苗木「捜査開始だ!!」 (114)
苗木「まずは霧切さんの部屋を捜査だ」
苗木「……おじゃましま~す、と」
霧切「zzZ」
苗木(ふふ、霧切さんはスヤスヤ寝てるね……モノクマから貰った睡眠薬のおかげだろうけど)
苗木「さて……捜査の時間だ」
苗木「まずはタンスからだよね……」
苗木「……これは!霧切さんのパンツ!!」
『霧切響子のパンツ』 get!!
苗木「それにブラジャーまであるじゃないか!…いや、当たり前か」
『霧切響子のブラジャー』 get!!
苗木「次はゴミ箱を漁ろう……うーん、こまめに捨ててるのかな」
『謎の臭いがするティッシュ』 get!!
『霧切響子の鼻水が付いたティッシュ』 get!!
苗木「次はシャワールームに行こう」
ガチャッ
苗木「……うん、特におかしなところは無いよね」
苗木「排水溝の場所に……あった」
『霧切響子の濡れた髪の毛』 get!!
苗木「よし、これくらいかな……一旦部屋に戻ろうか」
苗木「さて、次に捜査するのは……机だね」
苗木「うーん…これと言ったものがあんまり無いな」
『霧切響子の使ったボールペン』
苗木「これは…霧切さんがよくしてる手袋か」
『霧切響子の手袋』
苗木「ん?これはたしか霧切さんがよく頭に付けてる……」
『霧切響子のリボン』 get!!
苗木「…あ、ゴミ箱をもう1回調べてみよう」
『霧切響子の使った綿棒』 get!!
苗木「危ない危ない……忘れるところだったよ」
苗木「よっと…ちょっと失礼するよ、霧切さん」
苗木「こうやって…枕カバーとシーツをすり替えて……」
『霧切響子の使った枕カバー』 get!!
『霧切響子の使ったベッドシーツ』 get!!
苗木「ふう……霧切さんは僕より身長あるから動かすのに大変だな」
苗木「……よし、これくらいかな」
苗木「次は霧切さんの体だ」
苗木「ごめんね霧切さん……これも捜査なんだ」
苗木「まずは唾液の採取からだね……あーん」
霧切「んん……」
苗木「……よし、採取できたぞ」
『霧切響子の唾液』 get!!
スルスル
苗木「次は霧切さんの腋だけど……うん、ちゃんと剃り残しがあるね」
ジョリジョリ
『霧切響子の剃り残した脇毛』 get!!
苗木「次はパンツを脱がして…」
ジョリジョリ
『霧切響子の陰毛』 get!!
苗木「よし、これくらいの毛の量ならバレないか」
苗木「……流石にアレは無いよね、シャワー後だし」
苗木「ありがとう、霧切さん……元に戻しておくね」
苗木「さて……次は僕が寝着着替えて…っと」
苗木(おじゃまします!!)
ゴソゴソ
霧切「……ん」
苗木(……いい匂いがする、なんかとても安心するよ)
苗木(はぁぁぁ……一生ここで暮らすのも悪くないよね)ギュッ
苗木(……おやすみ、霧切さん)
霧切「zzZ」
苗木「zzZ」
霧切「……朝、ね」
霧切「……え?」
苗木「zzZ」
霧切「!!」
霧切「……ねえ、起きて」
苗木「ん……」
霧切「早く起きなさいよ…抓るわよ」
苗木「いたっ!!だ、誰!?」
苗木「あれ?霧切さん……って、どうして僕のベッドに居るの!?」
霧切「え?ここは私の部屋よ」
苗木「え……?」
苗木「な、なんで僕が霧切さんのベッドで寝てるんだ!?」
霧切「知らないわよ……私に聞かないで」
苗木「……とりあえず、僕は部屋に戻るよ」
霧切「わかったわ……皆が起きる前に部屋に戻って」
霧切「それにしても、なんで苗木君が私の部屋に……?」
苗木「……多分、モノクマの仕業だよ」
霧切「モノクマの仕業?」
苗木「だって、鍵の付いてる霧切さんの部屋にどうやって僕が入るのさ?」
苗木「マスターキーとか持ってるならわかるけど……僕の部屋の鍵じゃ霧切さんの部屋を開けれないよ」
霧切「確かに私は昨晩、鍵をちゃんと閉めたわ……」
苗木「くそっ……!!誰も悪くないんだ……悪いのは全部、モノクマだから」
霧切「……とにかく、早く部屋に戻って頂戴」
苗木「ごめん霧切さん……あれ、僕の制服もここにある」
霧切「道理で寝心地が良かったはずね……苗木君、抱き枕の才能があるわよ」
苗木「あはは…それはあんまり嬉しくないかな」
苗木「よし、それじゃ僕は行くよ」
苗木「霧切さん、今回の事でわかったと思うけど……今日からは必要以上に用心しよう」
霧切「ええ……苗木君こそ気を付けなさい」
苗木「僕は男だし大丈夫だよ……それじゃあね」
ガチャッ
霧切「……」
霧切「……!」
AM 1:00
苗木「今日は朝日奈さんの部屋にでも行こうかな」
苗木「……あ、れ…視界が」
苗木「……」
苗木「zzZ」
霧切「さてそろそろね……お邪魔させてもらうわ、苗木君」
モノクマ「ねえ、約束忘れないでよ?」
霧切「わかってるわよ……」
モノクマ「それならいいんだけどさぁ」
霧切「……捜査開始よ」
苗木「zzZ」
霧切「……」
霧切「普通の部屋ね……流石自称普通の高校生だわ」
霧切「……」
霧切(もし私の部屋に苗木君が入って私の物を盗難したなら、どこかに証拠があると思ったけど……)
霧切(……怪しいところは特に見当たらないわ)キョロキョロ
ガサガサ
霧切(無くなっていた私の私物が何処にも無い……やっぱりモノクマの仕業だったの?)
