姉「弟くーん、パン買ってきて」(788)
姉「メロンパンね」
弟「自分で買いにいきなよ」
姉「こたつから出れない呪いにかかってしまったー」
弟「動かないと太っちゃうよ」
姉「だいじょーぶ、お姉ちゃんはないすばでぇになる呪いもかかってるから」
弟「乳の化け物め」
姉「買ってきてよー」
弟「僕もこたつから出たくない」
姉「メロンパン食べたい食べたい食べたいー!」
弟「あんまりうるさくすると二女姉さんが…」
ガラッ
二女「うるさいぞお前ら!こちとら〆切間際でイライラしてんだ!ニートは黙ってろ!!…あ、弟はいいんだぞ、どんどんしゃべれ」
姉「うえーん!弟くーん、二女ちゃんがいじめるよー」抱きっ
二女「糞ニート!弟に触れるな近づくな!」
弟「二女姉さん悪かったよ、あんまり怒らないであげて」
姉「しくしく」
二女「弟がそう言うなら…」
姉「弟くんありがとー、お礼にちゅーしてあげるよっ」
二女「…やっぱ許さねぇっ!!こっちこいニート!今日こそ職についてもらう」
姉「ふぇーん!弟くーん!こたつー!」ズルズル
弟「頑張ってね、姉さん」
三女「…」スッ
弟「あ、三女姉さん。こたつ入る?」
三女「…」コクッ
弟「こたついいよねー」
三女「…」コクコクッ
弟「みかん食べる?」
三女「…」あーん
弟「…食べさせろと?」
三女「…」コクッ
弟「…あ、あーん」
…
二女「…なんだか真の敵が現れた気がする」
姉「履歴書なんて書けないよぉ~」シクシク
弟「まだ食べるの?」
三女「…」コクッ
弟「今ダンボール三個目突入したんだけど…太るよ?」
三女「…」カキカキ
弟「なに?『お姉ちゃんにはないすばでぇになる呪いがかかってるから大丈夫』って…三女姉さん、もうやったよ」
三女「…」ガーン
弟「はぁ…姉さんはいつになったら働くのか」
三女「…」カキカキ
弟「『私まだ高校生』…って違うよ、長女姉さんのこと」
…
姉→長女「ふぇーんやだやだ、働きたくないー!」
二女「観念しな、いいじゃない寮もあって住み込みで働けるんだよ?」
長女「弟くんいないから嫌ー!」じたばた
二女「…ッチ」
三女「…」カキカキ
弟「『長女姉さんはあなたがいないと生きていけないから無理』って、そんな大げさな…いや、大げさでもないか、料理も未だに作れないし」
三女「…」カキカキ
弟「『私は作れるよ』いや、知ってるよ。三女姉さんの料理美味しいもん」
三女「…」グッ
弟「なんでガッツポーズ?」
二女「ただいま」
長女「弟ぐーん」ピョーン
弟「うわっ!?」ばたーん
長女「うえーんまた駄目だったよぉー、慰めてー」シクシク
弟「長女姉さん、重い…」
二女「弟から離れろゴラァ!」バキッ
長女「いぎゃー!」ゴロゴロドシーン
三女「『綺麗なドロップキックが長女選手にヒットしました』」カキカキ
弟「ああ…また散らかる…」
長女「うぅ…」
二女「大体あんたは大学でたらダラダラしてて!少しは家族を養え、弟が可哀想だと思わないの!?」
長女「だってぇ…」
二女「だってじゃない、私だって一応働いてるんだよ?高卒でも働けるんだから大学でてたらもっと色々な選択ができるでしょ」
長女「うう…二女ちゃんみたく才能があって漫画家になれたならいいけど才能ないもん」
二女「才能なくても頑張るの。うちは人数多いんだから、頑張ってよ」
長女「ぶー」
二女「むくれるな」
三女「…」カキカキ
長女「『働くって大変らしいけど頑張って』…うぅ、三女ちゃんまで私に働けと?」
三女「…」カキカキ
長女「『私と弟の明るい未来のためにも』って、駄目だよ!渡さないんだから!」
弟「またなんか言いあってる」
長女「弟くん一緒に買いにいこう!」
弟「何を?」
長女「メロンパン」
弟「さっき外行ったついでに買ってくればよかったのに…」
長女「いいから行こうよー」
弟「わかったわかった、準備するから待ってて」
長女「えへへ~」
弟「ちょっと姉さん、恥ずかしいよ」
長女「ん?腕組むくらい普通だよー」
弟「うぅ…」
学校の階段を参考にしたとしかおもえない
>>25
学校の階段?
