春香「マジック・ザ・ギャザリング?」 (247)

アイマスMTG。ルールに関しては説明無し。初出カードは説明あり。
計算他細かい所間違ってるかもしれないけど多めにみてくれると嬉しい。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379341402

千早「ええ。春香もやっていると聞いて……よければ一緒に遊べないかと思って」

春香「あ、千早ちゃんもやってたんだ。って言っても私はこの前プロデューサーさんに教わったばかりなんだけどね」

千早「そうだったの?それじゃまだ初心者ってところかしら」

春香「うん、三回くらい遊んだところで帰らなきゃいけなくなっちゃって、だから経験はそのくらい」

千早「うーん……そう、なのね。そう……」

春香「えっと……何か、まずかった?」

千早「いえ、別に悪い事は無いのだけれど……ちょっとデッキの調整をしたかったものだから」

春香「調整?」

千早「ええ。いろんなアーキタイプ……デッキの型の事ね、と戦って、足りないカードを足したり多いカードを抜いたり」

春香「あー!ひどいよ千早ちゃん!それってつまり私じゃ力不足って事でしょ!」

千早「だ、だからそうじゃなくて、なんて言えばいいのかしら……私のデッキはちょっと特別というか、ややこしい型だから」

春香「えへへ、冗談。そういう専門的な所はあんまり力になれないよー」

千早「そんな事ないわ。春香とはまだ戦った事がないし、参考になると思う。だから後で遊びましょう」

春香「いいの?」

千早「勿論。遊べる人が増えるのは嬉しいもの。……そうね、それじゃまずは春香のデッキと戦い方を見せてもらおうかしら」

春香「え、ええ!?後でって言ったのに!?」

千早「違うわ。別の誰かと遊んでいるのを見せてもらおうと思って。そうね……あの人ならいいんじゃないかしら」

春香「あの人?」

千早「ええ」

律子「なるほどね、事情はわかったわ」

春香「あの人って律子さん?」

千早「ええ。律子のデッキならそんなにややこしくないから、春香も素直に動けると思うの」

春香「そうなんですか?」

律子「まぁね。直球勝負って感じだから。……確かに初心者に千早の相手はちょっと厳しいか」

千早「手が空いていたらでいいのだけれど、少し付き合ってくれないかしら」

律子「わかったわ、デッキは持ってる?」

春香「あ、はい。サイドボードも一応」

律子「あら、サイドまで……思ったよりしっかりしてるわね」

春香「プロデューサーさんが色々アドバイスくれましたから。えへへ」

律子「……よし、それじゃあやりましょうか」

春香「あ、はい!よろしくお願いします!」

律子「そんなにかしこまらなくても。よろしくね」

千早「先手、どうしましょうか」

春香「コインでいいんじゃないかな?」

律子「じゃ、私は表で」

春香「それじゃ、裏で」

千早「投げるわね……表。春香、厳しいかもしれないわね」

春香「はぇ?」

律子「こーら、ネタバレ厳禁!じゃ、私の先手ね」

春香「あ、は、はい!」

両者マリガン無し、先攻律子

律子「メイン、山をセット。赤マナで手札からラクドスの哄笑者を解鎖して召喚」

ラクドスの哄笑者 R/B
クリーチャー―デビル
解鎖(あなたはこのクリーチャーを、+1/+1カウンターが1個置かれた状態で戦場に出してよい。
これの上に+1/+1カウンターが置かれているかぎり、これではブロックできない)
1/1

春香「うっ……!?」

春香(1ターン目から2/2!?……間に合うかなぁ)

律子「何もなければ……って、あるわけないんだけど。ターンエンド、春香のターンよ」

春香「はい!ええと……後攻だから、アンタップ・アップキープ無し、ドロー!」

千早「落ち着いて。相手の動きに惑わされないように……大丈夫よ」

春香「う、うん。メインに手札から森をセット!緑1マナで……東屋のエルフを召喚!」

東屋のエルフ G
クリーチャー―エルフ
T:森1つを対象とし、それをアンタップする。
1/1

律子「お互い理想的な立ち上がりね」

春香「はい!ターンエンドです!」

律子「それじゃ、私のターン。アンタップ、アップキープ、ドロー」

律子「……手札から山をセット。赤2マナで灼熱の槍を東屋のエルフに撃つわ」

灼熱の槍 1R
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。灼熱の槍はそれに3点のダメージを与える。

春香「あっ!?」

律子「マナも無いし対応も無さそうだから、タフネスが0になって東屋のエルフが死亡。そのまま哄笑者でアタック」

春香ライフ 20→18

春香「あぅう~……」

千早「春香、このゲームはライフが0にならない限り負けない。1点でも残っていればいいのだから……」

律子「そうそう、長期的に見なきゃね。さ、春香のターンよ」

春香「はい……アンタップ、アップキープ。ドロー」

春香「うぅ~……手札から、陽花弁の木立ちをセット。ターン、エンド……」

陽花弁の木立ち
土地
陽花弁の木立ちは、あなたが森か平地をコントロールしていないかぎり、タップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナプールにGかWを加える。

律子「アンタップ、アップキープ、ドロー。マナクリーチャーが落とせたのは良かったみたいね。メイン」

律子「……とはいえ、私も展開出来る手がなかったりするのよね。ヘリオンのるつぼを手札からセット。そのまま能力を起動するわ」

ヘリオンのるつぼ
土地
T:あなたのマナプールに1を加える。
1RT:ヘリオンのるつぼの上に内圧カウンターを1個置く。
1RTヘリオンのるつぼから内圧カウンターを2個取り除くとともに生け贄に捧げる:
速攻を持つ赤の4/4のヘリオン(Hellion)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
(それは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したりTしたりできる。)

律子「哄笑者でアタックしてエンド」

春香ライフ 18→16

春香「アンタップ、アップキープ……ドロー!」

千早(春香はこのターンから動き出せるはず……対して律子は展開しあぐねている。チャンスね)

春香「手札から森をセット!緑2マナと白1マナで……ロクソドンの強打者を召喚!」

ロクソドンの強打者 1WG
クリーチャー―象 兵士
ロクソドンの強打者は打ち消されない。
対戦相手1人がコントロールする呪文や能力があなたにロクソドンの強打者を捨てさせる場合、それをあなたの墓地に置く代わりに戦場に出す。
4/4

律子「げっ!……出たわね超レシオクリーチャー」

春香「ロクソドンの強打者はこのターン召喚酔いで攻撃できないので、そのままターンエンドします!どうぞ!」

律子「いいわね、勢い付いてきた……さて、私はどうかしら。アンタップ、アップキープ、ドロー!」

律子(手札の火力と哄笑者のダメージがあれば、強打者を落とす事は出来る……ただ、もう4マナ。次の矢が来る可能性の方が高いでしょうね……とはいえ)

律子「……山をセット。哄笑者でアタック」

春香「強打者でブロック!」

律子「哄笑者が落ちる、と……メイン2。火柱を強打者へ」

火柱 R
ソーサリー
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。火柱はそれに2点のダメージを与える。
このターン、これによりダメージを与えられたクリーチャーが死亡する場合、代わりにそれを追放する。

春香「あっ……哄笑者の打点と合わせて4点。タフネスが0になるので……強打者は追放ですね」

律子「ヘリオンのるつぼにカウンターを乗せてエンドよ」

春香「はい。アンタップ、アップキープ、ドローします」

春香「手札から寺院の庭をタップイン、二枚目の強打者を召喚します!」

寺院の庭
土地―森 平地
T:あなたのマナプールにGかWを加える。
寺院の庭が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、寺院の庭はタップ状態で戦場に出る。

春香「エンドです、どうぞ!」

律子「タフネス4っていうのは厄介ね……アンタップ、アップキープ、ドロー!」

律子「……私、嵐の息吹よりこの子の方が好きなのよね」

春香「はい?」

律子「手札から山をセット。赤2を含む5マナ!雷口のヘルカイトを召喚!」

雷口のヘルカイト 3RR
クリーチャー―ドラゴン
飛行
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したりTしたりできる。)
雷口のヘルカイトが戦場に出たとき、それはあなたの対戦相手がコントロールする飛行を持つ各クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える。
それらのクリーチャーをタップする。
5/5

春香(うっ……でもパワーは5、強打者と1点しか違わない!展開力なら私のほうが上……の、はず……)

律子「そのままアタック!春香の場に飛行・到達持ちクリーチャーがいないからそのまま5点!」

春香ライフ16→11

律子「メイン2は無し!エンド!」

春香「わ、私のターン!アンタップ、アップキープ、ドロー!」

春香「平地をセット……ロクソドンの強打者でアタック!」

律子「スルーで4点!」

律子ライフ 20→16

春香「メイン2に緑含む5マナでスラーグ牙を召喚!」

律子(うわっ!)

スラーグ牙 4G
クリーチャー―ビースト
スラーグ牙が戦場に出たとき、あなたは5点のライフを得る。
スラーグ牙が戦場を離れたとき、緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
5/3

春香ライフ 11→16

千早(ここまで来たら勝ちの目は薄いわね……春香の勝ちかしら)

春香「ターンエンド!」

律子「私のターン。アンタップ、アップキープ……ドロー」

律子「山をセット。ヘリオンのるつぼの二番目の効果を使うわ。そして石大工を召喚。ヘルカイトと結魂させる」

石大工 R
クリーチャー―人間 シャーマン
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。
それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けているかぎり組である。)
石大工が他のクリーチャーと組になっているかぎり、それらのクリーチャーは「(赤):このクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。」を持つ。
1/1

律子「ヘルカイトとヘリオンでアタック」

春香(えっと……9点だから……残り7点……多分、大丈夫なはず……だよね?)

春香「通します!」

律子「ヘルカイトを二回パンプアップ。ダメージは11点ね」

春香ライフ 16→5

春香「うぅ~……残り5点」

律子「ターン、エンド」

春香「アンタップ、アップキープ、ドロー!」

春香「まず強打者とスラーグ牙でアタック!」

律子「通すわ」

律子ライフ 16→5

春香「メイン2、白を含む4マナ!手札から……修復の天使を召喚!」

修復の天使 3W
クリーチャー―天使
瞬速
飛行
修復の天使が戦場に出たとき、あなたがコントロールする天使(Angel)でないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放し、その後そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻してもよい。
3/4

千早(あっ……!春香!それは……)

春香「スラーグ牙を追放して戻します!これでライフが5点回復!」

春香ライフ 5→10

春香「ターンエンド!」

春香(これでブロッカーの確保とライフゲインを同時に!ほんと強いカードだなぁ)

律子「……春香、ちょっと迂闊じゃない?」

春香「へ?」

千早「そうね……少し、ミスをしたと言えるかもしれないわね」

春香「ほえ?」

律子「まぁ、まだ確定ではないけど……このカード、見えてる?」

“雷口のヘルカイト”

春香「……?あっ!」

千早「ヘルカイトは召喚した時飛行クリーチャーをタップする能力がある。要するに、もう1体ヘルカイトが出たら……」

春香「……握ってますか?」

律子「残念だけど無いわ。だから、まずは安心して」

春香「良かった……」

律子「だけど、デッキには確かに入ってる。後は……信じて、引くだけ」

春香(理論上はそりゃそうだけど……無い!無いはず!ここでそんな都合の良い引きなんて……!)

律子「アンタップ。アップキープ。……ドロー!」

春香(引かないで……!)

律子「……赤2を含む、5マナ!」

春香「っ!」

律子「雷口のヘルカイトを召喚!!能力により修復の天使に1点のダメージを与えてタップ!」

律子「ヘルカイト2体でアタック!」

春香「……ブロック、できません」

春香ライフ 10→0

勝者 秋月律子 モノレッドスライ

春香「……あー、負けちゃった」

千早「お疲れ様、二人とも」

律子「ありがと。……ごめんなさい、春香。正直なめてかかってた」

春香「でも負けちゃったし……」

千早「接戦だったわ。最後のケアレスはあるけれど、大きなミスも無かったと思う」

律子「そうね。引けなかったらどうしようかと思ったわ……」

千早「ヘルカイトは何枚?」

律子「2積みね」

千早「じゃあ本当に……」

律子「そ、ラッキーってこと」

春香「……」

千早「どうかしたの?春香」

春香「く、悔しい~……!」

律子「あら」

千早「でもすごく良い勝負だったじゃない」

春香「でも……でも負けちゃったし……」

律子「遊んでる間、楽しくなかった?」

春香「それは……楽しかったです。こう、かーって熱くなって」

律子「で、負けたら悔しい?」

春香「良い勝負できたのは嬉しいです。でも勝ちたかったです……」

P「じゃあ次勝てばいいだろ」

律子「あら、プロデューサー」

P「よ。声、外まで聞こえてたぞ」

春香「ええっ!?は、恥ずかしいな……」

P「熱くなるのはいいことだ。他人に迷惑かけない程度にな」

千早「……春香は、最後に自分がミスをして負けたのが悔しいのよね?」

春香「……うん。あれが無ければ勝ってたってわけじゃないけど」

P「だったら次ミスしなければいい。春香は今回“最悪”を想定しそこねて負けた。勿論引いたのはラッキーだけど、手札にある可能性だってあったわけだ」

春香「はい……」

P「でも次やったら同じミスはしないだろう。こうやって悔しい思いしたらな」

千早「ミスは誰だってするわ。春香のようにプレイングのミスだけじゃなくて、プロだってルーリングのミスをしたりする」

P「四国モッ」

律子「もう許してあげましょうよ……」

千早「けど、引き摺ってはいけない。次につなげるには、思い切り反省して、それを活かす事。ですよね?」

P「うむ。仕事と同じだぞ」

春香「あい……」

律子「それに、しつこいようだけど上手かったわよ?ちゃんとデッキも使いこなしてたしね」

春香「……律子さん!」

律子「な、何?」

春香「もう一戦いいですか!」

律子「……」

千早「ふふっ」

P「おーやれやれー」

律子「……しょうがないわね。もう1回だけよ?」

春香「ありがとうございます!……あの、プロデューサーさん、千早ちゃん、律子さん」

春香「MTGって、面白いですね!」

一時間後

春香「で、結局千早ちゃんのデッキってどんななの?」

千早「そういえば、後で遊びましょうって言ったままだったわね」

春香「うん。律子さんはお仕事だし、プロデューサーさんも忙しいみたいだから、よかったら」

千早「そうね、春香のデッキは丁度私と相性の良いデッキみたいだし……やってみる?」

千早(多分、プロデューサーの入れ知恵ね……)

春香「うん、やろうやろう!楽しみだなぁ、どんなデッキなんだろう」

千早「ふふ……ただ、気をつけてね」

春香「ん?何を?」

千早「律子と同じつもりで戦うと……大変な事になるって事。それじゃ、先手を決めましょうか」

春香「えっ?あ、表で」

千早「じゃあ私が裏……と。表ね」

春香「じゃあ先手もらうね!よろしくお願いします!」

千早「はい、よろしくお願いします」

両者マリガン無し、春香先手

春香「アンタップ、アップキープ、ドロー無し。手札から森をセット、緑でアヴァシンの巡礼者を召喚」

アヴァシンの巡礼者 G
クリーチャー―人間 モンク
T:あなたのマナ・プールにWを加える。
1/1

春香「ターンエンド!どうぞ!」

千早「アンタップ、アップキープ無し。ドロー」

千早「メイン、手札から蒸気孔をアンタップイン」

蒸気孔
土地―島 山
T:あなたのマナ・プールにUかRを加える
蒸気孔が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、蒸気孔はタップ状態で戦場に出る。

千早ライフ 20→18

春香(アンタップイン……?速攻型なのかな?)

千早「とりあえず、巡礼者に火柱。追放ね」

春香「あっ……うぅ……」

千早「エンド、どうぞ」

春香「アンタップ、アップキープ、ドロー。寺院の庭をタップイン……エンド」

千早「ふふ、マナクリーチャーは長生きさせちゃいけないのよ。そんな顔しないで?アンタップ、アップキープ、ドロー」

千早「……聖なる鋳造所をアンタップイン」

聖なる鋳造所
土地―山 平地
T:あなたのマナ・プールにRかWを加える。
聖なる鋳造所が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、聖なる鋳造所はタップ状態で戦場に出る。

千早「青含む2マナで、ボーラスの占い師をプレイ。アゾリウスの魔除けを手札に加えるわ」

ボーラスの占い師 1U
クリーチャー―マーフォーク ウィザード
ボーラスの占い師が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から3枚のカードを見る。あなたはそれらのうちのソーサリー・カード1枚かインスタント・カード1枚を公開し、自分の手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
1/3

春香(速攻って感じじゃない……あ、もしかして……)

春香「千早ちゃんのデッキってコントロール?」

千早「そうよ、戦ったことは?」

春香「プロデューサーさんも律子さんも速いデッキだったから……千早ちゃんが初めてかな」

千早「そう。感覚が違うと思うけど、落ち着いて戦えばどうにでもなるわ。心配しないで」

春香「う、うん……」

千早「とりあえず、エンドね。どうぞ」

春香「私のターン、アンタップ、アップキープ、ドロー。平地をセット、白緑含む3マナでロクソドンの強打者をプレイ」

千早「対応無し。どうぞ」

春香「えっと……ターンエンド」

千早「アンタップ、アップキープ、ドロー。手札から硫黄の滝をプレイ。エンド」

硫黄の滝
土地
硫黄の滝は、あなたが島か山をコントロールしていないかぎり、タップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにUかRを加える。

春香(なんか……クリーチャーが並ばないのって変な気分)

春香「アンタップ、アップキープ、ドロー。手札からガヴォニーの居住区をセット、強打者でアタック」

ガヴォニーの居住区
土地
T:あなたのマナ・プールに1を加える。
2GWT:あなたがコントロールする各クリーチャーの上に、+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。

千早「ボーラスの占い師でブロック」

春香「占い師が落ちて、強打者がタップ……と。ターンエンド」

千早「待って。春香のターンエンド前にアゾリウスの魔除けを撃ってカードを一枚引くわ」

春香「あ、う、うん」

アゾリウスの魔除け WU
インスタント
以下の3つから1つを選ぶ。「あなたがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで絆魂を得る。」「カードを1枚引く。」「攻撃かブロックしているクリーチャー1体を対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番上に置く。」

千早「一枚引いて……私のターンね。アンタップ、アップキープ、ドロー。断崖の避難所をセット」

断崖の避難所
土地
断崖の避難所は、あなたが山か平地をコントロールしていないかぎり、タップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにRかWを加える。

千早「ターンエンド」

春香「うぅ……なんか怖いよ……アンタップ、アップキープ、ドロー。手札から森をセット」

春香「緑2を含む5マナで、酸のスライムをプレイ……通る?」

酸のスライム 3GG
クリーチャー―ウーズ
接死(これが何らかのダメージをクリーチャーに与えた場合、それだけで破壊される。)
酸のスライムが戦場に出たとき、アーティファクト1つかエンチャント1つか土地1つを対象とし、それを破壊する。
2/2

千早「……そうね、通るわ。でもそれに対応して戦導者のらせんを撃たせてもらうわ。対象は強打者」

戦導者のらせん 2RW
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。戦導者のらせんはそれに4点のダメージを与え、あなたは4点のライフを得る。

千早ライフ 16→20

春香「あっ……でも酸のスライムの能力は使えるよね?対象は硫黄の滝」

千早「硫黄の滝を墓地に送るわね」

春香「ターンエンド」

千早「私のターン、アンタップ、アップキープ、ドロー。硫黄の滝をプレイ、ターンエンド」

春香「えっと……アンタップ、アップキープ、ドロー。緑含む5マナでスラーグ牙をプレイ」

千早「通せないわね。青青赤の3マナ、対抗変転」

対抗変転 UUR
インスタント
対抗変転は呪文や能力によっては打ち消されない。
あなたがコントロールしていない呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
超過1UUR(あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうした場合、あなたがコントロールしてない各呪文をそれぞれ打ち消す。)

春香「あぅ……じゃあ酸のスライムでアタック、ターンエンド」

千早ライフ 20→18

千早「アンタップ、アップキープ、ドロー。神聖なる泉をアンタップイン、ボーラスの占い師をプレイ」

神聖なる泉
土地―平地 島
T:あなたのマナ・プールにWかUを加える。
神聖なる泉が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、神聖なる泉はタップ状態で戦場に出る。

千早ライフ 18→16

千早「……アゾリウスの魔除けを手札に。ターンエンド」

春香「アンタップ、アップキープ、ドロー。白2を含む5マナでテューンの大天使を召喚!」

テューンの大天使 3WW
クリーチャー―天使
飛行
絆魂(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたは同じ点数のライフを得る。)
あなたがライフを得るたび、あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
3/4

千早「ごめんなさい、春香。中略、X=1で」

中略 XU
インスタント
呪文1つを対象とし、それをそれのコントローラーがXを支払わないかぎり打ち消す。これによりその呪文が打ち消された場合、それをオーナーの墓地に置く代わりに追放する。

春香「あっ!」

千早「テューンの大天使は追放されるわ」

春香「……酸のスライムでアタック」

千早「スルーで」

千早ライフ 16→14

春香「ターンエンド」

春香(なんだろう、押してるはずなのに……手応えがないっていうか……)

千早「アンタップ、アップキープ、ドロー。蒸気孔をタップイン。……そうね、たまにはアタックしましょうか。占い師でアタック」

春香「あ、うん……」

春香ライフ 25→24

千早「ターンエンド、どうぞ」

春香「……アンタップ、アップキープ、ドロー。東屋のエルフをプレイ」

千早「……通るわ」

春香「緑と無色で漁る軟泥をプレイ」

漁る軟泥 1G
クリーチャー―ウーズ
G:いずれかの墓地にあるカード1枚を対象とし、それを追放する。それがクリーチャー・カードである場合、漁る軟泥の上に+1/+1カウンターを1個置き、あなたは1点のライフを得る。
2/2

千早「厄介なクリーチャーね……でも通すわ、しょうがない」

春香「えっと、それじゃ軟泥の能力を1回起動して墓地の占い師を追放してもらおうかな」

春香ライフ 24→25

千早「わかったわ」

春香「酸のスライムでアタックして、ターンエンド」

千早ライフ 14→12

千早「エンド前にアゾリウスの魔除けでドローするわね。アンタップ、アップキープ、ドロー。聖なる鋳造所をタップイン」

千早「……ターンエンド」

春香「じゃあエンド前にセレズニアの魔除けを撃つね、騎士トークンを生成」

セレズニアの魔除け WG
インスタント
以下の3つから1つを選ぶ。「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+2/+2の修整を受けるとともにトランプルを得る。」
「パワーが5以上のクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。」「警戒を持つ白の2/2の騎士(Knight)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。」

千早「……通しよ」

春香「私のターン。アンタップ、アップキープ、ドロー。森をセット、ガヴォニーの居住区の能力を起動。自分のクリーチャーに+1/+1カウンターを乗せる」

千早「厳しいわね……」

春香「軟泥の能力を起動、自分の墓地の強打者を追放する」

春香ライフ 25→26

春香「全員でアタック!」

千早「アタックに対応して瞬唱の魔道士を召喚。対象は戦導者のらせん。そのままフラッシュバックして唱えるわ。対象は軟泥」

瞬唱の魔道士 1B
クリーチャー―人間 ウィザード
瞬速
瞬唱の魔道士が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。
それはターン終了時までフラッシュバックを得る。
そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
2/1

千早ライフ 14→18

春香「うっ……ぐぬぬ」

千早「東屋のエルフを瞬唱でブロック、スライムは通すわ」

千早ライフ 18→15

春香「ターンエンド……」

千早「アンタップ、アップキープ、ドロー。聖なる鋳造所をタップイン、エンド。どうぞ」

春香「アンタップ、アップキープ、ドロー……ガヴォニーの居住区をセット、忘却の輪をプレイ」

千早「対抗変転を撃つわ」

春香「……スライムで、アタック。ターンエンド」

千早ライフ 18→15

春香(ついに手札切れ……場はスライムが1体だけ。こんなはずじゃなかったのに……)

千早「エンド前に修復の天使をキャストするわ。対応が無ければ占い師を明滅するけれど」

春香「ん、通るよ」

千早「そう。それじゃスフィンクスの啓示を手札に加えるわ」

春香「ん……ってええ!?そんなカードあるの!?」

スフィンクスの啓示 XWUU
インスタント
あなたはX点のライフを得て、カードをX枚引く。

千早「あるのよ、何故か……使っていて強すぎないかと自分でも思うわ」

春香「けどあるものはしょうがないか……今度こそエンド」

千早「私のターンね。アンタップ、アップキープ、ドロー。神聖なる泉をタップイン。修復の天使でアタック。ターンエンド」

春香ライフ 26→23

春香「アンタップ、アップキープ……ドロー……」

春香「……」

春香「ありません」

千早「はい、お疲れ様」

勝者 如月千早 トリコロールフラッシュ

春香「……っくぁー」

千早「あの、ごめんなさい」

春香「え?ど、どうしたの千早ちゃん」

千早「だって、その……つまらなかったでしょう?こんなデッキ」

春香「ええ?」

千早「あまり殴りあったりするのは好きじゃないからこういうデッキだけど……相手の邪魔ばかりするでしょう?だから、つまらないかと思って」

春香「そんなことないよ、面白かった!プロデューサーさんや律子さんと違ってすっごい頭使ったからちょっと疲れたけどね」

千早「そう?」

春香「うん。押してるはずなのにどこでひっくり返るかわからない感じとか、じわじわ迫ってくるような感じとか……すごい怖かったけど、ゾクゾクしたっていうか」

千早「……春香は変わってるのね」

春香「そ、そうかなぁ?」

千早「でもありがとう。ルール上問題は無いけれど、上手くいかないと拗ねる人がいたりするのよ。春香はまっすぐだから、遊んでいて気持ちいいわね」

春香「えへへ……そんな風に言われると照れちゃうな」

千早「でも、まだちょっと甘いわね。今回で相手の土地を見る事をちゃんと覚えられたかしら」

春香「あ、それは途中から思ってた。何色が残ってるか見ておけば撃ってくる呪文も検討がつくもんね!」

千早「そういうことね」

春香「もう一戦!もう一戦やろうよ!」

千早「ええ、いいわよ。でも簡単には負けないから」

春香「望む所だよ千早ちゃん!」


その頃のP

P「あ、そうだ。そういやアレマジでやる?」

律子「あ、アレですか……まぁそろそろ予定調整しないとダメですね、やるなら」

P「じゃあ来週はFNM無理だなぁ」

律子「こっちでやればいいじゃないですか」

P「それもそうか。じゃあ適当に声かけて調整するかな」

律子「そうですね……デッキ調整しないと」

P「手伝うか?」

律子「今度お願いします」

今日はここまで。

春香「対戦会?」

律子「そう。テーロスの参入でスタンダード環境が変わるでしょ?だから最後にってことで」

春香「あ、スタンダードって使えるカード入れ替わるんでしたっけ」

千早「イニストラードブロックが落ちて、テーロスブロックが新たに参入ね。基本セット2013も同時に落ちてしまうわね」

律子「お陰でデッキのパーツがほぼ全部入れ替わっちゃうのよね。まぁお別れ会ってとこかしら」

春香「へぇ~、面白そうですね!」

律子「一応大会形式で、商品も出す予定なのよ」

千早「商品?」

律子「プロデューサー殿がね……出してくれるらしいのよ。モダマス」

千早「参加するわ。是非に」

春香「もだます……?」

律子「そういうパックよ。事務所のみんなに声かけてるから、まぁ気軽に参加してちょうだい」

春香「わかりましたー」

千早「とはいえ、春香はまだ経験が足りないような気もするわね」

律子「あー、そうねぇ。春香が一番後発だもんね」

春香「あれ、そうだったんですか?」

千早「ええ。少し前から他の皆もやってるのよ」

春香「そうだったんだ、知らなかった……」

律子「主にプロデューサー殿が布教して回ってね。私も手伝ったけど」

春香「じゃあちょっと不安だなぁ、せっかく出るなら勝つつもりで出たいし」

千早「だったらまた誰かに付き合ってもらって経験を積むのがいいんじゃないかしら?」

律子「そうね、相手には事欠かないと思うし。事務所内武者修行って感じかしら」

春香「ええ?大丈夫かなぁ」

千早「私もついていくし、大丈夫よ」

春香「でも、それじゃ千早ちゃんが……」

千早「いいのよ、対戦相手のデッキ視察を兼ねてるわけだから」

律子「どんだけマジなのよ」

千早「……モダンもやりたいのよ」

春香「それじゃ、時間ありそうな人探して挑んでみます!」

律子「はいはい、頑張ってねー」

春香「行こう、千早ちゃん!」

千早「ええ、誰がいるかしら」

律子「……さて。携帯取り出しポパピプペっと」

律子「あ、もしもし?お疲れ様です。デッキ調整、手伝ってくれるって言いましたよね?」

春香「んーとはいえ今日はみんな出ちゃってるかなぁ」

千早「間が悪かったかしらね」

春香「あ、でも予定見たらそろそろ……」

響「ただいまー!やっと涼しくなってきたなー」

千早「あら、おかえりなさい我那覇さん」

春香「響ちゃんおかえり!」

響「お?おーただいま!二人ともどうかしたのか?」

春香「あのね、響ちゃん……私と戦ってくれませんか!」

響「えぇ!?」

千早「MTGよ。春香も始めたの」

響「あ、なんだそうかぁ。自分驚いちゃったぞ……うん、いいよー。ただ自分のデッキ、あんまり強くないけど」

千早「ああ、我那覇さんは……アレだったわね」

響「うん。前に千早にこてんぱんにされたさー……」

春香「え?どういうデッキなの?」

千早「まぁ、環境が合っていないと言うべきかしら。決して弱いデッキでは無いのだけれど」

響「テーロスでまた全体除去が出るみたいでうんざりだよ~……せっかく面白いデッキが組めたのにさ」

春香「うーん、よくわからないけど……私もまだ勝った事ないから……」

響「え、そーなの?」

千早「ええ。まだ10回もプレイしていないけれど」

春香「みんな強いんだもん……」

千早「それに、春香のデッキなら我那覇さんのデッキとも相性が悪くないんじゃないかしら。お互いに」

響「そっかー、そんじゃやってみる?」

春香「うん、よろしくね!」

響「よっろしくぅ!手加減しないさー!」

千早「そろそろサイドボードの扱いにも慣れた方がいいから、今回は三本勝負にしない?」

春香「響ちゃんが良ければ」

響「全然いいぞー」

千早「それじゃ、二本先取ね」

春香 セレズニアミッドレンジ VS 響 ???

