杏子「ワルプルギスの夜を」
まどか・さやか・マミ・杏子「「「「現れる前に倒す」」」」
ほむら「えええ!? その発想はなかったわ!」
マミ「まずは私から! ティロ・フィナーレ!!!!」ズドン
ほむら「ワルプルギスの発生場所に撃ち込んだ!?」
杏子「おら!」ズバシャアアア
さやか「よし! 私も続くよ。ほむら! さやかちゃんボムを!」
ほむら「ウニしかないけど」
さやか「おお! さやかちゃんボム!」
さやか「それー!」ポイッポイッ
ほむら「だから、ウニよ、それ」
まどか「今度こそ……」
ロケラン
タンクローリー
その他もろもろ
ほむら「出現前からフルボッコ!? というか、私が事前に準備した武器が!?」
ドゴーン
まどか「終わったね」
マミ「ええ……」
さやか「うん……」
杏子「ここまで長かったな……」
ほむら「……」
ほむら(これで終わり? 私の苦労は?)
まあ、何にせよ、これで全てが………
???「アハハハハハハ」
ほむら「!?」
まどか「なっ!?」
???「アハハハ(人間ふぜいが私を倒せるとでも?)」
舞台装置の魔女 ワルプルギスの夜
ワルプルギス「アハハハハハハ」ゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら「ワルプルギス……」
マミ「今まで、戦ってきた、どの魔女とも、オーラが違う……」
マミ『ついに現れた最強の魔女。はたして、鹿目さん達はワルプルギスの夜を倒せるのか!?』
次回予告
まどか「ついに始まった最終決戦!」
ほむら「何度やっても、あいつには勝てない……」ウルッ
まどか「泣かないで、ほむらちゃん。ワルプルギスは私が倒す」
さやか「次回」
ほむら「『最終決戦スタート!
最強の敵 ワルプルギスの夜!
勝利を掴め』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
今回はここまでです
次は夜
第18話『さらば、歴戦の魔法少女達!
最強の敵 ワルプルギスの夜!
勝利を掴め』
前回までのあらすじ
まどか「……」
マミ『無事に織莉子さんとキリカさんを退けた鹿目さん達。そして、ついに……』
ワルプルギス「アハハハハハハ」
マミ『暁美さんを苦しめてきた難敵との戦いが幕を開けようとしていた』
まどか「ワルプルギスの夜! あなたは私が倒す!」
ワルプルギス「アハハハ(ほう。人間ふぜいが言うわね)」
まどか「って、マミさんが言ってました!」
マミ「私!?」
ワルプルギス「アハハハ」ビルモチアゲ
マミ「ヒイイイ、やる気満々!?」
ワルプルギス「アハハハ」ビルハッシャ
マミ「きたあああ!」
まどか「マミさん。これで打ち返して下さい!」バットナゲル
マミ「ナイスよ、鹿目さん!」バシッ
マミ「って、打ち返せるかああああ!」カキーン
ほむら「打ち返した!?」
まどか「ワルプルギスの夜も大したことないね」
ワルプルギス「アハハハ(あん? 何か言ったか?)」ギロッ
まどか「って、さやかちゃんが言ってました」ビシッ
さやか「ええ!?」
ワルプルギス「アハハハ」ビームハッシャ
さやか「ぎゃああああ。なんか、撃ってきた」
杏子「慌てるな、さやか」
さやか「杏子……助けてくれるの?」
杏子「ああ。これを使え」カガミ
ほむら「鏡!?」
さやか「なるほど。これで跳ね返すんだね」カガミカマエ
ピキ、ガシャン
さやか「ぎゃああああ」ドカーン
ほむら「当然のように跳ね返せなかったわね」
まどか「やられっぱなしでは駄目だよ。こっちも反撃だよ」
杏子「おう。皆」
クラスの皆「……」
ほむら「え? どうして、あなた達がここに……」
仁美「暁美さんのピンチに黙ってみているわけにはまいりませんわ」
男子「当たり前だろ」
ほむら「皆……」
中沢「……」
上條「いくよ、中沢」
中沢「……」コク
まどか「皆の想いを1つに! まどまど真拳奥義!!!」
皆「『大サアアアアアビス!!!』」バサッ
ほむら「最低な技、きた!?」
ぶおおおおおおおおん!!!