長女「ついた!パン屋さん!」
弟「げ、ここは…」
長女「メロンパーン」カランコロンカラン
弟「あ、待って」
四女「いらっしゃいませー…って姉ちゃん!?弟!?」
長女「え?四女ちゃん?」
弟「あーあ…」
弟は何才なんだ高1くらいですか
>>29
くらいです
長女「四女ちゃんバイト?…でもうちにお金は入ってきてないし…」
四女「えと…その…」
長女「まさか…小遣い稼ぎのために黙って…」
四女「じ、二女姉ちゃんにだけは秘密に…」
長女「うーん…メロンパン食べたいなぁ」
四女「…おごります」
長女「らっきー!弟くんの分もね」
四女「えぇっ!?」
弟「ま、運が悪かったんだよ」
四女「ぐ…馬鹿弟!あんたはこのパン屋に近づけさせないようにするのが役目でしょ!」
弟「悪かったって」
長女「ふふん、かりもふかりもふ」
四女「あんたは本当に…昔っから私の邪魔ばっかり」
弟「黙ってやる四女が悪い」
四女「なんで私には姉さんをつけないのよ」
弟「だって同い年じゃん」
四女「私の方が2時間年上なのよ!?」
弟「小さいことばっかり気にして」
四女「うるさいうるさい!いいから姉さんと呼びなさい!」
弟「やだよ」
四女「なんですって!?」
長女「仲良いなぁ、かりもふ」
長女「ただいまー」
二女「…」
長女「ありゃりゃ、燃えつきてる」
弟「二女姉さん大丈夫?お疲れ様」
二女「お、弟ぉ…お前のそういうとこが大すr…」
三女「『さぁ、弟。自信作だ食べてくれ』」ズイッ
弟「お、はんばーぐだ!」
二女「…」
三女「『渡さないよ?』」カキカキ
二女「ふふ…負けないわよ」
四女「さ、ご飯にしましょ」
「「いただきまーす」」
『いただきます』
弟「あぁ、良い湯だなぁ~」カポーン
…
長女「あれ?弟くんは?」
四女「お風呂だってさー」
長女「じゃあ、久々に洗いっこでもしようかな?」
二女「フランケンシュタイナー!」バキッ
長女「ばすたぶっ!」ドゴッ
二女「させるかボケ」
弟「うわ!三女姉さん、俺入ってるから!…『家族だからいいじゃない?』それとこれとは話が…」
二女「…しまったぁああああああ!!」
四女「何やってんだか」
弟「はぁ…疲れた」
四女「お疲れー」
弟「暇だしゲームやろうよ四女」
四女「だから姉さんって呼べ!…まぁいいけど」
弟「じゃあ僕アイク」
四女「あんたいっつもアイクね」
弟「一発逆転感がたまらない」
四女「よし、じゃあ私はカービィで」
弟「四女いっつもカービィだね」
四女「あんたにはたりない可愛さがたまんない」
弟「ぶっ潰す」
四女「返り討ちにしてやんよ」
ワーワーギャーギャー
長女「仲良いなぁ」
弟「…」うつらうつら
四女「…あんた大丈夫?眠そうだけど」
弟「だ、だーいじょーぶだー」
四女「大丈夫じゃないってドリフみたいになってる」
弟「…」うつらうつら
四女「ほら、寝るな寝るな。布団まで連れてくから立ちなさい」
弟「ありがとー四女ー」
四女「だから姉さんって呼べ!」
四女「ついたよ、世話のかかる弟ね」
弟「おお」ゴロン
四女「ほら、ちゃんとふとんかぶって…」バサッ
三女「『見つかった』」
四女「…自分の部屋いこうね三女姉ちゃん」
三女「『おやすみー』」ズルズル
弟「おやすみー…」
弟「おはよー」
四女「おはよ」
三女「『ハロー』」
弟「二女姉さん達は?」
四女「二女姉さんは打ち合わせに行った、長女姉さんは…」
三女「『タモリが出るまで起きない』」
弟「いつも通りか…」
高校
弟「おはよー」
四女「おはよー」
友「相変わらず仲良いな2人とも」
弟&四女「仲良くない!」
友「ベタ過ぎるだろ…」
友「まぁ仲良いのはわかったけどさ」ジッ
弟「?」
四女「何?」
友「…弟、牛乳飲め」ポム
弟「うるさい」
家
長女「弟くーん…」ズルズル
長女「そうか…学校だ」
二女「あーだる…ってなにこれ!?ふとんお化け?」
長女「おー二女ちゃん」クルッ
二女「何やってんのよ…」
長女「いやー二女ちゃんのご飯は美味しいなぁ」モグモグ
二女「ニートも作れるようになりなよ」
長女「弟くんに作ってもらうからいい。あ、七味とって」モグモグ
二女「…どりゃー」バッサァ
長女「目がぁ!目がぁ!」ジタバタ
弟「昼飯だー」
四女「ほら、お弁当」
弟「ありがとう四女」
四女「だから姉さんって呼べ!」
三女「『おじゃましますよ』」
弟「三女姉さんこっちー」
友「なんでだろう殺意が湧いてくる」
弟「うまうま」
四女「ほら、ご飯粒ついてる。本当にいつまでたっても子供ね」フキフキ
弟「んー」
三女「…」
弟「どうしたの、三女姉さん?」
三女「…」カキカキ
弟「『もう一回ご飯粒つけて』って…やらないよ」
三女「…」ショボーン
友「ははっ…1人の飯は美味いな…あれ?塩味がするぞ?」ポロポロ
ワーキングと学校の階段ググった、面白そう
四女「ただいま」
長女「おかえりー」
二女「弟、大丈夫か?ケガないか?」
弟「大丈夫だよ、二女姉さん」
長女「弟くーんお帰りのハグー」ピョーン
二女「そぉい!」
長女「らりあっと!」ドシーン
弟「こたつっていいねぇ」
長女「む、ちょっとさぶい…食らいやがれ文明の利器!」
弟「ちょっと長女姉さん、これいじょう使ったらたぶんブレーカーが」
バツン
長女「みぎゃ」
弟「やっぱり」
二女「きゃーっ!なに?なに?おとうとー!おとうとー!」
弟「二女姉さん相変わらず暗いの駄目なのか…姉さん大丈夫だよ落ち着いて」
二女「うぅ…」ブルブル
弟「えーとブレーカーは風呂場か」
ガラッ
四女「もう最悪…」
弟「あ」
