上条「寮監…ですか」(1000)
立てた
ウソ……だろ……?
>>7
ごめん勝手に立てて…
50レス以内で終わるスレなんて沢山あるし、残りを投下して下さい
お願いします
940 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/03(水) 21:16:36.91 ID:MUKEWnqA0
生徒B「あ! あとは!」
美琴「まだあんの!?」
生徒B「衣替えの日だったと思いますけど、寮監代理と手繋いで歩いてましたよね!」
生徒A「す、すごいですわ、さすが御坂様!」
黒子「そ、その日は確か……!」
生徒D「それは見れなかったなー。ツーショット写真撮ってるカップルがちょっと似てたような気がするけど」
美琴「あがががががが、がが…………」
黒子「そ、そそそ、それだああああああああ!!」
生徒D「やっぱり本人だったの!?」
生徒A「是非その話も!! もっと聞かせてください!!」
黒子「お、おの、おお、おのれ、あんの若造がああああああああ!!」
生徒C「ちょ、ちょ、白井さん!? どこいくんですかー!?」
(こんの腐れ類人猿がああああああああああ!!)
(何なんですかいきなりー!?)
美琴「……………………」パクパク
生徒D「御坂さーん?」
──23時00分
上条「死ぬかと思ったぞ…………」
黒子「我を失っておりましたの」
上条「ったく……」
黒子「あそこは一度引いて立て直すべきでしたわね」
上条「そっちじゃねえだろ!?」
上条「能力全開でいきなり襲撃してくるだなんて…………」
美琴「むしろ初日でそうならなかったのがすごかったのかも」
上条「ていうかお前ももっと早く来てくれればよかったのに……」
美琴「だ、だ、だって、わっ、わわわ、私は食堂で」
上条「食堂で?」
美琴「ッ………………」プシュー
上条「何だ? 大丈夫か?」
支援
あれ、ごめん。今になって間違ってなかったことに気付いた。
しかもログまであるみたいだし。
やっぱ6日目の頭からできてるところまで行く。
===============================================================================================================================
6日目──00時00分
上条「………………」
黒子「………………」
上条(…………ここで寝ろってことか? 一体何考えてんだ!?)
黒子(…………お姉様が部屋に一人の状態で、この方から目を離すのは危険ですわ)
上条「お、お前、一体どういう……」
黒子「せっかくですの機会です。この際はっきり聞いておきますわよ」
黒子(とはいえ、聞き方を工夫しなければお姉様の想いを漏らすことにもなりますわね)
黒子「……お姉様のこと、どう思ってらっしゃいますの!?」
──01時00分
黒子「うっかりドストレートに聞いてしまったのに、本気で鈍感でしたのねこの方」
上条「すー…………すー…………」
黒子(結局、黒子の不満を一方的にぶちまけただけになってしまいましたの)
黒子(この方の言い分はただお姉様とその周りの世界を守るというだけ)
黒子(全く! 叩き起こしてでも怒鳴りつけてやりたい気分ですわね)
黒子(どうしてその世界の中にご自分を含まないのか…………)
黒子(それだけお姉様に信頼されているというのに、鈍感にも程がありますの)
上条「う………………すー……」
黒子「まったく、この季節そんな状態で寝ては洒落になりませんわよ」
黒子「ベッドでゴロゴロしているうちに寝てしまうだなんて…………」
黒子「でも、こういうとき空間移動とは便利ですわね」ヒュン
黒子「この方には効かずとも掛布団の方を移動させればいいだけですし」
黒子「…………おやすみなさい、上条さん」
支援
──07時00分
上条「え、えーと」
黒子「お、おねえさま?」
美琴「で、これはどういうことかしら?」
上条「あああ、あれ? 御坂サン? ここってもしかしてあの部屋か!?」
美琴「ソファーで寝てるんじゃなかったわけ?」
上条「ていうか今、何時?」
黒子「し、7時ですけど」
上条「うそ!? ここのところ5時起き連発だったのに!?」
美琴「シカトしてんじゃないわよコラー!!」バチバチ
黒子「ヒィィィィ!?」
上条「ちょ、ちょっと待てー!?」
──08時30分
上条「なぁ御坂」
美琴「何よ変態。黒子といろいろ話してるうちにうっかりそこで寝ちゃった? それを信じろって? 信じたとしてどうしろって?」
上条「というかなんでお前そんな怒ってんだよ!?」
美琴「別に怒ってま・せ・ん!」
上条「お前な……つーか食堂の空気が一変しててやりにくいんですけど!?」
美琴「う…………」
生徒D「あら? 痴話喧嘩って奴?」
生徒A「ほほえましいですわ」
黒子「噂は形を変えやすいですから」
上条「完全に別モンになってねーか!?」
美琴「あ、黒子、今日は非番だっけ?」
黒子「ええ、ですが昨日の罰がありますので」
美琴「ああ、そうだったわね」
上条「たしかに業者が来るのが11時とかだったかな」
美琴「別にそんなこと聞いてないんだけど」
黒子「まぁ1時間程度で終わりますわよ」
美琴「ああ、いつもそんくらいだっけ?」
黒子「いや、もっとかかってたような気がしますけど」
上条「この前は生徒総出で1時間弱だったっけ?」
美琴「別にそんなこと聞いてないんだけど」
上条「何で!? 何で俺にだけキレてんの!?」
しえん
──10時00分
黒子「お姉様、今日はおでかけですの?」
美琴「佐天さんからメールが来ててね」
美琴「初春さんも来るらしいし、アンタが行けないのは残念だけど」
黒子「お、お姉様! お姉様が黒子のことを!」
美琴「ああ、うっとおしい!!」
黒子「ううーお姉様の感触がああ」
美琴「気色悪いわね!?」
黒子「……ところで、いつまで怒ってるつもりですの」
美琴「…………わかんない」
黒子「超能力者がそこまで自己分析できなくなるだなんて……」
美琴「うっさい……」
──11時00分
黒子「あら、ようやく来ましたの?」
上条「つか悪い白井。飯食う時間なくなるってこと忘れてた」
黒子「お構いなく。この恨みは忘れませんわよ」
上条「笑顔が怖い」
上条「と、とにかく頼んだぞ」
黒子「罰は罰。きちんとやりますわよ」
美琴「ああ、罰ってコレだっけ?」
上条「お前はどっか行くのか?」
美琴「アンタには関係ないでしょ」
黒子「お姉様! いってらっしゃいまし!」
上条「何なんだよ……」
黒子「無自覚。自業自得でしょう?」
上条「なんで俺だけが悪いのですか!?」
黒子「その辺はよくわかりませんの。わたくしも共犯といわれてもおかしくないはずなのですが」
上条「あ、そうだ」
黒子「どうしましたの?」
上条「雨降るらしいぞ、って言おうと思ったんだけど」
黒子「わたくしが電話しておきますわ。この役立たずが」
上条「……すいません」
──13時00分
御坂「ただいま」
佐天「こんちはー!」
初春「こんにちは」
黒子「おかえりなさいお姉様。それに、初春も佐天さんも」
初春「白井さん、また何かしでかしたんですか?」
黒子「またって何ですの? その頭の花をどこかに飛ばして差し上げますわよ」
美琴「掃除は終わったの?」
黒子「ええ今しがた、大体2時間ほどでしたわね」
黒子「ところで、どうして2人は?」
美琴「いやー、遊び回る気でいたんだけど、雨降るっていうしさ」
黒子「まぁ、それも上条さんから聞いた話ですの」
美琴「…………」
初春「にしても、最近っていうかここ数ヶ月、予報おかしいですよね」
美琴「え? そ、そうかしら?」
支援
佐天「ああ、なんか噂だと樹形図の設計者が謎の攻撃を受けて撃墜されたって!!」
黒子「さ、佐天さんったら、まーたそんなくだらないお話を……」
初春「そうですよ、それよりも! 御坂さんの電話のお相手を確認ですよ!」
佐天「ちょっと初春! まだ言っちゃダメだって」
美琴「え? そ、それで寮に来たがってたのね……」
佐天「てへっ」
黒子「ここまで来てしまったら引き返せませんわね」
美琴「全く、この2人には敵わないわねー」
黒子「ではお姉様、上条さんはわたくしが抑えておきますので」
美琴「よし! ありがとう黒子! さあ部屋に行きましょう2人とも!」
初春「え? えええええ!?」
佐天「ちょっと御坂さん!? そんなのないってですよ!?」
──13時10分
上条「あ? 何だ?」
黒子「な、なんでもないみたいですのよ! ロビーにはお姉様も戻られてましたし!」
上条「んー、でも一応俺の仕事になるだろうし」
黒子「で、ですから! 今日の点呼回りの時のことについてお話しに来ましたの!!」
上条「はぁ?」
──13時20分
黒子「疲れましたの。帰りもやらなきゃならないんですのね」
佐天「いえいえ、無理にやらなくたっていいんですよ!?」
初春「そうですよ! 無理せず会わせてくれればいいんですよ」
美琴「帰りは交代しましょ」
黒子「いえ! お姉様とあの野郎を同じ部屋に、と思うとその申し出は受けられませんの!!」
美琴「アンタねぇ……」
佐天「何でダメなんですかー?」
黒子「危険……ですのよ」
初春「危険?」
美琴「他所の中学の子……確かに危険極まりないわね」
佐天「はぁ……」
──14時00分
上条「嬉しい誤算ではあるんだけど」
上条「宿題も終わってしまっては……暇だ…………」
上条「しかし今日は食堂の方がなんだか賑やかだな……」
支援
──14時00分
黒子「何だか騒がしくありません?」
佐天「あ、ごめんなさい。声大きかったですか?」
黒子「いえ、そういう意味じゃありませんの」
美琴「集まって何かしてるのかな?」
初春「お、お嬢様が集まって、いっぱい……」
佐天「ういはるー?」
黒子「黒子が見てまいりますの」
バタン
初春「わ、わたしも!」
美琴「初春さんはダーメ? ここから出すわけにはいかないんだから」
初春「ううううう~」
佐天「お嬢様パワーですねぇ。今の声、白井さんがいたらと思うと」
美琴「……ゾッとするわ」
乙!
風呂に行ってら
──14時10分
白井「な…何ですのコレは!?」
──15時00分
美琴「お別れパーティ!?」
黒子「さっき食堂の方で盛り上がってましたわよ」
黒子「明日寮監が戻ってきますし、何でもかなり早い時間だそうで」
美琴「それで今日のうちにやろうっての? ちょっと急すぎるんじゃないの?」
黒子「わたくしもそう申したのですが、まぁ料理長がやる気になってますので」
佐天「なんだか楽しそうじゃないですか!」
初春「ダメですよ佐天さん。さ、さすがに私たちは帰らないと」
佐天「う、そ、そうだよね……」
黒子「申し訳ありませんの。流石に夕飯の時間まで他校の学生を残しておくのはまずいですので」
佐天「い、いや気にしないでください」
初春「で、御坂さんが呼ばれてるってどういうことですか?」
黒子「ああ、なにやらお姉様に生徒側の代表をお願いしたいとか」
美琴「ええ!?」
佐天「そ、それって! 代表の挨拶とかやる役ですよね!? 成績が良い人がよくやるやつ!」
初春「な、なるほど! 御坂さんなら納得です」
佐天「しかもお別れの挨拶で相手が彼氏だなんてすっごいなぁ!」
黒子「ブッ!!」
美琴「ゲホッ!!ゴホゴホッ!!」
佐天「あれ?」
黒子「お姉様!? 大丈夫ですの!? お姉様ー!?
初春「違うみたいですねぇ」
佐天「あれー? おっかしいなー?」
黒子(……お、恐ろしい子たちですの!?)
──15時30分
黒子「いいんですの? 見ず知らずの人のお別れパーティのお手伝いだなんて」
佐天「いやー、これからお知り合いになるかもしれないじゃないですか」
初春「わ、私はここでこういうお仕事を任せてもらえるだけで十分です!」
美琴「どうでもいいけど、こんなにバタバタしててアイツに気付かれないの?」
黒子「足止め係が数人行ってるようですので大丈夫みたいですのよ」
佐天「なんでそっちの仕事を任せてくれなかったんですかー!?」
美琴(数人…………)
黒子「お姉様……流石にそれくらい我慢してくださいですの」
美琴「別に我慢なんて……」
初春「代理さんも今頃お嬢様に囲まれてるんですね~」
美琴「…………」
黒子「う、初春!? 黙りなさい!!」
初春「ひぇ!?」
──15時30分
上条「ここは遊ぶ部屋じゃあないんですけどー?」
生徒G「でもお仕事はないんでしょう? お話ししましょうよー」
生徒D「ここ初めて入ったわー、意外に狭いのね」
生徒C「あんまり触っちゃダメですよ。元々寮監の部屋なんですから」
生徒G「寮監代理さんとー御坂さんってー」
生徒D「あー、大きいテレビいいなぁー!」
生徒C「指紋とかつけたらまずいんじゃないですか!?」
上条「何がどうなってるんですかー!?」
──18時00分
上条「で、何? 今度はお前か」
美琴「うー、なんか朝のこと思い出してムカムカしてきた」
上条「ちょ!? 待ってください御坂サン!?」
美琴(ああもう、挨拶だなんて何言えばいいわけ!?)
──18時00分
佐天「やっぱり会わせてくれないんですね」
初春「無念です……」
黒子「そんなことより、準備にお手伝いいただいちゃって申し訳ありませんでしたの」
初春「手伝いっていっても大したことできませんでしたけど」
佐天「まぁまぁ気にしないでください!」
佐天「じゃあまた今度! 次こそその人に会わせてくださいねー!」
黒子「そんなことにならないように精一杯がんばりますわ」
──18時10分
黒子「さて、いよいよ大詰めですわね」
美琴「まぁ短時間なら装飾はこんなもんじゃない?」
黒子「ところで、足止めは?」
美琴「先輩たちにまた任せてあるわ」
黒子「ではお姉様は挨拶の方ですのね」
美琴「困ったら王道しかないわよね……」
黒子「お姉様……まさか?」
──19時00分
上条「御坂がいなくなったと思ったらまた君達ですか……」
生徒D「へへー」
上条「おっと、悪い。そろそろ時間だ」
ガチャ
黒子「その心配は要りませんのよ」
上条「はぁ?」
黒子「ついでに言うと巡回の必要もなくなったようですの」
上条「どういうことだ!?」
黒子「お願いですから、このまま20分ほどお待ちくださいですの」
上条「ちゃんと説明をだな!?」
──19時20分
上条「お、おい! そんな急がなくたって!? 食堂行くの!? つーか巡回は!?」
黒子「大丈夫と申しましたでしょ。どうせもうみんな集まってますわ!」
上条「はぁ!? って、何だコレー!?」
美琴「お別れパーティよ」
上条「お別れ?」
黒子「わたくしたちも全然知らないところで皆様が企画していたそうですわよ」
上条「え、ええ!?」
上条「……………………」
美琴「どうしたの?」
黒子「サプライズ過ぎて声も出ませんの?」
上条「………………そっか」
──19時30分
黒子 (お姉様ったら、結局予想のはるか上を行く感じに堅苦しい挨拶になってしまいましたのね……)
美琴「い、い、一週間の短い間でしたが」
黒子「内容は普通なのにものすごい動揺っぷりですわね……」
美琴「え、えーと、あ、ありがとうございました」
一同「ありがとうございました」
上条「え、えーと、その。(御坂ってこんな話し方だったっけ!?)」
料理長「よーし! もういいだろ!」
料理長「さあどんどん作るからどんどん食えよー!」
上条「ひぃ仕切り屋!?」
料理長「ずっと待ってんのも退屈だったんですよ!!」
──20時30分
上条「やっぱり俺も挨拶すんの?」
美琴「当たり前でしょ。いつも号令やってるくせに何いきなり困り顔してんのよ」
上条「こういうのは緊張するだろ普通!? お前も緊張気味だったじゃねーか!?」
美琴「なっ!? そんなことないわよ!! ただ厄介な役を任されたなーって!」
黒子「むしろ照れてましたわよね」
美琴「くっ、黒子!!」
生徒A「あらあら、ほほえましいですわ」
上条「ははっ、無理してやることなかったのに。どうせ寂しくもなんともねーだろ?」
美琴「そんなわけないでしょ!?」
上条「だよなぁ? って、え? ええ!?」
生徒A「私たちもうおなかいっぱいなんだけどなー……」
美琴「寂しいに決まってんでしょ!?」
上条「み、御坂!?」
黒子「なんというか、飽きませんわねぇ」
美琴「…………」
上条「ははは。…………俺だって同じだよ」
美琴「!?」
生徒G「帰っていいすか?」
料理長「おう」
上条「たった1週間だったけど、それでもこの生活に慣れてたんだな」
上条「明日で終わりっていうのはすごい寂しい」
上条「名門常盤台だし、最初は正直言って怖かったよ。(御坂達みたいな奴ばっかりだと思ってたし)」
上条「でも手伝ってくれたり話しかけてくれたりしたろ? すごい助かった。(宿題とか)」
上条「やっぱりこうやって、1週間積み重ねてきたんだもんな。やっぱりすごく寂しいよな」
生徒一同「……………………」
上条「でもまぁ、ぶっちゃけ俺も第七学区の住人だしさ。すぐ会えるんだよな!」
美琴「…………は?」
生徒G「まだ…………チャンスはある……!?」
上条「だから、見かけたときは声かけてやってくれよな! とにかく1週間ありがとう!」
黒子「お見事ですわ。台無しですの」
生徒D「御坂さんの本音が聞けたのが一番の収穫でしたね」
上条「本音? 何が?」
美琴「……………………アンタは……!」ビリビリ
上条「ちょ、え、えええ!? な、な、何でーー!?」
美琴「人が……思い切って……言ったのに……アンタはあああああああ!!」バチバチ
上条「ぎゃあああああああああああああ!?」
──22時30分
上条「ということで」
美琴「ううううう……」
黒子「随分派手にやりましたわね」
上条「さすがに腰が抜けました。建物に被害がないことに驚いております」
黒子「で、お姉様も例の罰を?」
美琴「!? (それって昨日の黒琴同じ状態!? つまりアイツと一緒にー!?)」
上条「いや、なんか明日寮監に報告するだけでいいらしい」
美琴「うぐっ…………ううううう…………」
黒子「お姉様!? お姉様しっかりしてー!?」
──23時30分
上条「最後の夜くらいはベッドで寝たいところだけど」
上条「すごい悪夢が見れそうな気がする!」
上条「しかし1週間か。割とあっという間だったな……」
美琴「そうね……」
上条「うお!? 何してんだよ!?」
美琴「なんだか落ち着かなくてね」
上条「……。 そっか…………」
美琴「ねぇ……」
上条「ん?」
美琴「……ううん、何でもない。おやすみなさい」
上条「は? ああ、おやすみ」
美琴(やっぱり、よくわかんない……)
7日目──05時00分
上条「何なんだろう。また5時かよ」
上条「このソファーなんかおかしいんじゃねえのか?」
上条「俺の右手が影響しない何かでもあるとしか思えない」
上条「……頼んだら譲ってもらえるかな?」
上条「しかし昨日は考える余裕なかったけど、この感触ともお別れかー」
上条「そう思うと困ったな。起きたくねえ……」
──07時00分
寮監「おはよう」
上条「あ、おはようございます、って早ッ!?」
寮監「ああ、思ったより早く戻ってこれた」
上条(な、なんかこの前と雰囲気が違う?)
