弟「お姉ちゃんの学校での事とか、あんまり聞いた事ないから、なんとなくー！」

姉「…できてたらどうする？」

弟「……ちょっと悲しい……。」

姉「…もし、校内１のイケメンと私が付き合ってたら、どうする…？」

弟「…ちょっと嫉妬しちゃうかも……。」

姉「…ふむ。」

姉「そういえば今夜の晩飯ってなんだ？弟。」

弟「生姜焼きだよ、お姉ちゃん。」

姉「そうか、ありがと。」

弟「………。」

姉「………。」

弟「…居ないんでしょ、彼氏。」

姉「……っ。」

姉「…ど、どういう根拠で…？」

弟「知ってるよ、お姉ちゃんのクラスってほとんどの人達が付き合ってるんでしょ？」

弟「…それで、この歳で彼氏が居なくて、恥ずかしいから――」

姉「あぁっ！！なんか急に、走りたくなってきた！！」

姉「悪い、弟。私は少し走ってくる！帰ってくる頃にはベーコンエッグの話でもしよう！さらばっ！」ｽﾀｯ

弟「別に悪い事じゃないよ、お姉ちゃん！」

弟「僕の前だけでも見栄はろうとしたお姉ちゃん、可愛かったし！」

姉「……っっっっ！！！」ｶｧｧ

姉「ば、ばーか！ばーかっっ！！」ｶﾞﾁｬｯ　ﾊﾞﾀﾝッ

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

弟「おかえり、早かったね！」

姉「……た、ただいまっ……。」

弟「さては、普段全然運動してないから、途中でバテてあきらめて帰ってきたんでしょっ！」

姉「っっっ…！！そそそそそ、そんな事ないしーー！！ちゃ、ちゃんと完走してきたしーーっ！！」

姉「わ、私のほどの腕前だと速すぎて、あきらめて帰ってきたように見えるんですーっ！ですっー！！」

弟「…強がん無くてもいいのに」

姉「強がってないですっー！！マジで楽勝だっただけですっー！才能あふれるだけですっー！」

弟「…そうなんだ」

弟「お姉ちゃんが、クタクタに疲れて帰ってくると思って、さっきすぐそこでジュース買ってきたのになー」

姉「……っ…ｺﾞｸﾘ」

弟「すぐ冷蔵庫に入れたから、キンキンに冷えてるのになー。残念だなー…。」

姉「…じ、実は、途中であきらめて帰ってきた！…正直、ちょっと妥協した！」

弟「…やっぱりそうなんじゃん。」

姉「私が悪いんじゃないっ！あの体力削りの坂が悪いんだっ！」

姉「よし、じゃあ約束通りにジュースを頂く！」ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ

弟「僕も実を言うと僕も嘘ついてた。」

弟「実はジュースなんか買ってないんだ、めんどくさいし。」

姉「………。」

弟「ごめん、ちょっと辛かった。」

姉「うわぁぁぁぁぁっっっ！！！！ふざけんなよっ、弟ぉぉぉぉ！！！」

姉「私の純情を弄びやがってええええっっっ！！！！うわぁぁぁぁぁぁぁっ！！！」

姉「あぁ……、私の、コーラがぁぁ……。ぁぁぁっ……。」

弟「…へこみ過ぎだよ。」

弟「そのかわりふともも、マッサージしてあげるから機嫌良くしてよ、お姉ちゃん。」

姉「…コーラの恨み……一生忘れんぞ……弟よ……。」

弟「…なんか怖いよ、お姉ちゃん……。」

弟「ここ？」

姉「んー……もっと下ー……。」

弟「…じゃあ、ここっ？」

姉「あぁ……そこそこ……。きもちぃぃぃ……。」

弟「コーラの恨みはー？」

姉「…へ？何が…？あぁ、気持ちいいから頭がまわらないぃ……。」

弟「…一生どころか、一時間も覚えてられなかったね……。」

姉「…んー、なんか言ったかぁ……？」

弟「…何もぉ」

姉「そうか、それでよしっ。」

姉「じゃあ次はふくろはぎを頼むー。」

弟「えー…？まだするのー？」

姉「してくれないと、拗ねてここでそのまま寝る。」

弟「…毎回、運ぶ僕の気持ちにもなってよ……。」

姉「んー……、もういいぞぉ……。」

弟「頼まれても、もう手が動かないよ…・…。」

弟「まさか30分も、揉む事になるなんて思わなかったよ……。」

姉「…なんかよく分からないけど、私の恨みはこんな物じゃ収まらないんだからなっ……」

姉「これでも、遠慮してやってる方なんだからなっ……感謝しろよ、なんかよく分からないけど…」

弟「…はいはい、ありがとうございますっ。」

弟「じゃあ僕は晩御飯を作ってくるね、んしょっ。」

姉「………。」

弟「…お姉ちゃんー？ここで寝ないでよー…？」

姉「………ん、んぅっ。」

弟「………。」

弟「結局寝るんじゃんっ……。」

>>1
お前女だろ

弟「まぁ、晩ご飯時には起きるだろうし……、ソファに乗せてあげようかな…。」

弟「んっ、しょっ…。」

姉「………。」

弟「…前より少し重いなぁ…。」

弟「おかしばっか食べるのがいけないんだろうなぁ……。」

姉「………。」

弟「んっ、しょっ。」

姉「………。」

弟「………。」

弟「なんだか、変な感じだなぁ……。起きてる時より少し、いろっぽく感じる……。」

弟「…黙ってれば、本当に可愛いのになぁ……。まぁ、喋ってても可愛いけど……。」

姉「………。」

兄「ただいまー。」

妹「あ、おかえりーっ！」

兄「あぁ…疲れた……。」

兄「なんか、飲み物ないか…？」

妹「んー、お茶しか無いよー。」

兄「冷えてる……？」

妹「冷えてるよー、はいっ。」ｺﾄｯ

兄「おっ、ありがと。」

妹「そういえば昨日さ。」

兄「んっ？」

妹「なんか性別が逆転してた様な気がする……。」

兄「………。」

兄「俺も、そんな気がする……。」


おしまい

>>26
理由は？

なんかスレタイの性格からめっちゃずれてしまった
句読点の所為なんだろうか、俺の力量不足なのか

最初っからこうするつもりだったけど、妙に落ち着いた雰囲気にしてしまった
申し訳ない

いや、なんか兄と妹の会話をそのまま姉と弟にしたら面白いかな、と
そんな簡単な発想でございます、はい

ちなみに俺は女じゃないぞ、ちんちん生えてるぞ
今回で書かれるの３回目なんだけど、どういう事なんだ

もしかして全部同じ奴が書いてるのか？