四女「あ」
弟「えーっとですね、僕はブレーカーを上げにきたのであってー決して着替え中の四女を覗きにきたわけじゃ…」
四女「問答無用!」バキッ
弟「ありがとうございます!?」バターン
四女「最悪!最低!」バキッバキッバキッ
弟「マウントポジションとるな!死ぬ…ぐはっ!」
三女「『ブレーカー上げたよー』」
二女「ありがとう三女!ニートとは大違い!」
長女「ぶー…あれ?弟くんは?」
食卓
四女「…」
弟「(…気まずい)」
長女「やるねぇ四女ちゃん、弟くんに裸を見せるなんて。ん?魅せる?」モグモグ
四女「ちっ、違っ!私は別に…」
二女「…四女、あとで私の部屋にくるように」ゴゴゴゴ
四女「…はい」ガタブル
四女「…!」キッ
弟「(き、気まずい…)」
三女「『メシウマだぜ!』」モグモグ
用事で離れる
二女部屋
二女「そこに座って」
四女「…」ガタガタ
二女「…で、弟は興奮したの?」
四女「…え?」
二女「だから、弟は私と同じあなたの貧そ、げふんげふん…スレンダーな体型を見て興奮したの?」
四女「お願い、二女お姉ちゃんまで壊れないで」
長女「てりゃー!スリーカード!」
弟「フォーカード」
長女「な、なじぇ…」
弟「僕は17枚全ての札をうんちゃらかんちゃら」
三女「『ヒント、パーフェクトシャッフル』」
長女「仕方ない、負けは負けだもんね…罰ゲームはやるわよ、私のおっぱい触り放題だっけ?」
弟「違うよ、ミカン無くなっちゃったからとってきてね」
長女「ふえーん!ざぶいー!」
三女「『こたつぬくぬく』」
二女部屋
二女「だって気になるでしょ!…ニートと三女は無駄にあってうらやま、げふんげふん…もとい、不利なのよ」
四女「し、知らないわよ、あんな馬鹿のことなんて」
二女「そこはちょっと誘惑して様子を窺いなさいよ!」
四女「なんで怒られてるの?私」
メシウマじゃなくてメシオチ
二女「くそう…私にもおっぱいがあれば…」ガクリ
四女「やめて、こんなお姉ちゃん恥ずかしすぎ…あ」
二女「ん?どうし…」
長女「ふーんへーんほーん」ニヤニヤ
二女「あ゙」
長女「おとうとくーん!二女ちゃんがねー!!」
二女「うわぁああああ///」
二女「地獄の断頭台!」バキッ
長女「マスク下の素顔が見たいです!?」ドシーン
弟「…なにやってんの?姉さん達」
二女「戯れだ、弟は気にするな」ハァハァ
弟「戯れで口から泡吹くの?」
長女「…」ガボガボ
三女「『ノックアウト』」
四女「ていうかネックアウトになりそうだったわよ」
長女「…っは!ここがヘブン?」
二女「なわけあるか、あんたの部屋だよ」
長女「なんか記憶がなくなってる気がする?」
二女「気のせいでしょ、じゃ私は自分の部屋に戻るから」
長女「あれー?」
弟「…寝よう」
四女「ちゃんと歯、磨きなさいよ」
弟「わかってるって四女」
四女「だから姉さんと呼びなさい!」
弟「おやすみー」
四女「ああ、もうシャツ出てる、ちゃんとしなさい」
弟「いいよ自分でやるから」
四女「やらないからやってるの…はい、できた。おやすみ」
弟「ありがと」
四女「まったく世話のかかる…ん?」
三女「『お嫁さん?』」
四女「だ、だれがアイツとラブラブ夫婦よ!」
三女「『そこまで言ってない』」
チュンチュン
弟「今日は…土曜日か」
長女「そうだよ弟くん」ガバッ
弟「うわ!?長女姉さん?なんで僕のふとんの中に…」
長女「細かいことは気にしない!そら、おきたおきた」
弟「なんで休日は早起きなんだよ…」
長女「今日はデートしたいと思います」
弟「…は?」
長女「と言うわけでレッツデート!」
弟「え、え?」ズルズル
…
二女「あれ?弟は?」
四女「長女姉さんとデートだってさ」
二女「…」
四女「二女姉さん?」
三女「『死んでる…』」
四女「いや、死んでないから。気絶しているだけ」
寝る
俺「うまい、うまい」もぐもぐ
弟1「おい、でぶどけ」
弟2「でぶ、そこのリモコンとって」
弟3「兄ちゃんそのポテチ頂戴」
俺「・・・ぐす」もぐ・・・もぐ
俺「弟1漫画読まして」
弟1「やだよ、手洗ったら?」
俺「手洗ったよ?」
弟「あ、今読んでるから無理」
長女「ほらほら弟くん、こっちこっち!クレープ食べよ!」
弟「ちょ、ちょっと待ってよ姉さん」
長女「だめだめ待たないよ~クレープが私を呼んでいる!」
弟「ぬわー!」
二女「ああっ!弟が転けそうなのにあのニートは!」
四女「なんで私はこんなことを…」
三女「『尾行中』」
長女「クレープクレープ」
弟「姉さんお金無いのか…」
長女「弟くんのお金で食べるクレープは美味なのです」
弟「はぁ…結構高いし…」
長女「む、そんな落ちこむ時には甘いものなのだー」
弟「むがっ!?」モグモグ
長女「美味しい?」
弟「う、うん」
長女「良かった」ニコッ
二女「か、間接き、きききキスを」ワナワナ
四女「クレープ美味しいね、三女姉さん」モグモグ
三女「『もずくとかあきらかネタだけどね』」モグモグ
長女「次はここだー!」
弟「ってここは」
長女「水着買うぞオラー!」
弟「姉さん勘弁だって恥ずかしいよ!」
長女「れっつらごー」
二女「ニートめ、弟をその胸で誘惑する気か!」
四女「…」
三女「『分けてあげようか?』」ぱよえーん
四女「同情は…いらない」
長女「じゃーん、見なさい魅なさい私のないすばでぇ」
弟「あ、う///」
長女「どう、弟くん?」
弟「あの…すごく、綺麗だよ///」
長女「え、ああ、そう///」
弟「…」
長女「…」
二女「なんかちょっといい雰囲気なんだけど…このままでは弟がニートの毒牙に!?」