寮監「しかし、話に聞いていたとおり優秀だったようだな」
上条「いえ、そんな」
上条「って話?」
寮監「こっちの話だ。気にしないでいい」
上条「はぁ……」
上条(ていうか、流石にあの御坂たちに恐れられてるだけあるな……)
寮監「もう朝食だろう。最後の挨拶を済ませよう」
上条「あ、い、いえ、寮監が戻ってきたんなら俺は帰りますよ」
上条「挨拶なら昨日しましたし」
寮監「そうか、しかし」
上条(なるべく早く帰ってしまおう。なんか怖くなってきた)
上条「それにもたもたしてるとなんだか意志が鈍りそうなんで」
寮監「……そうか。いいのか?」
上条「荷物もまとめてあります」
寮監「わかった。日誌は書いてくれたのかな?」
上条「あ、はい、一応毎日書きました」
寮監「そうか、ご苦労だった」
上条(ふう、これで終わりか)
寮監「昼までに読むとして……。では報酬等細かいことは午後にでも電話をしよう」
上条「わかりました。じゃあ後はお願いします」
上条「って、そうだ。あと御坂が──、
──07時30分
美琴「うー……」
黒子「やけに嬉しそうに部屋に戻ってきたと思ったら、そのまま眠れなくなるだなんて」
美琴「だってぇ……なんか落ち着かなくて」
黒子「これで最後の朝ですのよ。まぁあの方の顔を見たら少しは落ち着くんじゃありませんの?」
黒子「ほら、この足音…………ハッ!? そんな!?」
生徒D「あ、きたよ!」
美琴「あっ」ドキドキ
寮監「全員整列しろ」
──07時30分
(えええええええええええええええええ!?)
(いやあああああああああああああああ!!)
(ぎゃあああああああああああああああ!?)
上条「食堂の方が賑やかだなぁ」
上条「まぁいきなり寮監が出てきたらびびるよなー……」
上条「さてと、帰るか!」
──08時00分
青髪「カミやーん?」
上条「げ、青髪……。こんな朝っぱらから何してんだよ」
青髪「その荷物は何なん?」
上条「むしろお前のその荷物が何だよ!? 路上で寝袋かよ!?」
青髪「そんなこといいからいいから! 噂のお仕事もついに終了かー?」
上条「ああ、予定通り1週間で終わりだ」
青髪「にしてもカミやん。お嬢様に囲まれておきながら予想外にすごいルートを取ったってすごい噂になっとるで?」
上条「それは非常に不本意なんだが、おかげで俺の身が安全だと思うと涙が出る」
青髪「それでどんな仕事してたん?」
上条「掃除と点呼と罰決め、能力者とのガチンコ対決だな。あと名簿を眺めてたり」
青髪「名簿?」
上条「能力とかの情報が載ってるんだよ。まぁアルバムみたいになってんだけど、必要なことは大体載ってるしから、何度も見る機会があってな……」
青髪「なるほど、そのアルバムにはお世話になったわけやね」
上条「そんな言い方するといろいろ語弊があるからやめなさい」
上条「あ、そうだ青髪。お前の電話番号知りたいっていう人がいてさ」
青髪「何やて!?」
上条「あっちには電番とか教えてあるんだけどさ、いつ電話していいかわからないみたいなこといってたし」
青髪「またまたカミやんわかってるくせに!? ボクぁいつだって出れますよー!?」
上条「でも相手がお前好みじゃなかったらどうしようかなってさ」
青髪「またまたカミやんわかってるくせに!? ボクぁどんな相手からだってラブを受け止めて見せますよー」
上条「そうだよな。んじゃあちっと連絡つけるから電話よこせ」
青髪「ハイ!」
上条「ったく元気だな。えーと……」
ピッピッピッ
青髪「カミやん早k」
上条「あ、もしもし? 源蔵さん? 上条ですけど」
青髪「……………………………………」
上条「ほらよ」
青髪「なぁカミやん。嫌な予感しかせんけど、信用してええんよな?」
上条「お前さっき言ってたじゃん、大丈夫だ。きっとその相手もラブの範疇だ」
青髪「も、もしもし…………?」
上条「んじゃ寮あっちだしまたな!」ダッ
青髪「ちょ、カ、…ミや……」
上条「しかし料理長ってすげー積極的だよなぁ……」
青髪「ぎゃあああぁぁぁぁぁあああああああああああ!?」
もうおわりですの
どなたか前スレのdat落ちする前のurlを持っている方はいらっしゃらぬか
専ブラの調子が悪すぎて前スレの履歴がピンポイントで消えた……
>>121
感謝の印に俺の尻の穴をご自由にお使いください
にゃー。もうネタが枯れたから投げるぜい
つか第七学区って広かったのかよ……
・設定:多分20巻以降。フィアンマ戦の割とすぐ後と想定、禁書英国で治療中。
日曜日スタートと想定して月、水は御坂が立ち読み。仕事する時刻は適当。
・源蔵:5巻、朝の常盤台の場面で名前のみ登場
舞夏「野郎趣味は料理長の源蔵さんだなー」
・9巻棒倒しの場面「ムキムキ坊主刈り男」
オチのためだけに源蔵と同一人物化
ネタ用メモ
もぶ生徒
A 1年生 念動力バナナ きっと寮監に伸されたことがある1年 上条優しい易しいフラグ
B 1年生 御坂を押し倒す上条を目撃 CとDのケンカの報告
C 3年生 Dと仲がいい敬語で真面目系
D 3年生 発火能力 3年 上条強い→フラグ
EFG ?年生 適当、腐、フラグ成立済
んじゃおつかれさまー
上条「……で、なんでまた俺はここにいるんでせうか?」
美琴「それは、また寮監が寮を離れなきゃいけなくなったからでしょ?」
黒子「前回の仕事ぶりを寮監はいたく気に入りましたの。そこで、今回も貴方に白羽の矢がたったというわけですわね」
上条「……まあ、かなり良い待遇の仕事だし、仕事をすることに文句はねえんだけどさ。……ただ、半ばどころかほぼ脅迫でしたよあの電話」
美琴「それだけ寮監もアンタを信頼してんのよ。ほら、グダグダぼやいてないでさっさと寮監室にいきなさい」
黒子「挨拶は夕食時でいいと思いますの。きっと皆さん喜びますわよ」
上条「はいよー」
きっちり続けられるか分からん
眠いし
上条「この部屋に入るのも久しぶりだなー」ドサッ
上条「フフフ、前回と同じ轍は踏まない上条さんですことよ。今回はきっちり着替えやその他生活用品は用意済みだぜ」
上条「しっかし、相変わらず整理されてるな……」
コンコン ガチャ
黒子「失礼しますの」
上条「おお白井、どうした」
黒子「そういえば、寮監から言伝を言いつかってますの」
上条「なんだ?」
黒子「『罰則の内容は任せるが、一応参考用のメモを名簿に挟んである』だそうですの。お目通しのほどよろしくお願いいたしますわね」
上条「はいはい」
黒子「それでは、また後ほど」
ガチャ
上条「名簿名簿……あったあった」
上条「この名簿を見るのも久しぶりかー」パラリ
上条「お、これがメモか?」ピラ
『罰則についてのメモ
・基本的には前回に準ずる。ただし、罰則は罰則である。違反者への罰は前回よりも重くすること
・御坂、白井両名に関しては、前回同様厳罰を課すこと』
上条「……やっぱ、前回の罰則じゃあ軽すぎたか……?」
上条「ま、いいだろ。そんなに罰則をキツくしてもしょうがねえし、前回通りいくか」
……ジー
上条「……?」ブルッ
上条「何か寒気が……まあ良いか」
上条「さて、と。ついでに、寮生の確認しとくか」
パラリ パラリ パラリ
上条「……うーん、改めて見ると……」
上条「やっぱお嬢様ってカンジの綺麗な娘ばっかだなー」パラリ
上条「普通なら上条さんにはご縁のないような楚楚としたお方ばかりでしてよ」パラリ
上条「そんな娘たちと一つ屋根の下か……。青髪ピアスたちがキレるわけだよな」パラリ
上条「下心は無くとも、身に余る幸福だよな、良く考えたら」パラリ
上条「……」
上条「かと思えば、ビリビリみたいなのがお嬢様の頂点、か。世の中ってわかんねえ」パラリ
コンコン ガチャ
黒子「寮監代理さん、もうすぐお夕食のお時間でしてよ」
上条「おっと、もうそんな時間かよ」ガタッ
黒子「……お仕事の準備に夢中でしたのね。随分と、このお仕事を気に入られたようで」
上条「まあな。勝手もある程度分かってるし。なんつーか、居心地良いんだよなぁ、ここ」
黒子「……麗しい少女に囲まれて鼻を伸ばさないでいただけませんこと?」
上条「いやいや、そういうことじゃねえよ。前だって皆優しかったし、それに……」
黒子「冗談ですわよ。……それより、挨拶は考えてますの?」
上条「………………あ」
黒子「まったく……。まあ、初対面というわけじゃないですし、きっとなんとかなりますわね」
上条「上条さんはプレッシャーに弱いんですのよ?」
黒子「馬鹿なことおっしゃってないで、行きますわよ」
>>147
ピノキオじゃあるまいし鼻を伸ばしてどうすんだ……
黒子のセリフの一部「鼻を伸ば」→「鼻の下を伸ば」に訂正
――ガヤガヤ ワイワイ
ガチャ
上条「失礼しますー」
生徒A「あっ!上条先生じゃありませんの!?」
生徒B「キャー!上条先生!また来てくれたんですね!」
生徒C「嬉しいですね。また上条先生とご一緒に生活出来るだなんて」
生徒E「これは……御坂さんとキャッキャウフフな展開!?いえ、白井さんとの三角関係!?」
生徒F「むしろこれは……料理長とのフラグ!?」ゴクリ
生徒G「だとしたら、リベンジって事なのかしら……wktk」ゴクリ
生徒D「ねーよ」
上条「あー……とりあえず皆さん座って座って」
「「「はーい」」」ガタ ガタ
シーン
上条「……えー、再び寮監代理を努める事になった、上条当麻です。改めてよろしくお願いします」ペコリ
「「「よろしくお願いしまーす」」」
生徒B「今回はどれくらいいらっしゃるんですかー?」
上条「それが、いつまでなのか分からないんですよね……。寮監さんの用事が済み次第、交代ってことみたいです」
生徒D「それじゃー、無期限もあり得るって事ですかー?」
上条「それはないと思いますけど……まあ、いつまでが期限か分からないって点ではそうなのかもしれませんねー」
「えー、無期限の方がいいのにー」 「ねー」 「寮監が戻って来ませんよーに!」
上条「あはは……。とにかく、これから改めてよろしくお願いします」
生徒A「上条先生、それ二回目ですわ」
源蔵「先生。緊張なさってるようですが、まあそう固くならなくても大丈夫でしょう。……それより、早く料理食べてくれませんかね。冷めちまいますよ」
上条「あ、ああ、そうだった!えー、それじゃあ皆さん……いただきます」
「「「いただきます!」」」
書き出したは良いが、なにぶん妄想力が足りない……
何か素敵イベントがあれば入れ知恵してくりゃれ
適当に拾いつつ書いていきます
というか、俺の他にこのスレに書き込む予定の書き手様はいらっしゃるのだろうか?
上条「はー、この豪華な食事をとるのも久しぶりだなぁー……。前回の仕事が終わってしばらくは、家の飯が恐ろしく味気無く感じましたよ本当に」
美琴「良かったわねー。しかも、周りは美少女ばっかりよ?こんな目にも麗しい状況で美味しい食事なんて、アンタ本当に運が良いわねー?」
上条「いやー本当にそう思いますよ。まさか、この不幸の申し子上条当麻にこんな素晴らしい幸福が舞い込むだなんてなー」
黒子「本当にそうですわね。寮生の皆さんも貴方をいたくお気に入りになっているようですし、両手どころかお花に囲まれて……なんてことも夢ではないかもしれませんわよ?」
上条「上条さんにはそんな下心はありませんことよ。美味しい食事が出来て、お給料が貰えればそれでオッケー。……というか、ここの寮生方のような美少女には上条さんのようなブ男など縁も所縁もございませんっての」
黒子「あら、ご謙遜を通り越して随分と卑屈ですのね。……お姉様から引き剥がすチャンスかと思いましたのに……って、あら」
上条「ん?」
美琴「…………」バチッ バチッ
上条「み、御坂さん……?なぜ、そんな不機嫌そうにバチバチなさっているのでせう……?」
美琴「……なんでもないわよ、
>>163最後切れてたんで追加
美琴「なんでもないわよ、馬鹿」バチッ
黒子(……相変わらず素直になれませんのね)
夕食後
カツ カツ カツ
黒子「まったく、お姉様は。ご自分から話題をふっておきながら、それで機嫌を損ねるなんて矛盾してますわよ?」
美琴「うう……分かってるわよ。でも、やっぱ複雑なの……」
黒子「あの方の肩を持つのは嫌ですが、あの方に限っては『可愛い』だの『美人』だのは好意に結び付きませんでして?その事はお姉様もよくご存知でしょうに?」
美琴「分かってるわよ、そりゃ。……でも、私には全然そういうこと言ってくれない癖に……」
黒子「ハァ……。そんなの当たり前じゃございませんの。お姉様は、あの方に会えば電撃を飛ばしたり蹴ったりどついたり暴れたり。照れ隠しなら可愛いものですが、傍目には単なる暴力少女ですのよ?」
美琴「……」ズーン
黒子「……逆に考えれば、今回の寮監代理は、チャンスですの。前回は空回りしっぱなしでしたけれど、今回はしっかりとお姉様への印象を変えるんですのよ」
美琴「……チャンス……」
黒子「そうですの。お姉様の印象を暴力からお淑やかに変えれば、あの方のお姉様への態度も変わるのではありませんこと?」
美琴「……そうよね。そうね、やってやるわ!今度こそ、アイツに見直させてやるんだからぁぁぁぁぁあああっ!」バチバチバチッ
黒子(……はぁ、どうして黒子はお姉様を応援するような真似をしているのでしょうか。……ま、お姉様がお喜びになるなら、損する役回りでも……我慢は出来ますわね)
黒子「………………はぁ」
寮監室
上条「えーと……消灯まで雑務はナシっと……。とりあえず週間の業務予定を確認しとくか……」
コンコン
上条「……どうぞー」
生徒A「し、失礼いたしますわ」ガチャ
上条「お、生徒Aさんどうしたんすか?」
生徒A「えっと、何かお手伝い出来ることはないでしょうか……?」
上条「気を使ってくれてありがとう。でも、今んとこは大丈夫かな」
生徒A「そ、そうですか……」
上条「……あー、じゃあ、消灯時刻より前には着替えておくように皆に伝えておいてくれないかな?ほら、消灯の時に着替えててバッタリなんて笑えないし」
生徒A「は、はい!それくらいならお安い御用ですわ。……あ、あの、上条先生?」
上条「はい?」
生徒A「あの……その……」モジモジ
上条「?」
すまん、眠いんでギブ
昼以降に起きると思う
そしたら再開します
入れ知恵は常時募集
上条さんの口調はバリエーションに富みすぎてて難しいのよなー
保守ありがとうございました
いやはや皆さんグッジョブと言わざるを得ないようなネタばかり提供して下さる……
とりあえず、今まで入れ知恵して下さったネタは全部拾います
一応、それぞれのネタに因果関係を引っ張ったりして流れは練りました
でもまだまだ入れ知恵は募集しております
ちなみに、上条さんの口癖については、一応原作に準じているつもりです
最初は久しぶりで緊張気味ゆえに敬語ですが、どうやら気楽にいって大丈夫っぽいと感じてからはややフランクな口調になった、という感じです
元々、レベルは気にしない上条さんですし、年下オンリーの常磐台中学生ならば年上のオニーサン的な口調のほうがしっくりくるかと
では、ぼちぼち再開します
書き溜めないのでスピードが遅いのはご愛嬌
生徒A「あ、あの……み、御坂先輩とは、どういったご関係でしょうか!?」クワッ!