ワルプルギス「グハハハハ」ズドン
ほむら「めくった時の風で敵に大ダメージ!?」
まどか「どう、私達の想いがこもった一撃は」
ワルプルギス「アハハハハハハ(ふざけた技を……真面目に戦え!)」
ほむら「私も同意ね」
知久「まどか」
まどか「パパ」
詢子「大丈夫かい?」
まどか「ママ!」
タツヤ「はーい」
まどか「タツヤも……」
詢子「私達も助太刀にきたよ」
ほむら「いえ、気持ちは有り難いですが、ここは逃げたほうが……」
まどか「大丈夫だよ、ほむらちゃん。ここは任せてみよう」
ほむら「だけど……」
知久「魔法カード『死者蘇生』を発動。蘇るのはもちろん、ラーの翼神龍!」
ラー「がー!」
ほむら「すごいの出た!?」
知久「ゴッドブレイズキャノン!」
ワルプルギス「ぎゃああああ」
詢子「みくるビーム!」ビビビ
ほむら「目からビーム!?」」
ワルプルギス「アババババ!?」
タツヤ「ティロ・フィナーレ!」ズドン
ほむら「この子もティロ・フィナーレ!? ティロ・フィナーレって、意外に簡単なの!?」
マミ「暁美さんも私の本を買う?」
『猿でもできる・ティロ・フィナーレの撃ち方』
ほむら「本、出してた!?」
さやか「本当だ」
ワルプルギス「アハハハハハハ(強い……何者だ)」
まどか「私達は」
まどか「ほむほむをほむほむするための鹿目 まどかの団。略して、HHK団!」
ほむら「初耳よ!?」
さやか「いや、1話から、ティーシャツを来てたよ」
マミ「私も」
ほむら「ほむーん!?」
ワルプルギス「アハハハハハハ」ビルモチアゲ×5
ほむら「まずいわ。あれをまともに受けたら、大変よ」
まどか「なら、1人、1つを防ぐよ!」
さやか「任せて!」
マミ「ティロ・フィナーレで粉砕するわ」
杏子「ミスるなよ」
ほむら「こうなれば、私もやるわ」ホム
ほむらの場合
ほむら「とは言っても、私に武器はないし……あのビルをどうしたものかしら」ホムム
仁美「皆さん、暁美さんを援護ですわ」
ほむら「志筑さん……でも、あなたでは……」
仁美「安心してください。こんな時こそ、皆さんの力を1つにですわ」
ほむら「志筑さん……」ジーン
志筑「せーの!」
皆「サービス!」バサッ
ほむら「だから、その技はやめなさい!」
ビル「」ドガシャアアアアアアアアン
ほむら「やっぱり、粉砕されるのね!」
まどかの場合
まどか「さすがはほむらちゃん。なら、私も。まどまど真拳奥義『クラスのみんなには、ないしょだよっ!』」ドガシャアアアアアアアン
ほむら「拳で殴りにいった!?」
まどか「ふう」
ビル「」ドカシャアアアアン
ほむら「拳でビルが……」
マミの場合
マミ「ティロ」
杏子の場合
ほむら「あっけなく、飛ばされた!?」
杏子「いくぞ……」
ビル「ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ」
杏子「…………はっ!」
杏子「帰れ!!!!!」
ほむら「ええええええええええええええええええ!!?」
ビル「分かりました。帰ります。さよならーよならーならー」
ほむら「帰った!? というか、喋った!? しかも、エコーがかかってる!?」
さやかの場合
さやか「へん。ビルの1つや2つ。このさやかちゃんが……」
ビル
大きさ 六本木○ルズくらい
数 10個
さやか「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!? 数、多すぎよ。誰か、ヘルプを!」
まどか「あー、ごめん、さやかちゃん」
杏子「あたしら、麻雀中だから。リーチ」
QB「やれやれ。ここでリーチをするなんて。わけがわからないよ」
ほむら「遊んでないで、援護しなさい!」
杏子「でも、間に合わないぞ」
ほむら「え?」
ビル×10「やあ」
ほむら「ほむううううううううううううううううううううう!! もう、そこまで、迫ってるわ!!!!」
杏子「一人ぼっちは寂しいもんな。いいよ、一緒にいてやるよ」ポンッ
ほむら「いや、そんな場合じゃ……」
どがしゃあああああああああああああああああああああああああん!!!!!