四女「私はスクール水着で充分ね」
三女「『ステータスですね、わかります』」
長女「ふふ、買っちゃった~」
弟「結局僕の金かよ…」
長女「まぁいいじゃない私のないすばでぇが見れたんだし」
弟「ないすばでぇ…」ドキドキ
弟「(…なにドキドキしてるんだ!?姉さんだぞ姉さん、人間としても駄目な部類に入るのに!)」ジタバタ
長女「ははー弟くんが悶えてるー」
弟「うう…」
長女「でも綺麗なんて嬉しいこと言ってくれるじゃない、お礼に…」
弟「へ?」チュ
長女「…へへ///お姉ちゃんのファーストキッスだぞ、大事にとっておけ!…じゃ、先に帰ってるから」タッタッタッ
弟「…え?」
二女「離せ!離せ!弟が弟がニートに!!」ジタバタ
三女「『鉄拳制裁』」ジタバタ
四女「落ち着いて二人とも!うう…あのバカのせいで私まで苦労してるじゃない!」
家
弟「……」
長女「~♪」
弟「……」
長女「弟くんの唇柔らかかったなー」
弟「!」ガシャーン
長女「へへー弟くん可愛い♪」
弟「うう…からかわれてる」
二女「ちきしょー!やけ酒だー!」
三女「『飲むぞー!』」
四女「はいはい、オレンジジュースね」
二女「迂闊だった…大丈夫だろうとタカをくくっていた…」
四女「まぁいいじゃない、小さい頃からチューなんてしてたんだし」
二女「やってたと言ってもみんなほっぺたとかだったんだぞ!…それなのに」
四女「え!?そうなの!?」
二女「…その反応」
四女「い、いや本当に小さい時だったし、まだアイツが生意気じゃなかった頃の話で…」
二女「問答無用!卍固め!」ギリギリ
四女「にぎゃあっ!痛い!痛い!」
長女「日曜日ー日曜日ー本日は日曜日ですー」
弟「長女姉さん朝からうるさい…」
長女「むー起きないとチューするぞー!」
弟「なっ///」ガバッ
長女「おはよー」ニコッ
弟「お、おはよう」
二女「あ、弟おはよ…」
長女「むにーんだっこー」
弟「重いって長女姉さん!」
長女「嬉しいくせにーおぱーいだよおぱーい」
弟「なっ///」
二女「…九頭龍閃!」ザシュッ
長女「Gペンすげぇ!!」バターン
三女「『おはよう、弟』」
弟「おはよう三女姉さん」
三女「『長女姉さんは?』」
弟「ああ…二女姉さんに」
三女「『二重の極みか』」
弟「不正解、九頭龍閃」
三女「『しまったー!』」
四女「あーだるい…」
弟「おはよう、四女」
四女「ああ、おはよう弟…」
弟「…あれ、おかしいな?大丈夫か?」
四女「別に大丈夫よ」フラフラ
弟「いや、フラフラしてるじゃん…風邪?」
四女「風邪なんかじゃ…な、い…」バターン
弟「おい!?大丈夫か!?二女姉さーん!!」
四女「はぁはぁ…」
二女「38.2度…完璧に風邪だな」
長女「まったく私は風邪なんてひいたことないよー」
三女「『ヒント、馬と鹿』」
二女「まったくこれだからニートは…昨日外に出たせいかな?」
弟「え?昨日外にいたの?」
二女「しまった」
二女「しかし困ったな…私は昨日サボったせいで今日は1日カンヅメだし…」
長女「ふふ…ここは私が」
二女「おかゆの作り方言ってみな」
長女「まずお米を洗濯機に…」
二女「三女は今日大丈夫か?」
三女「『部活、休もうか?』」
弟「いいよ、俺がやるから三女姉さん行ってきて」
二女「ごめんね、弟…ニートが使えなくて」
長女「…で、次にオーブンで三時間」
四女「はぁ…はぁ…なんであんたが…」
弟「三女姉さんは部活、二女姉さんはカンヅメ、長女姉さんは…」
四女「…それはわかってる」
弟「まぁ、ポカリ飲んで寝てれば治るって…はい、濡れタオル」
四女「あ、気持ちいい…」
弟「なんかあったら言いなよ」
四女「…まぁせいぜい悪化しないように協力しなさい」
弟「はいはい」
四女「…喉渇いた」
弟「はい、ポカリ」
四女「…くーがいい」
弟「風邪の時なんてなに飲んでも一緒だよ」
四女「くーがいいのー!」
弟「はぁ…仕方ないなぁ行ってくるよ」ガシッ
四女「…行っちゃや」
弟「どうしろと」
四女「…暇」
弟「はい、無限プチプチ」
四女「…」プチプチ
弟「…」バヨエーンバヨエーン
四女「…何やってるの?」プチプチ
弟「ぷよぷよ」
四女「ずるい!」
四女「…」モジモジ
弟「…どうした?」
四女「なんでも無いわよ、バカ…」
弟「そ」
四女「…うぅ」モジモジ
弟「おい大丈夫か?」
四女「と…トイレ…」モジモジ
弟「あぁもう早く言えよ!ほら、おんぶ!」
四女「言えるわけないでしょばかぁ!」
四女「熱い…汗ぐしょぐしょ…」
弟「仕方ないなぁ…準備するから服脱いでてね」ガチャ
四女「へ?」
四女「…まぁ風邪だから仕方ないしね…一回見られてるし…いや別に見せたいわけじゃ」
ガチャ
四女「お、弟!まだ心の準備が…」
長女「おらー脱ぎやがれー!」
四女「…」
長女「あれ?なんで滑ってるの?」
弟「長女姉さんいて助かったよ」
四女「…チキン」ボソッ
弟「え、なんか言った?」
四女「なんにも…」
弟「そういえばさ」
四女「ん?」
弟「なんでバイトしてるの?」
四女「…プレゼント買うためよ」
弟「ふーん…って彼氏いたの!?」
四女「違うわよ」
弟「じゃあ誰だ?」
四女「はぁ…あんたって本当にバカね」
弟「?」
四女「…」うつらうつら
弟「寝なよ、汗かいた方がいいんだから」
四女「言われなくても…寝るわよ…」
弟「おやすみ」
四女「待って」ガシッ
弟「なに?」
四女「そ…の、不安だから…ぃ…ょ///」ゴニョゴニョ
弟「聞こえないよ」
四女「だから…そばにいなさいよ///」
