佐天「ねぇ、お兄ちゃん。なんであたしには、こんな能力があるんだろ?」
ディオ「さぁな…だが、それは神が涙子に与えたものだ。大切にしろ」ぺら…
佐天「ふぅん…」
佐天「それ、何読んでるの?」
ディオ「人妻と不倫して画家になった男の話さ、涙子にはまだ早い」
佐天「!…もう、お兄ちゃんの馬鹿!あたしだって真剣なんだよ!レベル5ってだけで…」
ディオ「で?」
佐天「友達は離れていくし…変な人たちが実験実験うるさいし…」
ディオ「選ばれた者のさだめだ。お前のホワイトスネイク〔白蛇円盤〕を羨む奴らが、何人いると思う?」
佐天「そういうけどね!あたしだって好きでこんな能力に目覚めたわけじゃ…」
ディオ「そこから先は口にするな」
佐天「なんでよ!?」
ディオ「時計を見ろ、学校に遅れるぞ」
佐天「えぇ!?ほんとだ!わわわ!いってきまぁーす!」
ガチャ!バタン!
ディオ「…我が義妹ながら…もう行動、言動が読めんな…年頃というわけだ…さて…夜まで一眠りするとしよう…」
ディオ「天国への道はまだ遠し…か…zzz」
キングクリムゾン!!時間は放課後へ消し飛ぶ!!
佐天「…能力なんか…欲しがらなきゃよかった…あの矢に触れて以来…」
佐天「はぁ…御坂さんがいつもいってた…めんどくさいって…」
佐天「レベル0のころは嫌味だと思ってたけど…今ならその気持はすごいよくわかる」
佐天「私のことをわかってくれるのは…一部の親友たちと、お兄ちゃんだけ…」
佐天「えぃ」
ホワイトスネイク「呼んだか?」
佐天「うん」
ホワイトスネイク「何のようだ?」
佐天「用がなきゃ呼んじゃいけないの?」
ホワイトスネイク「そんなことはない。悩んでいるのか?」
佐天「お見通しなんだね」
ホワイトスネイク「私は涙子。涙子は私だ」
佐天「何でもわかるってことね…ねぇ、あたしが第一位になったら、誰かが喜ぶかな?」
ホワイトスネイク「喜ぶだろう」
佐天「なんで?」
ホワイトスネイク「1とは名誉なことだからだ」
佐天「そんなもん?」
ホワイトスネイク「そんなもんだ」
佐天「はぁ…ありがと…戻って、ホワ…」
きゃー!!ひったくりよォーーーッ!!
佐天「!?」
チンピラ「へへ…ちょろいぜ!あ?邪魔だぞ!そこのおんなぁ!」ぼぅう!メラメラ!
ホワイトスネイク「いつの世もこういったクズがいるから困ったものだ」
佐天「ホワイトスネイク…能力を奪って攻撃。気絶させるだけだからね」
ホワイトスネイク「了解した」
チンピラ「どかねぇならどかしてや…な、なんだてめぇ!」
ホワイトスネイク「ほう?私が見えるのか?ということは少なくともレベル3以上の能力者というわけか」
チンピラ「ご、ごちゃごちゃうるせぇ!灰に…し、てや……る…」ズズズ…
ホワイトスネイク「遅い…おまえからディスクを抜き取るのは、たやすすぎる」
佐天「これが、ホワイトスネイク。能力をディスクにして奪い、この人はもうレベル0になった…」
>>1です。出先でも書くのでID変わりますね
チンピラ「な、何が起こったんだぁ…あ、頭が…く、くそアマがぁあああ!」バッ!
チンピラ「は!?火が!?能力がでない!」
ギャラリー「「「どよどよ!?」」」
佐天「もうやめて下さい。あなたはあたしには絶対に勝てない」
チンピラ「なんだと!俺はレベル3だぞぉ!」
佐天「わからず屋……ホワイトスネイク!」
ホワイトスネイク「あぁ、わかった……クズが、何度も言わせるな、もう0だといっただろう!」ゴワァ!
シュパンッ!!
チンピラ「げ………」どさっ!
佐天「記憶を、ディスクにして奪った…っん!」ズズズ…
シーン…
佐天「記憶のディスクを読んだ…この人の過去は…悲しい…」
佐天「ホワイトスネイク、彼に二枚のディスクを返して…そして、新しく命令を書き込んだこのディスクも、一緒に差し込んで」
ホワイトスネイク「優しいな、だが、私は涙子のそういうところも好きだ…」シュカカカン!
チンピラ「う…」
黒子「ジャッジメントですの!…て、佐天さん!何をしてるんですの!?」
佐天「白井さん、ごめんなさい。でも、終わりましたから、許してください!ね?」
白井「はぁ…いいですの。犯人逮捕にご協力ありがとうございましたわ。では、佐天さん。明日また…ごきげんようですの」ガシッ… シュン!
佐天「…ふう、おわったぁ…」
パチパチパチパチ
速報にあるのもおまえが立てたんなら依頼出してきなよ
>>11
既出だった?じゃあどうしよう?
モブA「あの!この能力なんですか?」
モブB「かっこよかったです!」
モブC「新しくレベル5になった、佐天涙子さんですよね!サインください!」
モブD「ほんとかよ!?俺もサインくださーい!」
佐天「いえ、あの…その…ご、ごめんなさぁい!!」ダッ!
悪い、知らんかった
m(__)m
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