ほむら「うう……」
QB「やあ、ほむら。今回も駄目だったね」
ほむら「ま、まだ……戦えるわ」
QB「諦めたほうがいい。見てごらん」
まどかファミリー「」
見滝原生徒「」
中沢「」
上條「」
仁美「」
ゆま「」
織莉子「」
キリカ「」
たくあん「」
絶望君「」
詩人「」
ハンペン「」
ほむら「なんか、訳がわからないのがたくさんいる!?」
QB「君は時間遡行者だったね。過去の可能性を切り替えるうんぬんかんぬん」
ほむら「……」
QB「お手柄だよ、ほむらたん。君がまどかを最強の魔女に育ててくれたんだ」
ほむら「私が……」
QB「いい表情だね、暁美 ほむら」
ほむら「……」
QB「見てごらん」
マミ「」
さやか「」
杏子「」
ほむら「皆……」
QB「君は1人だ。勝ち目なんて、ない」
ほむら「そんな……」
この時間軸でも……。
QB「おや? また、時間を巻き戻すのかい?」
ほむら「……時間を巻き戻せば」
それだけ、まどかの因果が増える。
QB「元をただせば、全部、君が招いたことなんだよ」
ほむら「……え?」
QB「君は結末を知っていた。なら、逃げ出すこともできた。なのに、しなかった。結果がこれさ」
ほむら「そ……それは……」
QB「ここにいる人達だけじゃない。さやか達でさえ、君は何度、犠牲にしただろう」
ほむら「……」
QB「まどかを守る〜WWWWW? ワルプルギスを倒す〜WWWWW アハハハハハハハハハ」
ワルプルギス「アハハハハハハ」
QB「現実は関係ない人達を巻き込み、そのうえ、まどかを救えてすらいない。むしろ、まどかの運命すらも滅茶苦茶にしたと言ってもいいだろう」
ほむら「あ………ああ……」
QB「つまり、それもこれも、皆、ほむら。君が招いた結果なのさwwwwwwwwwwwwwwww」
ほむら「あああ…………ああ……」ジワリ
QB(ほむらのソウルジェムに急速に穢れが溜まっていく。もう、おしまいだね。しかし、美少女を虐めるのはいいね。この無表情から絶望に染まった顔……ゾクゾクするよ)
ガシッ
ほむら「はっ!?」
まどか「ほむらちゃん。もういい、もういいんだよ」
ほむら「まどか……まさか!?」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん。私……」
QB「……」ネガイゴトカモーン
ほむら「やめて……まどか……」
まどか「ほむらちゃんが今まで私のために頑張ってくれたのは知ってるよ。ごめんね、辛い思いをさせて」
ほむら「まどか………」
まどか「そして、ありがとう」
ワルプルギス「アハハハハハハ」
まどか「……」
QB「さあ、鹿目 まどか。数多の世界の運命を束ね、因果の特異点となった君なら、どんな途方もない望みだろうと、叶えられるだろう」
まどか「私……」ヒョイ
QB「!?」
まどか「合体するね」
ほむら・QB「「!?」」
まどか「これが私の最後の合体にして、最後の戦い。まどまど真拳究極奥義『まどまど☆融合(フュージョン)』」ムシャムシャ
ぴしゃあああああああああん!!!
???「融合完了」
ほむら「これは……」
???「私の名前はまどベエ」
ほむら「何か、まどかがキュウベえの着ぐるみをつけただけな気もするわね」
さやか「まどベエ……」
マミ「私達の救世主……」
ほむら「そこまでの存在なの!? この容姿で!?」
杏子「……安心しろ、ほむら」
ほむら「?」
杏子「あたしはあたしの意思でここにいるんだ……あんたのせいじゃないさ」
ほむら「……杏子」
さやか「やだ、この杏子、格好いいザマス、マミの奥様」
マミ「そうザマス、さやかの奥様」
ほむら「うるさい」
ほむら「……」ニコッ
ほむら「……倒しましょう、あいつを」
まどベエ「うん」
次回予告
ほむら「ついに次回は最終回ね」
まどか「そうだね。長いようで短かったね」
さやか「次回」
ほむら「『最終決着!?