上条「えっ………………は?」
生徒A「いつぞやの寮前での待ち合わせとか、大覇星祭での出来事や様々な目撃談……り、寮内でも御坂さんへの態度だけ特別な気もいたします!」
上条「いや、あの」
生徒A「も、もしや上条先生は御坂先輩とただならぬご関係でいらっしゃるのですか!?」
上条「だから、あの」
生徒A「真実の程を!どうか!!」
上条「……………あー……」
生徒A「………」ウルウル
上条「……一言で言うと、腐れ縁?」
生徒A「……え?く、腐れ縁、でございますか?」
上条「そう、腐れ縁」
上条「いつ頃からか、街中でアイツに絡まれるようになって……所構わず電撃を放ってくるわ、容赦無い攻撃をしてくるわ、はた迷惑な奴としか思わなかったな」
生徒A「あの御坂先輩が、そんな……」
上条「んでまぁ、ある事件に巻き込まれたのを境目に、ちょいちょい共闘したり、出くわしたり」
生徒A「じ、事件………?共闘………?」
上条「あ、ああっと気にしないでくれ!……とにかく、アイツと俺はそんな関係じゃないって。っていうか、アイツもそんな気はないだろうしな」
生徒A「………………上条先生、鈍いんですのね」ボソッ
上条「は?」
生徒A「いえ、なんでもありませんわ。……そ、それじゃあ上条先生、今、お付き合いしていらっしゃる方はいらっしゃいまして?」
上条「はっはっは。上条さんはこの通り全然モテないんで、生まれてこの方一度たりとも彼女なんていませんでしてよ」
生徒A「そうですか……。それなら、私にもチャンスはありますのね」
上条「は?」
生徒A「上条先生、ありがとうございました。それでは、私は皆さんにお伝えしてきますわ。また後ほど」
上条「え?あー……いっちまった……。チャンスってなんのチャンスだよ……?……ま、いいか」ガチャン
ところで凄くどうでも良い話題なんだけれど、『暴走能力の法則解析用誘爆実験』の管轄者の左側頭部にシミがある博士
あの人の名前って多分『キハラ』なんだが(超電磁砲アニメだと彼の研究室のプレートにKIHARAと書かれている。漫画版三巻でもHARAまでは確認可能)
もしや木原数多クンのパパだったりするのだろうか
あー腹いてー昼飯食い過ぎた
上条「さーて、消灯の時間ですよー」コンコン
「はーい」ガチャ
上条「準備は出来てますね。じゃ、おやすみなさい」
「おやすみなさーい」
―――略―――
コンコン
「はーい」ガチャ
上条「はやく寝て………って、なにやってんすか御坂さん」
美琴「いやーちょっとね」
黒子(素直になる訓練と称してスキンシップをとろうとしましたのに……。まさか、看破されてこんな紐でぐるぐるに縛られるとは思いませんでしたわ)
上条「…………とりあえず、風邪引かないようにして早く寝ろよ」
美琴「はーい」
黒子「モガー」
――略――
コンコン
「あ、あの、ちょっと待っていただけませんか?」ガタガタ
ガチャ
生徒A「お、お待たせいたしましたわ」アセアセ
上条「なんだ、消灯の準備終わってなかったのか」
生徒A「はい……。申し訳ありませんわ」
上条「いやいや、伝言に時間が割かれちまったんだろ?ごめんな」
生徒A「い、いえ!私がしたくてしたことですから……」
上条「ありがとうな」イケメン
生徒A「は、はい!」ドキッ
上条「じゃ、ゆっくり寝るんだぞー」
生徒A「は、はい。おやすみなさいませ……」
上条「おやすみー」ガチャン
上条「………」
上条(ぱ、パジャマが微妙にはだけててスゲー危なかった……。上条さんには刺激が強すぎますことよ……)ドキドキ
やっぱミサカ、100人出してもだいじょーぶ
上条「さーて、消灯の見回り完了っと」
上条「宿題でも進めるか?」
上条「いや、でもアレは俺一人じゃどうにも……」
上条「あー畜生。アレイスターの野郎、休暇をくれるのは良いけど宿題なんて出すなよなー」
上条「『学生の本分は勉強だ』じゃねえっての。大体、学生を勉強以外に使おうとしてんのお前じゃねぇか」
上条「………」
上条「ま、いいや。寝るか」トスッ
上条「このソファーも久しぶりだなぁ。まだ五時起きの魔術は残ってるかなーっと」
上条「………くかー」
生徒A「…………」コソッ
生徒A「……寝てらっしゃいますわね」
生徒A「フフ、やっぱりこのソファーでしたか。予想通りですわ。寮監室に籠られたら手出しができませんもの」
生徒D「で、ソファーで寝てる今ならなんとかなるって?」
生徒A「そういうことですわ………って、生徒D先輩!」
生徒D「しーっ!大きい声を出すなっての。……やっぱり、アンタも狙ってたわけね」
生徒A「先輩……も?」
生徒D「……」コクリ
A「……仕方がありませんわね。今日のところは、お互い引き下がりましょう?」
D「それが良さそうね。……ま、私は3Pでも大丈夫だけど?」
A「な、な、な、なにをおっしゃっているんですか!」カーッ
D「冗談よ冗談。じゃ、写メくらいは大丈夫でしょ。撮ったら部屋に戻るわ」
A「……そ、そうですね。写メくらいなら……」
上条「………くかー……」
ピロリーン ピロリーン ピロリーン
A「……(か、可愛い……)」ドキドキ
カシャ カシャ カシャ
D「………(……うう、体が熱い……)」ドキドキ
お嬢様ってすごい!
もっと!もっと!
翌日
上条「……やっぱ五時に目が覚めるんだよな。いやーすげーよこのソファー」
上条「……にしても、相変わらず誰も起きてないとただっ広く感じるな」
上条「んあー……。寮内でも回るか」テクテク
源蔵「お、寮監代理。お目覚めですかい?」
上条「ああ、源蔵さん。早いですね」
源蔵「料理の仕込みをしなきゃならねえからな。いつもこんなもんだ」
上条「そうだったんですか。お疲れさまです」
源蔵「いやいやいや。……それより、寮監代理はなにを?」
上条「五時に目が覚めたはいいんですが、なにもすることがなくて」
源蔵「なるほどなるほど。……寮監さんは、いつも寮内を軽く掃除してましたよ」
上条「掃除か……。それいいですねぇ。やってみます」
なあに、蛙返しの手にかかれば元通りさ
上条「……とは言ったものの、広いなぁこの寮」
上条「もう一時間半経っちまった」
上条「まだ半分も終わってねぇぜ」
上条「とりあえず出来るところまでやるか……?」
黒子「あら、寮監代理。おはようございますの」
上条「おお、白井。どうした?随分早いな」
黒子「風紀委員の仕事が入りましたの。私の分の朝食は不要ですわ」
上条「一応、とっておいて貰えるか訊いておこうか?」
黒子「それじゃあお願いしますの。では、行って参りますわ」シュン!
上条「……大変だなぁ風紀委員も。さーて、源蔵さんとこ行くか」
源蔵「お、寮監代理。なんか御用で?」
上条「ええ。白井が風紀委員の仕事で朝食に間に合うか分からないので、白井の分を残してはいただけませんか?」
源蔵「お安い御用です。治安を守る風紀委員や警備員の方々には頭が下がりますや。……と、そうだそうだ。寮監代理、モノは相談なんですがね」
上条「はい?」
源蔵「ウチの厨房で、一人手伝いを雇いたいんですわ。パン食を増やしてって要望が寮生から沢山きてるんですが、何分パンは手間がかかる。パン作りに慣れたバイトが欲しいんですよ」
上条「はぁ、なるほど」
源蔵「給料は心配いりません。俺は多すぎるくらい貰ってますから、俺の財布から出しますや」
上条「分かりました。とりあえず、寮監さんに訊いてみます」
源蔵「お願いします」
源蔵の名を伏せれば嬉々として飛び込んできそうだなw
源蔵「……どうでした?」
上条「許可が降りましたよ。給料や備品もちゃんと学舎の園から支給されるようです」
源蔵「そりゃあ良かった。それじゃあ、募集広告でも作りますかね」
上条「……そうだ源蔵さん。そのバイトなんですが、俺に一人心当たりがあるんですよ」
源蔵「本当ですかい?」
上条「ええ。パン屋で下宿してるんで、パン作りには慣れてんじゃないかと。それに、ここでバイト出来んなら喜んで承諾しますよ」
源蔵「そりゃあ良い。それじゃ、その件については任せていいですかね?」
上条「任せて下さい。それじゃ、朝食のほうよろしくお願いします」
源蔵「あいよ!今日は腕によりをかけて作りまさぁ!」
朝食後
上条「源蔵さん、バイトの件なんですが」
源蔵「お、もう連絡がとれたんですかい?」
上条「はい。案の定、二つ返事で承諾しましたよ」
源蔵「そうですか。そりゃあ良かった……。ただ、寮監代理を信用していないわけでは無いんですがね、ソイツは本当に信用できるんですかい?女子寮で働くことを嬉々として承諾する輩だと、お子さんを預かる身としちゃあ心配なんですわ」
上条「大丈夫ですよ。源蔵さんもめちゃめちゃ気に入りますって」
源蔵「……それなら、寮監代理を信じますぜ。いつから来れるんですかい」
上条「明日の朝にはこっちにこれると。一応向こうの下宿先からこっちに通うカンジになりますね」
源蔵「そうかそうか。それじゃあ、俺はパンのメニューでも考えますわ」
上条「よろしくお願いします」
舞夏「おー、上条当麻ー。おはよー」
上条「お、舞夏じゃねえか。そっか、実地研修に来てんのか?」
舞夏「そうだぞー。メイド見習いに休みはないのだー」
上条「休日だってのに大変だな」
舞夏「ふふーん。メイド見習いに疲れはないのだー」
上条「流石だよな。上条さんなんて、寮監代理業務にへばりそうですよ」
舞夏「……そういえばそうだなー。上条がここにいるのが自然すぎて受け入れてたぞー。また寮監代理かー」
上条「自然か?前回だって一週間いただけなんだぜ?」
舞夏「それだけ馴染んでるってことだぞー」
上条「……なるほど」
舞夏「そういえば寮監代理、寮の備品が足りなそうだぞー」
上条「え、マジで?」
舞夏「トイレットペーパーが無くなりかけてたぞー。今まではこんなこと無かったのになー」
上条「業者が備品の補充に来るのは明後日だから……仕方ない。緊急用に買いに行くか」
舞夏「それが良いぞー。……にしても、やたらとトイレットペーパーの減りが早いのは何故だろうなー」
上条「女の子のアレコレなんて、上条さんには分かりませんことよ」
舞夏「フフフー、上条らしいぞー。それじゃあ、私はもう行くぞー」
上条「はーい、お疲れさまー」
話は変わるが、アニメ超電磁砲第一話の佐天さんが嫌な奴過ぎる気がする
まだ木山戦までしか見てないが、多分アニメの中だと大体嫌な奴に描かれてんだろうなぁ
あーおっぱいおっぱい
雑談する寮生の溜まり場・食堂
上条「……というわけで、誰かに備品購入を手伝って貰いたいワケです」
「今、白井さんいないんだっけ?」「じゃー私行こっかなー」「えー私も行きたーい」「ここは源蔵さんが……」「ねーよ」
美琴「(ふ。フフフ。これはチャンスよ!一緒に買い物をして、かいがいしい所を見せてやるんだから!)あ、あのさー……」
D「はいはーい!私行きまーす!」
美琴「!?」
上条「お、Dさん。来てくれんのか?」
D「はい!私なら、自分の身は自分で守れますし。私の能力は先生も良くご存知でしょう?」
上条「そうだな。なら、Dに頼むよ」
美琴「わ、私も行く!」
上条「大丈夫だ。一人来てくれれば十分だ。サンキューな、御坂」
美琴「ぁ……ぅ……」シオシオ
D「それじゃー行きましょ?先生♪」
上条「そうだな。行くか」
とある第七学区の街中
上条「いやー悪いね」
D「いえいえ。先生の役に立てて嬉しいです」
上条「今まではこんなことってなかったんだろ?俺の不備で寮生に迷惑をかけるだなんて……」ズーン
D「いえいえ、先生のせいじゃないと思いますよ!(ある意味で先生のせいだけど)」
上条「そっかなぁ。なら良いんだけど……。ほら、俺ってなんだかんだで寮監代理やってまだ日が浅いし、なにかと至らないことばかりだと思うんだよな。それで寮生の皆さんに手間取らせたりとか迷惑かけてんじゃないかってビクビクしててさ……」
D「あはは、それはないですよ。先生はちょっと頼りないけど、凄く皆から慕われてますって!」
上条「やっぱ頼りねえんだよなぁ……」ズーン
D(か、可愛いっ!!)キュン
「………」ジー
上D「キャッキャウフフ」
美琴「……いいなー。アイツとあんなに自然に会話して」コソコソ
美琴「はぁ……私ももう少し素直になれたらな……」
美琴「……というか、あのD先輩ってもしやアイツに気があるんじゃ……」ハラハラ
美琴「が、頑張らなきゃ!」グッ
D「……ところで、上条先生。先生って、彼女さんとかいないんですか?」
上条「女の子ってこういう話好きだなー。生まれてこの方モテない街道まっしぐらな上条さんにはいないですよいるハズ無いですよチクショー」
D「プフッ、先生って卑屈ですねー。……でもそっかー、彼女いないんだー。じゃ、私が先生の彼女になったげる♪」ダキッ
上条「うわわわ!ち、ちょっとDさん!からかうのはよせって!」
D「あはは♪先生かわいー♪」
美琴「……」バチッ バチッ
ちょっと焼きそば食うっす
遅筆過ぎてすいません
トイレットペーパーの消失については、各々の想像に任せます
アニメでまともなの初春だけだと思うんだよな
黒子と御坂は独断先行上等で周りへの被害を考えないし
佐天は卑屈な嫉妬女だし
ただ、初春の名前をどの声優が呼んでも「うりはる」に聞こえてとても残念
変な話題をふってしまってすまんね
それじゃーぼちぼち再開しますか
因みに、なんやかんやで美琴たんも黒子たんも初春たんも佐天たんも俺は大好きです
上条「と、とにかく離れて!」グイー
D「いや~ん♪」
美琴「なんなのよアイツら……あんなにベタベタイチャイチャしちゃって……」バチッバチッ
美琴「ぅぅ……いいなー……」シオシオ
D「あーあ、剥がされちった」
上条「あ、当たり前だっての!」
D「あはは、先生って普段そんな口調なんだ♪その方がカッコいいよ?」
上条「ばっ……か、からかうなっての!」
D「からかってなんかないよ♪」
上条「だ、だから……」
D「ま、いいじゃんいいじゃん!さ、早くスーパー行こっ!?」タタタッ
上条「あ、待てって!」タタタッ
美琴「……はぁ、私もあんなことしたいなー……」シオシオ
美琴「ってアレ!?二人はどこいったの!?」
美琴「ああーっ!見失ったー!」
ヒソヒソヒソヒソ「なにあれー」ヒソ「関わらない方がいいって」ヒ「こわっ」ソヒソヒ「あやしー」ソヒソ「風紀委員よべ風紀委員」ヒソヒソヒソヒソ
美琴「………~~ッ!」アセアセ
美琴「うわぁぁぁあああん!」ダダダダッ
上条「あっれ~……Dちゃんどこ行った?」
上条「この曲がり角で見失って……ってことはそんなに遠くまでは行ってないか」
上条「路地裏にでも入ったか?あそこはアブねーってのに……」
「……ぁ、いいだろ?」「ヒャッハー」「や、やだ!」「テメェが入ってきたんだろーがアァ?」
上条「……ビンゴーって、まったく……不幸だー」タッタッタッ
上条「おい、お前らなにやってんだ?」
ハゲ「アァ?」
刺青「なんだなんだよなんか用ですかぁ!?」
モヒカン「ヒャッハー!消毒されてェのかアァン!?」
D「せ、せんせぇ……」グスッ
上条「……とりあえず、俺の連れがお世話になりました。じゃ、そういうことでコイツは連れ帰りますんで」ガシッ
ハゲ「そうは行くかよ。そこの女が俺らの溜まり場にフラフラ来やがったんだろ?」
刺青「自分からフラフラ来やがったんじゃァ何されてもナニされても文句はいえねーじゃんよぉ!?」
モヒカン「ヒャッハー!」
上条「はぁ……なんだか良く分からない理屈ですが、それじゃまたの機会に」
上条がDの腕を引き、路地の出口へ足を向けた瞬間である。背後の温度が急激に上昇するのを感じた。
上条「やばっ―――!」
幾多の戦いで培われてきた上条の勘が、一気に警報を鳴らす。次の瞬間には、上条はDを押し倒し二人で地面に倒れていた。
上条「伏せろ!」
D「キャッ!」
酸素が燃焼する音が頭上を通り過ぎ、熱風が地面に伏せる上条の背を叩く。オレンジの光が、薄暗い路地裏を照らした。
上条「スキルアウトかと思ったら……ガッツリ能力者かよ」
上条が立ち上がり振り返ると、そこには掌から炎を立ち上らせるモヒカンがニヤニヤと立っていた。
ハゲ「ハッハァ、そういうことだ。これでも俺らは全員がレベル3以上だ。怪我したくなきゃぁ、女を置いて失せろよ」
上条「はぁ……不幸だ……」
上条は頭を抱えながら、未だに地面にへたりこんでいるDを見た。例えレベル4の能力者とはいえ、本質は年頃の世間知らずのお嬢様である。どうやら、腰が抜けて演算どころか立つこともままならないようだった。
上条「仕方ねえ、な」
上条は前を見据える。
上条「テメェらが、か弱い女の子を寄ってたかって好きにできると思ってんなら。テメェらが、力でなんでもねじ伏せるってんなら」
幾多の敵を打ち倒した右拳を握り締め、傲岸不遜に上条たちをねめつける三人を睨み付け言い放つ。
上条「まずは――その幻想をぶち殺す」
モヒカン「カッコつけてんじゃねぇよヒャッハーァ!!」
吼えると、モヒカンは手を振りかざし、その手の平に巨大な火の玉を生み出した。
モヒカン「汚物は―――消毒だァ!!」
モヒカンが野球の投球の様に腕をふると、手の平の火の玉は形を変え、まるで蛇花火のごとく上条へ襲いかかる。
上条「炎は確かにヤバいが――」
だが、上条は怖じけづく事なく前へ踏み出す。
上条「――あのエセ神父のほうが、格段に強かった!」
一撃。上条の放った右拳は炎の渦に叩き込まれ、熱波と共に霧散してしまった。
モヒカン「は……ハァ?」
何が起きたのか分からずに唖然とするモヒカンと刺青。だが、ハゲはあくまで冷静に動いた。
ハゲ「なんの能力か知らねぇが……これならどうだァア!」
ハゲは身を屈めると、一瞬で上条へと距離を詰める。
上条(肉体操作系の能力者か――!?)