先攻響、両者マリガン無し

響「自分のターンだぞ!いきなりメイン、寺院の庭をタップイン!エンド!」

春香(あ、タップイン。色は私と同じかな?ゆっくりしたデッキなら確かに相性は良さそう……)

春香「私のターン、ドロー。うん、よし!手札から森をセット!緑マナで東屋のエルフを召喚!ターンエンド!」

響「うっ、マナクリーチャー……でも触れないぞ……アンタップ、アップキープ、ドロー。手札から繁殖池をアンタップイン」

繁殖池
土地―森 島
T:あなたのマナ・プールにGかUを加える。
繁殖池が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、繁殖池はタップ状態で戦場に出る。

響ライフ 20→18

響「緑含む2マナで……マナ編みスリヴァーを召喚!」

マナ編みスリヴァー 1G
クリーチャー―スリヴァー
あなたがコントロールするスリヴァー・クリーチャーは「T:あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つ。
1/1

春香(なるほど、そういうシナジーがあるんだ……響ちゃんもそうみたいだけど、私もクリーチャーに触る手段は無いし)

響「自分のデッキ、ちょっと遅いんだよね。ターンエンドさー」

春香「私のターン。アンタップ、アップキープ、ドロー……手札から平地をセット、森と平地をタップ、東屋のエルフをタップしたもう一回森をタップ」

春香「白緑含む3マナでロクソドンの強打者を召喚!」

響「うがー……」

春香「とりあえずターンエンド!どうぞ!」

響「アンタップ、アップキープ……ドロー!陽花弁の木立ちをセット!マナ編み含む4マナで……骨鎌スリヴァー召喚!」

骨鎌スリヴァー 3W
クリーチャー―スリヴァー
あなたがコントロールするスリヴァー・クリーチャーは二段攻撃を持つ。(それらは先制攻撃の戦闘ダメージと通常の戦闘ダメージの両方を与える。)
2/2

春香「うぇっ!?」

響「これで自分のスリヴァーたちは全員二段攻撃さー!ターンエンド!」

千早「これがスリヴァーデッキの怖い所なのよね……回り始める前に止められるかしら」

春香「わ、私のターン!ドロー!手札から魂の洞窟をセット!種族は天使!」

魂の洞窟
土地
魂の洞窟が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。
T:あなたのマナ・プールに1を加える。
T:あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。このマナは、選ばれたタイプのクリーチャー呪文を唱えるためにのみ使用でき、その呪文は打ち消されない。

春香「強打者でアタック!」

響「……通すぞ!」

響ライフ 18→14

春香「ターンエンド!」

響「自分のターン!アンタップ、アップキープ、ドロー!変わり谷をセット!」

変わり谷
土地
T:あなたのマナ・プールに1を加える。
1:ターン終了時まで、変わり谷はすべてのクリーチャー・タイプを持つ2/2のクリーチャーになる。それは土地でもある。

春香「なるほど、変わり谷はすべてのクリーチャータイプを持つから……」

響「そうさー、自分のスリヴァーと能力を共有出来るんだ!でも今はそっちじゃなくて……2マナで……」

響「歩哨スリヴァーを召喚!」

歩哨スリヴァー 1W
クリーチャー―スリヴァー
あなたがコントロールするスリヴァー・クリーチャーは警戒を持つ。(それらは攻撃してもタップしない。)

春香「うぅぅ、どんどん強くなっていく……」

響「骨鎌スリヴァーでアタック!」

春香「ブロック……はしません!二段攻撃で4点もらいます!」

春香ライフ 20→16

響「……ターンエンドさー!」

春香「私のターン……アンタップ、アップキープ、ドロー!ガヴォニーの居住区をセット!」

春香(これが出れば火力が跳ね上がるんだけど……色が合わない……!)

春香「強打者でアタッ……」

春香(相打ちになったらその後のクロックが続かない……骨鎌さえ落とせればなんとかなるけど、歩哨で受けられるはず……)

春香「……ックはしません。森をタップしてもう一枚東屋のエルフを召喚!ターンエンド!」

春香(とりあえず、東屋でチャンプブロックして……返しのターンでなんとかしよう!)

響「アンタップ、アップキープ、ドロー!繁殖池をアンタップイン!……マナ編みスリヴァーから赤マナを出して、土地から4マナ!」

響ライフ 14→12

響「茨投スリヴァーを召喚!」

茨投スリヴァー 4R
クリーチャー―スリヴァー
あなたがコントロールするスリヴァー・クリーチャーは「このクリーチャーが攻撃するたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。これはそれに1点のダメージを与える。」を持つ。
2/2

春香「うそっ!?」

響「歩哨と骨鎌でアタック!ダメージは東屋に1点ずつ飛ばすぞ!」

春香「っ対応して東屋のエルフをタップ!森をアンタップします!……骨鎌スリヴァーを強打者でブロック!」

響「うぐ……まぁしょうがないさー」

春香ライフ 16→12

響「ターンエンド!」

春香「アンタップ、アップキープ、ドロー!森をセット!スラーグ牙を召喚!ターンエンド!」

春香ライフ 12→17

響「白緑は優良クリーチャーが多すぎるぞ……自分のターン!アンタップ、アップキープ、ドロー!」

響「マナ編み含めて6マナ!大身スリヴァーを召喚!」

大身スリヴァー 4G
クリーチャー―スリヴァー
あなたがコントロールするスリヴァー・クリーチャーは+3/+3の修整を受ける。
3/3

春香「さっ……!?」

響「いっけー!歩哨スリヴァーと茨投スリヴァーでアタック!ダメージは春香に!」

春香ライフ 17→15

春香(どちらかはスラーグ牙で相打ちが取れる!でも、どっちを……!?)

春香「……茨投スリヴァーをブロック!スラーグ牙の効果でトークンを生成!」

春香ライフ 15→10

響「ターンエンド!」

春香(5/5と6/6……マナ編みだって4/4だから殴ってくるかも……解答、何か解答を……!)

春香「アンタップ!アップキープ……っドロー!」

春香「……サレンダー」

響「っよっし!なんとか間に合ったぞ!」

春香「うぐぅ……全然強いじゃん響ちゃん……」

千早「相性が良かった事と、春香の手が伸び悩んだのが敗因ね。それじゃ、お互いサイドボーディングをした後二戦目にしましょうか」

響(よし、珍しく勝てた!このまま行くさー!)

春香「うぅ~千早ちゃ~ん……」

千早「まだ負けたわけじゃないわ。今のでわかったと思うけど、我那覇さんのデッキは場に依存するから」

春香「……うーん、ちょっと考えてみるね」

春香(あのデッキはクリーチャーを大量に並べて初めて意味がある……骨鎌も強烈だったけど、どっちかというとマナ編みに依存するんじゃないかな?)

春香(でも私のデッキにクリーチャーに触れるカードは殆どない……つまり、向こうが動くより早く動くしかない)

春香(……やってみようかな)

春香「オッケーだよ響ちゃん」

響「ん、それじゃ春香の先攻だな。また勝っちゃうかもね!ヘへん!」

春香「もう、そんなに簡単に負けないからね!いくよ!」

先攻春香、響マリガン1回

春香「メイン、森をセットして即タップ、アヴァシンの巡礼者を召喚。エンド」

響「ドロー!魂の洞窟セット、種族はもちろんスリヴァーだぞ!ターンエンド!」

春香「アンタップ、アップキープ、ドロー。こっちも魂の洞窟、種族は天使。緑と無色で漁る軟泥を召喚。巡礼者でアタック」

響ライフ 20→19

響(なんか……雰囲気が違うぞ……自分、もしかして油断してる場合じゃない……?)

響「じ、自分のターンだぞ!アンタップ、アップキープ、ドロー!」

響(でも手札は悪くない!さっきよりいいくらいだぞ!ならいけるはず!)

響「手札から寺院の庭をアンタップイン!2マナでマナ編みスリヴァーを召喚!ターンエンド!」

響ライフ 19→17

春香「アンタップ、アップキープ、ドロー。陽花弁の木立ちをセット。軟泥でアタック」

響「む……通しだぞ」

響ライフ 17→15

春香「ターンエンド」

響「アンタップ、アップキープ、ドロー。変わり谷をセット、マナ編み含めた4マナで骨鎌スリヴァーを召喚!ターンエンド!」

春香「私のターン。アンタップ、アップキープ、ドロー。ガヴォニーの居住区をセット。ターンエンド」

響(なんだ、何も変わってないみたいだぞ。心配して損した……よーし!)

響「アンタップ、アップキープ、ドロー!繁殖池をタップイン!2マナで捕食スリヴァーを召喚だー!」

捕食スリヴァー 1G
クリーチャー―スリヴァー
あなたがコントロールするスリヴァー・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
1/1

響「とろとろしてるとスリヴァーがどんどん強くなってくぞ!いっけー!骨鎌スリヴァーでアタックだー!」

春香「白含む4マナ」

響「え?」

春香「修復の天使を召喚。巡礼者を明滅させるね。骨鎌スリヴァーをブロック」

千早(これは……私が見せた動きかしら。学んでいたのね)

響「あ」

春香「相打ち、だね」

響(う、迂闊だったー!自分バカだー!)

響「た、ターンエンド……」

春香「私のターン。アンタップ、アップキープ、ドロー。ガヴォニーの居住区をセット。巡礼者含む5マナでスラーグ牙をプレイ」

春香ライフ 20→25

春香「残った緑で軟泥の能力を起動。響ちゃんの墓地の骨鎌スリヴァーを追放して軟泥を+1/+1」

春香ライフ 25→26

春香「軟泥でアタック」

響「通すぞ……」

響ライフ 15→12

春香「ターンエンド。どうぞ」

響「う……アンタップ、アップキープ、ドロー……」

響(まだ全然挽回できるはずなのに……なんだこれ、背筋が寒いぞ……)

響「寺院の庭をタップイン……ターン、エンド」

春香「私のターン。アンタップ、アップキープ、ドロー。巡礼者含む白白無色で……銀刃の聖騎士を召喚」

銀刃の聖騎士 1WW
クリーチャー―人間 騎士
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けているかぎり組である。)
銀刃の聖騎士が他のクリーチャーと組になっているかぎり、両方のクリーチャーは二段攻撃を持つ。
2/2

響「あっ!」

春香「軟泥と結魂。軟泥でアタック」

響「ほ、捕食スリヴァーでブロック!」

春香「捕食スリヴァーが墓地へ……ターンエンド」

響「自分のターン!ドロー!」

響(まずいまずいまずいまずいまずい)

響「ターン、エンド……」

春香「エンド前に緑1マナで軟泥の能力を起動。響ちゃんの墓地の捕食スリヴァーを追放」

春香ライフ 26→27

春香「アンタップ、アップキープ、ドロー。軟泥の能力を起動。私の墓地の修復の天使を追放」

春香ライフ 27→28

春香「残ったマナでガヴォニーの居住区を起動、カウンターを全員に……」

響「待った!待った待った!もう無理だぞ……自分の負けさー……」

春香「……っふぅ!お疲れ様!さ、ラスト一本行こう!」

響「う、うん!次は負けないぞ!」

春香(なんとか押し切れた……一手でも早く削りきろうとすると神経使うなぁ。律子さんはなんであんなに楽々やれるんだろう?)

響(油断してる場合じゃなかった……自分が勝てたのは運が良かったからだ……全力で行かなきゃダメだったのに……)

響「……よし!気合い入れてサイドボーディングだ!」

響(とりあえず、春香のクリーチャーは大体タフネス以下だから……)

先攻響、両者マリガン無し

響「春香、ごめんな。さっき自分、気抜いてた」

春香「あ、ひどいなぁ」

響「だけど……今回は本気の本気でいく!メイン!魂の洞窟!指定はスリヴァー!エンド!」

春香「……私だって、本気で行くよ!ドロー!寺院の庭をタップイン!エンド!」

響「アンタップ、アップキープ、ドロー!変わり谷をセット!2マナでマナ編みスリヴァーを召喚!エンド!」

春香「アンタップ、アップキープ、ドロー!陽花弁の木立ちをセット!……エンド!」

響「アンタップ、アップキープ!ドロー!」

響(春香は今回ちょっと遅い……いけるかも!)

響「繁殖池をタップイン!捕食スリヴァーを召喚!マナ編みスリヴァーでアタック!エンド!」

春香ライフ 20→18

春香「ッエンド前にセレズニアの魔除け!騎士トークン生成!私のターン!アンタップ、アップキープ、ドロー!」

春香(ちょっと遅い……間に合えばいいけど……!)

春香「陽花弁の木立ちをセット!騎士トークンで攻撃!」

響「通すぞ!」

響ライフ 20→18

春香「エンド!どうぞ!」

響「アンタップ、アップキープ、ドロー!寺院の庭をアンタップイン!」

響ライフ 18→16

響「赤含む3マナで収差スリヴァーを召喚!」

収差スリヴァー 2R
クリーチャー―スリヴァー
あなたがコントロールするスリヴァー・クリーチャーは速攻を持つ。(それらはあなたのコントロール下になってすぐに攻撃したりTしたりできる。)
2/2

春香(速攻……!本気の本気って言ったのは嘘じゃない。今までで一番速いかも……)

響「更に2マナで歩哨スリヴァーを召喚!収差スリヴァーと歩哨スリヴァーでアタック!」

春香「き、騎士トークンで収差スリヴァーをブロック!」

春香ライフ 18→15

響「スリヴァーは警戒持ちだからタップしないぞ!ターンエンド!」

春香「私のターン……アンタップ、アップキープ、ドロー!」

春香(……響ちゃんの打点は流石に足りないけど、さっきの大身がいる!射程圏内……)

春香「寺院の庭をタップイン!3マナでロクソドンの強打者を召喚!エンド!」

春香(耐えるしかない……今は!)

響「自分のターン!アンタップ、アップキープ、ドロー!」

響(スリヴァーが切れたぞ……けど、押してる!無理に殴る必要は無いはず!)

響「……っターンエンド!」

春香(アタックしてこない……スリヴァーも展開してこない!弾切れ!)

春香「私のターン!アンタップ!アップキープ!ドロー!手札から森をセット!」

春香(ようやくここまで届いた……サイドインしておいたカード)

春香「5マナ……原初の狩人ガラクをプレイ!」

原初の狩人、ガラク 2GGG
プレインズウォーカー―ガラク
+1:緑の3/3のビースト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
-3:あなたがコントロールするクリーチャーの中で最大のパワーの値に等しい枚数のカードを引く。
-6:あなたがコントロールする土地1つにつき、緑の6/6のワーム・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
3

響「んなっ……そいつ入ってたのか!?」

春香「えへへ、さっきサイドからね。プラス能力を起動!トークン生成!ターンエンド!」

響(ロクソドンがいるから殴りたくないのに、ガラクを放っておいたらまずい事になる!うがああああああもう!)

響「自分のターン!アンタップ、アップキープ」

響(引け、解答!)

響「ドロー!」

響(来たっ!)

響「……白含む3マナぁ!忘却の輪!」

忘却の輪 2W
エンチャント
忘却の輪が戦場に出たとき、他の土地でないパーマネント1つを対象とし、それを追放する。
忘却の輪が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

千早(忘却の輪……なるほど、クリーチャーに触れにくいという弱点を補うべくサイドインしたのね。それがここで役に立った)

響「対象は……強打者!そんでマナ編み以外でアタック!」

春香「くっ……トークンで……収差スリヴァーを……いや……捕食……収差スリヴァーをブロック!」

響「歩哨スリヴァーを捕食スリヴァーはガラクに攻撃!収差スリヴァーは相打ち!ガラクは墓地へ!ターンエンドさー!」

春香「わ、私のターン!アンタップ、アップキープ……ドロー!」

春香(お願い……何か来て!)

春香「……5マナ!テューンの大天使を召喚!」

テューンの大天使 3WW
クリーチャー―天使
飛行
絆魂(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたは同じ点数のライフを得る。)
あなたがライフを得るたび、あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
3/4

千早(そういえばこのデッキ、天使が使いたくて組んだと言っていたわね……なんとなく、春香らしいわ)

春香「ターンエンド!」

響「自分のターン!アンタップ、アップキープ、ドロー!やった!」

響「マナ編みから赤!含めた2マナで……ミジウムの迫撃砲!」

ミジウムの迫撃砲 1R
ソーサリー
あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。ミジウムの迫撃砲はそれに4点のダメージを与える。
超過3RRR(あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうした場合、ミジウムの迫撃砲はあなたがコントロールしていない各クリーチャーにそれぞれ4点のダメージを与える。)

春香「あっ、そんな!」

響「大天使を撃墜!全員でアタック!ターンエンドさー!」

春香ライフ 15→10

春香(もう、ダメかも……)

千早「春香。まだよ」

春香「でも、千早ちゃん……」

千早「手札を見て、それから場を見るの。落ち着いて考えれば打開策が閃くはずよ」

春香「……うん。私のターン。アンタップ、アップキープ、ドロー」

春香(とにかく耐える……くらいしかできないよ、千早ちゃん。どうすればいいの……?)

春香「5マナでスラーグ牙を召喚。ターンエンド」

春香ライフ 10→15

響「自分のターン!アンタップ、アップキープ、ドロー!」

春香(あれ、響ちゃん……また何も出さない。引きが悪いのかな)

響「繁殖池をタップイン、歩哨でアタック!」

春香のライフ 15→12

春香(そっか……弾切れが解消されたわけじゃないんだ。あれ、それって……つまり……)

春香「……私の、ターン!アンタップ!アップキープ!ドロー!」

春香(まだ、チャンスはある!)

春香「寺院の庭をタップイン!銀刃の聖騎士を召喚!スラーグ牙と結魂!」

響「うがぁ!?」

春香「スラーグ牙でアタック!」

響(10点は無理……だけど、どれで止める!?捕食がいなくなったら火力が足りないし……)

響「ほ、歩哨スリヴァーでブロック!」

春香「メイン2、漁る軟泥を召喚!ターンエンド!」

響「あ、アンタップ!アップキープ!ドロー!」

響(うぅがああああなんでもっと早くに来ないんだよぉ風乗りスリヴァー!お前が欲しいのは今じゃないぞ!)

響「風乗りスリヴァーを召喚!ターンエンド!」

春香(そっか。スリヴァーデッキは数が揃って初めて強力になるから……どこか一角でも崩れたら厳しいんだ)

春香(つまり、今は厳しいようでも切り崩せる角があればどうとでもなる。最後まで諦めちゃいけない……そういう事なんだね、千早ちゃん!)

春香「私のターン!アンタップ、アップキープ、ドロー!軟泥の能力を二回起動!響ちゃんの墓地の収差スリヴァーと骨鎌スリヴァーを追放!」

春香「全員でアタック!」

響「……ブロックしないとライフが足りない。ブロックしても、次が、無い。……春香」

響「春香の勝ちだぞ」

勝者 天海春香 セレズニアミッドレンジ

春香「……」

響「調子は良かったんだけどなぁ……やられたぞ」

千早「そうね。我那覇さんのデッキは順当に回っていたわ。ただ途中で少し手が止まったのが致命傷になった」

響「爆発力はすごいけど、安定しないんだよなぁ。まぁそれが面白いとも……春香?」

春香「……った」

千早「は、春香?どうしたの?」

春香「やったぁ!勝ったぁ!」

響「うわっ!急に大きな声出さないでよぉ、びっくりしちゃうだろ」

千早「初勝利だもの、嬉しいのよ」

春香「あー……でも怖かった。ギリギリだった」

響「うん。良い勝負だったと思うぞ」

千早「そうね。そういえば我那覇さん、対戦会の話は聞いた?」

響「うん、けど自分こんなデッキだからなー悩んでるんだ」

春香「え?響ちゃん出ないの?」

響「どうせ勝てないしなーって」

春香「……でも楽しかったよ」

響「……うん」

春香「勝ってる時も、負けてる時も、楽しいよね?」

響「……わかった、わかったさ。出るよ。そうだな、勝ち負けだけじゃないよな」

千早「その通りね。それに、案外そのデッキ……悪くないと思う」

響「え?ファンデッキだから強くは無いと思うけど……」

千早「そうじゃなくて……少し弄ってみてもいいかしら。まずこのカードなんだけど……」

響「ふんふん。あ、なるほど……あー!それがあったか!」

春香「ちょっと、私も混ぜてよ二人ともー!」

その頃の律子。

律子「あ、お帰りなさい」

P「ただいまー。悪いな遅くなって」

律子「いーえ、頼んだの私ですから。さて、それじゃやりましょうか」

P「せっかちだな。まぁいいけどさ。デッキどうする?」

律子「あー、そうですね。思い切り速いのでお願いします」

P「お、珍しいな。いつもは対コントロールの調整なのに」

律子「たまには他のもやらないとって事ですよ。偏り過ぎも良くないでしょう?」

P「それはその通り……んじゃ、やるか」

律子「よろしくお願いします」

P「はい、よろしく」

律子 モノレッドスライ VS P ???

先攻P、両者マリガン1回

P「先手は俺か。さてさて……山セット、エンド」

律子「あら、事故ですか?まぁいいですけど……ドロー。山セットからラクドスの哄笑者を解鎖して召喚。エンド」

P「そっちは良い回りしてそうだな。ドロー。……本式にヤバイ。根縛りの岩山をセット。エンド」

根縛りの岩山
土地
根縛りの岩山は、あなたが山か森をコントロールしていないかぎり、タップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにRかGを加える。

律子「2ターン先行しても、まだ押しきれるか怪しいのが嫌な所ですね……アンタップ、アップキープ、ドロー……こっちも、イマイチみたいです」

律子「ヘリオンのるつぼをセット、1マナでラクドスの哄笑者をもう一枚召喚。勿論解鎖します。先にいた哄笑者でアタック」

Pライフ 20→18

律子「どうぞ」

P「あいよ。ドロー……根縛りもう一枚。3マナでドムリ・ラーデプレイ。即+効果」

ドムリ・ラーデ 1RG
プレインズウォーカー―ドムリ
+1:あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。それがクリーチャー・カードである場合、あなたはそれを公開してあなたの手札に加えてもよい。
-2:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、他のクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者と格闘を行う。
-7:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは二段攻撃、トランプル、呪禁、速攻を持つ。」を持つ紋章を得る。
3

P「……元に戻しとく。エンド」

律子「どっちだったのかしら……って、聞くまでもないか。私のターン、アンタップ、アップキープ、ドロー」

律子(土地詰まっちゃったわね……)

律子「哄笑者2体でドムリにアタック」

P「丁度落ちるな」

律子「エンド。どうぞ」

P「そろそろ動きたいなー。アンタップ、アップキープ、ドロー……手札から森セット、4マナでオーガの戦駆り」

オーガの戦駆り 2RR
クリーチャー―オーガ 戦士
他のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+2/+0の修整を受けるとともに速攻を得る。
(それはこのターンすぐに攻撃したりTしたりできる。)
3/3

P「……エンドで」

律子「エンド前に戦駆りに灼熱の槍しときます」

P「うげ。……まぁしゃーない、エンド」

律子「アンタップ、アップキープ、ドロー。山をセット。2体でアタック」

Pライフ 18→14

律子「エンドです。どうぞ」

P「うおーやべー。踏み鳴らされる地アンタップイン」

踏み鳴らされる地
土地―山 森
(T:あなたのマナ・プールにRかGを加える)
踏み鳴らされる地が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、踏み鳴らされる地はタップ状態で戦場に出る。

Pライフ 14→12

P「火打蹄の猪召喚だ」

火打ち蹄の猪 1G
クリーチャー―猪
火打ち蹄の猪は、あなたが山をコントロールしているかぎり+1/+1の修整を受ける。
R:火打ち蹄の猪はターン終了時まで速攻を得る。(このターン、それは攻撃したりTしたりできる。)
2/2

P「赤マナで速攻をつけるぞー」

律子「対応して硫黄の流弾で猪焼きます」

硫黄の流弾 2R
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。硫黄の流弾はそれに3点のダメージを与える。
陰鬱 ― このターン、クリーチャー1体が死亡していた場合、代わりに硫黄の流弾はそれに5点のダメージを与える。

P「マジか……エンドだな」

律子「アンタップ、アップキープ、ドロー。山セット。地獄乗り召喚」

P「悪い、サレンダーで」

律子「ですね」

P「事故まみれだった……」

律子「まぁ、事故とは一生離れられませんよ」

P「だなぁ。っしゃ、次行くか。サイドはいいや、多分」

律子「じゃあまたそっちの先攻で」

P「おう」

先攻P、Pマリガン1回

P「よしよし今度はいいぞ。踏み鳴らされる地をアンタップイン、緑で東屋のエルフ。エンドだ」

Pライフ 20→18

律子「ドロー。山セット、赤でラクドスの哄笑者を解鎖してプレイ。エンドです」

P「お、火柱なかったか。ラッキーだな。アンタップ、アップキープ、ドロー。根縛りの岩山セット。緑2で絡み根の霊」

絡み根の霊 GG
クリーチャー―スピリット
速攻
不死(このクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
2/1

律子「そのクリーチャー、いちゃダメなタイプだと思いません?」

P「全くその通りだと思う。絡み根と東屋でアタック。エンドだ」

律子ライフ 20→17

律子「私のターン、アンタップ、アップキープ、ドロー……山セット、赤で火柱。東屋……絡み根に」

P「追放、と」

律子「哄笑者でアタック。エンドです」

Pライフ 18→16

P「ノってきたな。アンタップ、アップキープ、ドロー。森セット、3マナで速攻付き火打ち蹄の猪。東屋と猪でアタック。エンド」

律子ライフ 17→13

律子(後手後手ね……しょうがないけど。まぁまだまだこれから)

律子「アンタップ、アップキープ、ドロー。山セット、猪に灼熱の槍。哄笑者でアタック」

Pライフ 16→14

P「あらら……」

律子「エンドです」

P「俺のターン。アンタップ、アップキープ、ドロー。ケッシグの狼の地をセット」

ケッシグの狼の地
土地
T:あなたのマナ・プールに1を加える。
XRGT:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+X/+0の修整を受けるとともにトランプルを得る。

P「4マナ。ゴーア族の暴行者を召喚」

律子「げ」

ゴーア族の暴行者 2RG
クリーチャー―ビースト
トランプル
湧血 ― RGゴーア族の暴行者を捨てる:攻撃クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+4/+4の修整を受けるとともにトランプルを得る。
4/4

P「東屋で殴ってエンド」

律子ライフ 13→12

律子「私のターン……アンタップ、アップキープ、ドロー。山セット、4マナで地獄乗り」

地獄乗り 2RR
クリーチャー―デビル
速攻
あなたがコントロールするクリーチャーが攻撃するたび、地獄乗りは防御プレイヤーに1点のダメージを与える。
3/3

P「まぁ出るよな」

律子「そりゃそうですよ。哄笑者でアタック」

P「暴行者でブロック」

Pライフ 14→13

律子「エンドです」

P「はいよっと。アンタップ、アップキープ、ドロー……X=1でケッシグ起動。暴行者な。東屋と暴行者でアタック」

律子ライフ 12→6

律子「厳しいかな……アンタップ、アップキープ、ドロー」

律子「……ありませんね。サレンダーで」

P「おっけー。なんとか勝てたか」

律子「サイド……はいらないかな?多分これがベストですね」

P「俺はちょっと弄る。じゃ……ラスト、行くか」

律子「っふぅー……はい。私の先攻で」

P「……よし。やろう」

先攻律子、両者マリガン無し

律子「……手札から山をセット!流城の貴族を召喚!ターンエンド!」

流城の貴族 R
クリーチャー―吸血鬼
流城の貴族は人間にはブロックされない。
流城の貴族がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
1/1

P「ドロー!森セット!東屋のエルフ召喚!エンド!」

律子「アンタップ、ドロー!山をセット、エルフに火柱!石大工を召喚!貴族と結魂!貴族でアタック!」

Pライフ 20→19

律子「貴族にカウンターが乗ります!エンド!」

P「最後の最後にぶん回ってるな!アンタップ、ドロー!根縛りの岩山をセット!漁る軟泥を召喚!エンドだ!」

律子「アンタップ、ドロー!……ほんと、回りすぎて怖いくらいですよ!山セット、硫黄の流弾を軟泥に!貴族と石大工でアタック!」

P「ぐ……」

Pライフ 19→16

律子「エンドです!どうぞ!」

P「アンタップ、ドロー!山セット!ドムリ・ラーデをプレイ!即+効果起動だ!」

P「……絡み根の霊を手札に!エンドだ!」

律子「アンタップ、ドロー!紅蓮心の狼を召喚!貴族と石大工でドムリにアタック!エンドです!」

紅蓮心の狼 2R
クリーチャー―狼
紅蓮心の狼が攻撃するたび、このターン、あなたがコントロールする各クリーチャーは、2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。
不死(このクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
1/1

P「ドムリが落ちて……俺のターン!アンタップ、ドロー!手札から森をセット!もう一枚ドムリだ!当然+起動!」

P「……雷口のヘルカイトを手札に加える!残ったマナでエルフの神秘家召喚!エンド!」

エルフの神秘家 G
クリーチャー―エルフ ドルイド
T:あなたのマナ・プールにGを加える。
1/1

律子「アンタップ……ドロー!」

律子(ここに来てっ……土地が詰まった!)

律子「ラクドスの哄笑者を解鎖してプレイっ!石大工と貴族、それと狼でアタック!狼以外はドムリ!エンドです!」

Pライフ 16→15

P「アンタップ、ドロー!踏み鳴らされる地をタップイン!……神秘家含めた5マナぁ!」

P「雷口のヘルカイトを召喚!そのままアタックだ!エンド!」

律子ライフ 20→15

律子「私のターン!ドロー!」

律子(土地さえくれば……!)

律子「……っ1マナでラクドスの哄笑者二枚目!当然解鎖!全員でアタック!」

Pライフ 15→8

P「俺のターン!……ドロー!」

P(来たっ!!)

P「ドローしたカードは忌むべき者のかがり火!奇跡コストで……X=5!対象は当然律子だ!」

忌むべき者のかがり火 XXR
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。忌むべき者のかがり火はそのプレイヤーとそのプレイヤーがコントロールする各クリーチャーにX点のダメージを与える。
奇跡XR(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)

律子「そんなっ……まさか、さっきサイドインしたのは!」

P「その通り、これだ!」

律子ライフ 15→10

律子「私の場が……壊滅」

P「ヘルカイトでアタック!ターンエンドだ!」

律子ライフ 10→5

律子「……最後の、ターン。アンタップ、アップキープ、ドロー!」

律子「……はぁ、疲れちゃいました、ね」

P「最後の一戦は特にな……はは」

律子「ふふっ……私の負けです。ありがとうございました」

P「ああ、こちらこそ」

勝者 P グルールミッドレンジ

律子「なんか、あれですね。あんまり速くなかったですね」

P「あー、想定よりちょっと遅かったな。やっぱブリッツにすべきだったか」

律子「いえいえ、十分です。はぁ~いけると思ったんだけどなぁ」

P「危なかったよ。拾った勝ちだな」

律子「またそんな事言って……ちょっとデッキ見せてもらっていいですか?参考にしたいんで」

P「いいよ。えっと、まず土地配分がだな……」

律子「……あ、そういえば。私、モダンはあんまり興味無いんですよね」

P「あ、そうなのか?じゃあ商品あんまりか」

律子「正直、そうですね。だから、よかったら別の商品出してくれたりしませんか?」

P「おいおい、随分欲張るな。ま、いいけど。あんまり高くない物だったらな。その場合モダマスは俺が剥く」

律子「ええ、勿論そんな高価な物じゃなくていいです。そうですねー、例えば……今度の休みにですね。一緒に映画で」

美希「わっすれっものーなのー!あっハニー!と、律子。遅くまでごくろーさまー」

P「ああ、カバン忘れてたな、そういや。良くないぞそういうのは」

美希「ごめんなさーい。けどちゃんと思い出したから大丈夫だよ!……あれ、どうしたの?律子」

律子「……さんをつけなさい、さんを。はぁ……」

美希「ご、ごめんなの。なんかよくわかんないけど。って、あー!MTG!ミキ抜きでやってたの!?」

P「抜きでっていうか、律子のデッキ調整用にやってただけだよ」

美希「律子、さんだけずるいの!美希もハニーと遊ぶの!」

律子「こら美希、もう時間も遅いし、あんまりそうやってわがまま言うんじゃ……」

P「いや、いいよ。そんなにかからないだろうし、ちょっとだけやるか」

律子「もう、プロデューサー?あんまり美希を甘やかさないようにしてくださいよ?」

美希「ハニーはミキのハニーだからとーっても甘いの。ねー?」

P「ははは……」

今日はここまで。

P「……よし、サイド弄ったしやるか。先手どうする?」

美希「ミキの先攻がいいの!」

P「じゃあそうするか。よろしく」

美希「よろしくお願いします!」

P グルールミッドレンジ VS 美希 ???