ワルプルギスの夜をぶっとばせ!!
そして、伝説へ』」
ほむら「次回もお楽しみに」ファサ
マミ「次回予告も短くなったわね」
今回はここまでです
次は月曜日
第19話『最終決着!?
ワルプルギスの夜をぶっとばせ!!
そして、伝説へ』
前回までのあらすじ
マミ『ワルプルギスの夜との激戦がはじまり』
まどか「出てくる前に潰すよ!」
マミ『鹿目さん達は序盤、優位に立つも』
ワルプルギス「アハハハ」ビルモチアゲ×10
マミ『形成を逆転され、さらに』
QB「まどかを守る〜WWWWW? ワルプルギスを倒す〜WWWWW アハハハ」
マミ『キュウベえによる、暁美さんへの精神攻撃に屈し、魔女化寸前に鹿目さんが登場。ワルプルギスの夜を倒すため、最後の合体をしたのだった』
ほむら「真面目なはじまりね」
マミ「最終回だからね」
まどベエ「いくよ!」ダッ
ほむら「危険よ、まどベエ!」
まどベエ「だいじ……」ツルッ
ドテン
まどベエ「……」
ほむら「………」
さやか「………」
マミ「…………」
杏子「…………」
まどベエ「痛いよお。えーんえーん」
ほむら・さやか・マミ・杏子「「「「うわあ……」」」」
まどベエ「えーんえーん」
さやか「……」ポカッ
まどベエ「いたっ!? うわーん、うわーん」
さやか「……」
マミ「落ち着いて、美樹さん。こんな感じでも、すごい必殺技があるかもしれないわ」
さやか「……そうですね。ねえ、まどベエ。あんた、何ができるの?」
まどベエ「あいつを倒せる!」
さやか「うわぁ……」
マミ「説得力がない……」
ワルプルギス「アハハハハハハ」ビルモチアゲ
杏子「また、来るぞ!」
ほむら「危ないから、こっちに」ウデツカム
まどベエ「あ、あわわ……」ツルッ
ぺたん!
ほむら「きゃっ!? 大丈夫、まどベエ?」
まどベエ「これは……柔らかさがないこれは……ちっぱい!」ゴゴゴゴゴゴ
ビル「」ゴゴゴ
ほむら「まずいわ! ビルが……」
まどベエ「はあああああああああああ!」ゴゴゴゴゴゴ
ビル「どがしゃああああん!!!」
ほむら「オーラでビルを壊した!?」
マミ「そうか!」
ほむら「何か、分かったんですか、巴さん」
マミ「まどベエさんの能力は……」
杏子「あいつの能力はおそらく、あんただ」
マミ「先に言われた!?」
ほむら「私?」
杏子「ああ。あんたにエロいことをしたりして、興奮すると強大な力を発揮する」
ほむら「は、はあ……何で、分かるの?」
杏子「説明書がついてるし」
ほむら「説明書!?」
さやか「例えば……」ペラ
ほむら「スカートをめくらないで!」ホムッ
まどベエ「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら「オーラが増した!?」
さやか「よし! この調子でオーラを溜めよう!」
マミ「ええ」
杏子「というわけで、パンツ脱げ」
ほむら「嫌よ!」
まどベエ「このまま、奥義、いくよ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
さやか「おお!」
まどベエ「まどまど真拳奥義」
電車
ガタンゴトン
ワルプルギス「……」
さわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわ
ワルプルギス「アハハハハハハ」//////
まどベエ「『痴漢拳!』」
ほむら「変態だあああああ!」
さわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわ
ほむら「って、私のお尻も触らないで!」
まどベエ「次、いくよ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
杏子「すごい気だ……」
まどベエ「まどまど真拳奥義!」
まどか「『まど☆ナックル!』」ドカシャアアアン
ワルプルギス「アバアアア」
ほむら「ワルプルギスを殴り飛ばした!?」
まどベエ「まだだよ……いけ、キバコ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
