上条「お前……男だったのか!?」禁書「ふぇ?」 (105)

タイトル通りの内容でエロ展開あり
ホモネタというより男の娘な感じで

とりあえず途中まで書きます

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上条当麻が記憶を失ってインデックスと暮らすようになってから、どうしてもわからない事があった。
記憶を失う前、インデックスと自分はどんな関係だったのだろうかと。

「とうまー、一緒にご飯食べよ?」
「おう」

「とうまとうまー、一緒に寝よ?」
「二人じゃベッド狭いだろ」

「とうまとうまとうまー、一緒にお風呂はいろ?」
「それは色々まずいんですことよ!」

どうにもインデックスの接してくる距離が近いのだ。
親しさの距離感はもう家族か恋人デスヨネーて何て思いつつも、インデックスの好意は
記憶喪失前の自分へうんぬんかんぬんとか言い訳し、退け続けていた。

思わぬ転機が訪れたのは、おやつに買ってきたお菓子のせいだ。
インデックスがチョコレートと珈琲を美味しそうに食べ飲みしてる最中

「ひっく……」
「ん?」

なにやらしゃっくりを上げて、緑の瞳がぽやーっと揺らぎだしたのだ。

「とうまとうま。なんだか私すっごく面白いかも」
「おお?」

えへへと笑いながら、寄り添ってきて上条の腕へと抱きついてくる。
いつもの事と言えばそれまでだが、未だに上条は慣れてはいない。
インデックスが近すぎるとドキマギとしてしまう。
幼くとも可愛らしい容姿は、女の子と意識するには十分な魅力があるからだ。

「とうまって暖かいー」
「今は夏ですー、ほら暑いから離れてろって」

しかし、そこはジェントルメンな上条さん。
そんな感情はおくびにも出さず、インデックスをたしなめている。
腕に当たってる微妙に柔らかいのは、胸かなーなんて考えてるとは誰も思わないだろう。

「言われてみれば暑いかも」
「そうそう暑い暑い」
「じゃー……脱ぐ」
「な……!」

やおらインデックスが、修道服にいっぱい付いてる安全ピンを外し始めたのだ。
着るのに時間がかかる服も、ピンポイントで外していけば簡単に脱げてしまう。
上条が制止する間もあろうか、バサリと白い布は落ちショーツ一枚だけのインデックスが改めて抱きついてくる。

「これならいい?」
「いいわけあるかー!」

上条はてりゃーと両腕をあげて、インデックスがころんと転がった。
隠しもしない裸を見れる訳もなく上条が顔を逸らすと、テーブルの上にはチョコレートの袋。
バーボンチョコと記されていて、アルコール分が思ったより多め。

「ベタか!」
「もーいきなり跳ね飛ばすなんて酷いんだよ」

特価品だからって買ってみたらこれだよ! などと叫んでも状況は変わらない。
上条へと、なんだかふわふわしているインデックスが寄ってきているのだ。
白い頬にはほんの少しの赤。上条が少し視線を下げれば色々な所が丸見えになってしまうだろう。

(ちょ、ちょっと待て……! 酔っ払ったにしても大胆過ぎる! ホントにそんな仲なの俺達!)

「もっかい」
「うひー」

あたふた混乱している上条の動きは鈍くて、あっさりとまた抱きつかれてしまった。
悲鳴を上げた上条を守る布は薄手のシャツとズボンしかなく、伝わってくる体温と
肌の柔らかさは、暴力的なほど本能とか理性とかを揺さぶってくる。
そのうえ、不思議と甘い匂いがインデックスから漂ってきて、呼吸するだけで興奮を煽られているかのよう。

「とうまもぎゅっとしてほしいんだよ」
「あ、ああ……?」
「んん……嬉しいね」

乞われるまま、ついつい腕を伸ばすと、自分とあまりに違うきめ細かい肌の手触りが返ってくる。
いつまでもこうしていたいと思うほどに心地のいい感触。
抱きしめたインデックスも、気持ちがよさそうに微笑んでいて、なんだか色っぽいと上条は思う。


「インデックス……」
「とうま……」

甘く、蕩けそうな呼びかけに引かれるまま、インデックスの顔が視界いっぱいに広がって

「あれ?」

上条は、胡坐をかいている足に触れた謎の感触に疑問の声をあげた。
微妙に柔らかいが、なんだか覚えのある違和感。
抱いていたインデックスの両肩に手を置いて離した。

「そんなに見られると恥ずかしいんだよ……」

いや、見せてきたのはお前じゃねーかなんてつっこみをする余裕はない。
疑問を解こうと、インデックスの身体を顔から下へと視線を下ろし見ていく。

首筋は修道服のためか日に当たっておらず、やたらと白くて、アルコールのせいかほんの少し朱が差している。
鎖骨のラインは上条に比べて、ほとんど骨が浮いておらず、華奢な作り。
胸はとても小さくて無乳に近いが、ほんの少しだけ隆起しているようにも見える。
腰周りはくびれており、腕が簡単に回せるくらい細い。
尻は小ぶりながらも、どことなく丸みがあって柔らかそう。

全体として、女の子っぽい身体つき。
だがしかし、どうしても見逃せないものがあった。
純白のショーツに包まれたインデックスの大事な所。
上条の片足を挟むようにしている両足の中心。