先攻美希、両者マリガン無し

美希「んーいけるかなー。蒸気孔をタップイン、エンドだよ」

P「ドロー、と。こっちも微妙だ。踏み鳴らされる地をタップイン。エンド」

美希「神聖なる泉をアンタップインするね。エンドなの」

美希ライフ 20→18

P「アンタップ、アップキープ、ドローっと。森セット、漁る軟泥をプレイ」

美希「おっけー」

P「ターンエンドだ。どうぞ」

美希「あ、エンド前にイゼットの魔除け撃つの。モードは手札交換」

イゼットの魔除け UR
インスタント
以下の3つから1つを選ぶ。「クリーチャーでない呪文1つを対象とする。そのコントローラーが2を支払わないかぎり、それを打ち消す。」
「クリーチャー1体を対象とする。イゼットの魔除けはそれに2点のダメージを与える。」「カードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる。」

美希「2枚引いて2枚捨てるねー……巧みな回避とイゼットの魔除けを捨てるよ。そんで、ミキのターン。どろー」

美希「断崖の避難所をセット、軟泥に火柱。ターンエンドなの」

P(間に合うかな……)

P「俺のターン。ドロー根縛りの岩山をセット。火打ち蹄の猪を召喚。速攻付けて殴る。エンド」

美希ライフ 18→15

美希「やーんなのー。エンド前にもう1回イゼットの魔除け!手札交換するねー」

美希「……どぶ潜みと蒸気孔を捨てるの。ミキのターン、ドロー!」

美希「んー……神聖なる泉をタップインしてエンドっ!」

P「まだ引いてないみたいだな。そんじゃ俺のターン、ドロー。山セット、もう1枚火打ち蹄の猪出して速攻だ。2体でアタック」

美希「アタックに対応、戦慄の感覚なの!猪さん達はタップだよ」

戦慄の感覚 1W
インスタント
クリーチャーを最大2体まで対象とし、それらをタップする。
フラッシュバック1U(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

P「おっと。じゃあエンドだ」

美希「そろそろ引きたいなー……ドローっ!断崖の避難所セット、3マナでどぶ潜み召喚なのー」

どぶ潜み 2R
クリーチャー ? ゴブリン シャーマン
あなたがインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、どぶ潜みは各対戦相手にそれぞれ2点のダメージを与える。
2/2

P「そっちか」

美希「残念だけどこっちなの……ターンエンド」

P「アンタップ、アップキープ、ドロー。ケッシグの狼の地をセット」

美希「あっ……うーん……参りましたなの……」

P「はいよ、お疲れ。引けなかったみたいだな」

美希「うん、来なかったの……次は引くから大丈夫だよ」

P「よし、それじゃまた美希の先攻だな」

律子(この子、引くって言ったら本当に引くのよねー。あのデッキで勝率高いのは正直驚くわ)

先攻美希、両者マリガン無し

美希「……うん。聖なる鋳造所をタップイン。エンドだよ」

P(……流れ変わったな)

P「ドロー。踏み鳴らされる地をタップイン。エンド」

美希「ドローして神聖なる泉をタップイン。エンドなの」

P「間に合うといいんだけどな。ドロー。根縛りの岩山をセット、緑2で絡み根の霊を召喚、アタックだ」

美希ライフ 20→18

P「エンド。次のターンだな」

美希「あはっ、流石ハニーなの。わかっちゃう?」

律子「プロデューサーじゃなくてもわかるわよ、それだけ楽しそうだったら」

美希「そうかなぁ?……それじゃ行くよー、どろーっ!硫黄の滝をセットして……ニヴィックスのサイクロプスを召喚なの!」

ニヴィックスのサイクロプス 1UR
クリーチャー ? サイクロプス
防衛
あなたがインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、ニヴィックスのサイクロプスはターン終了時まで+3/+0の修整を受けるとともに、このターン、防衛を持たないかのように攻撃できる。
1/4

P「出たか……」

律子(美希のデッキはこのクリーチャーの為だけにあると言っていい。所謂ワンショットキルを狙うデッキ……運要素が強いけど、この子は妙に決めてくるのよね)

美希「このターンは攻撃できないからエンドだよ!ハニーのターン!」

P「一応解答はあるんだけどな。ドローっと……引かないか。森セット、漁る軟泥召喚してエンドだ」

律子「サレンダーしてもいいんじゃないですか?」

P「ん、ああ。まぁ解答引けなかったのは俺だし、ワンキルは決めるの気持ちいいからな。喰らうよ」

美希「そういう潔いとこもスキなの!ミキのターン、ドローして……1マナで巧みな回避!もちろん対象はサイクロプス!これでサイクロプスは4/4!」

巧みな回避 U
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。
フラッシュバックU(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

美希「もっかい1マナ!サイクロプスに信仰の盾!プロテクション赤を付けて、7/4!」

信仰の盾 W
インスタント
あなたがコントロールするパーマネント1つを対象とする。それはターン終了時までプロテクション(あなたが選んだ色1色)を得る。
窮地―あなたのライフが5点以下である場合、代わりにあなたとあなたがコントロールする各パーマネントは、ターン終了時までプロテクション(あなたが選んだ色1色)を得る。

美希「ラスト!残った2マナでボロスの魔除け!サイクロプスに二段攻撃を付けて……10/4!アタックなの!」

ボロスの魔除け RW
インスタント
以下の3つから1つを選ぶ。「プレイヤー1人を対象とする。ボロスの魔除けはそのプレイヤーに4点のダメージを与える。」
「あなたがコントロールするパーマネントはターン終了時まで破壊不能を得る。」「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで二段攻撃を得る。」

Pライフ 20→0

P「……負けだな」

美希「勝ったのー!ところでハニーの待ってたのって何?」

P「ああ、ミジウム積んであるからなんとかなるかと思ったんだけどな。引かなきゃどうしようもない」

美希「そっか、召喚した返しに撃たれたら厳しいの……でも次からは信仰の盾用意してから出すの!」

P「時間掛けるデッキじゃないだろ?よし、じゃあラストは俺が先手だ。行くぞ」

律子「一戦は短くても連戦してたら意味無いような気もするけどね……」

……。

春香「そういえば聞きたかったんだけど、デッキのアーキタイプってどういうのがあるの?」

千早「そうね、色々あるけれど……主立ったものはビートダウンとコントロールね」

春香「えっと、ビートダウンっていうのがクリーチャーで殴るデッキだよね?コントロールは……?」

響「今まで戦ったデッキで考えるといいぞ」

春香「私が今まで戦った人っていうと……律子さん、千早ちゃん、響ちゃん、プロデューサーかな?」

千早「その中だと私のデッキがコントロールになるわね。後はビートダウン」

春香「千早ちゃんのはどういうデッキなんだっけ」

千早「私のデッキは赤・白・青の三色で組んだフラッシュ……インスタントタイミングで動く事をメインにしたデッキね」

響「色がトリコロールカラーだから、トリコフラッシュとか呼ばれたりするぞ」

春香「あ、クリーチャーも瞬速持ちばっかりだもんね」

千早「ええ。ただ、次の環境では大きく組み替えないといけないのよね」

響「瞬唱落ちるからなぁ。千早のデッキは、ソーサリータイミングで使える全体除去で場を無理やりリセットして、そこからコントロールするデッキなんだ」

千早「一度ダメージソースとなるクリーチャーを全滅させて、後続を打ち消しやバウンスで止めていくの」

春香「なるほど……律子さんはどう考えてもビートダウンだよね」

千早「ええ、律子の場合はビートダウンとバーンの複合型だから……赤単スライといった所ね」

響「確か、火力呪文と軽量クリーチャーをいっぱい積んで、とにかく速く相手のライフを削る為にあるデッキなんだよな」

春香「性格的にコントロールが似合う気もするけど、そんな攻撃的なデッキなんだ」

千早「そうかしら?1点でも多く、1ターンでも速くっていう動きはとても効率が求められるから、むしろ似合っていると思うけれど」

響「座って待ってるより動くタイプだもんなー」

春香「あ、あと最終的に届くカードを引いたら勝ち!っていうのもそれっぽいかも。律子さん、あれで結構根性論好きだし」

千早「そうね。それから、プロデューサーだけど……どのデッキと戦ったの?」

春香「えっと、緑と赤のデッキで……ミッドレンジ?って言ってたかなぁ」

響「ミッドレンジは小型より中型~大型のクリーチャーをよく使うデッキの事だぞ」

千早「3マナから5マナくらいのクリーチャーを多用する形ね。プロデューサーのグルールミッドレンジは……多分、あの人と同じ形ね」

春香「あの人?」

千早「“ドラゴンマスター”ブライアン・キブラー。MTGの古豪プロプレイヤーで、大型クリーチャー、とりわけドラゴンを好む人よ」

春香「へぇ~……普通のミッドレンジとどう違うの?」

千早「そうね、キブラーグルールは正確にはミッドレンジとブリッツの中間を取った型なの」

響「ブリッツっていうのはとにかく速く展開するデッキの事だな」

千早「そうね。ブリッツとそう変わらないテンポでミッドレンジクリーチャーが飛んでくるデッキ、と考えれば良いと思うわ」

春香「うわ……それってすごく怖いね」

千早「プロデューサーもドラゴンが好きみたいだから、ファンなんじゃないかしら。そして、我那覇さんのデッキが……」

響「スリヴァーだな!スリヴァーっていう種族はそれぞれが能力を共有する性質を持ってて、それを活かすデッキだぞ」

千早「とはいえファンデッキ……趣味の域を出ないデッキである事が多いわね」

響「まぁ、ずーっとオワコンって言われてるようなデッキだからなぁ……自分が組んだのはM14からだけど」

春香「強かったと思うけど、なんでそう言われるの?」

千早「そうね、常に全員が揃ってる事が要求されるから……かしら」

春香「あ、そっか……誰かが落ちたら全員弱くなっちゃうもんね。それはやってて思った」

響「特に今は全体除去が強烈だからなぁ。ただ、みんなで協力して勝つ感じが好きなんだ」

春香「それは何となくわかる気がするよー。他の人で変わったデッキ使ってる人とかいないの?」

響「あー、それなら美希だな。ニヴィックスシュートって言って、一撃でゲーム終わらせるデッキ使ってるぞ」

春香「一撃で!?」

千早「所謂コンボデッキね。条件さえ整えばそれでゲームが終わる。美希の場合はニヴィックスのサイクロプスをどんどん大きくして殴るっていうデッキね」

春香「は~……すごいなぁ……」

響「春香、本当に何も知らないんだな。そういえばいつ始めたの?」

春香「え?えーと、確か一週間くらい前に……」

……。

貴音「あなた様、夜、お腹が空きませんか」

P「ん?あー深夜とかはな」

貴音「ですよね。この辺りに、美味しいらぁめん屋の屋台が、来ているらしいのです」

P「あ、ラーメンかー」

貴音「一度行ってみたいのですが」

P「ちょっと行きたいな」

貴音「じゃあ今日夜参りましょうね」

P「おっ、そうだな。あっ、そうだ。おい春香」

春香「ふぇ?なんでしょう」

P「お前さっき俺たちがMTGやってる時、チラチラ見てただろ」

春香「あ、何やってるのかなーって思って」

貴音「春香も興味があるのですか?」

春香「あ、ちょっとだけ……」

P「そうか、じゃあ教えてやろう。とりあえずまずデッキ組もうか」

春香「デッキ?」

……。

春香「という具合に」

響「あー、自分もそんな感じだったぞ」

千早「そういえば、四条さんのデッキも変わった型のはずね」

響「あー、あれな」

春香「え?どんなタイプなの?」

千早「それは……」

響「待った!貴音なら多分そろそろ来るから、やってみらいいさ」

春香「あれ?でも予定見た限り、今日はお仕事なさそうだったけど」

響「自分とラーメン食べに行く約束してるんだ。さっき仕事終わったって連絡したから、多分そろそろのはずなんだけど」

貴音「私の話でしょうか?」

千早「四条さん!?いつから……」

貴音「つい今しがた。ところで……春香は私とMTGがやりたいのではありませんか?」

春香「え、そうですけど……どうしてわかったんですか?」

貴音「そのような予感がしただけです。それに、まだ約束を果たしていませんので」

春香「約束?あ、そういえば……」

貴音「MTGが面白いと思えたならば、私とも遊んでくれると」

春香「そうでした、あの、よかったら私と戦ってくれませんか?」

貴音「勿論です。ただ、私は少々変わった戦法を取りますが」

春香「それが気になってるんです!是非お願いします!」

貴音「わかりました……では、先手を決めましょう」

響「自分コイン投げるぞー、どっち?」

春香「裏で!」

貴音「ならば、表でお願いします」

響「ほいさっ!……裏!春香の先攻だぞ!」

天海春香 セレズニアミッドレンジ VS 四条貴音 ???

千早「初戦は黙って見ているわね」

春香「う、うん。がんばってみる」

先攻春香、両者マリガン無し

春香「えっと……寺院の庭をアンタップイン。東屋のエルフを召喚。ターンエンドです」

春香ライフ 20→18

貴音「では……ドロー。私も寺院の庭をタップイン。どうぞ」

春香「ドローして、森をセット。東屋含む3マナでロクソドンの強打者を召喚」

貴音「なんと、強力な……」

春香「……このターンはエンドです。どうぞ」

貴音「アンタップ、ドロー。内陸の湾港を出します」

内陸の湾港
土地
内陸の湾港は、あなたが森か島をコントロールしていないかぎり、タップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにGかUを加える。

貴音「2マナで……ボーラスの占い師を召喚。能力を使用し……濃霧を手札に加えます。春香の番です」

春香「あ、はい。アンタップ、ドロー」

春香(濃霧……?)

春香「森をセット、強打者でアタックします」

貴音「占い師で止めましょうか」

春香「占い師が落ちて……メイン2、2マナで漁る軟泥を召喚。能力起動して墓地の占い師を追放、エンドです」

春香ライフ 18→19

貴音「厳しい状況ですね。アンタップ、ドロー。手札より氷河の城砦を場に」

氷河の城砦
土地
氷河の城砦は、あなたが平地か島をコントロールしていないかぎり、タップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにWかUを加える。

貴音「2マナで遥か見を唱えます。山札より……繁殖池を場に」

遥か見 1G
ソーサリー
あなたのライブラリーから平地カードか島カードか沼カードか山カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。

貴音「終了します。どうぞ」

春香(マナ加速……クリーチャーは千早ちゃんが使ってたのと同じだった。コントロールデッキ?)

春香「アンタップ、ドロー……陽花弁の木立ちをセット、強打者と軟泥でアタック」

貴音「濃霧を唱えます。ダメージはすべて軽減されますね」

濃霧 G
インスタント
このターンに与えられるすべての戦闘ダメージを軽減する。

春香「むぅ……エンドです、どうぞ」

貴音「怒った顔も愛らしいですよ、春香。ふふ……アンタップ、ドロー。氷河の城砦を場に出し……」

貴音「4マナを払い、至高の評決を唱えます」

至高の評決 1WWU
ソーサリー
至高の評決は打ち消されない。
すべてのクリーチャーを破壊する。

春香「っ!?」

響(あのカード、ほんと書いてある事おかしいぞ……)

千早(そうね、すごく助かってはいるけれど)

響(ちょっと、モノローグに割り込まないでよね!?)

貴音「すべてのクリーチャーを破壊します。何かありますか?」

春香「ない、です……」

貴音「では、終了します」

春香「エンド前にセレズニアの魔除け、トークンを生成します」

春香(握っといて良かった……けど、これまずいかも)

春香「アンタップ、ドロー。陽花弁の木立ちをセット、騎士でアタック」

貴音ライフ 20→18

春香「……ターンエンド、するしかないか」

貴音「では。アンタップ、ドローします。5マナで……都の進化」

都の進化 3GU
ソーサリー
カードを3枚引く。このターン、あなたは追加の土地を1つプレイしてもよい。

貴音「カードを引き、神聖なる泉をアンタップイン。そして錬金術師の隠れ家を場に」

錬金術師の隠れ家
土地
T:あなたのマナ・プールに1を加える。
GUT:このターン、あなたは土地でないカードを、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。

貴音「ボーラスの占い師を召喚。手札に至高の評決を加えます。春香の番です、どうぞ」

春香(またあのカード……私のデッキ、もしかして解答無いんじゃ……あ、そうでもないのかな?とにかく決め手を出される前に何か引かないと)

春香「ドロー!森をセット、スラーグ牙を召喚!エンドです!」

春香ライフ 19→24

貴音「スラーグ牙……一度除去してもトークンを生成し、テンポを損なわない良いカードです。アンタップ、ドロー。寺院の庭をタップイン」

貴音「そして……5マナ。記憶の熟達者、ジェイスを場に」

記憶の熟達者、ジェイス 3UU
プレインズウォーカー―ジェイス
1:プレイヤー1人を対象とする。あなたはカードを1枚引く。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを自分の墓地に置く。
0:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から10枚のカードを自分の墓地に置く。
-7:望む数のプレイヤーを対象とする。それらのプレイヤーはそれぞれカードを20枚引く。
4

春香「プレインズウォーカー……って、まさか!ち、千早ちゃん!」

千早「四条さんのデッキがどういうものか、気が付いたのね」

春香「も、もしかしてこれって……」

貴音「そう、私のデッキは相手の手を止め、その間に……山札を削り取るもの。ジェイスの二番目の能力を起動します。当然対象は春香」

春香ライブラリー 48→38

春香(MTGは確か……ライフが無くなる以外にも負ける条件がある!それは……)

春香(ドローできなくなる事!デッキが切れた状態でドローフェイズを迎えたら、そこで敗北……)

貴音「終了します。どうぞ、春香」

春香「は、はいっ!アンタップ、ドロー!」

春香ライブラリー 38→37

春香(と、とりあえずジェイスをなんとかしないと!)

春香「3マナ、忘却の輪をプレイ!対象はジェイス!」

貴音「致し方ありませんね」

春香「えっと……スラーグ牙でアタック!」

貴音「ボーラスの占い師で守りましょう」

春香「……っターンエンドです!」

貴音「では。アンタップ、ドロー。……終了」

春香(千早ちゃんの時もそうだった!コントロールデッキが自分のターンに何もしないのは……制圧が、完了したから!)

春香「アンタップ、ど、ドロー!」

春香ライブラリー 37→36

春香「3マナ、ロクソドンの強打者を召喚!」

千早(あ、春香……)

響(テンパってるなぁ。しょうがないけど……)

春香「スラーグ牙と騎士トークンでアタック!」

貴音「では、濃霧を」

春香「ターン、エンド……」

貴音「その前に、スフィンクスの啓示を唱えますね。X=4、4枚引いて4点回復します」

貴音ライフ 18→22

貴音「そして私の番。アンタップ、ドロー。内陸の湾港を場に。4マナで至高の評決」

春香「……あ、スラーグ牙の効果でトークンを生成……」

貴音「そして、都の進化を。3枚引き……内陸の湾港を追加で場に出し、手札が8枚なので1枚墓地へ。内陸の湾港を捨てます。終了です」

春香「アンタップ、ドロー……」

春香ライブラリー 36→35

春香「ビーストトークンでアタック」

貴音「濃霧を」

春香「え、エンドです……」

貴音「では。アンタップ、ドロー。氷河の城砦を場に。終了」

春香(クリーチャーを並べても、除去がある。それに回復もすごい……どうすればいいんだろう……)

春香「アンタップ、ドロー。ロクソドンの強打者を召喚……エンド」

貴音「終了前にスフィンクスの啓示を。X=……」

貴音「8で」

貴音ライフ 22→30

春香「……投了します」

貴音「お疲れ様でした。如何でしたか?」

春香「ち、千早ちゃんとはまた別な意味で……厳しい戦いでした……」

貴音「ふふっ、今回は回りが良かっただけです。それに、春香のデッキよりほんの少し速いデッキが相手ならこうは行きません」

春香「ライブラリアウトかぁ……そんな戦術もあるんですね」

千早「このゲームの勝利とは、勝利条件を満たす事。ライフやライブラリ以外にも勝つ方法はあるのよ」

響「あなたは敗北せず、相手は勝利しないーってカードもあるらしいしな。知らない人が見たら相当驚くと思うぞ」

貴音「どうしますか、春香。もう一度やってみますか?」

春香(……あ、もしかして。確かサイドボードに……)

春香「はい、お願いします。ちょっとやってみたい事が出来ました!」

貴音「その意気やよし、ですね。ではそちらの先手で……よろしくお願いいたします」

先攻春香、春香マリガン1回

春香「じゃあ……寺院の庭をタップインしてエンドです!」

春香(相手のデッキにクリーチャーは極端に少ないはず……千早ちゃんもそうだった。なら……)

貴音「ドロー。繁殖池を場に。終了します」

春香「アンタップ、ドロー。……貴音さんのデッキ、クリーチャーは殆ど無いですよね」

貴音「そうですね、余り入れておりません。その分ドローや防御が出来るように組んでありますから」

春香「だったら……これとか、厳しいんじゃないですか?2マナで……」

春香「スレイベンの守護者、サリアを召喚!」

スレイベンの守護者、サリア 1W
伝説のクリーチャー―人間 兵士
先制攻撃
クリーチャーでない呪文は、それを唱えるためのコストが1多くなる。
2/1

貴音「なんと……!」

千早(コントロール対策……恐らくはプロデューサーがアドバイスした結果なのでしょうけど)

千早(そのカードの意味、役割を理解して使いこなせるようになったのは春香の成長ね。初心者程伸びるのは早いという事かしら)

春香「ターンエンドです!どうぞ!」

貴音「……アンタップ、ドロー。氷河の城砦を場に。終了です」

響(あちゃあ……貴音の方はちょっとキープがぬるすぎたぞ。土地が詰まって余計テンポが悪くなっちゃってる)

響(その上でサリアだもんなぁ。これは……厳しいかもしれないぞ)

春香「アンタップ、ドロー!平地をセット!3マナでロクソドンの強打者を召喚!サリアでアタック!」

貴音ライフ 20→18

春香「エンドです!どうぞ!」

貴音「……アンタップ、ドロー!錬金術師の隠れ家を場に!終了します!」

貴音(これは、少しまずいかもしれませんね)

春香「アンタップ、ドロー!森をセット!サリアと強打者でアタック!」

貴音「濃霧を唱えます!」

貴音(本来なら1マナで唱えられる濃霧が2マナになる事で、1枚だけ土地を立てておけば良い状況から大きく変わる……)

貴音(その上、相手は高い打点を刻んでくる。止めざるを得ない……唱えられる呪文が、格段に減る……!)

春香「エンドです!」

貴音「アンタップ、ドロー!」

貴音(土地が……来ない!)

貴音「……し、終了します!上限を超えているので急かしを墓地に!」

春香「あっ!エンド前に修復の天使を召喚します!ロクソドンの強打者を明滅させて、私のターン!」

貴音(さらに打点を……!)

春香「アンタップ……ドロー!森をセット!スラーグ牙を召喚!」

貴音(手札にはアゾリウスの魔除けがある。ロクソドンを戻せばとりあえず今は凌げ……る、けれど)

貴音「至高の評決を唱えるまでに、あと2ターンですか……間に合いませんね」

春香「……」

貴音「私の負けです。してやられましたね」

春香「……お疲れ様でしたっ!」

響「あー、どんまい貴音ぇ、おめでと、春香っ!三戦目、どうする?」

貴音「今回の決着は、そうですね……対戦会で、という事にしませんか」

春香「あ、それかっこいいですね!」

貴音「ふふっ。私も春香も、次にやる時はまた強くなっているでしょう、楽しみにしていてください」

春香「はい!」

響「なんかお腹へっちゃったし、そろそろラーメン食べに行こうよ!」

貴音「そうですね。良ければ春香と千早もどうですか?」

春香「いいんですか?だったら是非!ね、千早ちゃん!」

千早「え?……そうね。たまには良いわね。行きましょうか」

響「そうと決まればしゅっぱーつ!行くぞー貴音ー!」

貴音「ええ、参りましょう」

千早「春香、サリアだけれど……あれは自分で入れたカードなの?」

春香「え?あ、いや……確かプロデューサーさんに入れとけって言われたんだ」

千早「そう、何故だかわかった?」

春香「うん。今回みたいなコントロール型のデッキには、サリアがすごい牽制になるってことだよね」

千早「そう。それによって稼いだターンで、致命的な所まで盤面を進めるの。それがわかったら私と戦うのも楽になるわよ、きっと」

春香「次やったら勝っちゃうかもね!」

千早「ふふ、まだまだ早いわ」

春香「えー?」

響「おーい二人ともー!はやくはやくー!」

今日はここまで。sageずに進めようと思った(小学生並みの感想)

金曜。

春香「すみません、少し遅れちゃいました!」

P「いやいや時間ぴったし。これで全員だな」

千早「間に合って良かったわね、春香」

春香「いやぁ、実は途中ちょっと道に迷っちゃって。ていうかこんな所にこんなお店があったんですね」

P「俺が前から通ってるショップなんだ。店長に言って、今日は貸し切り」

春香「か、貸し切りっ!?」

P「と言ってもデュエルスペースだけだから、他のお客さんの迷惑にならないようにな」

春香「うわ、結構広い……」

千早「でも、本当に良かったんですか?だって今日は……」

P「ここ、FNMはやってないんだ。客がほとんど社会人で、平日は中々時間取れなくて参加出来ないからな」

千早「ああ、そうだったんですか。……とはいえ、流石にこの人数は少し手狭ですね」

P「まぁな。だから並列二試合でやる事にした」

春香「トーナメント……私の相手、誰なんだろう」

P「後で表確認しとけよ。さて……千早」

千早「そうですね。始めましょうか」

P「よーしそんじゃ始めるぞー。とりあえず一回戦の呼び出しするから各自デッキ持ってテーブルつけー」

千早「それじゃ、行ってくるわね」

春香「え?」

千早「私の出番、初戦なの。相手は……」

響「ふっふーん!逃げずによく来たな!千早!」

貴音「響、余り相手を挑発するものではありませんよ」

千早「……我那覇さん、デッキはもう慣れた?」

響「お陰様で快調さー!千早は自分で強力なライバルを作り上げてしまったのだ!」

貴音「私の試合もまだなので、見学させてもらいます。よろしいですか?」

千早「勿論よ、四条さん。春香も良ければ見ていって」

春香「う、うん。えっと……あの」

千早「どうかしたの?」

春香「なんでもない。うん、頑張ってね!」

千早「ええ、全力を尽くすわ。……モダンマスターズの為にね!」

響「よーし、来い、千早!」

如月千早 トリコロールフラッシュ VS 我那覇響 スリヴァー

先攻響、両者マリガン無し

響「よろしくお願いしますっと!……よし。繁殖池をアンタップインして、東屋のエルフを召喚するぞ!」

響ライフ 20→18

春香「あれっ、それは……」

響「自分、スリヴァーだけに拘るのはもうやめたんだ。無理やりスリヴァーばっかり使うより、効果的に使ってあげた方がいいもんね!」

千早「そうね、良い事だと思うわ」

響「でしょ!ターンエンドだぞ!」

千早「でも、それだけで勝てるようにはならないかもしれない。ドロー……手札から神聖なる泉をタップイン。エンド、どうぞ」

響(それはその通り、結局相性は最高に悪いまんまだからね。だけど……)

響(もし千早が軽量火力を引けなくて、自分があのカードに届いちゃったら……)

響「……自分のターン、ドロー!変わり谷をセット!2マナでマナ編みスリヴァーを召喚!東屋をタップして東屋のエルフを召喚!エンドだぞ!」

千早「アンタップ、ドロー。断崖の避難所をセット……エンド」

響「アンタップ、ドロー!」

響(来たっ!けど、今は魂の洞窟が無い……打ち消しがあったら……それにまだマナ編みしか……)

響「いや!どっちにせよ出さなきゃ無理でしょ!1ターンでも速く!手札から変わり谷をセットして、全クリーチャーと土地をタップ!」

響「6マナで……前駆ミミックを召喚!」

前駆ミミック 4GU
クリーチャー―多相の戦士
あなたは前駆ミミックを、これが「あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーがトークンでない場合、このクリーチャーのコピーであるトークン1体を戦場に出す。」を得ることを除き、戦場に出ているクリーチャー1体のコピーとして戦場に出してもよい。
0/0

貴音(響のデッキは以前より速さが増しています。ですが何より、多相を活かしたコピートークンを出すギミックを搭載した事が特に大きな変更点)

春香(あのクリーチャーがいれば、毎ターンスリヴァーの数が増えていく……ただしそれは、打ち消されなければの話だけど)

千早「なるほど、そんなクリーチャーも入れていたのね。マナクリーチャーを増やしたからこそ出来る事ね」

響「うん、だけどマナは全部タップした。千早が何かあれば……」

千早「……残念だけど、通すしかないわね」

響「よしっ!マナ編みスリヴァーをコピー!ターンエンドだ!」

千早「思った以上に厄介なデッキになっているようね。でも……まだこれからよ!アンタップ、ドロー!」

千早(マナクリーチャーが増えて、軽量火力があっても焼くクリーチャーの的が散るようになった。さらに前駆ミミックの投入)

千早(全体除去が撃てるようになる前の段階でアレが出てしまうと……予想通りなら本当に面倒な事になるわ)

千早「氷河の城砦をセット!ターンエンド!」

響「自分のターン!アンタップ、アップキープに前駆ミミックのコピーが場に出るぞ!」

響「さらに東屋で繁殖池を二回タップ!2マナで捕食スリヴァーを召喚!前駆ミミックでアタックだー!」

千早ライフ 20→18

響「ターンエンド!」

千早(落ち着くのよ、如月千早。厄介ではあるけれど、リセットしてしまえば同じ事。なら、ただ落ち着いてカードを操るの)

千早「アンタップ……ドロー。断崖の避難所をセット。4マナで……至高の評決!」

春香(来た!これが通れば結局場は壊滅……どれだけ伸ばしても無意味だけど……?)

貴音(既に、対策済みなのですよ、千早)

響「マナ編み含めた3マナぁ!根生まれの防衛!」

根生まれの防衛 3W
インスタント
居住を行う。あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで破壊不能を得る。
(居住を行うには、あなたがコントロールするクリーチャー・トークン1体のコピーであるトークンを1体戦場に出す。破壊不能を持つクリーチャーは、ダメージや「破壊する」効果では破壊されない。)

千早「くっ!やはり投入していたのね!」

響「元々スリヴァートークンを出すカードが入ってたからね!前駆ミミックのお陰で無理なく投入出来たんだ!」

千早「これで、我那覇さんのクリーチャーは破壊されず……居住によって更にスリヴァーが増える」

千早(まだ負けたわけではない……けれど、流石に分が悪いわね。流れも良くない。……仕方がない、か)

千早「私の負けです。次の評決までにこの状態を覆すカードは入っていないわ」

千早(今は、ね)

響「よっし!まず一本!次も取ってみせるぞ!」

千早「では、次は私の先攻ね」

千早(落ち着いて、頭を冷やす。サイドボードを良く見て……当然、破壊不能や破壊された時発動する効果の対策は……)

千早(既に仕込んで、ある)

サイドボーディング後、先攻千早、両者マリガン無し

千早「私のターン。手札から蒸気孔をタップイン。エンド」

響(流石って感じだな。落ち着いてる。根生まれも入れている事を読んでたみたいだったし……強敵だぞ)

響「ドロー。踏み鳴らされる地をアンタップイン。東屋のエルフを召喚するぞ。エンド」

響ライフ 20→18

千早「アンタップ、ドロー。手札から氷河の城砦をセット。ターンエンド」

響「アンタップ、ドローするぞ。魂の洞窟をセット、スリヴァーを選ぶ。洞窟から青マナ、風乗りスリヴァーを召喚。東屋含む2マナで捕食スリヴァーを召喚」

響(うん、やっぱり回りが格段にいい。ただ、千早が何の対策も打たなかったとは考えにくい……何が出てくるか、気は抜けないな)

響「ターンエンドだぞ」

千早「エンド前に熟慮をプレイ。一枚ドローするわ」

熟慮 1U
インスタント
カードを1枚引く。
フラッシュバック2U(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

千早「改めてアンタップ、ドロー。硫黄の滝をセット。ターンエンド」

響「アンタップ、ドロー。陽花弁の木立ちをセット。2マナで歩哨スリヴァー、東屋含む2マナでマナ編みスリヴァーを召喚」

千早「……」

響(反応が無い……カウンターは無いのかな?)

