しんのすけ「ペル・・・ソナ・・・?」 (26)
みさえ「しんちゃーん、今日はジュネスに行くからお留守番お願いねー」
しんのすけ「ええー?いつもお留守番ばっかりでかーちゃんずるいゾ!」
ひま「たーい!」
しんのすけ「オラもたまには連れてけ連れてけ!」
みさえ「あーもー今日だけだかんね!」
しんのすけ「うわーい!やったやったー!」
ひま「たーいたーい!」
みさえ「早く支度してきなさい!」
しんのすけ「ほーい」
ージュネスー
みさえ「あら~、サトーココノカドーより安いじゃな~い!」
しんのすけ「ねえねえかーちゃんかーちゃん、肉ガムってなに」
みさえ「さ、さぁ・・・美味しくないのは間違いないんじゃない?」
ひま「た、たい・・・」
店員「今からタイムサービス!タイムサービスとなっております!なんと五分間限定で!キャベツ2玉で100円!100円となっております!」
みさえ「や、安!ちょちょっと待っててしんちゃん!うおおおお!!」ビューン!
しんのすけ「いってらっしゃーい」
しんのすけ「・・・暇だゾ」
10分後・・・
しんのすけ「・・・遅すぎるゾ!」
しんのすけ「ははーん、きっとどこかで迷子になってるんだゾ、かーちゃん今迎えに行くゾ!」
ー家電コーナーー
>じゃあテレビの中に入るぞ
陽介「絶対離れんなよ!里中!」
千枝「う、うん!」
しんのすけ「ほっほーい!オラ野原しんのすけ5歳!アクション幼稚園に通っているんだゾ!
ねえねえ、おねいさんは焼肉のお供にキャベツ派?レタス派?」
千枝「う、うわ!なんだなんだ!」
陽介「げっ見られた!というか落ちる!」
>このままでは子供が一緒にテレビに落ちてしまう
千枝「は、はなせ!ガキンチョ!」
しんのすけ「うほほーい、いい匂いがするゾー」ガシッ
千枝「わー!はなせはなせー!」ブンブン
陽介「あ。暴れんなって、うわー!」
>落ちてしまった・・・
しんのすけ「えへへー」
千枝「いい加減離れろっつーの!」
陽介「おい、どうすんだこの坊主・・・」
>そっとしておこう
陽介「テレビの中でそっとするわけにもいかねーだろ・・・」
千枝「あれ?この前居たクマは?」
クマ「ここに居るクマ!」
しんのすけ「おお!おっきいぬいぐるみが動いてるゾ!」
クマ「この子誰クマ?」
>知らない子だということを伝えた
クマ「そっかー、じゃああっちの世界に送り返すクマ」
陽介「そうしてくれ」
しんのすけ「えー?こっちの方が楽しそうだゾ!・・・そういえばここどこ?」
陽介「そこからなのか・・・」
千枝「ここは、シャド
陽介「うわー!馬鹿馬鹿言うなってー!」
千枝「あっイケね」
千枝「でももうテレビの中に入っちゃったし、向こうに戻っても子供の戯言だって言って誰も聞かないっしょ」
陽介「そ、それもそうだと思うが・・・うーん」
>ここはとにかく危険だということを伝えた・・・
しんのすけ「嫌だゾ!オラは強いんだゾ!地球の危機を何度も救ったんだゾ!えっへん!」
千枝「でも最低限ペルソナぐらい出せないとここで戦えないよ?」
しんのすけ「ペルソナ?何それ」
千枝「ほら、こうやって、ペルソナー!」カッ
>千枝がトモエを出して見せた・・・
しんのすけ「おおー!おねいさんすごーい!」
千枝「ふふん!」
>どこか得意げだ・・・
しんのすけ「オラも出るかも!ペルソナ!」カッ
千枝「ほら、出ないっしょ?・・・えっ?」
陽介「そりゃそーだ出ないでない・・・は?」
>出た・・・これは・・・ルシファー!
陽介「嘘だろ・・・おい」
しんのすけ「おおー!かっちょいいのが出たゾ!」
千枝「うっそ・・・しかもめちゃ強いし・・・」
しんのすけ「これで着いていっていい?」
千枝「で、でもまだ子供でしょ?襲われると危ないって!」
>着いてくるように伝えた
陽介「いいのか?こんな子供・・・」
クマ「きっと大丈夫クマよ、きっとクマより腕力あるクマし」
しんのすけ「わっほーい!」
>俺たちで守ればいい
千枝「・・・うん、そうだね、きっと戦力にもなってくれるし!」
陽介「お前がそういうんなら大丈夫だろう・・・絶対に離れるんじゃねーぞ!坊主!」
しんのすけ「ブ、ラジャー!」
陽介「ほ、本当に大丈夫かこいつ・・・」
ー雪子姫の城ー
クマ「征服の騎士が出たクマ!先生たちの先制クマ!」
しんのすけ「ペルソナ~ん?」ブレイブザッパー
バシュウ!
