橘「さ、さ、さ、キョンさん!」(482)
(・∀・)
(・益・)
橘「こちらに!ここここ!ここに座ってください!」
キョン「なんでそんなにテンション高いんだよ…」
橘「いいからはやくテーブルに着いてください!」
キョン「やれやれ…」ガタ
橘「すぐご用意しますからねっ!」パタパタ
キョン「はー…」
キョン「…」
キョン「……」
キョン「料理するから来いって…」
キョン「なんで俺なんだよ…佐々木でいいじゃん…」
キョン「まあ腹は空いてるから好都合っちゃ好都合だが…」
橘「お待たせしました!」
キョン「お、まってました」
橘「えっ…ほ、本当ですか…?」
キョン「え?」
橘「私の料理、そんなに楽しみにしてくれてたんですか!?」
キョン「いや、これは…御約束っていうか…」
橘「うれしいです…では、どうぞ召し上がれ!」
橘スペシャルメニュー
おにぎり(梅)
おにぎり(鮭)
卵焼き
目玉焼き
ソーセージ(ボイル)
キョン「……」
橘「どうでしょうか!?」
キョン「朝飯みたいだな…」
キョン「しかも卵がダブってるな…」
橘「頑張りました!」
キョン「…ふーん…」
橘「さ、温かいうちにどうぞ!」
キョン「じゃあ…まあ…頂きます…」
橘「めしあがれ♪」
キョン「…」もぐもぐ
橘「…」ジー
キョン「橘よ…」
橘「ハイッ!!」
キョン「目玉焼きを作る時はだな、ある程度白身が固まったら水を入れて蒸すと黄身がいい感じになる」
橘「そうなんですか…おいしくありませんか?」
キョン「ぅ…いや、半熟が好みの奴もいるだろうな…コレは半熟の半熟だが…」
橘「キョンさんは半熟、お好きですか?」
キョン「そりゃおめえ…」
橘「……」
キョン「め…目玉焼きは……半熟だろう…」
九曜「水の───代わりに……氷を───入れると────いい」
橘「よかった…」
キョン「おにぎりか…」もぐ
橘「…どうでしょう…」
キョン「梅か…橘、おにぎりに入れる梅は、基本的には塩味の効いたものを使用するんだ」
橘「そうなんですか…」
キョン「一般的におにぎりには蜂蜜で漬けた甘いタイプの梅は使わないものだ」
橘「おいしくないですかぁ…?」
キョン「……」
キョン「いや…これはこれで…いける…ウン…」
橘「ほっ…」
キョン「………」
キョン「卵焼きね…」
橘「自信作です!」
キョン「ふうん…」もぐ…
橘「どうでしょう!」
キョン「うん…素材の味が生かされてるな…」
橘「えへへ…」
キョン「人によっては日本酒や砂糖、醤油などで味付けするそうだ…」
橘「へえ~」
キョン「これはプレーンだな…」
橘「おいしいですか?」
キョン「おいしいぞ…素材の味が生かされてて」
橘「頑張りましたです!」
キョン「………」
キョン「ソーセージか…」
橘「はい♪」
キョン「…」もぐ
橘「如何です?」
キョン「丁寧に切れ目を入れてくれたのか…」
橘「えへ…ちょっと指切っちゃいました…」
キョン「刃物の扱いは慎重にな…」
橘「ハイッ」
キョン「…」もぐもぐ
橘「お味は如何ですか…?」
キョン「うん…いいよ…なんか…ヘルシーで…」
橘「うふふっ」
キョン「橘…」
橘「はい♪」
キョン「茹でる時は切れ目は入れなくていいそうだ」
橘「そうなんですか?」
キョン「ああ…油が抜けちまうからな…」
橘「抜けちゃってますかあ…?」
キョン「いや…いい具合だ…こういうのを食べるべき人もいる」
キョン(メタボのオッサンとかな…)
橘「よかったあ~♪」
キョン「………」
キョン「ふう…すまん、お茶もらえるか?」
橘「はい、どうぞ」コポポ
キョン「はい、どうも…」ズズ…
橘「火傷に気をつけてくださいね」
キョン「ああ…丁度いい温度だ…」
キョン(ぬる…しかもコレ紅茶だ…なんで急須から紅茶が…)
橘「へへへ…」ニコニコ
キョン「………」
キョン「おにぎりその2」
橘「召し上がれ♪」
キョン「………」
橘「どうかしましたか?」
キョン「いや…食べるよ」もぐ…
橘「…」ジー
キョン「…サーモンだ……」
橘「鮭おにぎりですよ」
キョン「そうだな、鮭だな」
橘「どうですか?」
キョン「斬新な味だ…初めて食べたよ…」
橘「おいしい?」
キョン「………おふ、お、おいしい…よ…」ニ…ニコ…
橘「わーい!」
キョン「……」クタッ
橘「キョンさん、私の作ったご飯、どうでしたか?」
キョン「オイ…シカッタ…ヨ…」
橘「頑張った甲斐がありましたです!」ニコニコ
キョン「そうか…」
橘「また食べてくれますか?」
キョン「………」
キョン(言え…俺…そんなにしょっちゅう会う仲じゃないだろ…)
キョン(ここで言うのが橘のためだ…甘やかしちゃいかんぞ…)
キョン(そうだ…挫折を知ることで人は成長するんだ…)
キョン「橘…」
橘「ハイ♪」
キョン「………」
キョン「また…頼むわ…」
橘「はい♪えへへ」
キョン「おっちゃんまだ開いてる…?」
主人「あいてるよー」
キョン「醤油ラーメン一つ」
主人「あいしょーゆ一丁!」
主人「はい醤油ね」ゴト
キョン「……」ズッ
主人「~♪」カチャカチャ
キョン「……」
主人「!!お、お客さん!どうしやした!?なに泣いてなさるんで?」
キョン「うめえ…」ハラハラ
主人「そんなこと言われたの初めてですよ…」
キョン「おっちゃん…俺…ガンバル…」ポロポロ
主人「ぐすっ!何か知らねえが、頑張れよ!お客さんよぉ」ポロポロ
キョン「おれ…がんばる…がんばるよ…」ポロポロズズー
おし まい
>>41が本気を出すと聞いて
まさかとは思うが>>1ってよこちんスレ立てた人じゃねえだろうな…
>>50
まさかとは思うがお前昨日のパンツスレの奴じゃないだろうな……
>>53
私だ
>>54
やっぱりか
俺は佐々木と国木田のあれだ
ところでこのスレどうするのよ?
やだ…変態…
もう続きは出てこないよトニー
橘「問題です!」
キョン「あー?」
橘「ここに卵焼きとだし巻きとスクランブルエッグがありますね?」
キョン「ああ、あるな。食っていいのか?」
橘「あ、ちょ、ちょっと!!まだ食べないで下さい!!」
橘「問題です!」
キョン「はいはい」
橘「ここにあるうちで、私が一番大好きなのはなんでしょう?」
キョン「んー……卵焼き」
橘「ぶっぶー!!正解は……」
橘「キョンさんでしたぁ~~!」
橘「あいた!な、なんで無言でちょっぷするんですか!?」
キョン(可愛かった。今のは可愛かったぞ!!)