響「風乗りスリヴァーと捕食スリヴァーでアタック。警戒でタップは無し。エンドだぞ」

千早ライフ 20→16

千早「エンド前に手札から熟慮をプレイするわ。ドロー……改めて、アンタップ、ドロー」

千早(さて、これが通れば何の苦労も無く進むのだけれど。撃たずとも状況は良くならないわね)

千早「氷河の城砦をセット。4マナで至高の評決」

響「うっ!?……何も無いぞ……」

千早「そう、それならすべてのクリーチャーを破壊」

響「うが~……」

千早「ターンエンドよ、どうぞ」

響「対策しても引けなきゃ意味がないぞ……アンタップ、ドロー。2マナで歩哨スリヴァーを召喚。エンドだぞ」

千早「仕方がないわ。フルに投入しても引けない時はあるもの。アンタップ、ドロー。変わり谷をセット。2マナでボーラスの占い師」

千早「戦導者のらせんを手札に。ターンエンド」

響「うーん……2マナで歩哨スリヴァーを召喚」

千早「召喚に対応して先にいた歩哨スリヴァーに変化/点火を撃つわ。点火で」

変化/点火 2U/1R
インスタント
変化 クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで、すべての能力を失うとともに赤の0/1の奇魔(Weird)になる。
点火 クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。点火はそれに2点のダメージを与える。
融合(あなたはこのカードの片方の半分または両方の半分をあなたの手札から唱えてもよい。)

響「うぅ……エンドだぞ」

千早「では私のターン。アンタップ、ドロー。硫黄の滝をセットしてエンド」

響「アンタップ、ドロー。2マナでマナ編みスリヴァーを召喚。歩哨スリヴァーでアタック」

千早「それなら2マナで瞬唱の魔道士を召喚、さらに2マナで点火をフラッシュバック。マナ編みスリヴァーへ」

響「あっ……」

千早「歩哨スリヴァーは瞬唱の魔道士でブロック、相打ちね」

響「……多分、もう無理だ。負けました」

千早「はい、お疲れ様です。次、行きましょうか」

響(回りは悪くなかった……最高じゃなかったけど、次点ってとこだ。けど、負けた。サイド……)

響(あ、アレがあったっけ。クリーチャーが落ちても二の矢が撃てるようにって……よっし!)

千早(今回は対策が必要にならなかったけれど、おそらく次は更に足してくるはず……)

千早(何が来ても、撃ち落とすだけ。落ち着いて、それだけやっていればいいのだから。最後まで集中して行きましょう)

先攻響、両者マリガン無し

響「自分のターン!魂の洞窟をセット!種族はスリヴァー!エンドだぞ!」

千早「私のターン、ドローします。神聖なる泉をタップイン、エンドです、どうぞ」

響「自分のターン!ドロー!うっ……と、こっちだ!踏み鳴らされる地をアンタップインして、東屋のエルフを召喚!エンド!」

響ライフ 20→18

千早「アンタップ、ドロー。硫黄の滝をプレイ、東屋のエルフに点火を。エンドです」

響(落ちた……けど本命はこっちじゃない!)

響「アンタップ、ドローするぞ!陽花弁の木立ちをセット!捕食スリヴァーを召喚!エンドだ!」

千早(こちらを通したかったようね……引っかかってしまったけれど、まぁ悪くはない)

千早「アンタップ、ドロー。断崖の避難所をセット。2マナで……」

千早「漸増爆弾をプレイ」

響「んなっ!?」

漸増爆弾 2
アーティファクト
T:漸増爆弾の上に蓄積カウンターを1個置く。
T,漸増爆弾を生け贄に捧げる:点数で見たマナ・コストが漸増爆弾の上に置かれていた蓄積カウンターの数に等しい、土地でない各パーマネントを破壊する。

響(なんであんな……いや!おかしくない!トークン除去だけじゃなく、単純な全体除去としても有用なカードだ!)

千早「カウンターを乗せてターンエンド」

響「じ、自分のターン!アンタップして、ドロー!変わり谷をセット!3マナで……巣の活性化!」

巣の活性化 2W
ソーサリー
無色の1/1のスリヴァー・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。

響(でも漸増爆弾のせいでこれ以上の展開は出来ないぞ……)

響「捕食スリヴァーでアタック!」

千早「通るわ」

千早ライフ 20→18

響「エンドだぞ!」

千早「アンタップ、ドロー……氷河の城砦をセット。2マナでボーラスの占い師をプレイ。アゾリウスの魔除けを手札に。爆弾にカウンターを乗せてエンド」

響「うぐっ……アンタップ、ドロー!あっ、来た!手札から寺院の庭をアンタップイン!3マナで……末裔の道!」

末裔の道 2G
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。
それがあなたがコントロールするいずれかのクリーチャーと共通のクリーチャー・タイプを持つクリーチャー・カードである場合、あなたはそのカードをそれのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
そうでない場合、そのカードをあなたのライブラリーの一番下に置く。

千早(エンチャント……なるほど、面倒ね)

響(全体除去は、当たり前だけどソーサリーにしか撃てない!だったら変わり谷とこいつでスリヴァーを出せば対応する策はかなり絞られるはず!)

響「アタック……はしないぞ!エンド!」

千早「……エンド前にアゾリウスの魔除けを使うわ。モードはドロー」

千早(……なるほど、的確な対策と言えるわ。運に頼る部分はあるけれど、私のデッキは赤が薄い。エンチャントに触れるのは苦労する……)

千早「アンタップ、ドロー。手札から島をセット。4マナで至高の評決」

響「クリーチャーが全部落ちるぞ」

千早「……ここからは、運の勝負ね」

響「そうみたいだな。自分が場を整えるのが先か」

千早「私が次の手を打つのが先か……勝負!ターンエンド!」

響「自分のターン!アンタップ……変わり谷をクリーチャー化!末裔の道が発動するぞ!引いたカードは……」

響「骨鎌スリヴァー!変わり谷はすべてのクリーチャータイプを持ってるから、当然そのまま場に!そんでもってドロー!」

千早「一番面倒なクリーチャーを引いてきたわね……!」

響(でも千早の場には漸増爆弾がある……ここで撃たせておくべきかな……)

響「魂の洞窟をセット、こっちもスリヴァー!2マナで捕食スリヴァーを召喚!ターンエンド!」

千早(骨鎌の除去を狙うと、あと3ターン……何らかの除去を引く事を信じるしかないわね)

千早「漸増爆弾を起動!マナコスト2のパーマネントをすべて破壊!」

響「捕食スリヴァーだけ落ちるぞ!」

千早「そして私のターン!アンタップ、ドロー!……ターンエンド!」

響「自分のターン!アンタップ、末裔の道!風乗りスリヴァーは骨鎌スリヴァーと共通するタイプを持つ!そのまま場に出すぞ!」

千早「くっ……」

響「骨鎌スリヴァーでアタック!」

千早「させないわ!戦導者のらせんをプレイ!対象は骨鎌スリヴァー!」

千早ライフ 18→22

響「ぐぬっ!……ターンエンドだぞ!」

千早「アンタップ、ドロー!ターン、エンド!」

響「アンタップ、末裔!うがっ繁殖池ぇ!土地だからプレイできないぞ……ドロー!踏み鳴らされる地をタップイン!」

響「緑で東屋のエルフを召喚!変わり谷をクリーチャー化、変わり谷と風乗りスリヴァーでアタック!ターンエンドだ!」

千早ライフ 22→19

千早「ならエンド前に熟慮!ドローします!アンタップ、ドロー!断崖の避難所をセット!点火を風乗りスリヴァーに!」

響「と、通るぞ!」

千早「ターンエンド!どうぞ!」

響「アンタップ、変わり谷をクリーチャー化!末裔……巣の活性化ぁ!?プレイ出来ない……東屋のエルフでアタック!」

千早ライフ 19→18

響「ターンエンド!」

千早「待って!変わり谷がクリーチャーの内に、瞬唱の魔道士を召喚!点火をフラッシュバック!変わり谷に!」

響「そ、そんなぁ!」

千早「そして私のターン!アンタップ、ドロー!……!エンドっ!」

響「自分のターン!アンタップ、末裔……マナ編みスリヴァー!は、エルフしかいないから出てこない……ドロー!」

響「ううううう、ターンエンドぉ!」

千早「ようやく引いて来たわ……長かった、本当に。エンド前に4マナ!修復の天使を召喚!瞬唱の魔道士を明滅……点火をフラッシュバック!東屋へ!」

響「うぁああ!」

千早「アンタップ、ドロー!瞬唱の魔道士と修復の天使でアタック!」

響ライフ 18→13

千早「ターンエンドです、どうぞ!」

響「自分のターン……アンタップ、ドロー!」

響「ここまで来ちゃったら、もう無理……みたいだぞ。お疲れ様だぞ、千早」

千早「……そう。お疲れ様でした」

勝者 如月千早 トリコロールフラッシュ

貴音「お疲れ様です、響、千早」

春香「お疲れ様、千早ちゃん、響ちゃん。すごい試合だったよ!」

響「うん……でも勝てなかったよ」

千早「結果はこうでも、実際はわからなかった……前までのスリヴァーデッキならここまで苦戦はしなかったでしょうね」

響「それだって千早のアドバイスがあったからだぞ」

千早「少し案を言っただけよ。そのデッキを……そうね、スリヴァーランプとでも言いましょうか。そこまで組み上げたのは我那覇さんの努力の成果だわ」

春香「そうだよー、すごいよ響ちゃん!」

響「……へへ、なんか照れるぞ」

貴音「次の試合が始まります、一度場所を空けましょう。移動して感想戦など如何でしょうか」

P「なんだ、見ていかないのか?」

美希「そーだよ、次ミキたちだよ?」

春香「あ、そうなんですか?」

P「うん、俺と美希の試合」

響「プロデューサー、商品惜しくなって出場したんじゃないだろうな……」

P「……」

春香「ま、まぁいいじゃない響ちゃん!せっかくだし二人の試合も見て行こうよ!」

P「そうしたらいい。次の試合だったら心配しなくてもいいぞ」

P「どうせ、すぐ終わる」

P ??? VS 星井美希 ニヴィックスシュート

美希「ミキが先攻なの!」

春香「ね、ねぇ千早ちゃん。プロデューサーさん、なんであんな事言ったのかな?」

千早「……美希のデッキもプロデューサーのデッキも高速デッキだから、終わるのが速い……ってこと、かしら」

美希(うん、良い調子!)

美希「手札から聖なる鋳造所をタップインなの、エンドだよっ」

P「ドロー。聖なる鋳造所をアンタップイン、ボロスの精鋭をプレイ。エンド」

Pライフ 20→18

ボロスの精鋭 W
クリーチャー―人間 兵士
大隊 ― ボロスの精鋭と少なくとも2体の他のクリーチャーが攻撃するたび、ボロスの精鋭はターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
1/1

貴音「……千早、あれは」

千早「ええ、そうね。グルールミッドレンジでは無さそうだけれど……」

美希「アンタップしてドロー!氷河の城砦をセット!ターンエンドなの!」

P「アンタップ、ドロー。陽花弁の木立ちをセット、炎樹族の使者を召喚」

炎樹族の使者 R/GR/G
クリーチャー―人間 シャーマン
炎樹族の使者が戦場に出たとき、あなたのマナ・プールにRGを加える。
2/2

P「使者が産んだマナでアヴァブルックの町長を召喚。ボロスの精鋭でアタック」

アヴァブルックの町長
クリーチャー ? 人間 アドバイザー 狼男
あなたがコントロールする他の人間クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
各アップキープの開始時に、直前のターンに呪文が唱えられていなかった場合、アヴァブルックの町長を変身させる。
1/1

美希ライフ 20→18

春香「はっ、速っ……!?」

響「アレ、もしかしてナヤブリッツってヤツ?」

千早「そのようね……軽量クリーチャーを超高速で展開し、相手が動き出す前に倒す、そういうデッキよ」

貴音「特筆すべきはその速度です。パワー2~3のクリーチャーがずらりと並び、あっと言う間に殴り倒される……」

美希(そんな事ミキだって知ってるの!でもミキも速さだったら負けてない!)

P「ターンエンドだ」

美希「ミキのターンなのっ!アンタップ、ドロー!聖なる鋳造所をアンタップイン!3マナ……ニヴィックスのサイクロプスを召喚!」

美希ライフ 18→16

千早「けど美希も速いわね……次のターンがくれば動けると見ていいでしょうね」

美希「ターンエンドなの!ハニーのターンだよ!」

P「アンタップ、ドロー。手札から聖なる鋳造所をアンタップイン」

Pライフ 18→16

P「炎樹族の使者をプレイ、炎樹族のマナでミジウムの迫撃砲。残った1マナで教区の勇者を召喚」

教区の勇者 W
クリーチャー―人間 兵士
他の人間があなたのコントロール下で戦場に出るたび、教区の勇者の上に+1/+1カウンターを1個置く。
1/1

美希「……むぅー、次!次なの!次もミキ先攻!」

P「落ち着けー」

先攻美希、両者マリガン無し

美希「手札から蒸気孔をセット!エンド!」

P「ドロー、手札から魂の洞窟をセット、種族は人間。1マナで実験体を召喚、エンド」

実験体 G
クリーチャー―人間 ウーズ
進化(クリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、そのクリーチャーのパワーかタフネスがこのクリーチャーよりも大きい場合、このクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
実験体から+1/+1カウンターを2個取り除く:実験体を再生する。
1/1

美希「神聖なる泉をタップイン……エンド」

P「寺院の庭をアンタップイン、2マナで炎樹族の使者を召喚、実験体にカウンターが乗る。炎樹族のマナで稲妻のやっかいもの召喚。炎樹族と結魂」

稲妻のやっかいもの 1R
クリーチャー―人間 狂戦士
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けているかぎり組である。)
稲妻のやっかいものが他のクリーチャーと組になっているかぎり、両方のクリーチャーは速攻を持つ。
2/1

P「3体でアタック」

美希ライフ 20→14

美希「硫黄の滝を……セット。ターンエンド」

P「聖なる鋳造所をアンタップイン、アヴァブルックの町長召喚」

Pライフ 18→16

P「町長以外でアタック、エンドだ」

美希ライフ 14→5

美希「……ドローして、エンドなの」

響「み、美希……サレンダーしてもいいと思うぞ?」

美希「でも、前にハニーは最後まで付き合ってくれたの。だから今回はミキの番」

貴音「美希……」

美希「だから、来て!ライフ全部削りきって見せて!」

P「……ドロー。火打ち蹄の猪に速攻付けて、全員でアタック」

美希ライフ 5→0

美希「……ふぅ、お疲れ様なの」

P「ああ、お疲れ」

響「こらープロデューサー!ちょっと加減しなすぎさー!」

春香「そうですよ!やりすぎですって!」

美希「んーん、ハニーはルール違反もしてないし、手加減して欲しくなんかないの。ありがとね、ハニー」

P「お、おう……」

美希「でも戦い足りないの!響!あっちでちょっとやろうよ!」

響「お、おお!いいぞ!」

千早「……ルールに問題はありませんが、中々対話しないタイプのデッキを出してきましたね」

P「あ、いや……つい出来心というか、これも次は組めるかわかんないなって思ったら使いたくなってさ……」

春香「もー……あ、次は誰ですか?」

P「次か。次はー……やよいと真だな」

今日はここまで。
アタック後はほんとはダメだめど応酬感出す為にやった、反省はしている。
あと昨日のPvs美希でサイクロプスにプロ赤付けてたのにボロチャ撃ってたのはミスですすみません

勝者 P ナヤブリッツ

春香「やよいもやってたんですね」

やよい「そーですよ!」

千早「あら高槻さん。今日も元気ね」

やよい「はいっ!本当は家のことしなきゃいけないから夜まで遊んでちゃダメなんですけど……」

伊織「心配しなくていいって言ったでしょ?その辺の手配は抜かりないんだから!」

やよい「伊織ちゃんのおかげでみんなと遊べるんです!」

春香「そっかー、良かったねぇ」

真「……微妙にやりづらくなる会話やめて欲しいなぁ」

雪歩「ま、真ちゃん、でも大会は大会だから!」

やよい「そうですよ、手加減しないでくださいね!」

真「う、うん!本気で行くよ!」

菊地真 ??? VS 高槻やよい ???

春香「この二人がプレイするの、初めて見るなぁ」

千早「そうね。相性で言えば……高槻さんが有利かしら」

春香「前から気になってたんだけど、相性っていうのはどういう風に決まるの?」

千早「基本的には速度で決まるわね。高速、中速、低速の3つがそれぞれ三竦みになっていると思っていいわ。勿論例外もあるけれど」

春香「高速っていうのがさっきのブリッツみたいなデッキだよね。中速っていうのは?」

千早「春香のミッドレンジのようなタイプね。1ターンから動くタイプか、2・3ターンから動くタイプか、それ以降か、くらいに考えて」

春香「ふむふむ」

千早「速攻型と中速型だと、大抵はクリーチャーやカードの質が中速の方が上だから、動き出す前に仕留め切れないと厳しいわよね?」

春香「あ、なるほど。本当に速攻で決めないとダメなんだ。ってことは中速が低速に弱いのは……」

千早「同じ理由で、一生懸命展開した場が一気に覆される場合が多いから。そして低速は……」

春香「動き出す前に倒されちゃうから、高速に弱いってことだね!」

千早「その通り。そして真のデッキは高速型、高槻さんのデッキは中低速。現時点では高槻さん有利に見えるけど……」

春香「何があるかわからないもんね」

一本目 先攻真、両者マリガン無し

真「ボクのターン、手札から血の墓所をアンタップイン。流城の貴族を召喚してターンエンドだ」

真ライフ 20→18

血の墓所
土地―沼 山
T:あなたのマナ・プールにBかRを加える。
血の墓所が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、血の墓所はタップ状態で戦場に出る。

春香(黒……?あんまり速いイメージないけど……赤が入ってるから、かな?)

やよい「私のターンですっ!ドローして……森をセット。エルフの神秘家を召喚です、ターンエンド」

真「アンタップしてドロー。手札から山をセット、2マナで悪名の騎士を召喚」

悪名の騎士 1B
クリーチャー―人間 騎士
プロテクションW(このクリーチャーは白のものによって、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)
賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
2/1

真「貴族で攻撃だ。通る?」

やよい「うー……通します」

やよいライフ 20→18

真「貴族にカウンター乗せてエンド。どうぞっ」

やよい「私のターン、アンタップ、ドロー……森を出して、神秘家さんを含めた3マナでエルフの大ドルイドを召喚します!」

エルフの大ドルイド 1GG
クリーチャー―エルフ ドルイド
あなたがコントロールする他のエルフ・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
T:あなたがコントロールするエルフ1つにつき、あなたのマナ・プールにGを加える。
2/2

やよい「ターンエンドですっ」

真「うーん、ボクのターン。アンタップ、ドローしてっと……手札から山をセット、1マナで大ドルイドに火柱」

やよい「あっ……追放されちゃいましたぁ……」

真「んで、2マナで灰の盲信者を召喚。全員でアタックだ」

灰の盲信者 RR
クリーチャー―人間 戦士
先制攻撃、速攻
プレイヤー1人が墓地から呪文を1つ唱えるたび、灰の盲信者はそのプレイヤーに3点のダメージを与える。
2/2

やよいライフ 18→12

真「貴族にカウンターが乗って、ターンエンド。やよいのターンだよ」

やよい「アンタップ、ドローっ!……うっうー、もう無いです」

一本目 勝者 菊地真

真「うしっ、まず一本!」

雪歩「次も取ろう、真ちゃん!」

伊織「……やよい、大丈夫?」

やよい「うん、大丈夫だよ伊織ちゃん。このくらいの事だったらよくあるし……このまま負けるつもりも無いから」

春香「相性上はやよいだったけど……」

千早「ええ、展開力と火力で真が制したわね」

やよい(けど、あと一歩。真さんはすっごく速くて、強いデッキを使ってるけど……)

やよい(私のデッキも伊織ちゃんと一緒に考えたデッキだもん!きっと答えてくれるはず!)

真(やよい、随分とたくさんカードを入れ替えてる……ちゃんと対策積んでるんだ)

真(ボクの方は……とりあえず運良く一本取れたけど、本当に運良くって感じだ。大ドルイドが残ってたらどうなってたか)

真(……でも、このまま行く。流れはこっちのはずだ!)

二本目 先攻やよい、真マリガン1回

やよい「私のターンです、手札から寺院の庭をアンタップインして……エルフの神秘家を召喚。ターンエンドです」

やよいライフ 20→18

真「ボクのターン。ドローして……血の墓所をアンタップイン、流城の貴族を召喚。ターンエンド」

真ライフ 20→18

やよい「アンタップして、ドロー。手札から森を出して、2マナで……絡み根の霊を召喚しますっ!」

千早(なるほど……序盤から出せる対抗策を増やしてきたのね。良いサイドボーディングだわ、高槻さん)

やよい「さらに神秘家さんから1マナ、アヴァシンの巡礼者を召喚!ターンエンドっ!」

真「さっきの逆か……今度はそっちがすごい速度だね。でもボクだって!アンタップ、ドロー!竜髑髏の山頂をセット!」

竜髑髏の山頂
土地
竜髑髏の山頂は、あなたが沼か山をコントロールしていないかぎり、タップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにBかRを加える。

真「2マナで灰の盲信者を召喚!貴族と一緒にアタックだ!」

やよい「……貴族を絡み根さんでブロックします!」

やよいライフ 18→16

真(絡み根は相打ちを取っても不死でむしろ大きくなって帰ってくる……ただボクのデッキには賛美ギミックも積んである。なんとかなる……はず)

真「ターンエンド、やよいの番だよっ!」

やよい「うっうー、私のターンっ!アンタップ、ドロー!手札から森をセット!2マナでエルフの幻想家を召喚しますっ!」

エルフの幻想家 1G
クリーチャー―エルフ シャーマン
エルフの幻想家が戦場に出たとき、カードを1枚引く。
1/1

やよい「一枚引いて……神秘家さんと巡礼者さんを含めて3マナ!エルフの大ドルイドを召喚ですっ!ターンエンド!」

真「うっ……アンタップ、ドロー、山をセット!1マナで火柱を大ドルイドに!盲信者でアタック!」

やよい「絡み根さんで受けます!」

真「盲信者の先制攻撃で絡み根が落ちるよ!ターンエンドだ!」

やよい「私のターン!ドロー!陽花弁の木立ちをセット!ロクソドンの強打者を召喚!ターンエンド!」

真「……っボクのターン!アンタップ、ドロー!竜髑髏の山頂をセット!4マナで地獄乗りを召喚!ターンエンド!」

やよい「アンタップ、ドロー!強打者さんでアタックします!」

真「盲信者でブロック!」

やよい「メイン2!4マナで……解放の樹を召喚!」

解放の樹 3G
クリーチャー―植物
防衛
T:あなたのライフの総量と解放の樹のタフネスを交換する。
0/13

真「かっ、解放の樹!?そんな……」

やよい「伊織ちゃんがサイドに入れたらって言ってくれたんです!」

真「……ロクソドンは強いけど、悪名の騎士で抜ける。だったらそれに賛美を乗せて……って考えてたんだけど」

真「流石にそれは抜けないや。ボクの負けだよ」

二本目 勝者 高槻やよい

やよい「伊織ちゃんがくれたアドバイス、やっぱり役立ったよ!」

伊織「私が間違った事言うわけがないでしょ?当然よ!」

雪歩「真ちゃん……」

真「ん?大丈夫だよ。赤だけなら苦労したかもしれないけど、ボクのデッキは黒入りだから」

真「手はある。それも、ぴったりなのがね」

三本目 先攻真、両者マリガン無し

伊織(さっきは高速デッキ用に入れておいたカードが上手く働いてくれたけど、次からはどうかしら。向こうも対策してくるだろうし……)

伊織(まぁ、私の出来るのは信じる事だけね。もどかしいけれど、やよいならきっと)

真「ボクのターン。山をセット、流城の貴族を召喚。ターンエンドだよ」

やよい「ドローして、寺院の庭をアンタップインします。東屋のエルフを召喚、エンドします」

やよいライフ 20→18

真「大袈裟じゃなく、マナクリーチャーが残るのを許したのが敗因だと思うんだよね。だから、徹底的に行くよ。アンタップ、ドロー」

真「竜髑髏の山頂をセット、灼熱の槍を東屋に。貴族でアタック、カウンターを乗せてエンド」

やよいライフ 18→17

やよい「……アンタップ、ドローします。森をセット、エルフの神秘家さんを召喚します。ターンエンドですっ」

真「ボクのターン、手札から沼をセット。2マナで悪名の騎士を召喚。貴族でアタック」

やよい(神秘家さんがいないとマナが……だけど、防がないと貴族さんがまた大きくなっちゃうし……うぅ~……)

やよい「……通します!」

やよいライフ 17→14

真「貴族にカウンターが乗る。メイン2にラクドスの哄笑者を解鎖して召喚、エンドだ」

やよい「アンタップして……ドロー!手札から森をセット!4マナで……解放の樹を召喚しますっ!神秘家さんのマナでもう一枚神秘家さんを召喚!ターンエンドします!」

やよい(よしっ!これで誰が攻撃してきても止められるはず……ありがとっ、伊織ちゃん!)

伊織(……のはず、なんだけど。そう簡単に行くかしら)

真「アンタップ、ドロー……厄介なクリーチャーだよね、本当に。ボクのデッキだとヘルカイトくらいしかくぐり抜けられるクリーチャーがいないや」

真「だけど、抜ける必要なんてもうないんだよね。2マナ……」

真「究極の価格」

究極の価格 1B
インスタント
単色のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。

伊織(やっぱり入れて来た……!黒のお家芸、単体除去カード!)

やよい「う、うっうー……」

真「対象は解放の樹だ。全員でアタックするよ」

やよい「あっ、うっ……し、神秘家さんで貴族をブロックします……」

やよいライフ 14→10

真「ターンエンドだ。どうぞ」

やよい「アンタップ……ドロー!あっ、やった!陽花弁の木立ちをセット、解放の樹をもう1回召喚ですっ!ターンエンド!」

やよい(これで多分1ターンは稼げる!多分だけど……)

真「うーん、参ったな。バラしちゃうと究極の価格一枚しかサイドに入れてないんだよね。スロットが無くて。とりあえず、アンタップ、ドロー」

真「……まぁ、別な手があるけどね。この為にあるようなカードが」

やよい「……?」

真「黒マナで、悲劇的な過ち。対象は神秘家」

やよい「あ、はい……?」

真「それを……もう一枚」

やよい「……あっ!?」

悲劇的な過ち B
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-1/-1の修整を受ける。
陰鬱―このターン、クリーチャー1体が死亡していた場合、代わりにそのクリーチャーはターン終了時まで-13/-13の修整を受ける。

真「このターン、神秘家が死亡してるから……陰鬱が発動するよ。解放の樹はタフネスが0になって、落ちる」

やよい「ああ……」

真「空いた所に全員でアタックだ」

やよいライフ 10→3

真「貴族にカウンターが乗る。……さぁ、やよいのターンだよ」

やよい(出てる土地は5個、手札は一枚……)

やよい「あの、真さん」

真「ん?」

やよい「手加減せずに戦ってくれて、ありがとうございました!とってもドキドキして楽しかったです!」

真「……うん。ボクも楽しかった」

やよい「うっうー!また遊んでくださいね!……私の負けです」

勝者 菊地真 赤タッチ黒スライ

雪歩「真ちゃん、おめでとう!やよいちゃんもすごかったね!」

真「うん、ボクもドキドキだったよ。強いね、やよい!」

やよい「違います、私だけじゃなくて、伊織ちゃんが一緒に考えてくれたから出来たんです!練習にもずっと付き合ってくれて……」

真「そっかそっか」

伊織「お疲れ、二人とも。いい試合だったわよ。ただ……私が一緒に考えたデッキが負けるってのは気に入らないわね」

やよい「ごめんね、伊織ちゃん……」

伊織「あ、そうじゃなくて!……後はこの伊織ちゃんに任せなさいって事よ!あんたの分も勝ってみせるから!」

やよい「うん!頑張ってね!」

真「ははは、やよいに勝ったんだし、ボクも簡単に負けないように頑張るよ!」

伊織「当たり前よ!」

春香「……これでこっちのブロックの一回戦は終わりだね」

千早「そのようね。……あら?でもさっきまで四条さんもいたし、春香もまだ呼ばれていないわよね?」

春香「あ、うん。ちょっと様子見たんだけど……向こうのブロック、初戦がすごい時間かかってるみたい」

千早「そうなの?まぁこちらの試合はどれも速い決着だったし……おかしくはないかしら」

時間は前後して、別卓。

真美「んっふっふ~、あずさお姉ちゃん相手だからって手加減はしないぜぃ?」

あずさ「あらあら、怖いわねぇ。でも私も頑張るから、よろしくね?」

律子「はーい、それじゃ始めるわよー。両者握手」

真美「よっろしくぅ!」

あずさ「よろしくお願いします~」

律子(この二人か……どうなるかしらね)

三浦あずさ ??? VS 双海真美 ???

一本目 先攻あずさ、あずさマリガン1回

あずさ「ん~、どうしましょうか。うん、シミックのギルド門をセットして、ターンエンドです」

シミックのギルド門
土地―門
シミックのギルド門はタップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにGかUを加える。

真美「ギルド門?ショックランドじゃなくて?」

あずさ「そうなのよ~」

真美「ふーん……?ま、いっか!真美のターン!ドロー!沼をセット……ターンエンドなのだよ」

あずさ「アンタップ、ドロー。ボロスのギルド門を出して、ターンエンド。どうぞ~」

ボロスのギルド門
土地―門
ボロスのギルド門はタップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにRかWを加える。

真美(またギルド門?あれ、なんかこれ知ってる気がするけど……なんだっけ?)

真美「うーん?とりあえずドローするよ。森林の墓地をセット」

森林の墓地
土地
森林の墓地は、あなたが沼か森をコントロールしていないかぎり、タップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにBかGを加える。

真美「血の署名を唱えるよっ!対象は真美で……2枚どっろー!」

血の署名 BB
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚引くとともに2点のライフを失う。

真美ライフ 20→18

真美「うーん……なんかビミョー……ターンエンド、上限超えるから一枚捨てるねー。草むした墓を捨てて、おしまい」

あずさ「ええと、それじゃあアンタップしてドローするわね。んー、ゴルガリのギルド門をセット」

ゴルガリのギルド門
土地―門
ゴルガリのギルド門はタップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにBかGを加える。

あずさ「2マナで門を這う蔦を召喚するわね~。効果でライブラリから門を一つ手札に加える、っと」

門を這う蔦 1G
クリーチャー―植物
防衛
門を這う蔦が戦場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーから基本土地カードか門(Gate)カードを1枚探してもよい。そうしたなら、それを公開してあなたの手札に加え、その後、あなたのライブラリーを切り直す。
0/2

あずさ「セレズニアのギルド門を手札に持ってきて、ターン終了よ」

真美「なーんかずっと引っかかってるんだよね~なんだったかなぁ?……アンタップ、ドロー」

真美「よし、そんなら確かめてみよ!沼出して、3マナで生命散らしのゾンビを召喚!」

生命散らしのゾンビ 1BB
クリーチャー―ゾンビ 戦士
威嚇(このクリーチャーはアーティファクト・クリーチャーかこれと共通の色を持つクリーチャー以外にはブロックされない。)
生命散らしのゾンビが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中から緑か白のクリーチャー・カードを1枚選び、そのカードを追放する。
3/1

あずさ「あらあら~、手札を見られるのってなんだか恥ずかしいわねぇ」

真美「んっふっふ~、あずさお姉ちゃんの手札、こーかいっ!……ん?」

あずさハンド
セレズニアのギルド門
アゾリウスのギルド門
戦導者のらせん
霊異種
迷路の終わり

真美「……迷路の終わり?」

あずさ「ええ、迷路の終わり」

真美「迷路の終わりぃ!?」

律子(……まぁ、ある意味あずささんとは一番縁遠いデッキよね。迷ったまま帰って来ないんだから)

迷路の終わり
土地
迷路の終わりはタップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールに1を加える。
3T,迷路の終わりをオーナーの手札に戻す:あなたのライブラリーから門カードを1枚探し、それを戦場に出す。
その後、あなたのライブラリーを切り直す。あなたが異なる名前の門を10個以上コントロールしている場合、あなたはこのゲームに勝利する。

真美「うあうあ~!全然予想して無かったよぉ!で、でも揃えきる前に倒せばいいんだもんね!」

あずさ「その通りよ~、頑張って、真美ちゃん」

真美「と、とりあえず今はターンエンド……」

あずさ「はい、それじゃアンタップ、ドロー。バレちゃったし、迷路の終わりをセットするわね?ターンエンド、どうぞ~」

真美「アンタップしてドロー!沼セット!2マナで血の署名!対象は真美ー!2枚引くよ!」

真美ライフ 18→16

真美「生命散らしのゾンビでアタック!威嚇でブロックできないっしょ!」

あずさ「そうねぇ、通っちゃうわね」

あずさライフ 20→17

真美「ターンエンド!」

真美(今あずさお姉ちゃんの場にある門が3枚、確かアレって9枚ある時に起動したら終わりだったはず……まだ間に合う!)