クマ「先生達の勝利クマー!」
>強すぎる・・・
陽介「こいつのおかげでラクラク進めるな、今後も頼むぜ」
しんのすけ「ほほーい!千枝ちゃん褒めて褒めてー」
千枝「はいはいえらいえらいぞー」
>今後の攻略に心強い味方が出来た・・・
ー最終階ー
千枝「雪子!」
陽介「天城!」
しんのすけ「うっほほーい!同じ顔のおねいさんが二人居るゾ!」
「おねいさん達、双子?」
>シャドウとの関係を子供でもわかるように説明した
しんのすけ「なるへそ」
雪子S「あら!王子様が4人も!」
千枝「四人・・・ってことはクマ以外ってこと?」
クマ「三人目はしんちゃんで、四人目はクマでしょーが!」
陽介「いや、それはないな」
しんのすけ「千枝おねいさんは男なの?」
千枝「んな訳ねーでしょうが!ちょっと黙ってて!」
雪子S「そうよ、千枝は王子様・・・だった」
「結局千枝じゃダメだった、私を連れ出してくれなかった!」
「老舗旅館の女将修行?そんなウザイ束縛、まっぴらなのよ!」
「たまたまここに生まれただけでこんな事嫌なのよ、嫌!」
「私は待ってるのよ、ここから連れ出してくれる、王子様を!」
「街の尊厳?そんなものクソくらえだわ!」
雪子「な、なんてことを!」
しんのすけ「おねいさん!」
雪子「だ、だれ?」
しんのすけ「オラ、オラおねいさんの事も全然知らないけど、自分が殻に篭ってるって分かってるなら、自分で破ればいいんだゾ!」
「自分で破れない、自分じゃどうしようもない、そう思ってるからダメなんだゾ!」
雪子S「私は!老舗旅館の時期女将で!街の誇りもあるの!私からは出ていけないの!」
しんのすけ「そんなこと!一度でいいから忘れるんだゾ!ひよこだって殻を破って出てくるときはじめは自分で割るんだぞ!」
「おねいさんは!結局逃げてるだけだゾ!」
「自分と向き合う勇気を持って!」
雪子「・・・!」
「・・・」
雪子S「あーもう本当ウザイ!」
「消えろ!」
雪子「待って!」
「・・・私は、勇気が無かった」
「一度も試したこともないのに、初めから無理だ、無理だなんて」
「してもないことを・・・」
雪子S「・・・」
雪子「この私は、ちょっと捻じ曲がってるけど・・・アナタは・・・私だね」
雪子S「・・・うん」パァ
>自分に向き合い自分と認めることができた雪子はペルソナ「サクヤコノハナヒメ」の力を手に入れた!
陽介「す、すげぇ・・・」
千枝「説得しちゃった・・・」
雪子「私を私と認めることが出来たのも、この子のお陰ね、ありがと」なでなで
しんのすけ「シュッシュッポッポー!」
雪子「ふふ、変な子」
「あれ、気持ち、悪い・・・」バタン
しんのすけ「あれ?おねいさん?」
千枝「ちょっと!大丈夫!?」
クマ「ここの空気が悪すぎるクマー!早く戻るクマー!」
>雪子を担いでテレビの外に戻った・・・
ー屋上ー
雪子「・・・ん、ここは?」
千枝「ジュネスよ」
しんのすけ「お、おねいさん、大丈夫?」
雪子「大丈夫、ありがとう」
陽介「天城、何か覚えてるか?」
雪子「・・・ごめん、旅館に戻ってからは曖昧で・・・」
陽介「そうか・・・」
>それでも無事でよかった
雪子「力になれなくて、ごめんね」
しんのすけ「ジュネス王子!雪子おねいさんはとっても辛い思いをしてるんだぞ!もう!」
陽介「お前に何がわかるんだっつーの!」
千枝「そうだね、今日はこの辺でお開きとしますか」
みさえ「あー!こんなところに!」
しんのすけ「迷子になったのはそっちでしょ!もう!心配したんだから!」
げんこつ!
みさえ「こっちのセリフだっつーの!」
>たくましい母親が現れた・・・
みさえ「ったく・・・すいませんうちの子が迷惑掛けて」
千枝「いえいえ、ははは・・・」
陽介「どちらかというと助けられたっていうか・・・」
みさえ「?とにかくすいません・・・ほら!行くわよ!」
しんのすけ「また会おうねー!千枝おねいさん!雪子おねいさん!ジュネス王子!・・・誰だっけ」
>主人公だ!
しんのすけ「主人公さん!またねー!」
>・・・まさに嵐のような子供だった
END
糞スレ
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