ハゲ「らッしゃァッ!!」
上条が反応するより早く、ハゲの右拳が上条の腹に叩き込まれる。まるでバットの先を鳩尾に叩き込まれたかのような衝撃と痛みが、上条を襲った。
上条(――なんだ、コレ――)
上条は、地面に膝をつく。そして、無防備になった上条の顔をハゲの回し蹴りが襲った。
上条「がふっ!」
脳を揺さぶられる衝撃を受けながら上条の体は吹き飛ばされ、Dのすぐ横に倒れ伏した。
D「か……か……か……かみじょ……せん……」
ブルブルと震えながら、倒れた上条に手を伸ばす。それは、心配ゆえの行動なのか、頼れる相手へと触れることで安心感を求めたのか。
だが、彼女の指が触れるより先に、上条は立ち上がっていた。
上条「……ってぇ……。だ、大丈夫だ。俺に任せとけ」
顔面の右半分を腫らしながら、上条は笑った。そして、三人に向き直り考える。
上条(ハゲの力……ただの肉体強化じゃない?……攻撃を受けたとき、何か妙な感触が……)
上条は静かに構える。
モヒカン「ひ、ヒヒ。なんだよ、さっきは能力が消されたんでビビったが、ただのガキじゃねぇか」
刺青「フクロにすりゃあぶっ殺せるぜ」
ハゲ「だな……。だが、俺の常勝パターンを受けて尚立つたぁな。根性あんじゃねえか」
ニヤリと笑うと再び、ハゲは一気に上条との距離を詰めた。
上条(来た――ッ!)
上条は、体を左へ寄せる。ハゲの右拳が体があった場所をないだ。
上条「ハァッ!」
フォームもへったくれもないような上条の左カウンターがハゲの顔面を捉える。ハゲは自ら顔面ごと上条の左拳に突っ込む形となり、威力のないハズの左カウンターは見事な一撃となってハゲの脳を揺さぶった。
ハゲ「がふっ!」
真芯に入った一撃。だが、ハゲは倒れることなく上条から距離をとった。鼻からは血が流れている。
モヒカン「ヒャッハー!」
モヒカンが炎を再び放つ。だが、これはあっさりと幻想殺しによって打ち消された。
上条(奴が肉体操作の能力者なら、さっきの左カウンターはよけれていたハズだ。なにより、あの一撃で鼻血まで出すわけがない)
上条(だとするなら、奴の能力は肉体操作ではない――?)
上条は、拳や蹴りを受けたときの感触を思い出す。何かが体を駆け巡った。痛みとは違う何か――
そして、ふと思い立った。
上条「お前、電撃使いだろ」
ハゲはニヤリと笑む。
上条「だが、お前はきっとレベル3なんかじゃない。精々がレベル1かレベル2。……操れるとしたら、生体電気ってとこか?」
ハゲ「……スゲェな。正解だ。俺はレベル1の電撃使い。能力名は『反射強化(エレクトロ・ブースター)』ってんだけどよ」
ハゲは構えをといて、能力を見破ったことへのご褒美とばかりに自分の能力を説明し始めた。
ハゲ「要は、生体電気のスピードを強化して反射速度を上げてんのさ。だが、イマイチ加減が出来なくてな、脊髄や脳までは強化してねぇんだ」
上条「通りで顔面にはあっさり一撃入ったわけか」
ハゲは鼻血を拭い、口から血の混じった唾を吐く。
ハゲ「だが、強化されんのは神経だけでね。精密動作はできねぇし、長く使うと筋肉が壊れちまう。だから、普段は常勝パターンで済ますんだが、なんでかお前は立っちまいやがるんで焦ったぜ」
上条「人より丈夫なんだ、俺」
ハゲ「丈夫かよ。……ハッ、なんだよお前面白ぇな」
上条「しょっちゅう電撃浴びたり骨折ったり筋肉ズタズタになったりしてっからな……って、あのさー、そろそろ帰っていいっすか?」
ハゲ「……やっぱ、面白くねぇわ」
目をギュッと細めると、ハゲは再び構えをとる。上条はため息を吐きながら、冷静に頭を動かした。
上条(精密動作が出来ない……ってのは、体に動きが振り回されるからだよな。だから、腹への拳から顔面への回し蹴りって固定のパターンを遵守せざるを得ない)
ハゲは呼吸を整え、静かに体を沈めた。
上条(だとするならば――)
空間が迫ってくるような感覚と共に、再び一瞬で距離が詰まる。
上条(攻撃は必ず正面から来る――!!)
上条は、真っ直ぐに右拳を撃ち出した。
顎の下にカウンターヒットした右拳は、ハゲの能力を打ち消しながら確実にハゲの目線を押し上げる。
上条「はぁぁぁぁあああああああああっ!!」
拳を振りきった。完全に力を失ったハゲの体は宙を舞い、地面に転がると動かなくなった。
モヒカン「ひ……ヒャッハー!」
モヒカンが再び炎を出すが、上条の相手にはならない。そして――
黒子「そこまでですわ!風紀委員ですの!」
一歩踏み出しかけた上条と、モヒカン刺青両名の間に黒子が現れた。そして、路地裏に響く幾つもの足音。ガチャガチャという無骨な音が混じるそれは、警備員のものだとすぐに分かった。
黒子「激しく争う物音がすると通報がありましたの!暴行と器物破損の現行犯で逮捕いたしますわ!」
モヒカン「ヒッ……!」
黒子は、へたりこむDと顔面を腫らす上条を見比べると、小さくため息を吐いた。
黒子「――今回限り特別ですのよ。仕事に私情を挟むだなんて、最低なのですけど」
いうや否や、黒子は地面に倒れ伏すハゲに関節技をかける。
愛穂「全員大人しくするじゃん!」
一気に警備員が路地裏になだれ込んだ。
黒子「そこの少年と少女は保護してくださいですの!こちらの三名が容疑者ですわ!」
愛穂「少年と少女は保護!……って、あれ?月詠センセのとこの少年じゃんか」
上条「はは……どうも」
時は、少し前に遡る。
美琴「どこいったのかしら、アイツ」
二人を見失った美琴は、あちらこちらをフラフラとしていた。トイレットペーパーを購入する予定だったスーパーにも姿は見えず、周辺にも見えず。気付かぬ間にすれ違って、もう二人は帰ってしまったのだろうか――
そんなことを考えていた矢先、美琴の耳は路地裏から争いの音を捉えた。
美琴「あ、アイツならあり得る……!」
溜まらず路地裏へと飛び込んだ美琴は、曲がり角で尻餅をつく羽目になった。
美琴「キャッ!」
曲がり角の先から、突如として炎が吹き出てきたからだ。美琴は痛む尻を撫でながら立ち上がると、曲がり角の陰から様子を窺った。
「――の幻想をぶち殺す!」
美琴(あ~!やっぱりアイツじゃない!……でも、私がここで出てったら絶対に後をつけてたことがバレちゃう……)
一般人ならばパッと思い浮かぶような簡単な方法にたどり着いたのは、それからしばらく経ってからである。
美琴(……あ、風紀委員に連絡すればいいじゃない)
かくして、匿名の通報を受けた風紀委員は、対能力者戦を想定した警備員との協力のもと、路地裏へと踏み込んだのである。
その中には、風紀委員の仕事で支部に呼びだされていた白井黒子(朝食抜き)も含まれていた。
上条「……にしても、まさかこうあっさりと解放されるとは」
D「……白井さんの機転のお陰で、私たちは単なる被害者扱いでしたからね」
しばらく後、二人は再び街を歩いていた。
結局、暴行を加えたのは一方的にハゲ一味で、ハゲを伸したのは白井黒子であるということになり、上条は暴行の罪に問われることなく済んだのだった。
上条「……まあ、あの巨乳の警備員は何か感づいてはいたみたいだったけどな」
上条はのんびりといった。小萌からの話で上条を一方的に知っている愛穂だったが、それ故に上条がハゲを伸したことに多少なりとも気が付いていたようだ。だが、それでもお咎めなしというのは、些か甘いようであるが。
上条「さーて、改めてトイレットペーパー買いに行きますか」
D「は、はい。……あの、上条先生」
上条「ん?」
Dは、頬を染めながらポツリと言った。
D「えっと……助けていただいて、本当にありがとうございました」
上条「あはは、気にすんなよ。一応寮監代理なワケだしさ」
上条は気楽そうに笑う。いつの間にか、Dもつられて笑っていた。
えーそんなワケで地の文終了
書き溜めないので刺青くんの不遇は見なかったことにして下さい
想像以上にバトルに時間つかっちまった……
じゃ、ほのぼのに戻ります
一応、バトルシーンの補足解説↓
ハゲ:レベル1の「反射強化」。頭が良い
モヒカン:レベル4の「発火能力」。ヒャッハー
刺青:レベル0のなんか。空気。韻を踏むしゃべり方
ハゲたちの戦法
ハゲが全員レベル3以上のハッタリをかます→モヒカンが消毒するフリで威圧→ハゲが二発で伸す
刺青は……外見で威圧感を与える役とかそんなカンジで
因みに、黒子の機転は
・ハゲの怪我が顔面への二発(二発とも顔面の真ん中)であったこと
・上条はボロボロ、ハゲ一味は三人中二人が無傷だったこと
・黒子がハゲを伸したフリをしたこと
・風紀委員である黒子の証言が優先されたこと
などの理由で通用したカンジで
上条「やっと寮にもどってこれたなー。つっかれたー」
D「そうですねー……私はなんにもできなかったですけど」シュン
上条「しょうがねぇよ。いくらレベル4ったってDちゃんはか弱い女の子だろ?あんな状況じゃ腰だって抜けるさ」
D「上条先生……」
上条「結局、レベルなんて関係ねえんだって。例えレベル0でも、守れる気持ちがある奴が立てば良いんだ。だから、また何かあっても無理はすんなよ。俺が守るからな」イケメン
D「上条……先生……」ドキドキドキドキ
美琴「あ、お帰りー……って、凄い顔面ね」
上条「はは、ちょっとな。あ、御坂、トイレットペーパーを各トイレに補充すんのをDちゃんと一緒にやって貰えないか?俺はとりあえず病院行ってくる」
美琴「あ、うん。分かった。じゃあそれ貸しなさい」ガサッ
上条「頼んだぞ二人ともー」
「「はーい」」
上条「……結局、検査だなんだで夜かよ……」ゲンナリ
上条「昼飯も食えてねえし、腹減ったな………不幸だー」
ガチャ
上条「あー……寮監室は落ち着くぜー」
黒子「落ち着いている場合じゃありませんのよ?」
上条「う、うわっ白井!?」
黒子「もうすぐに門限のチェックですわ。お忘れになって?」
上条「そういやそーだ……あ」
黒子「どうされたのですか?」
上条「さっきはありがとうな、白井」
黒子「……別に貴方のためではございませんの。あのまま貴方が逮捕されれば、D先輩がお悲しみになりますから」
上条「でも、ありがとうな」
黒子「……どういたしまして」
上条「さ、確認にいきますかー……あー疲れたー」
黒子「………」
ちょっち飯食ってきます
っつかヤベーよ
まだ昨日から入れ知恵してもらったネタの半分も出来てない
多分長期戦になりそう
え?
しばらく後―食堂
上条「飯うめー」
黒子「……先ほどの事件が事件ではありましたが、少し汗くさくはありませんこと?」
上条「ん……そういや、風呂入ってねぇな。お嬢様ってやっぱ日に何度も風呂入んの?」
黒子「一応は。淑女のたしなみですわ」
上条「ふーん」
黒子「寮監室には備え付けのお風呂がございますわ。そちらをお使いになられるとよろしいかと」
上条「分かった。サンキューな白井」
黒子「……お風呂。ふむ」ニヤリ
黒子「お・ね・え・さ・ま♪」
美琴「なによ黒子、気持ち悪いわね」
黒子「あらあらお姉様~。せっかくお姉様に有益な情報を持って参りましたのに」
美琴「……な、なにかしら」
黒子「今夜、あの方は大浴場を使いますわ。そこに、乱入するんですの」
美琴「……は?」
黒子「作戦は、かくかくしかじか……」
美琴「……つまり、黒子のテレポートで寮監室のお風呂を壊して、そのまま消灯後の大浴場を使うよう薦める。そこに乱入する、と」
黒子「そういうことですわ……って痛ーっ!」ゴンッ
美琴「あああアンタねぇ、そんなことが出来るわけないじゃない!」
黒子「……それじゃあ、お姉様はD先輩などの方々に先を越されても良いと?」
美琴「……うっ」
黒子「今のところお姉様は劣勢も劣勢。この分では、D先輩があの方を射止めることは決してあり得なくはないのでは?」
美琴「……うぅ」
黒子「D先輩はあの器量。スタイル。性格もフランクで大胆で素直、かと思えばいじらしい所もありますわ。ああいうタイプに殿方は弱いのでしてよ」
美琴「………うう」
黒子「それに、Aさんも侮り難いですわよ。恐らくはAさんもあの方を狙っておりますわ」
美琴「……あう」
黒子「器量は勿論のこと、あのお淑やかな性格!なんて楚楚としてらっしゃるのやら!」
美琴「……あうあう」
黒子「これを逆転するには、もはやこのくらいなさらなきゃいけませんの!意中の殿方のために一肌も二肌も脱げないで何が淑女ですの!」
美琴「あうあうあう」
黒子「さあ!ご英断を!」
美琴「ぴぃ!」
美琴「わ、わかったわよ!やればいいんでしょ!……うぅ……」カーッ
黒子「それならば、私は下準備に行って参りますの」タッタッタッ
美琴「…………と、とーまとおふろ…………あうあうあう」プシュー
「………!?これは皆さんに伝えねば!」
Dって何の略だろう?
アレは非常に良い物である。
>>374
カップじゃね?
>>374
空白の100年以前、世界は平和だった。
その一翼を担っていたのがとある王国(Dの王国、コブラが言っていた王国)
ある時、ある海賊組織と王国の間に戦いが起こった。
争いを好まないDの王国は、島を守るため「プルトン」「ポセイドン」を作った。
これは兵器ではなく、「人工的に海流を生み出す機械」であり、「堀」の様な役割をした。
プルトン、ポセイドンはそれぞれを合わせてはじめて効果が出るもので、
ポセイドンは海底に、プルトンは海上に、といった具合で設置し海流を起こす。
これらは地上から見ると浮き島の様に見える為「ラフテル(浮き木)」と呼ばれた。
これによって、海賊は王国に近づけなかったが、結局王国は敗北する。
そして、勝利した海賊は侵略の事実を隠すため、
滅びた王国へ誰も近づけないようにラフテルを強力に設定した。
これによりラフテルを中心に強力な海流、偉大なる航路が生まれ、世界の海は4つに分かれた。
同時に、海賊達はそれを境に「世界政府」を名乗り、海賊は「海軍」となった。
しかし、王国にも生き残りがいた。
彼らは世界に散り、残った知恵と、歴史の事実を世界に分散させた。
これが各地に残るポーネグリフであり、海賊やプルトンの事が綴られている。
侵略の歴史の発覚を恐れた世界政府は、正義の名の下に
王国の生き残りを根絶やしにするため、「海軍」を全世界に配備し世界を監視していた。
しかし、後にG・D・ロジャー(Dの子孫)が偉大なる航路の果てで失われた王国の形跡を発見する。
政府はG・D・ロジャーを処刑し、七武海を結成し海賊達をも監視することになる。
政府は、ラフテルを使い海流を元に戻すと全てが明るみになる事を恐れている。
そして、ロジャーの言っていた財宝「この世の全て」とは、ラフテルを止めて
偉大なる航路を消し、世界の海をひとつに、オールブルーに戻すこと。
海はこの世の全てを生み出す。
これこそひとつなぎの大秘宝 ONE PIECE、世界の財宝だ。
>>376
Gの中学生がいる……だと……!?
寮監室
上条「消灯まで時間があるし、先に風呂入った方がいいか?」
上条「でも、寮監さんの私物とかあると気が引けるしな……一応風呂場の確認を」
pi pi pi pi pi
上条「っと……寮監さん?」
ピッ
寮監『もしもし、上条くんかね?』
上条「はい」
寮監『明日はシステムスキャンだろう。明日の朝は私が戻ってシステムスキャンの準備を行う』
上条「なるほど」
寮監『システムスキャンが終わればまた寮から離れねばならんがな』
上条「分かりました。明日はお任せします……っと、何時ぐらいに戻られます?」
寮監『朝の五時には着く予定だ』
上条「分かりました。俺は丁度その頃に起きると思います」
寮監『うむ。準備は10:00まで掛かるから、それまで外をフラフラしていたまえ』
上条「あの寮監さん」
寮監『なんだね?』
上条「寮監室の風呂って使っても大丈夫ですか?」
寮監『ああ、構わんよ。まあ私の私物はあるだろうが、気にしないでくれたまえ』
上条「分かりました。……あー、でも石鹸とかは変えた方がいいですかね?」
寮監『気にするな。私は今更そのようなことを気にする年齢ではないからな。君が気になるというなら、変えても構わんが』
上条「い、いえ!滅相もございません!寮監さんは綺麗ですし、あの……っていや!そういうことではなくて!!」
寮監『ははは、君は相変わらず正直な少年だ。……まあいい。とにかく、よろしく頼む』
上条「は、はい!」
ブツッ ツー ツー ツー
上条「……うん、とりあえず風呂を見るか」
上条「……」
上条「……これは、なんとまあ」
上条「……意外なご趣味で」
上条「……ゲコ太ネット」
上条「……ゲコ太ブラシ」
上条「……ゲコ太シャンプー入れ」
上条「……ゲコ太シャワーキャップ」
上条「浴槽横の洗面器には湯船に浮かべるアヒルとかゲコ太」
上条「…………ファンシーだな」
おなかくだしたって言ってるんだよ支援
上条「シャワーヘッドもゲコ太という徹底ぶり……なんかゲコ太がゲロ吐いてるみたいだ。そーいやゲコ太自身が吐きキャラだったっけ」
上条「うおっ、良く見たらカミソリとかマッサージ器までゲコ太だ」
コンコン
「失礼しますのー」
上条「はい!今行きます!」
ガチャ
黒子「あら、まだお風呂に入ってらっしゃならなかったのですわね」
上条「寮監さんから連絡があったんだよ。明日の朝にはシステムスキャンの準備に――って、ああっ!」
黒子「どうしたんですの?」
上条「明日は青髪ピアスこれねぇじゃん!料理長に伝えねえと!」ダダッ
黒子「慌ただしい方ですのね……」
黒子「でも……好・都・合♪」ニヤリ
上条「料理長も承諾したし、青髪ピアスも明後日に来ることで了解したっと……」
上条「まだ時間は大丈夫だろ。風呂に入りますか」
ガチャ
上条「白井ー……ってあれ?いねぇな」
上条「何しに来たんだ?アイツ……」
上条「ま、いいや。おっふろ、おっふろ、おっふーろー♪」
上条「寒っ!シャワー壊れてんじゃねえか!」ブルブル
上条「チクショーゲコ太め……」
コンコン
黒子「失礼しますのーって、キャッ!」
上条「うわわわわわわっ!閉めろ閉めろ!」
黒子「……なーんて、こんなことを一々気にする黒子ではございませんの」
上条「俺が気にするっての」
黒子「非常にどうでもいいですわ」
黒子「そんなことより、なにをそんな格好で固まってますの?溜まってますの?黒子で発散されるのは困るのですけれど」
上条「そんなことを女の子が言うんじゃありません!ちげーよ、シャワーが壊れててさ……」
黒子「でしたら、消灯後にでも大浴場をお使いになさったら?」
上条「大浴場?」
黒子「ええ。流石にこの時間では寮生が入ってますけれど、消灯後は誰も使いませんもの。そちらで入られるとよろしいのではありませんこと?」
上条「そっか。サンキューな白井……って、結局消灯の見回りは汗臭いままでやる羽目になんのか……」
黒子「大丈夫ですわ。趣味は人それぞれですもの」
上条「そういう問題じゃ…………まぁいいや」
黒子「それでは、失礼いたしますのー」
上条「はいよー」
上条「……結局、白井は何をしに来たんだ?」
ところで話は変わるが、どう考えても浜面はカッコいいだろ
もっと浜面好きがいてもいいのに
消灯
上条「じゃ、電気消しますよー。お休みなさい」
「お休みなさ~い」
ガチャ
上条「これで消灯完了っと……。さー、風呂に行くかー」
黒子「ファイト!ファイトですわお姉様!」
美琴「う、うん!」
A「噂が正しいかは分かりませんが……行くしかないですわね!」
D「上条先生…………今背中を流しに行きます!」
?「…………ここは一つ、親睦でも深めますかね」
ここで誠に勝手ながらAとDに名前をつけようかと
それともアルファベットのままが良い?