弟「…ははっ」
四女「わ、笑うなぁ!」
弟「まったく、世話のかかる姉さんだなぁ」ニコッ
四女「…え?今なんて…」
弟「はい、早く寝る」
四女「ちょ…もう一回言いなさいよ!」
次の日
四女「治った!」
三女「『そして』」
弟「風邪ひいた…」グッタリ
二女「弟ぉおおお!死ぬなぁあああ!」
四女「まったく、馬鹿ね、あんたまで風邪ひいてどうするのよ」
弟「四女が治ったからそれでいいの」
四女「だから姉さんと…まぁいいわ」
四女「今度は私が治るまで付き添ってやるんだから、覚悟しなさいよ!」ニコッ
弟「あー寒い、学校だるいー」
四女「何言ってんの、もう風邪も治ったでしょ」
弟「冬はありとあらゆることが辛い、おはよー」
友「おは、相変わらず仲いいな」
四女「あら、そう?」ニコニコ
友「…あれ?」
弟「さぶ…まったくパンくらい自分で買えよ長女姉さん…あれ?三女姉さん?」
チャラ「可愛いねwwww一緒に遊ぼうぜwwww」
三女「…」フルフル
チャラ「何?喋れないのwwww」
三女「…」キッ
チャラ「まぁいいやいくべwwww」
弟「ちょっと止めてください、嫌がってるでしょ?」
チャラ「は?お前何いきなりちょっかい出してきてんだよ」
弟「この人の家族です、文句ありますか?」
チャラ「…ッチ」スタスタ
弟「…はぁ、行ってくれた大丈夫?三女姉さん」
三女「…」コクリ
弟「紙は?切れちゃった?」
三女「…」コクリ
家
弟「二女姉さん…三女姉さんがまた」
二女「あー、そろそろ紙切れたからなー…まだ喋れるようにはならないか」
弟「仕方ないけどね…」
長女「ん、どったのー?」
二女「ああ、三女の話だ」
長女「三女ちゃんまたなんかあったの?」
弟「うん」
長女「…むぅ、やっぱり治らないかー」
二女「人間不信というかねぇ、母さんとなら喋れてたのに…」
弟「まだマシになった方だって、前は僕達以外に筆談もできなかったし」
二女「ゆっくり治すしかないか」
三女「『弟、感謝する』」
弟「いいよ、三女姉さんになにもなくてなにより」
三女「『おっぱい揉む?』」
弟「遠慮します」
三女「『今なら普段の二倍柔らかいよ』」
弟「どういうシステム!?」
寝る、蝶・寝る
弟「…ねえ三女姉さん」
三女「『なんだいboy』」
弟「まだ、喋れない?」
三女「『見つめあ~うと~』」
弟「素直に~…じゃなくてさ」
三女「『無理』」
弟「ですよねー」
三女「『ごめんね』」
弟「ううん、いいんだよ僕のほうこそ変なこと言ってごめんね」
三女「『弟くんは優しいな』」
弟「普通だよ」
三女「『…てなことを昨日言われたので特訓』」
三女「『人間、恥ずかしいと思うと意識せずとも声が出る』」
三女「『私、下着姿。弟、登校中。私、見せる、恥ずかしい、声出る』」
三女「『皆さまの期待する甘いボイスが出ると予想』」
三女「『そろそろ寒さがキツくなってきた、まだか弟くん』」
三女「『弟くんが来ました』」
弟「寒い…」
三女「『私はもっと寒いです、では突撃』」バッ
弟「あれ?三女ねえ…さぁああああああああああん!!??」
三女「…」ガクブル
弟「なにやってんの!?服!服!」
三女「『よく考えたら裸見せてた、効果なし、失敗』」ガクブル
弟「どういうこと!?」
弟「はぁ…はぁ…疲れた…」
四女「私が通りかかって良かったわね…はぁ…はぁ…」
三女「『四女ちゃん、このジャージキツい、主に胸元』」
四女「…」
弟「…ステータスだよ」ポン
四女「ばかぁ!!」ウルウル
三女「『他に声を上げる手段…』」
三女「…」たゆん
三女「『揉む?』」
三女「…」モミュン
三女「…」モミモミ
二女「な…三女のやつ、これ以上大きくするつもりなのか!?」ガーン
三女「『三時間揉みしだいたが効果無し、失敗』」
三女「『長女姉さん、声出る方法知ってる?』」
長女「ん~、悪者にさらわれた時とか?」
三女「『悪者…』」
チャラ『あばばばばば』
三女「『ぴーんときた』」
チャラ「ったくなんかイライラすんな…お、あれは…」
三女「『さらえ!』」
チャラ「チャ~ンス…なのか?」
弟「ん、三女姉さんからメール?」
三女メール『さらわれた』
弟「…は!?」
三女「…(声出なかった)」
チャラ「まさかそっちから誘うとはなwwwwじゃ、さっそく…」
三女「『帰る』」
チャラ「…は?」
ちょい落ちる
チャラ「ふざけんな!」ドンッ
三女「…!」
チャラ「ここまで来ておいて、タダで帰れると思うな」
三女「『最初に言った、協力して』」
チャラ「知るかよ、こちとら女つかまらなくてイライラしてたんだ、やることやらねえとな」ゴソゴソ
三女「…っ(誰か…)」
弟「ちょっと待ったぁ!」
チャラ「な!?お前は」
弟「はぁ…はぁ…GPSすげぇ」
弟「はい、うちの姉さん返して」
チャラ「タダで返せるか!」バキッ
弟「ぐっ!」ドタッ
三女「!」
チャラ「こんなふざけた話があるか!」ドカッ
弟「ぐっ!」バタリ
チャラ「陰鬱な女についていったらいきなりおあずけ?なにこの新しい詐欺!?」
弟「…っだから、それは悪かったって」
チャラ「悪かったじゃ遅いんだボケェ!」バキッ
弟「うっ!」
チャラ「もうこちとらギンギンでヘヴン状態なんだよ!」
弟「だから本当に…」
チャラ「いやイラつく、イラつくイラつく殴らせろ!」バキッ
弟「ぐっ!」
三女「ッ!」
チャラ「…にしてもお前の姉さん喋らないな」
三女「…!」
チャラ「弟がブン殴られても喋らないとかwwwwどんだけ鬼なんだよwwww」
三女「…」プルプル