あずさ「それじゃ、私のターン。アンタップ、ドロー。迷路の終わりをもう一枚セットして、ターンエンド」

真美「げ!?」

あずさ「さっき引いてきたのよ~」

真美「ぐぬぬぬ……真美のターン!ドロー!草むした墓をタップイン!」

草むした墓
土地―沼 森
T:あなたのマナ・プールにBかGを加える。
草むした墓が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、草むした墓はタップ状態で戦場に出る。

真美「手札から冒涜の悪魔を召喚するよ!」

冒涜の悪魔 2BB
クリーチャー―デーモン
飛行
各戦闘の開始時に、いずれの対戦相手もクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。プレイヤー1人がそうした場合、冒涜の悪魔をタップし、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。
6/6

あずさ「あら~……大きい、わね」

真美「生命散らしのゾンビでアタック!ターンエンド!」

あずさライフ 17→14

あずさ「エンド前に迷路の終わりを起動するわね~。デッキから……イゼットのギルド門を場に出すわ。それから私のターン。アンタップしてドロー」

イゼットのギルド門
土地―門
イゼットのギルド門はタップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにUかRを加える。

あずさ「うーん、迷っちゃうわねぇ。とりあえず手札に戻った迷路をもう一度セットして、4マナで……戦導者のらせん、ゾンビくんにね」

あずさライフ 14→18

あずさ「4点ライフを回復して、ターンエンド。どうぞ~」

真美「真美のターン!アンタップ、ドロー!沼出して、悪魔でアタック!」

あずさ「ん~……蔦を生贄に捧げるわね」

真美「悪魔にカウンターが乗るよ!メイン2にも一体悪魔召喚!エンド!」

あずさ「困ったわねぇ……アンタップ、ドロー。アゾリウスのギルド門を場に出して……」

アゾリウスのギルド門
土地―門
アゾリウスのギルド門はタップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにWかBを加える。

あずさ「うん、ターンエンド」

真美「アンタップ、ドロー!ならず者の道をセット!悪魔二体でアタッ……」

ならず者の道
土地
T:あなたのマナ・プールに1を加える。
4T:クリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。

あずさ「ちょっと待って?肉貪りを真美ちゃんに撃つわね?」

肉貪り 1B
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャー1体を生け贄に捧げ、その後、そのクリーチャーのタフネスに等しい点数のライフを得る。

真美「カウンターが乗ってない方を生贄に捧げて6点回復……ターンエンド!」

あずさライフ 18→11

真美ライフ 16→22

あずさ「エンド前に迷路を起動~、グルールのギルド門を場に出すわね~。それから私のターン、アンタップしてドローします」

グルールのギルド門
土地―門
グルールのギルド門はタップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにRかGを加える。

あずさ「セレズニアのギルド門をセット……して」

セレズニアのギルド門
土地―門
セレズニアのギルド門はタップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにGかWを加える。

あずさ「4マナでサルーリの門番を召喚するわね」

サルーリの門番 3G
クリーチャー―エルフ 戦士
サルーリの門番が戦場に出たとき、あなたが門(Gate)を2つ以上コントロールしている場合、あなたは7点のライフを得る。
2/4

あずさ「もんが2つ以上あるから7点回復、ターンエンドよ~」

真美「うぅ……アンタップ、ドロー……沼出して、もう一体冒涜の悪魔召喚……悪魔で……」

あずさ「ごめんなさい、門番を生贄に捧げるわ。悪魔にカウンターを乗せて……」

真美「ターンエンドぉ……」

あずさ「アンタップ、ドローするわ。……5マナで都の進化、3枚ドロー。手札からラクドスのギルド門をセット」

ラクドスのギルド門
土地―門
ラクドスのギルド門はタップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにBかRを加える。

あずさ「2マナで門を這う蔦を召喚。手札にディミーアのギルド門を持ってきて、そのままセット。ターンエンドよ」

ディミーアのギルド門
土地―門
ディミーアのギルド門はタップ状態で戦場に出る。
T:あなたのマナ・プールにUかBを加える。

真美「アンタップ、ドロー……」

真美(18点は削れないし、ターン返したら……そこで迷路の終わりが起動しておしまいかぁ……)

真美「うあうあ~!負けちゃったよ~!」

あずさ「あら~」

一本目 勝者 三浦あずさ

あずさ「やりました~」

律子「なんとか揃えきりましたね、お疲れ様です……けど」

律子(真美、大丈夫かしら。拗ねなきゃいいけど)

真美「……」

あずさ(あら、真美ちゃん俯いて……大人気なかったかしら……)

真美「うん、よし、わかった。なるほどね」

律子(……なんだ、平気そうね。いらない心配だったか)

真美(最初に思った事は間違いじゃない。揃えきる前に倒せばいいんだ。あずさお姉ちゃんは除去をいっぱい積んでたけど……)

真美(真美の冒涜の悪魔は戦導者のらせんじゃ落とせない。それを見てあずさお姉ちゃんがどういうサイドボーディングをするかだねぃ)

真美「……あ」

真美(超低速デッキなら……これ、狙えるんじゃないかな?やってみよっと!)

二本目 先攻真美、両者マリガン無し

真美「真美のターン、沼セットでエンドっ」

あずさ「ドローして……」

あずさ(今のでどういうデッキかバレただろうし、ちょっとでも速く動こうとするはずよね……困るわねぇ)

あずさ「シミックのギルド門をセット、ターンエンドよ~」

真美「ドローしてっと。森林の墓地セット、ターンエンドだよー」

あずさ「……?」

真美「どったの?」

あずさ「あ、いえ、なんでもないのよ。ええと、アンタップ、ドローね」

あずさ(引きが悪い?2ターン目も黙っているなんて、どうしたのかしら……私のデッキ相手に時間をかけるなんて……)

あずさ「ボロスのギルド門をセットして、真美ちゃんのターンよ」

真美「ドロー。もいっちょ森林の墓地を出してぇ……」

真美「ねぇねぇあずさお姉ちゃん?そのデッキ、クリーチャー対策メッチャしてるよねぇ?」

あずさ「え?え、ええ。速いデッキは苦手なものだから」

真美「そっかそっか。じゃあこんなのはDo-Dai?」

真美「3マナでぇ……ヴェールのリリアナ!」

あずさ「あっ……!」

ヴェールのリリアナ 1BB
プレインズウォーカー―リリアナ
+1:各プレイヤーはカードを1枚捨てる。
-2:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
-6:プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーがコントロールするすべてのパーマネントを2つの束に分ける。そのプレイヤーは束を1つ選び、その束にあるすべてのパーマネントを生け贄に捧げる。
3

あずさ(冒涜の悪魔対策に火力を抜いて除去に切り替えたのに、そこでこれを出されるなんて……)

あずさ(ううん、予想出来たはずなのにぼんやり全部替えた私が悪いわ。とにかく何か解答を……)

真美「一番目の能力を起動するよ!お互い手札を捨てる!草むした墓を墓地へ!」

あずさ「……森を墓地へ」

真美「ターンエンドだよ!」

あずさ「アンタップ、ドロー……グルールのギルド門をセット、ターンエンド」

真美「アンタップ、ドロー!森林の墓地をセット!3マナで沼に地下世界の人脈をエンチャント!」

地下世界の人脈 2B
エンチャント―オーラ
エンチャント(土地)
エンチャントされている土地は「T,ライフを1点支払う:カードを1枚引く。」を持つ。

真美「リリアナの一番目の能力!沼を墓地へ!」

あずさ「森を……墓地へ」

真美「地下世界の人脈の能力を起動!1点払って一枚引くよ!」

真美ライフ 20→19

真美「ターンエンド!」

あずさ「アンタップ、ドロー。ディミーアのギルド門をセット、ターンエンド……」

あずさ(あと2ターン以内に何かを引けなければ……)

真美「真美のターン、アンタップ、ドロー!沼セット!生命散らしのゾンビを召喚!」

あずさハンド
濃霧
スフィンクスの啓示
至高の評決
迷路の終わり


真美「リリアナの+能力!草むした墓を捨てるよ!」

あずさ「森を捨てます」

真美「地下世界の人脈!ドロー!……エンド!」

真美ライフ 19→18

あずさ「アンタップ、ドロー。……今の手札では、どうやってもリリアナに触れない。奥義を撃たれたら次に場を整える前に負けちゃうわね」

あずさ「参りました。次に行きましょう」

真美「……よしっ!」

二本目 勝者 双海真美

あずさ(うっかりしてたわ、プレインズウォーカーを忘れるなんて……サイドから色々と足さないと)

あずさ(ん~……でも、それを含めてもなんとかなりそうかしら。全部はわからないけど……多分、大丈夫よね)

三本目 先攻あずさ、両者マリガン無し

あずさ「私のターン、シミックのギルド門をセット、エンド」

真美(今度は多分、対策積んでるっしょー。っつってもやることは……)

真美(とにかく速く倒す、それだけだけどねー)

真美「ドロー、沼をセット。落とせる物あるかわかんないけどー、黒で……強迫」

強迫 B
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札を公開する。あなたはその中からクリーチャーでも土地でもないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーは、そのカードを捨てる。

あずさ「落とせるカードはないみたいね~」

あずさハンド
グルールのギルド門
セレズニアのギルド門
サルーリの門番
門を這う蔦
ラクドスのギルド門
サルーリの門番

真美「なんか損した気分だよ~、エンドっ」

あずさ「アンタップしてドロー。グルールのギルド門をセットして、エンド」

真美「アンタップ、ドローっと。なんていうか、アレだよね~。もう門揃える時間なんてさ……あげないかんね!」

真美「森林の墓地セット!2マナで漁る軟泥を召喚!エンドっしょー!」

あずさ(今度は2ターン目から動いてきたわね……でも、見たところ少なくとも速度はミッドレンジ以下みたいだし、間に合う……かしら)

あずさ「アンタップ、ドロー。セレズニアのギルド門をセット、2マナで門を這う蔦を召喚。イゼットのギルド門を手札に。エンドよ」

真美「アンタップ、ドロー!草むした墓をアンタップイン!」

真美ライフ 20→18

真美「軟泥でアターック!」

あずさ「蔦で受けるわ~」

真美「メイン2、もいっちょ軟泥召喚!余ったマナであずさお姉ちゃんの墓地の蔦を追放!カウンターとライフゲイン!ターンエンドだよ!」

真美ライフ 18→19

あずさ「アンタップ、ドロー。イゼットのギルド門をセット。エンドね」

真美「遅いよ、あずさお姉ちゃん!アンタップ、ドロー!沼セット、3マナで地下世界の人脈を沼に!そのまま起動!」

真美ライフ 19→18

真美「ドローして……軟泥2体でアタック!」

あずさライフ 20→15

真美「ターンエンドっ!」

あずさ「うーん……アンタップ、ドロー。ラクドスのギルド門をセット、4マナでサルーリの門番を召喚。ターンエンド」

あずさライフ 15→22

真美「うぬぬ小癪なぁ……アンタップ、ドロー!……沼セット!5マナ!」

真美「見えざる者、ヴラスカ!」

見えざる者、ヴラスカ 3BG
プレインズウォーカー―ヴラスカ
+1:あなたの次のターンまで、クリーチャー1体が見えざる者、ヴラスカに戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーを破壊する。
-3:土地でないパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
-7:「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはこのゲームに敗北する。」を持つ黒の1/1の暗殺者(Assassin)クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。
5

真美「二番目の能力起動!門番を破壊するよ!」

あずさ「あらあら……」

真美「軟泥アターック!エンドっ!」

あずさライフ 22→17

あずさ「アンタップ、ドロー。アゾリウスのギルド門をセットして……」

あずさ(ヴラスカは面倒だけれど、-3を使うのにもう2ターン必要。となると、そうねぇ)

あずさ「もう1回4マナでサルーリの門番を召喚するわ~。ターンエンド」

あずさライフ 17→24

真美「うあうあ~、どんどん回復してくよー!」

あずさ「そういうデッキだもの~」

真美「でも、まだまだ!真美のターン、アンタップ、ドロー!沼セット!地下世界の人脈を起動!」

真美ライフ 18→17

真美「……ヴラスカの+能力起動して、ターンエンド」

あずさ「アンタップ、ドローします。2マナで……門を這う蔦を召喚。ディミーアのギルド門を手札に加えて、そのままセット」

あずさ(しばらくは凌げる……とは言ってもヴラスカは厄介よねぇ)

あずさ「戦導者のらせんをプレイヤーに、そのダメージをヴラスカに与えるわ。ターンエンド」

あずさライフ 24→18

真美「ヴラスカがぁ……アンタップして、ドロー!沼セット、地下世界の人脈!」

真美ライフ 17→16

真美「ドローして……!6マナぁ!」

真美「原始の報奨!!」

原始の報奨 5G
エンチャント
あなたがクリーチャー呪文を1つ唱えるたび、緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを3個置く。
土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは3点のライフを得る。

あずさ「まぁ……」

律子(あの子、あんなの入れてたかしら?……あ、なるほど。長期戦に向けて積んだって事ね。これは中々……)

真美「エンドだよっ!」

あずさ「……でも、もうすぐ門は揃うわ。アンタップ、ドロー!」

あずさ(なのに……門も、迷路の終わりも引けない!場には7枚……ギリギリ、ねぇ)

あずさ「ターンエンド」

真美「アンタップ、ドロー!5マナでもっかいヴラスカ!んでもって2マナで突然の衰微!対象は蔦!」

突然の衰微 BG
インスタント
突然の衰微は呪文や能力によっては打ち消されない。
点数で見たマナ・コストが3以下の土地でないパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。

真美「ヴラスカの二番目の能力で門番を破壊!クリーチャーじゃない呪文を二個唱えたから、軟泥の上にそれぞれ3個カウンターが乗るよ!」

あずさ「6/6と5/5……」

真美「ついでに地下世界の人脈でドロー!軟泥で殴ってターンエンド!」

あずさライフ 28→17

あずさ「間に合わせてみせるわ……エンド前にスフィンクスの啓示!X=4!4点回復、4枚ドロー!」

あずさライフ 17→21

あずさ(迷路は……引いた!けれど、まだターンはかかる……)

あずさ「改めて私のターンね。アンタップ、ドロー!迷路の終わりをセット!戦導者のらせんをヴラスカへ!」

あずさライフ 21→25

あずさ「これじゃ心許ないけど……しょうがないわね、シミックのギルド門を捨ててターンエンド」

真美「25点……ギリギリだよ……けど、きっと届く!真美のターン!アンタップ、ドロー!生命散らしのゾンビを召喚!手札見せてもらうよ!ついでにトークンも生まれる!」

あずさハンド
ゴルガリのギルド門
グルールのギルド門
迷路の終わり
セレズニアのギルド門
ラクドスのギルド門
先導者のらせん

真美(門がだぶついてるのはラッキーだけど、もう手には揃っちゃってる……あと2ターン……いや、待った!都の進化が来たら終わりじゃん!)

真美(ターン返したら、もしかしたら終わるかも……だけど、このターンじゃ無理だよぉ……)

真美「……賭けるしかないっしょ!軟泥2体でアタック!」

あずさライフ 25→14

真美「ターンエンドっ!お願い、引かないで!」

あずさ「そうね、引けば間に合う。引けば、終わり……私のターン。アンタップ……ドロー!」

真美「……都の進化、引いた?」

あずさ「残念、引けなかったわ~」

真美「ぃよっし!」

あずさ「でも」

あずさ「やっと引けたのよ~、4マナ。至高の評決」

真美「あっ……」

真美(忘れてた~!そっちでもキツいじゃん!ど、どうしよう!何か、何か手……?)

真美「あれ?」

あずさ「どうかしたのかしら?」

真美「……や、普段使わないから戸惑っちゃって。そういえば、このカードってそんなモードもあったよねーって」

あずさ「……?」

真美「2マナ」

真美「ゴルガリの魔除け!」

ゴルガリの魔除け BG
インスタント
以下の3つから1つを選ぶ。「ターン終了時まで、すべてのクリーチャーは-1/-1の修整を受ける。」
「エンチャント1つを対象とし、それを破壊する。」「あなたがコントロールする各クリーチャーを再生する。」

真美「普段は全体除去とかに使ってるんだけど、今回は3つ目のモードで起動!」

あずさ「……至高の評決がクリーチャーを破壊するけど、それはすべて再生する。そうね、そうなったらもう……」

あずさ「私に手は無いわね~」

勝者 双海真美 ゴルガリミッドレンジ

真美「やった~!勝った~!」

律子「はいお疲れ様。なかなか長かったわね」

亜美(長かったのはあずさお姉ちゃんのプレイがゆっくりだったせいな気もするのだよ)

あずさ「強いのね~真美ちゃん。負けちゃった」

真美「まぁねー、でもあずさお姉ちゃんも強かったYO!」

あずさ「そうかしら、ありがとう。良かったらもう少し相手してくれないかしら」

真美「いいよー、んじゃ別んとこいこっか」

律子「さて、それじゃ次の試合行きましょうか……って、私か。相手は……」

貴音「私ですね」

今日はここまで。

千早「ちなみに高槻さんのデッキはエルフランプ、エルフを並べてマナを稼いで、巨大なクリーチャーを出すデッキ」

律子「あずささんのは迷路の終わりで勝利する事を目標にした迷路の終わりコントロール。あれはコントロール型かしら?」

千早「迷路の終わりには濃霧というダメージを軽減するカードとドローソースを積んだターボフォグという型もあるようね」

秋月律子 モノレッドスライ VS 四条貴音 バントライブラリアウト

貴音「よろしくお願い致します」

律子「よろしくお願いします、っと」

千早「一試合目、終わったようね」

春香「そうみたいだね。……律子さんと貴音さんかぁ」

千早「両方と戦った春香としてはどちらだと思う?」

春香「うーん、貴音さんのデッキはかなり時間かけるデッキだし、相性で言うと律子さんが有利な気もするんだけどね」

千早「けど?」

春香「ただ、一度リセットカード撃たれたら次が無いのも律子さんのデッキの特色だよね?」

千早「そうね。結局のところ争点は“間に合うかどうか”になるわね。まぁ、見てみましょうか」

一本目 律子先攻、両者マリガン無し

律子「私のターンからね。山セット、ラクドスの哄笑者を解鎖して召喚。ターンエンド」

貴音「では……ドローした後、手札から繁殖池をタップイン。終了します」

律子「はい、それじゃ私のターン。山セット、それから石大工を召喚」

千早(まずはテンプレート通りの展開ね……)

律子「哄笑者と結魂。哄笑者でアタック」

貴音ライフ 20→18

律子「メイン2にラクドスの哄笑者をもう1体。当然解鎖、エンドよ」

貴音「……アンタップ、ドローします。寺院の庭をタップイン、終了いたします」

律子「アンタップ、ドローして……山セット、全員でアタック」

貴音(5点……通すべきか、否か。いえ、堅実に行くとしましょう)

貴音「では濃霧を。戦闘ダメージはすべて軽減されます」

律子「メイン2に紅蓮心の狼を召喚。ターンエンド、どうぞ」

貴音「では……内陸の湾港をセットして終了」

律子「アンタップ、ドロー。山セット、地獄乗りを召喚」

貴音「……雲散霧消させていただきます」

雲散霧消 1BB
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをオーナーの墓地に置く代わりに追放する。

律子「地獄乗りは追放ね……全員でアタック」

貴音ライフ 18→12

貴音「アンタップ、ドロー……ふむ。内陸の湾港をセット……」

貴音(色がひとつ足りませんね……どうしたものか)

貴音「ボーラスの占い師を召喚、アゾリウスの魔除けを手札に加えて終了、どうぞ」

律子「アンタップ、ドロー」

律子(マナ的にはもう十分すぎるはず……評決が撃てない色なのはいいけど、次で何か引かれたら面倒ね。魔除けのバウンスは困るわ……)

律子(かといって殴らなければ魔除けでもドローされる。どっちに賭けようかしら)

律子「……山セット、全員でアタック」

貴音「では、アゾリウスの魔除けで結魂している哄笑者を山札へ」

律子「はいはい。それじゃ終了するわ」

貴音ライフ 12→8

貴音(次のターンがくれば評決に届きますが……返しのターンで哄笑者と石大工が結魂、全員の攻撃でライフが……)

貴音「参りました、ありません」

律子「はい、お疲れ様」

一本目 勝者 秋月律子

貴音「やはり三色で目標の基板を作るのは手間ですね」

律子「そうでもないとやってられないわよ、本気で」

春香「あ、そっか。評決の色マナって白白青だっけ」

千早「そうね。今の四条さんの場は緑に寄りすぎていて白が2つ出せなかったのね」

春香「三色だと色事故もあるんだね……」

貴音(終末まで入れる必要はないかもしれませんね。そもそもそこまで待ってくれる相手ではない)

貴音(となると……少しやり方を変えてみましょうか)

律子(順当に回れば勝てる、と。とはいえ濃霧まで入れられてるのは厄介ね)

律子(さっきはたまたま撃てなかったけど、多分評決は手に入ってた。ターン的には撃てる所まで行っていたし、もし撃たれてたら……ゾッとしないわね)

律子(ああ、そういえばあんなの積んでたわね。入れてみようかしら)

二本目 先攻貴音、両者マリガン無し

貴音「では。手札から繁殖池をタップインし、終了いたします」

律子「ドローして、山セット。ラクドスの哄笑者を解鎖して召喚、エンドよ」

貴音「アンタップ、ドロー。内陸の湾港を出し、遥か見。寺院の庭を場に。終了です」

律子「アンタップ、ドロー……山セット」

律子(マナ事故は無さそうね。無意味に展開するのは愚策か……)

律子「山セット、哄笑者でアタック」

貴音ライフ 20→18

律子「ターンエンド」

貴音「アンタップ、ドロー。神聖なる泉をアンタップイン。再度遥か見、神聖なる泉をもう一枚場に出し……終了します」

貴音ライフ 18→16

律子「アンタップ、ドロー。ヘリオンのるつぼをセット」

律子(あの2マナ……まぁ、いいか)

律子「哄笑者でアタック」

貴音「アゾリウスの魔除けです。山札の上へ」

律子「やっぱり……エンドよ」

貴音「アンタップ、ドロー。内陸の湾港を出し、終了」

律子「今度は良い回りしてるわね……エンド前にるつぼにカウンターを。私のターン、アンタップ、ドロー」

律子(土地が詰まった……クロックも無い。うーん)

律子「ラクドスの哄笑者を2体召喚。どちらも解鎖、エンド」

貴音「アンタップ、ドロー。内陸の湾港を場に、終了」

律子「アンタップ、ドロー……山セット、哄笑者でアタック」

貴音「片方をアゾリウスの魔除けで山札へ」

貴音ライフ 16→14

律子「さて、じゃあやってみようかしら。4マナ」

律子「燃え立つ大地をエンチャントするわ」

燃え立つ大地 3R
エンチャント
プレイヤー1人がマナを引き出す目的で基本でない土地を1つタップするたび、燃え立つ大地はそのプレイヤーに1点のダメージを与える。

貴音「……やはり、投入してきましたか」

律子「まぁ、リセットカードは大敵なわけだから……こっちとしてはその上を行かないとね。エンド」

貴音「アンタップ、ドロー。森をセット……終了です」

律子「はい、アンタップ、ドロー。リセットカードを撃てば壊滅的な打撃を与えられる。と同時に……大量のライフロスがある」

律子「M14は赤使いに取って追い風よ、間違いなく。ヘリオン含む4マナで地獄乗り召喚」

律子ライフ 20→19

律子「哄笑者と地獄乗りでアタック」

貴音「通ります」

貴音ライフ 14→7

律子「終了。どうぞ」

貴音「アンタップ、ドロー」

貴音(……評決を引き、かつ啓示もある。普段なら評決から啓示で優位に立てるのですが……)

貴音「評決を撃てばライフが足りなくなり、啓示を撃った所でライフゲインよりもダメージが大きい。手詰まりです」

貴音「お見事でした」

勝者 秋月律子 モノレッドスライ

律子「……っふぅ。なんとかってとこね」

千早「流石ね、律子」

貴音「ええ、相手のマナを見て展開を抑える、でありながらプレッシャーをかける事を忘れない」

亜美「燃え立つ大地は完璧な対策だったねー、お姫ちんのデッキってほとんど特殊土地っしょ?」

春香「あ、亜美いたの?」

亜美「さっきからいるYO!だって次の対戦亜美だもん!」

春香「あ、そうなんだ。……ってことは」

亜美「そーだよ、次ははるるんと亜美!」

天海春香 セレズニアミッドレンジ VS 双海亜美 ???

春香「それじゃよろしくね、亜美」

亜美「はるるんもよろよろ~」

千早「さて、この二人の対戦ね……そういえば亜美のデッキは見たことが無いわね」

律子「あら、千早は亜美とやったこと無かったのね」

千早「ええ、実は……」

律子「そうねぇ、あんまり言うと春香にヒント与えちゃうから、ぼかして言うと……」

律子「決して切れない蜘蛛の糸を垂らすデッキ……かしら?」

千早(蜘蛛の糸……?)

一本目 先攻亜美、両者マリガン無し

亜美「亜美のデッキさー、メイズもM14も良いパーツ無くて入れてないんだよね~……」

春香「あ、そうなんだ」

亜美「だからもうお別れ会なカンジなのだよ。んじゃ、亜美のターン!聖なる鋳造所タップインしてエンドするね」

春香「ん、私のターン。ドローして寺院の庭をアンタップイン、アヴァシンの巡礼者を召喚してエンド」

春香ライフ 20→18

亜美「んーと、アンタップしてドロー。陽花弁の木立ちをセットして……根囲い撃つYO」

根囲い 1G
ソーサリー
あなたのライブラリーのカードを上から4枚公開する。これにより公開されたすべての土地カードをあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。

亜美「寺院の庭と森林の墓地を手札に加えてー、後は墓地へ送るねー」

千早(あら?今のカード……)

亜美「エンドだよ!」

春香「アンタップ、ドロー。んー……寺院の庭をタップインしてエンドっ」

亜美「アンタップ、ドローして、魂の洞窟をセット!種族は人間だよー。んでもって悪鬼の狩人を召喚!」

悪鬼の狩人 1WW
クリーチャー―人間 クレリック
悪鬼の狩人が戦場に出たとき、他のクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。
悪鬼の狩人が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
1/3

亜美「巡礼者を追放しちゃうよ!エンドっ!」

春香「あぅ……んー寺院の庭をタップイン。東屋のエルフを召喚してエンド」

亜美「アンタップしてドローっと。森林の墓地をセットして、高原の狩りの達人を召喚!」

高原の狩りの達人 2RG
クリーチャー―人間 狼男
このクリーチャーが戦場に出るか《高原の狩りの達人》に変身するたび、緑の2/2の狼クリーチャー・トークンを1体戦場に出し、あなたは2点のライフを得る。
各アップキープの開始時に、直前のターンに呪文が唱えられていなかった場合、高原の狩りの達人を変身させる。
2/2

亜美「トークン出して、ライフゲイン2!エンドなのだよ!」

亜美ライフ 20→22

春香「アンタップ、ドロー……陽花弁の木立ちセット、東屋含めた5マナでテューンの大天使を召喚!ターンエンド!」

亜美「うっ……飛行……あ、亜美のターン!ドロー!根縛りの岩山をセットして、信仰無き物あさり!」

信仰無き物あさり R
ソーサリー
カードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる。
フラッシュバック2R(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

亜美「2枚引いて……2枚捨てる。2マナでもっかい根囲い!根縛りの岩山、踏み鳴らされる地、魂の洞窟を手札に、一枚捨てる」

亜美「1マナでもっかい信仰無きものあさり!2枚引いて2枚捨てる!魂の洞窟と踏み鳴らされる地を捨てて……エンド」

春香「うわ、一気に墓地が……」

亜美(でも当たりが出てないのだよ……)

春香「アンタップ、ドロー。ガヴォニーの居住区をセット、セレズニアの魔除けでトークン出して、テューンの大天使でアタック」

亜美「ブロック出来ないよ~……」

亜美ライフ 22→18

春香ライフ 18→22

春香「回復したからクリーチャーにカウンターが乗るね。ターンエンド、どうぞ」

亜美「ううー……アンタップ、ドロー。2マナで遥か見を……2枚」

亜美「血の墓所と聖なる鋳造所を出して、手札から神無き祭殿をタップインして……終了」

春香「アンタップ、ドロー。陽花弁の木立ちをセットして、テューンの大天使と騎士でアタック」

亜美「騎士をトークンで止めるのだよ……」

亜美ライフ 18→14

春香ライフ 22→26

春香「またカウンターが乗るっと……ターンエンド」

春香(亜美はなんだか動けてないみたいだし、もしかしたらこのまま勝っちゃう?……だといいなぁ)

亜美「アンタップ、ドロー……あ」

春香「ん、どうかしたの?」

亜美「いや、どうかしたっていうか……やってみよっか。カルテルの貴種を召喚」

カルテルの貴種 WB
クリーチャー―人間 アドバイザー
他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる:カルテルの貴種はターン終了時まで、プロテクション(あなたが選んだ色1色)を得る。
2/2

亜美「着地するなら能力を起動して悪鬼の狩人を生贄にするよー。プロテクション白ね。あ、巡礼者戻していいYO」

春香「あ、うん」

亜美「んでもって、もっかい貴種の能力を起動。狩りの達人を生贄に、プロ緑」

春香「うん……?」

亜美「それから……墓地のカードをフラッシュバックするね。4マナ」

亜美「堀葬の儀式」

堀葬の儀式 4B
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
フラッシュバック3W(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

春香「墓地のクリーチャー……何を戻すの?」

亜美「んーとねぇ、栄光の目覚めの天使」

春香「あ、さっき物あさりで捨ててた……ん?」

栄光の目覚めの天使 5WW
クリーチャー―天使
飛行
栄光の目覚めの天使が戦場に出たとき、すべてのゾンビを追放し、その後あなたの墓地にあるすべての人間クリーチャー・カードを戦場に戻す。
4/6

春香「ゾンビはいないけど……墓地の、人間?」

亜美「さっき生贄にした2体と捨てといた貴種が帰ってくるよー。んで……」

亜美「悪鬼の狩人の能力で天使を追放するね。狩り達の効果でトークンとライフゲイン」

春香「うんうん」

亜美「そんで、狩り達と悪鬼の狩人を生贄にして貴種にプロテクション赤青でもつけとくね。そんでもって狩人が消えたから天使が帰ってくる」

春香「ふんふん……?」

亜美「帰ってきた天使と一緒にさっき生贄にした狩り達と狩人が帰ってきて、狩人の能力で天使を追放、トークンとゲイン」

亜美「これを……765回」

春香「」

亜美「続ける?」

春香「マケマシタ」

一本目 勝者 双海亜美

春香「」

亜美「はるるーん?だいじょぶ?」

春香「……はっ!だ、大丈夫だよ亜美!びっくりしちゃっただけ!」

亜美「そっかそっか、次もあるからしっかりしてねー」

春香「う、うん」

春香(びっくりしたー……無限ループってヤツかぁ。うーん、どうしよう)

春香(あ、どうしようもこうしようもないや。サイドからアレ入れたらいいんだ)

二本目 先攻春香、両者マリガン無し

春香「寺院の庭をアンタップイン、アヴァシンの巡礼者を召喚してエンド」

春香ライフ 20→18

亜美「踏み鳴らされる地をアンタップインして信仰無きものあさりを使うね」

亜美ライフ 20→18

亜美「栄光の目覚めの天使と悪鬼の狩人を捨てる。エンドだよー」

亜美(一本は取れたけど、亜美のデッキは対策バレバレだかんねー、なに積んでくるかなぁ)