「オォマァイガァット……」

そこには、ちょこんと言った感じの、とても控えめなアレがクロッチの部分を盛り上げていたのだ。

「とうま。主はそんな風にみだりに呼んではいけないんだよ」
「そ、そそそそんなことより! お、おおおおおおおおお前……男だったのか!」
「ふぇ? 今更なに言ってるのかなとうまは」
「え゛」

インデックスがきょとんとした顔で小首を傾げる。
まるでそれが当たり前といった様子に、上条の顎がガコンと下がった。

「とうまが私の歩く教会を壊しちゃった時に、教えたじゃない。もしかして……やっぱり記憶が……?」
「違う違う違う! これは天丼と言ってだな。前と同じ表現を繰り返す会話テクニックだ!」
「……ふーん? 日本の言語文化ってよくわからないかも」

疑念を、とっさに誤魔化した上条だが、当然混乱は収まっていない。

(じ、事態を整理しよう。俺はインデックスを助けて記憶喪失になったらしい。
 そして、俺は泣いてるインデックスを見たくなくて。心からそう思って。
 記憶があるという嘘をついた。間違ってなかったはずだ)

けれど、記憶が無くとも心が訴えた相手が男の子だった場合、どうすればいいのだろう。
その子に抱きつかれながら、胸元へとすりすりされてる場合、どうすればいいのだろう。

(もしかして俺、ソッチ系の人だったの!? だからインデックスとも!?
 いやでも、自分の部屋の中にエロ本はあっても、そういうのはなかった!
 だ、大体記憶喪失だからって言っても、好みなんて変わんないだろ!)

じゃあインデックスを泣かせたくないと、心が叫んでいたのはなんででしょう。

「ん、ぱくっ。おいひぃかも。んふーとうまとうまー」
「うひょぅ!」

自己分析をしている暇はない。
チョコレートを食べたインデックスが抱きつきながら頬ずりをしてきたのだ。
触れた感触は、瑞々しさと絹の触感を併せ持つ心地のよいほっぺた。
上条の胸板に軽く収まる身体は不思議と柔らかく感じる。

知ってしまったのに上条は引き離せない。
困った事に嫌ではないと思ってしまったのだ。
何を勘違いしてしまったのか、自身のパンツの中のアレも変化してしまっている。

(やばいやばいやばい! なんでこんななってんだよ!
 上条さんはノーマルなんですー! 男に興奮するわけありません!)

試しにぐっと目を瞑って、青髪ピアスの修道服姿を幻視して、すかさず右手でぶち壊す。
やはり男なぞ問題外。上条は目を見開いた。

「とうまーチョコレート半分こしよっ」
「うぎゃぴー!」

しかし現実は、想像よりも過酷なものだ。
インデックスが口の中で転がしていたチョコを舌の上に乗せ、あーんと口を開けたのだ。
ピンク色をした舌で溶けているチョコからは、バーボンの琥珀色が流れ落ちているのが見える。
無邪気な表情なのに、赤みがかかった頬と潤んだ瞳には妙な色気がある。
ほんの少し顔を寄せれば。
唇で挟む事も、舌で救う事もできる。

上条はごくりと唾を飲み込んだ。
このまま、バーボンチョコ救助隊を派遣したとしてもインデックスは嫌がらない。
それどころか、もう一度、いや二度三度半分こさせてくれるかもしれない。
きっと、どんなチョコを舐めるよりも甘く感じるに違いないだろう。
上条はそこまで考えた所で、ぶんぶんぶんと首を振った。

「お、おお俺はいいよ。インデックスが一人で食べていいから」
「んー、わかったかも」

とても甘そうなのに、という頭のどこかからの呟きをスルーし、インデックスを促すと
チョコの欠片を含んで、美味しそうに口内で転がしているようだ。
ただそのちゅくちゅくとした音が抱きつかれたまま、耳元で響いているのが心臓に悪い。
今舐められているチョコだったら、どんな気分なんだろうとわけのわからない想像が浮かんでいる。

「とうま、チョコレートを食べさせてほしいんだよ」
「コイツゥアマエンボサンダナァ」

言語中枢まで狂ってきたのか、棒読みのまま手は袋を破ってチョコを取り出した。
摘んでインデックスの口元へ持っていくと

「はむっ」
「うひゃんっ!」

ぱくりと指ごと咥えられる。

「……ちゅっ、れろっぴちゃ……」

ぞくぞくぞくっと上条の背筋が鳥の尾羽にでも撫でられたかのように震えた。
チョコごと、指が柔らかく暖かな舌に舐められるのが気持ちいいのだ。
全身の感覚の中でも敏感なほうである指先は、インデックスの舌の動きを微細に感じ取れてしまう。

「んちゅるっ……ぺろっ……おいひぃかったー……ありがとねとうま……」

そうしてしゃぶり終えてから、嬉しそうに笑顔を向けてくるのだ。
どくんと。
その可愛らしさに、上条の中で何かが鼓動を打つ。

白と黒に分けられていたものが混ざり、マーブル色へと塗り替えられていく。
前の自分とか、男だとか、立ち塞がっていた壁も溶けて崩れて消え去っていく。
ふと、喉の渇きを覚え上条は珈琲を呷った。

悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように清らかで、恋のように甘い。
単なるインスタントコーヒーだとしても、今の上条にはそう評するだけの美味さを感じ取れた。
インデックスの存在を持って珈琲は完成したのだ。もう迷いは存在しない。

中断
次から色々な意味で本番になっていきます

大いに期待!!!

       \  ウホッ!  /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ /
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