チャラ「泣き出すとかwwww興奮するじゃねぇかwwww…さっさと潰して楽しむか」バキッ
弟「ぐっ…どうしても許してくれない?」
チャラ「当たり前だろwwww」
弟「じゃあ俺も許さない、家族でもないくせに姉さん馬鹿にするなよ」
チャラ「へぇ…何してくれんだよ?」
弟「こうする…二女姉さぁああああん!」
チャラ「あ?」
ガシャーン
二女「お嬢様ー!…じゃなくておとうとぉおおお!大丈夫か?」
弟「あいつに殴られた、助けて」
二女「…貴様」ゴゴゴゴ
チャラ「…俺悪くねぇえええ!!」
二女「問答無用!三倍界王拳!」フルボッコ
三女「…」
弟「大丈夫?変なことされてない?」
三女「…」コクリ
弟「良かった…」
三女「『ごめんなさい』」プルプル
弟「…あんまり焦らないでもいいんだよ」
弟「喋れても喋らないでも、俺は三女姉さんが好きなんだし」ニコッ
三女「!」
弟「…帰ろっか?」
三女「…!」コクリ
二女「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
チャラ「ぎゃあああああ!」
三女「(喋るのが怖かった)」
三女「(せっかく言葉を放っても、自分の気持ちが伝わらないかもしれないから)」
三女「(文字はいい、変わりに気持ちを示してくれる。私の変わりに文字が答えてくれる。たとえ伝わらなくても、心の芯まで傷つかないでいれるから)」
三女「(けど…どんなに傷ついてもいい)」
三女「(この思いだけは自分自身で伝えたい)」
弟「早く帰ろ?」
三女「…ぉとうと」
弟「!!」
三女「だいすきだよ」ニコッ
三女「『次の日』」
弟「三女姉さん、おはよう」
三女「『ハロー』」
弟「喋らないの?」
三女「『こっちの方が楽』」
弟「三女姉さんらしいね」
三女「『好きって言ってほしいの?』」
弟「な///」
三女「『冗談だぞ、少年』」ニコッ
二女「ぁああああ!!〆切〆切〆切〆切!!」ガリガリガリガリ
弟「…二女姉さん相変わらず大変そう」
長女「もちうめー」ウニョーン
弟「…」
長女「あれ?弟くんの視線が突き刺さるよ?」
二女「ふぅ…疲れた…」
弟「お疲れ様、肩揉むよ」
二女「弟ぉ、お前は本当に良い子だなぁ…」チラッ
長女「むがー!顔にもちがー!」ゴロゴロ
二女「…頭痛い」
弟「僕も」
四女「二女姉ちゃん、今日の夕飯どうする?」
二女「私買いに行ってくるから待ってて」
三女「『二女姉さん、下着キツくなってきた』」
二女「あぁ、新しい下着買っておいてある、タンスの上」
長女「二女ちゃーんポテチどこー?」
二女「テレビいりコンソメなら冷蔵庫の横」
弟「…大変そうだなぁ」
二女「…ああ、編集者さん?原稿もう少し待ってもらえますか…ええ、すみません…」
弟「…うーん」
四女「どうしたのよ?」
弟「二女姉さん大変そうだなーって」
四女「そうね、せめて1日くらい休めたら…」
弟「…そうだ!」
四女「ん?」
二女「…う、寝てた…原稿仕上げないと…」ムクッ
二女「あれ?…ペン入れからベタにトーン…背景まで終わってる?…てか完成してる」
四女「今日は二女姉ちゃんにお休みをプレゼントよ」
二女「え?」
三女「『発案、弟。睡眠薬、四女。実験台、長女。原稿仕上げ、私』」
長女「すかぴー」スヤスヤ
二女「あんた達…」
四女「好きなことやってね」
三女「『いつものお礼』」
二女「そうね…じゃあ」
二女「ふふ、弟とデート♪」
弟「本当にデートなんかでよかったの?」
二女「弟とのデートがいいの」ニヘラ
三女「『今ごろいちゃいちゃタイムですね』」
四女「今日くらいはねー」
長女「むにゃ…駄目だよいすらふぇるー」スヤスヤ
二女「映画みよう!弟!」
弟「えーと…」
恋愛「恋空~世界の中心で私の頭の中のケシゴムが叫ぶ~」
アニメ「創聖天元エヴァンゲリダムオンセブン」
Rー18「喘ぐ姉」
弟「…恋愛とアニメ、どっちがいい?」
二女「アニ…恋愛」
弟「今日くらい我慢しない方がいいよ、アニメね」
二女「…うん!」
三女「『弟はリードできてるかな?』」
四女「いつも通りチキンよ」
長女「がぎえるがー!がぎえるがー!」スヤスヤ
寝る、蝶・寝る
お前たち妹を愛でろ
二女「あの展開は熱かったなぁあ!」
弟「だね」ニコニコ
二女「(…はっ!このままじゃ普段と一緒…大人の余裕を見せないと)」
二女「こほん…じゃそろそろお昼にしよ」
弟「わかった」
三女「『三女姉さん張り切りすぎないといいけど』」
四女「裏目に出るタイプだからね」
長女「れりえるー」スヤスヤ
…
二女「ここのイタリア料理美味しかったな」
弟「そうだね、そろそろ行こうか」
二女「あ、ここの支払いは私が」
店員「6300円でーす」
二女「えと…あ、しまった財布を家に…」
弟「はい、ちょうどで」
店員「あじゅじゅしたー」
二女「う…すまない弟!…家に帰ったら必ず」
弟「いいんだよ、今日くらいは甘えてって…というか元は二女姉さんが頑張って稼いでくれたお金なんだし」
二女「あ、ありがとう」
弟「いえいえ」
三女「『弟の資金は大丈夫か?』」
四女「虎の子のお年玉持ってったし大丈夫なんじゃない?」
長女「まてりえるー」スヤスヤ
>>566
三女「『二女姉さん
で、変換お願い
二女「ゲームセンター…」
弟「よろっか」
二女「うん!」
二女「昇竜拳!」
弟「なんの!ヨガファイヤー!」
二女「あっ!やったな!」
弟「負けないよー」
二女「ふふん私の圧勝だったな」
弟「叶わないなぁ」
二女「…」ピタッ
弟「ん?このぬいぐるみ欲しいの?」