橘「あう、痛くて泣きそうです……」
キョン「大丈夫か?」
橘「頭撫でてくれれば治る気がします……撫でてください!」
橘「あいた!」
(・∀・)
橘「たとえば、ここに私と佐々木さんが居たとしますね」
キョン「おう」
橘「どちらか一人にキスしなきゃいけないとしたらどっちにしますか?」
キョン「そんな事があるわけないだろ」
橘「例えばの話ですよ。……で、どっちですか?」
キョン「そりゃあ、付き合いの長い佐々木かな」
橘「……」
橘「じゃあ、じゃあ!周防さんと私ならどうですか?」
キョン「周防だな。後を引きそうにないし」
橘「うう……じゃ、じゃあ、藤原さんと私ならどっちですか?」
キョン「藤原?」
橘「あれ、花畑であってるって聞いてたんですけど」
キョン「ああ、パンジーか。だったら橘だな」
橘「もうちょっと私の順位高くなりませんか?」
キョン「はい?」
橘「独り言です。気にしないで下さい……」
やっぱ橘が一番だな
>>61
表に出ろ
周防さんの可愛さについてみっちりたたき込んでやる
キョン「うーむ」
橘「何を考えてるんですか?」
キョン「いや、ハルヒに一発芸覚えて来いって言われてな。何かいいものは無いかと思って」
橘「んー……一発芸ですかぁ」
キョン「なにかあるか?」
橘「あ、そうだ!」
キョン「?」
橘「見ててくださいね。こうやって私のツインテールの根元を持って……」
キョン「……」
橘「よいしょ!じゃーん!!ウサギさんです!!!!」
橘「あいた!」
キョン「どこがウサギだ。しかもそりゃ俺じゃあ出来ないだろ」
橘「でもでも!私も寂しいと死んじゃうんですよ?構ってくれないと京子、寂しくて死んじゃうよぉ~~~」
橘「あいた!!」
やはりお前だったのか…
おかげで寝不足だ
(⊃ω-)寝る前ほしゅ
橘「・・・というわけでこちら側に来ませんか?」
キョン「断る」
橘「ちょ、即答しないで少しは考える振り位してくださいよ!」
キョン「その行動に及ぶ事さえ面倒だからな」
橘「もう!・・・でも断る割にはいつも呼び出しに応じてくれるんですね。もしかして私に会いたくて・・・」
キョン「いや、タダで喫茶店の珈琲が飲めるからな」
橘「なっ、そ、それが目的だったんですか!」
キョン「それ以外に何があるんだ?」
橘「・・・もう!今日は帰ります!次から喫茶店は無しです!」
キョン「何怒ってるんだ、あいつ・・・」
ピンポーン
ガチャ
橘「どうもどうも!昨日までの反省を活かして今回からキョンさんのお宅d」
バタン
橘「あぁ!そんなぁ、閉めないでくださいよぉ!あちこち迷いながらやっと着いたのに~!」
キョン「はぁ・・・やれやれ」
キョン「ほれ、お茶」
橘「あ、どうもです!いや~歩き続けて喉が乾いてて、キョンさん気が利きますね!あ、ずるい妹ちゃん!」
キョン妹「えへへ~京子ちゃんが油断してるからだよぉ」
キョン「・・・」(何故俺はこいつとスマブラしなければいけないんだ。っていうか既に妹と仲が良くなってる。・・・まぁ普段のこいつを見ると小学生並の知能指数しかなさそうだしなぁ・・・まぁ少し似てるし何か通じたのかもしれん)
キョン「・・あっ」
キョン妹「やった~!キョン君倒せた~」
橘「上手いですね!妹ちゃん!」
キョン「・・・」
橘「それじゃあキョンさん失礼します。またね妹ちゃん!」
キョン「あぁ」
キョン妹「バイバイ~また来てね~」
バタン
キョン「・・・あいつ何しに来たんだ」
橘「あ、勧誘を忘れてました・・・ま、いっか♪」
キョン「確かにまた来てと妹は言ってたが翌日にまた来るか、普通?」
橘「ち、違います。今日は勧誘の話をしにきたのです!遊びにでは決してありません」
キョン「ほー、でも悪いが、今日は宿題をやらなければいけないから橘の相手は出来ないぞ」
橘「ご心配なく!終わるまで静かにお待ちしてます」
キョン「勝手にしてくれ」
~10分後~
キョン「・・・」カリカリ
橘「・・・」キョロキョロ
~20分後~
キョン「・・・」トントントン
橘「うーん・・此処にもないか、流石にベットの下はベタですよねぇ」
キョン「こら、さっきから何をしてる」
橘「え、ほら、男性ならHで卑猥でいやらしい雑誌とか持ってそうじゃないですかぁ」
キョン「仮に見つけたらお前はどうするんだ」
橘「そりゃあ・・その・・好みとか知れれば勉強でも・・そ、それよりさっきから手が動いてないんじゃないですか!?」
キョン「ぐ・・少し休憩してただけだ」
橘「本当ですかぁ?解らないなら教えてあげますよぉ?」
キョン「分かるのか?」
橘「見せてください、どれどれ・・・あぁこれなら簡単ですよ。此処がこうなってこうなるんです」
キョン「なるほど、それじゃあこれは?」
橘「これはこうしてこうするんですよ」
キョン「ほう、じゃあ此処は・・・」
キョン「悪かったな、殆ど宿題手伝ってもらって、助かった」
橘「いえ、気にしないで下さい。私も色々見れてたのしかったです」
キョン「俺の頭の悪さとかか?」
橘「あはは、きつい自虐ネタですねぇ。それじゃそろそろ失礼します、お休みなさい。」
キョン「あぁ、おやすみ」
~翌日~
キョン(というか小学生並知能指数とか言ってた奴に勉強教わった俺は一体・・・)
ハルヒ「キョン!アンタ宿題やってきたの?どうせやってないんでしょ」
キョン「残念ながら完璧といっても過言じゃない出来だ」
ハルヒ「ウソ!?ちょっと見せてみなさいよ!・・・確かにちゃんと出来てるわね・・・でもこれ誰の字よ?どう見ても女の子の字じゃない!」
キョン「え、あぁ・・・それは・・だな」
ハルヒ「・・・キョン、じっくり話聞かせてもらうわよ!」
橘「・・・また勧誘忘れた・・・まぁいいか!」
キョン「これで完でもいいよな?」
紆余曲折あって最終的に一緒のお墓に入るまで頼む
>>95
橘「ここで終わったらあたしと同じじゃないですか」
キョン「は?」
橘「立場無し(橘氏)」
キョン「立ち話?」
ピンポーン・・・ガチャ
キョン妹「あ!京子ちゃんだ~!いらっしゃい!」
橘「こんにちは妹ちゃん!キョンさん居るかな?」
キョン妹「ううん~キョン君出かけちゃったよ、毎週この日は出かけてるの」
橘「毎週?・・・あぁ、今日はSOS団の不思議探しの日でしたか、仕方ありません。日を改めましょう」
キョン妹「えー京子ちゃん帰っちゃうの?遊んで行かないのぉ?」
橘「うっ・・・じゃあちょっとだけ」(このおねだりは中々のものです・・・)
キョン妹「わーい!じゃあ入って入って!」
橘「お邪魔しま~す」
キョン妹「何して遊ぼうかぁ?またゲームする?」
橘「そうですねぇ、あ!そうだ、その前に妹ちゃんに聞きたい事があったんです!・・・キョンさんの好みとかわかるかな?」
キョン妹「好み?うーん、ハンバーグとか唐揚げとか・・・」
橘「そ、そういうのじゃなくて、こんな子が可愛いとかタイプだとか」
キョン妹「・・・あ!前にキョン君の部屋でねポニーテールの女の子が写った写真見たことあるよ」
橘「ポニーテールですかぁ、意外な好みですねぇ、他にはわかりますか?」
キョン妹「ううん、分からない~」
橘「そうですか、ありがとう妹ちゃん」
キョン妹「京子ちゃん、キョン君の事好きなのー?」
橘「え!!いや、その、好きというか、気になると言うか・・・」
妹「でもキョン君昨日も京子ちゃんの話してたよぉ」
橘「・・・え?本当ですか?」
キョン妹「うん、だからキョン君も好きなんだよ~私も京子ちゃん大好きだもん!」
橘「妹ちゃん・・・ありがとう!・・・よーし、それじゃあゲームでもしよっか!」
キョン妹「うん!」
橘(妹ちゃんはこんなに素直でいい子なのに。キョンさんもこれ位、素直にならいいのに、良いところは似ないものです)
キョン「はっくしょん」
古泉「おや、風邪ですか?」キョン「噂でもされてるのかもな」
古泉「涼宮さんが何か考えてるのかもしれませんよ」
キョン「やれやれ・・・」
橘「それじゃあまたね!」
キョン妹「バイバ~イ」
橘(結局夕方まで遊び続けてしまいました。・・彼がポニーテール好きだったとは意外です。私はしたことがないからなぁ・・・似合うかなぁ)
橘「ちょっとだけ・・ん・・っと・・よし!チェックチェック・・・って、鏡を忘れた!」
キョン(ふぅ、今日も平和なのか不思議のかけらも見つからずに終わった終わった。帰って飯食って風呂入って・・・ん?あれは・・!)