ガサガサ
霧切(……ダメね、収穫は無し)
霧切「……」
霧切(なんだかこのまま帰るのも勿体無い気がする……)
霧切「……そう、これは捜査よ…捜査だから仕方ないの」
霧切「まずはゴミ箱だけど……なんだか青臭いわ」
『苗木誠の青臭い丸まったティッシュ』 get!!
霧切「なるほど……苗木君はトイレットペーパーで流す派じゃないのね」
霧切「次は……シャワールームに行きましょう」
ガチャッ
霧切「……これは」
『苗木誠が使った垢擦り』 get!!
霧切「……」
『苗木誠が使った歯ブラシ』 get!!
霧切「……」シャカシャカシャカ
霧切「しょうさふぉっこうよ(捜査続行よ)」シャカシャカ
霧切「……」シャカシャカ
霧切「ぐちゅぐちゅ……ゴクン」
霧切「……ふう、次はタンスかしら」
ガタガタ
『苗木誠のパンツ』 get!!
霧切「これは新しいパンツ……モノモノマシーンで当てたのかしら」
『舞園さやかの水着写真集』 get!!
霧切「苗木君の癖に生意気ね……これは没収よ」
霧切「さて、次は机を調べてみましょう」
霧切「……ッ!……これは」
『苗木誠の爪』
霧切「苗木君、掃除に関しては甘々なのね」
霧切「……次はベッドの下だけど」
霧切「……」ジー
霧切「……これは」
『舞園さやかの下着』 get!!
霧切「どうして舞園さんの下着が苗木君のベッドの下に……?」
霧切「……まぁいいわ、これも没収ね」
霧切「さて、苗木君を動かして……」
『苗木誠の使った枕カバー』 get!!
『苗木誠の使ったベッドシーツ』 get!!
霧切「苗木君は身長が小さいから楽でいいわ」
霧切「さて……次は苗木君ね」
霧切「ちょっと失礼するわ……」ゴソゴソ
霧切「さて、苗木君の大木君は……」
ゴソゴソ
苗木「っ……」
霧切「……え?」
霧切「苗木君……あなたパイパンなの?」
苗木「zzZ」
霧切「盲点だったわ……苗木君、あなたがパイパンだなんて」
霧切「カミソリを持ってきた意味がないわ……せめて、どこか削れる場所は」
『苗木誠のうなじの毛』 get!!
霧切「……これが精一杯ね」
霧切「さて、苗木君…あーん」
苗木「ふごっ」
『苗木誠の唾液』 get!!
霧切「次は爪楊枝で……」
『苗木誠の歯垢』 get!!
霧切「ふう……綿棒も借りるわ」
『苗木誠の耳垢』 get!!
『苗木誠の目脂』 get!!
霧切「こんなところかしら」
苗木「zzZ」
霧切「……」
霧切「……ちゅる…ぺろ…」
苗木「うぁ……」
霧切「ふう……苗木君の眼球って意外とイケるわね……」
霧切「さて、次は下に行くわよ」
萎え木「……」
霧切「……」
『苗木誠の恥垢』
霧切「…さて、次は後ろに向けて」
苗木「……あれ……って、うわっ!!霧切さん!?」
霧切「!?」
苗木「なにしてるんだよこんなところで!?って、僕のズボンが…!」
霧切「探偵迷宮解決チョップ!!」
苗木「」バタッ
霧切「流石に動かし過ぎたかしら……仕方ないわね、今日はこれくらいで勘弁してあげる」
霧切「添い寝もしたいけど流石にさっきのはまずいわね……おじゃましました、苗木君」
ガチャッ
霧切「あ……」
舞園「え……?」
舞園「ど、どうして霧切さんが苗木君の部屋から……?」
霧切「そ、そっちこそ……どうして苗木君の部屋の前に居るのかしら」
舞園「私は苗木君に呼ばれたんです……」
霧切「嘘はやめて」
舞園「嘘じゃないです!霧切さんこそどうして苗木君の部屋から…」
霧切「……モノクマの罠にまんまとハマッたの」
舞園「……思い出しました!私もモノクマに言われて……」
霧切(ここは停戦協定を結ぶしか無さそうね……言い逃れが出来そうにないし)
舞園(ここは一旦霧切さんと組んで穏便に済ましたほうが良さそうですね……)
霧切「悪いのは全部」
舞園「モノクマです!」
舞園「だからその……少しだけ戦利品を分けてもらえませんか?」
霧切「……仕方ないわね、ただし苗木君から分泌されたものは渡さないわよ」
苗木「ん……ハッ!霧切さん!?」
苗木「あれ……居ない……?」
苗木「おかしい……絶対居たはずだよ、この目でちゃんと見たし」
苗木「まさか……あれ!?無いぞ!!」
苗木「舞園さんの下着が……無い……」
苗木「すぐに着替えて見に行かないと!!」
―倉庫―
苗木「良かった……霧切さんの方は無事だね」
苗木「でも、舞園さんの下着が……」
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