古泉「そろそろ普通の恋愛をさせてくれませんか」(23)

キョン「どういう事だ?」

古泉「貴方も薄々思っているはずです。…僕がホモなのではないかと」

キョン「!…い、いや、俺は別に」

古泉「良いんです、分かっています。僕が貴方の事を恋愛対象として見ているのではないかという噂も流れているようですし、貴方はそう思ってしまっても当然です、むしろその噂を知っていても今まで通り接してくれる貴方に感謝したい程だ」

古泉「ですがここで断言させてください。僕は断じてホモではない。普通に女性を恋愛対象として捉えます」

キョン「えっ、そうだったのか」

古泉「やはりホモだと思っていたんですね」

キョン「」

古泉「まぁ良いです、話を続けましょう」

これは期待せざるを得ない

古泉「そこで僕は考えましたら。どうしたらホモではない事を皆さんに理解してもらえるかを」

キョン「それで、普通の恋愛がしたい、ってか?」

古泉「えぇ。実際のところ僕の…いえ、貴方も含め僕達の周りにはかなりの美少女、美女が集まっています。その方々に好意を抱いても問題はないでしょう」

キョン「確かにお前は普通にしてればイケメンだしな」

古泉「なのでそこから好きな人を見付けようかと」

キョン「んな手っ取り早いみたいな言い方するなよ…女性に対して失礼だろうが」

古泉「おや、いつもはその台詞はきっと僕の台詞に値するのでしょうが…」

キョン「今日のお前、何かおかしいからな。俺がお前の代役を務めるしかないだろ」

古泉「これは頼もしい…ではもう少しお付き合い願いましょうか」

キョン「分かったよ、聞いてやる」

>>3 ありがとう。
キョン「ていうかお前、普通の恋愛がしたいって言う割には好きな奴いないのか?」

古泉「まぁ…今まで機関の活動で忙しかったものですから、恋愛にうつつを抜かす暇はなかったので」

キョン「最近はもう落ち着いたのか、ハルヒ」

古泉「」

古泉「以前よりかは暴走も減りましたし、落ち着いたと言えるでしょう。森さんからもゆっくりしてなさいと言われましたから」

キョン「へぇ、じゃあそのゆっくりする時間を、お前は恋愛に使いたいと」

古泉「はい。高校生にもなると、やはり恋人…なんかにも興味が湧きますから」

キョン「で?これから誰を好きになるんだよ、お前は」

古泉「そうですね…まずはお試し期間が必要ですから、時間をかけて好きな人を決めないと」

キョン「お試し期間?」

古泉「相手の性格や行動を把握してから恋に落ちたほうが論理的でしょう?リスクも減ります」

キョン「実験じゃあるまいし…」

古泉「これには僕の初恋がかかっているんですよ、真剣に考えてください」

キョン「おぉ…すまん」

キョン(何で俺が怒られてるんだ?)

古泉「そうですね…まずはお試し期間が必要ですから、時間をかけて好きな人を決めないと」

キョン「お試し期間?」

古泉「相手の性格や行動を把握してから恋に落ちたほうが論理的でしょう?リスクも減ります」

キョン「実験じゃあるまいし…」

古泉「これには僕の初恋がかかっているんですよ、真剣に考えてください」

キョン「おぉ…すまん」

キョン(何で俺が怒られてるんだ?)

>>9 多重書き込みスマソ

古泉「そうですね、まずは…」

ガラッ

長門「5分23秒遅れてしまった。ごめんなさい」

キョン「お?長門が遅れるなんて珍しいな、何かあったn」

古泉「何かあったんですか?長門さん」

キョン「」イラッ

長門「帰りの会に手間取ってしまった」

古泉「そうだったんですか…いつもは一番乗りの長門さんがいなかったので、何かあったんではないかと心配していたんですが…良かった」

キョン(なーにが心配だ。さっきまで恋愛についてベラベラ喋りまくってて心配のしの字も出てなかったじゃねーか)

長門「私を…心配?」

古泉「えぇ、心配していました」ニコッ

長門「…貴方が私個人にそんな言葉を発するのは珍しい。私の方こそ貴方のことが心配」

古泉「」

キョン(m9(^Д^) ザマァ)

古泉「ぼ、僕だって心配くらいしますよ…」プルプル


長門「…?そう」

ガラッ

みくる「こんにちは~」

古泉「あっ、朝比奈さん、こんにちは。今日の髪型も素敵ですね」ニコッ

みくる「へっ!?あの、いつもと同じですけど…ありがとう」

古泉「(しまった)いえ、僕はいつも朝比奈さんの髪型が素敵だなと思っていまして…勿論髪型だけではなく、全てが素敵ですが」アセアセ

キョン(古泉があんなに必死になっているのを俺は今までに見た事があっただろうか…すまん古泉、正直、痛い)

今日はこの辺で、おやすみ!

ホモじゃない古泉は価値無いクビしとけ

>>15 なんてこった
ガラガラッ

ハルヒ「やっほー!」

古泉「あっ、涼宮さん、今日は一段と美しいですね」

ハルヒ「は?」

古泉「思わず抱きしめたくなる程です」ニコッ

ハルヒ「あ…そう、ありがと」ササッ

みくる「あの…今日は用事があるのでこの辺で失礼します」ササッ

長門「私も帰る」ササッ

ハルヒ「あ…じゃあ私も帰ろうかしら、今日は団活なしね、じゃあね」ササッ

バタンッ

古泉「」チーン

キョン「そりゃお前…いきなりあんなストレートに突っ走ったら誰だって引くだろ」

古泉「だ…だって」

キョン「もう少し段階を踏まないと。な?俺も協力してやるからさ」

古泉「…ありがとうございます…」キュンッ

古泉(な、何だろう今の気持ちは…まさかな)

キョン「なぁ古泉」

古泉「えっ!?は、はい」

キョン「俺が思うに、何人もを同時に選ぶからいけないんだとおもうぜ」

古泉「…と、申しますと?」

キョン「ちょっとしたタイムラグが必要だろ。A○B48のゲームと同じような感じだよ、日替りで優しくして、どいつが一番しっくり来るかで決めりゃいい」

古泉「確かに…その方が効率的です」

キョン「だろ?まぁ今日は全員に引かれちまったみたいだし、明日から計画を練ろう」

古泉「えぇ、了解です」

-次の日-

古泉「………」

キョン「古泉、今日から決戦だ。準備ができたらスタートしろ、いいな?」

古泉「準備は整っています」

キョン「よおし、ならば行け古泉!!お前の本気を見せてみやがれ!」

古泉「はい!」

スタスタスタ…

古泉「…おはようございます、涼宮さん」

ハルヒ「ん?あ、おはよー古泉くん!」

古泉(これはまずいですね…最初からラスボスレベルに闘いを挑んでしまったようだ、しかし)チラッ

キョン『古泉、頑張れ!』

古泉(彼の応援をむげには出来ない…頑張ろう)

古泉「…あの、涼宮さん」

ハルヒ「ん?何?」 

古泉「教室まで、送りますよ」

ハルヒ「え?でも古泉くんクラス違うしいいわよそんなのー!」

古泉「お気になさらず、僕が涼宮さんと少しでも長く一緒にいたいだけですから」

ハルヒ「っ!?」

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