キョン「橘」
橘「あ、キョンさん今お帰りですか?ご苦労様です。って・・どうかしました?」
キョン「え?あ、いやなんでもないぞ。家に来てたのか?」
橘「ええ、キョンさんが居なかったので妹ちゃんとずっと遊んでました」
キョン「そうか、そりゃ悪かったな・・所で髪型変えたのか?」
橘「え!あ、これはですね、・・ちょっとした気分転換です!あはは~」
(まさか会うとは、めんどくさがらず直せば良かった・・)
橘「あ~・・私似合いませんよね・・」
キョン「いや、かな・・」
橘「お、遅くなるんでそろそろ帰りますね!それじゃ!」
キョン「あ、おい!・・・全く」
キョン「ふぃーさっぱりしたぁ、疲れた時の風呂は堪らんな・・携帯携帯と・・・・・「・・おしっ寝る!」
橘「はぁ~・・・はぁ~・・・溜息しかでない、直ぐに戻すべきでした・・・はぁ~」
♪~♪~
橘(誰から・・)
[今日の髪型かなり可愛かったぞ]
橘「・・・・・これは・・ずるい・・です」
⌒(・∀・)⌒<橘京子なのです!
ハルヒ「・・・」ジー
キョン「・・・」パチンカチカチピッ
古泉「んふっこれは中々厳しい・・」
ハルヒ「・・ちょっとキョン、あんたさっきから何してんのよ?」
キョン「見てわからんか?メールだが」ピピピ
ハルヒ「今日1日ずっとしてるじゃない!何処の誰とよ!?」
キョン「この国にはプライバシーの保護って法があるんだぞ」
ハルヒ「ふんっ!このSOS団では団長こそ法王、法なのよ!だから教えなさい!!」
キョン「知り合いだ」
ハルヒ「ぎぎっ・・バカキョン!勝手にしなさい!私は帰る!!」バタン
古泉「おやおや、これは今日もアルバイトになりそうですね」
キョン「悪いな、迷惑かけて」
古泉「そう思うんでしたら控えてほしいものです」
キョン「残念ながら無理だ」古泉「んふっそういうと思ってましたよ」
>>116
____
ィ´:::::::::::::::::ヽ
f::::(::::i::L.i_i_i__l) パーン
j::::::ヽ::| ゚-゚ノ::|
/::::::::|:ノ`⊂彡☆))Д´)⌒
────調子に──のらない
橘「お待ちしてました!今日こそ勧誘のお仕事をしなければ上から怒られそうなのです!覚悟はよろしs」
キョン「まぁ中にどうぞ」
橘「あ、お邪魔しま~す・・あれ妹ちゃんまだ帰ってないんですか?」
キョン「ん、あぁ、妹も両親も今日は居ない。法事で親戚の家にいっててな」
橘「へぇ~それじゃあ今日の晩御飯とかどうするんですか?」
キョン「多分カップ麺にでもなるだろう」
橘「そんなのダメです!」パーン
キョン「あたっ!さりげなく叩くな!」
橘「全くそういう事こそメールで教えてくださいよ!私が一肌脱いであげるのに」
オラねみぃぞ
俺も脱いだ
キョン「一肌脱ぐって何してくれるんだ?」
橘「晩御飯くらい作ってあげましょう!何か食べたいものはありますか?」
キョン「そうだな・・・じゃあカレーが食べたいな」
橘「カレーですね、任せてください!出来るまでゆっくりしてて下さい。あ、冷蔵庫の中身使わせてもらいますね」
キョン「おう、好きなだけつかってくれ」
~2時間後~
橘「さぁ召し上がれ」
キョン「いただきます」
橘「・・・」ドキドキ
キョン「・・・うん、美味い」
橘「本当ですか!?よかったぁ。沢山あるんでドンドン食べてくださいね」
キョン「あぁ、所で橘、こんな時間まで大丈夫なのか?」
橘「え?・・あ!もう7時過ぎてるじゃないですか!ピッタリに出来あがるはずだったのにぃ」
キョン「いや、そこじゃないだろ」
橘「へ?他に何かありましたっけ?見たい番組も特にないし」
キョン「・・・お前、帰らなくていいのか?」
橘「あぁ、そうでしたね。でももう夜も更けますし泊まっていっても問題ないd」
キョン「いや、問題だらけだろ」
橘「えーダメなんですか!!・・仕方ないですね、ここは」シュルシュルパサッ
キョン「!!」
(・∀・)-3
橘「んっ・・っしょ、よし!今日だけでも・・・泊めてもらえないですか?」
キョン(ぐっ、ポニテに上目遣いのお願いなんて・・・どっかで見たことあるおねだりだが)
キョン「まぁ・・今日だけだぞ」
橘「ありがとうございます!」(流石妹ちゃん直伝おねだり)
キョン「まぁ風呂でも入ってくれ、食器は俺が洗っとくから」
橘「はーい、それじゃお言葉に甘えて」
キョン「・・・あいつ毎回何しに来てるんだか」
キョン「さて、風呂も入ったことだし寝るとするかね」
橘「その前に、朝ご飯の下準備をしてからです」
キョン「いや、流石に悪いしいいぞ」
橘「どうせ、ついでですから良いんですよ」
キョン「?そうなのか、そりゃ助かる」
橘「どう致しまして、さぁさぁキョンさんは先に休んでてくれて良いですよ」
キョン「あぁそうさせてもらう。今日も神様相手に疲れたからな・・・おやすみ橘」
橘「はい、おやすみなさいキョンさん」
なぜ橘京子は俺の家にこないのか
キョン「ふぁ・・珍しく目覚めが良いな、早く寝たからかな」
キョン「あれ、橘のやつどこ行ったんだ・・・」
キョン「・・・置き手紙」
[私も今日は学校ですので着替える為に帰りますね。朝ご飯は用意してあるので温めて、お昼のお弁当も作っておきましたので忘れずに!では今日も頑張って行きましょう!愛しのキョンさんへ]
キョン「愛しのキョンさんね・・・今度お礼も兼ねてこっちから誘ってみるかね」
~学校~
谷口「おいキョン飯食おうぜ」
キョン「おう」
國木田「あれ、今日のキョンの弁当包いつもと違うね」
キョン「ん、あぁまぁな」
ハルヒ「・・・」ジー
キョン「なんだハルヒ、今日は学食にいかないのか?」
ハルヒ「今日は私もお弁当なのよ」
キョン「ほぉ、珍しいもんだ」
ハルヒ「ふんっ!」パクパク
キョン「さて、俺も食べるか」
パカ
キョン「・・・」
パカン
谷口「んあ?どうしたキョン?」
キョン(なんだ、ご飯の上にピンク色のものが見えたが気のせいか?こんなラブコメ漫画のような話があるのか?)
キョン「ちょっと腹が痛くてな、今日は飯はいいy」
ハルヒ「ギョン・・・今のは一体何かしら?」
キョン「な、なんだ?何の事だ?」
ハルヒ「良いから貸しなさい!!」
キョン「あ!」
パカ
・・・・・
キョン(終わった)
國木田「へぇ~流石キョンだね」
谷口「キョオオオオオン!貴様!愛妻弁当か!?どこの愛妻だ!え?!何処までいったんだ!?どうすれば愛妻が出来るんだ!!教えてくださいいいい!」
キョン(うむ、予想通りの反応だ。ここまでは良い、問題は・・・)
ハルヒ「ギョン・・・きっちりSOS団の部室で話きがぜて貰おうかしら・・フフフ」
古泉、今日が俺とお前の命日かもしれんな
あとお礼の話は取消だ・・・おぼえとけよおおおおおおおおたちばなあああああ!