二女「う…うん///」コクリ
弟「ちょっと待ってて」チャリーン
弟「そらっ」ウィンウィン
二女「おお!」
弟「はい、とれたよ」
ヌイグルミ「ナデナデシテー」
二女「…あの…そのー」
二女「あ、ありがと///」
弟「どういたしまして」
夜
二女「綺麗…」
弟「本当は夜景の見えるレストランとかがいいんだろうけど、学校の屋上なんかでごめんね?」
二女「ううん、最高よ」
弟「…あんまりさ、自分一人で背負わないでよ」
二女「…私はみんなの母親代わりなんだ、そんなの無理よ」
弟「…」
二女「今日は楽しかったよ…慣れないオシャレして、似合わない綺麗な服を着て…けどもう充分、明日からはお母さんにならないと」
弟「…けどさ、思ったよ」
二女「なに?」
弟「今日の二女姉さん見てさ、やっぱり二女姉さんも女の子だって」
二女「…な///」
弟「映画で感動して、料理で喜んで、ゲームでハシャいで…可愛い可愛い、女の子だった」
弟「母親代わりなんだから、母親じゃなくていいんだよ。二女姉さんは姉さんなんだから…」
弟「俺の自慢の姉さんなんだからさ」ニコッ
二女「///」ドキッ
弟「もっと甘えてよ、もっと楽してよ、もっと頼ってよ」
弟「家族なんだから」
二女「…そっか、そうだな!」
二女「ありがとう、弟。なんか吹っ切れたよ」
弟「良かった」
二女「そんな弟の素敵なプレゼントにお返し」チュッ
弟「!?」
二女「…へへ、あげちゃった、私の初めて///」
弟「///」
三女「『レム睡眠中』」スヤスヤ
四女「…ばかぁ」スヤスヤ
長女「…あれ?もう夜?」
三女「『次の日』」
二女「おはよー担当」
担当「おはよう、なんか今回の原稿、絵のタッチ違うわね」
二女「んー、そう?」
担当「…あんた、なんか綺麗になった」
二女「んー…そう?」ニヤニヤ
担当「中身はそのままか」
長女「なんで私が料理をー!?」
弟「二女はみんなのために、みんなは二女のために」
四女「いやぁ!掃除機がスカートにぃ!!」
三女「『賑やかになったなぁ』」
長女「むー筋肉痛だよぉ…」
弟「なんで米を研いだだけで筋肉痛になるんだよ…」
長女「お姉ちゃんはか弱いんだぞー揉みやがれー!」
弟「はいはい」モミモミ
長女「あんっ///…どこ揉んでるのよぉ…」
弟「いや、肩だよ」
三女「『弟ーどこー』」
三女「(やっぱり声出さないと駄目だな…)」
三女「…ぉ…ぉお…」プルプル
三女「…」バタン
弟「三女姉さん倒れたんだって?」
四女「うん、酸欠らしいよ」
飯おち
長女「…もうすぐだねぇ」
二女「あぁ、クリスマスイブだな」
三女「『そして』」
四女「あぁっ!あんた私のしゅーくりーむ食べたわね!」
弟「悪かったって、ちょ勘弁!」
二女「…あの二人の誕生日か」
四女「いらっしゃいませーパン屋、ホムンクルスへようこそ」
弟「頑張ってるねー」
四女「…なんだあんたか」
弟「四女のおすすめはー?」
四女「だから姉さんって呼べ!…そこのルリヲヘッドパン」
弟「何味?」
四女「ママの味、というかママのできそこないの味」
四女「…どう?」ドキドキ
弟「めちゃくちゃうまい」
四女「…そ」ホッ
主人「あら四女ちゃん考案パン、喜んでもらってよかったねー。彼氏?」ニコニコ
四女「なっ///…ち、違います!」
長女「むー…時間が無いなぁ」
二女「ニートのくせに何言ってんのよ、誕生日まであと少しなんだから、準備手伝いなさい」
三女「『わっか』」
二女「流石三女は手先が器用ね…」
長女「でけたー!」
二女「…芋虫?」
四女「あ、そうだ主人さん」
主人「んー、そういえば今日か」
四女「はい、今までありがとうございました」
…
弟「やめたの?」
四女「うん、もう目的のものは買えたから」
弟「プレゼントねー…やっぱり彼氏だろ?」
四女「だったらよかったんだけどね…」
弟「…友?」
四女「…はぁ、あんたは本当に馬鹿ね」
風呂おち
クリスマスイブ
三女「『誕生日』」
二女「おめでとー!!」
弟「ありがとー」
四女「ありがとう」
二女「さぁ、火、消して」
弟&四女「ふー」
フッ
三女「『ハッピーバースデー』」
二女「はい、プレゼント」
三女「『ふぉーゆー』」
弟「二女姉さんは時計!ありがとう」
二女「ペアルックよ、仲良く付けなさい」
四女「三女姉ちゃんは…私達の似顔絵!」
三女「『合わせると一枚絵になる』」
長女「ちきんうめー」もしゅもしゅ
二女「…」
三女「『長女姉さん、プレゼントは?』」
長女「あ、えーと…何でも言うこと聞きます券ー」
弟「…あ、ありがとう」
四女「う…嬉しい」
長女「えへん」
二女「…お前、悲しいな」ポン
長女「うみゅ?」
…
長女「…そろそろ終わりね」
二女「ん、そうだな、仕事してくる」
三女「『私、片付けしてくる』」
弟「ありがとう、姉さん達」
四女「ねえ、弟」
弟「なに?四女」
四女「だから姉さんと呼…まあいいわ。…私の部屋に来てくれる?」
四女「うぅ…」
弟「どうしたの?」
四女「ちょ、ちょっと待ちなさい…心の準備があるのよ…」
弟「お、おお…」
四女「先に…はい、プレゼント」
弟「え?プレゼント?」
四女「そうよ///」
弟「ネックレスか、ありがと…まさかこのために?」
四女「やっと気づいたの?あんたって本当に馬鹿ね…」
弟「うぅ…当たってるだけに」
四女「まぁ、それはいいのよ…今日は言いたいことがあるの」
弟「言いたいこと?」
四女「あの…あのね、私…」
四女「あなたのことが好きみたい///」
寝る、蝶・寝る
ええい、長女のターンはまだか!!
