美琴「ら…らぶらぶレールガン…?」(138)
とある本屋
美琴「な…なによ、この本?表紙の漫画のキャラ、私にそっくりだ
けど…」
黒子「そっくり、ではなく、お姉さまそのものを描いているつもり
なんですわ…全く」
美琴「わ、私を漫画にしてるわけ?け、けど、だれがこんな本を…」
黒子「正確には、『同人誌』というらしいですけど…おそらく
お姉さまのファンの方達が勝手に描いたものだとおもいますわ」
美琴「へー。一体どんな内容なのかしら?」
パラパラ…(本をめくる音)
上条「うああああああ!!!」
一方「いいぜエ!精子のベクトルを俺のケツの中で爆発的だァ妊娠しちゃうゥ!!!!」
どんがらがっしゃーーーーーん!!!!!
黒子「お、お姉さま!?どうしたんですの!?そ、そんな盛大に
ずっこけて!!!み、店の本棚がめちゃくちゃですわ!!」
美琴「あ…い、いや…そ、その…」
黒子「い、一体、同人誌はどんな内容だったんですの!?………こ、
これは…!!!?」
黒子「な、なんでお姉さまと、あの上条さんらしき男がつきあってる
設定なんですの!???し、しかもな、なんてラブラブな……!!」
黒子「きーーーー!!誰なんですの!?こんなつまんない本を描いた
輩は!?ジャッジメントとして許せませんの!?」
美琴「ま…全くだわ!なんで…アイツは私が…ほ、ほらこのシーンなん
か、二人で映画にデートして、手なんかつないじゃって…
ありえないっつーの!!!」
美琴「し、しかも次のページで、見てよ黒子!!映画を観た後は
二人仲良く夕食ですって!!しかもこんな夜景が見えるロマ
ンチックな場所で…とんでもないわ!!」
黒子「……………」
美琴「それでその後、誰もいない公園のベンチでふ、二人は見つめ
あって……き、キスとかしちゃったりして…ほ、ホントくっだら
ないわ!?ホント、誰が描いたのよ、この本!???」
美琴「ちょ、ちょっと待ってよ黒子!!今読んだのがらぶらぶレールガン1ですって!!
らぶらぶレールガン2と3も店頭にならんでるじゃない!!もう、勘弁してよ!!」
黒子「……お姉さま…」
美琴「ってくもーー誰が、一体こんな…なになに…?らぶらぶレールガン2の内容は…」
パラパラ…(ページをめくる音)
美琴「ちょ…なんなのよ!!この内容!?わ、私がアイツの家にお泊りですって!?
信じられない内容描くのね!?な…///な、なんで私がアイツの背中に抱き
ついてるわけ!?」
黒子「ちょ、お姉さま…」
美琴「し、しかもその後、え?べ、べ、ベットで、あ、ちょ、なにやってんのよ
この2人…!あ、ちょ、やだなにこ」
黒子「おねえさまあぁぁーーー!!!!!」
黒子「な、な、何を一人で勝手に興奮してるんですの!!しかも、そんな本を
内容をじっくり見なくていいですの!!」
美琴「な!!こ、興奮なんて私別に…!」
黒子「いいですこと、お姉さま!?おそらくこの本は、ファンの方が、お姉さま
があの上条さんって方と一緒にいるとこをたまたま目撃して、2人が恋人
同士と勘違いして描いた本だと思いますけど……これはれっきとした人権
侵害ですのよ!」
美琴「じ…人権侵害?」
黒子「そうですわ!!お姉さまの許可もなくこんな勝手な本を描いて金もうけ
するなんて…!!黒子は、この本を描いた作者のことが、ジャッジメン
トとして許せませんの!!」
美琴「人権侵害…そ、そうよね!!黒子のいうとおりだわ!!なによ、私に許可
もとらないでこんな本描いて!!しかも3巻の内容なんてもっとひどくて…!!」
黒子「も、もう本の内容などーでもいいですの!!!」
黒子「…それに、こんな本を売ってる本屋も本屋ですわ!!…お姉さま、ちょ
と待っててくださいまし!!黒子が本屋の亭主に文句を言って、この
本を売るのを止めるように…」
美琴「ちょ、ちょ、ちょっと待ちなさい黒子!!」
黒子「…え?お、お姉さま…?」
黒子「な、何故止めるんですのお姉さま……まさか、お姉さま…」
美琴「い、い、いや違うわよ!!私は別に…、た、ただほら、もう寮の
門限の時間が近いじゃない!!もう帰らないと寮監にしかられちゃ
うし…!!」
黒子「た、確かにその通りですけど…けど、亭主と話をつけるだけですから…」
美琴「い・い・か・ら!!今日のところは早く帰るわよ!!!急ぐわよ!!」
黒子「あ…!ちょ、ちょっとお姉さま!?」
その日の夜…寮内にて
黒子「全く…とんでもない本ですわ!とにかく、明日から犯人探しで
すわ!!見つけ次第、とっちめてやるんですの!ね、お姉さま!!」
美琴「え…あ、ああ、うん。そうね…」
黒子「あ、そうですわ!!お姉さまも捜査に協力してくださいまし!!