~その頃橘宅~
橘「キョンさ~ん・・・ムニャ・・・エヘヘ・・Zzz」
今度こそ完だと信じる
疲れたよ橘・・・おやすみ
乙
>>154
九曜「GJ────眠らなくても────疲れない────クスリを」
~そのころのみくる~
みくる「お風呂はいったし寝るかな」
みくる「んっ…キョンくん……あぅっ」クチュクチュ
橘「キョンさんキョンさん!」
キョン(ん?橘か?)
橘「例えばここに私と佐々木さんが居たとしますね?」
橘「あー」
キョン「……」
橘「どっちかにキスしなくちゃいけないとしたらどっちにしますか?」
橘「もちろん橘一択だな」
橘「やっぱりですか?んふふー、キョンさん可愛いー」
キョン「何やってんだお前」
橘「ふぇ!?きょ、キョンさん!!い、いつからそこに!?」
キョン「例えばここに、あたりからだな」
橘「わ、忘れてください!!忘れてください!!!!」
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ,(⌒) (⌒)、\ ついにハルヒ新作のDVDが発売したお~早速見るお!
| /// (__人__)/// |
\ ` ヽ_ノ /
ヽ , __ , イ
/ |_"____
| l.. /l l
::::: ____ |ミ|
:: ,. -'"´ `¨ー 、
:: / ,,.-'" ヽ ヽ、 14話 エンドレスエイト
:: ,,.-'"_ r‐'" ,,.-'"` ヽ、 15話 エンドレスエイト
:: / ヾ ( _,,.-='==-、ヽ ヽ、 16話 エンドレスエイト
:: i へ___ ヽゝ=-'"/ _,,> ヽ 17話 エンドレスエイト
:: ./ / > ='''"  ̄ ̄ ̄ ヽ18話 エンドレスエイト
:: / .<_ ノ''" ヽ i19話 エンドレスエイト
:: / i 人_ ノ .l20話 エンドレスエイト
:: ,' ' ,_,,ノエエエェェ了 /21話 エンドレスエイト
i じエ='='='" ', /:22話 エンドレスエイト
', (___,,..----U / 23話 エンドレスエイト
ヽ、_ __ -_'"--''"ニニニニニニニニヽ :: 24話 エンドレスエイト
/ ヽ :: ┼ヽ -|r‐、. レ |
/ d⌒) ./| _ノ __ノ
橘は俺の娘
>>181
/ ⌒ヽ
/ \
,.-‐''⌒ヽ ,.=、 ヽー、
,〃/∠彡ニ\ (.fゃ) | j
/ ミ彡三ヘ`=´ | |
/ ミ彡三∧ j ./
ト ャ''" ミ彡三∧. //
」i _;''_, ミ彡'ニミヘ、 〃
リ ´ ̄ リ´ f'`ij }/「i|
ヽ- '´/ソ'川||
ヽ一 「彡'川ll.|||
T _ / ´ j||.川||
` ̄了、 i! 川.川|
_」. \ | j| 川|ト、
_/ ̄ \ \ '_/./川 `
 ̄ `  ̄ ´
ネゴトワ・ネティエ[Negtva Netie]
かわいいよきょこたん!
好き好き愛してるぶちゅー
>>184
残念、そいつは俺の顔だ
>>182
橘「まだ若かったのに、可哀想です」
きょこたんかわゆす
好き好き愛してるぶちゅうううううううう
>>199
それも俺の顔だ
保守
まだー?
保守
>>209
自分で書け!馬鹿!
橘「まったく…、>>1はまだ帰ってこないんですか?わたし我慢の限界です。」
キョン「そう言うな橘。>>1も疲れてんだからな。ここは黙って支援しておこう。」
橘「黙ってちゃ支援できませんよ?」
キョン「え?」
橘「え?」
きょこたんと結婚したい
>>221
お前は俺の婿
キョン「…>>220だそうだ。ホントお前は馬鹿だな。」
橘「な、キョンさんだって間違えてたじゃないですか!」
キョン「俺はお前につられただけだ。お前が全般的に悪い。」
橘「うぅ、なんですかその言い分は…。」
キョン「ま、気を取り直して ID:QcKUvJrGO頑張ってくれ。」
橘「キョンさん鬼畜です…。」
橘「さ、さ、さ…さむらい!」
キョン「藺草(いぐさ)」
橘「また さ なのですか!」
キョン「降参か?」
橘「んむむ…さこつ!」
キョン「翼」
橘「ひいいっ!さ、さ、さ…さくらんぼ!」
キョン「防砂」
橘「うう…さ、さ、さ…あうう…」
キョン「そろそろ腹減ったな…」
橘「しりとり勝負はお預けなのです!」
キョン「大体何だってピクニックでしりとりなんだよ…」
橘「意外とすることないんですよね…」
橘「さ、キョンさん!私の手作り特製お弁当ですよ?」
キョン「……あ、ああ…」
橘「いっぱい食べてくださいね!」
キョン「うう…」
新・橘スペシャルメニュー
おにぎり(梅)
おにぎり(鮭)
おにぎり(昆布)
卵焼き
目玉焼き
ウインナー
キョン「オーゥ…」
橘「召し上がれ♪」
キョン「またこのラインナップか…」
橘「早起きして作りました!」
キョン「そうか…」
橘「はい♪」
キョン「またあのおにぎりか…」
橘「おにぎりですね?どーぞ!」
キョン「どーも…」
キョン「ん…おお、普通の梅を入れたのか…うん、美味い」
橘「キャッ☆」
キョン「丁寧に種も取ってあるし…こりゃいける」
橘「うふふ♪」
キョン「弁当に目玉焼きって初めて見たな…」
橘「変なのですか…?」
キョン「いや、そんなことはないが…」
橘「お塩はかけてあります」
キョン「気が利くな」もぐ…
橘「…」
キョン「おっ…橘、ちゃんと言ったとおり作ってあるな。見事に半熟だ」
橘「出来てますか!?よかったです!」
これは…きたのか?
