ー怪しげな部屋ー

ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

謎の赤い玉＜ﾊﾛｰ

男｢デカッ！｣

面接官｢それではこの球体に触れて下さい｣

男｢何故に！？｣

面接官｢では不採用ということで……｣

男｢触らせていただきます！｣ﾋﾟﾄ

面接官｢どうですか？｣

男｢んー……、ほんのり温かいです｣

面接官｢……ッ！｣

面接官｢そうですか……｣

男｢？｣

面接官｢明日中に結果は電話にてお知らせしますので、今日はお帰りくださっても結構です｣

男｢では、また明日｣ｽﾀｽﾀ

面接官｢……｣


















面接官｢至急これを稼働出来る状態にせよ！｣

作業班｢ラジャラジャ！｣ｻﾞｯ

翌日


男｢ううー……。緊張してきたぜ……｣

男｢……ぶっちゃけ昨日技術試験みたいなのはやってないもんなぁー｣

男｢なんか無駄に真っ赤なデケェ玉触っただけだし……｣

男｢嘘発見機の類やつだっのかな……？｣

男｢……｣

男｢1つ言えるのは、俺マジで詰んでるわー……｣orz

携帯＜ﾀﾏｯｼｨﾉｰｰｿﾌﾗｰﾝ♪

男｢きた！｣ｶﾞｯ!

面接官『採用おめでとうございます』

男｢やったーーーーー！｣

面接官『それでは早速ですが、NERV本部に今すぐ来て下さい』

男｢えっ、今からですか？｣

面接官『大至急です』

男｢……分かりました｣

面接官『それでは昨日と同じくNERV本部東口にお願いします』

男｢はい｣ﾋﾟｯ

男｢……さてと、行ってくるか｣

ーNERV本部東口ー



男｢ここであってるよな……｣ｷｮﾛｷｮﾛ

面接官｢男さん、こちらです｣

男｢あ、はい！｣

面接官｢では着いてきて下さい｣ｽﾀｽﾀ

ーNERV本部内ー

ｳｨｨｨｨｨﾝ

男(このエスカレーター無駄に長いなぁ……)

面接官｢とか想いますよね｣

男｢読まれただと……！？｣

面接官｢ははは……。初めは皆さんそう思われます｣

男｢昨日はそのちょっと横のエレベーターでしたよね？｣

面接官｢メインとして使っているのはそこそこ深いところに在りますので……。流石に長距離エレベーターだと色々とキツいものがありますしね｣

男｢なるほど……｣

面接官｢着きましたよ｣ﾄｯ

男｢長過ぎて笑えない｣

面接官｢では、そこの着替え室にてこれに着替えてきて下さい｣

NERV印の紙袋＜ﾊﾛｰ

男｢ん？思ったより小さいですね｣

面接官｢まぁ、取り敢えず着替えたらここにまた来てください｣

男｢分かりました｣

ー着替え室ー


男｢ナニコレ……｣ﾊﾟｻ

赤青混じりの所々突起物付きタイツ＜ﾅﾏｴﾅｹﾞｰﾖ

男｢こんなの着て作業すんのかよ……｣

男｢てか、これキツ過ぎ……！｣ｷﾞﾁｷﾞﾁ

男の男＜ｼﾏﾘｶﾞｲｲｾﾞ!

男｢着てきましたー……｣

面接官｢意外と似合ってますね｣

男｢そうですか……｣

面接官｢あ、1つ言い忘れて煎ました｣

男｢なんですか？｣

面接官｢あなたの雇用条件を一部変えています｣

男｢と、言いますと？｣

面接官｢あなたをエヴァの整備士としてではなく、エヴァのパイロットとして雇ってますので｣

男｢｣

ｽﾞｯﾄﾞｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫｵﾝ!!

面接官｢おや？｣

ｳｰｳｰｳｰ

＜未確認的な物体を捕捉ですー！総員第一戦闘態勢に入っふぇ下さい。あ、噛んじゃいましたよぉ……ﾌｴｰﾝ

面接官｢……ここに居ても危険なので移動しましょう。ついでに何故あなたをエヴァのパイロットとして雇ったかについても説明しましょう｣

男｢もうどうにでもなれ｣

第壱話 使徒、収穫

面接官は俺の知らない、いや、一般人の知らないNERVの事を指令室に向かいながら教えてくれた。

ちょうど2年ほど前にNERVにいた当時の司令碇ゲンドウを除く全員が突然オレンジジュースになってしまった事。そして、1年ほど前になんとか組織を立て直した後に、この面接官に全ての権限を託し消えてしまった事。

なお、他にも色々と黒い話をして貰ったが、ゼーレとかいう組織もメンバー全員がオレンジジュース化してしまった為別に問題は無いそうだ。








そして、なんやかんやで指令室に到着した。