朝比奈「キョン君…だめ…だめえ……」(876)
やっほほーいほーいwwwwwwww
世間はwwwwバレンタインだとwwwwwいうことでwwwwwww
描いてみますはwwwwwSOS団wwwww恋模様wwwwwwww
お暇なやつらはwwwwwwよって来いwwwwwwwwwww
イエスwwwwwハッピーバレンタインwwwwwwwwwwwwwww
夕暮れに赤く染まった部室。目に痛いほどのオレンジと黒のコントラスト。
「ぐす…うぅ…うぇ……ひっく」
そんな中で、朝比奈さんの嗚咽だけが響いている。
床には脱ぎ捨てた制服とこれから着るはずだったメイド服がくしゃくしゃになっていて、あまつさえピンクのブラとショーツがその上に乗っかっている。
じゃあ朝比奈さん自身は何を着ているのかというと、全裸に靴下という、一部マニアにバカ受けしそうなお姿だ。
それを見る俺の心臓はさっきからずっとバクバクいっていて、けれどもそれは既に性的な興奮からくるものとは意味が異なっていた。
「…ていって」
朝比奈さんは床に座り込んだまま、こちらを振り向こうともせず呟いた。
「出ていって…出ていってください……!」
もちろん、俺はその言葉に逆らえるわけもなく、朝比奈さんに何の声もかけられぬまま部室を後にした。
ばたん、と音を立ててドアが閉まる。
「うう…! うあぁ……!!」
そのままドアに背中を預けていたら、中で朝比奈さんの泣き声が一際大きくなったのがわかった。
胸の辺りでぎゅうっとシャツを握り締める。
心臓がうるさいのは、怖いからだ。
足取りがこんなにも重いのは、罪悪感がぬたりと足に絡みついているからだ。
「くそ…!」
今更後悔しても何にもなりはしない。
後悔先に立たずとは本当によく言ったものだ。
今日、この日―――――俺は朝比奈さんを犯した。
きっかけは些細なことだった。
退屈な授業を終え、ハルヒが岡部教諭と体育教師の二人がかりで教室から連行されていくのを見送って、俺はいつも通り教室を出て部室に向かった。
いよいよ教師たちもハルヒという取り扱い超注意超危険物のご指導に本気になったかと、これは俺もそろそろ将来について本気で考えねばならんなと、そんな風にぼぅっと考え事をしていたのがよくなかった。
いつもならきっちり二回するノックを、今日に限って忘れてしまったのだ。
不意打ち気味に俺の目に飛び込んできた、朝比奈さんの下着姿。
レースで縁取られた可愛らしいピンクのブラ。形のいいお尻がはっきり浮き出たパンツ。
いつもなら、そう、いつもならここで俺が瞬時に謝罪して外に飛び出して終わりだった。
だけど、何故かこの時、俺の頭の中で変なスイッチがバチンと音を立てて入ってしまった。
それはここ一週間ほど自家発電を怠っていたこととか、ハルヒが進路指導で今日は恐らく来れないだろうということとか、
そのせいで古泉がバイトに勤しむことになってしまったこととか、超珍しいことに長門が部室にいなかったこととか、
そういった諸々が重なったことに起因するかもしれない。
とにかく、俺は前に踏み出してしまった。かつてハルヒがそうしたように、後ろ手にドアの鍵をかけ、朝比奈さんに詰め寄ったのだ。
俺は悲鳴を上げようとした朝比奈さんの口を塞ぎ、そのブラを剥ぎ取った。
「キョンく……!?」
朝比奈さんの愕然とした顔が頭の中から離れない。
だが、あの時の俺にはそれすらも興奮材料の一部になっていた。我ながらどうかしてる。
机の上に朝比奈さんを組み伏せるのは簡単だった。
か細い力で抵抗する両手を払いのけ、その柔らかな胸を揉みしだき、先端を口に含み、夢中でしゃぶった。
パンティーをずりさげ、茂みを掻き分けて、愛撫というにはあまりに愛のない前戯を行った。
次第に湿気を帯びてきた朝比奈さんに、「何だ、俺もやるじゃないか」などと悦に入っていたりもしていた。
……救えない。
カチ、カチ、と時計の音が響く。
電気を消し、ベッドに入ってからもうどれほど時間が経っただろう。
既に暗闇に目は慣れて、蛍光灯の形まではっきり見える。
それでも、ちっとも眠気はやってくる気配は無かった。
当然だ。
……これから、俺はどうなるのか。それを考えると、急速に目が冴えてしまう。
事が公になれば、俺も後ろ指さされて生きる性犯罪者の仲間入りだ。
刑法とかには詳しくないのでわからないが、何年かは少年院に入れられて、その後もろくな人生を送れやしないだろう。
いや、それ以前にそもそも、ハルヒにばれた時点で殺されてお仕舞か。
全ては明日にならなければわからない。そう自分に言い聞かせて目を瞑る。
ふいによみがえる朝比奈さんの体の感触。
「くそ…!」
忘れ難い快楽に性欲を持て余す。
こんな状況で股間を硬くしている自分に心底嫌気が差した。
いいぞもっとやれ
いつのまにかカーテンの向こうが明るくなっていた。
結局一睡もせぬまま朝を迎えてしまった。ため息をつき、ベッドから身を起こす。
時計を見れば5時を回ったばかり。家族はまだ誰も起きてはいまい。
そう考えた俺はカーテンを開けてから再びベッドに座り込み、そのままゆっくりと明るくなる空を眺めていた。
カチカチと進む時計の針をじっと見つめる。このまま時間が止まればいいのにと半ば以上本気で願った。
がちゃりとドアノブが回り、妹が顔を出す。
「あれぇもう起きてる。キョン君今日ははや~い」
無邪気な妹の声が胸に痛かった。
ただでさえ登るのが億劫な通学路<ハイキングコース>だが、今日の憂鬱さはまた格別だった。
重い足を引きずり、坂道を登る。
処刑台への階段を上がる罪人もこんな気持ちだったのかなと、くだらないことを思った。
うわ、あの事おもいだしちゃったじゃんか
俺のトラウマをほりかえすな
冷たい視線・・・・
教室に入り、まっすぐ窓際の自分の机に向かう。
なるべく誰にも会いたくなくて、今日は相当早くに家を出た。その甲斐あってか教室にはまだ2人しか来ていない。
珍しいね、と声をかけてくるクラスメイトに適当に返事してから、俺は机にうつ伏せた。
内心、ほっと息をつく。どうやら一晩のうちに最低レイプ魔の評判が広まったということはないらしい。
「おはよ~」
「おはよー」
次々とクラスメイト達が登校してくる。谷口や国木田も姿を現した。
机にうつ伏せていた頭を上げる。2人の顔を観察する。
「あれ、もうキョン来てるよ。珍しいねえ」
「何だ何だ、今さらいい子ちゃんになろうとでもしてんのか?」
いつも通りの様子で声をかけてくる国木田と谷口。知らない。こいつらは、目の前の俺が昨日何をしでかしたかを。
朝のHRまでまだ時間がある。国木田と谷口は自分の机に一度荷物を置くと、再び俺の机に集まってきて談笑を始めた。
ありがたい。正直、何でもいいから気を紛らわせていたかった。
ガラガラ、と教室のドアが開く音が耳に入る。俺の肩がびくりと震えたことを、2人に気付かれはしなかっただろうか。
おそるおそる、それでも精一杯普通を装って入り口に目を向ける。
いた。ハルヒだ。
ハルヒの姿を認めた瞬間心臓が握りつぶされるような錯覚に襲われる。
その瞬間、俺の心臓は物理的にも2倍3倍に収縮していたに違いない。
――ハルヒは鬼のような形相で俺を睨みつけていた。
ハルヒが俺に歩み寄ってくる。いつも通りの大股で、一歩一歩。
口の中が干上がっていく。あ、う、と意味の無い喘ぎが漏れた。
ハルヒの唇が動く。その動きから、俺は目を離すことが出来ない。
「邪魔」
へ、と思わず間の抜けた声を漏らしていた。ハルヒに睨まれた谷口は「へーへー」と気の無い返事をしながら俺の机のそばを離れていく。
「それじゃ、また後で」
国木田もそう言って離れていった。
ハルヒはふん、と鼻を鳴らすと自分の席に着く。
そのまま、ずっと険しい表情をしているものの、俺に何も言ってこない。
知らない…のか?
「何よ」
そんな風にハルヒの顔を観察していたら、ただでさえ刻まれていた眉間の皺をさらに深くしてハルヒは口を尖らせた。
「い、いや…な、何か、あった…のか?」
慎重に言葉を選びながら声をかける。
ハルヒの目が鋭くなった。
「何があったか、ですって? よくもまあそんなことが言えたもんね」
呼吸が止まる。胸の辺りにまたも奇妙な圧迫感が生まれる。
ハルヒはそのまま俺の顔を睨みつけたまま口を開いた。
みくるがハルヒに相談するわけないじゃん
古泉と長門にチクってるだろ
「アンタも知ってるでしょ。昨日の岡部よ。結局解放された時には6時過ぎてて部室にも顔出せなかったんだから!
あ~もう! 腹の虫が収まんないわ!! 大体、体育教師を使って無理やりにって、それのどこが指導なんだか…!!」
その後もハルヒは担任である岡部教諭に対する罵詈雑言を口走っていたが、正直俺の耳には何も入ってこなかった。
知らない。確定した。昨日の事はハルヒの耳には入っていない。
どうやらハルヒが俺を睨みつけているように感じたのは俺の杞憂であったらしい。
全身の力が抜けて、壁にだらんと背中を預ける。
「何よ、だらしないわね」
ハルヒのお叱りに曖昧に笑って答える。
そうだ、何でこんなことに気付かなかったのか。
もしハルヒが昨日のことを知ったとしたら、そもそも俺が今日を迎えることが出来たはずがない。昨晩のうちにハルヒの死刑は執行されていたはずだ。
はは、と乾いた笑いが漏れた。チャイムが鳴る。
朝のHRが始まった。
みくる「古泉くん長門すわぁんかくかくしかじか」
古泉「かわいそうですね・・・(ちょwwwキョン殿テラウラヤマシスwww)」
長門「そう(私なんか家で二人きりなのに・・・ギリギリギリギリ・・・くやしぃっ!!)」
とはいえ、何かが解決したというわけではない。むしろこれからが本番といえる。
俺は朝比奈さんにどんな顔をして会えばいいのか。どうやって声をかければいいのか。
考えたって答えは出ない。出るはずが無い。
朝比奈さんは今日登校しているのだろうか。登校していたとして、果たしてあの部室にまた顔を出してくれるのか。
常識的に考えれば、来るはずがない。自分をレイプした男の顔など、今後一瞬だって視界には入れたくないだろう。
そしてそのまま朝比奈さんがSOS団に参加しなければ、当然ハルヒも異変に気付くだろう。
そうなった時、ハルヒの追求から昨日の事実を隠しきる自信は俺には無い。
一向に具体的な考えが纏まらぬまま、放課後を迎えた。
気が重い。足も重い。正直に言えば、行きたくない。だが、現状を把握するためにも行かねばならない。
トイレに行き、自販機でコーヒーを買って一服し、とにかくなんやかんやと時間を稼いでから、俺は部室へと足を向けた。
辿り着く。部室のドア。ハルヒの喧しい声が聞こえている。
意を決してドアをノックした。返ってきたのは胡散臭い優男の甘い声。
ドアを開ける。
「遅いッ!! 罰金!!」
ハルヒの怒声が響く。ハルヒは団長席でふんぞり返っていて、古泉はゲームボードを既に机に広げていて、長門は部屋の片隅で本を開いていて―――
――そして、朝比奈さんはいつものメイド服でお茶を淹れていた。
「…? どうかされましたか?」
しばし、呆然と立ち尽くしてしまった俺に古泉が声をかけてきた。
「あ、ああ。いや、何でもない」
平静を装って古泉の対面に腰掛ける。こと、と目の前に湯飲みが置かれた。
思わずその手を目で追って、朝比奈さんの顔を見上げてしまう。
朝比奈さんは俺の視線に気付くと、にっこりと笑った。
あまりにも不自然に、いつも通りの笑顔で。
部活が終わる。長門が本を閉じるのを合図に部屋を出て、朝比奈さんが着替えるのを外で待ち、一緒に下校する。
余りにもおかしな、いつも通りの風景。
お決まりのコースを歩いて帰り、次第に方向が異なるメンバーがばらけだす。
最後にハルヒと別れて一人になった俺は、すぐに踵を返して駆け出した。
俺は朝比奈さんの家を知らない。まずは朝比奈さんと別れた道まで戻ってから、朝比奈さんが向かった方向に向けてとにかく走った。
が。
途中で馬鹿馬鹿しさに気が付いた。一体何度分かれ道を通ったと思ってる。
どこかで朝比奈さんが脇にそれていたらそれでおしまいじゃないか。
これで追いつけたら奇跡だ。馬鹿らしい。
そう考えて適当に曲がり角を曲がる。これで見つからなければやめにしようと思いながら。
奇跡が起こる。夕日に照らされた小さな背中が俺の目に映った。
鹿VS鶴
思わず足が止まる。急にその場から逃げたしたくなる。
それでも、精一杯の勇気を振り絞って、
「朝比奈さん!!」
俺は声を上げ、駆け出した。
一瞬、朝比奈さんの肩が震えたのが遠目にも分かった。
追いつく。朝比奈さんの背中はもう目の前だ。
ごくり、と唾を飲み込む。朝比奈さんはその足を止め、ゆっくりとこちらを振り返った。
「――どうしたんですか? キョン君」
その顔に、やっぱりいつも通りの笑みを浮かべて。
キョン イズ クズ
「――なんで」
反射的に口が動いていた。
「どうして、そんな風に笑ってくれるんですか」
今の俺の顔は、ひどく歪んでいるに違いない。
「俺、俺、あんなにひどいことをしたのに…!!」
息も絶え絶えに絞り出した俺の言葉に、朝比奈さんは困ったように笑って見せた。
「キョン君…昨日の事は、お互いに忘れましょ? ね?」
言葉を失った。
俺は目を丸くして朝比奈さんの言葉を聞いていた。
みくる・・・・お前はなんて良いヤシなんだ・・・
「男の子は、その…しょうがないんだよね? どうしても我慢が出来なくなることがあるんだって本で読んだことあるし……元はといえば私がまた鍵をかけ忘れたのが悪いんだし……」
「そんな…それでいいんですか? それで許せるんですか…俺のこと!?」
朝比奈さんが顔を伏せる。夕日を背にしているせいで、そうなるともう朝比奈さんの表情を伺う事は出来ない。
「忘れよう…? お願い……忘れて……」
朝比奈さんはもう一度そう繰り返した。
それは、本来であれば加害者である俺の言葉ではないのか。
にもかかわらず、朝比奈さんはただの一言も恨み言を言わず、忘れようと口にする。
もちろん、その真意は俺にも汲み取れる。
朝比奈さんは、今のSOS団の日常を壊すことを望んでいない。
だから、忘れると、無かったことにすると―――俺を許そうとしている。
胸が熱くなる。この想いは、何だ。
「キョン君、明日からも私と普通に接してくださいね」
「どうして……」
どうして、あなたは。
「どうして…そんなに優しいんですか…!!」
理性が飛ぶ。足が進む。ただ想いの命じるままに。前へ。朝比奈さんのもとへ。
「キョンく…!」
抱きしめた。朝比奈さんの小さな頭を胸に抱える。
「駄目…! キョン君…!!」
朝比奈さんがくぐもった声で俺を拒絶する。
「そんなに優しくされたら…俺、また朝比奈さんが欲しくなっちまうじゃないですか…!!」
「きょ、キョン君…!!」
我ながらクソ身勝手なことを言ってるな、と思った。
折角朝比奈さんが許してくれたのに。なんてクソ野郎だと自分で自分を罵る。
でも、どうしようもなかった。
この人が欲しい――その想いを止めることが出来なかった。
「お願い、やめて…」
「いやだ」
「お願い…」
「いやだ」
朝比奈さんが俺の腕を逃れようと身をよじる。俺は決して逃がさないように手に力を込めた。
「俺は、まだまだ朝比奈さんが欲しい」
びくり、と朝比奈さんの体が震えた。
「だめ…」
「お願いします」
「だめなの…!」
「お願いします」
こう、どうなんでしょうね、公道でこう、どうしようもない行動をするっていうのは
「キョン君…はなして……」
離さない。むしろ、さらに力を込めて朝比奈さんを抱き寄せる。
朝比奈さんは何度もか細い力で身をよじっていたが――やがて、大人しく俺に抱かれるままになった。
「駄目なのに…」と、小さな声で朝比奈さんが呟くのが分かった。
「キョン君…約束して」
そして、朝比奈さんは俺の顔を見上げ、
「これが最後…本当に、もう一回だけだからね?」
そう言った。
.00でテンション爆発
意外にというか、さもありなんというか、朝比奈さんは一人暮らしだった。
決して広くはない1LDKの部屋に上がりこんだ俺は、目の前にいる朝比奈さんの後姿を前にして思わずごくりと唾を飲んでいた。
抱ける。抱けるんだ。もう一度、この人を。この体を。
すぐにでも押し倒してしまいたい衝動を必死で押さえ込む。
「シャワー、浴びてくるね」
朝比奈さんは肩から提げていた荷物を下ろすと、俺の傍を抜けて洗面所へと入っていった。
朝比奈さんの甘い匂いが鼻腔をくすぐる。その強烈なフェロモンにさらに俺の頭が茹で上がる。
俺は何となくベッドに腰掛けた。普段朝比奈さんがその身を横たえているベッド。
シャワーの音が無音の部屋によく響く。
否が応にも俺の興奮は高まっていった。
1LDKって狭いの?