キバコ「キバー」
ほむら「ポ○モン出した!?」
まどベエ「キバゴ、ドラゴンテール!」
キバコ「キバー!」
ワルプルギス「ぐはっ!?」
ワルプルギス」アハ……ハハ……ハハハ……」
まどベエ「ワルプルギスは弱ってる! トドメだよ!」
杏子「主役の出番だな」ポンッ
さやか「主役!」
さやか「仕方がないなあ、主役のさやかちゃんが華麗にトドメを決めちゃいますか!」
まどベエ「マミさん」
マミ「任せて」ティロフィナーレノホウダイジュンビ
まどベエ「ほむらちゃほむほむ」ホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホムホム
ほむら「や、やめなさい、まどベエ」
杏子「発射台にセット、と」
さやか「主役だから、髪型も整えないと」
ほむら「発射台にさやかが詰め込まれてる!?」
さやか「ふふん。ほむらは黙ってみてなよ。この主人公、さやかちゃんの活躍を!」
ほむら「まあ……あなたがそういうなら……」
まどベエ「いくよ……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
まどベエ「この一撃には皆の想いがこもっている! さやかちゃんが弾になり、マミさんの砲台に杏子ちゃんが弾(さやかちゃん)を詰め、ほむらちゃんのエロスからのエネルギーで私が最終奥義を発動する!」
杏子「あたし、意味なくないか!」シャーマンスープレックス
マミ「ぎゃあああああ!」
まどベエ「まどまど真拳究極最終奥義『まど☆フィナーレ!』」ズドゴーン
さやか「ぎゃあああああ」
どがしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!
ワルプルギス「ア………………ハハ…………………ハ」プシュウ
ほむら「ワルプルギスが……消えた? ということは……」
ほむら「勝った! 勝ったわ!」ホムウ
分岐点
ほむら「まどか! 勝った……」
さやか「」
マミ「」
杏子「」
ほむら「皆!?」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「どうしたの? ワルプルギスをようやく倒し……」
ワルプルギス「アハハハハハハ」
ほむら「倒せてない!?」ホムーン
QB「いい夢は見られたかい、ほむらたん」
ほむら「淫獣……」
QB「君達がワルプルギスに勝てるはずがないだろう?」
ほむら「そんな……」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「まどか……」
まどか「ごめんね……私の力が足りなくて……」
ほむら「気にしないで、まどか。まどかのせいじゃないわ」
まどか「ウェヒヒ。ほむらちゃんは……とっても、……優しいなって」
ほむら「まどか!」
まどか「……ほむらちゃん……もう行きなよ」
ほむら「え?」
まどか「こんなことは言いたくないよ…………でも………私はほむらちゃんとたくさん……経験したい……ことが…………げほっ」
ほむら「もう、喋らないで、まどか」
まどか「はあはあ……このままじゃ…………ほむらちゃんまで死んじゃう………キュウベえ」
QB「なんだい」
まどか「私………魔法少女になる」
ほむら「ま、まどか?」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん。……ごめんね。そして、勝手なお願いだけど……馬鹿な私を……頼んだよ」
ほむら「………約束するわ。絶対にあなたを救う」カシャン
ほむら「また、まどかを救えなかった」
一体、どうすれば……。
ほむら「病院にヒントはないのかしら」
徘徊中
ほむら「ん? 昔のジャンプコミック?」ペラペラ
これは……。
ほむら「……なるほど。この真拳を極めれば……」
プロローグEND
>>456からの続き
ぽんっ
まどか「やったよ、ほむらちゃん!」
ほむら「まどか!」
QB「やったよ、ほむらたん!」
ほむら(無言の手刀)
杏子「これであんたの長い旅もようやく、終わるな」