春香「アンタップ、ドロー。陽花弁の木立ちをセットして……多分、これでいいと思うんだけどな。2マナ」

春香「安らかなる眠り」

安らかなる眠り 1W
エンチャント
安らかなる眠りが戦場に出たとき、すべての墓地にあるすべてのカードを追放する。
カードかトークンがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりにそれを追放する。

亜美「うあうあ~!ド本命で来たよー!」

春香「巡礼者でアタックしてエンド。どうぞー」

亜美ライフ 18→17

亜美「うーん、とりあえずアンタップしてドローするね」

亜美「陽花弁の木立ちをセットして、遥か見で血の墓所出して……おしまい」

春香「アンタップ、ドロー。森セット、漁る軟泥を召喚。ターンエンドかな」

亜美「アンタップ、ドロー……根縛りの岩山出して、アヴァシンの巡礼者召喚。信仰無きものあさりをプレイ」

亜美「……寺院の庭を2枚捨てて、エンド」

春香「エンド前にセレズニアの魔除けでトークン出すね。アンタップ、ドロー。ガヴォニーの居住区をセット」

春香「酸のスライムを召喚、踏み鳴らされる地を破壊……騎士と軟泥でアタック」

亜美「んー、通すね」

亜美ライフ 17→13

春香「ターンエンド、どうぞ」

亜美「アンタップ、ドロー。陽花弁の木立ちをセットして……ってタップインじゃん!うあ~、ターンエンド」

春香「アンタップ、ドロー。平地をセット、ガヴォニーの居住区を起動して、全員にカウンター。全員でアタック」

亜美「うー……もう無いや、亜美の負け」

二本目 勝者 天海春香

春香(ふぅ、なんとかなったー)

亜美「はるるん、RIP入れてたんだ」

春香「あ、うん。千早ちゃんに言われて……」

亜美「もー、千早お姉ちゃんは余計なことするー」

亜美(なんて、言ってるけど……実は結構イケたりするんだよね~。サイドサイドっと)

三本目 先攻亜美、両者マリガン無し

亜美「最後は亜美がもらうかんね!聖なる鋳造所をタップインしてエンド!」

春香「私だって負けないよ!ドローして、森セット!アヴァシンの巡礼者召喚!エンド!」

亜美「ドロー!魂の洞窟セット!種族は人間!白黒でカルテルの貴種召喚!エンド!」

春香「アンタップ、ドロー!森セット、東屋のエルフとアヴァシンの巡礼者召喚!エンド!」

亜美「すごいマナ加速だけど……それだけじゃ勝てないよ!アンタップ、ドロー!根縛りの岩山をセット!」

亜美「3マナで悪鬼の狩人!東屋のエルフを追放!貴種でアタック!」

春香「んー……通す!」

春香ライフ 20→18

亜美「ターンエンド!」

春香「アンタップ、ドロー!寺院の庭をアンタップイン!巡礼者2体含めた5マナでテューンの大天使を召喚!エンド!」

春香ライフ 18→16

亜美「うぐっ……聖なる鋳造所をアンタップイン!平和な心をテューンの大天使にエンチャント!」

平和な心 1W
エンチャント―オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーでは攻撃したりブロックしたりできない。

春香「ああ……大天使がほんわかふわふわした気持ちに……」

亜美「貴種でアタックするよ!ターンエンド!」

春香ライフ 16→14

春香「私のターン、アンタップ……ドロー!陽花弁の木立ちをセット!酸のスライムを召喚!平和な心を破壊!」

亜美「げっ!?」

春香「テューンの大天使でアタック!カウンター乗せてエンド!」

亜美ライフ 18→14

春香ライフ 14→18

亜美「アンタップ、ドロー!高原の狩りの達人を召喚!……エンドだYO!」

春香「アンタップ、ドロー!修復の天使を召喚!スライムを明滅して魂の洞窟を破壊!」

春香「テューンの大天使でアタック!」

亜美ライフ 14→9

春香ライフ 18→23

春香「安らかなる眠りを置いてターンエンド!」

亜美「亜美のターン……ドロー!魂の洞窟を置いてカルテルの貴種を召喚!……けど、エンドしかないんだよね」

春香「アンタップ、ドロー。全員でアタック」

亜美「天使2体をブロック出来ないから、それだけで9点。これで、おしまいだね」

勝者 天海春香 セレズニアミッドレンジ

亜美「あ~負けちったかぁ」

春香「お疲れ様。一本目はほんとびっくりしちゃったよー」

亜美「へへ、すごいっしょ?真美と二人で考えたんだー。はるるん亜美に勝ったんだから、負けちゃやだかんね」

春香「うん、やれるだけやってみるよ。また遊んでね」

亜美「もちだよ!」

律子「さて、次が一回戦最終試合ね。雪歩と伊織か……」

今日はここまで。
余談というかなんというか、大まかな展開はともかく基本実際にソリティアしてるから積んだ対策が出ない事もある

貴音「実はサイド後、火力と霊異種を積んでライフを削る型にしていました」

亜美「亜美は除去積んで普通のミッドレンジにしてたんだよね~」

春香「どちらも出る前に決着がついちゃったからね……」

基本スタン勢で、モダンもやってみっかーって思ったけど財布を覗いて辞めました

萩原雪歩 ??? VS 水瀬伊織 ???

雪歩「よろしくお願いします……」

伊織「よろしく。最初に言っておくけど、負けるつもりはないわ」

雪歩「……そ、それは、私も同じだもん」

伊織「……やよいの分も勝つって約束したのよ」

雪歩「私は、勝って真ちゃんと戦う……戦いたい」

伊織「そ、お互い譲れないってわけ?」

雪歩「ここは、引いちゃいけない所だと思うから」

伊織「だったら……全力でやりましょう」

一本目 先攻伊織、両者マリガン無し

伊織「私のターン。メインに神無き祭殿をアンタップイン、教区の勇者を召喚。エンドよ」

伊織ライフ 20→18

雪歩「わ、私のターン……ドロー。草むした墓をタップインしてエンド」

伊織「ドローしてメイン。血の墓所をアンタップイン、宿命の旅人を召喚」

宿命の旅人 W
クリーチャー―人間 兵士
宿命の旅人が死亡したとき、飛行を持つ白の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
1/1

伊織ライフ 18→16

伊織「勇者にカウンターが乗るわ。勇者でアタックしてエンド」

雪歩ライフ 20→18

雪歩「ドロー、陽花弁の木立ちをセット……カルテルの貴種を召喚」

千早「……あら」

律子「そうなのよ」

春香「え、なんですか?」

千早「見ていたらわかるわ」

春香「……?」

雪歩「ターンエンドですぅ」

伊織「……そういえば、そうだったわね。平地セット、カルテルの貴種を召喚」

春香「あ……なるほど」

千早「あの二人、どうやら色こそ違えどデッキはほぼ同型……」

律子「アリストクラッツのミラーマッチってわけね」

伊織「ん……勇者にカウンターを乗せて、旅人を貴種の生贄に。貴種はそうね、プロテクション黒。トークンを出すわ」

伊織「1マナで悲劇的な過ちをそっちの貴種に。陰鬱発動で貴種が落ちるわね」

雪歩「うぅ……はい……」

伊織「勇者でアタックしてエンド」

雪歩ライフ 18→15

雪歩「アンタップ、ドロー……森林の墓地をセット。2マナで血の芸術家を召喚」

血の芸術家 1B
クリーチャー―吸血鬼
血の芸術家か他のクリーチャーが死亡するたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
0/1

雪歩「……ターンエンド」

伊織「アンタップしてドローするわ。断崖の避難所をセット……2マナ、スカースダグの高僧を召喚」

スカースダグの高僧 1B
クリーチャー―人間 クレリック
陰鬱―T,あなたがコントロールするアンタップ状態のクリーチャーを2体タップする:飛行を持つ黒の5/5のデーモン・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。この能力は、このターン、クリーチャー1体が死亡していた場合にのみ起動できる。
1/2

伊織「勇者にカウンター追加。高僧以外でアタック」

雪歩「勇者を血の芸術家で受けます」

雪歩ライフ 15→12

伊織ライフ 16→15

伊織「ターンエン……」

雪歩「ド、前に悲劇的な過ちを教区の勇者に。陰鬱です」

伊織「しょうがないわね……今度こそエンドよ」

雪歩「アンタップ、ドローします……寺院の庭をタップイン、宿命の旅人とスカースダグの高僧を召喚。エンド」

伊織「アンタップ、ドロー。神無き祭殿をタップイン。トークンと貴種でアタック」

雪歩「貴種を旅人で受けます、トークンを生成」

雪歩ライフ 12→11

伊織「メイン2、未練ある魂を唱えるわ」

未練ある魂 2W
ソーサリー
飛行を持つ白の1/1のスピリットクリーチャー・トークンを2体戦場に出す。
フラッシュバック1B(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)

伊織「スカースダグの高僧の能力を起動。高僧とトークン2体をタップして5/5の悪魔を召喚。ターンエンド」

雪歩「私のターン、寺院の庭をタップイン……情け知らずのガラクを召喚。2番めの能力でトークンを生成」

情け知らずのガラク 3G
プレインズウォーカー―ガラク
情け知らずのガラクの上の忠誠カウンターが2個以下であるとき、彼を変身させる。
0:クリーチャー1体を対象とする。情け知らずのガラクはそれに3点のダメージを与える。そのクリーチャーは彼に、それのパワーに等しい点数のダメージを与える。
0:緑の2/2の狼クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
3

雪歩「……ターンエンド」

伊織「私のターン。2マナで血の芸術家を召喚……トークンを1体生贄に捧げて貴種にプロテクション緑を」

雪歩ライフ 11→10

伊織ライフ 15→16

伊織「貴種と悪魔、トークン1体で攻撃」

雪歩「……貴種を高僧で、悪魔をトークンで止めます」

雪歩ライフ 10→7

伊織ライフ 16→18

伊織「そう。なら高僧とトークンが落ちて……メイン2。高僧の能力で悪魔を召喚。ターンエンド」

雪歩「アンタップ、ドロー……私、の、負け……です」

一本目 勝者 水瀬伊織

伊織「ふぅ……まず一本、ね」

伊織(デッキが良く回ってくれたわ……お互い同型ってことは対策すると自分にも被害が及ぶ可能性があるって事……雪歩はどうするかしら)

雪歩「まだ、一本……大丈夫、大丈夫」

雪歩(ずっと後手後手になっちゃったけど、多分デッキの内容は負けてない。初手を厳しめにキープして……)

雪歩(お互いの色だと、RIPくらいしか目立った対策はないと思うんだけど、それだと自分もダメになっちゃうし……)

雪歩(純粋に、引きと立ち回りの勝負になるのかな……うぅ、自信な……あ)

雪歩(真ちゃん……見てくれてるんだ。……弱気になっちゃダメ!勝てる!私なら!)

二本目 先攻雪歩、両者マリガン1回

雪歩「私のターン、寺院の庭をアンタップインして宿命の旅人を召喚。ターンエンド」

雪歩ライフ 20→18

伊織「ドロー。……神無き祭殿をタップイン。エンドよ」

雪歩「まるでさっきの逆だね。アンタップ、ドロー。草むした墓をアンタップイン。カルテルの貴種を召喚して旅人でアタック」

伊織ライフ 20→19

雪歩ライフ 18→16

伊織「結果さえさっきと同じならそれでいいのよ。アンタップ、ドロー。血の墓所をアンタップイン、スカースダグの高僧を召喚。エンド」

雪歩「そうはならないよ、きっと。ドローして……森林の墓地をプレイ。3マナで……縞痕のヴァロルズを召喚」

縞痕のヴァロルズ 1BG
クリーチャー―トロール 戦士
あなたの墓地にある各クリーチャー・カードは、それぞれ活用を持つ。活用コストは、それ自身のマナ・コストに等しい。(クリーチャー・カードをあなたの墓地から追放し、それ自身のマナ・コストを支払う:クリーチャー1体を対象とし、それの上にそのカードのパワーに等しい数の+1/+1カウンターを置く。活用はソーサリーとしてのみ行う。)
他のクリーチャーを1体生け贄に捧げる:縞痕のヴァロルズを再生する。
2/2

雪歩「宿命の旅人と貴種でアタック」

伊織「……通すわ」

伊織ライフ 19→16

雪歩「ターンエンド」

伊織「アンタップ、ドロー。断崖の避難所をセット。教区の勇者とカルテルの貴種を召喚。勇者にカウンター乗せてターンエンドよ」

雪歩「アンタップして、ドローします。陽花弁の木立ちをセット、情け知らずのガラクを召喚。一番目の能力を起動。対象は高僧」

伊織「高僧が落ちて、ガラクに1点のダメージを与えるわ」

雪歩「これで、情け知らずのガラクは変身する。ヴェールの呪いのガラク」

ヴェールの呪いのガラク
プレインズウォーカー―ガラク
+1:接死を持つ黒の1/1の狼クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
-1:クリーチャーを1体生け贄に捧げる。そうした場合、あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加える。そのあと、あなたのライブラリーを切り直す。
-3:あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+X/+Xの修整を受けるとともにトランプルを得る。Xは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードの枚数である。

雪歩「それじゃ、旅人を生贄に捧げて貴種にプロテクション白を付けるね。貴種でアタック」

伊織ライフ 16→14

雪歩「ターンエンド、どうぞ」

伊織「……ドロー。竜髑髏の山頂をセット、教区の勇者をもう1体召喚して未練ある魂を唱えるわ。貴種はトークンを生贄にしてプロテクション黒。先にいた勇者と貴種でアタック」

雪歩「……勇者をトークンでブロック」

伊織「貴種の2点はガラクへ。ターンエンドよ」

雪歩「……アンタップ、ドロー!宿命の旅人とスカースダグの高僧を召喚!1マナで墓地の旅人を活用!貴種にカウンターを乗せます!ターンエンド!」

伊織「アンタップ、ドロー!……カルテルの貴種を召喚!勇者たちにトークン追加!墓地の未練ある魂をフラッシュバック!トークン召喚!」

伊織「トークンを生贄に貴種にプロテクション黒!先にいたトークン、貴種、大きい方の教区の勇者でアタック!」

雪歩「トークンはブロック出来ない……貴種は旅人で、勇者は……~~~ッ通します!」

雪歩ライフ 16→12

伊織「ターンエンド!」

雪歩「エンド前に高僧の能力を起動!悪魔を召喚します!私のターン!ドロー!」

雪歩「墓地の旅人を活用して貴種にカウンター!悪魔でアタック!」

伊織「トークンでブロック!」

雪歩「エンドですぅ!どうぞっ!」

伊織「アンタップ、ドロー!平地セット!未練ある魂!即フラッシュバックでトークン4体!」

伊織「トークン1体ずつ生贄!両方の貴種にプロテクション白!アタック!」

雪歩「通します!」

雪歩ライフ 12→8

伊織「エンドよ!」

雪歩「エンド前に高僧起動!悪魔召喚して私のターン、ドロー!」

雪歩(どうしよう……アタックが通れば射程圏内。けど、もし返しに何かあったら……真ちゃんだったら、どうするかな)

雪歩(……いつもみたいに、やらないで負けた時の方が後悔するかな。うん。だったら、行こう!)

雪歩「トークンを生贄に貴種にプロテクション白!貴種と悪魔2体でアタック!」

伊織「……とっ……うぅ……悪魔を1体ブロック!!」

伊織ライフ 14→5

伊織(そう、雪歩も同じなのね。あと一枚に賭ける……お互い、首元に刃が迫ってるけど……)

伊織「勝つのは……私なんだから!ドロー!」

伊織「……ギリギリだったわよ、本当に。もうダメだって思った。あんたと私のデッキは似てるし、お互い弱点も知ってるしね」

伊織「けど、似てるだけで違う所もあるわよね。それが、これよ……4マナ」

伊織「ファルケンラスの貴種を召喚!」

ファルケンラスの貴種 2RB
クリーチャー―吸血鬼
飛行、速攻
クリーチャーを1体生け贄に捧げる:ファルケンラスの貴種はターン終了時まで破壊不能を得る。
その生け贄に捧げられたクリーチャーが人間だった場合、ファルケンラスの貴種の上に+1/+1カウンターを1個置く。
4/1

伊織「場の教区の勇者とカルテルの貴種を2体ずつ生贄に!ファルケンラスの貴種にカウンターを4つ!」

伊織「ファルケンラスの貴種で……アタック!8点!」

雪歩「……通るよ、伊織ちゃん」

雪歩ライフ 8→0

勝者 水瀬伊織 アリストクラッツ

雪歩「……負けちゃった」

伊織「今の一本、慎重に行けば勝てたはずよ。最後に賭けに出た理由は?」

雪歩「……勝てたかもしれないのはどっちも同じ。だったら、やって負けた方がすっきりするかなって思ったんだ」

伊織「そう。……今回は私の勝ちだけど、次やったらわかんないわ。そういう試合だった。楽しかったわよ」

真「きれいな試合だったよ、雪歩」

雪歩「ごめんね真ちゃん、負けちゃった」

真「ボクとだったらいつでもやろうよ。伊織もお疲れ、かっこよかったよ」

伊織「当然よ。……真、あんたに当たるまで私、負けないから」

真「……待ってるよ」

春香「えっと、解説お願い、千早ちゃん」

千早「水瀬さんのデッキは赤白黒のアリストクラッツ……貴種デッキね。対して萩原さんのデッキは黒緑白」

律子「ジャンクアリストクラッツってデッキね。赤よりも盤面の維持に向くタイプってとこ」

春香「あ、死亡したらトークンってカードは緑に多いですもんね」

千早「それとガラクが採用出来るのも大きいわ。赤にはちょうど良いプレインズウォーカーはいないから……」

律子「ティボルトとティボルトよりマシおばさんは本当、もうちょっとなんとかして欲しいわね……」

春香「おばさんって……でも、今回は赤を採用した伊織の最後の一押しが効いたって事か……」

千早「そうなるわね。さて、これで一回戦は終わりね」

春香「残ってるのは……千早ちゃんとプロデューサーさんと、真美……」

律子「私と春香、それから伊織ね」

千早「あら?人数が合わないわね。どうなるのかしら」

P「いや、あってるぞ」

春香「あ、プロデューサーさん。どういう事ですか?」

P「いや、隠しておけって言われたから隠しといたんだがな。一番上に紙貼ってるだろ」

律子「あら、本当。これ、なんですか?」

P「剥がしてみ」

ピラッ

千早「音無小鳥……音無さん?」

P「最後滑り込みでに参加します!って来たから枠が無くてさ……仕方ないからシードにしたんだよ」

律子「って事は……」

小鳥「そう!私と千早ちゃんの戦いが二回戦第一試合なのよ!」

春香「うわっ出た!」

小鳥「そのリアクションは傷付くわよ、春香ちゃん。というわけで、お手合わせお願いするわ千早ちゃん!」

千早「ええ、お願いします。始めましょうか」

P「一回戦終わったし、負け組が暇しちゃうとアレだから片方の卓もフリースペースにして一戦ずつやるからな」

律子「せっかくだし私たちは見学しますよ。ね、春香」

春香「そうですね」

二回戦 如月千早 トリコロールフラッシュ VS 音無小鳥 ???

春香「律子さん……小鳥さんって強いんですか?」

律子「そうねぇ……なんていうか、波はあるんだけど。けど、強いわよ、間違いなく」

春香「波?」

律子「……主に、精神的な」

春香「あぁ……」

一本目 先攻小鳥、両者マリガン無し

小鳥「私のターン!寺院の庭をアンタップイーン!林間隠れの斥候を召喚!ターンエンド!」

林間隠れの斥候 G
クリーチャー―エルフ スカウト
呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
1/1

小鳥ライフ 20→18

千早「私のターン、ドローします。……蒸気孔をタップイン、エンドです」

小鳥「ふっふっふ……遅いわよ千早ちゃん!内陸の湾港をセット!不可視の忍び寄りを召喚!」

不可視の忍び寄り 1B
クリーチャー―人間 ならず者
呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
不可視の忍び寄りはブロックされない。
1/1

小鳥「斥候でアターック!ターンエンドよ!」

千早ライフ 20→19

千早「アンタップ、アップキープ、ドロー。氷河の城砦をセット、ターンエンドです」

小鳥「どんどん行くわよー、ドロー!陽花弁の木立ちをセット!不可視の忍び寄りにひるまぬ勇気をエンチャント!」

ひるまぬ勇気 1GW
エンチャント―オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともにトランプルと絆魂を持つ。

小鳥「斥候と忍び寄りでアタック!絆魂でライフゲイン!エンド!」

千早ライフ 19→15

小鳥ライフ 18→21

千早「エンド前にアゾリウスの魔除け、モードはドローで……改めて、私のターン。アンタップ、アップキープ、ドロー」

千早「断崖の避難所をセット。2マナでボーラスの占い師を召喚。至高の評決を手札に。ターンエンド」

小鳥「むっ!?危ないカードね……アンタップ、ドロー!寺院の庭を……タップイン!3マナで群れの統率者アジャニ!」

群れの統率者アジャニ 1WW
プレインズウォーカー―アジャニ
+1:クリーチャーを最大1体まで対象とし、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
-3:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで飛行と二段攻撃を得る。
-8:白の2/2の猫クリーチャー・トークンをX体戦場に出す。Xはあなたのライフの総量である。
4

小鳥「不可視の忍び寄りにカウンターを乗せるわ!忍び寄りでアタック!ターンエンド!」

千早ライフ 15→11

小鳥ライフ 21→25

千早「……アンタップ、アップキープ、ドロー。変わり谷をセット、4マナで至高の評決」

小鳥「あ~れ~」

千早「ターンエンドです、どうぞ」

小鳥「リセットカードは強力だけど……プレインズウォーカーに触れないのは難点ねぇ。アンタップ、ドロー!」

小鳥「神聖なる泉をタップイン、聖トラフトの霊を召喚!」

聖トラフトの霊 1WB
伝説のクリーチャー―スピリット クレリック
呪禁(このクリーチャーは、あなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象にならない。)
聖トラフトの霊が攻撃するたび、タップ状態で攻撃している、飛行を持つ白の4/4の天使クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。戦闘終了時に、そのトークンを追放する。
2/2

小鳥「アジャニでカウンター乗せてエンドっ!千早ちゃんのターンよ~」

千早「アンタップ、アップキープ、ドロー。聖なる鋳造所をアンタップインしてエンドです」

千早ライフ 11→9

小鳥「私のターン、ドロー!ひるまぬ勇気をエンチャント!」

千早「すみません、対抗変転で」

小鳥「……アジャニでカウンターを乗せてアタック!ターンエンドよ!」

千早ライフ 9→1

千早「アンタップ、ドロー……ありませんね。参りました」

一本目 勝者 音無小鳥

小鳥「ふぅ~良く回ったわー。それに千早ちゃんとの相性も良いみたいね」

千早「そうですね……苦しいです」

千早(本当にそう。本来ああいった攻めの火種となる小粒クリーチャーは単体火力で落とすのだけれど……呪禁がついていてはそれも出来ない)

千早(しかも呪禁バントのクロックは重い。早急に手を打たなければすぐに追い詰められる……これは、無理かしら)

千早(……いや、ダメね。春香が見ているもの。情けない所を見せていたら笑われてしまうわ。考えるのよ、ベストなサイドボーディング)

千早(ベストなカード、ベストな比率、必要な物と不要な物)

千早(相性差は絶対ではない。それを……見せてあげなくちゃいけないものね)

二本目 先攻千早、両者マリガン無し

千早「私のターンです。蒸気孔をタップイン、ターンエンドします」

小鳥「はいはーい、私のターン、ドロー。寺院の庭をアンタップイン、林間隠れの斥候を召喚してエンドー」

小鳥ライフ 20→18

千早「私のターン、ドローして氷河の城砦をセット。ターンエンド」

小鳥「アンタップしてドロー。魂の洞窟出して……種族は、そうねぇ。ま、スピリットにしておきましょうか。斥候でアタックしてエーンドっ」

千早ライフ 20→19

千早「エンド前にアゾリウスの魔除けでドローします。私のターン、アンタップ、ドロー」

千早「硫黄の滝をセット。ターンエンド」

小鳥「アンタップ、ドロー。繁殖池をアンタップイン、ひるまぬ勇気を……」

千早「対抗変転で」

小鳥ライフ 18→16

小鳥「ぐぅ……斥候でアタックしてエンド」

千早ライフ 19→18

千早「アンタップ、ドロー。聖なる鋳造所をアンタップイン。ターンエンド」

千早ライフ 18→16

小鳥「ドローして神聖なる泉をアンタップインー、2マナで不可視の忍び寄りを召喚。1マナで怨恨を斥候にエンチャントね」

怨恨 G
エンチャント―オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+0の修整を受けるとともにトランプルを持つ。
怨恨が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、怨恨をオーナーの手札に戻す。

小鳥「斥候アターック」

千早「待ってください。4マナで修復の天使を召喚、ブロックします」

小鳥「あっ……斥候は落ちるけど怨恨は戻ってくるもんね!不可視の忍び寄りにエンチャントしなおしてエンド!」

千早「アンタップ、ドローします。硫黄の滝をセット、修復の天使でアタック。エンドです」

小鳥ライフ 16→13

小鳥(まさか……まさか千早ちゃん、殴り合おうとしてる?それは無理じゃないかしら、いくらなんでも……)

小鳥「私のターン、ドロー。林間隠れの斥候を召喚、不可視の忍び寄りでアタック、エンドよ」

千早ライフ 16→13

千早「エンド前にもう1体修復の天使を召喚。天使は明滅出来ないので何も起こりません。私のターン、ドロー」

千早「氷河の城砦をセット、天使2体でアタック。エンドです」

小鳥ライフ 13→7

小鳥(あ、あらあら?)

小鳥「いやいやいや……アンタップ、ドロー!よしきた!幽体の飛行と天上の鎧を忍び寄りに!」

幽体の飛行 1B
エンチャント―オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともに飛行を持つ。

天上の鎧 W
エンチャント―オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、あなたがコントロールするエンチャント1つにつき+1/+1の修整を受けるとともに、先制攻撃を持つ。

小鳥「アタッ……クは、やめときましょ。ターンエンド」

小鳥(とりあえず1回受けた後、シミックの魔除け二回でジャスト13点!勝ち見えたわねこりゃ!)

千早「アンタップ、ドローします。手札から神聖なる泉をタップイン……5マナ」

千早「雷口のヘルカイトを召喚」

小鳥「……ん?」

小鳥(いやいやいやいやいや!え!?なんでヘルカイト!?なんで!?)

千早「音無さんの場の飛行を持つクリーチャーをすべてタップします。対象を取らない能力なので呪禁は関係ありません」

小鳥「はい……」

千早「全員でアタック。何かありますか?」

小鳥「ないです……」

小鳥ライフ 7→0

二本目 勝者 如月千早

小鳥(……ヘルカイトって何よ!?)

小鳥(いやいや、落ち着くのよ小鳥。赤が入ってるデッキだし、いてもおかしくはないわ、うん)

小鳥(でもそこは霊異種とかでしょ!?青なんだから!コントロールなんだから!)

千早「あの、音無さん、平気ですか?」

小鳥「えっ?え、ええ大丈夫よ!そうね、まだあと一本あるものね!」

小鳥(もっと速くやらないとダメか……厳しいわね~。でも大人として!負けるわけには行かないのよ!)

三本目 先攻小鳥、両者マリガン無し

小鳥「私のターン!寺院の庭をアンタップイン、林間隠れの斥候を召喚!エンド!」

小鳥ライフ 20→18

千早「私のターン、ドローします。蒸気孔をタップインしてエンドです、どうぞ」

小鳥「ドロー!繁殖池をタップイン!天上の鎧を斥候にエンチャント!アタックしてエンド!」

千早ライフ 20→18

千早「私のターン。氷河の城砦をセット、ボーラスの占い師を召喚……熟慮を手札に加えます。ターンエンド」

小鳥「アンタップしてドロー!寺院の庭をアンタップイン!聖トラフトの霊を召喚!エンド!」

小鳥ライフ 18→16

千早「アンタップ、ドロー。神聖なる泉をタップインしてエンド。どうぞ」

小鳥「ドローして幽体の飛行をトラフトに!トラフトでアタック!」

千早「ブロックできませんね」

千早ライフ 18→10

小鳥(よし!後10点ならもう射程圏内!いける!いけるわよ!)

小鳥「ターンエンド!」

千早「エンド前に熟慮させてください。1枚ドローします……改めて私のターン、ドロー」

千早「一本目のこのくらいのターン、音無さんは何を考えていましたか?」

小鳥「はぇ?」

千早「私が4マナに届く。色もちゃんと揃ってる。これはよくない、少し展開を抑えて様子を見よう。そうじゃありませんか?」

小鳥「そりゃそうよ、だって……あ」

千早「もしかすると、さっきの私を見て勘違いなさったのかもしれませんが……あれは苦肉の策で、私のデッキはやっぱりコントロールなんです」

千早「そして……コントロールに中途半端な展開は危険ですよ。神聖なる泉をアンタップイン、4マナ」

千早「至高の評決!」

千早ライフ 10→8

小鳥「ひ、ひぃいいいいいい!?」

千早「オーラデッキは、一度場を流されると再展開が難しい……ですが、残りたった8点です。まだ勝負はわかりません」

小鳥「そ、そうよね!私のターン、ドロー!」

小鳥(土地も来ないし、さっき流れた4枚は今まで引いた主力のほとんど全部。これは……もしかしてめちゃくちゃまずい?)