親しき仲にもレイプあり・・・か
>>62
山田君座布団全部もってって
どれ程の時が経ったのか。
がちゃり、とドアの開く音がした。
急に息が詰まる。心臓の音がどくんどくんとはっきり聞こえる。
洗面所に通じるドアを開けて、朝比奈さんが顔を出す。
既に衣服は纏っておらず、その体を包むのはバスタオルだけだ。
まだ水分の抜け切らない髪の毛が肩や胸元に張り付いている。
強調された胸の谷間。ギリギリまで晒された太もも。
今の朝比奈さんを構成するありとあらゆる要素が俺の性欲を掻き立てた。
俺のものは既に痛いほどにいきり立っている。
「忘れないで。キョン君…」
朝比奈さんが口を開く。
「本当に、これで最後に…!」
か細い声で告げられた言葉を最後まで待たず――俺は朝比奈さんの唇を奪った。
牝犬も歩けば棒に刺さるか…か
>>65
山田君座布団二枚もってって
みくるの声はキモい
萎える
「む…う…ふ…!」
しゃぶりつくように朝比奈さんの唇を貪る。
何かを言おうとするその舌を絡め取る。一度距離を取ろうとするその体を抱き寄せる。
そのまま体を入れ替えて、さっきまで俺が腰掛けていたベッドに朝比奈さんを押し倒した。
その拍子に朝比奈さんの体に巻きついていたバスタオルの結び目が解け、豊満な胸がぶるんと揺れる。
朝比奈さんは咄嗟に両手で胸と股間を隠して丸まった。
俺は膝立ちで朝比奈さんを見下ろしながら、自らが身に着けているカッターシャツを脱ぎにかかる。
ひとつひとつのボタンを外すのももどかしい。ふぅふぅと荒くなる息を抑えられない。
中に着ていたTシャツまで脱ぎ、カチャカチャとズボンのベルトを外しにかかる。
脱いだズボンとパンツをベッドの傍に放り投げる。
これで俺も朝比奈さんもお互い一糸纏わぬ姿になった。
俺は荒い息のまま胸を隠す朝比奈さんの腕を掴む。
「キョン君、お願い…電気を……」
俺はその願いを聞き入れなかった。これが最後というのなら、もうこんな機会はないのだというのなら、俺はしっかりと朝比奈さんの体をこの目に焼き付けたい。
秘所を隠す朝比奈さんの両腕を掴み、開かせる。
露わになった柔らかな胸の、その先端に顔を寄せ――ゆっくりと、口に含んだ。
「ん…!」
朝比奈さんの甘い声と、口の中にあるコリコリした感触が俺の理性を跡形も無く消し飛ばしていく。
「優しく……優しくして……」
瞳を潤ませながらそう口にする朝比奈さんに俺は頷いてみせ、そして――
パンツ脱いだ
_,、=:ニ;‐、、--――‐y、,_ ,,r;;;;''''=―--、、,_
/´ ヽ,ヽ,.゙'l,.゙Y;--',r'゙'ヾ;'V.j /∠,,.r_;'゙-‐-,<゙゙ヽ,'i、'‐、,
./_ .,,_j ゙l l,. Y/゙'ヾ、;、ノ,r;'| /jフ,r-、ヽ、 _,,>.゙'ー;゙' ーi,. |'i,
j.ヾ! ト‐! | .| .|,_ ./,.〈. 〉| ./ .(゙ _>゙'゙ r''゙´'i,゙l, ,j レ! .|:|
.|il, __ j .j゙ .l ト,゙',/ j.゙ r;| .レ'゙''‐ニ'''゙r''゙´ .゙l,ヽ,. ,ノ ゙ r''1.jノ
.|.l,゙l, ゙ー゙.ノノ / / ゙l ゙l,ヽr',r'l ゙;| .ト、,. /./´゙ヽ;.、 ノ ,゙rッ .,Y';V
| l,.゙ヽ--'゙ ,ノ / l, ゙'゙,,.l, ,j ゙| l,ヾ,、--、,,,、'_, r''゙ l / li,;)
l,. ゙'i, / ,rシ-、,ィ) l,゙i,V/゙j゙ /゙,,、、、,_ ゙\!.レ゙ .| Y゙
゙l゙i,・ヾi, ,/ィl、・_ノ ,;:: ゙シ'i.l,ノ ./゙ \ ゙Y: .l /
| `ラ´゙'''´ ''"'´ .| |:.r'`V'''" ̄`゙ヽ、 ゙'i, |. ' / キング・クリムゾン!!
゙'i, .j |./ ∧、, ゙̄ヽ、. \ ゙l. |\ ./
゙i,. r、,,,.、,_ / ノメ、 .j |ヾヽ,゙'ー---‐'''''ヾ-、,‐'
.゙i,ヾ'-'ニワ. / ./ノ .V j゙ |'i,. ヽ;-‐-、,_::::__ ::..>
/:::l,〈` //‐'´ ./.ヽ/ .j.ノ .:ヾ、;:) ゙'i `ヽ、
/::::::::|ヾ‐;<;/__,、r'´ ./ .)='゙ ..:: ,ソ .(:: _,,r‐''゙⌒`゙ヽ、,
/ l;::::::::::Y゙人゙l;:. .,/,r'ニ゙ _,、r''´ ..:: ゙ヾ、 :: ヽ,
l /,r:| j‐゙''l; ゙ニー‐'゙ (`l.(_,r‐'''゙´__,, ....::::: .`ヽ、,....:::::.. ゙l,
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はぁはぁと、二人の息遣いが部屋に響く。
仰向けに寝転び、顔を紅潮させた朝比奈さんのお腹には、直前に俺が放った精液が広がっていた。
粘液に濡れ、ぬらぬらと光った俺のものは今もなおその硬度を衰えさせていない。
俺は放り投げたズボンから携帯電話を抜き取った。携帯電話を操作し、耳に当てる俺を朝比奈さんは呆けた顔で見つめている。
『もしもし~?』
数回のダイアル音の後に、舌ったらずな幼い声が聞こえてきた。
「よう、母さんはいるか?」
『ん~、ちょっと前にお買い物に行っちゃったよ?』
「なら、伝えてくれ。ちょっと帰るの遅くなるってな」
『わかった~』
電話に出た妹に端的に用件を告げ、俺は携帯電話をズボンの上に放り投げる。
俺の電話を聞いていた朝比奈さんが慌てて体を起こした。
事後かよ!
「キョ、キョン君!!」
「お願いします。朝比奈さん」
朝比奈さんを抱けるのが今日で最後だというのなら、今がたった一度の奇跡だというのなら。
「もう一回…あともう一回だけ……」
今は少しでも長く、この夢を。
再び顔を寄せた俺の口付けを朝比奈さんは拒まなかった。
そして、これが最後になるはずもなかった。
朝青龍に見えた俺は末期
>>68
それなかのオバハンや・・・
>>83
こらこら
一度一線を越えてしまえばあとは簡単だった。
もちろん、最初は俺の求めを拒んでいた朝比奈さんだったが、俺がしつこく食い下がると断りきれず、なし崩し的に関係に及んだ。
次第に朝比奈さんの最初の抵抗も無くなっていった。
俺は貪る様に毎日朝比奈さんの体を味わった。
帰宅するのが遅れる言い訳を考えるのに苦労するほど毎日だ。
朝比奈さんは一人暮らしだ。やる場所には困らない。
歯止めが利かない、とはまさにこのことを言うのだろう。
俺は、まさしく朝比奈さんの体に溺れていた。
そして――朝比奈さんと関係を持つようになってからしばらく経ち―――週末。
不思議探索の日がやってきた。
「遅い!! 罰金!!」
全くいつも通りにハルヒの怒声が飛び、益体もない不思議探索が幕を開ける。
それにしても集合時間15分前には来たというのに今日も俺が最後なのはどういうことだ。
そろそろ俺に奢らせる為に4人が結託してるんじゃないかって疑っちまうね。
次は今日より15分早く来てみよう。つまり約束の30分前だ。それならいくらなんでも俺が最後ということにはなるまい。
いや……それでも俺は最後なんだろうな、と、半ば確信めいた予感と共に俺は喫茶店の中へ足を踏み入れた。
さあ、一通り今日の予定を打ち合わせ、結局予定は未定のまま組分けだ。
俺の手にあるのは赤い色の付いた爪楊枝。テーブルの向かいで、朝比奈さんも赤く染まった爪楊枝を握っている。
思わず俺は笑みを浮かべていた。
「デートじゃないんだからね! ちゃんと世の中の隅々まで目を光らせてきなさいよ!!」
俺と朝比奈さん、あるいは長門が二人になると決まって飛び出すハルヒの怒声を適当に流して、俺と朝比奈さんはハルヒ達三人とは反対の方向に歩みだす。
さて、どこに行こうか。今日も今日とてまったく可愛らしい私服に身を包んだ朝比奈さんを横目に俺は黙考する。
「まずは時間つぶしにゲームセンターにでも行きますか」
「でも…ちゃんと不思議を探さないとあとで涼宮さんに怒られちゃいますよぅ」
まったく、真面目なお方だ。まさかこの人はこうして毎回真剣に不思議探索に取り組んでいるのだろうか。
まさかそんなことはあるまい、と半ば願うように思いつつ、
「なら言い方を変えましょう。まずはゲームセンターで不思議探しとしゃれ込みましょうか」
と、俺は言い直した。
「ん、ふ、う…!」
朝比奈さんは口から漏れる声を必死で噛み殺している。
俺は朝比奈さんの胸を後ろから揉みしだいていた。
ぐにゅぐにゅと面白いように形を変える温かなソレを、服の隙間から手を差し込み、ブラを押し上げ、直接堪能する。
いきり立った俺のものを強調するように朝比奈さんのお尻に擦り付けた。
「キョン…くん…! こんな…外でだなんて……!!」
朝比奈さんが涙目で俺を見上げてくる。
「大丈夫です。誰も来ませんよ、こんな所」
今、俺たちがいるのはゲームセンターから出て少し歩いた所にある路地裏で、この時間は本当に人気が無い。
何故俺がこんな所を知っているのかというと、以前ハルヒと二人になったときに連れ回されたことがあったからだ。
『こーゆー暗くてジメジメした所こそ不思議発生の温床となるのよ!!』
かつてハルヒの快活な声が響いた路地裏。
「ん…! あ…! く…ふ…!」
今は朝比奈さんの押し殺した喘ぎ声が反響している。
スカートの中に手を差し込み、朝比奈さんの股間をまさぐる。
ショーツは既に朝比奈さんの右足首に落ちて引っ掛かっていた。
しゃりしゃりとした茂みの感触の奥に、ぬるりと確かな湿りを感じる。
どうやら朝比奈さんの準備は整ったようだ。
俺ははいていたジーパンとパンツを膝上くらいまで下げてから、朝比奈さんのスカートを捲り上げ、まんまるとしたお尻をむき出しにした。
「あ、待って! 待ってくださぁい!!」
と、そこで朝比奈さんが慌てたように俺のほうを振り返った。
何だ、まさかここまできて「やっぱりこんな所じゃ…」とでも言い出すのかと、俺は多少げんなりせざるを得なかった。
が、違った。朝比奈さんの行動は俺の予想とはむしろ真逆のものだった。
「あの…コレ…せめて、コレをつけてくれませんか…?」
朝比奈さんが真っ赤な顔でその手に持っていたのは――コンドームだった。
コンドームを両手で握り、顔を赤く染める朝比奈さん。
まさか、自分で用意したのか?