ほむら「……そうね。……これも皆のおかげね……」ジワッ
マミ「さあ、皆でこの後、ケーキでも食べましょう。今日はパーティよ」
ほむら「ほむ! そういえば、さやかは?」ホムー
まどか「……」
杏子「……」
マミ「……」
ほむら「え、なに、この空気……」
マミ「行ってしまったわ…円環の理に導かれて。美樹さん…さっきのあの一撃に、全ての力を使ってしまったのね」
ほむら「ええ!? いやいや、おかしいわよね! 他の人は無事だし!」
マミ「それが魔法少女の運命よ。この力を手に入れた時からわかっていたはずでしょう。希望を求めた因果が、この世に呪いをもたらす前に、私達はああやって、消え去るしかないのよ」
杏子「さやかは犠牲になったんだ……未来の希望への犠牲にな」
ほむら「そんな壮大な犠牲に!?」
まどか「ありがとう、さやかちゃん。あなたのことは忘れないよ……さやかちゃんに敬礼」
マミ・杏子「「……」」サッ
ほむら「いやいや」
まどか「それじゃ……行こうか」
分岐点
3ヶ月後
ほむら「また、魔獣ね」
杏子「めんどくさいなあ」
マミ「そう言わないの」
魔獣「ぐはは」
まどか「一気に倒すよ」
魔獣「ぐはああ」プシュウ
ほむら「楽に倒せた……」
まどか「くんかくんか」
ほむら「パンツの匂い嗅いでる!?」
まどか「クラスの皆にはないしょだよっ!」
ほむら「いや、今さら、話してもねえ」
ワルプルギスの夜を倒したのもつかの間。
QB『新しいエネルギー回収方法を見つけたよ。もてない男性の自家発電から生じるエネルギーはエントロピーを凌駕する。だから、魔法少女をおかずに提供し、自家発電をさせる。で、その自家発電に飽きてきて、もてない男性が本番を、と言うと、残念ながら、本番はNG。この○貞が! というと、希望が絶望に変わり、それでエネルギー回収、二重に膨大なエネルギーを発生できるのさ。まあ、その男性は魔獣になるんだけどね(笑)』
そんなわけで、魔女だけでなく、魔獣まで退治しなくいけなくなったわけよ。
まどか「しかし、いつまでも、こんな戦いを続けるわけにはいかない!」
ほむら「どうするの?」
まどか「インキュベータを壊滅させる!」
ほむら「ええ!?」
杏子「その話、乗るよ」
マミ「腕がなるわね」
ほむら「意外にやる気満々ね」
まどか「というわけで、新たな旅に出発!」
マミ『こうして、彼女達の新たな旅ははじまりを告げたわ。次回から、壊滅! キュウベえ編が始まるわ』
ほむら「注意 そんなものははじまりはしないわ」
まどか・マミ・杏子「「「ええっ!?」」」
END
>>465
訂正
END→ハッピーEND
>>462から
3ヶ月後
仁美「さやかさん……」
あなたがいなくなって、もう、3ヶ月。短いようで長かったですわ。
仁美「さやかさん……まだ、キスもしてませんでしたのに……」
ほむら「また、ここに来ているの?」
仁美「……ええ」
志筑 仁美は振り返り、私を見る。
仁美「そういう暁美さんもよく来てますわね」
ほむら「わ、私はたまたまよ」
仁美「ふふふ、そうですの」
ほむら「ほむぅ」
仁美「さやかさんのおかげで、この街も平和になったんですね」
ほむら「微妙に違うけれど、ワルプルギスの夜を倒して、大きな被害が出なくなったのはたしかね」
仁美「……そうですか。やはり、さやかさんはすごいですわね」
ほむら「……志筑さん」
仁美「……では失礼しますわ」
ほむら「さやか……」
志筑さんがいなくなってから、私は墓の前に立つ。
ほむら「せっかく、まどかを救えたのに……どうして、あなたが……」
さやか「あー、草が伸び放題だよ。ちゃんと、刈らないと」ザクザク
ほむら「あ、すいません」
さやか「気にしないでいいよ。ほむほむのせいじゃないし」ザクザク
ほむら「……さやか。志筑さんは私達が守るわ。あなたの分まで」
さようなら、さやか。
仁美END
これにて、完結です。
読んでくださった方はありがとうございました。
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