小鳥「え、エンド!」

千早「では私のターンです。アンタップ、アップキープ、ドロー。神聖なる泉をタップイン、ターンエンド」

小鳥「ドロー!……内陸の湾港をセット、エンド」

千早「アンタップ、アップキープ、ドロー。島をセットしてターンエンドです」

小鳥「ドロー……不可視の忍び寄りを召喚」

千早「対抗変転させてください」

小鳥「え、エンド……」

千早「エンド前に熟慮を。そして私のターン、アンタップ、アップキープ、ドロー。ターンエンド」

小鳥「ドロー。アヴァシンの巡礼者を召喚……?」

千早「通りますよ」

小鳥「たーんえん」

千早「エンド前にまた熟慮を。私のターン、ドローします。断崖の避難所をセット、雷口のヘルカイトを召喚。そのままアタック。エンド」

小鳥ライフ 16→11

小鳥「……アンタップ、ドロー!鬼斬の騎士を召喚!エンド!」

千早「アンタップ、アップキープ、ドロー。氷河の城砦をセット、忘却の輪をプレイ、騎士を追放します」

小鳥「ああ……」

千早「ヘルカイトでアタック、エンドです。どうぞ」

小鳥ライフ 11→6

小鳥「アンタップ……ドロー……不可視の忍び寄りを……」

千早「瞬唱の魔道士を召喚、対抗変転をフラッシュバックします」

小鳥「えんど」

千早「アンタップ、アップキープ、ドロー。ヘルカイトでアタックします」

小鳥「あい……」

小鳥ライフ 6→1

千早「メイン2、火柱を……音無さんへ。これでライフが0です」

小鳥ライフ 1→0

勝者 如月千早 トリコロールフラッシュ

小鳥「ピヨォ」

千早「……やりすぎてしまったかしら」

春香「お疲れ様っ千早ちゃん!」

千早「春香。ありがとう、見ていてくれて」

春香「え?な、どうしたの急に?」

千早「いえ、なんとなく勇気がもらえたものだから。ふふっ」

律子「やるわね千早、殴り合いも出来るぞって見せる事で相手の注意を逸らしたわけね」

千早「音無さんの呪禁バントは本当に強かったわ。ただプレイヤーが、その……ムラッ気があるというか……」

律子「あはは、そうね。さて、次の試合は……」

P「お手柔らかに頼むな、真」

真「無理ですね、だってボク伊織と戦わなきゃならないんで……」

千早(どっちも速いから、どっちも落ちてくれないかしら……くれないわよね……)

今日はここまで。テーロス楽しみだなぁ

二回戦 P ナヤブリッツ VS 真 赤タッチ黒スライ

P「さてさて。真はどのくらい強くなったかな」

真「今日はノってますからねー、負けませんよ」

春香「あ、なんか因縁の二人っぽい」

律子「あー、確かプロデューサーが最初にMTG布教……教えたのが真だったのよね」

千早「私と律子は既にプレイしていたから。ある意味一番弟子のようなものかしら」

春香「おお、師弟対決……」

一本目 先攻真、両者マリガン無し

真「メイン、血の墓所をアンタップイン。流城の貴族を召喚。ターンエンド」

真ライフ 20→18

P「俺のターン。ドローして踏み鳴らされる地をアンタップイン、実験体を召喚。ターンエンド」

Pライフ 20→18

真「ボクのターン、ドローして魂の洞窟をセット。種族は……吸血鬼で。貴族でアタック」

P「実験体は人間だし、通す他ないな」

Pライフ 18→17

真「カウンター乗せます。メイン2にラクドスの哄笑者を解鎖して召喚、エンドで」

P「アンタップ、ドロー。陽花弁の木立ちをセット、実験体でアタック」

真「哄笑者は解鎖してるのでブロック出来ません。通します」

真ライフ 18→17

P「メイン2、教区の勇者と実験体を召喚。勇者にカウンターが乗って……エンドだ」

真「ドローして……山セット。灰の盲信者を召喚。全員でアタック」

P「キツいが……全部通す」

Pライフ 17→11

真「ターンエンドです、どうぞ」

P「アンタップしてドローする。陽花弁の木立ちをセット。炎樹族の使者を召喚。実験体たちと勇者にカウンター。炎樹族のマナで……」

P「火打ち蹄の猪を召喚。赤で速攻を付けるぞ。あ、実験体にもカウンターな。炎樹族以外の全員でアタック」

真「……」

真ライフ 17→5

P「ターンエンドだ」

真「ボクのターン、ドロー。1マナで火柱を……炎樹族に」

P「炎樹族の使者が落ちる」

真「哄笑者でアタック、エンドです」

Pライフ 11→9

P「アンタップ、ドロー。ま、殴るわな」

真「赤マナで……」

P「ん?」

真「……何もないです。負けました」

真ライフ 5→0

一本目 勝者 P

春香「……はっや」

千早「お互い4手……8ターンで決着がついたわね」

律子「モダンで禁止カードになる条件が『3ターンでの決着がついてしまうデッキに必要』らしいんだけど……これスタンなのよねぇ」

春香「負けちゃったけど、真ももう一歩でしたよね……」

律子「そうねー。はぁ、いいわよねぇ……一手一手お互いの命を削り合うというか……」

千早「そうかしら?ゆっくり首筋に手が迫ってくる戦いの方が面白いと思うのだけれど」

春香(強いの出して殴ったらいいんじゃないかな……)

P「で、お前はそのままでいいのか?」

真「いやいや、サイドボーディングしますよ」

P「そうじゃなくてさ。なんつーか……好きだろ、こういうの」

真「……実際の暴力は嫌いだし、野蛮なのはごめんですけど……」

真「確かに、こういう勝負はヒリヒリします。けど、いいんですか?」

P「何がだ?」

真「冷静にならないと勝てないって言ったのはプロデューサーですよ」

P「ははは、時と場合によるだろ」

真「そうですか……でっすよね!」

P「よっしゃ!次行くぞ!」

二本目 先攻真、両者マリガン無し

真「ボクの先攻!血の墓所をアンタップインして流城の貴族を召喚!エンドっ!」

真ライフ 20→18

P「俺のターン!ドローして聖なる鋳造所アンタップイン!教区の勇者召喚してエンド!」

Pライフ 20→18

真「ドロー!竜髑髏の山頂をセット!火柱を勇者に!貴族でアタック!」

Pライフ 18→17

真「メイン2にラクドスの哄笑者を解鎖して召喚!エンド!」

P「ぐっ……ドロー!陽花弁の木立ちをセットしてエンドだ!」

真「手詰まりですかプロデューサー!甘いですよ!ドロー、山セット!2マナで灰の盲信者を召喚!」

P「……対応して灼熱の槍を貴族に!」

真「貴族は落ちます!哄笑者と盲信者でアタック!」

Pライフ 17→13

P「アンタップ、ドロー!踏み鳴らされる地をアンタップイン!前線の衛生兵を召喚!エンド!」

Pライフ 13→11

真「ボクのターン、ドローします!山セット、衛生兵に灼熱の槍!」

P「ぬぉっ!?」

真「哄笑者と盲信者でアタック!エンドぉ!」

Pライフ 11→7

P「ドローっ!……聖なる鋳造所をアンタップイン!アヴァブルックの町長を召喚!エンド!」

Pライフ 7→5

真「……ドロー!山セット!5マナ!来い!雷口のヘルカイト!」

P「……」

真「全員でアタック!」

P「……俺の負けだ」

Pライフ 5→0

二本目 勝者 菊地真

真「っはぁ、ふっ……ぅ……」

P「ふぅ……はぁ……」

真「……ラスト、行きますか」

P「……そうだな」

三本目 先攻P、両者マリガン無し

P「俺の先攻、手札から聖なる鋳造所をタップイン!エンドだ!」

真「ドローして山をセット!流城の貴族召喚!エンド!」

P「ドロー!根縛りの岩山をセット!アヴァブルックの町長を召喚だ!エンド!」

真「ボクのターン、ドロー!竜髑髏の山頂をセットして灰の盲信者を召喚!2体でアタック!エンドします!」

Pライフ 20→17

P「アンタップ、ドロー!陽花弁の木立ちをセット!火打ち蹄の猪を召喚!ターンエンド!」

真「ドロー!山セット、火柱を猪に!2体でアタック!」

P「くっ……通すっ!」

Pライフ 17→13

真「エンドですっ!」

P「俺のターン、ドロー!魂の洞窟をセット、種族は人間!教区の勇者を召喚して……エンドだ!」

真「アンタップ、ドローして……魂の洞窟をセット!種族は吸血鬼!そして4マナから……ファルケンラスの貴種!」

真「盲信者以外でアタックします!」

P「っ貴族を猪でブロック!」

真「なら貴種の効果で生贄に!7点です!エンド!」

Pライフ 13→6

P「俺のターン!アンタップ……ドロー!」

P「真、楽しかったか?」

真「……はい、すごく」

P「そっか。MTG始めて良かったか?」

真「はい。教えてくれてありがとうございました!」

P「うん。じゃ、俺の負けだ。ありがとうございました」

勝者 菊地真 赤タッチ黒スライ

真「よっ……し!!久しぶりにプロデューサーに勝てたぁ!」

P「いやはや強くなったもんだ。師匠超えたかなこりゃ」

真「ボクだって色々やってますからね!へへっ!」

P「その調子でこれからも頑張れよー」

真「はいっ!勿論ですっ!」

春香「あの、プロデューサー……いいですか?」

P「今引いたカードの事なら黙っといてくれ」

春香「でも……それ、奇跡で撃てば」

P「まぁ、なんとでもなっただろうけど。俺の大会で俺があんまり勝っちゃってもなぁ。あと……」

P「入れちゃいるけど奇跡ってあんまり好きじゃなくてな」

律子「あ、わかりますそれ。奇跡とか言ってるけど四枚積んで頻繁に撃たれたりすると、どこが奇跡だー!ってなりますよね」

P「な、それなんだよ。あと割りとクソい」

千早「運要素も必要だとは思いますけど……過ぎると少し……」

春香「あはは……っと、次は……」

二回戦 双海真美 ゴルガリミッドレンジ VS 秋月律子 モノレッドスライ

真美「りっちゃん!今日という今日は負けないかんね!猫駆除ーだYO!」

律子「それを言うなら下克上。そもそもあんたと私は対等でしょうが」

真美「んっふっふ~……調子に乗っていられるのも今のうちなのだよ律子くん」

律子「何言い出すのよ急に……気味悪いわね」

真美「りっちゃんがこの大会で本当に狙ってる物を真美は知っているのだよ!」

律子「……ちょっと何言ってるかわかんないわ」

真美「えー?だってミキミキが、りっちゃんは優勝したら兄ちゃんとデー」

律子「よし!よしわかった!わかったわ!わかったから試合に行きましょう!」

真美「あ、もし真美が勝ったらなんか奢ってね~ん」

律子「くっ……この子は……ていうか……」

律子「美ぃ希ぃいいいいいいいい!」

一本目 先攻律子、両者マリガン無し

律子「私のターン……山セット!流城の貴族召喚!エンド!」

真美「真美のたーん、どろぉ~。草むした墓タップインしてエンドだよ」

律子「ドローして山セット、貴族でアタック!」

真美ライフ 20→19

律子「メイン2にラクドスの哄笑者を解鎖して召喚……エンドよ」

真美「ドローして沼セット、血の署名を真美に撃つよん。何が出るかなっと……うむうむ。ターンエンド」

真美ライフ 19→17

律子「アンタップ、ドロー!ヘリオンのるつぼをセット!2体でアタック!」

真美ライフ 17→13

律子「メイン2、流城の貴族を召喚してエンド」

真美「……あれ、もしかして真美ピンチ?あ、アンタップ、ドロー!森林の墓地セット!まだいけるかな?エンド!」

律子「ドロー……山セット……灰の盲信者召喚……!全員でアタッ……」

真美「待ったー!その前に突然の衰微で大きい方の貴族を落としとく!」

真美ライフ 13→8

律子「……ターンエンド」

真美「真美のターン、ドロー!沼セット!もぎとりを発動するYO!」

もぎとり 2BB
ソーサリー
すべてのクリーチャーは、ターン終了時まであなたがコントロールする沼1つにつき-1/-1の修整を受ける。

真美「これで全クリーチャーは-2/-2!りっちゃんの場は全滅するよ!どうだー!」

律子「……へぇ、そうなの」

真美「……た、ターンエンドなのだよ」

律子「私のターン……ドロー。山セット、灰の盲信者を召喚。そのままアタック。エンド」

真美ライフ 8→6

真美「……どろー……5マナで……スラーグ牙を召喚。エンドだよ」

真美ライフ 6→11

律子「エンド前にヘリオンのるつぼにカウンターを。アンタップ、ドロー。山セット、エンド」

真美「ど、ドロー。沼セット、スラーグ牙でアタック」

律子「通すわ」

律子ライフ 20→15

真美「メイン2に漁る軟泥を召喚、りっちゃんの墓地の灰の盲信者を追放してパワーアップするね……?エンド」

律子「エンド前にるつぼにカウンターを。アンタップ、ドロー。ヘリオンのるつぼを生贄にヘリオントークンを召喚。盲信者とトークンでアタック」

真美「盲信者をスラーグ牙でブロック……?」

真美ライフ 11→7

律子「硫黄の流弾を真美に。陰鬱で5点」

真美「あ、うん……」

真美ライフ 7→2

律子「エンド。返しのターンで絶対に削り切りなさい。出ないと大変な事になるわよ」

真美「……!ま、真美のターン!ドロー!沼セット!軟泥を2回起動!アタック!」

律子ライフ 15→5

律子「それで?」

真美「……たっ、ターンエンド!」

律子「そう。まぁ、なんてことない話なんだけどね。アンタップ、ドロー。灼熱の槍を真美に」

真美ライフ 2→0

一本目 勝者 秋月律子

春香「やってる事はいつもと変わらないのに……」

千早「こ、怖いわね……途中まで真っ赤だった顔がすっと白くなっていくのが……」

真美(これ……真美やっちゃったんじゃないかなぁ……)

律子「さぁ、次行きましょうか」

二本目 先攻真美、両者マリガン無し

真美「ま、真美のターン、沼セットしてエンド」

律子「ドロー。山セット、ラクドスの哄笑者解鎖でエンド」

真美「ドロー、沼セット……エンド」

律子「ドロー。山セット、哄笑者でアタック」

真美ライフ 20→18

律子「メイン2に哄笑者を2体、どちらも解鎖、エンド」

真美「アンタップ、ドローして……森林の墓地をセット、生命散らしのゾンビを召喚」

律子ハンド
雷口のヘルカイト
地獄乗り
灰の盲信者
稲妻のやっかいもの

真美(ですよねー)

真美「エンドだよ……」

律子「アンタップ、ドロー。灰の盲信者召喚、全員でアタック」

真美「うあうあ~……生命散らしで哄笑者1体ブロックするよ!」

真美ライフ 18→12

律子「エンド。どうぞ?」

真美「ドロー……うぐっ……沼セット、エンド」

律子「アンタップ、ドロー。ヘリオンのるつぼをセット、地獄乗りを召喚。全員でアタック」

真美ライフ 12→0

勝者 秋月律子

勝者 秋月律子 モノレッドスライ

律子「ふぅ」

真美「」

春香「盤面が焦土と化した……」

千早「律子を変にからかうのは命に関わるわね……」

律子「さ、次は春香でしょ?バシッとやってきなさいよ」

春香「あ、はい……あれ、真美は……?」

律子「聞きたいの?」

春香「イイデス」

伊織「ちょっと、対戦相手は無視なわけ?さっさとやるわよ」

春香「う、うん!負けないよ、伊織!」

伊織「良い元気ね。私だって負けないんだから!」

今日はここまで。

二回戦 天海春香 セレズニアミッドレンジ VS 水瀬伊織 アリストクラッツ

一本目 先攻伊織、両者マリガン無し

伊織「メイン、聖なる鋳造所をアンタップインするわ。宿命の旅人を召喚、エンド」

伊織ライフ 20→18

春香「私のターン、ドロー。森をセット、東屋のエルフを召喚。エンド」

伊織「アンタップ、ドロー。血の墓所をアンタップイン、スカースダグの高僧を召喚。旅人でアタック」

伊織ライフ 18→16

春香「通すね」

春香ライフ 20→19

伊織「エンドよ。どうぞ」

春香「アンタップ……ドロー。陽花弁の木立ちをセット、東屋のエルフをもう1体召喚。エンド」

伊織「……アンタップ、ドロー。断崖の避難所をセット。そうね、悲劇的な過ちを撃ってみるわ。東屋のエルフに」

春香「じゃあ対応して森をアンタップするね」

伊織「はいはい。宿命の旅人でアタック」

春香「待った、セレズニアの魔除けで騎士トークン出してそれで受けるよ」

伊織「旅人が落ちてトークンが出るわ。メイン2、町民の結集を発動」

町民の結集 1W
ソーサリー
白の1/1の人間クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。
窮地 ― あなたのライフが5点以下である場合、代わりにそれらのトークンを5体戦場に出す。

伊織「トークンを2体、それと高僧をタップして陰鬱……悪魔を呼び出す。ターンエンドよ」

春香(あちゃあ……セレズニアの魔除けはこっちに撃てばよかったかな……)

春香「私のターン、ドロー……ガヴォニーの居住区をセット、エンド」

伊織「ドローするわ。魂の洞窟をセット、種族は吸血鬼。4マナでファルケンラスの貴種を召喚。スピリット、悪魔、貴種でアタック」

春香「うぅ~……止められないよぅ」

春香ライフ 19→9

伊織「……エンドね。どーぞ」

春香「アンタップ、ドロー。……東屋のエルフ含む5マナ、スラーグ牙を召喚。エンド」

春香ライフ 9→14

伊織「今更出てきても遅いわよ?アンタップ、ドロー。聖なる鋳造所をタップイン、高僧と人間トークン以外でアタック」

春香ライフ 14→4

春香「うん、そうみたい。でも、なんだろう……?何かやらなきゃって気分だったんだよね」

伊織「……?まぁ、ターンエンドよ」

春香「うん、ドロー。陽花弁の木立ちをセット、スラーグ牙でアタック」

伊織「通すわ」

伊織ライフ 16→11

春香「エンド、どうぞ」

伊織「アンタップ、ドロー。スピリットトークン、悪魔トークン、貴種でアタック」

春香「待ってね、4マナ……修復の天使を召喚。スラーグ牙を明滅。貴種を天使で受けるね」

春香ライフ 4→9→3

伊織「修復と貴種は落ちるわね……ならメイン2に高僧の能力でもう1体悪魔を召喚。エンドよ」

伊織(何かしら、春香……変にしつこいっていうか、諦めないわね……)

春香「私のターン、アンタップ、ドロー。……ターンエンド」

伊織「アンタップしてドロー。全員でアタック、何も無ければ終わるけど?」

春香「……うん、何もないよ」

春香ライフ 3→0

一本目 勝者 水瀬伊織

春香「あぁ……もう終わっちゃった」

伊織「粘ったほうじゃない?」

春香「そうかなぁ?でも、なんていうか……足りない」

伊織「何がよ」

春香「わかんないんだけど……もっと、もっと遊ぼうよ、伊織」

伊織「……もう一本だけ付き合ってあげるわよ」

二本目 先攻春香、両者マリガン無し

春香(なんだろう……テーブルにつくまでは何ともなかったのに、急に胸がうずうずする……)

春香「……私のターン、森をセット。東屋のエルフを召喚してターンエンド」

伊織「ドローして……聖なる鋳造所をアンタップイン。教区の勇者を召喚してターンエンドよ」

伊織ライフ 20→18

春香「ドロー。寺院の庭をアンタップイン。東屋のエルフを含めた3マナでケンタウルスの癒し手を召喚、エンド」

ケンタウルスの癒し手 1BW
クリーチャー―ケンタウルス クレリック
ケンタウルスの癒し手が戦場に出たとき、あなたは3点のライフを得る。
3/3

春香ライフ 20→18→21

伊織「アンタップ、ドロー。孤立した礼拝堂をセット、町民の結集を発動。……エンドしとくわ」

春香「アンタップしてドロー。陽花弁の木立ちをセット……ターンエンド」

伊織「ねぇ、アンタどうしちゃったのよ。ぼーっとして……まぁいいけど。アンタップ、ドロー。平地セット。宿命の旅人召喚、勇者でアタック」

春香「修復の天使召喚。ケンタウルスの癒し手を明滅……アタックは通すね」

春香ライフ 24→20

伊織「くっ……エンドよ」


伊織「癒し手の方は通さないわ。旅人でブロック、トークンを生成」

伊織ライフ 18→15

春香「メイン2、スラーグ牙を召喚。エンドだよ」

春香ライフ 20→25

伊織「アンタップ、ドロー……魂の洞窟をセット、種族は吸血鬼。ファルケンラスの貴種を召喚、勇者と貴種、スピリットでアタック」

春香「勇者はスラーグ牙でブロック。貴種とトークンは……通っちゃうか」

春香ライフ 25→20

伊織「……ターンエンド」

春香「アンタップ、ドロー。入れといて良かった……4マナで、忌まわしきものの処刑者」

忌まわしきものの処刑者 3W
クリーチャー―人間 兵士
忌まわしきものの処刑者が戦場に出たとき、吸血鬼1体か狼男1体かゾンビ1体を対象とする。あなたはそれを破壊してもよい。
3/2

春香「対象はファルケンラスの貴種。癒し手とビーストトークンと天使でアタック」

伊織「ぐっ……天使以外を人間トークンで止めるわ!」

伊織ライフ 15→12

春香「エンド」

伊織「ドロー!……未練ある魂を使ってスピリットトークンを2体生成!エンドよ!」

春香「ドロー、2マナで東屋のエルフとアヴァシンの巡礼者を召喚、癒し手、天使、処刑者、トークンでアタック」

伊織「処刑者以外を止めるわ!」

伊織ライフ 12→9

春香「エンドだよ」

伊織「アンタップ……ドロー!」

伊織(まだ粘ろうと思えば、2……いや、1ターンは粘れる。だけど、私のデッキはそこからひっくり返すようには出来てない……)

伊織「……負けよ。次、行きましょう」

二本目 勝者 天海春香

伊織「まぁ、一本は取られたけど……まだあと一戦あるわ。真も約束通り勝ち残ってるみたいだし、私も負けられない」

春香「……」

伊織(ほんと、どうしちゃったのよ春香……)

春香(……ちょっと、わかってきた。私の中にあるモノ……)

律子「春香、何か様子が変じゃない?心ここにあらずっていうか」

千早「……そうかしら。私には、とても……」

千早「楽しそうに見えるけれど」

三本目 先攻伊織、両者マリガン無し

伊織「私の先攻ね。平地セット、教区の勇者召喚。ターンエンド」

春香「ドロー、森セット、アヴァシンの巡礼者を召喚。エンド」

伊織「ドロー、魂の洞窟をセット。種族は吸血鬼ね。手札から血の芸術家を召喚、教区の勇者でアタック」

春香「通すよ」

春香ライフ 20→19

伊織「エンドよ」

春香「アンタップ、ドロー。森セット、ケンタウルスの癒し手を召喚、エンド」

春香ライフ 18→21

伊織「ドロー。……く、血の芸術家をもう1体。エンド」

春香「ドロー。ガヴォニーの居住区セット、忌まわしきものの処刑者召喚。血の芸術家を対象に」

伊織「ならダメージよ。2体分で2点」

春香ライフ 21→19

伊織ライフ 20→22

春香「ケンタウルスの癒し手でアタック」

伊織「……通すわ」

伊織ライフ 22→19

春香「エンド」

伊織「アンタップ、ドロー……宿命の旅人を召喚してエンド」

春香「ここに来て、土地が詰まっちゃった?」

伊織「う、うるさいわね……」

春香「あ、ごめん……とりあえず私のターンだね、ドロー。森セット、スラーグ牙を召喚」

春香ライフ 19→24

春香「癒し手と処刑者でアタック」

伊織「癒し手を旅人でブロック。血の芸術家の能力が誘発するわ。処刑者は通す」

伊織ライフ 19→20→17

春香ライフ 24→23

春香「ターンエンド」

伊織「アンタップ、ドロー!」

伊織(もう!なんでこんなに土地引けないのよ!……いや、熱くなったら負けよ。元々土地は少なめに入れてある。土地事故は起きる……)

伊織(でも、それでも戦えるように組んだはず。まだ大丈夫、まだ……)

伊織「……血の芸術家を召喚してエンド」

春香「アンタップ、ドロー。寺院の庭をタップイン、巡礼者以外でアタック」

伊織「……スラーグ牙と処刑者を止めるわ。処刑者は勇者で相打ち、牙はトークン。それぞれ血の芸術家が誘発」

春香ライフ 23→17

伊織ライフ 17→23→20

春香「ターンエンドだよ」

伊織「アンタップ、ドロー。……っエンド!」

春香「……エンド前にガヴォニーの居住区を起動、全員にカウンターを。アンタップ、ドロー。東屋のエルフを召喚。癒し手と牙でアタック」

伊織「……どっちも止める」

春香ライフ 17→13

伊織ライフ 20→24

春香「エンド」

伊織「……何よ、その顔」

春香「え?」

伊織「……何でもないわ。アンタップ、ドロー。……ライフはあるけど、無理ね。場が出来上がった相手を倒すには、色々と足りなすぎるもの」

伊織「私の負け。お疲れ様」

勝者 天海春香 セレズニアミッドレンジ

伊織「……ねぇ。一つ教えなさいよ」

春香「……」

伊織「ちょっと?」

春香「あ、あっ……うん……」

伊織「ほんとにどうかしたんじゃないの?熱でもあるの?」

春香「大丈夫だよ、多分」

伊織「多分って……アンタ、なんでさっきあんな顔してたの?」

春香「顔?」

伊織「私が土地が詰まって動けない時に、すごく、その、辛そうな顔してたわよ」

春香「あ……多分、残念だったからじゃないかなぁ」

伊織「残念?何がよ」

春香「伊織のデッキってさ、全部のカードが綺麗に噛み合ってて……動くと、まるで時計みたいじゃない?」

伊織「時計……?」

春香「計算された通りにカチカチ進んでく感じっていうか……それが見られないまま終わるのが……」

春香「ううん、伊織と戦ってられる時間が終わるのが、残念だったのかも」

伊織「何よそれ、別にやりたいって言えばいつだって相手してあげるわよ」

春香「あっ、そっか、そうだよね!別に今日だけじゃないんだもんね!忘れてた!」

伊織「……変なこと言うわね、ほんと」

春香「じゃあ大会終わったらまた遊ぼうね!約束!」

伊織「ええ、いいわよ。ただし今度は勝つから!覚えときなさいよ!」

春香「うん!」

伊織(……今度は、すごい笑顔。変なヤツ。ふふ)

今日はここまで。残り試合数的に今日は1試合だけ。

真「……さて」

千早「……ええ」

真「伊織は残念だけど負けちゃったけど、簡単に負けないって言っちゃったし……決勝行かなきゃならないんだよね」

千早「そう、それは残念ね」

真「何がさ?」

千早「真がここで負けるからよ」

真「……言うね。勝率はどうだったっけ」

千早「多分、6:4で真ね。ただ、今日は違うわよ。春香が待ってるから」

真「春香がって、まだ律子がいるだろ」

千早「勝つわ。きっと勝つ。だから私も、負けていられないのよ」

真「……そういうのは、いいね。やろうか!」

千早「ええ。よろしくお願いします!」

三回戦 如月千早 トリコロールフラッシュ VS 菊地真 赤タッチ黒スライ

一本目 先攻真、真マリガン1回

真「ボクの先攻。血の墓所をアンタップイン、流城の貴族を召喚してエンド」

真ライフ 20→18

千早「私のターン。ドロー……蒸気孔をタップイン、何もせずにエンドよ」

真(滑り出しはいつも通り。初手に1マナクリーチャーがいなかったからマリガンしちゃったけど……間に合うはず)

真「アンタップ、ドロー。山セット、貴族でアタック」

千早ライフ 20→19

真「メイン2にラクドスの哄笑者と流城の貴族を召喚。哄笑者は当然解鎖するよ。エンドだ」

千早(マリガンしたのは無駄じゃなかったようね。動き出しが速い……さて、4ターンまで保つかしら)

千早「アンタップ、ドロー。断崖の避難所をセット、ボーラスの占い師を召喚。アゾリウスの魔除けを手札に。エンド」

真「アンタップ、ドロー……山をセット。哄笑者と大きい方の貴族でアタックするよ」

千早「貴族は止めさせてもらうわ」

千早ライフ 19→17

真「……しょうがない、エンド」

千早「マリガンしたのが裏目に出たかしら?弾が無いようだけれど」

真「ノーコメントで」

千早「ふふ……アンタップ、ドロー。神聖なる泉をアンタップイン。そうね……ターンエンド」

真「アンタップ、ドロー……」

真(図星かも。ターン的にもう展開は抑えなきゃならないし……占い師のタフネス3を突破出来なかったのがマズかった)

真「魂の洞窟をセット。種族はドラゴン……全員でアタック」

千早「そうね……大きい方の貴族だけブロックさせてもらうわ」

千早ライフ 15→12

真「ターンエンド」

千早「エンド前に熟慮させて。ドローして、改めて私のターン、ドロー。火柱を貴族に。ターンエンド」

真(土地が無い……事が原因?いや、なんとなくだけど違う気がする。土地さえ引けば評決を撃てると思わせたい……?)

千早「どうしたの?人の顔をそんなに見て……」

真「ん、なんでも。アンタップ、ドロー」

真(根拠に乏しい人読みだけど……賭ける価値はあるね)

真「4マナ、地獄乗りを召喚。全員でアタック」

千早「貴族だけブロック、アゾリウスの魔除けで地獄乗りをライブラリトップへ」

千早ライフ 12→7

真「しょうがない、エンドするよ」

千早「……アンタップ、ドロー。ターンエンド」

千早(読まれてしまったようね。中途半端なブラフは自分の首を締める……情けないけれど)

真「アンタップ、ドロー。地獄乗りを……」

千早「対抗変転するわ」

真「ちぇっ。2体でアタック」

千早「貴族を止める」

千早ライフ 7→5

真「エンド。千早のターンだよ」

千早「アンタップ、ドロー。エンド」

真「さて。どうも元気が無いみたいだけど、大丈夫?……ボクのターン、ドロー。悪名の騎士を召喚。貴族だけでアタック」

千早「変化/点火を点火で悪名の騎士に。貴族はブロック」

真「む、そっか……エンド」

真(恐らくだけど、千早はまだ評決を引けてない。無理してでもドローに行かないのはそのせいだ。と、思うんだけど……)

真(あと一歩信じ切れない。展開しきる事が出来ない……から、とどめを刺せない。どっちが先に答えを引くか……)

千早「アンタップ、ドロー。断崖の避難所をセット。ターンエンド」

真「色は揃ったね。でも評決は撃てない。だろ?アンタップ、ドロー。4マナ、ファルケンラスの貴種。全員でアタック」

千早「……何も無いわ」

千早ライフ 5→0

一本目 勝者 菊地真

真(……たまたま読みがハマったけど、実際半分弾切れだった。危ない試合だったなぁ)

千早「真」

真「ん?」

千早「何故、私が評決を引いていない事がわかったのか、教えてもらえるかしら」

真「ああ、たまたまだよ。偶然……千早の動きが引っかかった。半分以上賭けだったけど、それが上手くハマったってだけ」

千早「そう……そうよね。真とは何度も戦って来たもの、ちょっとした違和感がヒントになったりもするわよね」

真「まぁね、そういうこと」

千早(でも……それは私も同じ事よ、真)

二本目 先攻千早、両者マリガン無し

千早「私の先攻。蒸気孔をタップインしてエンド」

真「ドローして、血の墓所をアンタップイン。流城の貴族を召喚してエンド」

真ライフ 20→18

千早「ドロー。島をセット、ボーラスの占い師を召喚。火柱を手札に……エンド」

真「アンタップ、ドロー。山セット、灼熱の槍を占い師に。貴族でアタック、エンド」

千早ライフ 20→19

千早「アンタップ、ドロー。断崖の避難所をセット……貴族に火柱、エンド」

真「わかっちゃいたけど……厳しいね。ドロー」

真(今回は流石に自信ないや。かと言って展開やめればいつまでも温存されるだけだし……やるしかないか)

真「戦の大聖堂をセット。悪名の騎士を召喚してエンド」

戦の大聖堂
土地
戦の大聖堂はタップ状態で戦場に出る。
賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
T:あなたのマナ・プールに1を加える。

千早「エンド前に悪名の騎士に点火。私のターンね。アンタップ、ドロー」

千早(真の手札……恐らくは4マナ以上のクリーチャーを抱えているわね。私に除去を撃たせたいと……)

千早「……聖なる鋳造所をアンタップイン。エンド」

千早ライフ 19→17

真「アンタップ、ドロー。山セット、地獄乗り召喚」

千早「対抗変転させてもらうわ」

真「うっ……エンド」

千早「アンタップ、ドロー。ムーアランドの憑依地をセット、エンドよ」

真「血の墓所をアンタップイン、雷口のヘルカイトを召喚」

千早「……巻き直しで」

巻き直し 2BB
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。土地を最大4つまでアンタップする。

真「……エンド」

千早「アンタップ、ドロー。氷河の城砦をセット、エンド」

千早(さて、手札は土地だけなのだけれど……真はどう思うかしら)

真「アンタップ、ドロー」

真(ヤバイ。もう弾が無い。ボクはバカか!何で考えなしに1体ずつなんか出したんだ!)