因みに当ストーリーは
ID:1RwTp5ji0の設定を継承したパラレルワールドです
とミサカは言い訳を用意します
じゃアルファベットで
下手に名前つけてもぶっちゃけ痛いだけなんで、Dのままでいいのではなかろうか
「俺」に名前をつけるのと同じ位アフォ
カポーン
上条「んはー。お風呂はいいなー」
上条「っつーか広いなぁー。さっすが常磐台学生寮ー」ザバー
上条「お湯もなんか色ついてるし。入浴剤的なモンでもはいってんのか?」チャプン
上条「そりゃあここの寮生の皆さんは肌が綺麗なわけですなー」
上条「…………」
上条「………………いかんいかん、意識するな意識するな」
上条「あー血流が………」
上条「さてと、体洗いますか」ザバー
ガラッ
A「お邪魔致しますわ……って、キャッ!」
上条「うわわわわわわわわわわわわわわ」ザバザバザバ
A「そ、そんなに驚かないで下さいませんか?……そりゃ、いきなり入ったのは申し訳ありませんけど……」
上条「いやいやいやそういうことじゃなくてですね、え?何?消灯後って誰も使わないだろ!?」
A「ふふ……そうですわね。誰も使いませんわ」ススス
上条「……な、なにを近付いていらっしゃるのでせうか?」ビクビク
A「……ですから」チャプ
A「……お背中をお流し致しますわ」ニコッ
黒子が例のエロ水着で上条さんの背中を流してみたり
上条「いやいやいやいや駄目でしょ駄目です駄目だろ三段活用!」
A「良いじゃありませんの。お背中をお流しするだけですわ」ワキワキ
上条「その手の動きはなんですかーっ!っつーかAちゃんまだ中1だろ!?」
上条(ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいよチクショー!今だかつて無い危機ですよ!)
上条(まさかこんなイベントに巻き込まれるだなんて!……糞ッ、静まれ相棒!)
相棒「……」フルモンティ
上条(不幸だーっ!!でも大浴場の電気つけてなくて良かったー!今はまだ気付かれてないし……チクショーこういうときに幻想殺しは役に立たねぇ!右手で静める……ってそりゃ意味が違う!)
上条(ヤバいヤバいヤバいこのままじゃ上条は下条さんになっちまう!この状況を打開するには……打開するには……)
ガラッ
御坂「」
A「」
上条「」
上条「あばばばばばばば」
上条(サヨナラ……我が人生…)
御坂「な、なんでAさんがここに!?」
A「わ、私は……淑女として、お慕いしている殿方のお背中をお流しして差し上げにきましたの。そういう御坂先輩はなぜここに?」
御坂「わ、私は……」モジモジ
上条(い、生きてる?まだ死んでない?やったー!)
御坂「そ、そこのバカと戦いによ!」ビシィ!
上条(やっぱりサヨナラ我が人生ー!)
A「(……なるほど)……タオル一枚で、ですの?」
御坂「!?……た、タオル一枚じゃないわ!……その、やっぱり恥ずかしかったから、水着を……」ゴニョゴニョ
A「水着だなんて。私は、このタオル一枚だけですのよ?」
御坂「―――――ッ!?」
A「私は、この通り……お慕いする殿方に全てをさらけ出す覚悟が御座いますわ」チラッチラッ
御坂「――ッ!」カーッ
A「……そんな乙女の恋路を、戦いなどという無粋なもので邪魔するのでしたら……この場を退いていただけませんこと?」
御坂「私は……私は……」
上条(なんだか俺の預かり知らぬ所で戦闘が起きている気がする)ポツネン
ガラッ
D「上条せんせー、来ちゃいましたー……って、アレ?」
A「」
御坂「」
上条(……またややこしくなってきた)
D「あららー……Aちゃんも御坂さんもいたのかー」
A「……来るとは思っていましたわ」
D「当たり前でしょー?私がこんなチャンス逃すわけないじゃん♪……それに」チラッ
上条「?」
D「……あの怪我は私のせいだから。私が癒してあげたいの」
A「……」
美琴「……」
上条(………どうしよう。三人とも睨みあって固まってる)
A「……まぁ、D先輩は構いませんわ。上条先生をお慕いする者同士ですから」
D「ふふっ、まーね」
A「でも、御坂先輩は……?」
御坂「私は……私は……」
A「お慕いする気持ちで来ているわけではありませんの?」
御坂「私は………………うぅ」
御坂「私、は…………あ、アイツが」
ガラッ
源蔵「あん?なんで寮生がいんだ?」
上条「げ、源蔵さん!?」
源蔵「ほらほら、寮監代理。規則規則」
上条「あっ……そうだった!消灯時刻は過ぎてるから、皆部屋に戻ってくれ!」
源蔵「ほらほら!寮生はけぇったけぇった!」
A「……仕方がありませんわね」
D「あーあ、結局源蔵さんの一人勝ちかー」
御坂「私は……私は……」ブツブツ
ピシャッ
上条「助かりました」
源蔵「いやいや、構いませんやね。寮監代理にゃあバイトの件含めて世話になりましたからな」
上条「大したことはしてないんすけどね」
源蔵「協力を惜しまない態度が良いんですよ。ここは一つ、男同士裸の付き合いといきましょーや」ザバー
上条「良いですね……っていうか、ここの寮生は男の人に裸見られても平気なんですかね?」
源蔵「いんやあ、俺らが特別なだけでしょう」
上条「はぁ」
源蔵「寮監代理についちゃあ俺から言うことはありませんが……俺に関して言えば、俺は女の裸にゃあ興味はありませんからね」
上条「あはは、そうでしたね……」
上条(………って、忘れてたぁぁぁぁあああっ!ふ、不幸だぁぁぁぁぁああああっ!)
夜は更ける
チュン チュン
上条「………あー……朝、か」
上条「時刻は……5:00……」
上条「相変わらず正確だな……」
ブロロロロロ…… ガチャッ バタン
寮監「ご苦労だった、上条くん」
上条「あ、寮監さん……おはようございます」
寮監「その顔は本当に今起きたのだな。寝癖がついているぞ」
上条「あー……すいません」グシグシ
寮監「フフ、まあいいさ。一先ず、午前中限りは交代だ。午後からは、またよろしく頼む」ニコッ
上条「は、はい」ドキッ
ハァハァ寮監さんハァハァハァハァ
寮監さんって素敵過ぎるので素敵補正かかるけど気にしないでくれ
(´・ω・`) n
⌒`γ´⌒`ヽ( E) 支援
( .人 .人 γ ノ
ミ(こノこノ `ー´
)にノこ(
しばらく後
上条「……暇だなぁ」
上条「朝なんてどこも店しまってるし」
というわけで上条さんが街中で遭遇するあり得そうなイベント頼む
>>469までで気に入ったの採用
ここで伏兵参上じゃん
佐天さんと初春をだな……
今必死で>>472まで全部拾えないかとネタ練り中
しばし待たれよ
全部完璧にはやっぱキツかった……
ということでなし崩し的に全部混ぜたものをご提供
上条「……で、結局……」
上条「なんやかんやでこの公園に来ちゃうんだよなー」
上条「自販機でコーヒーでも買うか」ピッ ガシャコン
カシュッ
上条「っぷはー、うめえ」
ミサカ「おや、奇遇ですね、とミサカは運命の出会い的なものを感じてドキッとします」
上条「お、御坂妹か」
ミサカ「はい、私は妹達のミサカ10032号です、と恐らく貴方が考えているであろう個体であるという証明を名乗ることで行います」
上条「いや、そんなことしなくても大丈夫だって……ほら」
ミサカ「?」
上条「そのネックレス。まだ付けていてくれてんだな」
ミサカ「当然です、これはミサカにとって大切な宝物です、とミサカはもはや体の一部となったネックレスを見てほんのり頬を染めます」
上条「はは、そりゃ嬉しいな」
ミサカ「ところで、貴方はなにをしているのですか?とミサカは平日であるのに街をフラフラする貴方に一抹の不安を覚えます」
上条「ああ、今特別休暇を使って常磐台の学生寮の寮監代理をしててさ。今日はシステムスキャンの日だから、午前中は仕事がないんだ」
ミサカ「なるほど」
上条「御坂妹はなにしてんだ?」
ミサカ「ミサカは何時でも根無し草です、とミサカはミステリアスな女を演出します」
上条「つまり暇ってことか……?」
「あー!カミやん!」
上条「げっ、青髪ピアス……」
青ピ「なんやなんやーまた可愛らしい少女と仲良さげに話してんねんなー!カミやんばっかずるいでー!」
上条「ただ話してるだけじゃねぇか……」
青ピ「もうそれがズルいねん!一体何人の女のことフラグ立てよったら気が済むねんなこの野郎!」
上条「だーうるせえ!別に俺はそんな気はねぇっての!」
青ピ「お嬢さんお嬢さん、こんな奴はほっといて俺と遊びにいかへん?」
上条「無視かよ!!」
ミサカ「私はこの人にゾッコンです、とミサカは死語を使いつつ片腕に抱きついて腕を胸に押し当てます」
上条「み、御坂妹!?」
青ピ「うがー!こないな不思議系美少女までカミやん病患者かー!!チクショーカミやんなんてもう知らんわ覚えてろやー!!!」ダダダダ
上条「嵐のようだった」
ミサカ「役得役得、とミサカは腕に抱きついたまま和みます」
バキィィィィィン!
青ピ「うわぁぁぁぁぁあああっ!」
ズザザザザァァッ!
上条「うおっ!青ピがロケットの如く飛んできやがった!」
ミサカ「忙しい方ですね、とミサカは…………おや?」
「……アァ?今なンかぶつかったかァ?」
ザリッ ザリッ
上条「…………お前は」
「アァン……って、お前……」
上条「……一方通行……」
一方「……三下ァ……エリザリーナ独立国同盟以来じゃねェか」
上条「青髪ピアスを吹っ飛ばしたのはお前か……?」
一方「ソイツが勝手にぶつかって来ただけだ」
上条・一方「……」ピリピリ
青ピ(なんなん?なんなんこの状況!?起き上がり難いで!)
「ほらほら。そこでなにを睨みあってんじゃん?」
ダメだ頭が働かねー
明日の昼頃にまた会いましょう
残してくださるとありがたい
後、やっぱ一部削って後にとっときます
寮監はCQCの心得があるのか??
>>507
上条さんは夜のCQCは達人レベルだよ
歴戦の佐天さんも白旗を上げるくらい
いやはや申し訳ありません
やっとこさ登場でございます
皆さん保守ありがとうございました
そんなわけでぼちぼち再開いたします
度を越えた遅筆っぷりには目をつぶっていただければと思います
一方通行「げっ、ヨミカワ……」
上条「あ、警備員の……」
愛穂「お、昨日ぶりじゃんか少年。でも同じ学校なんだからいい加減に私の名前を覚えるじゃん?」
上条「あー……すいません(夏休みまでの記憶ないとか言えねー)」
一方「……チッ、今日はお預けかよォ……おいヨミカワ!ガキはどこ行った!?」チラッ
愛穂「あっちで桔梗といるじゃんよ。ほらほら、久々の休みなんだからそんなピリピリするもんじゃないじゃん」
一方「うるせェ!俺はいつもこンなんだよ!!」
上条「……なんかお前、丸くなったか?」
一方「アァン?」
上条「いや、お前って知り合いとのんびりお散歩……なんてキャラじゃなかったろ、多分」
一方「………うるせェ」
上条「……ま、いいや。青髪ピアスが勝手にぶつかったっての、信じるよ」
一方「まだ信じてなかったのかよォ」
上条「だってキャラじゃねーし」
一方「テメェ……」ビキッ
愛穂「っていうか、二人はなんで睨みあってるんじゃん?」
一方「勝手に俺にぶつかって反射喰らったコイツを、俺が攻撃したって勘違いしてただけだ……まあ、いざこざは前にもあったしなァ」
上条「いやあ、すいません。俺の早とちりで」
愛穂「それはいいんだけど……ってことは一方通行、チョーカーのスイッチ切り替わりっぱなしじゃん?」
一方「ゲッ!?ヤベェヤベェ……」カチッ
愛穂「気を付けなきゃ電池切れるじゃんか。……それと少年」
上条「はい?」
愛穂「少年の愚直さは美徳じゃん。でも、友達を守るためになんでも拳を握ればいいってもんでもないじゃんか。もう少し、自分の能力だけじゃなくて大人も頼るじゃんか」
上条「すいません……」
愛穂「地下街の時も、この前も、今日も。多分、こんなのはほんの一部じゃん?若い内に無茶はするもんじゃないじゃんか」
上条「……若い内にって、先生も若いじゃないですか」
愛穂「そんな屁理屈は通らないじゃん。……大体、君になにかあったら月詠センセが泣くじゃんか」
上条「あっ」
愛穂「……君のために泣いてくれる人は沢山いるじゃん。その人たちの為にも、やっぱり無茶はいけないじゃんか」
上条「……」
愛穂(流石に反省したじゃんか?)