今みたいに顔を真っ赤にして、薬局かコンビニかはわからないが、ソレをレジに持っていったのか?
俺と、SEXするために?
ゾクゾクと背中が震えた。俺の物がビクン、と大きく跳ねた。
我慢など、自制など、しようがなかった。
「キョンくんおね……!!」
朝比奈さんの体を壁に押し付け、後ろから挿入する。
「が、あ…いぃ~……!!」
にゅるにゅると直接味わう朝比奈さんの感触。
朝比奈さんの手から、コンドームがぽとりと地面に落ちた。
俺ははっきり言ってうかれていた。
だから忘れていた。
ハルヒの勘は時折異常に冴えわたることがあるってことを。
そして気付かなかった。
ハルヒが団活の最中に、半ば睨みつけるように俺を見ていたことなんて。
すまんwwwww飯食ってくるwwwwwwwwwww
,. ' ´  ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ、
/ / \
/ / :. \
/ ,!;:;:;:;:___;i;___;;:;:;:;:;:,l
/ ム;:''"___;:;|;:;___~`丶l スレッドでJPGだけを貼りつけても 不満な人は70%もいるよ
,' {_, ィ' .r‐っ  ̄ r-、 丶、;:;l そこで、サラサーティZIP!
| ,'ミミ:::ゝ  ̄ ``´ .,}:`i! まとめた画像をちゃんと圧縮
ノ! |/::ィ', -‐- 、:. , - 、 ヾ:::l
/| /!:.::i:.,' ,ィ戓ニ>,:' : ィ戓ゝ、゙i::l さらっさら~のサラサ~ティ♪ ZIP
/ /ヘ、:.i ‐ '" ,. ヽ` ニ゜ .!:l
/ /}ハ:: :. (r:、 ,、〉 l:ハ
/ /いjl::',:. ヽ ,' ; ヽ ノlノ}
/ / 丶-ltツ:::.:: l:.: ,r'ニ=ニ、 ゙i, .i_ノ
/i 〃 レ‐‐くヽ.l:. ` ''―''" 、 /,フ二ヽ
./ // / /⌒く丶、:.:.. ノ:/厶--、 }
/ / ( /,. ┤ ;::.::.::.::''"/ |:.厶--、 /
ハルヒの同人はゴミばっかで全く抜けないけど
>>107
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|丶、;;; _;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,: ィ";_|
ト、;;;;;;` ` '' ー --- ‐ '' ";;;;;:ィ
ィヘ{:: _` '' ー -‐ '" ::::::| 七_ 他
|ヘ,i: _ __ .::::f} (乂) 人
'、 :l  ̄''\,,. ,,/⌒`::{l ./ .事
/ f:〉 ーtッ-、〉 /ィtッ‐、/.::|. /^レ .じ
/ー|:l `ー‐' / |i''ー‐''´ :l三ニ‐ ‐/‐ ゃ
/ l ,ィ´ ー、 /三ニ / こ .な
/ ∧ ー─'''´ 'ー、__彡'ヘ、_ノ彡三 土 い
|;:;:;゙、 /'ー──‐''´ :/彡;;;;;;; し ん
|:;:;:::;\:::.. `ー─' .:::/ヽ;;;;;;;;;;; -/‐ 、 .だ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / rノ、 ぜ
|  ̄ ̄/ / / ̄ ̄) | o !
| |> / / / ̄ ̄ |
| / / / | _________
\  ̄ ̄ / (l> 今すぐ中身を見る!)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
>>107
ZIPでくれ@麻呂
\ / / , ---_,,ィ 、_,,イ,.--、 ヽ \ /:;:;:l;:;:;:;:;:;:;:;:`丶、;:;:;:;l
三) \/ x-、/ 、ィ或 ン゙:ミ {ィt或アン ヽ,-x ヽ / ---┴――--、、;:丶、!
、_,,ィ,.--\/ | ヽ 二ノr、 ト ` ‐''"´ .| /7 '"^ ^`' ,ィ'三ミ、_〉
tュ、゙ミ {,'ィt或ア\、_| ノ`-、,_,r'ヽ、 |ノ/{:/, ニ丶 ,r,'-、 ヾ:::::::ミヾ
二ノ ト ` ‐''"´ |.\ ソ,ィrェェzュ、,_〉 ,' / 〃ィ'。`>ソ { ィ'。`'ァ::.. !::::::ミ:l
r'、 ヽ | \//)ヘヾ'zェェェッ'シ (//./. l:! `~´/ ,l、  ̄´ ,. }:::::三<
゙ー、 ,r'ヽ | \_ `‐--‐ '" _/ ll (、 っ) : ,l::::シ久'l
`'" 丶 | \∧∧∧∧/ l ,.,__、 ,:' f::/ン ノ/
, ィrェェzュ、,_ 〉 ∴ | < で Z > l 、 f{二ミァ ,) {,ツ>-‐'′
.ヾ'zェェェッ',シ'∵∴| < >. ヽヽ`ー ' : ヽ ,_ソ/
..` ー--‐ '"'´∵∴| < く I > 丶、__, -―''"/,/
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ト、ニ| <でiンヽ ;'i"ィでiン | <. れ P > li_ _ <;;;;;;;;;;;ヽノ
, iヽ! 、 ‐' / !、 ーシ | <!! > ヾ,.。、 '゙,。、`. ',;;;;;;;;;;;l
i,ヽリ ,' : !. |fノ/∨∨∨∨\ i`フ `''´ l;;;;;;/,i、,..,、、.,、,、、.
ヾ! i ,、 ,..、ヽ / だまりゃ!その\ i ゝ ,、) l;;/ィ/、:、 .:、:,
| _ _ /恐れ多くも帝より三\ ', iニニヽ `'!;'`、:、 .:、:, :,
l ,ィチ‐-‐ヽ /中納言まで勤めた麿の\',ヽ三ノ,' .';: .、..: ,:. :.、.:',.: .
゙i、 ゝ、二フ’/どのようなことになるのか分 \.ニ, ' ノ
| \ ー一 /麿はjpgが欲しいのではない!ZIP\‐'
ただいまんげwwwwwwww続き行くぜwwwwwwwwwww
2週間。
初めて朝比奈さんと関係を持ったあの日から、気付けばそれだけの時間が流れていた。
今日も今日とて朝比奈さんとの交わりに胸躍らせながら、俺は放課後を迎え、部室のドアをノックした。
「あれ?」
返事が無い。この時間なら朝比奈さんは、それに長門や古泉だってとっくに来ているはずなのに。
おかしいな、と思いながらもノブに手をかけ、ドアを開ける。
返事が無かったのだから、当然誰もいない――と思ったのだが、いた。
ドアの正面――部室の一番窓側を陣取るように置かれた机。
団長席と書かれた三角錐の置かれたその机に、涼宮ハルヒが座っている。
「何だ、お前だけか? いるんなら返事くらいしろよ」
そうハルヒに声をかけながら、定位置になっているパイプ椅子に腰掛ける。
「皆はまだ来てないのか? いつもならとっくに来てる時間だろ」
最下位か wktk
関係ないけどググッたらすぐ見つかってワロタ
「……」
「…おい?」
おかしい。いくらなんでも返事が無さ過ぎる。
寝てるのか? と思い、ハルヒの方に目をやると思いっきり目があった。
じとりとこちらを見据えてくるその目に、思わずごくりと唾を飲む。
「…な、なんだよ。何か言いたいことでもあるのか?」
「…ふん、何をいけしゃあしゃあと。何か言わなきゃいけないのはそっちじゃないの?」
ぎくり、と肩を震わせてしまった。
俺がハルヒに言わなければならないこと。
俺がハルヒに隠していること。
思い当たることは、ひとつしかない。
「アンタ…みくるちゃんと何かあったでしょ」
果たしてハルヒの口から飛び出したのは彼女の名前だった。
「な…!」
余りにも突然。余りにも不意打ち。
じっと俺の目を見つめてくるハルヒに、混乱した俺の頭が返したのは、
「な、何かって、何だよ…!」
なんて、どうしようもなく陳腐な言葉だった。
「私はね、ずっとアンタ達を観察してたのよ」
ハルヒは俺から一切目を逸らそうとせず、言葉を続けた。
「最初はささいな違和感だった。でも、日が経つにつれ、その違和感は私の中で確信へと変わっていったわ」
「い、違和感…?」
俺は馬鹿みたいにハルヒの言葉を繰り返す。
背中がじっとりと汗ばむのがわかった。
「近いのよ、アンタ達。何がって? 簡単よ。体と体の物理的な距離。今までに比べて明らかにそれが近くなった。
みくるちゃんがアンタにお茶を渡すとき、アンタがそのお茶を受け取るとき、アンタが本棚に近寄ろうとしたとき、みくるちゃんがアンタの後ろを通り抜けるとき……」
「そんなの、お前が気にしすぎなだけだ」
「確信したのはこの間の不思議探索の時よ。ちょっと腕がぶつかるだけでアンタと距離をとろうとしてたあの子が、極自然に触れ合える距離にいた」
「……気のせいだよ。考えすぎだ」
「そう」
ハルヒが『団長席』と示された机から立ち上がる。
そのまま、ゆっくりと俺の方に歩み寄ってきた。
どこまでも無表情に。けれどもそれは何か大きな感情を押し殺しているような顔で。
俺は反射的に身構えた。だが、ハルヒはそんな俺の横を素通りして出口へと向かう。
帰るのか? と一瞬思ったがそうではなかった。
カチリ、とドアの鍵が閉まる音がする。
「なら…私を抱きなさいよ」
「はぁ!?」
思わず声を上げてしまった。
大いに困惑し、目を白黒させる俺にお構い無しに、ハルヒはスルスルと制服を脱ぎ始める。
「待て! 待て待て待てって!!」
はらりとハルヒのスカートが床に落ちた。
ちくしょう、ちっとも待ちやしない。
ハルヒは既にブラとショーツだけ身につけた姿になっている。
俺はとにかく混乱していた。頭の中が真っ白だった。
そんな俺の目の前でハルヒは遂にブラのホックに手をかけた。
「おい! 悪い冗談はよせ! 意味がわからないし笑えない!!」
ようやく少し冷静さを取り戻した俺は、強い調子でハルヒの奇行を止めようとした。
だが、そんな俺の声に被せるように、
「意味くらい―――わかんなさいよッ!!!!」
――ハルヒは、そう叫んだ。
淫乱ハルヒ
その顔はぱっと見では怒りを必死で抑えているようで。
けれどもその声は確かに震えていて。
よく見ればハルヒの顔は真っ赤だった。
再び頭の中が真っ白になる。待て、この状況は何だ。どういうことだ。誰か俺に説明しろ。
ハルヒのブラが外れた。朝比奈さん程ではないが大きな、それでいて非常に形の整った胸がその突端まで露わになる。
続いてショーツに手をかけ――ハルヒは一瞬こちらに目を向けた。
少しの間を置いて、ショーツを一気に下ろし、足を抜く。
ハルヒは桜色の胸の頂も、秘所を守るように生えた茂みも隠そうとしなかった。
逆に見せ付けるように胸を張り、俺を見つめてくる。
しばしの沈黙――いや、何だこの状況は。
俺が状況の整理に脳みそをフル回転させていると、ハルヒはいつの間にか髪留めのゴムをその手に持っていた。
そしてそのゴムで髪の毛を頭頂部のやや後ろで縛り上げて、またこちらをチラリ。
ポニーテールのつもりなのだろうか? だが、明らかに髪の長さが足りず、どちらかといえばちょんまげのようになってしまっている。
俺がそんな風に分析していると、ハルヒが痺れを切らしたように襲い掛かってきた。
「いつまでぼけーっとしてんのよこのあほんだら!!」
「いて!!」
ハルヒに圧し掛かられた俺は盛大に椅子から落ち、床に後頭部を打ちつけてしまった。
「何すんだこの…!」
文句を言おうと、俺の体に圧し掛かる全裸のハルヒを見下ろす。
うあ、やばい。股間に血液が集中するのがわかる。
何とか理性を失わないように四苦八苦しているとハルヒが俺のシャツのボタンを外そうとしていた。
「待て待てホントに何してんだストップストップ一回ストップ!!」
しかしハルヒはお構い無しに、露出させた俺の乳首を口に含んだ。
未知の刺激にびくんと俺の体が跳ね上がる。
「うおぅふ! 待てって! これ以上は本当にヤバイから!!」
「女がここまでしてんのよ!? 恥をかかすんじゃないわよ!!」
顔を真っ赤にさせてそう言って、再び俺の胸に顔をうずめるハルヒははっきり言って可愛かった。
ずっと頭の中をぐるぐる回っていた何で? どうして? という疑問符が一つの答えを見つける。
そして俺はその答えを反射的に――愚かにも――口に出してしまっていた。
「ハルヒ…まさかお前、俺のことが好きなのか?」
沈黙。
一瞬の後に、がりり、と嫌な音。
「あいだぁ!!!!」
乳首に噛み付かれた。なんという激痛。これは一言文句を言わねばなるまい。
「お前な…むぐ!!」
文句を言おうと開きかけた口を塞がれた。
驚きに目を見開く俺とは対照的に、ハルヒはその目をうっとりと閉じている。
1秒――2秒――3秒―――ハルヒの唇が離れる。
ほんの5cm程の距離で、ハルヒと見つめ合う。
「抱きなさいよ」
ぽつり、と再び呟かれた言葉。
それは俺の理性を消し飛ばすには十分すぎる威力を持っていた。
「ん…!」
「大丈夫か…?」
「ん…へいき…」
「痛かったらすぐに言えよ」
「…なんか手馴れてない? アンタやっぱり…」
「うぐ…! 違う違う、日頃のイメージトレーニングの成果だ」
「イメージトレーニング…? ふふ、要はオナニーでしょそれ」
「女の子がそんな言葉いうもんじゃない…ぞ…!」
「あ…!」
事を終えた俺達は、床に座り込んだまま余韻に浸っていた。
俺は部室の壁に寄りかかるように、ハルヒはその俺に寄りかかるように。
俺達はまだ服を身に着けておらず、お互いに全裸のまま、触れ合う素肌の感触を楽しんでいた。
俺はハルヒを抱きかかえるように腕を回す。ハルヒは俺の腕に手を添えてきた。
「ねえ、キョン」
「ん?」
ハルヒが今まで聞いたことが無いような穏やかな声で俺に語りかけてくる。
なんだお前、そんな優しい声もだせるのか。
「この私の処女をあげたのよ? 浮気なんてしたらぶっ殺すから」
などと感極まっていたら声に不釣合いな、もの凄く物騒なことを言われた。
「わかってるよ。肝に銘じておくさ」
本当に、な。
みくるがヤンデレ化か
古泉、長門、そして朝比奈さんに対して、ハルヒは俺たちの関係を内緒にしておくつもりらしい。
一応理由を聞いておくと「だって恥ずかしいじゃない」とのこと。
なんだ、俺と一緒にいるのが恥ずかしいってのかなどと、俺も一般男子の例に漏れず思わなくも無いが、俺もその方が都合がいいので黙っておく。
これから、朝比奈さんとの関係をどうするか。どうしていくべきか。
もうこれまでのような関係を続けるわけにはいかない。ハルヒとも約束した。
そうだ、答えなんて決まってる。この関係を終わらせるんだ。
元はと言えば、今の俺と朝比奈さんの関係は、初めて朝比奈さんの部屋に招かれたあの日に終わっているはずのもので、それを俺のわがままで延長してきたに過ぎない。
その続けられていた関係も、嫌がる朝比奈さんを俺が無理やり…といった色が強かった。
俺だってそんな馬鹿じゃない。朝比奈さんだって楽しんでいた、なんて自惚れちゃいない。
ここでこの関係を終わらせることは、朝比奈さんにとっても望ましいことだろう。
――もう俺は朝比奈さんを求めるのをやめる。連絡も極力絶つ。
そうすれば、いずれこの2週間のことは風化して消えていくはずだから。
1週間が経った。
今日も俺は古泉とボードゲームに興じていて、長門はじっと本を読んでいて、ハルヒはしかめっ面でネットサーフィンにふけっている。
そんな俺達に、メイド姿の朝比奈さんがお茶を配っていく。
「ありがとうございます、朝比奈さん」
「どういたしまして」
俺の礼に、いつも通りの笑顔で返してくれる朝比奈さん。
戻った。本当に。いつも通りのSOS団に。
まあ…実情は俺とハルヒの仲がもうちょっと進展していたりするんだが、とりあえず表面上の活動は、な。
長門が本を閉じたのを合図に帰宅。方向が異なる者からバラけていって最終的には俺とハルヒの二人きりになる。
そこからは少し遠回りをして、ハルヒを家の近くまで送ってから、俺はようやく自分の家を目指すのだ。
ハルヒと分かれてからすぐにメールの着信が入った。
内容は、週末の予定のこと。それと、風邪を引くなということ。
くすりと思わず笑みがこぼれる。お優しいことだな、団長殿。
俺はひとしきり笑ってから「お前もな」と返信した。
メールの受信BOXも、送信BOXも随分ハルヒで一杯になってきた。
その事が何か嬉しいのは、何でなんだろうな。
-other-
雨が、降ってきていた。
ザーザーと降り注ぐ雨の音を、少女はベッドに座り込んで聞いていた。
とっくに日は沈み、外は暗闇に染まっているというのに、部屋の電気は消されたままだ。
うら若き乙女の部屋にあるまじき事に、カーテンが開かれたままになっている窓から電柱の灯りが飛び込んでいる。
窓を伝う雨の流れが、少女の顔に取り留めの無い影を落としていた。
少女の手には携帯電話が握られている。
白い画面に『新着のEメールはございません』の文字が躍っていた。
「キョン君……」
かの少年との交わりは、実は世界を揺るがす程の禁忌であった。
それも当然。未来と過去、本来触れ合うことすら有り得ぬ二人が肌を重ねたのだ。
一度目は100%彼に非があると言い訳できよう。では二度目は? それ以降は?