弟「…は?」
四女「だからっ…あんたのことが好きなの!」
四女「私だって姉弟でおかしいと思ってるわよ!けど…どうしたらいいかわかんないの」
四女「あんたといると嬉しくなったり切なくなったり、色々とぐちゃぐちゃになって抑えきれなくなるの!」
四女「なんとかしなさいよ…ばかぁ」ウルウル
弟「…僕は」
三女『だいすき』
二女『弟』
長女『弟くーん』
弟「ごめん…四女姉さん」
四女「ふぇっ…」
弟「僕は四女姉さんの思いにこたえられない」
四女「なんでよ…なんでこんな時だけ姉さん扱いするのよ…ばかぁ…ずるいよぉ」ポロポロ
弟「ごめん」
弟部屋
弟「…」
長女「どーん、お姉ちゃんとうじょー!」
弟「…ああ、長女姉さん」
長女「もうすぐクリスマスイブも終わるねー」
弟「うん」
長女「…弟くん、お姉ちゃんのとっておきの秘密教えてあげる」
弟「…秘密?」
長女「お姉ちゃんねー実は…」
長女「神さまだったのですー」バーン
弟「…は?」
弟「姉さん、病院行こう」
長女「馬鹿にするなー!…お姉ちゃんはね、本当の家族じゃないんだよ、人間でもない神さまなの」
弟「…でも一緒にいた記憶は」
長女「それは嘘なの弟くん、思い出させてあげる」パアァ
弟「…!?なんでだ?長女姉さんとの記憶が…」
長女「一年前のクリスマス以前の記憶が無いでしょ?」
弟「…」コクリ
長女「あなた達姉弟はみんな心のどこかで自分にストッパーをかけてた。で、神さまである私が徐々に治していこうかと思って、家族になりました」
弟「…本当に?」
長女「本当に。けど、心のストッパーは弟くんがスピード解決しちゃった、二女ちゃんは女の子になったし、三女ちゃんは喋れるようになったし、四女ちゃんは…素直になった」
弟「…」
長女「あとは…弟くんだけだよ」
弟「え?」
長女「弟くんはなんで四女ちゃんを断ったの?」
弟「それは…」
長女「本当は大好きなのに」
弟「なっ///」
長女「神さまだからね、隠しても無駄だよ」
弟「うぅ///」
長女「…なんで?」
弟「僕は…姉さん達が好きなんだよ」
長女「しすこん?」
弟「違う!…みんなそろった家族が大好きなんだ。もし、四女の告白を受け入れて、家族でいられる自信がないんだ」
長女「…」
弟「だから…仕方なかったんだ」
長女「…弟くんのばかー!」ぺちーん
弟「痛いです!?」
長女「弟くんは善人にでもなったつもりかばかやろー!」
弟「な…」
長女「姉ちゃんはなぁ…一番短い姉ちゃんだけど…弟のことなんてまるわかりなんだからなぁ!」
長女「二女ちゃんみたいに、強がらなくていいんだよ。三女ちゃんみたいに、臆病にならないんでいいんだよ。四女ちゃんみたいに…素直になればいいんだよ」
長女「弟くんは神さまの弟くんなんだから、失敗を恐れてどうするの、失敗してもいいじゃん!」
長女「難しく考えなくてもいいんだよ、やりたいように、肩の力抜いていこう」ニコッ
弟「…でも」
長女「でもじゃなーい!弟くんはもっと甘えろー!」抱きっ
弟「ちょ///」
長女「んーもふもふ…もっとさ、家族とかよりも最初に自分のこてを考えなよ、人間的に、弟的に、神さま姉ちゃんそう思う」
弟「長女姉さん…」
長女「…もう、大丈夫みたいだねー」
弟「うん、ありがと」
長女「じゃあ」
長女「さようならになっちゃった」ニコッ
弟「は?」
長女「神さまの役目は終わりました」
弟「ちょっと待ってよ…」
長女「もうすぐ私、お姉ちゃんじゃなくなっちゃうんだ弟くん」
弟「そんな急に」
長女「ありがとうね弟くん。私、楽しかった」
長女「家族って温かいんだね、初めて知ったよ」
弟「待ってよ長女姉さん!」
長女「…ごめんね」
弟「嫌だよ!長女姉さんだって僕の姉さんなんだ!ずっと一緒にいて欲しいよ!」
二女「そうだぞニート!」ガチャ
長女「え!?二女ちゃん」
三女「『話は全部盗み聞きさせて貰ったよ』」
四女「長女姉ちゃんも私達の家族なんだからっ…勝手に行くなんて許さない!」
弟「みんなが長女姉さんにいて欲しいんだよ…みんなの姉さんに」
長女「みんな…」
姉「けど…帰らないと」ファア
姉「二女ちゃんはオシャレするようにね」
二女「な///」
姉「三女ちゃんはもっとお喋りするように」
三女「…はい」
姉「四女ちゃんは…弟くんを幸せにね」
四女「え!?」
姉「弟くん」
弟「長女姉さん…」
姉「大好きだよ、ばいばいっ!」フッ…
弟「…」
二女「…なんか最初から最後まで周りを引っ掻き回した姉さんだったな」
三女「…」コクリ
四女「…よっし!私達もしんみりしていられないわ、姉さんの言うことをしっかり守る、姉さんの家族だもの」
弟「素直に…ね」
弟「四女」
四女「ん?…ばかね、さっきのは嘘に決まって…」
弟「遠回りしてゴメン、僕も大好きだよ」
四女「ふぇっ///」
弟「家族としても恋人としても」
四女「…///」
弟「これからもよろしく」
四女「ばかぁ…なんでそんなに私を泣かせるのよぉ…」ポロポロ
二女「…はぁ、やっぱりか」
三女「『悔しい』」
二女「そうだな…けど、家族の幸せだもん、私も幸せよ」
三女「『涙目だよ』」ウルウル
二女「三女もね」ウルウル
クリスマス
長女「コタツさいこー」
弟「…なんでいる!?」
長女「まぁまぁ、弟くんもコタツはいりなよー」
弟「僕これから四女とデートなんだけど…」
四女「長女姉ちゃん!?なんで!?」
長女「またやっかいな心の暴走がおこりそうでさー」
二女「弟がデートかぁ」ゴゴゴゴ
三女「『デート』」ドドドド
弟「あぁ…」
長女「まぁ、これからもよろしく。あと私も諦めてないからー」
四女「!?…わ、渡さないわよ!!」
弟「はぁ、また大変になりそう。…よろしくね、長女姉さん」
長女「…へへ///安心したらお腹すいたー」
長女「弟くーん、パン買ってきて」
三女「『第一部、完』」
寝る、蝶・寝る
妹欲しい
スレタイで長女ルート期待してたのにごらんの有様だよ!!!!
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 17:27:15.24 ID:F/H7dA0/O
立て
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/12/02(水) 17:32:25.63 ID:F/H7dA0/O
キョン「な…DM?」
古泉「まさか涼宮さん、デュエルマスターズのことですか?」
ハルヒ「そう、それよそれ、デュエルマスターズ!」
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