上条「……大丈夫です」
愛穂「へ?」
上条「だって、俺は絶対に戻ってきます。怪我の一つや二つはするかもしれませんが、俺は絶対に皆の元に帰るんです。だから、心配することもいらないし、泣く人だっていないんですよ」
愛穂「そ、そんなこと分からないじゃんか!」
上条「俺には、なんの才能も技術もない。精々がこの右手くらいです。……でも、俺は立ち上がれるんです。骨が折れようが筋肉が裂けようが、俺を信じてくれている人がいるなら!俺は何度だって立ち上がれる!」
愛穂「…………」
上条「……生意気言ってすいません。でも、俺は必ず戻ってくるんです。俺がどんなに不幸な人間でも、これだけは絶対なんです。……信じて下さい」
愛穂「…………」
上条「…………」
愛穂「………はぁ」
愛穂「……なんだ、やっぱり月詠センセは良い生徒に恵まれてんじゃん」
愛穂「地下街のときも、一緒にいた友達にそんなこと言ってたじゃん」
上条「そういやそうですね」
愛穂「そういう信念を持つ子は好きじゃんか。そして、それを曲げない子も」
上条「…………」
愛穂「これからも頑張るじゃんよ。ただ、月詠センセを泣かせたらただじゃ済まさないじゃん」
上条「分かってます」
愛穂「うん、ならいいじゃん。あー、あと風紀委員の門戸はいつでも開いてるじゃん……まぁ、組織に縛られるタイプじゃないのは分かってるけど」
上条「風紀委員は……考えときます」
愛穂「いつでも待ってるじゃん。……待たせて悪いね一方通行。そろそろ行くじゃんか」
一方「なげーンだよ説教。待ちくたびれちまったぜ」
愛穂「ふふ、後でファミレスでコーヒーパフェ奢ってやるじゃん」
一方「……そンなもんに釣られる俺じゃねェっての」
愛穂「本当にじゃん?」
一方「……チッ」
ミサカ「行ってしまいましたね、とミサカは今まで空気だった事を挽回すべく発言します」
上条「悪いな御坂妹」
ミサカ「いえ、特に気にはしていません、とミサカは懐の広さをアピールします」
上条「さーて……適当に街でもフラフラするかな」
ミサカ「ミサカは少し用事があるので、とミサカは名残惜しさを噛み締めつつ別れを宣言します」
上条「そうか。んじゃまたな御坂妹」
ミサカ「はい、とミサカは後ろ髪を引かれる思いでこの場を去ります」
青ピ「…………」ムクリ
青ピ「カミやん、結局最後の最後で放置しくさりよって……」
青ピ「絶対にしばいたるぁぁぁぁあああああっ!」
上条「朝の街は静かだなー」
上条「ってアレ?あのスーパーの前にいるのは……」
ミサカ?「あ、これは上条さんではありませんか、とミサカは別個体でありながら運命の再会を演出します」
上条「再会っつっても今別れたばっかだけどな……って、やっぱりお前は御坂妹じゃねーな」
18413「はい、私は妹達のミサカ18413号です、とミサカは他スレのキャラであるにも関わらず躊躇なく使います」
上条「なにやってんだ?」
18413「開店前にスーパーの前を掃除しているのですが、とミサカは出来るバイトであることを宣言します」
上条「そうかそうか。なんだかんだでお前ら楽しくやってんのな」
18413「はい、貴方のお陰です、とミサカは感謝の印にスーパーの割引券を差し上げます」
上条「おお!ありがとうございますミサカ18413号様!!」
18413「私がお礼のつもりで渡したのに、とミサカは逆にお礼を言われたことに戸惑いを感じます」
「不思議系キャラは。私の方が先」
上条「あれ?姫神?……なんだなんだ?今日はヤケに知り合いに会う朝だな」
姫神「その子より先に。私の方が不思議系としてデビューしたのに。私は。依然として空気」
18413「まあ私はオリキャラ(他人の)なのでこの場合比較すべきはミサカ10032号なのでしょうが、とミサカは微妙な訂正をいれます」
上条「そんなことより、姫神はなにやってんだ?」
姫神「(私のキャラ付けは。上条くんにとっては『そんなこと』……)……私は滅多に本編にもSSにも出ることはないから。ここぞとばかりに登場しただけ」
18413「実はこの作者は姫神SS書いたことあるのですが、とミサカは不要なアピールを行います」
上条「……なんだろう。こいつらがいると、確実に舞台裏ネタが盛りだくさんになりそうな気がする」
姫神「それは気がするじゃなくて。事実」
18413「両方ともギャグキャラですから、とミサカは実はシリアスも出来る自分をひた隠しにします」
上条「……ここだけ世界が違う……」
「にゃー!カミやん両手に花かこの野郎!!」
上条「あ、土御門」
元春「なんでカミやんばっかこんな女の子に囲まれてモテモテウハウハライフをエンジョイしてんだにゃー!」
上条「青髪ピアスもさっき似たようなこと言ってたぞ」
元春「にゃー!アイツも裏切り者だぜよ!ちゃっかりカミやんのコネにあやかって常磐台女子寮でのバイトゲッツしやがってー!」
上条「そういやそうだった」
元春「おいコラカミやん!!俺にも青ピみたいにバイト紹介するにゃ!!!」
上条「背中を刺す刃なんて魔法名の奴にバイト任せられるかっての」
元春「チクショー!こんな時ばっか魔術師かぶれなこと言いやがって!!許せんぜよ!」
「土御門、こんなところで油を売っていたのですか」
18413「次から次へと新キャラが、とミサカは余りのめまぐるしさに少しげんなりとします」
神裂「おや、上条当麻ではありませんか」
上条「神裂。久しぶりだな」
神裂「あの子が会いたがっていましたよ。天草式の面々も、ロンドンの女子寮の面々もですが」
上条「そっか、皆元気なんだな」
神裂「ええ、貴方のお陰です。……と、そんなことより土御門。こんなところで油を売ってないで、さっさと任務に戻らなければ」
元春「だってカミやんばっかずるいぜよ!常磐台女子寮の寮監代理を任されてるなんて!」
神裂「寮監……代理?」
上条「ああ、常磐台中学ってとこの女子寮の寮監が忙しいから、代理として寮監やってんだ」
神裂「なるほど。……もう寮監の仕事には慣れた頃で?」
上条「まあな。まだまだ至らない事はありそうだけど」
神裂「ふむ」
元春(…………なんだか凄く嫌な予感がする)
神裂「……実は、今ロンドンのイギリス清教女子寮の管理人が、かなり体調が悪いのです」
元春「やっぱりにゃぁぁぁぁぁあああああっ!!」
神裂「元々、結構な高齢ですから、いつ倒れて入院するか分からないんです。勿論、そうなった場合にいつ復帰出来るかも」
上条「………で?」
神裂「そうなった場合、管理人代理を貴方にお願いしたいのですが」
上条「…………え、えええええええっ!!」
元春「カミやんばっかズルいにゃぁぁぁぁぁぁぁああああっ!!」
神裂「も、勿論、そうなった場合で結構です!」アセアセ
スススス
元春「………ねーちん、まさかその機会に借りを返そう……とか思ってないかにゃ?」ヒソヒソ
神裂「ち、違います!……寮生は全員上条当麻を知っていますし、戦友として信頼もしています!ですから、寮監としての業務経験のあることからも、上条当麻が適役だと思っただけで………その………」ゴニョゴニョ
元春「…………(カミやん殺すぜよ)」ビキビキ
上条「…………分かった。ただ、こっちの寮監代理が終わってからになると思うが良いか?」
神裂「は、はい!そもそもこちらもいつそうなるか分かりませんから」アセアセ
神裂「そういうことですから、連絡があったときはよろしくお願いしますね」
上条「ああ、分かった」
18413「安易に別ルートフラグは立てるべきじゃないと思いますが、とミサカは呆れ顔を作りつつもwktkします」
元春(…………む、気配!隠れるぜよ)コソコソ
上条「あれ?土御門……消えた?」
神裂「土御門……また逃げられましたね」
「あ!いたぞー!」「どこだオラァ!」「焼き討ちにしろォ!」
上条「は?」
青ピ「アイツだ!あのツンツン黒髪だ!……ってあー!また新しい女の子を二人も!しかも巫女さんにセクシーなねーちゃんやんけ!」
「畜生!」「殺す!」「しばく!」「なぶる!」「掘る!」「焼き討ちにしてやるぜヒャッハー!」
姫神「多人数が出ると。やっぱり私は空気になる」
神裂「セクシーなねーちゃん……私のことでしょうか?」
18413「私は個体差が見分けがつきませんから、とミサカは補足説明を行います」
上条「な、なんだなんだ?」
青ピ「ここにおわすは非モテ男総勢134名!前回の常磐台中学女子寮のバイトで不採用だった面々の一部にお前のフラグメイカーっぷりにムカついた有志の方々や!さあ、往生せいカミやん!!」
上条「は、はぁ?」
「覚悟しろ!」「お命頂戴!」「絶対●す!」「死なす!」「死ろす!」「なぶる!」「ねぶる!」「掘る!」「ヒャッハー!」「」「」「」「」「」「」「「「「」」」」」」」」………
青ピ「やっちまえ!」
上条「う、うわわわわわわ」タタタタタッ
「逃げたぞ!」「追え!」
ドダダダダダダダダ
上条「ふ、ふ、ふ、ふ、」
上条「不幸――――だぁ――――っ!」
18413「嵐の様でしたね、とミサカはスーパーの開店準備に戻ります」ガララ
神裂「では私は土御門を捕まえに」シュバッ
姫神「………私は。空気」
そんなわけで上条さんの朝は終了です
次から女子寮に戻りますが、その前に少しおまけをば
とあるファミレス
一方「……」ズコー
愛穂「……そんなに不機嫌そうな顔はするもんじゃないじゃん」
芳川「そんなにあの男の子とお話ししていたかったの?」
一方「ばっ……!ち、違ェよ!」ゲホゴホ
打止「わー!貴方にもそういうラヴなロマンスがあるんだね!ってミサカはミサカは驚いてみたり!」
一方「あ、アホなこと言ってっとブッ殺すぞ!!」
愛穂「ファミレスで大きな声でそんなこと言うもんじゃないじゃん」
芳川「そうよ。っていうか、あなたは一応女の子なんだからしゃべり方は気を付けなさい」
一方「……性別とかくっだらねェ」
芳川「フフ……本当は自分が一番分かってるくせに」
愛穂「ホルモンバランスを敢えて操作しないのは、憧れの裏返しじゃん?」
一方「…………」ズコー
打止「ジュースを音を立てて飲むのはお行儀が悪いんだよ!ってミサカはミサカは大人なふりして注意してみたり!」
一方「……大体、アイツと俺は殺し合いをしてきた関係なンだぞ……今更フツーの関係になんかなれっかよ」
芳川「でも、なりたいんでしょ?」
愛穂「諦めるにはまだ早いじゃん」
一方「…………」ズコー
「あっ!アホ毛ちゃん!お久しぶりだね!」
打止「ほえ?ってあ!いつかの花飾りのお姉ちゃん!ってミサカはミサカは感動的な再開に喜んでみたりっ!」
初春「わー!また会うなんて思わなかった!」
佐天「わー、可愛い娘だね。初春いつのまに生んでたの」
初春「違います!っていうか、髪の色も見た目も全然違うじゃないですか!」
佐天「じょーだんよじょーだん♪……ってあれ?なんか誰かに似てる気が…………?」
個人的に、一方通行の性別が一方通行ってのに賛成なんです
ベース女の子の、男混じりみたいな
本当は女の子なんだけど、男らしい性格を分かっているから体つきも男っぽくホルモンバランスを操作したり
だから台詞も男っぽくなってるみたいな
とにかくそういうコンプレックスを持つ卑屈な一方通行さん萌え
一方「あン?知り合いか打ち止め?」
打止「うん!いつか私が人質になりかけたとき、庇ってくれたんだよ!」
一方「人質…………アァ」
初春「……あっ!あの時の白い人!……あ、あの、その節は本当にありがとうございました!!」ペコッ
一方「………気にすんなよ」
佐天「あ、あれ?こっちの人とも知り合い?」
愛穂「……全然状況が掴めないじゃん」
芳川「あなたは幻想御手って繋がりがあるけど、私なんて場面的にも被ったためしがないんだけど」
すいません
原作が手元にないんで確認が出来ないのでお尋ねしたいのですが、初春とヨミカワって原作15巻で面識ありましたっけ?
一方「第二位ン時に、アイツに人質にされかけた打ち止めを庇ったンだよ」
打止「あの時のことは感謝しきれないかも!ってミサカはミサカは抱きついてみたり!」
初春「あはは~もう可愛いな~アホ毛ちゃんは~♪」
佐天「やっぱり誰かに似てる気がする……うーん……」
愛穂「ああ、あの時に現場にいたのか。……って、良く無事だったじゃん!?」
一方「…………」
初春「……多分、攻撃の余波は全部この人が防いでくれたんじゃないでしょうか?」
一方「……」ギクッ
愛穂「……本当か?」
芳川「ベクトルの操作によっては、相手の攻撃ごと巻き込んで余波を打ち消すくらいは出きるかもね……もっとも、私は現場にいなかったけれど」
愛穂「……だとしたら表彰モンじゃんか、一方通行」
一方「……そもそもあれは、俺が原因で起きたようなモンだ。義務だよ、義務」
愛穂「望みもしない義務を真っ当にこなせる奴こそ立派じゃんか。よくやったな一方通行」
一方「…………」
打止「あの時のあなたはカッコよかったんだよ!ってミサカはミサカはのろけてみたり」
初春「じゃーねー」
佐天「……誰かに………似てる………」
芳川「元気な子達だったわ。若いって良いわね」
打止「ヨシカワまるでおばさんみたい!ってミサカはミサカは躊躇なく事実を突き付けてみる!」
一方通行「……俺が感謝されるたァな。世も末だ」
愛穂「アンタは立派にヒーローやってんじゃんか、一方通行。悪だなんだって気張るより、そっちのが似合ってるじゃん」
一方「……バカ言え」
打止「アナタがどんなに自虐しても、アナタはいつだって私のヒーローなんだよ、ってミサカはミサカは抱きついてみたり」
一方「…………」
芳川「貴方が自分を悪党だと言っても、貴方をヒーローと思う人がいたら貴方はヒーローなのよ、一方通行。そして、そう思っているのはここに三人いるし、さっきの子だってそう。……もしかすると、まだまだ沢山いるのかも」
一方「…………バカらしい」
打止「……これからも守ってね一方通行、ってミサカはミサカはヒロインを演じてみたり」
一方「…………」
……守ってやるよ
俺は悪党だ。それは変えるつもりはねェ
だが、悪党が守っちゃなンねェなんてルールはねェんだ
あの8月31日に誓ったじゃねェか。
………俺は、いつでもお前の悪党だ。
いつまでもな。
というわけで番外終了っす
さー今日一日スレタイから大分離れてしまいました
じゃ、上条さんに戻ります
常磐台学生寮 AM10:20
上条「あー……結局二時間半近くマラソンしてしまった……」
寮監「おや、上条くん。随分と疲れているようじゃないか」
上条「はぁ、まあ色々ありまして……って、あんだけのことがあったのにまだ朝かよ……」
寮監「後でシャワーでも浴びると良い。だが、その前に話がある」
上条「……?話、ですか」
寮監「うむ。寮監室で話そう」
上条「……で、話ってなんでしょう」
寮監「うむ。……君は寮生の諸君から人気があるようだな」
上条「はぁ」
寮監「寮監代理としての業務もきちんとこなしているとの報告も受けている。私としては、非常にありがたく思っているよ」
上条「あ、ありがとうございます」
寮監「ふむ……ただね、一つ残念な事があるのだ」
上条「……なんでしょう?」
寮監「……寮則と、それに伴う罰則についてはどうしているかね?」
上条「……今のところ罰則を適用した違犯者がいないのでなんとも……」
寮監「……それなのだよ。君は、些か寮則について考え方が甘い」
上条「……甘いですか」
寮監「うむ」
寮監「寮則は絶対だ。団体が団体としてあるためには、規律は守らねばならん。だからこそ、罰則というものがある」
上条「はい」
寮監「寮則に違反したものには、必ず規定通りの罰則を与えること。これは遵守してくれたまえ」
上条「……はい」
寮監「……私と違って君は優しいからな。心が痛むだろうが、頼んだぞ」
上条「……はい」
寮監「うむ。……ああ、それから、Dを助けてくれた一件についても感謝している。その顔の怪我、そこで負ったそうじゃないか」
上条「ああ、このくらいならどうってことないですよ」
寮監「やはり頼もしいな。……本当にありがとう」
上条「……」
上条「……さっきの罰則の話ですけど」
寮監「なんだ?」
上条「寮監さんも本当は心が痛いんじゃないですか?」
寮監「……」
上条「寮生の事を本当に心配している人が、心を痛めずに罰則を与えるわけがないと思うんですよ、俺は。……すいません、分かったような口を」
寮監「……いや、構わんよ」
上条「……今後は、きちんと寮則と罰則を遵守します」
寮監「頑張りたまえよ。君のことは信頼しているし頼りにしているからな」
上条「はい」
寮監「フフ……さ、堅い話は終りだ。そろそろ昼だし、一緒に昼食でもとらないか?」
上条「は、はい!喜んで!」
寮監「……久しぶりに源蔵氏の料理を食べたが、やはり美味いな」
上条「ええ。お陰で、俺の舌が肥えちゃって肥えちゃって」
寮監「ははは、今の内に目一杯肥やしたまえ」
上条「そうします……っと寮監さん」
寮監「ん?」
上条「寮監さんって意外に可愛らしいご趣味なんですね」
寮監「……やはり似合わんか。だから私物については気にするなと……」
上条「いやー似合ってますよ。ああいう趣味って可愛いじゃないですか」
寮監「……!…大人をからかうのはよしたまえ」ドキドキ
上条「へ?……ああ、可愛いって趣味のことっす。すいません紛らわしくて」
寮監「………だろうな」ハァ
上条「寮監さんは、やっぱ可愛いというか綺麗じゃないですか。そういう綺麗でキビキビした人がああいう趣味だったりすると、男ってクラッとしたりするんすよ……って、高校生が偉そうにすいません」
寮監「い、いや構わんよ(上げて落として……また上げるのかこの少年は……)」ドキドキ
上条「……っていうか、寮監さんって結婚とかお付き合いしてる人はいないんですか?」
寮監「残念だがな。こんな性格だ、夫も恋人もおらんよ」
上条「そーなんすか?俺ならほっとかないのに」
寮監「……ッ!?」ドキドキドキドキ
すいません飯行ってきます
上条「まあ、俺みたいな子供じゃ相手にもしてもらえないんでしょうけれど」アハハハハ
寮監「………」ドキドキ
上条「あ、そういえば寮監さん」
寮監「な、なんだね」ドキドキ
上条「寮監室のシャワーが故障してるみたいなんですよ。どうすればいいですかね?」
寮監「……私が業者を呼んでおこう。それまでは大浴場か、シャワー室を消灯後に使いたまえ」
上条「ありがとうございます」
寮監「……上条くん」
上条「はい」
寮監「そういう上条くんは、付き合っている女性はいないのかね?」
上条「いませんよ。っていうかいるわけないですよ。生来女の子と付き合ったこともなければ告白されたためしもない俺ですから…………って自分で言ってて虚しい……」
寮監「なら、好みの女性はどういうタイプなのかね?」
上条「んー、寮の管理人のお姉さんタイプですかね……要は年上のおねーさんが好きなんですけど……って、あ」
寮監「……わ、私はお姉さんという年ではないからな。気にするな」ドキドキ
上条「あ、あは、あはははは……(良く考えたらタイプど真ん中じゃないですかー!)」
寮監「……では、また頼むぞ」
上条「はい、任せて下さい」
寮監「いつになるかは分からんが、また寮に戻ることが決まった時に連絡する」
上条「はい」
寮監「それから……そ、それ以外の時でも好きなときに電話は掛けても良いからな」
上条「はい」
寮監「それから、今日は御坂の門限は気にしないで良い。実験で遅くなるそうだ」
上条「分かりました」
寮監「……で、では行ってくるからな」
上条「行っちゃったな」
上条「さー、寮監代理を頑張るぞーっと」
ダメだ基本的に妄想力が足りん……
というわけで寮監ルート終了っす
ちなみに、これで入れ知恵してもらったネタで触れてないのは残る二つ(多分)
まだまだネタは募集しています
ちなみに一応設定の確認
舞台:常磐台学生寮での日常
メイン登場人物:上条当麻、御坂美琴、白井黒子、源蔵、舞夏、生徒A~G
モブは増えたり消えたりな可能性あり
寮監代理は無期限、適当に切ります
インデックスはイギリスで調整中
多分イギリス清教女子寮ルートで絡むことがあったらいいのに
でるもんですねー
ありがたやありがたや
さーてアイデアが出すぎてどっから手を付けたもんか……
とりあえず、今決まっているところまで書きます
夜・消灯後
上条「なんだかんだで今日も一日終わったぜー……」
上条「色々午前中にありすぎて疲れた……」
上条「大浴場……は止めておこう。昨日の二の舞はキツいしな」
上条「シャワー室行くか……」
ガチャッ
上条「ふーん、いくつもシャワー用の個室がならんでるわけか。……観葉植物まであるし豪華だな」
上条「ま、いいや。適当に使うか」
シャアアアアアアアア
上条「……あー、シャワー気持ちいー……」
ガチャッ
「あ~……つっかれたわー」
上条「!?」
美琴「あら?誰かいるの?……ま、いっか」
シュルシュル パサッ
上条(こ、こ、こ、この衣擦れの音は……お脱ぎになられていらっしゃる!?)