こちらの拒絶を意に介さず、執拗に求めてきた彼にももちろん責任はある。
だが、最終的にそれを許したのは自分だ。一度だけ、と彼を部屋に上げたのは自分なのだ。
抱かれたいという想いがあったのではないか?
初めて彼に貫かれたとき、悲しみの中に確かな満足感を得ていたのではないか?
「キョン君……」
少女は再び彼の名を呼んだ。
少女は彼を受け入れた。
つまり未来を裏切った。今の世界も裏切った。
この世界で出来た仲間も――明朗快活な愛すべきあの少女も裏切った。
少女は、自らを取り巻く全てを裏切った。
だから――せめて愛されていなくては。
少女の心は、壊れてしまう。
雨の中、びしょ濡れになることを厭わずに自転車を走らせる。
向かっている先は朝比奈さんの住むアパートだ。
きっかけは一本の電話だった。
朝比奈さんからの着信。正直、取るのに躊躇した。
決心して通話ボタンを押した俺の耳に飛び込んできたのは朝比奈さんの泣き声だった。
彼女は、泣きながらただひたすらに俺の名前を呼んでいた。
考えている余裕は無かった。
俺はすぐに家を飛び出していた。
「朝比奈さん!!」
彼女の部屋に飛び込む。呼び鈴を鳴らすのも忘れていた。
部屋の中は真っ暗だ。
いないのか? いや、部屋の鍵は開いていた。
目を凝らす。暗闇の奥からゆっくりこちらに迫る影がある。
俺の背後、開けっ放しの入り口から差し込む光が徐々にその人物の姿を照らし出す。
朝比奈さんだ。
目が赤い。やはり泣いていたのは間違いない。
「朝比奈さん…大丈夫ですか?」
俺の問いに、朝比奈さんは弱々しく頷いた。
「うん…ごめんね、キョン君……私…なんだか気が動転しちゃって」
「一体どうしたんです? また未来と連絡が取れなくなったり…!」
朝比奈さんの指先が俺の首筋を撫でた。思わず息を呑んでしまう。
「こんなに濡れてる…シャワー、浴びて。風邪引いちゃうから……」
朝比奈さんの様子に何か尋常じゃない気配を感じながらも、俺は頷いた。
シャワーを浴びて、冷えた体を温める。
「ふう……」
脱衣所に出て、体に付いた水滴を拭った。が、そのあとに身に着けるのは絞ったとはいえ十分に湿った衣服だ。
何か替えになるものがあればいいが、男物の服が朝比奈さんの部屋に置いてあるわけも無く、俺は泣く泣く濡れた衣服に袖を通した。
うえ、肌触りが気持ち悪い。これじゃせっかくシャワーを浴びても焼け石に水じゃなかろうか。
ため息をつきながら脱衣所のドアノブに手をかける。
「朝比奈さん、シャワーありがとうございま…し……」
言葉に詰まる。
脱衣所を出た俺を迎えた朝比奈さんは、全裸だった。
「あ…さひな…さん……?」
朝比奈さんの顔は涙に濡れていた。
「キョン君…お願い…」
体を隠そうともせずに朝比奈さんはふらふらとこっちに歩み寄ってくる。
「お願い…私を捨てないで…!」
朝比奈さんが俺の胸に飛び込んでくる。
涙で顔をぐしゅぐしゅにしてこちらを見上げてくる朝比奈さんを、俺はただ呆然と見つめていた。
「お願い…お願いぃ…!!」
頭を思いっきり殴られたような衝撃があった。
まさか。そんな。
俺は、今まで自分が朝比奈さんに依存していたのだと思っていた。
違ったのか?
依存していたのは、朝比奈さんなのか?
「もうコンドームつけてなんて言わないから…キョン君のしたいこと、何でもしていいから……何でも言うことを聞きますからぁ…」
ガキン、と。
頭の中で嫌な音がした。
それは、かつて聞いた音とはまた別の。
何かのスイッチが入ったというよりは。
何かが壊れてしまったような音で。
「何でもする…って言いましたよね」
「……」
俺の言葉に朝比奈さんは無言で頷いた。
「なら…跪いて下さい。ここで。今すぐに」
キョン乱心だな
朝比奈さんは逆らわない。素直にその場に跪く。
朝比奈さんの顔が、ちょうど俺の股間の位置に来る。
「口を開けて…それから舌を出して」
言いながら俺も、さっきはいたばかりのズボンを下ろす。
もうこれからすることの予測がある程度ついたのか、朝比奈さんはおずおずと舌を差し出した。
「違う、もっと犬みたいに出すんです」
俺の言葉に、朝比奈さんは限界まで舌を差し出した。
口も自然に大きく開かれてしまうからだろう。朝比奈さんの口からは留めようの無い涎が流れ落ち始めていた。
俺がパンツまで下ろしたことで、勃起したものが朝比奈さんの目の前に晒される。
朝比奈さんは目の前に放り出された俺のものを凝視していた。
「違う。俺の顔を見て。もちろん舌は出したまま」
言われるままに朝比奈さんが俺の顔を見上げる。
俺の顔を見上げたまま全裸で舌を出す朝比奈さんの姿はひどく扇情的だった。
そっと俺のものを朝比奈さんの舌の上に当てる。
俺の充血した先端部分、その下半分が温かな感触に包まれる。
「そのままじっとしていてください」
朝比奈さんの舌の上に乗せたものを、ぬるぬるとゆっくり奥に進ませていく。
「口をすぼめて…そう、アイスキャンディを舐めるように……」
七分目ほど進ませた辺りでそう指示する。すぐにもの全体に心地よい圧迫がかかる。
そして、俺は朝比奈さんの細く、柔らかな髪の毛を手に取り――腰を朝比奈さんの口目掛けて振り始めた。
くちゅくちゅと、小さな水音だけがしばらく部屋に響いた。
いいぞ、もっとやれ
結局その日、俺達は獣のように一晩中交わった。
何度か携帯電話が音を鳴らしていたが見向きもしなかった。
あとで確認したときに、連絡を求める母からの着信の中に、「今何してる?」というハルヒのメールを見つけて死にたくなった。
頭の中はぐちゃぐちゃで。
これからどうしよう、というよりは。
もうどうにでもなれ、と。
そんな思いが俺の心を支配し始めていた。
週末。不思議探索の日がやってきた。
30分前到着を目指してみようかと思ったがやはりやめておいた。
何せ本音を言えば行きたくないんだ。
朝比奈さんを再び抱いてしまったあの日から、放課後の団活ですら胃に穴が空きそうなくらいだ。
もしこの不思議探索で俺とハルヒと朝比奈さんの三人グループに分かれたらと思うとぞっとする。
結局、集合場所に到着したのは集合時間を5分過ぎていて。
「遅い!! 罰金!!」
こればかりは団長様のお叱りにも素直に頷くしかなかった。
組分けは俺と古泉、ハルヒと朝比奈さんと長門という風に分かれた。
よかった。どうやら最悪の状況だけは避けられたようだ。
「少し、お話をしましょうか」
そんな風に切り出してきたのは古泉だった。
「何だ? あらたまって気色悪い」
「あまり人に聞かれたくない類の話ではあります。場所を変えましょう。もっと人気の無い所に」
そう言って古泉は歩き出す。
俺は首を傾げながらも古泉の後を追った。
この状況にガチホモはどう動く
古泉「キョン君・・・だめ・・・だめえ・・・・・・」
古泉に連れられて辿り着いたのは、余りにも見覚えのある場所だった。
「凄いですよねえ。元々人通りの少ない商店街というのもありますが、こうやって裏道に入ってしまうと本当に人通りは0になってしまう」
ゲームセンターから少し歩いた所にその場所はある。
「こんな場所があったこと、ご存知でしたか?」
俺が、朝比奈さんを抱いた場所。
古泉はその顔にいつもの薄笑みを貼り付けたままこちらの様子を伺っている。
成程ね。
「全部知ってるってわけか」
吐き捨てた俺の言葉に、古泉はあくまで笑みを浮かべたまま答えた。
「ええ。あなたが何回腰を振ったところで果てたかまで把握していますよ」
古泉きめえっwwww
「悪趣味なこったな」
「僕を――ひいては『機関』を舐めないでいただきたいですね。それに…悪趣味などと、こんなことをしでかしたあなたに言われるとは驚きです」
言葉の棘を隠そうともしない俺に対し、古泉も飄々と返してくる。
「話を続けましょう。とは言っても、僕が聞きたいのはひとつだけです」
古泉の顔から笑みが消えた。
「あなた、一体何を考えているんです?」
「あぁ?」
「あなたは今や涼宮さんと恋人関係にあります。にもかかわらず、ダラダラダラダラと朝比奈さんとも関係を持ち続けている……
世間一般の目で見れば、あなたの行いは『最低男』と揶揄されてもしょうがないと、そう思いませんか?」
古泉正論wwwwwwwwwwww
古泉「僕のを・・・舐めないでください////」
「世間一般をお前が語るのかよ、超能力者」
「はぐらかさないでください」
古泉は真っ直ぐに俺を見据えてくる。
心がざわつく。くそ、苛立ちを抑えきれない。
古泉の言うことは正論だ。まったくもって正論なのだが。
「…何も知らない第三者が、したり顔で説教するんじゃねえよ」
「知っていますよ。先ほどもお伝えしたはずですが? あなたのお好みの体位までこちらは把握して…」
「知らねえだろうがぁ!!!!」
俺の剣幕に、古泉が口をつぐむ。
「そうさ、お前らは知らない。お前らの持ってる情報は全部客観、客観、客観だ!!
どこまでも客観的に見て、人の行動を冷静に批評しやがって! くそったれ!!
実際あんなハルヒに迫られたことがあるのか!? あんな朝比奈さんを見たことがあるのか!? 無いだろう!!
あの状況で首を横に振れるか!? 振れねえよ!! ちくしょう!!!!」
>>214の展開になるのかと思った
ああ、こんなに頭に血が上ったのはいつ以来だ?
映画の撮影をしていた時にこの感覚になった覚えはあるな。
後のことなどどうでもよくなる、この感覚。
もっとも、怒りの強さはあの時とは比べるべくも無いが。
「振れますよ」
あっさりと言ってのけた古泉を睨みつける。
だが、古泉も負けじと俺を睨みつけていた。
へえ、そんな人間らしい顔もするんだな。知らなかったぜ。
「出来るはずだ! もしあなたが涼宮さんを! 或いは朝比奈さんを!! 本当に大切に思っているのなら…!!」
古泉の叫びに悲痛な響きが混じる。
「自分の心を…殺すことくらい…!!!!」
古泉は傍から見ても分かるほど奥歯を強くかみ締めていた。
ああ――何だ。
古泉。
つまりお前は。
まさか古泉も
「くくく……」
「…何がおかしいんです?」
可笑しいよ。そりゃ可笑しいさ。だってそうだろ?