お姉さまも明日の放課後、一緒にジャッジメントの支部に…」
美琴「あ、ああ、そうしたいのは山々なんだけど…ごめん黒子。わたし
明日の放課後、用事があって…」
黒子「お姉さま…?用事ってなんの用事ですの?」
美琴「な、何って…い、いや、ただの学校の補習よ、補習。…さ、明日
も学校あるんだし、さっさとお風呂入って寝るわよ!」
黒子「え…ええ…」
次の日の放課後
とある本屋
亭主「いらっしゃいませー」
美琴「こ、こ、こ、こ、これください…!!!!」
らぶらぶレールガン1
らぶらぶレールガン2
らぶらぶレールガン3
亭主「あ、あー、この本なら、ちょうど今日、4も入荷して…まだ店頭に並べてないけど…
それはどうだい?」
美琴「え!?じゃ、じゃあ!!そ、それもお願いします!!!」
………………
美琴 購入品
らぶらぶレールガン1
らぶらぶレールガン2
らぶらぶレールガン3
らぶらぶレールガン4
学園都市 郊外
美琴「(か、買ってしまった…)」
美琴「(ど、どうしよう…一応、本屋で買う時は変装したけど…ばれてないわよね
…?後は、寮に帰るまで知り合いに会わないように…)」
佐天「あれー?御坂さんじゃないですか!!」
美琴「!!!!」
美琴「さ、佐天さん!!そ、それに初春さんも…どうしてここに…!!!!」
初春「ちょうど2人でセブンスミストに買い物に行こうとしていたところなんです。
御坂さんこそこんな所で何してたんですか?」
美琴「え?あ、いや、その…わ、私も買い物してて…」
佐天「ああ、買い物って、その袋に入ってる本のことですか?」
美琴「!!!」
佐天「沢山買ったみたいですけど、一体何の本を…」
美琴「だめええええええええーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
………………
佐天「…え?」
初春「み、御坂さん…??」
美琴「はあ…!はあ…!」
ざわ… ざわ…
佐天「あ、あのーー、どうしたんですか、御坂さん、私何か…」
美琴「はっ!!い、いやち、違うの佐天さん!?私その……
そ、そう!ちょ、ちょっと私体調が悪くて…!」
初春「え!?た、体調が!?だ、大丈夫ですか…!良かったら御坂さんの寮まで
一緒に…」
美琴「い、いや、いい!!いいのよ!!初春さん!!そ、そこまでじゃないから!
そ、それじゃ!!私急いでるからごめん!!!」
佐天「あ!ちょ、ちょっと!?御坂さん!??」
美琴「あ…危なかったわ…!!もし、こんな本買ったことが皆にバレでもしたら、
大惨事だわ…全く…」
美琴「(とにかく…これ以上知り合いに会わないように急いで帰らないと…!!)」
海原「おや、御坂さんじゃないですか!!」
美琴「な…!!!う、海原…光貴!!!」
海原「久しぶりですね、御坂さん。そうだ、これからお食事でもご一緒にどう
ですか?」
美琴「い、い、いや…わ、悪いんだけど私…これから、用があるから…そ、そう!
寮に帰るところだから…!!」
海原「そうですか…おや…?その袋は……?何かの本ですか??」
美琴「!!!!」
海原「その袋…本が何冊も入っていてとても重そうだ…よかったら、お持ちいた
しますよ…御坂さんの寮まで」
美琴「いいいいいいいや、いいって!ホント!重くないから!!!わ、私のことは
ほっといて!!」
海原「遠慮なさらずに。お持ちいたしますよ。」ぐいっ!