キィ パタン
キュッ シャアアアアアアアア
美琴「はー……つっかれたー」
上条(ととととと隣の個室だだだだだだだあばばばばばばばば!しかも曇りガラスでうっすらシルエットがあばばばばばばばばばば)
美琴「……?さっきから無言だけど、大丈夫?」
上条(……今喋ったら死ぬ気がする……)
美琴「……?シルエットもなんか……変ね……男みたいにガタイが良い……頭……は……黒い………ツン………ツン……………」
上条「…………」
美琴「…………」
シャアアアアアアアア
上条(無言が…………痛い)
美琴「……ふーん……正々堂々覗きとは良い度胸ね………」バチッ バチッ
上条「いやいやいやいや後から入ってきたのは御坂さんではありませんかハイこれ重要!上条さんは悪くありません!」
美琴「……じゃあなんで返事しなかったのよ」
上条「あっ……」
美琴「私が入ってきた時に止めればよかったじゃない」
上条「………その……テンパっておりまして……」
美琴「………」バチッ バチッ バチッ
上条「みみみみみみ御坂さん!シャワー室で電撃なんて洒落にもなりませんから勘弁してくださりませぬか!!」ガバッ!
美琴「わわわわ、分かったから土下座すんじゃないわよ!下の隙間から見えるだろうが!」
上条「は?」
美琴「顔を上げるなぁぁぁぁああああっ!」ゲシゲシ!
上条「いでででで!頭を蹴らないで下さい美琴様!」
美琴「じゃあこっちに顔を向けずに立ちなさい!」
上条「ははは、はいぃぃい!」
上条「うう……おでこが床のタイルに擦られてヒリヒリする……」
美琴「じ、自業自得じゃない!」
上条「……申し訳ありません……」
美琴「まったく、電撃を当てなかっただけ良かったと思いなさい」
上条「……はい……」
美琴「………」
美琴(うう……シルエットが見えて……ドキドキする……肌色が……肌色が……)ドキドキドキドキ
上条「………」
上条(……無言が……辛い……)
美琴「……あ、アンタの髪って、シャワーを浴びても結構ツンツンなのね。流石にてっぺんはペタンコだけど」
上条「ま、まあな。さすがにそこまで強情な髪ではございませんよ。そういう御坂もペタンコじゃんか」
美琴「……悪かったわね」ビキビキ
上条「……何やら不穏な空気……」ビクビク
美琴「ペタンコで……悪かったわねぇ!!」ビリビリビリビリィ!!
上条「うわわわわわわわわわわっ!」バキィィィィィン!
麻呂は、「水着回で見た黒子のエロ水着がもう一回見たいなぁ」と思っています。
思っているだけで、決して口に出したわけではありません。
しかし、麻呂は「紐ビキニで上条さんに迫る黒子が見たいなぁ」と思っていたのでした。
美琴「私だって好きでペタンコなワケじゃないわよ!今に見てなさい!すぐにおっきくなってねぇ!!」ワナワナ
上条「違う違う違う違う!御坂さんはなんの話をしているんでせうか!?俺が言ったのは髪の毛デスよ髪の毛!」
美琴「髪の……毛?」
上条「さっきまでその話題だったでしょうが!御坂さんはどんな飛躍のしかたをしたんですか!?」
美琴「…………」
上条「…………」
美琴「……そういえば、黒子はもう寝ちゃったかしら」
上条「御坂さん!露骨に話をスルーしないでください!」
美琴「ううううっさい!」ビリビリビリビリィ!
上条「ぼぎゃぁぁあああ!」バキィィィィィン!
ガチャッ
「なにやら騒がしいですね……ってアレ?」
生徒Z「あら、先客がいたんですね。失礼します」
上条(どどどどどどーすりゃいいんだ!?)
美琴「あ、あのさー……今は入んない方が良いと思う……なー……」
Z「どうしてですか?」
美琴「いやー、あのー、そのー……」
上条「………」ガクガクブルブル
Z「?……そういえば、もう一人の方は誰なんでしょう?御坂さんはすぐに分かりましたが……」
上条「……」ガクガクブルブル
美琴「……えーと……」
Z「……少し体つきがガッシリしてますね……髪も黒くて……ツンツン………………」
上条「……」
美琴「……」
Z「……」
上条(………デジャヴ?)
シャアアアアアアアア
上条「……」ゴシゴシ
シャアアアアアアアア
美琴「……」ワシャワシャ
シャアアアアアアアア
Z「……」カシュッカシュッ
上条(……無言だ……凄く無言だ……)
上条(しかもなんでZさんは躊躇なくシャワー浴びているんでせうか?しかも隣の個室で)
上条(……ああ……気まずい)
Z「……上条先生……ですよね?」
上条「……はい」
Z「……なんで御坂さんと入っていたのかは聞かないことにします……」
上条「いや……それに関しては事故と言わざるを得ないのですが」
Z「上条先生」
上条「……はい」
Z「私の門限違反について、罰則は無いんですか?」
上条「あ、そういえばそうだった……」
Z「一応理由を言いますと、システムスキャンの後に実験に協力していました。まあ、書類は提出し忘れていましたが」
上条「Zちゃんは……ああ、そういや原石なんだっけ」
Z「はい。まあ大した能力ではありませんが」
上条「でも、実験に協力していたなら罰則は……」
Z「上条先生」
上条「はい」
Z「規則は規則……ぜひ罰則を。出きる限り重い罰則をお願いします」
美琴(………なんかおかしくない?)
上条「そう言われても……」
Z「上条先生」
上条「はい」
Z「もし、私の罰則が重くなければ、今日のシャワー室でのことをあることないこと言いふらします」
上条「えっ」
Z「さあ。重い罰則を。草むしりですか?正座ですか?折檻ですか?折檻ですよね?折檻してく……ゲフンゲフン……」
美琴「……ち、ちょっと待って」
Z「……はい、なんでしょうか御坂さん」
美琴「これ、Zさんが規則を破ったことに対する罰則についての会話よね」
上条「多分」
美琴「……なんでZさんがアンタを脅してんのよ」
上条「……あ」
Z「……」
美琴「……しかも、罰則を重くするように」
上条「………」
Z「………」
美琴「………」
上条「…………えー」
美琴「……まさか……Zさん……」
Z「………ZがMじゃ、ダメですか?」
上条「……」
美琴「……」
Z「……」
シャアアアアアアアア
上条(空気が……重い………)
ここでZさんプロフィール
・二年
・原石の念動能力者。レベル3。詳細未定
・真性のドM。変態の中の変態
・策士
・上条さんに一目惚れ?
上条「と、とにかく……分かりました。罰則は明日通知します……」
Z「よろしくお願いしますね」
美琴「……」
上条「………」
Z「…………」
シャアアアアアアアア
上条(……やっぱり……空気が重い……)
美琴「……あのさー」
上条「……なんでせうか」
美琴「……アンタ、いつ頃シャワー終わる?」
上条「俺は……もうすぐに」
美琴「……じゃあ、向こう側を向いてさっと着替えてとっとと出なさい」
上条「………あっ」
美琴「………」
上条「………分かりました」
ちょっと飯行ってきます
お前らZに反応し杉だろwwww
マジで変形機構とかロケットパンチとか付けるぞ
さーて再開再開
上条「……」コソコソ
美琴「……」シャアアアアアアアア←シャワーの音
Z「……」シャアアアアアアアア
上条(あばばばばば……なんでここのシャワー室は個室の扉が小さいんだ!全然隠れねーじゃん!際どい所が見えそうで見えなかったり……ってあー……血流が……)
美琴「……アンタ、後ろ向いてるわよね?」
上条「当然です!上条さんは紳士でございますよ!」
Z「……確かに後ろを向いてますね」
上条「でしょう!……って、へ?」
美琴「は?」
シャアアアアアアアア
美琴「ななななな、なに後ろ向いて着替えを見てんのよZさん!?」
Z「良いカラダ……」
上条「ほぎゃぁぁぁあああっ!」
上条「うう……上条さんはもうお婿に行けない……」
Z「ふふふ、良いじゃないですか別に。あ、なんならこのセクハラについても明日の罰則に加味する形でお願いします」
美琴「そそそ、そういう問題じゃないわよバカじゃないの!?」
Z「殿方の裸体も見れない意気地無しはだまらっしゃい」
美琴「意気地無しとかって問題でもないでしょ!」
Z「あ、なんなら私の裸も見ます?上条先生」
美琴「あばばばばばばば」
上条「はい」キリッ
美琴「はいじゃないわよこのバカ!!」ビリビリビリビリィ!
上条「うわわわわわわわわ冗談ですすいません!」
美琴「着替えたんならとっとと出てけー!」
上条「はははははははい!分かりました!」
ドタタタタタタ
ガチャッ バタン!
上条「あー……酷い目にあった……」
上条「後で一応御坂に謝りに行くか……」
上条「Zさんは…………まあいいか」
ガチャッ
上条「あー……寮監室がやたらと落ち着く……」
上条「……一応、名簿でZさんについて調べとこう」
上条「……後は明日が青髪ピアスの顔合わせと初仕事で……」
上条「えー………」
上条「っと、雑務やってたら結構時間経っちまったな」
上条「御坂んとこ行くか」ガタッ
美琴の部屋の前
上条「……やっぱ、扉を開けた途端にビリビリ~!とかあるかな……」
上条「いかんいかん!男・上条当麻、女子中学生にビビってどうする」
上条「行くぞ……」ゴクリ
ガチャッ
上条「御坂ーさっきは……」
上条「………」
美琴「んふふ~ゲコ太ゲコ太~」
上条「………」
上条(なんだなんだなんだ?え?扉を開けたら異空間ですよ!?なぜ御坂さんはカエルのお人形さんとお戯れになっているのでせう!?しかもパジャマも可愛らしいゲコ太柄!?しかも俺に気が付かないレベルでゲコ太さんに夢中かよ!?)
吹寄さんまで出す気か!?
上条「……」
美琴「んふふ~♪ゲコ太♪ゲコ太♪」ゴロゴロ
上条「……」
美琴「ね~ぇゲコ太♪ゲコ太は私のこと、好き?」
上条「……」
美琴「うん!大好きだゲコ!(低音)」クイクイ
上条「……」
美琴「だよね~♪私もゲコ太がだ~い好き!」ムギュー
上条「……」
美琴「ゲコ太♪ゲコ太……ぁ」
上条「……」
美琴「……」
上条「……………………うす」
美琴「――――――ッ!」ビリビリビリビリビリビリビリビリィ!!!
上条「うわわわわっ!出力高過ぎるだろ!?」バキィィィィィン
美琴「わわわわわわわわわ忘れなさい!今の光景を全て一切合際なにもかも!」バチバチバチィ!!!
上条「夜中なんだから暴れんな!」バキィィィィィン
美琴「お願い!忘れて!記憶を!消し去って!」ズバーン!ズバーン!ズバーン!ズバーン!
上条「無理だそんなん!」バキィィィィィン
美琴「だって!恥ずかしいもの!死ねるわよ!恥ずか死ねるわよ!」バチーン!バチーン!バチーン!バチーン!
上条「大丈夫だって!恥ずかしくなんかねぇよ!可愛かったし!」バキィィィィィン
美琴「………………ふぇ?」
上条「(止まった……?)いやだから、女の子なんだしそれくらい普通なんじゃねえの?良いじゃねーか可愛いぜそういう趣味」
美琴「…………ふにゃ~」プシュー
上条「え?み、御坂!?」
美琴「ふにゃ~……」
上条「うわわわ……どうしよう、御坂がぐったりして動かねぇ………そんなに見られたのがショックだったのか……」
美琴「ふにゃ~……」
上条「……いつまでもお姫様だっこは流石にキツいしな……ベッドにとりあえず寝かせて……」ギシッ
美琴「ふにゃ~……」
上条「掛布団かけて、人形は枕元に」トスッ
美琴「ふにゃ~……」
上条「……お休み、御坂」
パチン
バタン
美琴「ふにゃ~……とーま……」
翌朝
上条「…………あー」
上条「時間は……やっぱり五時だな」
上条「さーて今日も一日頑張りますか」
上条「っと、スケジュールスケジュール……」
上条「とりあえず青髪ピアスが朝に来るのと……」
上条「クリーニングの業者も来るのか」
上条「あ、Zさんと……一応御坂への罰則も考えねーと」
上条「忙しい忙しい」パタパタ
16巻からの御坂は非常に良いものである。
上条「……というわけで」
源蔵「なるほど、コイツがバイトかい(寮監代理も粋な事しやがるじゃねえか)」バチコーン
青ピ「……」
上条「ええ。どうぞ使ってやってください(源蔵さん喜んでるな。ウインク返しとこう)」バチーン
源蔵「おうよ!バシバシしごいてやらあ!(二つの意味でな)」
青ピ「………カミやん」ボソッ
上条「ん?なんだ青髪ピアス」ボソッ
青ピ「……ボク、この人に見覚えあんねんけど」ボソボソッ
上条「なんのことだ?」ボソッ
青ピ「…………謀ったな、カミやん」ブツブツ
源蔵「おいおい!何をしょっぺえ面してんだいバイト!ほら、奥の事務室に来い!備品とかあんだからよ!」ガッシ
青ピ「ああー……堪忍なー……」
バタン
アッー
上条「…………さ、仕事仕事」
御坂が上条さんの嫁ってのは認める。
だが黒子は俺の嫁
青ピの迷言に『兄貴』が追加されるのか
朝食後
A「あ、上条先生。玄関にクリーニング業者が来ていらっしゃいますわ」
上条「はいはい。じゃあ、悪いんだが誰かと協力して玄関までクリーニングに出す奴持ってきて欲しいんだが頼めるか?」
A「はい。お任せ下さいませ」
上条「ありがとう。……さてと、取りに行きますか」
上条「どうもお疲れさまです」
「それじゃあこちらがお届けの品です。キャスターは後日取りに伺いますんで」
上条「はいはい。今、寮生がクリーニングをお願いする衣類を持ってくると思いますんで、少し待っていただいて大丈夫ですか?」
「ええ。大丈夫ですよ」
上条「すいません。じゃあお願いします………よいしょ」
ガラガラガラガラ
青ピ「かぁぁぁぁぁああああみぃぃぃぃぃぃいいいいぃやぁぁぁぁあああぁぁあああん」ズルズル
上条「お、青ピ。なんだよゾンビみたいにズルズル現れて」ガラガラ
青ピ「なんだよやないでぇぇぇぇえええ」ドロドロ
上条「あ、お前の作ったパン凄く美味かった。寮生にも大人気じゃねえか」
青ピ「いやあそれほどでも」キリッ
上条「良かったなぁ源蔵料理長にも気に入られて。順風満帆じゃねーかアッハッハ」
青ピ「それやそれ!なんやねんあの料理長!」ビシィ!