「お前、ハルヒのことが好きだったのか! それとも朝比奈さんか? そりゃ悪いことしたなあ!!」
嘲笑うような俺の声に、古泉は目を見開き、絶句した。
「あ、あなたは…!」
「自分の心を殺すことくらいわけないか? かっこいいな古泉。認めてやるぜ。男前だよお前は。
で、どんな気分だ? そうやって自重してる間に俺みたいな冴えない野郎に好きな女を寝取られちまった気分は!!」
大乱交スマッシュブラザーズフラグ
ガツン、と頬に衝撃を感じた。
殴られたと分かったのは地面に背中を強か打ちつけて、拳を振り切った古泉の姿を見てからだった。
「最低だ…あなたは」
言い捨てて、俺に一瞥も無く古泉は立ち去っていった。
殴られた頬がじんじんと熱を持っている。
「知ってるよ」
呟き、口に溜まった血を吐き捨てる。
吐き出した血の中には白い塊が混じっていた。
「知ってるよ」
呟き、口に溜まった血を吐き捨てる。
吐き出した血の中には白い白濁液が混じっていた。
ふと人の気配を感じて顔を上げる。
いつの間にそこにいたのか、俺の目の前には長門が佇んでいた。
「長門…お前どうしてここに……」
「事情は把握している。すぐに治療を開始する。動かないで」
ハルヒと朝比奈さんはどうしたんだ、と一瞬思ったがすぐにどうでもよくなった。
そんなもの全て長門の宇宙人パワーで何とでもなっているんだろう。
「事情は把握してる、か。まいったな。お前も全て知っているってわけか」
「……」
長門は俺をじっと見下ろしたまま、ほんのわずかにこくりと頷いた。
ま、そうだろうとは思っていたけどな。
「…そうか。長門、お前はどう思う? やっぱり俺を最低だと思うか?」
「…私には判断を下すことは出来ない。他人との性交渉における正しい倫理観を私は習得していないから」
長門はしばらくの沈黙の後、小さな声でぽつぽつとそう答えた。
事実なのか、それとも俺に気を使っての答えなのか。
どちらにせよ、わかってないな、長門。
「最低なんだよ俺は。いい勉強になったろ? こういう人間を世間一般では『クズ』って言うんだ……だからもうこんなクズはほうっておけ。 な?」
「…治療を開始する」
長門が俺の前に跪く。
「ほっとけって」
「……」
長門は俺の言葉を無視してその手を伸ばしてきた。
長門の小さな手が俺の頬に触れる。
「わかんねえやつだな!!」
>>239
おいwwwww
ダメなキョンもなんか味があると思えてきた
だが長門に手を出すのはダメだ
俺は長門の手を掴み、その体を乱暴に引き寄せた。
すぐ目の前に長門の大きな瞳と小さな唇がある。
俺の突然の行動にも、長門の目にはいささかの動揺も見て取れない。
長門はただ、その黒く深い瞳でじっと俺を見つめていた。
「嫌がらないんだな」
「私はあなたに対し危害を及ぼす可能性のある行動を一切許可されていない」
「何されても構わないって聞こえるぜ」
俺はこれ見よがしに、にやりと笑ってみせた。
一瞬の沈黙。
やがて、長門は俺から目を逸らさぬままぽつりと呟いた。
「そういう解釈も、出来なくはない」
おいこら糞キョン
「はぁ…はぁ…」
冷たいアスファルトに押し倒し、ただただ乱暴に腰を振る。
長門はその間じっとして動かなかった。
「長門…出すぞ!」
限界を感じ、長門の中からモノを引きぬいた俺は、制服を捲り上げて露出させていた胸に精液をぶちまけた。
「う…ふぅ……」
精液を塗り込むように長門の慎ましい胸に俺のものを擦り付ける。
最後の一滴まで全て出し尽くしてから、ようやく俺は自分のものを長門の胸から離した。
「ほら、使え」
胸に出された精液を興味深そうに指で弄っていた長門に俺はハンカチを差し出してやった。
長門は受け取ったハンカチでまず胸の精液を拭い取り――それから下腹部を拭い始めた。
まるで、ハンカチに染み込んだ精液を塗りつけるように。
丹念に。
じっくりと。
こめんwwwwwちと休憩wwwwwwwwww
風呂入ってくるwwwwwww
無反応な相手に腰振っててもこのクズキョンは虚しくならなかったのか……
>>271
俺もそれ思ったわw
無表情で無反応の長門に腰を一心不乱に振るキョン想像して笑った
月曜日。
いつも通りの放課後。いつも通りの部室。
古泉はいつも通り俺とのゲームに興じ、朝比奈さんはいつも通りおいしいお茶を入れてくれて、いつも通り長門は窓際で本を読んでいる。
なにやらうんうんと唸り声がするほうに目を向けてみればハルヒが何を探しているのかいつも通りネットサーフィン中。
本当にいつも通りの風景だ。
だが、その実情は今までとはまるで違う。
「チェックメイトだ」
「やあ、また負けてしまいました」
なあ古泉、どんな気分だ?
今ここにいる女達は、皆俺に抱かれているんだぜ?
お前が想像するしかないあのメイド服の中も、言葉を発することが稀なあの口の感触も、毅然とした団長のあられもない顔も、俺は全部知っているんだ。
凄いな古泉。俺には絶対真似できないよ。
本当は殺したいほど俺が憎いだろうに、そうやって笑っていられるなんて。
それがお前さんお得意の『心を殺す』ってやつか。凄い凄い。
くだらねえよ、馬鹿。
長門の協力が得られるようになった俺は、はっきり言ってやりたい放題だった。
長門の情報操作でいくらでも誤魔化しが効く今、この関係が公になる心配が無くなったからだ。
唯一心配なのが古泉の存在だが、あいつの口からハルヒに真実が伝えられることはあるまい。
何しろあいつの属する『機関』はあいつを含めハルヒの幸せ絶対主義者の集まりだ。
下手すれば世界の崩壊にも繋がりかねない状況を自ら招きいれるわけが無い。
事実、あの不思議探索の後も古泉が余計な真似をした様子は無かった。
そんな訳で、俺は悠々自適にこの生活を満喫していた。
ハルヒを、朝比奈さんを、長門を、日替わりで抱き続ける日々。
とはいえ、比重は若干ハルヒが多めだ。
当然だろ? 恋人なんだからな。
おう、お帰り
そんなある日のこと。
その日は朝比奈さんを抱く日だった。
いつも通りに朝比奈さんの部屋を訪れた俺だったが、どうも朝比奈さんの様子がおかしい。
顔面は蒼白で、俺が肩を抱き寄せても反応が薄い。
「どうしたんです? 何かあったんですか、朝比奈さん」
業を煮やした俺は思い切って尋ねてみた。
朝比奈さんは震える唇を恐る恐る開く。
「生理が…来ないんです」
その言葉は、俺の思考を破壊するのに十分すぎる威力を持っていた。
朝比奈さんに子供が出来た。
生理が遅れているだけ、という話ならどれだけよかっただろう。
だが、現実はどこまでも無情であり、朝比奈さんのお腹の中には確かに子供がいることが確認された。
「なんてこった……」
俺は一人、自室のベッドで頭を抱えていた。
どうする? どうしたらいい?
答えなんて出るわけが無い。俺はただ悶々と頭を抱えていた。
携帯電話が鳴る。
画面を確認する。メールを開くこともせず溜め込んでいるハルヒからのメールが3件。そして今届いたのは――
「朝比奈さん?」
メールの差出人は朝比奈さんだった。
俺はすぐに開いて中身を確認する。
『迷惑かけてごめんね。でも大丈夫。
この子は私が一人で育てます。キョン君は気にしないで。
だから、嫌いにならないで』
調子こいて中出ししてっからだ
まぁみくるもみくるだから自業自得だけど
(違
(違
(違
(違
(違
(違
(違
>>307
あんま突っ込んでやるなw
理解できなかった。
産む気なのか? この人は。
育てる? どうやって?
わからない。まったくもってわからない。
ただひとつだけ確かなことは。
この人は、全てを一人で背負おうとしている。
おそらくこのままひっそりと姿を消し、二度と俺たちの前に現れないつもりだ。
くそ。ふざけるな。そんなことさせるものか。
この事態は全て俺が招いたこと。
責任は、俺が取るべきなんだ。
『迷惑かけてごめんね。でも大丈夫。
この子は私が一人で育てます。キョン君は気にしないで。
だから、嫌いにならないで
いつき』
-other-
朝比奈みくるは明かりも少なく、足元もおぼつかない道を、それでも弾むような足取りで進んでいた。
その理由は彼女が宝物のように握り締めている携帯電話。そこに届けられた彼からのメッセージ。
『責任は俺が取ります』
嬉しかった。信じられなかった。
『あなたにそんな重荷を背負わせはしない』
現代に生きる彼と、未来に生まれた自分。そんな二人に子供が出来るなんてことは絶対に有り得てはならないこと。
それを容認するということは、世界の理(ことわり)にケンカを売ることに他ならない。
今はまだその兆しは無いが、この胎内の命が今後世界にどんな影響を及ぼすかわからない。
それでも彼は言ってくれた。
責任を取ると、戦うと言ってくれた。
「よかったね。ちゃんと生まれてこれるよ」
朝比奈みくるは新たに宿った命を慈しむ様に下腹部を撫でさする。
『二人のこれからについてしっかり話し合いましょう。あの時、あなたが膝枕してくれた公園で』
少女の足取りはどこまでも軽かった。
みくるアホすぎる
俺が先に公園につき、十分と少し経ったころに朝比奈さんはやって来た。
まるでドラマのワンシーンの様に俺の胸に飛び込んでくる朝比奈さんをしっかりと抱きとめる。
「キョン君…」
しばらく俺達はそのまま抱き合っていた。
そっと、唇が触れ合うようなキスを交わしてから、ようやく朝比奈さんの体が離れる。
「朝比奈さん…さっきメールしたことですが……」
「うん…」
俺は意を決し、話を切りだす。
朝比奈さんはこくりと頷いた。
「今ここでもう一度はっきりと言います。責任は、俺が取ります」
「…ありがとう」
ぐし、と朝比奈さんは涙を拭ってお礼を言う。
「俺、あれから色々考えたんです。でも、どうしても答えはひとつしか浮かばなかった」
「…うん」
「きっと、朝比奈さんにも辛い思いをさせてしまうと思う。それでも、俺に全てを委ねてくれますか?」
「うん…! うん…!!」
俺の言葉に、朝比奈さんは何度も頷いてくれた。
「よかった…それじゃ、よろしく頼む」
「…え?」
朝比奈さんはきょとんとして俺の顔を見る。
そして俺の視線を追って、その先の茂みに目を向けた。
がさがさと茂みが揺れる。
長門が姿を現した。
「よかった…それじゃ、よろしく頼む」
「…え?」
朝比奈さんはきょとんとして俺の顔を見る。
そして俺の視線を追って、その先の茂みに目を向けた。
がさがさと茂みが揺れる。
全裸の小泉が姿を現した。
「え…? 何で…? どうして…?」
朝比奈さんの顔が驚愕と困惑に歪む。
やれやれ、さっき説明したばかりだというのに、全く。
「本当に、色々頭を悩ませたんです。でも、やっぱりこれしかなかった」
「こ、これって…?」
朝比奈さんが恐る恐る尋ねてくる。
「ええ。長門に胎児を消してもらいます」
「……え?」
朝比奈さんから表情が消える。
「現実的に考えて俺たちが生まれた子供を養うなんて無理、不可能です。それに長門にも聞いてみたんですが、やはり『タイム・パラドックス』の影響は大き…」
「やだぁああああああああああああ!!!!!!!!!」
絶叫。
それはまさに絶叫と呼ぶにふさわしい叫びだった。
.∧__,∧
( ^ω^ )
キョン君責任とってくれるんですか!
もう悩まなくていいんですか!
n. ∧__,∧n
ゝ( ^ω^ )ノ
やった──!
.∧_,,_∧
( ゙'ω゙` )
子供消えちゃうんですか!
n.∧_,,_∧n
ヽ( ;ω; )ソ
〉 |
√r─‐ァ.)
ー'' 一
やだ───!
英断っちゃ英断
>>354
糞ワロタ
>>354
吹いたwwwwww
>>354
それの画像ないか?
「やだぁ!! いや、いやぁ!!!!」
その場を逃げ出そうとする朝比奈さんの腕を掴み取る。
「ひぃ!! うぁ! 離してぇ!!!!」
一心不乱に頭を振り、俺から逃れようとする朝比奈さん。
じくりと胸が痛む。くそ、俺だってこんなことしたくない。
でも、俺がやらなきゃならないんだ。
たとえどんなに最低で、下劣な真似だとしても。俺が。
「長門ぉ!! やれぇッ!!!!」
長門は頷き、すぐに何か呪文のようなものを呟き始めた。
朝比奈さんの抵抗が強くなる。
俺は必死で朝比奈さんの体を押さえつけた。
「うあ! うああ!!」
「…パーソナルネーム朝比奈みくるの胎内に生成された命を」
「いやあぁああああああぁああ!!!!!!」
「――消去する」
>>365
それ見るとさらに面白いなwwwwwwwww
「すまなかったな、長門。嫌な役を押し付けた。ありがとう」
ぐったりとした朝比奈さんの体を支えながら、俺は長門に礼を述べた。
「構わない。要求の通り、ここ数日の朝比奈みくるの記憶も改竄してある」
「ああ…それにしても随分大声出しちまったけど、近所で噂になったりしないだろうな」
「大丈夫…防音処理は施していた」
「何から何まで世話になるな」
「いい」
小さく呟くと長門はちょこちょこと俺の傍に歩み寄ってきた。
俺はくすりと思わず笑みをこぼしてから、長門にそっと口付ける。
ぴちゃぴちゃと音を立て、舌と舌を絡ませる。
10秒ほど長門の口内を堪能し、ゆっくりと顔を離す。
細く涎が糸を引いた。
「長門、このお礼はまた今度な」
>>365
やべえwwwwwwww
でもハルヒよりみくるちゃんだよなー
ハルヒは将来社会的に成功したらキョンじゃ物足りなくなりそう
>>374
続き書けよwwwww
みくる版で「やったー! やだー!」作ろうと思ったけど画像が足りなかった
誰か任せる
>>375
つうかあんなヒス女手元に置きたくないわ
-other-
「う…うん…」
少女は自室のベッドで目を覚ます。
何だか、とても悪い夢を見ていたような気がする。
急に不安になって少女は彼の姿を追い求めた。
居た。彼はいつもの笑顔を浮かべ、少女を覗き込んでいた。
「どうしました朝比奈さん。怖い夢でも見ましたか?」
彼は笑ってそう言った。少女は頷く。
不安をかき消すように、少女は彼を求めた。
彼は笑って少女の求めに応じた。
「あ…」
少女は気付く。彼のものには初めてコンドームが着けられていた。
(うれしい…)
少女は微笑む。
彼が自分の体を気遣ってくれている。
そのことが、とても嬉しかった。
「どうした古泉。怖い夢でも見たか?」
彼は笑ってそう言った。僕は頷く。
不安をかき消すように、僕は彼を求めた。
彼は笑って僕の求めに応じた。
「あ…」
僕は気付く。彼のものには初めてコンドームが着けられていた。
(うれしい…)
僕は微笑む。
彼が自分の体を気遣ってくれている。
そのことが、とても嬉しかった。
古泉相手にゴムつけても意味ないだろw
病気移るかもしれねーだろうが!