真(いや、悪くなかった……はず。速攻持ちだし、出して殴れればそれなりのダメージになった。ただ噛み合っただけだ)

真(これだけ撃てばそろそろ千早も弾切れの……はず……なんだけど……)

真「……エンド」

千早「アンタップ、ドロー。変わり谷をセットしてエンド。真のターンよ」

真「アンタップ、ドロー……エンド」

千早「エンド前にスフィンクスの啓示、X=4。4枚引いて4点ゲインするわ」

真「……ボクの、負けだよ」

二本目 勝者 如月千早

真(……ダメだ。千早に負ける時はいつもこうだ。場を抑えられて、何故かボク自身まで抑えつけられるような気分で……)

千早(私と数をこなしているからこそ、あのカードがあるかもしれないという不安が見える。真はそれに弱い)

千早(けれど……)

雪歩「真ちゃん、大丈夫!真ちゃんなら勝てるよ!」

真「雪歩……」

千早(それは、普段の話。今は少し事情が違うわね)

千早「さて、ラスト行きましょうか」

真「……うん。やろう。見ててね、雪歩」

三本目 先攻真、両者マリガン無し

真「ボクの先攻!山セット、流城の貴族召喚!エンド!」

千早「私のターン、ドロー。蒸気孔をアンタップイン、流城の貴族に火柱。エンド」

千早ライフ 20→18

真「くっ……ドロー!山セット、エンド!」

千早「アンタップ、ドロー。氷河の城砦をセット、エンド」

真「エンド前に灼熱の槍を千早に!」

千早ライフ 18→15

真「アンタップ、ドロー!魂の洞窟をセット、種族は吸血鬼!火柱を千早に!エンド!」

千早ライフ 15→13

千早「アンタップ、ドロー。断崖の避難所をセット、エンド」

真「エンド前に灼熱の槍をもう1回千早に!それからボクのターン、ドロー!」

千早ライフ 13→10

真「もう1枚魂の洞窟をセット、こっちはドラゴン!エンド!」

千早「アンタップ、ドロー。聖なる鋳造所をタップイン、エンド」

真「アンタップ、ドロー!灰の盲信者召喚!そのままアタック!」

千早ライフ 10→8

真「……エンド!」

千早「……ドロー、エンド」

千早(まずいわね……ギリギリまで耐えるつもりで手札を温存してきたけど……耐え切れるかしら)

真「アンタップ、ドローっ!来た!4マナでファルケンラスの貴種!」

千早「……通すわ」

真「なら灰の盲信者と貴種でアタック!6点!」

千早ライフ 8→2

真(評決は怖いけど、貴種は盲信者を生贄にすれば破壊不能になる!これで……勝ちだ!)

千早「……アンタップ、ドロー。真」

真「どうかした?千早」

千早「いえ、そういえばまだ見せた事が無かったなと思って。私のデッキ、少し変わったのよ」

真「何が……」

千早「ドローしたカードを公開して、1マナ。終末を発動!」

終末 4WW
ソーサリー
すべてのクリーチャーをオーナーのライブラリーの一番下に置く。
奇跡W(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)

真「嘘っ!?終末!?」

千早「ええ。最近は厄介なカードが多いから……積んでおいたのよ。これで、すべてのクリーチャーはライブラリの下へ行くわ。……エンド!」

真「っでも!残りたった2点、削り切るくらいできるよ!アンタップ、ドロー!竜髑髏の山頂をセット!もう一枚貴種を召喚!」

千早「戦闘に入る前に戦導者のらせんを貴種に!」

千早ライフ 2→6

真「ターンエンド!来なよ!」

千早「アンタップ、ドロー!氷河の城砦をセット!……エンド!」

真「アンタップ、ドロー!地獄乗りを……」

千早「対抗変転!」

真「くっ、エンド!」

千早「ドロー!島をセット、エンド!」

真「ボクのターン、ドロー!雷口のヘルカイトを召喚!」

千早「変化/点火を融合して起動!ヘルカイトへ!」

真「……エンドっ!」

千早「硫黄の滝をセット、エンド!」

真「灰の盲信者を召喚!」

千早「……戦闘に入る前に瞬唱の魔道士を召喚!墓地から戦導者のらせんをフラッシュバック!盲信者に!」

千早ライフ 6→3→7

真「メイン2、悪名の騎士を召喚!エンド!」

千早「アンタップ、ドロー!聖なる鋳造所をタップイン、エンド!」

真「ドロー!魂の洞窟をセット、種族は悪魔!……エンド!」

千早「エンド前にスフィンクスの啓示、X=6!」

千早ライフ 7→13

千早「ドロー!氷河の城砦をセット!瞬唱の魔道士でアタック!」

真「通す!」

真ライフ 20→18

千早「エンド!」

真「ドロー!……エンド!」

千早「エンド前に修復の天使を召喚!瞬唱の魔道士を明滅!墓地からスフィンクスの啓示をフラッシュバック!X=3!」

千早ライフ 13→16

真「流石に16点は焼き切れないや。……はぁ。ごめんね雪歩。ボクの負け」

勝者 如月千早 トリコロールフラッシュ

雪歩「お疲れ様、真ちゃん」

真「ありがと雪歩。千早はやっぱり強いや」

千早「真も。ずっと綱渡りしているような気分だったわ」

真「へへっ、伊達にプロデューサーの一番弟子じゃないからね。ねぇプロデューサー?」

P「ん?おう、そうだな」

千早「ふふ、そうね」

千早(これで、決勝。信じてるわよ、春香)

律子「千早は私が負けると思ってるみたいだけど、自分ではどう思うの?」

春香「え?それは……わかんないですよ、やってみるまでは」

律子「へぇ、てっきり無理ですよ、私なんか~とか言うかと思ってた」

春香「も、もう……意地悪言わないでくださいよぅ」

律子「あはは、ごめんなさい。ま、とにかくアレよね……」

春香「はい、良い勝負にしましょう!」

律子「当然。よろしくお願いします!」

三回戦 秋月律子 モノレッドスライ VS 天海春香 セレズニアミッドレンジ

一本目 先攻春香、両者マリガン無し

春香「行きます!手札から寺院の庭をアンタップイン、東屋のエルフを召喚!ターンエンド!」

春香ライフ 20→18

律子「ドローして山をセット。火柱を東屋へ!エンド!」

春香「アンタップ、ドロー」

春香(前に律子さんと戦った時は、全然勝てる気しなかったっけ。あの時知ってたのは、自分のデッキと……負けるって事だけ)

春香「平地をセット!もう一度東屋のエルフ召喚!エンドです!」

律子「アンタップ、ドロー!山をセットして灰の盲信者召喚!アタック!」

春香「通します!」

春香ライフ 18→16

春香「アンタップ、ドロー!ガヴォニーの居住区セット!」

春香(けど、あの時は惜しかったなぁ。最後にミスしなければもしかしたら……悔しいって思ったのはあの時が最初だっけ)

春香「東屋含む3マナ、ロクソドンの強打者召喚!エンド!」

律子「くっ……ドロー!山を出して……ラクドスの哄笑者を解鎖して召喚!エンド!」

春香「アンタップ、ドロー……強打者でアタック!」

律子「灰の盲信者で受けて……2マナ!強打者に灼熱の槍!」

春香「うぁっ……強打者が落ちます、メイン2!漁る軟泥を召喚!……ターンエンド!」

律子「ドロー!ヘリオンのるつぼセット!2体でアタック!」

春香「東屋のエルフをタップして寺院の庭をアンタップ!緑マナで軟泥の能力を起動!3/3になった軟泥で盲信者をブロック!」

春香ライフ 16→17→15

律子「メイン2、ラクドスの哄笑者を解鎖して召喚!エンドよ!」

春香「アンタップ、ドロー!森をセット!もう1体軟泥を召喚、即能力起動!律子さんの墓地の灰の盲信者を追放してカウンター追加!エンドです!」

春香ライフ 15→16

律子「エンド前にヘリオンのるつぼにカウンター追加!私のターン、ドロー!山をセット、雷口のヘルカイト召喚!そのままヘルカイトでアタック!」

春香「させません!セレズニアの魔除け!パワー5以上のクリーチャーを追放します!」

律子「なっ……いいわ、ターンエンド!」

春香「私のターン、アンタップ、ドロー……スラーグ牙を召喚!」

春香ライフ 15→20

春香「軟泥2体でアタック!」

律子「哄笑者は解鎖してるからブロック出来ない……通しね」

律子ライフ 20→14

春香「エンドです、どうぞ!」

律子「アンタップ、ドロー。山セット、灰の盲信者召喚。哄笑者で2体でアタック」

春香「片方をスラーグ牙で止めます!」

春香ライフ 20→18

律子「エンド」

春香「アンタップ、ドローします!ガヴォニーの居住区を起動、私のクリーチャーにカウンターを追加!東屋以外でアタック!」

律子「スラーグ牙を盲信者でブロックするわ」

律子ライフ 14→6

春香「エンドします!どうぞ!」

律子「アンタップ、ドロー。……無いわね。お疲れ様」

一本目 勝者 天海春香

律子(……)

律子(強くなったわねぇ、いや、本当に。前より自分のデッキを良く理解してるし、私のデッキも良くわかってる)

律子(それに、あの顔がね……戦いながらどんどん笑顔になっていく、なんて)

律子(よっぽど楽しいのねぇ……)

春香(伊織と戦った時はよくわかってなかった。ふわふわして、手足から力が抜けて……)

春香(でも、似てる。アレ、同じだ。ステージに上がる前、あの緊張とワクワクと……色んなモノが混ざったあの感じ)

春香(戦いたい!相手のデッキを受け止めたい!そして……勝ちたい!)

春香(胸の奥のほうから何かがじわっと滲んできて、デッキの上に置いた手が小さく震える)

春香(……楽しい!!)

二本目 先攻律子、両者マリガン無し


律子「ねぇ、春香」

春香「は、はい?」

律子「……なんでもない。終わってから言うわ。私の先攻!山をセット、流城の貴族を召喚してエンド!来なさい!」

春香「……はいっ!私のターン!ドローして寺院の庭をアンタップイン!アヴァシンの巡礼者を召喚してエンド!」

春香ライフ 20→18

律子「アンタップ、ドロー!山セット……貴族でアタック!」

春香「巡礼者は人間なのでブロック出来ません、受けます!」

春香ライフ 18→17

律子「貴族にカウンター追加、エンド!」

春香「アンタップ、ドローします!陽花弁の木立ちをセット……エンドです!」

律子「春香、少し遅いんじゃない?エンド前に灼熱の槍を……春香に!」

春香ライフ 17→14

律子「そのまま私のターン、ドロー!灰の盲信者召喚!貴族と盲信者でアタック!」

春香「とっ……おし、ます!」

春香ライフ 14→10

律子「貴族にカウンター追加してエンド!」

春香「アンタップ、ドロー!陽花弁の木立ちをセット!……忘却の輪を貴族に、東屋のエルフを召喚!エンドです!」

律子「アンタップ、ドロー!ヘリオンのるつぼをセット、3マナで紅蓮心の狼を召喚!盲信者でアタック!」

春香「……通します!」

春香ライフ 10→8

律子「ターンエンド!」

春香「私のターン、ドローします!魂の洞窟をセット、種族は……天使!スラーグ牙を召喚!」

春香ライフ 8→13

律子「アンタップ、ドロー!石大工を召喚、盲信者と結魂、稲妻のやっかいものを召喚!こっちは結魂せず!……アタックせずにエンド!」

春香「アンタップ、ドロー!寺院の庭をタップイン!もう1体スラーグ牙を召喚!エンドします!」

春香ライフ 13→18

律子「アンタップ、ドロー!山セット、地獄乗りを召喚!全員でアタック!」

春香「えとっ……地獄乗りをスラーグ牙2体でブロック!残りは通します!」

律子「片方に3点全部割り振るわ!スラーグ牙1体と地獄乗りが相打ちで落ちる!」

春香ライフ 18→7

春香「スラーグ牙の能力でビーストトークンを生成します!」

律子「エンドよ!」

春香「アンタップ、ドロー!……忘却の輪で紅蓮心の狼を追放!エンドです!」

律子「アンタップ、ドロー!4マナでもう1回地獄乗り!全員でアタック!」

春香「盲信者をスラーグ牙で、地獄乗りをビーストトークンで受けます!それから……稲妻のやっかいものをアヴァシンの巡礼者でブロック!石大工は通ります!」

春香ライフ 7→2

律子「エンド!」

春香(手札が一枚、ライフが2点……このままターンを返したら、多分焼かれて終わり……でも、手札には何もない)

春香「……お願いっ!ドロー!……スラーグ牙でアタック!」

律子「通すわ」

律子ライフ 20→15

春香「エンドです!」

律子(私のハンドは灼熱の槍……何も無ければ私のターンで撃って、おしまいだけど……)

律子「アンタップ、ドロー!2マナで灼熱の槍!春香へ!」

春香「対応します!修復の天使を召喚!スラーグ牙を明滅!」

律子(引いてきてたわね!)

春香ライフ 2→7→4

律子「稲妻のやっかいものを召喚してエンド!」

春香「アンタップ、ドローします!……5マナ!原初の狩人、ガラクをプレイ!二番目の能力を起動します!」

春香「私のクリーチャーの中で一番大きいのはスラーグ牙!パワーに等しい数……5枚ドローします!」

春香「森をセット、東屋のエルフを召喚!エンドです!」

律子「……この前やった時も、こんな感じだったわね」

春香「……?」

律子「雷口のヘルカイトを引けば終わりって場面。結構多いけど……それでもやっぱり因縁っぽいものを感じちゃうわね」

春香「……今度は、負けませんよ」

律子「……アンタップ、ドロー!

律子「……」

律子「エンド!」

春香「私のターン、アンタップ、ドロー!寺院の庭をタップイン!修復の天使とスラーグ牙でアタック!」

律子「……通すわ!」

律子ライフ 15→7

春香「メイン2、2マナで漁る軟泥を召喚!1マナで能力起動!律子さんの墓地の地獄乗りを追放!カウンターを追加してエンド!」

春香ライフ 4→5

律子「アンタップ、ドロー!……2体でアタック!」

春香「稲妻のやっかいものを軟泥でブロック!石大工は……通します!」

春香ライフ 5→4

律子「3マナ!硫黄の流弾!陰鬱で5点……春香へ!」

春香「……軟泥の能力を、東屋2体含めて3回起動。律子さんの墓地の地獄乗り、灰の盲信者、稲妻のやっかいものを追放……3点ゲインします」

律子「……エンド」

春香「律子さん」

律子「何?」

春香「律子さんに負けて、私すっごく悔しかったです」

律子「そう」

春香「でも、あれが多分……最初の勝ちたいって気持ちだったと思います」

律子「……」

春香「だから……ありがとうございました」

春香「アンタップ、アップキープ、ドロー。メイン、何もせず……戦闘。スラーグ牙、修復の天使、漁る軟泥でアタック」

律子「軟泥をブロック……した、ところで」

律子「ライフは0ね」

律子ライフ 7→0

勝者 天海春香 セレズニアミッドレンジ

律子「ふぅ……負けちゃった」

春香「はい。あの……さっき、始まる前に言ってた事って……?」

律子「ああ、アレね。なんてことないんだけど……春香は、私と戦うの好き?」

春香「はい!律子さんとやると、いつもギリギリになるから楽しいです!」

律子「……そ。それで、私に勝って満足しちゃったかしら」

春香「それは……」

律子「……余計お腹が空いたって感じね。うん、そのまま千早も食べちゃいなさい」

春香「……はい!律子さん!」

律子「ん?」

春香「ありがとうございましたっ!」

律子「決勝、頑張ってね」

今日はここまで。昨日はすごい早寝しちゃって投下できませんでした(小声)
でもテーロス発売日に終われそうだから、まぁ多少はね?

P「えー、次で決勝、今日の対戦会も終わりとなります」

P「なんか最初は軽い気持ちで教えてみたのに気付いたら凄い人数に広まってて嬉しいやら何やら不思議な気持ちです……はい」

P「まぁ俺の感想は置いといて。決勝戦……戦うのは、千早。春香。テーブルへ」

千早「はい」

春香「……はいっ!」

P「それじゃ本日の締め、決勝戦。始めっ!」

決勝戦 如月千早 トリコロールフラッシュ VS 天海春香 セレズニアミッドレンジ

春香「……」

千早「震えてるわね、春香」

春香「あ、あはは……なんか、ね」

千早「それ、何て言うか知っているかしら?」

春香「うん、さっき気付いた。これは……武者震い、だよ」

一本目 先攻千早、両者マリガン無し

千早「先攻。神聖なる泉をタップインしてエンド」

春香(決勝かぁ。正式な大会じゃないけど、ここまで来れると思わなかったなぁ)

春香「ドローして、寺院の庭をアンタップイン。アヴァシンの巡礼者を召喚してエンド」

春香ライフ 20→18

千早(春香は……一番遅くに始めて、私達から色んな事を吸収してここまで来た。皆だって特別下手だとか弱いわけじゃないのに……)

千早「アンタップ、ドロー。硫黄の滝をセット、アヴァシンの巡礼者に火柱。エンド」

春香(千早ちゃんの試合は全部見た。綺麗だったなぁ……何を撃っても掌の上、取りこぼす事無しって感じで)

春香「アンタップ、ドロー。平地をセット、漁る軟泥を召喚。エンド」

千早(春香の勝利は……危うい所もあったけれど、決してまぐれなんかじゃない。目の前にいるのは一人の……強敵)

千早「アンタップ、ドロー。氷河の城砦をセット、ターンエンド」

春香(あのデッキともう一度戦う……まだまだ、勝ちってイメージは掴めないけど……ワクワクする)

春香「アンタップ、ドロー。森をセット、スレイベンの守護者、サリアを召喚」

千早「……通せないわね。対抗変転」

春香「対応はなし。墓地のサリアを追放して軟泥にカウンター、軟泥でアタック。エンド」

千早ライフ 20→17

春香ライフ 18→19

千早「……ねぇ、春香」

春香「なに?千早ちゃん」

千早「上手くなったわね」

春香「……えへへ」

千早「……アンタップ、ドロー。硫黄の滝をセット、エンド」

春香「アンタップ、ドロー。ガヴォニーの居住区をセットして……軟泥の能力を2回起動。千早ちゃんの墓地から対抗変転と火柱を追放。軟泥でアタック」

千早ライフ 17→14

春香「ターンエンド」

千早「アンタップ、ドロー。ムーアランドの憑依地をセット、エンド」

春香「アンタップ、ドロー。陽花弁の木立ちをセット、スラーグ牙を召喚」

春香ライフ 19→24

春香「軟泥でアタック、エンド」

千早ライフ 14→11

千早「アンタップ、ドロー。神聖なる泉をタップイン、至高の評決」

春香「……スラーグ牙の効果でビーストトークンを生成」

千早「ターンエンド」

春香「アンタップ、ドロー。ビーストトークンでアタック」

千早ライフ 11→8

春香「メイン2、テューンの大天使を召喚。エンド」

千早「アンタップ、ドロー。……蒸気孔をタップイン。瞬唱の魔道士を召喚、至高の評決をフラッシュバック。エンド」

春香「……アンタップ、ドロー。5マナ、酸のスライムを召喚。蒸気孔を破壊、エンド」

千早「アンタップ、ドロー。エンド」

春香「アンタップ、ドロー。平地をセット、酸のスライムでアタック」

千早ライフ 8→6

春香「メイン2、東屋のエルフを召喚してエンド」

千早「アンタップ、ドロー。ボーラスの占い師を召喚。中略を手札に……エンド」

春香「アンタップ、ドロー。3マナで銀刃の聖騎士を召喚、酸のスライムと結魂」

千早「……通すわ」

春香「酸のスライムでアタック」

千早「修復の天使を召喚。ボーラスの占い師を明滅……変化/点火を手札に。修復の天使でブロック」

春香「……相打ちで落ちて、ターンエンド」

千早「アンタップ、ドロー。聖なる鋳造所をタップイン、エンド」

春香「アンタップ、ドロー。ガヴォニーの居住区を起動、各クリーチャーにカウンターを。銀刃の聖騎士でアタック」

千早「……変化/点火を融合して聖騎士へ」

春香「聖騎士が落ちて、エンド」

千早「アンタップ、ドロー。……エンド」

春香「アンタップ、ドロー。東屋のエルフを2体召喚、ガヴォニーの居住区を起動。全員にカウンター。エンド」

千早「……アンタップ、ドロー。エンド」

春香「アンタップ、ドロー。森セット、ガヴォニーの居住区を起動。全員にカウンター、全員でアタック」

千早「修復の天使を……いえ、もう無いわね」

千早「サレンダー」

一本目 勝者 天海春香

響「……なんか、決勝なのに静かだな」

美希「でも二人とも笑ってるの。千早さんは負けたのに……」

やよい「千早さんのデッキは、クリーチャーが少ないから場をお掃除した後に並べて一気に攻める……んでしたよね?」

小鳥「そうね。その為には一度相手が手札を使い切る必要があるの。けど春香ちゃんはそれをしなかった」

真「千早のデッキを知ってるからってのもあるし、ボクの時みたいに“嫌な予感”がしたのかもしれない……けど」

P「そうだな。初心者の春香が、きちんとやるべき事をやれてる。元々相性は春香側有利だし、もしかするともしかするかもな」

千早(……小型クリーチャーも、放置出来ないレベル。大型は言わずもがな)

千早(最初から最後まで、ずっと盤面をコントロールする事は出来ない。なら、どこかで身を切らなければならない)

千早(なら……こうしてみるのも面白いんじゃないかしら)

二本目 先攻千早、両者マリガン無し

千早「私の先手。蒸気孔をタップインしてエンド」

春香「ドロー、寺院の庭をアンタップイン、アヴァシンの巡礼者を召喚、エンド」

春香ライフ 20→18

千早「アンタップ、ドロー。断崖の避難所をセット、ボーラスの占い師を召喚。スフィンクスの啓示を手札に……エンド」

春香「アンタップ、ドロー」

春香(千早ちゃんがどんなサイドボーディングをしたか、今はまだ見えない……ただ、そのまま勝てるとは絶対に思えない)

春香「陽花弁の木立ちをセット、ロクソドンの強打者を召喚。エンド」

千早「アンタップ、ドロー。硫黄の滝をセット……ターンエンド」

春香「アンタップ、ドロー。森をセット、強打者でアタック」

千早「アゾリウスの魔除け。強打者をライブラリトップへ」

春香「メイン2にもう1体強打者を出してエンド」

千早「アンタップ、ドロー。聖なる鋳造所をタップイン。エンド」

春香「……アンタップ、ドロー。平地をセット、強打者でアタック」

千早「もう1枚アゾリウスの魔除け、ライブラリトップへ」

春香「メイン2に強打者を召喚してエンド」

千早「アンタップ、ドロー。硫黄の滝をセット。雷口のヘルカイトを召喚」

春香(なるほど……そういう形にしたんだね)

千早「ヘルカイトでアタック」

春香ライフ 18→13

千早「エンド」

春香「アンタップ、ドロー。強打者でアタック」

千早「ボーラスの占い師でブロック」

春香「メイン2、強打者を召喚。エンド」

千早「アンタップ、ドロー。ムーアランドの憑依地をセット。もう1体ヘルカイトを召喚。2体でアタック」

春香ライフ 13→3

千早「ターンエンド」

春香「アンタップ、ドロー。……何も出来ないや。参りました」

二本目 勝者 如月千早

亜美「千早姉ちゃんのデッキにはこれもあるんだよねー」

真美「そうそう、クロック無いっぽいとこ見せといて、急に高クロッククリーチャー積んでくるんだよね」

貴音「とは言え、春香のデッキも負けず劣らずの高クロック……」

律子「ただそれだけじゃ勝てないってわけね。千早も春香も、最後の一本をどう動くか……」

雪歩「どっちが勝っても、次でラスト……うぅぅ、なんだか緊張しますぅ」

伊織「……案外、もう勝敗なんて見えてないかもね」

春香(この形は確か、小鳥さんと戦った時に使ってた形。トリコロールカラーのミッドレンジにもできるんだよね)

春香(除去やバウンスの効きにくい相手や高速デッキ相手にはミッドレンジに寄せて対応する……すごいよ、千早ちゃん!)

春香(すごく楽しい、楽しいんだけど……)

春香(次で、最後かぁ)

三本目 先攻春香、両者マリガン無し

春香「ねぇ千早ちゃん」

千早「どうしたの、春香」

春香「楽しかったねぇ」

千早「ええ……とても」

春香「終わっちゃう、ねぇ」

千早「……ええ」

春香「……」

千早「……」

春香「最後まで、全力で行くよ!」

千早「望む所よ!来なさい!春香!」

春香「私の先攻!寺院の庭をアンタップイン!東屋のエルフを召喚!ターンエンド!」

春香ライフ 20→18

千早「私のターン、ドロー!蒸気孔をタップインしてエンド!」

春香(楽しかった、ううん、今だってすごく楽しい!)

春香「ドロー、森をセットしてアヴァシンの巡礼者召喚!エンドだよ!」

千早(なんだか久しぶりに熱くなった日だったわね。企画してくれたプロデューサーのおかげかしら?それとも……春香、あなたのおかげ?)

千早「アンタップ、ドロー!神聖なる泉をアンタップイン!ターンエンド!」

千早ライフ 20→18

春香「アンタップ、ドロー!森をセット!スラーグ牙を召喚!」

千早「させないわ!2マナで中略!1マナ払えないのならば追放よ!」

春香「マナは無い……から、エンドっ!」

千早「アンタップ、ドロー!神聖なる泉をアンタップイン!エンド!」

千早ライフ 18→16

春香「アンタップ、ドロー!もっかいスラーグ牙!」

千早「ならもう一度中略よ!X=2!」

春香「1マナしかないから……また追放っ……!エンド!」

千早「アンタップ、ドロー!硫黄の滝をセット!……ターンエンド!」

春香「アンタップ、ドローするよ!って、遅いよぉ……魂の洞窟、種族は天使!エンド!」

千早「エンド前に修復の天使を召喚!明滅する対象は無し!それから私のターン、ドロー!」

千早「氷河の城砦をセット!修復の天使でアタック!」

春香「……こっちも修復の天使を召喚!ブロックするよ!」

千早「なら2マナで変化/点火!点火を春香の修復の天使に!」

春香「修復の天使が落ちる……!」

千早「ターンエンド!どうぞっ!」

春香「アンタップ……ドローっ!2マナ!復活の声を召喚!」

復活の声 GW
クリーチャー―エレメンタル
対戦相手1人があなたのターンに呪文を1つ唱えるたび、または復活の声が死亡したとき、「このクリーチャーのパワーとタフネスは、あなたがコントロールするクリーチャーの総数に等しい。」を持つ緑であり白であるエレメンタル・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
2/2

千早「くっ……厄介なクリーチャーを投入してきたわね」

春香「通るかな?」

千早「……通しよ!」

春香「なら声が着地してターンエンド!」

千早「私のターン、ドロー!硫黄の滝をセット!修復の天使でアタック!エンド!」

春香ライフ 18→15

春香「アンタップ、ドロー!復活の声でアタック!」

千早ライフ 16→14

春香「メイン2にロクソドンの強打者を召喚!ターンエンド!」

千早「アンタップ、ドロー!聖なる鋳造所をタップイン!修復の天使でアタック!……エンド!」

春香ライフ 15→12

春香「アンタップ、ドロー!復活の声と強打者でアタック!エンド!」

千早ライフ 14→8

千早「アンタップ、ドロー!硫黄の滝をセット!戦導者のらせんをロクソドンの強打者へ!」

春香「……対応無し!」

千早ライフ 8→12

千早「修復の天使でアタック!エンド!」

春香ライフ 12→9

春香「アンタップ、ドロー!復活の声でアタック!」

千早ライフ 12→10

春香「メイン2!ロクソドンの強打者を召喚!エンド!」

千早「アンタップ、ドロー!蒸気孔をアンタップイン!……2マナ!瞬唱の魔道士を召喚!」

千早ライフ 10→8

千早「4マナで戦導者のらせんをフラッシュバック!ロクソドンの強打者へ!」

春香「対応っ……なしだよ!」

千早ライフ 8→12

千早「さらに3マナ、忘却の輪と復活の声へ!」

春香「あっ!」

千早「追放ならトークンは生まれないわ!修復の天使でアタック!エンド!」

春香ライフ 9→6

春香「……アンタップ。ドロー!」

春香「……東屋のエルフとアヴァシンの巡礼者を含んで7マナ!静穏の天使を召喚!」

……。

春香『へー、いろんなカードがありますねー』

P『ああ、遊ぶだけじゃなくてストーリーを楽しんだり、イラストとしてコレクションしたりする人もいるくらいだ』

春香『私もそっちが向いてるかも……って、あ……このカード……』

静穏の天使 4WWW
クリーチャー―天使
飛行
静穏の天使が戦場に出たとき、あなたは戦場にある他のクリーチャーかいずれかの墓地にあるクリーチャー・カード、あるいはその両方から最大3つまで対象とし、それらを追放してもよい。
静穏の天使が戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーの手札に戻す。
5/6

春香『すごく綺麗……天使?』

P『お、それが気に入ったか。じゃあちょっと貸してみ。こいつを使うなら……』

……。

春香(あの時、最初にデッキに入れたカード。それがここで来るなんて……)

春香「追放するのは修復の天使、瞬唱の魔道士、さらに墓地の修復の天使!ターンエンド!」

千早(……状況は悪いわ。でも、あと6点!全力で削り切る!)

千早「アンタップ、ドロー!熟慮をキャスト!ドローして……火柱を春香に!」

春香ライフ 6→4

千早「熟慮をフラッシュバック!さらに1ドロー!アゾリウスの魔除けでさらに1ドロー!……エンド!」

春香「アンタップ、ドロー!静穏の天使でアタック!エンド!」

千早ライフ 12→7

千早「アンタップ……ドロー!」

千早「これが、通れば……私の勝ちよ」

春香「……」

千早「4マナ!戦導者のらせん!対象は春香!さぁ、対応は!?」

千早(春香のデッキに対応出来るカードは無いはず……けど、春香の様子は変わらない。何か、あるというの?)

春香「5マナ」

春香「神聖なる反撃!X=4!!」

神聖なる反撃 XW
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、次にあなたやあなたがコントロールするパーマネントに与えられるダメージをX点軽減する。これによりダメージが軽減される場合、神聖なる反撃はそのクリーチャーかプレイヤーに同じ点数のダメージを与える。

春香「私に与えられるダメージをすべて軽減して、千早ちゃんに与えるよ!」

千早「……けれど、私のライフは4点回復するから……+-0ね」

千早(……今ので、流れは切れたでしょうね。でも……)

千早「普段なら、サレンダーするのだけれど……まだ、負けたくない。いいえ、まだ終わりたくない!」

春香「うん!続けよう、千早ちゃん!最後まで!」

千早「5マナ!スフィンクスの啓示!X=2!」

千早「2枚ドローして……2点回復!エンド!」

千早ライフ 7→9

春香「アンタップ、ドロー!……全員でアタック!」

千早ライフ 9→2

春香「ターンエンドだよ!」

千早「……アンタップ、アップキープ」

千早「ドロー!」

春香「……」

千早「……本当に、強くなったわね。驚くくらいに。でもね」

千早「まだまだ負けてあげない」

千早「2マナ!瞬唱の魔道士を召喚!」

春香「……あーあ、ダメかぁ」

千早「墓地の戦導者のらせんをフラッシュバック!対象は……春香!」

春香「でも、楽しかったよね?千早ちゃん」

千早「ええ、本当に……」

春香ライフ 4→0

勝者 如月千早 トリコロールフラッシュ

春香「……はぁ」

千早「……ふぅ」

P「……決まった、な」

律子「ええ……良い試合でした」

P「本日の優勝者はー……如月千早ー!」

……。

千早「春香」

春香「あ、千早ちゃん。もういいの?」

千早「ええ……あそこにいたらいつまで経っても帰らせてくれそうもなかったから」

春香「あはは、みんなもう一回!もう一回!って言ってたもんね」

千早「もう夜だから帰らなくちゃいけないのに何度も対戦をせがまれるのは困りものね」

春香「まぁ、私たちの中で一番強いって決まったんだもん。みんなテンション上がっちゃってるんだよー」

千早「たまたまよ。何度も危ない時はあったし、私の代わりに誰が勝ってもおかしくなかったわ」

春香「私でも?」

千早「もちろん」

春香「……あ、ほんとに夜だ。暗くなっちゃったね」

千早「そうね……」

春香「千早ちゃん」

千早「なに?」

春香「今日、楽しかったね」

千早「……ええ。また遊びましょう」

春香「うん。……あーあ、勝ちたかったなぁ」

千早「5年は早いわね」

春香「ええ!?……えへへっ」

千早「ふふっ……」

春香「よーし!帰ったらデッキ改良するぞー!」

千早「寝坊しないように気をつけてね?」

……。

スタンダードトーナメント おわり

というわけでここまで。
次はテーロス参入後編の予定だけどまだデッキ思いついてないから1~2週間お休みします。

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