上条「あん?源蔵さんはいい人だぞ?好きになる対象が同性だろうと良いじゃんか」
青ピ「やっぱ知っとったんやな!?お陰で朝から密着しながらコックスーツ着付けるハメになったわ!!」
上条「よかったな。バイト料はずんでもらえるかもしれないぞ」
青ピ「そないな問題ちゃうねん!大体、寮生の女の子たちは俺を指差してヒソヒソなんか言いよるし!」
上条「人気者だな」
青ピ「逆の意味でな!」
青ピ「もうこうなったら知らん!よう知らんわ!」
上条「お、関西人っぽい」
青ピ「それは常磐台jcの制服やろ?ボクに寄越せや」ジリジリ
上条「なっ!駄目に決まってんだろ決まってんです決まってるよ三段活用!ええい下がれ下がれ!」ジリジリ
青ピ「クンカクンカしたいねん!ジブンもしてんねやろ?してんねやろジブン?」ジリジリ
上条「するか!ええい寄るな変態怪人略して変人青髪ピアス!お前がいるべきはここじゃない!変態の国(厨房)に帰れ!」ジリジリ
青ピ「やかましわ!戦利品の一つや二つなきゃやってられんっちゅーねん!」ジリジリ
上条「大体だ……クリーニング済みの制服嗅いでどうする」
青ピ「……あ」
上条「……」
青ピ「……」
上条「バカらしいな」
青ピ「ホンマなにアホなことしてんねやろボク」
少し後
上条「さて……変人青髪ピアスは無事厨房に封印したし……」
上条「クリーニングも完了」
上条「次は……罰則かー」
上条「どうしよう」
ということで罰則の案がある人入れ知恵プリーズ
>>803までで気に入ったの採用
寮内の視察中にドッキリ☆ハプニング
コスプレ
>>786
> 青ピの迷言に『兄貴』が追加されるのか
青ピ「ボクぁ落下型ヒロインのみならず、
義姉義妹義母義娘双子未亡人先輩後輩同級生女教師幼なじみお嬢様金髪黒髪茶髪銀髪
ロングヘアセミロングショートヘアボブ縦ロールストレートツインテールポニーテールお下げ三つ編み二つ縛りウェーブくせっ毛アホ毛セーラーブレザー体操服柔道着弓道着
保母さん看護婦さんメイドさん婦警さん巫女さんシスターさん軍人さん秘書さんロリショタ兄貴ツンデレチアガールスチュワーデスウェイトレス白ゴス黒ゴスチャイナドレス
病弱アルビノ電波系妄想癖二重人格女王様お姫様ニーソックスガーターベルト男装の麗人メガネ目隠し眼帯包帯スクール水着ワンピース水着ビキニ水着スリングショット水着バカ水着
人外幽霊獣耳娘まであらゆる女性を迎え入れる包容力をもってるんよ?」
ちなみに罰則は上条さんの家庭教師でいきます
いやー青ピのセリフ打つのダルかった……
>>805
ご苦労なことだが、禁書wikiに載ってるのよな、そのセリフ。
>>807
禁書wikiを見ながら、携帯でポチポチやったのよ
そんなことよりケータイでここまで書いてたっていうことに驚いた。
今の今まで気付かなかったのもおかしな話かもしれんが。
美琴「……で、話ってなによ?」
Z「……」
上条「えっと、昨日の件についての罰則です」
Z「はい」ワクワクテカテカ
美琴「ち、ちょっと待ってよ!わ、私も!?」
上条「昨日真夜中に電撃使ったろ?寮内での能力の使用は禁止されています」
美琴「む……むぅ」
上条「それでですね、色々と罰則を考えたんですが……正直しっくりくる罰則が思い浮かばなくて」
美琴「はぁ?」
Z「ふむ」
上条「えっと…………誠に恐れ入りますが…………上条さんの課題を……手伝っていただけませんか?」
美琴「……」
Z「……」
美琴「し、しょーがないわね……」
Z「保険体育の保険分野なら、実践で家庭教師するのもやぶさかではありませんよ?」
上条「ありがとう御坂」
美琴「ば、罰則じゃなかったの?」
上条「あ、そうだった……アハハ」
美琴「まったく……しっかりしなさいよ寮監代理さん」
Z「無視されました」ビクンビクン
上条「というわけでこちらが課題です」ドッサリ
美琴「この課題……平日に出る分量じゃないわよね?そういえばアンタ学校は?」
上条「ああ、学園都市統括理事長から特別休暇を貰っててさ」
美琴「学園都市統括理事長!?それって学園都市の最高権力者じゃない!?」
Z「!?」
上条「ああ、まあ詳しくは省くけど、それでも学生の本分は勉強だろ?仮にも学園都市なワケだし。で、羽休めはいいが必要な学習はしなさいってことでこの課題が出たわけだ」
美琴「……なんだかまた良く分かんないことに巻き込まれてんのね」ハァ
Z「学園都市統括理事長とお知り合いだなんて……凄いです」ポー
上条「で、おバカな万年補習少年の上条さんにはちょっと荷が重い課題なワケでして」
美琴「自分で言ってて悲しくならない?」
上条「…………………………ウッ」シクシク
美琴「……はぁ。いいわ。今日は美琴センセーがしっかり教えてあげるわ。覚悟しなさい」
上条「……はい」
Z「……放置プレイですね上条先生」ハァハァ
変態すぎる
美琴「………化合物が……だから……で……」
上条「……」
Z「おしべとめしべが…………ここに入れます………」
上条「……」
美琴「この定理は………代入して………」
上条「……」
Z「月経は……………不順はよくあることですが………」
上条「……」
美琴「………つまりオクタヴィアヌスは………これが………」
Z「つまりこれが性感帯という場所で………私は特にアヌスが……」
上条「……」プルプル
美琴「つまり関係代名詞の使い方が……」
Z「……ですので関係をもった男女は」
上条「だぁー!もう無理だー!」ガターン
美琴「ちょっと!課題投げ出すんじゃないわよ!」
レベル高すぎw
上条「ごめんなさい御坂先生!上条さんは頭がパンクしそうなんです!少し休ませて!」
美琴「男が弱音吐くんじゃないわよ、情けないわねー」
上条「っていうかZさん!お前は課題と関係無い分野をやるな!変態さんですか!?」
Z「……言葉責めですね」キュンキュン
上条「とにかく、ちょっと休憩!もう死ぬ!頭がパンクして死ぬ!脳細胞が焼け死ぬ!」
美琴「もう……ヤワねぇ」
Z「まだ私のカラダでの実践教育が残ってるのに……」
上条「ちょっとシャワー室で冷や水浴びてくる!」バタン
ジャアアアアアアア
美琴「………まったく」
美琴(……教えてる最中凄く密着出来た……う~……恥ずかしい……)
Z(……教えてる最中に胸を押しつける作戦はどう出るか。楽しみですね)
ジャアアアアアアア
上条「あ~………頭が冷えてきた」
キュッ バサッ
上条「よし、手伝ってくれてる御坂………と多分Z……の為にも、気合い入れていくぜ!」グシグシ
ガチャ
上条「悪い悪い!んじゃまた頼……む………わ…………」
美琴「ちょ、ちょっとなにやってんのよ!?」
Z「何って、下着漁りですけど」
美琴「し、し、し……」カァァ
Z「ほうほう上条先生はトランクス派ですか。チンポジが気にならないのでしょうか?」
美琴「チン――ッ!?」プシュー
Z「シンプルな柄が流石に多いですね。いやー眼福眼福」
上条「……」
Z「あら上条先生、出られたんですか」
上条「ななななななななにやってんでせうか!?」
Z「下着漁り……ではなくて、上条先生の素性調査です」
上条「どう考えても下着漁りだろ!?」
Z「まあまあそうカリカリせずに。あ、代わりに私の下着見ます?履いてる奴」
上条「見ねえよ!あーもうやってられるか!やっぱお前別の罰則にする!」
Z「ほうほう。木馬責めですか?荒縄責め?重し?正座?暴行?それともセッ」
上条「だぁぁぁぁあああそれ以上言うな!!」
Z「まあまあそうカリカリせずに。あ、代わりに私の下着見ます?履いてる奴」
上条「はい」キリッ
上条「Zは……厨房で源蔵さんと青髪ピアスの手伝いしてこい!」
Z「えー」
上条「昼飯と夕飯の準備を手伝え!料理まできちんと!」
Z「それじゃあ、私のカラダでの実践性教育はどうなるんですか」
上条「どちらにしろやらねぇよ!」
Z「えー」
黒子「ちょっと寮監代理、うるさいですわよ?廊下まで丸聞こえですの」ガチャ
上条「あー丁度いいところに。白井、頼むからZを厨房に運んでくれ。今だけ能力の使用を許可する」
黒子「分かりましたの……って、お姉様がなにやら上の空なのですが」
上条「Zのせいだ」
黒子「そうですの……まあいいですわ。さ、行きましょうZ先輩」シュン!
Z「上条先生!私と合体し」シュン!
上条「あー…………疲れた」
上条「おーい、御坂」ユサユサ
美琴「あばばばば」プシュー
上条「起きろ御坂」ユサユサ
美琴「……ハッ!?ストライプフリーダムとスーパートランクスの闘いはいずこ!?」
上条「なんだそりゃ。ほら、続きを教えてくれよ」
美琴「あー……そういえば課題を教えてたんだっけ……って、Zさんは?」
上条「今別の罰則与えて、白井に連れていかせた」
美琴「そう……って、はっ!」
美琴(ってことは、寮監室でコイツと二人きり!?)カァァ
上条「ほら、続き続き。頼むぜ御坂先生」
美琴「う、うん。任せて」
美琴(頭が……真っ白になりそう……うぅ……)
美琴「えっと……これが……つまり化学式が……」
上条「ふむふむ」
美琴「つまり……この座標は……絶対にこの数にはならなくて……」
上条「なるほどなるほど」
美琴「ここは係結びで………この場合は謙譲だから……」
上条「ほうほう」
美琴「……AIM拡散力場の応用として…………精神感応系は………」
上条「うんうん」
美琴「………だから……で……」
上条「あ、ちょっと待ってくれ。つまりこの解は……」ズズイ
美琴(うわわわわわスゴい近いスゴい近いスゴい近い!………ああ……いい匂いかも)ドキドキ
美琴「……つまり……で……」
上条「……」
上条(御坂がすぐ隣だ……うわわスゲェ近くないか?……やっぱ女の子っていい香りするよな……ボディーソープか?)
美琴「……座標移動と空間移動の差は計算の次元で……」
上条(あああ……半分しか言葉が頭に入んねー………でもバレたらビリビリされんなー確実に)
美琴「……つまり死角移動は……って、ごめんねちょっと中断」
上条「へ?」
美琴「ずっと正座だったから足が痺れちゃって」
上条「ああ、悪いな。足を崩したらどうだ?」
美琴「うん、そうする」モゾモゾ
上条「う、うわわわわっ」ババッ
美琴「ん?どーしたのよ、両腕を顔の前でクロスさせちゃって」
上条(そんなに足上げたらパンツが見えちまうじゃねぇか!………って、あ)
美琴「ああ、もしかしてパンツ見えるかもとか思ったわけ?残念ながら、私は今日も短パン装備なのです」
上条「…………ぐぅ」
コンコン
上条「はい」
ガチャ
黒子「失礼しますの、もうじき昼食の時間ですわ」
上条「ああ、悪いな白井。今行く」
美琴「んんー、つっかれたわー!」ググッ
上条「ありがとうな御坂。出来れば午後も頼むぜ」
美琴「まっかせなさい!午後もビシバシしごいてやるわ!」
上条「それはお手柔らかに頼む」
黒子(まったく、随分と楽しそうですわねお姉様は……妬けてしまいますわ)
黒子(……でもまあ、あんな表情は黒子では引き出せないのも事実)
黒子(黒子は潔く、お姉様の幸せのサポートに徹しますの)
黒子(お姉様の表情を曇らせたりしたら……許しませんのよ?上条さん)
ってことで罰則終了
午後編まで書けるほど妄想力が無いのです
さて、現在消化するつもりのイベントは後一つですので、恒例の入れ知恵をお願いします
黒子の出番をもう少し増やすとか…
てか黒子にも罰則を
とりあえず黒子は出番が無さすぎるのでもう少し増やすことにして……
暴漢侵入は素敵です
後ほど使わせていただきます
と、今日は一旦寝ることにします
やはり例に漏れず、明日も昼過ぎですね
入れ知恵は随時募集しています
尚、このスレが1000行きそうな場合は次スレはvipで、
1000行かずに落ちていたら、多分次スレは制作速報に立てます
もし1000行きそうで次スレの必要があると判断された場合、むしろ勝手に次スレを立てていただいても構いません
というわけでよろしくお願いします
生徒D「何か先輩から映画のチケットもらっちゃってさ。同じ奴、3枚も」
↓
黒子「もらい物のチケットがありますの」
美琴「チケット? その封筒? 何のチケットよ?」
↓
美琴「私と黒子で、あと1枚……むー」
美琴「えっ? いや、べ、別にアイツのことなんか!」
6日目、天秤にかけて捨てたネタ置いときますね。
_,====ミミミヽ、
,,==≡ミヽミヾミミミ、ヾ、
_=≡≡三ミミミ ミミヾ、ソ)),,》 .
彡彡二二三≡ミ-_ ミミ|ノノj )||ヽ, )、
__,,,,,,,,,/彡二二二 ,- __ミ|/ノ ノノノノ) ||
-=二ミミミミ----==--'彡 ∠ミミ_ソノノノノ ノ
//>=''"二二=-'"_/ ノ''''')λ彡/
,,/ ̄''l 彡/-'''"" ̄-=彡彡/ ,,-''",,,,,,,ノ .彡''"
(, ,--( 彡 ,,-- ===彡彡彡"_,-_ ヽ Υ
ヾ-( r'''''\ //=二二''''''彡ソ ̄ ∠__\ .\ソ .|
\;;;; \ Ζ彡≡彡-'''',r-、> l_"t。ミ\ノ,,r-v / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\;;;; \ 彡""彡彡-//ヽ" ''''''"" ̄'''""(エア/ /
\;; \'''''')彡ヽ// | (tv /| , r_>'| <一体みんな誰と戦っているんだ
\;;; \'" \ ,,"''-,,ノ,r-", / r'''-, .j \
\;;r'""彡_l:::::::::::::::::::::: /./_ " / ̄ ̄"===-,
)''//rl_--::::::::::::::::/:/ヽ"'=--":
お待たせいたしました
いやー沢山出るもんですね
妄想力をバシバシ分けていただきたいものです
こうしてネタをいただいているワケですが
ありがたやありがたや
さて、俺がグズグズしてる間にもう1000間近というところまで来てしまいました
950を超えたら、>>950の方同名の次スレを立てていただけますでしょうか?立てられない場合は安価下で
場所はvipで大丈夫です
というわけで再開します
――――り!――代理!
上条「………んあ」
――――ん代理!
上条「………むにゃ」
――きろって言ってんでしょうがー!!
ビリビリビリビリィ!
上条「ほぎゃああああああああっ!」ガバッ!
美琴「あら、しっかり効いてるわね」
上条「ななななななななんですか!?御坂さんは俺を殺す気ですの!?」
黒子「気持ち悪いので私の真似をしないでいただきたいのですが寮監代理。…………それより、緊急事態ですの」
上条「?」
美琴「とりあえず、食堂にみんな集まってるから来てちょうだい」
上条「……なんか、ただ事じゃあ無さそうだな」
なんとも次スレの扱いは意見が別れますね……
それじゃあ、スレタイは
上条「常磐台学生寮の寮監代理をやってみた」
で、誘導は不要です
各々検索をかけて次スレへ移動という流れでいかがでしょう?
食堂
ガチャ
源蔵「おう、寮監代理。来ましたかい」
上条「寮生勢揃いですね。一体なにがあったんですか?」
源蔵「それが……」
黒子「ポルターガイスト現象ですの」
上条「ポルターガイスト現象?」
黒子「様々な物体がひとりでに動き回る現象ですわ。『外』では心霊現象だとか言われているようですが、私はそうは思ってませんの」
上条「まあ科学の街だしな。……念動能力者の仕業と考えるのが妥当ってとこか?」
黒子「……本当なら、そう思いたいのですけれど」
上条「?……ですが、なんだよ?」
黒子「……範囲が広すぎますの。現象は寮の全域に渡って確認されているのですけれど、それだけの範囲で同時に能力を発生させることができる念動能力者はこの寮にはいませんの」
上条「なるほど、外部に犯人がいる可能性が高いってワケか」
黒子「…………それも正直言って怪しいところですの」
上条「なんでだ?」
黒子「先ほど申し上げた通り、範囲が広すぎますの。これだけの範囲で数えきれない程の対象物を同時に操るなど、レベル5でなければ不可能ですわ」
上条「じゃあ、犯人はしぼられるじゃないか」
黒子「……書庫に記録されているレベル5の中で、念動能力を持つのは第七位の削板軍覇さんだけですの。しかし、彼は現在第一八学区の研究施設に籠りきりということになってますの」
上条「外部犯……でもない?」
黒子「ええ。………まさか、また幻想御手が……?」ポツリ
上条「は?」
黒子「いえ、なんでもありませんの!」ワタワタ
上条「……?」
黒子「……実は、それに加えて最近ある現象が寮内で目撃されていますの」
上条「ある現象?また怪しげだな」
黒子「……私は正直半信半疑なのですが……幽霊を見た、という寮生が続出しておりますの」
上条「ゆ……幽霊……ですか?」
黒子「そうですの。なんでも、壁をすり抜けて廊下を横切ったり、突然現れては消えたり」
上条「……能力は一人に一つ。つまり、能力者、じゃない……?」
黒子「…………ですので、私も半信半疑なのですわ。非科学的なことは信じませんもの」
上条「ふむ……」
黒子「とにかく、幽霊の目撃に続いてポルターガイスト現象。寮生の皆さんは怯えきってしまって……」
上条「……ポルターガイストは今どうなってる?」
黒子「一応、治まってますわ」
誰か踏めよなぁー
>>950 よし頼んだ
上条「よし!それじゃあ原因解明に行きますか!」
黒子「……なんの手がかりもないのに、正気ですの?」
上条「手がかりがないなら集めねえと。待ってても手がかりは現れないんだからな」
黒子「……大体、どんな能力者かも分かりませんのに……」
上条「大丈夫だって。いざとなったら、どんな幻想も俺の右手でブチ殺すから」
黒子「……でも………」
上条「…………まさか、白井」
黒子「!?わ、私は別に幽霊や心霊現象が怖いわけではありませんわ!」
上条「誰もそこまで言ってないんだが」
黒子「ぁ………」
まあ、「寮」で検索だぬ
美琴「わ、私がついていってあげるわ!」ガタッ
上条「お、心強いな。サンキュー御坂」
美琴「ふ、ふん!任せなさいよ!」
A「……わ、私もついていきますわ!」ガタッ
D「わ、私も!」ガタッ
Z「大事な大事な、アタックチャァ~ンス」ガタッ
上条「お前ら……助かるよ。ありがとうな」
黒子「一人だけ児玉さんが混ざってましたけれど」
じゃあ次スレに移籍しますの
こちらのスレは1000まで完走するもよし、適当に保守し続けるも良し、落とすも良し
──8時10分
上条「長かったな。ほとんど1週間ぶりか」
ガチャ
上条「ウソ……だろ……?」
土御門「おかえりだにゃー。カミやん」
上条「図ったようなタイミングで出てくんじゃねーよ!?」
土御門「はいはい質問ー! 帰り道カミやんが無事だったのは誰のお陰でしょうか?」
上条「は? 無事って?」
土御門「にゃー。わざわざ土御門さんがカミやんの趣味を歪めて広めてやったというのに」
上条「テメェのせいだったのかよ!?」
土御門「いやいやカミやん。今ごろカミやんは怖いお兄さんたちに囲まれてたかもしれないんだぜい?」
上条「にしたって他に何かあるだろ!?」
土御門「他にって何があんダヨ? 何事もなく1週間過ごしましたーってか?」
このタイミングで……支援
松
上条「は? それでいいじゃん」
土御門「にゃー。じゃあカミやん、仮にだ」
上条「なんだよ」
土御門「青髪ピアスが女子寮で1週間無事に仕事をしました、って言われたら信じるか?」
上条「そんなことありえねーだろ!」
土御門「そうなるだろ? つまりはそういうことですたい」
上条「はぁ!? 何で俺がアイツと同系列なんだよ!?」
土御門「……。カミやんは一度自分を見つめなおした方がいいみたいだにゃー」
上条「認めない! 認めたくないそんな立ち位置!」
土御門「諦めるんだにゃー。まぁそんなことより禁書の件で伝えとくことがあるんだった」
上条「そんなことじゃねーよ!」
土御門「いいから聞けって」
上条「……。そういえばステイルから連絡が来るんだっけ」
土御門「もう出発したみたいだから、今から第二十三学区まで迎えに行ってこい」
上条「今から!? 何でテメエらいつもいつも急に言い出すんだよ!?」
竹
松
梅
--=ミy-‐-- 、
/ \
/ , 小 \
/ / l V八 \
/ / l j ト、 `Vミiハ. ヽ
// / l l ! l /ハl l |! Ⅵミハ `、
l l l / l | ! ! ハ l/ 厶l‐リ Vミハ i
j 川 l │l l l { }/ '´ ,jィテi于ミV圦 l
| l l| l ├トl、j八/ '" トん'| VY⌒! |
| l l| lkVl ,ィテ芍 ゞー' h | 从
!,ハl| 小jノ从{じリ 圦lリ 小 次もよろしくね!
j从Nイヘ `´ ' _,ノ 癶
|ルiハl lハ ___, / l l l l| |
f´ ̄} | l'∧ ´ / l l |八}
ト-'、 | l lハ> / | l l l i|
ノ\ } {ヽ. | l l ! l l Ti) .__,. '´ │ l小l |l リ
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