何の飾り気も無い長門の部屋。
フローリングの床に足を投げ出して座り込む俺の股間で、長門が黙々と頭を動かしている。
「長門、もっと舌を使ってくれ」
俺の要求に長門はあっさりと対応し、丹念に俺のものに舌を這わせ始める。
長門の秘所に手を伸ばし、既に十分濡れそぼるそこをほじくる様に指を動かす。
「……」
長門は無言で俺のものを咥え込んだまま、チラリとこちらに視線を向けただけだった。
相変わらず反応の薄い奴だな。
もっとこう、「あん」とか「いやん」とかないもんかね。
戯れに桜色の乳首を思いっきり抓り上げてみた。
やっぱり反応は無い。
「もういいや。長門、ケツこっちに向けろ」
長門は俺のものから顔を離し、体の向きを反転させた。
「もっと高く上げろよ」
言われるままに長門は俺に向かってそのお尻をぐぐっと突き出してくる。
まるで獣の交尾のように、俺は長門の尻に乱暴に腰を叩き付けた。
朝比奈ん所に居るのは古泉ってことか?
それから月日は流れた。
俺とハルヒ、朝比奈さん、長門の関係は相変わらず続いていて表面上はSOS団も平常運営されている。
ただ、少し変わった事もあった。
変化が生じたのはハルヒ達を抱く頻度と、その割合だ。
やることもやりつくして大分落ち着いてきた俺は、これまでのように日替わりで三人を代わる代わる抱く、というのがきつくなってきたのだ。
>>400
古泉は生でガンガンはめるような男じゃないだろう
まず目に見えて抱く回数が減ったのは長門だった。
長門は俺の要望に何でも応えた。その点は素晴らしかった。
だが、余りにも反応が薄い。最初の内は体を貪るのに夢中で気にならなかったが、時が経ち余裕が出てくるとどうしても不満に思うようになってきた。
こうなるとどんな要望にも応えるというのもマイナスだ。まるで人形を抱いているような気持ちになっちまう。
はっきり言ってしまえば長門とのセックスはつまらなかった。
その点で言えば朝比奈さんは最高だった。
まずその完璧な体は何回抱いても飽きることが無い。
羞恥心も強く、色々な反応が楽しめる。それでいて、彼女は俺の要求を拒まない。
まさに理想的なセックスパートナーと言える。
だから、突発的にムラムラした時など、まず声をかけるのは朝比奈さんだった。
ハルヒとの回数も減った。が、それは決してネガティブな意味ではなく、一緒にいていちゃいちゃするだけで結構満足するようになってしまったのだ。
ただ、どうしてもお互いに欲しくなってしまう時はあるので、その時は遠慮なく絡み合っている。
意外なことにハルヒとのセックスが一番オーソドックスなものだったが、それでも俺はそこに不満を感じることは無かった。
充実してるなキョンw
そんな三者三様の状況の中、俺は何とか折り合いをつけて日々の生活をやりくりしていた。
――そして、今週も不思議探索の日がやってくる。
度重なる事件が俺を成長させたのか、あれ程戦々恐々としていた週末の不思議探索も、今は何とも思わなくなっていた。
唯一古泉と二人になったら面倒くさいなと思わなくも無いが、まあそうなったらなったで徹底的にシカトするまでだ。
そんな俺の悟りにも似た開き直りが運を呼び込むのか、今日の組分けは俺と朝比奈さんと長門の三人と言う理想的なものだった。
今日は楽しくなりそうだ。
それにしても長門、お前は相変わらず制服なのかよ。
今度、ちょっとはお洒落しろって命令してみるかね、まったく。
長門がいる、ということで当然のように行き先は図書館になった。
もはや勝手知ったる何とやら、といった感じで長門は図書館に入るやいなや分厚い蔵書コーナーにふらふらと消えていった。
朝比奈さんはまだそれ程図書館に来たことがないのか、立ち並ぶ本の量に圧倒され、きょろきょろと辺りを見回している。
「わ、わ、これ全部本なんですかぁ?」
この人の場合、このまま放っておいたら児童書コーナーで延々園児向けの絵本に夢中になってしまいそうだ。
高校生にもなってそれでは大分イタい子ちゃんである。これは俺がうまく誘導してやるしかあるまい。
「朝比奈さん、2階に面白いものがあるんです。一緒に見に行きましょう」
まだ始まってすらいねえよ!
「キョ…ン君…だめ…誰かに見られたら……」
「誰も来ませんよ、こんな所」
そこは古くなった蔵書を保管する倉庫だった。
倉庫、といっても本をダンボールに詰め込んで無造作に放置しているわけではなく、本はきちんと本棚に整理されている。
ただ、一般の人が閲覧しに来ることなど考えてはいないので、本棚と本棚の間はえらく狭く、カーテンも閉ざされていて中は非常に薄暗い。
本来この部屋は職員以外立ち入り禁止になっていて、入り口のところにもちゃんと「立ち入り禁止」の立て看板が置いてある。
だが、ドアの鍵は開けっぱなしになっているのであっさりと侵入することが出来る。
気をつけるべきは入るときと出るときに目撃されないようにすることだけだ。
「きゃ…ふ…!」
狭い本棚の間に朝比奈さんを押し倒し、その胸にしゃぶりつく。
幸いなことにちゃんと管理は行き届いているらしく、床はそれほどほこりっぽくなかった。
「だめです…長門さんを放っておいて、こんなこと……」
「いいんですよ、あいつは本さえ読んでいれば満足な奴なんですから」
「あ!」
秘所に指を差し込んでやると朝比奈さんは一際高い声を上げた。
やれやれ、長門と違って反応が良すぎるのも考え物だな。さすがにこんな声を上げてちゃ誰かに気付かれちまう。
「むぐ…!?」
俺は手のひらを朝比奈さんの口に押し付けた。
「声、なるべく抑えてくださいね」
朝比奈さんの口を塞いだまま、挿入を開始する。
「ん…! ん……ん~~~~!!」
ははは。いいな、コレ。
まるでレイプしてるみたいだ。初めてやった時を思い出すよ。
興が乗った俺は右手で朝比奈さんの口を、左手で朝比奈さんの両腕を頭上で拘束したまま腰を叩きつける。
「ん、ん、ん」
流石に朝比奈さんは息苦しそうだったが、遠慮は要らない。
口を押さえる俺の右手は涎にまみれ、顔は確かに赤く蕩けている。
最高だよ朝比奈さん。やっぱりあなたは最高だ。
こんなもん読んでハアハアしてんじゃねえよ童貞共が・・・馬鹿ばっかりだな・・・
「こら、キミ! ここで何やってるの!」
響いてきたおばちゃんの声に俺はぎくりと動きを止めた。
やばい、気付かれたのか?
「そこは入れないの。ほら、ちゃんと立ち入り禁止って書いてるでしょ?」
微動だにせぬまま様子を伺う。
どうやら俺達ではない誰かに注意しているようだ。
腹の底から安堵の息を吐く。
「まったく、高校生にもなって……」
おばちゃんのぶつくさ言う声が段々遠くなっていく。
よかった。気付かれなかったか。
ふと見ると朝比奈さんがぷくー、と頬を膨らませていた。
「だから言ったじゃないですかぁ」
ぐぅの音も出ない。俺は素直に謝った。
「それじゃ、今日はこれで解散」
ハルヒの号令で不思議探索は終了し、それぞれがそれぞれの家路につく。
俺とハルヒはその場は一時解散し、その後合流して一緒に帰るというのが定例になっていた。
「ハルヒ、お前今日どこ行ってたんだ?」
「ん…色々」
何だか様子がおかしい。ハルヒが濁すような言い方をするなんて滅多にあることではない。
思い返してみれば、解散の号令のときから元気が無かった気がする。
いつものコイツなら「!」がいくつあっても足りないような声を張り上げるはずなのだ。
「おい、どうした。何かあったのか?」
俺はハルヒを問い詰めた。だが、ハルヒは何でもないと繰り返すばかりだ。
「ごめんキョン。今日は先に帰るね」
そう言ってハルヒは早足で俺を置いていってしまった。
ふるいずみまさか・・・
一人残された俺は携帯電話を取り出し、ボタンをプッシュして耳に当てる。
『もしもし?』
数回のコール音の後に、いけ好かない野郎の声が聞こえてきた。
「もしもしじゃねえよ。古泉、お前ハルヒに何をした」
『……』
「まさかお前、ハルヒに喋ったんじゃないだろうな」
『僕はあなた達に関することなど何ひとつ口にしてはいませんよ。神に誓ってね』
「…本当か?」
『神に誓って、と言ったでしょう。もういいですか? こちらとしてはあなたと言葉を交わすことなどもはや苦痛でしかないのですが』
お互い様だ、くそったれ。
俺は返事もせずに電話を切った。
古泉完全に吹っ切れたのか
それからちょうど1週間が経った。
今日は不思議探索はお休みで、ハルヒは俺の部屋に遊びに来ている。
「もう! 何でここで場面変えちゃうのよ! この監督ホントにわかってないわね~!」
俺の体に背中を預けて借りてきたDVDに文句を垂れているハルヒはもういつもの元気を取り戻しているように見えた。
「私だったら、もっとうまく演出してやるのに歯がゆいったらないわ!!」
「文化祭であんな映画を出しといて、どの口が言うんだか」
「むっ」
ハルヒが俺を睨みつけてきた。
な、なんだ? や、やるか? こんにゃろう。
などと身構えていたら、ハルヒはゆっくりと俺に顔を寄せてきた。
「この口よ」
そっとハルヒが呟いて、唇と唇が触れ合う。
あ、やばい。スイッチが入っちまった。
ただでさえこの一週間は火曜日と水曜日に朝比奈さんを抱いただけだったからな。
随分溜まっているんだ、俺は。
「ん…あむ…」
優しく触れ合うようなキスから、次第に貪るようなキスへと移行する。
お互いがお互いの舌を絡めとろうと主導権を奪い合う。
ぬるぬるとした感触がぞくぞくと脳髄を痺れさせる。
「きょぉん……」
それはおそらくハルヒも同様なのだろう。とろんとした目でハルヒは俺の名を呼んだ。
俺は頷き、優しくハルヒの胸を撫でさする。ブラジャーのごわごわした感触も心地いい。
「ばか…じらすなあ……!」
しばらくその感触を楽しんでいたらハルヒが真っ赤な顔で俺を睨みつけてきた。
悪い悪い、と俺は軽く詫びてハルヒの着ていたシャツの中に手を差し込んだ。
――その瞬間だった。
wktk
「はるにゃんきてるの~!?」
ばたーん、と乱暴にドアを開き、妹が飛び込んできた。
俺はしゅばーん、とハルヒから身を離す。
「ノックしなさいっていつも言ってるでしょうがぁーー!!」
魂の叫びだった。俺の息子はズボンの中で泣いていた。
やだーはるにゃんとあそぶー。と駄々をこねる妹を無理やり外に遊びに行かせてから、気を取り直して俺はハルヒをベッドに押し倒した。
服を脱がせてから形の良い胸に舌を這わせ、同時に背中も撫でていく。
「あ…! ふあ…!」
俺の愛撫に合わせてハルヒがあられもない声を上げる。
しばらく抱かないうちにハルヒは随分感度が上がっているようだった。
「キョン…お願い……」
準備を整えて、今まさに挿入せんとした俺にハルヒが声をかけてくる。
「今日は大丈夫な日だから…生で…中に…出して……?」
非常に魅力的な提案に窮屈な服を着せられた俺のものが一際大きく波打つ。
だが――
『生理が…来ないんです』
あの時の衝撃を、恐怖を、俺は忘れてはいない。
「駄目だ」
「キョン」
「駄目だよハルヒ。俺達はまだ学生なんだ。万が一にもお前を妊娠させるわけにはいかない。これはお前のためなんだ。わかるだろ?」
ハルヒはしばらくぐずっていたが、俺が真剣な目で見つめると渋々と頷いた。
「じゃあ、入れるからな」
「あ…」
ゴムの薄い皮越しにハルヒの体温を感じる。
くそ、俺だって邪魔だと思うさ、こんなもの。
でも俺は二度と同じ過ちは繰り返さない。絶対に。
「ぐ…!」
二度目の射精を終え、俺はハルヒの横にうつ伏せに寝転んだ。
その俺に、ハルヒがその身を摺り寄せてくる。
ハルヒの胸の先端が俺の腕にこりこりと撫で付けられた。
「キョン…もっと……あたし、まだ……」
おいおい、いつの間にか本当にスケベになったなあお前。
2回やっただけじゃ満足できないのか?
だがすまないな。ちょっと今日はもう打ち止めだ。
また今度、凄いのやってやるからさ。
「うん…」
ハルヒはやっぱりどこか不満そうではあったが、素直に頷いた。
-other-
――月曜日。
昼休みの開始を告げるチャイムが鳴り響く。
朝比奈みくるはおずおずと目の前にあるドアをノックした。
返事は無い。まだ来ていないんだろうか?