キョン「こりゃ他のも期待できそうだ」
橘「なんですか今更…次は何にしますか?」
キョン「じゃ、そっちのおにぎり貰おうか」
橘「こっちですね?はい♪」
キョン「…」
橘「どうかしましたですか?」
キョン「もしかしてコレ、鮭おにぎり?」
橘「はい!」
キョン「…先にソーセージ貰おうかな…」
橘「まあまあ、食べて見てください」
キョン「お、おう…」
キョン(正直アレが一番キツかったなあ…)
キョン(覚悟完了…)
キョン「……」もぐもぐ
橘「♪」
キョン「ん? んん!?」
橘「…!?」
キョン「う、美味い…」
橘「ほっ…やめてくださいよ~もう!」
キョン「いや…中身はちゃんとした鮭にしたんだな…」
橘「あの鮭は佐々木さんとマリネにして食べちゃいました」
キョン「そうかあ~」
キョン(ナイス佐々木)
キョン「お、海苔と米の間にごま塩が…やるじゃないか橘」
橘「えへへ」
キョン「卵焼きくれるか?」
橘「はい♪…あーんしますか?」
キョン「やめい」
橘「ちぇー…はい、どうぞ」
キョン「ん…この香りは…酒を入れたな?」
橘「お酒なんて初めて買いました…売ってくれるんですね」
キョン「調理用酒だろ?そりゃ売るさ」
橘「でもお酒なんですよね?」
キョン「まあ、そうだな…そこんとこどうなってんだろ」
橘「まあ食べてみてくださいよ」
キョン「いただこう」
キョン「結論から言ってうまい」
橘「ふふん」
キョン「ほのかな香りが鼻孔を擽る…味付けもいい」
橘「自信作なのですよ」
キョン「うん…こりゃ傑作だわ…もう一つ貰おう」
橘「たくさん作りましたから遠慮しないでくださいね」
キョン「…むっこっちのは甘い…焦がしちまった訳ではないのか」
橘「お砂糖入りです!私はこっちのが好みなのですよ」
キョン「そんな感じはするな」
橘「お茶いりますか?はい」
キョン「ん…」ズズ…
橘「めっきり涼しくなりましたねえ」
キョン「ほうぅ……そうだな」
橘「もうすぐ寒くなりますねえ…ヤダなー」
キョン「ときに橘よ」ズズ…
橘「はい?」
キョン「水筒かわいいな…」
橘「ラリっくまなのです!」
橘「ラリっくまなのです!」
まさかこれが最後の一言になるなんて住人は夢にもうんぬん
橘「新婚さんごっこしましょう!!」
キョン「なんだ急に」
橘「ご飯にしますか?」
橘「お風呂にしますか?」
橘「それともぉ~~、た・わ・し?」
キョン「私か?」
橘「いやーん、キョンさんったら、私がいいだなんてー!」
橘「ちょっとしたジョークなのになんで叩くんですかぁ……」
キョン「いや、わけが分からんからとりあえず」
橘「とりあえずでたたかれる身にもなって下さい!」
キョン「思いつきでからまれる身にもなってくれ」
橘「それで、どれがいいんですか?」
キョン「ん?」
橘「ご飯か、お風呂か、私!」
キョン「残業行ってきます」
橘「ええ!?そ、そんな、ちょっと待って下さい!一緒にご飯食べましょ!背中も流しますから!!あう、キョンさぁん……」
スレタイ見たとき何で「き、き、き、キョンさん」じゃないのかと思った
「さ、さ、さ、」って「さあ」っていう意味なのか
キョン「ソーセージ貰えるか」
キョン(信じていいんだな橘)
橘「はい、どうぞ」
キョン「おお…切れ目が入ってない」
橘「危ないからって佐々木さんが持ってっちゃったのです…」
キョン「そうなのか」
キョン(GJ)
キョン「うん、うまい…まあ当たり前か」
橘「あのう…キョンさん…」
キョン「ん?」
橘「先日、キョンさんが帰ったあと、佐々木さんにも食べて貰ったのです…」
キョン「う…あー…いや…」
橘「思いっきり駄目出しされちゃったのです…」
キョン「いや…あー…うー…えー…」
橘「ごめんなさい…私ったら、一人で舞い上がって…変なもの食べさせちゃって…」
キョン「……」
橘「それなのにキョンさん、嫌な顔しないで食べてくれたのですね…」
キョン「まあ嬉しかったからな」
橘「嘘ですっ!あんな珍妙なモノ…」
キョン「男ってのは女の子が料理作ってくれたりすれば嬉しいもんだ」
橘「でも、でもぉ~…」
キョン「それが可愛い子が怪我までしながら作ってくれたってんなら残せないさ」
橘「あうう~キョンさん…」
キョン「今日の弁当、佐々木が手伝ったのか?」
橘「いえ…私が作りましたです…佐々木さんには…練習に…」
キョン「そうか。お前の作った弁当、美味かったぞ?橘」ナデリナデリ
橘「えへへ…えへへへ…」グリングリン
キョン「そういやおにぎりがまだ一つあったな、貰おうか」
橘「はい!」
キョン「うん、よく見れば形も綺麗に整ってるな…」
橘「えへへ」
キョン「こうやって成長していくんだナ…」
橘「やだ、キョンさんおじいちゃんみたい」
キョン「…」もぐもぐ
橘「私がおばあちゃんになるまでこうやって…
キョン「…ッ!」
橘「っきゃあ!何言ってるですか私は!」テレテレ
キョン「……」もぐもぐ
キョン(酢昆布を…おにぎりに入れるな…)
キョン「橘…」
橘「なんですか?」
キョン「その残ったおにぎり貰っていいか?」
橘「…?いいですよ!はい、どうぞ♪」
キョン「はい、どうも…」
橘「キョンさん昆布好きなんですか?」
キョン「ああ、好きだね!俺は昆布が好き…昆布好き…」ブツブツ
橘「キョンさんは食いしんぼさんなのですね」
キョン「……」もぐもぐ
橘「満足していただけましたですか?」
キョン「…」コクリ
橘「ばんざーい!」
キョン(かてえ…)
橘「からあげがつくれるようになったのです!!」えっへん
ぽんぽんぽんぽんぽん……
キョン「えっ」
キョン「ふう…」
橘「お腹いっぱいですね…」
キョン「ああ…」
橘「あふ…眠くなってきちゃったです…」
キョン「昼寝でもしたらどうだ?帰る時に起こしてやるよ」
橘「キョンさん膝枕してください」
キョン「やなこった」
橘「まくらが無いと眠れないのですよ…」
キョン「だーめ」
橘「あ…サスマタもった涼宮さんがこっち見てる…」
キョン「何だとッ!?」キョロキョロ
橘「隙あり!」
キョン「どこだッ!?どこに隠れたッ!?俺を殺すのかッ?」
橘「うそですよ…」
キョン「え?あっお前いつの間に…まったく…」
橘「ほーらね…」
キョン「なにがだ」
橘「キョンさん…なんだかんだ言って…優しいから…」ウト
キョン「あん?…」
橘「こうしちゃえば…結局…膝枕…してくれ…」ウトウト
キョン「けっ…」
橘「わたしの…りさーち…あまく…みちゃ……くぅ…」
キョン「やれやれ」
橘「スピー…」
キョン「……おやすみよ、橘…」
おし まい
キョン「………
橘「すぅ…
キョン「……………………」
橘「………」
キョン「……………………覇ッ」ブッ!!
橘「…っ……っ」ビクンビクン
キョン「…………」
橘「くぅ……」
キョン「………邪ッ」ブバブゥ!
橘「……っ……っ!……」ビクンビクン
仕事いてきま!
何故残した…
キョン「んがっ……?…?」
橘「スピピピ-…」
キョン「ん…?あ、そっか…公園に来て…俺も寝ちまったのか」
橘「むにゃ…んふふ…」
キョン「あーあー…ヨダレが…おい、橘起きろ!帰るぞ!」
橘「んー…?」
キョン「帰るぞ」
橘「……くぅ…」
キョン「起きろとゆーに」グイグイ
橘「あいたー…何なんですかぁ…もう…」
キョン「帰るぞ」
橘「背中痛いのです…」
キョン「変な態勢で寝るからだ」
橘「ややっ、もうこんな時間なのですか」
キョン「さて、俺はそろそろ帰るぞ」
橘「えーっもっと遊びましょうよ」
キョン「悪いが妹が一人で留守番してるんだ」
橘「んー…それは仕方ありませんね…」
サイショッカラスタッタラッター
キョン「ん…メールが…『きょうはみよきちのおうちにとまるよ』だと…」
橘「!」
キョン「留守番の意味解ってるのかあいつは…」
橘「キョンさん!」
キョン「なんだデカイ声出して」
橘「うちで晩御飯食べていきませんか!?」
キョン「え」
橘「やっぱりお料理はあったかいうちに食べるのがいいですよ!」
キョン「いいのか?それじゃあお言葉に…」
―――――おにぎり(酢昆布)―――――
キョン「ど、どっかで食べてかないか?」
橘「このへんお店無いですよ」
キョン「じ、じゃあ……」
キョン「俺 が 作 る」
橘「ええ?キョンさん料理なんてできるんですかあ?」
キョン「簡単なモノならな」
橘「でも、引き留めといてご飯作ってもらうのも…」
キョン「いやいや、いいんだ。弁当のお礼とでも思ってくれ」
橘「そういうことなら…じゃあお店に行くです!しまっちゃうですよ!」
キョン「はいはい…」
キョン「この時間なら半額が多いな…」
橘「お金出しますよ?」
キョン「いや、お礼も兼ねてるんだから俺が出す」
橘「そうですか…(兼ねて?)」
キョン「えータマネギ…ジャガイモ…」
橘「何作るんですか?」
キョン「ん…」
キョン「カチャトーレ」
橘「はい?」
少し出かけます
橘宅
キョン「さて、おっぱじめるか」
橘「お手伝いするですよ!」
キョン「うむ、だがその前に材料の確認だ」
キョン「まずは鶏肉。これがメインのようなモノだ」
キョン「そしてタマネギ。これは量が多ければ多いほうがいい。今回は3つ使う」
橘「そんなに食べられませんよ…」
キョン「心配無い」
キョン「次はジャガイモだ。種類は何でもいい。これはメイクイーンだな」
キョン「そしてコレ。ベーコン。無くてもいいがあったほうがいいな」
キョン「にんにく。青森産だ。」
キョン「そして最後にデルモンテのトマトピューレだ。本当はピューレも作ろうかと思ったが時間が無い」
橘「何か色々入ってますね…」
キョン「セロリとかピーマンだな。正直言うとコレはそのまま温めてもウマイ。便利だから一人暮らしなら覚えておけ」
橘「はいっ!」
キョン「先に言っておくが、俺のカチャトーレは普通のとは少し違う。注意しろ」
橘「そうなんですか?」
キョン「ああ、色々応用が利くようになっている」
橘「へえ」
キョン「よっしゃ、始めるぞ」
キョン「まずは下ごしらえだ。鶏肉を一口サイズに切る」
キョン「よく切れる包丁だな…新品同様だ…」
橘「あれ!?佐々木さんが持って帰ったんじゃ…?」
キョン「高い所に隠してあった。お前じゃ届かんと踏んだんだろうな」
橘「……くっ…」
キョン「じゃあ俺は肉を切ってるから、お前はタマネギを剥いてくれ」
橘「はいっ」ピシッ
キョン「~♪」
キョン「できたか?」
橘「えぐっ…ぐす…目が痛いのです…」
キョン「我慢の子だ。ここに切った鶏肉がある。これに塩胡椒をよく揉み込む」
キョン「ついでに皮を少し取っておこう」
キョン「よし…こんなもんか…次はタマネギを切るぞ。橘、お前がやれ」
橘「え…怖いのです…」
キョン「大丈夫だ。俺が見ててやる。まず半分に切るんだ」
橘「…………」ドキドキ
キョン「転がるから気をつけろ」
橘「ふぅ…できました」
キョン「一歩前進だな。まだ切るぞ、いいか?」
キョン「先に手本を見せるからよく見ておくんだ。橘、包丁を貸せ」
橘「どうぞ」
キョン「刃を人に向けるな…よし、そうそう…じゃあ見てろよ」
キョン「タマネギの構造を知っていれば難しいことは無い。繊維に水平に切ればいい」
ザクザクザクザク
キョン「おうふ…目が…テレビみたいに早く切る必要は無い。自分のペースでやれば怪我もせんだろう」
ザクザクザクザク
キョン「はいできた。みじん切りだ」
橘「ほえー」
橘「うんせ」
ざく
橘「よっ…と」
ざく
橘「ほい…さ」
ざく
キョン「待った、その持ち方だといずれ指を切るぞ。指の先端を隠す…猫の手でタマネギを固定するんだ」
橘「なんか…しっくりきませんです…」
キョン「じきに慣れるさ」
橘「にゃ…」
ザク
橘「んにゃ」
ザク ザク
橘「んにゃー」
ザク ザク
橘「できました!…けどミジンとは呼べませんね…」
キョン「気にするな。誰だって初めはそんなもんだ」
キョン「最後の一個は…よし、一緒にやるぞ」
橘「?」
キョン「俺が後ろから補助する。力を抜け。大体の感じを覚えろ」ピト
橘「キョキョキョ、キョンさん!」
キョン「なんだ?」
橘「体が密着してるのです…」カー
キョン「まあ気にするな…こう、こう、こうだ」
ザクザク ザクザク
橘「………」ポー…
橘「終わっちゃいましたね」
キョン「終わらないと次に取りかかれないぞ」
橘「まあ…そりゃそうですけど…」
キョン「よし、じゃあ鍋に油をひく。少しでいい。一緒にさっき取っておいた鳥皮とベーコンも入れて油を出す」
橘「鍋が熱くなってきました」
キョン「うむ、ベーコンも鳥皮もカリカリになった…頃合いだ!タマネギ投下!」
橘「タマネギ投下!」
キョン「あとはタマネギがキツネ色になるまで混ぜる。橘、任せた」
橘「キョンさんは何するですか?」
キョン「俺は芋を剥く」
橘「あ…私…やりたいです…」
キョン「そうか、じゃあ俺が鍋を見てよう」
橘「あ、あの~…補助は…?」
キョン「皮剥き器使えよ…」
橘「………」
きょこたんに幸あれ
支援
キョン「こんなもんか…橘、芋は剥けたか?」
橘「……!」ササッ
キョン「あれ?これしか買わなかったっけ…?」
橘「ここここんなもんだったですよ、はい」
キョン「そうだったか…」
橘(この皮はコッソリ捨てておきましょう…農家のおじさんごめんなさいなのです…)
キョン「じゃあこれは置いといて、橘、フライパンの用意だ」
橘「ここに!」
キョン「うむ、これまた新品同様だな」
橘「お肉を焼くですか?」
キョン「その前にニンニクだ。先にニンニクを入れて、色が変わってきたら鶏肉をいれる」
キョン「ポイントは極限までフライパンを熱くするんだ。肉の表面をガーっとな」
橘「ふんふん…なんでですか?」
キョン「チンタラしてたら鳥の油が逃げちまうからな…パサパサした鶏肉じゃつまらんだろう…よし、いい具合だ」
橘「お肉とうにゅっ…あち!あっち!ひいい!」バヂバヂバヂバヂ
ちょっと日課のランニングしてきます。
一時間くらいで戻ります
>>325
行ってらノシ
ってか、以前もSS書いとる途中で日課のランニング行ってなかった?
橘「キョンさんよく平気ですね…」
キョン「熱いのは最初だけだ。じきに治まる…うむ、やはりガスはいい…」
橘「にんにくの香りがたまらないのです…」
キョン「橘、今更だがお前、鳥皮平気か?」
橘「あまり気にならないのです…どうしてですか?」
キョン「いやなに、鳥皮が苦手ならフライパンが熱い時、先にカリカリになるまで焼いておくといいってことを言い忘れていた」
橘「今さらですね…」
キョン「鳥皮こそ鳥の旨みだから無駄にしたくなくてな…ただカロリーが高いから気をつけたほうがいい」
橘「そうなのですか…」
キョン「お前は少し肉付けたほうがいいかもな…」
橘「どこみてるのですか…」
>>328
そういや行ったかも…
キョン「ちなみに先に鳥皮を焼く時は長袖必須だ。フライパンから炎が上がることもある」
橘「ほえー…」
キョン「橘、例の調理酒を」
橘「はいっ」
キョン「少し油を飛ばす…ぞっと」
橘「いまちょっと火が上がりましたよ…」
キョン「なあに、あいきょーあいきょー」
橘「こわいなあ…」
キョン「こんなもんだろう…」
橘「もういいんですか?」
キョン「ああ、あとで煮込むからな」
橘「次はどうするのですか?」
キョン「ここでトマトピューレだ。色々種類があるが、俺のオススメはデルモンテのだな」
橘「開けましたよ」
キョン「あ…しまったぞ…橘、トマトジュースあるか?」
橘「ちょっと無いですね…」
キョン「ちょっとコンビニ行って買ってくる。タマネギの鍋にトマトピューレを入れて、かき回しててくれ」
橘「え、じゃあ私が買ってきますよ?」
キョン「うーん…でももう暗いしな…やっぱり俺が行ってくるわ」
橘「わかりましたです!いってらっしゃい♪」
橘「ええっと、トマト缶を鍋に…って、アレ?あんなにあったタマネギが減ってる…」
橘「…キョンさん、つまみ食いしたんですかね…そんなわけないか」
橘「ミステリーですね…」
橘「じゃあ入れますか」ボチャボチャ
橘「もいっこ」ボチャボチャ
橘「あとは焦がさないように混ぜて…」グルグル
橘「………」グールグール
橘「…キョンさん、やっぱズルイひとですね…」
橘「どうせ本人は自覚してないんでしょうけど…」
橘「うふふ…いってらっしゃい、かぁ~」
橘「~♪」
キョン「ただいまー」
橘「おかえりなさい♪」
キョン「お、やってるな」
橘「あい!」
キョン「こっちもあったぞトマトジュース」
橘「どうするんですか?」
キョン「タマネギとピューレだけじゃ水気がないからな、コレで増やす」
キョン「まあ水でも良かったんだが、折角だし美味いほうを食わせてやりたいだろ」
橘「////」
キョン「橘、見ろ」トポトポ
橘「…?空いた缶にトマトジュースを入れるんですか?」
キョン「そうだ。一回缶に移して入れれば缶に残ったピューレを無駄なく使える上に洗う時も楽なのだ」
橘「所帯じみてるです…」
橘「ぐつぐつしてきましたね…」
キョン「よし、じゃあさっきの鶏肉を入れるぞ」
橘「クライマックスですね?」
キョン「そんな所だ。おっと、もう芋も入れていいぞ」
橘「はーい」
キョン「おおかた終わりだな…そうそう、お前辛いのは好きか?」
橘「う…辛すぎなければ…」
キョン「じゃあ一つにしておくか…唐辛子だ」ポチャ
橘「いい匂いなのです…」
キョン「棚の中にローリエの葉があったんだが…どうしたんだコレ」
橘「佐々木さんがカレーを作ってくれた時に置いてったやつですね…」
キョン「ナイスだ佐々木…貰うぞ」
キョン「先にも言ったが、これは便宜上カチャトーレと呼んでるだけで、実際のカチャトーレとは違う」
キョン「カチャトーレは鶏肉をトマトで煮込んだ料理だ。猟師風って意味らしい」
キョン「つまりメインはあくまで鶏肉だ。実際にはもっと大きめの肉や骨付き肉を使う」
キョン「俺が今作ったのは、そうだな、カレーに近いな」
キョン「ご飯のおかずにもなるし、スパゲッティにかけてもいい。お湯で割ればスープとしても楽しめる」
キョン「肉に揉みこんだ塩胡椒とベーコンから出る塩気、トマトの酸味、基本的な味付けはこれで十分だ」
キョン「だが好みに合わせて味付けしてもいい。コクが少ないと思ったらコンソメを溶かしてもいいし」
キョン「酸味が足りないときはケチャップ、塩味が欲しければ塩とかな。醤油でもいい」
キョン「以上だ。あとはしっかり煮込んで召し上がれ、だ。」
橘「…ふえー…」
ちっと出かけますよっと
原作橘は敬語とタメ口をほぼ交互に話す
さて、原作読んでない俺に橘について教えてくれる勇者はおらぬか
>>364
キョンに対しては敬語とタメ口の交互だが、佐々木に対してはほとんどタメ口
原作より抜粋
橘「佐々木さんにも言いたいわ。涼宮さんよりあなたのほうが適任なの。
これも間違いのないことよ。あなたが特に思い悩む必要はないの。
あなたはそのままで、何も意識せず暮らしていたらいいだけ。あたしには解るわ。
佐々木さんは世界を歪めることはない。それができる人だって、あたしは知ってるの。」
のいぢの一枚しかないという挿絵を誰か貼ってくださいな
>>371
先日本屋で読んだザ・スニーカーだったかの雑誌にあの挿絵の拡大版みたいのがあったな、
佐々木と九曜はスカートだけど橘は膝までの白のパンツだった
ただいまっと再開
キョン「さて、とんでもないことに気付いてしまったぞ」
橘「どうかしましたか?」
キョン「米炊いてねえ…」
橘「はう…」
キョン「またコンビニ行ってくるわ。パスタでいいよな」
橘「そんな、何度も悪いのです…」
キョン「いいって、じゃ、すぐ戻るわ」
橘「…はい、いってらっしゃい」
キョン「おう」
橘「キョンさん!」
キョン「どした?」
橘「あの…その…」
キョン「?」
橘「出かける時は、いってきますって、その…」モジモジ
キョン「………ふふ…じゃ、いってきまーす」
橘「ハイ!いってらっしゃい♪」
愛想もかわいさも感じられない原作橘のキョンに対して自分語り
橘「四年前。あたしは突然、自分に何かの力が宿ったことに気付きました。
前触れなんか全然。いきなり気付いたの。理由はわからないし、なぜあたしなのかも解らない。
解ったのは、こうなったのはあたし一人じゃなくて他にも仲間がいること、原因が一人の人間にあることです。
それが佐々木さん。あなたがあたしたちに与えたんだって、考える前から解ったの。
あたしはすぐに佐々木さんを探して彷徨い、その過程で仲間と巡り合いました。
みんなあたしと同じ認識を持っている人ばかり。
佐々木さんと接触するかしないか、するんだとしたらどうしようかって話し合っているうちに、あたしたちはアレっ?──て思うことになったわ。
なんだか、あたしたちとは違う組織が結成されていて、その人たちがあたしたちと非常によく似ていることが解ったから。
それでもって、彼等は佐々木さんではない別人をとても気にしているみたいだった。」
橘「おいしそー…」
橘「うふふ…」
橘「なんか今日は素敵な日なのです…」
橘「遠くの公園で二人でおしゃべりして…」
橘「お弁当おいしいって言ってくれて…」
橘「木漏れ日の中で一緒にお昼寝して…」
橘「キョンさんが私のためにごはん作ってくれた…」
橘「はぁ…食べ終わったらキョンさんかえっちゃうんですかね…」
橘「もっと一緒にいたいな…」
橘「雨が…降ればいいのにな…」
橘「そしたらキョンさん…今日はずっとここに…」
>>377
おいこら
キョン「ふう…まさか売り切れとはな…仕方ない、確か少し歩けば別のコンビニあったよな…」
キョン「さっさと済ませて帰るか…雲行きも怪しい…雨降らないだろうな…」
??「……」ヒョコ
キョン「ん?今誰かが…気のせいか?」
――某コンビニ――
キョン「おお、あったあった…スパゲティのソースとして使うと少ない量でもいいんだ」
キョン「つまり長く楽しめるって寸法だ…」
キョン「しかし注意しないといけないのは夏場だ…傷みやすいから早めに喰っちまえ…って誰に説明してるんだ俺は…」
??「…シャ…ウ…」
キョン「ん…」
??「……」サッ
キョン「今誰か外に…」
キョン「気のせいかな…」
キョン「おっ牛乳寒天か…デザートもコッソリ作ってやるか…」
??「……」
キョン(あいつの驚く顔が目に浮かぶぜ…)
キョン「さってと…ん?やれやれ…雨かよ…」
キョン(街灯も無いし…やはり橘に行かせないで正解だったな…)
パラ…パラ…
キョン「寒くなったな…」トコトコ
??「…ウシャ…シャ…」
キョン「ん?」クル
キョン「……?」
>>379
なんッスか?
橘「フンフフン~♪」
橘「…?」
橘「あっ!」
橘「雨だ!」
橘「キョンさんもうそろそろ帰ってくる頃だけど…」
橘「大丈夫かな…」
パラパラパラ…
キョン「結構降ってきやがったな…」
キョン「やれやれ…」
ガダッ
キョン「なっ!」ビク
キョン「……?」
キョン「気のせい…だよな…」
橘「…遅いのです…」
橘「傘持って迎えにいこうかな…」
橘「でも、入れ違いになっちゃったら…」
橘「もう!降るならキョンさんが帰ってきてからだったらいいのに」
橘「…やっぱり迎えにいこうかな……でも…」
橘「もう少し待って、来なかったら迎えにいこう…」
キョン(間違いない…)
キョン(誰かに付けられている…)
キョン(誰だ…)
キョン「…」クル
パラパラ
パラパラ
キョン(…クソ…)
キョン(近道するか…いや…それとも少しでも人がいる可能性がある道を…)
キョン(どうする…)
A近道 B来た道を C逆襲のキョン
C
全ルート用意してあるの?
>>398
一応…
じゃCね
キョン(向こうは俺が感づいたことを知っているのか…?)
キョン(…どちらにせよ丸腰はマズイな…)
キョン(流石にパスタじゃ勝負にならん…)
キョン(向こうも丸腰と考えるほどオメデタイ考えは捨てよう…)
キョン(何か距離をカバーできる武器…)
キョン(何かないか…ん…)
キョン(カーブミラーか…支柱を全開で引っ張れば…)
キョン(落ち着け…出来るはずないだろ…DIOじゃなしに…)
キョン(…!間抜けが…写ってるぜ…野郎…)
キョン(…?何だアイツ…?)
キョン(踊ってる…正気じゃない…)ゾゾッ
キョン(しかし…見たとこ鉈も包丁も持ってないな…)
キョン(相手が素手と判ったのはいい収穫だと言える…が…)
キョン(リスクは最小限にしたい…)
キョン(待ってる奴がいるんでな…!)
因みに来た道を戻っています
キョン(妙だ…さっきから一定の距離を保って付いてきている…)
キョン(途中でいくつかミラーで確認したが…間違いない…)
キョン(ただの変質者か…?)
キョン(もう随分歩いたが…もうじき橘のマンションが見えてくるぞ…)
キョン(それもマズイな…)
キョン(…ん?)
キョン「たっ…!」
キョン(橘…!迎えに来たのか…)
キョン(そうか…じゃあ…答えは出たな…)
キョン(もう誰だろうと関係ねえ…)
こ い つ は こ こ で 止 め る
ザ―――――――――――――――――――――ッ
橘「キョンさん…どのコンビニに行ったんでしょうか…」
橘「この雨じゃきっとびしょ濡れなのです…」
橘「風邪、ひかないでしょうか…心配です…」
橘「そうだ、帰ったらお風呂沸かしてあげるのです…!」
橘「ちょっと覗いてビックリさせてあげるのです!」
橘「…………」
橘「遅いなぁ……」
ザ――――――――――――――――――――
キョン「おい」
??「……」ヒョヒョコ
キョン「あんた誰だ」
??「…シャ…」ヒョコヒョコ
キョン「あん?悪い、聞こえなかった」
??「ウ……」ヒョコ…
キョン「俺に何か用か」
??「……」
キョン「用が無いならどっかいけ」
??「ウシャ……」
キョン「ひっぱたかれなきゃ解らんか?」
??「………」
キョン「今からそっちに行く…勝手なようだが、お前に危害を加えにな」
??「……」
キョン「警告はしたからな…あとで文句タレるなよ…」ザッザッザ…
キョン(それにしても一体誰だ…?)ザッバチャ
??「……ウ…」ビグビグ…
キョン(逃げる様子は無い…)バチャジャブ
??「ウシャ…ウシャシャ…」ヒョコヒョコ
キョン(もしかしたらただの酔っ払いかもな…)ザッバチャッザッザ
??「ウシャアアアア!ウシャ!ウシャシャ!」ヒョコヒョコ
キョン(だが橘が近くにいる…お前が奴を傷つける可能性が僅かでもあるなら…)
キョン「結論ッ!!お前は『敵』だッ!!!」バッ
カッ
ゴロゴロ……
キョン「お…お前は…」
キョン「……」
??「……ウシャ?」
キョン「だ…誰だ?」
橘「あっ!キョンさーん!もうっ!遅いじゃないですかぁ~心配したのですよ…」
キョン「たっ橘!くるな!」
橘「来るなっ…て…あれ?そこにいるのは……外吉さん?」
キョン「え?」
橘「あそっか、キョンさんここらの人じゃないから知らないんですね」
キョン「え?」
橘「この人、この辺に住んでるホームレスで、外吉さんていいます」
キョン「え?」
橘「外吉さんびしょ濡れじゃないですか…早く帰ったほうがいいですよ?」
キョン「え?」
外吉「ウシャシャシャシャ、ウシャ、ウシャシャ~」
キョン「え?」
橘「外吉さん、ちょっと頭のほうが残念な方なのです」
キョン「え?」
橘「でも子どもたちに好かれてるおじさんなのですよ…」
キョン「え?」
橘「ああやっていつも踊ってるのです」
キョン「え?」
橘「さっ帰りましょうキョンさん」
キョン「え?」
橘「びしょ濡れですね…お風呂入ってってください。それからご飯、いただくのです」
キョン「え?」
橘「はい、傘ですよ」
キョン「……」
※相原コージ『ムジナ』参照
キョン「……」カポーン
~~~~~ホワンホワン~~~~~~~~
キョン「おい」
キョン「あんた誰だ」
キョン「あん?悪い、聞こえなかった」
キョン「俺に何か用か」
キョン「用が無いならどっかいけ」
キョン「ひっぱたかれなきゃ解らんか?」
キョン「今からそっちに行く…勝手なようだが、お前に危害を加えにな」
キョン「警告はしたからな…あとで文句タレるなよ…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キョン「なあああああもおおおおおおおお!!んだよもおおおおおお!!」バシャバシャ
キョン「おまっ……もおおおやめれやああああ!」バシャバシャ
キョン「……」ピタ
~~~~~~~~~~~~~~
結論ッ!!お前は『敵』だッ!!!
てきだっ!!
きだ!
だ! ※エコー
~~~~~~~~~~~~~~
キョン「~~~~~~~~~~ッ!!」
橘「あっ!キョンさん!湯加減はどうでしたか?」
キョン「良かったよ…」ニ…ニコォ…
橘「じゃあご飯にするのです!パスタも茹で上がったですよ」
キョン「いただくか…」フラフラ
橘「いただきまーす!」
キョン「はあ…」
橘「キョンさん!これおいしいですねぇ!」
キョン「だろ…?」
橘「私もいつかこんなの作れるようになりたいのです!」
キョン「ま…練習だな…」
橘「はい♪…キョンさんどうかしましたか?」
キョン「ん…なんか…凄く疲れた…」
キョン「たちばなー…」グッタリ
橘「はい?」
キョン「もう今日泊まってっていいか…?」
橘「え? ええええ!?あの、え?だって、そんな、準備が」
キョン「雨スゲーしさー…」
橘「コホン…狭い部屋ですが…どど、どうぞ…」
キョン「ありがとー…」
キョン「たちばなー…」
橘「ははは、はい…」
キョン「さっきついでに牛乳寒天買ってきたから…適当に作って食ってくれー…」
橘「え?あ、コレですか」
キョン「そー…おいしいぞー…」
キョン「たちばなー…」
橘「はい」
キョン「おれさー…」
橘「?」
キョン「なにがあってもお前を守るからなー…」
橘「え…」
キョン「だれがあいてで…も………スピー…」
橘「キョンさん?ねえ、あのっ今何て…?」
キョン「…スピー…フシュルル…スピー…」
橘「ねえっ!キョンさん!ねえってば!」ユサユサ
キョン「…スピー…スピー…」
橘「んんっ…もう!」
橘「約束…なのですよ…?」
おし まい
お前ら「ムジナ」読んだこと無い?
vip好みだと思ってたんだがな…むじな
あと保守してくれた人ありがとう
気が向いたら書くので、またどっかで
>>458
乙!!
相原コージ版は知らんが 古泉八雲の`むじな、?
>>463
多分全く違う
にんじゃの漫画ですよ
主人公の名前がムジナ
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