美琴「あ、ちょ、ちょっと!!!」
海原「大丈夫。ちゃんと御坂さんの寮まで一緒に…おや、この本は…?なになに『らぶ
らぶ…』」
美琴「おりゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
バリバリバリバリバリィィィィィ!!!!!!
海原「ぎゃアアあああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
美琴「ふう…あぶない所だったわ…まずいわ…今日に限って知り合いに
会いすぎるわ…と、とにかく…」
海原「う、うーーーん…あ、アレ…僕は一体…確か御坂さんに」
美琴「起きてんじゃねぇええええええええーーーーーーー!!!!!!」
バリバリバリバリィィィィ!!!!!!!!!
海原「うぎゃああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
美琴「とにかく早く帰らないと…!!」
黒子「…お姉さま…?こんな所で何をなさっているんですの…?」
美琴「…って、く、黒子…!!!な、なんでこんなところに!!」
黒子「今ちょうど、昨日のあのふざけた本を売っていた本屋に文句を
言いにいくとこだったんですわ。お姉さまこそどうしてこんな
ところに…確か補習のはずじゃあ…」
美琴「あ…いいいいや…そそ、そのう…」
黒子「!!!な、なんですの!!?その手に持ってる袋の中の本は!!
お、お、お姉さま…!!まさかそれは…!!!」
美琴「くく黒子!こ、これは…違うの!!違うのよぉぉぉぉぉーーー!!!!」
黒子「ちょ…お姉さま!!!どこに行くんですの!!!
お待ちになってくださいまし!!!」
とある公園…
美琴「はあ…はあ…黒子のやつ…もう追ってきてないわよね…どうやら、上手
く撒いたみたいね…」
美琴「けど、どうしよう…黒子にこの本を買ったこと、感ずかれたみたいだわ…
このまま、急いで寮に帰って本を部屋のどこかに隠したとしても…
黒子に家捜しされたら、もうおしまいだわ…」
美琴「どうしよう…もう、どっかに捨てて帰ろうかな…けど、せっかく買ったのに…」
美琴「そ、そうだ…もう、この公園で全部読んじゃえばいいんだ!!」
美琴「黒子を撒くためにずいぶん寮から遠い公園に来ちゃったみたいだし…
ここなら、知り合いなんて来ないわよね!」
美琴「よし、じゃあ早速一巻からパパッと読んじゃおう!昨日の本屋じゃ
黒子がいて、ぱらぱらっとしか読めなかったし…」
美琴、らぶらぶレールガン熟読中…
美琴「…………」
美琴「(な!よ、よく見たら、私、漫画の中でアイツのこと下の名前で
呼んでるじゃない!!と、『当麻』、って…////
そ、それにアイツも私のこと『美琴』ってよんでる…!!!)」
美琴「(う、うわ、それに、この最期のキスのシーン、ちょっと、長すぎ
じゃない!?の、濃厚なキスっていうか…!!わ、私、ま、まだ
中学生なのに…/////)」
美琴「(うわ…ちょ…うわぁ…/////)」
一時間後…
美琴「(や、やだ、ちょっと1巻を7回ほど読み返してたら、もう一時間くらい
たってる!!早くしないと寮の門限が来ちゃうし…次は2巻と…)」
美琴「…………」
美琴「(や…やだ!な、な、なんで私、アイツの家でシャワーなんてあびてんの
よ…!!//////あ!ちょ、も、もっと胸を大きく描きなさいよ…!!)」
美琴「(え…!!こ、これで、この後ベットでな、なにしちゃうわけ…!!だ、
だから、わ、私まだ、中学生なんだけど…!!ちょ……コレが2巻の展開
なら3巻と4巻は一体…って、ベットでキスして…ちょ…え、ええええ!!!)」
上条「あれ?おっす御坂、何やってんだこんな公園で…」
美琴「ぎゃアアあああああああああああああああああああ!!!!!!!」
美琴「な、な、な、な、と、当麻…じゃない、アンタ!!!
こんなとこでな、何してんのよ…!!!!!」
上条「なにって…普通に下校中だったんだけど…オマエこそこんな
公園でニヤニヤしながら本読んで、一体なにやってんだ?」
美琴「は?ほ、ほ、ほ、本?な、なんの話?本なんか持ってないけど?」
上条「いや…バリバリ手に持ってるじゃねーか…それに横においてある
袋の中にも何冊かあるみたいだけど」
美琴「あああああああのそそそそそその…えええっと…」
上条「オマエどうしたんだ?一体…」
美琴「ちょ…!こ、こ、これ以上、近かづいてんじゃないわよぉ!!!!!」
バリバリバリバリィィィィ!!!!!
上条「うわあ!」
上条「な、なんだよ、オマエ!いきなり電撃なんかあびせやがって!」
美琴「も、ももももももうわかったから!!!ホント、あああ、あ
っち行ってて!!はやく私から離れて!300kmくらい!!」
上条「そんなに離れられるか!!…おい…オマエなんか…顔まっかっかだぞ…
だ、大丈夫だから!!どっか体調良くないんじゃ…」
美琴「も、もう大丈夫だから!!全然大丈夫だから!!!!早く離れて!!」
美琴「(な…なんで読んでるときに限って限ってコイツがやってくるのよぉぉぉーーー!!)」
>>71
×上条「そんなに離れられるか!!…おい…オマエなんか…顔まっかっかだぞ…
だ、大丈夫だから!!どっか体調良くないんじゃ…」
○上条「そんなに離れられるか!!…おい…オマエなんか…顔まっかっかだぞ…
だ、大丈夫か!?どっか体調良くないんじゃ…」
間違えてすいませんでした
美琴「ご、ごめん、ほんと、心配かけたみたいで…け、けど、なんでも
ないから…!!と、とにかく今は、何も言わずにここから離れて!」
上条「………」
美琴「………」
上条「オマエ…まさかまた、前みたいに一人でやっかい事背負ってんじゃ
ないだろうな…一方通行の一件みたいに…」
美琴「は、はああ!!??ちょ…な、なにいって…」
上条「ここから、急いで離れろとかいってんのは…俺を事件に巻き込み
たくない為か…?もしかして、今からここに敵が来るとか…!?」
美琴「な、な、なにわけわかんないこと言ってんのよ、あんたは!?
いいから早く…」
上条「い、いや違う!!もしかして…その本か!!よく事情はわからないが、
その本の内容がオマエを苦しませているのか!!!なんかオマエその
本読んで、顔真っ赤にして苦しそうだったし!!
…わかったぜ御坂!お前、俺を事件に巻き込みたくない心使いはありが
たいが…俺は以前、どんなことがあってもお前を守ると海原と約束したんだ!!
御坂…俺が絶対に守ってやるからな!
ま ず は そ の 本 の 中 身 を み る !!!」
美琴「あ、あ、あほかぁぁぁぁぁぁあぁぁーーーーーーーー!!!!!!!!」
ぎゅうううううーーーーーー!!!
美琴「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっとぉぉぉ!!!袋をひっぱらないでよ!!」
上条「御坂こそ…!!は…はやくその本が入ってる袋を俺にわたせ…!!!
大丈夫!かならず助けてやるから…!!」
美琴「(や、やばい…こ…こいつマジだ…ど、どうしよう…よりにも
よって……こ、こいつに本気を出されたら私でも…!!!)」
美琴「(か、かくなる上は…!!)」
美琴「どりぁぁぁああああああああああああーーー!!!!」
バリバリバリバリィィィーーーー!!!!
上条「!?」
バリバリバリバリィィィィィ!!!!!
メラメラメラ…
上条「あ、熱う!!!お、お前!袋ごと本を電撃の火花で燃やすなんて…!!!
何すんだよ!!!」
美琴「あ、あんたが無理やり人のもの、とろうとするからでしょ!!!!全く!!」
上条「も、燃やしてもよかったのかよ…本…」
美琴「あったりまえでしょ?単なる本だもん!!…なにが、助けてやる、よ!!
なに盛大に勘違いしてんのよ、あんたは…!!!」
上条「なんだよ…俺の勘違いだったのかよ、だったらそういってくれれば…
別に燃やさなくても…ん??」
ひらり…
上条「あれ…なんか、ページが一枚だけ燃えきれずに残ってるぞ…?」
上条「これは…んん?」
美琴「!!!!!!!!!!!!」
…説明しよう!!美琴が燃やし損ねたのは、『らぶらぶレールガン』4巻の
1ページ…実はらぶレーの4巻は、1~3巻と違い18禁なのだ!!!
(ちなみに、燃やし損ねたページの内容)
美琴『ああ!!いい!!当麻の×××いい、いいわあ!!!』
上条『ああ!美琴の×××もすっげえ×××で××だぁあ!』
美琴『ああ××の××が××でぇえ…あああ××!!!すごいわ!超電磁砲みたい!!!」
上条『すげえ…美琴の××が××だ…××××の幻想をぶっ飛ばす!!』
(以下略)
……………
上条「え……」
美琴「」
…………
上条「あっはっは…え、え、え、えーーーーと…まあ、あれだ…常盤台の
お嬢様もお年頃っていうか…ま、まあこんなのに興味持つ年だもん
な…!!う、うん!お、俺も中2ぐらいからだったし…は、ははは…」
美琴「…………」
上条「だ、大丈夫、御坂!!俺、別に全然気にしてないし…!!む、むしろ、
お前がこんなの読むなんて親近感?なんつって…」
美琴「…………」
上条「あ、あれ、でも、この漫画の男…なんか俺に似て…」
美琴「ふぎゃアアアアアアアアアアアアアアあああああああああーーーー!!!!!」
どがああああああああああああああああああああん!!!!!!!
上条「うぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!」
それから数日後…
とある本屋
黒子「ほら!!見てくださいまし、お姉さま!!あのふざけた本はもう店頭に
はありませんの!!実はあれから、あの本を描いていた輩も見事とっち
めて、廃盤にしましたのよ!!」
美琴「あーそーよかったわね…」
黒子「もう、お姉さま!!なんでそんなに元気がないんですの!!もっと、黒子
のことを褒めてくださいまし!!」
美琴「ああ、うるさいわね、こっちはそれどこじゃないのよ!」
美琴「(ああもう…結局本は全部燃えてしまったし…アイツには妙な誤解
されるし…ほんと、散々だわ…!!)」
美琴「ん…?」
美琴「なに…あの本…なんか表紙に黒子と私に似たキャラが描いてある本が売
ってあるんだけど…」
黒子「ギクゥ!!」
美琴「な、なによ…この本…な、なんなの…?ら、『らぶらぶテレポート(18禁)』
って…!!!」
黒子「お、お姉さま…これは…あああ!!だ、駄目ですのお姉さま!!中を覗いては!!」
パラパラ…(本をめくる音)
美琴「……………」
美琴「……ねえ黒子…なあんで、この本の中で私と黒子が恋人同士で
裸で抱き合ってるわけ…?」
黒子「さ、さああ…し、し、知らないですわ!!き、きっと、ま、また、誰かが、
勝手に描いた漫画が売りに出されてるんですの!!全く、またとっちめな
きゃ…」
美琴「…そう…で、この『らぶらぶテレポート』の絵柄…なんか、こないだの『らぶらぶ
レールガン』の作者の絵柄にめちゃくちゃ似てるんだけど…あんた、さっき、『らぶ
レー』の作者はとっちめた、って言ってなかったっけ…?」
黒子「あ、あ、あ、あ、あの…そ、それはぁぁ…」
美琴「作者をとっちめたんじゃなくて、自分が作品を依頼しただけなんでしょう
がアアアアああーーーーーーーーーーー!!!!!ふざけてんじゃないわよ
ぉぉぉぉーーーー!!!!」
バリバリバリィィバリバリバリいい!!!!!!!
黒子「あ、ああああーーーーーー!!!!お、お姉さま!!!み、店のほ、本を燃やす
のはやめてくださいましィィィ!!せ、せっかく描いてもらったのに…!!」
美琴「あんた、さんざん、『らぶレー』のときは人権侵害だのなんだの言って
たくせに!!なに、ミイラ取りがミイラになってのよ!!!」
黒子「け、けど…お姉さま、ごらんになってくださいまし!この『らぶらぶテ
レポート』のクオリティを…!!ほ、ほら、このページの黒子の××を
××するお姉さまの表情など、とてもアマチュアの仕事とは」
美琴「まあだ言うかああああああああーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
バリバリバリバリバリィィィ!!!!!
黒子「ふぎゃあああああああああーーーーーーー!!!!!!!!」
おしまい
こんな朝方まで付き合ってくれた人ありがとう!!
もう朝なんで寝ます。おやすみなさい。
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