恐る恐るドアを開けて中を――SOS団の部室を覗きこむ。
いた。いつもの様に、いつもの場所に、朝比奈みくるを呼び出した人物は座っている。
「長門さん…」
窓際に置かれたパイプ椅子に腰掛け、どこまでも無表情に自分を見据える少女の名を、朝比奈みくるは口にした。
長門がゆっくりと立ち上がる。
みくるの背後でかちりと音が響いた。
みくるは慌てて振り返る。誰も触れてなどいないのに、ドアの鍵が閉じられていた。
ごくり、と唾を飲む。
「一体、何の用ですか…? こんな場所に呼び出して…」
「呼び出したのはあなたに忠告を与えるため」
声を震わせるみくるとは対照的に、長門は淡々と言葉を紡ぐ。
「彼はあなたを疎ましく思っている。これ以上彼に近づくのはやめるべき」
「え…?」
みくるの目が大きく見開かれる。
長門の言葉を否定するように、みくるはふるふると首を振った。
修羅場
「嘘…嘘ですそんなこと…」
「事実。彼は私の前で何度もそういった趣旨の発言をしている」
「嘘!!」
叫び、みくるは固く目を閉じた。
「嘘! キョン君は私を愛してくれてます!! 今日だって、夜私の部屋に来ることになっているんですから!!」
「そうやって定期的に抱かねばならないことを、彼は非常に面倒だと発言していた」
「でたらめ言わないで!!」
みくるは頭を抱え、その場に崩れ落ちた。
「う…うぅ…!!」
嗚咽を漏らし、涙を流す彼女を、長門は冷たく見下ろしていた。
「……疎まれてるのは、長門さんじゃないんですか?」
ぽつりと、みくるは呟いた。
「知らないと思ってるんですか? 長門さんもキョン君に抱かれているんでしょう?」
みくるは伏せていた顔をゆっくりと上げ、長門の顔に視線を向ける。
「キョン君は言ってましたよ? 長門さんは人形みたいだって。えっちしててもちっとも楽しくないって」
みくるの顔が嘲りに歪む。その顔は、普段の愛らしい彼女からは想像もできない程歪んでしまっていた。
長門はどこまでも無表情。
だが、その目にはまるで養豚場の豚を見下ろすような冷たい光を湛えていた。
なんか昼ドラみたいになってきたなw
「そうです…キョン君は私を一番多く抱いてくれてるんです…キョン君は、キョン君は…私のこと、ちゃんと愛してくれてるんだ!!」
みくるは叫ぶ。
そうだ、今は彼の愛だけが私を支えてくれている。
彼が愛してくれるから私はこの世界で生きていられる。
否定など、絶対にさせはしない。
「愛?」
初めて、長門の表情が変わった。
――長門は笑っていた。
それはつい先ほどみくるが長門に向けていた、嘲りを含んだ笑みだった。
「私は今あなたに対し、初めて経験する感情を抱いている。これはきっと『哀れみ』と呼ばれる感情」
長門の口が高速で動き出す。人には解読不能な呪文を紡ぎだす。
「思い出すといい。真実を」
朝比奈みくるの頭の中の、その奥の奥に封じ込まれていた記憶が溢れ出す。
ながもん怖いよー
――――――――――――――――――――――――――――――――
満天の星空の下。優しく少女を抱きしめて、彼は言った。
『俺たちの子供を殺そう』
――――――――――――――――――――――――――――――――
みくるちゃんかわいそうです(´;ω;`)
「いやぁぁァァああぁぁあああアアアああああああああああああああああァアあああアあ!!!!!!!」
絶叫。それは紛れも無い断末魔。
「あなた達の間に愛など存在しない。便器に対する愛情など人間は持ち合わせていない」
「嘘うそウソうそうそウソ嘘うそうそうそウソうそうそウソうそうそうそウソうそうそウソぉぉおおおおおおおお!!!!!!!」
少女を支えていた幻想は崩れ去り。
それは同時に『朝比奈みくる』という人間が崩壊することを意味していた。
長門有希はじっとその場に佇んでいた。
既にその部屋には彼女の他には誰もいない。
虚ろな瞳で座り込んでいた少女は、長門の目の前で緩やかに消失していった。
彼女自身が手を下したのではない。
おそらくは朝比奈みくるの『上司』がなんらかの方法で彼女の異変を察知し、『任務続行不可能』として未来へと帰還させたのだろう。
…その末路にさしたる興味は無い。
彼に求めてもらうには、まだ最大の障害が残っている。
昼休み終了のチャイムが鳴り響く。
長門はSOS団の部室を後にした。
長門さん怖いです(´;ω;`)
-main-
「おっかしいな~」
俺は朝比奈さんの部屋の前で首をかしげていた。
何度チャイムを鳴らしても反応が無い。
電話をかけてみても返って来るのは『この番号は現在使われておりません』という機械的なアナウンスのみだ。
「ったく、今日行くってちゃんと言っておいたのにな。団活にも来なかったし、どこ行ったんだあの人」
俺はがしがしと頭を掻いて踵を返す。
これならちゃんとハルヒと一緒に帰ってた方が良かったぜ、まったく。
-other-
「有希? いるの? 入るわよー」
涼宮ハルヒはSOS団の部室を訪れていた。
既に本日の活動は終了し、辺りは薄闇に包まれている。
ハルヒの手には一枚のメモが握られていた。
『話したいことがある。活動が終わった後、また部室に来て欲しい』
そう書かれたメモは、団活中に長門有希から手渡されたもの。
普段滅多に自らの意志を表さない彼女の申し出だっただけに、無碍にすることは出来なかった。
「なんだ、いるんなら返事くらいしなさいよ」
薄暗い部室の中で、電気もつけずに佇んでいた長門を怪訝そうに見つめながらも、ハルヒは彼女に歩み寄っていく。
「それで、話したいことってなに?」
「彼のこと」
「彼? キョンのこと?」
ハルヒの確認に長門はこくりと頷いた。
「なーに? あの馬鹿がどうしたの?」
「端的に言う。もう彼に近づかないで欲しい」
一瞬、ハルヒの表情が凍りつく。
取り繕うようにハルヒはその顔に笑みを浮かべた。
「あはは、どうしたの有希? ちょっと言ってる意味がよくわからないんだけど」
「そのままの意味。これ以上あなたが彼の傍にいることを許容することは出来ない」
長門はその瞳に冷たい光を宿したまま続けた。
「了承できないというのなら、あなたには消えてもらうしかない」
もはや思念体が居ない世界になってる予感
長門のただならぬ様子から、ハルヒはそれが嘘や冗談ではないことを悟った。
「有希…どうしちゃったの?」
「……」
長門は答えない。ただじっとハルヒを見据えている。
沈黙。たっぷり10秒以上の間をおいて、ハルヒはため息をついた。
「有希。有希がどういうつもりでそんなことを言い出したのかはわからないけど…答えはNOよ。
別にあの馬鹿に近づきたいって訳じゃないけど…ごめんね、私は誰の指図も受けないの。相手がたとえあなたでも」
涼宮ハルヒは一切の迷いも、ブレもなくそう言いきった。
「私はちゃんと忠告した」
答える長門の瞳にもブレや迷いは無い。
「涼宮ハルヒの情報連結の解除を申請する」
ハルヒちゃんカッコイイです(´;ω;`)
「……?」
ハルヒは首を傾げた。
長門は意味のよくわからない言葉を吐いたきり動かない。
特に何かが起こる様子も無い。
「申請は却下された」
長門は小さく呟く。
当然だ。現在最も重要な観察対象である涼宮ハルヒの抹消、そんなことを情報統合思念体が許可するはずも無い。
「予測可能範囲内」
事も無げに長門は呟く。
ハルヒは目を疑った。
長門の手には刃渡り20cmはあろうかというアーミーナイフが握られていた。
「じょ、冗談でしょ?」
長門は何も答えない。ただゆっくりとハルヒに向かって歩を進める。
「や、やだ」
ハルヒは長門から逃れようと出口に向かった。
「開かない!? 何で!?」
押しても引いてもドアは開かない。それどころか、鍵のつまみに触れない。
背後には長門有希が迫っている。
「やだ、やめて、有希、お願い」
長門は止まらない。
「いやぁ!!」
ナイフを持った長門の腕がハルヒの胸に向かって突き出された。
朝倉さんみたいになっちゃったw
古泉「ウッ・・・・」
ハルヒ「古泉君!?」
長門の右手に握られたアーミーナイフは古泉の胴体を貫通し(ry
激痛を予感し、ハルヒは固く目を閉じる。
だが、痛みはいつまでたっても訪れない。
ハルヒは恐る恐る目を開ける。
ナイフの刃が光の粒子となって宙に消えていた。
ナイフだけではない。
――長門有希の頭部もまた、光の粒子となって宙に溶け出していた。
「ゆ、有希? ソレ、いったい…?」
ハルヒはただただ混乱に喘いでいる。
当然だ。彼女に目の前の状況を理解できるわけが無い。
情報統合思念体は結論を下したのだ。
進化の可能性「涼宮ハルヒ」を死に至らしめんとした長門には致命的なエラーが発生しており、その修復は困難を極める。
つまり。
『廃棄』
――消えていく。私という存在が消えていく。
かつて見た、空から舞い落ちるユキのように――儚く溶けて消えていく。
いや。
いや。いや。いや。
消えたくない。
私は―――彼と一緒にいたい。
『長門有希』の存在を再構成。失敗。再試行。失敗。リトライ。エラー。
リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ、リトライ―――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――やだ
思念体いたんだw
じゃあ思念体的にはキョンの3股を支援するのはおkだったのかwww
>>561
ハルヒが観察できればおkなんだろ彼らは
リトライしてええええええええええええええええええええええ
光の欠片が宙を舞う。
ハルヒは咄嗟に腕を伸ばしたが、光は指の間をすり抜け、消えていった。
呆然とハルヒはその場に座り込む。
「有希が……消えちゃった」
窓辺で本を読むのが似合っていた少女は、もうどこにもいない。
この世界のどこにも。
「夢……そうよ、夢に決まってる。悪い夢を見てるんだわ、私……」
たった今目の前で起きた出来事に理解が追いつかない。
ただ引きつった笑みを浮かべることしかできない。
突然、背後から口を塞がれた。
「う…む…!」
口元に薬の染み込んだハンカチを押し当てられた彼女は、なす術もなく意識を手放した。
まさかふるいずみさんですか
意識を失った涼宮ハルヒの体を、古泉一樹は優しく抱きとめていた。
「ええ、夢です。ただの悪夢なんですよ、これは」
自らの腕の中で穏やかに寝息を立てるハルヒを見て、古泉は目を細める。
「せめて…せめてあなただけはこの悪夢から……」
そこまで口にして古泉は笑った。
「なんて…どの口が言ってるんでしょうね」
それは自らを嘲り笑う声だった。
-main-
朝比奈さんと長門が消えた。
表向きは二人ともどこかに転校したことになっている。
だが、あいにくそれを信じるほど俺は間が抜けちゃいなかった。
この状況には覚えがある。
朝倉涼子。かつて俺を殺そうとしたあの女。
あいつが消えた時と、この状況は余りにも似すぎている。
「一体何があったんだ…?」
考えても、わからない。答えなんて出るはずも無い。
でも、きっと俺も無関係ではないはずだ。
いや、もしかしたら俺こそが元凶なのかもしれない。心当たりはありすぎる。
もしそうなのだとしたら。
俺に、どんな償いが出来るだろう。
キョン級に真面目になったな
いや、きっと償える方法などありはしない。
何せ俺が罪を償うべき二人は、きっともうこの世界にいないのだから。
俺が出来るのは彼女たちのことを決して忘れないことだけだ。
悲しみはある。後悔もある。でも、それで足を止めるわけにはいかない。
ハルヒは二人が突然いなくなったことにいたく傷つき、憔悴していた。
支えてやれるのは俺しかいない。
せめてハルヒだけでも幸せにしてやらなきゃ、二人に会わす顔がないだろう?
――雲ひとつ無い青空が広がる日曜日。
頬を流れる涙を拭い、俺はハルヒの家へ自転車を走らせた。
-終-
えっ終わり??
結局ハルヒも失ったって終わり!?
「そんな結末を、許すとお思いですか?」
>>587
どう読んだらそうなんだよ
良かったまだ続きがwww
目を覚ます。
灰色の空。灰色のビル。灰色の道路。
何もかもが灰色に塗りつぶされた世界。
忘れようが無い。
ここは、閉鎖空間だ。
「お目覚めですか?」
背後からかけられた声に振り向く。
古泉一樹が俺を見下ろしていた。
「…俺はちゃんと自分のベッドで眠ったはずなんだがな」
口にしつつ思い出す。
起きたらそこは閉鎖空間でした、というこの状況は、まさか。
「……また世界崩壊の危機ってやつか?」
「正確にはその一歩手前ですね。ですから僕もこうやって自分の姿を保てていますし、涼宮さん自身も今回は取り込まれていない」
言われて気付いた。
今回の舞台は学校ではない。
今俺たちがいるここは、かつて古泉に初めて閉鎖空間へと招かれたあの交差点だった。
古泉「今なら誰もいませんよ…」
キョン「やめろ…やめてくれ古泉っ…」
古泉「ふんもっふ!」
キョン「や…やめっ…アッー」
「くそ、今回の原因は何なんだ」
「おや、心当たりはないのですか?」
とぼけたように古泉は言う。
くそ、苛々させやがる。
「あいつの心の分析はお前ら『機関』のお手のもんだろうが」
「ふむ、恋人であるあなたには見当もつかない、と」
いい加減にしろこの野郎。今はふざけてる場合じゃないだろうが。
「ふざけてるつもりは無いのですが…ま、いいでしょう。お教えしますよ。今彼女に何が起こっているのか」
古泉はその顔に微笑をたたえ、続けた。
「――妊娠したんですよ、彼女」
「な…に…?」
言葉を失った。
馬鹿な、そんなはずは無い。だって、俺はちゃんと。
「そうですねぇ。あなたは朝比奈さんの妊娠騒動以来小賢しくも決して生でしようとはしませんでした。
それなのに彼女が妊娠した、というのはまさしく青天の霹靂、悪い夢のようなものでしょう」
心の整理がつかない俺をよそに、古泉はぺらぺらとまくし立てる。
その姿が本当に楽しそうに見えるのは、俺の気のせいなのか?
「それに、悲しくはありませんか? まさかあなたの子供を妊娠することが世界を崩壊させるほどショックだったなんて。
あなたが涼宮さんを想っているほど、涼宮さんはあなたを想っていなかったんでしょうかねえ?」
そう言って古泉は笑った。
「ですがご安心ください。彼女の愛は本物、仮にあなたの子を妊娠したのなら、喜びこそすれ悲しむことなど考えられません。
しかし、現実に世界は今崩壊の危機を迎えている。これは一体どういうことなんでしょうか」
そう言って古泉は―――嗤った。
「ええ、お察しの通り―――――僕の子ですよ」
古泉機関に消されるんじゃないの?
理解が出来なかった。
こいつは、コイツは、ナニを言ってるんだ?
嘘だ、でまかせだ。
ハルヒに限って、そんな、そんな。
「あなたのご高説が身に染みましてねえ。僕も心を殺すのをやめたんですよ。あれはいつかの不思議探索の時でしたねえ。
涼宮さんと二人きりになれたんで、土下座してお願いしたんですよ。『一度でいいからやらせてください』ってね。
いやあ、あの時の僕のみっともなさったらなかったですよ。涙をぼろぼろ零して、鼻水をだらだら流して土下座ですからね。
正視に耐えなかったでしょうねえ。でも、涼宮さんは優しいお方ですから、言ってくれましたよ。
『一度だけなら』って。で、やりました。もちろん生でね」
古泉はべらべらと喋りだす。俺は聞いちゃいないのに。
聞きたくもないのに。
「もちろん一度じゃ終わりませんでした。一度一線を越えてしまえばその後はけっこう簡単にいけるものなんですよ。
女性って案外そんなものなんです。あなたもおわかりになるんじゃないですか?
で、僕は涼宮さんを抱き続けました。涼宮さんがあなたと会わないとき、彼女は基本僕と会っていたんですよ」
―――黙れ。
古泉土下座してまでハルヒとセックスしたのかwwww
古泉「ぜっぐずグスッざぜでグスッぐだぢゃいいぃぃぃ」ボロボロビチャビチャ
「彼女には辛い思いをさせてしまいましたが、僕はこういった経験は結構豊富でしてね。
陳腐な言い回しになりますが、心はともかく体は満足していただけたのでないかと自負しております」
「黙れぇぇぇええええ!!!!」
俺は古泉に飛びかかった。
これ以上喋らせやしない。
殺す。こいつは、ぶっ殺してやる。
「やれやれ、誰のせいでこんな事態になったと思っているんだか」
呆れたような古泉の声が聞こえて、その直後。
ドンッ、ドンッと。
空気を震わす破裂音が木霊した。
「あ…が…?」
愕然とした面持ちで己の足を見下ろす。
両膝の所でズボンに焼け穴が出来ていて、さらにその先に赤黒い穴が空いていた。
古泉を見る。
古泉の手には見覚えのある物が、といっても実際に目にするのは初めてな鉄の塊が握られていた。
「があああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
拳銃だ。撃たれた。痛い。痛い痛い痛いぃぃ。
体を支えていられなくなった俺はその場に崩れ落ちた。
耐え切れない激痛にうめき声を上げてのた打ち回る。
「朝比奈さんは心を壊して未来へと帰還した」
銃声が響く。体を起こそうとしていた右腕が弾ける。
「長門さんはこの世から文字通り消えて無くなった」
銃声が響く。左腕に激痛が走る。
「あなたはその身をもって償いをするべきだ」
なんかさっきとは打ってかわって古泉が格好良く見えるぞ、不思議
「あ、ぐ、うぁぁあああ……!」
わかる。古泉の持つ銃が今度はしっかり俺の頭に狙いをつけている。
いやだ。逃げ出したい。
でも、手も、足も、動かない。
「た、助けて……」
咄嗟に口に出た俺の言葉に、古泉はぴくりと眉を動かした。
「頼む…殺さないでくれ…」
一縷の望みをかけて、唯一自由に動く口を動かす。
どんなに醜くても、どんなにみっともなくても。
俺は、死にたくない。
ドンッ! と銃声が響く。
今度は肩に激痛が走った。
「あぁぁあぁあぁあああぁああああ!!!!!!」
古泉は聞く耳を持たない。
どこまでも冷徹な目で、俺に向けた銃口を外さない。
くそ、このクソ野郎。
「やめろ! ちくしょう!! 馬っ鹿野郎が!! てめえ、こんなことをハルヒが望んでると思ってんのか!?
自分勝手な怒りで行動してるんじゃねえよ!! まずハルヒのことを第一に考えろ!!
お前の十八番だろうが! 心を殺すってのはよ!! それを今やれよ!! 今やんねえでいつやんだよぉ!!」
感情のままに言葉をぶちまける。
激昂した俺を見下ろす古泉は、どこまでも冷ややかだった。
「それをくだらないと教えてくれたのはあなたでしょう?」
そして俺の頭に向けて弾丸はぶっ放された。
あれ、土下座云々の話っていつのことだ?ハルヒとセックスした後?
「はぁ…はぁ…はぁ…」
恐る恐る頭を右に向ける。
俺の頭の、ほんの数センチ横でコンクリートが弾け飛んでいた。
古泉がふぅ、とため息をつく。
「とはいえ、あなたの言うこともいちいちもっとも。それに、僕にあなたを裁く権利があるかどうかも甚だ疑問です。
ここは涼宮さん自身に判断してもらいましょう。あなたを許すのか、それとも許さないのか」
「どういう…ことだ?」
「時間です」
古泉の言葉と同時、青白い光が古泉の背中を照らした。
100mほど先で、忘れようも無い巨人がその姿を現す。
「神…人……」
おお。演出がうまいなあ
「自分で言うのもなんなんですが、僕は神人退治のプロフェッショナルです。
神人の出現パターンや行動パターンはある程度予測をつける事ができます。
あの神人は破壊活動を行いながら、間違いなくこちらに向かってくるでしょう。
神人があなたの上を通り過ぎて、それでもあなたが生き残っていたら……
その時は涼宮さんがあなたを許したのだと判断しましょう」
言うが早いか古泉は俺をこのまま放置し、どこかへ去ろうとする。
神人がビルをぶち壊した。轟音と衝撃が辺りを揺らす。
「ふ…ざけんな! あれを消すのがお前の仕事だろうがぁ!!」
「あいにく、今回僕は『機関』の一員ではなく古泉一樹個人としてここにいるのですよ。
死にたくなければ神人を説得してみてはどうです? 神人もあれで涼宮さんの心の一部。必死に叫べば伝わるかもしれませんよ?」
嘲笑うようにそう言って古泉は姿を消した。
神人は、もうすぐそこまで迫っている。
ばかじゃないのおまえ
「やめろハルヒ! 俺だ! 俺がここにいる!! 止めろ! この巨人を止めてくれ!!」
芋虫のように道路を這いずりながら、俺は声を限りに叫ぶ。
神人の通った後には、その巨大な足跡は言うに及ばず、倒壊したビルの破片が隙間無く道路に敷き詰められている。
冗談じゃない。あんな瓦礫の下敷きになったらそれだけでお陀仏だ。
「嫌だ、ちくしょう。死にたくない」
辺りを見回す。
古泉の姿は見えない。
あいつは俺の姿を見てどこかでほくそ笑んでいやがるのか。
またひとつビルが崩壊する。
「うああああああああああ!!!!」
神人が、もう、すぐそこまで。
その動きはひどくゆっくりに見えた。
神人が足を上げ、踏み出すその一歩。
それは、もろに俺を踏み潰す位置にあった。
いやだ。
くそ。くそ。ちくしょう。
「殺すな、ハルヒーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
やぶれかぶれで俺が叫んだその瞬間―――神人の体から強烈な光が放たれた。
光が止んだとき―――神人の姿はもうどこにも無かった。
「助かった…のか?」
呆然と呟く。答える者は誰もいない。
ふつふつと、心のうちに喜びが湧き上がる。
「助かったんだ…!」
ハルヒは―――ハルヒは俺を許してくれたんだ。
「やった…やったぁーーーーーーーーー!!!!!!」
―――ドンッ!
銃声のような音が響いて、頭が揺れた。
一体何が起こったのかわからなばいふえどぁぢゅ
-other-
ざまあWWW
「あ…ば…えう…?」
訳のわからない言葉を繰り返す彼の頭に向かって引き金を引き絞る。
彼の頭が弾け、アスファルトに脳漿が撒き散らされた。
「まさか本当に助かるとはね。本当に悪運の強いお方だ」
引き金を引き続けながら、僕は淡々と口にする。
「ひとつだけ真実を教えましょうか。涼宮さんのお腹に僕の子がいると言いましたが、あれ、嘘です。
いや、正確に言えばまだはっきりとわからないグレーゾーンだという話でしてね。
わからないんですよ。僕の子なのか、あなたの子なのか。ゴムをしていたとはいえ、あなたもセックスをしていたわけですし。
だからこそ涼宮さんも世界崩壊を踏みとどまっていた。僕の子だと確定していたらその時点で世界は終わっていますよ。まったく妬ましい話です」
カシン、と手の中にある銃が弾切れを伝えた。
灰色の空にヒビが入る。
「見えますか? ちょっとしたスペクタクルですよ」
巻き散らかされた肉の塊に、僕はそう声をかけた。
キョン君かわいそうです(´;ω;`)
灰色の空間は粉々に砕け、僕は元の世界に復帰した。
ふと道路の先に目を向ける。
世界崩壊の危機を食い止めた僕を、盛大な出迎えが待っていた。
――まるで映画の中から抜け出してきたような兵隊達がこちらに銃口を向けている。
兵隊達の傍らに仁王立ちしているのは、メイド服の良く似合う僕の直属の上司だ。
親身になって『色々と』僕に教えてくれた彼女は、今は親の仇を見るような目で僕を睨みつけている。
まあ、当然か。
『神』を汚し、『鍵』を壊した。
『機関』が僕を許す道理は無い。
サイレンサーで音を殺した銃声が連続する。
痛みは不思議なほど感じなかった。
-Ending-
古泉っ…貴様 森さんまでもっ…
「ほーらキョン! 起きなさい!! 学校に遅刻するでしょ!!」
「あと5分…あと5分だけ寝かせて……」
「そう言ってあんた起きたためしがないでしょーがーー!!」
「うわぁー! やめろ!! ふとんかえせよう!!」
いつまでも起きようとしない少年に業を煮やした涼宮ハルヒは掛け布団を無理やり引っぺがす。
さすがにそこまで強硬な手段を取られては、ぐうたらな少年も流石に起床せざるを得なかった。
テーブルの上では半熟に焼かれた目玉焼きと、こんがり焼かれたハム、そして白いご飯と味噌汁が湯気を立てていた。
「うえ~おれ朝はパンがいいっていったじゃんか」
「うるさい。好き嫌い言ってたら大きくなれないわよ」
「はいはいわかりましたよちくしょう」
「ハイは一回」
「はーい」
ぶつくさと文句を言いながら少年はご飯を口に運ぶ。
その様子をハルヒは微笑ましげに見つめていた。
「ねえ、かあさん」
キョンと呼ばれた少年が口を開く。
「なに?」
「何でおれのことキョンって呼ぶの? ぜんぜんなまえちがうじゃん」
「ん~? んふふ」
今年7歳になるわが子の問いに、ハルヒは悪戯っぽく微笑んだ。
「あのね、あんたの名前、漢字で書くとこうなるの。それで―――」
顔で古泉かキョンの子か分かりそうで怖いが、ハルヒの力考えると古泉はありえんな
あの日。自分が妊娠していると分かった夜。
涼宮ハルヒは絶望していた。
お腹の中に芽生えた命は果たして愛する彼の子供なのか、それとも――
彼には話せない。話せるわけが無い。
一人溜め込んでいたハルヒの精神は既にギリギリだった。
そして、『何もかも無かったことになればいい』と、本気で願いかけたその時―――
『殺すな』という彼の声を、確かに聞いた。
その時彼女は確信した。その時彼女は決意した。
翌日もたらされた彼が行方不明という報せが、彼女の決意に拍車をかけた。
キョンの愛される要素が童貞の俺にはわからない
作品通して思ったけど、
朝比奈さんかわいそうです(´;ω;`)
「ほら、いってらっしゃいのちゅう」
「やめろよかあさん、はずかしいよ」
「何言ってるの、ほら」
「ん…」
玄関で、母子は口付けを交わす。
それはスキンシップというには余りにも濃密なキスで。
「い、いってきます!!」
口を離し、顔を真っ赤に染めた少年は慌てて玄関を飛び出した。
「車に気をつけるのよ!!」
「わかってるよ!」
母の声に、彼と同じ名前、彼と同じ髪型を与えられた少年は手を上げて応える。
>>744
俺も非童貞だけど分からないよ
童貞だけど
>>752
かわいいね、乳首ダブルクリックしちゃうぞ^^
彼と、違う笑顔で。
涼宮ハルヒの淫☆鬱 すぅぱあ 終わり
小泉の遺伝子だったか・・・
まあ乙
みんなハルヒのことばっか言ってるけど、
朝比奈さんかわいそうです(´;ω;`)
バレンタインで浮かれる野郎どもに水を差したくてやった。
今も反省してない。
イエスwwwwファッキンバレンタインwwwwwwwwwwwwww
ってか俺もwwww明日仕事wwwww嫌じゃwwwwww12時間寝てえwwwwwwwwwww
そんじゃwwww寝ますwwwwwwwこんな時間まで付き合ってくれてwwwwwwありがとwwwwwwwww
朝比奈さんかわいそうです(´;ω;`)
>>1乙
だけど朝比奈さんかわいそうです(´;ω;`)
これは古泉の遺伝子だから違う笑顔で…なのか?
名前も髪型も同じだけどもやっぱり彼(キョン)とは違う個だからって意味での「違う笑顔」じゃないの??
俺深読みし過ぎ??
まぁ>>1乙でした
面白かった
こんなに人いたのか
朝比奈さんかわいそうです
__
,ィヘ了「厂{ 乃ブ\_
_> >'' "´  ̄ ̄ `''<∧l>、
(/ 〃 ヽ \ ハ
. /,/ / /イ! ハ ',巧 ',
/〃 l / !l { !l Y !
l/li lィ!‐、 { { lヽ- 、 !| j l|
{{ :N ヽ\_{ \ リ / |
\ハ ,ィ=ミ ィ=ミV!iイ }i |
i`ハ/// '_ /// j レ' !! l
_リ_|i >、 `ー' ,.ィ .| | jLiァゝ-、
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({ l | | 人. / / __ぅヽ {
_,) 、 ヽi| | /_ \/ / { ∨ヘ
{ >‐、,ゝ=亠== r/>、/ 「 }
人_ァヘ ヽJ 〈 { / ヽ \∧
ヽ f_ンー' ヾ{イ__j 〉い
ハ 〃 マヽ r' l
,' /:{{ >>1乙 }} l-、 ! l│
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l! 〔_ ヾ /'_r、7 j./
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{_/ヘ>== =< ∨ヽ }
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厂/ ヘ \ _ノ / ヽ__人 〉
/ / ヽ / ヽ レ∨
厂/ / ヽ ,ハ
/∨ / ∨_ム
乙,' / i ∧
| i / | _/ ',
>>789
読んだ人間の数だけ答えがある
それでいいじゃあないか
>>795
かわいそうです(´;ω;`)
まぁこのハルヒだって古泉に幾度も股開いてたガバマンビッチだし自業自得
むしろ可哀相なのは朝比奈さんだろ
何回もズッコンバッコンやってたのに全部レイプなのか?
まぁ嘘を言ってる可能性なんていくらでもあるけど、まぁ都合良く解釈すればいいんじゃないの
変な文になってしもた
この古泉はデマカセ言いまくってる気がするから判断しにくいな
こういうこと言うのはアレだが反転はちょっと単調だった
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません